2012年07月31日



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赤の意味: 再び現れた赤い海と赤い雨



今日、ご紹介するニュースは、アゾフ海という黒海北部にある湖(内海)の水が「突然赤くなった」というものです。アゾフ海というのは下の地図の位置にある場所です。

azo.png


このアゾフ海の海域の一部が現在下のようになっています。

red-azov-1.jpg

English Russia の7月25日の報道より。






 



そして地球上で唯一の「 DNA を持たない生命組織」のひとつである「赤血球」という存在

この出来事単体としては、「なんらかの藻類か、あるいは化学物質のため」という一言で終わらせることができるのかもしれないですが、この「水が赤く変化する」という出来事を今年になってから何度記事にしたことかということを思い起こします。

過去記事としては、



などがあります。

またつい最近、「世界中で血を流す聖母マリア像」のことを記事にもしました。

世界中に出現する「血を流す聖母マリア」:インドでは血の涙。米国ではこめかみから流血
 2012年07月23日




実は最近、この「血」と「赤」という意味から、「パンスペルミア説」や「宇宙の物質」、そして「彗星の意味」といったあたりなどをぼんやりと考えていましたところ、ふと、「自分でも異常な考えとしか思えないような考え」に向かおうしている部分があります。

これらは、とても一気に書けることではないですし、今回1度で書こうとすると、ものすごい長いものとなってしまうことになってしまうと思いますので、続けて書けるかどうかはともかく、何度かにわけます。

そして、この考え方は、経路を書かずに結論だけ書くと、単なる狂人と思われかねないですので(別に狂人だと思われること自体はどうでもいいんですけど、それだとその後の記事を読んでもらえなくなるかと思いまして)、流れの中で書ければ、と思います。

ちなみに、その「異常な考え」というのは、この In Deep の2年くらい前のパンスペルミアの関係記事から、つい最近の「宇宙の匂い」の記事にいたるまでずっと繋がっている概念です(というか、今になって繋がってきた)。

ですので、仮に In Deep を少し以前から読んで下さっているような方がいらっしゃるとするらば、もしかすると、それほど違和感のない話である可能性もあるかもしれないです。

その漠然とした経路のようなことだけ少し書いておきたいと思います。







 


今回の記事のタイトルにもした「赤」に至るのでに繋がる、その考えの要素の「漠然とした」流れです。




私の頭の中に芽生えてきた生命の経路に関しての「異常な」考え方の途中まで


・パンスペルミア説(生命は宇宙がばらまいているという説)

・地球のすべての生命は DNA を持っている

・DNA を持たない生命や組織は、ほぼ存在しない

・ところが、地球上には DNA を含まない生物の組織がある

・それはヒトを含む哺乳類の赤血球

・動物が「赤」を作り出せるのは基本的に赤血球だけ

・この世に「生命の赤」が存在しているのは基本的に赤血球があるため

・ところが、その赤血球「だけ」がこの世で DNA を持っていない

・つまり、どうやら・・・「赤血球は生命とは言えない」

・ということは、もしかすると・・・(以下略)






という感じで、すごいところで「以下略」となっていますが、まあ、その先のあたりのところが上で書いた「狂気的ともいえる発想」であって、先に単に狂人と思われるよりは、もう少し時間をかけて考えてみたいと思ってもいます。

「ヒトの赤血球が DNA を持たない」ということのもっともわかりやすい説明は、こちらなどにありました。


真核生物のDNAは、細胞核とミトコンドリアと葉緑体に含まれています。

ヒトを含め哺乳類の赤血球は、成熟の途中で細胞核とミトコンドリア等の細胞器官を失っているので、正常ではない場合を除くと、DNAを持っていません。





私たちは鉄である


なお、「なぜ血は赤いのか」ということについては、血液に赤血球が含まれているからということは分かるのですが、では、その「赤血球が赤いのはどうしてなのか」ということを知りませんでしたので、それがわかりやすく書かれてあった説明ページから抜粋しておきます。

血はなぜ赤い?」というページより。抜粋です。「鉄錯体」という耳慣れない文字が出て来ますが、これは鉄の分子、要するに「鉄」ということでいいかと思います。


赤血球が赤い理由

血液が赤いのは赤血球のためですが、赤血球が赤いのは中にヘモグロビンが含まれているからです。

ヘモグロビン

ヘモグロビンは、ヘム鉄錯体とグロビンというタンパク質からできています。グロビンは透明ですが、ヘムは赤色であるので、ヘモグロビンは赤色です。血液が赤い理由は鉄錯体の色だったのです。

ヘム

ヘムはポルフィリンが配位した鉄錯体です。人間以外にも魚や蛙などの脊椎動物の血は赤く、ヘモグロビンが含まれています。しかし、エビやタコのような無脊椎動物の血は赤くなく、青色をしています。これは、鉄錯体ではなく銅錯体のヘモシアニンだからです。



ちょっと長く引用しましたが、どうしてかというと、結局、私たちの血が赤いのは「鉄」の分子から赤血球が構成されているからということを客観的に理解してちょっとしたショックを受けたからです。

つまり、私たちは「鉄の存在によって血を色を感じている」ということです。

私たちは「赤くないと血だと認識できない」です。

怪我や事故などで流れる血。

それは赤い。

だから、「血が流れている」とわかる。

それはつまり鉄がそう見せている。


もちろん、血液自体は赤血球だけではなく、様々なものから作られるとはいえ、私たちが「血だ」と認識するためには「赤」が必要なはずです。

仮に、人間の赤血球のその部分が鉄でなければ、人間の血は赤くなかった。
それが銅などなら青い血になっていたでしょうし、あるいは、まったく別のものなら、「人間の血が水のような透明な血であった可能性」もあったわけです。

でも、私たちはそんな液体を「血」だと認識しない。


血は赤です。

死を象徴する血であるけれど、情熱を象徴する血。

それは赤い。



そういえば、最近、インドで「再び赤い雨が降った」ことが話題となっていました。これに関して、過去記事で、2001年にインドに降った赤い雨の記事を書いたことがあります。

これは私がパンスペルミア説に興味を持つキッカケともなったものですが、この「空から降った赤い雨」から採取された微生物にも「DNAがなかった」のです。赤くて DNA がないというヒトの赤血球と同じ特性を持った「生物」がそこにいたのでした。

それについての過去記事は、

フレッド・ホイルさんの霊に捧げる:インドに降った赤い雨の中の細胞が 121度の温度の下で繁殖し、銀河にある光と同じ光線スペクトルを発した
 2010年09月07日

にあります。

まるで「空から赤血球が降ってきた」ようなこれらの事件ですが、では、人間の赤血球はどこで作られているのかというと、一般的には「骨髄の中」で作られるとされています。

いや、実際、そこで作られているのですが、しかし、本当かどうかはわからないですが、こちらによりますと、


胎児および出産から数ヶ月などは肝臓などで造血される。

成人でも骨髄での造血に支障が生じた場合などには、同様に肝臓などで造血されることがある。



ということで、どうも、この「赤血球」というものは、「出所があやふや」という部分があるようです。

さてさて・・・赤と血と人間と宇宙とDNAと生命と宇宙の誕生は結びつくのでしょうか。

あー、まあ、そんなの結論に行くのは無理ですな。
ハハハ・・・(力なく笑うなよ)。


とりあえず、あまり長くなるとアレですので、今回の記事のご紹介をします。

ここからアゾフ海に関しての記事です。
写真中心で、文字は少ないです。




The Azov Sea Turned Bloody Red
English Russia (ロシア) 2012.07.25


アゾフ海が血の赤に変わった


azov-001.jpg


地元ではパニックも

ウクライナ南東部にあるベルジャンスク村付近で、アゾフ海の海の色が「血の色」に変わったという出来事で起きており、住民の人々と、そして科学者たちも困惑している。



azov-002.jpg


地元の住民の中には、「これは何かが起きる前兆なのではないのか」と言う人々が多くいる。地元の当局は、これはあくまで自然現象であり、通常のことであると説明することで住民たちに平静を求めているが、しかし、長年住んでいる住民たちにとっては、この現象が「普通のことではない」と感じているという。

現在、科学者たちによって分析が進められているが、今のところは原因はわかっていない。有毒な物質である可能性も排除できていないため、解明が待たれるところだ。



azov-003.jpg


これらの写真は、地元の住民の方々によって撮影された写真だ。



  

2012年04月14日



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(訳者注) アメリカ MSNBC ニュースで、「36年前の火星の写真の再分析によって生命の存在が確認される」という内容の報道がなされていました。

米国とはいえ、このクラスのメジャー報道で正式に流れたのなら、日本のニュースでも火星の生命について報道されることもあるかもしれません。

MSNBC はアメリカのニュース専門放送局ですが、CNN との視聴率を争っている二大ネットワークのひとつで、現在は米国での視聴率ナンバー1のはずです。


ところで、その NASA のバイキングについて、簡単にふれておきます。
何しろ 36年前に最初に火星に着陸して、地球に火星の写真を送信してきた「初代無人火星探査機」であり、ご存じのない方もいらっしゃるかと思うからです。


バイキング計画

米国の NASA は1970年代に最初の火星探査計画(無人探査機による火星への上陸計画)を立て、その名称を「バイキング計画」としました。そして、バイキング1号とバイキング2号を火星に飛ばします。そのうちの今回の話題となるバイキング2号は、1976年に火星に到着し、着陸に成功します。

下の写真はその時にバイキングが撮影して、送信してきた写真の中の1枚です。
白いものは霜などの氷か雪です。

Mars_Viking_2.jpg

▲ 後のローバー計画と違い、NASA は当初の写真に彩色しないまま発表したせいなのか、わりと実際の火星の表面の感じがわかるものが多いです。空も青いです。当初は「空が青いほうが間違い」とされてきましたが、後の分析ではこの空の色が正しいようです。


ちなみに、上のキャプションに書いた「火星の写真の彩色」に対して、「火星は赤い星」というイメージの中で私たちは違和感を感じずにずっと生きてきました。今回の MSNBC の記事に使われている写真も「赤い」です。

しかし、この「赤はウソくさい」ということが、後になって少しずつわかってきたという歴史があります。それは私たち一般の人もパソコンで写真を修正できるようになってから(1990年代に入ってから)、わかったことでした。

このあたりは、過去記事の、

ありがとう、スピリット: 火星の真実を自らのボディで示してくれた無人探査機の引退
 2011年05月26日

に書いたことがあります。

上の過去記事はローバーのものですが、バイキングの際に発表されたこちらの下の写真

viking-01.jpg


を、国旗や装置などの色を基準にして、実際の色に近づけて修正していくと、

viking-02.jpg

このようになっていきました。


しかし、いずれにしましても、地球からの火星探査もそろそろ終わりに近づいています。

今年2月の記事で、

米国政府が NASA 火星計画の予算を停止。米国の火星ミッションが事実上終了へ
 2012年02月29日

というニュースをご紹介したことがあります。
次の米国の政権にもよるでしょうが、現状では火星探査は今年 2012年の無人探査機キュリオシティの火星への派遣で打ち切りになる可能性が高そうです。

しかし、最近、私は「それでいい」と考えるようになりました。地球の人間はこれ以上、他の惑星に物理的に干渉しないほうがいいのではないかと思っています。

よく考えれば、仮にそこが微生物だけの惑星だったとしても、無断で上陸することが彼らにとって気持ちのいいことなのがとうかはわからないです。

あるいは、地球の人間が踏み込んでいくことで、(その惑星の相手が人間ではなくとも)、マヤ文明やアステカ文明の人々のように「結果として相手(とその文明)が滅びる」可能性が決してないわけではないのでしょうから。

映画『宇宙戦争』では地球のバクテリアで敵のエイリアンは全滅します。
そういう事態を他の惑星に持ち込む可能性はゼロでもないかもしれませんし。

では、ここから記事です。



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2012年03月29日



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地中から宇宙空間に向けて 16ギガワット以上の熱エネルギーと共に「有機物と微生物」を吹き出し続けている可能性のある土星の衛星エンケラドス


先日、「火星の地表から数百キロ上空まで吹き上がる現象は何か」という記事で、火星で今起きている現象をご紹介しました。

今日は土星の話題です。

メインの話は NASA から発表があった「土星の衛星エンケラドスに微生物の雪が降っている?」というタイトルのニュースリリースの翻訳です。


その前にやはり一昨日くらいに発表された写真を。

それは、「探査衛星カッシーニが土星のオーロラを撮影」という記事にあった写真のご紹介です。

Cassini Probe Captures Saturn's Spectacular Auroraカッシーニが素晴らしい土星のオーロラを撮影した)より下の2枚。南極と北極の部分の緑のあたりがオーロラです。


Saturn-aurora-01.jpg


Saturn-aurora-02.jpg


なんかこう・・・太陽系の惑星だけでも、日々、私たちの持つそれらの惑星に対してのイメージというのが変わっていく感じがします。






 


エンケラドスを巡る様々なこと

というわけで、土星の衛星「エンケラドス」のニュースです。この衛星エンケラドスというものを私は知らなかったので、調べたことあたりも抜粋しておきます。

Wikipedia より。


エンケラドゥスは、土星の衛星であり、1789年に天文学者ウィリアム・ハーシェルによって発見された。その後、1847年にギリシア神話のギガース族の一人エンケラドスにちなみ、息子のジョン・ハーシェルが命名・発表した。



となっていて、その後の観測の経緯としては、

・2005年3月 エンケラドゥスに微量の大気を発見。
・2008年3月 エンケラドゥスの南極で有機物の存在を確認。
・2009年6月 エンケラドゥスの水蒸気から塩化ナトリウムや炭酸塩が検出。


とのこと。

これらの観測はすべて無人土星探査機カッシーニによるものです。

そして、今回の NASA のニュースはそれらの分析と調査に関しての最新発表ということになりそうです。

ちなみに、この衛星の名前の由来は、上の説明では、ギリシア神話のエンケラドスにちなんで、とあります。このエンケラドスという人もどんな神話の人か知らなかったので、Wikipedia から抜粋しておきます。


エンケラドス(ギリシャ語で「大音響を鳴らす者」の意)は、ギリシア神話に登場する巨人族、ギガースたちの一人。ギガントマキアーにおいてアテーナーと戦ったが、敵わないと思って敗走したところにシケリア島を投げつけられて倒された。

その後はエトナ火山の下から炎を吐き続けていると考えられており、その噴火は彼が傷の痛みに耐えかねて暴れるためであるという。



大音響を鳴らす者」という何となくタイムリーな意味の名前がつけられており、今はイタリアのエトナ火山の下にいるというエンケラドス。

エトナ火山についてはタイムリーなことに、一昨日、「溶岩流出が続くエトナ火山で地震を計測」というイタリアのニュースもありましたので、それも記事下に短く紹介しておきます。

それでは、ここからです。

それにしても、すでに NASA は太陽系の生命の可能性の存在に関して、「仮定」という範囲を出る発言を平気でおこなうようになっています。今回のキャロライン・ポルコ博士も「エンケラドスには生命がいる」と断言している感じに聞こえます。





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2012年02月08日



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(訳者注) 少し前に「宇宙の色と形: 様々な星雲や銀河」という記事で、色や形が印象的な宇宙の銀河や星雲などをご紹介したことがあります。

それらの写真が掲載されていたサイトを見ていましたら、ニュースの見出しに「世界中で報告される空からの異常な音の原因は何なのか?」というタイトルのものがありました。ニュースの文字列の中に「エルチン・カリロフ博士( Dr.Prof. Elchin Khalilov )」という記述があることに気づきました。

このカリロフ博士というのは、先週ご紹介しました、

地球の中心部から異常なエネルギーが噴出している
(2012年02月02日)

という記事に出てきたアゼルバイジャン出身の科学者で、ジオダイナミック・モニタリング・システム( GNFE )という地球エネルギー測定をしている科学者グループの代表人物のようです。上の記事では、博士は「地球のコアに何か起きている」というような感じのことを言っていました。

そのカリロフ博士が、最近の「異常な音」についての意見を述べているということで、訳してみることにしました。

異常な音に関しての最近の記事は、



などです。

なお、前回のカリロフ博士の記事の内容もそうでしたが、この GNFE という国際科学研究団体は、一般の科学認識とはやや違う感じの方向性の人たちの研究グループっぽいですので、そのあたりをご認識下されば幸いです。

今回の記事では、カリロフ博士は、音の原因として、

・地震や火山噴火など一般的に考えられる原因としての音

・太陽活動による磁場が高層大気に影響して発生する「音の重力波」

・地球内部のエネルギー活動が新しい局面に入った


という3つを挙げているようです。



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2011年11月15日



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最近、2年前の NASA の面白いニュースリリースを見つけまして、2009年の NASA のジョンソン宇宙センターのニュースリリースで、

火星の隕石の中から見つかった古代の生命についての研究
New Study Adds to Finding of Ancient Life Signs in Mars Meteorite

というタイトルのものでした。

このブログでも、「隕石の中の古代生命の痕跡」については何度か取り上げていたことがあって、最近では、「隕石から「地球外の生命の痕跡(血管の化石)」を見つける方法 (2011年09月05日)」というようなタイトルのものもアップしたこともあったのですが、しかし、私の大騒ぎぶりとは関係なく、何のことはなく、NASA ではずっとこのことを調査し続けていたようです。

それが始まった時期などを含めて書かれてある記事をご紹介します。
それによると、 NASA が隕石の中の古代生命の調査に乗り出したのは、1996年からのようです。つまり、15年以上続けている調査となるようです。

これに関しては、宇宙の微生物マニアの私は、他にも NASA の関係団体の資料など、たくさんの資料を集めていて、面白いのがあれがご紹介したいと思っています。

ちなみに、最近では「35億年の地球の化石から生物の血管の化石が見つかった」というようなことを特集しているサイトもあります。

それでは、アストロバイオロジー・マガジンの記事のご紹介です。



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2011年11月05日



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生命の有機物質が宇宙空間で作り出される重要な有機物はメタノール

ch3-02.png


(訳者注) このブログにいくつか存在するテーマのようなもののひとつに、「宇宙から来た生命」、あるいは「生命の素」ということがあります。

つい最近も、「惑星間にある宇宙塵に、生命を作るための有機物構造が存在することが確認される」という、香港大学の科学者たちの研究発表がありましたが、その前の段階として、



や、他にも関係するような記事などを昨年から今年にご紹介したりしていました。

現段階では、世界のメジャー科学機関の共通認識として、「生命は宇宙から来た」ということの共通項目が出来てきており、現在の段階としては、「しかし、その仕組は?」という方向に移ってきているようにも感じます。

今回の NASA の関連研究所の発表は、


「宇宙で生命が形作られる仕組の解明」と共に、「今後、生命(の素)が発生している場所を特定していく」



という文字だけ見ると大変に刺激的な発表です。

この NASA の研究機関では、生命を形作った最初の有機のひとつが「メタノールではないか」と考えているようです。その化学的説明については、私に理解できることではないですが、全体としての翻訳をご紹介しておきたいと思いました。

なお、メタノールというのは、いわゆる「メチルアルコール」のことです。工業用として使われるもので、古くから偽造酒などにも使われ、人体に悪影響のあるものです。ちなみに、この「メタノール」という言葉の由来は、このメタノールが、木材由来による木の酢液の蒸留という意味で、「木の精」という意味だそうです。

なお、今回の発表をした科学者たちの在籍している米国のレンセラー工科大学というのは、『神の領域「生命の起源」に挑戦する科学チーム』という翻訳記事に、こうありました。

NASAのジェット推進研究所は、「 NASA 宇宙生物学研究所」の科学チームが、 2008年10月2日、宇宙における生命の起源、発展、分配、および未来の生活を研究するために、全米から10の調査チームを選び、それぞれに 5年間で平均700万ドルの交付金を与えることにしたと報告した。


とあり、 NASA の資金援助によって宇宙生命の研究を行っている機関のようです。

それでは、ここからです。



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2011年10月28日



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宇宙塵に生命を作るための有機物構造が存在することが確認される。


(訳者注) 思えば、1年半くらい前に、クレアに「宇宙はすべて生き物からできている」という記事を書いた頃から、「宇宙塵そのものが生命なのかもしれないなあ」とは思っていたのですが、このあたりに関しては、発表なり、観測結果なりの「確定待ち」という部分はありました。

現在の宇宙観測技術は、どれだけ遠い場所であっても、組成の観測は相当正確にできます。


宇宙塵というのは文字通り、宇宙に漂うチリ(微粒子)のことで、基本的に宇宙全体に広がっていると思われる宇宙の物質です。

上のクレアの記事から抜粋しますと、私の気持ちはここあたりに現れています。

宇宙はすべて生き物からできているより)

塵、雲、ガスなどが「全部生物」だと考えることが、今回の私の書きたかった論旨ということになります。

そして、「惑星進化」の実際の過程の詳細はともかくとして、「惑星進化の過程は微生物がコントロールしている」ということになると思っています。

地球などの惑星もこういう恒星ができるコントロールの直接の支配下にあるわけで、地球そのものも微生物のコントロールで成り立ったとは思うのですが、その「地球そのものは何からできているか」というと、やはり塵や雲やガスなどの微生物の「亡骸」、つまり死体。
それが固まっていると。

地球(およびすべての惑星)は微生物の死体の固まりだと考えます。



今回ご紹介する記事は、この「宇宙が有機物を生産している」という証拠が見つかったという記事です。このニュースは、さりげなく、私の「今年の十大ニュース」のベスト2くらいになります。

もともと、天文学者たちの間では、「宇宙を満たしているけれど、どこから出ているのかわからない赤外線」の存在は有名でした。この「赤外線」は、宇宙全域を満たしています。でも「どこから出ているのかわからない」ものでした。

古来から天文学者はこの赤外線を利用して、「宇宙の物質の性質」を見つけていました。つまり、「物質を透過した赤外線の観測」でその物質の特徴がわかるのです。

パンスペルミア学説のフレッド・ホイル博士などは、この赤外線を利用して、1980年代から、英国カーディフ大学などで、赤外線を通して分析する方法(赤外線透過スペクトル)で、宇宙塵の組成の目星をつけようとしていました。そして、「宇宙に散らばる物質の多くは生命(微生物)である」か、あるいは少なくとも有機物であることがわかった理由は、この赤外線の存在にありました。

実際、30年くらい前から「宇宙が生命を生産している」ことは、ほぼ否定できない感じになっていたのですが、しかし、当時の科学界の風潮では、

「宇宙全体に生命が存在する」

とする見方が支持を得られることはなく、異端扱いされることで終わりました。


fred2.jpg

上のグラフは、1986年に英国カーディフ大学のチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士が観測したハレー彗星の組成です。

この 1986年のハレー彗星の観測結果として、「ハレー彗星の組成と地球の大腸菌の組成が一致した」という発表を、同大学の名誉教授であるフレッド・ホイル博士と共に行いますが、センセーショナルになるどころか、学会からは基本的に無視されました。

まあ、それでも時代は少しずつ進み、特に昨年末あたりからは、特に権威筋の最高峰であるべきの NASA あたりも「変貌」してきました。昨年から今年にかけて、NASA からなされた発表そのものが「人類の覚醒」と言える内容のものです。



しかし、それでも教科書は書き換えられないし、現在の宇宙と生命に関しての固定観念は何年も続くのでしょうが(新しい概念を容認してしまうと、「科学教育のシステム」が崩壊するため)、それはどうでもいい感じがします。

それは、昨日、うちの子どもの言うことを聞いて気づいた次第です。



子どもたちの頭の中の「宇宙の姿」はまだ書き込まれていない

昨日妙な記事をアップしました。

見上げてごらん夜の星を

という記事です。

要するに、宇宙の写真に「非常に多くの得体の知れないもの」が映っていることに初めて気づいたと。

そのこと自体は、見つけた以上もうどうでもいいのですが(「そういうものだったんだ」と知ったので、それでいいという意味)、昨日、その後も、パソコンで sky-map.org で宇宙写真を見ていました。

そうしたら、気づくと、子どもが後ろから見ていたんですね。


子ども 「何見てんの?」
わたし 「宇宙」
子ども 「ああ、それ宇宙なの」



ちょうどその時、宇宙写真を拡大させたパソコンの画面に映っていたのは、下の写真のものでした。よくわかんないですが、小さな星雲とかかもしれないですが、とにかくオレンジ色のこれら。

いわゆる UFO っぽく見えるかもしれないですが、大きさ自体が太陽とか、あるいはそれ以上の大きさのレベルのものですので、まあ、とにかく不明です。

bel-00.jpg

座標は 02 38 56.76 +49 03 44.8 です。

この sky-map は本当に親切にできていて、「今自分は宇宙のどのあたりにいるか」ということも教えてくれます。このあたりはベルセウス座という星座の中のようです。

bel-03.jpg


そのベルセウス座の中で見つけた「巨大なオレンジ色のドーナツ」を私は見ていました。
子どもも見ていました。

このオレンジ色のドーナツを見ながら子どもが言います。


子ども 「それ何なの?」
わたし 「わかんない」
子ども 「ふーん」
わたし 「宇宙にはいろいろなものがあるから」
子ども 「それは知ってる」


と、何を知っているのかよくわからないですが、いずれにしても、ふと気づくのは、6歳の彼はすくなともまだ学校で「宇宙とはこういうものですという断定」を、先生から教わっていないわけです。

だから、その彼にとっての宇宙というのは、「自分の頭の中でどのようにでもなる宇宙」であるということは言えます。

まあ、これが小学校などに行くと、「宇宙はこのようなものである」という偉い先生の教えにより、子どもたちの頭の中の宇宙は「死んでいく」わけですが、しかし、一方で、私などもその「教育の過程のサバイバル」をくぐりぬけながらも、今こうして、わりと素直に宇宙の写真を見ているのですから、まあ、学校に行くことをそんなに悲観的に考えなくともいいのかなとも思っています。

kodomo-universe.png

▲ これからうちの子どもが小学校などで体験するであろう「サバイバル」。


私は小さな頃から教師の教えることをほぼ100パーセント聞きませんでした。
それが一般的にいいか悪いかはわからないですが、私にとってはよかったです。

本当は早く義務教育や学校制度など崩壊してほしいですが、それも今すぐには無理なようで、うちの子どもの「頭の中の宇宙」も一時的にはもうじき消滅して「教科書の中の宇宙」に書き換えられる時が来るのかもしれません。

それをサバイバルできるかどうかは本人の問題です。


そういえば、記事のはじめに抜粋したクレアの記事の最後の部分はこのようになっていました。

しかし、(宇宙が)「どうやってできたのか」はわかっても、「なぜ必要か」はまだ全然わからないですね。

つまり、本来的に宇宙なんてものは必要なものだったのか、ということがどうもわかりません。



この、「どうして宇宙は出現する必要があったのか」という問いは実は、「どうして人間は認識の機能を持つようになったか」と同じ問題ですので、これは「男女」という問題とこれからも考えることのひとつかもしれません。


さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここから、デイリーギャラクシーの記事です。

ちなみに、「宇宙塵」に関して、Wikipedia の説明を抜粋しておきます。

宇宙塵(うちゅうじん)は、星間物質の一種で、宇宙空間に分布する固体の微粒子のことである。主に水素からなる星間ガスとともに、主要な星間物質である。

その密度は極めて低く、実体としては、1立方mの空間に塵の一粒があるかどうかという超高度真空状態である。しかし、宇宙はあまりにも広大なため、これほどの希薄な密度でさえ、何光年、何十光年とわたれば十分な質量を持った天体となる。





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2011年09月05日



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とても刺激的で、しかも非常に科学的なアプローチとともに、火星のことや隕石に関して壮絶な執念で編集されている海外のブログを見つけました。

Wretch Fossil(英語)

内容は圧巻で、そして、ここでは「火星の真実 (かもしれない)」ことに迫っています。

上のブログで展開されている話は、以前、私がこのブログなどに書いていたような稚拙で幼稚な考えや検証とは全然レベルが違います。壮絶な執念の実地をもとにした説得力に満ちたものです


そして、このブログを少し読んでわかることは、少なくとも、写真に納められた火星の地域に関しては、下の「状態」が真実だと思います。その「状態」とは

火星の表面は化石で覆われている

ということです。

上のブログ自体に、曖昧な部分や非科学的な部分はまるでなく、記事を読むことで納得もできますが、たとえば、他の記事のタイトルも興味深いものばかりです。下はこのブログの最近の関連タイトルを日本語訳したものです。こちらにリンクつきで紹介されています。




Wretch Fossi 最近の記事タイトル

2011.08.16  隕石に含まれるアミノ酸は生命の名残り
2011.07.25  隕石 NWA 5000 から見つかった「人間のもののような」脂肪細胞
2011.07.17  隕石 NWA 5480 から見つかった哺乳類の赤血球
2011.06.18  隕石ラファイエットから見つかった上皮の構造
2011.06.17  隕石 NWA 998から見つかった骨格の筋繊維
2011.05.08  火星の化石を安く見つける方法
2011.05.06  NASA の科学者3人が過去の火星の生命痕跡を確認
2011.01.20  石炭紀のヒトの頭蓋冠化石の研究





このブログの性質(検証に次ぐ検証という性質)がこれらのタイトルからだけでも少しおわかりいただけるかとも思います。しかも、この前に数年にわたり、この関連記事は続いているのです。
この持続している努力と執念に感服いたします。

上に出てくる「 NWA 」等あるのは、隕石の管理番号で、NWA に関しては、こちらによりますと、

NWAとはアフリカ北西部(North West Africa)の主産地に由来します。NWAコンドライトは2011年現在、約7000個登録されており、登録された順にNWA1、NWA869、 NWA5000など、一般に表記されています


とのこと。

ブログのこれらの記事をいくつか読んで、「火星の化石」という事実には、もうほとんど何の疑問もないのですが、しかし、この「火星の表面は化石で覆われている」ことに関しては今回はまだ書きません。とても、一日や二日でまとめられるようなものではないからです。私の勉強も足りません


ちなみに、私がずっと疑問に思っていたことに「火星の地表では、青の色ばかりが目立っていること」がありました。


blue-3.jpg


blue-2.jpg


▲ 共に火星の地表の写真。NASA のローバーやオポチュニティが撮影した火星の写真には、青い物ばかりが写っている感じがするほどです。


これについての明確な理由も、上のブログでわかりました。それは地球でも見られる化学反応を照会するといいもののようなのですが、しかし、そのようなことをまとめるためには「一般的な生物の化石化に関しての基本知識」を勉強しなければなりません。私はそのあたりを何も知りません。なので、「火星の表面のこと」を書くのはかなり先になると思います。

さて、今回は、このブログの中にあったもので大変に興味深いものをご紹介したいと思います。

それは、「私たち一般人でも、「宇宙からきた隕石の中に生命の痕跡(化石)があること」を実際に自分の目で調べられる」というものです。


「隕石を手に入れる」ということ自体が大変な感じがしますが、実際には隕石は工芸品としてどこにでも売られているもののようで、それを利用します。日本でも、ヤフオクなどを見ますと、隕石そのものも結構売られていました。

知りませんでしたが、ヤフオクには、「オークション > アンティーク、コレクション > 科学、自然 > 岩石、鉱物 > 隕石」と、「隕石カテゴリー」もあって、ビジネスとして成立している世界みたいです。


さて、「宇宙から来たことが確実」な隕石をあなたが手にした後に、何をするか?

以下、その部分の翻訳です。

タイトルが「火星の化石はどこにでもある」となっていますが、これはこのブログが「火星のこと」をメインの研究対象にしているからだと思われます。隕石はいろいろなところから来ますので、「宇宙の化石」ということでいいと思います。




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タグ:火星の真実



  

2011年08月21日



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米国 NASA は 2011年8月8日、地球上の生命のあらゆる生命の基本要素であるDNA のビルディング・ブロック(構成する分子)が宇宙で作られたものであることを裏付ける証拠となる遺伝子を発見したと発表。


(訳者注) 涼しくなるといいニュースがたくさん目に入ってきます。今回のものは、タイトルの通り、「DNA が宇宙で作られている証拠を発見した」と NASA が 8月8日に発表した内容のご紹介です。

このあたりの話は、パンスペルミア説をさらに進めるもので、これまで、地球と同じ性質のアミノ酸が宇宙から来たものである可能性については、日本の国立天文台の 2010年の衝撃的な発表により、ほぼ確実視されていました。


また、この1年くらいでもこの「地球の生命は宇宙からやってきた証拠」に関する論文や報道は非常に多く、最近の私のブログの翻訳記事だけでも、

隕石が地球に「生活の種子」をまいたという更なる証拠 (2011.03.01)
米国立研究所が地球の生命が宇宙から来たアミノ酸だという研究発表 (2010.09.15)

などや、他にも、カテゴリー別のこちらのページなどにもたくさんの記事があります。


まあ・・・このパンスペルミア周辺については、当時は熱弁を振るっていた私ですが(苦笑)、今となってしまえば、「宇宙から生命が来た」というのは、要するに当たり前の話であると思っていて、自分の中で日常化してしまい、最近では口にすることもなくなりました。あまり考えることもありません。

今回の NASA の発表は確かに大きな報道ですのでご紹介しますが、これをどのように考えるかは個人個人の問題だとも思います。


私は、DNA もアミノ酸も、あるいは微生物そのものも宇宙のコントロールの中で全宇宙にバラまかれていると思っていますが、そもそも、私たちそのものが DNA の固まりであるわけで、私たちは誰でも死ねば、また「単なる DNA に戻っていく」(DNA には寿命がない)。

つまり、「文字通りの未来永劫」ということになるのですが、この「文字通りの未来永劫」という概念は「終わりがない」ということを意味することでありつつも、しかし、終わりがないということは、同時に、


「実は生命には始まりもないのでは」

というのが私の最近の考え方です。

じゃあ何なんだ、と言われると答えようがないのですが、しかし、「終わりのないものに始まりがある」と考えることは妙だと思いませんか? 永遠のものは最初もないと考えるほうが妥当にも感じるのです。


私はここ1年間くらい、「宇宙は生命だけを生産している」と最近、思っていました。
昔、クレアの、

地球の成り立ち(0):宇宙はすべて生き物からできている
クレアなひととき 2010年05月09日

に書きましたように、「宇宙というものはすべてが生命」だと。

宇宙が生命しか生み出していないのであれば、そのすべては生命かその残骸。たとえば、無機物も有機物の残骸や副産物であり、生命の思い出だと。

しかし、そう思いはじめてからも、自分の生活も考え方も、そういうことをまったく知らなかった2年くらい前と比べて「少しも変わっていない」ことに気づきます。

いつもの生活、いつもの知り合い、いつもの笑いと怒り。

恋愛、病気や苦しみ、あるいは快楽や娯楽や趣味、食べること眠ること。

「宇宙の発祥の真実」が何であろうと、「生活の現実」は存在する。


なので、生命や宇宙の最初がなんであろうと、それはそれとして、私たち人間には自分たちの現実の営みである「人間の生活と文明」を継承していく義務(?)がある。そのほうが大事かも、と最近思ったりするわけでした。


しかしながら、今回の NASA 発表は、科学の発展としては重大なものになるはずです。


なお、参考資料として、本文中に出てくる「核酸塩基」という DNA を構成するモノの名前を書いておきます。核酸塩基 - Wikipediaより。

核酸塩基

核酸塩基は核酸 (DNA, RNA) を構成する塩基成分で、主なものにアデニン、グアニン、シトシン、チミン、ウラシルがあり、それぞれ A, G, C, T, U と略す。




結局、生命(遺伝して存在する生物)というものは、このアデニン、グアニン、シトシン、チミン、ウラシルという「たった5つの塩基」そのものとも言えそうです。


それでは、ここから翻訳です。
NASA のホームページにあるニュースリリースをそのまま訳します。



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2011年06月03日



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地球外の極限環境下で生息する高度生命体の研究の促進となる可能性も


「これまで生物が存在するとは考えられていなかったほどの地下深くから虫が発見された」というニュースが、ナショナルジオグラフィックの英語版に出ていましたので、翻訳しようと思いましたら、日本語版でも紹介されていました。

個人的に大変気に入ったニュースでしたので、上の記事とは別に、個人的に訳して資料として載せました。基本的に内容は上のものと同じで、言い回し等を(あとで自分で読んで楽しめるように)自分好みにした次第です。

これまで、地球のいろいろなところで発見された生命のことについてメモしてきましたが、それらはいわゆる「極限環境微生物」という、いわゆる微生物でした。しかし、今回地下深くから発見されたのは 0.5ミリの線虫という、かなり大型の生物だという点で、これまでの中でも最も興味深いニュースです。

なお、 In Deep の過去の極限環境微生物に関してのリンクは記事の下に記しておきます。

これは、「悪魔の虫」と名付けられた今回発見された線虫の顔です。

devil-worm.jpg


なお、今回の記事でも私が感動したのは、研究者たちの「発見に賭ける執念」です。調査にあたったひとりのベルギーのヘント大学という大学の教授は、約1年間、ひたすら、その地中深くの水を濾過し続けて、「約 3万 1582リットルの水を濾過した末に」 ついに、この線虫を発見しています。

1年間、毎日毎日、水を濾過して追い求め続けた小さな虫。


先日の「電子は「宇宙に存在するものの中でもっとも丸い存在」だった (2011年05月27日)」でも、「電子の形」を突き止めるために、英国の研究者たちは約 10年間、単調ともいえる測定作業を繰り返した末に、ついに「電子がほぼ完ぺきな円であること」を発見しています。

やはり、科学者たちのこういう日々の努力というのはすごいなあと思います。

こういう人たち、あるいはこういう研究のお陰で、地味ながら科学は進んでいって、あるいは、何らかの意味がそのうち見出されるのかもしれないです。

感謝したいと思っています。

ここから翻訳です。






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