【2015年からの世界】 の記事一覧

2015年10月01日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




「悪魔に石を投げる儀式の惨事」に続くカオス : サウジアラビア大巡礼での圧死事故はイスラエルの陰謀だとイランは主張し、CIA援助組織をロシアが空爆したとアメリカは主張する



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▲ 2015年09月30日のBreaking Israel Newsより。記事後半に翻訳記事を載せました。



やはりよくわからない中国という国

昨日( 9月30日)、中国で連続爆破事件が起きました。

しかし、報道を読んでも、どうも何だかわからないことが多い感じもします。



中国南西部で連続爆発、7人死亡 警察は33歳男を容疑者と特定
ロイター 2015.10.01

中国南西部の広西チワン族自治区柳州で30日、小包爆弾が相次いで爆発し、少なくとも7人が死亡、51人が負傷した。さらに2人が行方不明になっているという。国営メディアが伝えた。

新華社によると、警察は地元の33歳の男を容疑者と特定し捜査を続けている。

報道によると、爆弾は病院やショッピングモール、刑務所、政府施設など13カ所で爆発。当局はテロの可能性はないとしているという。




> 当局はテロの可能性はないとしている

と最初からしていて、しかも、事件直後から中国当局は、その 33歳の男性だとかいう人の「個人の犯罪」(?)だと断定していたようなんですが、「なぜ、そんなにすぐ犯人の見当がつく?」というのはともかくとしても、14カ所ほどを爆破した上に、中国版ツイッターのウェイボーに投稿された写真を見ると、個人の犯罪というにはあまりにも爆発規模が大きいように見えます。


中国広西チワン族自治区の爆発後の様子(ウェイボーより)

china-chiwan-001.jpg


china-chiwan-002.jpg
Weibo



ビルが倒壊し、車が吹き飛ばされるようなこの爆発を 14カ所連続で1人で?

それにしても、仮にこの事件が個人的な犯罪だったとしても、このレベルの出来事には「テロ」という言葉を当てはめてもいいとも思いますが、語義というものは難しいですね。


そして、少しだけ驚いたのは、翌日の市場の反応でした。

これがテロであるにしても、そうではないにしても、中国の社会不安を露呈するような出来事のような気はして、たとえば、株式市場が動揺するとか、そのようなことになっているかと思いきや、日本、韓国、香港など、アジア市場は大幅高(中国は祝日のため、10月7日まで市場はお休みです)。


10月1日のアジアの各市場の株価
stock-market-2015-10-01.gif
w-index.com



何が何だかあれですが、それにしても、中国当局が、この連続爆発事件に神経質になっていることは、中国版ツイッターのウェイボーでにおいて、多くの投稿が削除されていることからもわかります。

今朝もまた同じ地域で連続爆発があったのですが、その様子がウェイボーに投稿された時には見ることができていたものが、少し後には下のように「ご指定のページは存在しません」というページになっていて、投稿そのものが消えていました。


ch-ewibo-01.gif
・Weibo



ウェイボーの投稿の削除は、以前の天津の爆発の後に起きた中国各地の爆発の際の投稿でも見られたことで、おそらくは、当局に都合の悪いものは速効で消されるようです。

そんなこともあり、実際に何が起きているのかはよくわからないことが多くなっていまして、1ヶ月以上前の、


何が起こっているのかわからない : 「江沢民逮捕」報道やら、関東では「原子炉の500メートル先で大火災」。そして、市場はパニック一歩手前
 2015年08月24日


などで書いていました、


・各国で相次ぐ爆発事件
・市場のパニック



は継続中であります。

そのような「カオス気味の状態」が継続している中、新約聖書「マタイによる福音書」のフレーズをまたも思い出させてくれる2つの報道を見ました。

今回はそれをご紹介します。


新約聖書「マタイによる福音書」 24章 6-8節

戦争の騒ぎや戦争のうわさを聞くだろうが、慌てないように気をつけなさい。そういうことは起こるに決まっているが、まだ世の終わりではない。
民は民に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に飢饉や地震が起こる。
しかし、これらはすべて産みの苦しみの始まりである。



ひとつは、


テトラッドの4回目の「赤い月」は、33年ぶりの「スーパームーンと皆既月食が重なる日」だった。そして、その直前のイスラム教の「犠牲祭」の日に起きた大巡礼の悲劇
 2015年09月25日


という記事で書きました、サウジアラビアの大巡礼での大事故に関してのニュースで、


事故にはイスラエルとサウジアラビアの諜報機関が関与していた


というイスラエルの報道。

もうひとつは、


シリアで空爆を始めたロシア軍が、アメリカ CIA の関連施設を空爆した


というアメリカのウォール・ストリート・ジャーナルの報道です。


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ロシアとアメリカが出会ったシリア

「2015年9月」30日より、ロシア軍が、シリアで空爆を開始しました。



ロシア、シリア空爆開始…「対テロ」で政権支援
読売新聞 20105.10.01

ロシア軍は30日、シリアでイスラム過激派組織「イスラム国」と戦うアサド政権を支援するため、空爆を開始した。

プーチン大統領は同日、アサド政権からの要請を受けてシリアへの軍事介入を決断し、上院が全会一致で承認した。

シリアでは、米国が昨年9月以降、「イスラム国」への空爆を行っている。ロシアによる軍事介入で、米露が偶発的に衝突する危険も排除できない。




というように、

> 米露が偶発的に衝突する危険も排除できない。


というようなことが囁かれていたりする中、今朝のウォール・ストリート・ジャーナルに下のような記事が掲載されていました。


wsj-russia-usa.gif

▲ 2015年09月30日のウォール・ストリート・ジャーナルより。



「シリアのロシア軍空爆機が、アメリカの CIA が資金提供や武器供給を行い援助しているシリア政府への反乱軍に攻撃を加えたとアメリカ当局は公式に述べた」というものでですが、これは「有料記事」でして、会員ではない人は、タイトルと見出しだけしか読めませんので、私も会員ではないですので、それだけしかわかりませんが、タイトルに続く見出しは、


ロシア軍によって空爆された場所のひとつは、アメリカ CIA と同盟国から資金と武器の提供と、訓練を受けている反政府シリア勢力だった。


ということで、もし、これが本当ならば、


> 米露が偶発的に衝突する危険


という懸念が初日から当たった・・・というより、これが「偶発」ではないというほうが懸念と言えそうですが。

このことに関しては、こういう報道タイトルを見たというだけですので、それ以上は何もわからないですが、「シリア発のいろいろ」というようなこともあるのかもしれません。

シリアという国は、古代より長い動乱の歴史を持つ国で、その度に世界地図が書き換えられるような大きな出来事と共に今に至っています。

そして、サウジアラビアの大巡礼ハッジでの先日の大きな事故についても、「あれは偶発的な事故ではない」という方面からの報道が出ています。





サウジアラビアの大量転倒死は事故「意図されて起きた」という主張

さきほどリンクしました記事でもふれました、サウジアラビアの大巡礼の事故は、その時点でも死者 717名という大変なものでしたが、その後の報道の数を見てみますと、

・死者 769人
・負傷 934人


とい、本当に壮絶な事故となってしまったようです。


この事故は、巡礼の中での「悪魔に石を投げる儀式」というものの中で起きたもので、後述しますが、もともと、この悪魔に石を投げる儀式では歴史的に事故が起こりやすいという背景があったようなのですが、ここに来て、この事故は、


事故ではなく、イスラエルの諜報当局により計画され実行されたものだ


というようなイランの通信社の主張を紹介しているイスラエルの報道を目にしました。

ちなみに、このサウジアラビアの事故では、イラン人が最も多く犠牲となっていて、時事通信の報道によりますと、イラン人の死者は 464人とされています。

そんなイランから出てきた「イスラエルが行った」というこの報道の真偽の判断のしようがないものではありますので、その報道内容を翻訳して載せておきたいと思います。

ここからです。




Iranian News Agency Accuses Israel of Causing Hajj Stampede
Breaking Israel News 2015.09.30


イランの通信社は、大巡礼の転倒死はイスラエルが引き起こしたと非難


イランの報道機関タスニーム( Tasneem )は、 9月24日にサウジアラビアのミナで、殺到する人々が将棋倒しとなり、769人が死亡、1184人が負傷した転倒事故に関して「新しいシナリオ」を報道した。

この事故がイスラエルとサウジアラビアの諜報機関による「仕業」であったとするものだ。その目的は、イラン革命防衛隊のメンバーや、外交官や上級職員を含むイラン当局者を狙ったものだという。

このイランの報道機関は、これらの話は欧州連合( EU )の職員から伝わった情報を引用していると述べ、「サウジアラビアで起きた恐ろしい出来事ついて、ブリュッセルにいるヨーロッパの外交官たちが噂にしていた」と記した。

それによれば、この「事故」は、悪魔への投石の儀式中に、イスラエルのモサド(諜報機関)によって、組織的に準備され、実行されたものだという。

タスニームによると、これらのヨーロッパの外交官たちは、悪魔への投石儀式の際に、人々に殺到を開始させるための可能性について、モサドとサウジアラビアの諜報共同作業の予備的なレポートを見たという。

レポートには、その後、イラン革命防衛隊当局者や、イラン最高指導者アリー・ハーメネイー師事務所の当局者やスタッフたちの誘拐についても記されていたとタスニームは述べる。

また、イラン革命防衛隊の戦略研究室長アリ・アスガール・フラジ博士( Dr. Ali Asghar Fulladgr )や、イラン巡礼団事務所の職員などが行方不明となっているという。

ヨーロッパの外交官たちが見たという、その「予備」レポートの存在確認の信頼性についての外交筋の指摘をイラン当局は認めた。

しかし、イラン当局は、それは可能性のひとつであることを強調、それが、ヨーロッパの諜報機関や、あるいは、ロシアの諜報機関の可能性についても真剣に模索しているという。





ここまでです。

主張はともかくとしても、具体的に、そんなことが計画的に行えるのかどうか。

この「悪魔への投石」は、悪魔に見たてた「ジャラマート」と呼ばれる石柱に対して行うそうなのですが、その場所で意図的に人々を殺到させることで事故を誘発させるということが記事には書かれてあるようですが、そんなことが具体的にどのようにできるのか・・・。


まあ・・・このことは真偽を含めて、よくわからないですが、同じイスラエル・ブレーキング・ニュースの少し前の記事では、イスラム教徒にとっての「悪魔への投石の意味」と、これまでこの悪魔への儀式時に惨事が起き続けていたことが書かれていました。

これも、それまで知らなかった「悪魔への投石」の意味などを知ることにもなりましたので、資料としてご紹介しておきたいと思います。

ここからです。




メッカでの悪魔への投石の儀式で700人以上が圧死
Breaking Israel News

9月24日、サウジアラビアのメッカで、殺到した人々が将棋倒しになり、少なくとも 717人が死亡し、850人以上が負傷した事故があった。

この日は、イスラム教の犠牲祭の祝日であり、200万人以上の巡礼者がつめかけている中、悪魔を象徴している石柱にイスラム教徒たちが石を投げるという「悪魔への投石」の儀式の中で発生した。

メッカへの巡礼ハッジは、イスラム教徒に重要なもので、その中でも「悪魔への投石」の儀式は、すべてのイスラム教徒が行うことのひとつだ。

イスラム教によると、アブラハムは、彼の息子イシュマエルを犠牲に捧げるように神から促された。イシュマエルを説得するために悪魔が3度登場し、そのたびに、アブラハムは悪魔を追いかけ、悪魔に7つの石を投げたとされる。

イスラム教徒たちは、この時の悪魔を表現しているジャラマート( jamarat )と呼ばれる石柱に石を投げる。

しかし、メッカへの巡礼者たちは、その巡礼の際に、過去何度も悲劇に見舞われている。

9月11日のアメリカ同時多発テロのモニュメントの日にも、ビン・ラディン一族の会社が所有するクレーンが強風により倒壊し、107人の巡礼者が死亡した。

1990年には、トンネルが崩壊して、1426人が死亡した。

しかし、今回事故のあった「悪魔への投石」の儀式は、際だって事故の多い儀式とされている。

たとえば、最近の例でも、悪魔への投石の際には、

1994年 270人が死亡
1998年 118人が死亡
2001年 35人が死亡
2003年 14人が死亡
2004年 251人が死亡
2006年 346人が死亡

というように、惨事が続いている。

悪魔の投石で 346人が死亡した 2006年の事故の後、石柱を交換し、巡礼者の数に対応できるように改築したが、今回の事故は起きてしまった。

このメッカへの大巡礼では、その他にも、火災、暴動、ホテルの崩壊、伝染病の大流行など起きている。

サウジアラビア当局は、特定の期間に膨大な数の巡礼者たちが殺到する問題に直面しており、2011年に始まった 2000億円規模の聖地の拡張プロジェクトが完了するまでは、ビザの発行を制限している。





ここまでです。

何だかニュースの羅列のようになってしまいましたが、9月を過ぎても、なお、社会の不安定さは増し続けているような感じは若干します。

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2015年09月30日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





今回はちょっとしたお知らせを含みます。


flying-dolphin-top.jpg

▲ 2015年09月23日の米国オレゴン・カウンティ・レジスター Do dolphins fly? より。



いろいろな状態の中で終わる9月に

上のイルカの写真は、まあ、何だというようなものではなく、イルカは水族館でのショーなどの動きを見れば、このくらいのことは海でもしておかしくはないのですが、こう堂々と飛んでいる感じを醸されると、どうもこう、何だか気持ち良いですね。

ずっと向こうの空から真っすぐに飛んできたような気配を漂わせています。

撮影されたのは、カリフォルニア州のラグナビーチです。


カリフォルニア州といえば、先日、北部のマウンテン・メドウズ貯水池という比較的広い貯水池で、


一晩で水が干上がってしまった(あるいは地中に吸い込まれた)


という、わりと謎な出来事が起きています。


[参考記事]カリフォルニアの貯水池が一晩で干上がり、死んだ魚が干からびた湖底に残されるという現象が発生



突然干上がったカリフォルニア州のマウンテン・メドウズ貯水池

california-dry-03.jpg


この北米大陸の西側は干ばつのレベルが「地中」にまで達していることが NASA により観測されていて、この分だと、今回のカリフォルニアの水の消滅のように、「どんどんと地表の水が地下に消えていく」というようなことも起こらないではないのかもしれません。


下の図は、土壌の水分量を示したもので、赤くなるほど「水分保有量が少ない」ということになっていて、アメリカ西部は「真っ赤」であることがわかります。


NASA の GRACE 衛星が示したアメリカの土壌の水分量

us-drought-soil.jpg
NASA Earth Observatory



そんな中、いろいろと慌ただしかったけれども、何となく「世界は大丈夫」なまま 2015年9月も終わろうとしています。

そういえば、この9月の終わりの今日( 9月30日)、富士山の大沢崩れで土煙が発生していることが、多くの SNS などで報告されていました。


fujisan-09-30.jpg
Twitter


大規模な崩落とかが起きているなら、ちょっと気になる感じもしましたが、国土交通省の「富士砂防事務所」ウェブサイトには、その後、下のように、「土煙は発生しているものの、崩落ではない」との発表がありました。

なのでまあ・・・安心なんでしょうね。


fuji-saigai-03.jpg
富士砂防事務所


この富士砂防事務所の詳細のリリースは随時、こちらのページになされます。

それと、ちょっとだけお知らせというか、近況というかなどを。


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少し先のことになりますけれど、お知らせ的な

タイトルに「 In Deep の行く先」などと大げさなことを書いたのですが、このブログは Seesaa ブログで、長く書かせていただいていました。


本気で書き始めたのは5年くらい前のことですので、 In Deep は、決して歴史が長いわけではないのですが、それでも、こんなに長く続けられ、そして、こんなに様々な方に読んでいただいていることができているようになったことに関しては、本当に読者の方々に感謝するしかないと思っています。


使わせていただいている Seesaa ブログ自体は、いわゆる無料のレンタルブログということもあり、表示されないようなことが起きたり、いろいろと問題のあることもなくはなかったのですが、 Seesaa ブログはとても使いやすいブログだということもあり、続けてきました。

何より、気づけば、過去記事の数も膨大になり、完全な移転が難しいことや、 移転すると URL (アドレス)も変更されますし、それもあれかなあと、Seesaa ブログで続けてきました。

しかし、つい最近、


Seesaa ブログ全体が、 Google でも Yahoo! にも検索されない状態になる


という「事件」が起きました。

これは、Seesaa からもアナウンスのページがなされ、現在は解消しています。


しかし、「すべてのSeesaaブログが Google と Yahoo! の検索結果から消滅した」という事態が短期間ではあるとはいえ、起きていました。


今の時代は、「検索上に表示されない」ということは「インターネット上に存在しない」のと同じことといってもいいほどなのですが、そういうことが起きたのでした。

このブログを読まれていらっしゃる方も、最初は Yahoo! や Google の検索で In Deep を知られた方も多いのではないでしょうか。

それが「できない状態」といえば、深刻さもご理解いただけるのではないかと思います。

ブックマークやお気に入りなどに登録して下さっていた方だけが、その期間 In Deep (とすべての Seesaa ブログ)にアクセスできたということになり、お陰でその期間も多くの方に記事を読んでいただけたのは嬉しかったです。


現在は Seesaa ブログ全体では、この問題は解消したのですが、私のブログ In Deep に関しては、検索そのものはされますが、トップページだけが検索しても、元あった位置に表示されないというおかしな状態のままとなっています。


indeep-google.jpg

▲ 9月30日現在も In Deep はトップページが検索に表示されず、なぜか、カテゴリーページが表示されます つД`)。


ここにいたって、


「さすがに潮時かなあ」


と思い始めました。


「存在しないもの」を書き続けるというのは、形而上的な意味では素晴らしいですが、やはり徒労を感じる部分もあります。

そんなわけで、まだ決めたわけではないですが、「 In Deep の移転」を考えています。

いろいろな準備を含めた手間を考えると、すぐにというのは難しいですが、適度な期間の後にそうしたいと思っています。 URL などを含めて、ブログを移行するのはリスキーではありますが、むしろ、いい機会なのかもしれないなと。


いずれにしても、移行などの際には、またきちんと書かせていただきますね。


というわけで、お知らせ系のことを書かせていただきましたが、世間全般にしても、経済やら自然やら何やら、いろいろなことに関して、今後やはりそんなに穏やかに安定して進んでいく風にも感じないこともあり、安定して書けるような環境もいいかなと思います。

何も書けなくなるような状況の社会になるなら、それはそれで仕方ないですけれど、今はまだそこまでではないですしね。


そういえば、最近珍しい動物として、

「黒いキツネ」

がイギリスで見つかったことが報じられていました。



ヨークシャーで発見された「黒いキツネ」

black-fox-top.jpg
Daily Mail


白いキツネというのは、わりと写真などで見たことのあるような気もしますが、黒いキツネというのは大変に珍しいものなのだそうです(「赤いきつね」というのも忘れたくないところですが)。

黒い動物となると、いろいろな感情が想起されることがありますが、ふと、


「黒いキツネって何か意味があるのだろうか」


と調べてみますと、妖狐 - Wikipedia に下のようにありました。


黒狐

黒い毛色を持つ。北斗七星の化身と呼ばれている。

中国の類書『三才図会』では、北山に住む神獣であり、王者が太平をもたらしたときに姿を現すとされている。

古代日本においても、黒狐(玄狐)は、「平和の象徴」として扱われている記述が『続日本紀』和銅5年(712年)の記事に見られ、朝廷に献上され、祥瑞を説いた書物に「王者の政治が世の中をよく治めて平和な時に現れる」と記されていたと報告し、万民の喜びとなるだろう旨の記述がある。


とありまして、黒いキツネというのは、


> 平和な時に現れる


ものとされていたそうです。

普通は「黒い動物」というのは何だか不吉な感じを与えたりすることもありますが、上のキツネの伝説からは、黒いキツネが出現した今の世は「よく収められていて平和」ということにもなりそうです。

平和・・・。

そのようになっていけばもちろんいいのでしょうが、


「ところで、本当の平和ってなんだ?」


とも思ったり。


平和、破壊、新しい地球・・・。


まあ、ちょっと混乱する昨今ですが、今後もよろしくお願いいたします。

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2015年09月28日



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super-blood-moon.gif

▲ イングランドのノース・タインサイドという場所での皆既日食。2015年09月28日の英国デイリーメールより。



地球の半分くらいで「赤い月」が見られた夜(あるいは朝)

先日の、


テトラッドの4回目の「赤い月」は、33年ぶりの「スーパームーンと皆既月食が重なる日」だった。そして、その直前のイスラム教の「犠牲祭」の日に起きた大巡礼の悲劇
 2015年09月25日


という記事でふれましたが、テトラッド(4回連続する皆既月食)の4回目の月食は、月が通常よりも大きく明るく見える「スーパームーン」と重なったのですが、見えるとされていた地域の多くで、その月が見られた天候となったようです。

冒頭のデイリーメールの見出しは、スーパームーンと血の月(皆既月食では月が血のように赤くなるため)を組み合わせた Super Blood Moon (スーパー・ブラッド・ムーン)という造語を使っていました。

上の写真では、月自体は赤というより黄色っぽいですが、空の周囲が「月に赤く染められている」という光景が見られます。

moon-red-sky.jpg



そのデイリーメールの記事では、世界各地の皆既月食の様子を多数紹介していましたが、各地の皆既月食の写真を一気に集めた記事というものは見たことがなかったので、それなりに興味深かったです。

いくつかご紹介したいと思います。


なお、完全な皆既月食が見られたのは、大体、下の地域です。

eclipse-map.gif


文字にしますと、

・アメリカとカナダの東側の半分くらいのエリア
・中米と南米のほぼ全域
・西アフリカから中央アフリカのエリア
・ヨーロッパのいくつかの地域


などです。


逆に「この皆既月食とまったく無縁だった地域」は、


・日本、韓国、台湾などの東アジアの大半
・東南アジア全域
・太平洋の島々
・中国西部の大半
・ロシア西部の大半



などで、これらの国や地域は、もしかすると不吉を意味するかもしれない赤い月とは無縁でいられたわけで、これらの国々は、これからも安泰といえそうです(そんな単純なことなのかよ)。


[参考記事]月食を司る不滅の魔神 ラーフ


なお、地図からは、オーストラリアも皆既月食は見えないと思っていましたが、デイリーメールでは、シドニーで撮影された月食の様子が紹介されていましたので、オーストラリアでは見られたようです。


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以下、いくつかの9月28日の皆既月食の様子です。



2015年9月28日の皆既月食


アメリカ・ネバダ州ラスベガス

las-vegas-moon.jpg



ベラルーシのミル

belarus-minsk-moon.jpg



メキシコのシウダー・フアレス

mexico-ciudad-juarez.jpg



アメリカ・カンサス州ストロングシティ

kansas-blood-moon.jpg



オーストラリア・シドニー

sydney-moon.jpg



このオーストラリア・シドニーの写真で、月の左下にあるビルは、投資銀行 JP モルガン」のビルのようです。


jp-morgan-moon.jpg


投資銀行と血の月は何だかよく似合います。


また、デイリーメールは英国のメディアですが、英国では、「完全な皆既月食」が始まった時刻は、午前の 3.11 だったそう。


さて、ところで、デイリーメール記事では「 33年ぶりに血の月とスーパームーンが同時に発生」ということが書かれてありますが、今年と同じく皆既月食とスーパームーンが重なった、その 33年前というのはどんな年だったのかに興味が湧いてきました

33年前は、西暦 1982年です。





1982年と今年に共通点はあるのか

皆既月食とスーパームーンが重なった年だからといって、そこから何かの連想やシンクロニシティを考える、なんてこと自体がオカルトですが、最近は「いろいろな相似性やシンクロニシティ」を否定しきれないものもあるような気もしますので、ちょっと 1982年のことについて調べてみました。

特に印象深いものだけを 1982 - Wikipedia (英語版)から抜粋しています。


1982年1月

1月11日から1月17日

アメリカで異常低温。多くの都市で過去数十年で最低の気温を記録。


1月30日

初めてのパソコン向けのウイルスであるエルク・クローナー( Elk Cloner )が登場。アップル社の Apple II にのみ感染。


エルク・クローナーに感染したパソコン(アップルII)

elk-cloner-apple2.jpg
6 Computer Viruses That Changed The World



1982年頃といえば、ようやく、一般の人々にパソコンが普及し始めたかどうかという頃で、それと共にウイルスも登場していたようです。

私は、たまに、ウイルスや不正プログラムのことを書いたりすることがありますが、コンピュータやスマートフォンなどのウイルスや不正プログラムの、とんでもない増殖と高能力化は、このまま進めば、「この世のシステムを破壊する可能性さえ持っている」と考えていまして、その「芽」が 33年前に始まっていたとことを知ったのは感慨深いです。

ちなみに、このコンピュータ・ウイルスがどのように増加しているたかというと、下は日本の例ですけれど、1990年に 14件の報告だったものが、2004年には、5万 2151件にというものすごいカーブを描いています。

ウイルスの検出報告の推移

virus-increase.gif
IPA



上のグラフは 2004年までですが、その後はさらに激しい上昇を見せていて、たとえば、昨年 2014年の報告によりますと、日本のウイルスと不正プログラムの検出報告数は 46万 3653件と、15年前の1万倍ほどになっています。



1982年2月

2月2日

シリアで「ハマー虐殺」が始まる。


シリアという国は、今の世の中でも大きな問題を振りまいている感じがありますが、33年前のシリアでも以下のような虐殺事件があったようです。


ハマー虐殺

ハマー虐殺は1982年2月にハーフィズ・アル=アサド大統領の命令によりシリア軍がハマーの街で実行した焦土作戦の結果として起こった。

はじめ西側諸国に外交筋から伝えられた数字は、1,000人が殺害された、というものだった。その後の推計にはばらつきがあり、最も少ない10,000人以上のシリア市民が殺されたという報道から、20,000人、40,000人まで数字の開きがある。


この「ハーフィズ・アル=アサド大統領」というのは、現在のシリアの大統領(バッシャール・アル=アサド大統領)のお父さんで、下の写真の左側の方です。


syria-president.jpg



現在のシリアの真実を私は知りませんけれど、まあ・・・何というか、アサド親子は、共にわりと似たような・・・特に「人の命」に対しての行動をしているのかもしれないなあと思ったり。

今年のシリアの問題も、そうそう簡単に収束するものなのかどうかわからないですが、33年前のシリアの問題も長引きました。


この他、1982年2月は、日本で、


2月8日 - ホテルニュージャパン火災発生で 33人死亡。

2月9日 - 日本航空350便墜落事故、24人死亡(逆噴射事故)。


という、大きな事故が連日で起きた時でした。



1982年3月

1982年3月には、わりと珍しいと思われる天体の現象が起きていました。


3月10日

9つの惑星が太陽の同じ側に一直線に並ぶ配置となる(朔望)。


昔のことですので、写真やイラスト等の資料はないだろうと思っていたのですが、中国政府が 1982年に、このことを記念した「切手」を発行していました。

その切手に使われたイラストが下のもののようです。


1982年に中国で発行された記念切手

1982-syzygy.jpg
tamps-plus


「 3月10日」と「 5月16」日という日にちが書かれてありますので、その期間中、この配置だったということなのでしょうか。

こういう現象が、たびたび起きるものなのか私はわからないですが、わりと珍しいからこそ、記念切手になったのかもしれないですね。

わりと粋なことをする昔の中国。


3月29日

メキシコのエルチチョン山が大噴火。火砕流が発生した他、エアロゾルで世界の平均気温が 0.3℃程低下。死者 2000人以上(1万7000人が犠牲になったとされる資料もあり)。




1982年4月

4月2日

アルゼンチン軍がイギリスと領有権を争っていたフォークランド諸島を占領したことを発端としてフォークランド紛争(戦争)が勃発。



1982年5月

5月28日

ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世がイギリスを訪問。カトリック教会とイングランド国教会が450年ぶりに和解。



1982年6月

6月6日

イスラエルがレバノンに侵攻する(レバノン戦争)。当時のイスラエルの国防相は、後の首相シャロン。



1982年7月

7月6日

20世紀で最も長い月食(本影の持続時間 236分、完全月食時間 106分)が発生。


この年も月食絡みの記録があった年なんですね。


7月23日

長崎大水害。長崎、熊本、山口で合わせて、死者行方不明者 326名。


33年前にも日本で未曾有の大洪水が発生していたようです。

その時の雨の降り方は、


長崎大水害

長崎市の北に位置する西彼杵郡長与町では23日午後8時までの1時間に187mmの雨量を観測。これは日本における時間雨量の歴代最高記録となっている。

また西彼杵郡外海町では23日午後8時までの2時間に286mmの雨量を観測し、こちらも歴代最高記録となっている。


というものでした。

私は、1時間 100ミリ前後の雨でしたら経験したことがありますが、それ以上となる 1時間 187mm というのは想像できないです。



1982年8月

8月12日

メキシコ政府が対外債務を支払えないと声明。ラテンアメリカ全体への債務危機を誘発。


これも何だか今の南米全体の状態と似ているような・・・。


ちなみに、この1982年8月は、最初の CD が、ドイツで一般に公開され、その後、日本のソニーが、世界初の CD プレイヤーを発売するという「デジタル音楽革命」の年でもありました。



1982年9月

9月16日-18日

レバノンの民兵組織によるパレスチナ難民の大量虐殺事件「サブラー・シャティーラ事件」が発生。


サブラー・シャティーラ事件 - Wikipedia

サブラー・シャティーラ事件とは、1982年9月16日から18日の間に行われた、レバノンの親イスラエル政党などで構成される民兵組織「レバノン軍団」によるパレスチナ難民の大量虐殺事件である。

9月16日午後6時、イスラエル国防軍の部隊がレバノンのサブラーとシャティーラにあったパレスチナ難民キャンプへ向けて照明弾を発射、これを合図としてレバノン軍団の民兵たちが一斉にキャンプに突入、虐殺を開始した。

虐殺は2日間に及び、犠牲者数は762人から3500人と言われている。



1982年12月

12月4日

中国が憲法を改正し、現行憲法となる「中華人民共和国憲法」(1982年憲法)が制定される。


ちなみに、中国の憲法の第一条は以下のようなものです。



中華人民共和国憲法 第1条

1. 中華人民共和国は、労働者階級の指導する労農同盟を基礎とした人民民主主義独裁の社会主義国家である。

2. 社会主義制度は、中華人民共和国の基本となる制度である。いかなる組織又は個人も、社会主義制度を破壊することは、これを禁止する。




ということになっていて、今でも「社会謝儀国家」であることが大前提となっている憲法なのでした。


そして、この 1982年を締めくくるニュースとしましては、


12月26日

アメリカ「タイム」誌の「今年の人(マン・オブ・ザ・イヤー)」が初めて人ではなく、コンピュータに与えられる。


という「コンピュータが人にとって代わった」という、示唆的なニュースがありました。

下がその時のタイムの表紙です。


time-1982-computer.jpg
・Time


なんだかこう、この表紙のイラストは、「地球のその後の 30年間の主要国の人たちの様子」がここに描かれているような予言的なものさえ感じます。

というか、間違いなく「私自身の姿」でもあるわけで・・・。


今はこのパソコンとスマートフォンが交代してきていますけれど、「機械に支配されている」という時代は一貫として続いています。


いろいろと羅列してしまいましたが、33年前の西暦 1982年で印象的だったのは、

・コンピュータが人を支配し始めた年
・コンピュータの不正プログラムの元年
・シリアでの紛争や虐殺
・イスラエルがレバノンからアラブ勢力を排斥
・20世紀で最も長い時間の月食


などでしょうか。

ここに何らかの示唆があるのかというと、別にないのでしょうけれど、しかし、もしかすると「何かの示唆があるかもしれない」ということも言えなくはないのかもしれません。

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[関連記事]
赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった

テトラッドの4回目の「赤い月」は、33年ぶりの「スーパームーンと皆既月食が重なる日」だった。そして、その直前のイスラム教の「犠牲祭」の日に起きた大巡礼の悲劇


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2015年09月25日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





2014年10月18日の皆既月食

blood-moon-2014.jpg

▲ 4回続いた「赤い月」の2回目のもの。この日は、ユダヤ教三大祭の一つ「仮庵の祭り」の日でした。写真は、中国安徽省にある合肥市。Time より。



スーパームーンだった4回目の皆既月食

昨年4月の記事、


赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった
 2014年04月06日


から、1年半近くに渡って続いた「4回連続する皆既月食とユダヤ教の重要祭事がシンクロする期間」が 9月28日に終わります(日本では、9月29日になると思われます)。


今日のスペースウェザーに、その4回目の「赤い月」の予定時間軸が図で示されていました。


sep-27-eclipse.gif

▲ 2015年09月25日のスペースウェザー SUPERMOON ECLIPSE より。


月食が始まってから終わるまでの時間は約 3時間20分、皆既月食の時間は、約 1時間10分くらいのようです。

上の表の時間の単位「 PDT 」は、太平洋夏時間というもので、日本時間の場合は、ここに 16時間を足したものとなりますので、午前11時くらいから始まるという感じであるという以上に、日本では位置的に、この皆既月食は見られません。

この、個人的には歴史的な皆既月食を見られるのは下の地域です。色の濃い部分が見ることのできる地帯。アメリカからアフリカ、ヨーロッパ、中東の一部など広く見られるようです。


9月28日の皆既月食を見られる地域

lunar-eclipse-sept-28-2015-visibility.gif
Space.com



そして、今日知ったのですが、この4回目の「赤い月」は、何とスーパームーンだったのです。スーパームーンとは、月が地球に近いために通常より大きく明るく見えることです。

下は AFP の記事からのものです。



数十年に1度の天体ショー、スーパームーンと皆既月食が同時に
AFP 2015.09.24


巨大な満月「スーパームーン」と、これが赤く染まる皆既月食を同時に見ることができる数十年に1度の天文現象が間近に迫っており、多くの天文観測者たちは心を躍らせているようだ。

太陽と地球、そして通常よりも大きく明るく見える月が一列に並ぶことで起きるこの現象は、グリニッジ標準時で28日午前2時11分(日本時間同11時11分)から約1時間、南北アメリカ、欧州、アフリカ、西アジアと東太平洋で観測できる。

同日、月は地球に最も近い「近地点」にあり、その明るさも最大となる。「遠地点」の月と比べると、約30%明るく、14%ほど大きく見える。「遠地点」と「近地点」では、地球からの距離で約4万9800キロの差がある。

月と太陽の間の一列に地球が位置する皆既月食では、地球の縁の大気を通り抜ける太陽光のうちの赤い光が月をぼんやりと照らすため、月は赤く染まり「ブラッドムーン(血の月)」となる。

米航空宇宙局(NASA)によると、1900年以降にスーパームーンと皆既月食が重なったのは5回で、最後に観測されたのは1982年。33歳より若い人たちは、この二つの現象を同時に体験するのは今回が初めてとなる。次回に見られるのは2033年になるという。




> 1900年以降にスーパームーンと皆既月食が重なったのは5回で、最後に観測されたのは1982年

ということのようです。

ただでさえ皆既月食が4回続くということ自体がわりとレアなことで、過去 2000年では、8回のみというものです。

4th-bm-02.gif
過去記事


その中で、過去にスーパームーンと重なった時があるかどうかはわからないですが、この「赤い月」とスーパームーンが重なっているというのは、「稀少度アップ」ということになるのではないでしょうか。


そして、上の AFP の記事に出てくる「数字」にも何だかグッときます。


・33年ぶり

・次は20「33」年



というあたりは「 33という数字研究」をしている(大したしてないですが)私には、やや興味深いです。

そして、今年の皆既月食は、


4連続する赤い月とシュミータが過去2000年で初めてシンクロした2015年の9月…
 2015年09月05日


という記事に書きましたように、今年2015年は、テトラッドとユダヤ教の安息日シュミータが(過去 2000年で)シンクロしている唯一の年でもあり、この皆既月食の日というのは、なんというか、「様々なサイクルの時間軸のシンクロ」が集約されているような日ではあります。

そして、この1年半というのは、最近の歴史の中でも際だった「大量死の時代」でもありました。

大量死は、人間も、あるいは人間ではない動植物も含めてですが、人間に焦点を当てますと、どうもこの「4回の皆既日食とユダヤ教の祭事が重なる日」の周辺、あるいは翌日に、際だった出来事が起きやすいような気がします。

たとえば、9月24日に、サウジアラビアのメッカ近くのミナ( Mina )という場所で起きたことなどもそれと関係します。





悪魔に石を投げてはいけない

サウジアラビアで起きた出来事は下のような大惨事です。


サウジ将棋倒し、死者717人に 大巡礼で史上最悪規模の事故
AFP 2015.09.25


サウジアラビアにあるイスラム教の聖地メッカ近郊で24日、大巡礼「ハッジ(Hajj)」の最中に発生した将棋倒し事故で、同国の民間防衛局は、死者が少なくとも717人、負傷者が863人となったと発表した。

メッカでは、今月11日に建設工事用のクレーンが倒壊する事故が発生し、109人が犠牲になったばかり。メッカから5キロ離れたミナ(Mina)で起きた将棋倒しは、毎年行われるハッジで過去に起きた中でも最悪規模の事故となった。

民間防衛局などによると、ミナの将棋倒しは、悪魔に投石する儀式が行われていた午前9時ごろに起きた。内務省報道官は、ミナの道路2本が交わる交差点で「多数の巡礼者が同時に動いていた」際に将棋倒しが起きたと説明。




> 悪魔に投石する儀式

の中で、将棋倒しによって 700名以上が亡くなるという事故となってしまいました。


「悪魔に石を投げる儀式」というのは、「悪魔の塔」と呼ばれる、石で作られた塔にイスラム教の信者たちが石を投げる下のような儀式のようです。


悪魔の塔に石を投げる儀式

stoning-of-devil.jpg


stoning-of-devil2.jpg
Daily Mail


この中で、死傷者千人を超える将棋倒しが起きた。

何といってもですね、この周辺はどういう状況になっているかというと、下のような凄まじい人の波。


mina-mecca.jpg
Daily Mail



先日、

2001年と2015年のどちらの9/11にも浮き上がったオサマ・ビン・ラディンの亡霊を眺めつつ、「変化に突入した地球」の時代を生きる
 2015年09月14日


という記事で、サウジアラビアのメッカで、ビン・ラディン一族が経営する会社のクレーンが倒壊し、100人以上が亡くなった事故のことにふれましたが、今の時期のメッカや、その周辺には人の数がものすごく多いのですので、何らかの事故などが起きた場合、通常以上の重大な事故となってしまう可能性があるようです。


今回のサウジアラビアの将棋倒しでの事故が起きたのは 9月24日だったのですが、先日の記事、


大規模システム障害が連続発生した9月21日。その翌日から続く米中首脳会談、そして、ユダヤ教最大の休日「ヨム・キプル」。さらに赤い月へと流れるように過ぎていく日々
 2015年09月22日


に記しましたように、その前日の 9月23日は、ユダヤ教の「贖罪の日」であるヨム・ キプルというユダヤ教における最大の休日のひとつなのでした。

先ほどのサウジアラビアのミナの惨事を「4回続く皆既月食とユダヤ教の祭事がシンクロする」時系列に加えますと、次のようになります。


2015-09-24.gif



そして、4回連続する赤い月の最初の皆既月食(2014年4月15日)を思い出しますと、それは下のようになっていました。


2014-04-15.gif



韓国でのセウォウル号の沈没事故は、このテトラッドの最初の皆既日食と 2014年のユダヤ教の過ぎ越し(すぎこし)祭が一致した日の「翌日」だったことがわかります。


偶然にしろ何にしろ、この1年半に起きた様々なことの中には、確かに「いろいろな法則性を見出すことができる」ような部分があります。

とはいえ、終わった時期の出来事に法則性を持ち出しても仕方ない面はありますので、いろいろと上のような事例を始め、様々なシンクロなどが見られた時ではありましたことにふれるに留めたいと思います。

先ほどリンクした記事で書きました「最近の流れ」に加えますと、この数日の流れは下のようになっています。


・2015年 9月21日 全世界でシステム障害
・2015年 9月21日 フォルクスワーゲン・ショック
・2015年 9月22日 中国主席がアメリカへ到着
・2015年 9月22日 ローマ法王がアメリカに到着
・2015年 9月23日 ユダヤ教における最大の休日「ヨム・ キプル」
・2015年 9月24日 イスラム教の大巡礼で史上最悪級の死傷事故
・2015年 9月25日 アメリカと中国の首脳会談の予定
 (明日と明後日)
・2015年 9月28日 皆既月食とスーパームーンが重なる



そして、サウジアラビアでイスラム教徒たちが多数亡くなった 2015年9月24日は、もうひとつの重要な「祭」が始まる日でもあるのです。

それは、皮肉な話にも聞こえますが、イスラム教の重要祭事「犠牲祭」なのでした。






「犠牲祭」の初日にイスラム教徒たちの大きな犠牲が生じてしまった

イスラム教の犠牲祭とは、正式名は、イード・アル=アドハーというものらしいですが、さすがに馴染みの薄い語感ですので、ここでは「犠牲祭」と記します。

それは以下のようなものです。



犠牲祭、世界のイスラム教徒が祝祭
イランラジオ 22015.09.24

今日9月24日は、イスラム暦ゼルハッジャ月10日にあたり、イスラム教徒の大きな祝祭である犠牲祭の日です。

犠牲祭の日、サウジアラビアの聖地メッカの神の家を巡礼した人々は、神の命により、神の満足を得るために生け贄をささげ、偉大な預言者イブラヒームの記憶をよみがえらせます。




この犠牲祭は、大巡礼の終わりとシンクロして行われ、巡礼に参加していないイスラム教徒たちも、動物を1匹生贄として捧げることになっているそうです。


こういう祝日が始まった日に、サウジアラビアの悲劇が起きています。


ちなみに、「羊などを犠牲に捧げる(簡単に書くと、命を奪うということ)」の意味では、「子羊を殺して犠牲に捧げる」という源流を持つ、ユダヤ教の過ぎ越し祭と、行為そのものではあまり変わらない面はありそうです。

ユダヤ教の過ぎ越し祭の源流は、


「神の意志、あるいは悪魔の輪郭」 : 北緯 33度線にある韓国の済州島。そして「血の月」の連続と共にユダヤ教では祭りに突入
 2014年04月18日


という記事などに書いたことがありますが、その出所は、旧約聖書「出エジプト記」 12章 21節にある、


「さあ、家族ごとに羊を取り、過越の犠牲を屠りなさい。」


というモーセの言葉を守ることにあり、つまり、過ぎ越しの祭というのは、もともとは、


初子を厄災から守るために子羊を犠牲にする


という「犠牲」の上に成り立っている宗教的式典でもありました。

犠牲という概念は、ユダヤ教、イスラム教、どちらの宗教にもあり、概念だけではなく、どちらも現代においても、規模は様々でしょうが、「毎年の祭りの際に、実際に羊や牛などを犠牲に捧げている」という点でも共通のようです。

それにしても、神という存在はなぜ、そんなに犠牲(命)を望むのかなあとはたまに思います。

そして、今年のイスラム教の犠牲祭は、その初日に、サウジアラビアで近年最悪の巡礼中の事故により、多くの「犠牲」が生じたというのは皮肉という言葉で済ませていいものなのかどうかを少し考えます。

いずれにしても、9月もあと少しです。


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2015年09月23日



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▲ 2015年09月22日のイスラエル Breaking Israel News より。



楽園の憂鬱

環境のことだとか、自然保護のことだとかを過剰に語ったり聞いたりすることはあまり好きではないのですが、「これは少し困りますね」と、率直に思った事例が最近ありました。

それは先日報告された下の事案です。


ostional-beach-mobs.gif

▲ 2015年09月23日のコスタリカ TICO TIMES より。



写真と見出しだけではちょっとわかりにくいかとも思いますが、これがどんな光景かといいますと・・・。

中米コスタリカに「オスティオナル自然保護区」という場所があって、ここは、ウミガメの集団産卵がおこなわれる場所(世界に8カ所あるうちのひとつ)として有名です。

ウミガメの集団産卵は「アリバダ」という名前で知られていて、Wikipedia の説明では以下のようなことです。


アリバダ

ヒメウミガメとケンプヒメウミガメは、大群で上陸し産卵をする「アリバダ」 という現象を起こすことがある。他の種類のウミガメはアリバダは起こさない。

アリバダは、主に雨季に、のべ数千から百万頭以上ものヒメウミガメが数日から十日以上の間に一斉に上陸し産卵をする自然現象で日中にまで上陸と産卵が続くことがある。


それは下のような光景になるようで、私もかつて、テレビか何かで何度か見たことがあります。


arribada.jpg
Olive Ridley Turtle



それで、まあ、こういう場所は「観光地」になりやすいわけですが、コスタリカのこの場所も例外に洩れず観光地であり、多くの観光客がやってくるそうなんですが、上の写真の人たちは「観光客」なんですね。

つまり、先ほどの写真の光景は、



大量の観光客が、産卵にやってきたウミガメたちの周囲に集い、カメたちは産卵することができずに海に戻っていった。



ということなんですね。

これは、9月9日に、コスタリカ環境省の労働組合のフェイスブックで報告されて以来、結構な物議を醸しています。

報告によれば、カメの進行方向に立って写真を撮るわ、自分の子どもをカメの背中に乗せたりするわで、どこから来た観光客とは書いていませんが、なかなか常識破りの行動をしていたようです。


下の写真は、そのコスタリカ環境省により公表されたものです。


tourist-disrupt-turtle-nesting-costa-rica-01.jpg


tourist-disrupt-turtle-nesting-costa-rica-02.jpg


これじゃカメさんも産卵できないです。

結局、多くのカメが産卵を諦めて海に戻っていったそう。

写真にはアジア人っぽい人たちもいますし、白人っぽい人たちもいますが、どこの人たちにしても、何だかもうやりたい邦題ですごいですね。

「これはオレにはできない」

と素直に思います。


ちなみに、以前、


楽園が崩壊していく : コスタリカのビーチに建設される中国企業の巨大石油精製所
 2013年08月02日


という記事で、2013年 6月に中国の習さんがコスタリカに公式訪問した際、コスタリカ政府と中国政府は、


将来的に「毎年 50万人」の中国人観光客をコスタリカに呼び入れる


という観光計画で合意していますので、今のコスタリカには中国人観光客は多いと思います。まあ、上の人たちに含まれているかどうかはわからないですが。

それにしても、こ場所は「自然保護区」であるわけで、ある程度は国から管理・監視されているのが普通のような気がしますが、そういうのはないのですかね。

何でも自由なのもいいでしょうが、こういうことが常態化してしまうと、そのうちカメも来なくなってしまうかもしれないですし。

そういえば、中国政府は、コスタリカ沿岸に「大規模な石油製油所」を作る合意もこの 2013年にしているのですよね。石油製油所ができるのは、ウミガメがやってくるビーチと反対側にあるプエルト・リモンという場所ですが、石油精製所とウミガメは相性が良くなさそうです。


カメが集団産卵するオスティオナル・ビーチの場所

Ostional-map.gif
・Google Map


先ほどリンクした記事のタイトルじゃないですけど、楽園は崩壊していっているのかもしれないですね。

こういうような少し困った現象を見聞する一方で、ヨーロッパのほうもいろいろと大変なことになって、少しというより、かなり困ったことになってるようです。

しかし、現況、他にもいろいろと憂鬱系の話題は散らばっています。


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ヨーロッパの憂鬱

ヨーロッパでは、難民の問題が続いていますが、ハンガリー政府は、国境に押し寄せる難民に対して「軍隊」を派遣することを決定したようで、一応、武器は殺傷能力のないものだけを使用するということになっていますが、押し寄せる難民の数も増えていて、いろいろと緊迫してきている感じです。



ハンガリー、難民不法入国阻止へ軍の動員可能に
読売新聞 2015.09.23

ハンガリー議会は21日、国境地帯に押し寄せる難民や移民の不法入国を阻止するために、軍の動員を可能にする法案を圧倒的な賛成多数で可決した。

催涙ガスやゴム弾など殺傷能力が低い武器の使用も認めている。




そして、このようになってきている東欧諸国に向けて「 16万人の難民が移動してきている」ことが、英国のデイリーメールで伝えられています。


押し寄せる難民たち

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Daily Mail



そんな中、9月21日には、トヨタと並ぶ、世界最大級のドイツの自動車会社「フォルクスワーゲン」社が、アメリカで「排ガス規制を逃れるための不正なソフトウェアを搭載していた」ことが発覚。

それにより、アメリカ当局から「2兆円の制裁金」を課される可能性が出されています。



独VW、米で不正車種の販売停止 制裁金2兆円か
日本経済新聞 2015.09.22

米国で排ガス試験の不正が発覚した独フォルクスワーゲン(VW)は対象車種の販売停止を決めた。リコール(無料の回収・修理)も実施する見通し。当局による制裁金は2兆円超とも報じられ、刑事訴追される可能性もある。ブランドイメージ悪化は必至で、不振の米国で新たな課題を抱えた。

「お客様と国民の信用を傷つけ、深くおわび申し上げます」。VWのマルティン・ヴィンターコーン社長は20日、米環境保護局(EPA)による大気浄化法違反の調査に対し声明を発表した。




というように、社長自らが不正を認めているので、アウト気味です。

いかな大企業でも、2兆円+大規模リコール費用という金額は小さくはなさそうです。
フォルクス・ワーゲン株は2日間で約 38%下げました。

その後、連動して起きたのが「フォルクス・ワーゲン・ショック」とでも呼ばれる可能性のある、ヨーロッパ株式市場の急落でした。


2015年9月22日の欧州市場

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w-index.com



まあ、こういうようなこともありつつも、しかし、やはり今のヨーロッパの最大の問題は難民のことでしょうが、それと共に冒頭のような「 IS が難民に紛れ込んで入っているきているかもしれない」という懸念は次第に明確になりつつあります。

これまでに、すでに、ヨーロッパだけで 100人以上が、IS と接触したことで逮捕されているのだそうです。

現在のような混沌とした状況の中で、結構な数でヨーロッパに流入しているのかもしれない様々な組織・・・。

今後の混沌は、どこの地域だけということもなく、たくさんの「種」と「芽」を、蒔いて拡大し続けているようです。

冒頭の記事をご紹介いたします。




ISIS Recruiter Arrested in Germany
Breaking Israel News 2015.09.22


ISIS のリクルーターがドイツで逮捕される


ドイツで逮捕された ISIS のリクルーターは、難民たちの中に紛れ込んでやって来ていたことかがわかり、難民保護の声が広がる中で、ヨーロッパにイスラム過激派が入り込み勢力を拡大させる懸念が起きている。

8月4日に、スペインで ISIS が攻撃計画を立てていたとして、シュトゥッガルトの難民センターで男が逮捕された。男は入国するための偽造文書を持っていた。男は、スペインの裁判所から発行された逮捕令状に基づき、スペイン警察に引き渡された。スペイン内務省は「男は ISIS の名の下に、必要なコンタクトを始めていた」と声明で述べた。

現在までに 100人以上が ISIS とのコンタクトを取った疑いで、ヨーロッパで逮捕されている。ここには、8月22日にスペインとモロッコで、ISIS の兵士を募集していた 14人が含まれる。

この逮捕は、モロッコ人の男がフランスからの列車内でアメリカ人兵士に取り押さえられた事件の後のことだった。

関連する話では、最近、バレンシア近くのガンディアの街で 18歳のモロッコ人女性が、イスラム過激派グループに参加するためにシリアに飛ぶことを準備していたとして、スペイン警察に逮捕されたことを AFP が報じている。

ISIS は2つの懸念をヨーロッパに与えている。

ひとつは、難民に紛れ込んで ISIS のメンバーをヨーロッパに侵入させること。

もうひとつは、ヨーロッパ人の兵士を募集していることだ。ヨーロッパ人は訓練し、過激思想を与えられた後、それぞれが自らの国へと戻される。

欧州連合( EU )は、殺到する難民たちを識別し、不審者の監視を続けている。

先週、さらに悪い事態を想定できることが起きた。

ドイツの税関職員が1万人分のシリア人のパスポートを含む箱を押収したのだ。パスポートの多くは戦争で破壊されたシリア政府の事務所から持ち去られたものだ。

このことが示すことは、ISIS の工作員たちが、シリア人であろうがなかろうが、ヨーロッパに入るためにシリアの正式なパスポートを使用することができるということだ。

シリアは、現在、内戦により多くの民間人の血が流されており、亡命を許可する優先順位が高くなっているため、シリアのパスポートを持っていると亡命が許可されやすい。

今年3月に、フランスのマニュエル・ヴァルス首相は、フランスのテレビとのインタビューで、現在のこの悲惨な状況を予測していた。

「今、イラクとシリアには 3000人のヨーロッパ人がるが、夏には 5000人、年末までには 10,000人にまで増えることもあるかもしれない」


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2015年09月22日



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[追記 09.23] 9月22日は首脳会談ではなく、中国という国からやってきた習さんという方が、アメリカという国へ到着する日でした。首脳会談は25日くらいのとのこと。そして、報道によれば、9月23日には、ローマ法王という仕事をされている・・・名前は失念しましたが、その方もアメリカにやってきて、アメリカ大統領と会談なさるようです。



[2015年9月21日]世界各地で大規模なシャットダウンが発生


昨日、9月21日は、世界中でいろいろなものが「停止」した日でした。

スカイプ( Skype / インターネットを利用しての電話、チャット)、アメリカのアマゾン( Amazon )のウェブサービス、そして、ロシア最大の証券取引所であるモスクワ証券取引所が、それぞれ何らかのシステムトラブルで、一定時間、停止に追い込まれました。

モスクワ証券取引所に至っては、9月だけで「4回」も、システム障害によって取引が停止していて、ちょっと普通ではない感じの上に、原因も明白にはわかっていないようです。

とりあえず、それぞれの出来事の概要を記しておきます。


スカイプ

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▲ 2015年09月21日のRT Skype communication app is down across the globe より。

スカイプが世界中で接続障害

人気の通信アプリケーション「スカイプ」が 9月21日から、世界全体で利用できない状態となっている。多くのユーザーが、現在、スカイプにサインインすることができないことをソーシャルメディアで訴えている。

具体的には、ログインしづらい、ログイン状態を変更できないなどで、通話もできなくなっているという。



アマゾン(米国)

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▲ 2015年09月20日のインターナショナル・ビジネス・タイムズ Amazon Web Services Experiences Outages Sunday Morning, Causing Disruptions On Netflix, Tinder, Airbnb And More より。

アマゾンのウェブサービスが 9月20日の朝にシステム障害を起こし、さまざまな関連サービスに混乱が広がる

アマゾンのウェブサービスの停止は、アマゾンのサービスを使用している顧客たちと、ネットフリックスのユーザー、そして、映画のデータベースサイト IMDb のユーザーの間に大きな混乱を引き起こした。

アマゾンは、また、多くの企業やアプリケーションにクラウド・コンピュータ・サービス(ソフトウェアやデータなどを、インターネットなどを通じて利用するサービス)を提供しているため、21日の午前、企業などにも大きな影響を与えた。



ロシアの証券取引所

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▲ 2015年09月21日のRT Russian Stock Exchange resumes trading after another technical crash より。

またも技術的な障害により取引停止していたロシア証券取引所が再開

モスクワ証券取引所は、9月21日に、システム障害のため1時間以上、取引が停止された後、午前11時45分午前にデリバティブ市場の取引を再開した。

取引停止はシステムの技術上の問題だという。

証券取引所当局は、「現時点では、デリバティブ市場でのアプリケーションの削除に問題がある可能性がある」と述べている。

ロシア証券取引所の取引が技術的な問題で停止するのは、今月に入って、これが4回目となる。9月8日にも、コンピュータのシステム障害により、取引が2時間停止された。

その前の週にも、同様の技術的な問題で、市場のすべての取引が1時間停止した。


などとなっていて、いろいろなものがシャットダウンした日だったのでした。

スカイプは全世界に展開していますが、欧米を始め、全世界的なシャットダウンとなったようです。

私はスカイプというものは使ったことがないですが、スカイプのユーザー数は、こちらのページによりますと、2013年の時点で 2億8000万人ということで、この系統のサービスの中ではかなり巨大なものですので、日常的に使っている人たちにとっては、それなりに混乱を招くことにもなったのかもしれません。


このように「同じ日に複数のシステム障害が起きた」という日は、この夏にもありました。


サイバー黙示録:激化するアメリカと中国の「完全なる戦争」の中で
 2015年08月05日


という記事に記したことがありますが、今年の 7月8日、ニューヨーク証券取引所がシステム障害で取引になり、同じ時に、アメリカのユナイテッド航空もシステム障害で運航が停止されたという日がありました。


2015年7月8日に相次いだ大規模システム障害

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THP


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日本経済新聞



この 7月8日のシステム障害について「サイバー攻撃系の出来事なのでは」という話が出たのは、前日の 7月9日に、ハッカー集団が予告めいた書き込みをしていたことが原因でした。



ハッカー集団が不気味な“予言” ニューヨーク証券取引所システム障害
zakzak 2015.07.09

ニューヨーク証券取引所のシステム障害をめぐり、インターネット上の自由侵害を攻撃するハッカー集団「アノニマス」が、ツイッターで不気味な“予言”をしていた。

取引停止になる約12時間前、ツイッターで「明日、ウォールストリートで悪いことが起きるだろう」と書き込んでいた。

欧米メディアなどは「ギリシャの債務問題や中国の株価急落の影響を意図したものだろう」と冷静に見ているが、タイミングの良すぎるツイートに、ネット上ではさまざまな憶測が広がった。




アメリカ当局は、サイバー攻撃を即座に否定しましたが、さきほどリンクしました記事にも書きましたけれど、


アメリカと中国は実質的なサイバー戦争を開戦している。


ということなどもあり、いろいろと連想してしまうのかもしれません。


サイバー攻撃をリアルタイムで表示するサービス NORSE より

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NORSE


そのアメリカと中国の大きなイベントは、システム障害が相次いだ 9月21日の翌日から始まります。


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[9月22日]米中首脳会談

その「アメリカとサイバー戦争中」の中国の国家主席である習さんが訪米するのは、今日( 9月22日)なんですね。

その前日( 9月21日)に、アメリカなどで大規模なシステム障害が起きていたわけですが、最近、サイバー攻撃に関する報道というのは、奇妙なことに「何か起きた日」の前後に大きな報道ネタが発表される傾向にあります。

たとえば、アメリカのニューヨーク証券取引所とユナイテッド航空がシステム障害を起こしたのは 7月8日ですが、その翌日の 7月9日、アメリカ政府は、以下の発表をします。


米政府職員の情報流出、新たに2150万人 史上最大規模
日本経済新聞 2015.07.10

中国系ハッカーの犯行か

米人事管理局は9日、サイバー攻撃で新たに2150万人の政府機関職員や契約業者らの経歴情報が盗まれたと発表した。6月に発覚した連邦政府職員(最大420万人)の個人情報盗難事件とは別だが、同じく中国系ハッカーの犯行とみられる。

史上最大の政府職員の情報流出とみて、人事管理局と連邦捜査局(FBI)、国土安全保障省は捜査を進める。

流出したのは、現在や過去に政府の職員か契約業者だった1970万人と、180万人の配偶者・同居者らの情報。主に2000年以降の登録申請者が対象とみられる。




これに対して、当然、アメリカ側は、いわゆる若者用語ですと、「激オコ」な状態となった様子が伺えるのですが、それ以降のアメリカと中国のサイバー攻撃をめぐっての状態は、むしろ泥沼化しているようにも見えます。


数日前には下のような記事もありました。



中国のサイバー攻撃への制裁発動示唆…オバマ氏
読売新聞 2015.09.18

オバマ米大統領は16日、ワシントンで講演し、米企業を標的にしたサイバー攻撃に中国政府が関与しているとして、「解決されなければ、2国間関係を重大な試練にさらすことを中国側に示す手段を準備している」と述べた。

報復措置として中国に対する制裁発動に踏み切る可能性を示唆し、圧力をかけた。




こういう中で、今日 9月22日に米中首脳会談ということのようですが、あまり楽しげな首脳会談にはならないかもしれません。

そういえば、大規模なシステム障害が相次いだ翌日の今日 9月22日は、以下の報道がありました。

昨日の記事「エイリアンは人類とコンタクトを取りたがっているが、地球の通信は暗号化されていて、人類がエイリアンと接触する手段は閉ざされている」のエドワード・スノーデンさん絡みです。



中国サイバー攻撃:米NSA、作戦データを入手
毎日新聞 2015.09.22

米国防総省の情報収集機関である国家安全保障局(NSA)は2009年、中国人民解放軍でサイバー攻撃やスパイ活動を行う総参謀部第3部所属の部隊が米政府に攻撃を仕掛けた証拠を入手していた。

米中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン容疑者が持ち出していたNSA内部文書を毎日新聞が分析した結果、明らかになった。




その文書には以下のようなことも書かれているようです。


文書によると、(中国の)総参謀部第3部所属の部隊が、米軍の世界的な兵站(へいたん)や輸送活動を統括する輸送軍のコンピューター網の管理者パスワードや内部プログラム情報など2500以上のファイルを盗み出した。


とあるようで、管理者パスワードや内部プログラムをこんなに盗まれてしまっては、オバマ大統領も、あまりにこやかにはできないかもしれません。

というか、つくづく「本当に戦争になっている」と思います。





[9月23日]ユダヤ教最大の休日

そして、明日( 9月23日)は、ユダヤ教の「贖罪の日」であるヨム・ キプルというユダヤ教における最大の休日のひとつの日です。

この、


・9月21日 全世界でシステム障害
・9月22日 アメリカと中国の首脳会談
・9月23日 ユダヤ教における最大の休日



という流れるような進行。

そして、9月28日は、4回連続した「赤い月」(皆既月食)の4回目の日です。


下の図を改めて眺めますと、この激しかった1年半を思います。


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赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日と…



そして、2015年の 9月も残すところ、あと1週間ほどとなりましたが、どうなっていきますかね。

過去記事の、


開きつつある「パンドラの箱 2015」の気配を放つ中国に対して2億年以上前から付随していた「崩壊」というキーワード
 2015年08月23日


に書きました、


今年のキーワードは「中国」と「パニック」なのかもしれない


というようなことがあるのかどうなのか。


エコノミスト『2015 世界はこうなる』の表紙より

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そして、現実として、「何でもかんでもコンピュータ制御」である今の世界は、パニックもわりと簡単に起こり得ることが想像しやすいです。飛行機も電車も、ありとあらゆる近代的な乗り物は今はコンピュータ制御で、銀行、金融市場などもコンピュータ制御です。

「悪意」のある者がスイッチを押すだけで、それらが崩壊する可能性だってあり得ます。

何が起きるか、あるいは何も起きないかはともかくとしても、考えてみれば、私たちのこの社会は、大体過去 20年くらいをかけて、「過去とは比較にならないほど崩壊しやすい社会」を作り上げてきてしまったのかもしれないですね。

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2015年09月14日



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Twitter


昨日(9月13日)で、ユダヤの安息年であるシュミータが終わり、今日から「ヨベルの年」と呼ばれる年に入ります。[参考記事:シュミータとは何か

ヨベルの年というのは「イスラエル人が 50年目に迎える自由と解放の年」(コトバンク)とされています。

7年ごとのシュミータが7回めぐってきた年がヨベルの年ということのようで、前回のヨベルの年(1967年)は、第三次中東戦争(六日戦争)によって、イスラエルが国家としての基盤を確立した年でした。

その前のヨベルの年(1917年)には、イギリス政府が、パレスチナにおけるユダヤ人の居住地の建設を支援することを表明し、実質的な「イスラエルの再建」が始まったバルフォア宣言がなされています。

そのようなヨベルの年が本日(9月14日)から始まります。

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荒れた自然現象が多発する時代に

先ほど(9月14日 午前9月48分頃)、阿蘇山が噴火したようで、一昨日の9月12日には、東京湾を震源とする最大震度5弱の地震、その前は、関東や東北での大洪水と、毎日毎日、自然関係の出来事が続きます。

噴火した阿蘇山

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気象庁


アメリカ海洋大気庁( NOAA )などは、現在、太平洋の赤道付近の海域で起きている海水温の上昇(いわゆるエル・ニーニョ現象)が、史上最強クラスとなっていると発表しています。

これについては、

史上最強のエル・ニーニョ(赤道海域の海水温の異常な上昇)が進行中。アメリカ海洋大気庁は異常気象の頻発を警告
 2015年09月13日

という記事にも書きましたが、この先の気象も地質活動も、どちらも予測はできないとはいえ、それなりに激しい状態で推移する可能性が高そうです。

まあ・・・自然や気象については、起きることにあらがっても仕方のないことですので、起きたら起きたで、それに対処する最善の方法をその局面において実行していくというより他はないようにも思います。

日本はあらゆる自然災害をその歴史の中で受けてきた国で、そして、その中で「生きて」きました。地域的にはともかく、全体としては1度も滅びていません。

世界で一番地震が多く、また、火山も多く、最も台風の直撃を受け続けてきた日本と日本人は何千年何万年と、その中で滅びずにきたのですから、大局的に見れば心配ない話のはずです。

この「大局的に見る」ということは確かに難しいことではあるのですけれど、過度な心配や不安は、むしろ事態を悪くする可能性はあるのかもしれません。

以前、

日本式ファイト・クラブ:この世こそ極楽であることに感謝し、激動でも素晴らしい時代を死ぬまで生きる
 2015年06月29日

という記事で、自称プレアデスの人の言葉が書かれているとされている『プレアデス+地球をひらく鍵』という本から、以下のような記述を抜粋したことがあります。


『プレアデス+地球をひらく鍵』より

恐れる気持ちこそ最大の敵です。あなたに恐れの気持ちが出てきたとき、あなたの力は失われるということを忘れないでください。

あなたが何かを恐れているとすれば、それは頭上に大きな看板をかかげて、「大歓迎! 私はあなたを待っています!」と恐れているものに呼びかけているようなものです。

恐れの気持ちを抱くことの目的は、あなたの生命を助けることです。そしてあなたが行動を起こして、現在という瞬間にあなたを飛び込ませることです。



何だか複雑な表現ですが、「恐れること」は、

> 最大の敵

であると共に、

恐れを抱くという心境は、行動を起こして自分を行動させるためにある

としていて、「人間に恐れという感情がある理由」も書かれています。

たとえば、山道を歩いて熊と出くわせば、多くの人は恐れますが、同時にその恐れが「次の具体的な行動」を考えさせる動機にもなるはずです。熊と出会ってもまったく恐れないで、ニコニコと立っているいられる人はすごいとは思いますが、それで助かるかどうかは微妙な気がします。

「助からなくてもいい」という考え方もあるかもしれないですが、それは、人間の通常生活への全否定ということになりかねないですので(基本的には、生命を保つために生きているのですから)、適度な恐れは素晴らしい感情ではあるとは思います。

なので、恐れには大きな意味はあるのですが、恐れ続けていては、さらなる「恐怖の現実」が実現してしまう可能性があるということでもあるようです。

起きていない恐怖に恐怖ばかりしていると、「恐れていることが実現してしまう」ということについては、中村天風さんなど多くの賢人が述べていますが、マザー・テレサは、


Mother-Teresa-s1.jpg

思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。



というような言葉をのこしていて、「思考が運命になる」ことに明らかに言及していますが、これは個人を越えて、周辺や環境をも巻き込んだ大がかりな運命の左右と関係することのようにも最近は思います。

それにしても、最近の一連の報道や情報の中にある「ネガティブな未来感」の雰囲気の強い感情の流れを感じますと、何となく確かに大きな出来事に向かっているのかもしれないことを感じます。





本来は災害に異常に強い日本人

以前も書いたことがありますが、日本人というのは、本来的に災害などに対してとても強いとは言えます。

先ほどリンクしました記事で、著書『逝きし世の面影』に記載されている、幕末の日本の海軍教官だったオランダの軍人カッテンディーケの以下の言葉を載せたことがあります。


Kattendijke-s2.jpg

日本人の死を恐れないことは別格である。むろん日本人とて、その近親の死に対して悲しまないというようなことはないが、現世からあの世に移ることは、ごく平気に考えているようだ。


他にも、1876年に東京の日本橋から京橋にかけて一万戸を焼いた「銀座大火災」の時の日本人の様子を、東京大学医学部で教鞭をとっていたエルヴィン・フォン・ベルツという人が、以下のように記録しています。


baelz-s1.jpg

日本人とは驚嘆すべき国民である! 今日午後、火災があってから 36時間たつかたたぬかに、はや現場では、せいぜい板小屋と称すべき程度のものではあるが、千戸以上の家屋が、まるで地から生えたように立ち並んでいる。

……女や男や子供たちが三々五々小さい火を囲んですわり、タバコをふかせたり、しゃべったりしている。かれらの顔には悲しみの跡形もない。

まるで何事もなかったかのように、冗談を言ったり笑ったりしている幾多の人々を見た。かき口説く女、寝床をほしがる子供、はっきりと災難にうちひしがれている男などは、どこにも見当たらない。



一万戸を消失したという大災害の直後に、

> 冗談を言ったり笑ったりしている幾多の人々

> 災難にうちひしがれている男などは、どこにも見当たらない。


を見て、大変に驚いたようです。

このベルツという人は、29年間も日本に滞在したそうで、奥さんも日本人だったとのことで、相当の日本好きな方ではあったようです。

この江戸の日本人たちの、一種の「異常な楽天的行動」(あるいは、悲しんでいるくらいなら早く自分たちで仮設住宅を作ったほうがいいという意味で現実的な行動)は、たとえば、1707年の富士山の噴火(宝永噴火)の時の江戸っ子の行動にも見てとれます。

神奈川県立歴史博物館主任研究員の古宮雅明さんが書かれた、富士山の宝永大噴火というページには以下のような記述があります。


「富士山の宝永大噴火」より

昼過ぎからネズミ色の灰が降り始め、夕刻からは黒色の砂に変わった。 どこかの山の噴火であろうと推測されたが、富士山噴火と確認されるのは駿河吉原宿(現静岡県富士市)からの急報が届いた25日であった。

降灰や地響きなどの異変はその後も断続的に続いたが、富士山噴火と判明したことで江戸の人心は落ち着き、富士山が望める日には、江戸橋や日本橋に噴火する富士山を見物する群衆があふれた。



> 富士山が望める日には、江戸橋や日本橋に噴火する富士山を見物する群衆があふれた。

物好きが集まったということではなく、「群衆があふれた」とありますから、みんな、「噴火する富士山」を見ながら楽しんでいたということになります。

未曾有の大火災の直後にも冗談を言って笑い、富士山の噴火を娯楽にしてしまう江戸の人たち。

この宝永噴火の後、時間と共に農作物などへの影響が出てきて、飢餓が発生するような状態になっていくようなのですが、しかし、そんなことを起こる前から心配しても確かに仕方ない。

以前から思っていますが、これからの時代に、個人的に見習いたい気質です。

1897年の富士山の写真

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120年前の日本の光景に見る「私の中のパラダイス」


というわけで、今後もおそらくは、いろいろとあるとは思いますが、前向きというか、不安や恐怖ばかりにとらわれないように生きていきたいところです。

ところで、タイトルにしました「オサマ・ビン・ラディン」という響き、今となっては懐かしい感じですが、どうして、この言葉が入っているのかといいますと、2001年の同時多発テロから14年後(7年×2)の今年の 9月11日に、またも、メディアに、その名前が出たのでした。





2015年9月11日のふたつの地

先日の記事、

ニューヨークの世界貿易センタービル跡に「二重の虹」が現れた9月11日の翌日、過去のシュミータに何が起きていたかを「完全調査」してみました
 2015年09月12日

で、今年の 9月11日、ニューヨーク世界貿易センタービル跡地の上空に、「二重の虹が出た」ことを記しました。


2015年9月11日 ニューヨーク世界貿易センタービル跡地

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Facebook


海外メディアでは、これを「追悼の虹」などの表現であらわしていたものもありました。

上記の記事では、イスラエルで古くから伝わる「虹の下は地獄の釜」という伝説のことも記したりしたのですが、この今年の 9月11日に、そのような状態になったのは、ニューヨークではなく、イスラム教徒たちの最大の聖なる場所のひとつであるサウジアラビア・メッカの「聖モスク」でした。

9月11日に、サウジアラビアのメッカで、モスクに巨大クレーンが転倒して 107名が亡くなるという事故が起きたのです。

下のような出来事です。


巡礼地メッカの聖モスクにクレーン転倒、死者107人超
ロイター 2015.09.12

mecca-mosque-01.jpg


サウジアラビアの巡礼地メッカで11日、イスラム教の聖地カーバ神殿がある聖モスクに向かってクレーンが倒れる事故が発生し、サウジアラビア当局によると少なくとも107人が死亡、238人が負傷した。

メッカではイスラム教の大巡礼「ハッジ」を数週間後に控える。大勢の巡礼者が押し寄せるため災害が起きやすく、2006年にも数百人が死亡している。今回の事故は災害防止に向け巡礼施設の拡張工事などが進められるなかで発生した。



この日のメッカは大変な悪天候で、下のように、落雷なども起きていた嵐の天候だったようです。


9月11日 メッカの聖モスクの天候

mecca-2015-911.jpg
INDEPENDENT JOURNAL


ここで先ほどのような悲劇が起きてしまったのですが、この出来事には、続きがありました。

いくつかのメディアが伝えたものですが、実はこの倒壊したクレーンの所有者は誰かといいますと・・・。


Bin-Laden-saudi.gif

▲ 2015年09月12日の rollingout より。


というわけで、メッカで倒れたクレーンは、オサマ・ビン・ラディンの家族が所有する建設会社のクレーンだったのです。

上の記事をご紹介しておきたいと思います。



Crane owned by Bin Laden family kills dozens at Grand Mosque in Saudi Arabia
rollingout.com 2015.09.12


サウジアラビアの聖モスクで、ビン・ラディン家が所有するクレーンが倒れ、数十人が死亡


サウジアラビア・メッカの聖モスクは、すべてのイスラム教徒から聖なる地と呼ばれているが、その場所が、2015年9月11日の悲劇の地となってしまった。

イスラム教徒が生涯に少なくとも1度は行うことが必要とされている大巡礼では、多数の人々がメッカに集まる。そんな中で、落雷と強風を伴う嵐が聖モスクの周辺で吹き荒れ、近くの建設用巨大クレーンが倒壊し、少なくとも 107人が死亡し、238人が負傷した。

モスクは 147万平方メートルの面積を持ち、事故現場は凄惨なものだったという。モスクの内部には、9月20日からの巡礼の焦点でもあるカーバ神殿がある。ここは、イスラム教徒から「神の家」と呼ばれる。

ところで、この倒れたクレーンは、2011年に起ち上げられた巡礼施設の改修プロジェクトで使われていたもので、所有するのは、キングアブドラ・ビン・アブドゥル・アジズという、ビン・ラディン・グループが所有している会社だ。

このグループは、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロの首謀者であるオサマ・ビン・ラディンの財産を使い、家族により作られた建設会社だ。

同時多発テロから 14年目の 9/11と、今回の事件の起きた 9月11日との「偶然」は、多くの人々に、当時の記憶を蘇らせるものかもしれない。

サウジアラビア政府は、今回の事故は悪天候によるものとしており、テロの可能性はないとしている。




ここまでです。

アメリカの同時多発テロの首謀者が誰であるかに関しては、さまざまな主張があるため、オサマ・ビン・ラディンが首謀者なのかどうは今となってはよくわからないですが、どういう形にしても、この人物が 2001年の 9/11と関係したイメージでは最大の象徴とはいえそうです。

そのオサマ・ビン・ラディンが、事件から 14年後の 2015年の 9月11日に、今度は、イスラム教徒の最大の「聖地」で起きたこのような事件と共にその名前が出てくるというのは、偶然は偶然にしても、不思議な感覚があります。

最近の中東は、 9月11日という概念を抜きにしても、「象徴的」な感じでした。





赤い中東で

少し前の、

中東とイスラエルの「赤い朝」の光景も含めて、何となく漂う「終末感」を感じて過ごす安息年の9月11日
 2015年09月11日

という記事では、9月8日くらいから、中東のいくつかの地域が「赤くなっている」ことをご紹介しました。


シリアのダマスカス 9月8日

syria-sandstorm-02.jpg
Refugees Welcome


イスラエルも同じように砂嵐に見舞われて、エルサレムなどでも大気汚染が激しいものとなっていることが伝えられていました。

エルサレム 9月8日

jerusalem-0908.jpg
Times of Israel


そんな中、イスラエルのエルサレム在住のお知り合いの方からご連絡をいただきまして、この砂嵐はシリアからやって来たものだとのことです。

また、今のエルサレムは大変に厳しい気象となっているようで、つまり、砂嵐によって空気が汚染されているので、「窓を開けられない」のだそうで、その上に、エルサレムは現在、気温 36℃、湿度 85%(エルサレムは砂漠ですので、この湿度はすごい)だそうで、相当厳しい状態のようです。

窓は開けられないのですが、

「窓を閉めっぱなしにしていても砂が積もるのです」

と書かれていて、そのすさまじい砂嵐ぶりが少し想像できます。

普通だと、イスラエルの砂嵐は、主に春にあるもので、サウジアラビアの方からの砂嵐がイスラエルにやって来るのだそうですが、このような時期に、いつもと違う方向のシリア方面からやってきて、何日も去らない砂嵐は珍しいもののようです。


イスラエルと周辺国の位置関係
israel-syria-map.gif
Google Map


このイスラエルの現象も「地球的な大気の流れの大きな変化」が関係しているのかもしれません。

ちなみに、今回の砂嵐の発祥地となっているらしいシリアは、


内戦のシリア、1060万人が住居失う 全人口の半分
CNN 2015.09.13

国連などは13日までに、内戦下にあるシリアで戦闘などに巻き込まれ、居住先を失った住民が約1060万人に達したと報告した。2011年の内戦開始前の総人口の約半数に当たる。

世界全体で同様の環境にある住民総数のうち、5人に1人がシリア人になる計算だという。シリアから逃れた住民数は国際社会では近年にない規模としている。



という過酷な現状となっていて、その中で、上の捨身にありますような激しい砂嵐が吹き荒れるという、何とも厳しい感じになってしまっているようです。

このシリアという国は、シリアの歴史 -Wikipedia によれば、大変に古い歴史を持っている上に、

> 人類史の縮図

と表しているように、世界の状況を代弁してきた場所のようです。

このシリアの混乱もまた、人類史の縮図となってしまうのでしょうかね。


今日からは「ヨベルの年」です。

イスラエルと中東、あるいは全世界にとって、過去重大な事柄が多く起きていたシュミータの時期を通過して、50年に1度のヨベルの年が始まります。


[追記] 9月13日に、エルサレムにあるアル=アクサー・モスクに、イスラエルの兵士たちが侵入し、動画を見る限りでは、どうやら銃を撃ったり、爆弾で爆発などをおこなったようです。

下はその時の内部のものらしき動画です。


Dozens Of Soldiers Invade Al-Aqsa Mosque


何だか、いきなり始まっているのですかね。

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2015年09月12日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





平和を買いに行くけど それは高くつく
開発地区は いつでも夕暮れ
夜になれば 風が彼らをふぶく


ゼルダ『開発地区はいつも夕暮れ』(1982年) / YouTube



ニューヨークのツインタワー跡に「二重の虹」が現れた2015年の9月11日

昨日 9月11日に、2001年9月11日の同時多発テロで崩壊した世界貿易センタービルの跡地の空に「二重の虹」がかかりました。

2015年9月11日 ニューヨーク
nyc-rainbow.jpg
Facebook

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なんだかすごいタイミングだなあと思いつつ、「虹」は、過去記事、

宇宙にも地球にも「虹の現象」が広がっている。そして、その虹はイスラエルの伝説では「地獄の釜」の象徴でもあり
 2015年06月24日

などで書きましたけれど、イスラエルの伝説では、

「虹が見えればその下は地獄の釜」

ということで、少なくとも、イスラエルにおいては、虹はそれほど縁起のいいものではないというようなことも書いたことがあります。そして、上の記事を書いた今年の6月は、世界中で虹が頻発していました。

最近は、そのイスラエルやユダヤ教の関連のことを書くことが多いですが、一応時事ということで、今回もやや関係があります。





直近5回のシュミータの年に何が起きていたか

最近の記事、

シュミータとは何か?:ユダヤ教のラビ、ジョナサン・カーンが語る「市場の崩壊、国家の盛衰、戦争、高い塔、9/11…etc」との関係についての全語録。そして「2015年9月13日の意味」
 2015年09月03日

あたりから書いています、ユダヤの安息年である「シュミータ」が終了する日(9月13日)が近づいています。

記事を書くまでシュミータのことは知らなかったのですが、確かに7年ごとのシュミータに起きたことを振り返りますと、その年に「世界の経済と金融を大きく動かす」出来事が数多く起きていたことがわかります。

たとえば、1901年からの過去百十数年のうち、1973年までは、100 Year Shmita Cycle (100年のシュミータのサイクル)というページによりますと、以下のようになります。



1901年から 1980年までのシュミータの年に起きた代表的な出来事

1901-1902年
・アメリカ株式市場の暴落。時価総額の46%が消滅

1916-1917年
・アメリカ株式市場の暴落。時価総額の40%が消滅
・ドイツ、オーストリア・ハンガリー、ロシア、オスマンの各帝国が崩壊

1930-1931年
・アメリカ史上で最悪の株式市場の暴落が発生。時価総額の86%が消滅
・世界大恐慌

1937-1938年
・アメリカ株式市場の暴落。時価総額の46%が消滅
・世界的な景気後退

1944-1945年
・ドイツ帝国の終焉
・世界の超大国としてのアメリカが確立
(補足)日本への原爆投下、世界貿易センタービルの構想

1965-1966年
・アメリカ株式市場の下落。時価総額の23%が消滅
(補足)世界貿易センタービルの建築が始まる(2001年に完成、2011年に崩壊。共にシュミータ)

1972-1973年
・アメリカ株式市場の暴落。時価総額の48%が消滅
・世界的な景気後退
・アメリカで中絶の合法化が可決




というように、確かに、近代史の中での「混乱」は、7年ごとのシュミータのサイクルに起きていることがわかります。

では、「直近はどうだったのだろう」と思いました。上の1980年以降の7年ごとのシュミータサイクルに何が起きていたのかと思ったのです。

1980年以降、現在までに、5回のシュミータの年がありましたが、土曜日の上に、子どもが祖母のところに遊びに行っていまして時間もありましたので、その年に何が起きていたのかを調べてみようと思いました。

最初はメモ程度にやろうとしたものなんですが、最近の傾向として、調べ出すと、どんどん拡大していく傾向にあります(長野県の記事などがいい例です)。

経済的なことだけではなく、その年に起きた大きな事故や自然などの災害も含めてリストにしていきますと、何だかとんでもなく膨大なリストになってしまいました。

すべて載せるのもどうかと思いもしましたが、取捨選択するラインもないですので、一挙に載せます。

とんでもなく長いですが、お許し下さい。

なお、安息年シュミータは、今年は 2014年9月25日から 2015年9月13日までの1年間ほどとなっていますが、ユダヤ暦でおこなわれますので、毎年違いまして、10月までなどの年もあるのですが、ここでは、9月から9月の範囲で調べました。

印象的な出来事は太字としています。
ここからです。



最近5回のシュミータで何が起きたか

jewish-calendar.gif
・100 Year Shmita Cycle


2014年9月 - 2015年9月のシュミータ(2014年9月25日 - 2015年9月13日)

[2014年]
10月08日 皆既月食
11月03日 911の世界貿易センタービル跡地に新しいビルが完成
12月28日 インドネシア / エアアジア8501便が墜落(死者162人)

[2015年]
01月03日 ナイジェリア / 過激派ボコ・ハラムが、1月7日までに2,000人以上の人々を殺害
01月07日 フランス / シャルリー・エブド襲撃事件(12人死亡)
02月04日 台湾 / トランスアジア航空235便墜落(43人死亡)
03月13日 バヌアツ / サイクロン「バム」で44人が死亡
03月18日 チュニジア / バルド国立博物館での銃乱射事件(22人死亡)
03月24日 フランス / ジャーマンウイングス9525便墜落(150人死亡)
04月02日 ケニア / 過激派によるガリッサ大学への襲撃事件(147人死亡)
04月04日 皆既月食
04月25日 ネパール地震(M7.8)発生。 9000人以上が死亡
06月25日 シリア / ISの戦闘員がシリアで220人を殺害
06月25日 チュニジア / 観光地スースで乱射。外国人観光客40人が死亡
06月27日 クウェート / クウェートシティでモスク爆発(27人死亡)
06月30日 インドネシア / インドネシア空軍機がメダンに墜落(143人死亡)
07月01日 ギリシャ債務危機が公となり始める
08月12日 中国 / 天津で倉庫が爆発(死者は中国当局発表で150人)


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08月17日 タイ / バンコク・エラワン祠で爆発事件(23人死亡)
08月下旬〜 世界同時の株価の暴落。中国経済クラッシュの懸念が台頭
09月10日 日本 / 栃木、茨城、宮城などで未曾有の豪雨と洪水
09月11日 サウジアラビア / メッカでモスクに巨大クレーンが転倒。107人死亡
09月12日 アメリカ / 世界貿易センタービル跡地上空に「二重の虹」
09月13日 インド / マディヤプラデシュ州でガス爆発。85人が死亡




2007年9月 - 2008年9月のシュミータ

[2007年]
09月12日 インドネシア / 2007年スマトラ島沖地震(17人死亡)
09月16日 タイ / ワン・トゥー・ゴー機269便墜落(90人死亡)
09月18日 ミャンマー / 2007年ミャンマー反政府デモ(死者行方不明105人)
10月19日 パキスタン / ブット首相を狙った爆弾テロ(136人死亡)
10月20日 アメリカ / カリフォルニア州の山火事で100万人が避難
11月03日 パキスタン / 全土に戒厳令が敷かれる
11月13日 アフガニスタン / マザリシャリフで自爆テロ(50人死亡)
11月14日 チリ / トコピヤでマグニチュード8.2の大地震
11月18日 ウクライナ / ザシャコ炭鉱で同国史上最悪の炭鉱事故(101人死亡)
11月30日 トルコ / アトラスジェット機4203便が墜落(56人死亡)
12月27日 パキスタン / ブット首相暗殺
12月31日 ケニア / 暴動で200人以上が死亡

[2008年]
01月11日 イラク / バグダッドで観測史上はじめて雪が降る
01月21日 日本を含むアジア各国の株式市場が暴落
01月25日 中国 / 同国史上最悪級の吹雪で 133人が死亡
02月05日 アメリカ / 大規模竜巻で同国史上最悪の被害(55人死亡)
02月05日 アメリカ / ニューヨーク証券取引所で株価が暴落
02月20日 アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、西アジアで皆既月食
02月22日 ベネズエラ / サンタバーバラ航空機518便が墜落(46人死亡)
03月01日 ガザ地区 / 2005年以来最大級の空爆でパレスチナ人52人が死亡
03月14日 チベット自治区 / 中国政府に対しての暴動で18人が死亡
03月15日 アルバニア / 銃の工場で爆発し 30人以上が死亡
04月10日 ダライ・ラマ14世が日本とアメリカを訪問
04月25日 スリランカ / テロと考えられる路線バスの爆発(26人死亡)
04月28日 中国 / 山東省で列車事故(71人死亡)
05月01日 ボリビア / 日本人とイスラエル人観光客が交通事故(13人死亡)
05月02日 ミャンマー / 大型サイクロンにより 13万3000人が死亡
05月12日 中国 / 四川大地震(M 8.0 )発生。約6万9000人が死亡
05月13日 インド / ジャプール州で連続爆弾テロ。63人以上が死亡
05月15日 ナイジェリア / 石油パイプラインの爆発で 100人以上が死亡
06月10日 スーダン / スーダン航空旅客機が着陸に失敗し、100人以上が死亡
06月14日 日本 / 岩手県で地震(M6.9)。12人が死亡
06月22日 フィリピン / 大型客船が沈没し、800人以上が行方不明
07月07日 アフガニスタン / カブールで自動車爆弾によるテロ(58人死亡)
07月11日 原油の先物価格が147ドルを超え史上最高値をつける
07月25日 インド / 複数の州で爆弾テロ。45人が死亡
07月27日 トルコ / 連続爆弾テロで 17人が死亡
07月28日 イラク / 複数の場所で爆弾テロ(48人死亡)
08月01日 カナダ、ロシア、モンゴル、中国北部などで皆既日食
08月03日 インド / ヒンドゥー教の寺院で人が殺到し162人が死亡
08月08日 中国 / 北京オリンピック
08月08日 グルジア / 南オセチア紛争勃発。ロシアとグルジアが戦闘状態に突入(死者数は両軍合わせて397人)
08月20日 スペイン / スパンエア機5022便が墜落(154人死亡)
08月24日 イラン / アーセマーン航空6895便が墜落(68人死亡)
09月06日 エジプト / カイロ近郊で大岩が崩落。90人が死亡し、推定 500人以上が生き埋めに
09月07日 ハリケーン「ハンナ」により、アメリカとハイチで536人の死者
09月12日 アメリカ / ロサンゼルスで地下鉄が貨物列車に衝突(25人死亡)
09月12日 ロシア / アエロフロート機821便が墜落(88人死亡)
09月15日 アメリカ / 投資銀行リーマン・ブラザーズが連邦倒産法第11章の適用を申請し、経営破綻(リーマンショック)


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・日本経済新聞


09月20日 パキスタン / イスラマバードでトラック爆弾テロ(60人死亡)
09月29日 アメリカ / 金融安定化法案が否決
09月29日 アメリカ / 株式市場で史上最大の下落。世界は金融危機に




2000年9月 - 2001年9月のシュミータ

[2000年]
09月11日 日本 / 東海豪雨。東海地方を中心に10人が死亡
09月26日 ギリシャ / パロス島近海でフェリー火災により80人が死亡
10月12日 イエメン / 米国軍の戦艦にアルカイダが自爆テロ。米兵17人が死亡
10月20日 日本 / 協栄生命保険が経営破綻。戦後最悪の規模の倒産
10月31日 台湾 / シンガポール航空006便が墜落(83人死亡)
11月11日 オーストラリア / ケーブルカー火災事故(155人死亡)
12月24日 インドネシア / 各所のキリスト教の教会で爆弾テロ(18人死亡)
12月25日 中国 / 河南省洛陽のショッピングセンターで火災。309人が死亡
12月30日 フィリピン / マニラで連続爆弾テロが発生し、22人が死亡

[2001年]
01月26日 インド / グジャラート州で地震。約2万人が死亡
02月13日 エルサルバドルで地震。400人以上が死亡
03月02日 英国 / BBCテレビセンターで爆弾が爆発
05月24日 イスラエル / エルサレムのベルサイユ結婚式場が崩壊(23人死亡)
07月21日 日本 / 明石花火大会の歩道橋で群衆事故(11人死亡)
08月09日 イスラエル / エルサレムのレストランをパレスチナ過激派が攻撃(15人死亡)
09月01日 日本 / 新宿歌舞伎町の雑居ビル火災(44人死亡)
09月11日 アメリカ同時多発テロ(死者3,000人以上)


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09月21日 フランス / トゥールーズで化学工場が爆発(29人死亡)



1993年9月 - 1994年9月のシュミータ

[1993年]
09月04日 日本 / 台風13号による豪雨で鹿児島で大きな被害(46人死亡)
09月22日 アメリカ / アラバマ州で巨大な橋が崩壊して47人が死亡
09月30日 インド / マハーラーシュトラ州で大地震。数万人が死亡
10月03日 ソマリア / 米軍とソマリア人の戦闘で 1,000人以上の死者。米軍も73人が捕獲される
10月10日 韓国 / 釜山でフェリーが転覆(292人死亡)
10月21日 ブルンジ / 2005年まで続くブルンジ内戦が始まる
11月11日 スリランカ内戦始まる(死者 400人以上)
11月20日 マケドニア / ヤコブレヤク機42便が墜落(115人死亡)
12月14日 日本 / 記録的な米不足により、政府は外国からの米の輸入を決定
12月30日 イスラエルとバチカンが外交関係を確立

[1994年]
01月17日 アメリカ / 西海岸で地震(M6.7)。72人が死亡。
02月24日 セルビア / マルカレの虐殺(市場への砲撃事件)で 68人が死亡
03月01日 アメリカ / ニューヨークで単独犯によるユダヤ人14人の殺害事件
03月27日 アメリカ / アラバマ州の竜巻で22人が死亡。この年はアメリカ史上最大の竜巻の発生数を記録
04月07日 ルワンダの虐殺が始まる(死者は最終的に100万人以上)
04月26日 日本 / 中華航空140便が名古屋空港で墜落(264人死亡)
06月27日 日本 / 松本サリン事件(死者8人、重軽傷者660人)
07月08日 北朝鮮 / 初代主席の金日成が死亡
07月16日 木星に彗星(シューメーカー・レヴィ第9彗星)の分裂した核 21個が相次いで衝突


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FIRST LIGHT


07月18日 アルゼンチン / ブエノスアイレスにあるユダヤ相互扶助協会(AMIA)が襲撃され、ユダヤ人85人が死亡
09月08日 アメリカ / アメリカ航空427便が墜落(132人)
09月28日  エストニア船籍のクルーズ船がバルト海で沈没(852人死亡)




1986年9月-1987年9月のシュミータ

[1986年]
09月06日 トルコ / イスタンブールでテロにより22人死亡。この日は安息日
09月15日 韓国 / 同国史上最大の捜査(動員数167万人)がおこなわれた華城(ファソン)連続殺人事件が始まる(犠牲者は10人)
10月03日 ソ連海軍の原子力潜水艦が、バミューダ沖で原子炉の暴走事故
10月10日 エルサルバドルで大地震。推定死者数 1,500人
11月06日 英国 / サンバラ空港で、民間のヘリコプター事故として史上最悪の45人の死者
11月21日 日本 / 伊豆大島の三原山の噴火で全島民が島外に避難
12月31日 プエルトリコ / デュポンプラザホテルで大火災(97人死亡)

[1987年]
01月17日 日本初の女性エイズ患者が確認される
02月07日 岡 靖洋のユニット、セルフ23の初公演(これはどうでもいいだろ)
02月23日 超新星爆発によるニュートリノが初めて観測
08月16日 アメリカ / ノースウエスト航空255便墜落(156人死亡)
08月31日 タイ / タイ航空365便墜落(83人死亡)
09月23日 皆既日食




1979年9月 - 1980年9月のシュミータ

[1979年]
09月22日 南大西洋で謎の大爆発(ベラ事件 / Vera Incident )。南アフリカとイスラエルの核実験と推定
10月28日 日本 / 長野県の御嶽山が有史以来の噴火
11月04日 イランのアメリカ大使館人質事件
11月20日 サウジアラビア / アル=ハラム・モスク占拠事件(死者125人)
11月28日 ニュージーランド航空901便墜落(257人死亡)
12月12比 コロンビアで大地震(259人死亡)
12月12日 韓国 / 粛正クーデター。全斗煥が軍の実権を掌握
12月24日 ソ連のアフガニスタン侵攻(1989年までに、ソ連兵1万4000人以上が死亡、アフガン側はその数倍の死者)

[1980年]
01月09日 サウジアラビア / メッカで63人のイスラム武装勢力が斬首される
01月21日 コロンビア / 闘牛場が崩壊。200人以上が死亡
01月31日 グアテマラのスペイン大使館が放火され、36人が死亡
02月02日 アメリカ / ニューメキシコ州率刑務所で暴動(33人死亡)
02月16日 北アフリカと西アジアで皆既日食
03月18日 ロシアのプレスツクス宇宙センターでロケットが爆発(50人死亡)
04月25日 英国 / ダン・エア航空機1008便が墜落(146人死亡)
05月18日 アメリカ / セント・ヘレンズ山の大噴火(57人死亡)
05月18日 韓国 / 光州事件(民衆の蜂起)。デモ参加者 20万人以上。死者行方不明 649人


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光州事件から35年 1980年5月、韓国の街は戦場だった


06月23日 アメリカ / 熱波で、9月までに 1700人が死亡
06月26日 パレルモ / イタビア航空870便が墜落(81人死亡)
07月30日 イスラエル / エルサレム法(原稿のイスラエルの法律)制定
08月02日 イタリア / ボローニャ駅で爆弾テロ(85人死亡)
08月14日 日本 / 富士山で大規模な落石(12人死亡)
08月16日 日本 / 静岡駅前の地下街でガス爆発(15人死亡)
08月19日 サウジアラビア航空163便で火災発生(301人死亡)
09月22日 イラン・イラク戦争勃発(推定戦死者は両軍合わせて 112万人〜140万人)
09月26日 ドイツ / ビール祭り会場で爆弾テロ(13人死亡)





以上です。

こう見ると、特に、2008年という年は大激動の年だったことがわかります。

思えば、私がブログを書き始めたのも、2008年でした。

あと、まあ、どうでもいいことですが、私が劇団のようなものの最初の公演をおこなった(1987年2月)のはシュミータの年で、活動停止をしたのは次のシュミータ(1994年)だったことを今にして知ります。





世界は真っ黒? それとも真っ白?

補足として、この 1980年は、11月29日に川崎市で、いわゆる「金属バット殺人」が起きたり、12月08日には、ニューヨークでジョン・レノンが射殺されたりといった衝撃的な事件が相次ぎました。

前回の、

中東とイスラエルの「赤い朝」の光景も含めて、何となく漂う「終末感」を感じて過ごす安息年の9月11日
 2015年09月11日

という記事では、「最近感じている終末感」みたいなことを書いたのですが、上の一覧の出来事を書き記した後におぼえたのは、やはり一抹の終末感だったりするわけでした。

そんな中で、昨日今日と、ふと何十年かぶりに聴いていたのが、1980年代から 90年代に活躍していた ZELDA (以下、ゼルダと表記)という日本の女性ロックバンドの最初のアルバムでした。

冒頭に書いた文章は、その中の歌のひとつ「開発地区はいつも夕暮れ」という曲の歌詞です。

ゼルダは、歌の多くを作詞したサヨコさんという人の作詞力に天才的な部分があるバンドでもありました。

これらの曲の作詞をした頃のサヨコさんは中学生くらいだったと思いますが、私が 10代後半の時にメジャーデビュー前のゼルダのライブを観て以来、その歌詞には感心していました。

下の歌詞も同じアルバムに入っているもので、30年前も大変に感心しましたが、今聴いていると、なお感心します。今の時代を歌っているようでもあります。


ゼルダ『真っ暗闇 - ある日の光景』(1982年)より / YouTube

真っ黒 真っ暗闇 壁に塗り込められた痛み
破壊の時は近づき 床に這いつくばって 窓の外見てる私たち
空から落ちてくる雨 矢のように心を射貫き 体を透かして濡れていく

街は真っ暗
世界が止まらない ぐるぐる回ってる

真っ白 光溢れる天使が舞い降りてくる夜明け
最後の地上は 光と闇の結合 預言の鐘が鳴り響く
そうして 狭まれた空間に頭を押しやって 自らの息の根を止めてしまう

街は真っ白
世界が止まらない ぐるぐる回ってる


サヨコさんのような智恵のある人が描く世界は、過去も未来も関係ないものなのだな、と思ったりいたします。

そして、あと2日ほどで、イスラエルという国家が正式に登場してから「7回目」となるシュミータは終わり、2週間ほどで、4回続いた皆既月食も終わります。

これからの世界は、上の歌詞の1番と2番のどちらに近い世界となるでしょうかね。

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2015年09月11日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





赤く染まった9月8日のパレスチナ・ガザ地区

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Said Shoaib


赤く染まった9月8日のシリアのダマスカス

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Refugees Welcome

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シュミータ終了1週間前の「中東の赤い1日」

9月に入ってからくらいでしょうか、個人的な問題なんですけれど、自然災害にしても市場の動きなどにしても、何となく「終末感が漂っているように見えてしまう」というようなことになっていまして、まあ、自分で、テトラッド(4回続く皆既月食)とか、シュミータ(ユダヤの安息年)だの書いているうちに、「心境的に自分が巻き込まれる」という一種の自爆的な部分もあります。

そんな中、数日前、

中東の広範囲で大気が真っ赤になる

という冒頭の写真のような現象が起きました。

国としては、シリア、レバノン、イスラエルなどです。

原因は「砂嵐」なんですが、普通の状態のものではなく、たとえば、イスラエルのエルサレムでは、9月8日の大気汚染レベルが「通常の 173倍」に達し、場所によっては、過去 75年で最悪の空気汚染となったという、かなりの非常事態でもあったようです。

この砂嵐で、9月9日までに、中東各地で少なくとも 12名が亡くなり、数多くの人たちが病院に搬送されているということになっているようです。

まあ・・・赤い大気・・・というのは、感覚的に「黙示録的」というようなニュアンスにも感じられて、それが、最近いくつか記事にしていたイスラエルや中東などで起きたというあたりにも思うところがあります。

中東では、たまに砂嵐は起きますけれど、こんなに赤いのは珍しいです。

ところで、この「」については、今までずいぶんと記事にしてきたように思います。

[参考記事]
2012年の「赤」の意味: DNA を持たずに増殖する「赤い雨から採取された細胞」とつながる人間の赤血球
赤の意味: 再び現れた赤い海と赤い雨



大気が赤くなる原因は、多くは、今回の中東のような砂嵐や黄砂など、砂や土による場合が多いです。

今年4月に内モンゴルで起きた「黒い雨が降り、大気が赤く染まった」なんていう現象も、おそらくは、雨に砂や土が混じって起きたものだと思います。


2015年4月15日の内モンゴル・アルシャン市

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▲ 過去記事「赤くなっていく地球: 世界各地で吹き荒れる砂塵嵐がもたらす小さな終末感覚」より。ニュースソース: news.syd.com.cn





911と「カタストロフ」

今日は「 9月11日」なんですが、

「前に、9月11日に何かが赤くなっていたよなあ」

と思い出しましていたところ、

赤く染まるユーラシア大陸最大の川と、カリフォルニアの周囲 100キロに漂う「 9月11日の腐臭」
 2012年09月12日

という記事を思い出しまして、タイトルのように、9月11日には、何かが赤くなったのではなく、カリフォルニの広範囲で「腐臭」が漂ったという出来事があったのでした。

赤くなったのほうは、その数日前の、中国の長江でした。

原因は「不明」でした。


2012年9月7日に真っ赤に変色した中国の長江

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abc news


ちなみに、「 911のカリフォルニアの腐臭」事件は、以下のようなものでした。


地震の予兆?カリフォルニアの異臭騒ぎ、原因は…
AFP 2012.09.12

米カリフォルニア州で、卵の腐ったような臭いが約240キロメートルに及ぶ広い範囲で確認され、専門家による調査の結果、付近の湖で死んだ魚や藻類が原因であることが判明した。

強烈な刺激臭を当局に通報した人は200人に上り、同州で長く発生が懸念されている巨大地震の予兆となる何らかの地熱現象ではないか、との憶測がインターネット上を駆け巡った。



というもので、ソルトン湖(北緯33度線上)というカリフォルニア州の湖の悪臭が原因だということで落ち着いたようなんですが、AFP の報道にありますように、

> 卵の腐ったような臭いが約240キロメートルに及ぶ広い範囲で

という「 240キロメートル」にわたって匂いが撒き散らされるというのは、あり得るのかなあとおもったのです。

240キロメートルといえば、東京から静岡までの距離を超えるものです。


関東周辺と200キロメートルの範囲
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たとえば、「関東全域に同じ匂いが満ち渡る」というような現象などがあり得るかなあと、やや疑問に思った次第です。

ということで、その頃の、

カリフォルニアの異臭は「アメリカのメッカ」から放たれたものか、あるいは違うのか
 2012年09月13日


という記事に、その腐臭の原因は本当は何だったのかを考えたものを書きました。まあ、わかんないのですけど、ソルトン湖が原因ではないようには思っています。

ちなみに、腐臭とは関係ないですが、ソルトン湖の近くには「メッカ」という町があります。カリフォルニアにもメッカがあるのでした。

「メッカへようこそ」
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americantowns.com


・・・と、上の記事を読み直していましたら、すっかり忘れていましたが、3年前の今日とほぼ同じ日に、私の実家のある町が洪水になっていたことが書かれていて、そのことを思い出しました。


岩見沢で観測史上最大の降水 7900人に避難勧告
北海道新聞 2012.09.12

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道内は前線の停滞が続いた影響で、11日夜から12日未明にかけて空知、上川地方を中心に断続的に大雨に見舞われた。札幌管区気象台によると、このうち岩見沢市は午前10時までの24時間降水量が116ミリと9月の観測史上最大を記録した。

考えてみれば、この 2012年頃から今年にかけて、 In Deep では、洪水の記事をどのくらい書いたかわからないほど書いていた気がします。

それほど、「観測史上最大の」というような豪雨が増え始めていたのです。

今回の関東と東北の豪雨と洪水も、何もかも記録を更新していたようですけれど、この何年間を見ていると、もはや、「一過性の異常現象」などではなく、「そういうことが普通の時代のフェーズ」に私たちは完全に入っているようにも思います。

このような「地球の変化」が、何を原因として起きているのか「根本的な部分」の要因はわかっていないと思われますが、デヴィッド・キースという人の著作『西暦535年の大噴火―人類滅亡の危機をどう切り抜けたか』は以下のようにしめられています。


「西暦535年の大噴火」より

太陽黒点活動、流星や彗星の衝突、地球軌道の定期的な小変化、そして地球の回転軸のわずかな変化。こういったことはいずれも、気象と人類史を一変させる力を持っている。

だが、以上のうちのどの要素が今後の人類の運命を決定するかは、実際に起こってみなければわからない。



過去の歴史を書き上げたこの本も、

> 実際に起こってみなければわからない。

と、この著作をしめている分、予測とか予言のようなものに頼るよりも、「起きている現実への対応が大事」だと改めて思います。

ところで、この『西暦535年の大噴火』という著作の英語の原題は Catastrophe (カタストロフ)です。

これは、大惨事、破局、大激変などを示す言葉で・・・タロットカードでいえば、「塔」みたいなニュアンスを持つように思います。

十代の頃、タロットカードをたまに人にしていた時、ふざけてやっていたにしても、「塔」が出た時は緊張したものでした。カードの「塔」の意味は下のようなものです。


塔 (タロット) - Wikipedia

正位置の意味
崩壊、災害、悲劇、悲惨、惨事、惨劇 …

逆位置の意味
緊迫、突然のアクシデント、誤解、不幸、天変地異 …

正位置・逆位置のいずれにおいてもネガティブな意味合いを持つ唯一のカードである。



塔とカタストロフは似ています。

タロットそのものは、「占いの結果を自分で導き出せる」ことを理解して以来、完全に興味を失い、また、人を占うということは基本的にいいことではないと翻然と思い、その後は基本的に、さわったこともないですし、私は今でも、いかなる占いにも興味がありません(信じないといっているのではなく、興味がないのです)。

そういえば、今朝、メディアの記事でこの「カタストロフ」という文字が見出しにある記事を見たのでした。

それは最近の、

2015年9月という「終末」の月(1): ユダヤ教のラビは「9月に救世主が再来する」と語り…
 2015年08月30日

というあたりの記事から、なんだか連続してご紹介することになっている、イスラエルの黙示録的報道メディアのブレーキング・イスラエル・ニュースの今日のトップ記事に、下のように、「カタストロフ」という言葉がはいっていたのでした。

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▲ 2015年09月10日の Breaking Israel News より。


わりと最近、

世界の終わりに向かって本当に必要なもの:プレッパーズの方法だけでは持続的なサバイバルは成し得ないという確信
 2015年08月27日

という記事で、「プレッパー」という人たちをご紹介したことがあります。

プレッパー

非常事態に備え、食糧や自衛のための武器・弾薬などを過度に備蓄している人のこと。「備える(prepare)」から生まれた言葉で、2012年現在では米国に最も多く存在し全米で300〜400万人にのぼるとみられている。

状況によっては隣人をも敵とみなす強固に自立したライフスタイルの実践者であり、暴動や経済崩壊、核戦争、世界の終わりなどを想定している。


今日のブレーキング・イスラエル・ニュースの記事は、元イスラエル国防軍人だった人物が、

「イスラエル人は、終末への準備が足りないので、するべきだ」

という主張をしているものです。

最近のプレッパーとかイスラエルとかユダヤとかのつながりもありそうですので、その記事を翻訳してご紹介したいと思います。

なお、このブレーキング・イスラエル・ニュースのすべての記事には、冒頭に、旧約聖書のフレーズが書かれていまして、この記事には、旧約聖書の『箴言』の下のフレーズが記述されていました。


旧約聖書『箴言』 6章 6-8節

怠け者よ、蟻のところに行って見よ。その道を見て、知恵を得よ。
蟻には首領もなく、指揮官も支配者もないが
夏の間にパンを備え、刈り入れ時に食糧を集める。



アリには指揮者も支配者もいるような気もするのですが……。

旧約聖書には、このような「自然摂理から言って、どうも釈然としない部分」が、ときにありまして、

ヘビとウロボロスとケツァルコアトルと月と太陽をめぐる旧約聖書『創世記』への疑問のようなもの
 2012年04月08日

では、「ヘビ」に関する旧約聖書の記述と、「月と太陽の大きさ」に関しての疑問を書いています。

まあ、それはともかくとして、今回の記事をご紹介します。

物質的プレッパーを目指している方などには、ご参考になる部分もあるかと思います。



Israeli Prepper Movement Looks to Bible to Ready for Catastrophe
Breaking Israel News 2015.09.10


イスラエルのプレッパー運動は、カタストロフに備え、聖書を見つめる


イスラエルでの差し迫った戦争の予言、イランからの脅威、そして、世界的な経済不安、あるいは、シュミータ(ユダヤの安息日)の終わりが数日後に迫り、現在のテトラッド(4回続く皆既月食)の最終的な「血の月」の日までも間近となっており、私たちイスラエル人には、緊急時のために準備することの重要性が増している。

しかし、ユダヤ人のプレッピング(準備すること)の専門家、ジョシュ・ワンダ氏によれば、平均的なイスラエル人たちは、終末的な出来事のための完全な準備ができていないようだという。

ワンダ氏は、イスラエル国防軍で、そして、その後にもテロを経験して以来、あらゆる緊急事態のために準備することの重要性を実感したという。

彼は、「特に、都市に住んでいる場合は、あらゆる不測の事態のために準備することが重要だと考えています」と言う。

ワンダ氏は、ユダヤ人の人々たちが準備するための教えや方法を開発している。

「プレッパーが基本的に理解しなければならないことのひとつは、一人だけで準備することは不可能だということです。すべての人が、人との結びつきや、グループを持つ必要があります」

「そのグループは、所属する人々が持っている様々な技術に応じて構築されます。たとえば、救急医療の技術を持つ人、コミュニケーションの方法を確立できる人、食料と水の貯蔵ができる人、セキュリティに通じている人、のように」

「この考え方は、コミュニティに基づくユダヤ式の生活を理解しているユダヤ人にはよく知られています」

ワンダ氏は、このこれらについて詳しく説明する。

「ユダヤ教とプレッピングとの関係は非常に強いものです。たとえば、マッツォ(ユダヤの酵母の入らないクラッカー状のパン)は、究極的なプレッパーの食品であると私は確信しています」

現在、世界で最もプレッパーが拡大しているのはアメリカで、世界のプレッパー・ムーブメントのほとんどがアメリカに集中している。その数は数百万人ともいわれ、歴史も長い。

しかし、イスラエルでは、プレッパー・ムーブメントはまったくといっていいほどない。ワンダ氏は、イスラエルの人たちが、このように準備不足であることの理由を示唆する。

第一には、住居スペースの問題がある。イスラエルの人々は、一般的なアメリカ人たちに比べて、はるかに狭い場所に住んでいるので、物資を保管することが困難であるという物理的な事情があるという。

第二に、ワンダ氏は、イスラエル人たちが持つ「すべてがうまく行く」(ヘブライ語で yiyeh b’seder )という態度は、準備することと正反対だと言う。

そして第三の理由として、ワンダ氏は、アメリカの人々の特殊な感情に言及する。それは、アメリカの歴史は、市民たちの政府への懐疑の歴史であるという精神性についてのことだ。

ワンダ氏は、「アメリカのプレッパーの多くの人たちは、自分たちの政府や軍隊を信じていないことに対して、イスラエルの人たちは、自分たちの政府と軍隊に非常に依存しています」

ワンダ氏は、「聖書の中にはプレッパーズの例が溢れています」と述べる。

たとえば、社会の完全な崩壊のために方舟を用意したノア(旧約聖書『創世記』6-9章)や、エサウへの戦争のために準備したヤコブ(旧約聖書『創世記』25章〜36章)などだ。

旧約聖書『出エジプト記』16章には、神が作ったとされるマナという食べ物が出てくる。

マナのお陰で、イスラエルの民は 40年間、砂漠で生きのびることができたのだ。

あるいは、私たちユダヤ人は、毎週の安息日(サバス)には、継続的に電気を使用することなく生活するが、これも生きるための練習の準備といえる。

仮庵の祭り(ユダヤの祭)には、私たちユダヤ人は、家の外で1週間過ごすが、これも「準備」といえる。

「そのように、本質的にユダヤ人はプレッパーズであるといえるのですが、イスラエルの人々は、聖書の律法の部分を内在化していないのです」とワンダ氏は言う。

「ユダヤ人は、世界で最も準備をする人々でなければなりません。歴史を考えると、残念ながら、私たちイスラエル人の準備は少ないと言わざるを得ません」

やがて来るかもしれない「何か」のために、より多くの準備をしたい人たちには、まだ、予防策をとる十分な時間がある。

ワンダ氏は以下のように語る。

「現実のプレッパーたちは、将来何が起きるのかについての正確な予見を持つことはできません、私たちは予言者ではありません。ですので、来たるべき何かのために、多くの準備をする必要があるのです」

「より広いジャンルに対応できるように準備していれば、より多くの出来事に対応することができます。その中でも、準備するもので最も重要なのは、食糧、きれいな水、ガスマスク、通信手段、医療用具、などです」

最初に保存するものは、ボトル入り飲料水だ。
水は一日一人あたり4リットルと計算する。

そして、缶詰や、他の長い消費期限を持つ食品、たとえば、瓶詰めのピーナッツバターやハチミツのようなものでもいい。

また、ワンダ氏は、アマチュア無線のライセンスを取得することを勧める。一般的に、携帯電話サービスやインターネット網がクラッシュした場合でも、アマチュア無線がつながらなくなることはないからだ。

糖尿病などの慢性疾患を持つ人々は、備蓄用の薬を持つ必要があるが、持病のあるないに関わらず、誰もが基本的な応急処置のスキルを持っていたほうがいい。

ワンダ氏はまた、資格のある人は、ライセンスされた銃を持つことを勧めている。それは、「絶望的した人々の略奪」に備えるためだ。

「プレッパーにはあらゆる人々がいます。その中には無神論者もいるのです。あるいは、銃の所持に反対のものもいれば、銃のプロもいます」

そして、ワンダは以下のように私たちに言った。

「自分の命を守ることを政府に依存する必要はありません。私たちは自らで自らの命を救うための行動を起こすことができるのです」





(訳者注)ここまでです。

そういえば、アメリカで、人たちから離れて暮らしているといえば、

文明生活を拒絶する自給自足のアーミッシュたちが米国で増え続けている
 2010年09月16日

という記事でご紹介した、電気や自動車を含む近代生活を拒否して生き続けるアメリカの「アーミッシュ」という人たちを思い出します。

アーミッシュの人々

amish-family-in-buggy8.jpg
Donald Reese Photography


この人たちは、アメリカに住むキリスト教一派の人々で、電気、電話などは一切使わず、基本的に自給自足で生きている人たちで、

・唯一の交通手段は馬車
・怒ってはいけない
・喧嘩をしてはいけない
・読書をしてはいけない
・賛美歌以外の音楽はきいてはいけない
・義務教育以上の高等教育を受けてはいけない
・化粧をしてはいけない
・派手な服を着てはいけない
・離婚してはいけない


などの規律の中で生きています。

こういう生活がおもしろいかどうかはわからないですけれど、この生活なら、金融だのテクノロジーなどが破綻しても、それほど影響は受けなそうです。

そして今現在が、「時は来たれり」の時代なのかどうか、まだ判然としませんが、そこはかとなく漂う終末感を払拭したいところではあります。

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2015年09月08日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





旧約聖書に記される契約の箱

Rastafarian-top.gif

▲ 2015年08月19日の Breaking Israel News より。



契約の箱(聖櫃) - Wikipedia

契約の箱とは、『旧約聖書』に記されている、十戒が刻まれた石板を収めた箱のことである。

『聖書』ではヨシヤ王(紀元前609年没)の時代に関する『歴代誌下』 35章3節の契約の箱の記述を最後に、比喩的に用いられる以外に直接言及される部分はなく、失われた経緯についても不明である。

このことから、失われた聖櫃(アーク)と呼ばれることもある。



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30年前に知った「ジャー・ラスタファリ!」のかけ声の意味

ラスタファリ主義者のボブ・マーリー(1945年-1981年)

bob-marley-1.jpg
bobmarley.com


この「ラスタファリ」という聞き慣れない言葉については、後でご説明したいと思いますが、唐突ですが、私には、人生で、何人かの「恩人」がいます。

ひとりは、昨年の、

地球サイズの黒点を眺めながら「必ず今年終わるこの世」を神(のようなもの)に誓って」
 2014年01月09日

という記事などにも書きました、田中くんというブルーザ・ブロディ似の年下の人で、その記事にも書きましたけれど、48歳という年齢で一昨年亡くなっちゃったんですね。

この田中くんが私の人生の最大の恩人なんですが、何のお返しもできないまま亡くなってしまいました。まあ、しかし、田中くんは(私もですけれど)「お返し」などという堅苦しいことを一番嫌った人でもありました。

もうひとりの恩人は、学生時代に、私をアンダーグラウンド演劇の道に入れてくれた年上の谷口さんという方でした。

ずいぶんとお会いしていないのですが、彼は今は、谷口マルタ正明という名前での音楽活動を学生時代から続けている一方で、東京の大久保で、ひかりのうまというライブハウスを経営してらっしゃいます。私は東京が遠くなってしまったせいで、いまだに行けていないのですが、写真を見ますと、家庭的で素敵そうなお店です。

それはともかく、30年くらい前の春のことでしたか、学校内でボーッと座っていたところに声をかけて下さったのが谷口さんで、実験劇場という名前の学生劇団で活動されていました。

そして、その公演を見に行った翌日から、演劇の世界に入っていき、今につながるいろいろな「破壊友だち」ができていくことになり、今の私の人間関係があります。

つまり、あの時に谷口さんに声をかけられなければ、私の今の人生はなかった・・・というより、多分、こんなに長くは生きていなかったようにも思います。

そんな谷口さんは、その 30年くらい前、当時の新宿2丁目にあった 69 (ろっきゅー)というレゲエバーで深夜のバイトをしていまして、私もわりとよく飲みに行っていました。不良外人のたまり場的な雰囲気もあり、なかなか刺激のある店でしたが、私も若かったので、楽しい経験でした。

その頃、20歳を少し過ぎた頃だと思いますが、それまでの人生では、「レゲエ」なんてのは聴いたことがなく、その 69 体験から、初めて多少のレゲエを聴くことになりました。

今でも私はレゲエには明るくないですが、レゲエ音楽で、たぶん唯一のアメリカでビルボード1位を獲得したミュージシャンに、ボブ・マーリーという人がいます。

さて、そのボブ・マーリーの説明は、下のようなものです。


ボブ・マーリー - Wikipedia

ボブ・マーリーは、ジャマイカのレゲエミュージシャン。

その音楽はラスタファリ運動の思想を背景としており、彼の音楽と思想は数多くの人々に多大な影響を与えた。


> ラスタファリ

という聞き慣れない言葉がありますが、昨日の記事に書きました、イスラエルの聖書と時事についてのメディア「ブレーキング・イスラエル・ニュース」の見出しに、唐突にこの「ラスタファリ」という言葉が出てきたのです。

「ユダヤ教の新聞にレゲエの合い言葉?」

と、少し興味を持ち、その記事を読み始めたのでした。





ボブ・マーリーとユダヤ民族の関係

先述しましたように、若い頃、少しだけですが、レゲエを聴いたり、その文化の周辺を知りまして、レゲエの人たちの合い言葉に、

「ジャー・ラスタファリ」

というかけ声があることを知っていました。

ボブ・マーリーも、コンサートなどでは必ず唱えていた言葉で、また、今はどうだかわからないですが、当時の日本のレゲエに携わる人々も口にする言葉でした。

当時は、この「ジャー・ラスタファリ」の意味は知りませんでしたが、今回、イスラエルのユダヤ教関係のメディアでこの言葉が出てきたことにふれて、何だかそのアンバランスに興味が出てきて、この言葉を調べました。

すると、

・ジャー(JAH) → 旧約聖書における古代イスラエルの唯一神ヤハウェ
・ラスタファリ → ジャマイカの宗教的思想運動


ということで、ボブ・マーリーは、「ユダヤ教の神を讃えていた」ことになるようです。

わりと意外感があるところです。

ラスタファリ運動に関しては、Wikipedia では、


ラスタファリ運動 - Wikipedia

ラスタファリ運動、またはラスタファリアニズムは、1930年代にジャマイカの労働者階級と農民を中心にして発生した宗教的思想運動である。

ラスタファリ運動は聖書を聖典としてはいるが、特定の教祖や開祖は居らず、教義も成文化されていない。それゆえ宗教ではなく、思想運動であるとされる。

基本的にはアフリカ回帰運動の要素を持ち、エチオピア帝国最後の皇帝、ハイレ・セラシエ1世をジャーの化身、もしくはそれ自身だと解釈する。



ここにあるように、このジャマイカのラスタファリ運動には「ジャー(神)の化身」あるいは、救世主の降臨の概念があるようでして、エチオピアの皇帝ハイレ・セラシエ1世という人を「ユダヤ教の神の生まれ変わり」だとしているというものなのです。

ハイレ・セラシエ1世(1892年-1975年

haile-selassie.jpg
mywalkwithjehovah.com


今回ご紹介する冒頭の記事には、


ボブ・マーリーの古典曲といえる「アイアン・ライオン・シオン( Iron Lion Zion )」は、「ユダヤ人としてのルーツを持つ」ことに基づいた皇帝セラシエ自身についてを歌ったものだ。


という下りがあり、ジャマイカで発生したラスタファリ運動と、その主義の中で生まれた、レゲエ界最大のスターであったボブ・マーリーが作り出していた音楽は、「救世主ユダヤ人万歳」的な意味合いを背景に持っていたことを初めて知るのでした・・・。

うーん・・・やっぱり「意外感」がかなり強いです。
下がその曲です。

ボブ・マーリー - アイアン・ライオン・ザイオン(1973年頃)




ここで、とりあえず、そのブレーキング・イスラエル・ニュースの記事を先にご紹介しておきます。

ここに出てくる「契約の箱」というのは、冒頭のほうにも Wikipedia の記述を記しましたが、モーセの十戒が刻まれた石碑が収められているとされる箱で、聖櫃とも呼ばれます。

インディ・ジョーンズ・シリーズの最初の映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981年 ← もう34年も前の映画になるんですね)は、この「契約の箱」を巡る冒険を描いたものだったのかあ・・・ということを、今回のイスラエルの記事を読んで初めて知りました。

実は、先月あたりに、子どもと一緒にこの映画を DVD で見たんですが、子どもに、

「この人たちは何を奪い合ってるの?」

と訊かれて、

「あー、なんか、こう大事なもんなんじゃね」

という非常に曖昧な答えをして申し訳なかったと思います。

モーセの十戒が刻まれた石碑が入っていたとされる重大なもののようで、また、記事を読みますと、現在、アークが保存されていると考えられているエチオピア正教会では、映画レイダースばりの守護をおこなっていると考えられているようです。

それでは、ここから記事です。



The Rastafarian Messiah Guarding the Ark of the Covenant
Breaking Israel News 2015.08.26


「契約の箱」を護り続けるラスタファリアンの救世主


失われた契約の箱(アーク)の探索は、何千年もの間、トレジャーハンターや宗教信者たちにインスピレーションを与え続けてきた。

しかし、実は、この神聖な品物がどこに隠されているかに関して最も関係していると思われる人々がいる。それは、まったく予想外かもしれないが、ジャマイカのラスタファリ主義の人々だ。

ユダヤ教とラスタファリ主義の関係は、1916年から 1974年までエチオピアを支配した皇帝ハイレ・セラシエから始まった。

セラシエ自身は、自らが救世主であることを否定していたが、しかし、彼が救世主だと信じたジャマイカの人々は、ラスタファリ運動に心酔した。

ラスタファリ主義の人々は、永遠の平和と正義、そして、永遠の繁栄が訪れる未来の黄金時代をもたらすであろう人々でもある。

ラスタファリアンたちは、エチオピア帝国最後の皇帝ハイレ・セラシエを、彼自身の「ソロモン王とシバの女王の子孫である」とする主張から、「ユダ族のライオン( Lion of the Tribe of Judah )」と呼んだ。

13世紀以来、エチオピアの指導者たちはダビデ王の血統であることを主張してきたため、セラシエの主張は、宗教信者に対してのリップサービスだと批判を受けることもあった。

しかし、セラシエの「ソロモン王とシバの女王の子孫だ」という主張には、驚異的に感じられるほどの、いくつかの真実がある。

セラシエの王族の血統は、彼の父方の祖母を通して、アムハラ語(エチオピアの公用語)とヘブライ語(イスラエルの公用語)に関係する言葉を話すユダヤ部族の国からのものなのだ。

過去 30年間にイスラエルにやって来た多くのアムハラ語を話すユダヤ人たちは、ソロモン王とシバの女王の子孫とユダヤ人の組合せであると信じられている。

それらのユダヤ人たちは、寺院を建築するための材料を見つけるためにエチオピアを訪れた。

この事実は、他のエチオピア人の多くもソロモン王とシバの女王の子孫であり、すなわち、イスラエル人の子孫である可能性が高いことを示す。

ラスタファリアンたちが、皇帝セラシエとダビデの家を信仰をする理由は、多くのレゲエソングと、レゲエ・カルチャーの中にシオン(エルサレム)の概念が大きく示されていることにも関係する。

ボブ・マーリーの古典曲といえる「アイアン・ライオン・ザイオン ( Iron Lion Zion / 鉄・ライオン・シオン)」は、「ユダヤ人としてのルーツを持つ」ことに基づいた皇帝セラシエ自身についてを歌ったものだ。

ラスタファリアンのユダヤ民族との強い関係は、さらに驚くべきことに、失われた「契約の箱」がどこにあるのかを知る手がかりも、彼らが持っている可能性へとつながる。

皇帝セラシエを支持するエチオピア人たちは、彼らが契約の箱を所有していると主張する。彼らは、箱は、金で覆われたアカシアの木箱だと説明し、もともとがマケバの女王(シバの女王)と、女王とソロモン王の息子であるメネリク一世が持っていたという。

伝えられるところでは、彼らはソロモン王の知識なく、寺院から箱を持ち出した。

その寺院が破壊されて以来、契約の箱の行方は誰にも知られていないが、このラスタファリアン説に選考の余地を残すことは正しいと考えられる。

シバの女王とメネリク一世が箱を持ち出して以来、契約の箱は、エチオピア正教会によって保護されていると考えられている。エチオピア正教会は、4世紀に建てられた教会で、有名な大聖堂があるシオンの聖母マリア教会( Church of Our Lady Mary of Zion )を有している。

ラスタファリアンたちの主張する契約の箱の説は、確認することも反証することも、どちらも不可能だ。

なぜなら、契約の箱を見ることができるのは、教会の守護聖職者だけだからだ。これは、聖書の契約の「聖職者以外が見ることの危険性」に基づいている。

箱を守護する聖職者は、前任者が亡くなる前から任命されている。そして、守護を担当することになる聖職者は、残りの人生を、契約の箱がある礼拝堂に閉じ込められて、祈りとお香を焚き生きる。

ラスタファリアンの契約の箱に関しての主張は、あり得なそうに感じることかもしれないが、世界的に署名な『アーク・レポート』( A.R.K. Report )を記した、契約の箱の専門家、ハリー・モスコフ( Harry Moskoff )氏は、やや異なる以下のような考えを持っている。

「ユダヤ人が口伝で語り継いだ律法として知られる”タルムード”によれば、契約の箱は(単一ではなく)重複して存在していました。このエチオピア正教会には、明らかに契約の箱が存在していますが、それは、その重複していたもののいずれかであると私は考えています」

「エチオピア正教会にある契約の箱には、十戒が刻まれた石板は入っていないでしょうが、それでも、聖書に関係した品物としては非常に貴重なものです」

「しかし、ユダヤ人の伝説にある、ベツァルエルが作った金色の契約の箱は、いまだに隠されていて、それはエルサレムの神殿の丘( Temple Mount )の下に埋められていると考えています」

「歴代誌(旧約聖書におさめられたユダヤの歴史書)にあるように、第一神殿が破壊される 25年前、契約の箱は、ヨシヤ王の命により、準備された地下室に隠されたのです」

「それから 2,700年後の今もそこにあるはずです」





ここまでです。

「神の化身」と関係するものは何でもユダヤ民族というようなことになっているようですが、時期的にも今は、

2015年9月という「終末」の月(1): ユダヤ教のラビは「9月に救世主が再来する」と語り、7年サイクルのユダヤ安息日の終わりも9月、そして、その9月に起きる27の出来事の「偶然」のシンクロ
 2015年08月30日

と、続くこちらの記事などで記しましたように、

・ユダヤ教の救世主メシアが9月以降に到来する
・イスラム教の救世主マハディが9月以降に到来する


というシンクロした噂というのか、そういう類いの話が大いに盛り上がっているわけですが、もともとは「アフリカの黒人回帰主義」としての意味合いも高いジャマイカのラスタファリ主義は、

・黒人の救世主

を待ちわびているのかもしれません。

そして、私たちのような宗教・主義のない人たちは、そのような救世主というようなややこしいものは出来れば来ないで、平穏に進んでほしいと思っているのかもしれないですし、そうではないのかもしれません。

さて、9月に組み込まれた救世主騒動は、どのような形で発動するのか、あるいは、しないのか。





神の言葉の真実は?

ところで、上の記事にあります「契約の箱」に入っているのは、モーセの十戒ということなんですが、下のようなものです。


モーセの十戒

1. 主が唯一の神であること
2. 偶像を作ってはならないこと
3. 神の名をみだりに唱えてはならないこと
4. 安息日を守ること
5. 父母を敬うこと
6. 殺人をしてはいけないこと(汝、殺す無かれ)
7. 姦淫をしてはいけないこと
8. 盗んではいけないこと
9. 偽証してはいけないこと
10.隣人の家をむさぼってはいけないこと



うーん・・・現状を見ますと、いろいろと教えから曲がってきているようです。

特に、「偶像を作ってはならない」とか「神の名をみだりに唱えてはならない」などについては、信仰の厚い人ほど、家にも「偶像」を置いたり、熱心になればなるほど、「神の名」をとなえる傾向にありますので、むしろ、無宗教の人たちが最もこの戒律を守っているのかもしれません

他の、盗みや姦淫や偽証などもそうですが、現代社会は、十戒がほとんど守られていないことにも気づきます。
そもそも、「戦争」なんかも、「汝、殺すなかれ」に背いています。

十戒は、

> 神の意思が記された

とありますが、私たちはかなり背いているようです。


うーん。


十戒・・・神の言葉・・・。

どれが正しいのかよくわからないですが、 30年前に知ったレゲエの合い言葉、

「ジャー・ラスタファリ!」

がユダヤ教の神を称えていたものだと初めて知り、なかなか微妙な感覚になったりしています。

それでも、レゲエの人たちのラスタファリ主義の厳密な実践者は、「聖書の教えをかなり真摯に実践している」ということはいえそうです。

たとえば、上のほうにボブ・マーリーの写真を載せましたが、レゲエの人の中には、あのような長い髪型をしている人が多く、これはドレッド・ヘア(正式には、ドレッドロックス)と呼ばれますが、旧約聖書の下の記述から、このような髪型が守られているそうです。

旧約聖書 レビ記 21章 05節
頭髪の一部をそり上げたり、ひげの両端をそり落としたり、身を傷つけたりしてはならない

旧約聖書 士師記 13章 05節
その子の頭に剃刀をあててはならない。彼は、ペリシテ人の手からイスラエルを解き放つ救いの先駆者となろう

なるほど、聖書にはこういうことも書かれているのですね。

しかし、生きている間ずっと髪を伸ばし続けなければならず、現代生活ではちょっと厳しいですかね。

また、

旧約聖書 箴言 15章17節
肥えた牛を食べて憎み合うよりは 青菜の食事で愛し合うがよい。

というような聖書の言葉などから、ラスタファリ主義者の人たちにはベジタリアンが多いです。

そして、シュミータが終わる 9月13日まで、あと5日です。


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