2013年09月17日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




「真っ赤な空の中の真っ黒の富士山」を見た日に太陽活動はほぼ止まった



fuji-2013-09-16.jpg

▲ 9月 16日の夕方、自宅から見えた富士山とそれを取り囲む夕焼けのイメージです。
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台風が来る前の気圧の変化でKOしたことを書いた記事で、「気圧の変化に弱い」というようなことを書いていたのですが、今日も体調が今ひとつで、久しぶりに病人ばりに昼間寝ていたりしました。午後から元気になりましたけれど。

とにかく、上の記事を書いた日には、頭が締め付けられるというか・・・いや、むしろ「頭に体中の血液が集まってきて爆発しそうになる」というような感覚というのか、もうアレですよ。 1981年のカナダ映画「スキャナーズ」のような頭ドカーン!というような圧迫感に見舞われたりしていました(なんだかよくわからない比喩ですみません)。




今は数年前とは違う世界

昨日(台風が通過した 9月 16日)は「それにしても、あれだけ体感が悪いってどんなのが来てる?」とも思い、ふだん見ないテレビのニュースを朝から見ていました。

ちょうど、テレビをつけた頃は、京都の嵐山の浸水が始まっている頃でした。

うちの奥さんは子どもの頃、京都で長く過ごして、京都には今でも愛着があるらしいのですが、浸水している嵐山の姿を見て非常に驚いていました。


わたし 「ここってこんな大きな川があるし、浸水とかありそうだけどね」
奥さん 「ないない。私が知る限り、嵐山がこんなになったの聞いたことない」


と言っておりました。

実際、ニュースを見てみましても、


「こんなの記憶にない」京都・嵐山、紅葉シーズン前に大打撃
産経ニュース 2013.09.16

台風18号による大雨で、京都有数の観光名所として知られる京都市右京区の嵐山を濁流が襲った。付近の桂川が一部で氾濫。渦巻く流れは、中洲にある売店を軒並み水没させ、ランドマークの渡月橋の欄干すれすれまで迫った。

(中略)近くに住む男性は「40年以上この辺りに住んでいるが、こんな増水は記憶にない」と話した。



とあり、ほとんどないことだったようです。

川の増水の始まりから洪水となるまでの時間を見ても、「考えられないほどの量の雨が非常に短時間のあいだに降った」ということなんだと思いますけれど、これは、前回の、

世界でさらに拡大し続ける黙示録的な洪水 : 今や「神話」を越えつつある現実の世界
 2013年09月15日

にも書きましたけれど、何だかこういう本来ならあり得ないような豪雨が「標準化してきている」というような凄さを感じます。


まあ・・・最近ずっと感じているんですけれど、やっばり、本当に私たちは、「ちょっと前までとは違う世界に住んでいる」ということは思います。

すべてのことが今までと同じような日常の中で過ぎていくので、あまり気付かないと思うのですけれど、たとえば、震災のあった 2011年の「前」と「後」だけでも、天候や環境はもちろん現在のように変化しているのですけど、それ以上に、「人の心が大きく変わった」か、あるいは、「それぞれの方向にわかれていっている」というようにも思います。


よく言われるように「2つの世界に別れていっている」というような単純なことは思いませんが、しかし、それでも確かに方向性として、今の人類は「自分たちが生きている世の中の考え方」について、2つとか3つくらいの大きな「それぞれの方向」に向かって動いているように感じます

それぞれが、「どういう方向に進もうとしているのか」ということに関しては、うまく説明する言葉を持たないですが、この「それぞれの違う方向に向かう人々の集団」は、何か大きな出来事が起きるたびに、さらにその方向への考え方を強くしていっているように感じます。


そして、それぞれの人々の考えは、「お互いにほぼ完全に理解も許容もできない」ようなレベルにまで溝は広がっているようにも思います。


私自身も、最近は今の世の中に暮らしていることに対しての違和感は限界に近づいてきていることを感じますが、しかし、今は子どもなどもいる以上、あっさりあの世へとバイバイ・・・などという行動がとれるわけでもないですし、現実の社会との和解点を探そうとしているけれども、以前と違って、もうそれを見つけることが不可能になりつつあります。

今後、さらに自然や環境、あるいは社会に大きな出来事が起きれば、考え方の違う人々の間の許容点はさらに小さくなり、普通に同じ社会に住んでいても、要するに、「ふたつの別の世界」のような生き方にさえならざるを得ないようにも思います。




私はもともといろんなことを信じない人ですけれど、今は最も基本的なことである「自分が生きている世の中」というものとの接点を信じづらくなっているということはあります。しかし、そのあたりのことは、ウダウダと書いても仕方ないですので・・・。






風の意味や雨の意味

ところで、タイトルの「真っ赤な空の中の真っ黒の富士山」の話のほうですが、昨日 9月 16日に台風が去った後、夕暮れころの時間に、私の部屋に奥さんがきて、

「富士山がすごくはっきり見えてるよ」

と言うので、ベランダに見に行きました。

何しろ、今年は夏の間、まったく富士山が見えることがなかったのです。

植物の世話があるので、ベランダには毎日出ますが、今年は7月くらいから富士山が見えたことが多分まったくといっていいほどなかったと思います。

昨年は、9月の頭の記事「大出血のような太陽フレアと真っ赤な富士山上空を眺めながら(略)」という記事に富士山が見えたことが書いてありますので、夏だから見えないというものでもなさそうです。


まあ、今年は大気が昨年より悪かった(あるいは今も悪い)ということは言えるとは思います。


もう忘れられている感じがありますが、微小粒子状物質( PM 2.5 )のことが話題になったことがありましたが、報道されなくなった後も、今年は濃度が高い日が多かったです。地域にもよりますが、いわゆる警戒値を越えることなど日常的でした。

今でも、各都道府県では濃度を発表していて、Yahoo! 大気汚染原因物質 PM2.5 関連対策情報まとめというページにはすべての都道府県のリアルタイム情報へのリンクがあります。


まあ、それはともかく、そういうように「今の日本は基本的に大気の状態が悪い日が多い」という現実も関係していたようですが、夏は富士山が見えなかった。しかし、昨日の台風通過後に何ヶ月ぶりかに、富士山がくっきりと見えたのは、台風の雨と風がそれらを吹き飛ばしてくれたからのようです。

強風も豪雨も災害をもたらすものではあるけれど、それと同時に悪いものも含めて吹き飛ばすというような作用は確かにあります。


ちなみに、今日はすでに富士山の姿は霞んでいました。





赤い空を見て思い出す「私の存在には意味がない」と思い続けていること

話が逸れましたが、すごかったのは、その台風通過後の夕方に見えた富士山の光景・・・。

真っ黒な富士山の上を全面的に雲だけが赤くなった空が覆っているのです。写真を撮らなかったですので、一番上に載せた写真は、それを思い出してイメージ的に作ったもので、まあこのような雰囲気でした。

前述しましたように、大気中の不純物が飛ばされたせいか、夕焼けの中でも、大気そのものは赤くならずに澄んでいる。なので、空は青々としていて、そこに浮かぶ雲だけが赤くなっている。

その赤い面積の広いこと!

見上げて目に入る空のすべてがそのようになっている。
つまり、全天が赤い空。


「こんなに空全体が赤くなったのを見るのは久しぶりだなあ」


と口に出しながら、ふと、最も有名なシリアルキラーのひとりであるペーター・キュルテンの夕焼けのエピソードを思い出しました。キュルテンに関しては、英国の作家コリン・ウィルソンの 1963年の著作『殺人百科』に非常に詳細に書かれています。

キュルテンの主な犯行は 1920年代のことですが、そのような戦前の犯罪者の記録が詳細に残っているのは、キュルテンの逮捕後から処刑されるまで彼に面談し続けて、研究したドイツの精神学者カール・ベルク博士が極めて詳細な調査報告を残したからのようです。

そのコリン・ウィルソンの記述の中に以下のようなくだりがあり、空全体が赤くなっている空を見て、それを思い出したのです。


1925年、キュルテンはデュッセルドルフに帰った。その日、彼は夕日が血のように赤いのを見て喜んだ。デュッセルドルフの「恐怖時代」が始まったのは、それからである。



ちなみに、また話が逸れますが・・・っていうか、今回は本題自体よくわからないですが、上のコリン・ウィルソンの『殺人百科』をはじめて読んだ時、その長い「まえがき」を読んで、大変に衝撃を受けたことを覚えています。そして、この「まえがき」を読んだことが私がその後に演劇的なことを始める思想的なキッカケともなっています。

はじめて読んだのは学生の時だったんですが、当時、一緒に演劇などをやっていた年下の友人がいて、その男の部屋にこの本があったんですね。30年くらい前です。

コリン・ウィルソンは、そのまえがきで、殺人を語る上で避けられない問題として、「実存主義」についてえんえんと語ります。実は私は当時も今も「実存主義」というものが何かを知らないのですが、それでも、コリン・ウィルソンの文章には妙な迫力があります。

その中の一節に


実存主義の出発点は、大部分の文明人がよりどころとしている価値に現実性や意味があるという考えを否定することである。

実存主義の見方によれば、文明人は自分自身について虚像をえがいており、それが人間を今日のような、巨大な火薬樽の上に腰かけて爆弾の爆発とともに吹き飛ばされるのを待つような危険な立場にみちびいたのである。



という部分があります。

この「自分には価値や意味がない」という文字の流れにショックを受けたのも、私自身ずっと「自分には価値も意味もない」と考えていたからでした(今も自分に対しての考えはそのままです)。

いずれにしても、その実存主義というものをえんえんと書いている前書きは、まあ、とても難解なんですが、大変に興味のある内容でした。

関係ないですけど、そういや、今も漫画家なのかどうかしらないですが、少なくともかつては人気漫画家だった蛭子能収さんの 1980年代の作品にも「私の彼は意味がない」というタイトルのものがありました。

ebus-02.jpg

▲ 蛭子能収さんの『私の彼は意味がない』の表紙。30年以上前の漫画だと思います。



・・・・・なんだか、内容に収集がつかなくなってきているので、一応、今回の本題と考えていることをご紹介して、締め括りたいと思います。





ほぼ一直線に消えていく太陽活動


先日、最近の太陽活動に関して、

太陽活動の最大期と予測されていた時期に消えていく太陽黒点
 2013年09月11日

という記事を記しました。

その後の太陽活動はどのようになっているか。

それを表すような報道が 9月 16日のスペースウェザーの記事から伺えます。

sw-2013-09-16.png


その内容を記します。



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2013年09月11日



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最初に今朝のスペースウェザーの記事をご紹介します。




ALMOST-BLANK SUN
Spaceweather 2013.09.11

ほとんど空白の太陽

2013年は、太陽活動が最大の年であると仮定されている。

なるほど、確かに、太陽の磁場は反転しようとしており、その点からは太陽活動の最大期に達している態勢ではあるように見える。

ところがである。
下の今日の太陽の写真を見てほしい。

この状態はどう見ても太陽活動最大期ではなく、太陽活動の「最小期」にしか見えない。何しろ、黒点がほぼまったく見えない状態なのだ。


blank_sun_2013-09.jpg


太陽の表面を慎重に見ると、活動の弱い小さな黒点群が2つあることがわかる。しかし、 NOAA の予報官は次の 24時間にMクラスかXクラスの太陽フレアが発生する確率は1%以上に満たないと推測する。

実際、今回の太陽活動最大期は、この 50年の中で最も弱いものだ。

研究者の中には、太陽活動の最大期はふたつのピークを持っていると考えている科学者が少なくとも1人いる。そうだとすれば、私たちは今、ふたつのピークの谷の中にいるとも考えられる。次には 2013年と 2014年の間に急速に太陽活動が増加する可能性がある。





ということなんですが、 NASA の他の写真で見ると、「ほとんど空白の太陽」というこの記事の表現がよくわかる気がします。

mdi_sunspots-09-11.jpg

NASA SOHO サイトより。



記事にあります2つの小さな黒点群は上の写真にも番号がありますが、下のふたつです。

sunspot-2013-0911.png


これはそれぞれが「群」で、この中に黒点が複数存在します。

その2つの群の中の全部の太陽黒点数が現在 23個ということなんですが、この「 23」という数がどのくらいのものかというと、たとえば、 8月 12日から 9月 11日までのこの1ヶ月間の黒点数の推移を見ますと、上の記事でこの記事を書いた人が、


> 今の状態は、どう見ても太陽活動の「最小期」にしか見えない。


と書いた理由がおわかりになるかと思います。

下の表は宇宙天気情報センター( NICT )の「黒点情報」というページからのものです。

sun-0812-0910.png

NICT 黒点情報より。


また、この「太陽活動最大期というより、最小期にしか見えない」という表現に関しては、これまでのそのふたつの時期(最大期と最小期)の太陽表面の感じの比較でもわかります。

下の写真は、 2001年 3月の太陽活動最大期の頃の太陽の黒点と、最小期に近い頃の 2005年 1月の太陽の比較です。

sunspot_max_min.jpg

Windows To Universe より。


少なくとも少し前までは、今頃の時期は上の写真の「左側」の状態になっているはずだったと予測されていました。

それどころか、現在の太陽活動の最大期の活動は「今までになく大きくなる」という予測も数年前までは主流でさえありました。

つまり、 2013年の夏頃は太陽表面は黒点だらけで、毎日のように太陽フレアが噴出し、地球の至る場所が電磁パルスで停電に至る・・・・・というような 2013年が本当に想定されていたのです。ほんの2〜3年ほど前まで。

いや、私だってその頃にはそう思っていました。

たとえば、ちょうど3年ほど前の 2010年 9月 23日の In Deep の 記事のタイトルは「NASA が発表した「2013年 太陽フレアの脅威」の波紋」でした。

solarflare-2010-2013.jpg


しかし、実際には今年 2013年の夏は、太陽フレアの活動も大きなのものはほとんどありません。

そして、すでに昨年の 2012年の時点で、下の過去記事のタイトルのようなこと言われはじめていました。下の記事は余談が多いですが、昨年 11月のものです。

「太陽の休止」の現実化: 2013年に最大を迎えると予測されていた太陽活動のピークがすでに終わった可能性を NOAA が示唆
 2012年11月06日








すでに4ヶ月間発生していないX級フレア


ところで、この夏、どのくらい太陽活動が静かだったかというのは、たとえば、どのくらいの規模の太陽フレアが発生していたのかということを調べてみてもわかるように思います。

太陽フレアは規模の大きさで上から「X」、「M」、「C」、「Bクラス以下」というようにわけられます。「X」が最大です。

これは NICT にその年の毎日の記録があり、そこから抜粋させていただきます。

赤い部分が「X」クラスのフレアが発生した日です。

2013-x-flare.png

NICT 太陽活動の現況より。


5月 16日にXフレアが発生して以来、約4ヶ月もの間、大きなフレアであるX級のフレアが発生していないだけではなく、黄色にも注目していただきたいのですが、Xフレアより弱いクラスの「M」クラスのフレアもほとんど発生していないことがわかります。



今年 2013年は現在までのすべてにおいて太陽活動が弱いです。

下は、今年の 9月 11日までのすべての太陽フレアの状況ですが、「赤」の部分は、すぐに数えられると思いますが、それがXフレアです。

9月 11日までの 2013年の太陽フレアの全状況

2013-all-flare.jpg



スペースウェザーの記事では「 2013年から 2014年に太陽活動が大きくなる可能性がある」というように書いていますが、それに対しては今では否定的な意見のほうが多いかと思います。

つまり、「太陽活動はこのまま増大しない状態で現在の太陽活動(サイクル 24)が終わるのでは」ということを考えるほうが確かに現状ではわかりやすいような気もします。


なお、上のスペースウェザーの記事で、


> 研究者の中には、太陽活動の最大期はふたつのピークを持っていると考えている科学者が少なくとも1人いる。


という言い方となっている部分がありますが、これは、多分、過去記事の、

「太陽に何か我々の予測できないことが起きている」: 太陽活動の今後についての NASA の物理学者の見解
 2013年03月03日

の翻訳でご紹介した記事に出てくる NASA ゴダード宇宙センターのディーン・ペスネルという太陽物理学者の人のことだと思います。

今となっては、この科学者の言っていることは時期としては否定されていますし、私自身もどうしてもそうは思えない部分がありますが、このような意見もあるということは思い出してもいいとも感じましたので、内容を短くして再度掲載します。



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2013年08月21日



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そして、もしこの規模のCME (コロナ質量放出)が地球の面した場所で発生した場合は?



cme_comet_top-01.jpg

▲ 太陽の背面の全域に暈(光の輪)を形成した巨大な CME が 8月20日に発生しました。
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太陽の背後がすべて爆発したような太陽面爆発の中で


8月20日に、太陽で上の写真のような「太陽の全域をグルッと囲む」ように巨大な光の暈を拡げた CME が起こりました。

この CME の巨大さもなかなかのものなのですが、特筆すべきは、「まるで CME の発生をあらかじめ知っていて、そこに飛び込むように」太陽に突入していった彗星の光景が NASA の太陽観測衛星 SOHO の太陽画像に写されていたことでした。

上の「彗星」と丸く囲んだ部分ですけれど、少しわかりにくいですので、もう少し画質のいい NASA の写真からピックアップすると下のような感じです。

comet-s1.png


どうして「 CME の発生をあらかじめ知っていて」というような書き方をしたかというと、この彗星、巨大 CME 発生の直前に突然、太陽観測衛星の画像上に現れたからです。

下の写真は、 CME 発生直前の別の SOHO のカメラの画像です。

finder_s2013-08-19.jpg


そして、この直後、太陽では巨大な CME が発生して、彗星は CME のエネルギーによって「消滅」してしまいました。下の写真は彗星が消滅する直前です。

comet-disap-2013.jpg





太陽に飛び込む彗星の意味

ところで上の図にある「レグルス」という星を私は知りませんでしたので、 Wikipedia で調べてみると、「しし座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つ。黄道上の唯一の1等星で、航海位置の計測の基準となる常用恒星」というものだそう。

ちなみに、この「レグルス」という星は、下のように巨大な恒星らしいです。

regulus_sun.jpeg

▲ 太陽とレグルスのサイズの比較。earthsky.org より。



話がそれましたが、今回の彗星について、スペースウェザーの記事をご紹介しておきます。



SUNDIVING COMET AND FULL-HALO CME
Spaceweather 2013.08.20

太陽に飛び込んでいった彗星と、太陽を完全に光の輪で覆った CME

小さな彗星が、今朝、太陽に突入し、そして、その彗星が太陽に到達する直前に、太陽は壮大な全面の光の輪の暈( Full Halo )を形成した CME を発生させ、この彗星を消滅させた。

写真では、彗星が最後に激しく気化して消滅していく様子が見てとれる。おそらく数十メートル程度の直径の核の彗星では、この太陽の激しい放射の攻撃の前には、生き残ることは無理だったであろう。

この CME の爆発は、地球から見て太陽の裏側で発生した。画像で見ると、 CME と彗星は交差しているように見えるが、直接的な交差はなかったと考えられる。

彗星は地球から見て太陽の前面を通っており、 CME は裏側だ。

このような「太陽に飛び込む彗星」が太陽フレアなどの太陽表面での爆発のトリガーになっているのではないかということを質問されることがある。

しかし、既知のメカニズムでは、彗星と太陽の爆発活動には関係がない。彗星は、太陽の磁場を不安定にさせるためにはその大きさがあまりにも小さい。

この消滅した彗星は、クロイツ群(近日点が太陽に近い軌道を持つ彗星)、あるいは、サングレーザー(太陽に非常に接近する彗星)の1つだった。これらのサングレーザーは、単一の巨大な彗星が破壊した断片であると考えられている。

太陽では毎日のように、小さな彗星が飛び込み崩壊しているが、今回のように観測できる大きさの彗星の場合は、注目を集めることも多い。






ということです。



太陽と彗星の勝負


ところで、上に、スペースウェザーの意見として、


「太陽に飛び込む彗星」が太陽フレアなどの太陽表面での爆発のトリガーになっているのではないかということを質問されることがある。しかし、既知のメカニズムでは、彗星と太陽の爆発活動には関係がない。



という部分ですけれど、これですね・・・まあ、確かにメカニズムとしては関係ないでしょうし、確かに太陽と彗星では大きさに差がありすぎて、その比較というのは難しいとは思うのですけれど、しかし、たとえば「地球上での勝負」ということを見ると、大きさの差というのはあまり関係ないということにも気付きます。

たとえば、「ウイルス vs 人間」というあたりの勝負はつい近代になるまで、どうやっても体積的に巨大な人間は勝てなかったですし、今でも根本的には勝てていません。

まあしかし、そういうことはともかく、過去に、「どう見ても太陽と彗星が戦っている」という光景の写真を、 SOHO が捕らえていたことなどを思い出します。


下の様子は、2012年3月14日に「スワン彗星」と名づけられた彗星が、太陽に飛び込んでいった前後の数日間の流れです。「今の太陽は自分自身も爆発を繰り返しながら何かと戦っている模様」という過去記事からです。



2012年3月14日から16日までの太陽でのバトル

・03月14日 太陽に巨大な彗星が接近

sun-04.jpg



・彗星はそのまま太陽に突っ込む

sun-05.jpg



・彗星が突っ込んだのとほぼ同時に、太陽の反対側の面から大爆発(フレア)が発生。同時に、コロナ質量放出(CME)が発生

sun-06.jpg



・その翌日、彗星が突っ込んだ場所が爆発。そして、反対側から再び巨大なCMEが発生

sun-07.jpg



というような、派手な太陽での爆発事象などもありました。


今回の巨大な CME の発生は、彗星とは関係ないとは思いますが、太陽の周辺で様々に起きている現象は、「既知のメカニズム」だけでは説明できないレベルに達しているような気もしないでもないです。




2013年のキャリントンの嵐

しかし、仮に、今回のような巨大な CME が地球の方に向いて発生した場合、過去記事の、

スーパーフレア(超巨大太陽面爆発)とは何なのか
 2012年05月18日

アメリカ国立科学財団が太陽CMEによるテクノロジー破壊を警告
 2010年03月20日



といったような自体に「やや近い状態となる」可能性はあることは事実かもしれません。ただ、上のような出来事も、太陽で巨大 CME やスーパーフレアのようなことが起きてから地球に到達するまで数十時間のタイムラグがあり、十分に準備できます。


まあ、そのような大規模な災害についてはともかくとして、これから数日から1週間ほど、地球は磁気の影響を受けるかもしれません。

どんな影響かというのは何ともいえないですが、たとえば、過去記事の下のような相関グラフなどもありますので、体調など含めて、ご留意下さい。



▲ 過去記事「21世紀も「太陽が暗くなる時」を経験するのか? : 全世界が地獄の様相を呈した6世紀と酷似してきている現在に思う」より。オリジナルの出典元は、前田担著『生物は磁気を感じるか』(1985年)。

私なんかはもう最近すでに体調悪いのですけれど、これが単に暑さのせいなのか、「社会を覆う毒的なもの」にやられているのかわからないにしても、地球全体の社会も個人も、今ひとつ安定や安寧とはほど遠い感じを受けざるを得ません。

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2013年08月08日



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solar-flip-topsn.jpg



地球は広大な「太陽圏の電流シート」と巨大な磁場嵐に包み込まれる


太陽の磁場の逆転、つまり太陽の磁場のポールシフトに関しては、一昨年以来、「いつ起きるのだろうか」というようなことを含めて、何度か記事にしていましたが、 NASA が公式に「近い」と発表しました。

あと3ヶ月〜4ヶ月くらいの間までには発生するだろうと見られているようですので、秋の終わり頃までには太陽の磁場が逆転するということになりそうです。

この太陽の磁場の逆転事態は約11年周期(今はこの周期が崩れてきていますが)の太陽活動としては正常な動きなのですが、留意したいのは、国立天文台などの観測によって、「現在の太陽磁場には異常が起きている」という可能性が高いということです。

すなわち、「太陽磁場の4極化」で、図でいえば、下の右側の「2012年の太陽」という状態となっている可能性があるということです。




上の状態について書きました過去記事は、

奇妙な太陽のポールシフトは太陽系全体に影響を与えるか?: 国立天文台が発表した「4極化する太陽磁場」
 2012年04月21日

国立天文台が「太陽の磁場異変の進行」を確認し、その状態が過去の「小氷河期」と類似していることを発表
 2013年02月05日


になりますが、今回の NASA の記事にはその「太陽の磁極の4極化」についてまったく触れられていませんでしたので、太陽の磁場の現況についてはわかりにくい面はあります。


しかし、もし仮に「太陽の4極化」が現在でも続いているというような場合、今までと同じ太陽活動周期で起きていたことと同じような「ごく普通の動きとなる」と言えるものなのかどうかは何ともいえない面がありそうな感じもしないでもない、というような感じもしないでもないです(どっちだよ)。


ちなみに、本記事には、太陽圏電流シートのような聞き慣れない言葉が出てきますが、太陽の磁場の反転の時の、地球が太陽磁場の反転で受ける「太陽圏電流シート」の影響を図で簡単に表しますと、下のような感じになるようです。

realtime_flarealert.jpg

The Extinction Protocol より。


この図などから見ますと、地球は太陽の磁場の反転によって磁場と電子の影響を大きく受ける、ということになるようなのですが、それがどのくらいの期間続くのかはよくわからないですし、その影響もわかりません。






太陽活動と地球の地震や火山の噴火などとの関係についての再考

ちょっと横道に逸れますが、先月、何度か出てきました『太陽活動と景気』という著作の中で、個人的に大変に驚く記述を見かけまして、少しそのことを書いておきます。

それは、「太陽黒点の変動と連動して、地球の表面の距離自身が変動しているかもしれない」というデータです。

下の図は、フランスのパリ国際時間研究所という機関の所長が計測した「パリ・東京」、「パリ・ワシントン」間の距離(経度)のグラフです。

stoico.png


上の図の意味しているところは、「パリ-東京間、そしてパリ-ワシントン間の距離が 11年周期の太陽黒点サイクルと連動して変動している」という、ちょっとにわかには信じがたいデータなのですが、これがもし本当か、あるいは再度実証できるのなら、「地球の表面の地殻は太陽活動と連動して動いている」ということが言えるかもしれなく、太陽活動と地殻異変の関係が、もしかしたら何かわかるのかもしれません。


それにしても、太陽については、その観測技術などについてはとても発達してきたわけですが、「太陽と人類の関係」についての学問についてはほぼ衰退してしまったというような感じがあります。

私は今となって「その理由」が何となくわかってきましたけれど、しかし、その根本的な理由はともかくとして、ごく一般的な理由として、「現在は、いわゆる科学者しか太陽のことを研究していない」ということがあることに、やはり『太陽活動と景気』の一節で気づかされます。

以下のような記述があります。

ちなみに、この著作を書いた嶋中雄二さんという方は、三菱UFJ証券参与・景気循環研究所長という立場にいる方です。


『太陽活動と景気』 第9章 コンドラチェフ・サイクルと太陽活動 より


今日の経済学者は、学問の細分化の影響を受けすぎたためか、経済問題を考える場合、経済変数だけか、あるいはせいぜい政治・文化・歴史・社会・技術といった周辺諸分野の知識のみで処理してしまおうとする傾向がある。

だが、 19世紀の経済学者は、けっしてそのような狭いアプローチでは満足しなかった。「経済学」( Economics )の名づけ親の一人でもあるジェヴォンズは、その半生を経済変動の周期性の研究に捧げ、ついにその原因を 11年の太陽活動周期に求めた。

いわゆる「太陽黒点説」の提唱者であり、 1870年代のことである。



何だかとても納得できます。

学問の細分化というのは、「専門」という意味では良い面もあったのかもしれないですが、科学の基本は「すべての根本はひとつ」という、エメラルド・タブレットなどにも通じる理念だと思う部分はありまして、「大局的に見る」ということは科学者であろうと、経済学者であろうと大事なことだと思います。いわゆる「学者」という肩書きのある方々は、そうであってほしいと願います。


というわけで、ちょっと横道に逸れてしまいましたが、 NASA のサイエンス・ニュースから太陽の磁場の反転についての記事です。



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2013年07月26日



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宇宙も太陽も自分たちの中に存在しているという認識を持つ人類文明を夢見ながら

soho-angels.jpg



真実の太陽に近づくためには、太陽の変化が必要なのではなく、私たち人類の精神的変化が必要だと考える最近


少し前に、下のふたつの記事を書きました。

「真実の太陽の時代」がやってくる(1):私たち人類は何もかも太陽活動に牛耳られている
2013年07月11日

「真実の太陽の時代」がやってくる(2):私たちの太陽系は「尾」をなびかせながら宇宙を進んでいた
2013年07月14日


上の「1」のほうは、『太陽活動と景気』という本に掲載されていたおびただしい資料と近代の太陽に関しての学問の歴史を見ているうちに、「人類史と太陽との間のあまりにも密接な関係」いうものがわかってきたということを書いています。

「2」は、最近観測された「太陽系の全体の真実の姿が彗星と似ている」ということを記した記事でした。パンスペルミア説の多くでは、彗星が宇宙の中で生命を運搬すると考えられています。



▲ 上記記事「「私たちの太陽系は「尾」をなびかせながら宇宙を進んでいた」より。


そして、これらの記事に「真実の太陽の時代がやってくる」というタイトルをつけた意味なのですが、それは、太陽のほうに何か起きるというほうの意味ではなく、「太陽に対しての人間の考え方にきっと変化が起きてくる」という一種の希望をこめてつけたものです。


上の「1」の記事ではロシア宇宙主義の科学者であり、太陽生物学(ヘリオバイオロジー)という学問を提唱したチジェフスキー博士について、三菱 UFJ 証券参与・景気循環研究所長の嶋中雄二さんの著作『太陽活動と景気』の中に書かれてある下の部分を抜粋しています。


ロシアの科学者で歴史家でもあったA・L・チジェフスキーは、紀元前 600年にまで遡り、戦争、民族大移動、革命、流行病のような社会的大変動に及ぶ資料を72の国から集め、これら地球上の人間活動と太陽活動との関係を徹底的に調べた。

太陽の影響力は、彼によれば、個体から集団、群生に至る生物系のすべての組織レベルにおよんでいるとされた。

こうして、チジェフスキーは、地球上のあらゆる生物の発達は、太陽宇宙因子の直接的影響下に進んだものであり、人類もその例外ではないと考えた。彼は、戦争や革命など人間の不穏状態に関する徴候、あるいは「大衆の興奮も太陽の周期に従っている」とした。



上の中で、

> 戦争や革命など人間の不穏状態に関する徴候、あるいは「大衆の興奮も太陽の周期に従っている」


の部分に関しては、その相関グラフから明らかで、チジェフスキー博士は下の図を 1920年に発表しています。今から2年ほど前の記事「最近のカオスな太陽データから考えるいろいろなこと」に載せたものに注釈を加えたものです。

helio-1920.png

▲ オリジナルの論文は、 Cycles Research Institute に保存されています。


今、社会は全体として混沌としていますけれど、様々な要因はあるとしても、その最も大きな要因は「太陽」だと言って差し支えないと私は思います。

しかし、この響き・・・、つまり、「動乱や戦争の一番の原因が太陽」だなんてことは、今の人間社会の価値観では認められないし、もちろん、そんな報道もできないはずです。

その最も大きな理由は「人間が人間をコントロールしているのだ」という意識が、今の地球にはあまりに大きいからだと私は考えています。「エライのは自然ではなく人間である自分なのだ」と。

確かに、人間が人間を社会的にコントロールしていることも事実ですけれど、それが「大きな波」となって社会を変革や破壊するまでの大きさになるためには、地球の人間の精神状態や生理状態がいつもとは違う興奮状態にある必要があります。

もっとも、ある種の社会的指導者の人々の一部はこの「太陽と人間の仕組みを知っている」という可能性はあります。

911が起こされたのも太陽活動最大期でした。

・・・いや・・・そんな程度の話ではなく、歴代の人間による歴史的な事件のほとんどは太陽活動最大期に起きています。

下は4年前にクレアなひとときの「皆既日食と地震と1963年のことなど」という記事のために調べた、過去の太陽活動と世界の歴史的な大事件の発生の関係です。



・第5太陽活動周期(1790年前後がピーク) フランス革命(1789年)
・第6太陽活動周期(1805年前後がピーク) 神聖ローマ帝国の解体(1806年)
・第7太陽活動周期(1815年前後がピーク) ウィーン体制の開始(1815年)
・第8太陽活動周期(1830年前後がピーク) フランス7月革命(1830年)
・第9太陽活動周期(1838年前後がピーク) アヘン戦争(1840年)
・第10太陽活動周期(1850年前後がピーク) 太平天国の乱(1851年)
・第11太陽活動周期(1860年前後がピーク) アメリカ南北戦争(1861年)
・第12太陽活動周期(1870年前後がピーク) 独仏戦争(1870年)
・第13太陽活動周期(1885年前後がピーク) 甲申政変(1884年)
・第14太陽活動周期(1895年前後がピーク) 日清戦争(1895年)
・第15太陽活動周期(1918年前後がピーク) ロシア革命(1917年)
・第16太陽活動周期(1930年前後がピーク) 大恐慌スタート(1929年)
・第17太陽活動周期(1940年前後がピーク) 第二次世界大戦勃発(1939年)
・第18太陽活動周期(1948年前後がピーク) 第1次中東戦争(1948年)
・第19太陽活動周期(1958年前後がピーク) チベット動乱(1959年が頂点)
・第20太陽活動周期(1970年前後がピーク) ブレトン・ウッズ体制の終了(1971年)
・第21太陽活動周期(1980年前後がピーク) イラン革命(1979年)
・第22太陽活動周期(1990年前後がピーク) ソ連崩壊(1991年)
・第23太陽活動周期(2000年前後がピーク) アメリカ同時多発テロ(2001年)




何もかも「歴史的な争乱や変革」というのが、太陽活動の最大期に起きているのです。

この時期でなければ、それらは上の時ほど大きな動乱にならなかった可能性もあるかと思います。

なので、「仮に」、そういう事件や出来事が何者かによって仕掛けられていたものだとすれば、誘発させる「タイミング」は太陽の活動状況と照らし合わせていた可能性を強く感じます。





太陽を理解する時までに

現在の社会では、太陽と社会活動の関係は真面目な社会論の中で語られることはありません。

しかし、いつかは私たち人間はそこに向かわなければならないはずです。

太陽こそが私たち人間の活動の中心だということを認識するという方向に。



太古、さまざまな地域の人々は、太陽を神と崇め、あるいは神と崇めなくとも、太陽を中心とした生活を送っていました。

太陽が単に熱と光を与える「学問上の物体」という範疇を越えて、人間の生活の中心だったと思います。そして、太陽生物学のような近代の様々な学問も、「太陽と人間が一体化していること」を調査で明らかにしているのです。




▲ アステカ神話の太陽神トナティウ。神話では現在の太陽そのものの存在で、この神の舌(黒曜石のナイフ)が宇宙を形作る4つの要素と一致する時、現在の第5の太陽滅亡の日となるのだそう。過去記事「太陽黒点磁気スマイルと現在の太陽神トナティウ」より。


しかし、もっと重要なことは「私たち人間は太陽に単に支配されているわけでも、太陽に従属しているわけでもない」ということです。

なぜなら、太陽は宇宙の中にありますが、その宇宙の場所は最終的に「人間の中に存在する」ということを・・・まあ、以前たまに書いていましたが、なかなかわかりやすく書けないので最近は書いていませんけれど、いずれにしても、私自身は、宇宙は人間の中にあるということを理念ではなく、現実に考えています。

ところで、日月神示の「月光の巻 第25帖」という中には下のような記述があるそうです。
部分的な抜粋です。


肉体の自分と魂の自分との和合出来たら、もう一段奥の魂と和合せよ。更に、又奥の自分と和合せよ。一番奥の自分は神であるぞ。

山も自分、川も自分、野も自分、海も自分ぞ。草木動物 悉く自分ぞ、歓喜ぞ。その自分出来たら天を自分とせよ。天を自分にするとはムにすることぞ。



ここに


> 天を自分とせよ


とありますが、その状態に行き着けるかどうかとは別として、天が自分なら、「太陽はその中にある」ということにもなります。つまり、「自分の中に太陽がある」と。



何だか太陽のことを長々と書いてしまいましたが、また、先日、「太陽の天使」が NASA の太陽観測衛星 SOHO に撮影されていましたので、ご紹介しておきます。





繰り返し現れ始めた「太陽の天使」と呼ばれる光


その前のものも、過去記事の、

太陽の天使の再来
 2013年02月21日

より載せておきます。








今回のものは 7月24日の太陽観測衛星 SOHO の画像に写っていたものです。

sun-angel-20130724.jpg


実際の写真へは、 NASA の 20130724_0500_c2_1024.jpg にあります。

まあ、こういうものの正体はともかく、太陽と私たち自身の関係性に関しての「考え方」が変化していく社会を私たちの世代で見ることができるのかどうなのか。

若干諦めの気分が強いのは確かですが、多少の希望はまだあります。

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2013年07月18日



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そして、人間が影響されるかもしれない太陽の CME の磁気が現在、続々と地球に到達している


yellow-stone-auroras-0715.jpg

▲ 太陽からの CME の太陽風の磁気で発生したオーロラを背景にしたイエローストーン国立公園。7月15日。Spaceweather より。
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2013年も「太陽に何が起きているのだろう」と考える


なんとなく、 2009年、つまり4年前の NASA の太陽活動に関してのニュースリリースを読んでいました。

2009-nasa-predict.png

NASA 2009年 5月 27日の記事より。


この 2009年の頃は、太陽活動のピークは、 2013年 5月になると予測されていました。つまり、今の 2013年 7月というのは、すでに太陽活動の最大期を過ぎた頃となっているということになっていました。

さらには、その太陽活動のピーク時には、巨大な太陽フレアが次々と発生したり、巨大な CME (太陽からのコロナ質量放出)が地球に向けて噴出されたり、といったようなことが言われていたわけですけれど、実際には、太陽は、まだ活動の最大期に入ろうともしていません

このブログでも当時は2013年の太陽活動については、下のような感じでよく記事にしていました。

2010-nasa-flare.jpg

▲ 過去記事「NASA が発表した「2013年 太陽フレアの脅威」の波紋」より。


しかし、 2013年も半分を過ぎましたけれど、壊滅的な太陽フレアどころか、「大きな規模の太陽フレアそのものがほとんど起きていない」という状態となっています。


むかし、北野武監督の『キッズ・リターン』という映画がありましたが、そのラストの台詞は、共に夢破れた十代の青年同士が自転車に乗りながら、以下のように語るシーンで終わりました。


「俺たちもう終わっちゃったのかなあ」

「バカヤロー、まだ始まっちゃいねえよ」


kids1.jpeg


現在の太陽はそのような感じとなっているわけです(どのような感じとなっているのだ)。

思い起こせば、キッズ・リターンを観た時には劇場で涙が止まらなかったわけですけれど、太陽もあのように泣かせてくれるのかどうか。


この「太陽活動が予測通りに最大期に進まない理由」は、多分ですが、ふたつの理由が考えられるように思います。



太陽活動の周期が11年ではなくなっていること

ひとつは国立天文台などが以前観測した「太陽活動の周期がズレてきている」ということとの関係。これは、過去記事、

太陽に何が起きているのか : 太陽の異常に関する数々の報道
 2011年09月03日

に、当時の報道を載せたことがあります。

部分的に再掲します。

日本の太陽観測衛星「ひので」が、太陽の北極域で磁場が反転し始めた様子を観測することに成功したことに関する記事です。


地球環境に変動?太陽北極域で異例の磁場
読売新聞 2011年09月02日

太陽の北極、南極の磁場は約11年周期で反転することが知られているが、今回は予想時期より2年も早いうえ、南極域では反転が見られないなど異例の様相を呈している。

磁場の反転と、太陽の黒点数増減の周期は、通常約11年で一致していたが、2009年初頭まで続いた黒点の周期は12・6年に延びた。

研究チームの国立天文台 常田佐久教授は「観測されたことのない事態だ。地球環境との関係を調べるため、太陽活動を継続的に監視していく必要がある」と話す。



ということで、このことが現在でも起きていれば、太陽活動の周期は従来の「 11年周期」ではなく、 12年 6ヶ月周期ということになり、予測より1年から2年近く、そのサイクルが長くなることになります。

もし、そうだとした場合、太陽活動の最大期は 2014年から、さらには 2015年にまで達する可能性もあるということかもしれません。


しかし、「もうひとつの可能性」というものもあり、こちらはやや深刻な感じでもあります。



すでに太陽活動のピークが終わった可能性

これは昨年12月にアメリカ海洋大気庁( NOAA )が発表した内容を記事にしたことがあります。

それは、

2013年に最大を迎えると予測されていた太陽活動のピークがすでに終わった可能性を NOAA が示唆
 2012年11月06日

というもので、「太陽活動のピークはもう終わったのかもしれない」というようなことを示唆する内容でした。

sunspotcycle-2012-11-02.jpg

▲ 赤い線が予測されていた太陽黒点数の推移。2013年の夏に向けてピークを迎える予測でした。青い線は実際の太陽活動の動きで、2012年秋頃に最大値(それでも低い)を記録してから、下がり始めています。


もし仮に太陽活動のピークがすでに終わったとするならば、今回のサイクル 24での太陽活動は極端に「低い」活動だったといえそうなので、その太陽活動の弱さは今後の「小氷河期の到来」というような、かつてもあった時代(マウンダー小氷期)を想定させる部分もあるのですが、まあしかし、やはり 2014年になるまではわからないと考えたほうがよさそうです。


しかし、黒点数や太陽フレアなどから見る太陽活動はそれほど大きくないのですが、現在、太陽の影響での地球の「磁気活動」は活発です。





歴史から消えた「太陽と人間の関係」の科学的研究


先日、

21世紀も「太陽が暗くなる時」を経験するのか? : 全世界が地獄の様相を呈した6世紀と酷似してきている現在に思う
 2013年07月15日

という記事で、「地磁気が生物に与える影響」について書きました。

下のような資料などもいつくか載せました。

jiki-hos-002.jpg

▲ 1967年から 1972年まで、二つの病院に入院した 5000件の救急心臓症例を、毎日の地磁気活動指標と関係づけて、季節調整済で月次データとして比較したグラフ。


そして、上の資料などが掲載されている嶋中雄二氏著『太陽活動と景気』から、地磁気と人間の肉体と精神の関係に関しての文章を抜粋しました。


ちなみに、もともと大気中の電気量と人体の関係に着目したのは 1903年にノーベル化学賞を受賞したアレニウスというスウェーデン人科学者です。

アレニウスは気管支炎の周期的発作や、出生率など様々の「周期」を見いだしています。

ただ、アレニウスの時にはまだ「太陽」は登場していませんでした。

その後、ドイツ人研究者たちが磁気嵐と人間の自殺との関係を見いだしたり、アメリカの整形外科医が、精神病院への入院と太陽フレアの相関を見つけたりといった具体的なデータが次々と示し始められます。


その時の記事には書きませんでしたが、「太陽と血液凝固の関係」を最初に見いだしたのは、日本人科学者でした。興味深いので、少し抜粋してみます。


『太陽活動と景気』第6章 太陽活動と人間の生理 より抜粋

1951年に東邦医科大学の血液学者、高田蒔教授は、血液中のアルブミン水準を検査する指標である「高田反応指標」が太陽活動の変化により変動することを発見した。アルブミンは、血液の凝固を促進する有機コロイドである。

すでにそれ以前にも 1935年に、日本の科学者たちは、人間の血液凝固速度が太陽活動と関係していることを見いだし、太陽黒点が太陽の中央子午線を通過するとき、血液凝固速度は二倍以上に高まったと報告している。



これ、なんかすごいと思いませんか?

太陽黒点が太陽の中央子午線を通過するとき、血液凝固速度は二倍以上に高まった」ということは、そういうことが関係する病気は、太陽の動きと照らし合わせれば、予防とまではいかなくても、ある程度の「対策」程度にはなりそう。


・・・それにしても・・・なんでこれらの様々な有益な医学知識が現代社会からは消えてしまったんだ?とは素直に思います。


ちなみに、日本では、1966年に日本人科学者たちによって「交通事故と太陽活動の関係の計測」もおこなわれていたんです。結果として、「黒点数と交通事故数には明確に関連がある」ことがわかったんです(黒点数が多い時のほうが交通事故が多い)。

そんなこと私は今回の資料を読むまで知りませんでした。

上のすべての実験は、その国の一流の科学者たち、あるいは医学者たちによるものだったのに、なぜか今では一般的な知識としては残っていない。


なぜ?


あまり陰謀論が好きではない私ですが、どうも、このあたりにはいろいろと思ってしまう部分もあります。

それにしても、私がこの数年で知った「好きな概念」はどうも不遇な扱いを受けています。

それはたとえば、


チジェフスキー博士の太陽生物学だったり、
フレッド・ホイル博士のパンスペルミア説だったり、
ジョルダーノ・ブルーノの宇宙は無限説だったり。



これら、あるいは彼らはすべて「焼かれて」しまった。

チジェフスキー博士は当時のソ連のスターリン政権からシベリア送りにされ、フレッド・ホイル博士は受賞が確実視されていたノーベル賞を与えられず、ジョルダーノ・ブルーノは文字通り焼かれてしまいました。


まあしかし、それはともかく、上のほうに、1903年にノーベル化学賞を受賞したアレニウスという人の名前が出てきますがけれど、実はこのアレニウスが現代科学の中に「パンスペルミア説」という言葉と概念を登場させた人なんです。




▲ スヴァンテ・アレニウス(1859年 – 1927年)。


この世界的な化学者であるアレニウスこそが、宇宙塵(宇宙の塵)そのものが生命であると言及した「パンスペルミア始祖」とも言えます。

このあたりは、過去記事の、

宇宙塵自身が生命であることに言及した 100年前のノーベル賞学者の実験
 2011年05月07日

という記事の中に、エピソードで知るノーベル賞の世界というサイトからの抜粋がありますので、再度掲載しておきます。


アレニウスは、化学の分野のみならず、あらゆる科学にも通じていた。彼が貢献しなかった科学の分野はほとんどなかったとも言われているのだ。

彼は、宇宙空間を漂っている「生命の種子」を想定し、これが太古に地球上に降り注いだ可能性もあり、地球上の生命の発生にもつながったのではないか、とする「パンスペルミア説」(汎宇宙胚種説)なども提唱。

彼は、そうした生命種子は、「太陽風を受けて、秒速100Kmの速度で宇宙を旅してきた」とまで計算していたのだ。



アレニウスが残した数々の業績の中で、この「パンスへポルミア説」だけは、現代社会で無視されたまま現在に至っています。


まあしかし、公式にどうであろうと、今の世の中では、


地球の生命は宇宙からやってきた


ことと、


地球のすべての生命は宇宙と太陽と影響を相互にして生きている


と思っている人は、案外多いような気がします。


現代社会になる前の昔の日本なんかは、みんなそう考えていたはずですし。

じゃなきゃ、「八百万の神様」なんて発想は出てこない。

この「八百万の神様」という発想は、宇宙の無数の存在のすべてひとつひとつが神と呼ばれて差し支えないものだということだと思いますし。

お米ひとつぶと神様は同一である」という思想ですね。

それを自然に受け入れていたのですから、昔の日本人は大したものだと思います。







繰り返しやってくる太陽からの磁気の中で自分の何がどう変わるかを観察してみる


というわけで、ここまで長くなってしまったんですが、最初書こうと思っていたのは、ここ最近は繰り返し地球の地磁気が強くなる時がやって来ているということだったんです。

黒点数も多くはないし、大きな太陽フレアも発生させていないのに、太陽が CME を何度も地球に向けて放出しているのです。

cme-2013-07-17.jpg

Science World Report より。


最近では、日本時間で、7月16日に地磁気活動のピークがあったようです。

そして、次は 7月19日頃に太陽風の影響を受ける見込みとなっています。


上にも書きました「地磁気と人類の心と体」に関係があるのだとすると、そういう時に、感情の爆発、体調不良、病気の発現、精神的なトラブル、人間関係のトラブル、暴力的な何らかの事象などが「増える」可能性はあると思います。


もちろん、具体的な現象となって見えてくるものではないかもしれないですが、個人的には「自分の精神状態」も含めて、世の中を見てみたいと思っています。

それと共に、皆さんも体もですけれど、「心」のほうもお気をつけ下さい。





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2013年07月15日



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「資料、年輪、考古学資料のすべてが6世紀中期は、異常な悪天候に見舞われた時期だったことを指し示している。日光は薄暗くなり、地球に届く太陽熱は減少し、干ばつ、洪水、砂嵐が起こり、季節外れの雪と特大のひょうが降った」 (ディヴィッド・キース『西暦 535年の大噴火』)

sunlight.jpg


地磁気と地球の生物


先日の、

「真実の太陽の時代」がやってくる(1):私たち人類は何もかも太陽活動に牛耳られている
 2013年07月11日

という記事に『太陽活動と景気』という著作からグラフや一部の内容などをご紹介しました。

太陽活動が、人間活動の多くと関係していることを示したもので、 20世紀初頭のロシアで「太陽生物学」という学問を創設したチジェフスキー博士の活動などにもふれられています。チジェフスキー博士は下のような結論に達していたようです。


太陽の影響力は、個体から群生に至る生物系のすべての組織レベルにおよんでいる。

地球上のあらゆる生物の発達は、太陽宇宙因子の直接的影響下に進んだものであり、人類もその例外ではない。




チジェフスキー博士などの場合は、黒点数などから見る太陽活動から調べたものでした。

その一方、黒点数による太陽活動の他にも、太陽は CME (太陽からのコロナの質量放出)や、あるいはコロナホールなどからの太陽風とか太陽嵐などと呼ばれるものによって、地磁気などの「磁場」や「磁気」といったものの影響を地球に与えるわけですけれど、私は以前から、個人的に「この地磁気がどうもあるものと関係しているのではないか」と思い続けていました。




ヒトを心身共に攪乱する地磁気

jikiken.jpg

▲ 太陽と地磁気の関係についての一般的な説明。地磁気観測所より。


うちの奥さんは、数年前から介護と関わっていて、日々、多くのご老人たちと会うのですが、私は私で数年前から太陽に興味を持って、太陽フレアとか CME とか地磁気などのことについて、NICT 宇宙天気情報だとか、スペースウェザーなどで、日々の太陽の活動などを見ていました。

そして、奥さんの話す「その日のご老人たちの様子」の話を何度か聞いているうちに、


「磁気と人間の健康(心も体も両方)は関係あるのではないか」


と何となく思うようになっていました。

ご老人たちが倒れたり、入院したり、あるいは精神的に不安定だったり、といった話を聞いた時には、地球の地磁気が乱れていたり高かったりしていた時が多かったということがあるのです。

とはいえ、「そんなこと(地磁気と人間の健康と関係あること)は気のせいだろうなあ」と思っていたのですが、前述した『太陽活動と景気』に出ていたデータでは、「気のせいでもなさそうということが言えそうなのです。

下のグラフは、スリーヴァスターヴァという人物が、1979年に二つの病院に入院した 5000件の救急心臓症例と毎日の地磁気活動を 6年間分比較したものです。

sun-hospital.jpg

▲ 『太陽活動と景気』より。オリジナルの出典元はH・J・アイゼンク&D・K・B・ナイアス著『占星術 - 科学か迷信か』(1986年)。



さらに、少し違うものですが、地磁気と感染症について、下のようなグラフもあります。

sun_dessese.jpg

▲ オリジナルの出典元は、前田担著『生物は磁気を感じるか』(1985年)。


データの期間が長くないですので、地磁気以外の要因も考えられるかもしれないとはいえ、ここまで見事な相関グラフを描かれると、「何の関係もない」とは言いにくい部分はありそうです。

このあたりのことについて、『太陽活動と景気』から、その部分を抜粋します。
文中の「図 6-4」というのは上の「磁気活動と入院数」のグラフです。



第6章 太陽活動と人間の生理 「太陽活動と健康・精神」より抜粋


フランスの医師サルドゥーと天文学者ヴァロの二人は 267日間の期間をとり、心筋梗塞や卒中発作などが、黒点が太陽の中央子午線を通過したときに 84パーセントの確率で起こることを明らかにした。

マリンとスリーヴァスターヴァは、 1979年、こうした線に沿って、より長期間のデータでの分析を行った。

彼らは、 1967年から 1972年の6年間にわたって、二つの病院に入院した 5000件の救急心臓症例を、毎日の地磁気活動指標と関係づけた。季節調整済で月次データの比較を行った結果、彼らは、相関係数 0.4から 0.8の範囲の有意な相関を見いだした。図 6-4 は、その全般的結果を示したものである。

二人のドイツ人研究者、B・デュールとT・デュールは、 50年ほど前に、黒点、磁気嵐オーロラといった太陽活動と人間の自殺との関係について、太陽活動が特に活発な日には自殺が約 8パーセント増加することを見いだした。

1963年、アメリカの整形外科医R・ベッカーは、精神病院への入院が太陽フレアと相関していることを見いだした。後に彼は、地磁気の乱れと入院中の精神患者の行動の乱れとの間に、相関を見いだした。さらに、磁場や宇宙線の放射量が変化すると、患者の反応時間や課題遂行にも影響があらわれることを報告した。

中枢及び末梢神経系への地磁気の効果としては、精神病や神経反応との関係が調べられている。太陽活動や地磁気撹乱は、ヒトの精神活動を乱すことが知られており、精神分裂病の患者数は、約 10年の周期的変化を繰り返していることがわかっている。





これを読んで、「なるほど・・・」という思いがあります。

最近どうも世の中の出来事やヒトのすることが「くるっている」・・・というような感じを抱いていて、そのことについて書くことなどもありましたけれど、「太陽活動や地磁気撹乱は、ヒトの精神活動を乱すことが知られており」ということらしく、太陽活動最大期というものは「たくさんの人々がおかしくなって当たり前」というようなことも言える時期なのかもしれません。。


また、現在の太陽は「磁極が多極化」していますが、こういう現象は、少なくとも過去長くなかったことだと思いますので、「これまでとは違う太陽からの磁気の影響を私たち人類も、あらゆる動植物たちも受けている」のかもしれないようにも思います。



▲ 過去記事 「奇妙な太陽のポールシフトは太陽系全体に影響を与えるか?: 国立天文台が発表した4極化する太陽磁場」より。

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私たち人間もまた磁場を持つ

ところで、上で抜粋した章の後半に、下のような記述があります。


地磁気と生物との関係を考えてみれば、生物固有の「生体磁場」にも目を向けるべきかもしれない。

実際、麦などの植物の種子にも、数ガンマの磁場が発見されているが、最近では、ヒトにも磁場が存在すると考えられている。



とのことで、磁場はこの地球に生きている生物や、あるいは私たち人間自身にも存在しているということのようです。

これに関しては、TDK マガジンの「生体磁気を観測する」というページに、


科学的解明が進んでいない生体磁気は、DNAの塩基配列とともに、解読が待たれる人体最後のヒエログリフ(神聖文字)ともいえる。



というようなことが書かれていました。

簡単にいうと、「地球も太陽も人類も、とにかくこの宇宙にあるあらゆるものは自分の磁場を持っている」ということが言えるのかもしれず、それは多分、相互に影響し合っているものなのだと思われます。

この「宇宙と人間の磁場による相互作用」というのは、どうもオカルト方面ではなく、わりと正当な科学のほうでそのうち解決していきそうな感じの問題のようにも思います。


ここまで書いていたことはタイトルとあまり関係ないのですけれど、ここから少し関係します。

上のような「病気と太陽の関係」の相関図をみているうちに、以前、記事にしたことがある「西暦 535年から起きたこと」にも、太陽活動が関係していたのではないかと感じたりしたのです。




過去 2000年の中で最大の天変地異と社会的な危機に見舞われた6世紀と現在の時代の比較


sun-light-beam.jpg


デイヴィッド・キーズという英国のジャーナリストが書いた「カタストロフィー」(邦題『西暦535年の大噴火』)という著作があるのですが、その中には6世紀に全世界で発生した異常気象、そしてやはりほぼ全世界で流行した伝染病の原因が研究されています。

著者は、

「 535年に何らかの大災害が起き、それによって世界全体でその後の数年から十数年、深刻な気象変動が発生した」


と考えるに至り、その原因として考えられる3つの要因として、


・インドネシアのクラカタウ火山の大噴火
・小惑星の衝突
・彗星の衝突



のどれかが起きた可能性を上げて、そして、この中ではクラカタウ火山の大噴火の可能性が最も高いのではないかとする内容でした。


それらについては、過去記事の、

西暦 541年の東ローマ帝国でのペスト襲来に関してのヨーアンネースの記録
 2012年09月20日

ウイルスの流入の繰り返しでDNAの進化をなし得てきた人類をサポートする「宇宙と火山」
 2012年09月23日


などに記したことがあります。そして、最近、『太陽活動と景気』にあるグラフを見ているうちに、6世紀の感染症の大流行にも太陽活動が関係していたのではないかという気がしたのです。


ちなみに、西暦 535年から 536年のあいだの1年間というのは、当時の歴史家の記述によると下のような状態だったようです。


歴史家プロコピオスの西暦 536年の記述より

昼の太陽は暗くなり、そして夜の月も暗くなった。太陽はいつもの光を失い、青っぽくなっている。われわれは、正午になっても自分の影ができないので驚愕している。太陽の熱は次第に弱まり、ふだんなら一時的な日食の時にしか起こらないような現象が、ほぼ丸一年続いてしまった。月も同様で、たとえ満月でもいつもの輝きはない。



この「太陽が暗くなった原因」というものが、本当にひとつの国での火山噴火だけで説明できるのだろうかという気は以前からしていました。そして、火山噴火の影響による災害が、干ばつから洪水から、あるいは伝染病の世界的な流行にまで及ぶものだろうかとも思います。


それはともかくとしても、この後、6世紀にはほぼ全世界を異常気象と、伝染病の大流行が覆います。ヨーロッパの各地ではペストの大流行があり、アジアでも天然痘と思われる病気の猛威が吹き荒れました。

日本でも 530年代に発生した天然痘だと考えられる大流行は大変なものだったようで、デイヴィッド・キーズの著作には以下のような描写があります。


『西暦 535年の大噴火』より


異常事態が起こった。ひどい伝染病(おそらく天然痘)が日本で発生したのである。多くの人びとが亡くなった。日本では何世代も前から天然痘が流行したことはなかったので、免疫もほとんどなかったに違いない。

「国に疫病がはやり、人民に若死にする者が多かった。それが長く続いて、手だてがなかった」と『日本書記』には書いてある。

伝染病が流行した地域は、おそらく人口密度の高い地域だったのだろう。そうした地域では、人口の六割が死亡したと推定される。とくに被害に大きかった地域では、住民の九割が罹患し、生き残れたのは三割だけだったと思われる。




記録に残る上では、日本でこのような激しい伝染病の惨禍は、その後は1918年のスペイン風邪の流行までなかったのではないかという気もします。


上でふれました『太陽活動と景気』の中にある下のような「病気と地磁気の関係」

sun_dessese.jpg


を見ますと、当時、確かに火山の噴火、あるいは彗星などの衝突など何かの大きな自然災害があったとは思いますが、同時に、太陽活動にも何か極めて異常な磁気活動が起きていたのではないかという気もするのです。


太陽活動の観測が始まったのは 1600年代ですので、6世紀の太陽活動の状態を知ることは無理っぽいですが、535年からの数十年間というのは、世界中が混沌とした時代だったことは明らかで、それも、経済や戦争などの方面の混沌ではなく、


・天変地異と異常気象
・病気の流行



なのですが、どうも読み直してみると、当時の時代と、ごく最近の時代が「起きていることが似ているような気がする」のです。


ただまあ、それは私だけがそう感じただけかもしれませんので、上記したデイヴィッド・キースの著作から当時の世界の自然現象をまとめた部分からアジアを中心として、かなり飛ばし飛ばしですが、抜粋してみたいと思います。




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2013年07月14日



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関連記事:
「真実の太陽の時代」がやってくる(1):私たち人類は何もかも太陽活動に牛耳られている
2013年07月11日





太陽系もまた彗星のように生命を運搬する役割なのかも


私たちの天の川銀河の中での太陽系(あるいは太陽圏)の位置というのは、銀河を上から見たような形でいえば、下のあたりにあるとされています。

A527.jpg

▲ 名古屋市科学館サイト「銀河系と天の川」より。



太陽系が移動しているということもまた、何となくですが知ってはいることで、その速度に関しては、 2012年 5月のナショナルジオグラフィックのニュースによりますと、時速 8万 3700キロということになるそうで、かなりの高速で移動しているようです。

時速 8万 3700キロとサラリと書きましたけれど、これがどのくらいの速さかというと、たとえば、地球の直径は下の通り、1万 2700キロ程度。

earth-size-12000.jpg


地球の直径の2倍以上の距離の時速で移動しているのです。

それでも、何となく私たちの頭の中にある太陽系の移動のイメージは下のような感じで「円のままスーッと動いている」ような状態を想定しているような感じは、少なくとも私にはあります。

milkey-solar-01.jpg



しかし、実際には太陽は下のように移動していたのでした。


sun-tails-02.jpg



NASA には太陽圏を観測する星間探査衛星 IBEX というものがあり、星間境界、つまり太陽系の中と外の状態などを観測するために打ち上げられた衛星なのですが、その観測のデータ解析により上のことが明らかになりました。

7月12日に NASA はニュースリリースと同時に、イメージ動画も YouTube に発表しています。下は、その中からの抜粋です。実際には音楽が入っているわけではありません(苦笑)。


太陽系の尾



▲ NASA がリリースしたオリジナル動画はこちらにあります。



太陽系がこういう「尾」を持って高速で移動しているという状態を見ると「太陽系自身もまた彗星の役割を持つものなのかもしれない」ということを考えさせてくれます。

「彗星の役割」はパンスペルミア説では宇宙での生命の運搬です。

そして、役割と同時に、宇宙の遠くの他の地点から見れば、太陽系というのは案外、下のようなものに見えているのかもしれないなあと思ったりもいたします。

sun-comet.jpeg






太陽系が彗星なら、太陽系と共に移動する私たち人類にも「太陽系と同じ意味」があるのかもしれないと思ってみたり

そして、パンスペルミア説で言われるように「彗星が生命を宇宙にもたらしている」とすれば、太陽系も、そして太陽系の中にいる私たち人類もその太陽系という巨大な彗星の中の生命の一員であることは間違いないわけで、あるいは、生命に溢れたこの地球も、太陽系と共に銀河全体に生命を運搬し続けているものなのかもしれないとも思います。

最近の私は、

「どうして自分はこの世にいるのだろう」

ということを考えることが多いですけれど、自分には宇宙の中の生命の運搬役の末端としての役割もあるのかもしれないと思うと、そこにかろうじて「存在の理由」も何となく見いだせるのかもしれないと思ったり。

何しろ、私たちは太陽系と共に、1時間で8万キロメートルも宇宙の中を動き続けているわけですから。

全部その中でやっている。

ご飯を食べたり、恋をしたり、戦争したり、すべてその中でおこなわれています。時速8万キロの移動の中で。


まあ、そんなわけで、今回は、この「太陽系の尾」が観測されたことについて NASA のニュースリリースからご紹介したいと思います。

ところで、太陽の話題のついでに、小さな余談を。





これも例の太陽に向かう天使?


今年2月に、

太陽の天使の再来
 2013年02月21日

という記事を記したことがあります。

これは 2013年 2月 20日と、昨年の 2012年 10月 15日に太陽観測衛星に、「天使のような形」の同じようなものが写っていたというものでした。それが光などの何らかの現象なのか、あるいは何かの物体なのかはわからないですが、写っていたことは確かでした。

solar-angel-2013.jpg



solar-angel-2012.jpg



そして、3日ほど前の 7月11日に、また「少し似たようなもの」が、やはり太陽観測衛星 SOHO の画像に写っていました。

20130711_angel-01.jpg



上の丸の部分で、拡大しますと、下のような感じです。

0711-angel-02.jpg


写真のリンクは SOHO のこちらとなります。


このことは、まあ一応続けて今までご紹介していることですので、簡単にふれておきました。

では、ここから「太陽系の尾」に関しての NASA のニュースリリースです。



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2013年07月11日



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「地球上のあらゆる生物の発達は太陽宇宙因子の直接的影響下に進んだものであり、人類もその例外ではない」(A・L・チジェフスキー)




sun-comet-01.jpg

▲ 太陽系は彗星のように「尾」を持っていることが、NASA の星間境界観測機 IBEX の観測によってわかりました。NASA によるイメージ図。YouTube NASA チャンネルより。この記事については、現在翻訳していまして近いうちにご紹介できると思います。
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今日、明日は太陽についての記事を書こうと思います。
ひとつは最近知った、「太陽と人間の関係」についてのこと。

もうひとつは、上の図に示した「太陽系の本当の姿がわかった」というものです。

最初はこのふたつをまとめてひとつの記事にしようとしたんですが、どうも書いているうちに、長すぎるものとなりそうでしたので、上の「尾を持つ太陽系」については、「私たちの太陽系は彗星のように「尾」を持って移動していた」というような感じのタイトルで明日以降、翻訳してご紹介したいと思います。

NASA のリリースは NASA’s IBEX Provides First View Of the Solar System’s Tail (NASA の星間境界観測機 IBEX が初めて太陽系の尾の姿を見せてくれた) にありますので、興味のある方はどうぞ。


太陽といえば、実はこの数日、大きな黒点群が地球面に向いています。活動そのものは強くはないのですが、今出ているその黒点群は肉眼でも見えるほど大きなものです。

sunspot-sunset_0710.jpg

Spacceweather より 7月10日の夕焼け。白く囲んだところが黒点群 1785。英国セルジーから撮影。







数日前に偶然手にした「太陽に関しての本」が教えてくれたこと


solar-hoyle.jpg

▲ フレッド・ホイル博士とチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士が、1990年にネイチャー誌に発表した「太陽黒点数サイクルとインフルエンザの流行」のグラフ。著作『太陽活動と景気』からのものです。



今回は太陽の話題なんですが、少し前に偶然、古本屋で買った本が、結果として私にとってとても貴重な買い物となったということがありました。

それは、日経ビジネス文庫というところから出ている『太陽活動と景気』というタイトルの本で、最初に書かれたのは 1987年だそうで、2010年に改訂して文庫として出版されたもののようです。

書いた人は嶋中雄二さんという方で、著者紹介を見ると「三菱 UFJ 証券参与 景気循環研究所長」という物々しい肩書きで、まるでビジネス書のように感じるかと思われるのですが、この本は・・・というか、この嶋中さんという方は「太陽に取り憑かれている人」だと感じます。

その資料の膨大さと出典元はインターネットなどで探し出せるような安易なものではなく、壮絶ともいえる「太陽と人間の関係の記録」の総まとめのようなものなっている本です。

もともと古本屋で買った理由が、パラッと開いたページにロシアのチジェフスキー博士の名前とその研究が出たり、その少し先には、フレッド・ホイル博士チャンドラ・ウィクラマシンゲ博士の名前も出てきたということがありました。


フレッド・ホイル博士は、このブログに何度も何度も出てくる方で、パンスペルミア説を現代科学の最大の見地で研究し続けた方です。最近の記事では、

「私たちはひとりではない」と語り続けるチャンドラ博士が隕石から見つけたエイリアンの化石
 2013年01月25日

という記事の最後のほうに、フレッド・ホイル博士とチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士が 1986年におこなったハレー彗星に関しての共同研究に関しての文章を載せています。

hoyle-and-wickramasignhe-02.jpg

▲ フレッド・ホイル博士(右の白髪の人)と、英国カーディフ大学時代のチャンドラ博士(左)。


ロシアのチジェフスキー博士は、ロシア宇宙主義という思想の中で「太陽生物学」という学問を切り開いた人物です。最近の記事では、

私たちに残されたかすかな「破局の回避」の可能性のために(1): 「人類のひとりと宇宙は同一のもの」
 2013年03月24日

などで取り上げたことがあります。


『太陽活動と景気』には、チジェフスキー博士の研究や、それと関係する資料もいくつか掲載されています。下は、太陽生物学の見地から調べた「デンマークにおけるコレラでの死者数と太陽活動の変化」をあらわすグラフです。

solar-corera.jpg

▲ 図にある「ウォルフ数」とは、ウォルフ黒点相対数のことで、太陽表面に存在する黒点と黒点群の総量を計測、数値化したものです。


上に載せたフレッド・ホイル博士のインフルエンザの流行と太陽黒点数の相関関係といい、上のコレラと太陽活動の関係といい、あるいは、『太陽活動と景気』の中におびただしく出てくる様々な資料は、病気を含めて、「きわめてさまざまな範囲にわたって、人間の活動と太陽活動の動きは一致している」ということが言えると思います。

太陽活動と人間関係に興味のある方はぜひこの『太陽活動と景気』をお読みいただくといいと思います。グラフを見ているだけでも面白いです。 Amazon に新刊も古本もあります。

ところで、その『太陽活動と景気』には下のような図もありました。

solar-loving.jpg

なんと、結婚の数と太陽黒点活動の推移です。
比較的短い期間の集計データですが、ほぼ一致している。

「結婚や恋愛も太陽に牛耳られていたとは!」

という何となく「ヤラレタ」思いがしたものでした。

そういえば、私も今の結婚をしたのは、サイクル23の太陽活動最大期の頂点だった 2001年の夏でした。その直後にアメリカで 911が発生します。





チジェフスキー博士のこと




▲ 20世紀初頭に「黒点と人間の精神活動」の研究をはじめとして、「地球上の生命現象が宇宙の物理的な現象とつながっている」ことを発表したロシアのアレクサンドル・チジェフスキー博士(1897 - 1964年)。


先にリンクしました過去記事「私たちに残されたかすかな「破局の回避」の可能性のために」や、あるいは昨年の記事、

太陽と宇宙線と人類の関係の中で浮かび上がる 1900年代ロシア宇宙主義の科学
2012年06月22日

などで、チジェフスキー博士のことについて少し書いたのですが、彼に関して詳しいことは知りませんでした。

そのチジェフスキー博士の経歴や、研究についてのことが『太陽活動と景気』に書かれていたのです。彼はその学問のせいで、当時のソ連のスターリンにシベリア送りにされていたということも初めて知りました。

チジェフスキー博士のことを知ったことも、また私にとっては、この本が大変に貴重なものとなった意味でもあります。

その部分を抜粋しておたきいと思います。
なお、漢数字は英数字に変換しました。




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2013年07月09日



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Harmonia-Macrocosmica.jpg

▲ 17世紀のオランダの地図製作者であるアンドレアス・セラリウスが 1660年に出版した『大宇宙の調和』( Harmonia Macrocosmica )という星図より。
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今日は途中まで書いていて、実は暑さでギブアップしたのですけれど、まあ、上の図は今回書こうとしていた内容とも何も関係がないんですが、上のような「暑そうな宇宙図」を見ていると、少しは気も紛れるかなあと(紛れないぞ)。

この『大宇宙の調和』というのは、見ているだけでも興味深いもので、下みたいな「空の様子」が描かれたりしています。

harmonia-macrocosmia-2.jpg

順番などを気にしないのであれば、 このリンクの Google 画像検束で、多分すべて見ることができると思います。






世界の天候と自然状況のことも少し

heat-japan-07.jpg

▲ 7月9日の NHK ニュース「熱中症搬送1週間2500人超」より。


相変わらず暑いわけですが、「熱中症での搬送数の多さ」も大変なことになっているようです。

ただ、なんというか、まだそれほど暑くない頃から熱中症の報道は妙に多くて、どうしても以前(数年前)とは違うような感じは受けます。

こっち(人間)の体のほうが以前より弱っているのか、あるいは、太陽のほうが何らかの奇妙なパワーアップを見せているのか・・・。


上の NHK のニュースには、


集計を始めた5月末から6週間の搬送者数も全国で7091人と、去年の同じ時期の2.4倍に増え



とあるのですが、総務省消防庁の2012年の発表リリースを見てみますと、8月のデータですけれど、最近では 2010年が最も熱中症で搬送された人の数が多かったようです。

gn-20120919-04.gif

▲ 総務省消防庁の 2012年の発表リリースより。


なんだか、2009年を境に突然、熱中症で搬送される人が多くなったようです。

今年は7月の1週間だけで 2500人が搬送されているということになっているということは、この先この暑さが続くようなら、記録的な搬送数になってしまう可能性もありそうです。


しかし、それを救ってくれるのが小氷河期(おいおい)。


いずれにしても、この先、天候がどうなるのかは誰にもさっぱりわかりませんが、とにかく「思っているような方向」にはなかなか進んでくれないものです。


ちなみに、カナダのトロントでは雨が降り止まずに多くの道路で車が水没していたり、激しい気候も世界中で相変わらずです。

tronto-floods.jpg

▲ カナダのメディアより。





「メキシコ富士」ポポカテペトル山のその後

popocatepetl-0708.jpg

▲ 噴煙を上げるメキシコのポポカテペトル山。下に見える町並みはメキシコの首都メキシコシティだと思われます。


先月の記事の、

再び現れた太陽の横の「木星サイズの物体」から、類似した過去の現象の時代を振り返る
 2013年06月29日

の中で、メキシコのポポカテペトル山というものについて少しふれたのですが、この山、その後、噴火レベルが激しくなったようです。


メキシコ ポポカテペトル火山地区の危険レベル引上げ
VOR 2013.07.08

メキシコの首都メキシコ・シティ近くにあるポポカテペトル山の火山活動が活発化し、当局は同地区の危険レベルを引き上げた。国家災害援助センターは、危険度を住民の避難準備勧告を規定する「3」に引き上げると伝えた。

ここ数日間で、火山灰やガスの強い噴出が数度確認されている他、火口から灼熱の溶岩などが流れ出ている。メヒコ及びプエブラ両州には火山灰が降り注ぎ、また首都メキシコ・シティでも幅広い地区が火山灰に覆われた。現地の専門家らは、近くポポカテペトル山が大噴火する可能性があると警告している。



とのこと。

首都に近い火山というのはそれほど多くあるわけではないですので、メキシコのポポカテペトル山の噴火は「大都市の近くでの噴火」ということについて、いろいろと示唆してくれそうです。

現時点でも、すでにふもとの街などでは下のように、かなりの火山灰が降っているようです。

mexico-2013-07.jpeg

▲ 7月8日のメキシコシティ。Pravda より。


このポポカテペトル山と日本の富士山は「太平洋をはさんだ兄弟」といわれるように、とても似ているそうですので、富士山の噴火の際にも、上に載せた写真の様相となるのかもしれません。


富士山は、もともと日本人にとってはかなり神がかった象徴的存在だったわけですけれど、「その価値の判断」をガイジンに委ねたというのは暴挙だったと今でも私は思っています。


それに対して富士山が怒りを持っていなければいいなと思います。


中世に次々と諸外国を植民地にしていったヨーロッパの大国。そして、現在は「文化」という名目のもとに次々と「人の心と魂」を手中に入れていっているかのようにも見えます。


というわけで、とにかく暑く、少し翻訳したいものもあったのですが、どうにも今日は特に頭がまわりません。

英語の判別もつきません。
「d」と「b」が見分けられない。
「y」と「t」も同じに見えます(それはよせ)。

そんなわけで、明日の早朝などを利用してみようと思います。


ところで、今見てみましたら、今日は 39度を越えたところもあるようで。
まだ7月なのに・・・。


yamanashi-39.jpg

▲ 7月9日の NHK ニュースより。


皆さん、お気をつけ下さい。

というか、私も気をつけます。
体はともかく、精神的にキツいです。


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