2014年07月09日



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「京都」:アメリカ人の観光地ナンバー1になって以来「わけのわからん虫が湧く」やら、オオサンショウウオも地面を歩き出したり



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▲ 京都の鴨川沿いの「遊歩道」を歩いているところを発見されたオオサンショウウオ。2014年7月6日の Epoch Times より。




ただの古都ではない「京都」で起きていること

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先日の記事で、アメリカの「トラベル+レジャー」という旅行専門誌が発表した 2014年の人気観光地ランキングで、京都が1位となったことにふれたことがあります。

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・7月3日の産経新聞より。


このことはいろいろなメディアなどでも取り上げられまして、下のように、「“ただの古都ではない”と評されるその理由とは?」という特集を組んでいるサイトもありました。

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・7月5日のニュースフィアより。


その理由はいろいろとあるでしょうけれど、それにプラスして、現在の京都は別の意味で、「ただの古都ではない」のです。

上のアメリカの旅行誌で京都が「アメリカ人に1位に選ばれた頃」から、京都の一部の人々は下のような事態で困惑し始めているのでした。

下は、今朝の京都新聞です。

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▲ 2014年7月9日の京都新聞「小型ハエ、大発生に困惑 京都市」より。


このことに関しては、同じ京都新聞で1週間ほど前にも報じられていたのですが、今回の報道と合わせますと、以下の状態のようです。


・大量発生しているのはクロバネキノコバエ科という科のハエと思われる
・体長1〜2ミリで網戸もすり抜ける
・急に増えている理由は不明


というものなのですが、実は、私がこのことを知ったのは、報道からではなく、京都方面にお住まいのお知り合いの方に知らせていただいたからなのでした。つまり、「実際に被害に遭われている方」からの話をうかがったのです。

京都新聞のこちらの記事には、南丹市園部町の和菓子屋「くりや」の店主の話が載せられていまして、それは以下のようなものです。


特に午前9時ごろから急に姿を現すといい、「店内に入ってきて大変。ほうきで掃くと黒い塊になって気持ちが悪い。店では殺虫剤も使えないし、常に掃除するしかない」と嘆く。



と書かれてあり、多少その困惑や惨状もわかるのですが、私がお知り合いからいただいたメールに書かれてある内容のほうが臨場感がありまして、それをご紹介します。

京都の一部地域では以下のような状態だそうです。


・飲食店では出した食物に店内に侵入していた虫がくっついてしまう。

・コンビニも弁当などを販売しているので店内に虫が入り困惑している。

・あちこちの店舗の入り口に、工場や農作業で使う大きな扇風機が置いてあり、現時点ではその扇風機の強い風で虫を吹き飛ばすしか方法がない。(飲食店だと殺虫剤は使えないため)

・そのお知り合いの家でも玄関灯の下にいつも数百匹死んでいる。その虫の死骸を掃除用のコロコロテープで取り除いている。

・救急診療に行った病院でも、救急室に入り込んだ虫がカルテの上に落ちてきたのを見た。




などだそうです。

救急室などは、比較的密閉されている場所ですので、「どこから入ってくるのかわからない」と、看護士さんたちがぼやいているそうです。

京都市によると、「大量発生の理由はわからない」としていますが、一般的には、それまで大量発生していない虫などが大量発生する理由のひとつとして、

天敵が少なくなる

ということがあります。





天敵が消えた時

天敵がいなくなるとどうなるか」という中の最も顕著な例としては、中国初代国家主席・毛沢東の政権下の中国で 1958年からおこなわれた「大躍進政策」いう中での「あるひとつの試み」を思い出します。

大躍進政策というのは Wikipedia の説明をお借りすれば、


大躍進政策(1958年 - 1960年)は、中華人民共和国が施行した農業・工業の大増産政策である。毛沢東は数年間で経済的にアメリカ合衆国・イギリスを追い越すことを夢見て実施した。結果は推計2,000万人から5,000万人の餓死者を出す大失敗に終わり、毛沢東は国家主席の座を追われた。



というものです。

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▲ 大躍進政策を喧伝する当時のポスター。中国語版 Wikipedia より。


この大躍進政策の中に、1958年から始められた「四害駆除運動」というものがあります。四害、つまり「4つの害」とは、伝染病を媒介するハエ、蚊、ネズミ、そして、特に力を入れたのが、農作物を食い荒らすスズメの「根絶大作戦」でした。

その運動と、その結果を Wikipedia から抜粋します。


四害駆除運動

1958年2月から、四害(伝染病を媒介するハエ、カ、ネズミと、農作物を食い荒らすスズメ)の大量捕獲作戦が展開された。

特に、スズメを大量に駆除した(北京市だけでも300万人が動員され、3日間で40万羽のスズメを駆除した)。しかし、スズメの駆除は、かえってハエ、カ、イナゴ、ウンカなどの害虫の大量発生を招き、農業生産は大打撃を被った。

スズメは、農作物を食べると同時に害虫となる昆虫類も食べ、特に繁殖期には雛の餌として大量の昆虫を消費している。このような生態系のバランスを無視した結果だったのである。




このようなものも含めて、中国の「大躍進政策」は、伝統的な農法も科学的知識に基づく近代農法もまったく無視した政策が実行に移された結果、農業などに大きなダメージを与えることとなり、結果として、出現したのが「おびただしい餓死者」でした。

1958年から1960年まで続いた大躍進政策での餓死者の数は正確にはわかっていませんが、アメリカに本部を置く中国語専門テレビ局の新唐人電視台は 2010年 9月のニュースで、当時の報道や専門家たちの意見として、

「最低でも 4500万人が餓死した」

と結論付けています。

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▲ 2010年9月9日の新唐人電視台より。このニュースは、日本語吹き替えで、 YouTube でも見られます。


何だか話が変な方向にそれましたが、今回の京都のハエが天敵がいなくなったことによるものかどうかはわからないのですけれど、感覚的には、トンボやカエルなどの数が明らかに少ないとお知り合いは言っていました。


あと、現在の虫の大量発生といえば、「カメムシ」があります。

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・7月5日のライブドアニュースより。


群馬、埼玉、三重などでは県が注意報を発令していますが、それ以外の場所でも、今年は多いようです。

まあ、上のライブドアニュースのタイトルの「エルニーニョで恐怖の大発生」というのは、ちょっと意味がよくわからない面もありますが、記事によりますと、ある夕刊紙記者の話として、


「カメムシが大量発生した年の冬は、大雪に見舞われると言われています。ここ数年はさまざまな異常気象が続いていますから、今年は日本中が大雪に埋もれるかもしれません」



と述べていたとようなことから、このタイトルがついたようです。

もう異常気象にも慣れてきた感じもありますが、まだまだ予測不能の出来事もありそうですしね。





全世界で一斉に報じられた「京都のオオサンショウウオ」

ところで、冒頭に載せました「オオサンショウウオ」の報道。

これは京都の鴨川沿いでの出来事にも関わらず、日本では、いわゆるニュースとしては、ほとんど報じられなかったのですが、海外では、これが、

「巨大オオサンショウウオが陸地に出現した!」

と、結構様々な国で報道されていたのでした。

オオサンショウウオという存在自体が珍しいのかもしれないですが、その大きさもすごかったようです。

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Twitter より。


このオオサンショウウオについては、J-Castニュースが、京都市役所の文化財保護課に問い合わせたところ、現在の鴨川の水質はかなりきれいで、エサも豊富なので、オオサンショウウオが棲みつく場合もあるということだそう。

鴨川に定住したオオサンショウウオが陸地を散歩でもしていたということのようです。


日月神示に「わけのわからん虫わいてくるぞ」という記述がありますけれど、先ほどの中国の「天敵」のエピソードのように、生態系の「一方が死に絶えると、一方では大量に発生するものが出てくる」という図式から考えると、天候の異変にしても、あるいは何らかの人為的な問題であったににしても、現在の状況はこの、

「わけのわからん虫わいてくるぞ」という状況がとても起こりやすい

とも思います。

天候や自然災害や、あるいはその他のことで、まだいろいろと混沌としたいろいろなことが日本でも起きると思いますけれど、まあ、淡々と、そして、(自分で思うところでの)健全に進んでいくしかないです。

今の世の中の状況に「対抗」したり、「立ち向かったり」、あるいは「必要以上に嫌悪したり恐怖したり」というような態度はあまり得策ではなない気がします。それよりも、シュタイナーの言葉の受け売りですが、「いっさいの外部の出来事に影響されない自分を作ること」が今の時代には重要なことなのかもしれません。

これは私自身でも難しいことで、毎日そのことをよく考えます。

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