2012年11月23日



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地図から消滅した南太平洋のサンディ島: 古代の超大陸が分裂したと考えられる海域での「異変」



map-sandy-new.png

▲ 地図に記載されているサンディ島。しかし、科学者たちが「この島が存在しない」ことを発見。


map-01.jpg

▲ グーグルアースで、上のサンディ島を「航空写真」にして見ると、このような島として撮影されています。
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地図にある島に行ってみたら「その島は存在しなかった」

今回ご紹介する報道は、グーグルアーや昔からの地図にも載っているオーストラリア近くの海域の小さな島に行ってみたら、「その島はなかった」というものです。

これは AFP でも日本語記事になっています。


「グーグルアース」記載の島、行ってみたら存在しなかった
AFP 2012.11.22

オーストラリア北東沖の南太平洋上にあるとされるサンディ島( Sandy Island )が、実は存在しないことが分かった。

この小さな幻の島はグーグルアースやグーグルマップでは、オーストラリアとフランス領ニューカレドニアの中間のコーラル海上に存在することになっている。この島は、タイムズ世界地図帳でも「セーブルアイランド」と記載されている。

存在しない島が地図に記載された経緯も不明だが、謎を突き止めるため追跡調査を行うことにしているという。



このことが、正確な場所などを含めて、もう少し詳しく記載されている記事がありましたので、それをご紹介します。

なお、どうしてこの記事をご紹介しようかと思ったかというと、記事によりますと、このあたりの場所は、現在の地質科学では、「ゴンドワナ大陸」という場所だったそうです。以下は Wikipedia のゴンドワナ大陸より。


ゴンドワナ大陸

プレートテクトニクスにおいて、過去に存在したと考えられている超大陸。

現在のアフリカ大陸、南アメリカ大陸、インド亜大陸、南極大陸、オーストラリア大陸や、アラビア半島、マダガスカル島を含んだ、かなり大きな大陸であった。

ゴンドワナ大陸は、約6億年前に、ロディニア大陸が分裂して誕生した。



とのことです。

つまり、このサンディ島の「あった」海域あたりは「過去に大陸規模の地殻変動を起こした場所である可能性がある」ということがあります。

ただ、以前も書きましたが、このような古代の大陸理論というのは科学上の想像に近い部分があり、超大陸という発想そのものにしても、また、「6億年前に」というような年代設定などにしても、真実が含まれているかどうかはわかりません。もちろん、正しいかもしれないです。

なので、こういう知識にふれる際には、「学問が真実であると確信しない」ということを念頭に置かれてもよろしいかと思います(間違っているという意味でもないです)。新しい証拠や調査で次々と「地球や宇宙の過去」が変わっていくのが地質学や天文学ですので、あまりひとつの説に固執しない態度のほうが気楽かと思います。

いずれにしても、最近はこのブログでも、「真の極移動」を含めての大規模な地殻変動のことを書いていますので、その流れとも言えます。



オーストラリア周辺の南太平洋で何が起きている?


そういえば、この海域のあたりでは、今年の8月に「ベルギーの国土面積と同じほどの範囲に広がった軽石が海洋上を漂う」という出来事が報じられていました。

過去記事

世界の7つの超巨大火山のひとつが存在するニュージーランドで起きている巨大な徴候

に、下の CNN の報道を抜粋しています。


南太平洋上に白い巨大物体が浮遊、海底火山噴火が原因の「軽石」か
CNN 2012.08.11



ニュージーランド海軍は9日、南太平洋上に浮かぶ約2万6000平方キロメートル以上の巨大な軽石を発見した。

火山学者のヘレン・ボストック氏は、この軽石は海底火山の噴火でできたと見ており、今後噴火した火山を特定するための調査が行われるが、最近この付近では海底火山「モノワイ」の活動が確認されており、軽石はモノワイの噴火によって生成された可能性があるという。




上に出てくる「モノワイ」という海底火山と、今回「消えた」とされるサンディ島の位置をそれぞれ下に示してみました。

sandy-monowai.png


比較的近い場所でそれぞれに前代未聞な現象が起きていることがわかります。

水深の浅い海域で小さな島が消えたり現れたり(海面に見える)といった現象自体は、わりとよくあることだと思うのですが、現地を調査をしたシドニー大学の科学者らによると、島のある場所の水深は 1400メートルもあったということ(浅瀬の土地もないという意味)です。

グーグルアースでは現行の衛星写真を使っていますので、「衛星写真には何かが写っていた」ことは言えると思います。

結局、このミステリーの結論は2つしかないわけで、


1. 島が消えた

2. もともと何もなかった


のどちらかなのですが、どちらにしても、厄介な「謎」ではあります。

「1」なら水深 1400メートルの海底にまで地殻が下がっていったという、ありえない話になりますし、「2」でも、島くらいの大きさの物体がそこにあった(衛星で捕らえられているので何かが存在したことは多分確かなので)という、こちらは「別の意味でのミステリー」というようなことになりそうです。


場所はオーストラリア近くの海域なのですが、オーストラリアといえば、前回の記事の冒頭で動画をご紹介しました下の写真のような「スーパー竜巻」が発生したりしている場所でもあります。


twirter-2012.jpg

▲ 2012年11月18日にオーストラリアの海岸で観光客が撮影。「地球は「角度 50度以上の傾き」の大陸移動(真の極移動)を過去6度経験している」より。


ついでといっては何ですが、この2年間くらいの間に、オーストラリアで起きた様々な現象について振り返っておこうかなと思いました。過去記事からの写真が中心ですが、それぞれリンクを示しておきますので、ご興味のある方はご覧下さい。




17万回の落雷が一昼夜で記録される

来ているのは「宇宙人」じゃない: 世界各地から届く「考えられないほどの悪天候」の報道を見て
2012年11月07日



▲ 1月5日のオーストラリアの落雷の様子。
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シンクホール

オーストラリアの海岸に巨大な穴を開けたシンクホール
2011年06月27日



▲ クィーンズランド州南東部の海岸に出現した、幅 100メートル、深さ 50メートルのの巨大なシンクホール。
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オーストラリアの赤い朝

人々が「神の怒り」と口にしたほどのオーストラリアの悪天候
2012年01月22日



▲ 写真は、オーストラリアに出現した「地球最期の日」 (地球の記録 2009年09月23日)から。
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上空の巨大リング

オーストラリア上空に出現した巨大なリング
2011年01月18日



▲ 2010年1月15日のオーストラリア国立気象衛星サイトの画像。
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「クモの糸の洪水」

オーストラリアで繰り広げられるクモの大発生による驚異の光景
2012年03月08日



▲ クモが糸を空中に飛ばす「バルーニング」によって地区のほとんどがクモの糸で覆われた2012年3月のニューサウスウェールズ州のワガワガ地区の様子。
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などです。


では、ここから、「消えたサンディ島」に関しての報道です。



続きを読む



  

2012年10月22日



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▲ 2006年6月21日にボリビアのティジュアナコ(Tijuanaco) を訪れた際のマヤ長老評議会のメンバー。長老評議会の代表ドン・アレハンドロさんは、右手前から2人目の茶色の服と羽根の帽子を被っている人。






 



今回の記事の内容は、前々回までの下ふたつの記事の続きとして「地球のポールシフトと、それに伴う変化」ということについて書きたいと思います。

ポールシフト、巨大火山の噴火、そして大彗星の衝突のそれぞれが同時に起きる可能性を考えてみる(1)
 2012年10月19日

ポールシフト、巨大火山の噴火、そして大彗星の衝突のそれぞれが同時に起きる可能性を考えてみる(2)
 2012年10月20日


内容的には上の続きですが、中心となる話題が少し違いますので、別のタイトルとしました。

上の2つの記事の、特に、「(2)」のほうにつけたサブタイトルの「1万3000年前に「北米大陸からすべての大型生物とその時代のすべての人類が消滅した理由」は何だったのか。」というものと関係します。

上のその記事では 2009年の米国ニューサイエンティストの記事をご紹介しましたが、それは以下のような記述で始まる記事でした。


今から1万3000年前、北米大陸の様々な大型生物が完全に消滅した。動物だけではなく、当時の北米大陸に移住した人間たちもすべて消えた。

この記録的な大絶滅に関係する推測のひとつとして、当時の北アメリカに巨大彗星が衝突したという説がある。

突如として、マンモスがいなくなり、マストドンもいなくなり、そして、クローヴィス文化を築き上げていた人類もすべて地上から「消えて」しまった。



記事では、その理由についての科学者たちの議論についてのものでしたが、この「1万3000年前」という時代で何か思い出すものがあります。

しばらく考えていたのですが、「ああ、マヤ」と思い出しました。

4年ほど前に読んだ米国のヒーラーのドランヴァロ・メルキゼデクという人のインタビューについての記事でしたが、その中に、その人がマヤ長老評議会の代表と会って話を聞いた時のくだりがあったのです。

簡単に書きますと、そこにマヤ長老評議会の言葉として、「マヤ族は、1万3千年前と2万6千年前の2度、ポールシフトを経験した」という言葉の記録があるのです。

そのあたりを少し抜粋させていただきます。




マヤ族の伝説の中の1万3000年前の地球


この「マヤ長老評議会」というのは、現在の中南米に住むマヤ族の部族の長老たちが構成するものです。現在、マヤ族はガテマラ、ベリーズ、メキシコの3地域に 440部族が暮らしています(2008年時点)。その 440の部族から、それぞれの部族を代表する長老が選出され、その議会が「マヤ長老評議会」というもののようです。

さらにその中からマヤ族全体の代表が選出されますが、その 2008年の時点では、そのマヤ長老評議会の代表者はドン・アレハンドロという人でした。一番上の写真に写っている人です。

以下はそのマヤ長老評議会の代表者のドン・アレハンドロ氏の2008年の話からです。
この人の立場を考えると、一応、「マヤ族全体を代表した意見」だと言っていいのだと思います。


まず、前提として、マヤ族には以下の伝説が部族的知識として根底に存在しているようです。



「かつてアトランティスにいたマヤ族は、1万3千年前と2万6千年前の2度、ポールシフトを経験した。この時の経験はマヤ族の部族的知識として蓄えられている」



という「部族的知識」を持つ彼らの未来観は次のようなものです。
下は長老の言葉そのものではなく、長老にインタビューした人の記述だと思います。


「マヤカレンダーのメッセージとは、ホピ族およびマヤ長老評議会が確定した終末期の開始時期(2007年10月26日)から7年間(2015年まで)に時間の窓が開き、この期間にポールシフトが起こるということだ

それは、すでに現在起こっている地球磁場のシフトのことではない。地球の南極と北極が逆転する物理的なポールシフトのことである。

地球の磁場は500年前よりもはるかに弱くなり、また磁場移動も頻繁に起こっている。14年前からは、旅客機が飛行するとき、いちいち北の位置を確認することが必要になっているくらいだ。

このような地場の変化は、北極と南極が逆転する物理的なポールシフトが発生する前兆現象である」



この言葉にある「1万3千年前と2万6千年前のポールシフト」については地質的な裏付けはありません。

ただ、上の言葉にある「地球の磁場は500年前よりもはるかに弱くなり、また磁場移動も頻繁に起こっている」というのは、こちらの記事に、1880年から現在までの「地球の地磁気」に関しての下のグラフを載せましたように、着実に弱くなっています。



▲ 1880年から2000年までの地球の地磁気の強度変化。ドイツの科学研究法人が「急速なポールシフトと気候変動と超巨大火山の噴火が同時に発生していた」ことを証明より。


このように現実に地球の磁場は極端に弱くなっていて、そして、現在のこの地磁気の減少が将来的な「磁場の逆転の前ぶれ」であることを考える科学者は決して少なくありません。


問題は、その「将来的に」の「将来」がいつなのかということです。


結論をいえば、それは誰にもわかりません。

そして、さらには、「磁場の逆転」、あるいは「急速な真の極移動」(大地が移動していく)が実際に起きた時にどのような現象が伴うかも誰にもわかりません。

今、生きている人でそれらを経験した人はいません。

その中で、マヤの長老評議会は、マヤカレンダーでは「終末期の開始時期(2007年10月26日)から7年間(2015年まで)に時間の窓が開き、この期間にポールシフトが起こる」と述べています。

この「2007年から」という時代区分は、現在の様々な環境の進行状況とリンクしている感じもしないでもないですが、ただ、私自身はこういう「時間的な予測や予言」というものをほとんど重視しません

特にマヤ文明に関しては。

というのも、西洋(日本や中国もですが)で盛んに言われてきた「マヤの予言」というものに当てはめているのは、古代ギリシャでいう、いわゆる「クロノス時間」というのか、つまり、「時計で表せる時間」なのですが、マヤカレンダーがそのような合理的なクロノス時間に支配されているとは考えづらいからです。

なぜなら、マヤ族は「文字を持たずに高度な文化を持続させた」人たちです。

そのような精神的な(でも現実の)文化を持った人たちが・・・つまり、「カイロス時間の世界で生きていたような人たちが、時計的な時間の概念を自分たちの宇宙の実際のサイクルに組み込むだろうか?」という疑問です。

あと、これは単なる個人的な理想ですが、古代文明で、文字と数字を持たずに高度な文化を保持した人たち(有史以前の日本人もそう)は、「宇宙の永遠のサイクル」の中で生きていたと考えたいと思っています。永遠のサイクルというものは変幻自在であるはずで、その世界に「規則的に進む時計」は似合わない。

しかし、このことはまた別の話であるという以上に、片手間で語ることのできるものでもありませんので、書ける機会があれば書きたいと思います。


ところで、最近、2008年にクリフ・ハイが発表した「ポールシフトの概念」についての大変長いページを久しぶりに見ました。クリフ・ハイはウェブボット・プロジェクトの代表者ですが、4年前に彼が書いたその記事での「ポールシフトの概念」というものを、図説したいと思います。

あくまでも、「クリフ・ハイが考えるポールシフトの発生理論」であり、なんらかの根拠を持つというたぐいのものとも違います。

とはいえ、現在の科学は、今現在、地球に起きている様々なことに対しての「なんらかの根拠」をそれほど示せていないということもまた事実です。なので、どんなものに対しても、現実には「真実」という言葉を使うことは難しいです。

「いろいろな意見がある」というしかないのが「真実」だと思います。


リンク先のオリジナル記事には膨大な量の文字と、数多くのイラストがありますが、そこから5枚のイラストをピックアップし、日本語を入れました。

極力わかりやすくしたいつもりですが、わかりにくい部分は申し訳ないです。

それではここからです。





Raven Weeps! Supplemental material for 2012

嘶くカラス - 2012年のための補足資料


太陽にはいくつかの興味深い性質がある。その一つは、太陽の極部と赤道部とでは太陽の自転の周期が異なるということである。これが原因で、太陽は1万1500年の周期のカオス的ともいえる変動を繰り返している。

太陽の質量は太陽系の惑星の全質量の合計の99%に相当する。一方で、回転運動の角運動量では他の惑星が圧倒的に大きく、太陽の角運動量は1%にすぎない。

このアンバランスの結果、太陽の赤道部は他の惑星によって引っ張られる格好となるため、赤道部の自転周期は極部のそれに比べて速くなる。

1-sun.png




この自転周期のズレが原因で、この動きに引きずられて南北方向の磁力線にはねじれが生じ、太陽に巻き付いたような状態となる。

2-sun.png




この状態を太陽の極から見ると、スヴァスティカ(まんじ)と似た形になる。多くの古代文明の神話では、スヴァスティカと同様のシンボルが出てきており、それはすべて世界の終わりのシンボルと理解されている。

3-sun-swastika.png




地球には太陽風や宇宙線など有害と思われる物質が太陽から降り注いでいるが、これらから地球を守っているのが地球の磁気圏の存在だ。しかし、磁気圏は過去1000年間で非常に弱まっている。磁気圏の弱体化の速度は特に1940年代から加速している。

一方、太陽は磁力線の巻き込みによるストレスが1万1500年続くと限界点に達し、蓄積したストレスが一気に発散される時期が来る。これにより、磁力線は外部へと一気に拡大する。

4-sun-mag.png




地球の磁気圏が弱まっていることもあり、太陽から放射された巨大な磁気波や、コロナ質量放射などによって地球の磁気圏は圧倒されてしまう。この放射された強力な磁気が引き金となり、地球の核が回転する。それにともない地殻全体の移動が起こる。これがポールシフトである。


5-EM-blasted.png




以上です。

上にスヴァスティカのことが出ていますが、ちょうど先頃、スワスティカのことを記事にしましたので、リンクしておきます。

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今回の記事と関連した過去記事:

「宇宙からやってきたブッダ」の胸に刻まれるマークで思い出すスヴァスティカの歴史
 



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[1年前の In Deep ]
2011年10月23日の記事

宗教的科学信念の崩壊に向けて: 「宇宙最初」の「最初」の起点とは



  

2012年10月18日



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▲ 完全な磁場の逆転(磁極のポールシフト)の際の磁場の移動のイメージ。






 



今回のタイトルに「重要」という文字を入れたのですが、今回の記事でご紹介する研究論文そのものが「今何かが起きている」ということを示した研究ではないのに、それを読んで私などは、

最近起きている何もかもが急速なポールシフトと関係した現象なのかもしれない

と思ったのです。

「何もかもが」というのはオーバーですが、簡単にいうと、

・急速な気候変動
・増加する火山噴火
・実際に加速しているポールシフト


などの、In Deep での環境テーマの主要部分に関して「何もかも」がポールシフトと関係しているのではないかと思ってしまったのです。

今回の研究発表自体は、4万年前のポールシフトに関しての新しい調査結果についてで、その際に「たった250年間で磁場が完全な逆転をし、その時代に急激な環境変動と超巨大火山の噴火が同時に起きていた」ことを証明したというものです。

この「超巨大火山」はイタリアにあったもので、過去 10万年の地球の北半球の火山噴火では最大の噴火だったと考えられているものだそうです。


ところで、少し前に、ポールシフトのことではなく、「地球の大地そのものの移動」ということが進行しているような発表があったことをご紹介したことがありました。

起きていることは「ポールシフトではなく地球の大陸移動」: 地球の極の物理的な移動が起きていることが地球物理学会で発表される
 In Deep 2012年10月03日

という記事です。

上の記事での内容は「真の極移動」というものが起きているというもので、こちらの図が示されていました。



▲ 真の極移動のために変化した地球の表面の位置を現した図。


なんだか、どちらも、仮に急速に起きているのならダブルパンチですが、まあ、この「真の極移動」のことは今回は置いておいて、この時の研究を発表したドイツのヘルムホルツ・センターと同じ研究機関の地質研究の部門が今回の研究発表をしました。ドイツ地球科学研究センター ( GFZ ) という機関で、これはヘルムホルツ・センターの中の機関のひとつのようです。

ヘルムホルツ・センターというものは、あまり私たちには馴染みがないですので、その説明を Wikipedia から抜粋しておきます。


ドイツ研究センターヘルムホルツ協会

ドイツを代表する科学研究組織。公益法人。16の研究センターから構成され、主に大型研究開発施設を利用した研究開発を実施している。



ということで、ドイツ地球科学研究センターは上の記述にある「16の研究センター」の中のひとつです。

その発表に関しての記事をご紹介いたしますが、太陽系全体を含む最近の「環境の急激な変動」は In Deep で重視するものでもありますので、少し長くなるかもしれないですが、過去に書いたものなどを少し振り返ってみたいと思います。



磁極の反転で起きうることは何か?


「ポールシフトが起きている」というような書き方は、何となくショッキングな響きがありますが、磁場の移動や反転に関して簡単に書けば、

ポールシフトは何百年も前からずっと起きていて、現在も進行している

としか言いようがありません。少なくとも、私たちは生まれてからずっとポールシフトが発生している中で生活しています。

たとえば、下の図は、2年前の記事に掲載したもので、「1831年から2001年までの北極の磁極の移動の距離」の図です。



加速するポールシフト: この100年間での極の移動の距離はすでに1100キロにより。


1831年から2001年の間に、北極の磁極は 1,100キロメートルもロシア方向に向かって移動しているのです。

特に、1970年以降は加速しており、それまで毎年 10キロ程度のポールシフトの進行だったものが、1970年からは約4倍の毎年 40キロずつの移動が確認されているということでした。

また、地球では、過去3億3千万年の間に(回数の誤差はともかく) 400回ほどのポールシフトが起きたとされていて、「地球の磁場の反転」が発生する間の平均的な期間は約 20万年に一度程度になるようです。

なので、ポールシフト自体が特別な現象ということではないですが、では、何が問題なのかというと、上に書いた「加速している」という点なのです。


以前から、急速なポールシフトが「地球の地磁気と磁場のシールドを破壊する」ということを懸念する説はあり、今回の論文にも 41,000年前のポールシフトの際にその現象が起きていたことが証明されたという部分ありますが、地球は自身の磁場によって、宇宙からの様々な放射線や宇宙線などから守られているとされるのが一般論ですが、その防御が失われてしまうのではないかという懸念です。

つまり、「磁場が崩壊すると、地表に有害な宇宙線が降り注ぐのではないか」というような説のことです。

この「ポールシフトの際の磁場シールドと地球の影響」については、過去記事「米国フロリダのタンパ国際空港が磁極の移動(ポールシフト)の影響で滑走路の閉鎖へ」の中で参考資料とし掲載させていただいた、秋田大学の地球資源学科のウェブサイトにあった図がとてもわかりやすいです。

その秋田大学の該当ページはなくなったか移動してしまって見当たらないですので、図を掲載しておきます。


1880年から2000年までの地球の地磁気の強度変化



▲ これは上の1800年代からのポールシフトの移動と比較するとわかりやすいと思います。磁場が移動するほど、地磁気が弱くなってきているように見えます。


西暦3525年には地球の磁場の強度がゼロになる予測



▲ これは「2004年までの曲線」をもとにしていますので、仮にポールシフトが「加速」していた場合は、もっと早い時期に磁場がゼロになると思います。



上の図が示された秋田大学の地球資源学科のページの最後には、以下の文章が記されていました。


磁極が入れかわるときに地磁気の強度はゼロになるとの予想があります。地磁気の減少は磁場逆転の前触れかもしれません。

地磁気がなくなると、影響を受けるのは鳥だけではありません。私たち人間にも大きな影響があります。今まで地球磁場が食い止めていた宇宙線が直接降り注いで人類は危機に直面することになります。目には見えない地磁気ですが、私たち、そして鳥たちにはなくてはならない存在なのです。



ただ、これに関しては「ポールシフトによる完全な磁場の逆転が発生してみないとわからない」としか言いようがないようにも思います。なぜなら、「地球の磁場がどんな種類のフィルターとして作用しているかよくわかっていない」と思われるからです。

宇宙からの「未知の光線」というようなものも含めて、地球には、宇宙線に総称される様々な光線が降り注いでいるわけですが、「どれが人間に対して有害でどれが無害か」という基準も今のところわからない。

なので、「有害な」ものだけではなく、「有益なもの」だって、そこ(宇宙から降り注ぐ光線)にはあるようにも思うのです。

その理由としては過去の報道などにあった「宇宙帰りの植物の成長」の報道などがあります。これは引用すると、長くなりますので、過去記事の、

放射線の中で生き返った植物
 2011年04月22日



私たち人類も他のあらゆる生命たちも「宇宙線にコントロールされている可能性」を感じて
 2012年06月13日

などをご覧下されば幸いです。
ともに、スペースシャトルなど「宇宙船に乗って帰ってきた植物の種」の話です。



▲ 読売新聞 2011年02月21日の「宇宙帰りのサクラ異変…なぜか発芽・急成長」より。


リンクの上の記事は、「発芽するはずのないサクラの種が宇宙から帰ってきた後に発芽して、さらに異常に早い成長をしている」という読売新聞の記事を抜粋したもので、下の記事は、「宇宙から帰ってきたアサガオの成長が通常より早い」ことが書かれた京都新聞の記事です。




太陽系のあちこちで始まっている磁場と環境の激変


また、「もし地球が太陽にならうのなら」という前提ですが、「地球の磁場も4極化するのでは」というような推測さえあり得ると私個人は考えたりすることもありました。

下の図は、過去記事の「奇妙な太陽のポールシフトは太陽系全体に影響を与えるか?」に載せたもので、今年4月に、日本の国立天文台が発表したイラストに私が注釈などをくわえたものです。



▲ 過去記事「奇妙な太陽のポールシフトは太陽系全体に影響を与えるか?: 国立天文台が発表した「4極化する太陽磁場」」より。


その記事で、「上の太陽の状態が地球も真似た場合」として、私が作ったのが下の図です。



まあ、ふざけた図といえばふざけた図ですが、「太陽系はみな兄弟」だと考えると、あながちないことでもないかなあと真面目に思います。


そういえば、昨日のニュースなんですが、「木星に大激変が起きている」という科学報道がありました。今日ふたつの報道をご紹介するのは無理ですので、木星のニュースのほうは明日にでもご紹介したいと思います。

木星のニュースソースは下にありますので、興味のある方はお読み下さると幸いです。

» Jupiter Undergoing Cataclysmic Changes (Daily Galaxy)
(木星で大変動が進行している)


というわけで、ポールシフト関係の記事は何だか興奮してしまって前振りが長くなりましたが、ここからドイツの地球科学研究センターの発表の記事です。





An extremely brief reversal of the geomagnetic field, climate variability and a super volcano
Science Codex 2012.10.16

極めて急速な磁場の反転と、気候変動・巨大火山との関係


41,000年前の地球で、磁場の完全で急速な逆転が発生した。

最後の氷河期の間であったこの期間中、黒海ではコンパスの針の位置は「現在の北方向は南方向を示していたであろう」ことを、ドイツ地球科学研究センター (GFZ)のチームが、黒海の堆積物のコアから分析した磁気に関しての研究論文は示す。

ドイツ地球科学研究センターの、ノルベルト・ノワクズィク博士と研究チームは、黒海の他、北大西洋、南太平洋、ハワイなど他の研究からのデータを加え、当時の両磁場の逆転が全世界的なイベントであったことを証明した。

この研究成果は、「アース・アンド・プラネタリー・サイエンス・レターズ ( Earth and Planetary Science Letters ) 」の最新号に掲載される。

今回の研究で注目に値するのは、地球の磁場の逆転のスピードだ。

研究者のノワクズィク博士は次のように言う。

「磁場の完全な反転はわずか 440年間の移動でなされましたが、そのうちの多くはわずかな移動であり、実際には、両磁場の極の変化はたった 250年でなされたことを示します。この 250年というのは地質学的な変化からみると非常に早いスピードです」。

結果として、地球は磁場を失い、また磁場による宇宙線からの防御を完全に失ったために地球上がほぼ完全な被爆状態に至ったことが、グリーンランドの氷床から回収されたその時代の放射性ベリリウム(10Be)の解析によって明らかになっている。

放射性炭素(14C)と同様に、 10Be は大気中の原子と宇宙からの高エネルギーの陽子の衝突によって引き起こされる。



突然の気候変動と巨大火山の噴火

41,000年前の地球磁場の逆転の証拠を示したと同時に、研究チームは黒海の堆積物の分析から、その当時、突然の気候変動が発生していたことを発見した。グリーンランドの氷芯でもこのことはすでに判明している。

グリーンランドの氷芯のデータと黒海のデータは時代が合致しており。この時代の気候変動に関しての記録として正確性が高い。

また、火山噴火との同時代性も発見した。

過去 10万年の地球の北半球で発生した最大の火山噴火は、イタリアのナポリの近くにあるフレグレイ平野( Phlegraean )の古代火山の噴火で、これは 39,400年前に噴火したとされる。この北半球最大の超巨大火山噴火も黒海の堆積物から判明した。

ここから見ると、この際の巨大噴火での火山灰は、すべての地中海東部と、そしてロシア中部にまで達したことがわかる。


地球の磁場の急速な逆転、そして、氷河期時代に終わりを告げた急激な気候変動、そして、イタリアの超巨大火山の噴火。この3つの地球環境上の大きな出来事の研究が今回初めてひとつの地質的調査の中でおこなわれ、そして、その正確な年代が示された。




  

2012年10月03日



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(訳者注) 今回は余計な前書きをなるべく書かずに翻訳に入ります。現在、「地球が大陸移動している」という研究発表に関しての報道です。


以前、 In Deep では地球のポールシフトに関しての記事をかなり取り上げていました。それらの過去のポールシフトの記事はページの一番下にリンクしておきますけれど、それらの記事では、「この数百年、地球の磁場はかなりのスピードで移動している」ということは事実だということがわかってきていた、ということを記していました。



▲ 過去 420年間の毎年の北極の磁場の移動距離のグラフ。過去記事「アメリカ大気局が発表した「驚異的」な近年のポールシフトの加速」より。


あるいは、

奇妙な太陽のポールシフトは太陽系全体に影響を与えるか?: 国立天文台が発表した「4極化する太陽磁場」
 In Deep 2012年04月21日

などということもあって、太陽のほうにも「異変」は起きているわけでした。



▲ 左が今までの太陽。右は国立天文台が発表した今後の太陽の磁場の予測。北極はポールシフトで磁場が反転したのに南極の磁場は移動せず、その結果、「4つの磁極」があらわれるという状態になることが予測されています。


しかし、今回の発表はいわゆるポールシフトとは違います。



磁場だけではなく、「大陸そのもの」が物理的に移動していた


ひらたくいうと、「現在、地球は大陸(外殻)が移動している」というものです。これは地質の科学用語で「真の極移動」と呼ばれる現象らしいですが、それが今現在の地球で起きているという発表です。

その記事にある図に、こちらで簡単な日本語を加えたものが下の図です。

True_polar_wander-2012.png


上の図の傾きは誇張されていますが、過去の真の極移動の際には「9度傾いた」とされているようです。

しかも、この発表がなされたのが、地球物理学分野での世界最大の学会であり、最高権威だと思われるアメリカ地球物理学会の発行する「ジャーナル・オブ・ジオフィジカル・リサーチ/ Journal of Geophysical Research (JGR) 」という学会誌に発表されたもので、いわゆる「発行元」としては大きなところです。

もちろん、だからといって、その内容が正しいかどうかはわからないことですが、しかし、「大陸が移動している」というフレーズは、やはりショッキングなニュアンスが含まれているのは事実ですので、ご紹介しようと思いました。

この「真の極移動」という単語に関しては、極移動 - Wikipediaからの説明を、わかりやすい概念ではないですが、抜粋しておきます。


真の極移動

大陸移動を補正すると、地殻全体に対する極の移動が残る。これを真の極移動 という。大陸移動、氷床の盛衰、大規模な火山活動、大規模な天体衝突、地球内部の質量分布の再編などにより、固体地球の質量分布が変化し、真の極移動が起こる。



これが「今」起きているということのようです。

本文中にもありますが、「真の極移動」とは、


・地球の磁場の反転(ポールシフト)のことではない。
・プレート・テクトニクス理論のことではない。
・地球の歳差運動のことではない。


ということです。

では、早速、翻訳に入ります。

記事に出てくる馴染みのない言葉として、ドイツ・ヘルムホルツセンターというのと、地学用語のホットスポットがありますので、それらの説明を先にそれぞれ Wikipedia から抜粋しておきます。


ドイツ研究センターヘルムホルツ協会

ドイツ研究センターヘルムホルツ協会はドイツを代表する科学研究組織。




ホットスポット (地学)

ホットスポットとは、プレートより下のマントルに生成源があると推定されるマグマが吹きあがってくる場所、若しくはマグマが吹きあがってくるために(海底)火山が生まれる場所のことをいう。

1990年代まではほとんど位置を変えることはないと考えられていたが、J・A・タルドゥーノらの天皇海山列に関する研究により「ハワイ・ホットスポット」が南へ移動していたことが発見され、それまでの常識が大きく覆った。以来、地球科学のさまざまな分野に大きく波紋を広げている。




それではここからです。



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2012年09月14日



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今日は、昨日までのカリフォルニアでの異臭に関しての記事の補足というか、異臭報道とは関係ない学術記事でソルトン湖に関してのものがありましたので、ご紹介します。

その前に今朝見て気になった記事をご紹介したいと思います。
光のタワーの話で、日本の話です。






 



伊勢の光の柱


米国のミステリー系の老舗ウェブサイトの今日の記事に「日本の聖地に巨大な光が出現」というタイトルの記事がありました。下のような写真が添えられていました。

ise.jpg


日本語のニュースなどで検索しても同じようなものがありませんでしたので、一応、ご紹介しておこうかと思います。これが掲載されていたブログの性質上、信憑性については何とも言えないですし、上の場所が本当に伊勢なのかどうかも私にはわからないです。

なお、アメリカ人のブログですが、報告のメールを書いたのは日本人のようです。

ところで、私は知らなかったのですが、記事では、伊勢神宮を「 Yamatohime - no - miya 」(ヤマトヒメノミヤ / 倭姫命の宮)と呼んでいましたので、原文通りに記載します。

なお、この光が目撃されたのは今年の 8月27日だと記されています。




Huge Light Anomaly at Grand Shrine of Ise, Japan
Phantoms and Monsters 2012.09.13

日本の聖地・伊勢で説明のつかない巨大な光の柱が出現

日本の仲間(読者)が以下のメッセージと写真を送ってくれた。
以下がそのメッセージだ


8月 27日の午前 8時頃、伊勢神宮の外部と聖地(境内)の中央で、厚い光のポール(柱)が立ち昇っている光景が目撃されました。その光は5分間以上にわたって目撃されました。

目撃者は神道の聖職者の家族で、とても長い期間、この地で暮らしています。

そして、彼はこの光の位置の説明で「倭姫命の宮の上に光が」という表現をしており、そのため、私は彼の情報が比較的正しいのではないかと考え、今回、この文章と写真を送ることにしました。私はこれが神の国大和の復活なのではないかと感じます。

ところで、光の柱が出現するという意味は、「この世界が変わる徴候」だとされています。それは、物質的な世界から、物質的でなはない世界へと価値観が移行していく徴候という意味です。

善意が評価される世界になり、世界の人びとは助け合うようになります。

もっとも、そのような「完全な世界」が見られるまでには何世紀もかかるかもしれないですが、しかし、0.1パーセントの変化でも見られれば、人類に巨大な変化を与えます。

物理の新しい法則と理論が発見され、科学が再検討されます。私たちは、最終的な平和世界に向けて多くの変化を見ていくことと思います。そして、最終的に私たち人類の未来は驚くべく場所に存在します。




ここまでです。

後半はなんだか壮大な展開になっていますが、世界が変わる徴候だとか何とかはともかく、この光の現象がもし仮に本当なら興味はあります。

数年前から様々な光の現象が世界中で起きていて、その多くが科学的に説明できると言われますが、説明がつくとかつかないというほうが問題なのではなく、「それまで見たことがないような現象が多発し始めた」ということが興味深かったです。

上のような「光のポール」の報道写真を最初に見たのはラトビアの光でした。
また、米国でも数年前の冬から見られるようになりました。


light-pole-.jpg

light-pole-01.jpg

▲ ラトビア。2009年1月17日。Daily Mail より。


light-pole-02.jpg

▲ 米国オクラホマ州。2009年1月26日。ナショナル・ジオグラフィックより。


あと、少し前に、マヤのピラミッドから光線が上に照らされたというニュースもありました。
撮影されたのは2009年。

maya-pyramid-light.jpg

GIZMODE より。


上のピラミッドの写真は写真そのものには細工されていないことがわかっていて、確かに光は写ったらしいのですが、レンズフレアか、あるいは機器の不調( iPhone で撮影)かどちらかではないかと言われています。


単なる光の現象とはいえ、実際のところ、「どうして人間が光の波長を識別しているのか」ということは未だにわかっていないわけで、あるいは光の形というのは人間の意志そのものかもしれないと思ったこともあります。

このあたりのことは、ずいぶん昔ですが、

ペアである自分(2) 宇宙の場所
 クレアなひととき 2011年01月28日

という記事の後半で、「メキシコの目のない魚が脳の松果体で直接、光を感知していたことがわかった」という米国メリーランド大学の研究論文から思ったことなどを少し書いています。

松果体は人間にもありますが、現在のところは、メラトニンという物質を作り出すこと以外は、役割のよくわからない器官とされています。


light-brain.jpg

体内時計より。


また一方で、東洋でも西洋でも「人間は松果体で光を見る」というような概念はあったようで、下の絵は中世の哲学者デカルトが描いたものです。これなどは「松果体で見る」ということをかなり直接的に表している図版のように見えます。

pineal-gland-02.jpg

b/Aより。


しかしまあ、難しいことを考えなくとも、「頭の中に(視覚を通して受けなくても)光はある」というのを自分で実感するのはわりと簡単で、残像を含めて、「目を閉じても光はそこに残っている」という事実があります。

私はわりとこれを眠りにつく時や、眠れない時などに観察しているのですが、まぶたの奥というか、暗闇の中央やや左に「光の発生場所」があります。これは誰でも目を閉じた時にある光の出所を辿っていけばわかると思います。

というわけで、余談でしたが、ここから、昨日までのふたつの記事、

赤く染まるユーラシア大陸最大の川と、カリフォルニアの周囲 100キロに漂う9月11日の腐臭
 In Deep 2012年09月12日

カリフォルニアの異臭は「アメリカのメッカ」から放たれたものか、あるいは違うのか
 In Deep 2012年09月13日

の補足のような記事です。

あの米国のメッカにあるソルトン湖は、古代の「巨大火山」が噴火した場所だったのでした。

その観測所についての短い記事がありましたので、ご紹介します。

何か特別な動きがあったというわけではなくこの記事が出ていたということは、やはり最近の異臭騒動を意識しているような部分はあるのかもしれません。






 

Salton Buttes California Volcano Observatory
Nano Patents and Innovations 2012.09.13

カリフォルニア・ソルトン火山観測所


ソルトン火山は、カリフォルニア州インペリアル・バレー(カリフォルニア州南東部からメキシコのバハ・カリフォルニアまで広がる乾燥した盆地)から、南東に 145キロメートルに位置するソルトン湖の地熱域にある。

Salton_Buttes.jpg


この地熱地帯の熱源は、地球表面の地下深くにある部分的に溶解した岩(マグマ)から放出されている熱だ。

このソルトンの火山は約 40万年前に噴火し、その後、 1万 8千年前まで小康状態だったと考えられている。最も最近の噴火は約 9,000年前で、大噴火で始まり、次第にガラス状(黒曜石)の溶岩ドームの比較的穏やかな放出の段階に進んだと見られる。


salton-sea-buttes.jpg


ソルトン山の地震活動の監視は 1930年代に始まった。そして、1970年代に、その管理は USGS (米国地質調査所)と、カリフォルニア工科大学がおこなうことになり、現在に至る。

ソルトン山の噴火の予測を立てるためのデータは現在のところはまだ不十分だ。しかし、この地域の高い熱放出と、このソルトン山の比較的若い年齢から見て、将来的な噴火が予測されている。





ここまでです。

このソルトン湖、あるいはメッカのあるあたりというのは、かなり広大な「巨大火山の一帯」ということのようです。

もちろん、このこととカリフォルニアの異臭が関係あるとは思いませんが(風向きの問題)、ここに加えて、米国の太平洋側の地下には「カスケード沈み込み帯」という地層がありまして、ここが西暦 1700年に大地震を起こしたことが、日本の資料でわかっています。

このあたりはまた別の話ですので、リンクを示すにとどめておきます。記事は 独立行政法人「産業技術総合研究所」の2003年のニュースリリースです。

北米西海岸で西暦1700年に発生した巨大地震の規模を日本の古文書から推定
 独立行政法人 産業技術総合研究所 活断層研究センター 2003年11月21日

上の記事にある下の図の「カスケード沈み込み帯」という場所が崩壊して、今から 312年前にマグニチュード9クラスの地震がアメリカ西海岸で起きたとされています。

cascade.png


当時、アメリカ合衆国はまだ存在せず、日本の古文書に記載のある「日本での1700年の津波被害」の原因を探る中で、その地震発生が明らかになったというような記事です。


まあ・・・何だか、いろいろなことが起こり得る昨今ですが、どんなことでも「起こってみなければわからない」というのが最大の事実で、そしてそう思っていれば、案外と起こった時もすんなり対応できるものかもしれません。



  

2012年09月12日



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red-river-01.jpg

▲ 9月6日に真っ赤に染まった中国の長江。原因は不明。中国の長江はユーラシア大陸のなかで最も長い河で、世界では水量と全長で第3位。






 



最近は時事ではない記事をたくさん書いていましたが、世の中ではいろいろなことがたくさん起きているのも事実で、その中でも気になっているふたつのニュースをご紹介しておきます。後回しにすると、「永遠に後回しにしたまま」ということにもなりかねないですので( In Deep ではよくあります)、書ける時に書いておきます。

ふたつともタイトルの通りのニュースですが、「カリフォルニアの腐臭」というのは比喩とかの話ではなく、本当の「腐臭がするニュース」で、何かが腐ったような匂いが南カリフォルニアの100キロくらいの距離の範囲に漂っているというニュースです。

米国ロサンゼルスタイムスで大きく報じられおり、それほど小さな話題ということでもなさそうですので、ご紹介します。

もうひとつが、中国の長江という大変に大きな川が真っ赤に変色したというニュースで、日本でも報道されていたようですので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、 In Deep では「赤く変色したいろいろな光景」というものを掲載し続けていたので、流れとして記しておきます。

今回の長江は、過去最大の「赤色事変」だと思います。

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過去記事の「赤いシリーズ」は、以下のようなものがあります。

(赤く染まった黒海) 赤の意味(1): 再び現れた赤い海と赤い雨
 In Deep 2012年07月31日



▲ 2012年7月に赤く染まったウクライナのアゾフ海。


(赤い川) 血の川の出現:原因不明の理由で真っ赤に染まったベイルートの川
 In Deep 2012年02月17日



▲ 2012年2月に赤く染まったベイルートのフルン・アル・シュバク地区の川。


(赤く染まった空) 巨大な磁気嵐がもたらしたアメリカ全域での「赤い空」
 In Deep 2011年10月26日



▲ ミシガン州ロックフォード。2011年10月24日。



まずは、その「赤いニュース」の流れとして、中国の大河の話題です。
報道は米国の ABC ニュースより。
写真は英国のデイリーメールからです。






 

Yangtze River Turns Red and Turns Up a Mystery
ABC (米国) 2012.09.07

中国の長江が赤に変色。原因は謎のまま


red-02.jpg


絶景として観光的にも知られる中国の長江が奇妙な意味での「絶景」を見せている。

赤く染まってしまったのだ。

長江が赤くなってしまった理由については、中国当局も現在のところわからないという。長江はユーラシア大陸のなかで最も長い川で、世界の中でも、水量と全長で第3位という非常に大きな川だ。

赤くなってしまった長江を、住民たちは立ち止まって見つめる。

red-03.jpg


中には、赤い水を瓶に入れて保存する人たちもいる。

red-04.jpg


川が変色したにも関わらず、漁師たちは漁を続けているという。

当局は現在、原因を調査している。

red-05.jpg







もうひとつは、とても興味深いニュースですが、カリフォルニアの「匂い」についての報道をロサンゼルスタイムスからご紹介します。「9月11日直前に腐臭がする」というのも何だかアレなんですが、すぐ本記事に入ります。

ただ、原因を魚の大量死としているのですが、どういう理由であるにしても、「160キロ」も匂いが運ばれるものなのですかね。

そのあたりはやや不思議です。
当日の天候と風向きなどを調べてみたい衝動に駆られます。




Rotten smell reeks havoc across Southern California
LA Times 2012.09.10

南カリフォルニア全域が「腐った匂い」により混乱している

匂いの正体は、ソルトン湖での魚の大量死ではないかと見られているが、この匂いをすぐに消すことはできないという。


sme-01.jpg

▲ 米国KTLA5のテレビ報道。下には「謎の匂い」と書かれてあります。


9月9日の朝、サンタクラリタ・メゾジスト教会周辺に漂う「卵の腐った匂い」を、周辺の人びとは教会の下水管が破裂したのかと思ったという。

そして、この教会から東へ 110キロの場所に住むクリス・テイタムさんも、同じ時に強烈な匂いに参っていた。クリスさんによると、「何かがドロドロに腐った匂いがしたんです」と言う。

その朝、結局、南カリフォルニアの多くの地域にこの「腐った匂い」が充満していることがその日のうちにわかった。

保健当局には、緊急電話の下水道調査の依頼のコールが大量に押し寄せた。

当局によると、匂いの原因の有力な説は 160キロ離れたロサンゼルスにある。ソルトン湖の魚の大量死によって引き起こされている可能性が高いという。

しかし、州の大気管理の当局者たちは、これまでこのような悪臭を経験したことがないという。
通常のソルトン湖での魚の大量死では、この地域まで匂いが来ることはない。

ソルトン湖では前日、非常に強い風が吹いており、ソルトン湖の管理担当者によれば、「風によって水が巻き上げられたのかもしれない」という。そして、ソルトン湖は浅い湖なので、湖の湖底にある腐った材質のものが水と共に巻き上げられ、風で運ばれた可能性があるという。







  

2012年08月14日



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相変わらずいろいろなニュースがこの世にはあって、下の写真は、ボスニアで発掘された2体の「巨人」の頭蓋骨だそうです。

giants-01.jpg

・・・・・というのはウソで、上の写真は 2009年に「写真エフェクト・コンテスト」に出品された合成写真作品の一枚です。






 


2009年に運営を停止した、米国の Worth1000 という会員制サイトで 2002年から2009年まで続けられていた写真やイラストレーションのコンテストがあり、この2009年の写真エフェクトのテーマは、「ジャイアント・マン」でした。今はログインしないと見られないですが、アーカイブに残されています。

上の写真の作者はケヴィン・アンダーソンさんという人によるフォトショップでの合成です。まあ、パッとみても、ふたつの頭蓋骨の下のマルの部分の「壊れ方」が同じで、フォトショップのコピペをベースに作っていることがわかります。

fk1.jpg


いずれにしても、このコンテストの「ジャイアント・マン」のテーマの際には数々の傑作が作られました。下の写真に添えられたストーリーは「1934年にニュージーランドで農民が巨人の頭蓋骨を発見」というもの。

fk2.jpg


これは、ノリット(Norrit )というアーティストによるもので、ノリットさんは他にも、幻想的な光景を含む様々な合成写真作品を作っています。

下の「日本の観光地」の写真も、別の年にコンテストに出品されたノリットさんによる作品です。

matsushima.jpg


ちなみにインターネット上に「巨人の骨」として出回る写真の一部はこの時のコンテストの写真であるものが多いです。下のものなどはすべて2009年のコンテストの出品作品です。

giant-2009.jpg


何の関係もない前振りでしたが、写真というものは、映像も含めて今の時代ではすでにリアルとフェイクの差を見た目から判断することは難しくなっています。なのでまあ、自分の感性だけで見て判断するのもいいのではないかとも思います。


ところで、上で「ニュージーランド」という言葉が出て来ていますが、今回はこのニュージーランドのことを書いておきます。

火山噴火などに関係した話です。






 



ニュージーランドと「海底火山」の関係


ニュージーランドの最近の一連の出来事は 8月6日の火山の噴火から始まり、一昨日の「ニュージーランド近郊の太平洋上に、ベルギーの国土面積ほどもある「軽石が島のように群生した」巨大な漂流物が発見された」という報道に続きます。

どれも日本語の報道になっていますので、最初にその報道をそれぞれ短く抜粋しておきます。


ニュージーランドの火山が115年ぶり噴火、国内線が欠航
ロイター 2012.08.07

volcano-tongariro.jpg

▲ 噴火したトンガリロ火山。

ニュージーランド北島中部のトンガリロ山が6日夜、115年ぶりに噴火した。

トンガリロ山は標高1978メートルで、最後に噴火したのは1897年。ニュージーランド地質・核科学研究所のスティーブ・シャーバーン氏は、トンガリロ山の活動は断続的だったことから、噴火の規模が大きかったことは予想外だったと述べた。




南太平洋上に白い巨大物体が浮遊、海底火山噴火が原因の「軽石」か
CNN 2012.08.11

floating-pumice.jpg

ニュージーランド海軍は9日、南太平洋上に浮かぶ1万平方マイル(約2万6000平方キロメートル)以上の巨大な軽石を発見した。ちなみに米国ロードアイランド州の面積は約1200平方マイルだ。

軽石を目撃した水兵は「過去18年間に海でこれほど奇妙な物は見たことがない」と語った。

火山学者のヘレン・ボストック氏は、この軽石は海底火山の噴火でできたと見ており、今後噴火した火山を特定するための調査が行われるが、最近この付近では海底火山「モノワイ」の活動が確認されており、軽石はモノワイの噴火によって生成された可能性があるという。



というものです。

下の「軽石の島」についてのニュースはニュージーランドの報道では、その海上に広がる面積が「ほぼベルギーの国土面積と同じくらい」と表現されていました。
こちらの報道には映像もあります。

正直いって、写真を見ても映像を見ても、どのような状態なのか今ひとつわからないのですが、いずれにせよ、それだけ広大な面積を漂うほどの膨大な軽石が海底から噴出しているということは確かなようです。

そして、その「原因」。

上の CNN の報道の火山学者は、モノワイ(Monowai)という海底火山によって生成されたものではないかと言っていますが、だとすると、海底火山モノワイはそれまでも活動を続けていたわけですので、可能性としては次の二つとなるように思います。

・海底火山モノワイの活動が「突如」として活発化あるいは激化した

か、

・この軽石の原因は海底火山モノワイからのものではない

のどちらかになると思われます。

なぜなら、ひとつの国家ほどの面積を形成するほどの軽石の群生が、完全には散らばらずに集まって漂っているということは、海流(海面の流れ)が軽石を個体が散らされていく以上の速度と威力で「強烈な噴出」が起こっているという状態が起きているような気がします。


地震学者の言う海底火山ではなく、別のものである可能性もあるように思います。

何しろ、海底の火山というのは知られていないものが多く、深海などにあるものでは知られていないものの方が多いのではないでしょうか。

2年以上前に、北マリアナ諸島のサリガン島という島の近くで海底爆発が起きたのですが、その際に、米国気象局は「噴火した海底火山は、米国気象局の知らなかった新しい火山だった」と発表しています。

過去記事にあります。

北マリアナ諸島で噴火した海底火山は米国気象局の知らない未知の火山だった
 In Deep 2010年06月01日


この「海底爆発」のすごさは、2009年に爆発した、南太平洋で噴火した海底火山の動画などでおわかりかと思います。下の動画は、当時のAP通信の映像ニュースです。

2009年の南太平洋での海底火山噴火




しかし、今回のニュージーランドの軽石では、このように海上に向かって噴煙が上がっているわけでもないわけで、つまり、「海底で何が起きているのか」は実際には誰にもわかりません。


そして、現在、多くの地質学者たちがこの一連のニュースに注目しているようなのですが、どうして多くの科学者たちがこのニュージーランドに注目するかというと、ニュージーランドは「地球の中にいくつかある最大級のスーパー火山を持つ地帯」のひとつだということもあるように思います。

今回はこのことを振り返って記しておきます。



地球の7つの超巨大火山


2005年にオーストラリアにあるモナシュ大学という大学の教授、レイ・キャス( Ray Cas )博士が、大学のニュースリリースに、「超巨大火山の噴火での地球の壊滅的な被害」というタイトルの文章を掲載し、そして、「その時期が迫っているのではないか」と記しました。
下がオリジナルのページです。

Super-volcanoes greatest hazard on earth(英語)
 モナシュ大学 ニュースリリース 2005.03.31

この中でキャス教授は、


「スーパー火山の噴火が起こった場合、膨大な量の岩石と灰が放出され、有毒ガスが広範囲に拡散する。死者は数十万から数百万人に達し、気候や食料生産に深刻な影響を及ぼす。スーパー火山の噴火が起きる可能性がある地域としては、ナポリやニュージーランド、インドネシア、南米および北米。インドネシアではトバ山だ。スーパー火山の噴火を上回る地球の脅威は小惑星の地球衝突くらいだ」


と書いているのですが、まあ、やや大げさな部分はともかく、可能性として挙げている地域の中に「ニュージーランド」があるのがおわかりだと思います。

地球には「7大超巨大火山(スーパー・ボルケーノ)」というものがあり、教授はそれを指しているのだと思いますが、その世界7大超巨大火山は、


1.セージア渓谷 (イタリア)
2.イエローストーン (米国)
3.薩摩硫黄島 (日本)
4.トバ火山 (インドネシア)
5.ニュージーランド北島のカルデラ群 (ニュージーランド)
6.シャツキー海台 (太平洋の日本側)
7.オントンジャワ海台 (ソロモン諸島)


だそうです。

それぞれのわかっている部分は下のような感じです。




sv-02.jpg

1.イタリア・セージア渓谷
 
場所:イタリア・アルプス
最後の大噴火:約2億8000万年前
噴火の規模:セントヘレンズ山の大噴火のおよそ1000倍



2.米国イエローストーン

場所:米国
最後の大噴火:64万年前
噴火の規模:セントヘレンズ山の大噴火のおよそ1000倍



3.薩摩硫黄島

場所:日本・鹿児島
最後の大噴火:7300年前
噴火の規模:雲仙普賢岳の1回の火砕流噴の数十万倍



4.インドネシア・トバ火山

場所:インドネシア・スマトラ島
最後の大噴火:約7万4000年前
噴火の規模:セントヘレンズ山の大噴火のおよそ3000倍



5.ニュージーランド北島のカルデラ群(タウポ)

場所:ニュージーランド・北島
最後の大噴火:西暦150年頃
噴火の規模:不明





となっています。

6番目と7番目の「シャツキー海台」と「オントンジャワ海台」は今は海底なのですが、詳細はほとんどわかっていません。このうち、シャツキー海台というのは、日本とハワイの間あたりの太平洋上にあります。

そして、この場所は、日本の茨城大学の地質情報活用プロジェクトにより研究されています。

茨城大学地質情報活用プロジェクトの2009年9月27日の記事から抜粋します。


みなさんは大規模海台というものを御存知でしょうか?
今から約一億年くらい前の白亜紀、地球全体で火山活動が活発になり、様々な場所で火山活動が起こりました。(中略)

現在私たちは、白亜紀のはじめに太平洋の海底に噴出した大規模海台「シャツキー海台」を調査しています。この海台は日本の本州ほどの大きさがあり、玄武岩でできています。実は、このような大規模海台の形成メカニズムはまだ分かっていません。

シャツキー海台は水深が3000m以上ある海底にあるので一般的な地質調査のように野外を歩いて調査するわけには行きません。洋上の船からドリルを下ろして海底を掘り、その石を調べるのです。



要するに、「地球の地質活動が活発になる時期」というのは、地表だけではなく、海底でも活動が活発化するもののようで、特に1億年ほど前には、太平洋あたりは、とんでもなく激しい地層の活動を繰り返していたようです。

そして、地殻活動の変化と、「海水面の変化」などにより、地球の形というのはそれなりに変わっていく時もあるものなのかもしれません。


今回のニュージーランドの海底での異変がこのまま収まるのかどうかはよくわからないですが、地球の地殻変動の時期というのは、大きなスパンでは同じような時期に集中する傾向があるようですので、その意味もあって、ニュージーランドは注目を集めているのかもしれません。



いつの日かの地球

先日、「北極で嵐が起き、急速に氷が溶けている」ということがありました。

きわめて珍しい「北極での嵐」の発生により深刻な氷の溶解が進行中
 地球の記録 2012年08月13日


もしかすると、すべての環境の状況が相互に影響し合いつつ進行する「巨大な地球の変貌」というものの中に私たちが今いる可能性もないではないのかもしれません。


もちろん、そうではないかもしれないですが、地球の地層などは、「時間軸が存在している世界である限り、地質の大変化はいつかは起きる」ということを示しています。

そして、それは思いの他、早いペースで発生して進行すると私個人は思います。


地球の地質環境の変化の根幹は、下のようなものではないかと考えることがあります。
順番ではなく、これらが相互に影響するというような意味です。




・天候と海流の変化による「地球の氷の消滅」

・それによる海水面の上昇

・ポールシフトによる変化

・地熱(地下の放射性崩壊)の変化による地球の気温の変化

・地表と海底の大規模な地質活動







多分、私たちはある程度のその進行状況をリアルタイムで見ているような気がします。

近いうちに「全世界での氷の溶解」について書いてみたいと思います。



  

2012年06月20日



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本題は、数日前に北京の上空に現れた「雲」のニュースのご紹介なんですが、前振りが長くなってしまったことに気づきましたので、先にその「北京の雲」の写真を載せておきます。

beijing-1.jpg

▲ 6月14日に北京上空に出た「雲」。この雲は、核爆発と同じような感じで拡がり、そして消えていったと報道にはあります。






 



というわけなんですが、「雲」絡みで今朝ちょっといいものを見たので、先に少し書いておきます。



台風明けの夜明けの空に


今朝起きてベランダに出てみると、やや風は強いもののすでに晴れていました。どうやら眠っている間に台風は去っていったようです。

家のベランダは真正面に小さく富士山が見えるのですが、ふと見ると、左上に巨大なレンズ雲が浮かんでいることに気づきました。

まあ、富士山の方向というだけで、実際に富士山の上にあるものというわけではないでしょうが、富士山とレンズ雲の組み合わせというのは、富士山の近くからだとわりと見られるもののようですが、このあたり(埼玉県の所沢と狭山の間あたり)からだと珍しいですので写真に撮りました。下の風景です。右下に「富士山」と書いた上にあるのが富士山。

fuji-2012-06-20.jpg


富士山というのは、その頂上にレンズ雲がかかりやすい山のようで、インターネットで検索するとたくさん写真があります。「富士山 レンズ雲」などのキーワードで検索されるとたくさん見られると思います。

山頂にレンズ雲がかかると、下のような幻想的な光景もよく見られるようです。


fuji-103.jpg

富士山のページより 2003年1月26日の山中湖畔からの富士山。


レンズ雲は日本では富士山が有名となるようですが、アメリカでは、カリフォルニア州にシャスタ山という山があり、ここが巨大なレンズ雲が頻繁に発生することで有名です。


shasta-02.jpg

▲ シャスタ山のレンズ雲。


このシャスタ山というのは、世界七大聖山というもののひとつだそうで、地下都市があるなどの伝説やオカルト・ストーリーがたくさんある場所のようです。



世界七大聖山の光景を支える宇宙線(雲)と太陽(夕陽)


ちなみに、世界七大聖山とは以下のことを言うのだそう。


・シャスタ山 (米国)
・富士山 (日本)
・マチュピチュ (ペルー)
・シナイ山 (エジプト)
・チョモランマ / 英名エベレスト (ネパール)
・キリマンジャロ (タンザニア)
・セドナ (米国)


とのことです。

・・・・・セドナ?

セドナってのは聞いたことがないです。

調べてみると、米国のアリゾナ州にある場所だそうで、 Wikipedia には下のようにあります。


セドナ (アリゾナ州)

Bell_Rock.JPG

1876年に白人が初めて入植。

古くからネイティブ・アメリカンの聖地とされ、近年ではボルテックスと呼ばれるパワースポットが点在する"癒しの町"として人気があり、年間に約400万人の観光客が訪れる観光地・保養地となっている。



という感じで、ネイティブアメリカンの聖地だそうです。

しかし、上の Wikipedia の写真を見ても、特に聖なる山という感じはしなく、どうも釈然としなかったので、セドナの写真を見続けていましたら、わかりました。

ここも「雲」なんです。

セドナも、富士山やシャスタ山同様、「雲の力」で神秘感が漂うようです。
特に、雲と夕焼けの組み合わせはものすごい。

下の写真は、こちらのページにあったセドナの夕陽の光景です。

sedona-sunset-colorful.jpg


そして、実は、これらの雲を作り出しているのは、「宇宙線」なんです。このことは、ほぼ確定していて、CERN などの研究はかなり進んでいることを過去記事でご紹介したことがあります。


「宇宙線が雲を作るメカニズム」の一部を欧州原子核研究機構 CERN が解明
 In Deep 2011年08月26日


なので、セドナやシャスタ山の光景などを見ていますと、宇宙線(雲)と太陽の組み合わせが、視覚として私たち人類に神秘体験(あるいは、夢やロマン)を与えてくれていることを感じます。


聖山といえば、1970年代の映画にアレハンドロ・ホドロフスキーという人が監督した『ホーリー・マウンテン』(聖なる山)というメキシコ映画化があります。私は好きで、今でもビデオを持っています。

この映画には、公開国によりいろいろなデザインのポスターがありましたが、下のようなものもありました。

holly_mountain_poster.gif


ポスターの後ろにあるのが聖なる山で、真ん中の黒い人が映画の主人公で、その心臓は燃えていて中に目玉があります。

そして、周囲で燃えているのは「お札」です。

これらはすべて映画に出てくるシーンでもあります。




▲ 映画「ホーリー・マウンテン」より。この映画の中の社会で作られているすべてのキリスト像が「自分をモデルにして作られていた」ことがわかり絶叫する主人公の青年。この後、この青年は一体のキリスト像と共に聖なる山を目指します。


というわけで、本題がわからなくなってきましたが、本当は今日は、昨日海外メディアで一斉に報道されていた「中国の雲」のニュースをご紹介しようと思ったのでした。

報道では「キノコ雲」と紹介されていましたが、何となく「終末感が強い雲」でしたので、タイトルで「終末雲」としてみました。


中国人は世界で一番「この世の終わり」を信じている国民ですので、この雲を見て、多くの人々がいろいろ感じたようです。この「中国人は世界で一番この世の終わりを信じている」というのは過去記事にそのデータがあります。

「この世の終わり」に関して米国の調査会社が21カ国で行った国際調査のデータ
 In Deep 2012年05月03日



▲ 上記 In Deep 記事に掲載したアメリカの調査会社イプソス社のデータ。


「終わる」と思っている人たちの上に「終わりそうな雰囲気のもの」が出るというようなことなんでしょうか。

それではここからです。
本文自体は短いです。






 

Awesome mushroom storm cloud dominates skyline over Beijing and sparks fresh 'end-of-the-world' fears
Daily Mail (英国) 2012.06.18


壮絶なキノコ雲が北京の空を支配し、『この世の終わり』的な恐怖が人々の間に伝わった


この時に「核戦争が起きた」と言われても、私たち素人には一瞬それがウソだとは気づかないかもしれない。

それほど、壮絶な形状のキノコ雲が中国の首都・北京の上空に出現したのだ。

幸いなことに、これは核戦争ではなく、単なる自然現象だった。



beijing-2.jpg

▲ 6月14日に現れたこの雲を北京の住民たちは困惑した表情で眺めた。


しかし、核戦争ではなくとも、これが「アルマゲドンのシグナルなのでは」と考える中国人もいたという。さらに、時間の経過と共に、雲の中には落雷の光の閃光が走り、終末的な感覚をもたらした。


beijing-3.jpg

▲ 左にある小さな黒い点は飛行機。


この雲は巨大な積乱雲がと垂直な雲と合わさっていると考えられるという。



  

2012年06月17日



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最近あんまり元気がないんですが、理由のひとつは「毒気にあてられている」というような気配があるのかもしれないですが、この「毒気」というのも対象があるものではなく漠然としています。

それとは別の話として、今の、やや憂鬱気味な理由のひとつとして、あるひとつの「とんでもない疑念」が湧いているということがあります。

どうも書きづらいのですけれど、それを簡単に書くと、

宇宙人というものは存在しないのではないか

という疑念です。






 


現実には、私を含めて、今の社会に生きている人のほとんどは潜在的に「宇宙人はいる」と考えているはずで、積極的にそう考えない人でも、「宇宙は広いのだからどこかには宇宙人がいてもおかしくはない」と考えるほうが普通だと思います。それを口にしなくとも。

それは、たとえば宗教を信じている人が「今は見えないけれど、神はどこかにいらっしゃる」と考えることと同じで、具体的な基準や証拠というものが必要なわけではなく、それを越えた部分で、

「それはどこかに存在する」と普通に思いこんでいる

いうのが実際の心情だと思います。


私は宗教のほうはわからないですが、しかし、宇宙人や宇宙の知的生命や、あるいはこのブログでも何度も書いている「他の惑星に住む人類の兄弟」などの存在については、それこそ小さな頃からSFファンだったこともあり、まさに「具体的な基準や証拠というものを越えた部分」として心の中に根付いています。

そして、なんだかんだといって、世界中の心情や論調も、過去よりもむしろそこ(宇宙人がいるとか「会う(コンタクト)」など)の方向に向かっているように見えます。おびただしいSF映画や物語。


ところが、個人的にコツコツと見続けている最近の科学のほうのデータ、そして、科学とは関係のない「オカルトの理論」は、双方共に、あまりにもそれらのすべてを「拒絶する」かのようなものが多いのです。

どこからどう書いていいのか、よくわからないですが、書ける範囲で書いてみます。

まず科学のほうのデータのひとつからです。



▲ 地球と似た環境であるとわかり始めた土星の衛星タイタン。過去記事「地球外生物の存在する可能性のある惑星ランキング」より。




最新鋭の解析技術で、むしろ壁に突き当たってしまった SETI の調査


宇宙の知的生命についての探索で科学的なもののうちの代表的なものは、「 SETI 」と呼ばれる地球外知的生命体探査で、これは、「電波望遠鏡で受信した電波を解析し、地球外知的生命から発せられたものがないか探すという」というものの総称といっていいと思います。

世界中で 1960年代から続けられており、その歴史はそろそろ 50年になろうとしています。

SETI については Wikipedia - 地球外知的生命体探査 に、世界と、そして日本での多くの試みの歴史と実例が記されています。


そんな中で、最近、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)が発行するテクノロジーレビューという科学記事に、

SETI Finds No Signs of E.T. Nearby

という記事が載せられていました。

このタイトルは訳すと、「SETI は近隣宇宙から、いかなる地球外生命のシグナルの徴候も見つけられなかった」というものですが、タイトルはともかく、その内容は、 SETI の最新鋭の宇宙探査に関しての科学的記事でした。

電波天文学での観測の中には、「超長基線電波干渉法 (VLBI)」というものがあるそうで、これは国土地理院のサイトによれば、


VLBI(超長基線電波干渉法)とは、はるか数十億光年の彼方にある電波星(準星)から放射される電波を、複数のアンテナで同時に受信し、その到達時刻の差を精密に計測する技術です。



とのことですが、マサチューセッツ工科大学の記事の内容は、これを導入した SETI が最新鋭の観測結果についてのものでしたが、その「地球外知的生命体探査の観測手法の新しい段階」のリサーチの結果、今回、超長基線電波干渉計によって SETI がキャッチした「宇宙からの信号」は 222例に上りました。

そして、解析の結果、「地球外生命と関係すると思われる候補はゼロ」でした。

まあしかし、それはいいのです。
それは今回1度のひとつの結果ですので。

問題は、この記事の中でふれられていた「もうひとつの事実」。

つまり、今までの何十年もの間、 SETI がキャッチししたかなりの数(膨大な数の電波やシグナルが今までキャッチされています)の「宇宙からの電波」の解析が進んでいることについても書かれてありました。

そして、解析技術が進めば進むほど、「ほぼすべてのそれらの電波やシグナルは、知的生物と関係ない」という解析が出ており、多分、地球外生物と関連すると思われるシグナルは「該当ゼロ」という結論になっていると思います。


一応、念のために書いておきますが、この SETI プログラムに携わる世界中の多くの人たちは「宇宙人に対して懐疑的な人たちではない」ということに注意を払う必要があります。全員ではないでしょうが、しかし、世界中で SETI での探索を行うほとんどの人が「地球外生命からの電波やシグナルの徴候が見つかってほしい」と願い続けている人たちなんです。

人によっては、人生をほとんど「地球外生命の探査」に費やしている人も多いはずです。


そして、その探査活動は 50年に迫ろうとしています。


この50年間の科学の発展、あるいは、宇宙望遠鏡等を含めた宇宙観測技術の発展などがすさまじい勢いで進んだことはおわかりだと思います。

各国の SETI も常に最新技術の導入を試みているはずで、皮肉なことに、その科学の発展の結果、「数十年前なら宇宙人の電波と考えられていたかもしれないものも、そうではないことがわかるようになってしまった」ということがあります。

宇宙からは至るところから電波やそれに準じるものが発信されており、それは無数です。

近くでは、たとえば、「木星」からも3種類の電波が発信されています。
下は、木星 - Wikipediaにある「木星電波」からの抜粋です。


木星電波

1955年、バーナード・バーグとケネス・フランクリンは、木星から発せられた断続的な22.2メガヘルツの電波信号を検出した。

研究によって、木星は3種類の電波を発していると判明した。
木星大気の熱からは熱放射が生じている。

2010年には、木星磁場とほぼ一致する領域から強いX線が放射されていることが日本のX線天文衛星すざくの観測で判明した。



これは比較的近い木星の例ですが、無数の星がある宇宙には同じような例が無数にあり、つまり、

惑星など天体自身が発している電波



知的生命が発信している電波(あるいは他の理由での電波)

というものなどを、解析で判明させる必要があるのですが、最近の自動分析機の性能はとても高く、それらの分析を正確に行います。

その結果、この数十年間の SETI の成果は「ゼロ」という結論になりつつあると思われます。


ちなみに、この SETI の結果が、私に宇宙人の存在への懸念を持たせたということではないです。むしろ理由は下に書く「オカルト」の部分の方が大きいです。

その「オカルト」の部分も少し書いておきます。

しかし、この SETI の「数十年間の成果が完全にゼロ」というのは、今の科学の時代では強烈ではあります。



月と太陽を見ているうちに到達した疑問


私が「宇宙人」というものに懸念を抱いたのは、上のような科学的な理由が主はなく、最も大きな理由は、一昨日の「太平洋に何が起きているのか: 日本でのこと。南米のこと。そして地球のこと」という記事の後半のほうで書きました、

・「地球=人類=太陽」という関係性の中で、「一方的な存在というものはない」

という最近の自分の考えによります。


さらにいうと、最近、いわゆる現在の通常の科学である「地動説」というものにも、やや懸念を感じています。

それは最近続いた「月と太陽」の話とも絡んでいますが、

太陽系が太陽を中心となって構成されているという考え方はホンマかいな

というようなことです。


sun-ststem.jpg

▲ 現在の太陽系の考え方は、「太陽を中心としてその周囲を惑星が回る」という考え方。その考えの根底は、「大きな星から先に出来る」というビックバン理論の考え方から。


かといって、私が、昔のいわゆる「天動説」を支持しているというわけではないです。


ptole-maios.jpg

宇宙開発機構のサイトより「プトレマイオスの宇宙」。2世紀。


プトレマイオスの頃と比べて、私たちは太陽系の外にも大きく宇宙が広がっていることを知るようになりましたが、その中で知ることは「多分、宇宙には、果てがない」という無限の概念だと思うのですが、そうなると、地動説だとか天動説だとか、とりあえず周辺宇宙のことに関してのことから始まっても無意味にも思えてきます(実際には大事なのですが)。


だったら、もっと周辺に戻り、「私たち(地球の人間ということ)の目に見えるところから始まると、どうなるのか」というと、過去記事の、

2004年の金星に現れたアークは再び現れるのか。そして、私たちは太陽系システムの奇跡にそろそろ気づかなければならない
(2012年06月05日)

などにも書いた、


月と太陽は同じ大きさ(に見える)


というひとつの日常の認識に至ります。しかも、基本的には地球では「いつもどちらかが見えている」。つまり、基本的には昼には太陽が見えて、夜には同じ大きさで月が見える。

昼も夜も交代で同じ大きさの「太陽」が見えている。

何のためかはわからないですが、とにかく、同じ大きさの「光るもの」が見え続ける地球。

そして、「月は地球の衛星」と呼ばれます。

だったら・・・。

太陽も地球の衛星なのでは?

と。

月には言語によっては、「夜の太陽」という言い方があり、たとえば、アイヌ語では、


太陽 トーカム・チュッ・カムイ
  クンネ・チュッ・カムイ


となります。「チュッ・カムイ」の部分が同じで、「夜の(カムイ)」、「昼の(カムイ)」となっていることがわかります。

これは過去記事「さまざまな言語での「太陽」(日本語で「タイヨー」)の発音」に書いたものですが、その記事で私は、

 
> アイヌは、太陽も月も「どちらも太陽」と見なしていたと考えられます。


と書きましたが、知らず知らずのうちに「太陽のほうがえらい」と考え込んでいた私の間違った考えに基づいての書き方であったことに気づきます。

つまり、平等に書くなら、


昼の太陽(太陽)
夜の太陽(月)


だけではなく、


夜の月(月)
昼の月(太陽)


という書き方をするべきでした。


まあしかし、このことを自分でも納得して書くにはまだ長い時間がかかりそうです。

この、「太陽が地球の衛星(月)である」という考え方は、エメラルド・タブレットの図柄を見てもわかります。




ところが、上の図を見て、さらに「気づくこと」があることが同時にわかったのです。


それは、中心のリングの周囲に「大地」や「天体(宇宙)」までもが描かれていることです。ここからは、太陽や月どころではなく、「大地も宇宙も何もかも衛星(月)である」というように描かれているようにしか見えないことがおわかりでしょうか。

もし、「「宇宙が中心」だと言いたかったのなら、右下にある天体を描いた図は真ん中になければならないはずですが、端っこにある。これなら、むしろ、図の真ん中上にある「水星のマークのほうが中心に近いのです。




▲ 中心のリングの上にある水星のマーク。


私は、上の記事などを書くまで、エメラルド・タブレットの中心にあるリングのようなものは、「この世」、すなわち「地球」だと勝手に考えていましたが、そうではないかもしれないですね。


この絵の通りのような気がしてきました。

絵では中央に何もない単なるリングですから、その通りに「中心には何もない」


そしてその周囲に描かれている様々なものが「何もないものを支えている」


そういう意味では、月も太陽も宇宙も「無存在の衛星(月)」というような意味にもなるのかもしれません。

しかし、これらのことが「どうして宇宙人がいないこと」とつなげて書かれてあるのかと思われる方も多いかも知れません。

まったくそうなんです。

私にもよくわかりません。
実は、これらのことも夢で見た・・・というか眠っている中でわかったことなんです


しかし、夢から離れて考えてみても、概念として、地球の人類以外の人類が登場すると、「オカルトの図式が崩れる」という感じがします。といっても、やっばり自分でもうまく説明できていないですので、今後少しずつ自分でも理解して書ければなあ、とは思うのですれど、書けないかも。


いやまあ・・・こんな考え方は間違いだと思います。
宇宙人はきっといます。

私の中からその存在が消えたというだけの話で、他の方々のもとにはいるはずです。




平等である太陽の下で


ところで、タイトルに「母なる太陽」とつけたのですが、こういう言葉が一般的には存在していないことはご存じだと思います。

そうなんです。

私たちはこれほど太陽に親しみを持ち、まるで親のように感じているのに、少なくとも日本語や英語などの私たちのよく知る言葉には、

「母なる大地」

という言葉はあっても、「母なる太陽」という表現も「父なる太陽」という表現もないのでした。

日本語であるのは「おてんとさん」という「さん」付けのきわめて「対等な表現」、あるいは「友だち感覚」の表現だったりするのでした。

私は、「太陽は決して私たち人類を滅ぼさない」と思っていますが、その理由は上のような「友だち感覚」にもあるような気もしないでもないです。


しかし、これらのことは今回だけのことで収まる話ではなく、また、わかりやすく説明する言葉を今の私は持ちません。なので、何か思いついた時とか、何かうまく書けそうな時に書ければと思います。

実は、最近また毎日激しく夢を見ています。



  

2012年03月09日



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(訳者注) なんだか今、いろいろなことを同時に調べているうちに次第に何が何だかわからなくなってきていたりしたり、あるいは、十年ぶりくらいにパニック障害が再発したことがハッキリしてきたり(パニック障害とは 30年ほどの付き合いですので何とかやり過ごせるとはいえ、多少厄介です)、とか、何だかいろいろとゴチャゴチャとしている感じですが、調べていることを後に回すとさらに混乱してきますので、できることから書いていきます。

今日はできれば2つの記事をアップしたいと思っています。

ひとつは、今回のオーストラリアのコウモリの話。

もうひとつは、今年最大の急減を見せた宇宙線の話です。これは3月7日あたりのXクラスの太陽フレアに起因しているとは思うのですが、一日で「10パーセント以上宇宙線の観測量が減った」というデータが出ていましたので、次の記事でご紹介できればと思います。


蜘蛛のこと

ところで、昨日のオーストラリアのクモのニュースはその光景が個人的にとても印象深いものでした。

オーストラリアで繰り広げられる「クモ」による驚異の光景
(2012.03.08)



▲ まるで川や洪水そのもののように見えるほどのオーストラリアの蜘蛛の糸。


上の写真の光景を目にして、「クモってどんなものなのだろう」と改めて考えていました。 ちなみに、クモの最大の特徴は、「私たちはなんとなく虫のように思っているけれど、昆虫ではない」ということがあります。

クモは「クモ」という生き物としか言えないというもののようで、Wikipedia 的に書けば「節足動物門六脚亜門に属する昆虫とは全く別のグループに属する」もののよう。

でまあ、生態のほうはともかくとして、Wikipedia の「クモ - 神話・伝承」というセクションを見ると、

・アラクネーの物語(ギリシア神話)
・土蜘蛛
・絡新婦


とあります。

それぞれ初耳ですが、最初の「アラクネーの物語」のアラクネーというのは、ギリシア神話の予言者であるイドモーンという人の娘で、染織業をいとなんでいた人だそう。

アラクネーさんは織物が上手だったのですが、あまりにも自惚れていたため、アテーナーという女神の怒りにふれ、「蜘蛛に転生させられてしまった」というもののよう。

ダンテの神曲には、このアラクネーさんをモチーフにしたイラストが出ていて、下の人のようです。これは蜘蛛に転生させられてしまった後なのだと思われます。

arachne.jpg

▲ ダンテ『神曲』より。神曲ではアラーニェという名前。


この神曲のアラクネーさんの姿は何かと似ていると思ったんですが、40年前のテレビドラマシリーズ『仮面ライダー』の第1話(1971年)の「怪奇蜘蛛男」に出てくるクモ男が倒れたイメージと似ています。

下のはバンダイかどこかから出ているフィギュアですが、蜘蛛男が仮面ライダーに踏まれている様子。

no1spidermen.jpg

ギリシャ神話のアラクネーさんはわりと似ている。

なぜ仮面ライダーのことなんかを出したかというと、この 1971年の最初の仮面ライダーシリーズは、第1回がこの「蜘蛛男」でした。そして、第2回目が・・・「恐怖蝙蝠男」。すなわち、コウモリ


というわけで、オーストラリアではクモに続き、コウモリが大発生していることが、英国 BBC で報じられていたニュースのご紹介です。現在のオーストラリアは、「クモ → コウモリ」と、仮面ライダーの物語をそのまま踏襲している様相と化しているようです。仮面ライダーではその回以降のモンスターのイメージに、さそり、食虫植物、かまきり、カメレオン、スズメバチなどが登場します。


オーストラリアのクモの糸の光景は「第8領域」への誘いなのかも

ところで、実は昨日の「クモ」のニュースで最も私が思ったことは、以前書いたこともあるのですが、西洋神秘学の一部(薔薇十字など)の世界の考え方では、

・クモは次の世界に存在しない生き物

とされていることでした。
昨年の震災2週目くらいに書いた、

歓喜する第8領域の生命たち (2011.03.24)

という記事の中でふれたことがありますが、神秘学には「第8領域」という世界の概念が存在していて、その領域にいるものたちは「数千年後から始まる次の宇宙からは消えてしまう」のだそうで、クモやハエといったものがそれに該当するのだそう。キノコなどの菌糸類もそのグループだそうです。

昨日のオーストラリアの光景が、そのクモによる示威行為だとすると、次に出てきたコウモリは何なのかなあと考えてしまいました。自然の光景はすべて何かを表していると最近考えています。


ちなみに、今回は大発生のニュースですが、コウモリ自体はむしろ全世界でその数を劇的に「減らして」います。アメリカで始まった白い鼻症候群という病気による大量死が米国でも、また他の国にも拡大しています。

[関連記事]白い鼻症候群によるコウモリの大量死が全米11州に拡大

それでは、ここから本記事です。

なお、記事中の「リッサウイルス」というのは、狂犬病と同じタイプのもののようで、国立感染症研究所の説明にはこうあります。

臨床症状からリッサウイルス感染症と狂犬病を鑑別することは不可能である。ヒトの標準的な潜伏期間は狂犬病と同様に20日から90日であり、咬傷部位や数によって期間は異なると考えられる。


このリッサウイルスも狂犬病ほどではないようですが、発症した場合の致死率はかなり高いものだと思われます。ただし、ヒトの臨床例は非常に少ないです。



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