連休とのことで、私もいろいろ出かけたり戻ったりしながら、ニュースなどを眺めていますが、どうもニュースが異常に暗く感じられるのは、「大量の子どもの犠牲」の報道をあまりにも目にするからかもしれません。
なので、今回は記事もやや暗いものになってしまいますが、そのことを書かせていただきます。
繰り返す「子どもの大量の犠牲」
過去記事の、
・赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった
2014年04月06日
以来、
「大量の犠牲」
というキーワードが気になっていることと、そして、先日の、
・黒点は完全に消えたけれども、イスラエルの「666戦争」とマレーシア機の既視感の中で予測されてしまうかもしれない今後の世界
2014年07月18日
という記事にも書きました、その犠牲の対象は、旧約聖書では、
「すべての初子」
となっていることにも気になり続けていたわけですけれど、世の中の動きはそれに準じるような凄惨な方向へと進んでいます。
そして、先日、撃墜されたマレーシア機の「乗客の内訳」を知り、さらにショックを受けています。
下のニュースです。
▲ 2014年7月19日の時事通信「犠牲者に子供80人=「国外の夏休み」暗転−マレーシア機撃墜」より。
ウクライナ東部ドネツク州でマレーシア航空機が撃墜された事件で、現地メディアは18日、乗客乗員298人のうち約80人が子供だったと伝えた。
夏休みを国外で楽しもうとした子供らが多数犠牲となった悲劇に衝撃が広がっている。
ウクライナのテレビは、子供とみられる遺体や燃えるスーツケースなど、ドネツク州の事故現場を放映。インドネシアのガイドブック、現場で回収された多くの子供のパスポートなども映し出された。
乗客だけでみれば、搭乗者の約3分の1ほどが子どもだったというのです。
墜落現場に散らばっている下のような、トランプ、スケッチブック、コミック誌のようなもの、あるいはガイドブック、何かの飾り物、などは多分すべて子どもたちの持ち物だと思われます。
いくら、この飛行機が撃墜されたのが「偶然」だったであろう(選ばれて撃墜されたわけではないであろう、という意味)とはいっても、そして、今がホリデーシーズンなので旅行客が多いのも当然だとしても、一般的に乗客の3分の1が子どもたちによって占められているというような航空便はそんなにあるものではないように思います。
最近では、「乗客の大半が子どもか若者の大量事故死」としては、韓国のセウォル号事件もそうでした。
▲ 4月27日、合同の焼香所が儲けられたソウル市庁舎。
上の黄色いリボンは、沈没事故に遭った人々の無事を願うため、当時の韓国で運動として流行したもの。
そして、ソウル市庁舎に張られた幕に大きく書かれてある文字は、
「ごめんなさい(미안합니다 / ミアナムニダ)」
です。
ソウル市庁という政府サイドから謝っているということになります。
これは韓国社会においてこれはとても珍しいことに思いました。
良い悪いはともかくとして、韓国は個人も社会もあまり謝らないですしね。
いやまあ・・・しかし、いろいろな国へ昔、行きましたけど、「あまり謝らない国のほうが多い」という気はします。日本人は特に謝る民族で、そこが私は好きです。
私自身も基本的に非常に謝る人で、小さなことなら明らかに相手に落ち度があっても自分のほうから謝ることもあります。まあ、そのへんの考え方は「日本人」というより、人それぞれでしょうけれど。謝るのが大嫌いな日本人もたくさんいるでしょうし。
話が逸れました。
そして、最近の「大量の子どもたちの犠牲」といえば、現在進行中の下の軍事行動です。
▲ 2014年7月21日の朝日新聞デジタル「イスラエル、ガザ部隊増強 攻撃激化、死者400人超」より。
上の記事には、
> ガザの死者は410人。大半は一般市民で、子どもの犠牲が目立つ。
という記述がありますが、正確な数については、オーストラリアのシドニー・モーニング・ヘラルドの記事によれば、この数日間だけで、 73人の子どもが死亡しています。
というより、写真を見ると、「子ども」という響き以上に、
「赤ちゃんがやたらと犠牲になっている」
という印象を受けるのです。
▲ 爆撃によって亡くなった自分の子どもや赤ちゃんを抱いて道を歩く父親たち。 2014年7月19日の英国デイリーメールより。この記事には、他にも数多くのこのような親たちの写真が掲載されています。
どうして、こんな惨事になっているかというと、イスラエルが攻撃しているのが、主に、
・民家
・学校
・病院
だからです。
どうしてそんなことをするのかというと、イスラエル側の理由は存在していて、7月21日の毎日新聞「ガザ:死者400人超える…戦闘激化、医療態勢は崩壊寸前」によりますと、イスラエル軍は、
「ハマスが民家や病院、学校を兵器の保管場所に使っているため、やむを得ず民間施設を攻撃している」
と述べています。
そして、それ(ハマスが民家や病院や学校を兵器の保管場所に使っていること)は確かにある程度、事実でもあります。
学校や病院は、親が優先的に子どもたちを避難させる場所でもありますので、学校や病院が集中的に狙われれば、子どもの被害者が多くて当然ということになります。
・・・どんなに軍事的な理由があるにしても・・・「子どもが集中的に死亡すること」をイスラエルは知っている。
さらに、負傷した人たちを治療するのが病院ですが、病院そのものが狙われている状態では、今後状況が良くなるとも思えないです。上の毎日新聞の記事によりますと、ガザ最大の病院「シファ病院」の医師の言葉として、
「重傷者が続々と運び込まれているのに医師が足りない。輸血も麻酔もなくなりつつある。救える命を救えない」
という言葉を掲載しています。
ちなみに、イスラエル軍の爆撃の威力はものすごく、その爆撃が下のように、雨あられと降り注いでいる状態で、その攻撃目標が「子どもの多い学校や病院」というのですから、大義名分が何であれ、救いのない話にしか見えない部分があると言わざるを得ません。
▲ ガザの夜空を花火のように照らすフレア(照明弾)。
2014年7月19日の英国デイリーメールより。
先日の記事、「黒点は完全に消えたけれども...」に載せました下の表
の事件のうち、
・韓国セウォル号沈没
・マレーシア機撃墜
・イスラエルのガザへの空爆と地上侵攻
が連続するように起きていることを考えてみますと、現在は、「前例のないほど子供と若者の犠牲者の率が高い出来事が続いている時」であることが、ここにきてわかります。
約5年前のガザ攻撃に見る死者の「比率」の異常性
ちなみに、今から5年ほど前の 2009年にも、イスラエルは 22日間にわたり、ガザを攻撃していまして、その時は以下のようなものでした。
ガザ攻撃の犠牲者1434人、3分の2は民間人
ロイター 2009.03.13
パレスチナ自治区の人権団体「パレスチナ人権センター」は、イスラエル軍が昨年(2008年)末から22日間にわたって行ったガザへの大規模軍事作戦によるパレスチナ側の死者が、1434人に達したとの調査結果をまとめた。約3分の2は民間人だったとしている。それによると、犠牲者の内訳は兵士が235人、警察官が239人で、民間人は960人に上った。民間人のうち、288人が子どもで、121人が女性だったという。
さらっと読むと、気づかないかもしれないですが、数字を羅列すると、今回と同じような「異常性」が浮かび上がる状態がわかります。
・兵士の死者 235人
・民間人の死者 960人(うち、子どもが288人)
あるいは、こちらの並べ方の方が決定的にわかりやすいかもしれません。
・兵士の死者 235人
・子どもの死者 288人
兵士の死者より、子どもの死者の数のほうが多い攻撃だったのです。
先にも書きましたけれど、「イスラエル側にいかなる理由があるにしても」、子どもが多く死亡する結果となる攻撃を「意図的に」おこなっていたことがわかります。
「イスラエルの過ち」に関してのウェブボットの当時外れた予測
あまり関係ないことかもしれですが、5年ほど前のウェブボットの未来予測に、「イスラエルに対しての報復と、イスラエル国内でも反乱が起きる」ということについて長く書かれていたくだりがありました。
5年前にはそこに書かれてあるようなことは起きませんでしたが、今回はどうなのでしょうね。
少し抜粋したいと思います。
予測の日付けはすでに過ぎていますので、年や月は省きます。
ALTA レポート 1109 パート 1
ウェブボット 2009年1月3日配信
・「イスラエルが過ちを犯す」とのデータは長い間存在している。犯した過ちによって、各国の国民はイスラエルを犯罪国家として拒否するようになる。
・ 「イスラエルの過ち」は極端さの表現でもある。それは、シオニストが犯す虐殺と極端な残虐性の表現であると同時に、イスラエル国民の極端な失望と苦しみの表現でもある。
・ イスラエル国民は、イスラエルは生存をかけた戦いをしているというプロパガンダを完全に信じ込んでしまっている。しかしながら、その裏でイスラエルのシオニストは、民族浄化と大虐殺を遂行している。
・次第に、イスラエル国民はこれに強く反応するようになり、シオニストの行動を難しくさせる。そして、イスラエル国内でも反乱が発生する。
・ シオニストが過ちを犯すのとほぼ同時期に「洪水」というキーワードがヨーロッパ圏で強くなっている。
・ 自然災害としての「洪水」がヨーロッパを襲うことを示しているがそれだけではない。それは巨大な社会変革の波が「洪水」のようにヨーロッパを席巻することを示している。
ここまでです。
ところで、上のウェブボットに、
多くの内部告発者が現われるとのデータはいまだに強い。内部告発者は、イスラエルに支配された企業や秘密諜報組織、さらに海軍情報部や NASA などから出現する。影の政府からも多くの高官が内部告発者と して出てくる。
という記述がありました。
これも、5年前はそのようなことは起きませんでしたが、現在では、次々と内部告発者が出現しています。
内部告発者といえば、アメリカ国家安全保障局( NSA )のエドワード・スノーデンさんなどが有名ですが、NSA で、かつて、スノーデンさんよりもさらに高い立場にいた人で、911後に NSA を辞職した人が、最近、内部告発者として登場したりしています。
▲ 2014年7月10日の米国ビジネス・インサイダーより。
それは、ウィリアム・ビニー( William Binney )という人で、最近、彼は各メディアに上のようなこと、すなわち、 「アメリカ国家安全保障局の最終目標は、総人口をコントロールすること」など、様々な内部告発を始めています。
機会があれば、今度ご紹介いたします。