2014年11月27日



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最近の日本の環境状況だとか、あるいは「アメリカ国旗を自ら燃やすアメリカ人」などに見るファーガソンの暴動に浮かぶ人類の変化とか



ロサンゼルス 11月25日

us-riot.jpg

▲ ファーガソンでの白人警官への不起訴処分決定後に起きたロサンゼルスでの抗議デモに参加する白人女性。米国 MDJ Online より。



早くも学年閉鎖の小学校

連休明けから、子どもが風邪「のようなもの」(微熱と高熱を行ったり来たり)で学校を休んでいて、その看病などもあり、昨日は更新できませんでした。

今日も整合性のある内容の記事にならなさそうで、すみません。

ところで、うちの子どもの小学校は、誰かが休んだ際には同じクラスの近所の子が連絡帳を休んだ子に届けるというシステムがあります。うちの1番近所の子は女の子で、本当はポストに連絡帳を入れるだけでいいのですが、いつも玄関まで持って来てくれます。

そこでお礼を言ったり、世間話などをするのですが、話している時、その子が、

「そういえば、オカくんの登校班に5年生います?」

と言ってきました。

わたし 「5年生はいないかな。でも、どうして?」
女の子 「明日から5年生、インフルエンザで学年閉鎖なんですよ」
わたし 「もうインフルエンザで、学級……え? 学年?」
女の子 「そうなんですよ」
わたし 「早え……。もうそんなに流行してんの」


そんなわけで、私の住む地域では、11月にしてインフルエンザで学年閉鎖というようなことになっていたりするのでした。

「それにしても早いな」

と思い、ニュース検索をしてみますと、なるほど、下のような感じで、いろいろな地域で、いつもより1カ月くらい早くインフルエンザの流行が始まっているようです。

flu-2014-11.gif
・Google ニュース検索「インフルエンザ 流行」より。


いつ頃から増えたのかを見ますと、下のようになっています。

flu-number.png
MLインフルエンザ流行前線情報データベース


グラフは 11月15日くらいから病院に行く人が徐々に増え始めて、この数日のうちに急激に患者数が増えたことを示しています。

インフルエンザに関しては、流行が早く始まったからといっても、流行の終わりが早くなるというわけでもないでしょうし、厄介な冬になりそうですね。

こうなってくると……メカブですかね。

私はもともと好きでよく食べるのですが、特に冬になるとメカブが食べたくて仕方なくなるのです。

メカブに含まれているフコイダンには抗インフルエンザ・ウイルス作用があることが実験レベルで確認されている……というようなことを知って、「なるほど冬に食べたくなるのはそういうこともあるのかなあ」などと思っています。

タカラBIO、ガゴメ昆布フコイダンの抗インフルエンザ作用を動物実験で確認
ロイター 2010.9.21

富山大学大学院の林利光教授との共同研究によって、ガゴメ昆布フコイダンがインフルエンザウイルスの感染を抑制するほか、インフルエンザウイルスに対する抗体の産生を促進する作用を動物実験で確認したと発表した。

タカラBIOのニュースリリースには詳細な実験内容が記されています。

記事にあるガゴメコンブというのは、北海道から東北で採れるコンブの種類です。メカブはコンブじゃなく、ワカメですけど、フコイダンを含むことについては、海藻類は多分同じようなもので、メカブ - Wikipedia には、

メカブは健康食品として摂取されることもあるが、必ずしも十分な医学的根拠を得るには至っていない。

とありますが、他の効果はともかく、インフルエンザウイルスに対する抗体の体内での生産を促進する作用はあるようです。

考えてみると、私はワクチン打たない人ですが、何十年も、あるいは、もしかすると1度もインフルエンザにかかったことないかもしれません。体そのものは弱いくせに、インフルエンザには強い(とか言って慢心していると、大体かかっちゃうんですね)。




最近の PM2.5とか放射能とか太陽黒点とか

それにしても、インフルエンザはこのような感じで、早い流行が始まりそうなのですけれど、最近のいろいろな環境はどうなっているのだろうと、最近見ていなかったいくつかのリアルタイムのデータを見てみました。

まずは多くの人が忘れているかもしれない PM 2.5。

2014年11月27日午後12時の大気汚染PM2.5濃度

pm2-5-1127.gif
pm25.jp

これは日本に関してはクリーンですね。
ほとんどの地域が「非常に少ない」レベルです。

それにしても、中国本土の汚染濃度はスゴイ……。

以前より高濃度の範囲が広くなっている気がします。
暖房需要が増えるこれからが汚染の本番だと考えますと、なかなか中国の環境前途も厳しいですね。

下みたいな結果も、大気汚染との因果関係はわからないにしても、「全然関係ないということはないのだろうなあ」とは、さすがに思います。

china-cancer-no1.gif
・日本経済新聞「がん発症、中国が突出 肺がんは世界の36%」(2014.02.13)より。

それにしても、アフリカとオセアニアの肺がん患者の少なさもこれはこれですごいものですね。

PM2.5の次というと、放射能レベルなんてのは今どうなっているのか。

今年の3月に、

東京の放射能レベルが震災前よりも数値の低い「世界で最も低いレベル」に
 来たるべき地球のかたち 2014年03月17日

という記事で、主要都市の放射能レベルの比較で「東京が最も低くなった」ことを記したことがありました。最も高かったのは韓国の首都ソウルでした。

現在はどうなっているのか。

これについては、日本政府が 2011年の震災後、海外の旅行者向けに開設した英語サイト Japan Travel Updates after the 3.11 Earthquake (3.11震災後の日本旅行)というサイトに随時数値が示されています。

2014年11月25日現在の世界10都市の放射能数値

radiation-11-25.gif

放射能数値の「高い順」から並べますと、

ソウル    0.117 マイクロシーベルト
ロンドン   0.108 マイクロシーベルト
シンガポール 0.100 マイクロシーベルト
ニューヨーク 0.094 マイクロシーベルト
ベルリン   0.082-0.115 マイクロシーベルト
香港     0.080-0.150 マイクロシーベルト
北京     0.074 マイクロシーベルト
パリ     0.059 マイクロシーベルト
台北     0.051 マイクロシーベルト
東京     0.035 マイクロシーベルト


となり、3月同様、東京は相変わらず、この 10都市の中では最も放射能数値が低いです。

ソウルがトップを保持しているのも同じで、ソウルは東京より3倍放射能数値が高いことになります。

それにしても、全体として3月より放射能数値が上がっているんですね。

ソウルが 0.107 → 0.117 へとアップ
ロンドンが 0.088 → 0.108 へとアップ
シンガポール 0.040 → 0.100 へと大幅アップ


などが目立ちます。

ただし、これらの放射能数値の要因は、自然要因のものと考えるのが普通のことのようで、ブルームバーグの 3月10日の「東京の放射線レベル、原発事故前の水準に−ロンドンより低く」という記事に、アメリカのオレゴン州立大学原子力工学科の教授の言葉が紹介されています。

放射線は自然環境の中でも一定量が測定される。綿密な検査を行えば東京でも福島に起因する放射能が検知されることもあるかもしれないが、太陽粒子や石や土壌など、どこにでもある発生源からの数値をかろうじて上回る程度だという。

東京以外の都市で高い放射線レベルが検知されるのは自然の発生源によるものだろうと述べた。

とのことで、要するに、放射線は様々な自然の媒体から発生しているので、その差でしかないと教授は言っています。

環境や病気に影響を及ぼすといえば……太陽黒点も。

現在の太陽黒点はといいますと、

sun-spot-1127.gif
NICT

というように 170個となっていまして、これは非常に多いです。

これがまあ、アメリカのファーガソンで起きている暴動とか、中東やアフリカの紛争なんかをさらに激しくする種とならなければいいですけれど。




抗議デモに見た「アメリカ人」と「アメリカ国家」

ferguson-fire.jpg

▲ 11月24日のファーガソン。焼き打ちされた家。 DW より。


ファーガソンというのはミズーリ州にあるようなんですが、ミズーリ州の知事は「戦争するつもり」みたいな方策をとりはじめています。

ファーガソンへの州兵、3倍以上の2200人に ミズーリ州知事
AFP 2014.11.26

米ミズーリ州のジェイ・ニクソン知事は25日、黒人青年を射殺した白人警官が不起訴となったことを受けて暴動が起きた同州ファーガソンとその周辺に配置する州兵の数を、これまでの700人の3倍以上に当たる2200人に増員したと発表した。

ところで、このファーガソンの暴動について、リアルタイムでインターネット上にアップされる写真を見ていて気づくことがあります。特に、現場となったファーガソン以外での抗議デモについてです。

それは何かというと、まず、この暴動は上の AFP にありますように、

> 黒人青年を射殺した白人警官が不起訴となったことを受けて暴動が起きた

ということが始まりで、「黒人 vs 白人」というような構図が浮かぶ感じがしても不思議ではないのですが、たしかにファーガソンでは暴動に参加している人たちの多くが黒人に見えますが、ファーガソン以外に広がっている抗議デモのほうは、写真を見る限り、すでに白人と黒人の対立の構図ではないことがわかります。

ニューヨーク 11月24日

Ferguson-01.jpg
Mainichi Daily


ロサンゼルス 11月24日

Ferguson-02.jpg
Scpr.org

ニューヨークのデモなんて白人の方が多く見えるくらいで、これは、「警察 vs 若者」をも越えて、

「国家 vs 若者」(中年もOK)

という図式となっているようにも見えます。

それを象徴するのが、ファーガソンなどで「星条旗がアメリカ人によって燃やされている」という写真の数々です。下は11月24日にツイッターに投稿されたもので、他にも数多くの「自国の国旗を燃やす」写真があります。

us-flag.jpg
Twitter




ソーシャル・ネットワークの意味

そして、今回の件は、現代社会の情報伝達にいかにインターネット、中でもツイッターなどの SNS がリアルタイムでの情報伝達に関わっているかを実感させることがありました。

アメリカのソフトウエア開発者が、「ファーガソン( Ferguson )」という単語を含むツイートを視覚化し、その数と範囲の増減を時系列で見ることができるアプリを公開したのですが、それで見る「11月24日」でそれがわかります。

下がそのアプリによるマップで、裁判がおこなわれた 11月24日午後 6時から11時までの「ファーガソン」という単語を含んだツイートの推移です。

時間は1番下に示されています。

不起訴という決定が出たのは午後 8時頃で、その頃から 9時くらいまでの爆発的なツイートの増大ぶりをご覧下さい。




この後、全米の各都市で抗議デモなどが始まります。

そのデモは、上のほうの写真にありますように「黒人暴動」という範疇を越えた、アメリカ国家に反抗する人々が人種は関係なく集まりだしたという感じのようです。

今後、デモが沈静化していくかどうかはわからないですが、今のアメリカは不満を持つ人たちが多いですので、爆発のキッカケは何でもいいという部分も多少あるのかもしれません。

昨年の、

アメリカの政府機関の閉鎖解除後に知り得たフードスタンプやイルカの大量死のデータ
 2013年10月20日

という記事にも書きましたけれど、アメリカは昨年の時点で、政府支給のフードスタンプを含めて、食糧支援を受けている人の数は1億人を越えています。

foodstamp-4700.gif

▲ アメリカ農務省の栄養補助プログラムに関しての監査報告書より。


この数は、アメリカのフルタイムの労働者の数を上回っていたりします。

2013年7月8日の米国 CNS ニュースは「1億100万人が連邦政府から食糧援助を得ており、フルタイムの民間部門の労働者数を上回った」というタイトルの記事で、

アメリカ農務省の報告によると、連邦政府からの補助食糧援助(フードスタンプ)を受けたアメリカ人の数は米国の人口の約3分の1にあたる 1億 100万人に上昇している。農務省は昨年1年間で食糧援助に 1140億ドル(約 11兆円)の財政支出をおこなっている。

連邦政府からの補助食糧援助で生活している米国人の数は、民間企業で働いている労働者人口を上回っている。労働統計局の発表によると、2012年の時点でのフルタイム労働者人口は 9,718万人だった。

とあります。

もし、これでアメリカ政府に何らかの問題が起きて、食糧援助の 11兆円が支出できないような事態になれば、「1億人の怒れるアメリカ人たち」が出現するわけで、なかなかアメリカの前途も難しいものがあります。

日本もいろいろと前途は大変そうですが。


ここまで脈絡なく、近況だのアメリカのことだの書き連ねてしまいましたが、先日の記事、

ブルガリア政府が国家機密を解除し公開された「ババ・バンガの2015年の予言」の内容
 2014年11月24日

にあるブルガリアの予言者、ババ・バンガの 2015年に関しての予言の言葉の、

2015年、アメリカの大統領が退任する。彼はその後は政治と一切関わらないが、すべての特権と保護を奪われ、裁判にかけられる可能性がある。

とか、

バンガは、2015年に世界は深刻な経済危機に陥るだろうとしている。

などのようなフレーズを思い浮かべます。

もちろん、2015年が実際にそんな年になっていくのかどうかはわかりません。

しかし、最近の世界のいろいろなことを見ていると、方向性の善し悪しとか結果はわからないですが、世界全体の人々が、表面的なこと以上に「ひとりひとりの内面での変化を経験している途中なのかもしれない」と思ったりいたします。

ただし、必ずしも人が良いほうに目覚めるのではなく、

「悪い方向に覚醒する」

ということもないではないかもしれないですので、そのあたりは個々の良心というのか、人間らしさというのか、そういうことを忘れずにいたいな、というようには思います(何が起きても)。

それはそれとして、インフルエンザだとか、あるいはいろいろな病気にお気をつけ下さい。病気の時代は、もしかするとこれからが本番かもしれません。その理由は今度書かせていただきます。