【これからの太陽活動】 の記事一覧

2014年06月20日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




太陽と社会混乱 : 直近2年半の中で最も強い太陽黒点活動だった時に起きていたウクライナ紛争、タイのクーデター、イラクへのISILの侵攻。あるいは、セウォウル号の沈没とマレーシア機の消息不明




チジェフスキーは、地球上のあらゆる生物の発達は、太陽宇宙因子の直接的影響下に進んだものであり、人類もその例外ではないと考えた。彼は、戦争や革命など人間の不穏状態に関する徴候、あるいは「大衆の興奮も太陽の周期に従っている」とした。(嶋中雄二『太陽活動と景気』より)



最近で最も太陽フレアの活動が活発だった6月15日の2つの太陽黒点群

2087-2092.gif

Spaceweather より。


先日、

太陽はサイクル24最後の巨大活動に入るのか
 2014年06月14日

という記事を書かせていただいたのですが、上の写真はその翌日、 フランスのアマチュア天文家が地球から撮影した太陽表面の様子です。黒点のサイズの比較のために地球の大きさを表示しています。

上にはふたつの太陽黒点群が収められていますが、下の赤い丸で囲んだそれぞれの黒点群2087と2092とに対応しています。

sun-06-16.gif


それにしても、地球からアマチュア天文家の人たちが撮影する太陽の写真というのは、 NASA の太陽観測衛星などが撮影する太陽の映像などよりも、なぜか迫力を感じます。

混沌としたエネルギーの渦というのか動きというのか、そういうものが妙にリアルに感じられます。

ところで、冒頭にリンクしました先日の太陽の記事に書きましたように、6月18日頃まで、太陽活動が非常に活発で、6月 10日から 6月 11日には、「 24時間内に3回連続でXフレアを放出した」ということもありました。

x-3-3.jpg

▲ 上の記事より。オリジナルの写真は NASA ニュースより。


最近はかなり激しい太陽活動が続いていたことは、「感覚的」にはわかるのですが、「実際のところは本当に太陽活動は強かったのかどうか」ということを調べてみるために、ここ2年間ほどの毎日の黒点数から見てみました。






今年2月頃から強い活動が続いていたことが NOAA のデータで明らかに

下の表は、2012年 12月 29日から 2014年 6月 17日までの、「毎日の黒点数」です。つまり、約2年6ヶ月分ほどの毎日の黒点の推移です。これは NICT (独立行政法人 情報通信研究機構)のウェブサイトにあるものですが、数値はアメリカ海洋大気庁( NOAA )の集計によるものです。

特に、黒点の多い日を拡大しました。

sunspot-2014-06-17.gif

▲ NICT NOAA Sunspot Number より。

色分けに関しては、

・ 40 個以下は青
・ 40 - 80 個は緑
・ 80 - 120 個は黄色
・ 120 個以上は赤


となっています。

つまり、「赤」の時が最も黒点の多い状態の日であることを示しています。

この色分けだけで見ると、わりと一目瞭然で、2013年の 10月頃から少しずつ「赤」の時、すなわち、「太陽活動が強く」なってきたことがわかり、特に、今年2月以降は、多くの日で「真っ赤な状態が続いていた」ということもわかります。


やはり、今年の2月から最近までは、実際に太陽活動は強かったようです。


前回の記事の時には黒点数が「 276個」にまで急激に増えたことを記事にしていますが、上の表にある通り、これは、2014年 4月 18日の「 296個」、2013年 11月 17日の「 282個」に続いて3番目くらいにあたるものでした。

・・・と図を作成した後になって、2月の終わりに「 279個」という日があったのを発見してしまい、4番目ということになることに今気づきました(苦笑)。いずれにしても、6月の中旬頃まで、ここ2年半の中でも特に黒点の多い時期だったということでご容赦願いたいと思います。





社会は黒点数に連動したか?

そして、前記事では、

「黒点数の増加というのは、人間の興奮度や暴力行為の増加と比例する」


という、ロシアのアレクサンドル・チジェフスキー博士らが見出したデータのことにもふれたりしていました。

sun-human-2014-fb4cd.gif

▲ ロシアのアレクサンドル・チジェフスキー博士の 1922年の論文にある「太陽黒点数と戦争や社会暴動の変化」のグラフより。


この「人間と太陽活動の関係」については、過去記事、

太陽と暴動。そして、太陽と戦争
 2014年03月04日

に、日本やロシアを含めて、過去に世界中の科学者たちによっておこなわれた「太陽活動と人間生理の相関関係についての研究」について書いていますので、ご参考いただれば幸いです。


さて・・・過去に「太陽活動と人間の身体や精神活動、あるいは社会活動に関係がある」という多くの研究結果があるということは、気になるのは、

今回の、特別に太陽黒点が多い期間が続いた時に社会ではどんなことがあったのか


ということです。
そのことにはどうしても興味が湧きます。

なぜなら、特別に黒点が多かったこの 2014年の2月からの時期が、もし「単なる穏やかで何もなかった日々」だったのなら、チジェフスキー博士たちや、日本の偉大な血液学者の高田蒔教授たちの研究は単なる偶然で、現実の社会には太陽は何の影響も与えないということになってしまうからです。

それで、「黒点が特に多い期間に起きた出来事」がどのようなものだったのかを、まあ、 2014年 - Wikipedia から調べたものに、いくつかの印象的な報道を付け足した程度のものですけれど、調べてみました。

まずは、今年、最もまとまった期間に長く太陽黒点が多い状態が続いたのは、

2月1日 から 4月6日までの間

でした。

この期間は、下のようにほぼ真っ赤の状態、つまり、連日、大変黒点が多かったという時期に当たります。

2-1-4-6.gif


2月1日から 4月6日前後までの間に起きた社会的事件

2月2日 - タイ下院総選挙で、最大野党民主党が選挙をボイコット。

2月21日 - ウクライナで続いていた反政府デモにより77人の死者が出ていた問題について、ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ・ウクライナ大統領と野党3党の代表者が合意文書に署名し、同大統領の政敵だったユーリヤ・ティモシェンコ元首相の釈放を可能にする法改正案を可決。翌日、デモ隊が大統領府を封鎖、議会は同大統領を解任。多数の市民を殺害した容疑で、ヤヌコーヴィチ元大統領と側近を指名手配(2014年ウクライナ騒乱)。

3月1日 - 中国の雲南省昆明市の昆明駅前で無差別殺傷事件発生。少なくとも29人が死亡、140人以上が負傷。

3月8日 - マレーシア航空の旅客機370便(乗客乗員239人)がタイ湾のトーチュー島付近で消息を絶つ。

3月18日 - ロシアのプーチン大統領がクリミア自治共和国の編入を表明。(2014年クリミア危機

3月18日 - 中国と台湾の間に結ばれたサービス貿易協定に反対する学生が台湾国会である立法院を占拠。

3月26日 - 北朝鮮、中距離弾道ミサイル「ノドン」2発を日本海に向け発射。




というようなことがありました。
簡単に書けば、

・タイの政治的動乱の始まり
・ウクライナ騒乱の始まり
・中国のテロの連続の始まり
・マレーシア機の消失
・台湾で学生による国会の選挙


というようことが起きていたのがこの時期でした。

まあ、そこそこ大きいといえば大きな出来事ですが、さらに進めます。


4月7日から、いったん太陽黒点の数は減ります。そして、その後、4月 15日から黒点数は急激に増え始め、 4月 22日までの間、太陽黒点は非常に多い状態が続きました。

415-422.gif


4月15日から 4月22日前後までの間に起きた社会的事件

4月16日 - 韓国の珍島沖で、仁川港から済州島へ向け航行していた旅客船「セウォル号」が沈没、死傷者を出す海難事故が発生。(2014年韓国フェリー転覆事故

4月14日 - ナイジェリア生徒拉致事件。2014年4月の14日から15日にかけて、ボルノ州の中学校からイスラム武装勢力「ボコ・ハラム」によって、女子生徒が大量に拉致された。




韓国のフェリー沈没と、ナイジェリアの女子生徒の数百人の拉致事件などが起きています。
どちらもそれぞれの国で、「過去最大級の事故や誘拐事件」でした。

そして、その後は 4月 23日から黒点の少ない状態が比較的長い期間続きます。

次に黒点が「急増」したのは、5月 8日から 5月 21日の間でした。

58-521.gif



5月8日から 5月21日前後までの間に起きた社会的事件

5月14日 - ベトナムで、南沙諸島での石油採掘を巡り同国と衝突している中華人民共和国に反対するデモにより死者発生。

5月20日 - タイ王国陸軍、同国全土に戒厳令発令。

5月22日 - タイ軍がクーデターを宣言。憲法を停止。




ベトナムと中国の問題が発生し、タイがクーデターにより軍事政権となった時がこの時でした。

その後、半月近く、太陽黒点の少ない状態が続き、次に突然急上昇を始めたのは、6月 6日から 6月 14日頃にかけてでした。前回の太陽の記事を書いた頃です。

66-614.gif



狂気の軍事集団ISISの登場

ところで、この時期に起きたことで、最も印象深く、そして現在も世界はそれで揺れているといえることが下の一連の事件です。

isis-01.jpg

▲ インターナショナル・ビジネス・タイムズ「イラクで治安悪化、過激派組織ISISとは? アルカイダより勢力を強化」より。


この ISIS (日本語では「イラク・シリア・イスラム国」と表記されていますすが、英語の表記は、Islamic State in Iraq and the Levant で、ISIL という表記が近いと思われます。日本語の直訳では、「イラク・レバント・イスラム国」)が、対立する兵士「1700人を処刑した」と発表したのが 6月14日でした。


イラク、ISISとの戦闘激化 ネットには「処刑」写真
朝日新聞デジタル 2014.06.17

イラク北部で勢力を広げるアルカイダ系武装組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」は14日、政府軍兵士を処刑したとする数十枚の写真をネット上に公開。

ISISは同じ宗派であるイスラム教スンニ派の兵士は解放する一方、対立するシーア派を「1700人処刑した」と主張している。




この ISIS というものについては、上のインターナショナル・ビジネス・タイムズの記事に比較的わかりやすく書かれています。

朝日新聞には「アルカイダ系」とありますが、アルカイダと ISIS は今年2月に分裂していて、そして、 ISIS はアルカイダなどとは比較にもならない「残虐性」と「異常性」を持っているとしか思えない行動の数々を実行、そして発表しています。

最近では、イラクで虐殺を繰り返していて、数日前には、道路で車から「無差別に一般の人々の車や人を銃を撃ちまくる」といった「狂気の動画」もアップされていたりします。音楽を流しながら、一般市民を次々と撃ち殺していくという、あまりにもひどい状況の動画で、私でも気分が悪くなったほどですのでリンクはしないですが、次第にこのような動画も「宣伝的」に、さらに今後アップされていくような気がします。

いずれにしても、 ISIS は希にみる「狂気的な軍事集団」に間違いないです。

そして資金力もあるという・・・なんというか、こう・・・「アルマゲドンを引き連れてくる雰囲気を漂わせている軍団」と思わざるを得ない面さえあります。

全然関係ないですが、先日、


「午年午月午日午刻に伊勢神宮外宮で月次祭−神宮の杜の上空で太陽に輪」
伊勢志摩経済新聞 2014.06.16

ise.jpg

2014年6月16日正午12時は、皇紀2674(平成26)年旧暦の5月19日12時で、午(うま)年午月午日午刻。ちょうどその時間に「月次祭」が行われていた伊勢神宮外宮上空で、太陽の周りに虹の輪ができたように見える自然現象「暈(かさ、ハロ)」が観測された。



というニュースがありました。

「午(うま)が4つ」といえば・・・過去記事「光の十字架に関する2つの話」など、いくつかの記事に出てくる「ヨハネの黙示録」に出てくる4人の騎士が「4頭の馬」に乗ってやってくることなどを思い出します。

apocalypse_vasnetsov.jpg


・1人目 白い馬(支配を得る)
・2人目 赤い馬(地上の人間に戦争を起こさせる役目)
・3人目 黒い馬(地上に飢饉をもたらす役目)
・4人目 青白い馬(疫病や野獣をもちいて、地上の人間を死に至らしめる役目)


4人目の騎士は、「ハーデス」という名のギリシア神話の死者の国の神様を連れてくるのだそう。この神様は、ゼウス、ポセイドンに次ぐ実力を持つ「もうひとりの実力者」ということで、まさにアナザーゴッド・ハーデス・・・。


ちよっと話が混乱しましたが、いずれにしても、ISISの登場はとにかく、アルマゲドン的であるというようなイメージはあります。

他には、以下のようなことがありました。


6月6日から 6月14日前後までの間に起きた社会的事件

6月8日 - パキスタン・カラチのジンナー国際空港をタリバンが襲撃、タリバン戦闘員10人を含む29人が死亡。

6月15日 - ケニアで、W杯観戦会場などが襲撃。50人死亡(読売新聞)。




というようなことが起きています。

これらが太陽黒点と連動しているかどうかをデータだけで見たところでどうなるものでもないですが、この数年でもあまり見られなかったような「暴力」、「紛争」、「革命」、「暴動」、「大量死」が、世界の各地で起きていることは確かのようです。

いつまで太陽活動が高い状態が続くのかはわかりませんが、結果としてみれば、この数ヶ月は、高い黒点活動の中で、「暴力的な世界」が出現してしまっていたという事実があったようです。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年06月14日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





sun-2014-06-13-top.gif

▲ 写真は、 スペースウェザー より。黒点数は、NICT 黒点情報より。


先月、

歴史的に弱い活動のままピークを迎えた太陽活動サイクル24の中、大洪水がボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の悪夢の記憶を呼び覚ます
 2014年05月21日

という記事の後半に「太陽活動サイクル24はどうやら、弱いながらもその最頂点に達したようです」という小見出しのセクションがあります。

現在の太陽活動周期(サイクル24)について、アメリカ海洋大気庁( NOAA )の太陽周期の専門家が、

「太陽活動の最大期に達したと思われる」

と発表したことにふれたものでした。

もともとサイクル24は、歴史的に弱い太陽活動周期だったのですけれど、今後は数ヶ月をかけて、さらに次第にその活動を弱くしていく、ということになる可能性が高いことを書いたのですが、しかし、太陽も、

「そう簡単には引き下がらない」

という意固地な面があるそうでして、上に載せましたように、ここ数日でどんどん黒点数を増やしていきまして、そして、最新のデータでは、「1日のうちに 80 個も黒点が増加」という急激な増加を見せています。

6月に入ってからの黒点の増加ぶり

sunspot-2014-06-13.gif

NICT 黒点情報より。


そして、6月10日には、最近では大変に珍しい、あるいは「サイクル24では記憶にない」ような気がするのですが、

24時間の間に3回、Xクラスの太陽フレアを噴出した

という出来事がありました。

6月10日から11日ににかけてのことです。


2014年6月10日から11日にかけて3回連続したXフレア

x-3.jpg

▲ NASA ニュースリリース Sun Emits 3 X-class Flares in 2 Days より。



X2程度の太陽フレアは、確か強い太陽フレアではあっても、地球に直接的な脅威となるようなエネルギーを持つほどのものではないですが、24時間程度のうちで3度も放出されたとなりますと、この時のXフレアが、「すべて地球に向いて放出されていた場合」は、地磁気活動の乱れや、あるいは、人体などに対してのものも含めて、何らかの影響はあったと思われます。

しかし、発生したのは大体下のあたりで、すべて地球の方向には向いていませんでした。ですので、地球にはほとんど影響はなかったと思われます。

solar-flare-2014-06-10.jpg





この太陽状況の下、様々なことが穏やかに進めばいいのですが

そして、過去何度か記事にしていますようえ、結局、


「黒点数の増加というのは、人間の興奮度や暴力行為の増加と比例する」


ということが、過去の科学的研究で、比較的明らかになっているわけではあります。

sun-human-2014.gif

▲ 過去記事「歴史的に弱い活動のままピークを迎えた太陽活動サイクル24の中、大洪水がボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の悪夢の記憶を呼び覚ます」より、ロシアのアレクサンドル・チジェフスキー博士の 1922年の論文にある「太陽黒点数と戦争や社会暴動の変化」のグラフ。


そういう面から、上に載せまた「黒点の数の推移」の表を見てみますと、「 6月 5日から 6月 13日にかけての増加が著しい」わけで、そのあたりの世界情勢を思い出してみると・・・。

sunspot-0601-06-13.gif


この1週間ほど・・・。いやまあ、それ以前もいろいろとありましたけれど、紛争地での「激しさ」の増加が目につきます。

以下はすべて日本語の報道ですので、詳細についてはリンクからお読みになられていただきたいとして、見出しだけでも、「各地で熱くなっている状態」が何となく見てとれそうな感じはします。

iraq-01.gif

▲ 2014年6月14日の朝日新聞デジタル「イラク、国家分裂の危機 クルド地域政府が油田掌握」より。



iraq-02.gif

▲ 2014年6月13日の朝日新聞デジタル「オバマ大統領、イラクへの空爆も排除しない考え」より。



ウクライナ軍機撃墜で49人死亡 搭乗の兵員ら
msn産経ニュース 2014.06.14

ウクライナ国防省当局者は14日、東部ルガンスク近郊のウクライナ軍輸送機撃墜で、搭乗していた兵員ら49人が死亡したと述べた。ロイター通信が報じた。



russia-usa-friendship.gif

▲ 2014年6月13日のロシアの声「ロシアの戦略爆撃機 米国の海岸線近くに再び現れる」より。

そして、ウクライナ情勢も、さらに穏やかではなくなってきている感じもあります。






例外的に熱くなっていない場所を見て思うこと

いろいろな場所で、人々が興奮に突き進み、あるいは、「熱く」なっていっている状態の多い中で数少ない地域として、「人々がまったくアツくなっていない場所」があるようです。

それは下の国です。

brazil-2014-06-13.gif

▲ 2014年6月13日のジェイスポーツ「ワールドカップ開幕前、ブラジル国内がまったく盛り上がっていない」より。


これはスポーツメディアですが、上の記事によりますと、


こちらに着いての一番の驚きは、ワールドカップがまったく盛り上がっていないことだった。

たとえば、普通、こういう大会があると空港には盛大に歓迎の飾りつけがなされていて、市内までの道路の両側には参加各国の国旗が翻っているものである。そして、地下鉄の駅にも、街の商店にもワールドカップ関連のグッズが溢れているはずだ。だが、ここにはそういうものが一切ないのだ。




とあり、記者の方がこのことにショックを受けたことが書かれてありました。

先月、

ディストピアをユートピアに向けることはもう無理なのか、それともどこかにかすかな希望はあるのだろうか
 2014年05月30日

という記事でも書きましたが、ブラジルは過去最悪の干ばつに苦しめられている上に、貧困層の増大で、「食べられない子どもたちが多くいるのに、サッカーどころではない」と思う人々があまりにも多く、世界で最もサッカーを愛していた国民のひとつであったブラジル人の多くの人々が自国のワールドカップに背を向けてしまったという現状があるようです。

しかし、一方で、世界中には多くのサッカーファンがいるのも事実ですし、その人たちにとってみれば、「ブラジルの貧困も確かに問題だが、自分たちの楽しみも重要なことだ」という意見も否定はできない。

難しいことだと思います。

ブラジルでご飯を食べられない子どもたちのように、あるいは、他のさまざまな場所の、いろいろな人たちのいろいろな苦しみは苦しみとして存在する。しかし、楽しめる人たちの楽しみを否定するようなことは、それはそれで良くないことも事実。

本当に難しいです。

これらの「世界のアンバランス」は結局どうにかなるのかというと、多分、現状ではどうにもならない。

それが今の世の中の姿のひとつだということを素直に認めてから、謙虚に「自分は何ができるか」ということを考えることも悪くはないのかもしれません。

話がそれましたが、今回の本題は太陽でした。

今の太陽は「サイクル24の最後の巨大活動」をしようとしている感じも見せているわけでして、それと連動する今後の世界情勢も気になります。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年05月21日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。






知識とは何のためのものか

本題とは関係ない話ですけれど、この何年は In Deep などで記事を書く時に知らないことを調べたりすることが多くて、多分、人生で一番勉強していたような数年だったと思います。

それでまあ、「知識を入れるのは悪いことではないよね」と何となくですが、そのように思っていたりもしたのですが、

人工 DNA から生命が作られる物質科学の時代に考え直したい 100年前にシュタイナーが唱えた「人類が高次へ移行する方法」
 2014年05月12日

という記事あたりから、たまにふれているシュタイナーの『いかにして高次の世界を認識するか』という本の中に「神秘学の基本原則」ということが書かれてあります。

基本原則というのですから大事なことだと思うのですが、それは以下のようなものでした。


神秘学の基本原則

自分自身の知識を豊かなものにし、自己の内面に宝物をため込むために求める認識はすべて、あなたを正しい道から逸脱させます。一方、みずから気高い存在となり、世界の進化と歩調をあわせて成熟するために求める認識は、あなたを前進させます。

理想とならないような理念はすべて、あなたの魂の力を殺します。また、理想となるような理念はすべて、あなたのなかに生きる力を生み出します。




これはつまり、

自分自身の知識を豊かなものにして、知識を自分の中にためるために求める認識


は、

その人を正しい道から逸脱させる


と書かれているわけなのですね。
知識をためていくことは良くない」と。

つまり、ただ知識を自分の中に蓄えていくだけに価値を見いだすことは、むしろ真実からどんどん遠くなると。

自分が得た知識が、上のシュタイナーでいうところの「世界の進化と歩調をあわせて成熟するために求める認識」となるものかどうかということが大事なようです。知識そのものだけでは何の意味もないどころか、それは人を後退させるものとなってしまうものでもあるようです。

とはいっても、私の場合、もともとがあまりにも何も知らない人でしたので、まだまだ知りたいことはたくさんありますけれども、「世界の進化と歩調をあわせて成熟するために」かどうかは定かではないです。

今日は最近記事にしたことのその後などを少し書いておきたいと思います。





ボスニアの洪水で蘇る「ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争」の悪夢

先日の記事、

セルビアで起きた史上最悪の洪水で思い出す「黙示録的な洪水の連続」の時代
 2014年05月17日

では、ボスニアとセルビアを中心としたバルカン半島での壮絶な大洪水について記しましたが、その後、下のように数十名の死者を出す被害となっしまい、被災者は 100万人に達してします。

afp-bosnia.jpg

▲ 2014年5月19日の AFP 「セルビアとボスニアの洪水、死者44人に」より。


下の動画は、避難したセルビアの住人がボートから撮影した風景です。どこの町か記されていないのですが、これは 5月 17日の光景で、翌日から今度は隣国ボスニアに被害が広がっていきます。

セルビアの洪水 2014年5月17日




完全に町が水没している様子がわかりますが、なぜかこのボート上の人たちは意外と穏やかで、若い女性などは笑顔も見せています。まあ、ここまでの洪水だと、どうしようもないですし、逃げられただけよかったというようなこともあるのかもしれません。


さて、しかし、今回の洪水、「水が引いて終わり」ということにはならなそうで、経済的な問題もですが、さらに非常に良くない状態に陥る可能性があるのです。それは、この大洪水により、「ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の地雷」が大量に流出している可能性が高いことにあります。

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争は、ユーゴスラビアから独立したボスニア・ヘルツェゴビナで 1992年から 1995年まで続いた内戦ですが、これは私が生まれてからの時代の中で起きた戦争の中で、最も嫌悪感を今でも抱く戦争のひとつです。

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争のことを書くのが目的ではないですが、この戦争の最も嫌悪感のある部分というは何かというと、この内戦は「民族同士の戦い」だったのですが、「民族浄化」ということをさかんにおこなったことでした。

Wikipedia には、


「民族浄化」は、異民族に対する各種の嫌がらせや差別的な待遇、武器の没収、資産の強制接収、家屋への侵入と略奪、見せしめ的な殺人などによって、その地域の異民族が退去せざるを得ない状況に追いやる方法や、強制追放、強制収容、あるいは大量虐殺によって物理的に異民族を地域から取り除く方法がとられた。



とありますが、最もいやな感じが残ったのは、「敵の民族の女性に自分の民族の子どもを強制出産させる」ということを組織的にお互い繰り返したという、ちょっと近代史でもあまり見ることのないような非人間的なおこないが行われました。

強制出産ということがどういうことかを文字で説明する必要はないと思いますが、今でもその当時の悪夢に苛まれている現地の女性はたくさんいるはずです。

そして、この内戦でも「地雷」が多く使われたのですが、今回の洪水で、それが流されてしまったということと、戦後に「地雷原」を示すために多くの場所に設置されていた「地雷原を示す看板」も多く流されてしまったかもしれないのです。

つまり、「地雷原の場所もわからなくなってしまったところも多い」ということなのです。

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争での地雷原を示すマーク

Landmine_warning_sign_in_BiH.jpg

Land mine contamination in Bosnia and Herzegovina より。全土のいたるところに、このように木や壁などに貼られている他、看板として建てられています。


ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が「終わってから」の 1996年からどれだけ地雷で被害が出ているかの表が、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の地雷に関して書かれている英語版の Wikipeia にあります。英語の部分を日本語に換えています。

mine-bosnia.gif

Land mine contamination in Bosnia and Herzegovina より。


このように、地雷は、内戦終結後も 500人以上の命を奪っていて、地雷での事故の総数は 1700以上となっているのです。戦後、特定された地雷原をに上の地雷原マークを少しずつ設置していったのですが、それでも、地雷の被害はつい最近まで起き続けています。

その中でボスニアは今回の大洪水に見舞われました。

5月20日の CNN の記事には以下のように記されていました。


バルカン半島のボスニア・ヘルツェゴビナとセルビアを襲った洪水で、20日までに26人の死亡が確認された。さらに、内戦時代に埋められた地雷が洪水や土砂崩れで流され、住民や救助隊員が危険にさらされている。

内戦時代に埋められたまま除去されていなかった地雷の一部が土砂崩れによって移動し、新たな不安要因となっている。ボスニアのバキル・イゼトベゴビッチ大統領はCNNの取材に対し、「地雷原がどうなったのか正確には分からない」と述べ、地雷も警告の看板も洪水で流されてしまったようだと話している。




地雷は手榴弾などと同じく密閉されているため、耐水性があり、洪水で流されても兵器としての機能が失われることはありません。

ちなみに、今のボスニアにはどのくらいの数の地雷が残されているのかというと、上の英語版 Wikipedia によりますと、


ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が終結した 1996年までにボスニア全土に 約 200万個の地雷が仕掛けられた。2008年末までに回収した地雷の数は 22万個になる。



ということで、今でも 180万個くらいの地雷がボスニアに存在しているということのようです。

地雷原の特定もそれなりに進んでいたはずですが、その看板の多くも流されてしまったということで、ボスニアではまた地雷探しを最初から始めなければならないことになってしまったようです。

そして、地雷原以外の予期せぬ場所で、洪水によって流された地雷の被害が起きることも、ほぼ現実のものとなっています。





タイの「クーデター」を歓迎する市民たち

昨日の記事にいたしました、

戒厳令下の微笑みの国 : タイで発生した事実上のクーデター。そして北緯33度線でのクーデターの双方の今後
 2014年05月20日

でのタイなのですが、「戒厳令2日目」のタイの首都バンコクでは、下のように、兵士たちと記念撮影をする人たちが続出しているようです(笑)。

thai-coup-day2.jpg

▲ 2014年5月21日の newsclip 「国家システム崩壊の危機 タイ軍介入に歓迎ムード」より。

上の newsclip には、


タイは過去数十年、こうした危機に直面した際に、プミポン国王の圧倒的権威で安定を保ってきた。

しかし、国王は86歳と高齢で、健康面の不安もある。国家機構の脆弱性が露呈した今、国王以外に事態収拾に動けるのは軍だけという現実があった。




ということで、今後どうなるのかはわからないですが、タイの人たちの上のようなお気楽記念写真の風景を見て、「ああ、やっぱりタイはタイだなあ」と、昔よく行っていた頃を懐かしく思い出します。





太陽活動「サイクル24」はどうやら、弱いながらもその最頂点に達したようです

タイなどで見られるような「人間による社会混乱」が、太陽活動と関係するということは、

太陽と暴動。そして、太陽と戦争
 2014年03月04日

など、これまで何度も書いてきたことではありますけれど、現在、世界がやや混沌としているのも、太陽活動が(弱いながらも)最大期であることと関係はあるとは思います。

sun-human-2014.gif

▲ 上の記事より、ロシアのアレクサンドル・チジェフスキー博士の 1922年の論文にある「太陽黒点数と戦争や社会暴動の変化」のグラフ。


今後の太陽活動が「大きくなる」のであれば、混乱はまだ世界各地で続くでしょうし、「小さくなっていく」のではあれば、まあ、世界の混乱が消えるわけはないにしても、多少は沈静化する可能性はあるかもしれません。

そして、その太陽活動。

現在は、サイクル24という太陽活動の活動最大期に向かっていたのですが、昨日、アメリカ海洋大気庁( NOAA )の太陽周期の専門家ダグ・ビーセッカー( Doug Biesecker )という方が、

「現在、太陽活動の最大期に達したと思われる」

と発表しました。

over-cycle24.gif

▲ 2014年5月20日の Spaceweather SOLAR 'MINI-MAX'より。

上の赤い線が現在のサイクル24の太陽活動の活動の推移の状況で、他の線は、過去の太陽活動の状況です。これを見ても、サイクル24が弱い活動でうったことがわかります。

これに関しては、昨年の記事、

太陽活動が「過去200年で最も弱い」ことが確定しつつある中で太陽活動は復活するか
 2013年10月21日

に載せた表でも、現在の太陽活動が過去何百年の間でも非常に弱いものだったことがわかるグラフを載せたことがあります。

ss-1-24-com-3.gif

▲ 上の記事より。


今回の太陽活動は過去数百年でも際だって弱い太陽活動でしたが、NOAA の専門家の言葉を信じれば、その活動のピークが今終わろうとしているようです。そして、これから数ヶ月から1年くらいかけて、次第に弱くなっていくということになります。

ですので、この半年から1年くらいを乗り切れば、その後に世界を巻き込むような大戦や内戦や暴動は起きないようにも思います。逆にいえば、この半年から1年くらいの間はまだまだカオスは終わらないかもしれません。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年04月22日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





子どもの体調が良くない状態が続いているんですが、深刻ではなくとも、子どもが苦しむ姿を見るのが自分にとって最もつらい状態のひとつであることを、子どもができてから学んだということを思い出します。

今、世界ではいろいろと「子どもがターゲット」の病気が流行していて、報道を見るたびにドキッとします。

ベトナムでは、「はしか」(麻疹)が流行していて、7000人以上が感染して、100人以上の子どもがなくなっています。

vietnam-measles.gif

▲ 2014年4月16日のラジオ・フリー・アジア At Least 108 Children Dead in Measles Flare-Up in Vietnam より。


上の報道は6日前のものですので、今はもっと増えているのかもしれません。

子どもに関係した事故や病気の報道を見ると、韓国の事故もそうですが、親の気持ちに感情移入すると、壮絶に暗澹とした気分となるので、なるべく客観的に見るように心がけています。それでも、「せめて大人だけ殺ってくれ」と、本当に神様にお祈りしたくなったりもします。

そんな願いは聞いてくれないこの世の中ですけれど。

そういえば、事故に関しては今は気をつけるべき時かもしれません。





交通事故や産業事故と相関する太陽黒点数

先日の記事、

太陽による終末なんて来ないさ・・・。と呟きつつ、どのご家庭にもある「最高の磁気嵐保護ボックス」の存在に気づきましたのでご報告いたします
 2014年04月20日

において、最近、急激に太陽黒点が多くなっていることについて少しふれました。

sunspot-2014-04-17-3.gif

▲ 2014年4月18日の Spaceweather より。


その後、黒点の数は徐々に減ってきていますけれど、最近の、やや異常にも見えるような交通事故や産業事故のニュースなど見ていて、過去記事で何度も取り上げさせていただいている『太陽活動と景気』の中にある下の記述を思い出したのでした。


ロシアのデヴァトフは、黒点の出現から2、3日間の自動車事故の件数が、黒点の少ないときの約4倍に達したと報告した。

日本の科学者たちも、 1966年 7月 1日から 15日までにおける半月間の日本の 10都市について自動車事故を集計、分析して、黒点の数が最大に達した 7月 7日に、事故件数も最大に達したと発表した。




というようなくだりで、続いて、


2人のドイツ人研究者、B・デュールとT・デュールは、50年ほど前に、黒点、磁気嵐オーロラといった太陽活動と人間の自殺との関係について、太陽活動が活発な日には自殺が約8パーセント増加することを見いだした。



とある下りです。

下の自殺のほうはともかく、交通事故については、他の研究でも、黒点の数の多い時は露骨に増えるようですので、まあ、何というか、交通事故は気をつけようのない部分もあるとはいえ、気をつけたいところです。

タイでは 4月 11日から 17日まで「ソンクラーン」という水かけ祭の連休だったのですが、その連休の1週間だけのあいだの交通事故死の数。

songkran.jpg

▲ 2014年4月21日の newsclip.be 「タイ、水かけ祭り連休中の交通事故死322人」より。


黒点が増えると交通事故が起こりやすくなるという理屈に関してもある程度はわかっていて、下も『太陽活動と景気』からの抜粋です。


イリノイ大学の電気工学及び生物物理学教授F・ダンとベル研究所のJ・グリーンは、超低周波( ELF )として知られる、ある種の強い電磁気による音波が、自動車事故の発生率を高める作用をもつことを見いだした。



そして、「太陽磁場エネルギーというのは、超低周波の領域にあるが、人間の波長もこの領域にある」のだそうで、つまり、人間の体も脳も太陽黒点に直接同調してしまうということのようです。特に、事故が増える場合は、

「脳に黒点からの磁場エネルギー(低周波)が直接作用している」

ことが原因だと思われます。

自分では気づかない興奮状態や、あるいは、「ミスをしやすい脳」になっているという感じなのでしょうかね。

さらに、『太陽活動の景気』には、


ドイツのR・ライターは、2年間にわたり 36万2000件の産業事故を分析し、 ELF の乱れた日に、 20〜28%事故が増加することを発見した。



という記述もあります。

自動車だけではなく、産業事故、海難事故、飛行機事故、なども増える傾向にあるようです。

先日の韓国のフェリー事故も、本当の原因はまだよくわからないとはいえ、操縦士たちの操縦もかなり大ざっぱだったこともわかっていますが、こういう人為的なミスによる事故も起きやすいといえる時のようです。

東京でも、連日地下鉄が止まっていたようですが、「ミス」でした。

地下鉄銀座線、連日の一時ストップ 工事ミスが原因
 朝日新聞デジタル 2014.04.21


福島原発の最近の事故の報道にも多くに「ミス」という文字が記載されています。

福島第1原発:4号機クレーン停止 原因は操作ミス
 毎日新聞 2014.03.27

福島第一 除染装置の汚染水漏れ 監視怠る単純ミス
 東京新聞 2014.04.19

上の東京新聞の記事には、


福島第一ではこれまでも単純ミスによるトラブルが何度も起きている。昨秋にはタンクの水位を把握しないまま満水のタンクに汚れた雨水を注入。作業器具の回収忘れや配管を間違えて外すなど、単純ミスが二週間に五回も続いた。どれも一般的な確認作業をしていれば防げたものばかりで、作業員の士気低下などが背景にあるとの指摘もある。 




と「作業員の士気低下」が原因のひとつとされていますが、「黒点の増加」も関係しているかもしれません。


・・・・・と書くと、「そんなこと関係あるわけないじゃん」と「本能的」に思う部分がある方も多いのではないと思います。


何より書いている私自身瞬間的に「本当かいね」と思いますもの。

これが「太陽生物学」の進展を妨げてきた最大の原因なのかもしれません。
自分たち自身が「人間と太陽との関係」を本能的に感じられなくなっている。
あるいは、「太陽にコントロールされている」と考えるのを嫌う。

古代の太陽神の存在を考えれば、古代の人々は感じていたであろう「太陽と人間の関係」を、もしかすると今の私たちは感じなくなっている。ただの空の明るい恒星としかとらえられなくなっているのかもしれません。

なので、太陽生物学は今後も(日本を含めた西欧社会では)発達しないものなのだろうという諦観があります。






HAARP は太陽になろうとしているのでは

ところで、上に、

「太陽磁場エネルギーというのは、超低周波の領域にあるが、人間の波長もこの領域にある」

という『太陽活動と景気』の文章を抜粋しています。

・太陽の磁場エネルギーは低周波
・人間が発信している波長も低周波


ということになるようなのですけれど、これで思い出したのが「高周波活性オーロラ調査プログラム」、いわゆる HAARP のことでした。

HAARP の実際の目的は現在にいたるまで曖昧なままですが、 HAARP 施設から発信される周波数が非常に低いという特徴があることは事実です。

5年くらい前の地球の記録の記事では、


HAARP のシグナルは、わずか 5Hz 程度の非常に低い周波数



ということを記していますが、この「低い周波数の特徴」としては、

A 遠くまで、しかも障害物に関係されにくく遠くまで影響する
B しかし、方向や指向性を持たせることが難しい


ということがあります。

あるいは、当時、 HAARP と地震の関係がよく言われていたのですが、やはり5年くらい前のこちらの記事では、地震と HAARP の相関関係を、

・2009年9月までのすべての地震から
・全世界の地震からマグニチュード6以上の地震をピックアップし
・HAARP の監視グラフに反応が強く出た時から 72時間以内の地震発生状況と照し合わせる


という条件での抽出データをとったことがあります。

その結果は、少なくともデータ上からは「HAARP と地震の発生に関係はない」ということがわりと明確に出たことがあります。

このことから、上の記事は、当時いわれていたように、つまり、 HAARP が特定の場所での地震の発生と関係していると考えることには無理があると気づいたというような記事でした。

しかし、それだけに HAARP に関しての謎というのか、興味はむしろ大きくなった感じもあります。





米国の大地はなぜ揺れたのか

2012年になってから、「不気味な音が響き渡り、大地が揺れる」という報告が世界中でなされるようになりました。

世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(2)
 2012年02月23日

という記事では、2012年 1月 19日に、米国ミシシッピ州で多くの人が「響きわたる不気味な音」を聞いたのですが、その中のひとりの人の証言に次のようなものがあります。

この人は音声エンジニアを仕事にしている人物で、音には詳しい人です。


問い:音はどこから聞こえていたと認識されていましたか?

「すべての方向から聞こえているように感じたんです。どの方向を見回しても、その方向から聞こえているという方向がわからないのです」。


問い:そのラッパの音は上(空)からも聞こえましたか?

「はい。しかし、上からだけではないのです、四方八方から聞こえるのです。左右上下全部から聞こえるのです」。





この記事で私は以下のように書いています。


これは低周波の発信器である HAARP を使えば、上のような「四方八方から聞こえる超低音」というのは作り出せそうです。行為自体が無意味そうですが、原理としてはできそう。



2012年頃からは、特にアメリカで、「マグニチュード0の体感地震」、つまり、地震として記録されていないのに、実際に揺れているという現象が相次ぎました。

マグニチュード「0」の揺れの正体: カリフォルニアでの轟音と振動を巡る思惑
 2012年03月02日

という記事で、そのことを書いています。

アメリカ地質調査所( USGS )には、「揺れが感じた市民からの報告をリアルタイム」で掲載する Did You Feel It? (揺れを感じましたか?)というページがあります。揺れた報告があった時には、それは普通は地震なのですが、たとえば、下のようなことが起きていました。

2012年2月28日現地時間15時03分の「揺れの報告 456件」

dy-cal-1.gif


その時間の該当地域の地震(マグニチュード 0.0)

dy-cal-2.gif


ということで、カッコの中に「ソニックブーム(軍用機通過などでの轟音)だったのか?」と書かれていますが、これは当時、ニュースで報道されるほど、多くの人々が「地震としての揺れ」を感じていたのでした。


そして、今回、久しぶりに HAARP を思い出して、「特別な目的地を作らない」という条件でなら、超低周波はこういうことに使えるのかもしれないなあ、とは当時思いました。

つまり、地震ではなく、「イヤな振動」のたぐいのもの。

しかし何のために? というのが今でもわからないですが。


ちなみに、 HAARP の当初目的は、

1975年のジュネーブ軍縮会議で米ソが発表した「人工洪水攻撃、人工地震攻撃、極地の氷の融解攻撃、オゾン層破壊攻撃の禁止」の新聞記事を見て5年ぶりに記憶に蘇ること
 2014年02月19日

という記事に書きました、 1994年に米国のアース・アイランド・ジャーナル誌( Earth Island Journal )が、独自で入手したアメリカの空軍と海軍の文書によりますと、計画の最終目的として

「 1000キロメートル広範囲にわたって、電離層を大きく変化させること」

だとしています。

それによって、敵国の通信能力を妨害しながら、アメリカの防衛通信手段を無傷で残しておくことにあると。最初はそのような目的が主だったようですが、その後、20年で様々に変化しているということもあるのかもしれません。


それにしても・・・たとえば、2011年の時点で下のように全世界に HAARP 施設は 20以上あります。

haarp-map.gif

▲ 2012年2月2日の過去記事「地球の中心部から異常なエネルギーが噴出しているという報告」より。
 2012年02月02日

これだけの数があれば、かなりの広範囲に「低周波」を響き渡らせることができるわけで、最初のほうに書きました、「超低周波の領域にある太陽磁場エネルギー」を人為的に作り出すという試みができてしまうのかもしれない・・・とか。

これはつまり、

「人間が太陽活動に介入する」

あるいは、

「太陽活動と同じ働きを作り出す」

というようなこともできるのかもしれないと、ふと思ったのでした。

人間の精神と肉体をコントロールする太陽の役割にとってかわろうとしている(あるいはそうしたい)人たち・・・あるいは人ではなくともいいですが、そういう者の存在などが、もしかしたらあるのかもしれないと思ったり。

神=太陽に代わるものになりたいと思う者たちの存在が。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年04月20日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





m7_flare-2014-04-18.jpg

▲ 4月18日に発生した太陽フレア。規模は M7.3 と、最近では大きなものでした。地球に対してダイレクトな方向ではなかったですが、今日( 4月 20日)から明日あたりにかけて、地磁気に影響が出るとのこと。2014年4月18日の Spaceweather より。





数日で3倍以上に急激な増加を見せた黒点を見て

この数日、太陽活動が急速に大きくなっていたんですよ。

sunspot-2014-04-17.gif

▲ 2014年4月18日の Spaceweather より。


この「 296」という数も多いんですが、その増え方がかなり急速だったので、何となく気になり、毎日様子を見たりしていました。下の表で、黒点数が 80前後からほんの数日で 300近くまで急速に増えたことがおわかりかと思います。

sunspot-increase-2014-04-18.gif

▲ 赤で囲んだところが過去 10日間の黒点数の観測値。2014年4月19日の NICT 黒点情報より。


この 293という数の多さは、過去12ヶ月の平均値と比べていただいてもよろしいかと思います。

sunspot-past-12month.gif

▲ 赤で囲んだところが月平均の黒点数。 NICT 黒点情報より。


今年2月の平均値が 102.8 と過去1年では最も多いですが、4月18日の「黒点数 296 」は、その3倍ほどにも相当します。

このまま増え続けると、「何だかえらい感じ」になりそうですが、最近の太陽活動を見ていますと、このまま増え続けるというのではなく、また減っていくのだとは思います。

それにしても、いつからこの状態が続いてるのだか……。

太陽活動自体は弱いまま推移しているとはいえ、見た目は上のように活発そのもので、そして、ずっと今のような状態が続いているわけでもあります。要するに「何となく異常な感じ」は続いているわけで、ここで唐突に超巨大フレアが起きても、今ではあまり不思議な気はしません。

実際、3月の、

2012年 7月 23日に地球の文明は太陽によって「終末」を迎えていたかもしれなかった
 2014年03月21日

という記事に書きましたけれど、2012年 7月に「過去 200年で最も強いレベルの太陽フレア」が発生していたことが最近までの研究でわかったことが報道されました。

flare-2012-07-23.gif

▲ 2014年3月19日の 米国フォーブス Massive Solar Superstorm Narrowly Missed Blasting The Earth Back Into The Dark Ages より。


この時の太陽フレアは、発生した場所が地球にダイレクトには向いていなかったため、地球の「文明」は破壊を免れたのですけれど、少しのタイミングの違いがあれば、この時に地球の文明は壊滅状態と化していたかもしれなかったのでした。

2010年のアメリカ国立科学財団の「太陽嵐の想定外の脅威」という論文に記された以下の脅威が、その時に間近だったのです。


米国科学アカデミーのレポートによると、キャリントンのような嵐は現代に怒濤の悲劇を起こす引き金となる可能性があるかもしれない。

変圧器を含む相互接続された送電網の機能を破壊し、停電が(アメリカで)最大1億3000万人に影響し、それらによってサポートされている下水システム、そして、電子運輸機構を破壊し、また、システムの崩壊は、飲料水、食物、薬、および燃料の配信を止めてしまう。




私は昨年まで、その頃までの太陽活動の弱さに、すっかり「太陽活動はオワッタ」と思っていたのですが、実際には今に至るまで「全然終わっていない」というのが事実です。

それだけに、最近の「2014年4月は「現行世界システムの終末」の始まり?」という「終末」などという単語が出てくる記事の最初のセクションの見出しの、

「世界を破滅させる力はさまざまに存在していて」

というような言葉も思い出すのでした。その「さまざま」にはもともと「太陽からの脅威」もあったわけで、そして今、とのことを改めて思い直しています。

しばらくは太陽ウォッチングは重要な気がしています。

太陽が完全に活動を停止するまでは(そのほうがマズイじゃん)。

いやいや、完全に停止ではなく、太陽活動が極端に弱い極小期に入ることを確認するまで、ということですね。それまでは、まだまだ巨大な太陽フレアや巨大 CME (太陽コロナの放出)を念頭に置いておきたいと思うのでした。


ところで、太陽フレアというフレーズで、最近、ひとつ知ったことがありました。
電磁パルスから機器を保護する箱についてです。




ファラデーケージとしての冷蔵庫

2010年の記事ですので、ずいぶん以前のものですけれど、太陽フレアや、あるいは物騒ですが、電磁パルス攻撃などを受けた場合の通信手段の確保についての海外の記事を翻訳したことがありました。

太陽フレア等による電磁パルス(EMP)に見舞われた際の通信手段
 2010年12月13日

その時、

携帯やパソコンなどの「機器そのもの」を守る方法

として、「ファラデーケージ」と呼ばれる、電磁パルスなどから機器を守る「箱」のことについても記させていただいています。

fara3.jpg

▲ 海外記事の自作のファラデーケージ。 Faraday Cage より。


ファラデーケージという言葉自体は遮断箱といった感じの意味で、「遮断したいもの」によって、どんな材料で箱を作ればいいかというのは違っていまして、たとえば、身近な脅威として、

・電磁パルスを遮断したい → 鉄
・ガンマ線(核兵器やガンマ線バーストなど)を遮断したい → 鉛など


などというようなことになっていまして、太陽フレアの場合は「電磁パルス」ですので、この場合は、「鉄の箱」を用意する。あるいは自作するということになります。

上の記事にもありますが、巨大な太陽フレアの直撃が確定した時などに、電気的な機器を保護する方法としては、まず「電磁パルスのループを断つ」ということがあります。具体的には、

・懐中電灯、携帯電話、ノートパソコンから電池を抜く。
・電子機器のプラグをすべて壁のコンセントから抜く。


というような感じです。

そして、それらの機器を鉄の箱に入れると。

基本的に鉄なら何でもいいわけですが、この場合は厳密に鉄でなければいけないわけで、アルミなどの「鉄のようなもの」では効果はないのです。鉄を見分けるもっとも簡単な方法は「磁石がくっつくかどうか」で確かめることになるのですが、さて、話はここからです。




冷蔵庫も電子レンジも外壁は鉄だった

多くの方の冷蔵庫のドアにはいろいろとマグネットだとか、そういうものが貼られているものだと思いますが、私の自宅のもそのようになっています。最近は下のようなものもあるようで驚きます。

ipad-mg.jpg

サンワダイレクトより。


ここまでいかなくても、キッチンタイマーをつけたり、ホワイトボードみたいなものをつけていたりと、「冷蔵庫のドアの表面自体がツール」となっているご家庭は多いように思います。美観的には本当は何も貼りたくないのに、ひとつ、またひとつとマグネットがついていく・・・。

先日ふと、


「あれ? マグネットがつくってことは、冷蔵庫のドアは鉄?」


と思い、しかし、冷蔵庫はドアだけではなく、「全体に磁石がつく」ということにも気づきます。


「冷蔵庫って鉄の箱なの?」


Yahoo! 知恵袋に「なんで冷蔵庫の扉って磁石がくっつくようになってるんですか?」と、私と同じ疑問を投稿してくれていた人がいました。

答えは以下のようなものでした。


それは、外壁の素材が「鉄」だからです。



とのことで、やはり冷蔵庫は外壁が鉄で囲まれているようです。

では、なぜ、冷蔵庫の外壁が鉄なのか?


冷蔵庫の外壁には、断熱効果の高い材料が望まれる。つまり、周囲から熱を与えられたとき、それ自体の温度上昇が小さい材料である。これは、熱容量の大きい材料が良いことを示す。一方、内容量の観点から、冷蔵庫の外壁は薄いほど良い。



という条件に当てはまるものが「鉄」なんだそうです。
価格も安いですし、加工しやすいというのも理由だそう。

冷蔵庫という冷蔵庫は多分、ほぼすべて外壁が鉄で作られているようです。

ということはつまり・・・。

特にファラデーケージを用意しなくとも、冷蔵庫自体が巨大なファラデーケージだということに気づいた次第です。


地球に壊滅的な影響を与えるほどの太陽フレアの発生が確定したとしても、フレアの発生から磁気嵐の地球到達までは3日前後かかりますので、時間的な余裕は十分あります。

保護したい機器から電池、バッテリーなどを抜いて冷蔵庫に入れれば、ある程度の保護条件は満たすのではないかと思います。

他に、洗濯機や電子レンジも外壁は鉄だそうです。

ただし、洗濯機は上蓋が鉄ではないものが多そうですし、電子レンジも前面は強化ガラスなどの透明である作りが普通で、「全体が鉄に囲まれている」のは冷蔵庫、あるいは冷凍庫だけではないかと思います。

ちなみに、戦争などでの EMP 攻撃では、突然攻撃された場合は対処は間に合わないと思われるので、どうにもならないとは思います。





それから、太陽と月と星に徴が現れる


2014-2015-sun.gif

▲ 2014年4月16日の記事「赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった」より。


唐突ですが、聖書の「ルカによる福音書」に、以下のような下りがあります。


ルカによる福音書 21章 5 - 6節

ある人たちが、神殿が見事な石と奉納物で飾られていることを話していると、
イエスは言われた。

「あなたがたはこれらの物に見とれているが、一つの石も崩されずに他の石の上に残ることのない日が来る。」




「一つの石も崩されずに他の石の上に残ることのない」というのは難しい表現ですが、「物理的な接触なく神殿が破壊される」というような意味にも聞こえます。

そして、その後の25節から28節の有名な下りへと続きます。


ルカによる福音書 21章 25 - 28節

それから、太陽と月と星に徴が現れる。
地上では海がどよめき荒れ狂うので、諸国の民は、なすすべを知らず、不安に陥る。
人々は、この世界に何が起こるのかとおびえ、恐ろしさのあまり気を失うだろう。
天体が揺り動かされるからである。
そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。
このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい。
あなたがたの解放の時が近いからだ。」




今は、こちらの記事にありますように、2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」の期間に突入した時期でもあり、これで太陽にも「徴」が現れ始めると、いろいろな意味で、ざわめいた時代の始まりのようにも思います。

いや、ざわめいた時代はすでにもう始まっているようですが。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年03月24日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





long-duration-flare.gif

▲ 2014年3月23日の Spaceweather LONG-DURATION FLARE より。



普通ではなかった 3月 23日の太陽フレア

先日の、

2012年 7月 23日に地球の文明は太陽によって「終末」を迎えていたかもしれなかった
 2014年03月21日

という記事の最後のほうに「ついに登場した黒点群番号 2014」というセクションで、あくまで「ジンクス的な話」として、この今年と同じ通し番号がついた AR2014 という黒点群が何となく気になっていました。

ar2014.gif

▲ 上記の記事より。オリジナルは 2014年3月21日の Spaceweather より。


そうしましたら、昨日、この黒点群 2014が「異常な太陽フレア」を発生させたことがスペースウェザーに掲載されていました。

どんな点が異常だったかというと、今回の太陽フレア(太陽の表面爆発)は、Cクラスのフレアということで、本来なら極めて弱いクラスの太陽フレアでしかないはずだったのですが、「何時間も何時間も爆発が持続し続けて、結果的に強い太陽フレアと同じほどのエネルギーを放出し続けた」というものだったようです。

上に貼ったたのがその記事ですが、内容をご紹介します。


LONG-DURATION FLARE
Spaceweather 2014.03.23

長く持続したフレア

3月 23日 03:30頃から、黒点群 2014の磁気の張り出し部分が不安定となり、爆発が起きた。そして、黒点群 2014は長時間にわたって、Cクラスの太陽フレアを発生し続けた。

通常ならCクラスの太陽フレアは極めて軽微であると考えられるものだが、このフレアは非常に長い時間(何と数時間)に渡り、エネルギーの放出を続けた結果、本来のCクラスよりはるかに強力な太陽フレアと同等のエネルギーを噴出したことになった。

長時間の太陽フレアは通常、 CME (太陽からのコロナの放出)を伴うが今回のフレアも例外ではなかった。

NASA の太陽観測衛星 SOHO は太陽から噴出された CME の雲を記録した。

この CME は、地球方向に向けて広がっているように見える。その場合、フレアの発生から3日以内に地球に到達する可能性がある。




ということで、影響が出るのは、日本時間だと 3月 26日くらいからですかね。

それほど激しい CME ではないですので、影響といっても、さほどのものではないでしょうが、ただ、上の記事にもありますように「長い間、エネルギーを放出し続けた」ということで、通常よりも長い時間、地球の地磁気に影響がある可能性があります。


問題というか、気になることは、今回のことそのものによる被害や影響ということではなく、結局はこのことも含めて、

「なんか太陽が変だ」

ということなんですよね。

この黒点群 2014 の「長く持続したフレア」の様子を NASA の太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー ( SDO )が撮影した動画があります。これが何とも「やや不気味」に私にはうつりました。

黒点群2014の2014年3月24日の太陽フレア



▲ 動画は時間が短縮されていますが、実際には何時間もこの調子でフレアが続いていたとのことです。


映像からこれが弱い太陽フレアであることはわかるのですが、何となく「パーン」と一気に噴出するイメージのある太陽フレアが、どう表現すればいいのかわかりませんけれど、ジクジクとしたような噴出を続けている。

ちなみに、現在の太陽黒点群 2014は下の位置にあり、次第に「地球の真正面の位置」に進みつつあります

ar-2014-02.gif

▲ 2014年3月23日の Spaceweather より。




そして、世界は荒れている


taiwan-01.gif

▲ 2014年3月24日の台湾の國内要聞より。台湾では、中国と調印した「サービス貿易協定」に反対する学生たちのデモが続いていますが、日本でいう国会を占拠したのに続き、次は日本でいう内閣の庁舎に突入しています。警察は上のように強制排除の開始をしているようです。


今月の始めごろに、

太陽と暴動。そして、太陽と戦争
 2014年03月04日

という記事を記したことがあります。

記事の冒頭には、19世紀初頭の「ロシア宇宙主義」という科学者たちの一派だったアレクサンドル・チジェフスキー博士の以下の言葉を載せました。


「大衆の興奮も太陽の周期に従っている」
 -- アレクサンドル・チジェフスキー(1897 - 1964)



今回は、ロシア宇宙主義やチジェフスキー博士にはふれませんが、参考記事といたしましては、

「真実の太陽の時代」がやってくる(1):私たち人類は何もかも太陽活動に牛耳られている
 2013年07月11日

という記事の後半に、嶋中雄二さんの名著『太陽活動と景気』の中にある「チジェフスキーと太陽生物学」というセクションをご紹介していますので、そちらなどをご参考いただくと幸いです。


さて、その「太陽と暴動。そして、太陽と戦争」という記事にチジェフスキー博士の下のグラフを掲載しています。

helio-23-23.gif


太陽黒点の数の推移と、社会暴動の数の推移をグラフで表しているものですが、見事な一致を見せていることがおわかりかと思います。


しかし、現在の太陽活動は強くないのです。
この数百年で最も弱い「太陽活動の最大期」と言われているほどです。

先日、私は、

太陽も天体も何かおかしい
 2014年03月07日

という記事を書いた時がありましたが、その記事の最後のセクションは「太陽の異常もひしひしと」のタイトルでした。

以下のように記しています。


太陽の異常もひしひしと

タイトルに「太陽がおかしい」という文字を入れていますが、これは科学的などうのこうのというようなことではなく、見た目と、感覚的なことなんですよね。

科学というか数値の面でも奇妙に思うところもあります。
奇妙というより「異常」な気がしています。

私自身は、社会の行方は、太陽の活動の影響を大きく受けるものだと思っています。そして、太陽活動最大期の今年は大きな影響を受けるものだと考えています。

それは天候や戦争やパンデミックなど全体のことだけではなく、たとえば、人間ひとりひとりの精神・メンタルに影響すれば、犯罪を含む「人間行動の異常」が世界的に広がってしまうかもしれないというような感覚も含まれます。

その「主」である太陽が異常なままなら、その「従」である私たち人間とその社会生活が正常を保てるとも思えないのです・・・。

過去記事で何度か取り上げたことがあります、 18世紀の『薔薇十字の秘密のシンボル』には下のようなイラストがあります。


bara-777.jpg

このイラストの正確な解釈はわかりませんが、「太陽の中に神様がいるっぽい」雰囲気のようにも見えます。

あるいは逆に、「神様っぽい存在から太陽のコロナが出ている」(つまり、太陽は神様そのもの)というようにも見てとれます。

そういう存在である太陽が正常に戻るのかどうかも気になるところです。




この心配・・・というのか、何というのかわからないですが、この感覚は最近さらに強いです。

どうにも形容のし難い「不安」が常につきまとっている感じで。
何が具体的なことへの不安ではないのです。

・・・とても曖昧な・・・。


それでも、不安以前に、すでに世の中はとても荒れています。




混乱と混沌は拾い上げることのできないほどの数で


帝政という時代のロシアを思い出させる行動

昨日の記事、

「ウラジミールの栄光」や「ロシアのアラスカ編入」のキーワードから連想するババ・バンガの言葉や、お釈迦様の予言、そして、マザーシプトンの隠された予言
 2014年03月23日

の中で、「未確認ですが、ロシアとウクライナの国境付近に数万人規模のロシア兵が集結しているというような情報もあります。」などと書きましたが、未確認どころか正々堂々と集結しているようです。


ウクライナ国境に「大規模なロシア部隊」 NATO
AFP 2014.03.24

北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍のフィリップ・ブリードラブ最高司令官は23日、ウクライナとの国境に「非常に大規模な」ロシア軍部隊が駐留していると述べ、ロシアの後ろ盾を得てモルドバからの分離独立を目指す沿ドニエストル地域へ侵攻する可能性もあると警告した。



ru-moldova.gif

▲ 2014年3月24日の AFP より。モルドバ南西部の沿ドニエストルという地域の看板。



学生たちの本気のデモ行動が6日目になる台湾

上のほうに台湾の学生デモの現報道を貼りましたが、日本語でも報道されています。


台湾:学生、今度は行政院も占拠 警察は強制排除を準備
毎日新聞 2014.03.23

台湾が中国と調印した「サービス貿易協定」の承認に反対する学生らが台北市の立法院(国会)議場を占拠して6日目の23日夜、学生らのうち約1000人が立法院から数百メートル北にある行政院(内閣)庁舎に、バリケードと警官隊の警戒網を破り突入。

行政院長(首相)執務室などに侵入した模様だ。
台湾メディアは双方に複数の負傷者が出たほか、逮捕者も出たと報じた。

当局は警官隊を突入させ、同院からの強制排除に乗り出す構えだ。






タイはさらにひどい状態に

市民のデモといえば、タイでも長く続いていて、最近ではあまり大きく報道されていないので、何となく沈静化したようなイメージがありますが、どちらかというと、

「タイ全土が常に荒れた状態となってしまった」

というようなイメージがあります。

thai-01.gif

▲ 2014年3月23日のタイのメディア Post Today より。

このような爆破事件が、タイの北部でも南部でも首都バンコクでも、どこでも起きているようなのです。


たとえば、このような事件が現在のタイでどのくらいの頻度で起きているかというと、下のニュースは日本語でのタイのニュース情報 newsclip.be から集めたものですが、この1週間前後だけで、これだけの「爆破」事件が起きています。すべて記事にリンクされています。


この1週間ほどのタイの物騒な出来事

3月24日
バンコク郊外で自動車炎上、カーボム不発か
タイ北部チェンマイの3カ所で爆弾爆発、4人負傷
反政府デモ会場近くで手りゅう弾爆発 タイ東部チョンブリ

3月23日
池の底から砲弾60発 タイ東部チョンブリ

3月21日
与党事務所に銃撃 タイ東北部
タイ深南部で路面下の爆弾爆発、乗用車大破

3月19日
バンコクのタクシン派団体幹部宅に銃撃 けが人なし
バンコク地下鉄ルムピニ駅前に手製爆弾

3月18日
タイ深南部の路上で爆弾爆発、警官2人死傷 
バンコク都心のオフィスビル前に手りゅう弾 BTSチッロム駅近く
バンコク郊外の退役将軍宅で手りゅう弾爆発

3月17日
検察前などに爆弾、ラチャダピセーク通り一時通行止め
ステープ元副首相の事実婚妻宅に手りゅう弾


thai-03.gif

▲ 2014年3月18日の posttoday より。



私はかつてタイにはよく行きましたが、これはすでに、もう正常なタイではないです。

ここに出てきた国々だけではなく、また、人の心も含めて、何もかもおかしい・・・ように感じます。

どうしてこんなことになってしまっているのかを考えながらも、今日もまた、ギラギラと、この季節にしては異常なほどまぶしい太陽を見上げます。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年03月21日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





アメリカの経済誌フォーブスに、先日、次のような報道が出ていました。

solar-storm-2012.gif

▲ 2014年3月19日の Forbes Massive Solar Superstorm Narrowly Missed Blasting The Earth Back Into The Dark Ages より。


下のスペースウェザーの記事の写真がフォーブスの記事で記されている太陽フレアの様子で、2012年 7月 23日に発生したものです。

solar-storm-space.gif

▲ 2014年3月20日の Spaceweather より。



過去 200年で最も弱い太陽活動の中で発生した、過去 200年で最も強いレベルの太陽フレア

これは最近になって、 2012年7月23日の太陽フレアが「キャリントンの嵐」と言われる 1859年の太陽フレアと同規模だったことが分析でわかったという内容のニュースで、もしかすると、少しのタイミングの違いがあれば、この時に地球の文明は「壊滅状態」と化していたかもしれないのでした。

それがフォーブスの「地球を暗黒時代に戻す」という言葉に表れています。


しかし、スペースウェザーが取り上げるのはわかるにしても、どうして、経済誌のフォーブスが? と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、その理由は、


「もし、この時の太陽フレアが地球を直撃していれば、その損害額は数百兆円規模の算定不可能なものとなっていた可能性があり、あるいは何年も何十年も文明が再興できなかった可能性があったから」


なのです。

このあたりは、もう4年前に、

アメリカ国立科学財団が太陽CMEによるテクノロジー破壊を警告
 2010年03月20日

という記事を記したことがありましたが、当時、アメリカ国立科学財団という財団が発表した「太陽嵐の想定外の脅威」( Taking the "Surprise" out of Surprise Solar Storms )というタイトルの論文の概要を訳したことがあります。

この中に「キャリントンの嵐」という言葉も出てきます。
抜粋します。


アメリカ国立科学財団「太陽嵐の想定外の脅威」より

1859年9月1〜2日にかけて、太陽は記録破りの大規模なCME/コロナ質量放出を起こした。このCMEで非常に多くのガスと最大10億トンとも推定される巨大なプラズマを噴出した。

そのCMEは地球磁気圏に一時入り、地球に激しい地磁気嵐を引き起こした。

その結果、オーロラがキューバとエルサルバドルと同じくらい南でも観測され、当時で最もハイテクな技術の通信装置であった電報システムを世界中で破壊してしまった。

この「キャリントンの嵐 ( Carrington Storm ) 」と呼ばれる1859年の地磁気嵐は、今まで記録された中で最も大きい地磁気嵐であった。

「キャリントンの嵐」は比較的低いテクノロジーの下で起きたので、その大きな破壊や被害を免れたが、もし、現代にキャリントンの嵐のようなものが起きて、そして IT に依存する現代の私たちの社会を見舞ったなら何が起こるかわからないと言える。




これがキャリントンの嵐ですが、1859年当時は、電気に依存したテクノロジーはほとんど存在しなかったですので、被害はしては当時の最先端の通信技術として一部に存在していた「電報」のシステムが破壊されただけでした。

当時は電気などなくても生きられる世の中だったので、被害はなかった。

今はどうでしょうか?

自分の生活からすべての電気と通信が消えるという状況を想定してみると、どのようなことになると思われるでしょうか。



上のアメリカ国立科学財団の論文の後半では、次のように記されています。


米国科学アカデミーのレポートによると、キャリントンのような嵐は現代に怒濤の悲劇を起こす引き金となる可能性があるかもしれない。

変圧器を含む相互接続された送電網の機能を破壊し、停電が最大1億3000万人に影響し、それらによってサポートされている下水システム、そして、電子運輸機構を破壊し、また、システムの崩壊は、飲料水、食物、薬、および燃料の配信を止めてしまう。




巨大な規模の太陽フレアによるスーパーストームは、EMP 兵器と呼ばれる高高度核爆発による攻撃とほぼ同じ影響をもたらします。

ですので、「 EMP兵器で想定される被害」からスーパー太陽フレアの被害の様相も予測できるというようにも言えるかもしれません。

この EMP 兵器の脅威については、やはり 2010年の記事ですが、メリカ合衆国ワシントンD.C.に本部を置く保守系シンクタンクのヘリテージ財団というものが、オバマ政権に提言した報告書をご紹介したことがあります。

da-2010.jpg

▲ 2010年11月30日の過去記事「米国の保守系シンクタンクが米国は電磁パルス攻撃で壊滅すると報告」より。





想定される被害

その被害がどの程度の範囲に及ぶのかということについては、1997年にアメリカ下院の「国家安全委員会」の公聴会に提出された資料が参考になると思います。

「 EMP 攻撃シミュレーション」だったとすると完全な成功を収めたように見える北朝鮮のミサイル実験
 2012年04月17日

という記事に、国家安全委員会の報告書の内容などに多少ふれています。
予想される被害は、


・電力送電網のクラッシュによる完全な停電
・通信システムの崩壊
・放送網(テレビ、ラジオ)の崩壊
・飛行機の墜落
・コンピュータシステムの停止
・移動手段(車、電車等)の停止
・コンピュータに依存する軍事システムの停止
・コンピュータに依存する政治システムの停止
・コンピュータに依存する医療システムの停止
・あらゆる物流の停止
・食料供給へのダメージ
・インターネットシステムのシャットダウン
・電気システムに頼るインフラの停止


となっていて、想定される被害額は「数百兆円」規模で、最大で数百万人から数千万人の被害者が出るとされています。


つまり、トップに貼りましたフォーブスの記事は、


「 2012年 7月 23日の太陽フレアが地球を直撃していれば、そのような事態になるかもしれなかったけれど、ギリギリのところで回避された」


という内容だったのでした。

それにしても、2012年のことがなぜ今になって発表されたのかというと、ずっと分析が続いていいて、結論が最近出たということのようです。

そのあたりのことを含め、スペースウェザーに掲載されていますので、ご紹介します。

なお、動画もあります。
太陽フレア自体は一瞬ですので、スローモーションにしていますが、それでも数秒の動画です。

2012年のキャリントンの嵐クラスの超巨大太陽フレア




以下、スペースウェザーの記事です。




SOLAR 'SUPERSTORM' NARROWLY MISSES EARTH
Spaceweather 2014.03.20


太陽からの「スーパーストーム」が地球をかすめた


太陽物理学の専門家たちは 3月19日、ネイチャー・コミュニケーションにおいて、ほぼ2年前、地球の方向には到達しなかった「強烈な太陽嵐」についての解説を発表した。

その太陽フレアは 2012年7月23日に発生し、典型的な太陽フレアの4倍の速度である秒速 2,000キロメートルで太陽から放たれた。

この太陽嵐は地球の軌道を引き裂くように通過していったが、幸いその時、軌道上に地球はなく、地球はこの強烈な太陽嵐の影響を受けることはなかった。

その代わりに、NASA の太陽観測衛星 STEREO A が 1976年の観測開始以来、最も強烈な太陽プロトンの嵐に襲われた。

その日以来、研究者たちはこの太陽嵐のデータの解析を続けてきた。

そして、彼らはこの時の太陽嵐が 1859年の「キャリントンの嵐」と似ていたものだと結論付けた。


solare-2012-03.jpg


研究発表の執筆者のひとりであるカリフォルニア大学バークレー校のジャネット・ルーマン( Janet Luhmann )博士は、以下のように述べた。

「あの太陽嵐が地球を直撃していた場合、おそらくは1 859年の時のように大きなものとなったと思われます。1859年のキャリントンの嵐は、はるか南方に位置するタヒチなどでもオーロラが観測された、強力な CME (コロナ質量放出)が連続して発生しました。もし現代の世界が同じ規模の太陽嵐の直撃を受けた場合、近代の電力網と通信網は壊滅的な被害を受けるでしょう」

仮に 1859年の時のような太陽嵐の直撃を受けた場合、経済的な影響は、ハリケーン・カトリーナの 20倍以上で、金額にして2兆ドル( 200兆円)を越える可能性がある。また、送電網や変圧器の修復だけでも何年もかかる可能性がある。

2012年の太陽嵐の雲は、その進行方向の軌道上に地球がなかったために影響がなかったが、しかし、今回の発表の全容は「宇宙天気の危険性」が強調されるものとなった。

何より、現在の太陽活動は過去 100年単位で、おそらくは「最も弱い」ものだ。それにも関わらず、過去最大レベルのような超強力な太陽フレアを噴出することができるという事実を知る。

地球はこれらの出来事に対して、いつでもリスクを持っていることを記憶にとどめていてほしい。





というものですが、「記録的な弱い太陽活動の中で、このことが起きた」ということには驚きを感じざるを得ません。

過去記事の、

太陽活動が「過去200年で最も弱い」ことが確定しつつある中で太陽活動は復活するか
 2013年10月21日

など、何度かふれてきましたが、現在の太陽活動は、

過去 200年で最も弱い

のに、現在の2014年よりさらに弱かった2012年に、

過去 200年で最大規模の太陽フレアが起きた

ということに、太陽のすごさみたいなものを感じます。
数式やデータで割り切れるほどそんな単純なものではないです。


私は最近の弱い太陽活動について、「ナメてかかっていた」面があります。

しかし、2012年 7月 23日の例でわかることは、太陽活動が全体的に弱いということが、「突発的に発生する超巨大な太陽フレアの発生の可能性を否定するものではない」ということで、そのことを改めて知りました。

つまり、それが起きる可能性は今日でも明日でもいつでもあるということです。

なお、かなり古い記事ですが、超巨大フレアを受けた際の時などの通信手段についての記事を記したことがあります。

太陽フレア等による電磁パルス(EMP)に見舞われた際の通信手段
 2010年12月13日

詳しくは上の記事をご参考いただきたいですが、電磁パルスは「鉄」で遮断されます。

なので、「ファラデーケージ」と呼ばれる遮断箱を用意しておくことで、とりあえず小さな通信機器等は保護できると思います。もちろん、全体の通信機能がシャットダウンしている中で、携帯やパソコンがあっても、どうにもなるものではないでしょうけれど。





ついに登場した黒点群番号 2014

実はちょっと「単なるジンクス的な意味」として気になっていることがあります。

太陽黒点が「年代と一致している」のです。

太陽黒点群というのは 1750年代の観測開始から、「1、2、3……」というようにナンバリングがされてきたという歴史があるらしいのですが、いずれにしても、順番に番号がつけられます。

最近、その「 2014 番目の黒点群」が登場しました。

多分ですが、太陽の黒点番号がつけられはじめてから、「年代と黒点番号が同じになったのはこれが初めて」だと思うのです。

ar2014.gif

▲ 2014年3月20日の Spaceweather より。


この今年 2014年と同じ数字を持つ太陽黒点群の動きを気にしていたりします。

「太陽黒点観測史上(多分)初めての数字の一致」を見せる黒点群 2014が穏やかに消えていってくれるのか、それとも、何か「モニュメント的な動き」を見せるのかどうか・・・。まあ、これは本当に単なる雰囲気的な話ですが、気になったりしたのでした。


そういえば、太陽のもうひとつの話題といえば、先日の記事、

2014年 3月 15日に環太平洋火山帯で「同時多発的な連鎖発生」を起こした中規模地震群
 2014年03月16日

で少しふれました、「巨大な磁気フィラメント」がさらに巨大になってきています。

2014年3月15日の磁気フィラメント

filament-2014-03-15.gif


2014年3月19日の磁気フィラメント(拡大中)

filaments-2014-03-19.gif

▲ 2014年3月19日の Spaceweather より。


しかし、それよりも何よりも、とりあえず私たちは「 2012年の地球文明の一時的滅亡」を回避できていたことをはじめて知ったのでした。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年03月09日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





sun-03-05.gif

▲ 2014年3月8日の Spaceweather より。火星と太陽が1枚の写真に収められた光景。最近、太陽活動がまた比較的大きくなっています。
--





知りたかった「黒点の歴史」の資料をついに見つけた日

最近になって、再び太陽活動のことを書く機会が多くなりましたが、文献やインターネット上の資料などを見ていると、ずいぶん昔の黒点数について言及されていることがあります。

たとえば、先日の、

嘆きの壁に集った人々の「その後」を見て、「太陽活動は人間社会の騒乱状態と関係する」ことを思い出す
 2014年03月03日

という記事では、『太陽活動と景気』の中にあった下の図を載せました。

紀元前1万年前から西暦1980年に至るまでの気候変化と歴史

kikou-1-2.gif


上の図では大体ですけれど、今から1800年前頃からの黒点数がグラフで現されています。しかし、一般的には、太陽黒点の観測が始まったのは、西暦 1600年代とされています。

東京大学宇宙線研究所の宮原ひろ子さんが書かれた「太陽活動と宇宙線、そして気候変動」の冒頭は、以下のような出だしです。


400 年前にガリレオが太陽の黒点を観測しはじ めてからほどなくして、現在でも太陽物理学における最大の難問の 1 つとされる出来事が起きた。西暦 1645 年から実に 70 年間にわたって、黒点がぱったりと姿を消してしまったのである。



この「 70 年間にわたって、黒点がぱったりと姿を消してしまった」というのは、マウンダー極小期と呼ばれる太陽黒点のない時代のことですが、そのことはさておき、このように、太陽黒点の数が観測され始めたのは今から約 400年前ということになるわけです。

では、「どうして、それ以前の時代の黒点数のデータが存在するのだろう」ということはどうにも謎でした。

それで、上に示しました「紀元前1万年前から西暦1980年に至るまでの気候変化と歴史」の表が掲載されていた『太陽活動と景気』のキャプションから、オリジナルの出典元である高橋浩一郎さんという方が書かれた『生存の条件 - 21世紀の日本を予測する』( 1982年)という本を古本で探しましたら、あったのですね。

それで買いまして、パラパラとめくっていましたら、上の謎が解けたのでありました。

高橋浩一郎さんという方は、調べてみますと、第五代の気象庁長官であり、また、日本気象学会名誉会員という気象関係の権威の方のようですが、1991年の日本気象学会の機関紙で、「高橋浩一郎名誉会員のご逝去を悼む」という資料が残されていまして、20年ほど前に亡くなられたようです。

takahashi-kouichiro.jpg

▲ 第五代気象庁長官の高橋浩一郎さん( 1913年 - 1991年)。


私はこの方の書かれた、この『生存の条件』という本の中に、初めて見る資料をいくつも見いだしまして、そして、これから、これらの資料がどれだけ自分にとって調べがいのあるものとなるだろうと思うと、少し興奮するほどのものでした。

そして、その本の中に、「どうして、黒点数のデータが 400年以上前から存在するのか」ということにふれられている部分がありました。

抜粋させていただきます。

こちらでいくつかの改行をしています。




『生存の条件』 第7章「気候の変遷」より
 高橋浩一郎著


黒点数は1750年頃から信頼できる観測があるが、地磁気の変動度はせいぜい100年くらいさかのぼれるだけである。

また、中国、韓国、日本などでは、1750年以前についても古文書に残っているオーロラの記事などから、黒点の状況を推定することが出来、過去2000年くらいまではさかのぼれる。

これについては日本では神田茂の研究があり、また、ショーブは多くの人の研究を整理し、古い時代についての黒点の状況を表にしている。

表45はその結果である。

すなわち、黒点活動の極大年、その時の黒点数の程度、および極小年を示したものである。紀元前600年頃までの値も推定されているが、ここでははぶいた。





ということで、つまり古文書などをはじめ、また、他の様々な資料から少なくとも 2000年くらい前からの黒点数はわかるということなのだそう。


・・・・・さて。


抜粋しました文中に「表45はその結果である」とあります。

その表45。

これがスゴイのでした。

下がその表45です。

sss.jpg

▲ 高橋浩一郎著『生存の条件』 より。以下、同じです。


これは、西暦 3年から西暦 1968年までのすべての太陽黒点数の記録の表なのです。


こういうのを私は見たかったのです。


ところで、今回のタイトルには「 2000年間の太陽活動の記録を提示してくれた」と書きましたけれど、この表45は、1968年頃までのものですので、正確な書き方ではないです。しかし、1968年以降なら自分でも調べられますので、結局は「 2000年間の太陽活動を知ることができた」という表現で構わないかとも思います。

単行本サイズの本のページの見開きすべてを使って掲載されているので、このようにすると小さくてわかりづらいですが、実物大を上の写真にリンクさせています。

これは、黒点数を SSS(最も太陽活動が大きなレベル)からWWW(最も太陽活動が小さなレベル)までの9段階にわけて、約 11年周期の太陽活動の、過去 2000年のすべての黒点数を記したものなのでした。

sunspot-1960-3.gif


ちなみに、過去 2000年間で、最も太陽活動が大きなレベルである「SSS」がどのくらいあったかというと、段階が細かくわけられていることもあるためか、非常に少ないです。

上の表では、SSSは、

・西暦 1372年が太陽活動最大期だったサイクル

・西暦 1957年が太陽活動最大期だったサイクル

の2度だけ。

次に強いレベルを示す「SS」となると、結構あります。
このSSまでが「非常に強い太陽活動の時だった」と言えるようです。

太陽活動最大期の年だけで書きますと、

・302年
・372年
・501年
・567年
・745年
・765年
・840年
・850年
・926年
・963年
・974年
・1098年
・1118年
・1138年
・1202年
・1362年
・1528年
・1558年
・1572年
・1727年
・1778年
・1837年
・1870年
・1947年


が、SSに分類されています。

上に全部並べたのは理由がありまして、ときとして、太陽活動が「弱い期間」が非常に長く続くことを示したいと思ったからです。

たとえば、1372年のSSSの後は、1528年まで、実に 150年間以上(正確には 156年)も強い太陽活動がありません。

sss-sss.gif


1572年のSSから、次のSSとなる 1727年までも 150年間以上(正確には 155年)あります。


太陽活動が著しく弱かったマウンダー極小期( 1645年から 1715年頃まで)なども、黒点がほとんどない状態が 80年ほど続いていたわけで、太陽活動が1度弱い状態に入ると、比較的長く続くというような傾向はあるのかもしれません。



この「生存の条件」という本には、巨大な地震などを含めて、過去の日本の災害についても詳細なデータが載せられていて、すべて目を通すには時間がかかりそうですが、いろいろと新しいことを知ることができそうです。

たとえば、「地震」については、日本においては 2011年の 3月 11日にすべての記録が塗り替えられたと私は思いこんでいましたが、明治 29年 6月 15日に三陸沖で起きた地震では、北海道から牡鹿半島までに渡り、最大で 24メートルの高さの津波が襲い、死者の数は 2万 7122人に上ったのだそう。


災害は世界のどこでも発生しますが、私たちの日本もそんなような様々な災害を、はるか昔から繰り返し受けてきたけれど、それでも今なお日本も存在して、そこには私も含めて日本人が生きています。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年03月07日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





asteroid-2014-03-01.gif

▲ 2014年3月6日の Spaceweather より。






日本の冬も終わらない

先日の、

NASA は1970年代に「21世紀の初頭に地球は氷河期に入る」と科学的決定を下した。その根拠は「二酸化炭素とエアロゾルは共に地球の気温を激しく低下させる」という発見から
 2014年03月05日

という記事の冒頭あたりで、私は、


昨日などは久しぶりに薄着で外を歩きましたが、風はやや冷たいものの、太陽の光は「ああ、春だなあ」と思えるものでした。



などと書いていて、昨日( 3月6日) も、また薄着で外出したのですね。
そして外に出た瞬間、

「これのどこが春じゃねん!」

という、もう、どこの方言にも当たりそうもない言葉を発していました。


寒いのです。


天気予報を見ますと、現在の日本は、過去 20年で最も寒い3月上旬ということになっているようです。

ann-1.jpg


ann-2.jpg

▲ 2014年3月6日の ANN ニュースチャンネルより。

上のグラフでは、「昨年は過去 20年で最も暖かい3月上旬だった」ということもわかります。


3月に入っても寒いのはアメリカも同じで、西海岸など一部を除けば、南部を含めて、観測史上で最も寒い3月となっているようです。

us-march2014.gif

▲ 2014年3月6日の AccuWeather より。


地球の記録の記事には、3月3日、ワシントン D.C. で 141年ぶりに低温記録が更新されたという報道など、アメリカの寒波をご紹介しています。

bwi-kiroku.gif

▲ 2014年3月4日の米国 WTOP BWI breaks 141-year-old record low temperature より。



最近は、ロシアとアメリカの確執とか対立(の・ようなもの)が報道されることが多いですけれど、「気温戦争」では、寒さではアメリカの勝ちのようです。いや、暖かいほうが勝ちなのですかね。そうなると、ロシアの勝ちとなります。

3月5日のモスクワ周辺の気温

mockba-03.gif

▲ 2014年3月4日の ロシア HTB より。本当にどうでもいいことですが、モスクワのロシア語表記は「木馬(Mockba)」と覚えると覚えやすいです。



上の天気予報によると、この日のモスクワは日中、最高気温 7℃まで上がる予想だとのことで、最低気温ですがマイナス 15℃のワシントン周辺と比べると、随分と差があるようです。

暖かいロシア・・・。
ソチも随分と暖かかったようですしね。

寒かった場所が暖かくなり、暖かかった場所が寒くなる・・・というほど極端ではないにしても、気候分布の「移動」が起きているのかもしれないことは感じます。





アメリカとイギリスとカナダの「ナイアガラの滝」戦争

これも本題ではないのですが、前回の記事でふれた、「ナイアガラの滝が再び凍った」ことなのですけれど、在米の方から「ナイアガラの滝は凍っていないと報道されている」とお知らせいただきまして、報道を見てみると、結構な騒動になっているようです。

たとえば、 Google のニュース検索で「ナイアガラ 凍結」を英語で検索しますと、下のような報道が数多く出てきます。

niagara-not-frozen.gif

▲ Google ニュース検索より。


これは、どういうことだったかと調べてみましたら、最初に報道したのは、カナダの CTV というメディアだったのですが、その報道を英国のデイリーメールが取り上げました。世界中に多くの読者を持つデイリーメールに掲載されたことで、一気に世界中に広まったということらしいです。

そして、「ナイアガラが凍った」ということを耳にしたアメリカの人々がそれを見にナイアガラの滝にたくさん訪れたということになったようです。

そして・・・・・・。


niagara-05.gif

▲ 2014年3月5日の WGRZ より。当たり前ですが、吹き出しはこちらで入れています。


現実は「完全に」凍ったのではなく、「ほぼ」だったようです。


それにしても、「あんたらは凍ったほうが嬉しいのかい」と思わずにはいられない楽天的なアメリカ人観光客たちですが、この楽天ぶりに、同時に「氷河期に生きていく者同士」としての勇気をもらいました。


いずれにしましても、日本もアメリカも寒いです。


さて、ここで変な間を開けますと、「寒いのはオレの財布も同じだよ」というオヤジギャグをつぶやく人々が出てくる危険性もありますので、間髪入れずに本題に入ります。






突然発見された小惑星が地球周辺を3個通過した日

vor-38.jpg

▲ 2014年3月6日のロシアの声より。



「なんとなく」という話ではあるのですが、天体方面の、つまり隕石とか小惑星とかのほうが、2月あたりからまた騒がしいのです。

冒頭に載せましたロシアの声にありますが、


3月6日未明、昨年のチェリャビンスク隕石にほぼ等しい大きさの、30m級の小惑星が、立て続けに2つ、地球近傍を通過した。



ということで、内容的にはやや異なる部分もありますが、 3つの小惑星が突然発見されて、地球と月の間を通過していきました。トップに貼りました中の赤で囲んだものです。拡大しますと、この3つ。

asteroid-03.gif

表の見方は下のようになります。
距離や大きさの数値にはすべて「約」がつきます。

小惑星の名前/地球最接近の日時/地球からの距離/大きさ

小惑星2014DX11 / 3月5日 / 35万キロ / 31メートル
小惑星2014EF / 3月6日 / 15万キロ / 7メートル
小惑星2014EC / 3月6日 / 7万7千キロ / 10メートル


となります。

地球から月への距離は、約 38万キロメートルです。

どれも比較的小さなもので、仮にコースを外れて地球に飛び込んで来たとしても、元旦の時と同じく、空中で爆発消滅したと思います。・・・ただ、一番上の 31メートルのものだと・・・まあ、ちょっとアレかもしれないですが。

これは過去記事、

元旦に発見された小惑星はその翌日に地球を直撃した」 : そんな始まりを告げた 2014年
 2014年01月04日

の中で、「地球に衝突した小惑星」の表を載せていますが、小惑星と地球の距離が下のように「0.001 LD」(上空 39キロメートル)などの単位だと、ほぼ衝突コースということになります。

2014AA-top-03.gif


この時には、この 2014AA という小惑星は、下の位置で空中爆発しました。

2014AA-ene2.gif

▲ 上記の記事より。





地球に近づく小惑星の多くは「通過の直前」まで発見されない

いずれしにても、この「元旦に発見された小惑星」は小さなものでしたので、被害はありませんでしたが、今年 2014年の地球というものをいろいろと想像させるものではありました。

今回の3つの小惑星で改めて思うのは小惑星の名前で、すべて「2014」とついていることにお気づきになられるかと思います。この数字は「発見された年」で、これらの小惑星は、すべて通過直前に発見されたものです。

さらに、中央の 2014EF という小惑星は、多分、「通過後に発見された」ものだと思われます。なぜなら、前日までの地球近傍天体の表には掲載されていなかったからです。


ですので、

・今年の元旦に発見されたようなコースを取る小惑星で
・巨大なものが
・地球大気圏に衝突前に発見できない


という可能性は常にあるということは事実のようには思います。

ですので、上のロシアの声のような「地球は小惑星の危機のただ中にいる」というようなタイトルも、やや書き方は大げさでも、可能性は常に存在していることは否定のしようがないです。


そして、これはあくまで私個人の考えでしかないのですが、一昨年の、

良い時代と悪い時代(1): 500年ほど続いた「穏やかだけれど傲慢な時代」は終わろうとしているのかも
 2012年10月06日

から一貫して書いています「天体のリスクの時代」、つまり「悪い時代」は、すでに昨年あたりから始まっていると考えています。


この世のリスクには、戦争もあれば、火山の噴火、天候の激変、氷河期突入、天体の爆撃、または、パンデミックなどもあります。そして、それらに準ずる社会不安や食糧危機などがあるでしょうが、それらがどのような順番で来るかはともかく、歴史上ではどれも起きてきたことで、今年は(あるいは今年から)、それは顕著になっていくようには思っています。

すでに気候なんかは顕著ですし。

寒さも暑さもどちらも世界的なレベルで通常と違う状態が進めば、あるいは、天候の異変が続けば、食糧生産などにも影響も出てくるとも思います。

ちなみに、それとは関係ないことですが、先日の関東の大雪では、東京も含めて、流通が完全に復活するまでには1週間以上かかりました。卵や納豆など一部の商品がなかなか入らないというようなことが続いた場所が多かったです。ジャストインタイム・システムという無駄を作らないための現在の商品の商品管理システムは、結構脆いです。




隕石の目撃例も異常に多い2014年

何だか話が少し逸れてしまいましたが、そして、今年、隕石と火球の目撃例がとても多いのです。

これは、1月に書きました、

アメリカの広大な範囲で目撃された爆発光。そして、地球近傍小惑星の発見数の驚異的な増加
 2014年01月31日

という記事では、アメリカの巨大な隕石か小惑星と思われる火球の目撃について書きましたが、その後も各地で非常に多くの報道と目撃例が続いています。

今回そのことを続けて書くにはここまで長くなりましたので、明日以降にでも書きたいと思います。




太陽の異常もひしひしと

あと、タイトルに「太陽がおかしい」という文字を入れていますが、これは科学的などうのこうのというようなことではなく、見た目と、そして感覚的なことなんですよね。

科学というか数値の面でも奇妙に思うところもあります。

奇妙というより「異常」な気がしています。

私自身は、先日の、

太陽と暴動。そして、太陽と戦争
 2014年03月04日

という記事に書きましたように、社会の行方は、太陽の活動の影響を大きく受けるものだと思っています。そして、太陽活動最大期の今年は大きな影響を受けるものだと考えています。

それは天候や戦争やパンデミックなど全体のことだけではなく、たとえば、人間ひとりひとりの精神・メンタルに影響すれば、犯罪を含む「人間行動の異常」が世界的に広がってしまうかもしれないというような感覚も含まれます。


その「主」である太陽が異常なままなら、その「従」である私たち人間とその社会生活が正常を保てるとも思えないのです・・・。

過去記事で何度か取り上げたことがあり、最近では「地獄の業火に包まれ続けたウクライナと「プロビデンスの目」を結びつけるもの」という記事でもふれた 18世紀の『薔薇十字の秘密のシンボル』には下のようなイラストがあります。

bara-77.jpg


このイラストの正確な解釈はわかりませんが、「太陽の中に神様がいるっぽい」雰囲気のようにも見えます。

あるいは逆に、「神様っぽい存在から太陽のコロナが出ている」(つまり、太陽は神様そのもの)というようにも見てとれます。

そういう存在である太陽が正常に戻るのかどうかということも気になるところです。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年01月20日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





sun-bubble.gif

▲ 2014年1月18日のグローバル・サイエンス(ロシア)より。





太陽が噴出した球体の正体は

すでに 10日ほど前に起きたことですので、仮に地球に何か影響があったとしても、すでにその影響の時期は終わっていることではあるのですが、 2014年 1月 10日に、太陽からの「非常に奇妙な形での生成物」が認められました。上のロシアの記事のものです。

sun-bub-05.jpg



NASA の太陽観測衛星 SOHO が撮影したもので、大まかな時系列では下のような感じの現象でした。

sb-01.jpg




sb-02.jpg




sb-03.jpg

動画にしたものが下です。

太陽の奇妙なフレア 2014年 1月 10日




すべての写真は SOHO サイトの画像検索ページで下のようにセッティングして「 Search 」ボタンを押すと表示されます。

soho-setting-2014.gif


私はこの当日くらいに SOHO のサイトで見ていまして、奇妙な形だとは思いましたけれど、太陽フレアか、あるいは CME だと考えていて、「そういう形になることもあるのだなあ」と思っていたりしたのですが、昨日あたりになって、いろいろと報道されています。

トップに貼ったのは、ロシアの科学系サイトの記事ですが、翻訳しますと下のような感じの記事です。




Global Science.ru
2014.01.18


巨大な太陽の磁気の泡が地球に接近していると科学者は言う


ワシントンにあるアメリカの連邦政府機関が本日、ウェブサイト上に発表した文書によると、 NASA の太陽観測衛星が、太陽に向かって不規則に移動する構造の動きを撮影したという。

現時点では、科学者たちはこの状況が地球と地球の人類に脅威であるかどうかについての信頼できる情報は存在しないと語る。ロシアの予備データセンターの科学者によれば、これは異常に巨大なサイズの磁気バブル(泡)と似た形成体を形作っていると思われると述べている。この生成物の大きさは木星よりも大きく、また、ブラックホールと直接的な類似性を持つという。

アメリカ政府機関の情報では、この生成物のように見えるものは、カメラのレンズ内の光の分散による効果だと主張している。





とのことで、磁気バブルだのブラックホールと同じなどと、まがまがしい響きですが、しかし、最終的には、この生成物が薄まって消えていく光景を確認していますので、何らかの影響で、ガスなどが球体のような形となったということだと思います。

また、アメリカ政府機関が述べているという、カメラ内のレンズの分散といったような視覚的な問題でもなく、太陽で実際に起きていたことではあると思われます。

普通に考えれば、「奇妙な形のコロナ質量放出」ということなんでしょうが、ガスが球体になるようなエネルギーの方向や、あるいは磁場の方向の規則性などについては不思議な感じもします。

しかし、仮にこれが巨大な磁気で、地球に影響を与えるようなものであっても、太陽風の早さから計算すれば、数日前には完全に地球を通過していっているはずですので、今から何か影響があるというものではないと思われます。


ちなみに、この現象が仮に地球の地磁気に影響を与えていたとすると、先日の記事、

「真実の太陽の時代」がやってくる(3):宇宙という大きな支配者と、そして人類という大きな支配者
 2014年01月17日

mag-23.gif

などとも少し関係する話でもあるかもしれません。




光のいろいろな現象

最近は「光のこと」がいろいろと報道されていて、今朝も、下のように「虹の中を飛ぶ飛行機」のような、撮影されるのはかなり珍しそうな写真を見たりしました。ローマの上空だそうです。

虹色に染まった飛行機

rainbow-07.jpg

▲ AFP の「虹色に染まった飛行機、ローマ」より。



それと、ノルウェーでは「楕円の暈(ハロー)」が月にかかるという大変に珍しい現象も撮影されています。

ノルウェーの珍しい楕円の月の暈

nor-moon.jpg

▲ 2014年1月19日の Spaceweather 「 MYSTERIOUS MOON HALOS OVER FINLAND 」(フィンランドの不思議な月の暈)より。


上の楕円の暈は、通常の大気光学の概念では説明できないものだそう。

しかし、スペースウェザーの記事で、大気光学の専門家であるレス・カウリー( Les Cowley )さんという人は、理由は確かにわからないけれども、


「これらの謎もまた、暈(ハロー)の観測の良い刺激となるのです。美しくて、そし予測も説明もすることもできない現象が起きるなんて、まったくすごい!」


と言っておりましたが、このレス・カウリーさんの言い方には共感を覚えます。一般的に科学者や専門家は、「なんとかその現象を無理矢理説明しようとして」、暴走したり、あるいは自爆してしまうこともあります。

それよりも、「まあ、理屈はわからないけど、美しいからいいね」という態度も、特にこれからの時代には大事なような気もします。


なぜなら、多分、今後も「見たことのないような光景」が次々と出現しそうな気がするからです。


そして、今年というか、この冬は「光の塔」が各地に出現していることも特徴的です。







世界中に現れる「光の塔」

lp-tp.jpg

▲ 米国ミシガン州スプリングアーボーで 2013年 12月 11日に撮影された光柱。Realtime Image Gallery より。


太陽の光が柱のように見える太陽柱という大気現象があります。 Wikipedia の説明では、


雲の中に六角板状の氷晶があり、風が弱い場合、これらの氷晶は落下の際の空気抵抗のために地面に対してほぼ水平に浮かぶ。このほぼ水平に浮かんだ板状の氷晶の表面で太陽からの光線が反射され、太陽の虚像として見えるのが太陽柱である。


ということで、読んでも私には理屈がよくわからないのですが、いずれにしても、この太陽柱の現象が街の外灯などで起こることを「光柱」というそうです。上に貼りました写真のような現象です。

気温が低い場合しか見られないもので、それ以上に「比較的珍しい」現象でもあると思います(実際、数年前までは珍しい現象として報道されていたほどです)。

この冬はこの「光の柱」、あるいは、私は「光の塔」と呼んでいますが、この現象が世界各地で数多く見られていまして、 スペースウェザーの投稿ページなどにも数多くの光の柱の写真がアップロードされています。

今回はその写真をいくつか掲載して締めたいと思います。


この冬の世界の光柱

lp-01.jpg

▲ ラトビアのヴァルミエラで撮影された光柱。 2014年 1月 18日。Realtime Image Gallery より。




lp-02.jpg

▲ 米国ノースダコタのボーマンで 2013年 12月 19日に撮影。Realtime Image Gallery より。




lp-03.jpg

▲ フィンランドのピルッカラで 2014年 1月 14日に撮影。Realtime Image Gallery より。






Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。