【2015年からの世界】 の記事一覧

2015年04月05日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




満開の桜の中の赤い月の日はラーフの怒りと共に太陽でも大爆発



miyagi-moon.jpg

▲ 宮城県白石市で撮影された桜の中に浮かぶ皆既月食。Daily Mail より。


この週末どうも慌ただしくて、今日は日曜日( 4月5日)ですが、時間があまりとれなくて、記事というより、日記風のようなものとなってしまうと思います。



月食の悪魔ラーフが怒るから

昨晩( 4月4日)は、

テトラッドの3回目の皆既月食がやってくる中で何だかいろいろとおかしい : トルコとオランダの大停電、CERNの大型ハドロン衝突型加速器の故障、相次ぐ事故や爆弾予告
 2015年04月01日

という記事などで、これまで何度か記してきましたが、4回連続する皆既月食の3回目が観測された日でした。

その昨日の夜、うちの子どもが、

「あ、今日、4日だよね」

と言いました。

わたし 「何かあるの?」
子ども 「今日、8時過ぎから皆既月食が見られるんだよ」
わたし 「ああ今日か。でも、曇ってるから見えないよ」
子ども 「いちおう見に行こうか」
わたし 「そんなもん見なくていいです」
子ども 「なんで?」
奥さん 「なんで?」
わたし 「それはちょっと話すと長いけど、まあ伝統的な話として」


というわけで、いずれにしても、私の住んでいるあたりは悪天候で見られなかったと思いますけれど、過去記事の「月食を司る不滅の魔神 ラーフ」などにありますように、伝説や伝統的には、「日食や月食の前後の空を直接見ることは不吉」だというようなことが比較的広く言われています。

そんなわけで、「伝統を守りましょう」というような話なんですが、月食をめぐっては、2011年にタイで下のような出来事が起きています。


月食う悪神払え 月食で空中に発砲、タイ各地でけが人
newsclip 2011.12.12

月食となった12月10日の夜、月を食べるとされる悪神ラーフーを追い払うためと、タイ各地で住民が空中に発砲し、落下してきた銃弾で数人がけがをした。

タイ字紙マティチョンによると、東部パタヤ市ではピックアップトラックの荷台から月食を眺めていたホテル従業員の男性の足に銃弾が当たった。中部ナコンナーヨク県では落下してきた銃弾が民家の屋根を突き破り、住人の女性の胸をかすった。



拳銃を空に撃つのは勘弁してほしいですが、「タイ各地で」とありますように、月食のたびに同じようなことが繰り返されている地域もあるようです。

ところで、昨日は皆既月食の空は見なかったのですけれど、ただ、皆既月食の時は、曇っていても「空は赤く染まる」ということを、今日のデイリーメールの写真で知りました。

アメリカのニューヨークも昨日は雲っていたようなんですが、下のように、「月が雲を血の色に染めた」というような写真が掲載されていました。夕焼けのようですが、これは皆既月食で赤く染まった 4月4日の夜のニューヨークの空です。

moon-nyc.jpg
Daily Mail


なお、子どもによれば(どこで見聞きしたのかわからないですが)、桜の満開の時期に皆既月食が起きるというのは珍しいことなのだそうで、次に起きるのは、28年後(これはこちらで確認しましたので本当のようです)だそう。

そして、前回、皆既月食と桜のシーズンが重なったのは 197年前だったと、子どもは言ってましたが、これは確認できないですので、多分、うちの子どもの思い違いか何かだと思います。




いろいろな面で珍しかった4月4日の皆既月食

いずれにしても、桜の満開の時期と皆既月食が重なることは珍しいということで、さらに、今回の皆既月食の少し前には、

スーパームーンと皆既日食が重なった後に続いて「4連続する皆既月食の3回目」の日がユダヤ教の過越祭と共にじきにやって来る
 2015年03月18日

という記事で書きましたように、「1日のうちにスーパームーンと皆既日食が重なる」という比較的珍しいことも起きていますので、

・スーパームーンと皆既日食が重なる
・4回連続する皆既月食
・桜の満開の季節と皆既月食が重なる


というように、いろいろと珍しいことが重なった皆既月食だったようです。

しかも、皆既日食と同じ 4日、太陽では磁気フィラメントからのフレア(爆発)による CME (コロナ質量放出)が発生、という賑やかな天体ショーが続いた日でもありました。

cme-2015-0404.jpg

▲ 2015年4月5日の Spaceweather より。


このフィラメントの爆発は 30万キロメートルに及ぶ巨大なものでしたが、地球方向にはダイレクトではないので、「おそらくは地球への CME の影響は少ないだろうが、今のところはまだよくわからない」とスペースウェザーは記しています。

そういえば、全然関係ないですが、上のほうで、「桜のシーズンと皆既月食が重なる」ことについて書いたのですけど、今年、寒波が続いたアメリカ北東部ですが、それも関係しているのでしょうけれど、首都ワシントンD.C. では、記録がとられて以来、はじめて「3月に桜が開花しなかった」そうです。

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Real Science

皆既月食と桜のシーズンが重なるのは、次は 28年後らしいですが、日本も 28年後に気候が大きく変化して、桜の開花の時期も変わっていたりすることもあるのかもしれません。

まあ、28年後ともなると、桜の存在そのものも含めて、いろいろと激しく変化している可能性の方が大きいような気はしますが。




テトラッドの4回目の皆既月食まであと半年

いずれにしても、2014年4月15日から始まった「4回続く皆既月食」の3回目と、ユダヤ教の過越(すぎこし)祭のシンクロの時期を通過しました。

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▲ 過去記事「赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ」より。


この1年の間に起きた、大量死を伴う事故や、IS やボコ・ハラムなどを含む、多くの犠牲者を出し続けている戦争やテロの数々を思い出しますと、あまり実感はないけれど、「想像以上のものすごい時代の中を生きている」ことに気づきます。

そして、次は、9月13日の部分日食を経て、9月28日に、再び「ユダヤ教と重要祭事と皆既日食がシンクロ」します。

これからの約半年の時期がどんな時期になるかの想像は、やはりできないですが、「何となく事故や、何かに巻き込まれることが起きやすいかも」程度に注意して生活するのも悪くはないのかもしれません。特に海外に行かれる方は。

赤い月・・・といえば、2012年から2014年にかけては、やたらと川や海が赤くなっていたことを思い出します。In Deep の記事を検索してみますと、「赤い海」や「赤い川」関係の記事だけで、10本近くあることがわかります。

オーストラリア・ボンダイビーチ 2012年11月26日
red-rain-2012c.jpg

▲ 2012年11月28日の記事「2012年の「赤」の意味: DNA を持たずに増殖する「赤い雨から採取された細胞」とつながる人間の赤血球」より。


中国 浙江省 温州市 2014年7月25日
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▲ 2014年07月28日の記事「赤い血と赤い月、そして大量の犠牲が続く中で読む…」より。


そして、その後の 2014年から2015年にかけての現在は2年にわたり月が赤くなり続けています。

水…… 夜空…… と来て、次は何が赤くなると考えるといいのでしょうかね。

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2015年04月01日



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▲ 2015年3月31日の EXPRESS より。大型ハドロン衝突型加速器( LHC )運用の年間予算は約 1100億円。



テトラッドの3回目の皆既月食がやってくる

思えば早いもので、4回連続する皆既月食(テトラッド)と、過去のその時期に起きていたことなどを調べました記事、

赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった
 2014年04月06日

から、もうすぐ1年になります。

下のような感じで、この1年間が流れました。

passover-2014-2015.gif


そして今は、ユダヤ教の重要な祭事のひとつ過越(すぎこし / ペサハ)の祭の少し前で、その過越祭の日と、皆既月食がシンクロするのです。

この「過越」という不思議な名称の祭の由来は旧約聖書にあり、その発端は、

神が、エジプトに対して十の災いを臨ませる。その十番目の災いは、人間から家畜に至るまで、エジプトの「すべての初子を撃つ」というもの

という災いを「避けることに成功した」ことを祝う祭といっていいかと思います。

上に「すべての初子を撃つ」とあるように、子どもたちに厄災が降りかかる「神の罰」に対して、神が災いを与えずに「通り過ぎていった」、つまり、過ぎ越していったというところから来ています。

そして、その「災いを避ける方法」は、

血の犠牲

です。

正確には、子羊の血を家の鴨居に塗った家には神は災いを与えないとされるものでした。

そんなわけで、なかなか血なまぐさい起源を持つ祭事ではあるのですが、その日と「赤い月」の時期が2年にわたりシンクロするのですから、あくまでイメージとしてですけれど、昨年は「この期間は血なまぐさい感じとなってしまうのかな」というものは感じていました。

赤い月と書きましたが、皆既月食は下のように赤くなるためです。

blood-moon-2015.jpg


実際、20世紀にもあった、4回続いた皆既月食とユダヤ教の祭事の時期がシンクロした 1967年や、その前の 1948年 - 1949年の時に共通していたキーワードは、

・戦争
・大量死
・中東
・イスラエル
・ユダヤ教
・イスラム教


というようなもので、暴力、あるいは、大量死を伴う出来事が多く起こり、その期間には、イスラエルという国も出現しました。

今年は、いまだにテトラッドの渦中にあるわけですが、この1年は、 IS なども含めて、上のキーワードと合致する出来事が多かった気がします。

そして、私たちはどんどん事件を忘れていきますが、佐世保の女子高生による殺人事件とか、川崎の中学生が殺されてしまった事件とか、切ない気分になるような事件も続いていた気がします。

この時期に起きた大きな事故として、思い出せる事故は下のようなものがあります。

・2014年03月08日 マレーシア航空370便 消息を絶つ(乗客乗員 239名 / 安否不明)
・2014年04月16日 韓国セウォウル号の沈没( 295 名死亡)
・2014年07月17日 マレーシア航空17便 ウクライナで撃墜(乗客乗員 298名 / 全員死亡)
・2014年07月23日 トランスアジア航空222便 台湾で墜落(48名死亡)
・2014年07月24日 アルジェリア航空5017便 マリで墜落(118名死亡)
・2014年08月10日 セパハン航空140便 イランで墜落(39名死亡)
・2014年12月28日 エアアジア8501便 インドネシアで墜落(乗客乗員 162名 / 84遺体収容)
・2015年03月24日 ドイツ旅客機が墜落(乗客乗員 150名 / 全員死亡)



やはり、1度にこれほど多くの方が亡くなるような事故がこれだけ続くというのは、異常かどうかはわからないですけれど、「普通ではない」とは思います。

私たちはどんどん忘れていきますので、他にも、思い出せないようないろいろな事故、火事、犯罪などがあったのだと思います。

特に私は最近、固有名詞が覚えられなくなってきています。

例えば、昨年、欧州宇宙機関の探査機ロゼッタが着陸した彗星の名前は?

チ・・・。

ほら、もう「チ」までしか覚えてないですよ。

過去記事を検索しまして、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星だと思い出しましたが、覚えるのは、一生無理かもしれません。

まあ、そんなことはどうでもいいんですが、それにしても「3回目の皆既月食まであと数日」となった最近、何だかどうも世界がおかしいのです。




トルコ全土での停電から思い出した「スタクスネット」

このトルコの大規模な停電については、日本語でも多く報道されています。

cnn-turkey-01.jpg

▲ 2015年4月1日の CNN トルコ全土で停電、テロの可能性も排除せず より。


上の記事には、


停電は首都アンカラを含め、トルコの全81県のうち45県に及んでいる。

アナドル通信はスロバキア訪問中のユルドゥズ・エネルギー相の話として、停電の原因は分かっていないと伝えた。サイバー攻撃の可能性については肯定も否定もできないと述べている。



とあり、原因不明である上に「サイバー攻撃」という文字も出ています。

サイバー攻撃でひとつの国のほぼすべてを停電させることなどできるのか? ということに関しましては、「できるかできないか」という可能性だけの話でいえば、「できる」はずです。

もう5年前ですが、

中国で始まった史上最大のサイバー戦争 : 産業コントロール網を破壊するスタクスネット
 2010年10月01日

のという記事の中で、原子力発電所と全インフラをターゲットにしたサイバーテロ攻撃を可能とする「スタクスネット(正式名: W32/Stuxnet)」と名づけられたワーム(コンピュータウイルス)について記しています。

少し抜粋しますと、下のようなことが可能となります。


AFP 「スーパーサイバー兵器スタクスネットの照準が中国に向けられる」より

スタクスネットは工業の中心に位置するような機械を制御するコンピュータに侵入することができるという点で世界中の専門家が恐れている。攻撃者はポンプやモーターや警報などの重要なシステムの制御を乗っ取ることができるのだ。

技術的には、工場のボイラーを爆発させたり、ガスのパイプラインを破壊したり、あるいは、原子力設備を故障させる原因を発生させることができる。このウイルスは、給水、石油採掘装置、発電所などで使用されているドイツのメジャー多国籍企業シーメンス社の特定のシステムを標的にする。

「これまでのように個人データを盗んだりするのではなく、この破壊工作ソフトは、プラントを破壊して、産業のシステムに打撃を与えるために特別に設計されているのです」と、アンチウィルス・サービス・プロバイダのライジング・インターナショナル・ソフトウェア社のエンジニアがグローバル・タイムズに語った。



というもので、このプログラムのもともとの目的が、発電所を含むインフラを攻撃するためのものですので、仮にトルコの発電所のコンピュータシステムが「感染していたなら」、あとは、いつ作動させるかというだけだった「かもしれない」ということにもなります。

ちなみに、 2010年の中国への大規模なサイバー攻撃で、中国では、600万台以上の個人のコンピュータと、1000社以上の企業のコンピュータに、このスタクスネットが感染したと見られていることを新華社が報じています。

それが5年前の話ですから、今このタイプのウイルスがどれだけ進化していて、世界のどれくらいの数のコンピュータに感染しているか、まったくわからないということがあるのです。

こういうタイプのウイルス(厳密には、ウイルスと呼ぶのは正しくないのですが、まとめてウイルスと書かせていただきます)は、その後もどんどんと出てきていまして、2012年には、

地球文明を破壊する威力を持つウイルス「フレーム」が歩き始めた
 2012年06月10日

という記事で、やはり、インフラへの攻撃が可能なフレームというウイルスのことを記したことがあります。

この時、ロシアのセキュリティ専門家のカペルスキーという人は、以下のように語っています。

「これが私たちが知っている世界の終焉となることが恐ろしい」

そして、カペルスキー氏は、世界中でこのようなインフラ破壊ウイルスが開発し続けられていて、それらの感染は今後さらに拡大するだろうとしています。

その影響としては、「全面的なインターネットの停止」と「重要なインフラ施設への攻撃」が最も重大だとしています。

そして、これからでも、すでに3年経っています。

ウイルスの開発は官民共にどんどん進んでいるでしょうし、感染したパソコンの数も・・・いや、3年前や5年前と違うのは、今は、スマートフォンやタブレットを使う人たちの数が飛躍的に増えたということがあります。

パソコンなどと比較すると、セキュリティに関して非常に脆弱な面があったり、あるいは、ユーザーのほうでも、「自分のスマホやタブレットにウイルスが仕込まれている」と思って使っている人は少ないような気がします。

しかし、実際には「何か悪質ないろいろなもの」に感染しているスマートフォンやタブレットの数は、かなりのものだと推測されます。

そして、インフラ攻撃関係ではないですけれど、最近のサイバー犯罪で際だったものとして、今年2月に書きました、

カルバナクの衝撃 : サイバー攻撃での世界の金融システム崩壊が早いか、それとも「預金封鎖」がそれより早いのか
 2015年02月19日

という記事で、「ハッカー集団が 1200億円を銀行から奪っていた」というサイバー犯罪をご紹介したことがありますが、この報道を知った時、


こんなことが出来るんだったら、軍隊や国家などがおこなえば、ターゲットにした国家の銀行システムの一斉シャットダウンとかも可能なのでは。


と思ってしまいました。

さらに拡大した話で書けば、「銀行システムの崩壊 = 資本主義の崩壊」まで導くことのできる可能性を示した犯罪だったと思います。

トルコの大停電から、こういうような一連のことをいろいろと思い出す中で、ここ数日の間には他に、「オランダの大停電」がありました。

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▲ 2015年3月27日の AFP オランダ首都で大規模停電、空港まひなど混乱 より。




LHC も故障してしまいました

あるいは、さすがに苦笑してしまったのは、冒頭に貼りました「 欧州原子核研究機構( CERN )の大型ハドロン衝突型加速器( LHC )が故障し、実験が延期」という出来事でした。

少し前に、

CERN (欧州原子核研究機構)が「極小ブラックホールの生成実験」に着手。その結果は「パラレル・ワールドとのコンタクト」か、あるいは・・・
 2015年03月23日


というタイトルの記事を書きましたが、これは、英国エクスプレスの記事の、

大型ハドロン衝突型加速器の科学者たちは、いずれ「パラレル・ユニヴァース」とコンタクトすることを願っている

という意味のタイトルの記事を翻訳してご紹介したのですが、その1週間後に同じエクスプレスで、

パラレル・ユニヴァース探索は大型ハドロン衝突型加速器の故障で延期になりました

というタイトルのニュースを見るとは思っていませんでした。

それにしても、この大型ハドロン衝突型加速器というのは、「とてつもない予算」をかけて建設されたものなのですよ。

正確な建設金額は記載が見当たらないですが、建築費用だけで 3000億円程度はかかっているのではないでしょうか。そして、「運営費」だけでも、年間 1100億円程度かかっているという、科学施設としては異例の巨額な資金がかけられているものです。

それほどの予算で建設されたものが、こうも簡単に故障してしまうということに、失礼ながら、どうにも苦笑感が漂ってしまった次第です。

大型ハドロン衝突型加速器も稼働をした場合は、それはそれで何となく不安を感じている人々もいるのですけれど、何より、こんなに簡単に故障するものを稼働させるということ自体もどうも・・・。

何かいろいろと変な感じです。

それに、フランスの旅客機事故以来、他の国でも旅客機関係の出来事が続いています。




まだまだ「何か」が続いてしまうのかどうか

フランスでの旅客機事故の余波が続いている中ですが、2日前には、カナダでも、非常に危ない結果となりかねなかった事故が起きています。

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▲ 2015年3月30日の NHK カナダ 旅客機が着陸に失敗 23人軽傷 より。


乗客の1人は「強い衝撃を受け、エンジンから火が出ているのが見えた。そのあと機体は数回バウンドして滑走路を越えて停止した」と話していました。

ハリファクスは当時、雪が降り視界が悪かったほか、旅客機が空港近くで送電線に接触したという情報もありますが、着陸失敗との関係は分かっておらず、カナダの航空当局が事故の原因を調べています。



この報道を読んでいますと、カナダのハリファクスでは「まだ雪が降っている」ことがわかります。
しかも、かなりの雪だったようです。

ところで、全土で停電が発生したトルコでは、旅客機関係の奇妙な出来事も起きています。

トルコ航空機内に「爆弾」と書かれたメモが発見されて、旅客機が引き返すという出来事があったのでした。しかも、2日間で2度も。


機内トイレに「爆弾」のメモ、トルコ航空機が行き先変更
CNN 2015.03.31

turkey-002.jpg

乗客256人を乗せてブラジルに向かっていたトルコ航空の旅客機が、「爆弾」と書かれたメモが機内で見つかったことを受けて急遽行き先を変更し、モロッコのカサブランカに着陸した。

同航空によれば、同様の理由で行き先を変更したのはこの2日間で2度目だという。29日にはイスタンブールの空港を出発した便の機内トイレで「C―4カーゴ」と書かれたメモが見つかり、同機がイスタンブールに引き返していた。C―4は一般的な爆薬の名称。同機の捜索でも爆弾は見つからなかったという。



爆破予告というのは、何度かイタズラ的に繰り返された後に実行されることも過去にありまして、それで、現在もちょっとトルコの航空関係者は神経質になっているようですが、これも連続して事故が続いている旅客機関係だけに、やや不穏な感じです。




半年間にわたりフランスの原発上空を飛び続ける無人機

昨年11月に、「フランスの原発の上空を飛び回る所属不明のドローン(無人機)」について、

フランスの原子力発電所に「正体不明の謎の無人機」が飛来し続ける中、メキシコの原発上空にも謎の無人飛行体が出現
 2014年11月10日

という記事でご紹介したことがあるのですが、「今も飛んでいる」のです。

drone-france-2015.gif

▲ 2015年3月4日の telesurtv より。

この報道によりますと、2014年10月からの無人機の報告数は 60件に上り、現在は原発上空だけではなく、パリなどの上空も偵察するかのように飛び続けているのだそうで、英国の安全保障の専門家は、フランスのことを言っているのか、欧州全体のことを言っているのかわかりませんが、

「テロの脅威に対して、極端なほど脆弱だ」

と述べています。

要するに、この無人機に何か(兵器、病原菌、化学兵器など)を仕掛けて攻撃された場合、防御のすべがないというようなことだと思います。

それにしても、半年間も飛んでいて、いまだに対策を取っていないというのも何だかあれですね。

そんな感じで、いろいろなところで「何だかどうもおかしい」というようなことが起き続けています。

もうじき3回目の皆既月食です。
そして、その後、4回目の皆既月食の日がやってくるまで半年ほどの期間があります。

どんな時期となるのでしょうか。

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2015年03月26日



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▲ 2015年3月24日の Nature World News より。



太陽黒点はゼロの方向に進むと思っていましたら…

今、太陽黒点が急速に増えていまして、「非常に多い」という目安といえる 120個を超えたりもしています。

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Spaceweather

これに関しては、2週間くらい前の記事、

奇妙な体調とメンタルは3月11日にXフレアを発生させる前日に「3…」と描こうとしていた現在の太陽活動のせい?
 2015年03月14日

で、通信などに被害を出した太陽フレアを発生させた黒点群が太陽の後ろへ回っていった後、黒点は減っていく傾向にありまして、一時は 27 個にまで減少しました。

そんなこともあり、正直、このまま太陽黒点は急速に減っていくだろうなあ、などと思っていたのですが、さもはからんや・・・いや何か日本語が違う・・・あにはからんや、黒点は今週に入ってから、あっという間に急増しました。

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NICT


上のように4日のあいだに次々と黒点が出現し始めたのですね。

それで、最近ではもっとも黒点の多かった 3月24日というのは、ドイツでの旅客機事故の日だったりもするわけなんですが、この事故も、たとえば、3月26日の毎日新聞の「独機墜落:操縦士1人閉め出し…ノックに返事なし」という記事などを読むと、尋常ではない背景が伺えます。


フランス南部で起きた独ジャーマンウイングス機墜落事故で、米紙ニューヨーク・タイムズは25日、同機が降下を始める前、2人の操縦士のうち1人が操縦室から閉め出された状態だったと報じた。飛行中の操縦室の音声を記録したボイスレコーダーの解析から分かったという。

事故原因の調査に参加している軍当局者の話として、パリ発で伝えた。それによると、操縦士のうち1人が操縦室から出て戻ろうとして外からドアをノックしたが、室内から返事はなかった。徐々にノックを強くしても返事はなく、「(室外の操縦士が)ドアを打ち破ろうとしている様子が分かる」という。



> 室外の操縦士がドアを打ち破ろうとしている

というのは、もうかなり異常なんですが、かなりの「何か」が機内であったのかもしれません。

もちろん、この事故の話は太陽黒点とは何の関係もないですけれど、ちょうど黒点数が周辺日の頂点を記録した日に、とんでもない事故が起きたということは、やや印象に残ることとなりそうです。


ところで、先ほどもリンクしました記事「奇妙な体調とメンタルは3月11日にXフレアを…」の際のXフレアは通信障害(ブラックアウト)を発生させたほどのものでしたが、この太陽フレアの強さが、

「宇宙線をどれほど遮ったか」

ということでもわかります。

フィンランドのオウル大学に宇宙線リアルタイム観測データ が毎日発表されているのですが、太陽フレア発生と同時に、地球に到達する宇宙線が激しく減少していたことがわかります。

neutron-flare-0318.gif
Spaceweather

その時の記事のタイトルにある「奇妙な体調とメンタル」というのも、何か、こういうこととも関係したりもするのですかね。

最近は、音や周波数の影響というテーマも大きく絡んできてしまいて、正直言いまして、「何が自分に影響しているのかわからなくなってきた」という感じも強いです。




小惑星もすごい

そういえば、急に増えたといえば、地球近傍小惑星、すなわち、地球に接近する軌道を持つ小惑星も、この数日間、ものすごい数が発見されています。

下のうちで小惑星の名称に「 2015」とついているものは、今年になって発見されたもので、多分、通過直前か、あるいは「通過後」に発見されたものだと思われます。

asteroids-neo-0326.gif
Spaceweather

これらの小惑星は、すべて地球からかなり距離がありますし、何より、サイズが非常に小さいものばかりですので、すべてにおいて危険性はほぼゼロですが、「突然デカいのが観測される」という可能性も、そりゃあゼロではないでしょうし、ちょっと前に、オーストラリアの世界最大の衝突クレーターに関しての思った記事を書いたばかりですし、小惑星には、ちょっと注視をしたいここ最近です。

ちなみに、上がどのくらい多いかというものの比較として、1ヶ月前の状況を載せておきます。通常は大体こんな程度です。

2015年2月25日の地球近傍小惑星情報より
asterids-neo-0225.gif
Spaceweather

そんなわけで、いろいろと騒がしい感じの空模様となっていますが、今回の本題は「海」の話です。




地球の海流と熱循環が停滞し始めている

冒頭に貼りました記事は、アメリカのメキシコ湾流という海流と、大西洋の海流の「熱循環」のスピードが遅くなっていて、これが地球規模で気候や生態系に影響を与える可能性があるという報道です。

実はこの「メキシコ湾の海流に異変が起きているかもしれない」ということにいては、2010年の記事で取り上げたことがあります。

その時は、BP社の石油掘削施設ディープウォーター・ホライズンによるメキシコ湾原油流出事故が起きた時でもあり、やや混沌としたものとなっていますが、「北大西洋海流が消えた」という記事を翻訳しています。

記事は、

海の終焉: すべての海流が死につつある(1)
 2010年10月17日

海の終焉: すべての海流が死につつある(2) 海流の停止は氷河期の到来に直結すると述べる理論物理学者
 2010年10月18日

にあります。

なお、「海流」というものを考える上で重要なのは「すべて繋がっている」ということです。

世界には、各地に小さな海流がたくさんありますが、

それらは最終的に、地球すべてを回る海の大循環の中に入っていく

ということになるのです。

全海洋をめぐる海水の大循環
ds4.gif
Hadal Environmental Science/Education Program


メキシコ湾流は、メキシコ湾の暖かい海流を欧州と、上の図では書き切れなかったですが、大西洋にも運ぶ役割をしていますので、メキシコ湾流の速度が下がると、必然的に「ヨーロッパと、大西洋側のアメリカは寒くなる」ということが言えるのだそうです。

そのメキシコ湾流が、すでに「減速している」ということは、今年、アメリカ東部とヨーロッパの一部が異常な寒波に見舞われ続けていたのは、この大西洋の熱循環速度の低下も関係していたのかもしれないです。

そして、そのような局地的な影響と共に、結局は、

「どこか地域的な小さな海流の異変でも、それは結局、少しずつではあっても、全世界の海と気候に影響を及ぼしていく」

ということです。

海洋の流れが変化すると、地域的な気候を激しく変化させる可能性があります。

もちろん、海洋生物たちにも影響が出ると思われます。

最近の海の異変を挙げるとキリがないですが、魚の捕獲などでも、「以前たくさん獲れていた魚が獲れなくなった。あるいは、その逆の現象」などは、よく聞く話ですし、ここ数年の海洋生物の大量死に関しては、 In Deep でも何度取り上げたかわからないほどです。

最近も、アメリカで、アシカの子どもの大量死(死因は餓死)が進行していて、今では救助施設でも手に負えないほどの数のアシカの子どもたちが、カリフォルニアの海岸で死に続けています。

これについては、

カリフォルニアに打ち上げられたアシカの子どもの数が1800頭に達する
 来たるべき地球のかたち 2015年03月25日

などで記しています。

昨年の In Deep の記事、

海で何が起きているのか : 5月から始まった全世界での数百万匹規模の海洋生物の大量死の理由は誰にも説明できない
 2014年06月02日

では、昨年の5月に世界中で集中して発生した「海洋生物の大量死」について報道したロシアのプラウダでの下の記事をご紹介しています。


非常事態:私たちの星は死にかけている

魚が世界中で前例のない数で死んでいる。米国カリフォルニア州では5月に6トン以上の魚が突然水上に浮かび上がった。また、やはり5月、米国では50万匹のコイが、ケンタッキー州のカンバーランド川で死んでいるのが発見された。

ミネソタ州では、35,000匹の魚が死んだ。ニュージャージー州のベルマーでは数千匹の魚の大量死。 カリフォルニア州マニフィーでも数千匹の魚の大量死が起きた。バーモント州のフェルズポイントでは、突然、湖に何百万匹の魚が死んで浮くという驚異的な出来事も起きている。

他の国では、メキシコ湾で、死んで打ち上げられるカメやイルカの数が記録的となっており、シンガポールでは 160トンの魚の死骸が浮いた。中国ではフヘ川で、40キロメートルに渡り、魚の死体が浮かび上がった。ギリシャのコモティニでは、10トンの魚の大量死が見つかった。



この他に、20カ国近くの国で魚の大量死が発生したことを記しています。

確かに、最近の海洋生物の大量死は「異常といっていいレベル」であるというようなことは、ある程度は言えるのではないかと思います。

その中でも、上の記事に、

> メキシコ湾で、死んで打ち上げられるカメやイルカの数が記録的となっており

とありますように、メキシコ湾を含む、アメリカの周辺では本当に海洋生物の異変が続いています。

これが、現在起きているメキシコ湾の海流の変化と関係があるのかどうかはわかりませんけれど、「地球の変化には、海流も大きく関係している」ということは言えそうです。海流「も」としたのは、地球に影響を与える要素がどのくらいあるのか、最近は見当もつかないようなことになさっているからではあります。

そもそも、「海流がどのように生まれ、どのようなメカニズムで存在しているのか」ということさえ、今の科学ではほとんどわかっていないはずです。

このメキシコ湾の状況について、簡潔にまとめられていた Pioneer News の記事をご紹介します。



Climate Change Study Has Revealed Gulf Stream System Slow Down
Pioneer News 2015.03.25


気候変動研究は、メキシコ湾流の減速を明らかにした


メキシコ湾流は、地球上で最も重要な熱輸送システムのひとつだ。メキシコ湾流は、効率的に海流を通して北半球に赤道から熱をもたらす。

しかし、このメキシコ湾流が減速してきていることが最近の研究で示された。

このことは興味深い。なぜなら、世界の多くが温暖化している中で、世界の一部の地域は寒冷化に向かうことが予測されるからだ。

ペンシルベニア州立大学の名誉教授であり、気象学が専攻のマイケル・マン( Michael Mann )氏は以下のように述べる。

「現在の一般的な気候モデルは、私たちが現在直面している変化を過小評価しています。その理由は、大西洋の熱循環が安定しているためかもしれないですし、あるいは、気候学者たちが、グリーンランドの氷床の融解を正しく見積もっていないか、またはその両方の理由により、過小評価されているのだと思われます」

マイケル・マン名誉教授は、新しい研究で、大西洋循環と、メキシコ湾流が実際に減速している証拠を発見した。

これは、暖かい海流と冷たい海流の相互の流れが少なくなっていることを示す。

ドイツのポツダム気候影響研究所のステファン・ラスムトルフ( Stefan Rahmstorf )氏は、

「大西洋の海洋熱循環の減速が続けば、かなりの影響をもたらします。まずは、海の生態系にマイナスの影響を与えることになる可能性があり、それは、漁業や沿岸地域の人びとの生活にまで影響を与えるかもしれません。海流の循環の減速は、海水面レベルの上昇を招き、ニューヨークやボストンなどの都市に影響を与えます。そして、最終的には、北米とヨーロッパの両方の気候に大きく変化を与えることになると考えられます」

と述べた。


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2015年03月19日



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aurora-world-top.jpg

▲ 2015年3月19日の CNN 世界各地でオーロラ観測 強い磁気嵐で発生より。

「人々が神に背くことを止めないならば、ひどい戦争が起こるでしょう。未知の光によって照らされる夜を見るとき、これが神によってあなたがたに与えられる大きなしるしであるということを知りなさい」(1917年7月13日 / ファティマの聖母の言葉)



要因がよくわからない磁気現象に包まれる地球

数日前の 3月14日の、

奇妙な体調とメンタルは3月11日にXフレアを発生させる前日に「3…」と描こうとしていた現在の太陽活動のせい?
 2015年03月14日

という記事で、比較的大きな太陽フレアを連続して発生させている黒点群が「唐突に現れた」ことを記しまして、その時点からの数日は太陽活動は活発なままだと思われることを書きました。

それは確かにその通りになっているのですが、

「予想外の、何だかよくわからない方向に進んできている」

感じがあります。

それが冒頭の「世界各地でオーロラ」が観測されているという現象のことです。

オーロラが発生する原理は、まだわかっていない部分のほうが多いとはいえ、基本的には太陽からの磁場と地球の磁場の相互の作用によって起きると考えられています。

なので、一般的に、太陽フレアや CME (コロナ質量放出)などが頻発しますと、地球のオーロラの出現頻度も高くなります。

ですので、比較的、太陽活動が活発である現在、オーロラが広い地域で観測されること自体は不思議なことではない・・・・・のですが、「ちょっと地球のオーロラの観測地域が広すぎる」のです。

太陽活動(フレアや CME を伴う爆発など)の大きさと、どうも比例していない気がするのです。

これに関しては、スペースウェザーに投稿されるオーロラ写真の撮影地が普段とは違うことから薄々感じてはいたのですが、今日の様々な報道で、かなり、その異質さがはっきりした感じがあります。

ところで、通常のオーロラとは大体どの地域で観測されるものか。

これは、オーロラ - Wikipedia から抜粋しますと、ごく一般的な場合ですと、北極と南極から近い場所の高緯度をドーナツ状に囲むような感じとなり、北半球ではカナダの北極圏近くとか、アラスカとか、北欧の周辺だとか、そういうような地域となります。

これは図で表すとわかりやすいかと思います。
下の図は北極点から見た地球で、赤い部分がオーロラが一般的に見られる場所となります。

オーロラの出現する典型的な緯度
map-aurora.gif
Wikipedia


そして、今回のオーロラがどのような地域で観測されているかといいますと、上のようないつも観測されている地域では当然観測されているのですが、例えば、ふだんオーロラとは無縁の地域である以下のような場所で観測されています。


フランス ブルターニュ州

France-Auroras-Brittany.jpg
Spaceweather Realtime Aurora Photo Gallery


アメリカ アイオワ州

us-aurora-iowa.jpg
Spaceweather Realtime Aurora Photo Gallery


ポーランド プワヴィ市

poland-aurora.jpg
Spaceweather Realtime Aurora Photo Gallery


日本 名寄市

japan-aurora.jpg
・NHK オーロラ撮影成功 国内で11年ぶり


ロシア モスクワ

russia-auroras.jpg
Lenta


ニュージーランド クィーンズランド

New-Zealand-Aurora.jpg
Spaceweather Realtime Aurora Photo Gallery


ドイツ ノイシュタットイン・ホルシュタイン

german-auroras.jpg
Spaceweather Realtime Aurora Photo Gallery


他にも多くの地域でオーロラが観測されています。

これが、「Xクラスのような超強力な太陽フレアが発生していた」というなら、わからなくはないですが、この数日、そこまでのフレアは発生していないのです。

先ほどリンクしました記事には、

> Mクラスは、ほぼ確実に発生すると思います。

とは書きましたが、それは確かに連続して発生していたのですが、Mクラスの最も低い分類程度のものまでしか発生していませんでした。 NICT の日報から抜粋しますと、過去数日で起きたMクラス以上の太陽フレアは以下の通りです。



03月13日03:47   M1.2
03月13日05:49   M1.8
03月14日04:23   M1.3
03月15日09:36   M1.0
03月15日22:42   M1.2
03月16日10:39   M1.6
03月17日22:49   M1.0




このM1クラスのフレアは特別に強いものではありません。

でも、この期間内のどれかの太陽フレア、あるいは、コロナホールなど、何らかの太陽の現象が今回の地球での過剰なほどのオーロラに発生に繋がっているはずです。

そこで、スペースウェザーの記事を1日ずつ遡って読んでみますと、朧気ながらわかってきたのは、現在、地球で激しくオーロラを発生させているのは、黒点群 2297 から発生した CME によるもののようなのですが、どうやら、その原因となったフレアは、「Cクラスの太陽フレア 」のようです。

Cクラスの太陽フレアというのは、Mクラスより下のクラスで、このあたりでは、「巨大なフレア」という表現はされません。

この黒点群 2297 は、3月11日にXクラスの爆発を起こしています。

x2-0311b.jpg
Spaceweather

しかし、今の地球の磁気の影響は、このXフレアとは関係はありません。

どうやら、その後の日本時間 3月15日に発生した「小さなフレア」が原因となっているようです。

太陽フレアのエネルギーと、CME のエネルギーは比例するものではない、ということなのかもしれませんが、何となく、個人的には「不思議な磁気嵐」であり、「不思議なオーロラ」だと感じています。

そして、この「不思議なヨーロッパのオーロラ」が、またも「ファティマの聖母」の言葉を思い出させてくれるわけでした。

それは、「第二次世界大戦の前にヨーロッパの空が不思議な光で覆われるだろう」としたものでした。




思い出す1938年1月25日のヨーロッパの夜空

今回のオーロラは、ヨーロッパのドイツやフランスやチェコなど、通常はオーロラが観測されることは珍しい国の多くで観測されています。

少し前の記事、

ファティマの聖母から知る「永遠の地獄」への序章(1) - 「地獄」は神話ではなく、事実として存在する
 2015年03月15日

で、ポーランドのファティマに出現したとされる「聖母マリア」の予言とされているものについて書きました。

それは3つから4つのメッセージからなりますが、その2つめは、以下のようなものでした。時期は、第一次世界大戦中の 1917年のものです。


第一次世界大戦は、まもなく終わる。しかし人々が生活を改め罪を悔い改めないなら、さらに大きな戦争が起き、沢山の人が死に、そしてその多くが地獄に落ちてしまう。その前兆として、ヨーロッパに不気味な光が見えるだろう。


そして、そのメッセージから約 20年後の 1938年1月25日、ヨーロッパで広範囲に渡りオーロラが観測されたのでした。

1938-aurora-new-york-times.gif

▲ 1938年1月26日のニューヨーク・タイムズより。


ファティマのメッセージは、「ヨーロッパに不気味な光が見える時が、次の戦争の徴候となる」とも取れるメッセージを3人の少女(ルシア、ヤシンタ)と少年(フランシスコ)に託したのですが、このあたりのくだりを、もう少し正確に、ファチマの真実(3) - 神の懲罰としての戦争というページから部分的に抜粋します。


聖母は1917年7月13日 ルシアにはっきりとこう言われたのです。

「しかし、人々が神に背くことを止めないならば、ピオ十一世の御代の間にもっとひどい戦争が起こるでしょう。未知の光によって照らされる夜を見るとき、これが神によってあなたがたに与えられる大きなしるしであるということを知りなさい。神は戦争、飢饉、教会と教皇の迫害によって世界をその罪のために罰しようとしておられるのです」

ピオ十一世の教皇在任期間は1922年から1939年です。1933年にはヒットラーが再軍備に着手、イタリアは1935年エチオピアを侵略、1938年3月ドイツがオーストリアを併合、39年8月にポーランドに要求提出、聖母の預言通りに実質的に第二次世界大戦が開始されていました。

聖母が預言された「未知の光によって照らされる夜」は1938年1月25日の夜から26日の朝がたにかけてヨーロッパ・北アフリカの空に展開されました。

『フランス天文学協会ブレティン、天文学、気象学、地球物理学月刊誌』は50ページにわたる特集でこの現象を次のように報告しています。

「例外的な美しさをもったオーロラが1938年1月25日火曜日の夕方から26日水曜日の朝にかけてフランス、そしてヨーロッパのほとんどすべての国々において見ることが出来た。スイス、イギリスそして同様に西部、南西部、プロヴァンスに至る南東部地域、そしてさらに南部、イタリアやポルトガル、シシリー、ジブラルタル、そして北アフリカにおいてさえ、この現象はこれらの地域の緯度にしては例外的な強度を示した。....」



こういうことになっていました。

ここでは、当時のローマ法王をピオ十一世と表記していますが、日本語では、ピウス11世と表記されることが多いようです。

まあ、この時のオーロラにも発生する理由があるような現象が「太陽」で起きていたのでしょうけれど、この時の、

人類史上最大の戦争の徴候としてのオーロラ

という概念を、今回のヨーロッパでのオーロラの出現で思い出したのでした。

まあ、現在にいたるまでは、人類史上最大の戦争は第二次世界大戦だったわけですが、それ以上のものが起きれば、この形容はまた塗り替えられてしまうわけでもあります。




悪としてのロシア

ところで、1917年のファティマでの言葉では、先ほどの

「人々が神に背くことを止めないならば、もっとひどい戦争が起こるでしょう」

の一連の下りの後に、以下のような言葉も託しています。


「....このことを避けるために、私は私の汚れなき御心へのロシアの奉献と、初土曜日の償いの聖体拝領を求めるために来るでしょう。もし私の要求が顧みられるならば、ロシアは回心し、平和が来るでしょう。もしそうでないならば、ロシアは戦争と教会の迫害を引き起こしながら、その誤謬を世界中に広めるでしょう。善い人々は殉教し、教皇は多く苦しみを受け、さまざまの民族が絶滅させられるでしょう」


私は「それにしても」と思いました。
第二次世界大戦で、ロシアはそんなに「悪役だっただろうか」と思ったのです。

何というか、こう・・・ふと思ってしまったことは、聖母マリアの言葉だとされている、

> ロシアは戦争と教会の迫害を引き起こしながら、その誤謬を世界中に広めるでしょう。

ということについては、「実はまだ起きていないのでは」と思ったり。

実際のところ、最近のロシアは、ソ連時代よりも脅威を感じる面はありますしね。

過去記事、

ウラジーミルの異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
 2014年09月02日

では、ロシアの「自動核報復システム」である「死者の手( Dead Hand )」のことや、1983年に偶発的な核戦争が「起きる寸前にまでになった」ことなどを書いています。

あと、

「ウラジミールの栄光」や「ロシアのアラスカ編入」のキーワードから連想するババ・バンガの言葉や、お釈迦様の予言、そして、マザーシプトンの隠された予言
 2014年03月23日

という記事には、ババ・バンガ(Baba Vanga)というブルガリアで最も有名な女性の予言者の言葉である、


「すべてのものが氷が溶けるように消え去るが、ウラジミールの栄光、ロシアの栄光は残る唯一のものである。ロシアは生き残るだけではなく、世界を支配する」


などを載せています。

まあ、たかだかオーロラから話が飛躍し過ぎた感じはありますが、毎日起きる様々なことを見ていても、「いろいろと何となく良くないほうに進んでいるような」という気持ちを完全に払拭するのは難しいです。

そういえば、オーロラといえば、「火星」でも観測されています。


火星にもオーロラ NASAの探査機観測
北海道新聞 2015.03.19

nasa-maven.jpg米航空宇宙局(NASA)は、火星を周回する無人探査機メイブンが昨年12月末に、北半球の上空でオーロラを観測したと発表した。

太陽活動が活発になって飛来した高エネルギー粒子が、火星の非常に薄い大気と反応して起きたらしい。研究者らは「クリスマスの光」と名付けた。

また火星の上空150〜300キロで一時、ちりでできた雲も観測。これまで予想されていなかった現象で発生源は不明だが、火星を回る衛星のフォボスやダイモスなどから飛来した可能性もある。



虹やオーロラは美しいですが、イスラエルでは「虹の下には地獄の釜がある」という伝説もあったりしまして(過去記事「虹という地獄の門の彼方に」)、美しいものが必ずしも良いことを示唆する伝説ばかりではないということもあります。

そうなると、オーロラが示すものは何なのだろうと考えています。

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2015年03月18日



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supermoon-total-eclipse.png
The Wachers



スーパームーンと皆既日食が同日に起きる2015年の春分の日

今度の 3月20日には上のようなことが1日に起きます。

もっとも、皆既日食が見られるのは、北大西洋からノルウェー海、北極圏あたりにかけてのことで、ヨーロッパでは広範囲で観測されますが、それ以外の地域で完全な皆既日食が見られる場所は少ないと思います。

さらに、それらと重なるものとしましては、そろそろ1年ほど前の記事となりますが、

赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった
 2014年04月06日

に載せました図から抜粋しますと、下の時期と重なります。

nisan-2015.gif


上の記事は、

「4回の皆既月食が連続して起きる」

という比較的珍しい現象が、2014年から 2015年にかけて、

「ユダヤ教の重要な宗教的祭事と時期がシンクロする」

という、極めて珍しい連動のことや、過去にも同じようなシンクロがあり、その時期とイスラエル国家建設の関係について書いたものですが、それ以外にも、

過去の同じ時は「大量死の時代」だった

ことを書きました。

過去の同じ時というのは、20世紀で2回ありました。

過越(すぎこし)の祭りと仮庵の祭り(かりいおのまつり)は、どちらも「三大祭」と呼ばれるユダヤ教の最重要祭事です。

第一次中東戦争(イスラエル側の呼称は「イスラエル独立戦争」 )の際の 1948-1949年

1949年04月13日 皆既月食 過越
1949年10月07日 皆既月食 仮庵の祭り
1950年04月02日 皆既月食 過越
1950年09月26日 皆既月食 仮庵の祭り

この時と、

第三次中東戦争(イスラエル側の呼称は「六日戦争」)の際の 1967年

1967年04月24日 皆既月食 過越
1967年10月07日 皆既月食 仮庵の祭り
1968年04月13日 皆既月食 過越
1968年10月06日 皆既月食 仮庵の祭り

この時の2回で、これらの時も「4回連続する皆既月食の時期と、ユダヤ教と宗教的祭事が重なった」時だったのでした。

そして、この「奇妙なシンクロを見せた時期」に起きた2つの戦争は、イスラエルという国家が形成され、国家の拡大を果たした、イスラエルにとって重要な戦争でした。




大量死事故の続発の時期

そして、ユダヤ教やイスラエルのこととは別に、昨年の4月から始まった「4回続く皆既月食」の、

1回目の皆既月食(2014年4月15日)

から

2回目の皆既月食(2014年10月8日)

の時期の周辺にどんなことが起きていたかといいますと・・・まあ、本当にいろいろと起きていたのですけど、たとえば、ここでは、「死亡を伴う航空機事故」だけをピックアップしますと、以下のようになります。

airplane-ac-2014.gif

文字にしますと、

・2014年03月08日 マレーシア航空370便 インド洋で消息を絶つ(乗客乗員 239名 / 安否不明)
・2014年07月17日 マレーシア航空17便 ウクライナで撃墜(乗客乗員 298名 / 全員死亡)
・2014年07月23日 トランスアジア航空222便 台湾で墜落(48人死亡)
・2014年07月24日 アルジェリア航空5017便 マリで墜落(118人死亡)
・2014年08月10日 セパハン航空140便 イランで墜落(39人死亡)
・2014年12月28日 エアアジア8501便 インドネシアで墜落(乗客乗員 162名 / 84遺体収容)


となります。

この期間には、4月16日の韓国セウォウル号の沈没( 295 名死亡)などもあり、こう見ますと、普通それほど起きるわけではないほどの規模の大きな事故が、比較的集中的していたことがわかります。

この中で、マレーシア航空とエアアジアはマレーシアの飛行機会社で、全体のうちの3件を占めるということになっていて、災難としかいいようがないですが、ただ、この「災難」が、偶発的な災難であるのか、「何かの意図」がそこにあるのかに関しては、実際のところは何もわからない面があるのは確かですが、昨年12月の、

闇の組織「黒い手」:マレーシア機MH370便の失踪前に警告を出していたベトナム人女優と、エアアジア8501便の「事故」を事前に警告した中国人の正体
 2014年12月30日

という記事などを思い出しますと、単純な事情ではない可能性はあるのかもしれません。

ch-blog2014.gif

▲ 2014年12月15日の中国の BBS Ianya より。エアアジア 8501便の事故の13日前に何度も同じ内容が中国語で投稿されました。


ところで、上のような多くの死者を伴う航空機事故を思い出しますと「 2014年は非常に航空機の死亡事故が多かった」というような感覚を受けるかもしれません。

ところが、違うのです。




戦後もっとも死者を伴う航空機事故の少なかった2014年

実は、2014年は、死者を伴う航空機事故の発生件数は「戦後最低」だったのです。

下のグラフは 2015年2月6日の AFP 「相次ぐ旅客機墜落、年別発生件数の推移」という記事の図からのものです。

air-crash-2014.gif
AFP


上のグラフの棒グラフのほうが、死者を伴う旅客機事故の「発生件数」で、折れ線グラフは、「死者数」です。

このうちの「発生件数」に関しては、2014年は死者を伴う旅客機事故が 8件となり、戦後からの統計では最も死者を伴う航空機事故が少なかったことになるようです。最も多かったのが、1948年と 1972年の 55件です。2014年はそれと比較すると実に7分の1ほどに減少しています。

こう見ますと、死者を伴う旅客機事故は、実際には緩やかに減少し続けていることがわかります。

しかし、2014年は、なぜ、こんなに「航空機事故が印象に残る1年」だったのかというと、

事故発生件数は史上最低だったのに、事故での死者数はここ数年で最も多い。

ということによるものだと思われます。

つまり、「2014年は、一度の事故での死者が多かった」のです。

2014年の旅客機事故においての死者数は「 924人」でしたが、これだけの死者が、たった8件の航空機事故で発生しているということになります。

平均値としては、「1回の事故につき 115人が亡くなっている」という計算になります。

他の年と比較してみますと、たとえば、史上最も死者を伴う航空機事故が多かった 1948年と 1972年は、

・1948年 発生件数 55件 死者 738人 1回の事故での平均値は約 13人
・1972年 発生件数 55件 死者 2429人 1回の事故での平均値は約 44人


となり、2014年は、事故件数そのものは少なかったにも関わらず、「一度の事故で死亡する人数の割合が極端に高かった」ことがわかります。

2014年は、一度の事故での死者数は史上最高クラスだったということになりそうです。

そういう意味では「異常な大量死に見舞われた年」ともいえます。

これらに加えて、イスラエルのガザ侵攻(2014年7月18日)を含む紛争や内戦、あるいは、昨年から大きく露出が増えた ISIS やボコ・ハラムをはじめとするテロなどでの大量死、そして、飢餓、感染症での死者などを含めますと、2014年は「平年にはない大量死の状況」があったといえると思います。

そして、個人的には、この傾向は今年も継続するか、あるいは「さらに拡大する」という懸念を拭いきれない部分があります。

ところで、タイトルに「スーパームーン」の文字を入れたのですが、スーパームーン自体は珍しい現象ではないですが、このような「皆既月食や皆既日食の連続の中でのスーパームーン」ということもあり、ちょっとふれてみます。




スーパームーンは何かに影響を与えるか

super-moon-greek.jpg
・ギリシャのスーパームーン。AP通信 より。


スーパームーンとは、簡単にいえば、地球に月が軌道上で最も接近する時に「いつもより大きく明るく見える」現象です。

そして、このスーパームーンは、2011年以来、巨大地震などの発生と関連付けられて語られることがあります。もっとも、公式な見解ではたとえば、スーパームーン - Wikipedia には、


2011年の東北地方太平洋沖地震や2004年のスマトラ島沖地震のような自然災害は、1、2週間以内に発生しているスーパームーンに起因するという憶測があるが、スーパームーンと大地震の相関関係を示す証拠はない。


とあり、「関係を示す証拠はない」としています。

東北の震災の後は、NASA も「スーパームーンとは関係がない」と公式に発表しています。

japan-supermoon-nasa.gif

▲ 2011年3月12日の英国 メトロ より。


実際、東北の震災の時は、地震発生時の月の位置は、むしろ普段より地球より遠くにあったりしたこともあり、地震発生との「直接の関係」は見出しにくいです。

しかし、では「スーパームーンは地球に何も影響しないのか」というと、そういうこともないです。

どんな影響を地球に与えるのかといいますと、「地球の潮位を変化」させます。また Wikipedia からですが、

潮汐への影響

太陽と月からの地球の海洋に対する影響は、月が新月または満月の時に最も大きくなる。月が近点にいる時は、潮汐力はいくらか強くなる。しかし、この力が最も強い時でも、せいぜい数インチ程度の影響である。

とあります。

ここでは「インチ」を使っていますが、センチですと、最大で 20センチくらいの潮位の変化があるようです。


この・・・20センチの潮位の変化・・・この力、大したことがないと思われるでしょうか。


しかし、地球の海の水の「水量」を考えますと・・・。

地球の海水の量というのは、日本海事広報協会のサイトには、


地球上にある水の量は、すべてをあわせると14億km3にもなります。そしてその97%あまりが海水で、およそ13億5,000万km3になります。


とあります。

現実感のない質量で、想像もしにくいですが、とにかく「地球の海の水の量というのは、とんでもない質量」を持ちます。

この 13億立方メートルの海水の一部を「 20センチ動かす」のです。

いい加減な比較ですが、これは、日本列島を 20センチ浮かす、というようなパワーと同じ程度のエネルギーを地球は受けているのではないかなあと思ったりすることはあります。

いずれにしても、この「潮位の数十センチの変化」は決して弱いエネルギーではないはずです。

そこから考えますと、海だけではなく、地上にも何らかの影響を与え続けている「可能性」があることは否定できないのではないかと思う部分も多少あります。

それは、スーパームーンが近づくから地震が起きるというような単純なことではないけれども、地質レベルでは、何らかの影響を地球の地質は受けているのではないかとは思います。

それがどういう形となって出てくるのかは予測しようがないですが。




月と人間の関係

さらにいえば、そこまでのエネルギーなら、生物や、あるいは人間に影響を与える可能性も考えます。月 - Wikipedia には、「月齢と人間的事象の関連の有無」というセクションがあります。

現代においても、月齢が、人間の生理的、精神的な事象(例えば出産や、自殺、殺人、交通事故の起こりやすさ等)に影響を及ぼしているという説が語られることがある。 これについては議論が多いようである。

このような記述がありますが、科学の世界には「月の人間への影響を肯定」する学説論文があり、また。それを否定する学説論文もあります。

2007年には、イギリスの警察署が「満月の日には犯罪が増える」と発表したことなどもあります。

fullmoon-2007-0606.jpg

▲ 2007年06月06日の AFP 満月の日には犯罪が増える?英警察発表 より。


ところで、上の Wikipedia の文の中に、

> 現代においても

という部分があります。

これは言い換えれば、「過去にはあった」ということを示唆しています。

たとえば、「月」は英語でムーン( Moon )と表記しますが、ラテン語からのルナ( Luna )から派生した英単語もあり、特に「精神異常者」と訳されるルナティック( lunatic )という英語の語源を Weblio 辞書で引きますと、

ラテン語「月に影響された」の意;昔は月から発する霊気に当たると気が狂うとされたことから

とあり、古代では、月の光が人を狂気に駆り立てるという概念が一般的だったようです。

この 3月20日の前後1週間くらいは、いろいろと混沌とする可能性もあるかもしれませんね。

そして、連続する4回の皆既月食の4回目となる 2015年9月28日までは、本当に混沌とした、あるいは「あまり明るくない時代」が続く可能性を否定できません。

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cape-cod-ice.gif

▲ 2015年3月9日のアメリカ CBS ニュースより。


この2月から3月は、場所によって、とんでもない気候や現象が相次いだ時期でもありました。

上の写真は、記録的な寒波がいまだに続いているアメリカ東部にあるケープコッド湾の海岸に、ご覧のような巨大な氷の塊が多数打ち上げられている光景です。下のような、ちょっとアメリカの海岸とは思えない光景が広がっているようです。

iceberg.jpg


CBS の報道では「一生に一度あるかどうかという出来事だ」と記されていますが、ここ数年はわりとそういう「一生に一度あるかどうかという出来事」が、いろいろな現象として、世界各地で起きている感じがあります。

それらのいくつかをダイジェスト的にご紹介したいと思います。


ところで、今日は 3月11日なのですね。


少し思い出すことを書きたいです。



2011年3月11日に気づかせてくれたこと

4年前の地震の日からの数ヶ月間は、毎日いろいろと考え続けて、そして、あてもなく毎日いろいろなところを歩き回りました。東京の風景をいろいろと見ておきたかったのです。

そして、被災された東北の方々を見ている中で、その頃は毎日「日本と日本人」のことを考え続けていました。それは愛国的な意味での考えではなく、むしろ、生物学的な意味や、地質学的な意味で「日本人の歴史」というものをよく考えました。

そして、地震によって、自分の曖昧な感覚から脱出できた感じもありました。

震災2日目の3月13日に書いた「決意の涙: 東京 DAY3」に私は下のように書いています。


こういう現実の災害の圧倒の前には、私たちは異常に現実的になる必要があると思っています。

すなわち、あらゆる宗教、あらゆる神様、あらゆるオカルトを排除しながら進む他はないように思います。



そして、しばらくは、異常なほど現実だけの思考で生きていました。

その頃は、「ほんの少し先のことも予測や推測しない」ということもつとめていました。
予測や推測も、現実に起きていない限りはオカルトだからです。

実際に体験していること以外は信じない。
そんな数ヶ月でした。

そして、当時はそれは大事なことでもあり、たとえば、インターネット上では、様々な煽りや奇妙な噂話が次々と噴出していたという事実もありました。

ただ、予想や予測とは違いますが「ちょっとした不安」は現実にはありました。

地震の起きた当日に書いた記事にも少し書いているのですが、東北の震災が起きる少し前に書いた記事で取り上げていました名古屋大学の論文を思い出して、直感的に不安を感じてしまっていたことは事実です。

それは、名古屋大学大学院の古本宗充教授の「東海から琉球にかけての超巨大地震の可能性」という論文で、詳しいところは、リンクからお読みになっていただければよろしいかと思いますが、2004年のスマトラ地震の発生が「これまでの地震学の常識を覆した」というところから、従来の地震学の見地を越えて考察したものでした。

この論文では、特に、地域としては、今でいう南海トラフ地震と重なる場所(ただし、もっと広範囲)での地震の話が展開されます。

従来の南海トラフ地震説と違うのは、たとえば、一般的に南海トラフ地震は、

約 90年から 150年間隔、あるいは 200年などの周期で起きる。

とされているものに対して、名古屋大学の論文では、

南海トラフから琉球海溝まで全長1000kmにも及ぶ断層が連動して破壊されることで、非常に細長い領域におけるM9クラスの連動型地震、あるいはM9クラスの二つの超巨大地震が連動して発生する可能性。

を、海底の化石の年代決定などから突き止めたものでした。

そして、この周期は、150年や 200年といった短いものではなく、

「 1700年〜2000年の周期」

という、比較的長い周期を持つ海底の地殻の変動のようですが、過去には周期的に「必ず起きていた」ものでもあるようです。

その論文にある図は下のものです。
日本語はこちらで入れています。

1700年 - 2000年の周期での海底の隆起があったとされるされる断層
nankai-trough-01.gif


このことは科学誌ニュートンの 2011年9月号でも取り上げられていて、そこに見やすい図が載せられています。

eq_west.gif
Newton

もちろん、上の図に示したような地震は、「過去には起きた」ものではあっても、今後起きるのかどうかはわからないですし(ただ、いつかは必ず起きるとするほうが合理的ですが)、また、仮に起きても、それが私たちの今の人生の時間の中で起きるかどうかはわかりません。

しかし、4年前の 3月11日に「まったく想定されていなかった超巨大地震が起きた」という事実は大きく、そのために、上のことがふと頭に浮かんだのでした。

ニュートンの記事は、


「そのとき」がいつになるのか誰も知る由はないが、次の東海地震、東南海地震、南海地震が超巨大地震となる可能性も考慮に入れた議論がはじまろうとしている。


としめくくられています。

ちょっと前置きのつもりが長くなってしまいました。




2015年2月の世界各地の光景

気づけば早いもので、今年もすでに3月ですが、3月ですと、北半球の多くでは一応は「春」という方に近いことになると思いますが、冒頭のアメリカ東部などを含めて、非常に厳しい気候が続いているところが多いです。

今現在は、ヨーロッパのギリシャからブルガリアなどが暴風雪などで激しい天候となっていまして、ブルガリア中部の各地で大雪による非常事態宣言(参考記事)、ギリシャでは降雪と洪水で非常事態宣言が出されています。

ブルガリア中部では、各地で雪による孤立、停電、道路の閉鎖が相次いでいて、今日現在も6つの自治体で非常事態宣言が出されたままとなっているようです。

この冬は、特に寒波と大雪に関しては、場所により極めて荒れている感じが強いですが、この2月に世界でどんな気候や現象が起きていたかということがまとめられているニュースがありました。

その中のいくつかをご紹介したいと思います。



February 2015 - Extreme Weather, Earth Changes, and Fireballs
SOTT 2015.03.08

2015年2月 - 極端な天候、アースチェンジ、そして火球

2015年2月1-3日
フランス・ピレネー山脈で3日間で3メートルの積雪

Pyrenees-3-snow.jpg



2月2日
トルコで激しい強風。5名が犠牲に

turkey-wind-02.jpg



2月2日
ロシアで「オレンジ色の雪」が降る(原因不明)

russia-orange.jpg



2月-3日
北極からの大気「極渦」によりアメリカの1億人が寒波の中に

us-feb-snow.jpg

このアメリカの極渦による寒波は、2月中旬にもアメリカの広範囲に大寒波をもたらし、また、現在もアメリカは同じような状況となっています。



2月6日
米国フロリダ州ジャクソンビルで謎の巨大な轟音と震動で警察への通報が相次ぐ

911-call.jpg

いわゆる「ソニックブーム」といわれるような轟音と震動が広範囲で感じられて、警察への電話が殺到しましたが、原因はわかっていません。フロリダ州では、この後も何度も同じような轟音が報告されていて、住民たちの中には「何かの前兆なのではないか」と話している人々もいるようです。



2月9日
オーストラリアのクィーンズランドで記録的な豪雨

au-heavy-rain.jpg



2月13日
200頭のイルカがニュージーランドのゴールデン湾で座礁

golden-bay.jpg

これについては、「ニュージーランド中部で同地域としては過去数十年で最大の約200頭のクジラが座礁し、すでに数十頭が死亡」という記事に詳しく書いています。

ところで、何の関係もない話ではあるのですが、4年前の震災があった日の3週間前にも、同じニュージーランドでイルカが多数打ち上げられたことがありました。


2011年2月21日の AFP の記事
2011-nz-dolphins.jpg


ニュージーランドのイルカの座礁と日本の地震に関係あるはずもないでしょうが、先ほど 311のことを書いた時にふと思い出しまして、今年もその時と同じような時期に、同じニュージーランドでイルカの座礁があったのだなあと気づいた次第です。



2月19日
オーストラリアをカテゴリー5の2つのサイクロンが直撃

au-cate-5.jpg



2月18-21日
アメリカのナイアガラの滝が凍結

niagara-freezing.jpg



2月24日
カリフォルニアの海岸に数百頭の死亡したアシカが打ち上げられる

ca-sealion.jpg



2月28日
テネシー州で「空から大量の死んだ鳥が落ちてくる」という現象

us-bird-2015.jpg



2月28日
アメリカとカナダで2月の積雪の観測史上の記録が塗り替えられる

snow-feb-record.gif



2月27日
マサチューセッツ州で「波が瞬間凍結する」という現象が起きる

wave-freezing.jpg

上については、「アメリカ北東部のナンタケット島で、あまりの低温のために「海の波が瞬間凍結」したような状態に」という記事でふれています。


今回のオリジナルの記事では、他にも多くの2月の出来事が取り上げられていて、上のはその3分の1程度となります。

今回はご紹介しなかったのですが、特徴的だったのは「この2月は巨大な火球の目撃数が全世界で多かった」ということもあります。隕石の突入が増えているのかもしれません。

また、そのうち記事にしたいと思っていますが、アメリカでの謎の振動や轟音は、過去記事の、

世界中で響き渡る「謎の轟音」の正体は?
 2012年01月17日

などを始めとして、過去何度か取り上げたことがありますが、アメリカでは、今年に入ってから「謎の振動と轟がアメリカ中に拡大している」ということがあるのです。

下は、今年の 1月1日から 3月1日までに、轟音が報告された場所です。

Booms-us-0301a.gif
Earthfiles

これは興味深いことでもありますので、近いうちに記事にできたらと思っています。

とにかく、この2月は、

・悪天候
・地質の不安定
・火球


というものが多かった時といえそうです。

そして、今後も荒れた状況がそうすんなりとは収まりそうにもない感じはあります。

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2015年03月02日



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▲ 2015年2月20日のナショナル ジオグラフィック・ニュース「7万年前に恒星が最接近、地球に彗星の嵐か」より。



めまいのその後

少しは改善してきているとはいえ、回転性めまいは相変わらずです。めまい発作からもう1週間ほど経っているのですが、激しくフラつくので、ごく近く以外への外出は厳しいです。

今日は、奥さんが花粉症の薬をもらいに耳鼻科に行くというので、奥さんに付き添ってもらって、私もその耳鼻科に行きました。病院は、歩いて5分ほどのところにあります。

地元で人気の上に、今は花粉症の人たちが多く、大変混んでいるのですが、花粉症の方々に対しての診察は非常に早く、それほど待つこともなく診察に。

メニエール病などの疑いを含めて、めまいの場合にはおこなわれる一通りの検査である、聴力検査や、眼振(がんしん)といって、眼球が意志に反して動く状況の検査など、めまいのいくつかの検査をしました。眼振は予想以上に強かったようです。

医師 「これはあれですよ。あなたはめまいに慣れているから、立っていられるのかもしれないですが、普通の人なら立てる状態ではないです」
わたし「確かに慣れてはいますね。キツいのはキツいすけど」


というわけで、点滴みたいな、どでかい注射を打たれて、戻ってきました。
(これは効きましたが)

原因については、結局はっきりしようがないのですよね。
ただ、一度、首のレントゲンを撮ってみてほしいと言われました。
このお医者さんには言ってないですが、確かに私の首の骨は古傷というか、変形箇所があるのです。

まあ、もう仕方ないので、おこなえるところから自己リハビリをするしかないです。




7万年前の地球に何が起きていたか

そんなわけで、戻ってきてから、なんとなくニュースをいくつか見ていましたら、冒頭の記事を見つけました。

その記事の抜粋です。


7万年前に恒星が最接近、地球に彗星の嵐か
ナショナル ジオグラフィック・ニュース 2015.02.20

今から7万年前、太陽系の内側に、ある星が飛来した。現生人類がアフリカからの移動を始めようとしており、ネアンデルタール人も絶滅していない時代である。

学術誌『Astrophysical Journal Letters』に発表されたレポートによると、地球から1光年未満の距離をかすめ去ったその星は、史上もっとも接近した、恒星と地球のニアミス事故だった。

彗星の嵐が地球を襲った?

恒星のような巨大な物体がオールトの雲を通過したと仮定するなら、もっとたくさんの彗星が地球に飛来したはずだ。

彗星の嵐は、地球上の生命に壊滅的な被害をもたらしただろう。



というものでした。

このナショナル ジオグラフィックの記事によりますと、「7万年前」に、「地球上の生命に壊滅的な被害をもたらしただろう」という出来事(ここでは彗星による爆撃)が地球上で発生していた可能性があるいうのですが、「7万年前」で思い出すことがあります。

過去記事、

私たちが経験している現在の気候変動は次の数万年の人類史への扉かもしれない
 2012年07月13日

の中で、米国スタンフォード大学が 2008年に発表した研究のことを思い出したのです。
研究チームが、ミトコンドリアDNA の解析をしたところによれば、

7万年前に人類は「 2000人程度」にまで減ったかもしれない

ことが判明したというものでした。

2000万人ではなく、たった 2000人です。

当時の記事を翻訳したものを載せておきます。


Study says near extinction threatened people 70,000 years ago
AP 2008.04.24

人類は7万年前に全世界でわずか2000人にまで減少し、絶滅しかけていたことが研究で判明

遺伝学研究によると、ミトコンドリア DNA の追跡により、現在の人類は約 20万年前にアフリカに住んでいたミトコンドリア・イブと呼ばれる単一の母親の子孫であることがわかっている。

そして約6万年前から全世界へ人類の分散が始まった。

しかし、この「人類の全世界への分散までの間に何が起きていたか」については今までほとんどわかっていなかった。

最近のスタンフォード大学の研究によると、南アフリカのコイ族とサン族が 9万年前と 15万年前にほかの人々から分岐した形跡がミトコンドリア DNA の解析で判明した。

そして、今から7万年前には極端な気候変動によって人類の数は一時 2000人にまで減少し、絶滅の危機に瀕していた可能性があることがわかった。



というものでした。

仮にこの 2000人という数が、ある程度でもいいので正しければ、人類は「絶滅寸前」にまで追いつめられていたことになります。

上の AP の記事の中に、

> 極端な気候変動によって

とありますが、この部分は、ミトコンドリア DNA の解析研究とは関係ない部分で、つまり「推定」ということだと思われます。そんなに極端に人口が減ったその理由については、これまで分かっていなかった部分があります。

しかし、今回のナショナル ジオグラフィックの「7万年前に地球を彗星の嵐が襲ったかもしれない」ということがあったとするならば、これは十分に、7万年前に人類が極端に少なくなった理由となる気がします。

そして、当時、現世人類と共にいたネアンデルタール人(約2万数千年前に絶滅)も壊滅的な被害を受けていたと考えられます。仮にこの7万年前に、まるで小規模な「後記重爆撃時代」みたいなことがあったとするならば、

「現世人類」も「ネアンデルタール人」も、共に滅亡する可能性があった

はずです。

しかし、それから数万年後に絶滅したのはネアンデルタール人の方で、現世人類は大変少数ではあっても、生きのびたのでした。




理由が単に「ツキ」か他のことかはわからないけれど、現世人類は生きのびた

このことについても、判明していないことだらけではあるようですけれど、

「現世人類はややツイていた」

という部分はあります。

それは、当時の生息域や移動ルートの問題と関係します。

ネアンデルタール人 - Wikipedia の「絶滅」という項目には、以下のように記されています。


テキサス大学アーリントン校の人類学者ナオミ・クレッグホーンは、約4万年前の、現在のイタリアやコーカサス山脈に相当する地域で火山が相次いで噴火したことを絶滅の理由として説明している。

このような環境的要因を指摘する説は以前にも発表されていたが、約4万年前の噴火はその種の災害とは規模が違っており、例えば、複数の火山がほぼ同時期に噴火していたという。

「ネアンデルタール人のほとんどがヨーロッパに居住していたのに対し、現生人類はアフリカやアジアにより大きな人口を抱えていたため絶滅を避けられたようだ。」と同氏はいう。



この約4万年前の噴火は、北半球での過去 20万年で最大の火山噴火だったイタリアでの超巨大噴火を含んでいると思われ、このために、ヨーロッパ中心に住んでいたネアンデルタール人は、壊滅的な被害を受けたと考えられます。

ちなみに、この「約4万年前」に地球に起きていたことについて、過去記事、

[重要]ドイツの科学研究法人が「急速なポールシフトと気候変動と超巨大火山の噴火が同時に発生していた」ことを証明
 2012年10月18日

で、比較的最近のドイツでの研究をご紹介したことがあります。

それは、

・41,000年前の地球で、磁場の完全で急速な逆転が発生したこと
・その時期に急激な気候変動が起きていたこと
・イタリアの超巨大火山噴火もその時期と連動していたこと


というドイツ地球科学研究センターの調査を記したものでした。

サイエンス・コーデックという科学メディアに掲載された、その報道から一部抜粋します。



An extremely brief reversal of the geomagnetic field, climate variability and a super volcano
Science Codex 2012.10.16

極めて急速な磁場の反転と、気候変動・巨大火山との関係

41,000年前の地球で、磁場の完全で急速な逆転が発生したことを、ドイツ地球科学研究センター (GFZ)のチームによる黒海の堆積物のコアの分析の研究論文は示す。

今回の研究で注目に値するのは、地球の磁場の逆転のスピードだ。

研究者のノワクズィク博士は次のように言う。

「磁場の完全な反転はわずか 440年間の移動でなされましたが、そのうちの多くはわずかな移動であり、実際には、両磁場の極の変化はたった 250年でなされたことを示します。この 250年というのは地質学的な変化からみると非常に早いスピードです」。

結果として、地球は磁場を失い、また磁場による宇宙線からの防御を完全に失ったために地球上がほぼ完全な被爆状態に至ったことが、グリーンランドの氷床から回収された放射性ベリリウムの解析によって明らかになっている。

同時に、研究チームは黒海の堆積物の分析から、その当時、突然の気候変動が発生していたことを発見した。




この影響と、関連する火山噴火などによって最終的にネアンデルタール人は滅亡したという説が先ほどのようにあるわけですが、滅亡と関係しているかどうかは別としても、この時期には、

・激しい気候変動
・たった250年で地球の北と南の磁極が入れ替わった(磁極のポールシフト)


ということが起きています。

ネアンデルタール人も現世人類も共にかなりの影響やダメージを受けたことが想像できます。

なぜかというと、後にも書きますが、磁極が入れ替わる時、地球の地磁気がゼロになる期間が生じると考えられるからです。これは人類にも、他の大型動物にもかなり厳しいことだと思われます。

いずれにしても、現世人類とネアンデルタール人は、

7万年前

にも、

4万1千年前

にも、どちらにおいても、彗星の爆撃や、あるいは環境の巨大な変化の影響を受けて、多分、少しずつ数を減らしてきた。火山の影響はともかく、磁極の反転と、彗星の爆撃時代の影響は、地球に住むどんな大型生物にも激しく影響したはずです。

しかし、人類で絶滅したのはネアンデルタール人の方だけでした。

単なる幸運なのか、他の理由があるのかはわからないですが、

・2000人にまで人口が減少したり
・磁場がゼロの状態を経験した


にも関わらず、現世人類はほんの少数ではあれ、何人かは生き残った。

「磁場がゼロ」というのは、北と南の磁極が入れ替わる時にそのようになると言われていて、誰も経験していないので、実際にはわからないことですが、その場合、地球から磁場のシールドが消えるために、宇宙から有害な宇宙線が降り注ぐといわれています。

かつて、秋田大学地球資源学科のウェブサイトに、1880年から2000年までの「地球の磁場の減少」についての、グラフが載せられていましたが、地球の磁場は一直線に減少し続けています。

1880年から2000年までの地球の地磁気の強度変化
poleshift-3.gif

そして、このグラフの掲載されていたページには、


磁極が入れかわるときに地磁気の強度はゼロになるとの予想があります。

地磁気の減少は磁場逆転の前触れかもしれません。

地磁気がなくなると、私たち人間にも大きな影響があります。今まで地球磁場が食い止めていた宇宙線が直接降り注いで人類は危機に直面することになります。



とあり、どうやら、4万1千年前の現世人類とネアンデルタール人は、共にこの「地磁気が消えた状態」の過酷な地球を経験していたと考えられます。

その中で、ネアンデルタール人は滅びましたけれど、しかし、現世人類は絶滅しなかった。

それから数万年後の今、地球の現世人類の人口は 72億人を超えています。

実に7万年前の・・・多分 360万倍くらいに増えたのですかね。

滅亡したネアンデルタール人の人口は、今にいたるまで、当然ながら「ゼロ」のままです。
現世人類がこちらの「ゼロ」になる可能性も十分にあったと思われます。

「ゼロ」になると、そこから「1」になることは生物においてはとても難しいです。

あまりにも当たり前のことかもしれないですが、ここに、

「完全に滅亡することと」



「ほんの少しの人数だけでも生き残ること」

のあまりにも大きな違いを見るのです。

本当に当たり前のことで恐縮ではあるのですがも、しかし、漠然と自分で考えていた以上に、この差は大きいと感じます。

なぜ、ナショナルジオグラフィックの記事からこんなことを書いているかといいますと、まあ、311からそろそろ4年ですけれど、それとは別に、いくつかの観点から、

「いろいろといつ起きてもおかしくない段階にまで来ている」

という気はするのです。

あくまで「気」ですので、あまり深刻にとらえられていただきたくないですし、もちろん、それが具体的に何なのかだとか、まして時期など、私にわかるはずもないですが、「いつ起きるか」とか「何が起きるか」ということではなく、

「何がいつ起きてもいいように、心や、あるいは物質的な準備をしておく」

ということは、今の時、そして今年を含めた数年間は無駄ではないと感じます。

準備が無駄なら、それはそれでいいことですしね。

7万年や4万1千年前のように「ほんの少しだけ」でも生きのびることができるのなら、人類の歴史はまだ続くはすでしょうから。

ネアンデルタール人のように「ゼロ」になったらそれでおしまいなんです。

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2015年02月26日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





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▲ 2015年2月23日のシベリアン・タイムズより。写真のクレーターは昨年発見されたものです。今年新しく出現したクレーターには、まだ調査員は近づいていません。




高いか低いかはそれぞれながら、カオスな世界の気温

今日は、昨年何度か記事にした「シベリアのシンクホール(クレーター)」の話題の続編というか、最近になり、またシベリア地方に「数十」のシンクホールが出現しているらしきことが衛生写真や、空中からの撮影で確かめられていまして、そのことについてご紹介したいと思います。

私は体がどうも本調子ではないのですが(今日はめまいより吐き気がひどい)、安静に、とはいわれましても、人間、そんなに安静にしていられるわけでもなく、何かしていたほうが気が紛れます。

ところで、先日、北海道の母親から電話があった際に最近の天気を聞きましたところ、

母親 「それがすごく暖かいのよ。ちょっと異常なほど」
わたし「そうなの?」
母親 「道路の雪が溶けてるくらいで、こんなの2月では見ないわね」


とのことで、「へえ」と思って、ニュースを見てみますと、下のような報道などもあり、北海道は各地で暖かい冬となっているようです。


2月の網走 48年ぶり10℃超える
読売新聞 2015.023.24

23日の道内は、南から暖かい空気が入り込んだ影響で、気温が今年初めて10度を超え、3月下旬から4月下旬並みの陽気になった。網走市ではこの日の道内で最も高い10・2度を記録し、2月としては48年ぶりに10度を超えたほか、江別市や中標津町など計5か所で2月の観測史上最高を更新した。

札幌管区気象台によると、各地の最高気温は、173ある観測地点のうち、平年のデータがある169地点すべてで例年を上回った。



北海道の気温を聞いて、「へえ」と思ったのは、最近のアメリカ東部の異常な寒波のことが頭にあったためでもあります。北海道あたりも寒いのかなと思っていましたら、そうではないようです。

そのアメリカ東部は相変わらず寒波が続いているようでして、その景観も終末的というのか、アナと雪の女王的というのか、大変な光景が各地に出現しています。

凍ったナイアガラの滝

Niagara-River.jpg

▲ 2015年2月20日の AP 通信 より。


噴き上がった形のまま凍ったレッチワース州立公園(ニューヨーク州)の湧き水

Letchworth-water.jpg

▲ 2015年2月25日の THP より。


アメリカ東部では、平年より 15℃から 25℃も低い気温が続いているようで、シカゴは2月の気温が 1875年に観測された低温の記録を 140年ぶりに更新するかもしれないことなどが報じられています。

chicago-140-break.gif

▲ 2015年2月24日の NBC ニュースより。


他の国や地域でも、雪と寒波の被害は、アフガニスタン(報道)、スペイン(報道)、カナダ(報道)、中国北部(報道)、サウジアラビア(報道)、フランス(報道)などで報じられていて、先週は、イスラエルやトルコ、ギリシャなども大雪の被害を受けています。

イスラエルのエルサレムや中東諸国、そしてギリシャのアテネでも珍しい大雪
 2015年02月23日

このように寒波と大雪に見舞われている国や地域があるいっぽうで、たとえば、北海道が数十年ぶりの暖かい冬を迎えているということは、他にもそのように「異常に暖かい地域」も数多くあるのだと思いますが、寒いにしても暖かいにしても極端な感じです。




まるでシベリアの地盤が崩壊していくように陥没し続ける大地

さて、昨年何度か取り上げることのあった「シベリアのクレーター」ですが、それを最初に記事にした時も「異常気象とのセット」でした。

その記事は、

気温40度の中に降った爆撃のような雹。そして、「世界の終わり」という地名がつくシベリアに突然開いた巨大な穴 : 「ウラジーミルの栄光の国」を襲い続ける異常な気象と現象
 2014年07月16日

でしたが、これは、2013年2月に隕石での被害を受けたロシアのチェリャビンスクという場所で、

真夏なのに、しかもこの土地では珍しい40℃という猛暑の中で突然、巨大な雹(ひょう)が降り始めた。

という現象をご紹介した記事の中で、シベリアのシンクホールをご紹介したものでした。

その時の雹の動画を再度、載せておきます。
最初は人々の楽しそうな声が響きますが、30秒頃から人々の笑い声が消えていきます。

ロシア・ウラル地方で7月のビーチを突如襲った雹の嵐




この出来事とセットで、シベリアの、地元では「世界の終わり」という地名で呼ばれている場所に開いた巨大なシンクホールの記事を小さく載せました。

なぜ「小さく」かというと、その後に続々とシベリアにシンクホールが開くとは思っていなかったことがあります。

しかし、その後、2つ目、3つ目のシンクホールが確認された際に、

シベリアでさらに次々と見つかるクレーターと「現在北極がシベリアに向かって猛スピードで移動している」という状態から浮かびあがる「ポールシフト」の概念
 2014年07月29日

という記事を書きました。

シベリアの3つのクレーターの位置関係
map-crater2.gif


その際には、

現在(過去100年)、地球の磁極がシベリアと逆の方向に移動している。

ということと絡めまして、それと関係あるか、実際のところわかりようがないのですが、「シベリアのシンクホールと急速に進行している可能性が高いポールシフトとの関連」のことを記しました。

pole-shift-before3.gif


そして、現地に調査団が到着して調べた写真を見ますと、特に最初のクレーターなどは、一見すると自然現象とは思えないほど「クレーターの壁が滑らか」であることに驚いたりもしました。

最初に発見されたクレーターを上から撮影した写真
hole1-top3.jpg
whatdoesitmean


また、調査隊の撮影した写真では、クレーターの外側の形状もわかり、これが「普通のシンクホール(単に地面が沈下するもの)ではない可能性」を見出すこともできます。クレーターの周囲が盛り上がっているために、単に陥没したということではないかもしれない、というような予測もできる不思議なクレーターの入口の形状となっています。

また、写っている人物との比較でも、クレーターの巨大さがわかります。
赤い丸で囲んだのが人物です。

inside_yamal_crater.jpg
Siberian Times

そして、その後、ついには、

ロシア国防省が報告したという「シベリアの穴と地球の磁場反転の関係」。そして「未知の大気物質」の存在
 2014年08月11日

という記事では、その報告書の真偽は不明ながら、「ロシア国防省は、これらの穴に未知の大気が存在すると判断」したとして、


今回のロシア国防省の報告書は、最近のシベリアの穴から排出された「謎の」大気物質が、「大惨事が発生する何らかの早期の警告の状態である」ことを否定することはできないと結論づけている。


というような大ごとにまで拡大してしていきました。

記事では、ロシアはこの事象を「特に重要な潜在的なロシア国家と国民の脅威として分類」し、「このような事象が次々と起きることは国家の脅威」だとしていました。


そして、今、その「脅威」が起き始めているかもしれません


また、次々とシベリアにクレーターが出現し始めているのです。

2015年2月23日のシベリアン・タイムズには、衛星写真で撮影されたクレーターや、「ガスの噴出する湖」の様子が収められています。

新しく発見されたクレーターの一部(黒い穴すべて)

crater-2015-01.jpg


ヤマル湖では湖底からのガスの噴出が空中撮影で確認される

yamal-lake-2015.jpg


このガスの噴出は、衛星画像などにより、ロシア北部の各地で確認されていて、この地下からのガスの噴出とクレーターが何らかの関係を持つのではないかとはされていますが、記事では、研究チームのメンバーのロシア人科学者、ヴァシリー・ボゴヤヴレンスキー( Vasily Bogoyavlensky )教授の、

「今の時点では、この新しいクレーターで何が起きているのかは誰にもわかりません」

という言葉を紹介していて、新しい調査を進めることが必要だとしていますが、ただ、安易に近づいて良い状態なのかどうかの判断も難しい部分があるようです。

そんなわけで、原因は今のところはわからないながらも、ロシア北部での地質的な異変は続いている、あるいは拡大している可能性もあります。

今、地球は磁場も変化している(弱くなっている)ことが確認されていまして、そのあたりは、

地球の磁場が弱くなっていることを欧州宇宙機関の地磁気観測衛星(SWARM)が確認
 2014年06月30日

という記事に書きましたが、このふたつの大きな「地球の磁場」に関係する出来事、つまり、

・磁極の移動
・地磁気が弱くなっている


が地球の地質に影響を与えるものかどうかわからないですが、しかし、過去には、

ドイツの科学研究法人が「急速なポールシフトと気候変動と超巨大火山の噴火が同時に発生していた」ことを証明
 2012年10月18日

で記しましたように、41,000年前の地球では、

・地球の磁場の急速な逆転
・急激な気候変動
・超巨大火山の噴火


が同時に起きていたことが、ドイツ地球科学研究センター の研究で確認されていまして、それが「いつでも必ずしも連動する」ようなたぐいのものなのかどうかはわからないにしても、「磁極の変化と気候変動と地質変動が同時に起きた」という地球の過去の歴史を見れば、磁極と磁場に変化が起きている今、たとえば、地震や火山の噴火を含めての、地球規模での地質イベントの連動となる可能性もないとは言い切れません。

そういう意味でも、この「磁極の移動の現場に近い」ロシアの地質異変の進行は気にしていていいものなのかもしれません。

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2015年02月15日



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▲ 2015年2月10日のインベスターズより。


先日、上のようなことが報じられていて、このことが様々なブログなどで取り上げられていました。何となく興味深い部分もありまして、今回はそのことをご紹介しようと思います。

ところで、私は埼玉県の所沢市というところに住んでおりますが、1週間ほど前に「住民投票」と書かれたハガキが届きました。さきほど、その住民投票に行ってきたのですが、「住民投票」なんてのは実は生まれて初めての経験でした。



地元で勃発しているエアコン代理戦争

この住民投票は、下のようなニュースとなっていることに関してのものです。


所沢 市立小中校のエアコン きょう住民投票
東京新聞 2015.02.14

子どもが学ぶ教室にエアコンは必要か−。埼玉県所沢市で十五日に投開票される住民投票は、夏の暑さで教室の窓を開けた場合、自衛隊機の「騒音」が授業の妨げになるかが大きな争点だ。

エアコン設置を求める保護者らと、不要だとする藤本正人市長の主張は大きく食い違う。市の支出が三十億円に上る設置費用の妥当性も問われる中、民意の行方が注目される。



というもので、この近くには、自衛隊の入間基地があり、航空自衛隊機が頻繁に飛びます。
そのため窓を開けることの多い夏は騒音が激しく、エアコンが必要ではないかと。

実際、このあたりの公立の小学校には、私の子どもの通う小学校を含めて、ほぼすべてエアコンはありません。

いろいろと見てみますと、この所沢という市は、この周辺でも特にぞんざいな状況にあるフシがあるようで、たとえば、周辺の東京(23区ではなく、東京の市のことだと思います)と埼玉の市の公立学校のエアコン設置率は下のようになっています(笑)。

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正確には「所沢市内で1校だけ」エアコンが設置されているそうです。

今回の住民投票がどのくらい関心を集めているかというと、昨日の朝日新聞の記事によりますと、

13日までの5日間で8084人が期日前投票した。所沢市の藤本正人市長が初当選した2011年市長選(投票率34・68%)並みの水準。市民の関心は高まっている。

というように、市長選や、下手すると国政選挙の投票率を上回るような期日前投票数が示されているようです。実際、総選挙の時より、街宣カーが多く行き来していた感じさえあります。

この1週間、ポストには「謎の意見広告」などが入っていたこともあり、何らかの代理戦争的な雰囲気も漂うこの1週間の地元でした。

何はともあれ、今日( 2月15日)、家からすぐの投票所に家族で行ったのですが、予想以上に全国ニュースになっているんだなあ、と思ったのは、投票所入口にテレビ局の取材スタッフが来ていたことで知りました。

そして、テレビ局の方から「今回の件について一言よろしいでしょうか」とカメラを向けられて、つい答えてしまった私・・・。

地味な町で、大したニュースもない所沢ですが、ちょっと前には「埼玉・所沢で水道蛇口窃盗相次ぐ」なんてニュースもあり、「蛇口の需要」について、私は詳しくないですが、いろいろと妙なことで注目される町ではあるようです。

ということで、ここから本題です。




国連の地球温暖化政策の「女神」とマヤ神話の女神イシュ・チェル

最近、冒頭にある記事のように、国連当局者による、

地球温暖化政策活動の最終目標は資本主義を破壊することだと国連が認めた

という内容が、いろいろなサイトやブログで報じられていています。

実際のところは、発言者の言葉通りに書けば、

「国連の地球温暖化への取り組みは、産業革命以来 150年間続いた経済発展モデルに変更を加えることになる」

という内容から発展したものであって、「資本主義を破壊する」という表現は、やや飛躍感があることは否めませんが、上の記事にも、400を越えるコメントが寄せられ、関心の高さが伺えます。

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さて、このような物議をかもす発言をおこなった国連当局者は誰かというと、「 UNFCCC 事務局長」ということで、 UNFCCC という初めて見るような略語が出てきて戸惑いますが、これは調べてみると、「国連気候変動に関する国際連合枠組条約」というもののようで、気候変動枠組条約 - Wikipedia によりますと、

気候変動枠組み条約

大気中の温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素など、HFCs、PFCs、SF6)の増加が地球を温暖化し、自然の生態系などに悪影響を及ぼすおそれがあることを、人類共通の関心事であると確認し、大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させ、現在および将来の気候を保護することを目的とする。

気候変動がもたらすさまざまな悪影響を防止するための取り組みの原則、措置などを定めている。

というものらしく、「人為的な地球温暖化」説のトップに君臨する国連部局といってもいいもののようです。

そして、この国連気候変動枠組み条約トップである事務局長は、クリスティアーナ・フィゲレス( Christiana Figueres )さんという女性で、今回はこの方の発言が記事となっているということになります。

クリスティアーナ・フィゲレス事務局長
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Wikipedia

この人に関してのことは、日本語ではインターネット上にもあまり説明がないですが、英語などではかなり頻繁に取り上げられています。

英語版の Wikipedia によると、フィゲレス事務局長は、コスタリカの外交官。 1995年以来、国連気候変動枠組み条約と関わり、気候変動への国連の取り組みに関して主要な役割を任じ続けている、という方のようです。

ところで、上のフィゲレス事務局長に関する Wikipedia には、「カンクン合意」というものに関しての下りがあり、そこで「マヤ神話の女神」の名前が出てきたりして、私はその女神の名前を初めて知りましたので、ちょっとその部分を翻訳したいと思います。

カンクン合意というのは、2010年12月にメキシコのカンクンで開催された国連気候変動枠組み条約の会議で採択された「 2013年以降の地球温暖化対策の国際的な枠組み」についての合意だそう。

今現在は 2013年以降ですので、このカンクン合意に沿って世界の「温暖化政策」は執り行われているのかもしれません。


気候変動に関する国連枠組条約

気候変動枠組み条約のクリスティアーナ・フィゲレス事務局長は、2010年11月29日、世界 193カ国の代表団がメキシコのカンクンに集まった際の開会宣言において、古代の女神イシュ・チェルを呼び出す声明を出し、イシュ・チェルは月の女神であっただけではなく、「良識と創造性と刺繍の神」でもあったとした。

フィゲレス事務局長は以下のように述べた。

「女神イシュ・チェルは、あなたがたにインスパイアを与えました。なぜなら、あなたがたは、良識と創造性の両方のツールを用い、気候変動への確実な応答の要素を一緒に織るためにカンクンに集ったからです」

「女神イシュ・チェルは、おそらく、ここで織られるタペストリーが、多くの枝の巧みなインターレースの結果であると述べることでしょう」

「 20年後、私たちは、この政策で織り上げられたタペストリーを賞賛することになるだろうと確信しています。そのタペストリーは、あなたがたと共に織り上げ、カンクンと女神イシュ・チェルのインスピレーションに対しての愛情を込めて戻ってくるのです」



わかりやすいとは言えない下りですが、中米コスタリカ出身のフィゲレス事務局長は、マヤ神話の女神の名を掲げて、国際的な地球温暖化政策への対応を求めた、ということのようです。イシュ・チェルというのは、Wikipedia によりますと、


イシュ・チェル( Ix Chel )は、マヤ神話において、月・洪水・虹・出産等を司る女神。破壊神としての悪の面も持つ。頭に蛇を置き、交叉した骨が刺繍されているスカートをはいた老女の姿で表される。

イシュ・チェルが一度怒ると、彼女は天の水瓶を引っくり返して豪雨をもたらす。そして「空の虹」が洪水を起こすのを手伝う。ゆえにイシュ・チェルは「怒れる老女」と呼ばれる。

この女神を鎮めるには、常に生け贄を捧げなければならないとされる。



という女神のようです。

日本語では「イク・シェル」という綴りもされるようですが、マヤ文明で描かれるこの女神の容貌は下のようなものです。

女神イシュ・チェル
ixchel.jpg
ISLA PAGANA

他にもイメージ化された図はいろいろとあるようですが、「頭に蛇」というのは絶対的なところのようです。

このマヤ神話の女神をまつりあげて、地球温暖化政策の成果への期待を口にしたフィゲレス事務局長は、イシュ・チェルの「良識と創造性と刺繍の神」の面は取り上げていましたが、上の Wikipedia にありますように、

> 破壊神としての悪の面も持つ

女神であることにはふれていませんでした。

この「破壊の女神」というキーワード。今回ご紹介する記事などでも言われていますような「資本主義の破壊の女神」として語られ出している事務局長自身の姿と、「破壊神としての一面を持つ」イシュ・チェルの姿とが、何となく重なってみえる部分を感じないでもないです。

しかしまあ、この「資本主義の崩壊」という概念は、他のいろいろなことでも何度も言われてきていることでもあって、ドルの崩壊、市場の崩壊、中央銀行の崩壊、など、2008年頃からいろいろと言われてはきていますが、どれもこれも「崩壊しそうだけれど、していない」というのが現状です。




いずれにしても無理な局面に差し掛かっている資本主義

今回ご紹介する冒頭の報道の記事には、「産業革命以降の過去 150年の人類史で、唯一機能し続けた経済体制は資本主義だけ」という記述があります。しかし、それはそうかもしれないですが、「その 150年の後、つまり今後も永遠に続く経済システムなのがどうか」はわからないです。

つまり、「崩壊しそうだったけど、やっばり崩壊した」という事態を避けられるのかどうかは何ともいえない面があります。

崩壊とはいわないまでも、今の経済システム、あるいは、生活スタイルを含めて、「無理っぽい局面」にはずいぶんと近づいている気がします。

クリアする壁が高すぎて、普通の人には到底乗り越えられないようなゲームを「無理ゲー」と呼ぶことがありますが、資本主義も今の局面においては、そのような状態だということを感じさせてくれることもあります。

「無理っぽい」といえば、もう聞き慣れてしまって麻痺している部分もありますが、我が「日本」を振り返りますと、毎年額面が上がり続ける下のような報道に、こちらもかなりの無理ゲー感が漂っていることに気づきます。


国の借金、平成27年度末に1167兆円 1年で106兆円増、国民1人あたり919万円
産経ニュース 2015.02.13

財務省は、国債と借入金、政府短期証券を合計した「国の借金」が平成27年度末に1167兆円になるとの見通しを発表した。26年度末の見込み額より約106兆円増えることになる。

総務省推計の27年1月1日時点の総人口1億2702万人で割ると、国民1人当たり約919万円の借金を抱えることになる。



1年間で 100兆円以上も借金が増えていたんですね。

日本の1年の国家予算が約 273兆円……そのうち、借金は 106兆円……。

そんな中でも、日本の国連への分担金はなかなかのものです。

国連の予算への2013年の分担率上位10か国
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United Nations

上の中には、この地球温暖化政策など、多分、出費の意味が「とても薄い」お金も絡んでいるのだろうと思いますが、この温暖化説の根拠の根幹となる「地球の気温データそのもの」も、先日の、

最大の地球温暖化スキャンダル: NASAやNOAA系列のデータ管理機関による「公式気温の大規模な改ざん」を英国テレグラフが暴露
 2015年02月10日

にありますように、データの信頼性そのものが揺らいでいるかもしれないということもあり、今後、地球温暖化説への攻撃は、欧米を中心にさらに強くなる可能性が高くなる気がします。

そんなわけで、話がゴチャゴチャとしてしまいましたが、ここからインベスターズの記事です。



U.N. Official Reveals Real Reason Behind Warming Scare
INVESTERS 2015.02.10


国連当局が温暖化脅威の背後にある真実の理由を明らかに


人騒がせな人々は、地球温暖化の問題はすべて人間の環境に対しての責任だと言い続けている。

しかし今、私たちはこれが真実ではないことを知ることになる。
国連当局はそのことを認識している。

国連気候変動枠組み条約( UNFCCC )のクリスティアーナ・フィゲレス事務局長は、先週のブリュッセルでの記者会見の場で、環境活動に携わる人々の最終目標は、世界を生態学的な災害から救うためではなく、資本主義を破壊することだということを認めた。

フィゲレス事務局長は以下のように述べた。

「これは、私たち人類自身が、定義された期間内に意図的に自分たちの務めを設定した人類史で初めての出来事です。そしてこれは、産業革命以来、少なくとも 150年間君臨した経済発展モデルに変更を加えることになります」

今年後半にパリでおこなわれる気候変動会議で、新しい環境保護の国際条約が採択されることを願っていることを引き合いに、事務局長は以下のように付け加えた。

「これは人類史上で初めて意図的に経済発展モデルを変更することなのですから、多分おそらくは、私たち人類が自分自身に対して与えた務めとしては、歴史上、最も困難なものとなるでしょう」

過去 150年間の人類史で唯一完全に動いてきた経済モデルは資本主義だけだ。

封建主義のシステムは 1000年続いたが、それはゼロ成長であり、長時間労働と、寿命の低下をもたらした。

その一方、自由市場資本主義を採用した国家は 70倍の成長を見せ、そのシステムを享受してきた。労働時間が半分になり、人の寿命は倍近くになった。

フィゲレス事務局長は、おそらく「経済発展モデル」に変更を加える完ぺきな人物だろう。なぜなら、彼女は経済発展モデルの機能を実際はまったく見ようとしたことがないからだ。

フィゲレス事務局長のウィキペディア・ページに、経済学者のダン・ミッチェル氏は次のように書いている。「彼らは左手で経済の息の根を止めながら、右手で世界の外観を作り出している」と。

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2015年02月10日



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▲ 2015年2月7日の英国テレグラフより。



地球の気温の公式な記録が、ほぼ「改ざん」されていた可能性

イギリスのメジャーメディアである「テレグラフ」や「デイリーメール」などのメディアは、「地球温暖化」に非常に攻撃的なことで知られます。 2013年9月に「地球は寒冷化に突入」という記事を最初に、「公的に」、そして「大々的に」報じたのも、このふたつの英国メディアでした。

その時の記事に関しては、

ついに地球が本格的な「寒冷化時代」に突入した可能性
 2013年09月09日

という記事に記しています。

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▲ 2013年9月7日の英国デイリーメールより。


テレグラフは、先月末にも「いかに私たちは、今なお地球温暖化に関しての欠陥データにだまされ続けているか」というタイトルの記事を発表して、攻撃の手を強め続けていました。

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▲ 2015年1月24日のテレグラフより。

上の見出しにある「クライメートゲート」は、日本では「気候研究ユニット・メール流出事件」と呼ばれまして、Wikipedia を引用しますと、

2009年11月にイギリスにあるイースト・アングリア大学の気候研究ユニットがクラッキングされ、地球温暖化の研究に関連した電子メールと文書が公開されたことによって発生した一連の事件のこと。

というものです。

このように、テレグラフが地球温暖化を非難する一方で、同じイギリスの主要メディアの BBC は、どちらかというと、「地球温暖化を支持」する報道を繰り返している傾向があります。今でも頻繁に下のような「地球温暖化の脅威」に関しての記事が掲載されています。

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▲ 2015年1月26日の BBC Global warming 'doubles risk' of extreme weather より。


上の BBC の記事など、その上のテレグラフと2日違いであるにも関わらず「対極の内容」となっていて、イギリスでは、このような「仁義なき地球温暖化に関する報道戦争」が、どうも今も続いているようなのです。

今回、テレグラフは、冒頭のように、

「過去最大の科学スキャンダル」

として、これまで、公式な地球の気温の公表を担っていた NASA のゴダード宇宙科学研究所とアメリカ国立気候データセンターが、「過去のデータを捏造していた」ことが暴露したと報じています。

NASA のゴダード宇宙科学研究所というのは、同じゴダードがつく、「ゴダード宇宙飛行センター」とは関係なく、Wikipedia によれば、


GISS(ゴダード宇宙科学研究所)の研究の主目的は21世紀の気候変動を予測することである。


とあり、少なくとも現在は、「気候変動研究に特化した」機関のようです。

これらのアメリカの2大公的データセンターが「地球温暖化へ誘導するように世界の気温データに手を加えていた」と。

これはですね、仮に真実だとすると、かなり厄介なことだとは思います。

科学はデータが基本で、気温の比較なら、過去の気温のデータが「正しい」として、初めて比較が成立するものであって、「そこに後で手を加えられていた」というのが事実だった場合は「もはやデータではない」という意味でして、そういう意味では、個人的には、

「(発覚すれば、すべての科学的立場を失うのに)そこまでするか?」

とも思いますが、他の科学の分野では、「発覚すれば、おしまい」というようなことを、「やってしまう」というこが、よく報じられていますので、地球温暖化ほど大きく利権が動く問題だと、いろいろとあるのかもしれないなとは思います。

今回は、あまりいろいろと書かずに、テレグラフのその記事をご紹介したほうがいいと思いますので、早速ご紹介します。

ことがことだけに、テレグラフもそれほど気楽に記事にしたというわけでもないでしょうし、内容の真偽の判断は今後わかる(あるいは、わからないまま)ということになるのでょうけれど、もし本当でしたら、いろいろなところで、いろいろと「カオス」になるかもしれないですね。

そういえば、今年は、下のような報道が出たばかりです。


「2014年は史上最も暑い年」米NASAなど発表 CO2増が要因
 産経ニュース 2015.01.17

2014-hot-cold.jpg米航空宇宙局(NASA)と米海洋大気局(NOAA)は16日、2014年の平均気温が1880年以降で最も高かったとする分析結果を発表した。1880年以降の上位10位のうち、1998年を除くすべての年が02年以降に集中しており、NASAは「要因の多くは二酸化炭素などの排出量が増えたことにある」としている。

NASAとNOAAは世界約6300カ所の観測データなどを分析し、14年が最も気温の高い年だったと認定した。



というものですが、テレグラフの書いていることが事実だとしたら、つまり、上のように NASA や NOAA が主張していること自体が、

根拠としている過去のデータ自身があてにならない。

となりかねない話で、この場合は、いろいろなものが崩壊すると思います。

地球温暖化が崩壊するというだけではなく、「気象科学が崩壊する瞬間」かもしれません。

それでは、ここから記事です。



The fiddling with temperature data is the biggest science scandal ever
Telegraph 2015.02.07


気温のデータの「ごまかし」は、過去最大の科学スキャンダル

新しいデータは、極地の氷の「消失」は、地球温暖化の暴走の結果ではないことを示す。


将来の世代が過去 30年間の地球温暖化の恐怖を振り返ってみた時、公式の気温記録以上に、彼らを驚かせるものはないだろう。その記録は、正当である真実のデータよりも、はるかに暖かい気温として体系的に「調整された」地球の気温を示すものであるからだ。

テレグラフでは、2週間前、「我々はいかにして、地球温暖化について、欠陥のあるデータに騙されているか?How we are STILL being tricked with flawed data on global warming )」という見出しの記事において、ポール・ホームウッド( Paul Homewood )氏のサイト NOT A LOT OF PEOPLE KNOW THAT での調査について記した。

ホームウッド氏は、すでに公式な記録とされていたパラグアイでの3観測所についての公表気温グラフをチェックしていた。その結果、それぞれにおいて、過去 60年間の実際の気温の傾向は、顕著な冷却化を示していたのに対して、公式の記録は劇的なほど傾向を「逆」にされ、温暖化を示すように変更されていたのだ。

これは、世界中の観測の専門家たちによって長く認識されていた実際の例の中の単なる最新の発覚のひとつに過ぎない。

そして、この「単なるひとつ」は、大きな疑念を抱かせる。それは、全世界の公式な地球の表面気温はどうなのだろうかということだ。

前回の記事に続き、ホームウッド氏は、他の南米の気象局の記録をチェックした。そして、それぞれのケースで、彼は、同じような不審な一方向への、つまり温暖化の傾向へ導く「調整」を見つけたのだ。

まず、これらは、アメリカ政府のグローバル・ヒストリカル・クライメート・ネットワーク( Global Historical Climate Network / GHCN )によって作られたものだ。

そして、これらのデータは、NASA のゴダード宇宙科学研究所( GISS )とアメリカ国立気候データセンター( NCDC )の2つの主要な公式表面気温記録によって増幅させられていた。

これらのデータは、気温の測定が行われていない地球の広大な地域にわたる温度を「推定」するために、気温の温暖化傾向を使用しているもので、「地球温暖化」の信念に依存している科学者や政治家たちによる、まったくひどい記録といえる。

ホームウッド氏は今度は、カナダ(51度W)とシベリアの中心部(87度E)との間の、北極の大部分をカバーする気象観測所のデータに目を向けた。すると、再び、ほぼ全ての場合において、同じように一方向に調整されていた。その調整は、実際に観測された気温より1度、あるいは、それよりも高く示されるようになされている。

しかし、こんなことで驚く者は誰もいない。
トロースト・ジョンソン( Traust Jonsson )氏以外は。

ジョンソン氏は、長くアイスランド気象庁の気候変動の責任者だった(そして、ホームウッド氏が接触し続けていた人物だ)。

ジョンソン氏は、新しいデータのバージョンで、1970年頃、アイスランドの「何年間もの海氷の季節」が完全に「消滅していた」ことに驚いた。この 1970年頃fは極端な寒冷化で、アイスランドの経済が荒廃していた頃である。

これらの「調整」が最初に暴露した最初の例は、2007年に、統計学者のスティーブ・マッキンタイア( Steve McIntyre )氏によって暴かれたものだ。

それは、科学者(だが、後に熱狂的な気候変動家になった)ジェイムス・ハンセン( James Hansen )氏が1987年に発表した論文をマッキンタイア氏が発見した時のことだった。ハンセン氏は長く、ゴダード宇宙科学研究所を動かしていた。

ハンセン氏のオリジナルの北極の気温のグラフは、1940年頃が、どの時代よりも気温が高かったことを示していた。

しかし、ホームウッド氏は、自身のブログで以下の事実を明らかにした。

「北極の気温の歴史はねじ曲げられ、調整された」

ゴダード宇宙科学研究所はデータを逆さまにしたのだ。

実際にはその時から北極の気温は下がり続けた。
しかし、彼らは過去 20年間のその気温の低下を矮小化した。

ホームウッド氏は部分的に北極に対しての興味を持つ。

なぜなら、「北極の氷の消滅」(と北極グマの消滅)は、私たちを説得するための「広告塔」になっているからだ。私たちは、これらにより温暖化の暴走に晒されている。

しかし、ホームウッド氏は、北極の伸縮の調査を選んだ。その理由は、それは主要な大西洋の周期的な変化によってもたらされる暖かい海水に影響を受けるものだからだ。その最後の暖かい海水の影響のピークは今から 75年前だった。

その時に、北極の氷は現在よりさらに後退した。

極の氷が溶けるのは、地球全体の気温が上がることが原因となるものではない。
これは絶対的な事実だ。

しかし、そんなことよりも、気温の公式記録の大量の操作の方法には、より深刻な重大性がある。

その重大性とは、これまでアメリカ国立気候データセンターもゴダード宇宙科学研究所も、明確な説明をしたことがないこれらの「公式な記録」が、今や、世界中のコストを脅かす、部屋の中の巨大な象と化していることにある。そのことは世界の誰もが知っている。

今回のことは、科学史すべての中で最大のスキャンダルの始まりになるかのように見える。


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