2014年05月16日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




中国って何なんだろう : 混乱とフリーメーソンと古代神話と蛇とヌーワの関係



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▲ 2014年5月15日のラジオ・フリーアジア・ベトナムより。




詩人シナたち

ベトナムでは、南シナ海での中国の石油掘削や、ベトナム船への攻撃などの出来事以来、「反中国」抗議デモが続いているのですが、次第に暴徒化しており、上のように、5月 14日には、20名以上が死亡しました。

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▲ 放火された中国人経営の靴の工場。ベトナム字メディア RFI より。


死亡者の内訳は、中国人が 16名、ベトナム人が 5名とのこと。さらに、100人をこえる人々が病院に搬送されているとのことですが、状況が「本当に暴徒化」していることは、すでにベトナムの暴徒の人々が、「中国と台湾の見境もつかなくなっている」ことからもわかります。

台湾は今回のトラブルとはまったく関係ないのですが、ベトナム人から見れば、もはやどうでもいいようで、ベトナムの台湾の人々は中国の巻き添えをくってしまっているようです。

下は5月15日の newsclip.be からです。


ベトナム反中暴動、台湾企業の被害深刻
newsclip.be 2014.05.15

ベトナムで起きた反中デモがエスカレートした暴動は、ホーチミン市郊外のビンズオン省に続き、14日には隣接するドンナイ省にも拡大し、工業団地で放火や略奪の被害が相次いだ。特に台湾企業の深刻な被害が伝えられている。

台湾紙・聯合報(電子版)によると、現地進出の台湾企業団体は、ビンズオン省に進出している台湾企業約700社で被害に遭わなかったところはないとしている。台湾企業関係者は、ホーチミン市内に避難したり、台湾に一時帰国したりしている。

一方、ベトナム中部のハティン省にある台湾プラスチックの鉄鋼工場では、ベトナム人労働者による暴動が起き、90人がけがをした。




とあり、

> 台湾企業約700社で被害に遭わなかったところはない。

というあたりに、現在のベトナムの暴動が、規模も大きく、そして制御を失っていることを感じます。

このあたりは、2年くらい前に、中国で「反日運動」が起きていた頃に書きました過去記事の、

殺され続ける詩人シナ
 2012年09月12日

の中に書いた、山本七平さんの『ある異常体験者の偏見』(1973年)に出てくるシェークスピアの『ジュリアス・シーザー』の台詞をまたも思い出します。


ジュリアス・シーザーより

市民の一人 名前は? 正直に言え!
シナ    シナだ。本名だ。
市民の一人 ブチ殺せ、八つ裂きにしろ、こいつはあの一味、徒党の一人だぞ。
シナ    私は詩人のシナだ、別人だ。
市民の一人 ヘボ詩人か、やっちまえ、ヘボ詩人を八つ裂きにしろ。
シナ    ちがう。私はあの徒党のシナじゃない。
市民の一人 どうだっていい、名前がシナだ・・・やっちまえ、やっちまえ・・・




という台詞です。

これは暴動や興奮の中で、人々が、「そんなことはどうだっていい、同じ〇〇だ、やっちまえ」という状態になる様相が、昔から繰り返し続けられていたことをも示します。

そういや、全然関係ないですけど、シナって発音的には China (ドイツ語などでのシナ)と似ていることに気づいて苦笑しました。

ともあれ、ベトナムでの暴動の本来の当事者である中国で、全然上のニュースとは関係ないとはいえ、気になるニュースを見ました。





中国で急速に拡大しているスマホ盗聴ソフト

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▲ 2014年5月14日の南方都市報より。


これはどういうものかというと、相手のスマートフォンにソフトをインストールするだけで、通話の盗聴はもちろん、メールなどの通信記録もすべて傍受可能で、しかも、盗聴されている本人はまったく気付きません。もし通話やメールに、何らかの暗誦番号やパスワード的なものがあれば、それもすべて「抜き取られる」というもの。

すごいのは、これが中国国内で「堂々と売られている」という点ですね。亜州IRの記事には以下のようにあります。


スマートフォンを瞬時に盗聴器に変身させる“盗聴ソフト”が、中国のインターネット上で堂々と売られている。

「盗聴、尾行、浮気調査、企業スパイまで何でもできます」。盗聴ソフトを売る各インターネットサイトのうたい文句だ。価格は日本円で約4万9000〜5万7000円。1日で100万〜1000万円を売り上げる“大盛況”のネットショップもある。

盗聴の方法は、ソフトをインストールしたスマホを相手に渡して盗聴するのが一番ポピュラー。相手がネットを立ち上げると通信内容やデータが、指定のメールボックスに自動的に送られてくる仕組みだ。盗聴画面上には何も表示されず、アンチウイルスソフトも機能しないため、相手にほとんど気付かれないという。




これはですね。

中国で今現在ここまで売れているということは、日本に来るのも時間の問題というか、もう「渡来」しているかもしれないです。

以前、

入力情報を無断送信する中国発の日本語入力ソフト Baidu IME をパソコンから削除する方法
 2013年12月27日

という記事を書いたことがありましたが、これは、中国最大手の検索サイト「百度(バイドゥ)」が提供する日本語の入力ソフトが、パソコンに打ち込まれたほぼすべての情報を、利用者に無断で外部に送信していたというものでした。

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▲ 2013年12月26日の NHKの報道より。


この時は、「自分はそんなものをインストールしたことないので関係ない」と思われていた方も、調べてみると自分のパソコンにもインストールされていたという方もあるのではないでしょうか。

その理由は、この中国発の日本語入力ソフトが、「こっそりと、そして、いつのまにか、パソコンの中に入り込むことが多かった」ことが理由で、そして、パソコンを使っている本人が知らないうちに、そのパソコンの中の情報を外部にどんどんと送るというわけでした。

中国の人々は、このテの盗聴系の技術・・・というか、「それを拡大させる手段」に長けているようで、今回のスマートフォンの盗聴ソフトも、本土でこれだけ売れていて、日本を商売のターゲットにしないとは考えられないです。

中国でもこのソフトはインターネットでの販売ですので、国境は関係ないですし。

今では、スマートフォンで通話やメールをするのはもちろん、プライベートの写真などを含めて、自分に関する多くの情報をスマートフォンに保存している人は多いと思います。その通話内容もメールの文章も「すべて筒抜け」となり、スマートフォンの中の写真も情報も「一気に流出する」という可能性を秘めているということになります。

そのうち、メールか何かに添付して「クリックすれば即感染(インストール)」というようなものになっていくと、「スマホの世界からプライバシーが消えていく」というようなことにもなっていくのかもしれません。

何だかすごいです(感心してどうする)。

上の記事だとウィルスソフトも効かないようですし、何より、パソコンと違って、携帯やスマートフォンのプログラムは私たちが何かすることができないものなので、プログラムに何かされてしまったらそれまで、という感じもします。

そんな偉そうなこと言っている私は、いまだに携帯(いわゆるガラパゴスケータイ)のままの人で、スマホのことはよくわからないのですが。


中国のもうひとつの話題。

これは、いわゆる「影の銀行」の話なんですけど、その額が報道されていました。


中国で「影の銀行」プレゼンス増大、総額442兆円に
newsclip 2014.05.14

「理財商品」に代表される「シャドーバンキング(影の銀行)」のプレゼンスが中国で増大している。

社会科学院(中国政府系シンクタンク)金融所がこのほど発表した「中国金融監管報告2014年」によると、影の銀行の規模は足元で27兆人民元(約442兆円)に膨らんだ。これは、銀行業界の総資産の19%に相当するという。




400兆円以上の「影の金融」・・・。

巷では盛んにこれが弾けるというようなことも言われていますけれど・・・こんなの全部弾けたら、そりゃいろいろとムチャクチャですね。本当の実態はさらに多いというようなことも言われているそうですし。





蛇から始まった中国という国で

上のような最近の出来事を読んだりしていて、なんとなく、

「中国ねえ・・・」

とぼんやり考えていましたら、下のような記事を見つけました。
ややスピリチュアル系のサイトのようです。

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▲ Truth Control The origins of the masonic compass and square, Fu xi and Nuwa and more より。


この「蛇の下半身をした男女が絡まっている」絵の左側の人は、中国の古代神話の人命創造神で、日本語では「女媧(じょか)」とい読みますが、私はカタカナで「ヌーワ」と表記していました。その人類創造の様子は、クレアなひとときの「中国の天地創造神話 - 女媧(Nüwa)」にあります。

右側は、やはり中国の古代神話の「伏羲」という人。

それぞれ Wikipedia の説明から抜粋しますと、


伏羲

古代中国神話に登場する神または伝説上の帝王。兄妹または夫婦と目される女媧と同様に、蛇身人首の姿で描かれる。現在の中国では、中華民族人文の始祖として崇拝されている。




女媧

古代中国神話に登場する土と縄で人類を創造したとされる女神。
姿は蛇身人首と描写される。




というもので、ここでいろいろと調べてみて、気づくのは、古代の絵では、伏羲もヌーワもどちらも、「蛇」として描かれていることです。

その「蛇の王と蛇の女神」が、

現在の中国では中華民族人文の始祖として崇拝されている。


ということになるようです。

上の記事を要約しますと、以下のようなものです。
女媧は以下、ヌーワと表記します。




フリーメーソンのコンパスと直角定規の起源、伏羲とヌーワとその他

中国の神話​​では、 世界は伏羲とヌーワから始まったとされており、このふたりは宇宙の二重性を表している。彼らは聖書のアルファとオメガと同じであり、陰と陽を表している。

彼らは一種の二元的な神である。

絵に示される宇宙船のようにも見えるシンボルには多くの意味がありそうだが、この神々を崇拝していた古代の人々と共に失われた。

伏羲とヌーワ、伏羲はコンパスを持ち、ヌーワは直角定規を持っているこの図は山東省に紀元2世紀から存在する。

コンパスも直角定規も、円天の象徴と、地球を象徴するシンボルで、すべてが陰と陽としての意味でもある。男性(陽)としての伏羲、女性としてのヌーワ(陰)。
そして、天体(陽)と地球(陰)。

これがフリーメーソンのシンボルであるコンパスと直角定規の起源だ。

これらはエジプトやヨーロッパの神話とも関係しており、ゲブ(エジプト神話の大地の神)とヌト(エジプト神話の天空神)が共存して天と大地が創造されたという概念とも共通している。

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▲ 古代エジプト神話の天空の神ヌト(上)大地の神ゲブ(下)。


ゲブは上のように蛇として描かれる。

ギリシャ神話で青年神ヘルメスがもつヘルメスの杖(カドゥケウス)も雌雄の蛇が対をなして巻きついている構図だ。

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▲ ヘルメスの杖。


この構図は、人類の遺伝子としての DNA の象徴のシンボルでもある。


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▲ DNA の構造。




というようなことが書かれていて、その後も多くの解説が続くきます。
書いてあることの信憑性はわかりようがないですが、この作者は、

フリーメーソンのシンボルの起源は中国

その神は蛇

というようなことを述べているようです。

以前、

とても驚いた「中国の猫の王様」の事実。そして、そこから見える「私たちの毎日はとても馬鹿にされているのかもしれない」と思わせる今の世界
 2013年12月06日

という記事で、中国のブログ作者が、下の中国の記念金貨に対して以下のようなことを記していたことをご紹介したことがありました。

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中国人民銀行は 2000年に、目のマークが刻印されている一連の記念コインを発行した。この目は、ラーの目、あるいは、ホルスの目と呼ばれるものと似たデザインで、フリーメーソンの光る目としての象徴でもある。



まあ・・・・・。

どうなんでしょうかね。

何もかも漠然としていて、わかりにくいですが、最初のベトナムの件ににしても、スマートフォンの件にしても、シャドーバンキングの件にしても、そもそも、日本と中国の紛争みたいなことにしても、多少厄介に見えてもきている隣人の中国。

その中国の「本当の起源」、そして、日本人の「本当の起源」ということを知りたいような気もいたします。

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