2014年04月22日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




太陽黒点と事故の関係。そして、太陽と HAARP の関係。あるいは「太陽にとって替わりたい人たちの存在」を感じる最近



子どもの体調が良くない状態が続いているんですが、深刻ではなくとも、子どもが苦しむ姿を見るのが自分にとって最もつらい状態のひとつであることを、子どもができてから学んだということを思い出します。

今、世界ではいろいろと「子どもがターゲット」の病気が流行していて、報道を見るたびにドキッとします。

ベトナムでは、「はしか」(麻疹)が流行していて、7000人以上が感染して、100人以上の子どもがなくなっています。

vietnam-measles.gif

▲ 2014年4月16日のラジオ・フリー・アジア At Least 108 Children Dead in Measles Flare-Up in Vietnam より。


上の報道は6日前のものですので、今はもっと増えているのかもしれません。

子どもに関係した事故や病気の報道を見ると、韓国の事故もそうですが、親の気持ちに感情移入すると、壮絶に暗澹とした気分となるので、なるべく客観的に見るように心がけています。それでも、「せめて大人だけ殺ってくれ」と、本当に神様にお祈りしたくなったりもします。

そんな願いは聞いてくれないこの世の中ですけれど。

そういえば、事故に関しては今は気をつけるべき時かもしれません。





交通事故や産業事故と相関する太陽黒点数

先日の記事、

太陽による終末なんて来ないさ・・・。と呟きつつ、どのご家庭にもある「最高の磁気嵐保護ボックス」の存在に気づきましたのでご報告いたします
 2014年04月20日

において、最近、急激に太陽黒点が多くなっていることについて少しふれました。

sunspot-2014-04-17-3.gif

▲ 2014年4月18日の Spaceweather より。


その後、黒点の数は徐々に減ってきていますけれど、最近の、やや異常にも見えるような交通事故や産業事故のニュースなど見ていて、過去記事で何度も取り上げさせていただいている『太陽活動と景気』の中にある下の記述を思い出したのでした。


ロシアのデヴァトフは、黒点の出現から2、3日間の自動車事故の件数が、黒点の少ないときの約4倍に達したと報告した。

日本の科学者たちも、 1966年 7月 1日から 15日までにおける半月間の日本の 10都市について自動車事故を集計、分析して、黒点の数が最大に達した 7月 7日に、事故件数も最大に達したと発表した。




というようなくだりで、続いて、


2人のドイツ人研究者、B・デュールとT・デュールは、50年ほど前に、黒点、磁気嵐オーロラといった太陽活動と人間の自殺との関係について、太陽活動が活発な日には自殺が約8パーセント増加することを見いだした。



とある下りです。

下の自殺のほうはともかく、交通事故については、他の研究でも、黒点の数の多い時は露骨に増えるようですので、まあ、何というか、交通事故は気をつけようのない部分もあるとはいえ、気をつけたいところです。

タイでは 4月 11日から 17日まで「ソンクラーン」という水かけ祭の連休だったのですが、その連休の1週間だけのあいだの交通事故死の数。

songkran.jpg

▲ 2014年4月21日の newsclip.be 「タイ、水かけ祭り連休中の交通事故死322人」より。


黒点が増えると交通事故が起こりやすくなるという理屈に関してもある程度はわかっていて、下も『太陽活動と景気』からの抜粋です。


イリノイ大学の電気工学及び生物物理学教授F・ダンとベル研究所のJ・グリーンは、超低周波( ELF )として知られる、ある種の強い電磁気による音波が、自動車事故の発生率を高める作用をもつことを見いだした。



そして、「太陽磁場エネルギーというのは、超低周波の領域にあるが、人間の波長もこの領域にある」のだそうで、つまり、人間の体も脳も太陽黒点に直接同調してしまうということのようです。特に、事故が増える場合は、

「脳に黒点からの磁場エネルギー(低周波)が直接作用している」

ことが原因だと思われます。

自分では気づかない興奮状態や、あるいは、「ミスをしやすい脳」になっているという感じなのでしょうかね。

さらに、『太陽活動の景気』には、


ドイツのR・ライターは、2年間にわたり 36万2000件の産業事故を分析し、 ELF の乱れた日に、 20〜28%事故が増加することを発見した。



という記述もあります。

自動車だけではなく、産業事故、海難事故、飛行機事故、なども増える傾向にあるようです。

先日の韓国のフェリー事故も、本当の原因はまだよくわからないとはいえ、操縦士たちの操縦もかなり大ざっぱだったこともわかっていますが、こういう人為的なミスによる事故も起きやすいといえる時のようです。

東京でも、連日地下鉄が止まっていたようですが、「ミス」でした。

地下鉄銀座線、連日の一時ストップ 工事ミスが原因
 朝日新聞デジタル 2014.04.21


福島原発の最近の事故の報道にも多くに「ミス」という文字が記載されています。

福島第1原発:4号機クレーン停止 原因は操作ミス
 毎日新聞 2014.03.27

福島第一 除染装置の汚染水漏れ 監視怠る単純ミス
 東京新聞 2014.04.19

上の東京新聞の記事には、


福島第一ではこれまでも単純ミスによるトラブルが何度も起きている。昨秋にはタンクの水位を把握しないまま満水のタンクに汚れた雨水を注入。作業器具の回収忘れや配管を間違えて外すなど、単純ミスが二週間に五回も続いた。どれも一般的な確認作業をしていれば防げたものばかりで、作業員の士気低下などが背景にあるとの指摘もある。 




と「作業員の士気低下」が原因のひとつとされていますが、「黒点の増加」も関係しているかもしれません。


・・・・・と書くと、「そんなこと関係あるわけないじゃん」と「本能的」に思う部分がある方も多いのではないと思います。


何より書いている私自身瞬間的に「本当かいね」と思いますもの。

これが「太陽生物学」の進展を妨げてきた最大の原因なのかもしれません。
自分たち自身が「人間と太陽との関係」を本能的に感じられなくなっている。
あるいは、「太陽にコントロールされている」と考えるのを嫌う。

古代の太陽神の存在を考えれば、古代の人々は感じていたであろう「太陽と人間の関係」を、もしかすると今の私たちは感じなくなっている。ただの空の明るい恒星としかとらえられなくなっているのかもしれません。

なので、太陽生物学は今後も(日本を含めた西欧社会では)発達しないものなのだろうという諦観があります。






HAARP は太陽になろうとしているのでは

ところで、上に、

「太陽磁場エネルギーというのは、超低周波の領域にあるが、人間の波長もこの領域にある」

という『太陽活動と景気』の文章を抜粋しています。

・太陽の磁場エネルギーは低周波
・人間が発信している波長も低周波


ということになるようなのですけれど、これで思い出したのが「高周波活性オーロラ調査プログラム」、いわゆる HAARP のことでした。

HAARP の実際の目的は現在にいたるまで曖昧なままですが、 HAARP 施設から発信される周波数が非常に低いという特徴があることは事実です。

5年くらい前の地球の記録の記事では、


HAARP のシグナルは、わずか 5Hz 程度の非常に低い周波数



ということを記していますが、この「低い周波数の特徴」としては、

A 遠くまで、しかも障害物に関係されにくく遠くまで影響する
B しかし、方向や指向性を持たせることが難しい


ということがあります。

あるいは、当時、 HAARP と地震の関係がよく言われていたのですが、やはり5年くらい前のこちらの記事では、地震と HAARP の相関関係を、

・2009年9月までのすべての地震から
・全世界の地震からマグニチュード6以上の地震をピックアップし
・HAARP の監視グラフに反応が強く出た時から 72時間以内の地震発生状況と照し合わせる


という条件での抽出データをとったことがあります。

その結果は、少なくともデータ上からは「HAARP と地震の発生に関係はない」ということがわりと明確に出たことがあります。

このことから、上の記事は、当時いわれていたように、つまり、 HAARP が特定の場所での地震の発生と関係していると考えることには無理があると気づいたというような記事でした。

しかし、それだけに HAARP に関しての謎というのか、興味はむしろ大きくなった感じもあります。





米国の大地はなぜ揺れたのか

2012年になってから、「不気味な音が響き渡り、大地が揺れる」という報告が世界中でなされるようになりました。

世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(2)
 2012年02月23日

という記事では、2012年 1月 19日に、米国ミシシッピ州で多くの人が「響きわたる不気味な音」を聞いたのですが、その中のひとりの人の証言に次のようなものがあります。

この人は音声エンジニアを仕事にしている人物で、音には詳しい人です。


問い:音はどこから聞こえていたと認識されていましたか?

「すべての方向から聞こえているように感じたんです。どの方向を見回しても、その方向から聞こえているという方向がわからないのです」。


問い:そのラッパの音は上(空)からも聞こえましたか?

「はい。しかし、上からだけではないのです、四方八方から聞こえるのです。左右上下全部から聞こえるのです」。





この記事で私は以下のように書いています。


これは低周波の発信器である HAARP を使えば、上のような「四方八方から聞こえる超低音」というのは作り出せそうです。行為自体が無意味そうですが、原理としてはできそう。



2012年頃からは、特にアメリカで、「マグニチュード0の体感地震」、つまり、地震として記録されていないのに、実際に揺れているという現象が相次ぎました。

マグニチュード「0」の揺れの正体: カリフォルニアでの轟音と振動を巡る思惑
 2012年03月02日

という記事で、そのことを書いています。

アメリカ地質調査所( USGS )には、「揺れが感じた市民からの報告をリアルタイム」で掲載する Did You Feel It? (揺れを感じましたか?)というページがあります。揺れた報告があった時には、それは普通は地震なのですが、たとえば、下のようなことが起きていました。

2012年2月28日現地時間15時03分の「揺れの報告 456件」

dy-cal-1.gif


その時間の該当地域の地震(マグニチュード 0.0)

dy-cal-2.gif


ということで、カッコの中に「ソニックブーム(軍用機通過などでの轟音)だったのか?」と書かれていますが、これは当時、ニュースで報道されるほど、多くの人々が「地震としての揺れ」を感じていたのでした。


そして、今回、久しぶりに HAARP を思い出して、「特別な目的地を作らない」という条件でなら、超低周波はこういうことに使えるのかもしれないなあ、とは当時思いました。

つまり、地震ではなく、「イヤな振動」のたぐいのもの。

しかし何のために? というのが今でもわからないですが。


ちなみに、 HAARP の当初目的は、

1975年のジュネーブ軍縮会議で米ソが発表した「人工洪水攻撃、人工地震攻撃、極地の氷の融解攻撃、オゾン層破壊攻撃の禁止」の新聞記事を見て5年ぶりに記憶に蘇ること
 2014年02月19日

という記事に書きました、 1994年に米国のアース・アイランド・ジャーナル誌( Earth Island Journal )が、独自で入手したアメリカの空軍と海軍の文書によりますと、計画の最終目的として

「 1000キロメートル広範囲にわたって、電離層を大きく変化させること」

だとしています。

それによって、敵国の通信能力を妨害しながら、アメリカの防衛通信手段を無傷で残しておくことにあると。最初はそのような目的が主だったようですが、その後、20年で様々に変化しているということもあるのかもしれません。


それにしても・・・たとえば、2011年の時点で下のように全世界に HAARP 施設は 20以上あります。

haarp-map.gif

▲ 2012年2月2日の過去記事「地球の中心部から異常なエネルギーが噴出しているという報告」より。
 2012年02月02日

これだけの数があれば、かなりの広範囲に「低周波」を響き渡らせることができるわけで、最初のほうに書きました、「超低周波の領域にある太陽磁場エネルギー」を人為的に作り出すという試みができてしまうのかもしれない・・・とか。

これはつまり、

「人間が太陽活動に介入する」

あるいは、

「太陽活動と同じ働きを作り出す」

というようなこともできるのかもしれないと、ふと思ったのでした。

人間の精神と肉体をコントロールする太陽の役割にとってかわろうとしている(あるいはそうしたい)人たち・・・あるいは人ではなくともいいですが、そういう者の存在などが、もしかしたらあるのかもしれないと思ったり。

神=太陽に代わるものになりたいと思う者たちの存在が。



  

2014年04月20日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





m7_flare-2014-04-18.jpg

▲ 4月18日に発生した太陽フレア。規模は M7.3 と、最近では大きなものでした。地球に対してダイレクトな方向ではなかったですが、今日( 4月 20日)から明日あたりにかけて、地磁気に影響が出るとのこと。2014年4月18日の Spaceweather より。






 



数日で3倍以上に急激な増加を見せた黒点を見て

この数日、太陽活動が急速に大きくなっていたんですよ。

sunspot-2014-04-17.gif

▲ 2014年4月18日の Spaceweather より。


この「 296」という数も多いんですが、その増え方がかなり急速だったので、何となく気になり、毎日様子を見たりしていました。下の表で、黒点数が 80前後からほんの数日で 300近くまで急速に増えたことがおわかりかと思います。

sunspot-increase-2014-04-18.gif

▲ 赤で囲んだところが過去 10日間の黒点数の観測値。2014年4月19日の NICT 黒点情報より。


この 293という数の多さは、過去12ヶ月の平均値と比べていただいてもよろしいかと思います。

sunspot-past-12month.gif

▲ 赤で囲んだところが月平均の黒点数。 NICT 黒点情報より。


今年2月の平均値が 102.8 と過去1年では最も多いですが、4月18日の「黒点数 296 」は、その3倍ほどにも相当します。

このまま増え続けると、「何だかえらい感じ」になりそうですが、最近の太陽活動を見ていますと、このまま増え続けるというのではなく、また減っていくのだとは思います。

それにしても、いつからこの状態が続いてるのだか……。

太陽活動自体は弱いまま推移しているとはいえ、見た目は上のように活発そのもので、そして、ずっと今のような状態が続いているわけでもあります。要するに「何となく異常な感じ」は続いているわけで、ここで唐突に超巨大フレアが起きても、今ではあまり不思議な気はしません。

実際、3月の、

2012年 7月 23日に地球の文明は太陽によって「終末」を迎えていたかもしれなかった
 2014年03月21日

という記事に書きましたけれど、2012年 7月に「過去 200年で最も強いレベルの太陽フレア」が発生していたことが最近までの研究でわかったことが報道されました。

flare-2012-07-23.gif

▲ 2014年3月19日の 米国フォーブス Massive Solar Superstorm Narrowly Missed Blasting The Earth Back Into The Dark Ages より。


この時の太陽フレアは、発生した場所が地球にダイレクトには向いていなかったため、地球の「文明」は破壊を免れたのですけれど、少しのタイミングの違いがあれば、この時に地球の文明は壊滅状態と化していたかもしれなかったのでした。

2010年のアメリカ国立科学財団の「太陽嵐の想定外の脅威」という論文に記された以下の脅威が、その時に間近だったのです。


米国科学アカデミーのレポートによると、キャリントンのような嵐は現代に怒濤の悲劇を起こす引き金となる可能性があるかもしれない。

変圧器を含む相互接続された送電網の機能を破壊し、停電が(アメリカで)最大1億3000万人に影響し、それらによってサポートされている下水システム、そして、電子運輸機構を破壊し、また、システムの崩壊は、飲料水、食物、薬、および燃料の配信を止めてしまう。




私は昨年まで、その頃までの太陽活動の弱さに、すっかり「太陽活動はオワッタ」と思っていたのですが、実際には今に至るまで「全然終わっていない」というのが事実です。

それだけに、最近の「2014年4月は「現行世界システムの終末」の始まり?」という「終末」などという単語が出てくる記事の最初のセクションの見出しの、

「世界を破滅させる力はさまざまに存在していて」

というような言葉も思い出すのでした。その「さまざま」にはもともと「太陽からの脅威」もあったわけで、そして今、とのことを改めて思い直しています。

しばらくは太陽ウォッチングは重要な気がしています。

太陽が完全に活動を停止するまでは(そのほうがマズイじゃん)。

いやいや、完全に停止ではなく、太陽活動が極端に弱い極小期に入ることを確認するまで、ということですね。それまでは、まだまだ巨大な太陽フレアや巨大 CME (太陽コロナの放出)を念頭に置いておきたいと思うのでした。


ところで、太陽フレアというフレーズで、最近、ひとつ知ったことがありました。
電磁パルスから機器を保護する箱についてです。




ファラデーケージとしての冷蔵庫

2010年の記事ですので、ずいぶん以前のものですけれど、太陽フレアや、あるいは物騒ですが、電磁パルス攻撃などを受けた場合の通信手段の確保についての海外の記事を翻訳したことがありました。

太陽フレア等による電磁パルス(EMP)に見舞われた際の通信手段
 2010年12月13日

その時、

携帯やパソコンなどの「機器そのもの」を守る方法

として、「ファラデーケージ」と呼ばれる、電磁パルスなどから機器を守る「箱」のことについても記させていただいています。

fara3.jpg

▲ 海外記事の自作のファラデーケージ。 Faraday Cage より。


ファラデーケージという言葉自体は遮断箱といった感じの意味で、「遮断したいもの」によって、どんな材料で箱を作ればいいかというのは違っていまして、たとえば、身近な脅威として、

・電磁パルスを遮断したい → 鉄
・ガンマ線(核兵器やガンマ線バーストなど)を遮断したい → 鉛など


などというようなことになっていまして、太陽フレアの場合は「電磁パルス」ですので、この場合は、「鉄の箱」を用意する。あるいは自作するということになります。

上の記事にもありますが、巨大な太陽フレアの直撃が確定した時などに、電気的な機器を保護する方法としては、まず「電磁パルスのループを断つ」ということがあります。具体的には、

・懐中電灯、携帯電話、ノートパソコンから電池を抜く。
・電子機器のプラグをすべて壁のコンセントから抜く。


というような感じです。

そして、それらの機器を鉄の箱に入れると。

基本的に鉄なら何でもいいわけですが、この場合は厳密に鉄でなければいけないわけで、アルミなどの「鉄のようなもの」では効果はないのです。鉄を見分けるもっとも簡単な方法は「磁石がくっつくかどうか」で確かめることになるのですが、さて、話はここからです。




冷蔵庫も電子レンジも外壁は鉄だった

多くの方の冷蔵庫のドアにはいろいろとマグネットだとか、そういうものが貼られているものだと思いますが、私の自宅のもそのようになっています。最近は下のようなものもあるようで驚きます。

ipad-mg.jpg

サンワダイレクトより。


ここまでいかなくても、キッチンタイマーをつけたり、ホワイトボードみたいなものをつけていたりと、「冷蔵庫のドアの表面自体がツール」となっているご家庭は多いように思います。美観的には本当は何も貼りたくないのに、ひとつ、またひとつとマグネットがついていく・・・。

先日ふと、


「あれ? マグネットがつくってことは、冷蔵庫のドアは鉄?」


と思い、しかし、冷蔵庫はドアだけではなく、「全体に磁石がつく」ということにも気づきます。


「冷蔵庫って鉄の箱なの?」


Yahoo! 知恵袋に「なんで冷蔵庫の扉って磁石がくっつくようになってるんですか?」と、私と同じ疑問を投稿してくれていた人がいました。

答えは以下のようなものでした。


それは、外壁の素材が「鉄」だからです。



とのことで、やはり冷蔵庫は外壁が鉄で囲まれているようです。

では、なぜ、冷蔵庫の外壁が鉄なのか?


冷蔵庫の外壁には、断熱効果の高い材料が望まれる。つまり、周囲から熱を与えられたとき、それ自体の温度上昇が小さい材料である。これは、熱容量の大きい材料が良いことを示す。一方、内容量の観点から、冷蔵庫の外壁は薄いほど良い。



という条件に当てはまるものが「鉄」なんだそうです。
価格も安いですし、加工しやすいというのも理由だそう。

冷蔵庫という冷蔵庫は多分、ほぼすべて外壁が鉄で作られているようです。

ということはつまり・・・。

特にファラデーケージを用意しなくとも、冷蔵庫自体が巨大なファラデーケージだということに気づいた次第です。


地球に壊滅的な影響を与えるほどの太陽フレアの発生が確定したとしても、フレアの発生から磁気嵐の地球到達までは3日前後かかりますので、時間的な余裕は十分あります。

保護したい機器から電池、バッテリーなどを抜いて冷蔵庫に入れれば、ある程度の保護条件は満たすのではないかと思います。

他に、洗濯機や電子レンジも外壁は鉄だそうです。

ただし、洗濯機は上蓋が鉄ではないものが多そうですし、電子レンジも前面は強化ガラスなどの透明である作りが普通で、「全体が鉄に囲まれている」のは冷蔵庫、あるいは冷凍庫だけではないかと思います。

ちなみに、戦争などでの EMP 攻撃では、突然攻撃された場合は対処は間に合わないと思われるので、どうにもならないとは思います。





それから、太陽と月と星に徴が現れる


2014-2015-sun.gif

▲ 2014年4月16日の記事「赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった」より。


唐突ですが、聖書の「ルカによる福音書」に、以下のような下りがあります。


ルカによる福音書 21章 5 - 6節

ある人たちが、神殿が見事な石と奉納物で飾られていることを話していると、
イエスは言われた。

「あなたがたはこれらの物に見とれているが、一つの石も崩されずに他の石の上に残ることのない日が来る。」




「一つの石も崩されずに他の石の上に残ることのない」というのは難しい表現ですが、「物理的な接触なく神殿が破壊される」というような意味にも聞こえます。

そして、その後の25節から28節の有名な下りへと続きます。


ルカによる福音書 21章 25 - 28節

それから、太陽と月と星に徴が現れる。
地上では海がどよめき荒れ狂うので、諸国の民は、なすすべを知らず、不安に陥る。
人々は、この世界に何が起こるのかとおびえ、恐ろしさのあまり気を失うだろう。
天体が揺り動かされるからである。
そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。
このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい。
あなたがたの解放の時が近いからだ。」




今は、こちらの記事にありますように、2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」の期間に突入した時期でもあり、これで太陽にも「徴」が現れ始めると、いろいろな意味で、ざわめいた時代の始まりのようにも思います。

いや、ざわめいた時代はすでにもう始まっているようですが。



  

2014年03月24日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





long-duration-flare.gif

▲ 2014年3月23日の Spaceweather LONG-DURATION FLARE より。






 


普通ではなかった 3月 23日の太陽フレア

先日の、

2012年 7月 23日に地球の文明は太陽によって「終末」を迎えていたかもしれなかった
 2014年03月21日

という記事の最後のほうに「ついに登場した黒点群番号 2014」というセクションで、あくまで「ジンクス的な話」として、この今年と同じ通し番号がついた AR2014 という黒点群が何となく気になっていました。

ar2014.gif

▲ 上記の記事より。オリジナルは 2014年3月21日の Spaceweather より。


そうしましたら、昨日、この黒点群 2014が「異常な太陽フレア」を発生させたことがスペースウェザーに掲載されていました。

どんな点が異常だったかというと、今回の太陽フレア(太陽の表面爆発)は、Cクラスのフレアということで、本来なら極めて弱いクラスの太陽フレアでしかないはずだったのですが、「何時間も何時間も爆発が持続し続けて、結果的に強い太陽フレアと同じほどのエネルギーを放出し続けた」というものだったようです。

上に貼ったたのがその記事ですが、内容をご紹介します。


LONG-DURATION FLARE
Spaceweather 2014.03.23

長く持続したフレア

3月 23日 03:30頃から、黒点群 2014の磁気の張り出し部分が不安定となり、爆発が起きた。そして、黒点群 2014は長時間にわたって、Cクラスの太陽フレアを発生し続けた。

通常ならCクラスの太陽フレアは極めて軽微であると考えられるものだが、このフレアは非常に長い時間(何と数時間)に渡り、エネルギーの放出を続けた結果、本来のCクラスよりはるかに強力な太陽フレアと同等のエネルギーを噴出したことになった。

長時間の太陽フレアは通常、 CME (太陽からのコロナの放出)を伴うが今回のフレアも例外ではなかった。

NASA の太陽観測衛星 SOHO は太陽から噴出された CME の雲を記録した。

この CME は、地球方向に向けて広がっているように見える。その場合、フレアの発生から3日以内に地球に到達する可能性がある。




ということで、影響が出るのは、日本時間だと 3月 26日くらいからですかね。

それほど激しい CME ではないですので、影響といっても、さほどのものではないでしょうが、ただ、上の記事にもありますように「長い間、エネルギーを放出し続けた」ということで、通常よりも長い時間、地球の地磁気に影響がある可能性があります。


問題というか、気になることは、今回のことそのものによる被害や影響ということではなく、結局はこのことも含めて、

「なんか太陽が変だ」

ということなんですよね。

この黒点群 2014 の「長く持続したフレア」の様子を NASA の太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー ( SDO )が撮影した動画があります。これが何とも「やや不気味」に私にはうつりました。

黒点群2014の2014年3月24日の太陽フレア



▲ 動画は時間が短縮されていますが、実際には何時間もこの調子でフレアが続いていたとのことです。


映像からこれが弱い太陽フレアであることはわかるのですが、何となく「パーン」と一気に噴出するイメージのある太陽フレアが、どう表現すればいいのかわかりませんけれど、ジクジクとしたような噴出を続けている。

ちなみに、現在の太陽黒点群 2014は下の位置にあり、次第に「地球の真正面の位置」に進みつつあります

ar-2014-02.gif

▲ 2014年3月23日の Spaceweather より。




そして、世界は荒れている


taiwan-01.gif

▲ 2014年3月24日の台湾の國内要聞より。台湾では、中国と調印した「サービス貿易協定」に反対する学生たちのデモが続いていますが、日本でいう国会を占拠したのに続き、次は日本でいう内閣の庁舎に突入しています。警察は上のように強制排除の開始をしているようです。


今月の始めごろに、

太陽と暴動。そして、太陽と戦争
 2014年03月04日

という記事を記したことがあります。

記事の冒頭には、19世紀初頭の「ロシア宇宙主義」という科学者たちの一派だったアレクサンドル・チジェフスキー博士の以下の言葉を載せました。


「大衆の興奮も太陽の周期に従っている」
 -- アレクサンドル・チジェフスキー(1897 - 1964)



今回は、ロシア宇宙主義やチジェフスキー博士にはふれませんが、参考記事といたしましては、

「真実の太陽の時代」がやってくる(1):私たち人類は何もかも太陽活動に牛耳られている
 2013年07月11日

という記事の後半に、嶋中雄二さんの名著『太陽活動と景気』の中にある「チジェフスキーと太陽生物学」というセクションをご紹介していますので、そちらなどをご参考いただくと幸いです。


さて、その「太陽と暴動。そして、太陽と戦争」という記事にチジェフスキー博士の下のグラフを掲載しています。

helio-23-23.gif


太陽黒点の数の推移と、社会暴動の数の推移をグラフで表しているものですが、見事な一致を見せていることがおわかりかと思います。


しかし、現在の太陽活動は強くないのです。
この数百年で最も弱い「太陽活動の最大期」と言われているほどです。

先日、私は、

太陽も天体も何かおかしい
 2014年03月07日

という記事を書いた時がありましたが、その記事の最後のセクションは「太陽の異常もひしひしと」のタイトルでした。

以下のように記しています。


太陽の異常もひしひしと

タイトルに「太陽がおかしい」という文字を入れていますが、これは科学的などうのこうのというようなことではなく、見た目と、感覚的なことなんですよね。

科学というか数値の面でも奇妙に思うところもあります。
奇妙というより「異常」な気がしています。

私自身は、社会の行方は、太陽の活動の影響を大きく受けるものだと思っています。そして、太陽活動最大期の今年は大きな影響を受けるものだと考えています。

それは天候や戦争やパンデミックなど全体のことだけではなく、たとえば、人間ひとりひとりの精神・メンタルに影響すれば、犯罪を含む「人間行動の異常」が世界的に広がってしまうかもしれないというような感覚も含まれます。

その「主」である太陽が異常なままなら、その「従」である私たち人間とその社会生活が正常を保てるとも思えないのです・・・。

過去記事で何度か取り上げたことがあります、 18世紀の『薔薇十字の秘密のシンボル』には下のようなイラストがあります。


bara-777.jpg

このイラストの正確な解釈はわかりませんが、「太陽の中に神様がいるっぽい」雰囲気のようにも見えます。

あるいは逆に、「神様っぽい存在から太陽のコロナが出ている」(つまり、太陽は神様そのもの)というようにも見てとれます。

そういう存在である太陽が正常に戻るのかどうかも気になるところです。




この心配・・・というのか、何というのかわからないですが、この感覚は最近さらに強いです。

どうにも形容のし難い「不安」が常につきまとっている感じで。
何が具体的なことへの不安ではないのです。

・・・とても曖昧な・・・。


それでも、不安以前に、すでに世の中はとても荒れています。




混乱と混沌は拾い上げることのできないほどの数で


帝政という時代のロシアを思い出させる行動

昨日の記事、

「ウラジミールの栄光」や「ロシアのアラスカ編入」のキーワードから連想するババ・バンガの言葉や、お釈迦様の予言、そして、マザーシプトンの隠された予言
 2014年03月23日

の中で、「未確認ですが、ロシアとウクライナの国境付近に数万人規模のロシア兵が集結しているというような情報もあります。」などと書きましたが、未確認どころか正々堂々と集結しているようです。


ウクライナ国境に「大規模なロシア部隊」 NATO
AFP 2014.03.24

北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍のフィリップ・ブリードラブ最高司令官は23日、ウクライナとの国境に「非常に大規模な」ロシア軍部隊が駐留していると述べ、ロシアの後ろ盾を得てモルドバからの分離独立を目指す沿ドニエストル地域へ侵攻する可能性もあると警告した。



ru-moldova.gif

▲ 2014年3月24日の AFP より。モルドバ南西部の沿ドニエストルという地域の看板。



学生たちの本気のデモ行動が6日目になる台湾

上のほうに台湾の学生デモの現報道を貼りましたが、日本語でも報道されています。


台湾:学生、今度は行政院も占拠 警察は強制排除を準備
毎日新聞 2014.03.23

台湾が中国と調印した「サービス貿易協定」の承認に反対する学生らが台北市の立法院(国会)議場を占拠して6日目の23日夜、学生らのうち約1000人が立法院から数百メートル北にある行政院(内閣)庁舎に、バリケードと警官隊の警戒網を破り突入。

行政院長(首相)執務室などに侵入した模様だ。
台湾メディアは双方に複数の負傷者が出たほか、逮捕者も出たと報じた。

当局は警官隊を突入させ、同院からの強制排除に乗り出す構えだ。






タイはさらにひどい状態に

市民のデモといえば、タイでも長く続いていて、最近ではあまり大きく報道されていないので、何となく沈静化したようなイメージがありますが、どちらかというと、

「タイ全土が常に荒れた状態となってしまった」

というようなイメージがあります。

thai-01.gif

▲ 2014年3月23日のタイのメディア Post Today より。

このような爆破事件が、タイの北部でも南部でも首都バンコクでも、どこでも起きているようなのです。


たとえば、このような事件が現在のタイでどのくらいの頻度で起きているかというと、下のニュースは日本語でのタイのニュース情報 newsclip.be から集めたものですが、この1週間前後だけで、これだけの「爆破」事件が起きています。すべて記事にリンクされています。


この1週間ほどのタイの物騒な出来事

3月24日
バンコク郊外で自動車炎上、カーボム不発か
タイ北部チェンマイの3カ所で爆弾爆発、4人負傷
反政府デモ会場近くで手りゅう弾爆発 タイ東部チョンブリ

3月23日
池の底から砲弾60発 タイ東部チョンブリ

3月21日
与党事務所に銃撃 タイ東北部
タイ深南部で路面下の爆弾爆発、乗用車大破

3月19日
バンコクのタクシン派団体幹部宅に銃撃 けが人なし
バンコク地下鉄ルムピニ駅前に手製爆弾

3月18日
タイ深南部の路上で爆弾爆発、警官2人死傷 
バンコク都心のオフィスビル前に手りゅう弾 BTSチッロム駅近く
バンコク郊外の退役将軍宅で手りゅう弾爆発

3月17日
検察前などに爆弾、ラチャダピセーク通り一時通行止め
ステープ元副首相の事実婚妻宅に手りゅう弾


thai-03.gif

▲ 2014年3月18日の posttoday より。



私はかつてタイにはよく行きましたが、これはすでに、もう正常なタイではないです。

ここに出てきた国々だけではなく、また、人の心も含めて、何もかもおかしい・・・ように感じます。

どうしてこんなことになってしまっているのかを考えながらも、今日もまた、ギラギラと、この季節にしては異常なほどまぶしい太陽を見上げます。



  

2014年03月21日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





アメリカの経済誌フォーブスに、先日、次のような報道が出ていました。

solar-storm-2012.gif

▲ 2014年3月19日の Forbes Massive Solar Superstorm Narrowly Missed Blasting The Earth Back Into The Dark Ages より。






 


下のスペースウェザーの記事の写真がフォーブスの記事で記されている太陽フレアの様子で、2012年 7月 23日に発生したものです。

solar-storm-space.gif

▲ 2014年3月20日の Spaceweather より。



過去 200年で最も弱い太陽活動の中で発生した、過去 200年で最も強いレベルの太陽フレア

これは最近になって、 2012年7月23日の太陽フレアが「キャリントンの嵐」と言われる 1859年の太陽フレアと同規模だったことが分析でわかったという内容のニュースで、もしかすると、少しのタイミングの違いがあれば、この時に地球の文明は「壊滅状態」と化していたかもしれないのでした。

それがフォーブスの「地球を暗黒時代に戻す」という言葉に表れています。


しかし、スペースウェザーが取り上げるのはわかるにしても、どうして、経済誌のフォーブスが? と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、その理由は、


「もし、この時の太陽フレアが地球を直撃していれば、その損害額は数百兆円規模の算定不可能なものとなっていた可能性があり、あるいは何年も何十年も文明が再興できなかった可能性があったから」


なのです。

このあたりは、もう4年前に、

アメリカ国立科学財団が太陽CMEによるテクノロジー破壊を警告
 2010年03月20日

という記事を記したことがありましたが、当時、アメリカ国立科学財団という財団が発表した「太陽嵐の想定外の脅威」( Taking the "Surprise" out of Surprise Solar Storms )というタイトルの論文の概要を訳したことがあります。

この中に「キャリントンの嵐」という言葉も出てきます。
抜粋します。


アメリカ国立科学財団「太陽嵐の想定外の脅威」より

1859年9月1〜2日にかけて、太陽は記録破りの大規模なCME/コロナ質量放出を起こした。このCMEで非常に多くのガスと最大10億トンとも推定される巨大なプラズマを噴出した。

そのCMEは地球磁気圏に一時入り、地球に激しい地磁気嵐を引き起こした。

その結果、オーロラがキューバとエルサルバドルと同じくらい南でも観測され、当時で最もハイテクな技術の通信装置であった電報システムを世界中で破壊してしまった。

この「キャリントンの嵐 ( Carrington Storm ) 」と呼ばれる1859年の地磁気嵐は、今まで記録された中で最も大きい地磁気嵐であった。

「キャリントンの嵐」は比較的低いテクノロジーの下で起きたので、その大きな破壊や被害を免れたが、もし、現代にキャリントンの嵐のようなものが起きて、そして IT に依存する現代の私たちの社会を見舞ったなら何が起こるかわからないと言える。




これがキャリントンの嵐ですが、1859年当時は、電気に依存したテクノロジーはほとんど存在しなかったですので、被害はしては当時の最先端の通信技術として一部に存在していた「電報」のシステムが破壊されただけでした。

当時は電気などなくても生きられる世の中だったので、被害はなかった。

今はどうでしょうか?

自分の生活からすべての電気と通信が消えるという状況を想定してみると、どのようなことになると思われるでしょうか。



上のアメリカ国立科学財団の論文の後半では、次のように記されています。


米国科学アカデミーのレポートによると、キャリントンのような嵐は現代に怒濤の悲劇を起こす引き金となる可能性があるかもしれない。

変圧器を含む相互接続された送電網の機能を破壊し、停電が最大1億3000万人に影響し、それらによってサポートされている下水システム、そして、電子運輸機構を破壊し、また、システムの崩壊は、飲料水、食物、薬、および燃料の配信を止めてしまう。




巨大な規模の太陽フレアによるスーパーストームは、EMP 兵器と呼ばれる高高度核爆発による攻撃とほぼ同じ影響をもたらします。

ですので、「 EMP兵器で想定される被害」からスーパー太陽フレアの被害の様相も予測できるというようにも言えるかもしれません。

この EMP 兵器の脅威については、やはり 2010年の記事ですが、メリカ合衆国ワシントンD.C.に本部を置く保守系シンクタンクのヘリテージ財団というものが、オバマ政権に提言した報告書をご紹介したことがあります。

da-2010.jpg

▲ 2010年11月30日の過去記事「米国の保守系シンクタンクが米国は電磁パルス攻撃で壊滅すると報告」より。





想定される被害

その被害がどの程度の範囲に及ぶのかということについては、1997年にアメリカ下院の「国家安全委員会」の公聴会に提出された資料が参考になると思います。

「 EMP 攻撃シミュレーション」だったとすると完全な成功を収めたように見える北朝鮮のミサイル実験
 2012年04月17日

という記事に、国家安全委員会の報告書の内容などに多少ふれています。
予想される被害は、


・電力送電網のクラッシュによる完全な停電
・通信システムの崩壊
・放送網(テレビ、ラジオ)の崩壊
・飛行機の墜落
・コンピュータシステムの停止
・移動手段(車、電車等)の停止
・コンピュータに依存する軍事システムの停止
・コンピュータに依存する政治システムの停止
・コンピュータに依存する医療システムの停止
・あらゆる物流の停止
・食料供給へのダメージ
・インターネットシステムのシャットダウン
・電気システムに頼るインフラの停止


となっていて、想定される被害額は「数百兆円」規模で、最大で数百万人から数千万人の被害者が出るとされています。


つまり、トップに貼りましたフォーブスの記事は、


「 2012年 7月 23日の太陽フレアが地球を直撃していれば、そのような事態になるかもしれなかったけれど、ギリギリのところで回避された」


という内容だったのでした。

それにしても、2012年のことがなぜ今になって発表されたのかというと、ずっと分析が続いていいて、結論が最近出たということのようです。

そのあたりのことを含め、スペースウェザーに掲載されていますので、ご紹介します。

なお、動画もあります。
太陽フレア自体は一瞬ですので、スローモーションにしていますが、それでも数秒の動画です。

2012年のキャリントンの嵐クラスの超巨大太陽フレア




以下、スペースウェザーの記事です。




SOLAR 'SUPERSTORM' NARROWLY MISSES EARTH
Spaceweather 2014.03.20


太陽からの「スーパーストーム」が地球をかすめた


太陽物理学の専門家たちは 3月19日、ネイチャー・コミュニケーションにおいて、ほぼ2年前、地球の方向には到達しなかった「強烈な太陽嵐」についての解説を発表した。

その太陽フレアは 2012年7月23日に発生し、典型的な太陽フレアの4倍の速度である秒速 2,000キロメートルで太陽から放たれた。

この太陽嵐は地球の軌道を引き裂くように通過していったが、幸いその時、軌道上に地球はなく、地球はこの強烈な太陽嵐の影響を受けることはなかった。

その代わりに、NASA の太陽観測衛星 STEREO A が 1976年の観測開始以来、最も強烈な太陽プロトンの嵐に襲われた。

その日以来、研究者たちはこの太陽嵐のデータの解析を続けてきた。

そして、彼らはこの時の太陽嵐が 1859年の「キャリントンの嵐」と似ていたものだと結論付けた。


solare-2012-03.jpg


研究発表の執筆者のひとりであるカリフォルニア大学バークレー校のジャネット・ルーマン( Janet Luhmann )博士は、以下のように述べた。

「あの太陽嵐が地球を直撃していた場合、おそらくは1 859年の時のように大きなものとなったと思われます。1859年のキャリントンの嵐は、はるか南方に位置するタヒチなどでもオーロラが観測された、強力な CME (コロナ質量放出)が連続して発生しました。もし現代の世界が同じ規模の太陽嵐の直撃を受けた場合、近代の電力網と通信網は壊滅的な被害を受けるでしょう」

仮に 1859年の時のような太陽嵐の直撃を受けた場合、経済的な影響は、ハリケーン・カトリーナの 20倍以上で、金額にして2兆ドル( 200兆円)を越える可能性がある。また、送電網や変圧器の修復だけでも何年もかかる可能性がある。

2012年の太陽嵐の雲は、その進行方向の軌道上に地球がなかったために影響がなかったが、しかし、今回の発表の全容は「宇宙天気の危険性」が強調されるものとなった。

何より、現在の太陽活動は過去 100年単位で、おそらくは「最も弱い」ものだ。それにも関わらず、過去最大レベルのような超強力な太陽フレアを噴出することができるという事実を知る。

地球はこれらの出来事に対して、いつでもリスクを持っていることを記憶にとどめていてほしい。





というものですが、「記録的な弱い太陽活動の中で、このことが起きた」ということには驚きを感じざるを得ません。

過去記事の、

太陽活動が「過去200年で最も弱い」ことが確定しつつある中で太陽活動は復活するか
 2013年10月21日

など、何度かふれてきましたが、現在の太陽活動は、

過去 200年で最も弱い

のに、現在の2014年よりさらに弱かった2012年に、

過去 200年で最大規模の太陽フレアが起きた

ということに、太陽のすごさみたいなものを感じます。
数式やデータで割り切れるほどそんな単純なものではないです。


私は最近の弱い太陽活動について、「ナメてかかっていた」面があります。

しかし、2012年 7月 23日の例でわかることは、太陽活動が全体的に弱いということが、「突発的に発生する超巨大な太陽フレアの発生の可能性を否定するものではない」ということで、そのことを改めて知りました。

つまり、それが起きる可能性は今日でも明日でもいつでもあるということです。

なお、かなり古い記事ですが、超巨大フレアを受けた際の時などの通信手段についての記事を記したことがあります。

太陽フレア等による電磁パルス(EMP)に見舞われた際の通信手段
 2010年12月13日

詳しくは上の記事をご参考いただきたいですが、電磁パルスは「鉄」で遮断されます。

なので、「ファラデーケージ」と呼ばれる遮断箱を用意しておくことで、とりあえず小さな通信機器等は保護できると思います。もちろん、全体の通信機能がシャットダウンしている中で、携帯やパソコンがあっても、どうにもなるものではないでしょうけれど。





ついに登場した黒点群番号 2014

実はちょっと「単なるジンクス的な意味」として気になっていることがあります。

太陽黒点が「年代と一致している」のです。

太陽黒点群というのは 1750年代の観測開始から、「1、2、3……」というようにナンバリングがされてきたという歴史があるらしいのですが、いずれにしても、順番に番号がつけられます。

最近、その「 2014 番目の黒点群」が登場しました。

多分ですが、太陽の黒点番号がつけられはじめてから、「年代と黒点番号が同じになったのはこれが初めて」だと思うのです。

ar2014.gif

▲ 2014年3月20日の Spaceweather より。


この今年 2014年と同じ数字を持つ太陽黒点群の動きを気にしていたりします。

「太陽黒点観測史上(多分)初めての数字の一致」を見せる黒点群 2014が穏やかに消えていってくれるのか、それとも、何か「モニュメント的な動き」を見せるのかどうか・・・。まあ、これは本当に単なる雰囲気的な話ですが、気になったりしたのでした。


そういえば、太陽のもうひとつの話題といえば、先日の記事、

2014年 3月 15日に環太平洋火山帯で「同時多発的な連鎖発生」を起こした中規模地震群
 2014年03月16日

で少しふれました、「巨大な磁気フィラメント」がさらに巨大になってきています。

2014年3月15日の磁気フィラメント

filament-2014-03-15.gif


2014年3月19日の磁気フィラメント(拡大中)

filaments-2014-03-19.gif

▲ 2014年3月19日の Spaceweather より。


しかし、それよりも何よりも、とりあえず私たちは「 2012年の地球文明の一時的滅亡」を回避できていたことをはじめて知ったのでした。



  

2014年03月07日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





asteroid-2014-03-01.gif

▲ 2014年3月6日の Spaceweather より。







 



日本の冬も終わらない

先日の、

NASA は1970年代に「21世紀の初頭に地球は氷河期に入る」と科学的決定を下した。その根拠は「二酸化炭素とエアロゾルは共に地球の気温を激しく低下させる」という発見から
 2014年03月05日

という記事の冒頭あたりで、私は、


昨日などは久しぶりに薄着で外を歩きましたが、風はやや冷たいものの、太陽の光は「ああ、春だなあ」と思えるものでした。



などと書いていて、昨日( 3月6日) も、また薄着で外出したのですね。
そして外に出た瞬間、

「これのどこが春じゃねん!」

という、もう、どこの方言にも当たりそうもない言葉を発していました。


寒いのです。


天気予報を見ますと、現在の日本は、過去 20年で最も寒い3月上旬ということになっているようです。

ann-1.jpg


ann-2.jpg

▲ 2014年3月6日の ANN ニュースチャンネルより。

上のグラフでは、「昨年は過去 20年で最も暖かい3月上旬だった」ということもわかります。


3月に入っても寒いのはアメリカも同じで、西海岸など一部を除けば、南部を含めて、観測史上で最も寒い3月となっているようです。

us-march2014.gif

▲ 2014年3月6日の AccuWeather より。


地球の記録の記事には、3月3日、ワシントン D.C. で 141年ぶりに低温記録が更新されたという報道など、アメリカの寒波をご紹介しています。

bwi-kiroku.gif

▲ 2014年3月4日の米国 WTOP BWI breaks 141-year-old record low temperature より。



最近は、ロシアとアメリカの確執とか対立(の・ようなもの)が報道されることが多いですけれど、「気温戦争」では、寒さではアメリカの勝ちのようです。いや、暖かいほうが勝ちなのですかね。そうなると、ロシアの勝ちとなります。

3月5日のモスクワ周辺の気温

mockba-03.gif

▲ 2014年3月4日の ロシア HTB より。本当にどうでもいいことですが、モスクワのロシア語表記は「木馬(Mockba)」と覚えると覚えやすいです。



上の天気予報によると、この日のモスクワは日中、最高気温 7℃まで上がる予想だとのことで、最低気温ですがマイナス 15℃のワシントン周辺と比べると、随分と差があるようです。

暖かいロシア・・・。
ソチも随分と暖かかったようですしね。

寒かった場所が暖かくなり、暖かかった場所が寒くなる・・・というほど極端ではないにしても、気候分布の「移動」が起きているのかもしれないことは感じます。





アメリカとイギリスとカナダの「ナイアガラの滝」戦争

これも本題ではないのですが、前回の記事でふれた、「ナイアガラの滝が再び凍った」ことなのですけれど、在米の方から「ナイアガラの滝は凍っていないと報道されている」とお知らせいただきまして、報道を見てみると、結構な騒動になっているようです。

たとえば、 Google のニュース検索で「ナイアガラ 凍結」を英語で検索しますと、下のような報道が数多く出てきます。

niagara-not-frozen.gif

▲ Google ニュース検索より。


これは、どういうことだったかと調べてみましたら、最初に報道したのは、カナダの CTV というメディアだったのですが、その報道を英国のデイリーメールが取り上げました。世界中に多くの読者を持つデイリーメールに掲載されたことで、一気に世界中に広まったということらしいです。

そして、「ナイアガラが凍った」ということを耳にしたアメリカの人々がそれを見にナイアガラの滝にたくさん訪れたということになったようです。

そして・・・・・・。


niagara-05.gif

▲ 2014年3月5日の WGRZ より。当たり前ですが、吹き出しはこちらで入れています。


現実は「完全に」凍ったのではなく、「ほぼ」だったようです。


それにしても、「あんたらは凍ったほうが嬉しいのかい」と思わずにはいられない楽天的なアメリカ人観光客たちですが、この楽天ぶりに、同時に「氷河期に生きていく者同士」としての勇気をもらいました。


いずれにしましても、日本もアメリカも寒いです。


さて、ここで変な間を開けますと、「寒いのはオレの財布も同じだよ」というオヤジギャグをつぶやく人々が出てくる危険性もありますので、間髪入れずに本題に入ります。






突然発見された小惑星が地球周辺を3個通過した日

vor-38.jpg

▲ 2014年3月6日のロシアの声より。



「なんとなく」という話ではあるのですが、天体方面の、つまり隕石とか小惑星とかのほうが、2月あたりからまた騒がしいのです。

冒頭に載せましたロシアの声にありますが、


3月6日未明、昨年のチェリャビンスク隕石にほぼ等しい大きさの、30m級の小惑星が、立て続けに2つ、地球近傍を通過した。



ということで、内容的にはやや異なる部分もありますが、 3つの小惑星が突然発見されて、地球と月の間を通過していきました。トップに貼りました中の赤で囲んだものです。拡大しますと、この3つ。

asteroid-03.gif

表の見方は下のようになります。
距離や大きさの数値にはすべて「約」がつきます。

小惑星の名前/地球最接近の日時/地球からの距離/大きさ

小惑星2014DX11 / 3月5日 / 35万キロ / 31メートル
小惑星2014EF / 3月6日 / 15万キロ / 7メートル
小惑星2014EC / 3月6日 / 7万7千キロ / 10メートル


となります。

地球から月への距離は、約 38万キロメートルです。

どれも比較的小さなもので、仮にコースを外れて地球に飛び込んで来たとしても、元旦の時と同じく、空中で爆発消滅したと思います。・・・ただ、一番上の 31メートルのものだと・・・まあ、ちょっとアレかもしれないですが。

これは過去記事、

元旦に発見された小惑星はその翌日に地球を直撃した」 : そんな始まりを告げた 2014年
 2014年01月04日

の中で、「地球に衝突した小惑星」の表を載せていますが、小惑星と地球の距離が下のように「0.001 LD」(上空 39キロメートル)などの単位だと、ほぼ衝突コースということになります。

2014AA-top-03.gif


この時には、この 2014AA という小惑星は、下の位置で空中爆発しました。

2014AA-ene2.gif

▲ 上記の記事より。





地球に近づく小惑星の多くは「通過の直前」まで発見されない

いずれしにても、この「元旦に発見された小惑星」は小さなものでしたので、被害はありませんでしたが、今年 2014年の地球というものをいろいろと想像させるものではありました。

今回の3つの小惑星で改めて思うのは小惑星の名前で、すべて「2014」とついていることにお気づきになられるかと思います。この数字は「発見された年」で、これらの小惑星は、すべて通過直前に発見されたものです。

さらに、中央の 2014EF という小惑星は、多分、「通過後に発見された」ものだと思われます。なぜなら、前日までの地球近傍天体の表には掲載されていなかったからです。


ですので、

・今年の元旦に発見されたようなコースを取る小惑星で
・巨大なものが
・地球大気圏に衝突前に発見できない


という可能性は常にあるということは事実のようには思います。

ですので、上のロシアの声のような「地球は小惑星の危機のただ中にいる」というようなタイトルも、やや書き方は大げさでも、可能性は常に存在していることは否定のしようがないです。


そして、これはあくまで私個人の考えでしかないのですが、一昨年の、

良い時代と悪い時代(1): 500年ほど続いた「穏やかだけれど傲慢な時代」は終わろうとしているのかも
 2012年10月06日

から一貫して書いています「天体のリスクの時代」、つまり「悪い時代」は、すでに昨年あたりから始まっていると考えています。


この世のリスクには、戦争もあれば、火山の噴火、天候の激変、氷河期突入、天体の爆撃、または、パンデミックなどもあります。そして、それらに準ずる社会不安や食糧危機などがあるでしょうが、それらがどのような順番で来るかはともかく、歴史上ではどれも起きてきたことで、今年は(あるいは今年から)、それは顕著になっていくようには思っています。

すでに気候なんかは顕著ですし。

寒さも暑さもどちらも世界的なレベルで通常と違う状態が進めば、あるいは、天候の異変が続けば、食糧生産などにも影響も出てくるとも思います。

ちなみに、それとは関係ないことですが、先日の関東の大雪では、東京も含めて、流通が完全に復活するまでには1週間以上かかりました。卵や納豆など一部の商品がなかなか入らないというようなことが続いた場所が多かったです。ジャストインタイム・システムという無駄を作らないための現在の商品の商品管理システムは、結構脆いです。




隕石の目撃例も異常に多い2014年

何だか話が少し逸れてしまいましたが、そして、今年、隕石と火球の目撃例がとても多いのです。

これは、1月に書きました、

アメリカの広大な範囲で目撃された爆発光。そして、地球近傍小惑星の発見数の驚異的な増加
 2014年01月31日

という記事では、アメリカの巨大な隕石か小惑星と思われる火球の目撃について書きましたが、その後も各地で非常に多くの報道と目撃例が続いています。

今回そのことを続けて書くにはここまで長くなりましたので、明日以降にでも書きたいと思います。




太陽の異常もひしひしと

あと、タイトルに「太陽がおかしい」という文字を入れていますが、これは科学的などうのこうのというようなことではなく、見た目と、そして感覚的なことなんですよね。

科学というか数値の面でも奇妙に思うところもあります。

奇妙というより「異常」な気がしています。

私自身は、先日の、

太陽と暴動。そして、太陽と戦争
 2014年03月04日

という記事に書きましたように、社会の行方は、太陽の活動の影響を大きく受けるものだと思っています。そして、太陽活動最大期の今年は大きな影響を受けるものだと考えています。

それは天候や戦争やパンデミックなど全体のことだけではなく、たとえば、人間ひとりひとりの精神・メンタルに影響すれば、犯罪を含む「人間行動の異常」が世界的に広がってしまうかもしれないというような感覚も含まれます。


その「主」である太陽が異常なままなら、その「従」である私たち人間とその社会生活が正常を保てるとも思えないのです・・・。

過去記事で何度か取り上げたことがあり、最近では「地獄の業火に包まれ続けたウクライナと「プロビデンスの目」を結びつけるもの」という記事でもふれた 18世紀の『薔薇十字の秘密のシンボル』には下のようなイラストがあります。

bara-77.jpg


このイラストの正確な解釈はわかりませんが、「太陽の中に神様がいるっぽい」雰囲気のようにも見えます。

あるいは逆に、「神様っぽい存在から太陽のコロナが出ている」(つまり、太陽は神様そのもの)というようにも見てとれます。

そういう存在である太陽が正常に戻るのかどうかということも気になるところです。



  

2014年01月20日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





sun-bubble.gif

▲ 2014年1月18日のグローバル・サイエンス(ロシア)より。






 


太陽が噴出した球体の正体は

すでに 10日ほど前に起きたことですので、仮に地球に何か影響があったとしても、すでにその影響の時期は終わっていることではあるのですが、 2014年 1月 10日に、太陽からの「非常に奇妙な形での生成物」が認められました。上のロシアの記事のものです。

sun-bub-05.jpg



NASA の太陽観測衛星 SOHO が撮影したもので、大まかな時系列では下のような感じの現象でした。

sb-01.jpg




sb-02.jpg




sb-03.jpg

動画にしたものが下です。

太陽の奇妙なフレア 2014年 1月 10日




すべての写真は SOHO サイトの画像検索ページで下のようにセッティングして「 Search 」ボタンを押すと表示されます。

soho-setting-2014.gif


私はこの当日くらいに SOHO のサイトで見ていまして、奇妙な形だとは思いましたけれど、太陽フレアか、あるいは CME だと考えていて、「そういう形になることもあるのだなあ」と思っていたりしたのですが、昨日あたりになって、いろいろと報道されています。

トップに貼ったのは、ロシアの科学系サイトの記事ですが、翻訳しますと下のような感じの記事です。





Global Science.ru
2014.01.18


巨大な太陽の磁気の泡が地球に接近していると科学者は言う


ワシントンにあるアメリカの連邦政府機関が本日、ウェブサイト上に発表した文書によると、 NASA の太陽観測衛星が、太陽に向かって不規則に移動する構造の動きを撮影したという。

現時点では、科学者たちはこの状況が地球と地球の人類に脅威であるかどうかについての信頼できる情報は存在しないと語る。ロシアの予備データセンターの科学者によれば、これは異常に巨大なサイズの磁気バブル(泡)と似た形成体を形作っていると思われると述べている。この生成物の大きさは木星よりも大きく、また、ブラックホールと直接的な類似性を持つという。

アメリカ政府機関の情報では、この生成物のように見えるものは、カメラのレンズ内の光の分散による効果だと主張している。





とのことで、磁気バブルだのブラックホールと同じなどと、まがまがしい響きですが、しかし、最終的には、この生成物が薄まって消えていく光景を確認していますので、何らかの影響で、ガスなどが球体のような形となったということだと思います。

また、アメリカ政府機関が述べているという、カメラ内のレンズの分散といったような視覚的な問題でもなく、太陽で実際に起きていたことではあると思われます。

普通に考えれば、「奇妙な形のコロナ質量放出」ということなんでしょうが、ガスが球体になるようなエネルギーの方向や、あるいは磁場の方向の規則性などについては不思議な感じもします。

しかし、仮にこれが巨大な磁気で、地球に影響を与えるようなものであっても、太陽風の早さから計算すれば、数日前には完全に地球を通過していっているはずですので、今から何か影響があるというものではないと思われます。


ちなみに、この現象が仮に地球の地磁気に影響を与えていたとすると、先日の記事、

「真実の太陽の時代」がやってくる(3):宇宙という大きな支配者と、そして人類という大きな支配者
 2014年01月17日

mag-23.gif

などとも少し関係する話でもあるかもしれません。




光のいろいろな現象

最近は「光のこと」がいろいろと報道されていて、今朝も、下のように「虹の中を飛ぶ飛行機」のような、撮影されるのはかなり珍しそうな写真を見たりしました。ローマの上空だそうです。

虹色に染まった飛行機

rainbow-07.jpg

▲ AFP の「虹色に染まった飛行機、ローマ」より。



それと、ノルウェーでは「楕円の暈(ハロー)」が月にかかるという大変に珍しい現象も撮影されています。

ノルウェーの珍しい楕円の月の暈

nor-moon.jpg

▲ 2014年1月19日の Spaceweather 「 MYSTERIOUS MOON HALOS OVER FINLAND 」(フィンランドの不思議な月の暈)より。


上の楕円の暈は、通常の大気光学の概念では説明できないものだそう。

しかし、スペースウェザーの記事で、大気光学の専門家であるレス・カウリー( Les Cowley )さんという人は、理由は確かにわからないけれども、


「これらの謎もまた、暈(ハロー)の観測の良い刺激となるのです。美しくて、そし予測も説明もすることもできない現象が起きるなんて、まったくすごい!」


と言っておりましたが、このレス・カウリーさんの言い方には共感を覚えます。一般的に科学者や専門家は、「なんとかその現象を無理矢理説明しようとして」、暴走したり、あるいは自爆してしまうこともあります。

それよりも、「まあ、理屈はわからないけど、美しいからいいね」という態度も、特にこれからの時代には大事なような気もします。


なぜなら、多分、今後も「見たことのないような光景」が次々と出現しそうな気がするからです。


そして、今年というか、この冬は「光の塔」が各地に出現していることも特徴的です。







世界中に現れる「光の塔」

lp-tp.jpg

▲ 米国ミシガン州スプリングアーボーで 2013年 12月 11日に撮影された光柱。Realtime Image Gallery より。


太陽の光が柱のように見える太陽柱という大気現象があります。 Wikipedia の説明では、


雲の中に六角板状の氷晶があり、風が弱い場合、これらの氷晶は落下の際の空気抵抗のために地面に対してほぼ水平に浮かぶ。このほぼ水平に浮かんだ板状の氷晶の表面で太陽からの光線が反射され、太陽の虚像として見えるのが太陽柱である。


ということで、読んでも私には理屈がよくわからないのですが、いずれにしても、この太陽柱の現象が街の外灯などで起こることを「光柱」というそうです。上に貼りました写真のような現象です。

気温が低い場合しか見られないもので、それ以上に「比較的珍しい」現象でもあると思います(実際、数年前までは珍しい現象として報道されていたほどです)。

この冬はこの「光の柱」、あるいは、私は「光の塔」と呼んでいますが、この現象が世界各地で数多く見られていまして、 スペースウェザーの投稿ページなどにも数多くの光の柱の写真がアップロードされています。

今回はその写真をいくつか掲載して締めたいと思います。


この冬の世界の光柱

lp-01.jpg

▲ ラトビアのヴァルミエラで撮影された光柱。 2014年 1月 18日。Realtime Image Gallery より。




lp-02.jpg

▲ 米国ノースダコタのボーマンで 2013年 12月 19日に撮影。Realtime Image Gallery より。




lp-03.jpg

▲ フィンランドのピルッカラで 2014年 1月 14日に撮影。Realtime Image Gallery より。







  

2014年01月18日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





sun-sleep.gif

▲ 2014年1月17日の英国 BBC より。






 


現実的になりはじめた「太陽活動の休止」。あるいはミニ氷河期への突入

昨日の、

「真実の太陽の時代」がやってくる(3):宇宙という大きな支配者と、そして人類という大きな支配者
 2014年01月17日

では、人間が地磁気から受けている影響や生体磁場などのことについて少し書かせていただきました。

地球の地磁気の変化にはいろいろなことが影響していると思いますけれど、その中で「太陽活動」がとても大きな影響を地球に与えていることは言うまでもないことかとも思います。


そして、その太陽活動の「異常」については数年くらい前からかなりの数の記事でふれ続けていましたけれど、ここ2年ほどは、「異常に弱い太陽活動」のことを記すことが多くありました。代表的なものとして下のような記事があります。

太陽活動が「過去200年で最も弱い」ことが確定しつつある中で太陽活動は復活するか
 2013年10月21日

国立天文台が「太陽の磁場異変の進行」を確認し、その状態が過去の「小氷河期」と類似していることを発表
 2013年02月05日

「太陽の休止」の現実化: 2013年に最大を迎えると予測されていた太陽活動のピークがすでに終わった可能性を NOAA が示唆
 2012年11月06日


それでも、 NASA など宇宙観測機関も、あるいは太陽物理学者なども、「いつかは太陽活動が大きくなる」と思い続けて、はや数年

どうも、やはり太陽活動は大きくなる気配を見せることはなく、ここにきて、上の英国 BBC の記事のように、「太陽は活動を休止に突入しているのではないか」というような考えに包まれる空気が漂ってきています。

下は、過去記事に載せたグラフにさらに手を加えたもので、ゴチャゴチャといろいろなことを書いてしまっていますが、要するに、「現在の太陽活動はこの 200年間くらいの中でも非常に弱い」ということを示したものです。

ss-cycle-24.gif

▲ 太陽活動周期開始後58ヶ月の黒点総数の偏差。オリジナルはドイツの科学系サイトの News und Termine より。



トップに貼ったBBC の記事は動画でのニュースで、文字報道ではないのですが、そのビデオの概要を記しておきます。





Has the Sun gone to sleep?
BBC 2014.01.17


太陽は眠りについてしまったのだろうか?


bbc-2014-10-17.jpg


科学者たちは太陽が「小康状態の段階」にあると述べる。
これは太陽が眠りに落ちたことを意味する。そして、同時に科学者たちは困惑している。

歴史的に見れば、太陽活動の「通常ではない休止状態は」厳しい冬の出現と一致している。

英国オックスフォードシャーの科学研究所ラザフォード・アップルトン・ラボラトリー( RAL )の宇宙物理学主任リチャード・ハリソン( Richard Harrison )は以下のように語る。

「この黒点数の急速な減少の速度は 17世紀に太陽から黒点が消えた時と似ています。その期間はマウンダー極小期といって、何十年もの間、太陽の黒点数がほぼゼロの時代が続きました。その時に、北半球は極めて厳しい冬を経験したミニ氷河期といわれる劇的な時代になりました」。

「ヨーロッパの北部では、あらゆる川や運河が凍結し、英国のテムズ川さえその例に漏れなかったのです。バルト海も凍結しました。そして、北ヨーロッパ全域に不作と飢饉が広がりました」。


ダーウィンのモロッフ宇宙科学研究所( Moloff Space Science Laboratory )のルーシー・グリーン( Lucy Green )は、

「太陽はマウンダー極小期に向かった時のステップと似ているように感じます」

と言う。

マイク・ロックウッド( Mike Lockwood )教授は、現在の太陽活動の減少の速度は過去1万年で最も急速だという。そして、「今後 40年以内にマウンダー極小期と同じ状況となる可能性は 20パーセント程度の確率だ」と語る。

また、ロックウッド教授は、太陽活動の減少はジェット気流の動きに影響を与えると考えているという。これは長期間に渡って寒い冬が訪れる可能性を示唆している。特に、ヨーロッパ北部は暖かな大気が遮断されるため、数十年にわたって非常に寒く凍結した冬になる可能性がある。

現在、私たちは太陽活動周期のピークにいる。
しかし、その太陽活動は不気味なほど静かなままだ。






というような概要です。


マウンダー極小期というのは、 Wikipedia から抜粋しますと、


マウンダー極小期とはおおよそ1645年から1715年の太陽黒点数が著しく減少した期間の名称で、太陽天文学の研究者で黒点現象の消失について過去の記録を研究したエドワード・マウンダーの名前に因む。

マウンダー極小期中の30年間に、観測された黒点数は、たった約50を数えるだけであった。通常であれば4万〜5万個程度が観測によって数えられるであろう期間である。




というものです。

maundr-minimum-3.gif

▲ 赤で囲んだ部分がマウンダー極小期。


マウンダー極小期の「ミニ氷河期」などという響きは、年がら年中異常に寒い雰囲気を感じてしまう方もあるかと思いますが、マウンダー極小期のあいだは、平均気温から見てそんなに寒かったのかというと、下のグラフの通り、「異常なほど低いということではなかった」こともまた事実です。


中央イングランドの 1660年から 2013年までの平均気温の推移

central-1660-2013.gif

過去記事より。


上の BBC の記事に出てくるマイク・ロックウッド教授という方は、今後 40年以内にマウンダー極小期と同じような状態になる確率が 20パーセントほどあるというような、かなり曖昧な表現をしていますが、同時に、


> 現在の太陽活動の減少の速度は過去1万年で最も急速


とも言っていて、現在の太陽活動の異常さは、この数年間や数十年間という単位のものとは違う可能性があることを示唆しています。

ちなみに、「1万年」というあたりのスパンは、現代の人類にとって、過去に遡れば、比較的大きめの変化を見せた時でもあります。下のグラフは、 1万 5000年ほど前から現在に至るまでのヨーロッパと北米の平均気温の変化ですが、1万年くらい前に現在の平均気温に近づいたことがわかります。

temp-012.jpg

過去記事より。


もっと大きなスパンでは、過去 42万年分の気温の推移というものもあります。

Temperature_Interglacials-02.gif

▲ 米国エネルギー省「二酸化炭素情報分析センター」 ( CDIAC )の南極氷床データから分析した過去 42万年の間の気温変化。







しかし、すでに地球は荒れていて

ところで、上のほうに示したマウンダー極小期の際の平均気温が、現在と比べて、それほど低くなかったという事実を見ると、「極小期といっても、大したことないじゃん」と思われる方もいらっしゃるかもしれないですが、「平均は平均」であって、「ある数日間の異常」というものはそれほど反映しません。

たとえば、極端な例えですけれど、

「1週間、50度の夏があって」

「1週間、マイナス30度の冬があって」

というような異常気象下でも、平均気温として見てみると意外と普通だったりすることはあるものです。なので、「平均」という統計は、実際にはその年の雰囲気を反映しているというわけでもなさそうです。

実際にはその 50度やマイナス 30度の中での被害や死傷者というものが突出したりするわけですけれど、すべて「平均」という言葉の中に埋もれていくこともあります。


そして今後がどうなるかはわからなくても、現在の個別の状況を見ますと、平均はともかく、「均衡を欠いている」というような気温状況が目立ちます。

アメリカの寒波は何度か触れましたし、日本の一般メディアでも報道されていました。

us-big-05.jpg

▲ これは川です。米国ペンシルバニア州のハリスバーグという町の橋から、凍結したサスケハナ川を見ている女性。2014年1月11日の Daily Mail より。


しかし、同じアメリカでも、大雪どころか、少しの雨も降らず、史上最悪の干ばつに見舞われているカリフォルニアでは「干ばつによる非常事態宣言」が発令されています。

ca-drought.gif

▲ 2014年1月18日の米国のロサンゼルス・タイムズより。


カリフォルニア州の知事は、「干ばつの統計の記録が残っている過去 100年間のうちで最もひどい干ばつだ」と述べています。



ノルウェーでは、急速な気温の低下で海水ごと魚が凍ったり、湖でヘラジカが凍ったりしています。

nor-moose-02.gif

▲ 地球の記録「かつてない寒波に見舞われるノルウェーで魚の大群やヘラジカが海の中で瞬間冷凍状態に」より。



先日の、

米国との気温の差は 100度 : 気温 50度を越える中で 10万匹の焼けたコウモリが空から落ちてくる異常な熱波の中のオーストラリア
 2014年01月10日

でご紹介した異常な熱波に覆われるオーストラリアでは、おぞましいことか、テニスの全豪オープンが強行開催されていたそうで、さすがに 1月 16日あたりに中断したようですが、「ボトルも溶ける暑さ」などの見出しのニュースもありました。


酷暑の全豪オープン、失神や嘔吐する選手も
AFP 2014.01.15

au-tennis.jpg

BBC より。


オーストラリア・メルボルンで開催中の全豪オープンテニスでは 14日、記録的な猛暑の中で試合が行われた結果、選手が失神や嘔吐に苦しんだり、ボールボーイが倒れるなどの事態となった。

気温が摂氏 42.2度に達し、ラバーのコートに置いたボトルが溶けるまでになったこの日は、プレーするには過酷な環境となり、中には試合が続行されたことに憤りをあらわにする選手もいた。




というようなことになっていたようです。


いろいろなことが、「今までと同じやり方では難しい」ということになっていきそうな気がします。


北半球の私たちは、とりあえずしばらくは(普通の)冬の寒さと向き合うだけですが、もし、今回書いたような「かつてのマウンダー極小期」と同じような状態、あるいは、それ異常の太陽の異変が起きた場合、厳しい冬は何十年(場合によっては、数千年)続くということにもなるかもしれないですので、まだこの先しばらく生きていく予定のある方にとっては、寒い日常に慣れておくことも必要かもしれません。

これから先もずっと、今と同じように灯油や電気が永遠に安定供給され続けるのかどうかなどもわからないことでもあります。






  

2014年01月09日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





sunspot-2014-01-08.gif

▲ 2014年1月8日の Spaceweather より。ここまで大きな黒点はかなり久しぶりだと思います。






 


個人的な宇宙の中で自分の存在が強化されていき(超余談)

思えば、 50歳ほどにもなろうというのに、20年とか、もっと長い付き合いのある知り合いたちは、いまだに誰も死んでいませんでした。

その中には、親族など比較にならないほど緊密だったり大きな存在であり続ける人たちがいるわけですけれど、何となく無意識に「この状態は永遠かな」とか思っていたりするという弛緩した人生観の数十年だったのですけれど、現世とはそういうものではないことに気づきます。

ちなみに、私がこうして生きている理由には「田中くん」というひとりの人物の存在があるのですね。

この人がいなかったら、私は生きていなかったでしょうし、演劇(みたいなもの)も、その後の現在に至る発想もすべては出現しなかったわけで、まあ、数少ない同志的な人の中でも最大級の人物でした。

その人が亡くなっちゃったんですね。
年下の田中くんは 48歳でした。
もう8年くらい会っていなくて、久しぶりに会ったのはご遺体でした。


まあ、しかし、このことは個人的なことなので、書きません。
どう書いても感情が表現できるものでもないですし。

いずれにしても、「個人的な宇宙の部分的な崩壊」という意味では、今年 2014年という年は異常なほど鮮明に記憶される年であることが確定して、そして、第5宇宙だか第6宇宙だか忘れましたけれど、ホピ族のいう「現在の宇宙の終わり」であり、あるいはアステカの人々が、現在の太陽神トナティウの時代が終わる時とした「その年」にいる自分を感じます。

sun-god-2014.jpg

▲ 過去記事「アステカ神話の過去4つの世界と太陽。そして、現在の太陽トナティウの時代の終わりは」より、アステカ文明の暦に刻まれる過去の4つの太陽の時代。
・第1の太陽アトルは、水の太陽。
・第2の太陽オセロトルは、ジャガーの太陽。
・第3の太陽キアウトルは雨の太陽。
・第4の太陽エヘカトルは風の太陽。
そして、現在の太陽オリン(トナティウ)は地震の太陽とされています。




もちろん、上に書きましたような「宇宙の変遷」というのは、そのこと自体は私個人にとっての問題でしかありません。なぜなら、この世は、

共有する宇宙



共有していない宇宙

が交錯している、


と考えるのが今では妥当だと思っています。

科学の世界でさえパラレルユニヴァースという概念が普通に語られる状況では、私ひとりの個人で一生のうちにふれるのは「無数の宇宙の中のほんの一部」なのだということは、科学よりも、こちらの記事などでもふれました大島弓子さんの漫画『ロングロングケーキ』などのほうが的確だと思います。


何だか変な話となりましたが、いずれにしても、人はいつか死にます。肉体だとか精神だとか、そういうややこしい話を持ち出さなくても死にます。なので、そのこと自体を悲しむというより、「私の人生の節目」が目に見える形で今ここにあるということだと今は思います。


そして、私は自分の「支離滅裂な生き方」のコアを再確認して、小児ぜんそくで寝たきりだった幼稚園児の時に布団の中で決意した理念を再度思い出します。


「オレを寝たきりの幼稚園児にしたお前(相手は不明)が支配する世界では、少なくともオレは社会に迎合しないで生きる」と天井を見ながら考えていた5歳の時の気持ちです。


精神的反逆者グルーブとして生まれ、私はひとつも肯定しないで生きてきました(もちろん、否定もしない)。そして、これからもそのままで生きようと思います。この世もあの世も神も宇宙も未来も肯定もしないし、否定もしません。ただし、私の中には迎え入れないと思います。



というわけで、個人的な余談申し訳ありません。

昨日、その関係のいろいろから帰ってきて、夜遅く少しだけニュースを見ると、メディアで太陽フレアのことが報道されていました。下のはアメリカのワシントンポストの記事からです。

wsp-solar-flare-2014-01-08.gif

▲ 2014年1月8日のワシントン・ポストより。


経験的に「メジャーメディアで報道される太陽フレアはいつも安全」というのが今までの鉄則でしたので(本当に危険ならむしろ報道しないと思います)、大したものではないのだろうと思いましたが、 NASA を見てみると、よくある普通の太陽フレアでした。

ただ、ちょっと NASA の動画で面白い部分もあったので、ご紹介します。






やる気のない巨大な黒点群 1944は目覚めるか

トップに貼りましたように、現在、太陽には非常に大きな黒点群が地球に面した位置にあります。この黒点群は地球から撮影した写真でも認識できるようで、大きさだけは相当なものではあります。

wstn-sun-spot.jpg

Realtime Space Weather Photo Gallery より。 米国ワシントン州ケラー。 2014年 1月 6日に撮影。



ただ、昨年の太陽活動では、巨大な黒点が出現しても「ほとんど地球に影響を与えないまま、太陽の裏側へと消えていく」という繰り返しでした。今年の太陽活動も同じなのかどうなのかはわかりませんが、今回の太陽フレアの影響は軽微だと思います。

上にワシントンポストの見出しには「太陽が巨大なフレアを放出」とありますが、その規模は「 X-1 」であり、Xクラスの最も低い太陽フレアです。これは、強い太陽フレアではあっても、昨年一昨年と何度も放出していた規模のものでもあります。


ただ、黒点がまともに地球を向いているという状況でのフレアでしたので、磁気嵐の影響はありそうです。その磁気嵐の規模は NOAA (アメリカ海洋大気庁)によると、 S2 というクラスのものだそうで、この磁気嵐の規模については、最も弱いクラスの S1 から最も強いクラスの S5 までに分類されているようです。

mag-s1-s5.gif


この磁気嵐の規模についてのランキングは記したことがなかったですので、参考までに、アメリカ海洋大気庁のサイトより記しておきます。


NOAA Space Weather Scale for Solar Radiation Storms

太陽からの放射線嵐の NOAA の宇宙天気における尺度

S 5 = 極端に激しい嵐

生物学的影響:
宇宙飛行士の EVA (船外活動)での高い放射線障害は避けられない。また、高空飛行の航空機の乗組員と乗客が高緯度において放射線の曝露リスクにさらされる可能性。

衛星の運用への影響:
衛星が使用不能となり得る。機材のメモリ(記憶装置)への影響により衛星へのコントロールが効かなくなる可能性がある。また、画像データに深刻なノイズが発生する原因になるだけでなく、惑星探査において、惑星の位置を見失う可能性もある。また、ソーラーパネルに致命的な影響を及ぼす。

地上のシステムへの影響:
極地においては高周波での通信が途絶える可能性がある。また、ナビゲーションシステムが操作困難になる可能性がある。



S 4 = 厳しい嵐

生物学的影響:(S5と同じ)

衛星の運用への影響:
イメージンク・システム(画像、動画の管理システム)のメモリの問題により、ノイズが発生することがある。太陽電池パネルの効率が低下する可能性がある。

地上のシステムへの影響:(S5とほぼ同じ)




とあり、以下、「S 3 = 強い嵐」、「S 2 = 穏やかな嵐」も、それらと同じ表記でその影響が小さくなるという感じです。

「S 1 = 弱い嵐」は、生物学的影響や衛星の運用への影響はなく、地上のシステムへの影響は、極域での高周波無線に軽微な影響がある程度とされています。

今回の太陽フレアによる磁気嵐「S2」は、その少し上くらいのものですので、基本的には、今回の磁気嵐は、地上への影響はあまりないものと思われます。


まあしかし、上のような項目とは別に、科学的に因果関係が感銘されているわけではないこととしてではありますが、以前、

21世紀も「太陽が暗くなる時」を経験するのか? : 全世界が地獄の様相を呈した6世紀と酷似してきている現在に思う
  2013年07月15日

に載せた、下のような「病気と磁気の関係」は、データ上では確かに存在します。ですので、体調面、そしてメンタル面にも確実に多くの人々が影響を受けるのではないかとは思います。

太陽活動による地磁気と健康面の相関グラフの一部

ss-health-23.gif

▲ 磁気活動と入院数の相関グラフ。1979年に二つの病院に入院した 5000件の救急心臓症例と毎日の地磁気活動を 6年間分比較したもの。嶋中雄二著『太陽活動と景気』より。


ss-health-02.gif

▲ 各種伝染病と地磁気活動の関係。前田担著『生物は磁気を感じるか』(1985年)より。


これまで経験的に(周囲での狭い範囲の話ですけれど)、磁気活動が激しくなると、「眠れなくなる」という人が増えていたように思います。もちろん、太陽の影響を受ける人もいれば、受けない人もどちらもいるのでしょうけれど。






ムチャクチャな画像の状況は磁気による影響か何なのか

今回の太陽フレアの映像が NASA から GIF 動画などで提供されています。

これが、フレアの後の後半、荒れに荒れまくっているのですが、これが上の太陽からの放射線嵐のランキングの中にある「画像データに深刻なノイズが発生する原因」ということなのだとは思いますけれど、下のような感じでした。

2014年1月7日 18時18分 CME(コロナ質量放出) 発生前

1-flare-18-18.jpg




2014年1月7日 18時54分 CME発生

2-flare-18-54.jpg




2014年1月7日 19時6分

3-flare-19-06.jpg




2014年1月7日 21時56分 次第に画像が荒れてくる

5-flare-21-56.jpg




2014年1月8日 4時30分 何だかムチャクチャな状態に

7-flare-04-30.jpg


ノイズと言われれば、そんな感じもしますけれど、何だか「 CME と合わせて彗星や小惑星が大騒ぎし出した」というような光景にも見えたり。




世界での壮絶な光景は続く

そんなわけで、今回は太陽のことを記事にしましたけれど、今の世界光景では、何といっても圧巻なのは、アメリカの凍った光景。下はナイアガラ・フォールズ州立公園の 1月 8日の様子ですが、何もかも純白に染まって、もはや、メルヘンの世界ともいえる光景に突入しています。

ni-02.jpg

▲ 2014年1月8日の BBC より。



あと、ヨーロッパの英国、フランス、ポルトガルなどの沿岸には下のような経験したことのない大波が押し寄せています。

eu-wave.gif

▲ 2014年1月6日の Weather AOL より。



比較的、自然災害経験の少ない英国やフランスの人たちは、死亡フラグという言葉を知らないのかもしれないですが、上の写真にはそれらしき状態が垣間見えます。

史上最大の大波をその中からボンヤリ眺める地元の人たち

eu-flag.jpg

▲ 英国サウス・ウェールズのポートコール港。2014年1月6日


結構、リラックスして波を眺めている・・・場合じゃねーだろ! と教えてあげたいですが、特に死傷者は伝えられていませんので、この人たちの「気軽な見物」も無事だったようです。

最近はいろいろな地球の光景が、どれを見ても「荒れ狂う」という言葉をわりと当てはめられるわけですが、いずれにしても、 2014年も残すところあとたった 355日。


この世が終わるその日まで(わたくしだけの話ですが)、悔いのないように、あるいは適度に適当に生きていきたいものであります。



  

2013年12月31日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





cycle25.gif

▲ 2013年12月29日のインディペンデント (英国) より。






 


あけましておめでとうございます(早いわ)。

もう年号とか挨拶とかはどうでもいいんですけれど、上のように、太陽の磁場の反転、つまり太陽の磁場のポールシフトが完了したことが確認されたと数日前、 NASA が発表しました。

そんな中、先日の記事で、子どもから「12月31日は外出してはダメ」といわれたことを書いたのですが、子どもは奥さんの実家のほうに行ってしまいましたので、約束を適度に不履行しながら、奥さんの荷物持ちとして駅まで行き、買い物や掃除などをひとりでしておりました。

太陽の磁場の反転に関しては、半年以上前に、 NASA から「今年中に始まりそうだ」というアナウンスがされていて、

NASA が「太陽の磁極の反転(磁場のポールシフト)」が始まったことを確認
 2013年08月08日

という記事に書かせていただいたことがあります。


駅まで奥さんを送る道すがら、磁場の反転が完了したという太陽をボーッと眺めながら、

「磁場が反転したっていっても、見た目にゃ同じだなあ」

と思いつつ歩いていました。


奥さんがそんな私を見て言います。


奥 「よく太陽を直接見られるね」
私 「オレ、昔からよく直視するんだよ。冬の太陽は弱いし何時間でも大丈夫だよ」
奥 「私は一瞬でも見られない」


まあ、太陽の直視など目に悪いだけで、何もいいことはないですので、「しないのが正解」だと思います。私は、3年くらい前からだったか、きっかけは忘れましたが、体調や精神的に良くない時に太陽を直視するのが習慣になってしまっています。


今日はその太陽の反転の記事をご紹介したいと思いますが、タイトルに、「汚れた血」と入っているのが気になる方もいらっしゃるかもしれないですので、特に意味はないんですけど、ちょっと余談を書かせていただきます。本当に個人的な話ですので、英国インディペンデント紙の太陽の記事についてはその下にありますので、余談は飛ばしてお進み下さい。





郷愁のリンク

最近、昔好きだった映画『仁義なき戦い』初期5部作(1973年〜1974年)を、再度よく見ています。これは実際の話を映画化したものなのですが、ふと、インターネットなどで、実在のモデルとなった人たちを調べてみると、そこから出てくるのは、「岡組」というキーワードなのでした。

ちなみに、私はこの岡という姓を持って生きてきました。

この『仁義なき戦い』という話の舞台となった話の発端は、こちらの文章をお借りしますと、


かつて、広島市内においては、終戦直後から暴力団の対立抗争事件が泥沼化し、長期にわたって文字通り「仁義なき戦い」が展開され、市民を恐怖のどん底に陥し入れました。

終戦後、広島市内において博徒「岡組」と的屋「村上組」が縄張りをめぐって対立を続け、昭和21年11月に村上組が岡組の賭場をけん銃で襲撃したことに端を発し、以後、12年間にわたって血を血で洗う対立抗争を繰り返しました。




というもので、私は今回初めて知りましたけれど、この「岡組」の岡敏夫さんという組長が『仁義なき戦い』の、すべての始まりだったようなんです。

そしてまあ、調べてみると、「岡」という名前の親分衆が当時の広島にとても数多くいたことがわかります。岡精義さんという人や、また、仁義なき戦いシリーズの傑作「頂上作戦」という映画で小池朝雄さんが演じていた岡友秋さんという親分もいました。


そして・・・時代は違えど、テキヤの親分だったうちの父方の祖父が北海道の現在の栗沢というあたりを牛耳っていたのも「岡組」だったはず・・・(大正時代の頃の話ですけれど)。

祖父の出身は北緯 33度線上として有名な高知ですが、映画『仁義なき戦い』を見ていて、そして、そこに展開される広島弁や讃岐弁などを聞いて、何となく一種の「郷愁」にも似た感じを覚えるのは DNA のなせる記憶のメモリーというものなんでしょうかね。

日本人の DNA のハプログループ(同じ共通祖先を持つような似た染色体上の遺伝的特徴を持つ)は、わかっているだけでも、下ほど種類があります。

dna-2.gif

▲ 篠田謙一著『日本人になった祖先たち―DNAから解明するその多元的構造 (NHKブックス)』より。


上のは記号で書いてありますけれど、これらはすべて「別系統の祖先を持つ」ということになるわけで、一口で「日本人」といっても、遺伝学的にはかなり多くの別々の DNA のグループの集団から成り立っていることがわかります。

要するに、名字が同じことと「 DNA 云々」ということとは関係がないということはわかるのですけれど、何となく、幼稚園の頃にたまに病室で見ていたおじーちゃんの顔などを思い出したりしていた最近の私です。


ちなみに、その祖父は昭和に入る頃には引退して一般人として暮らしていました。

私が幼稚園の頃くらいに祖父は亡くなりましたが、実は、私が「おじーちゃんがテキヤの親分だった」ということをはじめて聞いたのは、私が 40歳を過ぎたころでした。帰省した際、父と酒を飲んでいた時に父が話してくれました。

その祖父は、10人も子どもを作ったんですが(なんと、そのうち男性9名)、末っ子にいたるまでの男9人のほぼ全員を大学にまで入れたのでした。よほど、自分とは違うタイプの人生を進んでもらいたかったのかもしれません。私の父親は末っ子です。

そして、テキヤの親分の息子たち9人と娘1人は、教師や公務員といった固い職業を中心に、全員が勤め人として生き、全員が定年まで全うするという非常に真面目な価値観の下に生きたのでした。


いずれにしても、今、私がここに「いる」のは、明治か大正時代に高知から北海道へとリンクした岡組というものの延長線上にあるわけで、全然関係ないことだとはいえ、そのあたりに広島の岡組から始まった話である『仁義なき戦い』に郷愁を感じる部分があるのかもしれません。






フランス映画という言葉が特別だった時代

ちなみに、「汚れた血」というフレーズですけれど、これも映画のタイトルで、1986年のフランス映画でした。監督のレオン・カラックスという人の映画は、当時は特に女性に大変人気がありました。

1980年代までは、フランスの文化は、映画にしても文学にしても「格上」という雰囲気がまだ残っていました。映画でも「フランス映画」という響きは何か特別な響きを持っていたものです。


そういえば、フランスの「特別な響き」といえば、最近、下のような報道がありました。

fr-tax75.gif

▲ 2013年12月29日の Lexpress (フランス)より。


フランスの憲法会議は、年間 100万ユーロ(約 1億 5000万円)を超える給与を支払っている企業に対して 100万ユーロを超えた部分について 75%の税を課す仏政府の法案を合憲と判断した。



という内容です。


しかし、こういうことも、日本も今では他人事には聞こえないわけで、また、あまり興味ないですけれど、株価も日本は 2007年以来だかの最高値をつけて、アメリカでは過去最高を更新中だそうで、これがいつまで続くのかは知らないですけれど、下のようなチャートの比較も最近は報道で目にします。

djia-1929-com2013.gif

▲ 米国 Business Insider より。


これは、「 2013年のアメリカの株価のチャートは、 1929年の大暴落時と同じチャートを描き始めている」というようなことを意味しているらしいです。

しかし、こういう「株価が暴落する」という話は、 2009年頃から何度も出てきては、そうはならなかったことでもあります。

今回はそのまま上がっていくのかもしれないし、あるいは、1929年どころではない暴落をするのかもしれないですし、それは本当にわからないです。ただ、どんなことにしても、「永遠に上がる」という概念は存在しないとも思いますけれど。



というわけで、もう本題からあまりにも遠く離れてしまいましたが、太陽の磁場はちょうど 2013年の終わりの頃に、「反転が完了」ということになったようで、2014年からは太陽も新しいサイクルが始まるようです。




Sun has 'flipped upside down' as new magnetic cycle begins
Independent (英国) 2013.12.29

太陽は新しい磁場サイクルと共に「上下が反転」した


太陽の磁場の極性が完全に反転した。これは、11年をひとつの周期とする太陽活動での現在のサイクル24の中間点にあたる。

太陽活動「サイクル24」の中間の時期に、太陽のS極とN極の磁場が互いに入り替わり、太陽の磁場が完全に反転したと NASA が発表した。

そして、太陽の磁場は再びその磁極が互いに入れ替わるサイクル24の終点に向けて動き出す。このプロセスは 22年間という長い時間をかけた活動となる。

NASA のトニー・フィリップス( Tony Phillips )博士は、「太陽の磁場の反転は、文字通りのビッグイベントです」と言う。

「 太陽の磁気の影響の範囲は、冥王星を超え、数十億キロメートルに拡がる “ 太陽圏 “ と呼ばれる範囲にまで及ぶのです。太陽系の外の星間空間との境界にまで影響が拡がるということなのです」

「この磁気の反転活動の最大期には、太陽にはより多くの黒点が現れ、そして、その間は、太陽フレアやコロナ質量放出( CME )のような非常に活発な太陽活動が見られます」。

そして、博士は以下のように付け加えた。

「太陽の磁場の反転は、宇宙線にも影響を与えます。宇宙線とは、超新星爆発などの宇宙での激しい出来事により発生する極めて高エネルギーの粒子で、ほぼ光の速さで移動します」。






(訳者注) このトニー・フィリップス博士の言っているうちの「非常に活発な太陽活動」ということについては、そうならなかったことは、2013年のあいだのもブログのカテゴリー「これからの太陽活動」のひとつのテーマともなっていました。

そして、太陽の磁場の反転が完了したのだとすると、太陽活動の最大期も終了に近いか、「終了した」といえるかもしれず、そうなった場合、現在の太陽活動は過去数百年で最もエネルギーの低い太陽活動だったことが確定的になると思われます。

また、インディペンデントの記事では、太陽活動の周期が 11年と記されていますが、現在の太陽活動はその周期のサイクル自体に異変が起きていることが昨年、日本の国立天文台から発表されています。参考までにその時の報道記事を載せておきます。

太陽に何が起きているのか : 太陽の異常に関する数々の報道
 2011年09月03日

という記事に載せさせていただきました読売新聞記事からの抜粋です。


地球環境に変動? 太陽北極域で異例の磁場反転
読売新聞 2011年09月02日

宇宙航空研究開発機構の太陽観測衛星「ひので」が、太陽の北極域で磁場が反転し始めた様子を観測することに成功した。

太陽の北極、南極の磁場は約11年周期で反転することが知られているが、今回は予想時期より2年も早いうえ、南極域では反転が見られないなど異例の様相を呈している。地球の環境変動につながる恐れもあるという。

磁場の反転と、太陽の黒点数増減の周期は、通常約11年で一致していたが、2009年初頭まで続いた黒点の周期は12・6年に延びた。

活動周期が延びる時期は、地球が寒冷化することが知られている。

研究チームの国立天文台 常田佐久教授は「観測されたことのない事態だ。地球環境との関係を調べるため、太陽活動を継続的に監視していく必要がある」と話す。




ということで、サイクル的に異常な状態でありつつも、「ようやく太陽磁場の反転が完了した」という表現のほうがニュアンスとして合っているかもしれません。



  

2013年10月21日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





1755年の「サイクル1」からのすべての太陽活動を見て、改めてわかる現在の太陽活動の弱さ


資料の羅列的な記事となりそうなのですが、10月の頭に、

数百年来の弱い太陽活動の中で突然起きた「太陽の大爆発」の余韻と共に NASA のサイトも NOAA のサイトもシャットダウンした朝
 2013年10月02日

という記事で、現在の太陽活動が「この 100年間で最も弱い」ということが報道されていることについて記したことがあります。



トムソンロイター財団より。






 


しかし、その後、様々な人によりデータのグラフ化などがされて、それがインターネット上にアップされるようになり、正確には「100年」というより、「現在の太陽活動であるサイクル24は、これまでの 190年のあいだで最も弱い太陽活動のようだ」ということがわかりつつあります。

下のグラフは、 NoTricksZone というサイトにあったものに、出来うる限りの解説的な注釈をつけたものです。


ss-1-24-com-01.png



もともとが、わかりやすいグラフではないのですが、注釈をつけても、何だかむしろわかりにくさが倍増している感じで、時間をかけたわりには申し訳ない感じもいたしますが、簡単にご説明します。

グラフの下に並んでいる「1から24の数字」は、1755年に太陽黒点の観測が開始されてからナンバリングされている太陽活動周期(サイクル1から24)の番号です。太陽活動周期(太陽活動サイクル)というのは、NICT (情報通信研究機構)の説明をお借りしますと、


太陽活動はほぼ11年の周期で変動しており、その周期的な変動をサイクルとして1755年から数えている。

第24太陽活動サイクルは2008年1月から開始したと考えられている。



というものです。

もちろん、この番号は、人間が太陽の観測を始めた時からのものというだけで、太陽そのものの歴史とは何の関係もありません

人間の観測以前から太陽は延々とこの太陽活動を繰り返してきたはずで、その中には太陽活動の強い(黒点が多い時)と、弱い時(黒点が少ない時)があり、それは地球の天候や、その他の様々な社会現象に影響してきたことは、過去記事に繰り返し書かせていただいています。


さて、上のグラフに話を戻しますと、「太陽活動開始後 58ヶ月目までの黒点数」を比較したもので、太陽活動が大きくなっていくまでの黒点の累積数の差を示したものです。

見てみますと、 1755年からの約 250年の間で、最も太陽黒点が少なかったのが、第7太陽周期(サイクル7)であることがわかります。グラフでは紫の丸で数字を囲んでいるところです。

サイクル7は西暦 1823年から 1833年までのサイクルなのですが、この時期を調べてみますと、ダルトン極小期というという太陽活動が弱かったときの期間と重なります。

ダルトン極小期を Wikipedia から引用します。


ダルトン極小期

ダルトン極小期は、1790年から1830年まで続いた、太陽活動が低かった期間である。

この期間に気温が平均よりも低かった正確な原因は分かっていない。
最近の論文では、火山活動の上昇が気温の低下傾向の大きな原因の1つとなったと主張されている。

1816年の夏のない年は、ダルトン極小期の間に起こり、この年の気温低下の主原因は、インドネシアのタンボラ山の大爆発であった。



とのこと。

いずれにしても、上のグラフであらわされていることは、現在の太陽活動であるサイクル24は、「ダルトン極小期以来の太陽活動の弱さ」だということになるようです。

約200年ぶりの太陽活動の弱さということになりますが、一方で、上のグラフの中で、太陽活動開始後の58ヶ月目に最も太陽黒点数の累積数が多かったのは、「第19太陽周期(サイクル19)」です。

これは 1954年から 1964年の間の太陽過活動ですので、年齢が 50代以上の方は、この時期にすでにこの世にいたということにもなります。

私は 1963年に生まれていますので、最も太陽活動が強かった第19太陽周期に生まれたということになりそうです。

この「第19太陽周期」がどのような感じだったかというのは、 Wikipedia に性目栂あります。


第19太陽周期

第19太陽周期は、1954年4月から1964年10月まで10.5年続いた。太陽黒点の最大数は201.3個で、最小数は9.6個だった。合計約227日間にわたり黒点が現れなかった。

1958年2月11日には、大規模な赤色のオーロラがヨーロッパに現れ、北緯40度までのアメリカ合衆国の都市からも見ることができた。この磁気嵐は、北米で通信障害を引き越した。1960年11月13日及び1961年10月1日には、ニューヨークでもオーロラが見られた。



というものだったそうです。

「合計約 227日間にわたり黒点が現れなかった」とあり、何だか太陽活動が弱い感じの表記に見えるかも知れないですが、現在のサイクル24では、黒点の出なかった日はさらに少なく、Spaceweatherによりますと、現在までで 486日あります。



まあ、どうにもまとなりがない展開となってしまっていますが、とにかく、現在の太陽活動は歴史的な弱さだということは(今のところは)言えるようです。「今のところは」というのは、 NASA の科学者の中には、これかに太陽活動が大きくなると言っている人もいます。

これについては、過去記事の、

太陽活動の最大期と予測されていた時期に消えていく太陽黒点
 2013年09月10日

に、NASA のディーン・ペスネルという太陽物理学者の「今後、太陽活動のピークが再び来るのではないか」という話を載せています。


なお、現在(10月21日)、太陽に久しぶりに「大きな黒点群」が現れています。
下の赤丸で囲んだ 黒点群 1877です。

hm-2013-10-21.gif


これは、アメリカ海洋大気庁( NOAA )の宇宙天気予報官によれば、複雑な磁気構造を持っているために、Mクラス以上の大きな太陽フレアを発生させる可能性があるとのことです。


本当にずいぶんと長い間、地球に向けての大きな太陽フレアはの発生はないのですが、今回はどうですかね。


このまま太陽は 200年間の中で最も弱い活動のままサイクル24の最大期を終えていくのか、あるいは、 NASA のディーン・ペスネル博士の言うように、「これから大きな活動が再びやってくる」のかどうか。


すでに2013年の後半になっていますし、その結論はそろそろ出る頃のように思います。


そして、仮に 200年ぶりの太陽活動の弱さが確定した時には、その頃の地球が経験した寒冷期のような状態となることもないとはいえないですし、何よりも太陽活動の低下は、気温や気象だけではなく、人間の様々な方面に影響を与えることも、ほぼデータにより確定していると言っていいかと思います。

これについては過去に何度かふれていますが、今年の7月に書きました、


「真実の太陽の時代」がやってくる(1):私たち人類は何もかも太陽活動に牛耳られている
 2013年07月11日


を読まれていただくと幸いに思います。



▲ フレッド・ホイル博士とチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士が、1990年にネイチャー誌に発表した「太陽黒点数サイクルとインフルエンザの流行」のグラフ。



ここまで太陽のことについて少し書きました。





2匹目のドジョウ・・・ならぬ


そういえば、余談ですが、先日の、

古代の地球の神の概念は全世界でひとつだった?
 2013年10月18日

に、カリフォルニアで発見された体長5メートル以上のリュウグウノツカイの写真を載せました。





この同じアメリカの西海岸で2匹目が上がったようです。



oarfish-2.jpg

ロサンゼルス・タイムズより。


ロイターが日本語でも報道していますが、写真がなかったですので、ロサンゼルスタイムスの記事をご紹介しました。文章はロイターから抜粋させていただきます。


米西海岸の浅瀬に再び巨大深海魚、今度は体長4m
ロイター 2013.10.21

めったに人目に触れない深海魚リュウグウノツカイの死がいが米カリフォルニア州の浅瀬で相次いで見つかり、専門家らを驚かせている。

今月13日に同州カタリナ島沖で体長約5.5メートルのリュウグウノツカイの死がいが見つかったばかりだが、18日にはサンディエゴ郡オーシャンサイドの砂浜に4.3メートルの死がいが打ち上げられた。

リュウグウノツカイは最大17メートルに成長するが、深海に生息するため人の目に触れるのは珍しく、その生態については未知の部分が多い。研究者らによると、浅瀬で相次いで発見されるのは極めて珍しいという。

カリフォルニア大学サンタバーバラ校の生物学者ミルトン・ラブ氏は「これまで地球上のどこかであったかもしれないが、めったにないことは確かだ」とした上で、2例とも人間の活動が関係しているとの見方は否定。リュウグウノツカイは泳ぎが達者ではないため強い潮流で岸近くに運ばれ、大きな波に打ちつけられて死亡したとの見方を示している。



日本では結構打ち上げられますが、アメリカでは珍しいようです。

これで、さらに次々打ち上げられると、地震というより、パキスタンのように、「アメリカの近くに新大陸が浮かび上がる」というような夢想がふと浮かんだりする秋の夜。