▲ 2014年7月3日の英国インターナショナル・ビジネス・タイムズより。
今回の話題は、過去記事の、
・この世界の正体 : 世界銀行元上級職員カレン・ヒューズさんが語る「地球のお金と宗教をコントロールする"人類ではない種族"」
2014年04月03日
とも関係することになるものかもしれません。
それは特に、カレン・ヒューズさんがラジオのインタビューで語っていた下のような意味の部分との関係です。
この世界をコントロールしているネットワークの背後にあるグルーブの中のひとつのグループは、ヒト科ではあるが、人類ではない者たちによるグループです。
彼らは長い頭蓋骨を持っています。彼らは人類の女性との交配でも子孫を作ることができますが、繁殖力は強くありません。
この「長い頭蓋骨を持つヒト科の人類」の部分と関係するかもしれないという話です。
その前に世の動きとしてちょっと気になることについて書いておきたいと思います。
またも急激に増えている太陽黒点の下の世界
これは今回の本題とは関係ないですが、現在また「太陽黒点数が急激に増えている」という状況下にあります。
半月ほど前に、
・太陽と社会混乱 : 直近2年半の中で最も強い太陽黒点活動だった時に起きていたウクライナ紛争、タイのクーデター、イラクへのISILの侵攻……
2014年06月20日
で、暴力的な社会的混乱が起きる日が、「太陽黒点が多い時」と一致していることについて書いたりしましたが、太陽黒点数が多いという基準は、一般的には「 120個以上だと非常に多い」というのが、たとえば、 アメリカ海洋大気庁( NOAA )などの基準となっているようです。
そして、昨日の太陽黒点数。
・Spaceweather より。
増え方は、下のような感じです。
・ NICT 黒点情報より。
今朝のニュースの国際面のヘッドラインを見ても下のように殺伐としたような状況となっています。「台湾生まれのパンダ1歳に……」以外は、楽しげなニュースはほとんどありません。
そして、中東では以下のようなことが起きています。
ガソリン飲まされ火を…少年殺害で衝突続く
読売テレビ YTV 2014.07.06
東エルサレムではパレスチナ人とイスラエルの治安部隊の衝突が続いている。
パレスチナ人とイスラエルの治安部隊との間で連日続く激しい衝突は、東エルサレムで2日、16歳のパレスチナ人の少年が殺害された事件がきっかけとなった。
また、殺害されたパレスチナ人の少年は生きたままガソリンを飲まされ、火を付けられていたことが新たにわかった。こうした中、少年の母親は「すべてのユダヤ人を息子と同じ目に遭わせてやりたい」と話した。
黒点は、少なくとも今後数日は同じような数か、あるいは黒点群は成長するものも多いので、さらに増える可能性もあります。そうなると、上の国際ニュースのヘッドラインに並ぶニュースの数々もさらに陰惨なものとなってしまう可能性もあるのかもしれません。
そして、国際問題だけではなく、「個人個人」にとっても重要な期間です。こういう時には、被害者にならないことも大事かもしれないですが、自分が加害者にならないこともとても大事なことのように思います。
台風なども含めて、今週は荒れそうですが、ここから本題に入ります。
チリの未知の古代文明が見つかった「アタカマ砂漠」という場所
今回は、冒頭のインターナショナル・ビジネス・タイムズの報道を翻訳してご紹介しますが、このアカタマ砂漠は場所としては、下の位置にあります。ここには、日本の国立天文台を代表とする国際共同プロジェクトが運営する「アルマ望遠鏡」という高性能の観測施設があります。
・国立天文台 アルマ望遠鏡より。
そして、この場所は、 Wikipedia によれば、
・40年間まったく雨が降らなかった地域
もあるような過酷な場所で、そこにおいて知られていない古代文明の遺跡が発見されたということのようですが、気候は変転していくとはいえ、現在のアタカマ砂漠は、 Wikipedia によれば、大体において、次のような特徴を持つ場所のよう。
・全体の平均標高は約2,000メートル
・世界でも最も乾燥した砂漠
・約5000の地上絵がある。この地上絵はナスカのような巨大な地上絵ではなく、また斜面に描かれている。
・世界でも最も乾燥した砂漠
・約5000の地上絵がある。この地上絵はナスカのような巨大な地上絵ではなく、また斜面に描かれている。
この「地上絵」の中で最も巨大なものは「アカタマの巨人( Atacama Giant )」と呼ばれる下の図柄のものです。
・Google Earth より。
このように、「何らかの文明の跡が多く残る」アタカマ砂漠で、今回、未知の古代文明の遺跡が発掘され、150体のミイラと様々な道具のようなものが出てきていますが、最初にも書きましたように、最も私が興味を抱いたのが、「頭蓋骨の長いミイラ化した遺骨」でした。
チリと「長い頭蓋骨のヒト科の生物」を結ぶ様々なリンク
そのミイラ、あるいは遺骨とは、たとえば下のようなものです。
▲ インターナショナル・ビジネス・タイムズより。
見方によっては、「頭蓋骨の長い人種の遺骨と見えなくもない」というようなものではあると思います。ちなみに、他の遺骨の周囲には、装飾品なのかもしれないですが、下のような不思議な感じがするものが散らばっています。
他にも、多くの器や壺などと共に下のような物品が発掘されています。
どこか現代アートを彷彿させるようなものです。
さて、そして、実はこのアタカマ砂漠と「長い頭蓋骨の人種」の関係は、2003年からそのリンクが取りざたされていたのでした。
2003年に発見された「ヒト科の人類」の小さなミイラ
下の記事は、昨年 2013年 5月 14日の東スポ Web のものです。
体長15センチミイラの仰天正体
東スポ Web 2013.05.14
チリのアタカマ砂漠で2003年に発見された体長15センチの正体不明の小人のミイラ「アタカマ・ヒューマノイド」について、米国の名門スタンフォード大学の医学チームが本格的に分析していることがわかった。
その途中経過で、人間とは違って肋骨が10対しかないことや、約200万個ものDNA塩基対が人間のものと合わないことが判明。
世界一乾燥した砂漠といわれるアタカマ砂漠には、インカ帝国に滅ぼされるまで「チンチョーロ文化」が存在した。古代エジプトより古い紀元前5000年のミイラや地上絵などが近年、続々と発掘されている。
なかでも、03年に見つかったアタカマ・ヒューマノイドの見た目はかなり奇妙だ。人間を思わせるミイラだが、全長はわずか15センチ。顔面や肋骨部分、手足の関節などのディテールまできれいな状態で残っている。人間としてはあまりに小さく、アタカマ砂漠がUFO目撃多発地帯ということもあり「エイリアン(宇宙人)のミイラではないか」という説も出ていた。
スタンフォード大学医学部微生物・免疫学科教授のギャリー・ノーラン博士と、同大客員教授で放射線学の権威ラルフ・ラックマン博士が標本の調査分析に当たった。
CTスキャン、エックス線撮影、組織分析、DNA検査など6か月の分析が行われ、4月下旬に途中経過が報告された。CTスキャンによって内臓があることも確認された。食べ物を口から摂取し、消化した痕跡も認められるという。
というもので、この「アタカマ・ヒューマノイド」は、英語版の Wikipedia には、Atacama skeleton (アカタマの骸骨)として項目も存在するほどメジャーな存在でもあります。
下が現物と、そのレントゲン写真です。
・Atacama Humanoid
・Openminds
これは、発見以来かなり本格的に調査のなされたものらしく、その結論として、
これは人間である。
ということに落ち着いているようですが、 問題は「体長 15センチ」とあまりに小さなことです。
英語版の Wikipedia には、免疫不全による早老症のような疾病で死亡したとか、小人症の可能性などについて述べられていますが、どれも完全には説明できていません。
ちなみに、上の東スポ Web では「 DNA が人間のものとは合わない」とあり、また、
「エイリアン(宇宙人)のミイラではないか」という説も出ていた。
とありますが、その後のミトコンドリア DNA (細胞の中にある母親から子に受け継がれるDNA)の調査により、
「これは地球の人間である」
ということが確認されています。このアタカマ・ヒューマノイドの DNA は、南米の西部の先住民のハプログループ(共通祖先の遺伝子を持つ集団)であることが発見されていて、形こそエイリアンのようですが、この15センチの生物は「地球の人類を子孫に持つヒト科の生物」ではあるのです。つまり、紛れもない「人間」のようです。
それだけに、非常に不思議なことだと言えそうです。
ちなみに、最初のほうにも少し書きました、過去記事の「この世界の正体 : 世界銀行元上級職員カレン・ヒューズさんが語る……」に書きました、カレン・ヒューズさんのラジオ・インタビューの内容のその部分を全体をもう一度掲載しておきます。
「私たちの地球の国家は一枚岩ではなく、この世界をコントロールしているネットワークの背後にあるグルーブのうちのひとつはイエズス会であり、その背後にいくつかのグループがあるのです。そして、それらの中のひとつのグループは、ヒト科ではあるが、人類ではない者たちによるグループなのです。彼らは非常に頭が良いですが、創造的ではなく、数学的な思考をします。
彼らは長い頭蓋骨を持っています。
彼らは人類の女性との交配でも子孫を作ることができますが、繁殖力は強くありません。私たちは秘密にされている世界、そして、秘密結社による世界に住んでいます。しかし、それは公になっていません」
なお、カレンさんは、「地球に宇宙から来たエイリアンがいることについては信用していない」と言っています。彼女が言っていたのは、あくまでも「ヒト科の他の人類」のことのようです。
というわけで、ここからインターナショナル・ビジネス・タイムズの記事です。
この報道は上のようなオカルト的なものは一切含まれない普通の報道です。
ただ、上のほうに載せましたミイラのキャプションには「頭蓋骨が長く伸びているように見える」と書かれていました。
Peru: 150 Mummies of Ancient Unknown Civilisation Discovered in Atacama Desert
IBT 2014.07.03
チリ:アタカマ砂漠の未知の古代文明の遺跡から150体のミイラが発見される
ポーランド、チリ、コロンビアの大学からなる考古学者チームは、ティワナク文明とインカ文明より約 500年先行して存在した未知の文明に属するアタカマ砂漠に遺跡で 150体のミイラを発見した。
ミイラたちは石の建設構造には収められておらず、砂の中に直接葬られていた。そして、綿のベールや漁網などに遺体は包まれていた。
放射性炭素年代測定によれば、最も古いミイラは4世紀に葬られたことを示した。そして、その中で最も新しいミイラは、7世紀のものだと判明した。
ティワナク文明は、現在のチリとペルーの多くを地域をカバーしていた文明で、およそ西暦 500年から 1000年の間に存在したと考えられている。
チームは2008年以来、アタカマ砂漠の北部のタンボ川のデルタでミイラの発掘を始めた。最初のミイラは、2012年に発見されたが、しかし、今回の主要な発見にたどりいたのは 2014年 3月だった。
考古学者たちは、数多くの墓で黒曜石のやじり、矢印が付いた弓や矢筒などの武器としての物品や、石や銅の品を発見した。 また、豪華に装飾された器や、金と銅の合金( tumbaga )および銅から作られた装飾品、美しい陶器や、イヤリングもあった。
プロジェクトのリーダーであるヴロツワフ大学のユゼフ・シツクルスキー( Józef Szykulski )博士によると、特に、弓はチリの遺跡からの発見されることは非常に稀であることで興味深いという。また、埋葬された人々は、当時の特権階級であるエリートであった可能性があるという。
彼らの文明の道具、狩りの道具や漁業の道具などから、現在は乾燥したこの不毛の地域に、以前は動物たちが存在した可能性を考慮する必要が出てくる。シツクルスキー博士は、「より深い研究が必要だ」と述べる。
今回ミイラが発見された墓地遺跡と隣接する地域で、今年の 10月からさらに新しい発掘調査がおこなわれる。これらの墓の発見は、コロンブスの発見以前のチリ文明の理解を高めるのに役立つものとなるはずだ。