2014年09月22日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




シドニーの海岸に無数に漂着した緑の未確認「浮遊」物体と、カリフォルニアの真っ赤な太陽から思い出す「丸い存在」に囲まれている地球の人類の関係



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▲ 2014年9月21日の英国インターナショナル・ビジネス・タイムズより。



シドニーの海岸を埋め尽くした丸い物体

オーストラリアで少し前に「海岸に緑色の丸い物体が大量に漂着する」という出来事があったのですけれど、上の写真では、大量に、という部分が今ひとつわかりにくいですので、そのディーワイビーチというところの現状の写真を載せますと、下のようになっています。

dee-why-1.jpg
Daily Mail


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Daily Telegraph


日本人のように「マリモ」なんかの存在を知っていれば、

「まあ、藻かなんかなんだろうな」

と思うわけですが、インターナショナル・ビジネス・タイムズの記事の内容も、科学者の言葉を引用して、藻類の一種が何らかの理由で丸くなり、漂着したのだろうということが記されています。

また、マイクロ・ファイナンスという英語のメディアの記事には、 Marumo (マルモ)という単語を使った記述があり、

日本にはマルモと呼ばれる糸状の緑藻が存在する。

という記述がありました。

ただ、今回は海であり、少なくとも、マリモの種類は淡水でのみ確認されていて、しかも、南半球では確認されていません。つまり、「この藻の種類は特定されていない」ことは事実のようです。

そして、新種なら新種でいいとして、それよりも、

「なぜ、今まで1度もこの海岸に漂着したことのないこれらの藻が、この日だけに一気に大量に打ち上げられたのか」

への答えは、気象関係の話を含めて記述がなく、思ったより謎な出来事かもしれません。

なお、インターナショナル・ビジネス・タイムズではタイトルに「 UFO 警報」などという言葉を使っていて、もちろん、あちら特有のジョーク的見出しの一環ですけれど、同じ英国のデイリーメールでは、下のようなタイトルでこの出来事を紹介していました。

dm-ufo.gif
Daily Mail


未確認「浮遊」物体……。

ところで、今回、このことと絡めて、「マリモ」のことを調べていて、初めて知ったことがあります。マリモ - Wikipedia によると、マリモの分布は、

日本では、北海道及び本州の東北地方から関西地方の湖沼に点在して分布し、日本国外では、ヨーロッパ北部、ロシア、北アメリカ等に分布する。

とあるのですけれど、これら北半球に分布するマリモの起源に関して下のような記述がありました。

2011年12月、釧路市教育委員会マリモ研究室の研究によって、北半球のマリモの全てが日本の湖のマリモを起源とする可能性が高いことが判明した。

とのことで、マリモが基本的に北半球にしか生息しないことを考えますと、

世界のすべてのマリモの起源は日本

ということのようです。

「へえ」

と頷きながらも、北海道の観光地なんかには、昔から(多分、今も)「オミヤゲとしてのマリモ」が売られているんですけれど、それらは、

観光地などで「養殖マリモ」の名で販売されているものは、地元漁協がシラルトロ湖で採取したマリモ糸状体を人工的に丸めただけのもの

なのだそうです。

「へえ、子どもの頃、うちにもあったけど」

と初めて知ったりもしたものでした。



反対色について

ちなみに、ちょっと話が逸れることとなるかもしれないですが、上のオーストラリアに打ち上げられた藻のようなものは「緑色」でしたけれど、デザインの世界に「反対色」(補色)という概念がありまして、色相環というもので、正反対に位置する関係の色があります。

「色相環」などというと難しいですが、下のようなもので、対極にある色が「反対色」となります。

BYR_color_wheel.gif
Wikipedia

緑の反対色は、その対極にあるものがそうですから、上の図で「赤」となることがわかります。
緑と対極するものは赤」ということです。

そして、この「赤と緑」というのは、他にもいろいろな因果関係がありまして、たとえば、先天赤緑色覚異常という先天性の体質があります。かつて色盲という言い方をされていたものです。先天性の色覚異常は、「ほとんどすべてが赤緑色覚異常」となりまして、つまり、「赤と緑の色の区別がつきにくい」という色覚異常となります。

その数は想像しているより多いもので、 色覚異常 - Wikipedia によりますと、

日本人では男性の4.50%、女性の0.165%が先天赤緑色覚異常で、日本全体では約290万人が存在する。白人男性では約8%が先天赤緑色覚異常であるとされる。

ということだそうです。

赤緑色覚異常の方の場合、たとえばですけれど、下のような文字を識別しづらいということにもなります。なので、公的なデザインや、注意系の看板などにこれらの配色を使ってはいけないということにもなります。

red-green.gif


何だか、話が次々とそれてきましたが、つまり、

赤と緑には独特の関係性がある

ということです。

たとえば、人間や動物を基本から育む「植物は緑」で、育まれる人や動物の「血は赤い」というようなあたりの関係も昔からいろいろと考えたことがあります。

そして、現在のアメリカでは「血のように赤い太陽」が出現しています。




カリフォルニアの真っ赤な太陽

昨日のスペースウェザーに下のような文字通りに「真っ赤な夕陽」の写真が載せられていました。

fiery-sunset.gif
Spaceweather


実は、現在、カリフォルニアでは、記録的な高温と干ばつによる山林火災が相次いで発生していて、収まる気配を見せていません。

下は AFP の記事からの抜粋です。

米カリフォルニア州で山火事多発、記録的な干ばつで
AFP 2014.09.17

記録的な干ばつと高い気温に見舞われた米カリフォルニア州の各地で山火事が相次いで発生しており、16日には最大6000人の消防隊員が消火活動に当たった。カリフォルニア州では現在、大規模な山火事が12件発生している。

カリフォルニア州森林保護・防火局のアリッサ・スミス広報担当はAFPの取材に「干ばつが原因で昨年から山火事が増えている」と述べ、昨年同時期までと比べて今年は火災発生件数が200件以上多いと付け加えた。

カリフォルニア州では40度近い気温が続いており、過去数十年で最悪の干ばつは今年で3年連続となっている。特に、農地の多いセントラルバレーは壊滅的だ。

このような状態ですので、すぐに状況が良くなるということはなさそうです。

米国ウェザーは 70枚以上のカリフォルニアの山林火災の写真を掲載していますが、炎上中の山林火災の光景の中には、つい美しさを感じてしまうようなものも多くあります。

calfornia-orange.jpg
Weathe.com


しかし、美しさなど錯覚であり、鎮火後に山林は完全な灰と化し、多くの建物が廃墟となっていっているという現実こそが事実ではあるのですけれど。



どんどん黒くなっているかもしれない世界の地表

先日の、

衝撃的な風景 : 現在の北極は「黒い氷」に覆われている
 2014年09月20日

という記事では、北極圏の氷が黒くなっていることをご紹介しました。

black-333.jpg
Slate


この記事でご紹介した報道には、北極周辺の火災の発生が過去最大となっていることが、氷床が黒くなっている原因のひとつではないかと書かれてありましたが、特に、

「カナダ北部では山林火災の発生件数が例年の9倍」

という記述などもあり、世界中で山林火災が増えているという現実を改めて知ったりします。

今年は、やはり北極に近いロシアのシベリアの山林火災もすごいですからね。
それと関係して、先日の北海道新聞に下のような記事がありました。

PM2・5濃度上昇、原因はロシア森林火災 道など調査結果発表
北海道新聞 2014.09.13

札幌など道内の広い範囲で7月、微小粒子状物質「PM2・5」の大気中濃度が上昇した問題で、道と札幌市は12日、主な原因はロシア・東シベリアで発生した森林火災だったとする調査結果を発表した。

北極の「黒い氷」の原因として、仮に山林火災の増加も関係しているのだとすると、実際にこれだけ山林火災が世界中で多く発生している中では、「世界の多くの地域は「黒いもの」が降りかかった状態」なのかもしれません。

何しろ、シベリアの山林火災で北海道の大気の汚染濃度がはっきりと変化するわけですから、山林火災の影響の範囲は相当広そうです。

アメリカも、偏西風の流れから見れば「カリフォルニアは全米に対しての風上」に位置した場所にあるわけですから、アメリカのかなり多くの地域の PM2.5 など大気汚染が続いている状態であることが予測されます。

先に載せました「カリフォルニアの真っ赤な太陽」は、大気に火災の粒子が濃く混じっているために起きているものです。

ここで私は、ふと下の2年ほど前の記事を思い出したのでした。

sun-perfect-circle.jpg

▲ 2012年08月18日の記事「私たちの太陽が「宇宙の中で最も完全な球体」であったことが判明してショックを受ける科学者たち」より。




太陽が私たちの周囲の存在の中で「最も完ぺきな球形」であること

これは、ハワイ大学の研究者たちが、NASA の 太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリーを使って、正確な太陽の測定をしたところ、

太陽は、人類史でこれまで計測されたあらゆるものの中で最も丸い物体だということがわかった。

ということをご紹介したものでした。

私はこの記事を知った頃から、太陽を含めて「星が自然に作られた」という考え方をはっきりと疑うようになりました

物理的な法則で自然に形成されたものが、まして、太陽のような巨大な存在が「完ぺきな球体となるように成長していく」という確率などは、それは計算できないほどのものであり、「奇蹟」という言い方しかできないものです。

その「奇蹟」がどのように発生したのかは私には想像もつかないですが、「太陽」が私たちの身近なものでは最も「大きなもの」であるということの一方では、もうひとつの興味深い事実があります。

3年ほど前の、

電子は「宇宙に存在するものの中でもっとも丸い存在」だった
 2011年05月27日

という記事は、タイトル通り、

電子がほぼ完全な球形をしていることが突き止められた

という英国テレグラフの記事をご紹介したものでした。

電子というのは、少なくとも私たちの周囲で「最も小さなもの」のひとつであり、また、(私は「初期宇宙」という概念を信じませんが)、現代の宇宙モデルでの初期宇宙の段階から存在していたとされているものです。

くどいようですが、私はビッグバンとか初期宇宙とかいう概念はまったく信じられない人ですけれど、私の考えはともかく、一般論として、宇宙の年表 - Wikipedia から抜粋しますと、初期宇宙は、

はじめに陽子、電子、中性子そして原子核、原子が生成された。

と記されています。

しかし、初期宇宙という概念を使わなくとも、いずれにしても、電子が「この世界を形作る上で非常に重要なもの」である・・・というか、電子という存在がこの宇宙になかったら、この世は存在しなかったわけですが、

そのような電子がこの世で最も完ぺきな球体だった

そして、

太陽もこの世で最も完ぺきな球体だった

ということで、私たちは「完ぺきな円」の中で生きているわけですよ。

やっばり、何というか、こう・・・奇蹟という言葉を使うしかないのですね。


本当は今回は、「最近、世界で光る球形のものがやけに目撃されたり、撮影されたりしている」という話まで行き着くはずだったんですが、やや時間が足りなくなってきました。

「光る球体」というのは、上空のほうではなく、地上で目撃されるもので、たとえば下みたいなやつですね。

orb-1.jpg
Auburn Pub


多くの場合、室内や車内、機内などから撮影したものは「室内の光が窓ガラスに写り込んでいる」などで、あるいはカメラのレンズフレア(光がレンズに映り込む)などですが、それを考慮しても、最近の世界各地ではいろいろな「光る球体」があります。

最近見たもので、興味深かった「ロシアの光る球体」の動画を載せておきます。
日本語字幕も入れました。

ロシアの街中で目撃された不思議な光球



オリジナルは、 tercermilenio.tv にあります。

今回のオーストラリアの緑の丸い物体も含めて、完ぺきな球体に囲まれて生きている私たちは、これからの世の中で、もっともっと「丸い何か」を見るような機会が多くなるのかもしれません。

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