2012年10月20日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




ポールシフト、巨大火山の噴火、そして大彗星の衝突のそれぞれが同時に起きる可能性を考えてみる(2)



前回記事は「ポールシフト、巨大火山の噴火、そして大彗星の衝突のそれぞれが同時に起きる可能性を考えてみる(1)」です。
--



1万3000年前に「北米大陸からすべての大型生物とその時代のすべての人類が消滅した理由」は何だったのか。


mount-vesuvius-eruption.jpg

▲ ナショナルジオグラフィックの特集「10 Failed Doomsday Prophecies (外れた10の終末予言)」の中にある西暦 79年にイタリアのポンペイ市を消滅させたベスビオ火山の噴火の状況を再現した絵より。
--


(訳者注) 上の西暦 79年の噴火は今回の話とは特に関係はないのですが、上のベスビオ火山の噴火のストーリーは、ナショナルジオグラフィックの「外れた10の終末予言」という特集の最初のページにあり、以下のようなことが書かれてあったのが印象的なので、最初に抜粋しました。


ベスビオ山の噴火

1999年に出版された「 Apocalypses(黙示録の数々)」によれば、紀元前 65年に亡くなったローマの哲学者セネカは、「地球は完全に燃え尽きる」と言った。セネカは、「私たちが見ているこのすべての世界は炎で燃え尽くされる。それは新しい幸せな世界の到来の合図でもある」と「予言」していたという。

ベスビオ火山はその予言通りにポンペイを焼き尽くしたが、世界全体の終末はいまだに訪れてはいない。



上の特集記事は 2009年のもので、ちょうどアメリカでもマヤの予言が大きく取り上げられたり、「2012」というような映画が作られたりした時期だったということでの特集だったようです。

しかし、考えてみれば、確かに上の記事のように「世界はまだ終わっていない」かもしれないですが、この西暦 79年の噴火は、少なくともポンペイの人たちにとっては、「世界は終わった」と同義であり、そういう意味ではローマの哲学者セネカの予言は、上の絵の人たちにとっては当たっていたことになります。

それは、日本の震災なども含めて、歴史の中で「地域的災害」としては何度も繰り返されてきたことですが、最近書いていたことは、それでもなお、現在まで数百年の地球の時代は穏やかな時代だったということなのかもしれません。過去の歴史書や、あるいは地層や年輪などが「かつて、地球には何度も激しい時代があった」ことを私たちに教えてくれているように思います。




カリフォルニアの広範囲を通過した巨大火球

最近、彗星や地球への飛行天体のことをよく書いていますが、昨日、そのことでちょっとしたニュースとなっていた出来事がありました。

NASA に「全天流星観測カメラプロジェクト」(CAMS:Cameras for All-sky Meteor Surveillance)という、隕石や流星などの天体を常時観測する部署があります。

昨日、その全天流星観測カメラが米国のカリフォルニアで撮影した「火球」の写真が今朝、いろいろなところで大きなニュースになっていました。

どうして、話題になったのかはその写真を見ればおわかりかと思いますが、目撃できる火球としては「異常に大きかった」からです。下の写真です。共に NASA の全天流星観測カメラサイトより。

Paola-Castillo.jpg

▲ カリフォルニア州のサンマテオ大学の定点カメラから撮影。2012年10月18日。



Rachel-Fritz-and-Rick-Nolthenius.jpg

▲ カリフォルニア州アプトス市から撮影。2012年10月18日


NASA によると、この隕石と思われる天体は、秒速 14キロメートルで大気に突入したとのこと。「秒速 14キロメートルって早いなあ」と思っていたら、記事をよく読むと、これは地球に突入する隕石のスピードとしては遅いほうなのだとか。

隕石自体が巨大なので、破片の回収に期待がもてると書かれてありました。


さて、最近の記事は「歴史上で何度か起きていた巨大複合災害」というものについてふれていて、今回もその続きなのですが、「1万3千年前のアメリカ大陸で起きたことは何だったのか」ということを書きたいと思っています。まず、このことが気になったキッカケから書いてみたいと思いますが、多少長くなるかもしれません。



緩慢に移行している中で「突如として」始まるいろいろなこと


古代の歴史を見ていて、以前から「なんとなく不思議だなあ」と思うことがありました。

それは「いろいろなことが唐突に発生して一気に発展する」ということでした。

たとえば、石器時代の年表などに書かれてある時代の流れを、最も「大ざっぱ」に書けば、

旧石器時代  約200万年前〜紀元前約1万年頃
中石器時代  紀元前1万年〜紀元前8000年頃
新石器時代  紀元前8000年頃〜


のようになります。

旧石器時代の200万年と比べると、次の時代のスピードアップはかなりのものですが、ただし、「旧石器時代」などの人類は DNA などから、彼らは現在の私たち人類とは関係しない生物ということになるようです。

最近わかったミトコンドリア DNA の分析から言われる「アフリカ単一起源説」というものがあり、それは下のような説明となるようです。


アフリカ単一起源説

分子系統解析の進展(いわゆるミトコンドリア・イブやY染色体アダムなど)によって、人類は14〜20万年前に共通の祖先を持つことがわかり、これはアフリカ単一起源説を強く支持するものである。

ミトコンドリアDNAの分析では、現代人の共通祖先の分岐年代は14万3000年前±1万8000年であり、ヨーロッパ人と日本人の共通祖先の分岐年代は、7万年前±1万3000年であると推定された。



とあります。

これは、今の私たちにつながる現在の地球の人類の祖先というか、言い換えると、「私たちと同じタイプの人間」がこの世に登場したのは、大体 15万年前くらいの前後だったということになります。そういう人たちが複数いたとしても、大まかな時代としては「同時に」出現していたと思われます。

そして、大事だと思われることは、この頃に登場した人類は、今の私たちと「知力や体力などはさほど何も変わらなかった」と考えてもいいかと思います。個別の差はともかくとして、全体的にはさほど今と差のない人類が少なくとも 10万年にはこの地球にいた。


しかし、それにしては、どうも文明の進み方が遅い。


その後に、たとえば日本の旧石器時代の遺跡からの歴史や、縄文時代からその後へと進んでいく文明の方向性を見ていると、

なんでこんなに進み方が遅かったのだろう?

と思ってしまうのです。

繰り返して書きますが、多少の差はあっても、この時代の人々はすでに、今の私たち人類とほぼ同じ脳、つまり知性と筋力を持っていた人たちだと考えるのが妥当だと思います。場合によっては、「基本的にまったく同じ」だったと思います。


今の私たちが何の教育も受けずに裸で草原や森林に放り投げられたとしたら、「何万年も何も作らずにじっとしているだろうか?」と思います。


スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」では、サルが骨を武器として見立てる場面から始まりますが、たとえば、私たちなら(そう教えられなくても)骨や棒のようなものを武器だと見立てるのに、数万年もかかるだろうか、と。


下の日本の年表を見ると、弥生時代あたりまでがあまりにもゆっくりとした文明の時代の流れとなっているのですが、弥生時代までの「数万年」という長い時代を暮らしていた人たちも、私たちと同じ人間だったと考えると、どうしても不思議でならない。

jidai-01.jpg

日本史時代区分表より。


そして、歴史では文明の進化などにおいて「突然加速が始まる」という瞬間があります。そして、加速が始まるとしばらく止まらない。これは生命の進化などでもそうですが、突然といっていいほど、唐突に発生、あるいは開始する


見ていると、それはあたかも、「突然、人類が背中を押される」(生物の進化なら、新しい芽が登場する)という時代が区分の中に存在します。そこからそれを起点として加速度的に発展していく。

その起点、あるいは節目には人を導いたり覚醒に至らせる「何らか」の出来事があったのではないかと最近は思います。「それまではゆっくりしているのに、突然に変化する」ということが古代には多すぎる。

「覚醒に至らせる」などという書き方はオカルトくさいですが、難しい話でなく、たとえば、「気温が変化する」とか「気候変動がある」とか、最近の記事の流れのような、「彗星などによるウイルスの流入での DNA に変化があった」とか、とにかく「何か」が起こったと考えるほうが妥当な気がするのです。

ウイルスの流入での DNA に変化というのは、今現在の地球だとバクテリオファージなどの ウイルス改変の仕組みをご覧いただくと想像しやすいかとも思います。これら小さなものたちは「生物を根本から変えて」しまう力を持っていて、そして、大ざっぱにいえばどこにでもいます。

phage.png

微生物の遺伝学 〜 細菌の形質導入より、バクテリオファージの働き。


また、「気温」に関しては、1万年前くらいまでは、いわゆる氷河期だったんですが、改めて気温の推移を見ると、「人々の生活が変わらざるを得ないほどの変動だった」とも言えるかもしれません。過去記事の、

「良い時代と悪い時代」(1): 500年ほど続いた「穏やかだけれど傲慢な時代」は終わろうとしているのかも
 2012年10月06日

に、フレッド。ホイル博士の著作から、「ヨーロッパと北米の1万4000年前から現在までの気温の推移」を表した下のグラフを載せました。




上の記事を書いた時にはそれほど気にしていなかったのですが、このグラフでは、1万3千年前から気温が急上昇していることがわかります。

この1万3千年前頃は、最終氷期という、最後の氷河期の時代だったようですので、気温が低かったのはわかるのですが、「平均気温として十数度も違う」というのは「もう別の国や別の惑星」の話のようにも思います。


まあしかし、気温のことは別の話になるのでともかく、書きたかったことは、昨日までの記事に書いていた、「複合で発生する出来事」という概念のことです。


上の表では1万3千年前を「起点」として、地球は氷河期から抜け出していますが、その「1万3千年前に地球で起きたこと」に関して、科学の世界では議論が続いています。何が起きたかというと、その時代に、「北米大陸から大型の生き物が一掃された」らしいのです。

当時の北米大陸では、大型の哺乳類から当時の北米大陸でクローヴィス文明というものを築いていた高度な先住民族まで、「全部消えた」のでした。消えたというか絶滅したということなのですが、その理由はよくわかっていません。

今回、このことを考えていて、ネットで調べていましたら、米国のニューサイエンティストという科学メディアサイトの 2009年の記事にこのことに関しての議論がありました。

これをご紹介したいと思います。

ちなみに、下の記事をお読みになる場合、先日の記事で引用したフレッド・ホイル博士の以下の部分を念頭において読まれていただくと幸いです。


ただし、われわれは、この大破局が純粋に物理的なプロセス ----- 彗星のダストが地球を包み込んで太陽の光が遮断された結果だとか、巨大物体が衝突したこと自体が招く地震や洪水、火災など ----- によって引き起こされたのだとは思わない。



の部分です。

これはつまり、彗星が地球に衝突、あるいは空中で爆発したとしても、その爆発や衝突の衝撃などの影響で生物が死滅したということではないだろうということです。要するに、「パニック映画みたいな爆発災害が絶滅の原因なのではなく、違う意味での彗星の作用としての絶滅劇」だったというような意味でしょうか。

ホイル博士の考えでは、恐竜が絶滅した6500万年前には、大彗星の衝突が地球上に「遺伝の嵐」を巻き起こしたとしています。そして「あるものは一掃され、新しい遺伝の芽が地球上に芽生えた」ということです。

巨大彗星の衝突、ということ自体の物理的インパクトも確かに大きいでしょうが、生命というのはその程度のことでは「種全体は絶滅しない」ものだということのようです。

それではここからです。



続きを読む

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2012年10月19日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





続きの記事は「ポールシフト、巨大火山の噴火、そして大彗星の衝突のそれぞれが同時に起きる可能性を考えてみる(2)」です。
--


halemaumau.jpg

▲ ハワイのキラウエア火山のハレマウマウ火口。ここ数ヶ月でどんどん上昇してきて、10月になってから、近年での過去最高レベルまで溶岩が上昇しています。写真はアメリカ地質所(USGS)が撮影。



(訳者注) 昨日の記事、

ドイツの科学研究法人が「急速なポールシフトと気候変動と超巨大火山の噴火が同時に発生していた」ことを証明
 2012年10月18日

を書いた後、いろいろと考えるところはありました。

上の記事の内容はドイツの科学機関が、過去10万年程度の地球の歴史の中で最大級の地質イベントだったと考えられる3つの出来事が同じ時(約 4万1000年前の数百年間のあいだ)に起きていたということをつきとめたということでした。その3つは、

・地球の磁場の逆転(ポールシフト)
・超巨大火山の噴火(過去10万年で最も巨大だとされる噴火)
・急激な気候変動

です。

これらは放射性炭素などの解析によって明らかになったということでしたが、これが地球上の1カ所だけの分析でしたら、「地域的な問題」ということも言えたかもしれないのですが、上のドイツの調査では、黒海の堆積物とグリーンランドの氷床からという、地球上で比較的距離のあるふたつの地点、さらには、ハワイなどのかなりの広範囲での「データが一致した」ということは、当時は、地球全体で大きな環境変動が起きていたということが言えるように思います。


今年の9月に『西暦535年の大噴火』というアメリカ人ジャーナリストが書いた本を読んで思うところがあり、そのことについて何度かふれたことがありました。

ウイルスの流入の繰り返しでDNAの進化をなし得てきた人類をサポートする「宇宙と火山」
 2012年09月23日

等の記事ですが、『西暦535年の大噴火』という本の原題は「カタストロフィ(壊滅的な災害)」であり、噴火という前提として書き始めたものではなく、535年に地球全体を巻き込む「何か」大きな出来事が起きたというもので、その前後の歴史のことが書かれています。

著者はこの本の最後で、「起きたことの可能性」として次の3つを上げています。

・小惑星の地球への衝突
・大彗星の地球への衝突
・巨大火山の噴火



このうち、535年に「大噴火」(インドネシアのクラカタウ山)が起きていたこと自体は、ほぼ間違いがなく、著者は火山噴火による気候変動という可能性がもっとも大きいとしています。

しかし、上の In Deep の記事や、あるいはその前に書きました「西暦 541年の東ローマ帝国でのペスト襲来に関してのヨーアンネースの記録」という記事で、私は、「本当に火山噴火だけだったのだろうか」という考えるようになっていきました。


地球全体が壊滅的ともいえる激変を遂げた時期は「億年」という単位で考えても、地球上に何度も何度もあったはずです。

それらに対して様々な説や理由が今でも研究されています。しかし、たとえば、人類登場以前の原始生物や恐竜の大量絶滅などに関しても、隕石の衝突、彗星の衝突から、ガンマ線バーストなど、要因となり得ることは考えられても、今のところ「確定したこと」は何もわかっていません。

その中で、私はふと「複合」という文字が浮かんできたのでした。

西暦 535年のことに関しても、「小惑星の地球への衝突、彗星の地球への衝突、巨大火山の大噴火のどれだったのだろう」と考えるより、

全部同時に起きた

と考えるのがわかりやすいのではないかと。

もっというと、偶然全部同時に起きたのではなく「全部が関連している」ということなのではないかと。


こちらの過去記事に、フレッド・ホイル博士の著作を引用した部分がありますが、そこでホイル博士は次のように書いています。


『生命はどこから来たか』 エピローグより

彗星や火球の衝突の話は、プラトンの時代には全く普通の話であった。しかし過去の大災害の記憶は忘れられ、哲学者アリストテレスからは地球が彗星には関係なく安全だと考えられるようになった。アリストテレスは彗星や隕石を天体とはせず、大気現象だとした。西洋思想では地球は宇宙から切り離されてしまったのである。



上の中にある、アリストテレスの時代から、


> 西洋思想では地球は宇宙から切り離されてしまったのである。


ということをホイル博士はもっとも懸念としてとらえていたようです。


そして、この「アリストテレスの呪縛」は今でも続いているような気がします。たとえば、「地球は宇宙の中にある」という、ほとんど誰でも学問レベルでは知っていることでも、実際には多くの今の人々は「宇宙と地球は別々のものだ」と考えているような気がするのです。

しかし、地球は紛れもない宇宙の一部であり、上に見える空や星とまったく一体のものです。

そう考えると、彗星などの現象と地球の現象は、別々のものではないと考えることに不都合はないのではないかと思うのです。


41000年前は、「ポールシフト+巨大火山の噴火+環境変動」という(ほぼ)証明された地球の環境変動があった上に、宇宙からも「何か」あったのかもしれません。

その「何か」のうち、確定しているのは、「雨あられと地球上に降り注ぐ宇宙線と放射線」でした。これは地質(グリーンランドの氷床)の調査で明らかになっています。

しかし、他にも何かあったかもしれません。

なぜなら、宇宙線と放射線だけでは、生命を衰退させる(あるいは活性化させる)ことはできても、「新しい生命の芽」とはならないからです。新しい生命の芽とは言い換えれば、「新しい遺伝子(DNA)の登場」です。

ちょっと話は違う方向なのかもしれないですが、このことを少しだけふれさせていただきます。



「生命の進化」と関係する彗星の地球への衝突


フレッド・ホイル博士の『 DNA は宇宙を流れる』という著作の中に次のようなくだりがあります。長い部分からの抜粋で、飛び飛びとなっていることを最初に記しておきます。


『 DNA は宇宙を流れる』 進化のメカニズム より


動植物の化石記録には、種の突然の進化、多様化の他に、同じくらい突然の絶滅が記されている。なかでも劇的なのが、6500万年前の恐竜の絶滅だ。地球の上を1億年以上も我が物顔にのし歩いていた巨大な爬虫類たちは、地質学的に見ると驚くほど短期間に滅亡してしまった。

この大破局に彗星が一枚かんでいたことは今や常識となっている。これは、最も新しい(すなわち、絶滅に近づいている)恐竜の化石が見つかった世界中の地層に、異常に高濃度のイリジウムが含まれていることから明らかになった。イリジウムは地球上にはほとんど存在しない元素であるが、彗星や隕石などの地球外天体には比較的多く含まれている。

そして、恐竜が絶滅した時代に形成された世界中の地層からイリジウムが発見されたということは、その天体が非常に巨大なものであったことを示している。

ただし、われわれは、この大破局が純粋に物理的なプロセス ----- 彗星のダストが地球を包み込んで太陽の光が遮断された結果だとか、巨大物体が衝突したこと自体が招く地震や洪水、火災など ----- によって引き起こされたのだとは思わない。物理的な災害では、種がかなりの程度まで衰弱することはあっても、種全体が絶滅するとは考えにくいからだ。

(中略)

think-a3.jpg

▲図4 哺乳類の進化


図表4(上)は、哺乳類の化石記録から進化の道筋を逆に辿ったものだ。ほとんど関係がないように見える哺乳類のもとをたどると、同じ時点で一つに収束してしまうことに気がつかれるだろう。

恐竜の大絶滅も、海の生物相の劇的な変化も、哺乳類の大出現も、6500万年前に大規模な遺伝の嵐が起きたことを示唆している。その原因となったのが、大彗星だったのだ。




という部分があります。

「同じ時点で一つに収束」というのは、上の図の白亜紀(恐竜の時代である約 1億5000万年前から6500万年前の間)と暁新世(哺乳類登場の約 6,500万年前から 5,550万年前)にある、この、

think-b.jpg


で赤丸で囲んだ部分です。

この時にホイル博士の言葉をお借りすると、「遺伝の嵐が起きた」ようで、そこに彗星が絡んでいるというのがホイル博士の主張でもあります。


この時は、「恐竜が(多分)彗星が運んだウイルスなどで遺伝子を破壊されて全部が絶滅」して、そして、「新しい芽」が生まれた。

この「新しい芽」という事例は、その後も多分、繰り返し起きていたことなのではないのかと思ったのです。

多分、10万年前から20万年前のあいだに、「忽然と地上に姿を現した人類」(ミトコンドリア・イヴと呼ばれる女性のような)も、そのことと関係があるのではないかと思います。

昨日の記事のような「地球自身の大変化」というのは、地球が宇宙のひとつである以上、宇宙の変化ともいえると思います。

そういえば、昨日、「木星でも異変が起きている」ということを書きましたが、昨日、さらに、「木星の衛星イオで何か異常なことがおきている」という記事がありました。

まだ訳していないですが、木星の衛星のひとつである「イオ」という星は「ムチャクチャともいえるほどの火山の噴火が存在する星」のようです。

記事では、木星の衛星イオの火山噴火が「どのくらすさまじいものなのか」ということが示されているのですが、これは本当にすごい。たとえば、下は 2004年の噴火と 2009年の噴火の際に観測された写真です。

下の「白いもの」や「穴のようなもの」が噴火ですが、その大きさ!


vol-2009.jpg

▲ 衛星イオの噴火の様子。


これを地球での火山の噴火の光の大きさと(天体の大きさとの比率として)比較すると、本当にこの地球では見たことのないような「超巨大噴火」が頻繁に起きていることがわかります。上の衛星イオの他の写真などは、

» Why Is SETI Monitoring Io? Something Insane Is Going On

にあるオリジナルの記事の中にあります。


この地球で、上のイオのような無軌道な規模の噴火が起こることはないと思うのですが、「絶対にないのか?」というと、それはわからないわけで、それは、「絶対に巨大彗星など衝突しないのか?」ときかれても、「それはわからない」としか言いようがないのと同じで、いろいろなことはわかりません。

しかし、いわゆる大災害というのは、上でふれた 6500万年前の進化の嵐ということを考えても、「何らかの進化」と結びついていることは明白で、言ってはいけないことかもしれないですが、敢えて断言させてもらえば、

「地球にとって、彗星の衝突も超巨大火山の噴火も必要なこと」

だと思うようになりました。

しかも、これらは過去に実際に起きていることで、さらに、これらは紛れもない「自然現象」であり、仮にその徴候があっても、私たちに食い止められるというようなものでもありません。

自然現象と書きましたが「宇宙の自然現象」という意味です。


そんなわけで、まだ書きたいことはあるのですが、無駄に長くなるのも何だかご迷惑だと思いますので、2回くらいにわけます。

次回は、著作『西暦535年の大噴火』の中の「彗星説」という部分を抜粋して、著者がどうして「彗星ではない」と考えたのか、検討してみようと思っています。反対から考えれば、「535年の災害は巨大彗星の爆発だったかもしれない」からです。


場合によっては、西暦535年に私たち人類は、6500万年前の恐竜のように「絶滅していた可能性」があったのかもしれません。しかし、今、現に私たちはこのようにいます。

人類は絶滅しませんでした。
この意味は「非常に」大きいと思います。


ところで、冒頭にキラウエア火山の写真を載せましたが、これは今、ハワイのニュースで大きく報じられているものです。長いものではないですので、翻訳してご紹介しておきます。

ハワイといえば、今年の2月に「ハワイのプナ地区で震動が続いている」ということがあり、記事にしたことがありますが、今回の火口はこのプナ地区にあります。ここには「ペレ」という神様の伝説があり、その神話のことと共に、過去記事の、

「火の女神と龍の女神が戦った地」ハワイ島での謎の振動を巡る騒動
 2012年02月25日

でご紹介したことがあります。


そのハワイのキラウエア火山の溶岩湖が最高レベルまで上昇しているというニュースを、ハワイのビッグアイランドというメディアからご紹介します。
ここからです。



続きを読む

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2012年09月10日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





cremlin.jpg

▲ クレムリン宮殿。
--

(訳者注) タイトルの「終末を迎えるクレムリン」は、一応、文字通りのニュースなんですが、なんだか政治的な感じが漂っているのではないかと思いましたので、先にどんなニュースかを書いておきますと、「9月30日にモスクワのクレムリン宮殿で『最後の審判』というイベントが開催される」というものです。

最近、ロシア関係の報道で、

「西側の大衆文化は悪魔に牛耳られており、米国はキリスト教を滅ぼそうとしている」: ロシアメディア
 In Deep 2012年09月06日

反プーチンではなく「反キリスト」としてのロシアでの象徴となりつつあるプッシーライオット
 In Deep 2012年09月01日

というふたつをご紹介したことがありましたが、共に、現在のロシアとキリスト教の関係を強く思わせるものでした。そして、今回の『最後の審判』という国家レベルのイベントも、その名の通り、聖書にある最後の審判を「マルチメディアショー」として開催するのだそう。3Dのミケランジェロ画なんかも出てくるそうです。

そのことがロシアのイタルタス通信にたくさんの写真と共に出ていました。

alma-01.jpg

▲ クレムリン宮殿でおこなわれるマルチメディアショー『最後の審判』。写真は、フランスのカンヌで初演された時のもののようです。演奏は、ロシア・フィルハーモニー管弦楽団がおこないます。


いろいろと西欧社会で言われ続けてきた『2012年』という年に、ロシアを象徴するクレムリン宮殿で「聖書に描かれた世界の終わりを国家的行事としておこなう」あたり、ロシアとキリスト教のいろいろを感じます。

ところで、最近になるまで知らなかったんですが、ロシア語のメディアを読んでいると、ロシアでは日本関係のフェスティバルがわりとよくおこなわれているみたいなんですね。



日本フェスもいろいろとおこなわれているロシアの今

今現在も、たとえば、サンクトペテルブルクでは、文化フェスティバル『サンクトペテルブルクにおける日本の秋-2012』なんていうのがおこなわれていたりするんですが、最も驚いたのは、「ロシアで、日本のアニメフェスティバルが行われている」ことでした。

フェスティバルの名は「オタクン」(ロシア語: ОТАКУН )。

この響きにやや苦笑したものの、なんと今年で6回目を迎え、いろいろ読むと、ロシア国内の多くの場所からアニメファンたちが結集するようです。

開催されるロシアのリャザンという所のメディアに載っていたその記事を要約してご紹介します。


ОТАКУН

リャザンで 第6回 日本文化・アニメフェスティバル「オタクン」が開催

9月9日から 11日までリャザンで「オタクン 2012」が開催される。このフェスティバルは日本の文化やアニメを紹介するイベントで、今年で6回目となる。フェスティバルは 9月9日午後 1時にコスプレショーで幕を開け、各種パフォーマンス、演劇、アートコンテストなどがとりおこなわれ、また、会場ではグッズの展示と販売もおこなわれる。

この「オタクン」には毎年、ロシア各地の都市から大勢の人びとが訪れ、1年に1度の友人たちとの再会に話題が弾み、会場は幸せな空気で満ちあふれる。



というもののようです。


otakun.jpg

▲ 昨年のオタクン会場。何かのコスチューム姿のロシア人の女の子。ranmaより。


ちょうど今頃、リャザンの街には上のような女の子たちがたくさん歩いていると思われます(残念ながら男も)。東京の原宿とかなら日常的な光景でも、ロシアでは「この時だけ」。確かに、ロシアで他にこういうイベントはあまりなさそうですし、広いロシア各地から「ロシアのオタクが大結集」ということになるようです。

ちなみに、「オタクンの公式サイト」もあって、ロシア語だけのようですが、こちらです。

リャザンという街はモスクワとわりと近い街のようでて、下の地図のAの場所がリャザン。

ryazan-map.png

そして、本当にどうでもいい話ですが、リャザンを調べていたら、リャザンには「オカ川」という川が流れているそうで、ロシア語の表記は「oka-river.png」で、発音は「アカ」なんだそうです。私はオカという名字なんですが、「ああ、オレってロシアではアカという発音になるんだな。・・・アカの広場、なんちゃって」とか思ったり(シャラップ)。

まあ最近は、どうも個人的にロシアが気になるせいか、ロシアの話題が多いですが、少なくとも米国などでも「国家レベル」で、最後の審判のイベントなどはおこなわないような気がしますが、そういうこともあり、取り上げました。

ところで、このショーの名前である「最後の審判」ですが、なんとなく曖昧ですので、 Wikipedia から「キリスト教についての部分」の説明を抜粋しておきます。


最後の審判

新約聖書にあるキリスト教用語である。キリスト教では、世界の終わりにイエス・キリストが再臨し、あらゆる死者をよみがえらせて裁きを行い、永遠の生命を与えられる者と地獄に墜ちる者とに分けるという。

カトリック教会では公審判の教義が保持されている。肉体が復活して魂と結び合わされた後に、公審判があるとされる。



ということだそう。

ではここから記事です。



続きを読む

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2012年08月17日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





bangladesh-rural.jpg

▲ バングラデシュの田舎の風景。英国ウォーリック大学がおこなった大規模調査は、睡眠障害とは無縁のような、このような光景のバングラデシュの田舎(都市部ではないという意味)が、世界で最悪の睡眠障害の発生率を持っていることを示しました。
--


(訳者注) かつてウェブボットを読ませていただいていた時に、「世界的な睡眠障害が広がる」という内容の予測の記述がありました。
2009年の春頃のウェブボットです。

その記事に私は当時大変に興味を持ったのですが、その理由は、当時、私自身に深刻な睡眠障害が続いていたからでした。

今から3年以上前ですが、あれを睡眠障害と言っていいのかどうかわからないのですが、「何時に眠りについても、毎日同じ時間(深夜)に目覚めてしまう」ということになっていて、正直かなり疲れていました。

その頃書いていたブログ(クレアなひとときのこちらの記事など)にもちょっと書いたりしたこともあったのですが、今はもう忘れてしまいましたので、その記事(当時はコメント欄もありましたので、当時のコメントもそのままです)から、当時の私の様子を転載しますと、


(自分の睡眠の問題について)ここ数日の自分を観察していますと、漠然と「夜中に目が覚める」というより、1時55分に目が覚めて、そこでうまく再度眠れても、次は2時55分に目覚める、というように、目覚める時間がわりと決まっているようです。

2時55分の場合は少なくとも朝5時くらいまでは再び眠ることができません。周囲の他の睡眠障害の人たちもそのようですが、就寝の時間はあまり関係ありません。午後9時に寝ても夜1時に寝ても、大体同じ時間に目覚めます。



とありました。

この問題は、つまり、「場合によっては1日1時間くらいしか眠れない日が続いていた」ということになって、どのくらい続いたのか正確なところは覚えていませんが、数ヶ月とか半年とか、そういうレベルで続いていたように思います。うちの奥様などもやや心配げな感じでした。

まあ、私本人は疲れていることを除けば大した気にしてはいなかったのですけれど。

そこに、当時のウェブボットの「世界的な睡眠障害」についての予測記事があったので、とても興味を持ったということでした。

その部分を少し抜粋してみます。
2009年4月に配信されたものです。
ウェブボットは、書かれてある予測年代とか予測日時は気にしないで読むほうが良いです。




ウェブボット 非対称型原語傾向分析報告書 1309 パート5
2009年4月11日配信

・世界的な規模で睡眠障害が発生する。最初は個人的な問題として見過ごされるが、多くの人々が同時に同じ問題に苦しんでいることが次第に明らかとなる。これは2009年の夏の終わりから秋にかけて明らかとなる。 この現象はこれから3年間継続するが、問題が発見されるのは2009年である。

・この現象は宇宙関連のカテゴリーに出てくる宇宙からの未知のエネルギーと関連の深い現象である。この現象はすでに始まっているが、今の時点でそれを体験しているのはもっとも敏感で繊細な人々に限定されている。その後、次第により繊細ではない多くの人々が同じ症状を体験するようになる。

・集団的な睡眠障害の現象は2009年秋の「病気」のキーワードとの関連でも現れているが、これはいわゆる病気ではなく、その原因は太陽系にある。 睡眠障害に対する薬物療法はほとんど役に立たない。むしろ睡眠障害を悪化させてしまう。





というものでした。

まあ、これらは「予言・予測」ということで、オカルト的な意味合いが強いとはいえ、それを別にしても、この「睡眠障害」というのは、日本を含めてどこの国でも大きな問題ではあるはずです。

そんな中で、先日、イングランドにあるウォーリック大学で、いわゆる発展途上国といわれる国々での睡眠に関しての大規模な調査を、複数の研究機関と合同でおこないました。この調査はこれが初めてとなるものです。

その結果、発展途上国の睡眠障害の問題も、先進国とほぼ変わらないか、国によっては、さらにひどいことが判明したという報道です。かなりの大規模調査で、信頼度は高いものと思われます。


また、西側諸国ではすでに問題となっている睡眠障害による抑うつ(うつ状態のような気分)や、強い不安感、落ち込みといった問題の率も先進国と同じレベルだということが判明したというものです。

興味深かったのは、今回の調査は特に「地方に住む人々」を対象におこなわれたのですが、

地方も都市部も睡眠障害の問題レベルは変わらない

ということがわかったりしています。

調査した国は8カ国の複数の地方で、国は、アフリカのガーナ、ケニヤ、タンザニア、南アフリカ、そして、アジアから、ベトナム、バングラデシュ、インドネシア、インドで、この中でケニヤだけは都市部の人を調査したようですが、他はすべて地方、つまり田舎です。

日本の田舎と違い、上の国々あたりの田舎となると、「本格的な田舎」のはずで、携帯もパソコンも、場合によっては、電話やテレビや街灯もないという場所も含まれるかもしれません。

つまり、人工的な光も騒音も、都市化によるストレスも、下手すると公害もあまりない。そんなところでも、「先進国と同じかそれ以上の率(ベトナムとバングラデシュは、特別に睡眠障害の率が高い)」で睡眠障害が存在しているという事実は大変に興味深かったです。


私たちが「なんとなく」不眠の原因と考えやすい都市部での生活というものは、実際には睡眠障害とはあまり関係がないのかもしれません。

考えられないほどの大自然の中で、東京等の都市部に住む人たちと同じような睡眠障害の発生率があり、それが引き起こす問題もほぼ同じだという現実。つまり、「地球の上ならどこでも同じ」という事実。上のウェブボットにある、「その原因は太陽系にある」というような感覚もあながち完全には否定できない面も感じないではないです。


ちなみに、上の記事のあるウェブボットのクリフ・ハイによる巻末エッセイが当時わりと好きでした。クリフ・ハイは(当時は2009年でした)、

2012年になっても、アセンションが起きたり、地球外生物が人類に介入したり、人類の現実感覚が変化したり・・・といったことが起きる可能性はほとんど考えられない

という内容をわりと長く書き、そして、エッセイを下のようにしめていました。


可能性がほとんどないのであれば、これからはわれわれ一人ひとりが、人々に勇気を与え人々を正しく導くことができるような本当の意味のよい人間になる努力をしなければならないだろう。

将来には大変な困難な時期が迫っている。何であれ、このような時期をやり過ごすことができるようなものがあれば結構なことだ。その意味では上のような幻想を信じるのもよいかもしれない。



ここにある「本当の意味のよい人間」ということに関しては、私はクリフ・ハイの言うようなこととは反対の考えを持ちますが、上の表現を私の考える「本当の意味のよい人間」に書き換えると、下のようになります。

「自分に勇気を与え、自分を正しく導くことができるような本当の意味のよい人間になる努力」

です。

クリフ・ハイの言う「人々に」を「自分に」と。

人類の個人ひとりひとりが完全に精神的な自立を果たせれば、本来はそれで地球は完成するはずですけれど、それがうまくいっていないのかもしれないかなあ、とか。
いつかは・・・できるんですかねえ・・・。

でも、別にできなくてもいいです。
完全を求めるのも好きじゃないので。

不完全なままの世界に生きているのが私のこの宇宙という気もします。

あまり話が脱線しないうちに、本文に入ります。

今、午後1時頃で、また暑くなってきました
昨日のようにギブアップする前に翻訳いたします。

ただただ、「ファック夏」とつぶやいています。



続きを読む

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2012年07月26日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





NASA が「4日間でグリーンランドの氷の97パーセントが消えた」と発表。そして、シベリアでは2ヶ月間続く異常な熱波による非常事態


(訳者注) このニュース、昨日ご紹介しようと思っているうちに、日本語などでも報道されましたので、「まあいいか」とアップせずにいたんですが、しかし、これは私のブログで「残したい記録」の筆頭にあげられる自然現象だと思いましたので、ご紹介します。

なんたって「あっという間にグリーンランドの氷がほとんど溶けてしまった」ということが起きたのですよ。

日本語の報道としては、ウォールストリート・ジャーナル 日本語版などで紹介されています。

今回は、最初にこれを報告した NASA のニュースリリースをご紹介させていただきます。
その NASA が発表した衛星写真のイラストに注釈を入れて先に載せておきます。

下の写真の左側が2012年7月8日。右側が2012年7月12日。つまり、4日後のものです。白い部分が氷の部分。つまり、「4日で白い部分が消えた」ことがおわかりでしょうか。

Greenland-meltdown.jpg


もう、この地図だけで、特に文章の説明は必要ない感じもします。

NASAの科学者の人によると、「暖かい空気がグリーンランドの氷床の上を通り、それを解かした」と説明されていますが全体の97パーセントがたった4日で?


私は北海道生まれですし、あるいは北国の方ならおわかりかと思いますが、雪ならともかく、「氷」はなかなか解けません。

大雪の冬の後には、春の前から積もった雪が氷の状態となりますが、1度、氷となってしまうと、暖かい日が続いてもそう簡単には解けないです。まして、グリーンランドの氷は「氷床」にまで発達したもので、毎年解けるものではないはずです。

なので、「暖かい風」というだけではどうも釈然としないですし、 実際に NASA の科学者たちも、「どうしてこういうことが起きたのかは、今後何年もかけて解明されることになるだろう」と言っています。

現時点では何が起きているのかよくわからないみたいです。


ただ、グリーンランドではとにかく暖かい日が続いていることは確かなようです。

この、本来は寒い、あるいは涼しい土地が「暑い」という現象は、現在、シベリアでも顕著に起きていて、ほとんど非常事態となっています。
このシベリアの記事もご紹介しておきます。




シベリアで続く猛暑で過去最大の森林火災


現在のロシアの報道では決してマイナーなニュースではなく、各メディアで報じられています。ロシアの NTV というニュースサイトからです。


シベリアの熱波
Novosti 2012.07.24

シベリアの異常な熱波が森林火災を引き起こし、未曾有の干ばつが進んでいる

sibir.jpg

5月から続いているシベリアの熱波は7月に入り拡大している。

この熱波により森林火災が拡がり、川が干上がり、作物はほぼ枯れた。
熱波に襲われているシベリアのクラスノヤルスク地方では、川の水位も過去最大に下がっており、エニセイ川では 1967年以来の出来事となっていることをイタルタス通信が伝えている。

このため、干ばつが広がっており、農地での収穫はほぼ全滅した。

現在も気温は最高で 34度を越える日が続いており、シベリアの気象局によると、現在の 26度から 34度程度の熱波は9月まで続くと予測されている。

また、降水も9月まではほとんど期待できないという。

山火事も1930年以来、最悪のペースで発生している。すでに 20万ヘクタールの森が火災で焼失した。



ということです。

日本も今暑いですけど、同じ35度でも場所により意味はまったく違います。


では、 NASA のニュースリリースより。



続きを読む

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2012年07月23日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





mary-india.jpg

▲ インドのカトリック司教協議会が伝えた 7月14日に目から赤い液体を流し始めたマリア像。記事は下にあります。
--


世界各地で「マリア像」に関して様々なことが起きています。

今回紹介するのは次の4つのニュースです。


・教会のマリア像が目から血を流す(インド / 2012年7月14日)

・マリア像の額から血が流れ出す(アメリカ / 2012年7月17日)

・マリア像の首が何者かによって切断される(カナダ / 2012年7月14日)

・樹木にマリア像のような形が浮かび上がる(アメリカ / 2012年7月10日)


すべて要約してご紹介します。
上の順番でご紹介します。

まずは、インドで「目から血を流し始めたマリア像」のニュース。
インドカトリック司教協議会(CATHOLIC BISHOPS' CONFERENCE OF INDIA)のサイトにあるニュースリリースです。



続きを読む

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2012年06月28日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





(訳者注)NASA に MODIS という地球観測システムがあります。これは NASA の地球観測衛星 TERRA/AQUA(テラ/アクア)に搭載されているもので、地球の表面の状態や起きていることを子細に映し出すことができるものです。

MODIS はほぼ毎日、写真を公開していて、そこで驚くような光景に出くわすこともあります。


500キロメートルの長さの虹色の帯


下の写真は 6月20日に公開されたものですが、上空の渦を巻くふたつの雲の上に光輪、あるいはブロッケン現象などといわれる光学現象が起きているものです。中央やや左側に縦に虹色のラインが映っていることがおわかりかと思います。

USA5_tmo_01s.jpg


日本語はこちらで入れたものですが、雲の合間にポッカリと浮かび上がっているグアダルーペ島という島はメキシコ半島の沖合にあるようで、あるいは、「アメリカの左下」という言い方のほうがわかりやすいかもしれません。

地図では、下の「A」の場所にあります。

map-06-27-g.png


そのグアダルーペ島の上にだけ雲がなくて、そして、その下にふたつの雲の渦。これは、「カルマン渦」と呼ばれるものだそうで、力学の理論らしいです。 Wikipedia で説明されています。

ところで、上の光輪(英語で glory と書かれているところ)は、上の写真だけではその長さがわかりにくいのですが、もっと全域が写っている写真もあり、それを見ると、この「虹色の帯」はものすごい長さだということがわかります。

下の写真がさらに広域の写真で、そこに注釈を入れたものです。

glory-3.jpg


日本の本州の長さが大体 1,300キロメートルくらいとのことですので、その半分にも近い距離に「光輪」が延びていたようです。

しかし、このグアダルーペ島という島だけが浮かび上がっているという光景のほうこそ、なかなか珍しいかもしれないですね。


ところで、今回の本題というか、この MODIS をご紹介しようと思ったのは、最近撮影された「地球の写真」を見て思ったことがあったからでした。


続きを読む

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2012年06月15日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





昨日の In Deep の記事、

大阪湾の異常? を注視する世界中のネットユーザーたち

の内容は、真偽はわからないままですが、大阪湾の海の色が黄色く変色していたというような話などが広まっていたことが海外などで紹介されていたということをご紹介したものでした。

その前提として、千葉県の漁港であまりにも多い数のイワシの大量死が発生していたということがあり、少し太平洋に対しての懸念というような感じのものがあったという部分はあります。

そんな中、今朝、ニュースの見出しを見ていましたら、「神奈川県で魚の大量死」というものがありました。NHK のサイトでしたので、テレビニュースでも放映されていたのだと思います。

テレビ系の報道サイトはすぐにウェブ上の記事が削除されますので、抜粋しておきます。


神奈川 海岸でイワシ大量死
NHK 2012年06月15日

kanagawa-01.jpg

14日午後、神奈川県三浦市の入り江でカタクチイワシとみられるおよそ1万匹のイワシが死んでいるのが見つかり、神奈川県は、一度に大量の魚が入り込み、酸欠を起こしたとみて原因を調べています。

14日午後、三浦市南下浦町松輪の入り江で大量のイワシが死んでいるのを、清掃に当たっていた財団法人の職員が見つけました。三浦市と神奈川県の職員が調べたところ、カタクチイワシとみられるおよそ1万匹のイワシが、縦およそ25メートル、横およそ8メートルにわたって岩場に打ち上げられて死んでいました。

イワシは死後数日ほどたっていて、現場の状況などから、小さい入り江に大量のイワシが一度に入り込んだため、酸欠を起こしたとみられるということです。神奈川県はイワシが死んだ詳しい原因を調べるとともに、15日以降、回収作業を行うことにしています。



昨日の記事と合わせて、最近、太平洋側で起きている(かもしれない)ことを地図でまとめてみました。

japan-pacific-june.png

大阪湾の場合は「太平洋」といっていいのかどうかよくわからないのですが、まあ、便宜上、入れてみました。


太平洋は広いですので、日本だけ眺めていてもよくわからないところもありますので、この1ヶ月程度の間に太平洋全体ではどんなことが起きていたのかの地図も作ってみました。

下の図が個人的に印象に残った、この1ヶ月程度の間の報道を地図に書き出してみたものです。

map-pacific.jpg

日本では報道されていないものも多いですので、いちおう、報道をひとつずつ左上のほうからご紹介しておきます。ここからです。



続きを読む

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2012年05月30日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





前記事: マザー・シプトンの四行詩(前編)
--

(訳者注) 16世紀の女性予言者と言われたマザー・シプトンの四行詩の後半です。

今回のくだりは、いわゆる「怖ろしい描写」が多いんですが、しかし読んでみると、これまでの多くの「予言」といわれるものの中に出てくる描写と大変に内容が似ており、つまり、なんとなく「慣れた未来描写」だとはいえそうです。

火山噴火、大地震、海面の上昇、大戦争、飢餓、未曾有の伝染病、などのフレーズが次から次へと出てきますが、「それらはすでに知っております」と言いたくなるほど、他の様々な予言で繰り返し出てくるフレーズで、むしろ「やっと出てきた」という安堵感さえあります。


あんまり関係ない話ですが、最近の私は、実際にはこの世というのは、個人レベルでは「世界は常に終わり続けている」というように考えていて、あるいは「終わっていない人の世界も個人レベルではいつか終わる」というのも事実です。

これは「死ぬ」という意味とは関係ないことで、生きていようが死んでいようが、文字通り、「その人の世界が終わる」というような意味です。

ちょっとややこしい話になりそうですので、これ以上は書かないですが、予言で語られる「典型的な世界の終末」以上に、私たち個人個人の人間の「宇宙」は「多様な終末の様相」を持っているのかもしれなくて、そのあたり、人間の多様性に感心します。


関係ないですが一昨日(月曜日)の関東の悪天候はものすごかったです。

豪雨ではなく、「豪ひょう」。

マンションの廊下一面に氷が散らばるという光景は多分初めて見たと思います。ひょうの大きさは1センチ程度だと思うのですが、周囲全体が銃弾を撃ち込まれたような音が響き渡っていました。

試しに、

「このくらいの大きさのひょうって当たると痛いのかな?」

と、外で当たってみましたが(笑)、不思議と痛くはなかったです。
ひょうはそれほどの高度から降ってくるものではないのかもしれません。


では、ここから四行詩の後編です。

mothershipton.jpg

▲ マザー・シプトン(1488 - 1561年)。



続きを読む

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2012年05月29日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





記事後編: マザー・シプトンの四行詩(後編)
--

(訳者注) 最近、体調・・・といっても起因しているのは精神的なものなんですが、優れない日がわりとあったせいもあり、5月は記事を更新できない日も多かったです。

まあ、そういう個人的なことを含めて、社会全体としても「何となく」ですけど、マインド的に混沌としているような感じもしないでもないです。

それも、あまりいい方向ではない混沌というのか。

そんな中で、ふと思い出したのが、過去記事の、

極東ロシアで発見された「白いシャチ」から浮かび上がるエスキモーの予言
 2012年04月24日

などでもちょっとふれた、16世紀の英国の予言者と呼ばれる女性であるマザー・シプトンと呼ばれる人の四行詩の内容でした。

mothershipton.jpg

▲ マザー・シプトン(1488 - 1561年)。


彼女の四行詩の特徴は「曖昧ではない」ということがあります。

「鉄の船が水に浮かび、人が空を飛ぶ」とか「計画される大戦争」とか「馬のない馬車」とか、そういうような表現が続きます。

とはいえ、年代が書かれているというものでもないですので、予言というより、あくまで「詩」としてのご紹介ですが、興味深いことは確かですので翻訳してみました。


500年前に生きた、まだ電気もパソコンも AKB48もなかった時代のマザーシプトンが見た「未来の世界」はどんなものだったのか。


相当長いものですので、2回に分けます。

なお、「〇〇」は「××」を表していると考えられるというような注釈はつけません。詩というのは、それが予言詩であろうと何であろうと読む人それぞれの感性で解釈するものだと思います。

それでは、ここからです。



続きを読む

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。