2015年04月03日



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人体を神と同等と見る西洋医学の理想的な未来。そして、抗コリン剤の氾濫でおそらく認知症が増え続ける今後のための「認知症と物忘れの治し方」



医学は「次の段階」に入ることができるか

昨日の記事、

基本的に「すべての薬」は人間に良くないという理由の理論的なメカニズムがわかったのです
 2015年04月02日

の中に書き忘れていましたが、昨日の記事は「西洋医学の否定」ではありません

むしろ、私が感動したのは、

西洋医学の持つ矛盾を、西洋医学の知識により自らでそれを暴き、その矛盾を正せるところにまで辿り着こうとしている西洋医学が存在する。

という点です。

その到着点は東洋医学と似たものかもしれないですが、そこに辿り着いた「過程」が東洋医学とは違うのだと思います。

西洋医学は、解剖の歴史などからも、「人間の各部を機械の部品のようにバラバラして探求してきた」という歴史があります。そういう意味では「人間というひとつの生命体として全体的に見ることについての考えは欠落していた」という面はあるかもしれません。

そして、医学や生物学は次第に、細胞だとか、遺伝子だとかさえもバラバラに調べるまでに進んできて、医学も生物学も「極限まで進んだ」というような感覚はあったのかもしれませんが、そこで優秀な医師たちに見えてきたものが、

「壁」

であり、そして、

「途方もないほど緻密で優れている人体の仕組み」

であったような気がします。

人間の体をどこまで細かく調べていっても、そこには「まるで何もない」かのようにゴールは見えない。

西洋医学の起源は、たとえば、手術や対症療法などに見るように「人間の治癒を、機械を修理するようにおこなう」ことにあったような気もします。

つまり、悪い部分は切除したり、痛みがあれば、薬などで痛みを感じるシステムを遮断する。血圧が高いなら降圧剤で下げる、というように、「悪い部分に対抗する」という医学だったように思います。

それは、「人体はもともと弱いものなので、外部の力(薬など)で補佐してあげなければならない」という思想とも言えます。

そこには、異常なほど発達した人間の持つ自己免疫システムの存在への概念が欠如していたようにも思います。

そして、最近になって、お医者さんたちの中のいくばくかの方々は「悪い部分に対抗する」という治療法ではなく、

人間自身の自分の力で治すことを補佐する。

という方法論に気づきだしているのだと思います。

最近、これまでの西洋医学の方法に限界を感じている医師の方々も多いと聞きますが、そのような方々は、東洋医学やアーユルヴェーダといった思想、あるいは、音叉療法など、それまでオカルトだとさえ言われていたような方法論を治療に積極的に取り入れている状況をよく見聞きすることがあります。

そして、この今の状況が「医学の分岐点」になるのではないかとも思います。
どちらの方法論が主流になっていくか。




医学も物理学も進めば進むほど「存在」に突き当たる

少し話は逸れますが、医学と物理学の「進み方」には似た部分を感じます。

つまり、「突きつめれば突きつめるほど、そこに巨大な存在(のようなもの)があることがわかってくる」ということです。

たとえば、

聖書 vs 日月神示:「神の怒り」と「地獄」は存在するのかしないのか? 「宇宙の知性」の真意を知りたくて
 2015年03月20日

という記事では、アメリカの物理学者ミチオ・カクさんの『パラレル・ワールド』 の記述を紹介していますが、以下のような下りがあります。


私をはじめ一部の物理学者が考えているように、いずれ現実世界を支配する究極の法則が式一本で表せたとしても、次にはこんな疑問がわく。

「この式はどこから得られたのか?」



あるいは、1981年に宇宙のインフレーション理論、つまりビッグバン理論の礎となる理論を発表したアラン・グースというアメリカの宇宙物理学者は、1997年の『なぜビッグバンは起こったのか―インフレーション理論が解明した宇宙の起源』という本の中で、


宇宙の創造が量子過程で記述できれば、一つの深い謎が残る。何が物理法則を決定したのか。


と述べています。

「この式はどこから得られたのか?」
「何が物理法則を決定したのか?」


このふたつはまったく同じ疑問であって、これが物理学の「壁」です。

優秀な物理学者になればなるほど、突きつめた先の「壁」あるいは「存在」と対峙しなければいけなくなる。

フレッド・ホイル博士は、晩年の著作の中で、これを「宇宙の知性」という表現であらわしていました。そして、フレッド・ホイル博士は同時に、

「人間という存在自体の不思議さ」

を、晩年になって、さらに強く感じているようでした。

これは、医学においても同じでしょうが、人間を考えていくと、そこにも突きつめて研究が進めば進むほど、「壁」とか「存在」が現れます。

「こんな精緻な人体と能力を持つ人間とは一体、なにものなのだ?」

これについては、フレッド・ホイル博士の著作『生命(DNA)は宇宙を流れる』の中に興味深い記述があります。

それは、ダーウィンと同じ頃に、ダーウィンと同じような「自然淘汰による進化論」を唱えた生物学者のアルフレッド・ラッセル・ウォレス(1823 - 1913年)の著作の記述を抜粋している箇所です。

ウォレスが、自分は自然淘汰による進化論の強力な推進者で、「人間は動物からの進化の最終段階で登場した」と確信しているにも関わらず、自身で、「生存競争(自然淘汰)と関係のない数学的能力や、芸術的能力などを人類が持つに至った理由や、その能力には人それぞれ著しく差がある理由は何か?」ということに考えこんでいる記述でした。

フレッド・ホイル博士の記述を抜粋します。


フレッド・ホイル『生命( DNA )は宇宙を流れる』より

ウォレスを悩ませた問題が、読者諸氏にも見えてきただろうか? しつこいほど提出される具体例の背後には、進化の先端にいるとされるヒトが、他の動物とは明らかに異質な「人間らしい」能力を獲得するに至った過程が、自然淘汰では説明できないということに対するウォレスの当惑があるのだ。

動物としての能力は、生存競争に直接かかわってくるため、これを備えていない人間はいない。

これに対して、数学的能力も、絵画的能力、音楽的能力も、ヒトが動物的な意味で生きてゆくうえで何ら本質的な能力ではないから、自然淘汰とは関係ない。

もし、人間の高い能力が、それらを用いたり必要としたりする前に突然変異として現れたのだとしても、自然淘汰の過程で選ばれ、人間という種を特徴づけるような能力になることはありえない。

これらの「非ダーウィン的」な能力が、未来の必要性を見越して生じたのだとすれば、それらは、はるかに高所にある知能が、人類の発展をある一定の方向に、そして特別の目標に向かって導くために直接、作り出したものであるとしか考えられない。

われわれが存在しているということ自体が、コズミック・インテリジェンスの存在を暗示しているのだ。



そして、巻末では、次のように記しています。


人類を他の動物と区別する最も大きな特徴は、自らの起源と究極的な運命を知りたいという切実な願いを持っていることだとも言える。現在までに現れたあらゆる宗教は、われわれがそのために生き、そして死ぬための究極の目標を探そうとする努力、あるいはすべての生き物を作った創造主を知ろうとする努力と見ることができるだろう。

これらの基本的な宗教的な願いは、われわれ科学者が宇宙を理解し、生命の起源を知ろうとする合理的な努力に受け継がれている。(略)

生物にこんな意識を持たせるのは、遺伝子のはたらきである。ひょっとすると、その「存在」が、われわれの部品を創造するにあたって、自らの起源についての真実を本能的に悟るように、遺伝子に細工しておいたのかもしれない。



ちょっと引用が長くなりましたが、晩年のホイル博士は、「私たち人類は、巨大な知性に創造された」と考えるようになっていたようです。

あるいは、ホイル博士の、

> その「存在」が、遺伝子に細工しておいたのかもしれない。

という記述で思い出すのは、1967年にノーベル生物学・医学賞を受賞したジョージ・ワルドという生物学者の次の言葉です。


宇宙の原子は、物理学者がいなければみじめなものだろう。そして物理学者もまた原子でできている。物理学者は、原子が原子について知るための手段なのである。


この、

> そして物理学者もまた原子でできている。

というのは、インパクトのある表現で、その「原子でできた物理学者」が「原子を調べている」というのが物理学というものだと。

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・ジョージ・ワルド氏(1906年 - 1997年)peoples

物理学の研究も、突きつめて突きつめたところで「存在」が登場して、たとえば、ホイル博士は、むしろ反キリスト的な考えをずっと持っていたわけですが、ついには「創造主の存在」までを確信する。

医学も似たような感じで、人体の仕組を突きつめて突きつめていくと、そこにも「存在」が登場しそうな感じがある。別の言葉でいえば、「人間の中にも創造主の意図を感じる」というような。





分岐点にあるかもしれない現代医療

何だか話がずれてしまいましたが、医学に話を戻しますと、これからの医学が、この「壁」や「存在」を認識するような方向、つまり、

創造主が作った人間の体は宇宙で最高の作品であり、人間は自分自身の中にある力で多くを治癒することができる。

という基本発想を医学が獲得すれば、ずいぶんと違ったものになっていくのではないでしょうか。

検査などに関しては、進化しようがないほど進化はしているのですから。

たとえば、現代医学での医療機器は、中には不要なものもありそうですが、私自身は、内視鏡にしても、 CT や MRI にしても、便利な医療機器だと思います。

今の世の中は、特に体に悪いことをせずとも、普通に暮らして普通に売られているものを食べているだけでも、誰でもいろいろな病気になる可能性の高い時代です。

なので、病気なのかどうなのかビクビクしているより、何か調子が悪いのでしたら、今のように気軽に検査できる時代は便利だと思います。病気そのものはどうしても存在しているのですから、病気になってしまった場合に、西洋医学式の検査をおこなうことは理に適っていると思います。

問題は「病気が見つかった後の対処」です。

それが今までの「ほとんどが投薬オンリーの治療」の路線のままでは、もはやいけないところにまで来ていると思うのです。

これらの面において、この数十年以上おこなわれていたような、投薬と手術が主体の「取り除いたり、対抗しようとしたりする医療」がメインの状態から、人間の自己治癒能力を高める方向の治療へシフトできれば、もちろん、それだけでは治らない病気はたくさんあるでしょうけれど、それでも、少しでもそうなれば、今のような過度な薬漬けの高齢者ばかりのような状態の社会から、ほんの少しでも抜け出せるのではないでしょうか。

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今後、認知症はさらに増加する

私は、「認知症の増加」と「薬漬けの高齢者たち」の関係性は「ある」と、以前から思っていましたが、昨日の記事でご紹介した「なぜ、薬は体に悪いのか?」という中に、


アメリカには、「抗アセチルコリン剤を継続的に服用している高齢者の8割に、軽度の認知障害が認められる」との報告があります。


という記述があり、この抗アセチルコリン剤(抗コリン作用薬)については、医療サイト Med エッジに以下の記事があります。


風邪や花粉症など、身近な薬がアルツハイマー病を増やす、飲むほど影響、米国グループ報告


米国シアトルのワシントン大学を中心とする研究グループが、内科分野の国際誌であるジャマ(JAMA)インターナル・メディシン誌オンライン版で、2015年1月26日に報告した。

問題になるのは、抗コリン作用を持つ薬だ。抗コリン作用を持つ薬剤は多く、総合感冒薬や鼻炎薬、胃腸薬、一部の抗精神病薬、抗うつ薬などが知られている。

研究グループは、抗コリン作用薬を使った蓄積と認知症リスクの関連を明らかにする研究をより大規模に行った。

研究開始時に認知症がなかった65歳以上の参加者3434人を対象に、2年ごとに状況を調査、平均7.3年間の追跡を行った。追跡したところ、参加者のうち2割強が認知症を発症。認知症の8割はアルツハイマー病だった。

認知症およびアルツハイマー病の発症と、抗コリン作用薬の使用状況の関係を調べたところ、抗コリン作用薬を長期間にわたって多く使用するほど認知症のリスクが増していた。



抗アセチルコリン剤には、普通のカゼ薬なんかも含まれますが、「どの程度使用したら危険なのか」ということに関しては、何と、

1年間当たり9日くらい関係した薬を飲むとしたら注意した方がいいだろう。風邪薬のほか、アレルギーで鼻炎の薬を使ったりすると長期に及ぶこともありそうで一般の人でも関係はありそうだ。

とあり、「1年間のうちに9日で注意」というほどの影響なのです。

繰り返しますけど、単なるカゼ薬や、単なる鼻炎薬ですよ。

1年間で9日くらい使う人はものすごくたくさんいそうな気もするのですが。
それだけで、認知症リスクが高まる。

今の時代の認知症の多さの原因のひとつに「薬を安易に処方し過ぎる」という現在の医療の方法が関係していることは否めないのではないでしょうか。

過去記事で記したことがありますが、アメリカでアルツハイマー病が異常に多いのも、日本以上に薬漬けの傾向がありそうな国だからかもと思ったりもします。

世界のアルツハイマー病等の患者数の推移
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アルツハイマー病とは?

そして、やはり過去記事で、世界中でうつ病患者が劇的に増えていることをご紹介したことがありますが、抗うつ剤の一部を含めて、メンタル系の薬は多くが抗アセチルコリン剤です。

つまり、メンタル系の薬剤の多くが、昨日の記事でいう「人間の自己免疫能力」を下げ、さきほどのアメリカでの研究のように「認知症に結びつく」タイプの薬です、

私も若い頃かなりの期間、継続的に服用していたので、完全な危険予備軍だと思われます。

そして、抗うつ剤もそうですが、メンタル系の薬の大きな問題が、

・長期間に渡り
・大量に服用する


という傾向が極めて強いということです。

そして、抗うつ剤に関していえば、何よりも「抗うつ剤でうつ病が治ったという話を聞くことがない」ということが問題のように思います。治らないのに、あるいは、治らないから「永遠のように薬を服用し続ける」ことになってしまう。

メンタル系の薬は 10年、20年飲み続けている人はいくらでもいると思います。

うつ病に関しては、すべての患者がそうだというわけではないですが、うつ病は「作られた病気」であるという側面も強く、それは、新しい抗うつ剤が発売されるたびにうつ病患者が増えるという奇妙な現象を見てもわかります。

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抗うつ剤とうつ病患者

どんな病気であっても、効果的な新薬が発売されたのなら、「その病気は減っていく」のが普通なのに、抗うつ剤とうつ病患者の関係は、上のように「共に増えていく」となっています。

ガンにもこのような「相互増加」の関係は見られます。

いずれにしても、現在、薬漬け状態の人が非常に多いことと、アメリカの研究を見た限りでは、今後さらに「認知症とその予備軍」の人たちが次々と出てくることになりそうです。

そういえば、私の両親などは、そろそろ 80歳も近いですが、認知症の気配がまったくありません。それは本当にありがたいことなのですが、考えてみると、ふたり共「常用している薬がない」のでした。

健康食品は結構採っていますが、長期に服用している西洋薬はないです。

それにしても、今後、認知症が増えていくのだとしたら……と思いまして、唐突な感じがしますが、認知症というか、物忘れに関して、

物忘れに実際に効果のあった私の家での体験談

シュタイナーが講演で語った「物忘れを防ぐ方法」

をそれぞれ記しておきたいと思います。

どちらも、ある程度は実際的なものだと思います。
私の体験談は大したものではないながらも、知って良かったと思えるものです。



物忘れがひどくなった時に

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実は、私ではなく、うちの奥さんが昨年あたりから、どうもひどく物忘れをするようになりました。

彼女は私より 10歳ほど年下ですから、まだ 40代前半で、いくら何でも認知症にはちょっと早いとは思うのですが、仕事でも、忘れて結構大きなミスをするようなことがあるほどだったのです。

最近は若年性の認知症の話もよく聞きますし(若年性も薬が関係していそう)、あと、うちの奥さんは鼻関係が良くなかったり、花粉症だったりで、耳鼻科系の薬を飲むことが多く、今思えば、それらの薬は抗アセチルコリン剤ですから、関係あるのかないのかわからないですが、とにかく物忘れが顕著になってきていたのですね。

「あんまりひどいようなら、専門の病院で見てもらう?」とかいう話も出ていたほどだったんですが、昨年の、いつ頃か覚えていないのですが、夕食の時、子どもがテレビをつけましたら、健康番組をやっていました。

昨年のことで、番組名も覚えていないですが、それがちょうど「認知症」に関しての番組でした。

検索しましたら、こちらのブログの記事にあるものが、それと同じ番組かどうかはわからないですが、方法が同じです。

番組では、現場で認知症の治療に当たっている医師の方が出ていて、その方が、

「これが一番効果がありました」

という治療法が紹介されていました。

それは、どんな治療法かというと、

眠る前に、エッセンシャル・オイル(精油)をディフューザーで噴霧させる。

というだけのものだったのです。

ディフューザーというのは噴霧器のようなもので、アロマオイル用に売られています。
つまり、「香りで治す」というものです。

番組では実際の治療効果を数値などでも示していましたが、確かに効果があるようです。

同時に、私はそれを見た時に、7年くらい前に見た記事を思い出したのです。


イスラエルの研究者:特定のにおいは脳に刻まれて消えない
大紀元 2009.11.09

イスラエルのワイツマン科学研究所のYaara Yeshurun氏が、科学誌「カレント・バイオロジー」で発表した論文によると、初めて認知する物体とそのにおいとの関係性は、人間の脳に非常に深い印象を残す。(略)

そのほか、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)の実験も行なわれた。提示された物のにおいの変化に対して、人間の脳の海馬(かいば)と扁桃体(へんとうたい)という記憶や感情に関わる器官は、においに直ちに反応を示すが、音の変化に対しては全く反応しないという結果が示された。

においと記憶には密接な関係があり、五感の中で嗅覚だけが海馬や扁桃体と直結しているそうだ。においが記憶力を高める鍵になるということか。



この記事の、

> においと記憶には密接な関係があり、五感の中で嗅覚だけが海馬や扁桃体と直結している

という部分を思い出したのです。

匂いが脳の海馬と直結しているのなら、記憶障害などに効果があるのも納得できます。

「この方法行けるかもしれないね」

と、私は翌日、ディフューザーを買いまして、番組で紹介されていた通りの配合で、眠る前にエッセンシャル・オイルをディフューザーに入れて眠るようにしたのでした。

テレビでは「昼の香」と「夜の香」とわけられていましたが、昼は家にいないので、夜だけです。

配合は、「ラベンダーとオレンジを2:1の割合でブレンド」ですが、まあ適当にやっています。ラベンダーを何滴か、オレンジを何滴か、というような感じです。

そして、もうどのくらいやっているかわからないですが、半年以上は、毎日やっていると思いますが、その結果、

奥さんの物忘れが「ほぼ完全に治った」

のです。

どのくらいの期間で効果が出てきたとかはわからないですが、本人も「物忘れを本当にしなくなって嬉しい」と言っています。

もちろん、今後もずっと続けると思いますが、「匂いは脳を刺激する」という原則が大事なだけで、オイルの種類はそんなに厳密でなくとも、本人が「いい匂い」だと思うものでいいと思います。

この「海馬と香りの関係」を突き止めたのも、明らかな西洋医学であり、この場合は、その対応として「人間が自分で改善していく手助けをする治療法」という意味では、上のほうで書きました中の「理想的な治療法」のひとつだと思います。

もちろん、効果があるかないかは人にもよるとは思いますが。

ちなみに、大事なこととして、使うのは「精油」と書かれた、100%純粋ななエッセンシャル・オイルでなければいけません。100円ショップなどにあるようなものは、人工的に香りを作っているもので、精油ではありません。人工的に香りがつけられているようなものは、すべてこのような治癒で使うものではありません。

でも、今ではヤフオクとか、あるいは Amazon などでも、純粋なエッセンシャル・オイルが、かなり安い価格で提供されていますので、そんなに負担になるものでもないと思います。オレンジやラベンダーなら数百円からあります。

ちなみに、エッセンシャル・オイルの中には、フランキンセンスというような、人間の自己治癒能力を高めると言われているものなどもあり、なんだかんだと、私は 10種類ほど常備していますが、まあ、効果はともかく、悪いものではないですよ。

認知に不安のある方は「良い香りは脳を直接刺激する」という原則を思い出して、なるべく自分にとって気持ちのいい匂いの中で生活するということをするというだけで、かなり改善される可能性があると思います。

これはオカルトではなく、西洋医学が「脳の研究」で見出した最先端医学だといっていいと思います。




シュタイナーによる「物忘れをなくす方法」

以前買っていた読んでいなかった本に、ルドルフ・シュタイナーの『人間の四つの気質―日常生活のなかの精神科学』というものがあります。

これは、1900年代初頭におこなわれた、いくつかの講演の内容をまとめたものです。

買おうと思ったのは、目次がちょっと面白かったんです。

シュタイナーというと、難解なイメージがありますが、目次には、

「もの忘れを直す方法」

とか、

「なぜ服を着るか」

とか、

「何を食べるとよいか」

など、日常生活と密接に関係したことが述べられているのです。

その中に「神経質」(今でいう神経症のことだと思います)の治療のためのセクションの部分に、「物忘れを治す方法」が書かれてあるのです。

具体的に書かれている部分だけを一部抜粋します。




もの忘れを直す方法
ルドルフ・シュタイナー
1912年1月11日 ドイツ・ミュンヘンでの講演

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自分がもの忘れをすることに気づいた人が、もの忘れを治すためには、まず「必要なものを、私はいろいろな場所に置くことにしよう」と思うのです。そして、「私はそれをここに置いた。その周囲の様子や形や色をイメージして覚えておくように努めよう」と考えながら、そのものを置くのです。

安全ピンをテーブルの角に置くとします。「私はこのピンを、この角に置く。そして、ピンが置かれたテーブルの角を、イメージとして心に刻印づけよう」と考えながら、ピンを置きます。そうして、落ち着いて立ち去ります。一度行っただけでは、すべてのものをすぐに見つけられるようにはならないでしょう。

しかし、そのように考えながらものを置くことを、習慣のようにしばしば行うなら、もの忘れは次第になくなっていきます。

「私はピンをここに置く」としっかり考えて、自我を自分の行いと結び付け、さらにイメージを付け加えます。思考における明瞭なイメージ。自分の行いのイメージ表象、自分の行為を、自分の精神的 − 心魂的な核、つまり自我と結びつけるのです。そうすると、私たちの記憶力は根本的に強くなります。

ものを置くときに、このように思考する習慣が付くと、それだけで、エーテル体(生命体)の力が呼び出されます。このような習慣をとおして、人間のエーテル体はますます強化されていきます。私たちは人智学をとおして、「エーテル体はある意味で記憶の担い手である」と、学びます。



ここまでです。

この場合は「見えている状態と、それをおこなっている自分を客観的に把握する」というようなことになりますでしょうかね。

つまり、何をおこなう時でも「意識して行動する」ということを言っているかもしれません。確かに、何かするたびに、その行動に注意をしていると、そのことを忘れることはなさそうですが、なかなか大変な日常にもなりそうです。

シュタイナーは「自分自身を客観的に見ることの重要性」をよく語りますから、その関連ともいえるかもしれません。

それにしても、何だかものすごい長い記事になってしまってすみません。
気づいたら、こんなに書き続けておりました。

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