2014年01月20日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




科学者たちが「巨大な磁気の泡」と呼ぶ奇妙な太陽からの噴出物の地球への接近。そして、世界中に出現する「光の塔」



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▲ 2014年1月18日のグローバル・サイエンス(ロシア)より。





太陽が噴出した球体の正体は

すでに 10日ほど前に起きたことですので、仮に地球に何か影響があったとしても、すでにその影響の時期は終わっていることではあるのですが、 2014年 1月 10日に、太陽からの「非常に奇妙な形での生成物」が認められました。上のロシアの記事のものです。

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NASA の太陽観測衛星 SOHO が撮影したもので、大まかな時系列では下のような感じの現象でした。

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動画にしたものが下です。

太陽の奇妙なフレア 2014年 1月 10日




すべての写真は SOHO サイトの画像検索ページで下のようにセッティングして「 Search 」ボタンを押すと表示されます。

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私はこの当日くらいに SOHO のサイトで見ていまして、奇妙な形だとは思いましたけれど、太陽フレアか、あるいは CME だと考えていて、「そういう形になることもあるのだなあ」と思っていたりしたのですが、昨日あたりになって、いろいろと報道されています。

トップに貼ったのは、ロシアの科学系サイトの記事ですが、翻訳しますと下のような感じの記事です。




Global Science.ru
2014.01.18


巨大な太陽の磁気の泡が地球に接近していると科学者は言う


ワシントンにあるアメリカの連邦政府機関が本日、ウェブサイト上に発表した文書によると、 NASA の太陽観測衛星が、太陽に向かって不規則に移動する構造の動きを撮影したという。

現時点では、科学者たちはこの状況が地球と地球の人類に脅威であるかどうかについての信頼できる情報は存在しないと語る。ロシアの予備データセンターの科学者によれば、これは異常に巨大なサイズの磁気バブル(泡)と似た形成体を形作っていると思われると述べている。この生成物の大きさは木星よりも大きく、また、ブラックホールと直接的な類似性を持つという。

アメリカ政府機関の情報では、この生成物のように見えるものは、カメラのレンズ内の光の分散による効果だと主張している。





とのことで、磁気バブルだのブラックホールと同じなどと、まがまがしい響きですが、しかし、最終的には、この生成物が薄まって消えていく光景を確認していますので、何らかの影響で、ガスなどが球体のような形となったということだと思います。

また、アメリカ政府機関が述べているという、カメラ内のレンズの分散といったような視覚的な問題でもなく、太陽で実際に起きていたことではあると思われます。

普通に考えれば、「奇妙な形のコロナ質量放出」ということなんでしょうが、ガスが球体になるようなエネルギーの方向や、あるいは磁場の方向の規則性などについては不思議な感じもします。

しかし、仮にこれが巨大な磁気で、地球に影響を与えるようなものであっても、太陽風の早さから計算すれば、数日前には完全に地球を通過していっているはずですので、今から何か影響があるというものではないと思われます。


ちなみに、この現象が仮に地球の地磁気に影響を与えていたとすると、先日の記事、

「真実の太陽の時代」がやってくる(3):宇宙という大きな支配者と、そして人類という大きな支配者
 2014年01月17日

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などとも少し関係する話でもあるかもしれません。




光のいろいろな現象

最近は「光のこと」がいろいろと報道されていて、今朝も、下のように「虹の中を飛ぶ飛行機」のような、撮影されるのはかなり珍しそうな写真を見たりしました。ローマの上空だそうです。

虹色に染まった飛行機

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▲ AFP の「虹色に染まった飛行機、ローマ」より。



それと、ノルウェーでは「楕円の暈(ハロー)」が月にかかるという大変に珍しい現象も撮影されています。

ノルウェーの珍しい楕円の月の暈

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▲ 2014年1月19日の Spaceweather 「 MYSTERIOUS MOON HALOS OVER FINLAND 」(フィンランドの不思議な月の暈)より。


上の楕円の暈は、通常の大気光学の概念では説明できないものだそう。

しかし、スペースウェザーの記事で、大気光学の専門家であるレス・カウリー( Les Cowley )さんという人は、理由は確かにわからないけれども、


「これらの謎もまた、暈(ハロー)の観測の良い刺激となるのです。美しくて、そし予測も説明もすることもできない現象が起きるなんて、まったくすごい!」


と言っておりましたが、このレス・カウリーさんの言い方には共感を覚えます。一般的に科学者や専門家は、「なんとかその現象を無理矢理説明しようとして」、暴走したり、あるいは自爆してしまうこともあります。

それよりも、「まあ、理屈はわからないけど、美しいからいいね」という態度も、特にこれからの時代には大事なような気もします。


なぜなら、多分、今後も「見たことのないような光景」が次々と出現しそうな気がするからです。


そして、今年というか、この冬は「光の塔」が各地に出現していることも特徴的です。







世界中に現れる「光の塔」

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▲ 米国ミシガン州スプリングアーボーで 2013年 12月 11日に撮影された光柱。Realtime Image Gallery より。


太陽の光が柱のように見える太陽柱という大気現象があります。 Wikipedia の説明では、


雲の中に六角板状の氷晶があり、風が弱い場合、これらの氷晶は落下の際の空気抵抗のために地面に対してほぼ水平に浮かぶ。このほぼ水平に浮かんだ板状の氷晶の表面で太陽からの光線が反射され、太陽の虚像として見えるのが太陽柱である。


ということで、読んでも私には理屈がよくわからないのですが、いずれにしても、この太陽柱の現象が街の外灯などで起こることを「光柱」というそうです。上に貼りました写真のような現象です。

気温が低い場合しか見られないもので、それ以上に「比較的珍しい」現象でもあると思います(実際、数年前までは珍しい現象として報道されていたほどです)。

この冬はこの「光の柱」、あるいは、私は「光の塔」と呼んでいますが、この現象が世界各地で数多く見られていまして、 スペースウェザーの投稿ページなどにも数多くの光の柱の写真がアップロードされています。

今回はその写真をいくつか掲載して締めたいと思います。


この冬の世界の光柱

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▲ ラトビアのヴァルミエラで撮影された光柱。 2014年 1月 18日。Realtime Image Gallery より。




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▲ 米国ノースダコタのボーマンで 2013年 12月 19日に撮影。Realtime Image Gallery より。




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▲ フィンランドのピルッカラで 2014年 1月 14日に撮影。Realtime Image Gallery より。






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