2014年02月24日



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4月5日に実行される「全世界での偽UFO出現」計画



今年4月5日に世界中の空で目撃されると思われる飛行物体
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MRGYRO より。


2014年2月24日の時点で「4月5日のUFO出現」が確定している場所

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Google スプレッドシートより。







 



凶暴化したチワワの群れにモンティパイソン化した社会を感じて

最近に限ったことではないでしょうが、それでも、最近はさらに奇妙なニュースをよく目にします。何かこう、モンティパイソンの世界がそのまま現実になったかのような出来事がよくあります。

数日前に、米国タイムで見た下の報道などもそういうものです。

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▲ 2014年2月18日のタイム Ragtag Team of Rogue Chihuahuas Terrorizing Arizona Town より。


もともとは米国 abc テレビで報道されたもののようです。

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▲ abc テレビの報道。動画は Daily Mail にあります。


これは、アリゾナ州のフェニックスという場所で、「野良犬と化したチワワたち」が群をなして地元の子どもたちなどを襲撃しているという報道です。

昨年だけでも、チワワの襲撃での緊急電話の数が 6000件を越えたということで、なかなかの非常事態なのだそうですが、「チワワ」という響きと、「凶暴化して人を襲う」という語感が今ひとつマッチしなくて、確かに大変なニュースではあるのですけれど、むしろこの違和感をに妙な気分になったりしています。

写真や動画のチワワたちは確かに、なかなかどう猛な顔と行動をしていて、「オレたちは人間と戦うんだ」という意志が伝わってくるようです。


さて、今回の本題は、タイトルにあります通り、4月5日に世界各地に「偽の UFO 」が出現するという話です。







実は何度も実行されている「偽 UFO 計画」

まず、2月24日の時点で、その日に UFO が出現することが確定している場所についてですが、最初に貼りました表によりますと、アメリカが 17カ所、南アフリカが4カ所、オランダが3カ所、イギリス、フランス、オーストラリアがそれぞれ1カ所ずつとなっています。

これは参加者が増えると場所も増えていきますので、今後さらに増えるものと思われます。あるいは日本でも参加者がいれば、日本の地名も入るかもしれません。



それにしても、これは一体どういうことなのか?・・・と思われる方もいらっしゃると思います。

何の話なのだか今ひとつ理解しにくい部分があると思いますので、その流れをご説明したいと思います。

話は昨年 10月にまで遡ります。





始まりは英国のラジコン愛好家グループのアイディア

私はラジコンのことはよくわからないのですが、FPV と呼ばれる活動があるのだそうです。 FPVについてというページの説明によると、


近年海外で飛行機にカメラを載せて、その映像信号を陸にいるパイロットがリアルタイムに確認しながら飛行機を操縦する技術をFPVと言います。



ということで、ラジコンにカメラをつけて撮影することを FPV と呼ぶらしいのですが、この FPV では、マルチコプターというものを使うことが多いらしいです。

そのマルチコプターというのはいろいろな形状がありますが、要するに「円形のヘリコプター」というような形のものです。下のは本格的なものですが、一般の人でも楽しめるタイプのものも多くあるようです。

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▲ K-STAGE 放送局用大型カメラ搭載仕様 高性能マルチコプターより。


「偽 UFO 騒動」を最初に考えたのは、このマルチコプターでの撮影を趣味としている英国の MRGYRO というグループだったと考えられます。読み方がわからないですが、「MRジャイロ」か「ミスタージャイロ」かどちらかではないかと思います。

ここでは前者の表記にします。

昨年 2013年10月に、この MRジャイロは「実験第1号」をおこないます。

mrgyro-01.gif

MRGYRO より。以下の写真も同じ。



MRジャイロが作製した「 UFO 」は、下の写真のもので、LED が搭載されていて、光りながら空に浮かぶ小型のマルチコプターでした。

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そして、2013年10月4日午後7時、英国グロスターシャーにあるストラウドの上空に今回の最初に載せたような「光る物体」が 12分間ほど飛んだのでした。

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▲ 空に飛んでいく MRジャイロ製作のマルチコプター型の物体。


何と、その 12分の間に、地元の新聞社の記者がその光景を目撃し、すぐに写真を撮影。

そして・・・。


2013年10月5日の英国の地方紙ストラウド・ニュースより

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何と、上のように「ニュース」となってしまったのです。

さらに、地元紙では次々とこの「事件」が大きく取り上げられることになったのでした。

下がその時に報じられたメディアの数々です。

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そして、このことを知ったオランダのラジコン愛好家が、今年1月、ラジコン愛好家たちの BBS で、

「全世界でこれをやったらどうだろう」

と言いだしたのでした。

その名も、「巨大なUFO計画」。


このプロジェクトがラジコン愛好家によって発案されたフォーラム

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▲ 2014年1月22日の フォーラムへの投稿 The big UFO project より。


内容は、


我々は 2014年4月5日に飛行を実行することにした。
できれば、午後8時ジャストに。

ライトの色は青が望ましい。
固定翼かマルチローターのいずれかを用いる。

飛行に参加する人たちのために、スプレッドシートを作った。




というようなものです。

そして、この計画に、先にご紹介した「イギリスで UFO 騒動を起こしたマルチコプターを使用する」という流れとなったわけです。

もちろん、製作するのは参加者各自ですので、様々な形状の「 UFO 」が作られるとは思いますけれど、

円形で光るものが飛ぶ

という基本的な条件は多くの参加者が満たしそうです。







警戒する UFO 愛好家たち

そして、一方では、この計画が進行していることを知った UFO 愛好家たちが、「4月5日に騙されないように注意せよ」という警告をおこなっています。

UFO サイトは世界中に山の数ほどありますが(星の数ほどはないです)、そのいくつかのサイトで警告が発せられています。

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▲ 2014年2月22日のアメリカの UFO サイト UFO Sightings Hotspot より。


上のタイトルに false flag とあるのを「偽旗作戦」としましたが、あまり意味がわからないですので、辞書で調べてみましたら、 false flag というのは、


あたかも他の存在によって実施されているように見せかける、政府、法人、あるいはその他の団体が行う秘密作戦である。



という意味だそうですので、このサイトの作者は陰謀系の行動のひとつだと考えているようです。

しかしまあ、成り行きを見ている限りは、「遊び」で始まって、「遊びが拡大した」というような感じかと思います。


いずれにしても、2014年4月5日と、そして、翌日の「報道」に注目したいです。

「○○で光る未確認飛行物体が目撃」

という文字がどれだけ踊るのか。
あるいは、踊らないのか。

もちろん、この情報が拡散し過ぎてしまうと、グループも計画を変更したり、さらに「秘密裏に計画を進める」という可能性もありますけれど。


なお、過去の例として、「○月○日に UFO が出現する」と言われていて、その通りに出現した例としては、米国のニューヨークでの 2010年 10月の事件があります。







ニューヨーク 2010年10月13日

過去記事の、

10.13 ニューヨーク UFO 騒動: 予告通り? マンハッタン上空に続々と UFO が登場
 2010年10月14日

で海外の報道をご紹介したことがありますが、下のような飛行物体が大挙、ニューヨークの上空に現れ、その様子がテレビや各メディアで報道されたものです。

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テレビでは、ニューヨークでその飛行物体を見入る人たちの姿なども報じられていました。

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▲ 当時の abc ニュースより。


飛行物体の正体はわかりませんでした。

この話の場合は、北アメリカの航空や宇宙に関しての観測を目的として設置された組織「北アメリカ航空宇宙防衛司令部」( NORAD )退役士官のスタンリー・フルハム( Stanley Fulham )さんという人が自分の著書の中で、「2010年10月13日にエイリアンが人間と接触する」と記していたということがあり、その日に飛行物体が現れたということが話題となりました。



そんなわけで、いろいろと世界では知らない計画が進んでいたりするもので、他にも国家単位でのような大規模な「計画」から、小規模なものまで、いろいろなことがおこなわれていると思われます。

ですので、何か異常なことが起きた場合でも、とりあえず冷静でいたほうがいいのかもしれません。

特に今年はいろいろとありそうです。