2015年07月26日



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自立した人生(2) - 病気でも災害でも国家破綻でも何でも前向きに考えることが第一義的な姿勢であること



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生きる理由を考える必要のない健全な社会があった

前回の記事、

自立した人生(1) - 薬と病院と介護から脱却して、「ガンを自然治癒できる力」を持たないと未来を生きることはできない
 2015年07月24日

の中に、アメリカの医学博士で、ガンの自然治癒の研究者であるケリー・ターナーさん( Dr. Kelly Turner )の著書『がんが自然に治る生き方――余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと』の中にある「ガンの自然治癒を体験した人々に共通してある9つの実践事項」として、

・抜本的に食事を変える
・治療法は自分で決める
・直感に従う
・ハーブとサプリメントの力を借りる
・抑圧された感情を解き放つ
・より前向きに生きる
・周囲の人の支えを受け入れる
・自分の魂と深くつながる
・「どうしても生きたい理由」を持つ


があることがわかった、ということをご紹介したのですが、この中の最後にある、

「どうしても生きたい理由」を持つ

ということについて、ふと思うことがありました。

「どうしても生きたい理由」を持つ、というのは別の言い方をすれば、

「自分の生きている理由は何なのか」を考える。

ということになりそうな気がするのですが、これを読んだ時に、

「自分が生きている理由を考えなければ、その意味が見いだせないという今の時代はやっばりちょっとアレかもしれないなあ」

と思いました。

どういうことかというと、たとえば、少し前の記事、

「革命」(3) - 革命的行動の最上位は「子どもたちへの無条件の愛」を獲得した社会に戻すこと
 2015年07月12日

の中に、1877年(明治 10年)から何度か日本に滞在したエドワード・S・モースというアメリカの動物学者による、当時の日本では、

「子どもたちは朝から晩まで幸福であるらしい」

という記述が、『逝きし世の面影』に書かれていることをご紹介しました。

朝から晩まで、ということは、当時の日本の子どもたちは「ずっと幸せだった」と、モースさんは申すわけです。

明治時代半ばの子どもたち
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kawaiimog.exblog.jp


朝から晩まで、正月から大晦日まで「生きている間ずーっと幸せ」なら、「生きている理由など考える必要はない」ということになります。

なぜかというと、

生きているだけで幸せなら「生きること自体が生きている理由」になり得るから

です。

ケリー・ターナーさんに、

「どうしても生きたい理由は?」

と尋ねられたら、

「生きること」
「どういうこと?」
「生きているだけで幸せだから」


という問答にもなり、何だか禅問答のようですが、一種の真理だと思います。

そして、ここから導き出されるのは理想論ではなく、実際の生活に応用できる「生活の術」であるということになると思われ、つまり、江戸・明治の時代の子どもたちのように、

私たち自身も、日々を「生きているだけで幸せを感じる方向」に傾ける

ということです。

それだけで、ケリー・ターナーさんの著作の9つの実践要項のうちの、

・抑圧された感情を解き放つ
・より前向きに生きる
・「どうしても生きたい理由」を持つ


などはクリアできることになるようにも思います。

これは、ケリー・ターナーさんの9つの実践項目と照らし合わせますと、「生きているだけで幸せを感じる」という生き方自体が、「自分で病気やガンも治せる体」を作ることになるということも言えなくもなさそうです。





自分が変われば世界は変わる

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中村天風さんはこの「すべてを幸せの方向から考える」ことを繰り返し繰り返し述べていて、何よりも、それが一義的なことだとしていました。


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中村天風『運命を拓く』より

忘れてはならない私の厳重な注意は、

「できるだけ平素、幸福の方面から人生を考えよ」

ということである。(略)

人が何といおうと、

「俺は幸福だ!」

憂いことがあったら、

「ああ、楽しい!」

悲しいことがあったら、

「ああ、嬉しい!」

こうして心を張り替えてみなさい。



しかし、天風さんはこう言うものの、これが簡単ではないことは明白です。

私などは、先日、醤油を床にぶちまけてしまっったことがあって、

「わああ! もうダメだ! ひぃぃ!」(落ちつけ)

とうろたえていたのですが、天風さんの言葉を思い出して、

「嬉しいッ! 嬉ぴぃぃぃぃぃぃぃ!!! ヽ(≧∀≦)ノ」(どっちにしても落ちつけ)

と言ってはみたものの、幸せな気分にはなれず、積極的思考というのは難しいものだと思いました。

まあしかし、野口晴哉さんが、


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世界が変わったのではない。自分が変わったのである。
自分が変われば世界は変わる。


過去記事


とおっしゃっていたように、まずは自分自身(各自ひとりひとり)が、

「生きている時すべてを幸せだと感じる」

ことができれば、世界はそれと連動して同じになっていくことは、賢人たちの言葉や、最近の量子論などからも間違いないと思われます。

最近ふれることも多い、

「現実は存在していない」

ということと、

「現実は自分で作り出している」

という概念から考えますと、中村天風さんの言う「積極的な思考」は、とても大事だと思います。

実践するのはとても難しいというだけのことで、不可能ということもないでしょうし。

このことを長々と書いてしまいましたが、前回の記事から続く「自立した人生」という意味において、この「肯定的で積極的な思考と態度」というのは、何よりも最初に必要なものだと思います。

そもそも、そうすれば、マイナスイメージとしての「病気」とか「不安」は薄らいでいくでしょうし、何より、

「世の中がどんなことになろうと、心へは影響は受けない」

ということです。

経済混乱、国家破綻、自然災害、戦争、紛争、巨大小惑星の衝突、日本沈没……何が起きても、どうということもない・・・という心境になれる「かも」しれないです。

あるいは、どれにも、「幸福なこと」になる要素が含まれているのかもしれないですし。




幸せな破綻

先日、ロシアのプラウダの英語版を見ていましたら、下のような記事がありました。

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▲ 2015年07月24日のプラウダより。


内容はおおまか下のようなものです。


IMF: Japanese debt to increase threefold

IMF:3倍に増加する日本の借金

国際通貨基金( IMF )は、日本の債務が 2030年までに現在の3倍になると警告している。

年次評価で、IMFの専門家は、世界で3番目に大きな経済規模を持つ日本は、スタグフレーションと金融混乱に直面する可能性があると指摘した。また、IMF は日本政府に対して、支出を削減し、余分な予算を制限するように呼びかけた。

日本の公的債務は、最寄りの5年間で、対 GDP 比 250%に達する可能性がある。安倍晋三首相によってもたらされた新しい構造改革中に、これらのリスクが発生する可能性がある。



これは 7月24日の報道なのですが、不思議なのは、日本語の報道で見かけないことで、あるいは、プラウダのの思い違いかなにかなのかもしれないですが。

まあ、IMF にいろいろと言われる筋合いはないかもしれないですが、ただ、現在( 2013年)の日本は、日経ビジネスの記事「日本国「債務超過」490兆円、資産の多くは売却困難」によりますと、

負債合計 1143兆円
債務超過  490兆円


という、やや天文学的な数値に近づいている状態となっています。
「債務超過」というのは、借金が資産を上回っているということです。

どちらもすさまじい数字ですが、毎年、負債は 20〜30兆円ずつ増えていますので、単純に計算して、2030年頃には、3倍ということはなくとも、国の負債の合計が 1500兆円を越えていることは間違いなさそうです。

そして、「負債の対 GDP 比率」でも、日本は、1999年以来、単独でぶっちぎりの過剰負債国です。
下は財務省ウェブサイトのものです。

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財務省 債務残高の国際比較(対GDP比)


現在にしても、これでやっていける理由は、経済オンチの私にはよくわからないですが、しかし、日本は着実に、私たちを「薬漬けと対症療法地獄から解放してくれる唯一の道」とも言える「国家破綻」という希望に満ちた方向へ進んでいるように見えます。

そう考えると、何ともありがたいことではないですか。

希望を持って生きていれば、こんな想像もしていなかったような素晴らしいことが起こり得るんです。




暴走は続くよ

最近の医療はさらに暴走気味の傾向を深めていて、薬にしても、最近は、分子標的薬という、分子をターゲットにしたものが大きく台頭しているのですが、これらの薬は、「基本的に「すべての薬」は人間に良くないという理由…」という記事に、高木智司医師の書かれた文章を抜粋しましたが、人間にとって最も重要な免疫システムのひとつである白血球の「マクロファージ」の働きを阻害する目的で開発されているようなのです。


高木智司「西洋薬はアセチルコリンの作用を阻害するから治せない」より

さらなる危険をはらんでいるのが、医学の行き詰まりを打開する新薬として注目される、分子標的治療薬です。それも、分子標的薬の多くがマクロファージの働きを阻害する目的で開発されているからです。

その理由は、マクロファージが血管を新生し、炎症やガンの成長を促進し、病状を重くするからだそうですが、それは大いに疑問です。

マクロファージが免疫細胞として処理しているのは、主に老廃物や、古くなった細胞です。炎症は代謝の亢進反応ですから、老廃物がふえますし、ガン細胞も新陳代謝を繰り返しながら成長します。

ですから、マクロファージが集まってくるのは当然ですし、そのマクロファージが血管を作るのも、老廃物や老化したガン細胞の処理能力を高めるためでしょう。

このように、マクロファージが引き起こす反応にはすべて意味があります。しかも、それらはすべて自分の分身、さらにいえば自分自身を守るための反応だからこそ、間違いはありえなかったのです。



マクロファージというのは「血液中のさまざまな異物を食べてくれる」もので、人間の免疫機能の中心的役割を担っています。

そのマクロファージの働きが阻害されるということは、仮にガン細胞が抑えられたとしても、それと共に、

脳を含む身体全体の細胞組織の再生が抑えられている状態

となる可能性があるわけで、人間の持つ免疫力が根本から機能しなくなってしまいかねないおそれもあると思われ、数々の重篤な副作用(新たな病気の発症)が予想されます。

こういう薬が積極的に使われている現代の医療を見ますと、私たちは、ますます薬に対して敏感でいなければならないと思います(というか、病院に「さえ」行かなければ、薬とは無縁でいられます)。

あるいは、やはり最近のニュースですが、「ガンの超早期発見」というおそろしい響きの報道もありました。


血液1滴、3分でがんが見つかる画期的検査法!超早期発見が可能に
Infoseek 2015.07.07

「血液1滴を使い、3分以内にがんの有無を診断できる」方法が発表されました。それも、1年以内の臨床応用を目指しているといい、大いに注目されています。(略)

通常、CT検査では5ミリ程度のがんまでは発見が可能。ところが、今回の検査は1ミリ程度のがんでも発見できるといい、まさに超早期発見です。



ほとんど組織化していないようなガンを見つけて(1ミリなどの大きさなら、非常に多くの人に見つかると思います)「超早期にガン治療が開始される」・・・ガンでおかされてもいない体に抗ガン剤や放射線が使われるかもしれない・・・。

子どもの頃に、映画『エクソシスト』の予告をテレビで見た時のような戦慄を感じます。

あるいは、『悪魔のいけにえ』を(映画の話はいいわ)。 

ちなみに、「ガン」は、上の記事のような小さなものなら、ほとんどの人にあるものだと思われます。

たとえば、東京の湯島清水坂クリニックのウェブサイトの「ガンはすべての人にできている」というページには以下のようにあります。


湯島清水坂クリニック「ガンはすべての人にできている」より

生まれたばかりの赤ちゃんでも、微小なガンはできています。その意味では、すべての人が「ガン患者」といっていいでしょう。

しかし、ガンが検診で発見される大きさ(精度にもよりますが、数ミリから1センチほど)になるまでには、年単位、あるいは数十年単位の時間がかかります。

一般的には、ガン検診(その後の精密検査を含みます)で発見されて、はじめて「ガン患者」となるのです。



このページの最後には下のように記されています。


繰り返し言いますが、「ガンは患者さん自身でしか治せません」
ガンだけでなく、すべての生活習慣病もまったく同じです。
生活習慣病は、「患者さん自身しか治せない病気」なのです。



この、

> 「ガンは患者さん自身でしか治せません」

という言葉は力強い言葉だと思います。

考えれてみれば、日本が「薬漬け大国」になってしまった責任は、私たちにもあります。

「調子が悪いと、すぐに医者に治療を丸投げする」

という態度があまりにも普通になっていた気がします。

「まずは自分で治そうと考える」ことを怠り過ぎていたと思います。

何より、ほんの数ヶ月前までの私がそうでした。
ちょっと熱が出たり、頭痛があれば、薬。
何となく調子が悪いと、すぐ病院。

よくこの年齢まで生きていられたものです。

極論ですし、いいお医者さんもいることを承知で、誰もかれもが、「お医者さんは何もしてくれないから、病気も不調もすべて自分で治さなければならない」と思い込む方がいいのかもしれません。

話がそれましたが、先ほどの「超早期発見」に話を戻しますと、「誰にでもガンがある」のならば、

「超早期検査で、どんどんガンを発見できる」

ということになりそうで、まだ体が何でもない時点から抗ガン剤やら放射線治療が応用される例もありそうで、つまり、まだ健康な全身の細胞が「どんどん機能を阻害されて、身体は免疫を失っていく」という・・・何ともこう、やや刺激的な近未来の日本の姿です。

これらを阻止できるのは、医療保険制度の崩壊か、国家の破綻かどちらかだけだと思われます。

そういう意味で、今の日本は自浄作用として、破綻というまったく正しい方向に進んでいるのだと考えざるを得ません。

ありがたいことだと思います。

歴代の政治家および現行の政治家の方々に感謝したいと思います(皮肉ではなく本気の感謝です)。




日頃から行っていることを書こうと思っていたのに脱線して

うーん、本当は今回は、私が4月頃から

・薬を飲まない生活
・病院に行かない生活


のためにやっていて、ある程度、効果があったような健康法のようなことを書こうかと思っていたのですが、それは、まとめて書ける時に書きます。

ただ、4月から毎日おこなっていることを箇条書きすれば、

・歩く(1時間くらい)
・ラジオ体操
・ジャックナイフ・ストレッチ
・ふくらはぎマッサージ(参考リンク
・顔もみ(参考リンク
・つむじ押し(参考リンク
・毎日入浴
・朝食抜き
・昼食は完全菜食

などです。

顔もみなどは、上の参考リンクだけでは不十分な点もありますので、お知りになりたい場合は、安保徹さん監修の健康ムック本『免疫を高めると病気は勝手に治る 2015年版』に詳しく出ています。

私がこういうことに興味を持ったのは、歩いている時に、このムック本の表紙が目に飛び込んできて、無意識に買ってしまったという偶然によるものでした。こんな健康ムック本なんて、生まれてから買ったことがなかったです。

上にあるうちで、「ジャックナイフ・ストレッチ」というのは、下のようなストレッチですが、腰痛などのある方には抜群に効果があります。軽い腰痛なら、すぐ治ります。

jacknife.gif
karada-aging.jp

わかりにくければ、YouTube に動画もあります。

この即効性を体感したい場合は、やる前に前屈で、自分がどのくらい下に手がいくかをチェックして、その後、ジャックナイフ・ストレッチをしてから、ふたたび前屈をすると、先ほどよりはるかに曲がるようになっていることがわかります。

その他としては、「体温を上げる」ことを試みています。

すべての病気の原因のひとつとして、「低体温」があることが最近では広く言われていますが、これは事実のようです。今の人は子どもも大人も体温が低く、これが、さまざまな病気の原因になっている可能性があります。

これを読まれている方も、体温が 36度以下でしたら、体温を上げることを一次的な健康対策としてされるといいと思います。

Google などで 体温を上げる で検索すると、いろいろなページもありますし、体温と人体について本などでお知りになりたいのでしたら、たとえば、安保徹さんの『人が病気になるたった2つの原因 低酸素・低体温の体質を変えて健康長寿』など、体温に関しての本がいくつかあります。

猛暑といわれる最近、私の住む場所の気温も今は 36度だか 37度だからしく、気温も絶好調ですが、今年の私はどういうことか暑さが平気で、部屋の中では、うちわ1本で快適に過ごせています。

暑さに対してはどうやら平気です。

だけど犬にはとっても弱いんですけどね。