2014年01月14日



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空からは火球や謎の飛行物体。そして、地底からは何が来る?



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▲ 2014年1月11日午後7時過ぎに神奈川県の広範囲で目撃された火球。 SonotaCo Network Japan Forum より。






空には火球や謎の飛行物体が次々と光を描き

前回の記事、

爆発的に増えている地球付近を通過する小惑星。そして、スロースリップが発生し続ける太平洋
 2014年01月12日

では、何となく増えているように見える(「何となく」でもないですが)、最近の地球近辺の小惑星の活動について記しましたが、その記事を書いた前日の 1月 11日に、神奈川県で、かなり大きな火球が目撃されていたことを知りました。

それが冒頭の写真です。

これは動画も撮影されていまして、時間を遅くしたものが下のものです。

2014年1月11日の火球




火球が通過した場所は、下の黄色い線の部分。

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SonotaCo Network Japan Forum より。


なんというか・・・このあたりの海域というのは、最近はこう・・・賑やかというか、前回の記事でとりあげました 1月 10日に発表された房総沖のスロー地震(スロースリップ)の場所だとかもそうですけど、昨年の小笠原諸島の新しい島も含めて、このあたりの太平洋一帯は最近ざわざわとした感じではあります。

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▲ 防災科学技術研究所のプレスリリースより房総沖のスロー地震の場所。

また、1月6日には、神戸や大阪などから下のような火球が撮影されていました。


2014年1月6日20:06:45 出現の小爆発火球

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SonotaCo Network Japan Forum より。



火球じゃないですけど、つい最近では、山形県の校長先生が、学校を撮影していたら「何か写った」ということでニュースになったりとか。下は 1月 12日の毎日新聞からの一部抜粋です。

写真の丸はこちらで入れたものです。



謎の物体:「UFOか?」山形の小学校長が撮影
毎日新聞 2014.01.12

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山形県川西町玉庭で今月7日、青空に浮かぶ謎の物体が撮影され、「UFO(未確認飛行物体)か?」と話題になっている。

撮影したのは町立玉庭小学校長、小林孝さん(57)。7日午前11時40分ごろ、校舎から補修工事予定の体育館を撮影したところ、後方の山の上に奇妙な物体が浮かんでいるのが写っていた。

小林さんは「軒下から撮ったので雨だれかと思ったが、違った。レンズの汚れでもなかった」と振り返る。付近は撮影時は晴天だった。6日夜、ドイツ北部のブレーメン空港に謎の飛行物体が出現し、一部の航空機が欠航する騒ぎがあったばかり。






上の「ドイツ云々」というのは、下の報道だと思います。ドイツのメディアです。

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▲ 2014年1月7日のドイツ RP より。


これは、ドイツ北部にあるブレーメンの空港で、空港の管制レーダーが謎の飛行物体をとらえたために一部の航空便が欠航したという騒ぎの報道です。

このドイツの飛行物体の特徴は、報道から抜粋しますと、


2014年 1月 6日日午後 6時ごろ、管制レーダーが「強い光を放つ正体不明の物体」を確認。管制官はこの物体との交信できなかったため、警察に通報。

物体はまぶしい光を放ちながら、午後 9時ごろまでの間に空港や市中心部付近を移動し、やがて雲間に消えた。警察もヘリコプターで捜索したが、手掛かりはつかめなかった。

住民たちは「黄色い光だった」「光はそれほど大きくない」などと証言し、無人機やヘリなどの説も出ているが、ヘリ特有の旋回音は聞こえなかったという。ブレーメン警察は「何者かが航空交通を妨害した容疑で捜査中」と談話を発表した。




という出来事だったそうで、下のような光が約3時間と比較的長くブレーメンの上空を飛んでいたために、警察などを含め、わりと多くの目撃例があったようです。

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▲ ブレーメンの Radio Bremen より。


いろいろ飛んだり落ちてきている最近ですが、火球にしても謎の飛行物体にしても、小さなうちは実害ないですが、大きくなってくると、なかなかいろいろとありそうです。


しかし・・・「地球の内なる太陽」というカテゴリー記事で以前よく書いていましたれど、最近は、空から来るものより、「下から来るもの」への興味が個人的にはあるという部分はあります。

特にいわゆる「悪い存在たち」(具体的な意味ではなく)は。






そして地底の現実は?

そういえば、先日、下のような記事を見かけました。

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Exopolitics Institute News より。


英国のふたつの大学の研究発表論文の紹介記事で、これは「 ET ライフ」というような見出しになっていますが、いわゆる映画に出て来るようなエイリアンの話ではなく、単純に「生命」の話ですが、見出しに惹かれた部分はあります。


昨年の夏に、

エドワード・スノーデン氏かく語りき : 「地球の地下マントルには現生人類よりさらに知的な生命が存在している」
 2013年07月10日

というような記事を書いたりしたこともありますけれど、そこに下のような、一種のとんでもない感じのくだりが出てきます。


「最も信頼性がある不可解な目撃例は、海底から熱せられた水が噴出する亀裂(熱水噴出孔)から海底を出た後に、直接太陽の軌道に入っていくことが目撃された車両だ」。


上の意味はあまりわからないですけど、ふと思い出したのが、昨年公開されたアメリカ映画『パシフィック・リム』の冒頭のナレーションでした。

『パシフィック・リム』は日本の過去の特撮作品オタクのアメリカ人が作り上げた「怪獣映画」で、日本の特撮の世界を大規模なレベルで再度構築したような映画です。

この映画を見た時には非常に感服したと同時に、

「どうして、日本の作品へのオマージュを日本人がおこなうことができなかったのだろう」

と、ウルトラセブンと仮面ライダー1号あたりの世代の私としては、嬉しくもありつつ、「それができなかった日本人のひとり」として、やや寂しい気持ちにもなりました。

それはともかく、この映画は、「怪獣」という名前の怪獣たちの攻撃から地球を守るために環太平洋諸国( Pacific Rim )が一丸となって、イェーガーというロボット群を作り何年間も戦い続けるという話です。日本語発の Kaiju (怪獣)という単語と、ドイツ語のイェーガーという文字が並んだオープニングから始まり、暗転中の主人公のナレーションで始まります。

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▲ パシフィック・リム(2013年)のオープニング。


そのナレーションは以下のようなものです。


俺はガキの頃
不安や孤独を感じた時、よく星を見上げた
“エイリアンはいるのかな?”と

俺は間違った方向を見ていた

地球外生命体が現れたのは太平洋の底からだった
海底のプレートが崩落し別次元への扉が開いた

それは時空の裂け目だった


映画では海獣は海底の裂け目から現れるのですが、その裂け目は地底に通じているのではなく、「異なる宇宙」へと繋がっていて、そのゲートが海底にあるというような設定となっているようです。下の図の「上の宇宙と下の宇宙との戦い」というような話であるようです。

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まあ、それにしてもこの映画。怪獣の Kaiju (カイジュウ)は、ややハリウッド版ゴジラを感じさせる風貌で、あまり日本っぽくなのですが、主人公が乗るロボットは、ほぼ鉄人28号かジャイアントロボの世界。

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▲ 左/鉄人28号(横山光輝作/1956年より)。右/ジャイアント・ロボ(横山光輝作/1967年より)。


ちなみに、この映画、役名のある女性はひとりだけで、それは日本人(演じるのは菊地凛子さん)なんですが、女性の「記憶のフラッシュバックの中に出てくる少女時代の自分」を演じている小役の女の子があまりにも演技が上手で、驚きました。

廃墟と化した東京足立区にあると思われる竹の塚ファイナンス前で、泣きながら怪獣から逃げる小役さんの姿が、私などは「この子がかわいそうだ・・・」と涙ぐんでしまったほどの熱演でした。テレビドラマを見ないので知らなかったですけれど、芦田愛菜さんという小役さんらしいです。


えーと・・・何の話からこうなった・・・?


ああそうか、火球とか、 UFO とかの話題が多い中、「地球の中からの何らか」というもののことを考えていて、つい話がそれてしまった次第です。

今回は上の英国の大学の論文の記事の概要を記しておきたいと思います。

これは、基本的には「地球の話」ではなく、要するに他の惑星をすべて含めて、「どんな惑星でも過酷な地表ではなく、地下に生命が繁栄している可能性」を主張している論文のようです。

個人的には、それは理にも適っているとは思います。この地球でも、何億年の間に生き残り続けて現在までいる生物の多くは、地表の環境の大変動の影響をあまり受けなかった深海などにいるものが多く、地下の研究はそれほど進んでいないですが、生物によっては地表よりも安定した生活圏を長く保ち続けることができるような気はします。

なお、文中に出てくるゴルディロックス・ゾーンというのは、一般的に「ハビタブル・ゾーン( habitable zone )」といわれるものと同義のようで、 Wikipedia の説明では、宇宙の中で生命が誕生するのに適した環境と考えられている天文学上の領域のことです。




New study claims ET life can exist inside planets with inhospitable surfaces
Exo News 2014.01.10


新しい研究では、地球外生命は過酷な地表の地下内部に存在している可能性を主張する


スコットランドのアバディーン大学とセント・アンドルーズ大学の科学者たちは、科学誌プラネタリー・アンド・スペースサイエンス( Planetary and Space Science )に発表した論文で、地球外生命がこれまで考えられていたよりもはるかに多くの惑星に分布していると結論付けた。

その論文は、「深い地下の生物圏のための生命居住可能領域 ( Circumstellar habitable zones for deep terrestrial biospheres )」というタイトルで、惑星上に存在するゴルディロックス・ゾーン( Goldilocks Zone )の再定義を試みている。

科学者たちは、地球の地下の様々な深さでの水の中に生命を見いだすことができ、そして、それらが地球の地下に多く繁殖していることを発見した。惑星に関しての知見はその発見から導き出されたものだ。

我々の太陽系内の惑星は、惑星の地表に液体としての水が存在するにはあまりにも気温が低い惑星が多いが、地表ではなく、液体の水が豊富に存在し得る地下に生命が存在している可能性が高いという。

これらの科学者の知見は、地球外生命が存在すると考えられている思考に革命を起こすかもしれない。地球外の生命を見つけ得る場所について、たとえば、金星などの非常に地表が高温の惑星、あるいは逆に水が凍結してしまうような極寒の惑星には生命の存在はあり得ないというような考え方が、これまでの惑星科学での一般認識だった。しかし、惑星の地下にその過酷な環境は適用されない。

現在、ゴルディロックス・ゾーン(ハビタブル・ゾーン)は、液体の水が沸騰または凍結することなく、地球上の表面に存在することができ得る空間での領域として定義されている。

しかし、たとえば、地表の下へ行くほど、惑星はその地下中心で発生する内部発熱により温度が上昇する。この場合、地表が凍結するような温度であっても、地下内部には豊富に水があり得ることになる。

これは、「生命居住可能領域」に関しての科学者たちの考えに新しい考察を促すことにもなる。





いずれにしても、(現状では)行くことさえ難しい他の惑星の話よりも、自分たちの足下に思いを馳せることは「非常に近い場所にある異なる宇宙」への思想の近道かもしれないということを再度思ってみたり。

異なる宇宙のひとつは自分の内部に。

そして、何でも対(つい)であるこの世界では、もうひとつの異なる宇宙がどこかにあるはず。それが空なのか地下なのかはまだわかりませんけれど。

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