▲ 2015年08月23日の大紀元より。
浮躁の市場
私は、今は株とか投資とかはしていないのですが、今日は市場が気になり、アジア各国の株価を眺めていました。
結果として、以下のような惨状( 8月24日午後)でして、昨日の記事「開きつつある「パンドラの箱 2015」の気配を放つ中国…」で書きましたような「パニック一歩手前」にまで来ている感じはうかがえます。
・w-index.com
市場に参加して、特に、株などを買っている方などには、地獄のような1日だったでしょうけれど、それでも、この状況からいつ抜け出すのかはわからないですし、そもそも「抜け出すこと自体がなかったり」という可能性はどうなのか、とか、いろいろ思います。
今日見ていますと、出来高は高いのに「買い」が少なく、ひたすら売り続けられるという不気味な相場ではありました。
また、東証にマザーズという、ベンチャー企業が多く上場する市場があるのですが「今日 1日で 12%の下落(しかも、上場している全銘柄が下落)」と、こちらに関しては、やや「パニックに突入した」という感じもしないでもない状態でした。
そんな様相を見ながら、普通のニュースなども見ていると、今日のような市場の激震を生み出したひとつの要因となっている「かもしれない」中国に関して、冒頭の、
江沢民 逮捕
というタイトルの報道があったのです。
意味がわからない江沢民逮捕のニュース
しかし、すぐに「これは何かおかしい」ということに気づきました。
というのも、今回の報道のあった大紀元は、英語版の Epoch Times を含めて、報道の「言語」数が下のように、日本語を含めて、20言語くらいで展開しているメディアです。
・Epoch Times
しかし、なんと、今回の「江沢民 逮捕」の報道は、中国語版以外には出ていないことを見つけたのでした。
いくら何でも、このようなニュースが「中国語だけしか需要がない」ということもないでしょうし、また、大紀元は、英語版の Epoch Times の科学ニュースなどをよく記事でご紹介させていただくことがあるように、中国共産党への攻撃姿勢が強いという以外は、ごく普通の報道メディアなのです。
そのようなものに「中国語版でだけのメジャースクープ」なんてことがあるのだろうかと。
この中国語の記事はとても長く、また内容もとても難しく、私に翻訳するのは無理でしたが、「逮捕の 15の理由」などが書かれてあり、その中には「天津の爆発」のことなどにもふれられていまして、何だか緊迫していそうなのですが、わからないままでした。
ですので、「誤報」か「デマ」ということで考えるしかないのですが、しかしいくら何でも、大紀元が、あえて「デマ」を流すかなあと。憶測ならまだしも、写真つきのデマを? それはあり得ない。
とはいっても、これは考えてもわからないですので、「そういう記事がありました」ということだけの話となってしまいますが。あるいは、後で続報か訂正記事が出るのかもしれないですが。
なお、冒頭の写真では、拘束された江沢民氏とされている写真が小さくてわかりづらいですが、下のような感じです。
本人とよく似た感じの人が拘束されているような感じに見えますけれど、この写真がどういうタイプのものかはわからないにしても、「このような光景が実際にあった」と考えていいのかどうか。
ちなみに、「反射」らしき影が見えますので、車の中からなど、ガラスを通して撮影したものと思われます。
いずれにしても、今回の江沢民氏の「逮捕」報道は、ただでさえ何だかわからない最近の中で、「もしかして、現実感を失っているのは自分のほう?」というような蒙昧の世界に突入していくような気分にもなるのでした。
まあ・・・それらとは関係ないのですが、この数日、どうも「感情というか、胸のあたりががすっきりしない」感じなのですね。
何だか重い。
常に何だかモヤモヤとしている感じなのですが、プライベートでは、そういうようなことに繋がる出来事はないのです。
そんな気分が関係しているのか、昨晩の深夜、「自宅近くにミサイルが落とされる中を、子どもと共に逃げる」という豪快な夢で目がさめました。
ミサイルだとかいう変な夢を見た理由に関しては、私の住んでいる場所は、自衛隊入間基地の軍用機が日常的に上空を通過していく場所なのですが、2〜3日前、「異常に低空を、いつもより多い数の航空機が飛んでいく」ということがあり、そのことも心理的に関係しているのかもしれません。
飛行数も多かったですが、低空飛行ぶりが普通とは違った。
うちの奥さんとも、
私 「今日は自衛隊の飛行機すごかったね」
奥 「うん、うるさかった」
私 「なんかあるのかね」
奥 「わかんない」
私 「戦時下みたいだったよな」
というような話を夕食時にしていたほどでした。
ちなみに、それは続いていまして、これを書いている今も大変低い場所を数多く飛んでいて、まあ、うるさいといえばうるさいですが、それは仕方ないことです。
そして、相模原の米軍の事故はともかくとして、何だか、
「事故や火災や爆発が起きすぎているのでは」
とさすがに思います。
原子炉のすぐ近くの火災も偶然なのでしょうか
そして、今日の昼過ぎくらいでしょうかね。
川崎市の川崎製造所で火災が発生というニュースが流れました。
日鉄住金鋼管の川崎製造所で火災 けが人なし
NHK 2015.08.24
24日午前、川崎市の日鉄住金鋼管の川崎製造所の解体作業中の倉庫で火災があり、隣接する花王の川崎工場の一部にも延焼しているということです。
24日午前11時35分すぎ、川崎市川崎区浮島町の日鉄住金鋼管の川崎製造所の解体作業中の倉庫から火が出ました。
激しい炎と黒い煙が上がり、消防車17台が出て、現場で消火活動を進めていますが、消防によりますと、隣にある大手日用品メーカー「花王」の川崎工場の一部にも延焼していて、従業員およそ600人が敷地内の安全な場所に避難しているということです。
それで、ここまではまあいいとして、その後、この火事のちょっと「気になる位置関係」に気づいたのでした。
この火災の場所がどこかわからなくて、「どのあたりなんだろう?」と、日鉄住金鋼管 川崎製造所のウェブサイトを見ますと地図がありまして、火災のあった川崎製造所というのは下の位置にあるようです。
すぐ近くに、「東芝 浜川崎工場 浮島地区」とありますが、これは以前、報じられていたのですが、ここには、東芝の臨界実験装置の原子炉があることを思い出しました。
下のような 200w と小規模なものですけれど、このような実験をしているようです。
・東芝臨界実験装置(NCA)概要
いちおう、東芝原子力技術研究所のページで住所を確かめてみましたが「川崎区浮島町 4–1 」で、火災となっている川崎製造所は、「川崎区浮島町 1-3 」で、やはり近いです。
地図で見ますと、目算ですが、火災現場から原子炉までは大体 300〜500メートルくらいだと思われ、位置関係としては下のようになります。
現在、火災が収まったのかどうかはわからないですが、とにもかくにも、
原子炉から数百メートル先で大規模な火災が起きた
ということになるようです。
北東(地図の右上)のほうには、わりと近くに羽田空港があります。
「こんな場所で《偶然》火災かい・・・・・」
と、私は思わず呟きました。
そして、その直後、「韓国の大宇造船で大規模火災発生」というニュースを知ります。
▲ 2015年08月24日のyonhapnewsより。
先日の記事「連続する中国の爆発…」に書いた「中国で連続する爆発と火災」以来、アジアで「事故」が続くこと続くこと・・・。
これは一体・・・?
ただ偶然に連続しているだけ?
これはゲームではない
もはや「何が起こっているのかわからない」という思いの中で、デヴィッド・ボウイの 35年前の名曲「これはゲームではない( It's No Game )」で日本語で語られるナレーションの一部を思い出していました。
David Bowie - It's No Game (Part 1)
シルエットや影が革命を見ている
もう天国の自由の階段はない
俺、現実から締め出され
何が起こっているかわからない
どこに教訓があるか
人々は指を折られている
こんな独裁者に卑しめられるのは悲しい
新聞は書き立てなさい!
このような「奇妙な状況」は、すぐに沈静化していくものかどうかもわからないですが、しばらくは、何が起こっているのかわからないながらも、激しい「何か」が動き始めたことを感じるような世の中になっていくのかもしれません。
気持ちをモヤモヤさせている場合ではないですね。
シャキンとして、今を前向きに受け止めて、突き進みましょう。