【2015年からの世界】 の記事一覧

2015年07月16日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




新たな段階に入った感のある大量死が示すことは「地球の磁場異変」の最終章?:フロリダの「鳥の謎の大消滅」と、オランダのウナギたちの自滅を見て思うこと



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▲ 2015年07月07日の米国フォックス・ニュースより。



すべての巣と卵を放棄して「一夜にして」消滅したフロリダの数千羽の鳥たち

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春頃から「大量死報道」の記録を続けていますが、今回も基本的には、大量死の報道の記録です。
昨日アップしようと思ったのですが、まとめるのが予想外に時間がかかってしまいました。

なお、今回は妙に気になる事例が2つありまして、そのニュースを先にご紹介したいと思います。

ひとつは、アメリカのフロリダ州での「大型の鳥の大量消滅」という出来事です。

フロリダ州のメキシコ湾岸にあるシーホース・キーという島は、「鳥たちの楽園」として知られている場所で、サギやペリカンなど多数の大型の鳥たちが、春から夏に繁殖を行う場所でした。

普通だった頃のシーホース・キー
Seahorse-Key.jpg
Earthfiles


「でした」と書きましたのは、今はここは「デッドゾーン」となっていて、鳥はまったくいないのです。5月の「ある日」、数千羽の鳥たちが、一斉に消えてしまったのでした。1番の疑問は、子育て中だった鳥たちが、

「すべての巣と卵を放棄して消えてしまった」

ということで、いわゆる本能的な問題から考えても、普通ではあり得ないことで、今、アメリカでは大変な話題となっています。

このことを取り上げた、アメリカのフォックス・ニュースの記事をご紹介します。



Bird mystery: Thousands disappear and abandon eggs, nests on island off Florida's Gulf Coast
FOX NEWS 2015.07.07


鳥の謎:フロリダ州の湾岸の島で、数千羽の鳥たちが巣と卵を放棄して消滅


生物学者たちは、何千羽にものぼる繁殖中の鳥たちが、巣を放棄して消滅してしまった理由を見つけ出そうとしている。

フロリダ州の湾岸にある鳥たちの繁殖地として名高いシーホース・キー( Seahorse Key )で、突如として、巣作りをしていた鳥たちが一斉に消滅してしまったのだ。青サギ、ヘラサギ、シラサギ、そして、ペリカンなど数千羽の鳥が、5月のある日に一斉に島からその姿を消してしまった。

アメリカ魚類野生生物局の生物学者ヴィック・ドイグ( Vic Doig )氏は、「メキシコ湾岸内で最大の鳥の繁殖地だったシーホース・キーが今や”デッドゾーン”と化してしまっている」と述べる。

科学者たちは、病気、汚染物質、何ものかに捕食される、などのすべての理由についての兆候はないと語る。原因はまったくわかっていない。

生物学者たちは今回の鳥たちの「巣の放棄」に波及効果がある可能性があるため、懸念を持つ。この場所には、毎年多くの鳥類たちが戻ってきて繁殖を行うのだ。

また、この「消失」が、このシーホース・キーの生態系にどんな影響を与えるかについてはまったくわからないという。この場所には鳥たちに依存して生きている生物たちがおり、それらにどのように影響するかがわからないためだ。





ここまでです。

今月の始め頃に、

大量死の時代に生きる意味:鳥のいない地球をもたらすのは磁場の変化なのか…
 2015年07月03日

という記事で、アイダホ州の広範囲で起きていた「鳥が空から落ちてくる」という出来事をご紹介したことがありますが、今回のフロリダの例では、そういうことではなく、「数千羽の鳥の姿自体が一夜にして消えた」ということになっています。

アメリカのメディアアースファイルズは、これらの鳥の異変と最近の地球の「磁場の変化」の関連にふれていますが、これらの鳥の異変と、地球の磁場の異変が関係あるのかどうかはわかりません。




地球の磁場が急速に変化している可能性

地球の磁場の異変に関しては、ちょうど1年前に、地球の磁場が、特にアメリカ大陸において、異常に弱くなっていることをご紹介したことがあります。

急速に消えていく地球の磁場 : 地球の「磁場の反転」は今すぐにでも起きる可能性を示唆する欧州宇宙機関( ESA )の科学者の言葉
 2014年07月15日

欧州宇宙機関のSWARM衛星が観測した2014年6月までの半年間の磁場の変化
magnetic-2014-jun5.gif
・Livescience


鳥は、地球の磁場の方向を感知して、それを移動の手がかりとしているため、極端に磁場が弱くなると、基本的に移動できません。また、鳥だけではなく、かなり多くの動物たちが磁場を感知して、移動の手段にしていると思われます。

どんな動物でも、「移動」とは「命そのもの」でもあります。

鳥も移動してエサを得て、適温の場所に移動して生きていますので、

移動できない=生きることができない

ということになります。

これに関しては、もし、アメリカ大陸の磁場の弱さが鳥の異変と関係があるとするならば、南北アメリカ大陸で、他に「鳥の異変」などの出来事があるかどうかを見ていけばいいのかもしれません。

・・・って、あ、そうだ。

今回、6月から7月の大量死報道をまとめていた時に、南米ペルーの報道で、

6月20日 ペルー - リマのビーチで何百羽ものカモメやペリカンが死体で発見される(報道

7月6日 ペルー - タクナの海岸で、30羽のウミドリが死亡しているのが発見される(報道

というのがありました。

pelican-peru-2015.gif

▲ 2015年06月18日のペルー La Republica より。


ん?・・・フロリダとペルー・・・といえば、2012年にもフロリダとペルーで、ペリカンの大量死が起きています。

それぞれ、

800頭以上の死亡したイルカが漂着したペルー北部で、今度は推計1,500羽以上のペリカンの大量死
 2012年05月01日

キリストの象徴でもある「ペリカン」の大量死がペルーに続き、米国でも発生している
 2012年05月10日

という記事で記したことがありますが、どちらも原因不明の上に、数が尋常ではないです。


そもそも、アメリカでは、

陸地では数千万羽のニワトリが死に、海では「デッドゾーン」の中であらゆる海洋生物が死に続けるアメリカで
 2015年05月20日

という記事で書いたことがありますが、今年、ウミドリやハクガンなど、とんでもない数の鳥の大量死が相次いでいるのでした。

過去記事をちょっと振り返りますと、こちらの記事と、こちらの記事では、最近のアメリカ大陸では、

2015年3月17日 米国 - アイダホ州で 2,000羽以上の雪ガチョウが、空から死んで落ちてきた。

2015年4月2日 米国 - アラスカのスワード市沿岸で、海鳥が衰弱での大量死。

2015年4月7日 米国 - ノースダコタ州の湖で 600羽以上の水鳥が死んで発見される。

2015年5月4日 アルゼンチン - トレスアロヨスの海岸に沿って、数百頭のペンギンが死亡。

2015年5月14日 米国 - ハヴァス湖で、「重度の鈍的外傷」を負って死んでいた 30羽の鳥が発見される。

2015年5月21日 カナダ - バラード市の入り江で1万羽の鳥の大量死。

などが起きていることを思い出します。

そして、「磁場」で方向を獲得しているのはき鳥だけではなく、おそらくは、カメやアシカや、あるいはイルカやクジラなども同じではないでしょうか。

クジラやイルカの座礁はあまりにも多いですが、最近の特徴としで「ウミガメ」の大量死が頻繁に起きていることがあります。

2015年1月26日 ブラジル - 過去2ヶ月の間に、リオ・グランデ・ド・スルの海岸に 350頭のカメが死んで打ち上げられている。

2015年2月19日 インド -オリッサ州で 800頭以上(おそらく数千頭)の死んだカメが打ち上げられる。

2015年5月17日 米国 - フランダースベイビーチで何百頭ものウミガメが死体で発見される。


カメが磁場で方向を得ているのかどうかはわからないですし、アメリカ大陸で相次ぐ鳥の異変にしても、磁場が原因かどうかはわからないにしても、それにしても、少し鳥の異変が多すぎる感じはします。

地球の磁場・・・もしかすると、何か起きているのかもしれないですね。

磁場の異変が起きているとするならば、魚もそうですけれど、おびただしい種類の動物たちに影響を与えるわけで、特に、急速に磁場が弱くなっている南北アメリカでは、あらゆる種類の動物たちに異変が見られるようになる可能性があります。

まあ・・・異変はもう十分に起きている感じもしますが、4月に書かせていただきました、

途方もない「大量死の時代」の進行が加速していた : 2015年最初の4ヶ月だけで270件を超える大量死報道があることを知り
 2015年04月30日

というタイトルにある

途方もない「大量死の時代」の進行が加速していた」というフレーズも、仮に、磁場の異変が加速しているのなら、それと平行して大量死の数が加速する、ということも考えられないことではないです。

うーん・・・。

これからどのようになりますかね。

人間を含めて、さらなる影響というものがあるのかどうか。

ところで、上のほうで、

> 今回は妙に気になる事例が2つありまして

としたのですが、もうひとつの事例は鳥ではないのですが、とても気になるものです。

オランダで、

川のウナギたちが、一斉に陸地に上がってきて、そのまま死んでしまった

というものです。

川の中で死んだのではなく、みんな「わざわざ陸地に這い上がって死んでいた」のです。

eels-die-off.gif
telegraaf.nl

オランダのテルムンテンという町で起きた、この報道をご紹介します。

ちなみに、このテルムンテンという町は下のような、自然に囲まれた美しい町です。

オランダ・テルムンテン
Termunten.jpg
Termunten



elegraaf.nl


謎のウナギの大量死


テルムンテン近くで何千匹ものウナギが死んだことについては、非常に多くの謎がある。ウナギたちは、突如として一斉に川の外に這い出し、すべてが死亡したと見られる。

今週、ダラードの道路沿いに無数のウナギの死体が並んでいるのを道路管理者が発見したことにより判明した。

おそらく、ウナギは酸素不足により死亡したと思われるが、しかし、この領域では、最近の熱波にもかかわらず、他の魚の大量死は起きていない。

なぜ、ウナギだけが陸にのぼって無数に死亡したのか。

この謎の出来事の解明のために、当局による川の水質のサンプルの調査が進められている。

長くウナギ漁をしている経験豊富な漁師のポストマさんにきくと、過去にこのような大規模なウナギの大量死は聞いたことがないと言い、「何が起きているのかに興味がある」と述べる。

ポストマさんによれば、熱波のために藻が大発生したとしても、ウナギは藻に弱くはないという。

この悲劇を再発させないために、現在さまざまな調査が行われている。





ここまでです。

まあ、「悲劇を再発させないため」とはいっても、原因がわからない以上は、そのあたりどうにもならない感じもします。

先ほどの鳥の消滅にしても、どうにも、大量死報道にも奇妙さが漂い始めていますが、「奇妙に見えるできごと」には「明確な理由」があるはずです。

まして、数千という単位で一斉に起こした行動には、「完全な理由」があるはずです。

それを知りたいとは思います。

なお、今回ここまでで長くなりましたので、2015年6月から7月の大量死報道については、別の記事にまとめたいと思います。

大量死のご紹介は明るいことではないかもしれないですが、それが起きている地球にリアルタイムで私たちは生きています。

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2015年07月10日



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6月下旬の海で何が起きた?

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デンマーク気象研究所というものがありまして、ここには、世界の海氷面積がほぼリアルタイムで表示されているページがあります。

先日、そのグラフに奇妙な記録が残されていたのです。

海氷面積が「2〜3日間で瞬間的に 150万平方キロメートル程度の海氷が消えた」ということが起きたと見るしかないような記録です。

このデータを初めて見た時のことは、

北半球の海で何が?:6月の末に瞬間的に急減した北半球の海氷面積
 地球の記録 2015.07.02

という記事に記録を残してありますが、下のように、6月の終わりに、海氷面積が「急落」しているのがおわかりかと思います。瞬間的に消滅しているようにさえ見えます。

2015年1月1日から7月1日までの世界の海氷面積
sea-ice-strange.gif
Dmi


まあしかし、「氷が消える」ことに関しては、 2012年のグリーンランドで起きたことについて書きました過去記事、

メルトダウンの序章?:「たった4日間でほぼすべて溶けて消えた」グリーンランドの氷床
 2012年07月26日

にありますように、「グリーンランドのほぼ全土の氷床が、たった4日間でほぼすべて溶けてしまった」というような現象も過去にはありましたし、

「ま、一瞬で膨大な面積の氷が溶けるというのもアリなんだろうなあ」

と納得していました。

下がその時のグリーンランドの氷の様子です。
白い部分が氷床です。これが4日のうちに消え去ります。

グリーンランドの2012年7月8日と7月12日の氷床
Greenland-meltdown3.jpg
・NASA


そんなわけで、「氷が突然消えることは現象としてたまにある」と思っていたので、特に気にしていなかったのですが、しかし、デンマーク気象研究所のそのデータを初めて見てから 10日ほど経った今日、ふたたび見て、私は、

「ぜんぶ戻っているがな!」

と驚いたのでした。

下のはそのグラフを拡大したもので、ちょっとわかりにくいかもしれないですが、ガッと減った海氷が、「すぐに元の面積に戻っている」のです。

sea-ice-modoshi.gif


「減るだけならともかく、100万平方キロメートル単位の面積がすぐに戻るってのは変では?」

と私は呟きました。

減って「戻った」面積は 150万平方キロメートルくらいあるように見えます。

この面積は、大ざっぱにいえば、日本列島の全面積(約 37万8000平方キロメートル)の4倍ほどに相当するもので、決して小さな現象とは言えません。

あるいは、国家面積 156万平方キロメートルのモンゴル全土に相当します。

モンゴルと周辺国の面積の比較
mongol-map.gif
Google Map


最近は自然現象に何か起きても、さほど驚くことはないのですが、この「海氷突然消失事象」は何が起きていたのか気になります。

先ほども書きましたが、「減るだけ」なら理解できなくもないのですけれど、100万平方キロメートル単位のものが「すぐに戻っている」というのがわかりません。

何が起きていたのですかねえ。

これが気象現象によるものなのかどうかもよくわからないですが、この現在の世界の「気象」。

これもまた何だか混沌としているのです。




「夏のカオス」を予感させるような世界の混沌とした気象

これに関しては、最近の気象に関しての報道を並べるだけでも、その混沌ぶりが何となくわかる気がします。

最近の世界の気象に関しての基本的なラインとしては「猛暑」というものが挙げられます。


欧州、北米…世界中で熱波 ドイツでは40度超え最高更新
産経ニュース 2015.07.10

欧州や北米を中心に、世界各地が熱波に見舞われている。ドイツでは40度を超え、パリやジュネーブでも軒並み歴史的な高温を記録。アメリカ西部は山火事のリスクが高まっている。国連専門機関の世界気象機関(WMO)は「熱波の傾向は今後も続く」と予測、健康被害を防ぐため各国に警戒を強化するよう呼び掛けた。

ドイツ南部キッツィンゲンで5日、気温が40・3度に達し、1881年に同国で観測開始以降、最高を記録した。パリでは1日、7月の気温としては1947年以降最も高い39・7度に。ジュネーブでも、観測史上最高の同じく39・7度を記録した。

インドやパキスタンでも熱波が発生、インドでは2千人以上の死者が出た。5月末には中東やロシアでも例年以上の高温を記録した。



というように、報道を見ると、何だか「どこもかしこも暑い」ようなイメージなんですが、そういう中で、たとえば、上の報道で

> アメリカ西部は(熱波で)山火事のリスクが高まっている。

と言われた後に下のような報道と出会いますと、こちらはこちらで「均衡を欠いている」感じがします。


カリフォルニアの7月の雪

hanford-snow.gif

▲ 2015年07月09日のアメリカ・ハンフォード気象局ツイッターより。


カリフォルニア州のヨセミテ国立公園で7月9日に「7月の雪」が降りました。

下のように結構積もったようで、車が渋滞しているように見えるのは、季節外れの雪のためだと思われます。

yosemite-snow.jpg
KGET News


上記報道のように、ドイツでは観測史上最高記録を更新する中、お隣のオランダでは・・・。


ドイツで40度なのに、オランダでは「霜」の予測

frost-july.gif

▲ 2015年07月09日のオランダ msn より。


このニュースの冒頭をご紹介しますと、以下のようになります。


霜が降りる可能性

7月10日のオランダ東部の気温は、日中は最高 28度まで上がり、晴れた週末が期待されるが、夜は一転して気温が下がる見込みだ。

オランダ東部の各地で、7月としては珍しい 5度から 10度程度の例外的な低い気温となり、「寒い夜」となると思われる。

これらの地域の一部では、7月としては大変に珍しいことだが、霜が降りる可能性がある。



オランダといえば、植物での発電について書きました先日の記事、

オランダの女性たちが発見した奇跡のエネルギー生成 : 生きた植物と生きた微生物と水のコラボレーションが生み出した驚異の発電法 - Plant-MFC
 2015年07月04日

に登場する企業「プラント-e ( Plant-e )社」がありますが、何だか「変な気候」となっているようです。

そして、先ほどの産経ニュースで、

> ロシアでも例年以上の高温を記録した

とあったロシアですが、まあ、ロシアは広いですから、いろいろな地域でいろいろなことになるのは当然かもしれないですが、それでもやはり珍しい「7月に雪」ということになっているのです。

ロシア・ボルクタで7月の雪

Vorkuta-july-snow.gif

▲ 2015年07月05日の bigmir.net より。


ボルクタというのは、ヴォルクタ - Wikipedia によりますと、かつて、「ヴォルクタ強制収容所」があったという歴史を持つ場所であるようですが、今は夏の雪という珍しい光景を提供してくれています。




100年、1000年単位の大干ばつサイクルは存在するのか

アジアもなかなかのもので、「平年並みの気象現象」の場所のほうが少ないですが、日本は、九州の大雨はすさまじいことになっていますが、全体としては穏やかな感じがします。

これは関東の話ですが、今のところは「涼しくて過ごしやすい7月」が続いています。いつもなら、関東の7月は、そろそろ暑さに弱い私は、湿気と暑さでげんなりする日々が多いのですが、今年はそれを感じた日がほとんどありません。

まあしかし、今だけかもしれないですしね。
東アジアは他の国は荒れています。

台湾は6月から記録的な猛暑が続いていて、各地で平均気温が観測史上最高を記録しています。


記録的な猛暑の台湾


台湾・大武、6月の平均気温29.7度で観測史上最高 台東は気象記録の宝庫
フォーカス台湾 2015.07.03

東部・台東県大武の今年6月の平均気温が29.7度に達し、同地で1987年に観測を開始して以来、過去最高を記録したことが中央気象局の調べで分かった。


しかし、台湾の北にある中国の上海は「 145年ぶりの低温」に見舞われています。

7月の上海で145年ぶりに最低平均気温記録が更新される
 地球の記録 2015年07月08日

に書きました、チャイナ・デイリーの報道からです。

記録的な「寒さ」となっている上海


China Daily

上海で過去145年間で最低の平均気温が記録されている

7月6日の上海は、最高気温が 15.9度までしか上がらなかった。これは、1876年 7月2日に記録された 15.9度以来の低いもので、過去 145年間で最も低い最高気温となった。過去の同じ日の平均気温は 18.9度だ。


気温が急落すると、株価が急落するのかどうかわからないですが、上海の気温が下がるのに合わせるように、上海証券取引所のチャートは下向きに崩壊していったのは印象的ではあります。

さらに、上海の北は、朝鮮半島があります。

こちらでは危機的な「干ばつ」に見舞われています。

韓国北部と中部で記録的な干ばつ


韓国で干ばつ深刻 一部地域では観測史上最低の降水量
Yonhap News 20015.06.16

朝鮮半島の中部と北部が雨不足に苦しんでいる。韓国の首都圏を含む中部地方の場合、梅雨入りが遅かった上に空梅雨が予想されており、農業への影響も懸念される。専門家らは気候変動を原因に挙げる。朝鮮半島の大干ばつ周期説も飛び出している。

◇江原道の一部で過去最悪の雨不足

韓国気象庁によると、中部地方のソウル、京畿道の年初から今月14日までの降水量は161.5ミリと、平年の55%程度となっている。

北部・江原道の嶺東地域は141.9ミリと平年の39%にとどまる。さらに同道の束草は139.8ミリ、江陵は144.0ミリで、気象観測が始まった1973年以降で降水量が最も少ない。

ソウル大地球環境科学部のホ・チャンフェ教授は、2012年を含む近年の雨不足の原因はまだ明らかでないとしながらも、「地球温暖化により気候が変わる過程で、不安定になっているとみられる」と話す。



上の記事には、

一方、気候変動だけでは歴史的に繰り返される雨不足を説明できないとの意見がある。このため朝鮮半島が124年周期の大干ばつ期に入ったという説も関心を集めている。

という記述があり、初めて知りましたが、朝鮮半島では 124年ほどのサイクルで繰り返す「大干ばつ期」の時が歴史上があったという説があるようです。

同じ朝鮮半島の北朝鮮でも大変な干ばつが続いていることが先月から報じられています。

北朝鮮で100年で最も激しい干ばつ


北朝鮮、過去100年で最悪の干ばつ報道 国連、飢餓を懸念
CNN 2015.06.27

nk-drought-2015.jpg国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のザイド国連人権高等弁務官は、北朝鮮が非常に深刻な飢餓に直面しつつあるとして国際社会に対し支援を呼び掛けた。

弁務官は集中的な救援努力が今後数週間もしくは数カ月内に起きなければ、大規模な飢餓が発生すると警告した。

北朝鮮の国営メディアは通常、住民に明るい展望を説く報道姿勢に終始しているが、ここに来て過去100年で最悪規模とする干ばつ被害などについて伝えている。韓国の国民大学校の北朝鮮問題専門の教授は「今後悪しき事態が発生する可能性を内外に伝えるシグナル」と分析。「外国に援助を求める可能性がある」とみている。



先ほどの韓国の報道で、韓国の科学者の話として、「朝鮮半島の 124年サイクルでの大干ばつ期」という概念があることを書きましたが、今の世界の感じを見ると、もしかすると、そういうものはあるのかもしれないと、ふと思います。

そして、それは朝鮮半島だとか、そういう狭い範囲のものではなく、もう少し広い範囲であるのかもしれない・・・とも。

というのも、猛暑報道が各地でなされていますが、猛暑が続くことと干ばつが関係しないということはなさそうです。6月から猛暑が続くタイでは、過去 60年で最も激烈な干ばつに襲われています。

これについては、

タイで過去60年で最も激しい干ばつが進行中
 地球の記録 2015年07月10日

に報道をご紹介していますが、タイの貯水率がかなり深刻なレベルになっていて、このままの状態が続くと、「貯水池のいくつかが完全に干上がる」ということも懸念できるほどのものとなっています。

タイの4大ダムの7月初旬の貯水率
10thai-dam-2015.jpg
NOW26

その後の報道では、貯水率はさらに減り続けていて、上で貯水率 12.1パーセントになっているダムは、現在、貯水率が 7パーセントにまで落ちたと報じられています。

タイの気象局などによれば、雨が少ない状態は8月まで続く見込みで、上の4つの貯水池のうちの3つくらいは、それまでに枯渇しそうな感じにも見えます。

猛暑の被害があったインドやパキスタンは、これからのモンスーンがきちんとやってくれば、干ばつは解消する見込みでしょうが、そのあたりは時期になってみないとわかりません。

韓国や北朝鮮の「過去 100年で最も激しい」というものや、タイの「過去 60年で最も激しい干ばつ」という、歴史的に見ても大きな単位でのものとなっていることが特徴的ですが、現在、「熱波」が伝えられているヨーロッパ各地、ロシア、アメリカの一部なども、今後の天候次第では、干ばつから逃れられない可能性もあります。

アメリカのカリフォルニア州の干ばつなどは、昨年12月の時点ですが、「過去 1200年間で最も激しい干ばつ」であることが報告されています。

カリフォルニアの干ばつは過去1200年で最悪であることがアメリカ地球物理学連合の調査で判明
 地球の記録 2014年12月18日

アメリカの干ばつは、カリフォルニアを中心とした西部は相変わらず厳しい状態です。

us-drought-2015.gif
アメリカ農務省 Drought Monitor

アメリカでは、干ばつの程度を、

レベル1 異常な乾燥
レベル2 穏やかな干ばつ
レベル3 厳しい干ばつ
レベル4 極めて厳しい干ばつ
レベル5 例外的な大干ばつ


とわけていて、上の図を見ますと、アメリカの多くの地域では、干ばつ状況は改善してきていることがわかりますが、カリフォルニアは「例外的な干ばつ」のままです。

最近は「干ばつ」のことを忘れていましたが、思えば、世界が変化しようとしている時に、気象だけが穏やかというのは考えにくいことで、荒れた気象の中でも「干ばつ」という巨大なものも広い範囲で少しずつ広がっていたりするのでしょうかね。

最近は、農業と植物の重要性について考えることや書くことが多かったですが、考えてみれば、「農業を基本にして生きていく生活」を「完全」にするには、様々な気象に対応できる生活を考え出さなければならないことにも気づきます。

どんな時代にも不作や飢饉がありましたが、いつまでも「自然が荒れれば飢饉は当たり前」というような考え方のままでは、いつまでも不作や飢饉に怯えなければならない。

そのあたりの知見が見出されないと、「地球は人間の味方」という最大の理念を見失いかねません。

自然を利用しながら、干ばつや悪天候に対処する方法ってあるのでしょうかね・・・。

あるはずです。

そのうち誰かが何かの智恵を見出すはずです。

あるいは、その知見の発現のために自然が荒れているのなら「異常気象も自然良能」ということになるのでしょうか。

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2015年07月03日



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wired-bird.jpg
WIRED



続く同種類だけの大量死の中で

今年は1月の、

動物の大量死のリンクから思う現在の「異常の真実」から改めて松果体の意味を考えている時…
 2015年01月21日

という記事や、4月の、

途方もない「大量死の時代」の進行が加速していた : 2015年最初の4ヶ月だけで270件…
 2015年04月30日

などの記事以来、何度か動物の大量死について書いたりしていました。

正確な比較をしたわけではあませんが、とにかく、今年はここ数年の中でも突出して大量死報道が多い年のように思えます。

そして、

…地球では今日も粛々と「1種類ずつの大量死」が続いている
 2015年05月28日

という記事では、「ひとつの種類の大量死が多い」ことなどにもふれています。

たとえば、魚などの大量死の場合、海が汚染されていたり、海水温の異常や何らかの海の異常があるのならば、その海域にすむ、もっと多くの種類の海洋生物が影響を受けるような気がするのですが、1種類だけの魚が大量死する。

あるいは海だけではなく、1種類の鳥、ミツバチ、コウモリ、ヒトデ、アシカ、クラゲ、カメ、クジラ、だけが大量死する。

ウイルスなどの病気であるならば、確かに1種類だけの大量死はあり得るのかもしれませんが、こちらの記事でご紹介しました、アメリカ西海岸の1種類のウミドリの大量死(原因不明の餓死)や、ハクガンだけの大量死(原因不明)、チリのミズナギドリ1種類の大量死(原因不明)など、今ひとつ理解しにくいものが多いです。

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「死」とは何?

そういえば、自称宇宙人の方の言葉が書かれてあるとされている『プレアデス+地球をひらく鍵』という本の中に、以下のような下りがあったことを思い出しました。


『プレアデス+地球をひらく鍵』より

地球が変化していくにつれて、地球に住む動物の多くはこの惑星を離れていくことになるでしょう。

人が苦しみを体験していくなかで、地球上の波動はきわめて異なったものとなるでしょう。すべての人々の内部に集合的な苦しみが溜まっており、あなた方を解毒するには、これらの苦しみを表面に出さなければなりません。



これは「地球が変化していくにつれて、地球に住む動物の多くはこの惑星を離れていくことになるでしょう」という部分と前後のつながりがよくわからなく(唐突にこのフレーズが現れます)、長く抜粋しても意味がなさそうなので、短く抜粋していますが、理由はわからないながら、

> 地球が変化していくにつれて、地球に住む動物の多くはこの惑星を離れていくことになるでしょう。

と、この方は言っています。

そして、この「地球の変化」というのは、つまり「人間の変化」ということと密接に関係しているもののようですが、そうだとするのなら、今、私たち人間と地球は共に変化しているという時なのかもしれません。

だったら、地球の動物はもっともっと、どんどん大量死した方がいいということ?

いや、これはふざけて書いているわけでもなく、大量死というのは文字通り大量の「死」のわけですが、「死とは何か」ということについて、人生の中できちんと考えずに生きてきたことにふと気づいたのです。

このことが私たちが江戸の日本人のようになれない最大のポイントだとも思うのですが、それはともかく、これまで思考のローテーションとして、

「大量死は悲劇」という側面しか見てこなかった自分

に気づきます。

この「大量死は悲劇」という考え方は、「自分で考え出したもの」というより、小さな頃からの教育などの価値観の中で育ったもので、あくまで与えられた価値観であり、自分で考えて考えて出した結論ではないはずです。

大量死が良いとか悪いとかいう以前に、「大量死の価値観について、自分でちゃんと考えたことがなかった」ということが自分の問題であることに気づいたといってもいいです。

こういうような「自分で考えたこともないのに、その価値観を当然だと思っている」ことは、私などの場合、他にもたくさんありそうです。

ところで、先ほどの自称宇宙人の文章の続きには、「人間の死」について書かれてあります。

そこを抜粋します。

自称プレアデス人は、死に悪い観念を持っていないようです。


『プレアデス+地球をひらく鍵』より

地球の変化は、死と同じことであると考えられています。地球に住むあなた方は死についてほとんど何も知りません。これから訪れるさまざまな転換は、死について学ぶ素晴らしい機会を提供してくれるでしょう。

人が死ぬと、何かよくないことが起きたと考える人もいます。何かが失敗したとか、何か間違ったことが起きてしまったように見えるわけです。

私たちには、これとはまったく正反対に見えます。

地球を離れていく人たちが、これまでもっていなかった、新しいものの見方を身につけて去っていくのがわかるからです。

彼らがそのような贈り物をもって地球を去ることで、はっきりした目的意識を放射することによって、あなた方の多くが心を開き、あなたが何の目的でこの地球にきているのかを悟らせているのです。



本ではさらに長く「死」について語っています。

この「死に対して特別の悪感情を抱かない」というあたりは、やや意味は違うかもしれないですが、

日本式ファイト・クラブ:この世こそ極楽であることに感謝し…
 2015年06月29日

などでも抜粋しました、江戸・明治期の日本人の死生観の形成の根幹にも通じる可能性のあるものなのかもしれません。

おそらくは、江戸・明治までの日本人は現在ほど唯物論的(宇宙のすべての存在と現象の根源を「物質で説明する」世界観)ではなかったのだと思います。

「死の概念」を肯定的に受け入れるには、唯物論的な考え方をしている限り、何千年経っても、それを獲得することはできないでしょうけれど、「生命の本質(おそらく物資として存在しない)」だとか、「物質の正体(おそらく物質は存在しない)」だとかを考えに考える先に、やっと、「死の概念」さえも肯定的に受け入れることができるのかもしれません。

まあ、実際よくわからないことですけれども。

私自身、「この世には何も存在しない」ということを現実的に、あるいは客観的に理解することはできませんが、しかし、そちらが真理であることは、ほとんど明白であろうという確信があります。

中村天風さんの言葉の、


tenpu-face-s1.jpg

人間の生命の本体というものは、形ある肉体ではない。ちょっと考えると、形のある肉体であるかのごとく見えるが、実は形の見えない気の中にあるのである。


などを読み返しましても、天風さんのおっしゃるように「形の見えない気の中に生命がある」のだとしたら、「形の見えない」ものが死ぬことはあり得ない

一方で、肉体は確かに死を迎えるかもしれないですが、物質不滅の法則(質量保存の法則)から考えると、肉体も永遠に循環していると想像できます。

こう考えると、「終わり」としてのイメージが強い「死」という概念には、実はどこにも「終わり」という言葉をつける部分がない気もしてきます。

死は何を終わりに導くものなのか。

あるいは、終わりとは関係ないのか。

このあたりがわかれば、「死の概念」に対して、否定的な側面ばかりではない観念を持つことができるのかもしれません。

まあ、先ほどの自称宇宙人の方は、「これから訪れるさまざまな転換は、死について学ぶ素晴らしい機会を提供してくれるでしょう」と言ってくださっているわけで、これから、そういう機会にどんどん恵まれてくるのかもしれません。

それに伴って周囲では大量死がさらに増えるのかもしれないですが、粛々とその意味を考えるのも悪くない気がします。

今日は、アメリカのアイダホ州で起きた鳥の大量死について書こうと思っていたのですが、少し話がそれてしまいました。



鳥が消える日

米国アイダホ州の南西部で、道路に沿って死亡した鳥が延々と広がっている光景が、YouTube にアップされていました。

idaho-birds-01.jpg
Strange! Dozens of Dead Birds in Southwest Idaho, 6-27-15


あまり気持ちのいいものではないかもしれませんが、下はその動画を短くしたものです。




アメリカでは、 2010年の大晦日から 2011年の新年にかけても、アーカンソー州で「空から雨あられと鳥が落ちてきた」という出来事がありました。

こちらの記事に、クリスチャン・サイエンス・モニターの報道を訳したものを載せたことがあります。


2011年1月4日の米国クリスチャン・サイエンス・モニターより

アーカンソーの新年は不気味な喧噪と共に始まった。

3,000羽にも及ぶブラックバード、ムクドリモドキ、ムクドリなどが、まるでヒッチコックの映画のように空から降り注いできたのだ。

アーカンソー州の鳥類学者カレン・ロー氏は以下のように述べる。

「今回の事件は地元の人々のトラウマになってしまっていいます。こんなことが大晦日に起きたこと、そして、あまりにも多くの人々が、鳥たちが空から落ちてくる光景を目撃してしまったんです。ショックを受けている人が多いです」。



こういう出来事があり、「 2011年はどういう年になるのだろう」などと思っていましたが、この 2011年は、アメリカよりも日本が大変なことになる年となってしまいました。

この 2010年から 2011年という年も、今年ほどではないですが、大量死報道の多い時でした。特に「鳥」関係が多かったです。

多くが原因不明でしたが、それらを多少まとめました、

鳥と魚の大量死をめぐる報道より(3) 世界に拡大する大量死と磁場変動説
 2011年01月06日

という記事の中で「各地で鳥が落下しているのは、磁場の異変が原因ではないか」というものをご紹介したことがありました。

その記事によりますと、鳥というのは、生きる上(移動する上)では、顔のいわゆる「目」はそれほど重要ではないようで、鳥は、

・くちばしの細胞で磁場を感知する
・光受容体細胞の中にあるたんぱく質(クリプトクロム)で磁場を「見て」いる


という二つの機能で、磁場と密接な関係を持っているのだそうです。

そして、鳥の移動はほぼ完全に磁場によってなされていると考えられます。

つまり、地球の磁場が正常な状態でなければ、鳥は地球上で移動しにくくなる(移動できなければ、鳥はおそらく生きていけません)ということが言えるのかもしれません。

さきほどのアイダホの鳥の大量死の原因はわからないですが、その現場では、「まだ生きてはいるけれど、飛び立つことも歩くこともができない鳥たち」が、多く見られます。

idaho-bird-002.jpg


鳥の命は「移動」と同義なのかもしれません。

磁場に生存をゆだねているのは鳥だけではなく、 WIRED の「鳥は量子もつれで磁場を見る」という記事には、

鳥類に限らず、一部の哺乳類や魚類、爬虫類、さらには甲殻類や昆虫も含む多くの生物は、地球の磁場の方向を感知して移動の手がかりとしている。

とありまして、地球上の多くの生き物たちが磁場を移動の目印としていることがわかります。

磁場に大きな変化があれば、あるいは「磁場が消えれば」(地球の磁極が反転する時にはその可能性があるそうです)、多くの動物たちは地球で生きることは難しくなるのかもしれません。

過去記事の、

急速に消えていく地球の磁場 : 地球の「磁場の反転」は今すぐにでも起きる可能性を示唆する欧州宇宙機関( ESA )の科学者の言葉
 2014年07月15日

など、たびたび書いたことがありますが、この数年、非常に急激な磁場の変化が起きていることが確認されています。

そして、下の図でわかるように、特に、南北アメリカ大陸の磁場が異常に弱くなっていることがわかります。

欧州宇宙機関のSWARM衛星が観測した2014年6月までの半年間の磁場の変化
magnetic-2014-jun3.gif
Livescience


また、地球の磁場そのものが、観測が開始されてからの130年間くらい、ずっと弱くなり続けています。

1880年から2000年までの地球の地磁気の強度の変化
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5月に、英国のガーディアンで、「ヨーロッパで、鳥類の3分の1が絶滅の脅威にさらされている」という内容の報道がありました。

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▲ 2015年5月15日の英国ガーディアンより。


このガーディアンの記事によると、この調査は、ヨーロッパの都市部ではなく、地方、つまり「自然の多く残っている場所」でおこなわれたもので、その結果として、ヨーロッパでは、

・鳩は、1980年代から 90パーセントの減少
・ひばりとホオジロの数は、ほぼ半減
・10分の 1の野生ミツバチが絶滅
・鳥類の生息地の 77パーセントの環境が悪化
・ヨーロッパの鳥類の半分に危機
・ヨーロッパの動物の4分の3が危機


というようなことになっていて、これが自然が多く残る田舎での話ですので、都市部を含めて考えますと、なかなか厳しいことになっているのかもしれません。

同じような調査として、「日本のスズメの数が 50年で 10分の 1に激減」というものがありました。
過去記事にあります。

suzume-decline-2010.jpg
東京新聞


スズメの減少に関しては、ヨーロッパでも同じで、6年前のクレアなひとときの「スズメのこと。ナラが消滅していること」という記事で、2006年のインディペンデントの報道をご紹介したことがあり、それによれば、イギリスでも、過去 15年間でスズメの数が 90%減っているそうです。

そのインディペンデントの記事は約 10年前のものですから、今はどうなっているのか。

いろいろな動物が消滅していってはいますが、何となく、「鳥は目立って減っている」というようなことも言えるのかもしれません。

鳥がいなくなる世界・・・なんてのは寂しいですが、「地球の変化」という言葉と共に、この現象をもう少し眺め続けたいと思っています。

しかし、自分の周囲だけに関していえば、今年は鳥が多いです。

私の家の周囲は単なる住宅街ですが、なぜか鳥がとても多く、私の部屋も窓を開けると、一日中、鳥の声が聞こえます。

今年は特にツバメが多くて、周辺の建物でも、たくさんの巣でツバメの子どもたちが育っています。もうじき、電線の上でツバメの子どもたちが飛ぶ練習を始める姿を見られると思います。

そういう環境に住んでいますので、以前よりは鳥に思い入れはあるのですけどね。
仕方ないことは仕方ないのでしょうかね。

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2015年07月02日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





ISの現在の領土形成状況と周辺国のリスク度MAP
isis-territory-map.gif

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Daily Mail

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本題と全然関係ないですが、インドで大規模な範囲で「魚の雨」が降ったことが報じられていました。

6月末にインド・アーンドラ・プラデーシュ州クリシュナで空から降ってきた大量の魚



これがまた結構大きな魚であることに驚きますが、さすがはインド人で、降ってきた魚は「すべて市場で売り出された」そうです。今年は、4月にも、タイですさまじい量の魚が空から降ってきましたが、こちらの場合は市場には並ばなかったようです。

2015年4月のタイの魚の雨
thai-fish-rain.jpg
nairaland


こういう現象をファフロツキーズというらしいですが、不思議に感じるのは、インドの場合もタイの場合も、どちらも1種類の魚だけが降ってきているように見えることです。

とはいえ、不思議でも何でも現実に降ってきたものは納得するしかないという感じですかね。

そんなわけで、いろいろと降り続ける世界です。




ギリシャの「位置」

ギリシャ情勢が何となく緊迫しているような、していないような感じですが、ロイターの記事などを読むと、現地の緊迫した様子が伝わってきます。


ギリシャ国民に高まる「ドラクマ回帰」の機運
ロイター 2015.06.25

ギリシャの首都アテネにある昔ながらのカフェで、ミュージシャンのステリオス・マラガキスさん(55)は、大詰めを迎えている自国債務危機の解決策について、通貨ユーロを捨てることだと語った。

「ドラクマに戻るべきだ。ドラクマしかギリシャを救う道はない」と、グラスから酒を飲みながら話した。



> グラスから酒を飲みながら話した。

本当に緊迫しているのかどうか怪しい部分もありますが、まあ、楽しく生きて、あまり働かなくて、お酒をたくさん飲むギリシャ人気質・・・と、ギリシャに長く滞在した人などの多くは、そのように言いますので、ギリシャの多くの人が上のような気質であるのかもしれませんが、統計上はギリシャ人って結構働いているんですよ。

世界の労働時間 国別ランキング・推移(2012年)
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GLOBAL NOTE


日本人より働いている時間が長いです。

ちなみに、調査した国で最も労働時間が短いのは 41位のオランダで、1381時間と、1位のアラブ首長国連邦の半分以下でありました。

しかし、ギリシャがこの統計通りで、よく働いている人たちだとして、それでも、ギリシャに行った人は「あまり働かないギリシャの人々」の様子を目の当たりにしているということは、働いている人と、あまり働かない人との差がすごいのですかね。

まあ、いずれにしても、そのギリシャは、未来はどうなるかはわからないにしても、今はいろいろと厳しい状況にはあるようです。

それで思うのは、仮にですけれど、デフォルトや他の状況などで、ギリシャの国家運営に一時的であれ支障が出た場合、たとえば「国境警備」だとかを含めて、機能しない瞬間が出た場合など、冒頭の IS の勢力地図で

「ギリシャの位置」

というものを再確認しますと、ギリシャは、イスラム社会とヨーロッパ諸国を結ぶ「門」のような位置にあることがわかります。

そして、この図を見ますと、IS の勢力はまったく衰えていないことも知らされます。

冒頭の地図を文字で起こしますと、

ISISが領土を有する領域 シリア、イラク

同盟を形成して拡大 アフガニスタン、パキスタン、イラン、トルコ、サウジアラビア、イエメン、エジプト、リビア、アルジェリア、モロッコ、チュニジア、マリ

などとなっています。

また、トルコ、イラン、エジプト、サウジアラビア、イエメン、アフガニスタン、パキスタンなどで IS の攻撃が差し迫っているとされている場所があり、ヨーロッパでも、イギリス、イタリア、スペイン、フランスなどに IS の攻撃が差し迫っているとされている場所があるようです。

ギリシャが、アフリカからの難民の最大の受け口になっていることは、昨年の、

「死の海」と化している地中海に大量死の時代を思いながら…
 2014年09月16日

という記事で書いたことがあります。

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▲ 2014年8月23日のギリシャ defence net より。


こういうことに対応・管理するのが、各国の沿岸警備隊や、それに準ずる軍や警察だと思われるのですが、「国が破綻した直後」に、それらが機能するのかどうか。

もし、短い間でも、それらが機能しなくなった場合、ギリシャに怒濤のごとく難民が押し寄せると共に、「難民じゃない人たちもいろいろと混じって入国してくる可能性」はありそうです。

そうなると、何となく物騒にはなるかもしれないですね。

あと、 IS の勢力拡大で気になりますのは、事実上、IS の領土の一部があるイラクとシリアは、どちらも北緯33度線を有する国で、線を引きますと、

IS は 33度線に絡みつくように勢力を拡大しているように見える

ということです。

33-is.jpg


この「 33度線」という概念は、

フリーメイソンと高知に導かれて Google Earth 上で北緯 33度の旅をする
 2012年08月29日

という記事以来、たびたび取り上げることがありますが、北緯33度線上には(正確ではないですが)ケネディ大統領が暗殺されたダラス(米国)、アラブの春が始まったトリポリ(リビア)があったり、いろいろなことが起き続けているバクダッド(イラク)やダマスカス(シリア)があり、インドのカシミールや日本の長崎があったり、イスラエルのガリラヤ湖があったりする場所です。

近現代史で血なまぐさい事件や歴史が繰り返されているといえなくもない場所が、ズラリと並んでいるのが 33度線ともいえます。

33度線について取り上げた記事の一覧は、こちらのリンクにあります。




ヨーロッパ対……

それにしても、冒頭の地図の色分けを改めて見ますと、「ヨーロッパ vs 他の何らかの勢力」という図式が見えてくるようです。

最近は予言のたぐいから離れていましたが、思い出せば、


イスラム教徒はヨーロッパでまだ生き残っている人々にたいして化学兵器で戦争を仕掛ける。ヨーロッパはイスラム教徒によって支配される。


なんていうブルガリアの預言者ババ・バンガ( Baba Vanga / 1911年-1996年)のフレーズがあったり、自称宇宙人からのコンタクトを受けていると主張するビリー・マイヤーのエノック予言というものにも、


イスラムの狂信者が決起してヨーロッパの国々を戦争で蹂躙し、それによって一切が激しく揺り動かされるであろう。

西側ではすべてが破壊され、英国は打ち破られて、最も悲惨な状況に投げ込まれるであろう。イスラム狂信主義者とイスラム戦士は、長い年月にわたってその権力を維持するであろう。



というようなものもありました(ヤスの備忘録より)。

「戦争」というのも大変といえば大変ですが、たとえば、中村天風さんなどは、戦争であっても「恐いものなどではない」と何度も言っています。

恐いと思うから恐いと。

まあ確かに、どんなことでも最初から無条件に「恐い」と思うよりも、たとえば、イエス・キリストが道端の犬の死体を見て、「なんて美しい歯だろう」と述べたように、ネガティブ面からではないほうで考えるのもいいかもしれないですね。

この「恐いと思うから恐い」ということに関しては、私も努力中ですが、「自分の中から、恐怖の対象となるものをどんどんそぎ落としていく」という生活態度を少しでも獲得したいなあとは日々思っています。

最終的に「自分の死も恐くない」というようになれば、実は世の中がどうなっても、ネガティブなことはあまりなくなると思うのですよ。

死を恐怖しないということは、「自分は存在していない」という概念を獲得することに他ならないことですので、大変に難しいことでもあり、死ぬまでにそれが間に合うかどうか微妙ではあります。

それでも、「私たちは日本人なのだから」できないことではないと思っています。

少し前の、

日本式ファイト・クラブ:この世こそ極楽であることに感謝し、激動でも素晴らしい時代を死ぬまで生きる
 2015年06月29日

の最後に、『逝きし世の面影』の中にある、1850年代に、日本で教鞭を取ったオランダ人のカッテンディーケという海軍軍人が述べた、

日本人の死を恐れないことは別格である。
現世からあの世に移ることは、ごく平気に考えているようだ。


というのは、ほんの百数十年前の日本人の姿です。
できないわけがないです。

「自分が変われば世界が変わる」と言っていた野口晴哉さんの言葉を今一度思い出したいところです。

話が逸れましたが、そういえば、33度線といえば、最近、印象的な写真を見ました。




ガザに出現した「地獄の黙示録」

パレスチナ自治区のガザは、 33度線と近接している場所なんですが、先日、反イスラエルの活動家たち 20人がスウェーデンの船でガザの封鎖を突破しようと海を進んだところを、イスラエル海軍のヘリコプターに阻止されました。

その時の写真が下の光景でした。

活動家の船を阻止するイスラエル海軍のヘリ
apocalypse-now-iarael.jpg
Daily Mail

これを見た誰もが、

「地獄の黙示録やん」

と呟くところではないでしょうか。

映画『地獄の黙示録』の DVD パッケージ
apocalypse-now-dvd.jpg


1979年の映画『地獄の黙示録』は、1899年に発表された小説『闇の奥』をベースにして作られた映画で、ベトナム戦争の戦場をカオス的に描いたものです。

私は若い頃、落ち込んだ時や心が重い時によくビデオで観ていた映画です。

戦場でサーフィンがしたいがためにナパーム弾での村の焼き払いを要求する中佐、ワーグナーの「ワルキューレの騎行」をヘリコプターから大音量で流しながらの村への攻撃、戦場でのプレイガールによるショー・・・あまりにも混沌とした内容に、なぜか、むしろ観た後に心がすっきりとするのでした。

上のガザの光景は、これからの(地球を貫く) 33度線の様相が「地獄の黙示録」的光景となっていくことを示唆しているような気もしたりしなかったり。

そして、そこに関連した未来も否定的になるわけがないとも思います。

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2015年06月25日



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藤野での田植え会でいただいたイネ
ine.jpg


いま、エネルギーの相剋が進行しています。小競り合いといってもよいし、大戦争といってもよいでしょう。この戦いはさらに拡大するでしょう。

なぜなら、この戦いは、だれの周波数がこの惑星を支配し、誰があなた方人間を所有し、操作し、訓練するのかということがかかった戦争だからです。

人間の変装をした周波数であるあなたは、誰なのでしょうか。そして、このときにあって、あなたの仕事は具体的にどのようなものでしょうか。


(『プレアデス+かく語りき』より)




地面を求めて

先日、藤野での田植え会にお招きいただきました。

その際、素足で田植えをしたのですが、田植えが終わったあとも、しばらく素足で過ごしていました。そして、つくづく、

「素足で地面に立つのはいいなあ」

と思っていまして、そして、それとは別に、いろんな人や「人のようなもの」たちから「地面の上に立つことの重要性」を聞いたりしていました。

たとえば、最近たまに出てくる自称プレアデスの人は、本の中で、以下のように述べたと書かれてあります。また、他のそのようなタイプの人は、植物にふれることの重要性を語っていました。私のような神経症とかの人は、植物や農作物を育てることが大事なんだそう。


『プレアデス+かく語りき』より

あなた方の多くはより高い領域に到達したいと願うあまり、ここ地球での仕事を忘れて、その高みにとどまっていたいと願っています。あなた方は地球にしっかりと根を下ろすことを学ばなければなりません。地球に根を下ろすことの必要性をあなた方は分かっていないようです。(略)

あなた自身を大地に根を下ろさせるための一つの方法は、外に行って地面に座ることです。外に行って、自然のなかにいてみてください。木の傍らにしばらく立つか座ってみてください。

椅子を日の当たる場所にもっていって、太陽の光を一身にあびながら本でも読んでみて下さい。あるいは、泳ぎにいって、足を水に浸してごらんなさい。こうしたものは、すべて自然の基本要素です。それが大地を形成しています。



どうということのない文章にも見えますが、この少し後に続くのが、冒頭に載せました「いま、エネルギーの相剋が進行しています。小競り合いといってもよいし…」のくだりなのですから、おおごと関連ではあります。

大地に根を下ろすこと・・・。

言い方は命令口調であるとはいえ、自分のふだんの生活を振り返ってみると、「地面の上にいる状態がとても少ない」ことは明白です。そして、都市部の多くの人たちはそうなのではないでしょうか。

私たちは、ほとんどすべてをコンクリートかアスファルトの上で過ごしています。

道路はほぼすべてアスファルトだし、家に畑や広い庭があるのならば、そこに立つこともできるでしょうが、集合住宅では、立てるような土の部分はありません。

住んでいる家や部屋の建物自体も、基本コンクリート主体であるように思われ、その上に立ったり座ったりしていて、多くの人びとは土の上に立つ状態の時間がとても少ない生活をしている上に、その生活が何十年も続いたりしている。

そりゃ、健康にしても精神にしても、いろいろ悪くもなりそうです。

有史以来、人間が・・・少なくとも日本人が、こんなにも地面の上で過ごさない期間を過ごしているというのは、今の時代がおそらく初めてだと思われ、そういう意味では、私たちは、おそろしく自然と切り離された生活を何十年も続けているということにも気づきます。

そんなこともあり、田植えの翌日から「地面の上を素足で歩けるところが近くにあるだろうか」と探して歩いてみましたが、小さな子ども公園はいくつもありますが、「子ども用の公園で素足で立っている中年男性」という図式は、ちょっと困ったリアクションを受ける可能性があります。

そんなわけで、地面に素足で立ったり座ったりしたいのなら、隣駅にある「航空公園」という大きな公園まで行くしかありません。ここは自宅から歩いて往復1時間くらいですので、たまに行っています。

所沢 航空公園
Suoi-Tien.JPG
Suoi Tien

あ、違った。

これは、ベトナムのスイ・ティエン公園というテーマパークで、下のポスターを見て以来、1度行ってみたいと思っている公園でした(すごそうですよね)。

suoi-tien-2.jpg
cungmua.com


まあ、実際の航空公園のほうの写真は載せる必要もないんですが、木も草も地面も豊富にある公園で、最近は、そこで地面に座ったり素足になったりしています。

この公園の周辺には、防衛医科大学病院や、日本最大のリハビリセンターのひとつである国立身体障害者リハビリセンターなど、大規模な医療施設が建ち並んでいて、そのどこもが相当な緑に囲まれていることもあり、この周辺一帯が非常に緑の多い地帯となっています。

もう3〜4年住んでいるのに、引きこもりがちな生活をしていたせいなのか、自分の住んでいる場所のすぐ近隣がこんなに自然にあふれているとは最近まで知りませんでした。

大量の木や植物、そして、たくさんの鳥たちの鳴き声。

空をみれば、自衛隊の軍用機が爆音を上げて飛び交う日常もあります。

こういう自然の多い環境ですから、「運動をしているご老人たち」が多い。
特に、ウォーキングしている人がとても多いです。

映画『美しき緑の星』の宇宙人のごとく、「運動、運動、また運動」というように、取り憑かれたように歩いたり走ったりし続ける人たち

中には、

「お、あの人は地面から少し浮いているのでは」

というように、地面から足が少し浮いて、そのまま水平移動しているようなご老人もいて、運動に対しての達観ぶりを感じさせます。

また、集団で体操をしているグループもあり、ことごとく高齢者の方々ですが、中には「体操なのに微動だにしていない」おばあさんなどもいて、修行中のヨーダのような威光を放っていました。

「負けるわけにはいかない」

と、私はつぶやき、高齢者たちの運動熱に叱咤激励され、対抗して歩く。

「それにしても高齢者の多いこと・・・」

と改めて実感します。




未来への否定的なニュースがあふれる中で

この「高齢者」ということに関して、最近は、肯定的ではない報道が多いです。


高齢者の9割が貧困化 「下流老人」に陥る5つのパターン
週刊朝日 2015年7月3日号

高齢者の貧困が問題になっている。内閣府調査の<世帯の高齢期への経済的備え>で、60〜64歳で貯蓄が「十分だと思う」と答えた人は3.6%。「かなり足りないと思う」と答えた人はその10倍、35.5%だった。

「老後の貧困は、ひとごとではないのです」

そう警鐘を鳴らすのは、生活困窮者支援のNPO法人「ほっとプラス」の代表理事で社会福祉士の藤田孝典さんだ。6月半ばに出版した新刊『下流老人』で、「このままだと高齢者の9割が貧困化し、貧困に苦しむ若者も増える」と書く。



というような「このままだと9割が貧困化」というような語感は、肯定的になりづらいですが、上の記事の中には、


藤田さんが警察で保護した60代の男性は、不動産会社社長で、バブル期は資産が2億円あった。だが土地が転売できず破綻。

この元不動産会社社長は「食いっぱぐれるはずがない」「老後の心配無用」と年金も払っていなかったという。



というような部分がありますが、不動産といえば、先日の野村総研の予測の報道。


野村総研が2033年の空き家率予測、3軒に1軒は空き家に!?
新建ハウジング 2015.06.23

野村総合研究所(東京都千代田区)は、3年後(2018年)、8年後(2023年)、13年後(2028年)、18年後(2033年)の総住宅数・空き家数・空き家率の予測を発表した。

同研究所は、2030年度までに新設住宅着工数が53万戸に減少すると予測。さらに、それを上回るスピードで世帯数の減少が見込まれるとした。

これらから、既存住宅の除却や、住宅用途以外への有効活用が進まなければ、2033年の総住宅数は約7100万戸に増大、空き家数は約2150万戸、空き家率は30.2%に上昇すると予測。



この記事では「2033年には3軒に1軒は空き家」とありますが、記事のグラフを見ますと、そんな遠い年月ではなくとも、あと数年で「5軒に1軒が空き家」、12年くらいで「4軒に1軒が空き家」というような予測となっていることがわかります。

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日本がそんなに空き家だらけになるというのも肯定的なニュースではないですが、「空き家」関係では、さらに、こちらはすでに法律が施行されているもので、否定的な報道があります。


法改正で税金6倍に 「空き家」大量売りで始まる不動産大暴落
日刊ゲンダイ 2015.02.17

首都圏の不動産業者がこう言う。

「今年2月末から“空き家対策特別措置法”が施行される。これまで“空き家”の固定資産税は、更地の6分の1と低く抑えられていましたが、5月以降は負担が6倍にハネ上がる。増税をきっかけに誰も住んでいない空き家を“売却”したり“賃貸”に回す所有者が続出するとみられているのです」

驚くのは、空き家の数だ。総務省の調べでは、全国の空き家は820万軒を突破。7軒に1軒は誰も住んでいない。東京でも、空き家率は10・9%に達し、軒数にすると81万7200軒と、世田谷区と大田区にあるすべての住宅を足した数より多いのだ。



今年2月から施行されている「空き家対策特措法」により、「特定空き家」と位置づけられた空き家に対しては、固定資産税が今までの「6倍」になるのだとか。

家を持っている方々もそうでしょうが、「空き家を持っている方々」となると、圧倒的に高齢者の方々のほうが多いような気もしまして、このあたりも高齢者に関係して否定的なニュースといえます。

どうして、こんなニュースを並べたのかといいますと、毎日、散歩中にたくさんの高齢者を見る中で、これらのようなことを思い出し、

「これらのニュースの中から肯定的な部分を見つけられるだろうか」

と思った次第です。

もっとも、これらのニュースの中には、たちどころに肯定的な部分が見えてくるものもありますが、なかなか見えにくいものもあります。

暗いニュースに当たるたびに肯定的な見解ができるようになれば、暗いニュースも楽しくなるかもしれません(それでいいのか、という意見もあるかもしれませんが)。

そういえば、ここ最近は、海外で「この世の終わり」系の報道をよく見かけるようになりました。

そうだ・・・。次回あたりから、「肯定的解釈の確認」というようなことを含めて、そういうニュースも少しご紹介していこうかと思います。

最近はあまり否定的な報道を取り上げていなかったのですが、報道自体は存在するのですから、それを無視するという私の態度は少し困りますね。

今も昔もいつでも世界は、終末の予測に満ちています。
それらを楽しく見聞きできれば・・・。

ところで、ちょっと思い出したことがありますので、話を冒頭の「田植え」に戻させていただきます。




イネやミジンコの役割

冒頭の写真は、田植えの際にいただいたイネで(田植えでは余ったイネは捨てるしかないそうです)、今はベランダで育てています。まだ田植えから 10日目くらいなんですが、結構な勢いで成長していまして、「さすが遺伝子数の王者」と感心した次第です。

イネは人間より遺伝子数が多いんですよね。

hito-genom.gif
naoru.com


人間が生きるために絶対に必要なイネやトウモロコシなどが、人間より多くの遺伝子数を持っているというのは、何とも理に適っています。「構造上、人間よりすぐれたもの(イネ)だから、人間は安心して、それに食の基本を任せることができる」というような。

そういえば、田植えには、 In Deep の記事を読まれて来て下さった方が何名様かいらっしゃいまして、その中で、東京・渋谷の道玄坂で『カフェ ベルチュ』というワインバーを経営されている方がいらっしゃったのですが、その方は、「数年前、突然、植物と微生物に目覚めた」とおっしゃっていました。私もそうでした。

そして、おそらくは、ご自宅にだと思うのですが、プランクトンの生態系というのか、様々なプランクトンが生きている環境をご自身で作ってらっしゃるそうなんです。

それで、その方が藤野に田植えに来た理由のひとつが、

「動物性プランクトンを手に入れるため」

なのだとおっしゃっていました。

どういうことかわかりませんでしたので、お訊きしましたら、

「都会の淡水には動物性プランクトンがいないんですよ」

ということなんです。

もちろん、都市部にもいるところにはいるのでしょうけれど、少なくとも東京の中心部は、動物性プランクトンがあまりいない環境のようです。それで、藤野などの山間部といってもいい場所には、動物性のプランクトンもたくさんいるだろうと、田んぼの泥と水をわけていただいたそうです。

どうして、こんなことを思い出して書いているかというと、動物ブランクトンでよく知られているものに「ミジンコ」がいます。

ミジンコ
Daphnia-pulex.jpg
Wikipedia

このミジンコも、イネ同様に、ヒトより遺伝子数が「多い」んですよ。


ミジンコの遺伝子、ヒトを8000個上回る インディアナ大など
AFP 2011.02.09

池や湖に生息し、交尾なしで繁殖できるミジンコは、ヒトよりも多い生物最多の遺伝子を持っている。ミジンコの全遺伝情報(ゲノム)を解読した米インディアナ大などの国際研究チームが、米科学誌サイエンスに論文を発表した。

遺伝子の数はヒトの約2万3000個に対し、ミジンコは約3万1000個だった。なおミジンコは、甲殻類では初めてゲノムが解読された。



ミジンコは遺伝子数で、人間を超えている。

ヒトより遺伝子数がはるかに多いイネやトウモロコシは人間が生きる上で基本的な食糧として重要な役割を果たしている・・・というあたりから見ると、ヒトより遺伝子数の多いミジンコも、おそらくは、人間に対して何らかの重要な役割を果たしているような気がしたのです。

ボディサイズと遺伝子数の比較
hito-ine-mijinko.gif
gallery4share


それにしても、その道玄坂でワインバーをされている方は、それまでの人生は植物や微生物などにまったく興味がなかったのに、あるとき突然興味が出てきたということをおっしゃっていましたが、私も取り憑かれたように植物が好きになったのは「突然」、あるいは「ある日」でして、今から5〜6年前だったでしょうかね。

ある日突然、「おおお、植物ってこんなにいいのか」と。

映画『美しき緑の星』で、お医者さんの奥さんが突然、キャベツに魅入るシーンがありますが、あんな感じだったかもしれないです。

la-belle-003.jpg
・美しき緑の星


しかし、いくら植物が好きでも、集合住宅ではその願望全体を叶えることはできません。

植物を育てるといっても、ベランダですので限界がある上に、うちの子どもはどういうわけか、道端などのいわゆる雑草と呼ばれる植物の「種」をよく持ち帰るのです。

春過ぎに、子どもが持ってきたいろいろな種をそれぞれわけて植えましたら、見事にすべて芽を出しまして、ベランダはいわゆる雑草に占拠されつつあります。

しかし、これら雑草と呼ばれる植物たちは確かに強く、これで、ある程度の花でも咲くのなら、こんなに育てやすい植物はないかもなあとも思います。

どれもこれも名前もわからなければ、この先どのくらいの大きさまで育つのかもわからないですが、占領されすぎないように育てたいと思います。

最近はイネも加わり、ベランダも賑やかになっています。

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2015年05月17日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





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美しき緑の星



いろいろとお礼を

昨日( 5月16日)、東京で講演会がありました。

私の話した内容は、何だかもうグチャグチャな展開となってしまいましたが、講演会が終わった後に、来て下さった方々の半分くらいの方が、懇親会といいますか、打ち上げといいますか、飲み会といいますか、残ってくださいまして、結局、終電頃まで飲み続け、話し続けるということになりました。

それにしても、前回( 3月21日)の時にも思ったんですが、本当に、なんというか、感じのいい人ばかりで、「こわい人がいたらイヤだなあ」とか思っていたんですけど、そういう方はひとりもいらっしゃっさず、楽しい方や穏やかな方ばかりでした。

その中には、栃木県の山奥で、11年間に渡って「自給自足」のような生活をされているという陶芸家の女性もいらっしゃってくれていました。

あるいは、遠くからでは、九州などからも来ていただいていたりしまして、恐縮するばかりでありました(恐縮しているわりには、ガバガバ飲んでいたじゃないの)。

うつ病で、病院から何種類もの薬を処方されていたところを、ある日、その無意味さに気づいて、「自力」で、薬を完全にやめていった方とか、また、ご自身で強烈な薬の副作用を経験していた方もいました。

また、元引きこもりのかわいいお嬢さんなんかも来ていただいて、バラエティに富んだ人々でもあり、それらの数々の話は、こちらが勉強というか参考というか、そのような感じのものでした。

さきほどの、栃木の自給自足の女性の家には、いつか何人かで訪問して、見学というか、どのように生活されているのか見てみたいと思っています。

ただまあ・・・「最寄りの駅から車で1時間」という強烈な山奥で、ご本人によりますと、

「昨年、まむしに噛まれたんですよ」

という、なかなかの場所ではあります。

自給自足というと、やはり私の知り合いで、インドネシアで自給自足生活をされている方がいます。
この方もやはり女性です。

何かこう、女性のほうが行動力があるのかな、というような気もします。

しかし、自給自足、ということだけではなくとも、今の時代は特に、自分自身も含めて、ある程度、今後のことを考えなければいけないのかなあ、とは思っていたところで、いろいろな経験をされている方とお会いしたり、お知り合いになれたというのは心強いです。



あと5年で日本はどうなる

この「ある程度、今後のことを考えなければいけないのかな」と思っていた理由としてまして、昨日の講演会で、やはりお話をされたヤスの備忘録のヤスさんと、私がすこしふれようとした、

「あと5年のうちに」

というキーワードについてシンクロしたということもあります。

ヤスさんは、スピリチュアル系の話ではなく、あくまで、シンクタンクなどによる政治経済的な様々な予測から見て、

「これからの5年間は(政治経済的な崩壊を含めて)大きく変わっていく」

というようなことを話されていたのですね。

それで・・・まあ、私のほうなんですが、このことは、 In Deep にもあまり書かないのですが、うーん、たとえば、過去記事の、

スピリチュアルとは何か
 2015年02月23日

という記事の中に、


最近、その私の考えの方向性を決定付ける出来事、あるいは体験がありました。

この体験、あるいはこの体験と触れた衝撃はかなり大きく…うーん、しかし、その体験がどんなものかを書くことは難しく……。

ここはあくまで例え話として書きます。

例えば、異次元というものがあって、そこに何らかの存在があったとして、その話にふれるというようなことがあったとして…



というような回りくどい書き方をしたことがありましたが、これは、要するに、

「異次元の存在から送られる声の内容」

のことを書いています。

もちろん、その声を受け取っているのは、私ではありません。
私の知り合い関係の方です。
もちろん、その信憑性について、私に判断できるものではありません。

それで、まあ、そういうようなことの真偽はともかく、最近のその「声」は、

「今後5年間のうちに準備をしなさい」

と促しているのでした。

具体的に「どのような準備をするといいのか」というのはわかりません。

たとえば、お金をたくさん貯めたりしても、5年後に、そのお金が「普通に使えるような社会かどうか」は、今ひとつわからないです。

過去記事「カルバナクの衝撃 : サイバー攻撃での世界の金融システム崩壊が早いか、それともNHKが特集した「預金封鎖」がそれより早いのか」では、現在の日本の政府債務残高が、すでに昭和 19年の率を超えていることを示しました(昭和 20年に預金封鎖)。

つまり、預金封鎖がおこなわれた時より、現在は悪い状況なのです。

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・NHK


預金封鎖が実際に起きるとかどうかということではないですけれど、常にその可能性はあるわけで、いずれにしても、世の中の「価値の意味」が根本的に違ってきてしまうと、貯金も不動産も株のたぐいも何も役に立たない社会に(いつかは)なる可能性があるのかもしれません。

それでも、社会がどうなろうと、生きている限りは、私たちは生活したり、あるいは、老後を考えたりしなければならないわけで(社会保障が破綻すると、現在の高齢者保証や介護システムもどうなるかわからないため)とにかく「生きないと」いけない。

それで、考えますと、そういう時でも、たとえば、さきほど書かせていただきました、栃木で自給自足されている女性とか、インドネシアで自給自足している女性などは、ある程度は大丈夫ということになりそうです。

というのも、自給自足生活は、基本的には「周囲との資産や価値のバランスや取り引きで成り立っているわけではない」からです(もちろん、電気や通信や、ある程度の周囲との取り引きは必要でしょうけれど)。

誰もかれもが自給自足に向かうというような意味ではないですけれど、厳しい社会システムに反抗するよりは、「静かに離脱していく」というのもいいようにも思うのです。

この「今後5年間」という年数は、何の確実性もない曖昧なものではありますけれど、日本人の多くが、いつまでもこのままの状態が保つともまた、あまり思っていないことも確かなような気がします。



ユートピアとディストピア

先日の記事、

私たちの地球は「混乱の前の復興時代」に突入できるか。それとも、映画『美しき緑の星』は単なる夢物語なのか
 2015年05月15日

でご紹介した 1996年のフランス映画『美しき緑の星』は、「ユートピアを描いた」映画でした。

ユートピアである星の存在を描くと共に、

「すべてに美を見出し、すべてに良いことだけを見出す肯定的な態度」

というものがこの世に存在する可能性について描いた感慨深い映画でした。

beauty-setsudan.jpg

▲ 宇宙人から「切断プログラム」という、人間を肯定的態度にしてしまう技を受けた瞬間から、周りにあるものがすべて美しく感じられ、すべてが感謝の対象となった地球の医師。


この映画は「欧州などで上映を禁じられている」ということなのですが、その理由が、どうしてもわからなかったのですが、昨日の講演会で、この映画を一部ご覧いただきました。

そして、その中で、ふとあることに気づいたのです。

「そういえば、ハリウッドでも、ディストピア映画はたくさんあったけれど、ユートピア映画って思い浮かばないな」

ということに気づいたのでした。

この「ディストピア」とは、ユートピア(理想郷)の反対の概念で、「空想的な未来として描かれる、否定的で反ユートピアの要素を持つ社会」ということになります。

たとえば、私が好きだった 1985年の映画『未来世紀ブラジル』は、徹底して情報統制された未来の「どこかの国」が舞台となっていて、監督のテリー・ギリアムによりますと、この映画のテーマは、

「ぶざまなほど統制された人間社会の狂気と、手段を選ばずそこから逃げ出したいという欲求」

ということで、まごうことなきディストピア映画なのですが、あるいは、同じ監督の『12モンキーズ』も、バリバリのディストピア映画でしたし、やはり好きだった『ブレードランナー』とか、アーノルド・シュワルツネッガーの『バトルランナー』なども、情報統制と愚民化政策によってできている未来社会を描いたもので、アメリカの近未来映画はディストピア映画ばかりのような気がします。

もちろん、SFにはファンタジーというジャンルもありますけれど、これはユートピアとは違います。

そして、私などがそうですが、そのようなディストピア映画を数多く見ているうちに、「未来は絶望的だ」というイメージを、自分の無意識の中に育てていたような気がします。

どうして、「未来」を描く映画が、ユートピアではなく、ディストピアばかりなのかはわからないですが、ハリウッド映画は巨大産業で、そこにある望みは、ユートピアではなく、ディステピアだとしたら、『美しき緑の星』が、世界中のメディアから異常なほど排除され続けている理由も、そのあたりと関係しているということもあるのかな、とも思いました。

まあ、そんなことで、昨日の講演会では、「5年間」というキーワードや、今後どうしたらいいのか、ということ(もちろん私にもわかりません)などを、語ったのですけれど、何だか、ずっと漫談のごとき展開ばかりで、緊張感がなくて、申し訳ありませんでした。

しかし、上のほうに記しました映画『未来世紀ブラジル』のテーマに、

「手段を選ばずそこから逃げ出したいという欲求」

というものがあります。

「そこ」というのは、「ぶざまなほど統制された人間社会の狂気」で、そこから、どんな手を使っても逃げ出したい、という。

「逃げる」というのは消極的な態度に見えるかもしれないですが、「逃げる」ということがとても難しいところから見まして、それほど消極的な態度でもないとも思います。

いろいろ書いてしまいましたが、今回は本来は、お礼を言わせていただくために書き始めました。

最近は、本当にいい方々とお知り合いになれて、嬉しいです。

まあ、講演会はとりあえずのところは昨日のが最後ということにしたいですが、講演会というものではなくても、たまに集まったり飲んだりするのは楽しいだろうなと思っています。

とはいえ、その段取りを取り仕切る手腕が私にあるかどうかというと・・・。

いずれにしても、この2回の講演会、そして、ブログを読んでくださっている方、あるいは、本を買って下さった方々に、あらためてお礼を言わせていただきたいと思います。

ありがとうございます。

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2015年05月10日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





最近1ヶ月のあいだに南米で起きた主な出来事
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ここ最近は、時事ネタが少なかったですが、今回は時事と関連する記事です。

まあ、なんとなく最近は「健康と悪魔のブログ」的な展開が多かったりしたわけですが、次々と知り得たことは、自分にとって、ためになることばかりでした。

しかも、これも自分の体調の問題(めまいくらいなんですけどね)があるから、いろいろと調べたりしているわけでして、もし、このめまいがなかったら、探究心の薄い私などは、何も調べもせず、ボーッとコスタリカのビーチでアイスでもかじって過ごしていたと思います(優雅かよ)。

シュタイナーは「どんな事やどんな物にも肯定的な部分を見つけなさい」と言っていましたが、なるほど、確かにいろいろなことに「良いこと」は含まれている。

敵対の気持ちを感謝の気持ちに変えるというのは、何もそんなに無理しなくとも、できるものなのかもしれないですね。

とはいえ、やっぱり早くスッキリして、コスタリカのビーチで…(優雅かよ)。

今回は、そんなコスタリカもある南米のラインで起きていることなどを見て、

「やっぱり、環太平洋火山帯の地殻変動は活発化しているのかもしれない」

と思ったことなどを記したいと思います。

そして、これからの時代は「どんな事やどんな物にも肯定的な部分を見つける」ことが特に重要になる時代なのかもしれないということとも関係しています。つまり、「自然の異変に肯定的な部分を見出すことができるのだろうか」という試練との関係です。




また南米が怪しい

chile-whales.gif

▲ 2015年05月08日の AP より。イワシクジラがチリの沿岸に打ち上げられたのは、これが初めて。原因は今のところ不明です。


この1ヶ月くらいの間に、南米では、冒頭に地図に示したようなことが起き続けています。
文字にしますと、

4月14日、ブラジルのリオデジャネイロで 52トンの魚が川に浮かぶ(報道
4月21日、コロンビアのマグダレーナで魚の大量死(報道
4月22日、チリのカルブコ山が 43年ぶりに大噴火(報道
4月25日、ボリビアのチチカカ湖周辺で多数の鳥と動物が死亡しているのが見つかる(報道
4月24日、チリのトーレスデルパイネ国立公園で 400匹の動物が死亡(報道
5月5日、ペルーのソコスバンバで大規模な亀裂が発生(報道
5月8日、ニカラグアのテリカ山で爆発と地震が発生(報道
5月8日、チリのペナス湾の海岸に 20頭のクジラが打ち上げられる(報道


などです。

冒頭の地図を見ていますと、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロでの魚の大量死を別にすると、「南米大陸の西側」に集中して、いろいろなことが起きています。

そして、何というかこう、冒頭の地図を見ていますと、唐突に、東洋医学の概念である「経絡」(けいらく)というようなものを思い出します。

経絡
Chinese-Medecine.jpg


これは、古代中国の医学で、人体の中の「気」や「血」など、生きるために必要なものの通り道として考え出されたもので、ツボなどとも通じるものだと思います。

経絡は今では、西洋医学の病院でもこれらの経絡を刺激するという概念の治療がわりと多く行われるようになっています(東洋医学の西洋医学への応用は、現時点では、アメリカのほうがはるかに進んでいるようですが)。

人体では、経絡は「人体での要所的なつながり」といえるものなのですが、今、様々な出来事が起きている南米の西側も、「地球の要所的なつながり」でもあります。

それは、いわゆる「リング・オブ・ファイヤー」と呼ばれる、環太平洋火山帯のことなんですが、とにかく、その環太平洋火山帯の上でいろいろと起きている。

そして、やはり、箱根山とか阿蘇山とか、あるいは、富士山も含めて、地殻活動にいろいろな活動や徴候が見られている日本はその全域が環太平洋火山帯の上にあります。

下の地図で、太平洋を取り囲むピンクの帯が環太平洋火山帯です。

ringof-fire-2015.gif


上の中で、最近特に活動の活発な、

・アリューシャン列島の火山活動
・インド・オーストラリアプレート周辺での火山活動


を白で囲み、また、今回の南米の西側を赤で囲んでいます。

下は、2013年前後にインド・オーストラリアプレート周辺で起きたことを地図に示したものです。

インド・オーストラリアプレート周辺で起きたこと
india-australia-2010.gif


トンガ沖に「新しい島」を作った海底火山「フンガ・トンガ-フンガ・ハーパイ」も、インド・オーストラリアプレートのあたりにあります。

2014年末に噴火によってトンガ沖に作られた新しい島
new-island-tonga5.jpg

▲ 過去記事「大陸の隆起の時代…」より。


また、ちょうど1年くらい前、やはり環太平洋火山帯にあるアメリカのアラスカで、「5日間で 270回以上の地震が発生する」という謎の群発地震が起きたりしていました。

russia-to-alaska2.gif

▲ 過去記事「環環太平洋火山帯の目覚め?…」より。


この「地球の経絡」ともいえる環太平洋火山帯の南米周辺では、2011年まで遡っても、以下のような出来事を In Deep でご紹介しました。

south-america-3.gif


特に印象深いものが、上の「D」で、コロンビアのグラマロテという町が、謎の地殻変動により7日間で「消滅」してしまった報道をご紹介しました。

原因不明の地割れと地滑りで破壊され、7日間で地図から消えたコロンビアの町
 2011年01月19日

この町が、その後再興されたのかどうかは定かではないです。




ペルーの亀裂を見て思う、この数年の南米の出来事

冒頭に貼りました「最近の南米での出来事」一覧に、

5月5日、ペルーのソコスバンバで大規模な亀裂が発生

という項目があります。

peru-cracks.gif

▲ 2015年05月06日のペルー El Comercio より。ペルーのソコスバンバという場所で、非常に長く巨大な亀裂が発生し数十の家々を破壊し続けています。

peru-001.jpg
El Comercio


これは、報道では正確な亀裂の長さなどは記されていないのですが、見た感じでは、かなりの距離での亀裂のようで、何十人かの人々が家を破壊されているようです。

そして、南米や北米の環太平洋火山帯上では、この「巨大な亀裂」の報道を、よく見かけます。

2011年7月のメキシコ・チャルコ市の500メートルの亀裂
mex-crack2.jpg


2014年8月にメキシコに出現した数キロメートルの亀裂
mexico-f1b.jpg
Expreso


2014年11月に米国オレゴン州に出現した巨大な亀裂
Alkali-Lake-cracks.jpg

▲ 来たるべき地球のかたち「米国オレゴン州に一夜にして「見渡す限りの長さの巨大な亀裂」が出現する」より。

下のふたつの巨大な亀裂に関しては、「一夜にして」できたものです。

この数年は、環太平洋火山帯の上では、特に南米においては、わりとはっきりとした形で、地殻の変動が続いていることをうかがわせるものがあります。

同じような傾向が、3.11以降の日本にも現れている気配があることは否定しようがありません。




日本も環太平洋火山帯上

4月22日に、チリのカルブコ山という火山が 43年ぶりに噴火して、チリ政府は非常事態宣言を発令しました。

噴火したチリのカルブコ山
calbuco-volcano-12.jpg
Business Insider


このカルブコ山の噴火は、噴煙が1万5千メートルもの上空にまで昇っていて、やや終末的な光景を見せていますが、噴火はともかくとして、地震大国であるチリは、同じように地震大国である日本と「地震の相関関係」を見せるとこともあるようです。

2010年2月27日に、チリでマグニチュード 8.8のチリ地震 (2010年)が発生した1年後に起きたのが、3.11でした。

チリと日本の地震の関係はあるのかないのかわからないですが、「同じ国の中での噴火と巨大地震には相関性があるかもしれない」ことは、過去の例からもうかがえます。

ザ・ジャパン・ニューズという読売新聞の英語版の記事では、東京大学名誉教授であり、気象庁の火山噴火予知連絡会会長の藤井敏嗣さんという方が、

「日本は大地震と噴火の時代に入ったかもしれない」

という発言をしたことが記されています。

japan-era-2015.gif
The Japan News


ただ、この発言は、英語版でしか見当たらず、日本語の読売新聞には、藤井会長のこの「日本は大地震と噴火の時代に入ったかもしれない」というような部分は見つけ出せませんでした。

単に私が探せなかっただけだと思いますが。

ところで、上の記事には、過去の日本の「巨大地震と富士山の噴火の連動」について表組みされています。

貞観地震(869年 / マグニチュード 8.3以上)の起きる5年前に、富士山の大噴火(貞観大噴火 / 864 - 866年)

(貞観大噴火は、文献記録に残る富士山噴火のうちで最大規模の噴火)

宝永地震(1707年 / マグニチュード 8.6)の 49日後に、富士山の噴火(宝永大噴火 / 1707年)

などの「連動」が起きたことが書かれていると同様に、他の国での「環太平洋火山帯での巨大地震と噴火の連動」についても記されています。

チリ地震(1960年 / マグニチュード 9.5)の2日後に、チリのコルドン・カウジェ火山が噴火

アラスカ地震(1964年 / マグニチュード 9.2)の2ヶ月後に、米国トライデント山が噴火

スマトラ地震(2004年 / マグニチュード 9.1)の1年後にインドネシアのメラピ火山の噴火

というような連動があったそうで、まあ、そのあたりの「地震と噴火の関係性」から考えますと、昨年の御嶽山の噴火も、あるいは、何らかの活動を見せている箱根山も、あるいは富士山も、3.11からの、ひとつのラインでつながる部分もあるのかもしれません。

これから、どういう経過を辿っていくのかはわからないですが、ここ数年のさまざまな自然現象を見る限りは、この数年の中の環太平洋火山帯は、全体として活動が増加していると考えることはそれほど無理なことでもないと思われます。

環太平洋火山帯上には、アメリカの西海岸で、かつてマグニチュード9前後の地震を起こした「カスケード沈み込み帯」と呼ばれる地層もあります。

なかなか波乱の先行きも考えられますが、先日の、

アタカマ砂漠に咲き乱れる花に見る「悪から善が生まれる光景」を思えば、極端な少子化も箱根山の群発地震も怖くない・・・かも
 2015年05月05日

という記事で書きましたように、「善は悪から生まれる」とか、あるいは、「破壊がなければ創造もない」というようなことを思いますと、単にそれらの未来を怖れているだけでも仕方ない気もします。

そこに何らかの「肯定的な要素」を見出せるかどうかというのも、多少波乱含みになる可能性もある、これからの時代の中では必要なことかもしれません。

最初のほうに「経絡」という漢方医学の概念を記しましたが、人体では、経絡を刺激すると、さまざまな症状や体質が改善されます。地球の経絡が刺激されると・・・やはり、地球の「状態」も改善されるのかもしれないと思ったり。

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2015年04月27日



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▲ 2015年04月20日の YA LIBNAN より。


先日、中国の内モンゴルにあるアルシャン市というところで、「赤い日」が出現したということがありました。

mongoli-red-day.gif

▲ 2015年04月16日の news.syd より。

アルシャン市の場所
Arxan-map.gif
Googla Map

新華社のニュースでは以下のような出来事でした。


中国・内モンゴル 不気味に赤く染まった空、泥雨も伴う
新華ニュース 2015.04.16

4月15日午後2時ごろ、内モンゴル阿爾山(アルシャン)市の空が、不気味に赤く染まり、黒い物質を含む小雨が降った。

2時40分、赤く染まっていた空は次第に解消され、2時50分には普通の空の色に戻った。



というもので、

・突然、空が真っ赤になった
・その後、「泥の雨」が降ってきた


という自然現象だったようです。

今回は、いままでもふれたことがありますが、ひれらの「赤い現象」について書かせていただこうと思います。

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世界の至るところに出現する「赤い日」

普通、「赤い大気」というのは、砂嵐、中国なら黄砂や公害などが原因でもたらされることが多いです。

特に今年の中国は、史上最悪の黄砂に見舞われたりしていますので、そういうものかと思いましたが、それとは関係なく、雨(しかも泥を含んだ雨)の前に空が赤くなったという現象そのものはとても珍しいと思います。

ちなみに、単なる黄砂でも、度が過ぎると、黄色を越えて「赤」になります。

下は、4月中旬に史上最悪レベルの黄砂に見舞われた北京市の様子です。

2015年4月16日の北京
baijing-dust-storm.gif
visionunion


北京に限ったことではないかもしれないですが、中国では、黄砂や公害を含めて、いろいろと大変なようで、3月28日の産経ニュースの記事には以下のようにありました。


黄砂に覆われ「最悪」超える 北京の大気汚染
産経ニュース 2015.03.28

中国北京市は28日、北部から飛来した黄砂に覆われ、天気予報サイトによると、北京市の大気汚染指数は軒並み500となり、6段階で最悪の「深刻な汚染」(指数301以上)を大幅に上回った。

北京市は大気汚染警報を発令し、住民に屋外での活動を控えて、窓を閉めるよう呼び掛けた。



記事に、

> 住民に屋外での活動を控えて、窓を閉めるよう呼び掛けた。

とあり、これは何となく問題のない呼びかけのようにきこえますが、中国の清華大学の調査によれば、室内にいても、汚染からは逃げられないばかりか、

「屋外より室内のほうが PM2.5 の影響が著しい」

ことがわかったのです。


中国・北京市 室内でのPM2.5の吸入量は室外の4倍
新華ニュース 2015.04.23

清華大学の調査研究報告書によると、PM2.5(微小粒子状物質)の室外における汚染に比べて、室内での汚染は人体に対する影響が更に著しく、室内ではPM2.5を吸い込む量が8割を占める。

2カ月半の期間内で、調査研究チームは北京市のボランティア407人の累計11万時間の室内PM2.5のデータを得た。範囲は、北京市の13の区と県の7703地点におよぶ。



つまり、「屋内にいた方が、汚染の影響を大きく受ける」と。

これなら、むしろ「 PM2.5 濃度がひどい時には、外に出た方がマシ」という、何だか、どう対処すればいいのだかわからないことになりそうで、「どうすりゃいいんじゃ」という北京の人たちの声も聞こえてそうですが、確かに PM2.5 は「微小粒子状物質」という名前の通り、屋内にいた程度で遮断できるようなものではないかもしれません。

逃げ場なしという感じとなっているようです。




数年前は珍しかった「赤い朝」が今ではありふれた現象に

ところで、私が今回の内モンゴルの「赤い日」に注目したのは、つい先日、オーストラリアのシドニーで、とんでもない量の雹(ひょう)が降ったという出来事がありまして、そのことと関係しています。

秋のオーストラリアで過去最大級の雹の嵐
 2015年04月27日

シドニーの 2015年4月25日の光景
sydney-hail.jpg
Twitter

そして、このシドニーでは、今から6年ほど前に、やはり「赤い朝」が報道されたことがあるのです。今回の内モンゴルの風景を見て、その時のことを思い出したのでした。

このことは、

オーストラリアに出現した「地球最期の日」
 2009年09月23日

という記事でご紹介したことがあります。

シドニーの 2009年9月23日の朝
red-morning.jpg
Dust Storm produces a deep red sky in Australia


この時は、いろいろなメディアが「アルマゲドン」とか「終末の夜明け」とか、そのような表現で、この出来事を報じていました。

現象そのものは、砂によって引き起こされたものだとされましたが、「日常空間が真っ赤に染まる」ということは、オーストラリアでも、あるいは他の場所でも珍しい現象だったからこそ大きく報道されていたのだと思います。

「赤い日」が実際的に終末的なのかどうかは何ともいえないのですが、イメージとしては、確かにそういう響きを持つ力はあります。

そして、その、かつては珍しいことだった「赤い風景」が世界各地で出現しているということに何となく思うところがあったのかもしれません。

これら「赤い日」の原因には不思議な点はなく、そのほとんどが、砂塵嵐(ダストストーム)によるものです。

しかし、冒頭に載せましたように、この砂塵嵐のあまりの多発ぶりに、「なぜ、突然のように最近は砂嵐が増えたのか」ということに関して、専門家たちが困惑しているということのようです。

この春の「赤い光景」の報道を少しご紹介します。


アラビア全域の砂塵嵐の多発

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▲ 2015年04月02日の Slate より。

このアラビア半島などでは、この春、たびたび激しい砂嵐が起きています。

ドバイなど観光地も航空便やインフラに被害を受けていて、その被害はたかが砂嵐ではあっても、その影響は、それなりに大きなものであるようです。


インドでの砂塵嵐と悪天候の多発

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▲ 2015年04月18日の India TV News より。


インドも極端に荒れた天候が続いているようで、上のウッタル・プラデーシュ州では、その他にも何度も何度も、砂嵐や竜巻などで犠牲者が出ています。

up-14.gif

▲ 2015年04月04日の kannadaprabha より。


他にも、様々なところで、ダストストームが頻発しているわけですが、どうしてこんなに増えているのかは、冒頭の記事によれば「わからない」ということになります。もちろん、推測はいろいろとあるのですが、確定的なことは誰にもわかっていません。

ダストストームが増えたからどうしたという具体的な理由があるわけではないですけれど、何というか、こう、「終末的な光景」という言葉のニュアンスと連動する部分を感じる部分はないでもないです。




どうも世界の光景がアポカリプス・ナウ

ちなみに、先日ほどの内モンゴルの「赤い昼」について、英国デイリーメールは、「アルマゲドン」という言葉を使った見出しの記事としていました。

armageddon-red-china.gif
Daily Mail


ふと思うのは、何だかここ最近「終末的な感じ」の光景をずいぶんよく見ていることです。

先日の、

50年ぶりに噴火した南米チリの火山の終末的な光景や、ロシアで発生した「大地の津波」ともいえる水平地崩れを見て思ういろいろ
 2015年04月24日

という記事でご紹介したチリのカルブコ山の噴火の凄さ。

噴火するカルブコ山
calbuco-5.jpg
Argentina Independent

あるいは、ロシアの「大地の津波」。

russia-earthflow-3.jpg
YouTube


ちなみに、チリのカルブコ山の噴火では、噴煙の中に「人のような姿」が浮かび上がったことが話題になったりしていますが、こういう偶然もまたいろいろと。

カルブコ山の噴煙に示された現象
Human-Like-Figure.jpg
YouTube


そして、4月27日現在の報道では、3300人が亡くなっている上に、まだ被害の全貌そのものが明らかになっていないというネパール大地震の惨事。

ネパール大地震で倒壊した仏教寺院
nepal2.jpg
The Star


何というか、いろいろと感じるものがありまして、今日あたりは何となく、シュンとした気持ちでおりまして、あまり軽快に記事を書いているという感じでもないです。




「赤の連続」の行く末は?

赤といえば、今は、

赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ…
 2014年04月06日

の、「4回連続する赤い月(皆既月食)」の渦中です。

今月の最初の頃に書きました、

満開の桜の中の赤い月の日はラーフの怒りと共に太陽でも大爆発
 2015年04月05日

という記事では、2012年頃から「海や川が赤くなる」という現象が続いていたことにふれました。

その中でも、2012年9月にユーラシア大陸最長の川である長江が赤く染まるという出来事はかなり不思議なことだったと今になって認識します。

赤く染まった長江
red-river-03.jpg

▲ 2012年09月12日の記事「赤く染まるユーラシア大陸最大の川と、カリフォルニアの周囲100キロに漂う9月11日の腐臭」より。


そして、川や海、月や夜空(オーロラなど)が赤くなることが連続していた中で、私は上の記事で以下のように書いていました。

水…… 夜空…… と来て、次は何が赤くなると考えるといいのでしょうかね。

そして、今、冒頭の砂塵嵐のように、世界各地で、「生活空間そのものが赤くなる」ということが起きているのだなあと思います。

世界がどんどん真っ赤になっていくってのは、どのように理解すればよいものなんでしょうかね。

もちろん、イメージとしてですけれど、いい傾向なのか、悪い傾向なのか。

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2015年04月24日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





昨日は、こちらの記事で気弱なことを書きましたが、一晩眠りましたら、まあ何とか。文字さえ読み書きできれば何とかなりそうです。めまいがしようが、心臓が止まろうが(それは何とかならない)。


チリのカルブコ山の壮絶な噴火の様子

南米チリのカルブコ山という火山が 4月23日、 54年ぶりに噴火したのですけれど、その光景が、かなりのものでして、夜と昼の様子の写真をそれぞれ貼っておきます。

噴火するカルブコ山

calbuco-01.jpg
THP



calbuco-02.jpg
Mashable


さらに、周囲に火山灰が立ちこめてくると、「炎の部分」だけが空中に浮かび上がり、まるで、「空が燃え上がっている」ような、幻想的というのか、あるいは地獄的というのか、そういう光景を見せています。

volcanic-lightning.jpg
Spaceweather


ここのところ、健康や医学の関係の記事が多かったりしたのですが、この何だかものすごい噴火の様相を見まして、最近見ました「やはり、何だかものすごい光景」をご紹介しておこうかと思います。




ロシアの謎の「大地の津波」のような水平地滑り

これは実は、どうしてこういうことが起きているのか、よくわからない現象なのですが、ロシアで撮影されたアースフロー( earthflow )という現象です。

何はともあれ、ビデオで見ていただくのが一番かと思います。


ロシアで撮影された現象



さらに長いオリジナルの動画は、こちらにあります。

とにかく、水平な大地が「地滑りを起こしている」というようにしか見えないものなのですが、この現象に関して、世界最大の地球物理学会のアメリカ地球物理学連合( AGU )のブログに、「驚くべきビデオ」ということが記されていて、なかなか珍しい現象であるようです。

agu-earthflow.gif

▲ 2015年04月17日のアメリカ地球物理学連合ブログ New landslide video: a fascinating and huge Russian earthflow より。


記事の概要は下のようなものです。


新しい地滑りのビデオ:魅惑的に美しくも巨大なロシアのアースフロー

まったく驚きを隠すことのできないほど、非常に規模が大きく壮大なロシアのアースフローの動画が YouTube 上にある。この地滑りについては、2015年4月1日に、ペンザ州ツァレッチニ( Zarechnyi )で起きたこと以外に何も情報がない。

この情報が正しければ、ロシア西部にある場所で起きたことになる。雪解けシーズンであることを考えると、このタイプの地滑りが起きうることは考えられる。

どなたか、この地滑りについて、さらなる情報をお持ちではないだろうか?



そもそも、アースフローとは何か?

earthflow - コトバンク

[急速な流動、の意味] 火山灰や砂,粘土など細粒の堆積物やそれらを多く含んだ岩屑層に、降雨、融雪、地下水の湧出、火山活動などで急に多量の水が加わると、速度の大きな斜面物質の流動が起こる。

とあり、要するに、

> 斜面での速度の大きな物質の流動

ということのようですが、ロシアのビデオは、どう見ても「斜面ではない」という特長があります。

ロシアでの地質的異変といえば、

シベリアでさらに次々と見つかるクレーターと「現在北極がシベリアに向かって猛スピードで移動している」という状態から浮かびあがる「ポールシフト」の概念
 2014年07月29日

などで、何度かご紹介しました、シベリアに次々と開いたシンクホール、あるいはクレーターを思い出します。

これは、少なくとも最初に見つかったクレーターに関しては、「陥没」で開いたものではなく、「噴出」で開いたものであるらしいことは、多くの科学者の間で一致した意見を見せています。

そして、最初に見つかったクレーターの不思議な点として、

「地下から何かが噴出して作られたことは間違いがないのに、噴出している土砂の量が少ない」

ということがあります。

最初に見つかったクレーター。穴の直径は80メートル
hole-001b.jpg

穴の周囲に、「下から噴き上げられたかのように」土が溜まっていることがおわかりかと思いますが、穴の空洞の体積を考えると、地表にある土がどうも少ない。「消えた」、あるいは「霧散した」というようにしか思えないように、地表の土砂の堆積量が少ないことがわかります。

また、このクレーターの「穴の中の質感」も不思議なもので、まったく滑らかな感じがしまして、どうしたら、こんな状態が自然現象の中で作られるのだろうというほどのものです。

クレーターの内部
hole1-top2.jpg


その後、真偽は不明ながらも、

ロシア国防省が報告したという「シベリアの穴と地球の磁場反転の関係」…
 2014年08月11日

という記事で、ロシア国防省の専門家たちが、「確定できない/あるいは未知の《大気性物質》」によるものである可能性を指摘したことにふれています。




ロシアの大地で起きているのは未知の大気活動? 磁場のゆらぎ?

今年になっても、

気温の均衡を失った2015年の初春にシベリアに新たに数多くのシンクホールが開きまくり…
 2015年02月26日

という記事に、シベリアでは現在もシンクホールが出現していることをご紹介したことがあります。

さらに、つい数日前、シベリアに新たな巨大シンクホールが出現したことが、シベリアン・タイムズで報道されていました。

new-crater-siberia.gif

▲ 2015年04月20日のシベリアン・タイムズより。


こちらの記事には、昨年のクレーターのことにもふれられていて、

これらのクレーターができた原因は、永久凍土の融解で地下のメタンガスが放出されたことによると見られているが、まだ科学者によって確認されてはいない。

とあり、現時点では、シベリアのクレーターは、永久凍土が溶けて、閉じ込められていた地下のメタンが表面に噴出したことによる、という意見が主流だそうです。

ただ、先ほど示しました過去記事でご紹介した報道には、以下のようにあります。


謎のシベリアの穴は今、「潜在的な国家の脅威」として分類された より
Mysterious Siberian Holes Now Classified As “Potential National Threat”

すべての穴で、最初に調査をおこなった地球雪氷圏研究所の科学者マリーナ・レイブマン博士によると、これらの穴は「すべて最近できた」もので、また、博士は、これらの穴は、地下のメタンの噴出によって起きたものだと確信している。

しかし、その後、北極南極調査研究所と地球雪氷圏研究所が、ロシア国防省の専門家たちと共に作成した報告書では、これらの穴に「未知の大気が存在する」可能性があることが明らかにされている。(略)

これらの「確定できない/あるいは未知の《大気性物質》」を活性化させたトリガーについて、報告書では、欧州宇宙機関が 2014年6月にコペンハーゲンの会議で、前例のない磁気の揺らぎがシベリア領域に渡って発生していることを観測したことについてふれるとしている。



とあり、原因として、メタンの他に、

・未知の大気物質
・磁場のゆらぎ


なども候補になっていることがわかります。

何だかこう、シベリアを含むロシアの大地は、その原因が、メタンなのか、未知の大気なのか、磁場のゆらぎなのかはわからないにしても、現在、妙に不安定な感じがしないでもない感じがあります。

まあ、メタンや未知の大気の噴出と「磁場の異変」は関連していることでもあるかもしれないです。

磁極の移動や磁場の異変が、地質に何らかの物理的な変化を与えることがあるのだとすれば、それによって変化した地下の地質構造から、メタンや未知の大気が「噴出してくる」というような「連動」もあり得るのかもしれません。

ポールシフト(磁極の移動)は相変わらず進行していると思われ、2014年の時点では、欧州宇宙機関( ESA )が、北極の磁極は、シベリア方面にけて移動していることを確認しています。

現在の北極の移動方向
poleshift-after3.gif
過去記事

上の記事から、ずいぶんと経っていますが、少しずつシベリアは「磁極としての北極となっていく」ということになりそうです。




米中ソ3大国のささやかな憂鬱

今回はロシアの話がメインでしたが、この地球には「大国」というものが存在しています。

特に米中ソに関していえば、最近はそれぞれ、

アメリカ → 海洋生物の大量死
中国   → 薬害と大気汚染
ロシア  → 地質の異変


というような「役割分担」としての報道を見ることが多いです。

アメリカの海洋生物の大量死は、最近あまりにも多いですが、ごくごく最近では、

・アシカ(参考記事:カリフォルニアに打ち上げられたアシカの子どもの数が1800頭に達する
・貝類(参考記事:アメリカ東海岸の貝類に「致命的な伝染性のガン」が拡大している


などの大量死が起きていて、あるいは、最近、アメリカ西海岸に、10億匹のクラゲが海岸に打ち上げられた、という出来事などもありました。

kurage-10oku.gif

▲ 2015年04月23日のナショナルジオグラフィック・ニュースより。


アメリカ西海岸で、昨年から起きているヒトデやウミガメなど、様々な海洋生物の大量死、あるいは太平洋全体での海の生態系の異常については、これが理由のことつかもしれない、という心当りのあるものがあるのですが、これは今度きちんと書きたいと思っています。

最近、薬の記事を書くことが多かったですが、中国関係の報道では「日本以上の薬の乱用」の様子が明らかになっていて、お隣の大国も、これに関しては、日本同様、「憂鬱な未来」に進んでいる部分がありそうです。

下は、newsclip の最近のニュースです。


中国:尿に1種類以上の抗生物質、児童の6割弱から成分検出
newsclip 2015.04.19

抗生物質の乱用が問題視される中国で、6割弱の児童の尿から、1種類以上の抗生物質が検出されていることが分かった。

復旦大学の研究グループが、上海市、江蘇省、浙江省に住む8〜11歳の児童1000人超を対象に行った結果により明らかになっている。これによると、1000を超える児童の尿サンプルから、計5系統18種類の抗生物質が検出されたという。

抗生物質のうち1種類以上が検出された児童の割合は、58.3%に上っている。2種類以上が検出された児童の割合は26.7%。最も多いケースでは、児童1人から4系統6種類の抗生物質が検出された。



という「子どもの薬漬け状態」が中国では起きているようです。

先日の記事の後半に、私の幼少期の「薬で免疫低下したままの十数年」のことを書きましたけれど、中国でも同じように苦しむ子どもたちが出るのは、やはりかわいそうなことだと思います。

特に、抗生物質は腸内の良い菌も悪い菌も全部殺しますので、腸内環境が悪化し、免疫が弱まります。まして、上のニュースの子どもたちのように過度に体内に蓄積されている状態が続けば、私の幼少の頃と同じように免疫が極限まで低下した子どもたちが続出すると考えられます。

私自身、抗生物質の長期連用によるひどい副作用を 30代の時に経験しています。

抗生物質の副作用ではなかったかもしれないですので、詳しくは書かないですが、数ヶ月に渡り大変な思いをしました。

というわけで、また最後のほうには薬の話になってしまいましたが、いろいろ地球が変化している気配を見せ続けている中で、最後に頼りとなるのは自分の精神と身体のはずですので、身体の健康、あるいは「精神の健全」は大事なことです。

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2015年04月15日



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巨大黒点群がやって来る

ar2321-01.jpg

▲ 2015年04月13日の Spaceweather より。


最近の太陽の黒点数は、先月の 24日くらいをピークにして徐々に減っていく傾向にあったんです。

sunspot-04-1.gif
NICT

「このままどんどん減っていって、そろそろ太陽活動がどんどん小さくなっていくのかな」

と思っていたら、数日前から一気に黒点が増えてきました。

sunspot-04-2.gif


4月13日には、冒頭のような巨大黒点群が出現。

この黒点群 2321 は NOAA の分析官が、太陽フレアを発生させやすいと主張する、ベータ・カンマ・デルタ( beta-gamma-delta )という構造の磁場を持つそうで、今後しばらくは太陽フレア発生の可能性が高くなっています。

しかも、昨日 4月14日になって、何だか太陽の裏側からデカそうな黒点群が次々と地球側へ回り込んできている様子がうかがえるのです。

ar2321-0414.gif

▲ 2015年04月14日の Spaceweather より。


そして、同じ日には 70万キロメートルに及ぶ巨大な磁気フィラメントの爆発が発生しています。

filament-flare.jpg
Spaceweather


こういう光景を見ていますと、昨年、「1日だけ黒点数が0の日」となった後に書きました記事、

崩壊したかもしれない太陽活動 : 周期の「法則」はどこへ?
 2014年07月30日

という記事に載せました、2014年7月17日からの約2週間の黒点の推移を思い出します。

sun-0-160.gif
Spaceweather

たった 10日間ほどで、まさに「急激に」黒点数が増加したのでした。

そして、今年になってもまだ、大きく黒点が増加していく様子などを見ていますと、

「いつまで活発な太陽活動が続くんだい?」

とは思います。




興奮や怒りや憎しみは人間をダメにする

その頃書きました、

太陽から突然黒点が消えた日」: 過去1年半の中で太陽黒点数が最低数を記録
 2014年07月17日

という記事の中の「今の時代は早めに黒点が消えていったほうがいいのかも」というセクションに書いたことがありますが、歴史的には、

「黒点の増加と暴力は直結している」

というようなことがあり、ISIS やボコ・ハラムなどの活動などを含めまして、最近の混沌とした社会の紛争の状況を見ていますと、「もう、このまま黒点が急速に消えていってくれたほうがいい」と思う面もあります。

黒点の増加時には、「暴力」と「興奮」が伴いやすいという性質がありまして、「大きな戦争」だけでも、太陽活動最大期と時期を合わせるようにして始まった戦争はたくさんあります。というか、大きな戦争は、ほとんど太陽活動の最大期とリンクするように始まっています。例外は第一次世界大戦くらいです。

そして、戦争や流血が続けば、そこには当然、怒りや憎しみというようなものが伴ってくるものですが、こういう怒りや憎しみといった感情は

「人間、あるいは人間の霊性をダメにする」

もののようなのです。

ルドルフ・シュタイナーは、真実の意識に目覚めたいと思う人の思考や行動の中で「最も不要なもの」として、

・怒り
・差別意識
・憎しみ
・興奮
・ヒステリックな心
・迷信
・オカルト


を挙げています。

戦争や暴力に伴う「怒り」や「憎しみ」「興奮」などの感情は、人間の霊性や自意識を「低くする」ものです。

このシュタイナーの言っていたことは、興味深いことに、昨日の記事、

中村天風師の語る「極微粒子=気=創造主」の概念で 25年間持ち続けた「神様の正体のモヤモヤ」が少し晴れた日
 2015年04月14日

の中村天風も、ほぼ同じことを言っています。

怒り、差別、憎しみなどのネガティブな気持ちや、興奮などの安定しない心、それと、占いを含む迷信を糾弾しています。

その中でも、「恐怖心」について、最も戒めなければならないことだとして、これはクレアの記事でも抜粋したものですが、中村天風は次のように記しています。


中村天風『運命を拓く』より

第一に必要なことは心の安定を失ってはならないことである。

心の安定を失うことの中で、一番戒むべきものは恐怖観念である。そもこの恐怖なるものこそは、価値なき消極的の考え方で描いているシミだらけな醜い一つの絵のようなものだ。



シュタイナーと中村天風では、何だか畑の違う人のようにも見えますが、それぞれが違うアプローチからでも「行き着く理想が似ている」のは面白いと思います。

ところで、シュタイナーというのは、「学問的」に彼の主張(人智学)に行き着いたような人だと思っていましたが、『神秘学カタログ』(荒俣宏・鎌田東二共著)という本には、

> 人智学の創始者であるルドルフ・シュタイナーという人物は、天与の超感覚的知覚に恵まれていた。

と記されていて、もともとが特別な知覚を持って生まれた人のようです。
上の本では、キリストを含めた多くの宗教教祖と並べて語られていました。

シュタイナー自身が述べていたところによれば、

「霊界で体験できることは、私にとってつねに自明の事柄だった。感覚界を知覚するには、これ以上もない困難が常に伴っていた」

ということで、「感覚界」というのは、今のこの普通の私たちのいる世の中のことですから、シュタイナーは、「霊界よりも、この現実世界を認識することが大変だった」という人だったようです。

こっちの世界というより、どちらかというと、「あっち側の世界の人」だったようです。

それに比べると、中村天風は、若い時の暴れん坊青年時代から帝国陸軍の諜報員、その後、病気となった後、インドでヨガの修行を受け悟るということで、元は普通の人ではあります(経歴を見ていると普通の人ではなさそうですが)。

ところで、中村天風は、インドの山奥で修行をしたのですが、私は「インドの山奥で」と聞きますと、40年くらい前のレインボーマンというヒーローもののオープニング曲の歌詞、

インドの山奥で 修行して
ダイバダッタの 魂やどし
空にかけたる 虹の夢

を、みんなで替え歌にして歌っていた小学生時代を思い出します。




偶然行き着いた日本人総狂人化計画

それは、ただ、♪インドの山奥出っ歯のハゲ頭・・・♪というのをみんなで延々と歌っているだけなのですが、何が楽しかったんだろう? あれは。

しかし、レインボーマンでは覚えているのが歌だけで、あまり内容を覚えていないですので、レインボーマン - Wikipedia を見てみましたら、


レインボーマンに変身するヤマトタケシと、死ね死ね団の戦いが描かれたテレビドラマ。

単純な勧善懲悪ものではなく、川内康範(原作者)の東南アジアにおける旧日本兵の遺骨収集の体験が反映された、数々の特徴をもっている。

すなわち、かつて日本に虐待されたと自称する外国人が組織立って日本人に復讐しようとするという敵の設定、祖国が外国から迫害を受けている現実を目の当たりにしながらも、共に戦う仲間を得ることもなく、日本を守るために孤独な戦いを続けるレインボーマンの…(略)



こんな大層な話だったんかい。

当時、私は 10歳くらいだったと思いますが、覚えているエピソードのひとつに、「死ね死ね団が、何らかの方法で日本の経済と金融を麻痺させようとする」のがあったような記憶があります。

もう少し詳細を思い出したくて、検索していましたら、愛の戦士レインボーマンというページに、各回のストーリーと、敵の「死ね死ね団」の戦略が短く載せられていましたが、何だかすごい。

キャッツアイ作戦
日本人皆殺し作戦第1弾 人間を狂わせる薬、この薬を日本人に飲ませすべて狂人化させて殺してしまおうとする恐ろしい作戦だ。

M作戦
おたふく様を信じればお守りに現金を授けられるという、おたふく会を使って大量の偽札をばらまき日本経済をインフレで混乱させてしまおうという、経済的ダメージを与える作戦だ。

などが書かれていましたが、この「M作戦」ってやつですね。

覚えてる、覚えてる。

死ね死ね団が、日本経済をインフレで混乱させるために、いたるところで、紙幣をばらまく。すると、おじさんおばさんたちが、ワーッとばかりにお金に群がるんです。

うちには確かまだカラーテレビはなかったので、友だちの家かなんかで再放送か何かを見ていたのだと思いますが、私ら子どもたちはそれを見ながら、

「死ね死ね団より、お金に群がっている人たちが何だか見苦しいねえ」

というような話をしていた記憶があります。

そして、そのうち、「話の内容が子どもには重い」と、見るのをやめて、♪インドの山奥出っ歯の・・・♪と歌いだすのでした。どこまで行っても、原作者の崇高な意志より、替え歌だけが後世に受け継がれてしまった悲劇のヒーローものとも言えるかもしれません。


・・・えーと・・・なんでこんな話になってる?


もう話が逸れすぎて、どうしてこんなところまで逸れてしまったのかを突き止める気にもなりません。




薬による日本人全滅作戦はあるいはその通りかも

しかし、レインボーマンの「キャッツアイ作戦」は今思うとすごい。

この「人間を狂わせる薬を日本人に飲ませて狂人化させて殺してしまおうとする作戦」は、レインボーマンの 40年後の今、ちょっと当たってるんじゃないですかね。

狂人化ではないけれども、最近の、

ブラック・フラミンゴが現れた地球。そして、数百万人の「ベンゾジアゼピン依存症」が作られている日本
 2015年04月12日

という記事では、日本が「超長期連用で実質的な意味で脳を破壊する可能性がある」ベンゾジアゼピン系という薬の販売ターゲットになっていることなどを記しました。

Benzo-Consume2.gif
ベンゾジアゼピン薬物乱用 - Wikipedia

その前の、

健康ブームの中でガンが増え続ける理由 : 世界でもダントツの「薬」消費国である日本は…
 2015年04月10日

という記事では、日本の異常ともいえる「薬に頼った医療」が、日々、日本人の免疫力を落としている可能性についてふれました。

その記事では、ガンのことについて多く書きましたが、私は、ベンゾジアゼピン系や抗うつ剤だけではなく、普通の薬の多くも、ガン細胞を殺せなくなる免疫の問題と共に、認知症の増加と関係している可能性があると思っています。

認知症に関しましては、

私たちを含む多くの人類の松果体はフッ素による石灰化により、すでに「永遠の機能停止」に陥っているかもしれない
 2015年02月03日

という記事で、フッ素が脳の松果体を石灰化させて、それが認知症やアルツハイマーと関係がある「可能性」について書きました。もちろん、あくまで可能性で、確定した何かではないです。

そういう様々な面から見て、薬消費大国である日本の姿を見ていますと、死ね死ね団による「人間を狂わせる薬を飲ませる作戦」は今でも進んでいるのかもしれません。




抗がん剤のこと

ガンといえば、三大療法の罠:「抗がん剤」「手術」「放射線」は発がんリスクを高めるという記事に、近藤誠医師の『「がん」ほどつき合いやすい病気はない』という著作に掲載されている医学誌ランセットからの比較グラフがありました。

ここには、末期の肺ガン患者に対しての、

・抗がん剤を4種類使用しての治療
・抗がん剤を1種類使用しての治療
・治療しない


という3つのグループの臨床例が載せられていて、結果は下の通りでした。

cancer-lancet.gif


これを見ますと、あらゆる段階において、最も生存率が高かったのは「治療をしないグループ」で、抗がん剤を4種類使っているグループは、最も生存率が低かったことがわかります。

特に、500日目の差は刮目する部分もあるような感じです。

抗がん剤については今はいろいろと言われていますが、何より、ちょっと思ったのは、上の『「がん」ほどつき合いやすい病気はない』という本が発売されたのは、Amazon によれば、1995年のことなんです。

今から 20年前です。

この近藤医師という方は、「ガンは治療しないで放置しなさい」という意見の方のようですが、全面的にその意見に賛成する気にはなれません。

手術でとってしまえば、何らかの機能の障害は残っても、そのまま一生何でもなく過ごせるガンはたくさん存在すると思うので、極端化するのはどうかと思います。

ただ、そうではないガン、つまり、切除して治らないガンや、切除しても仕方のない末期ガン、あるいは、高齢の方のガンの治療などに関しては、抗がん剤治療はどうなのだろうなとは思います。

もちろん、考え方はいろいろですが、上のグラフを見る限り、「抗がん剤の効果」としては 20年以上前の上のようなグラフが何かを示していそうです。




実はお医者さんは薬では儲からない

ところで、これは非常に大事なことだと思うので、書いておきますけれど、なぜ、日本の医療は、やたらと薬を出すのかという理由で、中には、

「お医者さんか儲かるから」

と思われている方もいらっしゃるかもしれないですが、現在のシステムでは、病院でいくら薬を出しても、お医者さんは「まったく」儲かりません。現行システムは、薬の公定価格(売り値)と、問屋からの納入価格がほぼ同じですので、薬による利益は出ない構造なんです。

これは、ネットなどで調べられますし、あるいは、医者ご本人の言葉としては、中村天風さんに師事していた松本医師が『高血圧は放っておくのが一番』に記していた記述をご紹介しておきます。


「医者はお金儲けのために、たくさん薬を出すのだ」「薬を出せば出すほど、医者は儲かる」と思っている人もいるのではないだろうか。

これは 1980年代初め頃まではそうだったが、その頃から変わっていった。今は、薬を多く出しても、医者は潤わない。薬の仕入れ値と売り値がほぼ一緒だからである。薬の販売価格は国で定められているため、儲けようと思っても無理なのだ。(略)

今は、私も含め、町医者はどこも火の車だ。子どもに同じ苦労をさせたくないと、自分の代で病院を閉めてしまう医者仲間も多い。



つまり、「儲かるから薬を出しているわけではない」のです。

それなのに、必要以上と思われることもあるほどのたくさん薬を出す・・・というのはどういうことなのだろうと思っているのです。

もちろん、「この薬でこの症状を治せる」とお医者さんが思って出す場合が多いのでしょうけど、もうひとつの問題は、これは昔の自分を思い出して書きますけれど、

「患者が薬を出されないと納得しない」

という面も関係していると思います。

多分、「薬をもらうため」に病院に行くという方は多いのではないでしょうか。

私を含めて、あまりに長い間、「調子が悪くなったら薬」という対応になれすぎていたため、すぐ薬をもらいに行く。そして、薬をもらえないと、「むしろ困る」という気持ちになる。

なので、日本が今のような薬漬け状態になっているのは、お医者さんの方の問題もあるかもしれないですけれど、「すぐに薬を欲する私たち」というほうも考えていかないといけないかなあとも思います。

特に、この間のベンゾジアゼピン系の記事にありますような、メンタル系の病気で精神科や心療内科に行って「何も薬を処方されない」場合、その人は必ず、「薬を処方して下さい!」と訴えるはずです。

日本の薬の出し過ぎに関しては、かなり深刻な状態になっている部分もありますので、患者もお医者さんも、どちらも考える時に来ているような感じはあります。


・・・さて。


・・・最初は何の話でしたっけ・・・。

太陽ですね。

どこで、どう方向性がおかしなことになってしまったか、もはやわからないレベルの逸脱を見せてしまいましたが、とにかく、今後数日から1週間くらいは、太陽活動が大きくなる可能性が強く、フレアや CME が発生するかもしれません。

また、人々の「興奮」も強くなるかもしれません。

そして、数々の科学・医学の研究は、太陽黒点数の増加と、人間の精神活動の異常の増加に相関があることを示します。

エコノミストの嶋中雄二さんの名著『太陽活動と景気』には、太陽活動や地磁気撹乱がヒトの精神活動を乱すことについて、様々な太陽活動と精神活動の関連についての過去の研究が記されています。

(参考記事:21世紀も「太陽が暗くなる時」を経験するのか?

ただでさえ何となく社会が荒れやすい昨今、しばらくはまたいろいろと混沌とするようなことが連続することもあるかもしれません。

いやいや、考えてみれば、今回のこの記事の迷走とカオスぶりこそが「黒点の増加とはこういうことに結びつくのだ」ということを示しているのかもしれません。

そして、大事なことは、「社会で何かあっても」それにつられて、「怒り」や「憎しみ」などの感情が自分の中から表へと引きずり出されないように自分を管理することだと思います。

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