▲ なんとなく最近の海外の話題の主役らしき3人の、それぞれのイスラエルの「嘆きの壁」にお祈りをする光景。リンクは、ロシアのプーチン大統とアメリカのオバマ大統領が The Justice of God より。ウクライナのティモシェンコ元首相は、2009年11月9日の lalak.org.ua より。
お祈りのあとに
それにしても、なんかこう・・・世界が荒れてますよね。
上の写真は何か意味があるというわけではないですが、こういう当事者たちが「同じ場所で同じことをしている写真とかはないものかなあ」と興味本位で探していたら、「同じ場所で同じことをしている写真があった」ということでした。
1年くらい前に、
・イスラエルの「嘆きの壁」に中国人民解放軍の参謀総長が立つ姿を見た日
2013年01月31日
という記事を書きまして、そこで、中国人民解放軍の総参謀長である陳炳徳という人が嘆きの壁を訪問したことを書いていますけれど、陳さんは軍帽を被ったままでした。
▲ 嘆きの壁を中国人民解放軍の総参謀長の高官がユダヤ教のラビの案内で訪問したことが報道されていた2013年 1月 30日のイスラエルの shturem より。
オバマ大統領とプーチン大統領は、共に「キッパ」と呼ばれるユダヤの民族衣装の帽子のようなものを頭に乗せていて、そのあたりも「同じことをしている」と思った次第です。
また、「同じ」といえば、オバマ大統領のアメリカと、ティモシェンコ元首相のウクライナは、先日の記事の、
・カオス化する2014年 : 地獄の業火に包まれ続けたウクライナと「プロビデンスの目」を結びつけるもの
2014年03月01日
で書きましたように、「共に紙幣に『ピロビデンスの目』が描かれた国」であるということも共通しています。
▲ 上記の記事より。
ついでといっては何ですが、下のような人たちもキッパを頭に乗せて嘆きの壁を訪問したことがあるようです。
▲ Radio Islam より。
ウクライナのことは日々報道されていますが、実は、タイも結構まずい感じになってきています。「内戦」という言葉がメディアの文字に乗るようになってきているのです。
▲ 2014年3月2日のタイ matichon より。「内戦」を示す部分だけタイ語ではなく、Civil War と、英語で表記されているのが印象的です。タイ字新聞には英語は普通まず出てきません。
これは、下の報道のことを示していると思われます。
タクシン派が「軍」創設? タイで内戦、国家分裂の懸念
newsclip 2014.02.28
タクシン元首相・政府支持派の一部は27日、東北部ナコンラチャシマ市で記者会見を開き、東北部の若者60万人で新たなタクシン派組織を結成する構想を明らかにした。
バンコクの反タクシン・反政府デモ隊が民主政体の転覆に成功すれば、タクシン派、民主派との間で内戦になる可能性があると主張。新たな組織が武装して反政府勢力と争う可能性を示唆した。
タクシン派の中核団体「反独裁民主戦線(UDD、通称赤シャツ)」の会長は同日、タクシン派の「軍」創設を否定。国家分断を想定していないとも述べた。
最近の騒がしい状況の中で、「太陽」についてまた考えたりします。
太陽活動は「人間社会の騒乱状態と確実に一致する」という事実を思い出す
▲ 3月2日の太陽の様子。地上からでも見えるような巨大な黒点群がいくつかあります。 2014年3月3日の Spaceweather より。
最近の状況の「今後の動き」を多少気にするのには、太陽の黒点数が最近また多く推移しているということがあります。活動そのものもやや活発ですが、黒点だけが多いという状況が続いています。
過去記事の、
・「真実の太陽の時代」がやってくる(1):私たち人類は何もかも太陽活動に牛耳られている
2013年07月11日
なども含めて、過去に何度かふれたことのあるロシアのアレクサンドル・チジェフスキー博士(1897 - 1964年)は、太陽生物学( Helio-biology )という学問を提唱し、博士は、
「病気や死の転帰を誘発するのが宇宙や天地間の現象である、という推測は妄想であってほしい。だがもとより妄想などではない」
と述べていて、太陽と人間の生体についての関係を数多く研究しました。
ちなみに、「太陽と人間の生体の関係」について、世界で最初に現代医学で具体的な相関関係を見いだしたのは、日本人科学者でした。
1951年に東邦医科大学血液学者だった高田蒔教授が、「血液の凝固速度と太陽黒点の活動との一致」を報告しています。実は日本人はそれ以前の 1935年に、太陽と人間の関係を研究を発表しているのですが、これは別の記事として、いつか記してみたいと思います。
さて、チジェフスキー博士は、「社会動乱と太陽活動の関係」も研究し、論文として発表していました。
昨年の、
・真実の太陽の時代に向かっているかもしれない中で「太陽に向かう天使」の出現度はさらにアップ中
2013年07月26日
という記事では下のグラフを掲載しています。
▲ オリジナルの論文は Cycles Research Institute (サイクル・リサーチ研究所)に保存されています。
また、上の記事では、太陽の黒点観測が始まってからの太陽活動最大期にどのようなことが起きていたかの一覧を記しています。
全部はちょっと多いですので、代表的なものを抜粋します。
・第 5太陽活動周期(1790年前後がピーク) フランス革命(1789年)
・第 9太陽活動周期(1838年前後がピーク) アヘン戦争(1840年)
・第10太陽活動周期(1850年前後がピーク) 太平天国の乱(1851年)
・第11太陽活動周期(1860年前後がピーク) アメリカ南北戦争(1861年)
・第14太陽活動周期(1895年前後がピーク) 日清戦争(1895年)
・第15太陽活動周期(1918年前後がピーク) ロシア革命(1917年)
・第16太陽活動周期(1930年前後がピーク) 世界大恐慌(1929年)
・第17太陽活動周期(1940年前後がピーク) 第二次世界大戦(1939年)
・第18太陽活動周期(1948年前後がピーク) 第一次中東戦争(1948年)
・第21太陽活動周期(1980年前後がピーク) イラン革命(1979年)
・第22太陽活動周期(1990年前後がピーク) ソビエト連邦崩壊(1991年)
・第 9太陽活動周期(1838年前後がピーク) アヘン戦争(1840年)
・第10太陽活動周期(1850年前後がピーク) 太平天国の乱(1851年)
・第11太陽活動周期(1860年前後がピーク) アメリカ南北戦争(1861年)
・第14太陽活動周期(1895年前後がピーク) 日清戦争(1895年)
・第15太陽活動周期(1918年前後がピーク) ロシア革命(1917年)
・第16太陽活動周期(1930年前後がピーク) 世界大恐慌(1929年)
・第17太陽活動周期(1940年前後がピーク) 第二次世界大戦(1939年)
・第18太陽活動周期(1948年前後がピーク) 第一次中東戦争(1948年)
・第21太陽活動周期(1980年前後がピーク) イラン革命(1979年)
・第22太陽活動周期(1990年前後がピーク) ソビエト連邦崩壊(1991年)
さらに、たまに取り上げさせていただくことのある『太陽活動と景気』には、1982年に出版された高橋浩一郎著『生存の条件』という本にある、非常に興味深い図が載せられていまして、それが下の図です。
▲ 高橋浩一郎著『生存の条件 - 21世紀の日本を予測する』(1982年)より。
「気温変化と歴史」という表ですが、ここには、黒点の増減も書かれています。
ちょっと小さくて、見づらいですので、近世以降を拡大します。
何が興味深いかというと、このように「日本の近世の歴史と黒点を関連付けた表」というものを初めて見たからでした。
おわかりのように、「いいくに作ろう」のフレーズで、子どもでも成立年を知っていることで有名な鎌倉幕府( 1129年 ← だから間違ってるって)、まあ、何年でもいいですが、その鎌倉幕府と江戸幕府の成立という大きな出来事が「その前後数百年の中では最も黒点が多い時だった」ということを知ったのです。
さらに第二次世界大戦勃発の時の黒点の多さは異常なほどでした。
その頃に比べれば、現在の太陽活動は明らかに弱いのですが、このあたりは、過去記事の、
・太陽活動が「過去200年で最も弱い」ことが確定しつつある中で太陽活動は復活するか
2013年10月21日
など、何度も記しています状況とそれほど変わってはいません。
しかし、それでも確かに現在は「太陽活動の最大期か、あるいはそこに向かっている」時であることもまた事実です。
そして何より「世界が混沌とし始めている」ことも事実のようにも思います。
もちろん、こういう時に焦ったり不安になったりしても仕方ないわけで、聖書の
マタイによる福音書 24章 6-8節
戦争の騒ぎや戦争のうわさを聞くだろうが、慌てないように気をつけなさい。そういうことは起こるに決まっているが、まだ世の終わりではない。
ということで、慌てないように気をつけたいと思いままますすす(慌ててるじゃねえか)。
東から戦争は起こると言った人
ところで、ふと、過去記事の、
・アロイス・アールメイヤによる「第三次世界大戦の予言」の壮絶な描写
2013年04月10日
という記事を思い出しまして、読んでみましたが、そこに以下のようなフレーズが書かれていました。
ドイツ人の予言者といえば、19世紀のアイラート・ジャスパーという人が下のように言っていたことが資料として残されています。
というもので、今回のドイツのアロイス・アールメイヤさんの予言に出てくる表現とも、何となく似ています。ただ、 1950年代という年代もあるのでしょうが、アロイス・アールメイヤさんの「東」は「ロシア」(当時のソ連)を想定しているようです。
と書いてあったのでした。
また、記事の本題であった、アロイス・アールメイヤさんの予言の中には、下のようなフレーズがあります。
まだ外が真っ暗なうちに彼らは「東」からやって来る。
すべては突然に、そして急速に起きる。
私は数字の「3」を見た。
巨大な軍隊が東からベオグラードに入ってくる。そして、イタリアに向かって進軍する。事前通達なしに、ドナウからドイツのライン川まで一気に進む。
あるはずのドナウ川の橋が見えない。そして、大都市フランクフルトは見る影もなくなっている。ライン渓谷の空気はよどんでいた。
私は3本の槍が迫ってくるのを見た。
ロシア軍だ。
というようなフレーズなどもあったりして、最近の世界の状態などと絡めて考えますと、どうも不安は感じないでもないですが、やはり焦らないでいることが大事だと思いますすす(まだ少し焦ってるじゃねえか)。
まあしかし・・・冷静に考えてみれば、歴史は繰り返すものなのかもしれないですし、先を不安に感じるよりは、むしろこんなに良い面も悪い面もバラエティに溢れていた時代に生きられたことに感謝してもいいのかなとも思います。過去にも、そして未来にもこんな数十年間のような時代は存在し得ないような気がします。
繰り返しますけど、良い意味でも悪い意味でも過去にも未来にも存在しない気がします。
どんな時代でも、その文明の形式が永遠に続いた時など存在しません。
必ずいつかは消滅していきました。