2013年10月27日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




太陽はハロウィーンを間近にしてやや不気味に笑うけれども、その中で南極の氷は面積も量も観測史上最高に



x-flare-10.gif

▲ 10月25日に発生したXフレア(等級は X1 で、X級の中で最も弱いクラス)。白い円で囲んだところがフレアですが、光が妙にきちんと「X」の形をしていました。




Xフレアと最近の地震のこと

久しぶりに太陽でX級の太陽フレアが発生しました。
規模は大きくなく、それほど影響のありそうなフレアではないのですが、先日、


太陽活動が「過去200年で最も弱い」ことが確定しつつある中で太陽活動は復活するか


というタイトルの記事を書きまして、個人的も今後の太陽が下の選択肢のどちらになるのかということには興味があります。

(1)もう一度、活発な太陽活動となってからサイクル24の活動最大期を終える

(2)このまま盛り上がることなく太陽活動の最大期が終わる


今のところは、(2)の雰囲気が濃厚だと思うのですが、まだ何とも言えない面もあります。


なお、やはり、パキスタンで新しい島が出来た地震以来続いている地震に関して、

世界各地で警告される大地震情報の前に立ちはだかる米国の政府閉鎖
 2013年10月13日

という記事以来、記録として残し続けていますが、10月26日に福島県沖で、マグニチュード 7.1の地震が発生しまして、そこまでの記録です。

M6-2013-10-25.gif


10月26日の福島の地震の場所は、プレートの位置との関係を示してみますと、下の場所になります。

E-10-25.gif



いずれにしても、9月24日のパキスタンの地震から10月26日までの約1ヶ月間で、マグニチュード6以上の地震が 13回発生していることになり、3日に1度以上の割合で起きていると言えそうです。

ちなみに、最近の大きな地震はプレートとプレートの境目の付近で起きることが多いのですが、 10月 24日には、南極海にある南サンドイッチ諸島というところでも大きな地震が起きていますが、ここは南極プレート、スコシア・プレート、南アメリカプレートなどの接点の近くにある場所です。

south-sandwitch.gif


南極海の地震としてはマグニチュード 6.7というものはなかなか大きなものだと思います。


これらの地震の記録は特に目的や予測などと関係したことではないです。

ただ、どうも以前から、こういうことは1度始めると完全に飽きるまでは続けてしまう人ですので、また適度にアップさせていただきます。





太陽活動のこの先はわからなくても、増え続ける南極の氷

過去記事の太陽活動が「過去200年で最も弱い」ことが確定しつつある中で太陽活動は復活するかでは、下のようなグラフを載せました。

ss-1-24-com-01.gif


この時は、ぐちゃぐちゃといろいろ書いてしまいましたが、要するに、今の太陽活動であるサイクル24という太陽活動が過去 200年の中で最も弱いことがほぼ確定的になってきたことをあらわしたものです。

その太陽はページのトップに示しましたように、一昨日から昨日にかけてXフレアを発生させたりしているのですが、ところで、その太陽の現在の顔・・・というか、様子は下のようになっています。 NASA の太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー SDO が撮影した 10月 25日の太陽画像です。

coronalhole_sdo_blank-2013-10-25.jpg


まあ・・・・・太陽が顔っぽく見えるのは毎度のことなのですが、これを見た時になんとなく、「時節を意識している感じだなあ」と、つい思ってしまいました。

正確な日付けはよく知らないのですが、アメリカなどでは、今頃の時期に「ハロウィーン」という行事(何のための行事だかも私はよく知らないですが)をおこなっているはずで、そこには、「カボチャのロウソク立て」みたいなのが絵柄として、よく登場します。

上の太陽はまさにそんな感じだなあ、と思った次第でした。

halloween-pumpkin.jpg



ちなみに、上の太陽の姿の時にXフレアを放出しています。


太陽活動の進行は時期がくればわかることでしょうけれど、現時点でわかっていることのひとつとして、「南極の氷がさらに増えている」ということがあります。

これに関しては、「アメリカの政府機関の閉鎖解除後に知り得たフードスタンプやイルカの大量死のデータ」という記事に、アメリカ国立雪氷データセンター( NSDIC )の下のグラフを載せました。

“antarctic”


これは、「氷の面積」に関して、南極の氷が観測史上での過去最大を更新しているということを示しているものですが、極地の研究機関として名高いドイツの国立研究所である「アルフレッド・ウェゲナー極域海洋研究所( AWI )」が、最近、「量も過去最大である」ことを示した報告を発表しています。

awi-10.gif

アルフレッド・ウェゲナー極域海洋研究所の関係機関のサイト より。


上のサイトにある今年の南極で最も氷の少なかった日と、多かった日を比較した図が下のものです。

antarctic-min-max.gif


夏と冬ではこんな違うとは知りませんでしたが、このうちの下の「多いほう」の氷の量は、観測が始まった過去 30年で最大だそうです。

アルフレッド・ウェゲナー極域海洋研究所は、面積だけではなく、その質量の観測にも成功し、それによると、南極の氷の量そのものが過去最大となっているようです。

そのサイトによると、

・2013年9月平均の海氷面積は 1948万平方キロメートル。

・これはドイツの国土面積の50倍。

・9月18日には1965万平方キロメートルを記録し、過去最大面積になった。


ということで、また、下の写真などの装置と、衛星での観測との組み合わせによって、「海氷の厚さ」を計測することが可能となり、どうやらこちらも過去最大となっているのではないかというようなことです。

snow-buoy-AWI.gif

▲ 海氷の厚さを自動で計測する機器。写真はアルフレッド・ウェゲナー極域海洋研究所提供。


ちなみに、アルフレッド・ウェゲナー極域海洋研究所という名称は、アルフレート・ヴェーゲナー(1880年-1930年)というドイツ人科学者の名前に由来しているのだそう。気象学の専門家で、気球を使った高層気象観測技術などの先駆者だった人だそうですが、大陸移動説を提唱して、そちらで有名になってしまったのだとか。


そんなわけで、今後の進み方は急速ではないかもしれないですが、「地球は少しずつ氷に包まれていく」という方向にすすんでいるという可能性はあるのかもしれないとさらに感じる次第です。

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