2015年02月15日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




国連の地球温暖化政策の最終目標は「資本主義を崩壊させること」:あるいはマヤ神話の破壊の女神イシュ・チェルの分身かもしれないUNFCCC 事務局長を見て



un-real-reason.gif

eco-destroy-01.gif

▲ 2015年2月10日のインベスターズより。


先日、上のようなことが報じられていて、このことが様々なブログなどで取り上げられていました。何となく興味深い部分もありまして、今回はそのことをご紹介しようと思います。

ところで、私は埼玉県の所沢市というところに住んでおりますが、1週間ほど前に「住民投票」と書かれたハガキが届きました。さきほど、その住民投票に行ってきたのですが、「住民投票」なんてのは実は生まれて初めての経験でした。



地元で勃発しているエアコン代理戦争

この住民投票は、下のようなニュースとなっていることに関してのものです。


所沢 市立小中校のエアコン きょう住民投票
東京新聞 2015.02.14

子どもが学ぶ教室にエアコンは必要か−。埼玉県所沢市で十五日に投開票される住民投票は、夏の暑さで教室の窓を開けた場合、自衛隊機の「騒音」が授業の妨げになるかが大きな争点だ。

エアコン設置を求める保護者らと、不要だとする藤本正人市長の主張は大きく食い違う。市の支出が三十億円に上る設置費用の妥当性も問われる中、民意の行方が注目される。



というもので、この近くには、自衛隊の入間基地があり、航空自衛隊機が頻繁に飛びます。
そのため窓を開けることの多い夏は騒音が激しく、エアコンが必要ではないかと。

実際、このあたりの公立の小学校には、私の子どもの通う小学校を含めて、ほぼすべてエアコンはありません。

いろいろと見てみますと、この所沢という市は、この周辺でも特にぞんざいな状況にあるフシがあるようで、たとえば、周辺の東京(23区ではなく、東京の市のことだと思います)と埼玉の市の公立学校のエアコン設置率は下のようになっています(笑)。

air-tokorozawa.jpg


正確には「所沢市内で1校だけ」エアコンが設置されているそうです。

今回の住民投票がどのくらい関心を集めているかというと、昨日の朝日新聞の記事によりますと、

13日までの5日間で8084人が期日前投票した。所沢市の藤本正人市長が初当選した2011年市長選(投票率34・68%)並みの水準。市民の関心は高まっている。

というように、市長選や、下手すると国政選挙の投票率を上回るような期日前投票数が示されているようです。実際、総選挙の時より、街宣カーが多く行き来していた感じさえあります。

この1週間、ポストには「謎の意見広告」などが入っていたこともあり、何らかの代理戦争的な雰囲気も漂うこの1週間の地元でした。

何はともあれ、今日( 2月15日)、家からすぐの投票所に家族で行ったのですが、予想以上に全国ニュースになっているんだなあ、と思ったのは、投票所入口にテレビ局の取材スタッフが来ていたことで知りました。

そして、テレビ局の方から「今回の件について一言よろしいでしょうか」とカメラを向けられて、つい答えてしまった私・・・。

地味な町で、大したニュースもない所沢ですが、ちょっと前には「埼玉・所沢で水道蛇口窃盗相次ぐ」なんてニュースもあり、「蛇口の需要」について、私は詳しくないですが、いろいろと妙なことで注目される町ではあるようです。

ということで、ここから本題です。




国連の地球温暖化政策の「女神」とマヤ神話の女神イシュ・チェル

最近、冒頭にある記事のように、国連当局者による、

地球温暖化政策活動の最終目標は資本主義を破壊することだと国連が認めた

という内容が、いろいろなサイトやブログで報じられていています。

実際のところは、発言者の言葉通りに書けば、

「国連の地球温暖化への取り組みは、産業革命以来 150年間続いた経済発展モデルに変更を加えることになる」

という内容から発展したものであって、「資本主義を破壊する」という表現は、やや飛躍感があることは否めませんが、上の記事にも、400を越えるコメントが寄せられ、関心の高さが伺えます。

427-comment.gif


さて、このような物議をかもす発言をおこなった国連当局者は誰かというと、「 UNFCCC 事務局長」ということで、 UNFCCC という初めて見るような略語が出てきて戸惑いますが、これは調べてみると、「国連気候変動に関する国際連合枠組条約」というもののようで、気候変動枠組条約 - Wikipedia によりますと、

気候変動枠組み条約

大気中の温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素など、HFCs、PFCs、SF6)の増加が地球を温暖化し、自然の生態系などに悪影響を及ぼすおそれがあることを、人類共通の関心事であると確認し、大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させ、現在および将来の気候を保護することを目的とする。

気候変動がもたらすさまざまな悪影響を防止するための取り組みの原則、措置などを定めている。

というものらしく、「人為的な地球温暖化」説のトップに君臨する国連部局といってもいいもののようです。

そして、この国連気候変動枠組み条約トップである事務局長は、クリスティアーナ・フィゲレス( Christiana Figueres )さんという女性で、今回はこの方の発言が記事となっているということになります。

クリスティアーナ・フィゲレス事務局長
Christiana_Figueres_2011.jpg
Wikipedia

この人に関してのことは、日本語ではインターネット上にもあまり説明がないですが、英語などではかなり頻繁に取り上げられています。

英語版の Wikipedia によると、フィゲレス事務局長は、コスタリカの外交官。 1995年以来、国連気候変動枠組み条約と関わり、気候変動への国連の取り組みに関して主要な役割を任じ続けている、という方のようです。

ところで、上のフィゲレス事務局長に関する Wikipedia には、「カンクン合意」というものに関しての下りがあり、そこで「マヤ神話の女神」の名前が出てきたりして、私はその女神の名前を初めて知りましたので、ちょっとその部分を翻訳したいと思います。

カンクン合意というのは、2010年12月にメキシコのカンクンで開催された国連気候変動枠組み条約の会議で採択された「 2013年以降の地球温暖化対策の国際的な枠組み」についての合意だそう。

今現在は 2013年以降ですので、このカンクン合意に沿って世界の「温暖化政策」は執り行われているのかもしれません。


気候変動に関する国連枠組条約

気候変動枠組み条約のクリスティアーナ・フィゲレス事務局長は、2010年11月29日、世界 193カ国の代表団がメキシコのカンクンに集まった際の開会宣言において、古代の女神イシュ・チェルを呼び出す声明を出し、イシュ・チェルは月の女神であっただけではなく、「良識と創造性と刺繍の神」でもあったとした。

フィゲレス事務局長は以下のように述べた。

「女神イシュ・チェルは、あなたがたにインスパイアを与えました。なぜなら、あなたがたは、良識と創造性の両方のツールを用い、気候変動への確実な応答の要素を一緒に織るためにカンクンに集ったからです」

「女神イシュ・チェルは、おそらく、ここで織られるタペストリーが、多くの枝の巧みなインターレースの結果であると述べることでしょう」

「 20年後、私たちは、この政策で織り上げられたタペストリーを賞賛することになるだろうと確信しています。そのタペストリーは、あなたがたと共に織り上げ、カンクンと女神イシュ・チェルのインスピレーションに対しての愛情を込めて戻ってくるのです」



わかりやすいとは言えない下りですが、中米コスタリカ出身のフィゲレス事務局長は、マヤ神話の女神の名を掲げて、国際的な地球温暖化政策への対応を求めた、ということのようです。イシュ・チェルというのは、Wikipedia によりますと、


イシュ・チェル( Ix Chel )は、マヤ神話において、月・洪水・虹・出産等を司る女神。破壊神としての悪の面も持つ。頭に蛇を置き、交叉した骨が刺繍されているスカートをはいた老女の姿で表される。

イシュ・チェルが一度怒ると、彼女は天の水瓶を引っくり返して豪雨をもたらす。そして「空の虹」が洪水を起こすのを手伝う。ゆえにイシュ・チェルは「怒れる老女」と呼ばれる。

この女神を鎮めるには、常に生け贄を捧げなければならないとされる。



という女神のようです。

日本語では「イク・シェル」という綴りもされるようですが、マヤ文明で描かれるこの女神の容貌は下のようなものです。

女神イシュ・チェル
ixchel.jpg
ISLA PAGANA

他にもイメージ化された図はいろいろとあるようですが、「頭に蛇」というのは絶対的なところのようです。

このマヤ神話の女神をまつりあげて、地球温暖化政策の成果への期待を口にしたフィゲレス事務局長は、イシュ・チェルの「良識と創造性と刺繍の神」の面は取り上げていましたが、上の Wikipedia にありますように、

> 破壊神としての悪の面も持つ

女神であることにはふれていませんでした。

この「破壊の女神」というキーワード。今回ご紹介する記事などでも言われていますような「資本主義の破壊の女神」として語られ出している事務局長自身の姿と、「破壊神としての一面を持つ」イシュ・チェルの姿とが、何となく重なってみえる部分を感じないでもないです。

しかしまあ、この「資本主義の崩壊」という概念は、他のいろいろなことでも何度も言われてきていることでもあって、ドルの崩壊、市場の崩壊、中央銀行の崩壊、など、2008年頃からいろいろと言われてはきていますが、どれもこれも「崩壊しそうだけれど、していない」というのが現状です。




いずれにしても無理な局面に差し掛かっている資本主義

今回ご紹介する冒頭の報道の記事には、「産業革命以降の過去 150年の人類史で、唯一機能し続けた経済体制は資本主義だけ」という記述があります。しかし、それはそうかもしれないですが、「その 150年の後、つまり今後も永遠に続く経済システムなのがどうか」はわからないです。

つまり、「崩壊しそうだったけど、やっばり崩壊した」という事態を避けられるのかどうかは何ともいえない面があります。

崩壊とはいわないまでも、今の経済システム、あるいは、生活スタイルを含めて、「無理っぽい局面」にはずいぶんと近づいている気がします。

クリアする壁が高すぎて、普通の人には到底乗り越えられないようなゲームを「無理ゲー」と呼ぶことがありますが、資本主義も今の局面においては、そのような状態だということを感じさせてくれることもあります。

「無理っぽい」といえば、もう聞き慣れてしまって麻痺している部分もありますが、我が「日本」を振り返りますと、毎年額面が上がり続ける下のような報道に、こちらもかなりの無理ゲー感が漂っていることに気づきます。


国の借金、平成27年度末に1167兆円 1年で106兆円増、国民1人あたり919万円
産経ニュース 2015.02.13

財務省は、国債と借入金、政府短期証券を合計した「国の借金」が平成27年度末に1167兆円になるとの見通しを発表した。26年度末の見込み額より約106兆円増えることになる。

総務省推計の27年1月1日時点の総人口1億2702万人で割ると、国民1人当たり約919万円の借金を抱えることになる。



1年間で 100兆円以上も借金が増えていたんですね。

日本の1年の国家予算が約 273兆円……そのうち、借金は 106兆円……。

そんな中でも、日本の国連への分担金はなかなかのものです。

国連の予算への2013年の分担率上位10か国
un-japan.gif
United Nations

上の中には、この地球温暖化政策など、多分、出費の意味が「とても薄い」お金も絡んでいるのだろうと思いますが、この温暖化説の根拠の根幹となる「地球の気温データそのもの」も、先日の、

最大の地球温暖化スキャンダル: NASAやNOAA系列のデータ管理機関による「公式気温の大規模な改ざん」を英国テレグラフが暴露
 2015年02月10日

にありますように、データの信頼性そのものが揺らいでいるかもしれないということもあり、今後、地球温暖化説への攻撃は、欧米を中心にさらに強くなる可能性が高くなる気がします。

そんなわけで、話がゴチャゴチャとしてしまいましたが、ここからインベスターズの記事です。



U.N. Official Reveals Real Reason Behind Warming Scare
INVESTERS 2015.02.10


国連当局が温暖化脅威の背後にある真実の理由を明らかに


人騒がせな人々は、地球温暖化の問題はすべて人間の環境に対しての責任だと言い続けている。

しかし今、私たちはこれが真実ではないことを知ることになる。
国連当局はそのことを認識している。

国連気候変動枠組み条約( UNFCCC )のクリスティアーナ・フィゲレス事務局長は、先週のブリュッセルでの記者会見の場で、環境活動に携わる人々の最終目標は、世界を生態学的な災害から救うためではなく、資本主義を破壊することだということを認めた。

フィゲレス事務局長は以下のように述べた。

「これは、私たち人類自身が、定義された期間内に意図的に自分たちの務めを設定した人類史で初めての出来事です。そしてこれは、産業革命以来、少なくとも 150年間君臨した経済発展モデルに変更を加えることになります」

今年後半にパリでおこなわれる気候変動会議で、新しい環境保護の国際条約が採択されることを願っていることを引き合いに、事務局長は以下のように付け加えた。

「これは人類史上で初めて意図的に経済発展モデルを変更することなのですから、多分おそらくは、私たち人類が自分自身に対して与えた務めとしては、歴史上、最も困難なものとなるでしょう」

過去 150年間の人類史で唯一完全に動いてきた経済モデルは資本主義だけだ。

封建主義のシステムは 1000年続いたが、それはゼロ成長であり、長時間労働と、寿命の低下をもたらした。

その一方、自由市場資本主義を採用した国家は 70倍の成長を見せ、そのシステムを享受してきた。労働時間が半分になり、人の寿命は倍近くになった。

フィゲレス事務局長は、おそらく「経済発展モデル」に変更を加える完ぺきな人物だろう。なぜなら、彼女は経済発展モデルの機能を実際はまったく見ようとしたことがないからだ。

フィゲレス事務局長のウィキペディア・ページに、経済学者のダン・ミッチェル氏は次のように書いている。「彼らは左手で経済の息の根を止めながら、右手で世界の外観を作り出している」と。