▲ 2014年7月6日の Extinction Protocol より。
10月11日の関東の重低音
私はリアルタイムでの情報発信を読んだりする習慣がありません。つまり、ツイッターなどでの情報を得るということや LINE なども使ったことがありません。
でまあ、それはそれとして、数日前の 10月 11日の夜に聞こえた「音」のことが、昨日( 10月 15日)になっても、まだ気になっていました。
時間は正確には覚えていないですが、夜の8時くらいでしたかね。
うちの奥さんが、「何これ?」と言って、部屋の周囲を見回したのですね。
わたし 「何って?」
奥さん 「この音」
わたし 「……あ……なんだこれ?」
どこかでとてつもない「重低音」が響き渡っているのです。
私は、ベランダを開けて、外に音を聞きにいきましたけれど、これは低音の特徴でもあるのですが、その発生源の方向がつかめません。つまり、「空から鳴っているのか、地面のほうから鳴っているのかさえよくわからない」のでした。
空か地面かわからないけれど、そのあたり全体が「ゴゴゴゴゴ」と鳴っている。
音の感じとしては、
・雷(ゴロゴロの時)
・大きな花火大会の低音
・飛行機の超低空飛行(ソニックブーム)
などの「低音」の部分を彷彿させるのですが、とりあえず雷の可能性はありません。また、私の住んでいる場所は米軍や自衛隊の軍事基地が近いということもあり、このあたりに住む人は、毎日、空軍機の音を聞いていて、かなりの低空飛行の轟音をも日常的に聞いています。
したがって、「軍用機の音を聞く回数についてはプロ」(笑)である住民たちが多いのですが、この音がそれらの航空機でもないこともわかります。
今までの経験を凌駕する「ものすごい低音」が、ゴゴゴゴゴ……と、わりと長い間続いているのです。
わたし「うーん……なんだろう、この音」
奥さん「花火大会?」
わたし「花火でこれだけの低音が出るとすると、すぐそこの駅前あたりで、史上最大級の花火の打ち上げが行われて、さらにその花火大会で戦後最悪の爆発事故が立て続けに 10回くらい起きないと、こんな音にはならいなと思うな」
私は大きな花火大会も比較的近くで何度か経験していますけれど、こんな低音は聞いたことがない。
その時に、何かリアルタイムの情報でも見ていれば良かったのですが、上に書きましたように、私はリアルタイム情報をあまり見ない上に、夜はインターネットを見ません。
そして、実は、私はその翌日の昼もどうも釈然としない低音を聞いたのです。ここに至り、「ちょっと調べてみよう」と思いまして、今日ネットで検索してみましたら、関東の全域でその「音」を聞いた人たちがツイッターなどに書き込んでいたことを、まとめサイトで知りました。
・まとめサイト
それで、上のまとめサイトの流れとしては、下の投稿によって、「ギネス級の花火によるもの」という方向になっていったのですね。
鴻巣(こうのす)市商工会青年部主催の「第13回こうのす花火大会」が11日、鴻巣市の糠田運動場で行われ、1万5千発を超える花火が秋の夜空を彩った。重さ464キロの4尺玉の打ち上げにも成功し、「最大の打ち上げ花火」としてギネス世界記録に認定された。
・鴻巣花火大会
私もこの「ギネス」という言葉に惑わされたのかどうなのか、一瞬、「ああ、花火だったのか」と思ったのですが、
「ちょっと待て。鴻巣市?」
と、「位置関係」について疑問が出てきたのです。
埼玉県の鴻巣市と、私の住む所沢市の周辺の位置関係は下のようになります。
距離は、バスの路線から調べて見ると、最も直線距離に近いコースの道路で 所沢周辺から 鴻巣市周辺までは 40キロメートル以上あります。
この距離だと、私の住む場所を中心としますと、東京都の大部分までをカバーする距離であり、もし、あの音が鴻巣市の花火の音だとすると、夏に東京でおこなわれる、すべての大きな花火大会の音が全部聞こえてくるという計算になります。
さらに、当日のツイッターの投稿を見ますと、
湘南地区、20時頃に地鳴り?地響き?すごかった。(・・;)以前から聞こえている音とちょっと違ってゴゴゴゴゴ…と連続音。雷かと思ったけど明らかに違う。埼玉のギネス級の花火の音が聞こえるわけないし…。
というものや、
関東広域で地鳴りが聞こえたとの噂が多数? 鴻巣花火が原因? しかし、四尺玉は最後の一発だけど。 地鳴りの鳴っていた時間や長さが分からないし、いくらどうでも横須賀まで届くわけないと思うが。
というものなどがあり、千葉や神奈川方面まで轟音が拡がっていたようで、こうなってくると、私個人としては、常識的に考えて、この轟音は「埼玉県のギネス級の花火」とは関係ないと思います。
しかし、じゃあ何かというと、それはわからないです。
とりあえず「首都圏一帯」に、この重低音が聞かれていたらしいんですけれど、関係ない話ではありますが、ちょうど同じ頃、アメリカでも「轟音」のニュースが報道されていました。
同じ頃、アメリカでも謎の轟音
海外の「謎の音」といえば、2年以上前に、
・世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える
2012年02月21日
などで、世界各地で聞こえた(とされる)奇妙な音のことを何度か記事としてご紹介したことがあります。
実際にはそれ以降も、アメリカでは「謎の音」の報道が頻繁になされています。
そして、つい先日の 10月 12日に、アーカンソー州にあるアークラテクス( ArkLaTex )という場所で広範囲で重低音が響き渡るという出来事があり、比較的大きく報道されました。
▲ 2014年10月13日の KSLA より。
▲ アークラテクスの位置。
上のニュースは毎日アップデートされていて、最初は「原因不明」とされていたのですが、10月 15日になり、その轟音の聞こえた時に、
「上空を何かの破片の大群が横切っていた」
ことがレーダーで確認されたという記事になっています。
下がそのレーダーに写った「何かの破片の集まり」の通過の様子。
広範囲です。
・KSLA
しかし、この日には、航空機の事故や、あるいは周辺の工場や石油関連施設での爆発事故のような、つまり、このような「大量の破片を生じさせる」いかなる出来事も起きていないということで、むしろ、レーダーによって、この「破片の大群」を見つけられたことによって、この出来事はさらに謎が深まっているようです。
この破片の大群が轟音の原因かどうかもわからない上に「そもそも何の破片の大群なのか」もまったくわかりません。
このニュースは、何か興味深いことがありましたら、ご紹介します。
謎の音に対しての一般的な見解
この数年は世界中で、「謎の音」の報告が頻繁にありましたが、あまりに報告が多くなるにつれて、単なる気のせいやオカルトでは済まされなくなってきた頃から、科学者の人々もコメントを出すようになりました。
たとえば、もう3年前の記事ですが、
・あらかじめ予測されていた小氷河期の到来
2011年11月07日
では、地球が寒冷化に入る可能性について言及した NASA の太陽物理学者デイビッド・ハザウェイ博士のインタビューを何度かにわかりご紹介しました。
このデイビッド・ハザウェイ博士も Earth Files という米国のサイトの中で、
「太陽からの激しいプラズマと地球の重力の相互作用によって発生する重力波によって、これらの謎の音を説明することができるかもしれません」
と言っていたことがありました。
謎の音の原因が、太陽活動と地球の重力の関係の中で起きているかもしれないという説です。
あと、
・世界中での異常な音は「地球内部の新しいエネルギー活動の始まり」という学説
2012年02月08日
という記事では、アゼルバイジャン出身の科学者エルチン・カリロフ博士( Dr.Prof. Elchin Khalilov )という人の説をご紹介したことがあります。
カリロフ博士の所属する GNFE という団体は国際科学団体ではありますけれど、いわゆる西欧の一般的な科学の視点とはやや違うものですが、その主張は下のようなものです。
当時の翻訳は読み直すと無用に長いですので、訳し直して短めにしました。
世界中で報告される空からの不可解な音 - これらは何なのか?
この数年、世界の異なる国や地域から「空からの奇妙な音」についての報告が相次いでなされている。
科学者たちによれば、報告された音のうち、実際にそれが奇妙な音だと認定されるようなものはごくわずかだというが、しかし、その中には確かに説明がつかない音が含まれており、そして、それらは、米国、英国、コスタリカ、ロシア、チェコ、オーストラリア等、位置の異なるさまざまな国々から報告されている。
これらは一体何が原因で起きているのか?
地球物理学と地質学を専門としているエルチン・カリロフ博士によると、これらの奇妙な音を分析する中で、これらの音の大部分が「超低周波」であり、不可聴音(人間が聴くことができない低い音)の範囲にあることがわかったという。
カリロフ博士は、「このような非常に強力で巨大な音響の重力波を作り出すためには、極めて大規模なエネルギー・プロセスがなければならない」と述べる。そして、その巨大なエネルギーは、太陽フレアを含む太陽表面で発生する巨大なエネルギーの流れと関係していると博士は言う。
同時に、カリロフ博士は、私たちの地球の内部からの要因についても語る。
「これらの不可解な音の発生源の可能性としての他の要因は、地球のコアにあるかもしれない。地球の磁場を作っている内側と外側の殻の移動のプロセスは 1998年から 2003年の間に5倍に増加している。現在、地球の北の磁極の移動が加速しているが、これは地球の中心のエネルギー・プロセスの増大を示していると思われる」。
地震と地球の重力を記録するための世界的ネットワークであるアトロパテネ・ステーションは、2011年11月に、強力な重力の衝撃を世界で同時に記録した。この理由について、博士は、「2011年の年末に地球のコアで起きた大きなエネルギーの解放は、地球の内部エネルギーが新しい活発な活動段階に入ったか、あるいはエネルギーの移行の開始を示す何らかの信号なのかもしれない」と述べる。
ここまでです。
この「地球が新しい活動期に入った」というフレーズは、最近の地球の「磁場の移動」や、火山活動、そしてシンクホールの多発などの地殻変動などの頻発を考えましても、いい加減な考え方とは言えない面もありそうです。
ところで、「謎の音」に関しては、2004年にすでに「謎の音が拡大している」という主旨の論文が出されていることを知りました。
2004年の「世界に拡がる謎の音」の研究論文から思い出す「良い周波数」と「悪い周波数」
下の文書は、オクラホマ州立大学の地球物理学者デビッド・デミング博士が 2004年に書いた論文の1ページ目です。
・The Hum: An Anomalous Sound Heard Around the World
上に赤いラインで示しましたが、LORAN (ロラン)、 HAARP、TACAMO などとある文字列は、通信用語、あるいは、アメリカ軍の軍事関係の頭文字です。
それらの文字が並んでいるということは、このデビッド・デミング博士という人は、世界に拡がる謎の音とこれらの関係を書いているという可能性が高そうです。
「可能性が高そうです」と書きましたように、私はまだ中は全部は読んでいないのです……というか、読めないほど長いのです。しかし、これについて説明しているサイトも見つけましたので、今後またご紹介できるかとも思います。
何より「謎の音」が 2004年にすでに科学者でさえ無視できないほど、世界中で報告されていたということを知ったということの方が驚きでした。
ところで、上の中の HAARP (高周波活性オーロラ調査プログラム)については、昔からいろいろと言われていますが、公表されている目的自体はいまだに曖昧な説明となっています。
ですので、その目的についてはどの意見も憶測に近いものがあるのですが、目的はともかくとして、 HAARP のシグナルが「低い周波数である」ということを以前知りました。
今年の4月に書きました、
・太陽黒点と事故の関係。そして、太陽と HAARP の関係。あるいは「太陽にとって替わりたい人たちの存在」を感じる最近
2014年04月22日
という記事では、
・太陽の磁場エネルギーは低周波
・人間が発信している波長も低周波
という、太陽と人間の波長が同じ領域にあることを記していますが、HAARP のシグナルである「5Hz 程度の非常に低い周波数」も同じような領域にあるものです。
ここから、
「HAARP のシグナルは、人間と太陽が共有している周波数に干渉している可能性がある」
ことがわかります。
ただし、これが偶然なのか、意図的なのかまでわかるはずもありません。
他の TACAMO も超長波の関係のようですし、LORAN(ロラン)というのも、地上系の電波航法システムの一つだそうで、すべてが、軍事用の通信システムと関係しているということになりそうです。
そして、デビッド・デミング博士の論文には、どうも、
「それらのシグナルが人間の精神に影響を与えている可能性がある」
ことについて書かれているようです。
要するに、人間が耳では聞こえない低い周波数のシグナルも含めて、轟音や重低音などで、人間を一種の狂気や暴走に走らせるというようなことなのでしょうかね。
きちんと論文を読んでいないですのでわからないですが、もし、そういうことができるのなら、たとえば、誰かが、あるいは、国家や組織が、
「ある国や地域を暴動や混乱が起きやすいように導きたい」
という願望を持ったとした場合、意図的に「起こりやすい状態」に人の精神を導くことができたりする・・・というような研究もどこかではおこなわれていたり、あるいは、実験や実践がなされているという可能性もあるのかもしれません。
そんなことは無理っぽい……と思いつつも、しかし、過去記事の、
・ジョン・レノンの曲に DNA を修復するといわれるソルフェジオ周波数 528Hz コード「だけ」で作られていたものがあることに気づいた日……
2014年08月26日
などで書きましたような「音(あるいは周波数)には人間の肉体と精神に直接影響を与える力がある」とするソルフェジオの理論が本当ならば、
・人間にとって良い音(周波数)
の反対となる、
・人間にとって悪い音(周波数)
も存在すると思われます。
5000年前の古代人が「良い音」を探求していたのと逆に、現在の世界のどこかに「悪い音」を研究し続けている人(たち)が存在するとしたなら、そして、それに効果が認められるとするなら、なかなか手強い世の中であるかもしれません。
しかし、現在の地球の各地で報告される轟音は、それらとは関係のない「地球内部の営み」であるのかもしれないですし、それは私たちには推測の域以上は何もわからないです。