今回の記事は、最近書いた、
・赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった
2014年04月06日
とも(感覚的に)関係があるともないともいえないものですが、とにかく上の記事を、まずリンクしておきます。いずれにしても、これからの約1年半は上の記事に書かれているような時期です。
韓国フェリーが向かおうとしていた場所
少し前の「2014年4月は「現行世界システムの終末」の始まり?」という記事の最後の1行は、
「血の月の出現と共に始まるのはどんなことなのでしょうかね」
でした。
そういう中で起きた韓国史上最悪というより、近代アジアで最悪級の海難事故となってしまった韓国のフェリー沈没。
昨日の記事で書きましたように、
・それまでなかった岩礁やサンゴ礁に衝突することなどあり得るのか
・爆発の音は、内部爆発ではないか
・なぜ突然、横に傾いたのか
というような疑問はあったのですが、それでも事故は事故だろうと思っていましたところに、 4月 17日の Waik in the Spirit さんの「韓国船沈没事故 by 彼ら?」という記事に、沈没したフェリーが向かっていた「済州島の緯度」が示された地図が掲載されていました。
それが下の地図でした。
私は思わず、
「あっ」
と思い、多少緊張しました。そして、自分でも Google Earth で確かめてみたところ、韓国の済州島(チェジュ島)は下の位置にありました。
この北緯 33度線という存在・・・。
この2年ほどの間に、この北緯 33度線がどれだけ「世界のイヤな事件の場所」とリンクしたかということを挙げるとキリがないほどなのですが、そこを省略すると、私が上の地図を見て、「あっ」と思った理由も曖昧となってしまいますので、2012年に初めて知ってから続いている「 33度線に関する過去記事」を振り返ってみたいと思います。
もともとは、
・フリーメイソンと高知に導かれて Google Earth 上で北緯 33度の旅をする
2012年08月29日
という記事が最初でした。
偶然目にしたロシアのプラウダの社説において、「北緯 33度線上に存在する血の歴史」のことを記事にしていて、プラウダの記事ではそれらとフリーメーソンの関係を書いていました。
それで興味を持ったのがキッカケでした。
北緯 33度線、あるいはその近辺にある場所は、特に、ここ数十年の現代史の中で、非常に人の犠牲が数多く起きていたか、人の犠牲と関係してきた場所でもありました。
たとえば、
・長崎
・長崎に投下した原爆を開発実験した米国ロスアラモス核実験場
・リビアの一部
・シリアの首都ダマスカス
・インド・カシミール
・チベットの一部
・アフガニスタンの一部
・レバノンの一部
・ヨルダン川西域
・ガザ
・イスラマバード
・イランの一部
・イラクの一部
・チュニジアの一部
などがあります。
また、バミューダ諸島などのミステリアス系の地域も多くあります。
その後、何か興味のある事件や出来事が起きた時に、ふと調べると、かなりの数でその場所と「北緯 33度線」が絡んできました。以降、過去記事の中で、「北緯 33度線」を主要なテーマにした記事には下のようなものがあります。
「北緯33度線」をテーマとした過去記事
・北緯 33度を結ぶアメリカのメッカとベイルートの「血の川」
2012年12月02日
では、アメリカの「メッカ」という町にある「腐臭」と「魚の大量死で有名」なソルトン湖という塩湖が北緯33度線上にあることを知ります。
▲ ソルトン湖の位置。
・イスラエル・ガリラヤ湖の水面下で年代不明の謎の古代構造物が発見される
2013年04月12日
という記事では、イスラエルのガリラヤ湖で、「湖底に年代不明の人工の古代構造物が確認された」という報道をご紹介したのですが、記事を書いているうちに、ガリラヤ湖も限りなく北緯33度に近い場所に位置していることに気づきました。
ガリラヤ湖に関しては、
・イスラエル・ガリラヤ湖が震源となる連続した地震の発生で気づいた「地球上の大陸の分断」の始まる地点
2013年10月23日
という記事で、イスラエルとしては非常に珍しい群発地震が起きたこと。
そして、その震源が「ガリラヤ湖」であったことを記しています。
2012年 12月には、アメリカで「謎の振動が北米大陸を東西に走り抜けた」ことが報道されたのですが、ニュースからその地点をビックアップしてみると、
・北緯33度線上を走り抜けていた
ということに気づいた時に、
・アメリカ大陸が真っ二つに割れそうな感覚を覚えた 12月初旬:全米を駆け抜けた謎の振動と爆発音
2012年12月11日
という記事を記したこともあります。
▲ 上の記事より。
さらに、
・心地よい死の園からの帰還後に気付いたイルカの大量死と人間の大量死をつなぐ「曖昧なライン」
2013年08月10日
という記事では、アメリカのイルカの大量死の中心地であるヴァージニア州からノースカロライナ州が、北緯 33度とその周辺であることに気づきます。
下の図は、その当時のイルカの大量死の場所に、最近のアメリカで起きている群発地震なども入れてみました。
また、中国とインドの国境沿いで、謎の飛行物体が何度も出現し、インド軍兵士たちを怖れさせているという報道をご紹介した、
・軍事兵器か未知の発光体か: 中国インド国境沿いに無数に出没する「肉眼で見えているのに識別できない飛行物体」
2012年11月29日
という記事もありましたが、その後の記事で、その場所が北緯 33度線上であることに気づきました。
全体として、人間や魚やイルカなどを問わず、「犠牲」というキーワードと結びつく事件や出来事が多いです。
そして、今回、済州島が北緯 33度線上であることを知ります。
Sponsored Link
神が与えようとした厄災を避けるための「犠牲」
現在の時期は、トップに貼りました過去記事「赤い月と黒い太陽」にありますように、
・これから4回連続で続く赤い月(皆既月食)の最初の時
であり、また、
・これから皆既月食と時期がリンクしていくユダヤ教の祭りの過越(すぎこし)の時
でもあります。
「すぎこし」というのは、何度聞いても奇妙な響きですが、過越 - Wikipedia によれば、神が与えようとしていた十の厄災があったそうで、
その中のその十番目の災いが臨まなかった(過ぎ越された)
ということを意味するそうで、つまり「厄災が過ぎ越していった」ということで、「過ぎ越し」ということになるようです。英語では Passover (通り過ぎる)と表記します。
では、その「十番目の災い」とはどんなものかというと、 Wikipedia によると、
人間から家畜に至るまで、すべての初子を撃つ
というもの。
神により「すべての最初の子に厄災を与える」という意味のよう。
厄災というのが「死」のことかどうかはわからないですが、一般的にはそのように考えていいもののように思います。
すべての長子に死を与える。
そして、その厄災が「過ぎ越していった」ことを祝うのが、ユダヤ教の過越という祭りなのでした。
では、どのような方法で厄災を避けるのか。
これも Wikipedia から引用いたしますと、
神は、戸口に印のない家にその災いを臨ませることをモーセに伝える。
とあります。
つまり、「戸口に印のある家は助かる」と。
それはどんな「印」かというと、Walk in the Spirit さんの記事には、
戸口のしるしとは、
子羊の血を塗ったかもいのこと
とあります。
これを調べて見ると、Google 画像検索で「過越 子羊 血」を意味する英語の「 Passover Sheep Blood 」で検索すると、たくさんの絵や写真が出てきます。
▲ Four Pointer You shall keep the Passover より。
この由来は、旧約聖書『出エジプト記』に出てくるそう。
日本聖書協会より抜粋いたします。
出エジプト記 12章 21-24節
モーセは、イスラエルの長老をすべて呼び寄せ、彼らに命じた。「さあ、家族ごとに羊を取り、過越の犠牲を屠りなさい。
そして、一束のヒソプを取り、鉢の中の血に浸し、鴨居と入り口の二本の柱に鉢の中の血を塗りなさい。翌朝までだれも家の入り口から出てはならない。
主がエジプト人を撃つために巡るとき、鴨居と二本の柱に塗られた血を御覧になって、その入り口を過ぎ越される。滅ぼす者が家に入って、あなたたちを撃つことがないためである。
あなたたちはこのことを、あなたと子孫のための定めとして、永遠に守らねばならない。
とあります。
この中の、
さあ、家族ごとに羊を取り、過越の犠牲を屠りなさい。
という表記は「屠りなさい」という難しい漢字が使われていますが、「と殺」の「と」であり、
「過越の犠牲となる羊を殺しなさい」
という解釈でいいと思います。
ちなみに「ヒソプ」という聞き慣れない言葉がありますが、これは、植物の名前だそう。
「鴨居と入り口の二本の柱に塗る」というのは、下のような感じのようです。
▲ Waters of Noah より。
結局、簡単に書くと、
・初子を厄災から守るために
・子羊を犠牲にする
ということで成り立つ概念のようです。
聖書での犠牲者は羊だったけれど
さて・・・。
長々と書きましたけれど、済州島が北緯 33度線上であることと、ユダヤ教の祭りとの関係は具体的には特にないです。
そしてまた、今回の記事は、韓国のフェリー事故のことについて書いているものでもないです。
それでも、私は Walk in the Spirit さんの記事で、33度のことと過越の祭のことを読んだ時に、理由は曖昧ながら、感覚的には明確に「ゾッ」としたのです。
何を彷彿してそうなったのか。
たとえば、もはや多くの人が忘れ去ろうとしているマレーシア機の失踪にしろ、韓国のフェリー事故にしろ、不思議なことが多い事故や事件。
そして、最初のほうに書きました「2014年4月は「現行世界システムの終末」の始まり?」
という記事の最後の1行、
「血の月の出現と共に始まるのはどんなことなのでしょうかね」
という言葉。
それは・・・まさかとは思いますけれど、私の中では、
「大規模な犠牲」を捧げ続けようとしているのでは?
という概念に結びついてしまうような強迫観念的な思いが芽生えてしまった部分があるのです。
そして、それは特に、赤い月と黒い太陽と、ユダヤ教の宗教的行事がシンクロして連続する 2014年 4月から 2015年 9月までの時期に。
まさかとは思いながらも、それでも「次に何が?」と考えてしまうのです。