2014年11月22日



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ウクライナのドネツクで高高度核爆発攻撃(EMP)がおこなわれたのでは? と噂された報道を見て思う「ロシア」という肖像



昨日、救急車で搬送されるということをしでかしてしまいました。生まれてはじめて脳のMRIなどをとりまして、結果、まったく異常なしということでしたが、何だか曖昧な体調が続きます。

ま、しかし、もう元気です。そして、そんな翌日としては全然さわやかな話題ではないのですが、下の動画をご覧いただければと思います。長さを 15秒程度に編集していますので、よろしければ最初にご覧下さい。最初に報道したのは「 RT 」というメディアですが、これについては後ほど付け加えます。




この動画にある「 RT 」のロゴは、ロシアの英字メディア「ロシア・トゥディ」と同じですので、ロシア・トゥディの報道かと思っていたのですが、よくリンクを辿ってみると、動画報道のラプティTV のものだとわかりました。オリジナルの動画はこちらです。

rt-logo.jpg
・ラプティTV のロゴ。

ロシア・トゥディとほぼ同じロゴを使っているあたりに、どうも釈然としない部分もありますが、そのあたりも考えつつ、それでもやはり気になる映像ではあります。

なお、高高度核爆発(EMP) 攻撃とは、Wikipedia の説明をお借りすれば、

高高度核爆発高層大気圏における核爆発。強力な電磁パルス(EMP)を攻撃手段として利用するものである。爆発高度によって分類されるものであり、核兵器の種類や爆発規模などは問わない。

というもので、 In Deep の過去記事でも何度か取り上げたことがありました。

EMP 攻撃シミュレーションだったとすると完全な成功を収めたように見える北朝鮮のミサイル実験
 2012年04月17日

EMP カタストロフ: 米国の保守を代表するヘリテージ財団のメンバーが電磁パルスの脅威を報告
 2013年02月12日

などがあります。

過去記事はとりあえずとして、冒頭の映像が報道通り、ウクライナのドネツクだとすると、この地は現在もともとが混沌としている場所であり、実際の現状を知ることは難しいとは思いますが、この短い映像だけで、少しわかることを記しておきたいと思います。



ウクライナのどこかで起きているかもしれないこと

このドネツクあたりの地域の状況については、もはや正確な情報は他国には、ほとんどわからないですが、ウクライナ軍と、ロシアに援助されている(と西側では言われる)兵士たちの間で、激しい戦闘が続けられているようです。

日本語版のロシアの声にも1日の間に何度もドネツクという地名が出ます。
下は11月19日の報道です。

ウクライナ軍、一日で20回ドネツクを砲撃
VOR 2014.11.19

ウクライナ軍は、ドンバスへの圧力を強めている。一日で20回、停戦合意違反があった。

ドネツクの北東部が狙われた。2人が死亡。市の浄化装置のケーブルが損傷し、多くの地区で水の供給が滞った。

なぜこのニュースを抜粋したかというと、戦闘が続いているとはいっても、それは大規模兵器によるものではなく、地上戦で、しかも、攻撃の基本は「砲撃」のようです。

砲撃のたぐいで上の動画にある下のような巨大な閃光が発生する可能性はないでしょう。

ukraine-flash.jpg


これがいわゆる照明弾のたぐいでもないことは、爆発時間の短さからわかるように思います。

さて、このドネツクの閃光は何だったのか。

この動画ニュースが配信されて、すぐに出始めた噂が、

「 EMP が使われたのでは」

というものでした。

しかし、いくら何でも、局地戦に EMP を使うのはやり過ぎな話で(無関係な場所までの被害が大きすぎる)、現実的ではないとは思うのですが、ただ、動画を見ていて、次のことが気になりました。

発光の始まりと同時に「ほぼすべての外灯や電気が消えている」

ということです。

be-01.jpg


af-01.jpg


すべての電気インフラが広範囲で一瞬にして一斉に消えるというのは、EMP 攻撃の特徴です。

ただ、上の写真の「ほぼ」というのが問題ともなるところで、 EMP なら、

「すべて」

となるのが普通だと思いますので、たとえ少しであっても光や明かりが残っているというのは何だか違う気がします。残っている光が電気を使わないものならともかく、電気系統はすべてクラッシュするはずだからです。

さらに最も大きな問題は、

撮影されている

ということ自体です。

どういうことかというと、カメラやバッテリーの種類にもよるのかもしれないですけれど、ほとんどのカメラはバッテリーで駆動しているはずですので、「カメラも瞬時に作動しなくなる」はずです。

その意味では「撮影されている」という時点で、やはり EMP ではないとは思うのですけれど、では、一体何の光かという、それはわからないです。

こんな激しい光を発するものの正体の想像がつきません。

まあ、そして、今回 EMP なんていう言葉に反応したのも、これがウクライナでの出来事だとされているからということもあるかもしれません。

ちょうど、先日の記事、

2014年の終わりまでに開くはずだったマヤ神官の言う「時間の窓」は開かず、ロシア・ウラルの空では人びとが「天空の門」と呼ぶオレンジの光が炸裂する
 2014年11月19日

で、2013年に中国でおこなわれた無人月面探査機「嫦娥3号」のプロモーションの際、その背後にある絵画の、地図でいえば、ウクライナのあたりに「キノコ雲が上っている」ようにも見える図が提示されていたことを書いたばかりです。

nkd-7.gif


この「キノコ雲」が「核」を連想させ、そのイメージに反応したのかもしません。

EMP は、人を直接殺傷する兵器ではないですが、高高度核攻撃という名前の通り「核」は「核」です。そして、 高高度ではない通常の核爆発でも、範囲は狭くても、同じように周囲の広範囲での電気系統がシャットダウンするはずです。

あるいは、上にリンクしました記事の内容も「ロシアの謎のオレンジの光」に関してのもので、今回の青い閃光との「光のつながり」ということもイメージしたのかもしれません。

russia-orange-light.jpg
YouTube


このロシアの閃光、見直しましても、やはり隕石による火球としては「光の規模」が大きすぎるかなという気もします。

いったい何だったんですかね。

何だかこう、ロシアの周辺は不思議なことが多いです。

まあしかし、なんてったって、実は現代ロシア人は「世界1のオカルト大好き人種」といえるようでして、そういう人たちが数多くいる場所なら、不思議なことも起きやすいのかもしれないです。下は先月の Vox というメディアの記事です。

Modern bizzare Russia's obsession with psychics and the occult

▲ 2014年11月15日の Vox より。


Vox の記事によりますと、ロシアのオカルト産業を示す経済的数値として、現在のロシアのスピリチュアル産業の総額は「最大で 20億ドル(約 2,300億円)」と推定されているそう。

さらに、現代医療よりも、「魔術で病気が治る」と信じている人の数がほぼ半数という、かなりのオカルト民族だそうです。

軍事と政治とオカルトがミックスして世界を戸惑わせ続ける国、ロシアですが、そういえば、上にリンクしました記事「2014年の終わりまでに…」で、

地球上空の宇宙に、兵器の可能性もある「目的も軌道も不明の衛星」が飛んでいて、それがロシアのものであるかもしれない。

という11月18日の英国インディペンデントの報道をご紹介しています。

russia-satelite-02.gif
Independent

これら欧米の報道に「ロシアの声」はすぐに反応していました。
まず、11月19日には、下のような報道。

不思議な「ロシア物体」宇宙に見つかる
VOR 2014.11.19

西側の宇宙当局が宇宙空間に浮かぶ不思議な「ロシア物体」を注視している。ファイナンシャル・タイムズが伝えた。

同紙によれば、ここ数週間、ロシアや西側のアマチュア天文学者が、不思議な振る舞いをする Object 2014-28E に夢中になっている。おそらく、5月に打ち上げられた通信衛星「ロドニク」にともなう宇宙ごみと思われる。また、この物体は、ロシアが再び「人工衛星破壊機」と呼ばれるプログラムを再開したのでは、との危惧を呼び起こしている。

物体の目的は不明。もしかしたら平和目的の衛星かも知れない。たとえば、宇宙ごみを回収するロボットであるとか。また一説には、衛星修理衛星である、とも。ただし、ロシアはこの物体の発射を発表してはいないという。ロシア国防省はコメントを拒否した。

さらに、ロシアの声は、11月21日に「ロシア人専門家、「不思議なロシア物体」の出現について語る」という記事で、

宇宙空間にロシアの「人工衛星破壊機」のようなものが出現したとする西側マスコミの報道は政治的な動機によるもので、事実無根。

ということで、どうもこの話も混沌としてきているようです。

いずれにしましても、このロシアという国は、自然現象でも国家の活動でも、あるいはスピリチュアルでも、これからもいろいろなことを見せてくれそうです。いいことも悪夢のようなことも。