2014年05月09日



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アメリカ政府はイエローストーンが噴火した場合のために、南アフリカ、ブラジル、オーストラリアなどへの「米国人の数百万人規模の大量移住」を要請していた




米国での報道

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▲ 2014年5月9日の Epoch Times Yellowstone Volcano Eruption: Report Claims That US Has Contingency Deal With Brazil, Australia より。


南アフリカでの報道

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▲ 2014年4月1日の南アフリカ praag.co.za ANC says no to R1000 billion in fear for too many whites' より。






緊急時の「国外への国民大量移住計画」を策定していたアメリカ政府

今回の話の要点を最初に書いておきますと、


アメリカ政府は、イエローストーンが噴火した際には、被災地域のアメリカ国民をブラジル、オーストラリア、アルゼンチンなどの南半球に移住させる計画を策定している。


というものですが、今年 2014年に入ってから、イエローストーンの話題をかなり多く記したように思います。

最近では、

イエローストーン国立公園から動物たちが逃げ出している
 2014年04月02日

という記事では、2014年3月にイエローストーンで多くの群発地震が起きていること。


2014年3月30日のイエローストーンを震源とするマグニチュード2.5以上の地震

マグニチュード 3.3 震源の深さ 6.0キロメートル
マグニチュード 3.1 震源の深さ 6.6キロメートル
マグニチュード 2.5 震源の深さ 7.7キロメートル
マグニチュード 3.1 震源の深さ 4.5キロメートル
マグニチュード 4.8 震源の深さ 6.8キロメートル
マグニチュード 3.0 震源の深さ 1.6キロメートル




そして、動物たちの姿が消えている「ように見える」という地元の専門家の話などをご紹介しました。上の記事に出てきた、動物レスキューの専門家であるトム・ルッシュ( Tom Lupshu )さんという人の話です。


オハイオ州のサバイバリストで、動物の捜索と救出の専門家であるトム・ルッシュさんは、今年の冬は、イエローストーン国立公園でのヘラジカの群れの数が平年の4分の1しか見当たらず、他は行方がわからないと述べる。

そして、以下のように語った。

「生物学者たちは、このヘラジカたちの劇的といってもいいほどの数の減少の理由をつかめていません。そして、現在、イエローストーンでは通常の 1,000倍のヘリウムが放出されています。これに関して、メディアは報道しません。バイソンたちの大群が山から下り、公道を走る姿も見ています。バイソンは大地の変化を検出します。」




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YouTube にアップされたイエローストーン国立公園の様子。バイソンが狩猟者などから逃げているか、単に走っているだけという指摘が多いです。


また、

米国のイエローストーンがどうなろうと、ロシアのウラジーミルさんは帝政復活の序章として「フィンランド併合」まで突き進む心づもりであるらしい
 2014年04月05日

という記事では、アメリカでイエローストーンに関しての議論が活発になっていることをご紹介しました。

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▲ 2014年4月3日の米国 TIME オンライン版 No, A Super Volcano Is Not About To Erupt In Yellowstone より。


上のタイムの記事は、


イエローストーン国立公園からバイソンたちが逃げていく光景の動画がウイルスのように世界中に拡散しているが、国立公園の関係者は、この超巨大火山が噴火する兆候はないと語る。「どれも普通の自然現象で、噴火の兆候などではありません」と公園の広報担当者は言う。



という出だしで始まり、イエローストーンの噴火が近いというウワサをきっぱりと否定しています。


しかし、その一方で、「ロシアの声」の日本版は、4月 3日に下のようなタイトルの記事を載せる始末だったり(これは煽りすぎ)。

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▲ 2014年4月3日の VOR「 2014年、超火山イエローストーン噴火で世界崩壊」より。


しかし、イエローストーンの噴火が近いとか近くないとかという話とは別に、冒頭に貼りました記事のように、アメリカ政府は、

噴火した際に、大量の米国民を他の国へ移住させる

という計画の策定を進めているようです。

このことにアメリカのメディアが気づいたのは、冒頭の2番目に貼った南アフリカの政府系だと思われる南アのメディアの報道でした。

ここには、


「アフリカ民族会議が、移住のための建設資金等、約 10億ドル( 1000億円)の資金提供の話を、アメリカ政府から持ちかけられていた」



ということと、しかし、


「何十万、何百万人のアメリカの白人たちが南アフリカにやってきた場合に、また、アパルトヘイトのような問題が起きないとも言えない」



というような理由で、拒否する意向についての内容などが書かれてあります。
ただ、本当に完全に拒否したのかどうかについては、今ひとつわからないです。

この「アフリカ民族会議」というのは、南アフリカの与党で、 アフリカ民族会議 - Wikipedia によりますと、


アパルトヘイトの期間は、獄中のネルソン・マンデラをシンボルに白人政権に対して果敢な闘争を繰り広げた。黒人の参加による民主的な全人種参加選挙による国会が召集された1994年5月以降、同国の与党である。



ということです。


今回は、エポックタイムズの記事をご紹介しますが、要は、アメリカ政府は、イエローストーンが噴火した際には、被災地域のアメリカ国民を南半球などに移住させる計画を策定しているということのようです。

アメリカ政府は、イエローストーンが噴火した場合は、何十年、あるいは何百年もその地での生活はできないと考えているのかもしれません。

なお、イエローストーンが噴火した場合の被害想定図は下のようなものです。

eruption.gif

▲ 2014年5月8日の Extinction Protocol より。


ちなみに、噴火が仮に「カルデラ(破局)噴火」だった場合、その地がどのような状況になるかということは、日本の過去の例が教えてくれます。





縄文文化を千年間途絶えさせた鬼界カルデラの噴火


過去記事の、

サイキック・マネーの彼岸に見切りをつけ、しかし改めて日本の「破局災害」の可能性を思う
 2013年07月20日

にの中に、東大名誉教授で、火山噴火予知連絡会会長の藤井敏嗣さんという方が書かれた「カルデラ噴火! 生き延びるすべはあるか?」( NHK そなえる防災)というサイトがあり、そこに、今から 7200年前に起きた、現在の鹿児島沖にある「鬼界カルデラの噴火」のことが書かれてあります。

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▲ そのページより、鬼界カルデラから噴出した火砕流の範囲(オレンジ色)と、この噴火で降り積もった火山灰の厚さの分布。


四国あたりまで「20〜30センチの火山灰」が積もっていたことがわかります。

また、鬼界カルデラは海中でしたが、これが内陸部の人が住んでいる範囲で起きた場合は・・・と考えると、上の「オレンジの範囲」は恐怖を覚えるほどです。関東全域、四国、九州などの面積に相当する部分が火砕流に見舞われてしまうほどのものだったことがわかります。


7200年前は日本は縄文時代でしたが、この噴火の結果、この地域はどうなったかというと、上のサイトから抜粋させていただきますと、下のようになりました。


活火山のない四国も厚い火山灰で覆われ、南九州から四国にかけて生活していた縄文人は死滅するか、食料を求めて火山灰のない地域に移動し、1,000年近く無人の地となったようです。

というのも、この火山灰層の上下から発見される縄文遺跡の土器の様式が全く異なっているからです。




それまで豊かな縄文文化を築き上げてきた場所が「 1,000年間、無人になった」のでした。

このような例を見ましても、超巨大火山が噴火した場合、あるいは、超巨大火山ではなくとも、「破局噴火」が起きた場合、どれだけ現代の文明の力を使っても、その土地を復興させるには大変な時間がかかるということがおわかりかと思います。

それなら、他の土地へ行けばいい、とアメリカ政府は考えているようです。

ここからエポックタイムズの記事です。




Yellowstone Volcano Eruption: Report Claims That US Has Contingency Deal With Brazil, Australia
Epoch Times 2014.05.09


イエローストーンの噴火:米国がブラジル、オーストラリアと緊急時の取引をしていることを示す報告


超巨大火山イエローストーンが噴火した場合、アメリカ合衆国の市民数百万人は、ブラジル、オーストラリア、あるいはアルゼンチンでその人生を終えることになる可能性がある。

南アフリカのニューサイト Praag は、イエローストーン噴火の際に、南アフリカに米国人のための仮説住宅を建築するために、南アのアフリカ民族会議は、米国政府から10億ドル(約 1000億円)の資金提供を受けたと報じている。

最近、米国では、イエローストーンから動物が逃げているといった話題や、群発地震が続いていることなどから、それぞれ信憑性のバックはないものの、特にインターネット上ではイエローストーンに関しての関心は高い。

また、最近ではネット上で、イエローストーンのカルデラの監視を続けるアメリカ地質調査所( USGS )が、データを隠匿しているという理論も展開されている。

なお、南アフリカ政府は、その申し出に対して、南アフリカに何百万人もの米国人がやってくることを懸念しており、それによって、南アフリカの国家体制が劇的に変化してしまうのではないかと恐れていることが Praag の報道に書かれてある。


南ア外務省スポークスマンのシフ・マテテ博士( Dr. Siph Matwetwe )は以下のように語る。

「南アフリカは米国の計画の一部ではないでしょう。なぜなら、何百万人もの白人が南アフリカに送られてきた場合のリスクが大きすぎる。黒人国家としての文化のアイデンティティの消失の危機さえあるかもしれない。」

「我々が十分な住宅やインフラを用意できたとしても、それは南アフリカを不安定にさせ、さらにはアパルトヘイト時代に逆戻りしてしまう懸念もある。」

イエローストーンは、過去の 200万年で3度噴火している。仮に、噴火した場合、米国の 17の州が影響を受ける。その中には完全に破壊される州も、部分的に影響を受ける州もある。カナダ南部や、メキシコ北部も影響を受けると考えられる。

科学者たちは、次のイエローストーンの噴火がいつになるのかの予測を持ってはいない。多くの科学者の意見は、噴火はずっと未来の話だというものだが、しかし、現実としては、あらゆる火山はいつでも噴火する可能性を持っている。