2012年03月11日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




神に怒りはないこと知る日々の中で



今日は翻訳記事をご紹介する時間がどうしてもとれませんでした。

しかし、 3月11日ということで記事をアップしたいと思いました。2011年の3月11日からの日々は、私にとっても、今までとは(精神的な意味で)違う日々の始まりでした。あの頃の東北の人々の姿を見る中で私は変わることができたのでした。

昨年の震災後の記事の、

もはや神も大地も怒らない (2011.04.08)

に書かれてある私の心情は今でもそのままです。

今、地震や噴火などの自然災害に対しての恐怖は私にはまったくありません。
昨年、そういう感情は自然と消えました。

何か起きたら対処する。
対処できないものなら「それまで」。

交通事故とか殺人事件とか経済のこととか、今でも「こわいこと」自体はたくさんありますけど、「地球のこと」への恐怖は消えました。

そういえば、上の記事のタイトルは「もはや神も大地も怒らない」というものでしたが、先日の記事「エメラルドタブレット(2)」の内容に関して、ちょっと調べていた時に、日月神示の一節が検索されたんですが、そのフレーズがこんなものでした。

扶桑の巻の第八帖というところにあるもので、


神に怒りはないのであるぞ。
天変地異を神の怒りと取り違い致してはならん。



というものでした。

ここには「取り違い」という言葉が出てくるので、少なくとも書かれた頃の人々が「天変地異を神の怒りと思っていた」という雰囲気というのか、全体の感じがあったのだと思われます。そして、それはもしかすると、今でもそういうように思っている人はいるのかもしれないですし、私も3月11日までは何となくそのように考えていました。

しかし、もう今はまったく思っていません。そういう意味ではこの1年は「天変地異は神の怒り」だということは完全な勘違いだということを学ぶ期間だったと思います。 In Deep でご紹介してきた様々な宇宙科学、物理学、聖書やオカルトのすべてがそこに向かっていました。



人類が獲得した、宇宙も羨む「偉大な無能」

こういう言い方をしていいかどうかはわからないのですが、「地球」を「人間の体」と対応させてみれば、たとえば人は毎日のように排泄をしたりします。

時には嘔吐したりする。

そして、地球では内部から吹き出ることによる噴火があったり、内部での何らかの物理的現象による地震があったりする。

これらが同じだという意味ではなく、エメラルド・タブレットにあるように、「ひとつの現象はすべての現象に通じる」ということを信じれば、たとえば人間に起きることが(現象的なイメージとして)地球や宇宙に起きないということもないかなあということです。

エメラルド・タブレットのその部分はいろんな訳がありますが、この部分です。


万物が一者から一者の瞑想によって生まれるがごとく、
万物はこの唯一なるものから適応によって生じる。



人間は毎日のように髪の毛が抜けたり、古い皮膚は落ちる。
そして、地球では毎日噴火があり、毎日地震が起きる。

人間の中では、毎日、おびただしい数の細胞が死んでいる。
地球の上でも大小の生命が消えていく。

しかし、その細胞の中にある DNA は死なないで存在し続けている

この「死んでいくように見えて、実は永遠のサイクルの中にある」という現象が、地球とか、あるいは宇宙とかにもあるはずだという確信の話です。これは実証のしようがない単なる個人的な確信であるわけで、他の方がそう考えるようなものではありません。私はそう考えているというだけの話です。


それにしても、私は相変わらず不勉強な人間のせいで、日月神示の全体は存じないのですが、上のフレーズに興味を持って、いくつか見てみると、なるほど、今まで勉強してきた聖書などのフレーズと通じるものがあり、ここにもまた「ひとつはすべてに通じる」という概念を見たりします。

特に、「いいフレーズだなあ」と思ったのは下の部分などです。

白銀の巻というところにある、


人間は皆、かみかかっているのであるぞ。かみかかっていないもの一人も居らんのぢゃ。かみかからんものは呼吸せんのぢゃ。



とか、黒鉄の巻というところにある、


言葉は神であるが、人間でもあるぞ。



震災以降の記事では、「何の能力もない普通の人間の存在」というものがどれだけものすごいものかということをずいぶんと書いていました。

未来を予知出来ない能力を獲得したことによって「明日を生きる楽しみ」を勝ち得た人類。人の心を読めないからこそ、毎日毎日、ワクワクドキドキしながら人生や恋愛ができるようになった人類。


私がずーっと思っていた「無能である人類が等しく持つ驚異の実相」が、上の日月神示の「人間は皆、かみかかっているのであるぞ」の「」に現れていると思います。

今ここにいる私や、そこにいるあなたのような「きわめて無能な人たち」はすべて宇宙から見れば「神がかっている」。


なお、「言葉は神であるが、人間でもあるぞ」という概念に関しては、ヨハネによる福音書の冒頭の「はじめにことばがあった」というものとの関連で今後も出てくることになると思います。

どうしてこれが大事なことか。

それは、「はじめ」と「終わり」という概念の問題に突入していくからです。

たとえば、ずっと人々が唱えてきた「終末」という問題。
地球の終わりとか人類の終わりとか、そういう言葉には「終わり」という概念が含まれます。

「終わり」の対極の意味は「はじまり」ですが、どんなものにでも対極は存在します。つまり、終末を語るには「はじまり」にも言及する必要があると思うのですが、聖書や仏典やコーランや、あるいは日月神示など、そういうものに書かれてあることが「正しい」のなら、

「はじめはことば」

であることが提示されていて、また、

「言葉は神であるが、人間でもある」

のなら、はじまりの対極にある「終わり」に存在するものは何なのか
それを知りたいように思います(推定では「終わり」という概念はこの世にないと思っています)


何だか話の方向性が無分別になってきましたので、ここまでにしておきます。

ところで、先日の記事に書いた 1785年の「薔薇十字の秘密のシンボル」関係のことを少し書いておきます。ここには興味深いイラストがたくさんあります。


薔薇十字のシンボルでの数字の意味

たとえば、その「薔薇十字の秘密のシンボル」の中には下のようなイラストがあります。
日本語はこちらで入れたものです。

89-sun.jpg


太陽に「4」の数字が当てられている、ということがわかります。前後の本文は読めないのですが、このイラストを見ても「4」の中心性というものが何となくイメージできます。

「7」に関しては、どうやらこの西洋神秘学の世界では「全部」ということになっているようにイラストでは見られます。「全部」というのは、つまり「7以上がない。7がすべてである」というような意味です。

そう考えると、「4」の意味もちょっとわかります。

つまり、1から7で完結する概念は下のようなことになると思います。

1234567


この真ん中は・・・。


1234567


となるわけで、7から作られている世界では中心が4になるということに初めて気づいたのでした。

あと、数字関係のイラストで興味を持ったのがこちら。

7-666.jpg


「7」と「666」が同居している図です。

この「666」という数字は「薔薇十字の秘密のシンボル」の中には何度もイラストで描かれますが、イラストだけの感覚でいえば、よく言われているような「悪魔的なイメージ」というものはなく、上の図にあるように「7の対極」として描かれているというように感じます。

つまり、「世界そのものである7」が存在するためには対極の「666」が存在する必要があるというような雰囲気が伝わります。実際はわかんないですけどね。

さて、これから鴨何とかさんの「方丈記」の冒頭でも読んでみます(夢指令)。
古文ほとんど読めないんですけれど。
タグ:日月神示

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2012年03月10日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





(訳者注) 前回の記事の「1785年の「薔薇十字の秘密のシンボル」の冒頭に出てくる数字」を読み直していて、「薔薇十字の秘密のシンボル」の最初の図説にある、

カオス 普遍的な聖霊 世界中の魂 精子

の文字を眺めていると、十字(あるいはX)が「カオスにもたらす秩序」は、宇宙も人間もあんまり変わらないのかも、と思います。

つまり、

・受胎して人が生まれる

ことと

・この世(宇宙)が生まれる

ことは状態としては同じことなのかもしれない、と感じます。カオスから世界が生まれた状況は、人間が一人生まれてくる様子を観察(あるいは想像)するだけでわかるようになっているということなのかもしれません。

まだ考えることはありますが、でも今回は別の話題です。


好きなことなら、むしろあまりこだわらないほうがいいのかもしれません。

何もかも自然の流れの中にいたほうがシンクロニシティは自然に訪れる気がします。なので、その時に興味の向いたものだけを自然に見つめればいいのかと。

もちろん欲しているものと一生出会わないで終わるかもしれないですが、それは「出会わなかった」という偶然と出会っているわけで。

ところで、先日の太陽フレア(Xクラス)と宇宙線の関係を書くといって書いていなかったのですが、これはグラフを提示しておきます。


3月7日の太陽フレアと宇宙線の関係

3月7日の太陽フレアは X5.9 という大きなもので、昨年の8月の X6.9 以来の規模でしたが、その8月の際にもさほど被害はありませんでしたので、報道では通信障害などへの警戒が言われているようですが、太陽自体の影響はそれほどでもないようにも思いますが、問題は「宇宙線」の量です。

下はノルウェーのオウル大学の宇宙線観測モニタですが、赤で囲んだ部分が「太陽フレアが発生した3月7日からその2日後」までのものです。10ポイント以上の急落を見せています。

cosmic-ray-2012-03.png


宇宙線が人間や地球にどういう影響を与えているのかは今でもわかっていませんが、どんなものであれ、「急激な変化」というものは何らかの影響はあっても不思議ではない気がします。それが何かはわからないですが、あるいは人間の精神的なものとも関係する可能性もあるのかもしれません。


本題の前にもうひとつ。
米国のテレビでちょっと話題となっている「「光」の話を。


テレビの中継画面の中で起きた大爆発の正体がわからない

最近、「謎の音」関係の記事も多かったですが、同じくらいに「謎の光」の報道もかなり多いのです。ただ、空の謎の光などは、まとめて「UFO騒動」というようなカテゴリーに入れられてしまって、どうにもならない面があります。

( UFO という言葉は固定化した概念で完結してしまう傾向にあり、他の解釈を許さない面があるように感じてしまっていて、最近は私はこの UFO という言葉を使わなくなりました)


なので、そういうもの以外での話となるのですが、先月、「ロシアで発生した「謎の大爆発」は1908年のツングースカ大爆発の再来か?」という記事をご紹介しました。



今のところ、上のが何だったのかの報道はまだ見当たりませんが、今度はアメリカの FOX ニュースの「交通情報の中継の途中」で、画面のはるか遠方で大爆発が起きる様子が写りました。


fox-light-02.jpg

▲ 矢印のところが爆発。


その交通情報の後、その FOX ニュース自身の番組内で、「今写ったもの」についての報道がなされました。

下のがそのニュース動画の一部です。



Mysterious Light Flashes During Traffic on Fox 10 (FOX10の中継で謎の光が撮影された)より。

ニュースでは視聴者に「この爆発に心当たりのある方はご連絡下さい」と呼びかけていましたので、原因がわかったかもしれないですが、ほんの10秒ほどの中継の間に爆発したという偶然性と共に話題となっています。


では、本題です。
キリバス共和国という太平洋上にある小さな島が集まる諸島国家があります。

kiribati-map.gif

外務省ホームページより。


そのキリバスは海面上昇による島の水没の危機が囁かれている国ですが、先週、キリバスの大統領が、「国家の水没に備えて、国民全員をフィジーに移住させる計画案」をキリバス議会に提出したというニュースです。海面上昇に関して「国家単位での移動」に関して報道されたのは、これが初めてのような気がします。

キリバス共和国の全人口は約 10万3000人です。



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2012年03月06日



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(訳者注) 今まで放射能のことはあまり書かなかったんです。どちらの考え方にしても、本人たちの思いこみが強い場合が多くて、場合によっては人を傷つけてしまう。そういうことも昨年経験しました。

私自身は震災後、いくつかのデータを眺めていて、放射能の害というのがどうしてもわからず、それ以来、個人的にはまったく恐怖に思ったことも脅威に思ったこともなく、最初、半信半疑だった奥さんにも説明して、うちは昨年4月頃からは飲み物も食べ物も行く場所もまったく気にしたことはないです。何でも食べますしどこでも行きます。

科学データというのは(ちゃんと読めば)わりと正直なんですが、周囲の状況はそうでもなく、ニュースや口コミなどの不安情報を信じる傾向も強く、私は次第にそのことについて話さなくなりました。私は気にしなくても、他の人が気にすることに介入することもないかなと。あるいは、時間と共に落ち着くだろうとも考えていました。

しかし、もはやそうも言っていられないのかもしれないと思いました。

というのも、「福島から避難の子供、保育園入園拒否される」という新聞記事を昨日知ったのです。

これを見てさすがに暗澹とした気分になりました。

もう「それぞれの考えでいい」とも言っていられないと。
子どもが無知の犠牲になるのはやはりよくない。

それと同時に、上のニュースを読んで何かこう急に、日本人という存在に対して冷めてしまいました。「なんで、オレは日本人がどうだこうだ言ってたんだろう?」と急に過去に熱く日本人を語っていた自分が馬鹿馬鹿しくなりました。

上のような日本人がいるということは、日本人に意味があると考えていた私はどうやら間違っていたようです。

しかし、私のことはともかく、実際に上のように、東北の子どもたちとか、あるいはそこから移転していく子どもたちはこれからもいるわけで、その子たちがまた何か言われるのはたまったものではないですので、それに関してのひとつのデータなどを載せておきます。


これはチェルノブイリ原発事故20年後に WHO (世界保健機構)が、ベラルーシでガンに関して疫学調査をした際のデータです。この関係と期間のデータは少なく、かなり貴重なものといえるかもしれません。

全文英語ですが、調査書そのものは PDF 書類で、

Cancer consequences of the Chernobyl accident: 20 years on
 チェルノブイリ事故から20年:ガンの経緯

にあります

データでは因果関係がわからないものが多いですが、「はっきりしているデータ」もあり、その中のひとつが、

セシウム 137と子ども甲状腺ガンの発生には関係が「ない」

というものです。

先にグラフをおいておきますが、これです。

s137.png


日本語は私が入れたものです。

ベラルーシでの小児の甲状腺ガンは事故4年後の 1989年頃から増加していますが、1995年くらいにピークとなった後は下がり続けて、事故の 16年後に事故以前の水準か、あるいはそれ以下の水準に戻っています。

Wikipedia によれば、セシウム 137の半減期(物質の影響がなくなる期間)は 30年となっています。

半減期から考えて、上のグラフでの小児ガン発生のグラフと、セシウムに相関関係はないことがわかります。

なので、上のデータから言えることは、


・事故の頃に生まれた赤ちゃんは甲状腺ガンについて安心して下さい。

・14歳までの子どもは甲状腺ガンについて安心して下さい。



という2点です。
データからはまったくセシウムとの関連の問題点は見当たりません。

このデータでは、14歳以上では増加の様子が見てとれるので、14歳以上の大人のことは知りませんし、他の病気のことも知りません。

とにかく、これは、赤ちゃんとか幼稚園児とかの14歳以下の子どもは甲状腺ガンについて、何の問題もないというデータです。

なお、 WHO の論文を読む限り、チェルノブイリ事故後の短期間の間に甲状腺ガンが増えた理由は、事故直後のヨウ素によるものではないかと思われます。ヨウ素の半減期は 8日です。


あと、これを取り上げた理由として、私は読んでいないですが、雑誌で福島の子どもの甲状腺ガンの話が取り上げられていたそうで、もし、その記事がセシウム等の放射能との関連で書かれているのなら、それは間違いかもしれないからです。

そしてそのことで、上の移転した福島の子どもの例のように「幼稚園に来るな」とか、「公園で遊ぶな」とかの、人々の単なる無知から来る害を子どもたちが受けるのはかわいそうだからです。

なお、繰り返しになりますが、上のデータは「セシウムと子どもの甲状腺ガン」だけに関してのもので、「35歳以上の人」とか、あるいは「他の病気」等との因果は表していません。


というか、本当は仮に「放射能というものに害があっても」、上みたいなこと(幼稚園に来るな、とか、公園に来るな、とか)を言うことは頭がおかしいと思います。


あーあ、日本人かあ・・・。

超ガッカリした昨日今日でしたが、逆にいえば、今後、日本人としてではなく単なる人類としてモノを考えるキッカケになったということで、いい経験だったと思います。

それでは、下はその調査資料の序文の翻訳です。

(ここから)
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2012年02月23日



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前記事:
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(1)
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(2)



人類史で「吹奏楽器」はどのように生まれて進化したのか


このシリーズでは「ラッパ」という言葉で訳していますが、原文には Trumpet (トランペット)という単語も Horn (ホーン、あるいはホルン)という単語もどちも出ており、つまり、吹く楽器ということでよろしいのですが、便宜上ラッパとしています。

このシリーズの「1」でも書きましたが、私は十代の短い期間、小さなオーケストラでユーフォニウムという金管楽器のセクションを担当しており、その後、音楽を聴く時に金管楽器の音が自然と抽出されて耳に入ってきた時期がありました。

その頃、私が感心したもののひとつがスティーブン・スティルバーグ監督の未知との遭遇(1977年)という映画で、エイリアンと人類が初めての接触を行う際に流れる有名な「ピーパーペープーポー♪」と「5音のシグナル」でエイリアンとのコミュニケーションをはかる有名なシーンがあります。

close-03.jpg

▲ そのシーン。UFO サイドから出る低い「ブッブッー」という音はチューバ。高い音は木管楽器のオーボエ。


映画を見ていると、「いかにも電子音」の感じがあるんですが、私は映画を見たときに、オーケストラと同時にノイズパンクもやっていて電子音にも親しんでいたので、「この低音は電子音ではない。チューバなのでは?」と思い、しかし、それを確かめることははできなかったのですが、今回の記事を書いている時に調べてみましたら、やはり、あのシーンはオーケストラでのチューバとオーボエの演奏者によって演奏されているものでした。

YouTube にコンサートであの曲を再現しているものがありました。
演奏者の姿はわかりにくいですが、あの音がオーケストラによって作られていたことがおわかりかと思います。




このエピソードは、別に今回の謎の音と関係するというわけではないのですが、そもそも、人類史で「管楽器」というものが開発されていった経緯などを考えてみても、それは「自然現象を日常の娯楽に転換していく(風の音を音楽にする)」という試みでもあったわけで、私自身が金管楽器をやっていたという事実と共に、世界で聞こえている(かもしれない)奇妙な音が、その管楽器の性質を持っているということに、なんとなく奇妙な感覚になっています。

ちなみに、上にも書きましたが、管楽器のコアは「風」です。
風と人間の技術が作り出したものです。

そして、弦楽器(ピアノも含む)のコアは「物質(弦)の緊張」の物理です。




混沌としてきたYouTube へのストレンジサウンドのアップ状況

実はこのシリーズでは、毎回ひとつくらいそのニュースなどになっている地域からアップされた「奇妙な音」の動画をご紹介しようと思っていたんですよ。

しかし・・・多すぎるんです。

今ではすさまじい量の「奇妙な音」の動画がアップされている。

見てみると作られたものがとても多いと感じます。以前も書きましたけど、「動画に音を入れ込む」ことほど簡単な編集作業はなく、誰にでもできるわりに、その真贋を見破ることは、私たち素人にはきわめて難しいです。

なので、とりあえず、「全部フェイク」というようなスタンスとしてひとつご紹介しますが、これはオーストラリアのものです。ここで取り上げたのは「音が聞き取りやすい」からです。そして、多くの報告の動画がこのタイプの音で、さらに、このシリーズの「1」や「2」で聞いた人が語っていた「金管楽器に何かいろいろなノイズが混じったような音」というイメージと感じが似ているからです。

出ている女性はすごくキレイな方です。



男 「なんだ、これ?」
美人「え?」
男 「雲の方から聞こえてくる?」
美人「わからないわ」



仮に・・・です。仮に上の動画がフェイクではない場合、この彼女の行動に注意してみて下さい。この女の子の行動は前回の「2」の記事で言っていたミシシッピーの人と同じように、

「上を気にしてから、前後左右を全部気にしていて、結局、どこから聞こえているかの方向性をつかめていない」

というまま動画は終わっています。

gal-australia.jpg

▲ どこに注意していいのかわからない女性。


そのことが気になって貼ってみたということもあります。

では、今回の記事に入ります。
上の動画とは関係なく、今回もアメリカの話の続きとなります。



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関連記事:
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(1)
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(2)
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(3)

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米国ミシシッピー州で記録された「ラッパの合奏」

今回は「謎の音」のアメリカでの報告に関しての2回目ですが、最近は他にも同時多発的にいろいろなことが起きているようです。先日のナショナルジオグラフィックの日本語の「金星に関しての記事」をご覧になりましたでしょうか。

金星の自転速度が低下? (ナショナルジオグラフィック 2012年2月15日)」というもので、そこには、

欧州宇宙機関の最新の新しいデータでは、金星は16年前よりも6.5分遅い周期で自転している。この結果は、地球から行われたレーダーによる長期観測と一致することが確認されている。


とあります。
金星の自転速度が遅くなった理由は今のところわかっていません。

これは、他の星のことだから割と気楽に書いていますけど、もし、「地球の自転が急に遅くなり始めたら」と考えると、いろいろと不都合は多くなりそう。時間だとか、いろいろな面でものすごく混沌としそう。


それと、これは今度ちゃんとご紹介するかもしれないですが、「地球の雲の高度が低くなってきていることが NASA の観測衛星により判明 (英語)」という報道もあり、これは NASA の衛星による観測によって 2000年からの10年間の雲の高さがそれ以前より 30〜40メートル低くなっていることがわかったのだそう。


nasa-clouds-find.jpg

▲ 雲の高度の推移を示したグラフ。一貫して雲の高度は低くなる線を示していますが、特に 2008年の高度の低下が著しかったようです。関係ないですが、リーマンショックからの株価の動きを連想させます。


ここのところ、「自転速度の変化」とか、「雲の高度の変化」とか、わりとダイナミックな変化についての報道が目につきます。

それでは、ここから、「謎の音」の続きです。



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2012年02月21日



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関連記事:
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(1)
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(2)
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(3)

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kiev.jpg

▲ 過去記事「世界中で響き渡る「謎の轟音」で動画をご紹介したウクライナのキエフ市の紋章。空色の背景の中で炎を上げる剣を持つ大天使ミカエル( Archangel Michael )。今回調べている中で初めて知りました。今回記事の前振りでふれています。


昨年 11月にシリーズで書きました「あらかじめ予測されていた小氷河期の到来」は、 今後の太陽活動の低下についての考えを持つ NASA の太陽物理学者デイビッド・ハザウェイ博士のインタビュー記事を翻訳したものがメインの内容でした。

昨日、米国のミステリー系サイト Earthfiles を見ていましたら、その ハザウェイ博士の「最近、世界中で響きわたる謎の音」についての短いコメントを見つけました。博士はこの音の原因について太陽のプラズマと地球の磁場の関係に触れています。

次のようなものです。


「太陽からの激しいプラズマと地球の重力の相互作用によって発生する重力波によって、これらの音を説明することもできる可能性もある。この作用によって発生する音は人間に音として聞こえる範囲の周波数のものだ」。


しかし、この理論でいくと、過去の太陽活動最大期で、太陽の表面活動が活発な時(11年前とか22年前など)には今と同じように「世界中で謎の轟音」が聞こえていたということになりそうですので、その時に音が聞こえていたのかどうかというのがわかれば、関係性もわかるのかもしれないです。ちなみに、こちらの過去記事では、アゼルバイジャンの科学者であるエルチン・カリロフ博士の見解を翻訳したものがありますが、博士も、太陽活動との関係について言及していました。

さて、今回はその「世界中から報告される奇妙な音」シリーズの何回か目となります。

ちょっと前記事などがわかりにくくなっているので、記事下に「謎の音」関連に関しての記事をまとめてリンクしておきます。

まず、最初は訂正というか、自分で調べ直してみたことがありますので、ご報告いたします。



見つからなかった「疑似した効果音」

先月この「謎の音」のことについてふれた「世界中で響き渡る「謎の轟音」の正体は?」で、 YouTube で話題となっているうちのひとつの動画の一部分を載せました。

下のもので、ウクライナのキエフ市というところで撮影・録音されたものです。

この音は今回の「天使のラッパ云々」というタイトルとも多少関連しそうですので、聴いたことのない方は、よろしければ聴いてみて下さい。元動画は長いので、そこから音の部分だけを 20秒くらい抜粋しています。




さて、私は上記の記事で、この音をスティーブン・スピルバーグの映画「宇宙戦争」のトライポッドの効果音を加えた可能性と書いたのですが、結論からいうと違いました。

映画「宇宙戦争」を DVD で見直して、そこで鳴っているサウンドを自分でチェックしてみたのです。

適当にやったので、チェック漏れはあるかもしれないですが、「根本的な思い違い」だったようで、映画の中には、キエフでのタイプの音は出てきません。

たとえば、「宇宙戦争」のトライポッドの効果音は大体、下のようなものです。
音だけを抜き出してみました。




ロシアの音が本物かフェイクという話ではなく、少なくとも「宇宙戦争のものではなかった」ということの訂正をまずしておきます。


さて、そこでロシアでの「音」を改めて聴いてみますと、いくつかの経験上の音の要素が浮かびます。その中のひとつとして「ホーン・セクション」があります。映画「宇宙戦争」の音もそうですが、「金管楽器」系の音が基本にある感じがします。

私は、中学の時に小さなオーケストラにいたことがあり、担当楽器はあまり馴染みのない名前かもしれないですが、「ユーフォニューム」(ユーフォニアム)というものでした。

Eupho.jpg

▲ ユーフォニュームはこちらの楽器です。チューバより一回り小さい楽器です。主に「裏旋律」を担当します。合唱での男性テノールの低音部門のような感じでしょうか。


地味な存在ですが、オーケストラには欠かせないもので、吹奏楽の曲ならほぼすべての曲にこの楽器は使用されます。私は、基本的に音楽では地味なセクションが好きですので、この楽器が好きでした。

ちなみに、ホーンセクションで使われる楽器、すなわち「口で吹く楽器」はどんなものでも「ちゃんと演奏しないと単なるノイズになる」ということがあって、私は他にクラリネットを個人的にやっていましたが、これも

・きれいに吹く
・ノイズとして吹く

というどちらもできます。

どうしてこんな音楽のことなんかを書いたかというと、この「ホーンでのノイズの方向性がキエフの音と似ている」と実は私は最初に「音」を聞いた時に思ったんです。

ここで「タイトル」の「天使のラッパ」の「ラッパ」の部分に結びつくんです。


今回のタイトルの「世界中で響き渡る音はヨハネの黙示録の天使のラッパのような音だという人々が続出している」というのが今回翻訳してご紹介する記事なのですが、上記のように、私も聞いた最初にそれを感じており、以前から薄々と、「ラッパの音だと感じる人がきっと出てくるだろうなあ」と思っていたのですが、世界中でたくさんいるようです。


ちなみに、ロックやクラッシックの実験音楽のフィールドでは、実際にホーンセクションや電子音で上のロシアと「同じ種類のタイプ音」だけで作られた音楽が過去にはわりとあります。たとえば、英国の COIL という先鋭的な音楽家集団が 1984年にリリースしたアルバムの中の「The S.W.B.P.」という曲などは、上のロシアの音のタイプだけで作られたものです。




キエフでの音がいろいろなところで聞こえている

ところで、一番上に画像を載せましたが、ロシアで音が鳴り響いたとされるキエフ市の「紋章」のことを Earthfiles では取り上げていました。音が響いた市の紋章は上のものだそうで、これは「大天使ミカエル」像なのだそうです。

まあ、「ヨハネの黙示録」云々というのはその人たちが米国や英国などのクリスチャンだからでしょうけれど、黙示録はどうでもいいとしても、私にもラッパに多少聞こえていたということがありましたので、ご紹介いたします。

ヨハネの黙示録全文については、こちらのページにあります。

また、その「天使の7つのラッパ」の内容については、第8章から第11章まで連綿と描かれるもので、Wikiedia にまとめられていますので、抜粋しておきます。


第一のラッパ:地上の三分の一、木々の三分の一、すべての青草が焼ける

第二のラッパ:海の三分の一が血になり、海の生物の三分の一が死ぬ

第三のラッパ:ニガヨモギという星が落ちて、川の三分の一が苦くなり、人が死ぬ

第四のラッパ:太陽、月、星の三分の一が暗くなる

第五のラッパ:いなごが額に神の刻印がない人を5ヶ月苦しめる

第六のラッパ:四人の天使が人間の三分の一を殺した。生き残った人間は相変わらず悪霊、金、銀、銅、石の偶像を拝んだ

第七のラッパ:この世の国はわれらの主、メシアのものとなった。天の神殿が開かれ、契約の箱が見える。



という下りです。

それでは、ここから本記事です。

Earthfiles の特集記事からの一部です。
オリジナルはわりと長いですので、二度ほどにわけると思います。

それにしても、あの過去記事で取り上げたキエフの「音」の部分は、 10分近い長さのある YouTube の元の動画(世界のいろいろな音がたくさん収められているもの)から適当に取り上げたひとつだったのですが、その音がまさしく、テネシー州で聞こえた音と同じだったようです。



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2012年02月18日



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top-ohio-02.jpg

▲ 2011年4月に真っ赤に染まった米国オハイオ州ノーウォークの川。原因は、地元の当局発表では「染料」。
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(訳者注) 昨日、ご紹介いたしましたレバノンの報道、「血の川の出現:原因不明の理由で真っ赤に染まったベイルートの川」ですが、すぐ続報が出ました。

Dye dumped by factory colored Beirut River red
(ベイルートの川は工場の染料によって染まった)

レバノンの環境省による予備検査によれば、多分、染料工場からの染料が川に落ちた結果だろうということで、今後その染料が何かを確定するために、ベイルート大学の研究所で分析されるそうです。

さて、原因はともかく、「赤く変色する川」という概念。

少し気になって、1年くらいの過去ニュースを見てみると、次から次へと「赤い川」が出てきます。

最も最近では、今年の1月に米国で自家用の飛行機で上空から森を撮影していた人が、「血の川」が流れているのを発見したというニュースがあります。



米国テキサスの血の川

こちらは、近くの精肉工場から流れた「本当の血」だったのですが、人の来ないところに「血を放流」し続けてて、それが血の川となっているのが発見されたというものです。 AFP で日本語のニュースにもなっています。

texas-blood-r01.jpg

▲ 撮影された航空写真。撮影した人の写真ファイルはこちらにあります。

AFP の報道から抜粋します。



精肉工場から流れ出る「血の川」、空撮で偶然発覚 米テキサス州
AFP 2012.01.30

米テキサス州ダラスで、ラジコン飛行機マニアの男性が飛行機に搭載したカメラのテスト撮影を行っていたところ、精肉工場の裏から「血の川」が流れ出ているのを発見し、地元当局が調査に乗り出した。

問題の汚水排出があったのは、ハムやベーコンなどを製造している「コロンビア・パッキング」の工場。

(工場側は)ブタの血が流れ出たのは下水管が詰まったためで、排出は故意ではなかったと強調した。しかし、連邦当局と州当局が合同で家宅捜査を行ったところ、工場側が意図的に作ったとみられるバイパス管が見つかった。このバイパス管からブタの血や、化学物質を含んだ汚水などが直接、工場の裏手にあるシダー・クリークに排出されていた。





ということです。

なお、このシダー・クリークという川のあたり一帯は、人気のカヤック・ポイントなのだそうで、多くの人がカヤックを楽しんでいるそうです。

Cedar-Creek.jpg

▲ シダークリークでのカヤック。普通はとてもきれいなところのようです。


では、他の様々な「赤い川」の報道をいくつかご紹介しておきます。

「血のような川」の写真ばかりでゲンナリされる方もいらっしゃるかと思いますが、すみません。

ここからです。
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2012年02月05日



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(訳者注) 少し前に、

南極で地震をはじめとした数々の地質的変化が増加中 (2012年01月27日)

という記事をご紹介したのですが、 NASA が南極に「巨大な亀裂が走っていること」を見つけたことが報道されていました。

下がその亀裂の写真です。

nasa-crack-01.jpg


NASA はビデオも公開していますので、貼っておきます。




場所は、南極のパイン島というところの氷河でのことらしいんですが、前回の南極での地質イベントの地図重ねてみると、下の「」のあたりのようです。

south-pole-pine.png


その東側(右)ではその前から激しい亀裂が発生しているようですし、どうもこのあたりが大きく分断されていくというようなイメージもわかないではないです。


まあ・・・地球全体がポールシフトなどを含む地質的イベントの渦中に「仮に」あるとするのなら、最もその影響が目に見えてくる場所のひとつが南極と北極の「ペアの極」であることはある程度普通のことなのかもしれないです。

それでは、米国の abc ニュースの報道をご紹介します。



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2012年01月31日



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25-million.jpg

▲ 今回の内容とは全然関係ない写真ですが、最近、地球に届いた「爆発の光」で、距離は 2500万光年だそう。つまり、マンモスなんかのいたあたりの 2500万年前に遠い銀河で爆発した光が今、地球に届いたということのようです。 Daily Galaxy より。

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最近、周囲の人々で、「どうもあんまり調子がよくない」というような「雰囲気」を感じることがあります。それは体調が悪いとかではなく、「なんだかどうも気持ちが晴れ晴れしくない」というような感じでしょうか。

まあ、非常に簡単に言ってしまえば、それは「不安」からきているものだと思います。しかも、あるいは具体的ではないもの。しかも、不安の対象があまりにも漠然としていて、その漠然性も何だか不安だ・・・みたいな。

というか、私もそれを感じ続けています。


ただ、最近、体調自体はどんどん良くなっているのか、ニシオギにいた頃と同じように「まったく寒く感じなくなってきた」ということがあります。今の新居に引っ越したのは昨年の12月の暮れでした。その頃はもう寒くて寒くてどうしようもなかったのですが、慣れたのか何なのか、今では「寒い」と思うことは昼でも夜でもまったくなくなりました。

やはり倒れたころはずいぶんと疲れていたんでしょうね。
それで寒く感じたのかなあと。
本当に毎日寒かった。

最近は何だか暖かいです。
暖房もあまりつけることがないです。


さて、そんな私のことはどうでもいいのですが、「世の中に漂う不安」をとても感じるということが最近あります。まあ、何かことさら不安なニュースがあるというわけでもないでしょうし、このあたりは「人々の全体的な感情」とか、あるいは「伝播」というようなこともあるのかもしれません。


私はむかしから「不安な空気のサイクル」だけは実感として感じるほうで、そういう時は、あまり人とも会えなくなるので、今も誰とも会っていません。

ま、しかし、いずれにしても、そういう不安な感じの空気が仮に今あるとしたら、何かこう、元気の出るっぽい資料でもないかなあと考えていて、ちょっと悩んだんですが、例の「聖書は日本人のために書かれた」という本を思い出しました。

過去記事は、



です。

この著作「聖書との対話」の中には、著者の方が戦後に差出人不明の相手から受け取った「大量の手紙」が紹介されています。それが誰が自分に出したものかを筆者はついにわからないままただったそうです。

その手紙は第二次大戦の終戦後すぐの 1948年から始まり、 1970年代まで続いたのだそうですが、それらの手紙はすべて「旧約聖書」をベースにして書かれてある手紙で、その個別の人称(たとえば、「汝よ」など)の対象が「日本と日本人」として書かれてあるものなのだそう。

ちなみに、著者は、法政大学の教員であった人で、退職後になって初めて自分の人生でのその一種不思議な経験を本にしたようです(出版は 1980年)。


その中に、「戦後から将来の日本」を書いたものがあります。

聖書に「アモス書」というのがあるそうですが、それをベースに書かれてあるもののようですが、この文章を転載したいと思います。

これが最近書かれたというような文章だとしたら、単にどうしようもなくナショナリズムに傾倒した人あたりの戯言にも聞こえますが、今から約 60年ほど前に書かれたものだと考えると、その内容がどれだけデタラメであっても、つまり、「預言でもなんでもない」としても、十分に考えるものでした。

なので、ご紹介します。

長いもの一部分の抜粋ですが、抜粋した部分は一切編集していません。
そのままです。

これが不安を解消するようなものとなるとは思いませんが、今も昔もいろいろな人が「日本」と「日本人」と「その未来と将来」を考えていたということは思い直してもいいのかなとも思います。

(引用こからです)




「聖書との対話 - 旧約篇」 アモス風の預言集より

(※ 著者の方がこの手紙を受け取った正確な年代は記されていませんが、おおよそ、戦後間もない頃だと思われます。)

(中略)

 金をとって人の未来について語る学者や占い師の言うことを信じてはならない。私につながる知識は、金をとって教えることができるようなものではなく、金を払いさえすれば教えてもらえるようなものでもない。自分の仕事に誇りをもっていた昔の職人は金をとって教えたか。親は子から金をとって教えさとすか。真に大切なものは金をとって教えることができるか。私を知ったものは教えないわけにはいかない。迫害されても教えないわけにはいかない。

 私は古い神、死んだ神とはちがって賽銭を必要としない。私は金や献げものによっては動かされない。私は金に動かされずに金を動かす。私が金を動かすときは、日出づる国よ、汝を罰するとき、汝に災をもたらすときである。企業がおろかな人びとを金で動かすように、私も金で汝をためす。だが、私を知るものは金よりも私の言葉を大切にする。私が生きていることを知っているからである。私の言葉は真の力、真の生命である。私は私の言葉を受けいれるすべての子らに真の生命をわけあたえる。

 日出づる国よ、今や、汝は自由である(※注)。汝は古い神がみの無能に気づき、天皇が人間であったことに気づく。だが、汝はまだ私を知らない。だから、万能なのは神ではなく金だと思いこむ。日出づる国よ、ひとつ、汝と賭けをしよう。私は汝を世界のうちでも最も富める国のひとつとする。さて、その上で、汝は何をするのか。汝にどんな気のきいたことができるか。金は万能であったか。私は私の勝ちを信じて汝のすることを見まもる。

 日出づる国よ、私は心から汝を愛する。汝に自由を与えたのもそのためである。ところが、汝はアメリカを自由の国と思いこみ、アメリカのように富める国になることばかり考えている。だが、私は私が賭けに勝つことを知っている。私は汝の全身が腐りきる前に健全な部分をえぐりとって私の国をつくる。このようにして、日出づる国は私の光によって全世界を照らす国となる。

(後略)

(※注)の部分は、この「自由」の意味は、日本が第二次大戦後に軍事国家から解放されたということも意味しているようです。






(引用ここまでです)


この中の、

私は汝を世界のうちでも最も富める国のひとつとする。さて、その上で、汝は何をするのか。汝にどんな気のきいたことができるか。金は万能であったか。


ということに関しては、戦後の数十年で何度も繰り返し考えられてきたことにも関わらず、その答えと将来の方向は見えていません。

ただ、実際には「ゆっくりと」ですが、お金に対しての価値観は変化しているということは感じます。それは私のような中年たちではなく、若い人たちにその新しい価値観を見ます。


そんなわけで、ちょっとかわったものをまたご紹介しましたが、これに関してもあまり真剣にならずに、適度に元気づけ程度にお読みいただけると幸いです。


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タグ:聖書

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2011年05月17日



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(訳者注) いわゆる「起こるのか起こらないかわからない災害」と比較すると、食糧不足、あるいは食糧危機は比較的、「確実に起きる災難のひとつ」だとずっと考えていて、それは現在は、さらに深刻になっているような気はします。

食糧は基本的に代替が効かないものですので、まあ、ある程度は備え的なものはあってもいいのかなとはずっと思っていて、昨年あたりもよく書いていました。もちろん、その状況が、これから何年、何十年、何百年続くのかわからないことも確かで、備蓄しても仕方ないという意見もあるとは思いますので、とりあえず「食糧流通は必ず滞る」という予測が世の中には多いということについては、今後も、たまにふれたいです。また、個人的には「必ず食糧危機は起きる」と思っています。

過去記事については、食糧危機カテゴリーにいくつかあります。

個人的には地震や放射能で死ぬのは構わなくても、この世から食べ物や女性が消えるのは本当にイヤだと思っていて(冗談で書いているのではありません)、何か大きな解決策が出てくればいいなあと思ってはいますが・・・。


今回ご紹介するものは、米国の国土安全保障省と FEMA (緊急事態管理庁 )が発表した今年4月まで(5月3日まで)の米国での自然災害地域の図を元に、世界最大の食糧輸出国でもある米国の危機的な自然災害による農地の崩壊の報告に関する記事です。

日本も震災でかなり農地のダメージがありますが、米国も、前半4カ月だけで、非常に多くの農地がやられています。

ちなみに、現在の大洪水については下のマップにはまだ含まれていません。
米国も農地に関してはものすごい状態になっていると思われます。


以前も書いたことがありますが、地震が来なくても、核戦争がなくても、小惑星が衝突しなくても、氷河期が来なくても、大洪水で地表がなくならなくても、何もこの世に起きなくても・・・食べ物が完全になくなれば人は生きてはいけません

これは不思議でも何でもない生命の法則です。



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タグ:食糧危機

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