2015年04月01日



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テトラッドの3回目の皆既月食がやってくる中で何だかいろいろとおかしい : トルコとオランダの大停電、CERNの大型ハドロン衝突型加速器の故障、相次ぐ事故や爆弾予告



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▲ 2015年3月31日の EXPRESS より。大型ハドロン衝突型加速器( LHC )運用の年間予算は約 1100億円。



テトラッドの3回目の皆既月食がやってくる

思えば早いもので、4回連続する皆既月食(テトラッド)と、過去のその時期に起きていたことなどを調べました記事、

赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった
 2014年04月06日

から、もうすぐ1年になります。

下のような感じで、この1年間が流れました。

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そして今は、ユダヤ教の重要な祭事のひとつ過越(すぎこし / ペサハ)の祭の少し前で、その過越祭の日と、皆既月食がシンクロするのです。

この「過越」という不思議な名称の祭の由来は旧約聖書にあり、その発端は、

神が、エジプトに対して十の災いを臨ませる。その十番目の災いは、人間から家畜に至るまで、エジプトの「すべての初子を撃つ」というもの

という災いを「避けることに成功した」ことを祝う祭といっていいかと思います。

上に「すべての初子を撃つ」とあるように、子どもたちに厄災が降りかかる「神の罰」に対して、神が災いを与えずに「通り過ぎていった」、つまり、過ぎ越していったというところから来ています。

そして、その「災いを避ける方法」は、

血の犠牲

です。

正確には、子羊の血を家の鴨居に塗った家には神は災いを与えないとされるものでした。

そんなわけで、なかなか血なまぐさい起源を持つ祭事ではあるのですが、その日と「赤い月」の時期が2年にわたりシンクロするのですから、あくまでイメージとしてですけれど、昨年は「この期間は血なまぐさい感じとなってしまうのかな」というものは感じていました。

赤い月と書きましたが、皆既月食は下のように赤くなるためです。

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実際、20世紀にもあった、4回続いた皆既月食とユダヤ教の祭事の時期がシンクロした 1967年や、その前の 1948年 - 1949年の時に共通していたキーワードは、

・戦争
・大量死
・中東
・イスラエル
・ユダヤ教
・イスラム教


というようなもので、暴力、あるいは、大量死を伴う出来事が多く起こり、その期間には、イスラエルという国も出現しました。

今年は、いまだにテトラッドの渦中にあるわけですが、この1年は、 IS なども含めて、上のキーワードと合致する出来事が多かった気がします。

そして、私たちはどんどん事件を忘れていきますが、佐世保の女子高生による殺人事件とか、川崎の中学生が殺されてしまった事件とか、切ない気分になるような事件も続いていた気がします。

この時期に起きた大きな事故として、思い出せる事故は下のようなものがあります。

・2014年03月08日 マレーシア航空370便 消息を絶つ(乗客乗員 239名 / 安否不明)
・2014年04月16日 韓国セウォウル号の沈没( 295 名死亡)
・2014年07月17日 マレーシア航空17便 ウクライナで撃墜(乗客乗員 298名 / 全員死亡)
・2014年07月23日 トランスアジア航空222便 台湾で墜落(48名死亡)
・2014年07月24日 アルジェリア航空5017便 マリで墜落(118名死亡)
・2014年08月10日 セパハン航空140便 イランで墜落(39名死亡)
・2014年12月28日 エアアジア8501便 インドネシアで墜落(乗客乗員 162名 / 84遺体収容)
・2015年03月24日 ドイツ旅客機が墜落(乗客乗員 150名 / 全員死亡)



やはり、1度にこれほど多くの方が亡くなるような事故がこれだけ続くというのは、異常かどうかはわからないですけれど、「普通ではない」とは思います。

私たちはどんどん忘れていきますので、他にも、思い出せないようないろいろな事故、火事、犯罪などがあったのだと思います。

特に私は最近、固有名詞が覚えられなくなってきています。

例えば、昨年、欧州宇宙機関の探査機ロゼッタが着陸した彗星の名前は?

チ・・・。

ほら、もう「チ」までしか覚えてないですよ。

過去記事を検索しまして、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星だと思い出しましたが、覚えるのは、一生無理かもしれません。

まあ、そんなことはどうでもいいんですが、それにしても「3回目の皆既月食まであと数日」となった最近、何だかどうも世界がおかしいのです。




トルコ全土での停電から思い出した「スタクスネット」

このトルコの大規模な停電については、日本語でも多く報道されています。

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▲ 2015年4月1日の CNN トルコ全土で停電、テロの可能性も排除せず より。


上の記事には、


停電は首都アンカラを含め、トルコの全81県のうち45県に及んでいる。

アナドル通信はスロバキア訪問中のユルドゥズ・エネルギー相の話として、停電の原因は分かっていないと伝えた。サイバー攻撃の可能性については肯定も否定もできないと述べている。



とあり、原因不明である上に「サイバー攻撃」という文字も出ています。

サイバー攻撃でひとつの国のほぼすべてを停電させることなどできるのか? ということに関しましては、「できるかできないか」という可能性だけの話でいえば、「できる」はずです。

もう5年前ですが、

中国で始まった史上最大のサイバー戦争 : 産業コントロール網を破壊するスタクスネット
 2010年10月01日

のという記事の中で、原子力発電所と全インフラをターゲットにしたサイバーテロ攻撃を可能とする「スタクスネット(正式名: W32/Stuxnet)」と名づけられたワーム(コンピュータウイルス)について記しています。

少し抜粋しますと、下のようなことが可能となります。


AFP 「スーパーサイバー兵器スタクスネットの照準が中国に向けられる」より

スタクスネットは工業の中心に位置するような機械を制御するコンピュータに侵入することができるという点で世界中の専門家が恐れている。攻撃者はポンプやモーターや警報などの重要なシステムの制御を乗っ取ることができるのだ。

技術的には、工場のボイラーを爆発させたり、ガスのパイプラインを破壊したり、あるいは、原子力設備を故障させる原因を発生させることができる。このウイルスは、給水、石油採掘装置、発電所などで使用されているドイツのメジャー多国籍企業シーメンス社の特定のシステムを標的にする。

「これまでのように個人データを盗んだりするのではなく、この破壊工作ソフトは、プラントを破壊して、産業のシステムに打撃を与えるために特別に設計されているのです」と、アンチウィルス・サービス・プロバイダのライジング・インターナショナル・ソフトウェア社のエンジニアがグローバル・タイムズに語った。



というもので、このプログラムのもともとの目的が、発電所を含むインフラを攻撃するためのものですので、仮にトルコの発電所のコンピュータシステムが「感染していたなら」、あとは、いつ作動させるかというだけだった「かもしれない」ということにもなります。

ちなみに、 2010年の中国への大規模なサイバー攻撃で、中国では、600万台以上の個人のコンピュータと、1000社以上の企業のコンピュータに、このスタクスネットが感染したと見られていることを新華社が報じています。

それが5年前の話ですから、今このタイプのウイルスがどれだけ進化していて、世界のどれくらいの数のコンピュータに感染しているか、まったくわからないということがあるのです。

こういうタイプのウイルス(厳密には、ウイルスと呼ぶのは正しくないのですが、まとめてウイルスと書かせていただきます)は、その後もどんどんと出てきていまして、2012年には、

地球文明を破壊する威力を持つウイルス「フレーム」が歩き始めた
 2012年06月10日

という記事で、やはり、インフラへの攻撃が可能なフレームというウイルスのことを記したことがあります。

この時、ロシアのセキュリティ専門家のカペルスキーという人は、以下のように語っています。

「これが私たちが知っている世界の終焉となることが恐ろしい」

そして、カペルスキー氏は、世界中でこのようなインフラ破壊ウイルスが開発し続けられていて、それらの感染は今後さらに拡大するだろうとしています。

その影響としては、「全面的なインターネットの停止」と「重要なインフラ施設への攻撃」が最も重大だとしています。

そして、これからでも、すでに3年経っています。

ウイルスの開発は官民共にどんどん進んでいるでしょうし、感染したパソコンの数も・・・いや、3年前や5年前と違うのは、今は、スマートフォンやタブレットを使う人たちの数が飛躍的に増えたということがあります。

パソコンなどと比較すると、セキュリティに関して非常に脆弱な面があったり、あるいは、ユーザーのほうでも、「自分のスマホやタブレットにウイルスが仕込まれている」と思って使っている人は少ないような気がします。

しかし、実際には「何か悪質ないろいろなもの」に感染しているスマートフォンやタブレットの数は、かなりのものだと推測されます。

そして、インフラ攻撃関係ではないですけれど、最近のサイバー犯罪で際だったものとして、今年2月に書きました、

カルバナクの衝撃 : サイバー攻撃での世界の金融システム崩壊が早いか、それとも「預金封鎖」がそれより早いのか
 2015年02月19日

という記事で、「ハッカー集団が 1200億円を銀行から奪っていた」というサイバー犯罪をご紹介したことがありますが、この報道を知った時、


こんなことが出来るんだったら、軍隊や国家などがおこなえば、ターゲットにした国家の銀行システムの一斉シャットダウンとかも可能なのでは。


と思ってしまいました。

さらに拡大した話で書けば、「銀行システムの崩壊 = 資本主義の崩壊」まで導くことのできる可能性を示した犯罪だったと思います。

トルコの大停電から、こういうような一連のことをいろいろと思い出す中で、ここ数日の間には他に、「オランダの大停電」がありました。

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▲ 2015年3月27日の AFP オランダ首都で大規模停電、空港まひなど混乱 より。




LHC も故障してしまいました

あるいは、さすがに苦笑してしまったのは、冒頭に貼りました「 欧州原子核研究機構( CERN )の大型ハドロン衝突型加速器( LHC )が故障し、実験が延期」という出来事でした。

少し前に、

CERN (欧州原子核研究機構)が「極小ブラックホールの生成実験」に着手。その結果は「パラレル・ワールドとのコンタクト」か、あるいは・・・
 2015年03月23日


というタイトルの記事を書きましたが、これは、英国エクスプレスの記事の、

大型ハドロン衝突型加速器の科学者たちは、いずれ「パラレル・ユニヴァース」とコンタクトすることを願っている

という意味のタイトルの記事を翻訳してご紹介したのですが、その1週間後に同じエクスプレスで、

パラレル・ユニヴァース探索は大型ハドロン衝突型加速器の故障で延期になりました

というタイトルのニュースを見るとは思っていませんでした。

それにしても、この大型ハドロン衝突型加速器というのは、「とてつもない予算」をかけて建設されたものなのですよ。

正確な建設金額は記載が見当たらないですが、建築費用だけで 3000億円程度はかかっているのではないでしょうか。そして、「運営費」だけでも、年間 1100億円程度かかっているという、科学施設としては異例の巨額な資金がかけられているものです。

それほどの予算で建設されたものが、こうも簡単に故障してしまうということに、失礼ながら、どうにも苦笑感が漂ってしまった次第です。

大型ハドロン衝突型加速器も稼働をした場合は、それはそれで何となく不安を感じている人々もいるのですけれど、何より、こんなに簡単に故障するものを稼働させるということ自体もどうも・・・。

何かいろいろと変な感じです。

それに、フランスの旅客機事故以来、他の国でも旅客機関係の出来事が続いています。




まだまだ「何か」が続いてしまうのかどうか

フランスでの旅客機事故の余波が続いている中ですが、2日前には、カナダでも、非常に危ない結果となりかねなかった事故が起きています。

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▲ 2015年3月30日の NHK カナダ 旅客機が着陸に失敗 23人軽傷 より。


乗客の1人は「強い衝撃を受け、エンジンから火が出ているのが見えた。そのあと機体は数回バウンドして滑走路を越えて停止した」と話していました。

ハリファクスは当時、雪が降り視界が悪かったほか、旅客機が空港近くで送電線に接触したという情報もありますが、着陸失敗との関係は分かっておらず、カナダの航空当局が事故の原因を調べています。



この報道を読んでいますと、カナダのハリファクスでは「まだ雪が降っている」ことがわかります。
しかも、かなりの雪だったようです。

ところで、全土で停電が発生したトルコでは、旅客機関係の奇妙な出来事も起きています。

トルコ航空機内に「爆弾」と書かれたメモが発見されて、旅客機が引き返すという出来事があったのでした。しかも、2日間で2度も。


機内トイレに「爆弾」のメモ、トルコ航空機が行き先変更
CNN 2015.03.31

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乗客256人を乗せてブラジルに向かっていたトルコ航空の旅客機が、「爆弾」と書かれたメモが機内で見つかったことを受けて急遽行き先を変更し、モロッコのカサブランカに着陸した。

同航空によれば、同様の理由で行き先を変更したのはこの2日間で2度目だという。29日にはイスタンブールの空港を出発した便の機内トイレで「C―4カーゴ」と書かれたメモが見つかり、同機がイスタンブールに引き返していた。C―4は一般的な爆薬の名称。同機の捜索でも爆弾は見つからなかったという。



爆破予告というのは、何度かイタズラ的に繰り返された後に実行されることも過去にありまして、それで、現在もちょっとトルコの航空関係者は神経質になっているようですが、これも連続して事故が続いている旅客機関係だけに、やや不穏な感じです。




半年間にわたりフランスの原発上空を飛び続ける無人機

昨年11月に、「フランスの原発の上空を飛び回る所属不明のドローン(無人機)」について、

フランスの原子力発電所に「正体不明の謎の無人機」が飛来し続ける中、メキシコの原発上空にも謎の無人飛行体が出現
 2014年11月10日

という記事でご紹介したことがあるのですが、「今も飛んでいる」のです。

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▲ 2015年3月4日の telesurtv より。

この報道によりますと、2014年10月からの無人機の報告数は 60件に上り、現在は原発上空だけではなく、パリなどの上空も偵察するかのように飛び続けているのだそうで、英国の安全保障の専門家は、フランスのことを言っているのか、欧州全体のことを言っているのかわかりませんが、

「テロの脅威に対して、極端なほど脆弱だ」

と述べています。

要するに、この無人機に何か(兵器、病原菌、化学兵器など)を仕掛けて攻撃された場合、防御のすべがないというようなことだと思います。

それにしても、半年間も飛んでいて、いまだに対策を取っていないというのも何だかあれですね。

そんな感じで、いろいろなところで「何だかどうもおかしい」というようなことが起き続けています。

もうじき3回目の皆既月食です。
そして、その後、4回目の皆既月食の日がやってくるまで半年ほどの期間があります。

どんな時期となるのでしょうか。