2014年03月17日



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宇宙の粒子や空気を食べて生きていると主張するウクライナの「ブリザリアン(不食)」モデルの話から「松果体とエネルギー」にまで考えが飛躍してしまいました



自称ブリザニアンでリアルバービーと呼ばれるウクライナのモデル、ヴァレリア・ルキャノバさん

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▲ 2013年9月25日の米国インターナショナル・ビジネス・タイムズより。


世界には「生きるバービー人形」を目指す女性は予想以上に多く、いたるところに存在します。バービーを含む、人形やアニメの人物になりきりたいという方々。最近では、バービーより「日本のアニメに出てくる女の子のようになりたい」とする女性が、西洋人、アジア人を問わず多いように思います。

西洋や中国などでは顔も体も徹底的に「整形」で作っていくというような女性たちも多く、なかなか、こう・・・人生を賭けているのか捨てているのかわからない面もないではないですが、少なくとも、彼女たちはそこにすべてを賭けます。

下は、「日本のアニメのリアルドール化:ウクライナ対中国」と題された動画からのスクリーンショットです。

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▲ YouTube Real-life Barbie dolls Anastasiya Shpagina, Jiayun Wang, Koko Wang, and Tina Leopard より。


下の方は、中国のリアルドールとして、日本を含めて世界中に名高い王嘉韵(ワン・ジアユン)さん。

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▲ Google 画像検索 王嘉韵 より。


トップに貼りましたウクライナのモデルであるヴァレリア・ルキャノバさんという方も、インターナショナル・ビジネスタイムズの記事の日付(2013年9月25日)の頃までは、そういう範疇の、つまり、世界中にいくらでもいる「リアル・バービー系」の女性としてメディアに取り上げられていたりしたのですが、今年になって、彼女の「方向性」が微妙に異常な方向性に動いています。


ルキャノバさんに、新しいキーワードとして「不食」と「宇宙からやって来た」というものなどを含む、いくつかの要素が追加されたのでした。

それを知ったのは、下の英国デイリーメールの記事がキッカケでした。

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▲ 2014年2月28日のデイリーメール Human Barbie reveals she starves herself: 'Breatharian' believes she can live off 'cosmic micro-food' of just light and air より。


タイトル下の部分の文字が小さくなって、見えにくいかと思いますので、文字にしますと、このようなタイトルキャッチです。


・ヴァレリア・ルキャノバ(23歳)は伝えられるところでは食べないことでスリムになったという。

・彼女はブリザリアニズムとなった。それは何も食べず飲まない主義のことだ。

・人形のようなプロポーションを持つモデルでもある彼女のフェイスブックには99万4000の「イイネ」がつけられている。

・究極的な「完璧の具現化」としての生きるバービーを見る。

・彼女はタイムトラベルができ、宇宙人と会話することができる等の内容を含む尋常ではない内容を話す。




ルキャノバさんは、上の記事の中で、


「ここ数週間、私は何も食べなくとも全然空腹ではありませんでした。私は空気や光だけで生きられるのです。そして、これがその最終段階だと願っています」


と語っています。

もっとも、デイリーメールの記事には以下の文章があります。

ブリザリアン(不食)は、実際には、致命的な疑似科学の可能性があると批判されており、何人かの実践者が飢餓で死亡している。また、自称ブリザリアンのいずれもが、総合的な医療検査の中での実践を行わない。


しかし、彼女は最近では、「スビリチュアルな伝道者」であると呼ばれていたり、光を介してエイリアンと会話することやタイムトラベルをする能力を持つと主張したり、というような話がクローズアップされていて、彼女を題材にしたドキュメンタリー映画まで撮影されたのだそう。

そのあたり、全体としては「モデルさんとしての営業っぽい話」ではあるのですが、今回この記事をご紹介したのは、この「ブリザリアン=不食」という神話がメジャーなメディアで大きく報道されたことがあります。

そもそもブリザリアンとは何か?





不食 - ブリザリアン( Breatharian )- イネディア( Inedia )

実はブリザリアンに関しては、日本語での Wikipedia が存在しません。スビリチュアル系のサイトでの記述は多いのですが、そもそも私は客観的な視点がわからないですので、英語の Wikipedia を見てみました。

英語版では膨大な記述がありまして、また、「イネディア」という言葉と同義としての項目となっています。ブリザリアンの歴史なども長く書かれていて、興味深いのですが、冒頭の説明を記しておきます。


Inedia - Wikipedia

イネディア(ラテン語で"断食"の意味)、またはブリザリアニズム(断食主義)は、食べ物がなくとも生きることができる機能を主張するニューエイジの概念だ。

ブリザリアンは、食べ物も、そして、おそらくは水も人体の維持には必要ではないことを主張し、アーユルヴェーダでは、人間は太陽光のエネルギーとプラーナ(ヒンドゥー教の重要な生命力)によって生きることができるとされているという。ブリザリアンは食事ではなく、プラーナの発生源とされる日光を浴びる。

ブリザリアニズムは科学者や医療専門家の間では、死に至る可能性のある疑似科学と考えられており、これらの実践者たちには飢餓で死亡した人々もいる。




ふと思い出したのですが、数年前にインドのブリザリアンと主張する老人に関しての報道をご紹介したことがあります。4年ほど前の下の記事で、英国テレグラフの報道を翻訳したものです。

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▲ 2010年4月30日の過去記事 「70年間何も食べずに生きていた」と主張する男性をインド軍が調査中より。

内容は、


インド軍の科学者たちが、70年間、まったく飲まず食わずで生きてきたと主張する82才の男性を現在調査している。

プラーラド・ヤニ氏は、現在インドのアフマダーバードの病院で隔離されている。そこで、彼はインドの防御研究の組織によって監視されている。

ヤニ氏は今は厳しい監視の中で食物も水もない状態で、6日間過ごしている。
医者は彼の体が、飢えや脱水からまだ何の影響も受けていないという。

プラーラド・ヤニは7歳の時に家を出て、アフマダーバードをさすらう聖人として生きてきたという。彼は、「精神的な生命の力」によって生きることができる「ブリザリアン」と考えられている。ヤニ氏は、彼が彼の口蓋の穴を通して「万能薬」を注ぐ女神によって支えられると信じている。

彼の主張は超自然的な能力を要求する人々の研究を専門とするインドの医者によって支持されているが、しかし、彼のことを「村の詐欺師」として相手にしない人々もいる。




というものでした。

なぜ、医学専門機関ではなく、「軍」が調査? と思われる方もあるかと思いますが、下の理由です。


インド軍の防衛組織は、食糧が途絶えた時などに、ヤニ氏が、援助が到着するまで、兵士たちにより長く持ちこたえ、犠牲を出さずに生きのびる方法を教えられるかもしれないと考えているようだ。



スビリチュアルを実際の戦闘に持ち込もうということのよう。

その後、上のご老人の調査はどのようになったかというと、それは AFP などでも報じられました。

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▲ 2010年5月10日の AFP 70年断食の印ヨガ聖者、科学者も仰天 より。


上の記事の冒頭は、


70年前から食べ物も飲み物も摂取していないという83歳のインド人ヨギ(ヨガの聖者)について、体の仕組みを15日間にわたって調査したインドの科学者たちが、観察期間が何事もなく終了したことに仰天している。



ということで、期間としては、15日間ということで、それほど驚異的な期間ともいえない感じもありますが、何も食べず、水も飲まずに生活し、体には何ら影響がないことが確認されたということでした。つまり、まったくダメージがなかったということです。すごいと思ったのは「15日間、トイレにも行かなかった」ということ。

この要因はわからないままでした。

検査に当たった神経学者の方は以下のように語っています。

「エネルギー源が日光の可能性もある。医学専門家として、われわれは可能性から目を背けてはならない。カロリー以外のエネルギー源があるはずだ」






インドの公民権活動家女性の 3500日の断食

いろいろ調べているうちに、やはりインドの方なのですが、すごい女性の存在を知ったのです。

完全に初めて知る人物である上、日本語での参考文献がまったくないので、どうも理解に苦しむ部分もあるのですが、インドの社会活動家、あるいは公民権活動家のイロム・シャルミラ( Irom Sharmila )さんという女性が「 14年間近くに及ぶハンガーストライキをおこなっている」というのです。

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▲ イロム・シャルミラさん。米国 Deccan Chronicle より。


インドだけでなく、西欧社会ではかなり有名な公民権活動家らしいのですが、このシャルミラさんの Wikipedia の冒頭は下のようになっています。


Irom Chanu Sharmila

イロム・シャルミラ・チャヌは、「マニプールの鉄の女」や「 Mengoubi 」などとして知られるインド・マニプール州の公民権活動家、政治活動家、そして、詩人である。

彼女は、 2000年 11月 2日に、ハンガーストライキを始め、現在も進行中だ。 500週以上にわたり、食料と水を拒否したため、彼女は「世界最長のハンガー・ストライカー」と呼ばれている。




うーん・・・。
これではよくわからない。

食料と・・・水も?
それで 500週?

500週というと、3500日。

というより、2000年にハンガーストライキを始めて、現在もまだ続いているのなら、13年間以上、断食を・・・?

いや・・・そんな。

これがどのような形式のハンガーストライキなのかは、調べてみないとわからないですが、この人自体は決して怪しい人ではなく、インド軍に町の住民が殺さされたことに対してハンガーストライキを始めたことが世界中に報じられている方でもあるようです。

なお、上に貼りました「イロム・シャルミラは司法拘留に差し戻される」というタイトルの報道は、どういうことかといいますと、

インドでは「自殺を試みようとする」ことが刑法で禁じられている

ということがあり、ここを理由に警察は逮捕・勾留したようです。

逮捕した警察は、写真にもありますが、シャルミラさんの死を防止するため、鼻から胃に栄養を送るチューブを強制的に装着させました。これで生きているということなのですかね。

いろいろとわからないことが多いですが、しかし、何かこう・・・このシャーミラさんこそ真のブリザリアンの気もしてきたり。





不食と松果体

なお、ブリザリアンの問題には、「松果体」の問題が必ず付属します。

過去記事の、

あらゆる手段で「光」を求める生命: フンコロガシの行動、松果体の意味、そして「太陽神の目」の実体
 2013年01月29日

という記事では、フランスの作家、ジョルジュ・バタイユの『松果腺の眼』という未完の小説について少しふれています。『太陽肛門』( 1931年)というタイトルの小説もあるバタイユの考えは、


「松果体の役割は、太陽から火山を経て肛門へ受け渡されたエネルギーを、松果体を通して再び太陽へ回帰させること」


というようなものだったようです。

この「エネルギー」が何をあらわしているのかはわからないですが、いつかこの「松果体とエネルギー」のことにも具体的にふれてみたいと思います。

リアルバービーの話から、とんでもなく話が変転していって、何が何やらわからない記事となりました。

先日、「まったく変な世の中」というタイトルの記事を書きましたが、自分の周囲では自分が一番変かもしれないと落ち込んだり。

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