2014年01月31日



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アメリカの広大な範囲で目撃された爆発光。そして、地球近傍小惑星の発見数の驚異的な増加



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▲ アメリカ流星学会( American Meteor Society ) 2014年1月31日分の目撃報告集計ページより。


今日は午後は何となく調べ物をしていて、気づいたら夕方になっていました。

1月 29日に、アメリカで、ものすごい数の隕石だと思われる火球、あるいは流星の目撃情報がアメリカ流星学会に寄せられました。それらの動きがどうも奇妙で、隕石なのか他の何かなのか、というようなことはともかくとして、気になったのでした。




アメリカ上空で炸裂した光

アメリカ流星学会によりますと、


2014年1月29日午前1時20分頃に、イリノイ州、インディアナ州、ケンタッキー州、ミシガン州、ミズーリ州、オハイオ州、ペンシルバニア州、サウスダコタ州、テネシー州、ウェストバージニア州の9つの州から、実に 196件の報告があった。



とあります。

最初に貼りました図は、拡大しますと下のようになるのですが、これは結構いろいろな情報が色とマークで区分してあるものです。

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色やマークの意味は下のようになっています。

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これで図を見てみますと、隕石「のような」火球だったものが、いろいろな方向からの目撃となっているように見えます。ひとつの隕石でしたら、その進行方向はもう少し全体としてひとつの方向を示すように思います。

これが意味するところはよくわからないのですが、たとえばですけれど、多くの流星のようなものが大気圏に突っ込んできたとか、あるいは、何らかの原因で、広範囲に「無分別な動き」をしたとか、そういうようなことなのかどうか・・・。

結局、普通に考えても、よくわからないということもあり、そのあたりが気になって調べていた次第です。

たとえば、この日、地球の上空を非常に多くの火球が観測されていたかどうかというと、「火球はほとんど観測されていない」のです。 NASA の火球情報サイトを見てみましても、地球上空を通った火球の数はとても少なく、下のとおり5個でした。これは通常と比べましても少ないです。

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Spaceweather より。


火球も多い時は下みたいな状態になりますからね。
下のは昨年9月12日の記事に載せたものです。

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▲ 過去記事「地球の上空はふたたび狂乱状態に:2日間で数十の天体が地球上空で交差、そして爆発」より。




目撃範囲を図で示してわかるその広範囲ぶり

今回の 1月29日の火球に関しては、テレビニュースにもなっていて、下の報道がされていました。

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▲ 2014年1月29日の WSBT 22 より


画面には、「ミステリー」という文字が出ていますが、内容は、専門家が登場して「単なる隕石です」ということで一件落着しています。


・・・が、上のアメリカ流星学会の目撃情報の「方向性のバラバラ」はどうも気になるところではあります。

何しろ、当たり前のことですけれど、アメリカは広いですからね。

上のほうに載せたアメリカ流星学会の目撃情報分布の地図に、大体同じ縮尺の日本列島のサイズを載せますと、下のようになります。

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これを見ると、「すごい範囲だなあ」と、やはり思います。

これだけの広範囲で光が目撃されて、その目撃方向も様々という不思議さを残しつつ、しかし、これ以上の解明ができるわけでもなさそうです。



そもそも、今年 2014年は、正月早々の下の記事から始まった「天体の新年」でもありました。

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▲ 2014年1月4日の記事「元旦に発見された小惑星はその翌日に地球を直撃した : そんな始まりを告げた 2014年」より。


ちなみに、上の記事でもご紹介した「地球近傍惑星」と呼ばれる地球に接近している小惑星の数がまた、ものすごいことになっています。






毎日数件のペースで発見され、リストが更新される地球に接近する小惑星

下の表は NASA のジェット推進研究所のデータから毎日更新されているスペースウェザーの、近い未来(通り過ぎたものを含む)に地球に接近する地球近傍小惑星のリストです。

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▲ 2014年1月31日の Spaceweather より。


わかりにくいと思いますので、日本語にしてみました。

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通過してから発表(発見)されるものも多いので、過去のものも増えていくという特徴がありますが、とにかく毎日毎日発見されています。

そして、上の表で注目すべきなのは小惑星の名前です。

小惑星につけられている数字は、「その小惑星が初めて発見された年」がつけられます2014 という数字がどれだけ並んでいるかにご注目いただきたいと思います。


もちろん、単に発見される地球近傍小惑星の数が増えているだけで、今後も地球に実害はないかもしれないですが、あるかもしれませんし、そのあたりはわかりません。ただ言えることは、上の表の小惑星の多くが「直前(あるいは通過後)に発見されている」ものだということです。

私が 1月 29日のアメリカ上空の現象に妙にこだわって調べてしまったのには、そのような理由があります。



まあ、今年はもしかすると、天体と地球の間で何か起きるかもしれないですし、起きないかもしれないですけれど、いずれにしても・・・我が人生に悔いなし・・・(変な覚悟決めるのやめろよ)。


ちなみに、その隕石らしきものが目撃されたアメリカの南部は寒波で非常事態の真っ直中にあります。

多分、雪など経験したことのない人が圧倒的だと思われるアメリカ南部のフロリダやアトランタが雪や凍結に覆われています。

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▲ 2014年1月31日の Metro より。


なんだかんだと、どうも、アメリカが最もムチャクチャなカオスの中にあるような感じもするのですが、いろいろな未来はわかりませんしね。

現状(今の時間軸)をできるだけ充実させて生きることが重要だとは思いますけれど、それもなかなか心境的にうまくいかないこともあったりする 2016年の春です(タイムトラベラーかよ)

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