ガン患者が最も少ない県から学ぶ「健康的」な食生活
・putiya.com 、 jpnsport.go.jp 、 irasutoya.com
上の図は冗談のように見えますが、「冗談とも言い切れない」ということが、最後までお読みになるとおわかりになるかもしれません。
さらに食生活と健康状態データを調べ進めてみました
つい先日の記事、
・[必見のデータ]砂糖も大量摂取OK、塩も大量摂取OK、食用油も大量摂取OKを示しながら「健康と心の関係」を如実に描き出す「美しき緑の長野県」
2015年08月15日
では、砂糖も塩分も食用油も大量に摂取しながら、日本の中で、
・平均寿命が1位
・ガン死亡率(全体)が最も低い
という「長野県」の健康の謎に迫りました。そして、どうやら、その理由は「小林さんという名字が多い」ということだということがわかりました(ちがうわ)。
実際には、データを見ると、長野の人たちは野菜をよく食べるということはありましたが、それ以上に、「他人の利益を喜び」、「日常の娯楽と楽しみを忘れない」というような長野県の人たちの「心」が、死亡率を低くしているような気がしました。
その長野県のランキングで目立つのは、下のようなものでした。
長野県でランキング上位の項目
健康関係
平均寿命:女性(1位)
平均寿命:男性(1位)
年齢調整死亡率(47位)
ガン死亡率(47位)
糖尿病患者数(41位)
脳梗塞死亡者数:女性(2位 / 1位は山形県)
と、平均寿命、死亡率、ガン死亡率の低さなどで全国でトップ。
ただ、脳梗塞で亡くなる方は多いです。
そして、「消費」では、長野県は以下がトップでした。
砂糖消費量(1位)
野菜摂取量(1位)
味噌消費量(1位)
以前、記事でも書きましたが、一般的に「悪い」と言われている砂糖の消費量が日本一。味噌も1位。そして、食塩の消費量は全国4位と、長野県の方々は、塩分、糖分共に大量に摂取しているようです。
しかし、長野県は、美術館と博物館の数が日本で1番の率だったり、映画や楽器や園芸を積極的に楽しんでいるというような「心の余裕」を感じるデータを数多く示す県でもあります。
もちろん、これだけでは、実際のところ、どうして長野県の人たちの寿命がこれほど長く、ガンで亡くなる人が少ないのか、その理由はわかりません。
しかし、私たちは健康ということに関して、あまりにも「食べ物」と関連し過ぎて考えることに、どこか縛られてはいないだろうかとは思ったのです。
そんなわけで、もう少し、健康と食べ物について、他のデータを見てみようと思いました。
たとえば、今の世の中では、野菜と共に、
「魚は体に良い」
というようなことがよく言われます。
特に、サバやイワシなどの海の青魚は、DHC だとか EPA だとか、あまり詳しくないですが、いろいろな栄養があるので、体にとても良いというようなことはテレビショッピングの健康食品の番組でも目にします。
「毎日、魚を食べましょう」みたいなフレーズもよく耳にします。
何より、私自身がサバやイワシなどの青魚が大好きで、特に、シメサバは、幼い頃から大好きでした。回転寿司で、青魚だけで終わることなどザラです。そういう青魚好きの私のおこなってきたことはよいことなのか、そうでもないのか。
ということで、都道府県ランキングサイトから、
魚の消費量の多い県と少ない県
の健康に関しての比較をおこなってみました。
ちなみに、今回のランキングでは、わりと厳しいデータが示されてしまっている県(たとえば、青森県など)もあります。データの比較というだけで、他意はないのですが、当該県に住まれている方などで、お気を悪くされた方がありましたら、お許し下さい。
では、まず、「魚をよく食べる県」の上位3位。
数値は年間で食べる魚介類の量です。
果たして、テレビショッピングで言うように、毎日、海の魚を食べることは健康に良いのでしょうか。
魚の消費と健康の関係
魚介類消費量上位ランキング県は、
1位 青森県 (75,261グラム)
2位 鳥取県 (60,356グラム)
3位 秋田県 (58,957グラム)
となります。
青森県が日本で最も魚介類をよく食べる県のようで、2位の鳥取と比べても、突出した数値となっています。
ちなみに、やや意外な感じですが、日本で最も魚介類を消費しないのは、沖縄です。
あとでふれますが、沖縄の魚介類摂取量は、青森県の3分の1以下です。
それでは、魚貝類消費量の上位3県の健康に関するランキングです。
まず、青森県。
魚介類消費量第1位「青森県」の健康関連ランキング
>> ランキング
・青森県
青森県の疾病・健康関係のランキング上位項目
死亡率:女性(1位)
死亡率:男性(1位)
がん死亡率:男性(1位)
がん死亡率 (1位)
卵巣がん死亡率 (1位)
大腸がん死亡率(1位)
大腸がん死亡率:男性(2位)
胆のうがん死亡率:男性(1位)
胆のうがん死亡率(1位)
肺がん死亡率:男性(1位)
肺がん死亡率(2位 / 1位は北海道)
悪性リンパ腫死亡率:女性(1位)
悪性リンパ腫死亡率(1位)
膵がん死亡率:男性(1位)
がん死亡率:女性(1位)
膵がん死亡率(1位)
糖尿病患者数(2位 / 1位は島根県)
前立腺がん死亡率(2位)
女子小中学生肥満率(1位)
男子小中学生肥満率(1位)
と、なかなか厳しい数字が表示されますが、青森県は、平均寿命も、
平均寿命:女性(47位)
平均寿命:男性(47位)
となっています。
そして、何となく意外ですが、青森県は、小中学生の「肥満率」が日本で1番なんですね(最も肥満率が低いのは京都)。
青森県の健康の全般的なランキングは次のようになります。
他の鳥取県の健康に関する項目
平均寿命:女性(47位)
平均寿命:男性(47位)
年齢調整死亡率:女性(1位)
年齢調整死亡率:男性(1位)
がん死亡率 (1位)
脳梗塞死亡者数(9位)
狭心症・心筋梗塞死亡者数 (14位)
糖尿病患者数(2位)
うーん・・・。海や自然も多そうな環境の青森で、このような数値となってしまっている理由はわからないですが、魚介類消費1位の青森県はこのように、やや厳しい結果となったデータでした。
なお、青森県は、魚介類の消費以外に上位の消費となっているものとしては、
青森県の消費上位
ソーセージ消費量(1位)
りんご消費量(1位)
食塩消費量(1位)
炭酸飲料消費量(1位)
インスタントラーメン消費量(1位)
となっています。
青森の人々は、ソーセージとかインスタントラーメンをよく消費しているようです。
とはいえ、これらの消費から何かを推測するのが目的ではないですので、先に進みます。
魚介類の消費量の2位は、鳥取県です。
魚介類消費量第2位「鳥取県」の健康関連のランキング
ランキングデータ
・鳥取県
鳥取県の疾病・健康関係のランキング上位項目
大腸がん死亡率:女性(1位)
胃がん死亡率:(2位 / 1位は秋田県)
悪性リンパ腫死亡率:男性(2位 / 1位は岩手県)
うつ病患者数(2位 / 1位は北海道)
老衰死亡者数(2位 )
熱中症死亡者数(2位)
病院増減率(1位)
鳥取県の健康関係のランキング下位項目
悪性リンパ腫死亡率:女性(46位)
膵がん死亡率:女性(46位)
新型インフルエンザ年間感染者数 [ 2010年 ](47位)
このようになっています。
一部のガンで多いものがありますが、全体として何か突出しているというわけではないようです。
他の項目は以下のようなります。
他の鳥取県の健康に関する項目
平均寿命:女性(36位)
平均寿命:男性(40位)
年齢調整死亡率:女性(16位)
年齢調整死亡率:男性(11位)
がん死亡率 (4位)
脳梗塞死亡者数(11位)
狭心症・心筋梗塞死亡者数 (6位)
糖尿病患者数(32位)
ガン死亡率はやや高いですが、糖尿病の人は少ないです。
そして、魚介類消費量の第3位は秋田県です。
魚介類消費量第3位「秋田県」の健康関連のランキング
ランキングデータ
・秋田県
秋田県の疾病・健康関係のランキング上位項目
ガン患者数(1位)
高齢ガン患者数 (1位)
食道がん死亡率:男性(1位)
食道がん死亡率(1位)
胃がん死亡率:男性(1位)
胃がん死亡率 (1位)
卵巣がん死亡率(2位 / 1位は青森県)
ガン死亡者数:女性 (2位 / 1位は島根県)
がん死亡率:男性 (2位 / 1位は青森県)
脳梗塞死亡者数:男性(2位 / 1位は山形県)
高齢うつ病患者数(1位)
栄養失調死・餓死者数(1位)
自殺者数(1位)
秋田県の健康関係のランキング下位項目
膀胱がん死亡率 (47位)
ということになりまして、秋田県は、膀胱ガンの死亡率が全国で最も低い他は、ガンでの死亡率は比較的高いように見えます。
他の項目は以下のようになります。
他の秋田県の健康に関する項目
平均寿命:女性(39位)
平均寿命:男性(46位)
年齢調整死亡率:女性(10位)
年齢調整死亡率:男性(2位)
がん死亡率 (2位)
脳梗塞死亡者数(2位)
狭心症・心筋梗塞死亡者数 (37位)
糖尿病患者数(5位)
こう見ると、秋田県は、確かに健康面ではややマイナス気味の数値ではあるのですが、ただ、秋田県には以下のような素晴らしいデータがあります。
刑法犯認知件数 (47位)
重要窃盗犯認知件数 (47位)
小学校不登校児童数 (47位)
中学校不登校生徒数 (47位)
校内暴力発生件数 (47位)
要するに、秋田県は、
・日本で1番、犯罪が少ない
・日本で1番、不登校の子どもが少ない
・日本で1番、校内暴力が少ない
ということになっている県で、人びとの心や精神面ではとても健やかな感じがとてもします。
それだけに、ガンの死亡率が高いのはなぜかなあとも思います。
こう見ますと、数値だけを見ますと、魚介類消費上位の3県は、健康的な面では数値はあまり高いとは言えない部分があります。もちろん、「魚」だけで比べられるものではないですが。
うーん・・・じゃあ、「魚をあまり食べない県」はどうなのだろう、と思い、こちらも調べてみることにしました。これをやったおかげで、2日がかりの記事となってしまいました。
魚を食べない県の人たちの健康
魚介類摂取量の下位の県は、37位の群馬県とも38位の東京都を除けば、西日本に集中します。そして、最も魚介類を消費しない3県は、以下のようになります。
魚介類消費量下位ランキング県
45位 鹿児島県 (37,550グラム)
46位 熊本県 (35,978グラム)
47位 沖縄県 (24,439グラム)
海に囲まれている沖縄の魚介類の摂取量が「飛び抜けて少ない」のは何となく不思議です。
まず、魚介類消費量 45位の鹿児島県は以下のようになりました。
魚介類消費量45位の「鹿児島県」の健康関連のランキング
>> ランキング
・鹿児島県
鹿児島県の疾病・健康関係のランキング上位項目
白血病死亡率:女性(1位)
白血病死亡率:男性(1位)
白血病死亡率(1位)
悪性リンパ腫死亡率:女性(1位)
悪性リンパ腫死亡率(2位 / 1位は青森県)
胆のうがん死亡率:男性(2位 / 1位は青森県)
胆のうがん死亡率(2位 / 1位は青森県)
喘息患者数(2位 / 1位は岡山県)
精神科病院数 (1位)
というようになっています。
白血病とか、悪性リンパ腫とか胆嚢ガンとか、一部のガンにおいて死亡率が高いですが、健康面での数値は下のように、特別どうだこうだというほどのものではありません。
他の鹿児島県の健康に関する項目
平均寿命:女性(27位)
平均寿命:男性(33位)
年齢調整死亡率:女性(13位)
年齢調整死亡率:男性(14位)
がん死亡率 (17位)
脳梗塞死亡者数(10位)
狭心症・心筋梗塞死亡者数 (19位)
糖尿病患者数(36位)
ちなみに、消費でいえば、鹿児島といえば何と言っても「焼酎」。
鹿児島県の消費の上位にあるものをピックアップしますと、
鹿児島県の消費量の上位
焼酎消費量 (1位)
アルコール消費量 (1位)
となっていて、「他に消費量の上位がない」という、仙人が霞を食べて生きるがごとく、鹿児島の人は「焼酎を食べて生きている」のかもしれません。
私もお酒は、最近は芋焼酎しか飲まないほど焼酎をたくさん飲みますので、近親感があります。
しかも、鹿児島は、ウイスキーの消費量が日本で最も「少ない」にも関わらず、アルコール摂取量では1位なんですから、キミたちはどれだけ焼酎を飲んでるんだ、ということになりそうです。
私も焼酎だけで生きられる鹿児島の人のようになろうと思います。
なお、鹿児島は、コーヒー消費量 47位と、日本で最もコーヒーを「飲まない」県です。
次は、魚介類摂取量が、日本で2番目に少ない熊本県です。
魚介類消費量45位の「熊本県」の健康関連のランキング
>> ランキング
・熊本県
そして、熊本県の健康関係のランキング上位項目なんですが、1位と2位の上位項目については、
該当項目なし
となっていて、熊本県は、特に悪いような上位項目が何もないのでした。
ランキング下位は以下のようになっています。
熊本県の健康関係のランキング下位項目
食道がん死亡率 (46位)
胃がん死亡率:男性 (46位)
胃がん死亡率 (46位)
消化器系のガン死亡率が低いということになりそうです。
そして、他の健康に関する項目は下のように、とても良いです。
他の熊本県の疾病・健康関係に関する項目
平均寿命:女性(4位)
平均寿命:男性(4位)
年齢調整死亡率:女性(42位)
年齢調整死亡率:男性(44位)
がん死亡率 (43位)
脳梗塞死亡者数(32位)
狭心症・心筋梗塞死亡者数 (43位)
糖尿病患者数(33位)
さらに、魚をあまり食べない熊本県で消費量が多いものは・・・。
ケチャップ消費量(1位)
まんじゅう消費量(1位)
弁当消費量(1位)
となっていまして、理由はよくわからないですが、弁当やまんじゅうをよく食べるようです。
アルコール消費量は 14位と、やや高いですが、鹿児島にはかないません。
そして、日本で「もっとも魚を食べない」人たちは、沖縄県の人たちなのでした。
その沖縄の人たちは、健康なのか、そうではないのか。
結局は今でもとても健康な沖縄の人びと
魚介類消費量を見ると、沖縄はダントツで低くて、この 47位は今後も変わることはないだろうというくらい、46位と離れた数値となっています。魚介類消費量第1位の青森県とは、比較にならないほどの差です。
その魚をあまり食べない沖縄の人たちの健康の数値は以下のようになります。
魚介類消費量45位の「沖縄県」の健康関連のランキング
>> ランキング
・沖縄県
沖縄県の疾病・健康関係のランキング上位項目
白血病死亡率:女性 (2位)
白血病死亡率 (2位)
大腸がん死亡率:男性 (1位)
大腸がん死亡率 (2位)
男性肥満率 (1位)
沖縄県の健康関係のランキング下位項目
胃がん死亡率:女性(47位)
胃がん死亡率:男性(47位)
胃がん死亡率(47位)
膀胱がん死亡率:男性(47位)
膵がん死亡率:男性(47位)
膵がん死亡率(47位)
肺がん死亡率:男性 (46位)
肺がん死亡率 (46位)
ガン死亡者数:女性(47位)
ガン死亡者数:男性(47位)
ガン患者数(47位)
高齢ガン患者数 (46位)
脳梗塞死亡者数:女性(47位)
脳梗塞死亡者数(47位)
熱中症死亡者数(47位)
老衰死亡者数 (46位)
糖尿病患者数(47位)
となっていて、ガン患者数が日本で最も少ないことがわかります。
また、男性の肥満率が日本で1番であるにも関わらず、糖尿病患者が日本で1番少ないこともわかります。
白血病と大腸ガンの死亡率が高いですが、他に関しては、特にガンの死亡率は、日本で最も低いクラスで、今の沖縄は以前のような長寿県ということではないにしても、それでも、「飛び抜けて健康な県」であることは言えると思います。
ガン全体の死亡率が最も低いのは長野県ですが、患者数と死亡数となると、その長野県より少ないのですから、
沖縄は日本で最もガンにならない県
であることがわかります。
ただ、ガン患者数、死亡率が日本で最も低い沖縄ですが、大腸ガンの死亡率が突出して高い(大腸ガンが最も少ない滋賀県のほぼ倍)という事実もあります。
なぜ、ほとんどすべてのガン死亡者が少ない沖縄で、大腸ガンだけが多いのかは、生活の中に何か特徴的なことがあるのかもしれないです。
他の沖縄県の健康に関する項目でも、男性の平均寿命がそれほど高くない他は、かなり良い数値だと思います。
他の沖縄県の健康に関する項目
平均寿命:女性(3位)
平均寿命:男性(29位)
年齢調整死亡率:女性(34位)
年齢調整死亡率:男性(21位)
がん死亡率 (38位)
脳梗塞死亡者数(47位)
狭心症・心筋梗塞死亡者数 (32位)
糖尿病患者数(47位)
この「健康県」沖縄ではどんなものが突出して消費されているかというと、
かつお節・削り節消費量 (1位)
ベーコン消費量 (1位)
弁当消費量 (2位)
ハンバーガー外食費用 (1位)
ケンタッキーフライドチキン店舗数 (1位)
というように、沖縄の人たちは、弁当とかハンバーガーとかフライドチキンをよく食べているようです(なんかダメじゃん)。ハンバーガーの外食となると、フライドポテトの消費なんかも高そうです。
上に「ベーコン」とありますが、沖縄では「缶詰肉」が料理によく使われます。
特にスパムと呼ばれる肉の缶詰は、チャンプルーやポーク天ぷらというような料理などでかなり多用されるので、おそらく、「缶詰系加工肉」の消費量も沖縄が日本一だと思われます。
下のような広告を見ても、どれだけ沖縄でこのスパムが食べられているかわかります。
・琉球本舗
このスパムを使った料理の数々は、泡盛にとてもよく合いますが、スパムは高カロリー、高塩分、高脂質の3点が揃った食品でもあります。
そして、沖縄は魚介類消費量が日本で最も少ない他、体にいいと言われることもある果物も・・・
果物消費量(47位)
と、意外なのですが、沖縄の人は日本で最も果物を食べない。
リンゴ、メロン、スイカ、ブドウ、バナナの消費量はすべて 47位です。
野菜の消費量のほうも、
女性 44位
男性 45位
と、沖縄の人は「野菜もあまり食べない」ことがわかります。
あと、これも健康にいいと言われている緑茶ですが、
緑茶消費量(47位)
と、日本で1番、緑茶を飲まない・・・。
そして、アルコール消費量は4位と、お酒はかなり飲む。
特に、泡盛とビール(3位)をよく飲むようです。
ただ、沖縄の人たちは、
お菓子消費量(47位)
アイスクリーム消費量(47位)
など、お菓子系はあまり食べないようです。
また、沖縄の喫煙率は「男性 43位、女性 25位」と、タバコをあまり吸わないことや、あるいは、食塩消費量(44位)、醤油消費量(47位)、砂糖(36位)と、塩分や糖分をあまりとらない食生活のようです。
いずれにしても、このような生活で、ガンになる人も死亡する人も日本で1番少なく、糖尿病の人も日本で1番少ない・・・ということは、ガンで死なない、糖尿病で死なないための食生活は、
ハンバーガーやフライドチキンや加工肉類をたくさん食べて、魚は食べない、果物はほとんど食べないで、野菜もなるべく食べないようにして、緑茶も飲まないで、お酒をたくさん飲むこと。
orz… 自分の中で自己崩壊していく健康食神話・・・。
ここで冒頭のイラストにつながるわけです。
まあ、イラストのほうは一種極端化して、面白おかしく書いていますが、データで見る上での「事実の一部」ではあります。
あまり食べる「種類」に神経質になる必要はないのかも…
長寿日本一である長野県の食生活で覆された、砂糖や塩や食用油と健康の関係。
そして、ガン大国の日本で、最もガン患者も糖尿病患者も少ない沖縄県の食生活で覆される、魚、野菜、果物、ジャンクフードなどと健康の関係。
次第に混乱を極めるデータ収集となってきています。
まあしかし・・・たとえば、先日会った人が言ってたんですけど、
「どんなことに対しても感謝、あるいは謝罪することが大事」
というようなことで、それは食べ物に対しても、他人に対してもそうでしょうし、それだけではなく、たとえば、自分の意志とは関係なく自分の体を維持してくれている心臓や肝臓などの臓器や、あるいは、細胞や細菌や血液に関しても感謝することは大事だと。
あるいは、それらを痛めつけるような生活をしているのなら、「臓器にあやまる」、あるいは、食べ物を食べる時に(殺された食品となったそれに対して)罪悪感などを感じるのなら、「食べ物にあやまる」とか、そういうような意味です。
このうちの「自分の臓器に感謝する」という発想は今までなかったですので、目からウナギが落ちてきた感じでしたが、多くの方々が、自分の体や臓器に対して「心配」したりはするけれども、「感謝」はあまりされていないのではないでしょうか。
・オカ氏の異常な愛情 または私は如何にして心配するのをやめて恐怖を愛するようになったか
2015年08月08日
という記事以来、この「どんなことにでも感謝する」という習慣を身につけようとはしていますが、もちろん、たとえば、「悪や病気に感謝する」というのは難しいことですけれど、自分の体や、自分が食べるものに感謝することはそんなに難しいことでもないように思いますので、おすすめしたいです。
どんなに体に良いと言われているものを食べても、そこに感謝や喜びがなければ、多分、その効能は限定的なものになるのかもしれません。
今回の、あるいは、先日のデータが示すことは、機械的に「この食べ物は良い、この食べ物は悪い」とする無機質な選別にはあまり意味がないかもしれないということのようにも思います。
そこに「考え」と「愛情」が伴わなければ、良い食べ物という括りは存在しないのかもしれないと思います。