2014年04月13日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




2014年4月は「現行世界システムの終末」の始まり?



2014-crash.gif

▲ 2014年3月17日のウォールストリート・ジャーナル系の Market Watch New doomsday poll: 99.9% risk of 2014 crash より。




世界を破滅させる力はさまざまに存在していて

昨日の記事、

インターネット史上最悪で、かつ破局的なセキュリティ危機が発覚。個人情報からカード番号、バスワードまですべて流出する可能性が内在する欠陥の存在が明らかに
 2014年04月12日

を書いた後に・・・というより、このことを知った時に、久しぶりに漠然と「この世の終わり」という概念が頭の中に湧き出て、そのままその概念が頭にこびりついてしまい、昨日はその想いから逃れにくかったです。

気づけば、私たちは完全にインターネットに依存している日常の中に生きているという時代にいます。特に、スマートフォンが普及してからは、「常時インターネットに接続している」という日常を送っている人が世界中にいるのです。

そういう中で、

「インターネットには世界を破滅させる力があるのかもしれない」

という想い・・・まあ、以前から多少は思ってはいたことではありますけれど、昨日の記事でご紹介した出来事で、それをさらに痛感します。

昨日のハートブリード( Heartbleed )の問題は、ギズモード・ジャパンなど IT 系メディアでは継続して情報を更新していますので、気になる方はそのようなサイトをたまにチェックされるのもいいと思います。

というのも、これだけ致命的な出来事が、一般のニュースではほとんどふれられていないからです。テレビなどでは多分、報道はされていなそうですし、インターネット上でも、大手ポータルサイトのトップなどでは今のところ見ません。

ギズモード・ジャパンでは、どのページにも、下のような「緊急事態 Heartbleed 」というバナーがありますので、そこから最新情報にリンクできます。

gizmode-heartbleed.jpg

ギズモード・ジャパンより。



ちなみに、こんな深刻な出来事は、大変に複雑で難解で、誰にも見抜けないようなバグ(欠陥)だった・・・と思われるかもしれないですが、ギズモード・ジャパンのこちらの記事には、


この種のバグは、実はよくあることで、(中略)「たいてい間違いないはずの当たり前すぎるデータについてチェックを忘れる」っていう一番ありがちなミスです。



とあり、「焼きとりを焼く時に塩はかけたけど、コショウをかけるのを忘れた」というたぐいのミスであることがわかります。

焼きとりの場合は、コショウをかけ忘れても、被害はそれほど大きくはならないですが、ハートブリードの場合は、被害は、個人情報、あるいは企業や国家の重要資料の漏洩にいたるまで、「未曾有の規模」になる可能性を秘めています。

このミスが「意図的」ではないと信じたいですが・・・。

何しろ、このバグの存在を知っている人がいたならば、2年間も世界中のインターネット上の「見えてはいけないもの」の多くが丸見えだったのかもしれないのですから(その問題のシステムを使っていたのは世界全体のサイトの 70パーセント程度とのこと)。


上のギズモード・ジャパンの記事の最後にはこのようにあります。


結局、「コンピュータは言われた通りのことをし、それ以上でもそれ以下でもない」という、素晴らしくも恐ろしい原則の通りなんです。コンピュータは想像以上に従順で愚直でもあるから、人間は賢くならなきゃいけないんです。



このハートブリードのことを考えていると、何だか気が滅入ってきたので、昨日は、記事を書いた後、外に散歩に出てみると、天候はとても穏やかで、いくつもの変な雲が出ている以外は穏やかな春の日でした。

そして、駅周辺には銀行や ATM がいくつもあります。

それらを見て、

「あー、これらも・・・」

と、やはり思います。





全世界の銀行 ATM はどんなシステムで動いているかというと

先日、ウインドウズ XP というパソコンの基本ソフトのサポートが終了したことは報道もずいぶんとされていたのでご存じの方が多いと思います。

windows-xp-doomsday.gif

▲ 2014年3月19日のシドニー・モーニング・ヘラルド Doomsday approaches for Windows XP users より。


サポートが終了するということは、「今後、ウインドウズ XP に、いかなる危険なセキュリティの欠陥が発見されても、その修正はされない」ということです。

そういう意味で、個人の方ではパソコンを買い換えた方も多いと思います。

では、換えていないのは?

そのひとつの例は、4月 9日のウォールストリート・ジャーナルの記事の次の部分などでおわかりになるかとも思います。


ウィンドウズXP、遂にサポート終了 5億台のPC影響
ウォールストリート・ジャーナル 2014.04.09

マイクロソフトは結果的にイメージの面で悪夢にうなされることになるかもしれない。世界の現金自動預払機(ATM)の95%までがXPで動いているようだ。同様に多くの医療システム、クレジットカード・システムなどあらゆるものがXPに依存している。



ということになっているのです。
もちろん、日本の銀行もです。

正確な数としては、上のオーストラリアのシドニー・モーニング・ヘラルドによりますと、

世界の ATM の 95パーセントに当たる 220万台が、ウインドウズ XP で稼働している

とのこと。

つまり、上に書いたような「危険なセキュリティの欠陥が発見されてもサポートされない」というシステムの上で、ほとんどの銀行 ATM や、医療システム、クレジットカード・システムなどが稼働しているのが現代の事実です。

もっとも、ウインドウズにはシステム延命サービス( Windows Embedded )というものがあったり、あるいは、そもそも、銀行の ATM はインターネットにつながっているわけでもなく、独立したシステムだと思いますので、個人のパソコンとは意味が違います。なので、それほど危険というわけではないです。

しかし、仮に「悪意のある人物が登場する」とすれば、事情は一変すると思われます。

「悪意のある人物」とは銀行のシステムに関わることのできる人物の中の悪意のある人物のことです。そういう人物が登場すれば、「サポートの切れた基本システムに何かをする」ことが難しいことだとは思えません。

いずれにしても、こんなに多くの銀行が、サポートの切れた基本システムを使っているというあたりにも「この世の終わり」の考えを増加させる部分はあります。

そのような不安定なシステムの上にある銀行という存在は「お金」と関係しているわけですが、最近、アメリカをはじめとした、ごく普通のメジャーメディアで、こぞって「米ドル、あるいは世界的な経済の崩壊」について書かれていることを目にします。





2014年は「市場の黙示録」の始まりなのか

冒頭に、アメリカの投資系サイトのマーケット・ウォッチの3月の記事を載せました。

私が経済に詳しくないこともあり、間違って翻訳したりしますと、ご迷惑などがかかることもあるかと思い、経済や市場系の翻訳は私はしませんが、最近は、

2014年に市場、あるいは経済そのものに崩壊的な現象が起きる可能性

を報じるメディアが大変に多いです。

us-doom-top.gif

▲ 2014年4月11日の Press TV Is the world coming to an end or the US ? より。


この記事は Press TV というイランのメディアのもので、大変に長い記事ですが、

・米ドルの価値にリスクが生じていること
・世界のドル決済が崩れ始めたこと


などから始まり、ウクライナ問題でのロシアへの対応や、アメリカがこれまで中東地域におこなってきた様々なこと、そして、「 911 の陰謀論」のことなどにもふれた記事ですが、記事の最後はこのようにしめられます。


以下のふたつのうち、どちらかの可能性が存在する。

ひとつは、米ドルが基軸通貨としての位置を失い、ドルの価値は崩壊する。これにより、アメリカは超大国としての地位を失い、また、世界平和に対してのアメリカの脅威は終わる。

もうひとつの可能性は、アメリカが、中国やロシアの軍事衝突をリードする操り人形となることだ。このような戦争の結果は、米ドルの崩壊よりはるかに壊滅的な事態となる。




戦争のほうはともかく、「ドルの崩壊」とか「ドルの終末」という文字が、実にいろいろなメディアに登場するのです。

ブルームバーグ・テレビでは、下のように、「投資家はドルの崩壊に対しての準備をするべきなのか」というような特集まで組まれていたりします。

dollar-collapse.gif

▲ 2014年4月8日の Bloomberg Should Investors Prepare for a Dollar Doomsday? より。


トップに貼ったマーケット・ウォッチでは、「4月中旬」という時期が記載されていますが、現在、その4月の中旬に入ってきています。

日本でも市場は実は少しずつ崩壊し始めているような光景を見せています。

なぜか日本の最近のメディアは、株価が下がっている時にはあまりそのことを報道しない傾向にありますが、現在は下の通りとなっています。

tokyo-stock.gif

▲ 2014年4月11日の産経ニュース「東京株1万4000円割れ 安倍政権で週下げ幅最大、半年ぶり安値」より。


上の記事によりますと、4月 11日までの日経平均株価は、

・年初来安値を更新
・週間の下げ幅は、安倍政権が発足してから最大
・週間の下げ幅はリーマン・ショック以来の5年半ぶりの大きさ

という状態になっているようです。

だからといって、そのまま下がっていくというというようなものではないのでしょうけれど、世界全体が「何となく不安定な雰囲気に包まれている」というのは事実のような気もいたします。

・ネット史上最悪のバグが2年間も放置されていたこと

・サポートの切れたシステムで稼働する世界の 95%の銀行 ATM の存在


ということが 4月 7日と 4月 9日に続いて起きた(あるいは明らかになった)この4月。

世界の終わりという表現は極端でも、そのような変化の兆しが突然やってくるのかもしれないような気分も否定できない私です。




血の月も時期を同じくして登場

そういえば、「4月の中旬」といえば、先週の記事、

赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった
 2014年04月06日

で、ご紹介した「今年から来年にかけて4回連続で起こる皆既月食」の最初の皆既月食が、まさに4月の中旬の「 4月 15日」だったことを、今日の CNN の「15日に皆既月食、全米で「赤銅色の月」観測へ」という記事で思い出しました。

rt-bloodmoon-3.gif

▲ 2014年4月5日のロシア・トゥデイ 'Blood moon' rising: Total lunar eclipse on April 14-15, first in rare series より

CNN によれば、


皆既月食では地球の陰に隠れた月が砂漠の夕日のような赤銅色に見えることが多く、「血の月」とも呼ばれてきた。

皆既月食が4回連続する「テトラッド」という現象は、21世紀中に何回か予測されるが、19世紀以前には300年間まったくみられない時期もあった。




ということで、やはり珍しい現象ではあるようです。

血の月の出現と共に始まるのはどんなことなのでしょうかね。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。