2015年04月15日



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太陽の裏側からやってくる巨大黒点群…について書くつもりが、日本人「総薬づけ計画」やら抗がん剤やら混沌の中に入り込んだサイクル24の渦中に



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▲ 2015年04月13日の Spaceweather より。






 



巨大黒点群がやって来る


最近の太陽の黒点数は、先月の 24日くらいをピークにして徐々に減っていく傾向にあったんです。

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NICT

「このままどんどん減っていって、そろそろ太陽活動がどんどん小さくなっていくのかな」

と思っていたら、数日前から一気に黒点が増えてきました。

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4月13日には、冒頭のような巨大黒点群が出現。

この黒点群 2321 は NOAA の分析官が、太陽フレアを発生させやすいと主張する、ベータ・カンマ・デルタ( beta-gamma-delta )という構造の磁場を持つそうで、今後しばらくは太陽フレア発生の可能性が高くなっています。

しかも、昨日 4月14日になって、何だか太陽の裏側からデカそうな黒点群が次々と地球側へ回り込んできている様子がうかがえるのです。

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▲ 2015年04月14日の Spaceweather より。


そして、同じ日には 70万キロメートルに及ぶ巨大な磁気フィラメントの爆発が発生しています。

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Spaceweather


こういう光景を見ていますと、昨年、「1日だけ黒点数が0の日」となった後に書きました記事、

崩壊したかもしれない太陽活動 : 周期の「法則」はどこへ?
 2014年07月30日

という記事に載せました、2014年7月17日からの約2週間の黒点の推移を思い出します。

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Spaceweather

たった 10日間ほどで、まさに「急激に」黒点数が増加したのでした。

そして、今年になってもまだ、大きく黒点が増加していく様子などを見ていますと、

「いつまで活発な太陽活動が続くんだい?」

とは思います。




興奮や怒りや憎しみは人間をダメにする

その頃書きました、

太陽から突然黒点が消えた日」: 過去1年半の中で太陽黒点数が最低数を記録
 2014年07月17日

という記事の中の「今の時代は早めに黒点が消えていったほうがいいのかも」というセクションに書いたことがありますが、歴史的には、

「黒点の増加と暴力は直結している」

というようなことがあり、ISIS やボコ・ハラムなどの活動などを含めまして、最近の混沌とした社会の紛争の状況を見ていますと、「もう、このまま黒点が急速に消えていってくれたほうがいい」と思う面もあります。

黒点の増加時には、「暴力」と「興奮」が伴いやすいという性質がありまして、「大きな戦争」だけでも、太陽活動最大期と時期を合わせるようにして始まった戦争はたくさんあります。というか、大きな戦争は、ほとんど太陽活動の最大期とリンクするように始まっています。例外は第一次世界大戦くらいです。

そして、戦争や流血が続けば、そこには当然、怒りや憎しみというようなものが伴ってくるものですが、こういう怒りや憎しみといった感情は

「人間、あるいは人間の霊性をダメにする」

もののようなのです。

ルドルフ・シュタイナーは、真実の意識に目覚めたいと思う人の思考や行動の中で「最も不要なもの」として、

・怒り
・差別意識
・憎しみ
・興奮
・ヒステリックな心
・迷信
・オカルト


を挙げています。

戦争や暴力に伴う「怒り」や「憎しみ」「興奮」などの感情は、人間の霊性や自意識を「低くする」ものです。

このシュタイナーの言っていたことは、興味深いことに、昨日の記事、

中村天風師の語る「極微粒子=気=創造主」の概念で 25年間持ち続けた「神様の正体のモヤモヤ」が少し晴れた日
 2015年04月14日

の中村天風も、ほぼ同じことを言っています。

怒り、差別、憎しみなどのネガティブな気持ちや、興奮などの安定しない心、それと、占いを含む迷信を糾弾しています。

その中でも、「恐怖心」について、最も戒めなければならないことだとして、これはクレアの記事でも抜粋したものですが、中村天風は次のように記しています。


中村天風『運命を拓く』より

第一に必要なことは心の安定を失ってはならないことである。

心の安定を失うことの中で、一番戒むべきものは恐怖観念である。そもこの恐怖なるものこそは、価値なき消極的の考え方で描いているシミだらけな醜い一つの絵のようなものだ。



シュタイナーと中村天風では、何だか畑の違う人のようにも見えますが、それぞれが違うアプローチからでも「行き着く理想が似ている」のは面白いと思います。

ところで、シュタイナーというのは、「学問的」に彼の主張(人智学)に行き着いたような人だと思っていましたが、『神秘学カタログ』(荒俣宏・鎌田東二共著)という本には、

> 人智学の創始者であるルドルフ・シュタイナーという人物は、天与の超感覚的知覚に恵まれていた。

と記されていて、もともとが特別な知覚を持って生まれた人のようです。
上の本では、キリストを含めた多くの宗教教祖と並べて語られていました。

シュタイナー自身が述べていたところによれば、

「霊界で体験できることは、私にとってつねに自明の事柄だった。感覚界を知覚するには、これ以上もない困難が常に伴っていた」

ということで、「感覚界」というのは、今のこの普通の私たちのいる世の中のことですから、シュタイナーは、「霊界よりも、この現実世界を認識することが大変だった」という人だったようです。

こっちの世界というより、どちらかというと、「あっち側の世界の人」だったようです。

それに比べると、中村天風は、若い時の暴れん坊青年時代から帝国陸軍の諜報員、その後、病気となった後、インドでヨガの修行を受け悟るということで、元は普通の人ではあります(経歴を見ていると普通の人ではなさそうですが)。

ところで、中村天風は、インドの山奥で修行をしたのですが、私は「インドの山奥で」と聞きますと、40年くらい前のレインボーマンというヒーローもののオープニング曲の歌詞、

インドの山奥で 修行して
ダイバダッタの 魂やどし
空にかけたる 虹の夢

を、みんなで替え歌にして歌っていた小学生時代を思い出します。




偶然行き着いた日本人総狂人化計画

それは、ただ、♪インドの山奥出っ歯のハゲ頭・・・♪というのをみんなで延々と歌っているだけなのですが、何が楽しかったんだろう? あれは。

しかし、レインボーマンでは覚えているのが歌だけで、あまり内容を覚えていないですので、レインボーマン - Wikipedia を見てみましたら、


レインボーマンに変身するヤマトタケシと、死ね死ね団の戦いが描かれたテレビドラマ。

単純な勧善懲悪ものではなく、川内康範(原作者)の東南アジアにおける旧日本兵の遺骨収集の体験が反映された、数々の特徴をもっている。

すなわち、かつて日本に虐待されたと自称する外国人が組織立って日本人に復讐しようとするという敵の設定、祖国が外国から迫害を受けている現実を目の当たりにしながらも、共に戦う仲間を得ることもなく、日本を守るために孤独な戦いを続けるレインボーマンの…(略)



こんな大層な話だったんかい。

当時、私は 10歳くらいだったと思いますが、覚えているエピソードのひとつに、「死ね死ね団が、何らかの方法で日本の経済と金融を麻痺させようとする」のがあったような記憶があります。

もう少し詳細を思い出したくて、検索していましたら、愛の戦士レインボーマンというページに、各回のストーリーと、敵の「死ね死ね団」の戦略が短く載せられていましたが、何だかすごい。

キャッツアイ作戦
日本人皆殺し作戦第1弾 人間を狂わせる薬、この薬を日本人に飲ませすべて狂人化させて殺してしまおうとする恐ろしい作戦だ。

M作戦
おたふく様を信じればお守りに現金を授けられるという、おたふく会を使って大量の偽札をばらまき日本経済をインフレで混乱させてしまおうという、経済的ダメージを与える作戦だ。

などが書かれていましたが、この「M作戦」ってやつですね。

覚えてる、覚えてる。

死ね死ね団が、日本経済をインフレで混乱させるために、いたるところで、紙幣をばらまく。すると、おじさんおばさんたちが、ワーッとばかりにお金に群がるんです。

うちには確かまだカラーテレビはなかったので、友だちの家かなんかで再放送か何かを見ていたのだと思いますが、私ら子どもたちはそれを見ながら、

「死ね死ね団より、お金に群がっている人たちが何だか見苦しいねえ」

というような話をしていた記憶があります。

そして、そのうち、「話の内容が子どもには重い」と、見るのをやめて、♪インドの山奥出っ歯の・・・♪と歌いだすのでした。どこまで行っても、原作者の崇高な意志より、替え歌だけが後世に受け継がれてしまった悲劇のヒーローものとも言えるかもしれません。


・・・えーと・・・なんでこんな話になってる?


もう話が逸れすぎて、どうしてこんなところまで逸れてしまったのかを突き止める気にもなりません。




薬による日本人全滅作戦はあるいはその通りかも

しかし、レインボーマンの「キャッツアイ作戦」は今思うとすごい。

この「人間を狂わせる薬を日本人に飲ませて狂人化させて殺してしまおうとする作戦」は、レインボーマンの 40年後の今、ちょっと当たってるんじゃないですかね。

狂人化ではないけれども、最近の、

ブラック・フラミンゴが現れた地球。そして、数百万人の「ベンゾジアゼピン依存症」が作られている日本
 2015年04月12日

という記事では、日本が「超長期連用で実質的な意味で脳を破壊する可能性がある」ベンゾジアゼピン系という薬の販売ターゲットになっていることなどを記しました。

Benzo-Consume2.gif
ベンゾジアゼピン薬物乱用 - Wikipedia

その前の、

健康ブームの中でガンが増え続ける理由 : 世界でもダントツの「薬」消費国である日本は…
 2015年04月10日

という記事では、日本の異常ともいえる「薬に頼った医療」が、日々、日本人の免疫力を落としている可能性についてふれました。

その記事では、ガンのことについて多く書きましたが、私は、ベンゾジアゼピン系や抗うつ剤だけではなく、普通の薬の多くも、ガン細胞を殺せなくなる免疫の問題と共に、認知症の増加と関係している可能性があると思っています。

認知症に関しましては、

私たちを含む多くの人類の松果体はフッ素による石灰化により、すでに「永遠の機能停止」に陥っているかもしれない
 2015年02月03日

という記事で、フッ素が脳の松果体を石灰化させて、それが認知症やアルツハイマーと関係がある「可能性」について書きました。もちろん、あくまで可能性で、確定した何かではないです。

そういう様々な面から見て、薬消費大国である日本の姿を見ていますと、死ね死ね団による「人間を狂わせる薬を飲ませる作戦」は今でも進んでいるのかもしれません。




抗がん剤のこと

ガンといえば、三大療法の罠:「抗がん剤」「手術」「放射線」は発がんリスクを高めるという記事に、近藤誠医師の『「がん」ほどつき合いやすい病気はない』という著作に掲載されている医学誌ランセットからの比較グラフがありました。

ここには、末期の肺ガン患者に対しての、

・抗がん剤を4種類使用しての治療
・抗がん剤を1種類使用しての治療
・治療しない


という3つのグループの臨床例が載せられていて、結果は下の通りでした。

cancer-lancet.gif


これを見ますと、あらゆる段階において、最も生存率が高かったのは「治療をしないグループ」で、抗がん剤を4種類使っているグループは、最も生存率が低かったことがわかります。

特に、500日目の差は刮目する部分もあるような感じです。

抗がん剤については今はいろいろと言われていますが、何より、ちょっと思ったのは、上の『「がん」ほどつき合いやすい病気はない』という本が発売されたのは、Amazon によれば、1995年のことなんです。

今から 20年前です。

この近藤医師という方は、「ガンは治療しないで放置しなさい」という意見の方のようですが、全面的にその意見に賛成する気にはなれません。

手術でとってしまえば、何らかの機能の障害は残っても、そのまま一生何でもなく過ごせるガンはたくさん存在すると思うので、極端化するのはどうかと思います。

ただ、そうではないガン、つまり、切除して治らないガンや、切除しても仕方のない末期ガン、あるいは、高齢の方のガンの治療などに関しては、抗がん剤治療はどうなのだろうなとは思います。

もちろん、考え方はいろいろですが、上のグラフを見る限り、「抗がん剤の効果」としては 20年以上前の上のようなグラフが何かを示していそうです。




実はお医者さんは薬では儲からない

ところで、これは非常に大事なことだと思うので、書いておきますけれど、なぜ、日本の医療は、やたらと薬を出すのかという理由で、中には、

「お医者さんか儲かるから」

と思われている方もいらっしゃるかもしれないですが、現在のシステムでは、病院でいくら薬を出しても、お医者さんは「まったく」儲かりません。現行システムは、薬の公定価格(売り値)と、問屋からの納入価格がほぼ同じですので、薬による利益は出ない構造なんです。

これは、ネットなどで調べられますし、あるいは、医者ご本人の言葉としては、中村天風さんに師事していた松本医師が『高血圧は放っておくのが一番』に記していた記述をご紹介しておきます。


「医者はお金儲けのために、たくさん薬を出すのだ」「薬を出せば出すほど、医者は儲かる」と思っている人もいるのではないだろうか。

これは 1980年代初め頃まではそうだったが、その頃から変わっていった。今は、薬を多く出しても、医者は潤わない。薬の仕入れ値と売り値がほぼ一緒だからである。薬の販売価格は国で定められているため、儲けようと思っても無理なのだ。(略)

今は、私も含め、町医者はどこも火の車だ。子どもに同じ苦労をさせたくないと、自分の代で病院を閉めてしまう医者仲間も多い。



つまり、「儲かるから薬を出しているわけではない」のです。

それなのに、必要以上と思われることもあるほどのたくさん薬を出す・・・というのはどういうことなのだろうと思っているのです。

もちろん、「この薬でこの症状を治せる」とお医者さんが思って出す場合が多いのでしょうけど、もうひとつの問題は、これは昔の自分を思い出して書きますけれど、

「患者が薬を出されないと納得しない」

という面も関係していると思います。

多分、「薬をもらうため」に病院に行くという方は多いのではないでしょうか。

私を含めて、あまりに長い間、「調子が悪くなったら薬」という対応になれすぎていたため、すぐ薬をもらいに行く。そして、薬をもらえないと、「むしろ困る」という気持ちになる。

なので、日本が今のような薬漬け状態になっているのは、お医者さんの方の問題もあるかもしれないですけれど、「すぐに薬を欲する私たち」というほうも考えていかないといけないかなあとも思います。

特に、この間のベンゾジアゼピン系の記事にありますような、メンタル系の病気で精神科や心療内科に行って「何も薬を処方されない」場合、その人は必ず、「薬を処方して下さい!」と訴えるはずです。

日本の薬の出し過ぎに関しては、かなり深刻な状態になっている部分もありますので、患者もお医者さんも、どちらも考える時に来ているような感じはあります。


・・・さて。


・・・最初は何の話でしたっけ・・・。

太陽ですね。

どこで、どう方向性がおかしなことになってしまったか、もはやわからないレベルの逸脱を見せてしまいましたが、とにかく、今後数日から1週間くらいは、太陽活動が大きくなる可能性が強く、フレアや CME が発生するかもしれません。

また、人々の「興奮」も強くなるかもしれません。

そして、数々の科学・医学の研究は、太陽黒点数の増加と、人間の精神活動の異常の増加に相関があることを示します。

エコノミストの嶋中雄二さんの名著『太陽活動と景気』には、太陽活動や地磁気撹乱がヒトの精神活動を乱すことについて、様々な太陽活動と精神活動の関連についての過去の研究が記されています。

(参考記事:21世紀も「太陽が暗くなる時」を経験するのか?

ただでさえ何となく社会が荒れやすい昨今、しばらくはまたいろいろと混沌とするようなことが連続することもあるかもしれません。

いやいや、考えてみれば、今回のこの記事の迷走とカオスぶりこそが「黒点の増加とはこういうことに結びつくのだ」ということを示しているのかもしれません。

そして、大事なことは、「社会で何かあっても」それにつられて、「怒り」や「憎しみ」などの感情が自分の中から表へと引きずり出されないように自分を管理することだと思います。