2015年06月16日



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「私たちは何か大きなものの上にいる」:地球とすべての宇宙と接続を持つ可能性がある巨大な「プラズマの輪」の存在が証明される



クレオなひととき - 天文物理学の歴史的発見をした人物は

先日、下のような見出しのニュースを見つけました。

electric-sun-earth-connection-top.gif

▲ 2015年06月15日の The Watchers より。


この「太陽と地球の電気的な接続が確認される」という見出しは何とも目立つものではありますが、記事をよく読むと、2週間ほど前、オーストラリアの普通の学生さんが「天文物理学上の世紀の発見」を発表しまして、その発見に対しての独自解釈というようなもののようです。

この記事の基となった、オーストラリアの学生さんによる「世紀の発見」というのは、下のように報じられたものです。

plasma-tube-earth.gif
news.com.au


地球が「巨大なプラズマのチューブの上に浮いている」、あるいは、そのプラズマに「包まれている」というような状態であることが証明され、そして、このチューブは外宇宙とつながっていると考えられるのです。

このプラズマのチューブの高層大気のイメージは下のようなものです。

tube-02.jpg
CAASTRO


このニュースはとても興味深いものですので、最初にご紹介しておきたいと思います。
オーストラリアのメディア news.com.au の記事です。

ちなみに、発見したクレオ・ロイさんというのは女性です。彼女は普通の学生さんなんですが、その学生さんが「 60年来、天文物理会が証明できなかったことを証明した」という点にもニュース性があります。

ここからです。



Aussie student proves existence of plasma tubes floating above Earth
news.com.au 2015.05.02

オーストラリアの学生が地球上空に浮くプラズマ・チューブの存在を証明

オーストラリアで、目には見えない、巨大で移動するプラズマチューブが、地球の上空を埋め尽くしていることが発見された。

当初は天体物理学会内での懐疑的な見方があった所見だが、オーストラリア・シドニー大学の学生クレオ・ロイ(23歳)さんが、この現象が存在することを証明した。

ロイさんは西オーストラリアの奥地で電波望遠鏡を使用し、3Dで宇宙空間を表示することで、地球の大気が、これらの筒状の複雑で不思議な形状のプラズマ構造で埋められていることを証明したのだ。


tube-image-001.jpg


tube-image-002.jpg
CAASTRO


大気によって作られたこれらの多層管は太陽光によってイオン化されている。

全天天体物理学オーストラリア研究会議センター( CAASTRO )に所属するロイさんは、

「 60年以上もの間、科学者たちは、これらの構造が存在していることを確信してきたのです。しかし、今回がそれをイメージングした最初となり、私たちはこれらが本当に存在することの視覚的証拠を提供しました」

と述べる。

「私たちは、地上 600キロ程の上部電離層を測定しました。それらはプラズマ圏に上向きに連なっているように見えます。これは、中性大気(電離していなくて電気的に中性の大気)が終わるくらいの場所で、そこから宇宙空間のプラズマに移行しています」

「高密度プラズマのストライプと、低密度プラズマのストライプと交差する場所で、私たちは上空に印象的なパターンを見ます。このパターンがゆっくりと地球の磁力線に美しく整列します」


tube-image-003.jpg


そして、ロイさんはこう言った。

「私たちは、何か大きな上にいるのかもしれないと気付かされるのです」



Cleo-Loi-01.jpg
・クレオ・ロイ( Cleo Loi )さん。


マーチソン・ワイドフィールド・アレイ( Murchison Widefield Array / MWA )という遠隔望遠鏡を使用したことが、ロイさんが画期的な発見をするキッカケとなった。

この望遠鏡は、南天全体を覆う大規模探査を行い、3Dの表示することができる非常にエキサイティングで画期的な技術を持つ。


マーチソン・ワイドフィールド・アレイ( MWA )
MWA.jpg


ロイさんは、この研究は最初、望遠鏡の画像の欠陥を指摘されて受理されなかったことを私たちに話した。

「彼らは、このタイプ(マーチソン・ワイドフィールド・アレイ)の望遠鏡画像を見たことがなく、データを見たこともありませんでした」と、ロイさんは言う。

「多くの人たちは、これが単に撮影上に問題があり、このようなエキサイティングな事象は存在しないと確信しているようでしたが、それは私が単なる学生だったことも関係しているかもしれないと思い、不思議な気持ちになりました。しかし、私は観測に慎重でしたし、そこで何かが起きていることを確信していました。」

「電離層内のイオン化のパターンは非常に構造化されていることがわかり、これらは地球の磁場と整列している管状の構造の中を流れます。それらのチューブはその後、自らの調和で移動するのです」

ロイさんは、漂流するプラズマチューブは、天文データ、特に衛星ベースのナビゲーションシステムのデータを歪める可能性があると述べる。これはまた、我々が銀河や星、ガス雲の挙動を再評価しなければならないことも意味しているかもしれない。

CAASTRO の科学者で、シドニー大学物理校のマーフィー博士( Dr Murphy )は、以下のように述べている。

「今回のクレオの偉大な功績は、これを発見したということだけではありません。科学界の他のジャンルの人々にこのプラズマ・チューブの存在を確信させたということが偉大なのです。特別な科学背景を持たない一般の学生がこのような発見をしたということは、何とも印象的な成果であると言えます」





という記事です。

このように、最初のうちは、このクレオさんのデータは、彼女がこの分野の専門家でもない単なる学生さんだったこともあるのかもしれないですが、あまり相手にされなかったようなんですが、最新鋭の望遠鏡の使用によって、クレオさんの歴史的な発見は、陽の目を見ることになったのです。

この発見は、

地球は、宇宙から延びている(あるいは広がっている)と考えられる「プラズマのチューブ」の上に乗っかっていることがわかった

ということで、プラズマ・チューブがどこまで広がっているか、あるいは、どこから始まっているかということはわからないにしても、

地球が、外宇宙と直接的な(物理的な)接続を持っている

ことがひとつ明らかになったわけで、クレオさんの発見は考えている以上に大きなものだと思います。

専門家ほど固定観念に縛られていない人の方がいろいろと発見するのかもしれませんね。

精神的な宇宙と共に、「物理的な宇宙の姿」というのも、この数年は飛躍的に変化していて、たった数年前の宇宙の「標準形」とはずいぶんと違ったものになってきている感じがあります。

銀河のイメージなんてのも何だか昔とは違うものになってきていたり。

milky-center.gif

▲ NASA のフェルミ線望遠鏡の観測により明らかとなった天の川銀河の中心の構造。過去記事「天の川銀河の中央から「太陽の 400万倍のエネルギー」の超巨大フレアが…」より。


このプラズマチューブの記事とは全然関係ないことですけど、クレオさんのような一種の天才を見まして、あるニュースというか、記事を思い出しました。




「何も学んではいけません。 自分の興味のある分野について考えてください」

その記事は、

アインシュタイン以上のIQを持つ、自閉症の少年のスピーチ。「大切なのは学びじゃない」
 Tabi Labo

というものです。

TED という世界的講演会をおこなう団体があります。

TED (カンファレンス) - Wikipedia

カナダのバンクーバーで、毎年大規模な世界的講演会を主催している非営利団体のこと。

TEDが主催している講演会の名称をTED Conference(テド・カンファレンス)と言い、学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行なう。

というもので、さまざまな著名人の世界的講演会も行われます。

そして、先ほどの記事は、この TED で 2012年に講演をおこなった、ジェイコブ・バーネットさんという「 13歳の少年」の講演内容について訳されています。

ジェイコブ・バーネットさんは下の方で、 13歳ですので、まあ少年です。

Jacob-Barnett-TED.jpg
YouTube


ジェイコブさんは、2歳の時に医師から「自閉症」と診断され、特別養育クラスに入れられました。本人の講演会の言葉ではこうなります。


ジェイコブ・バーネット TED での講演会より

僕は約11年前、自閉症と診断されました。細かいことへのこだわりが強く、何も考えていないように見えたのです。

まわりの人から、僕は一生学習できないし、考えることもできないし、靴ひもを結ぶことすらできないと言われたのです。

でも、その年に本屋で教科書を買い、そこに載っていたデータからケプラーの法則について考えていました。




2歳くらいからケプラーの法則を考えていることからわかるように、医師の診断はどうであれ、数学や物理に異常な興味を持っていたようで、結局、ジェイコブさんは 10歳で大学に合格。

その 10歳の時にジェイコブさんはどんな毎日だったかというと、


ジェイコブ・バーネット TED での講演会より

僕はある天体物理学の問題に取り組みました。しばらく後に、その答えを導き出したのですが、まだ発表されていないので、どんな問題だったかはお話しできませんが論文が発表されたら分かるでしょう。

その時僕はたくさんのことを考えていたので、オフィス用品店で買った500枚の紙は、すぐに使い切ってしまいました。紙が無くなったので、次はホワイトボードに書きました。でも、それもすぐに埋まってしまいました。なので、窓に書くことにしました。

僕の方程式は窓拭き洗剤に消されるところでしたが…(笑)。


そして、ジェイコブさんは。その後、

「微分積分をしたい人のために、分かりやすく説明したビデオ」

というものを作成( 12歳の時)します。

これが 200万人に視聴されるという大ヒットとなり、しかも、それを作ったのが 12歳の少年だとわかり、有名になったのだそう。まあしかし、12歳とはいえ、大学(プリンストン大学)2年生ですし、それほど不思議なことではないでしょうが。

それでまあ、こういう天才肌の人は時代に何人かはいますので、そのこと自体はいいのですが、ジェイコブさんが講演で最後のほうに言っていた言葉に深く納得しまして、私は先日、同じことを自分の子どもに言ったのです。

下がジェイコブさんの発言です。


ジェイコブ・バーネット TED での講演会より

さて、ここから皆さんにやってほしいことがあります。

今から24時間、何も学んではいけません。そのかわりに何をしてほしいかというと、自分の興味のある分野について考えてください。その分野の生徒になる代わりに、自分でその分野を発掘してほしいのです。

それが音楽であろうと、建築、科学と何であろうと考えてほしいのです。この24時間でもあなたが何か、新しいものを創造できるかもしれませんよ。ありがとうございました。



この講演の言葉から「ありがとうございました」を除いた部分を、子どもに言ってみると、

「うーん・・・考えたことなかったけど・・・音楽かなあ」

など、とても曖昧ながら、少し考えていました。

何も学んではいけません。 代わりに何をしてほしいかというと、自分の興味のある分野について考えてください。

というのは、本当なら、小学校で先生方から子どもたちに言ってあげてほしい言葉ですけど、それは確かに難しいですので、親がたまに言っていげるのもいいかと思います。

なお、このジェイコブさんの講演会の様子は、日本語字幕つきで YouTube にあります。

Forget what you know | Jacob Barnett | TEDxTeen

字幕は、画面の右下の「字幕ボタン」を押すと表示されます。
赤く囲んだ部分です。

ted-teen.gif


視聴数も多いです。

jacob-500.jpg




心魂と学習

ジェイコブさんはここで、過去記事、

シュタイナーが「子どもへの詰め込み教育は絶望的な社会を作る」といった100年後に、完全なるその社会ができあがった日本…
 2015年04月16日

の中でご紹介した、シュタイナーの言う「学習の内容と自分自身との興味のリンクがなければ、それは身につかない」という意味のことと、本質的に同じことを言っています。

特に小さな時は、できれば人は、興味のあることだけを考えるべきだとは思います。その学習の内容が、いかに素晴らしいものであっても、「興味のないこと」を詰め込まれた場合、それは本質的にその人の中に入っていかない。

このことは、受験を経験してから数十年経った方なら、何となく実感できるのではないでしょうか。「受験で覚えたことのほとんどを覚えていない」と(全員がそうだというわけではないですが)。

シュタイナーの『人間の四つの気質―日常生活のなかの精神科学』に収録されている、その部分を掲載しておきます。


シュタイナーの 1912年の神智学協会会員に向けての講演より

小学校でも詰め込み教育が行われるようになると、その害は想像を絶するものになるでしょう。

詰め込み教育の本質は、心魂つまり存在の最奥の核と、詰め込まれるものとの結びつきが、まったくないことです。心魂は詰め込まれる内容に、関心を持てないからです。

習得したものをしっかりと自分のものにしたい、という気持ちがないのです。人間の心魂と自分が習得するものとのあいだに、興味の絆がわずかしかないのです。

その結果、活動的に公的生活に関わることができなくなります。詰め込まれたものが、自分の職業の課題と内的に結びつかないからです。心魂が、頭の活動から遠く離れているのです。

人間にとって、頭の活動と心魂が遠く離れていること以上に悪いことは、他にありません。



ジェイコブさんが幼児の時に考え続けていたような、ケプラーの法則とか微分積分とか、そんな大層な話でなくとも、日常の些細なことで十分でしょうけれど、「なるべくなら、子どもたちは興味のあることを中心に考えたりおこなったりする」ことが大事なことのように思います。

今回は、オーストラリアのクレオさんと、アメリカのジェイソンさんという2人の「発見者」のことを書きましたが、その上で、クレオさんの発見した、

「地球を取り巻く宇宙の構造の真実」

は、私たちの物理的な宇宙認識がまたひとつ変化する大きな発見でした。

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