2014年01月28日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




ブラックホールは宇宙ではなく経済と金融に存在する模様 : 米国債を中国が放棄という謎記事や HSBC の莫大な「存在しない資金」など、あふれ出す末期の経済光景



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▲ 2014年1月23日の米国 CNN にほんの数分掲載された記事。記事はすぐに削除され、CNN は「アカウントがハッキングされた」と謝罪したようです。真相は不明のままですが。記事の URL はこちらですが、削除されていて、現在は Google のウェブキャッシュに残っていて、この記事が実際に掲載された証拠となっています。
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私は経済にも金融にも詳しくないですが、そんな私でも興味のあるニュースが最近は多いです。たとえば、上のような CNN の「誤報」というかハッキング(だと CNN は述べる)記事は、理由はどうであれ、確かに一瞬、特報として掲載されていたりしたこともいろいろと考える部分はあります。

経済関係の話は、興味のない方にはつまらないかもしれないですが、何だかんだいっても、現在の私たちは「お金と経済の中で生きている」という現実があります。そのシステムが崩壊したり、あるいは崩壊しつつある場合、私たちの生活は、相当の混乱に見舞われるはずです。

もちろん、遠い未来の地球のためには、(現在の)金融や経済など崩壊したほうがいいとは思いますが、それまでがいろいろと大変そうです。






ソニーのジャンク債権化に、電気製品を「神器」と呼び続けた時代の終焉を感じて

昨日の米国で、上の「ソニーが、アメリカの債券格付け機関ムーディーズからジャンク債に引き下げられる」という記事がアメリカの大手各社メディアで報じられていました。

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▲ 2014年1月27日の米国 CNN より。


ジャンク債というのは、文字通りその会社の債権の投資価値がジャンク級(日本語で「ゴミ」)であるという判断を示すもので、辞書的にいえば、「債券格付けで投資不適格とされた債券」のことです。

「あのソニーがついに」

と、カセットのウォークマン時代を長く過ごした若かった頃などを思い出して、新たなジャンク債会社としてのソニーの未来と、そして(同じくジャンク債級の財政状態の)日本の未来に思いを馳せたりした次第です。

下のは、昭和 35年( 1960年)の新聞広告です。マイクロテレビと書いてありますが、今でいうポータブルテレビのことのようです。

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▲ 毎日新聞「昭和のニュース」より。


上記ページによりますと、このポータブルテレビの価格は 6万 9800円だったそう。

今だと、どうということない価格に見えますけれど、大卒初任給の推移というページを見ますと、 1960年の平均初任給が 16000円程度だったようですので、「月給の4ヶ月分」という、とんでもない高級品だったようです。

ちなみに、2004年の平均初任給は約 20万3000円ですので、その価値と照らし合わせますと、現在だと「 88万円のポータブルテレビ」ということになります。

上の広告は私が生まれる3年前のものですが、私が生まれた時には、私の家にはテレビそのものがありませんでした。テレビと洗濯機と冷蔵庫が三種の神器と言われていた時代ですけれど、うちでも、上の順番で購入されていたような記憶があります。私の家にテレビが導入されたのは3歳くらいの時だったと思いますので、 1967年頃でしたかね。

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▲ 当時の三種の神器。 Wikipedia より。


このソニーのようなことは一例ですけれど、今後も似たようなことは続くのかもしれません。
何より私は日本の経済成長という「大本営発表」的な言葉を信用していません。

まあ、今の経済政策で恩恵を受けている方々も少しはいるのだとは思いますが、やはりその構造は、「いびつだよなあ」とも思います。





疎外されるものたちはその存在が社会から消えていく日本

そういえば、昨日、天気予報を見るために午後 7時 25分に NHK をつけましたら、天気予報の後に、そのまま『クローズアップ限代』が始まりまして、タイトルは「あしたが見えない〜深刻化する“若年女性”の貧困〜」というものでした。

上のウェブサイトによれば、内容は、


貧困状態に苦しむ若い女性が増えている。親の生活苦の影響を受け、早朝と夜間のバイトを掛け持ちしながら家計を支える10代の女性。困窮を抜け出そうと苦学して専門学校に通ったものの、正社員になれない20代の女性。中でも、先の見えない生活を強いられているのが若くして子どもを産んだシングルマザーである。



番組では、実際には風俗に行くしかない多くのシングルマザーの女性たちの姿が描かれていました。

私は風俗のことは知らないのですが、飲み屋の女性のことにはわりと詳しいです。かつて夜の街で飲み歩いていた時に、この番組に出てくるタイプの女性たちと実に多く会いました。

そのタイプとは「他に行き場がない」女性たちでした。

公言されることはないですが、今の日本には学歴的には「中卒」の若者たちが非常に多くいます。

これは、高校を中退すると自動的にそのようなことになってしまうからですが、日本では「高校進学率」だけを高い数字で発表しますけれど、「ドロップアウトした人たちを数に入れない」という方式で日本の進学神話を作ってきましたので、ドロップアウトした人たちは「日本人の統計の数には入れられない」という現実があります。

普通の人が考えている以上に、中卒学歴の人たちには行き場(働き場)がないのが現実で、しかも、今のこの「不景気の時代」では、さらにどうにもならないはずです。


まあそして・・・こんなことは書きたくないですが・・・ 今はまだ夜の仕事などでも何でも仕事をすることができますけれど、本当のスーパー不景気になると、そういう求人も極端に減ります。

残るのは「アンダーグラウンドの世界」の極めて危険な部分だけとなっていくというのが、戦後の日本の繰り返しだったようにも思います。

話が逸れましたが、そういうスーパー不景気というのか恐慌というのか、そういうものが「来ない」なら問題は何もないです。

でも・・・早ければ今年あたりにも来るのでは?
素人の考えですのでお気になさらないでください


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▲ 1946年2月17日の朝日新聞。見出しは「今日から預金封鎖」。


ところで、Walk in Spirit さんの記事で「 HSBC の預金引き出し制限、しかも予告なし」というものがありました。







世界最大級の金融機関にブラックホールが存在していた

HSBC というのは、 Wikipedia から抜粋しますと、


HSBCホールディングスは、イギリス、ロンドン、カナリー・ワーフに本社を置く世界最大級の金融(商業銀行を主体とする)グループである。

HSBC は、米経済誌フォーブスの 2008 年版世界有力企業 2000 社番付で1 位を獲得。




という、つまり、世界で最も大きな金融機関のひとつです。

そのような大きな金融機関が「予告なしに預金引き出し制限をおこなった」ことが英国の BBC で報じられていたというものでした。

予告なし」という部分にインパクトがあります。

そして、この世界最大級の金融に関しては、最近、下のような報道もありました。

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▲ 2014年1月17日の英国インターナショナル・ビジネスタイムズより。


700億ポンドというのは大体 11兆 8000万円くらいのようですが、記事としては、香港の調査会社が HSBC の資産のバランスシートを調べてみたところ、その中に「蜃気楼のように存在しない資金」が浮かび上がったということのようです。

この 11兆円という金額は、普通に考えればデカいですが、世界最大の金融機関にとって大きいか小さいのかはよくわからないところがありますが、それでも Wikipedia によると、 HSBC の純利益は日本円で 1兆円くらいということですので、小さくはなさそうです。


このような「蜃気楼」は、各地に浮かび上がっているようです。

少し前の記事の、

荒れ狂う地球の姿がはっきりしてきた中で「 1月 31日の中国の巨大デフォルト」の記事を目にしたり、 NSA のスパイ大作戦ばりの装置に驚いたり
 2014年01月21日

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という記事に関して、内容が掲載されていた日本語記事を見つけましたが、こちらも「蜃気楼のような資金」に関しての話ともいえそうです。

記事から抜粋します。



中国:中誠信托「理財商品」にデフォルト危機、債権520億円が不良化
newsclip.be 2014.01.23

規模が膨張した「シャドー・バンキング(影の銀行)」に対する警戒感が中国で高まりつつある。一旦デフォルト(債務不履行)に陥れば信用リスクが拡散するだけに、この問題に関する動向からは目が離せない。

中誠信托有限責任公司の発行した高利回り金融商品「理財商品」で、投資家が損失を被る可能性が強まってきた。投資・信託大手の同社は、ある企業に貸し付けた30億人民元(約520億円)が不良債権化していると公表。法的な措置に訴えて資金の回収に乗り出す方針を明らかにした。2014年1月31日に返済期限を迎える。 

銀監会・創新監管部の王岩岫主任は昨年7月の金融フォーラムで、「理財商品の販売規模は、13年6月末時点で9兆8500億人民元(約170兆円)に膨らんだ」とする見方を示した。2007年末の時点では、5000億人民元に過ぎなかったとされる。





というものだそうです。

この 520億円という金額の問題ではなく、上にもある 170兆円という爆弾が連鎖的に崩壊していくということが恐怖となっているということのようです。


今の私たちが生きている世界の中心のひとつには確かに経済があります。

そして、この今の経済システムは理想的には崩壊しながら変化していくべきなのでしょうけれど、その「崩壊の期間」や過程は誰にもわかりません。

もちろん、現在の経済がまったく毀損も受けず、崩壊もせずに存続していく可能性もあるとは思いますけれど、その可能性は、良くて0パーセント以下だと思います。

時期を予測しなくていいのであれば、確信を持ってそう言えそうです。

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