【地球という場所の真実】 の記事一覧
2012年06月17日
最近あんまり元気がないんですが、理由のひとつは「毒気にあてられている」というような気配があるのかもしれないですが、この「毒気」というのも対象があるものではなく漠然としています。
それとは別の話として、今の、やや憂鬱気味な理由のひとつとして、あるひとつの「とんでもない疑念」が湧いているということがあります。
どうも書きづらいのですけれど、それを簡単に書くと、
・宇宙人というものは存在しないのではないか
という疑念です。
現実には、私を含めて、今の社会に生きている人のほとんどは潜在的に「宇宙人はいる」と考えているはずで、積極的にそう考えない人でも、「宇宙は広いのだからどこかには宇宙人がいてもおかしくはない」と考えるほうが普通だと思います。それを口にしなくとも。
それは、たとえば宗教を信じている人が「今は見えないけれど、神はどこかにいらっしゃる」と考えることと同じで、具体的な基準や証拠というものが必要なわけではなく、それを越えた部分で、
・「それはどこかに存在する」と普通に思いこんでいる
いうのが実際の心情だと思います。
私は宗教のほうはわからないですが、しかし、宇宙人や宇宙の知的生命や、あるいはこのブログでも何度も書いている「他の惑星に住む人類の兄弟」などの存在については、それこそ小さな頃からSFファンだったこともあり、まさに「具体的な基準や証拠というものを越えた部分」として心の中に根付いています。
そして、なんだかんだといって、世界中の心情や論調も、過去よりもむしろそこ(宇宙人がいるとか「会う(コンタクト)」など)の方向に向かっているように見えます。おびただしいSF映画や物語。
ところが、個人的にコツコツと見続けている最近の科学のほうのデータ、そして、科学とは関係のない「オカルトの理論」は、双方共に、あまりにもそれらのすべてを「拒絶する」かのようなものが多いのです。
どこからどう書いていいのか、よくわからないですが、書ける範囲で書いてみます。
まず科学のほうのデータのひとつからです。

▲ 地球と似た環境であるとわかり始めた土星の衛星タイタン。過去記事「地球外生物の存在する可能性のある惑星ランキング」より。
最新鋭の解析技術で、むしろ壁に突き当たってしまった SETI の調査
宇宙の知的生命についての探索で科学的なもののうちの代表的なものは、「 SETI 」と呼ばれる地球外知的生命体探査で、これは、「電波望遠鏡で受信した電波を解析し、地球外知的生命から発せられたものがないか探すという」というものの総称といっていいと思います。
世界中で 1960年代から続けられており、その歴史はそろそろ 50年になろうとしています。
SETI については Wikipedia - 地球外知的生命体探査 に、世界と、そして日本での多くの試みの歴史と実例が記されています。
そんな中で、最近、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)が発行するテクノロジーレビューという科学記事に、
・SETI Finds No Signs of E.T. Nearby
という記事が載せられていました。
このタイトルは訳すと、「SETI は近隣宇宙から、いかなる地球外生命のシグナルの徴候も見つけられなかった」というものですが、タイトルはともかく、その内容は、 SETI の最新鋭の宇宙探査に関しての科学的記事でした。
電波天文学での観測の中には、「超長基線電波干渉法 (VLBI)」というものがあるそうで、これは国土地理院のサイトによれば、
VLBI(超長基線電波干渉法)とは、はるか数十億光年の彼方にある電波星(準星)から放射される電波を、複数のアンテナで同時に受信し、その到達時刻の差を精密に計測する技術です。
とのことですが、マサチューセッツ工科大学の記事の内容は、これを導入した SETI が最新鋭の観測結果についてのものでしたが、その「地球外知的生命体探査の観測手法の新しい段階」のリサーチの結果、今回、超長基線電波干渉計によって SETI がキャッチした「宇宙からの信号」は 222例に上りました。
そして、解析の結果、「地球外生命と関係すると思われる候補はゼロ」でした。
まあしかし、それはいいのです。
それは今回1度のひとつの結果ですので。
問題は、この記事の中でふれられていた「もうひとつの事実」。
つまり、今までの何十年もの間、 SETI がキャッチししたかなりの数(膨大な数の電波やシグナルが今までキャッチされています)の「宇宙からの電波」の解析が進んでいることについても書かれてありました。
そして、解析技術が進めば進むほど、「ほぼすべてのそれらの電波やシグナルは、知的生物と関係ない」という解析が出ており、多分、地球外生物と関連すると思われるシグナルは「該当ゼロ」という結論になっていると思います。
一応、念のために書いておきますが、この SETI プログラムに携わる世界中の多くの人たちは「宇宙人に対して懐疑的な人たちではない」ということに注意を払う必要があります。全員ではないでしょうが、しかし、世界中で SETI での探索を行うほとんどの人が「地球外生命からの電波やシグナルの徴候が見つかってほしい」と願い続けている人たちなんです。
人によっては、人生をほとんど「地球外生命の探査」に費やしている人も多いはずです。
そして、その探査活動は 50年に迫ろうとしています。
この50年間の科学の発展、あるいは、宇宙望遠鏡等を含めた宇宙観測技術の発展などがすさまじい勢いで進んだことはおわかりだと思います。
各国の SETI も常に最新技術の導入を試みているはずで、皮肉なことに、その科学の発展の結果、「数十年前なら宇宙人の電波と考えられていたかもしれないものも、そうではないことがわかるようになってしまった」ということがあります。
宇宙からは至るところから電波やそれに準じるものが発信されており、それは無数です。
近くでは、たとえば、「木星」からも3種類の電波が発信されています。
下は、木星 - Wikipediaにある「木星電波」からの抜粋です。
木星電波
1955年、バーナード・バーグとケネス・フランクリンは、木星から発せられた断続的な22.2メガヘルツの電波信号を検出した。
研究によって、木星は3種類の電波を発していると判明した。
木星大気の熱からは熱放射が生じている。
2010年には、木星磁場とほぼ一致する領域から強いX線が放射されていることが日本のX線天文衛星すざくの観測で判明した。
これは比較的近い木星の例ですが、無数の星がある宇宙には同じような例が無数にあり、つまり、
・惑星など天体自身が発している電波
と
・知的生命が発信している電波(あるいは他の理由での電波)
というものなどを、解析で判明させる必要があるのですが、最近の自動分析機の性能はとても高く、それらの分析を正確に行います。
その結果、この数十年間の SETI の成果は「ゼロ」という結論になりつつあると思われます。
ちなみに、この SETI の結果が、私に宇宙人の存在への懸念を持たせたということではないです。むしろ理由は下に書く「オカルト」の部分の方が大きいです。
その「オカルト」の部分も少し書いておきます。
しかし、この SETI の「数十年間の成果が完全にゼロ」というのは、今の科学の時代では強烈ではあります。
月と太陽を見ているうちに到達した疑問
私が「宇宙人」というものに懸念を抱いたのは、上のような科学的な理由が主はなく、最も大きな理由は、一昨日の「太平洋に何が起きているのか: 日本でのこと。南米のこと。そして地球のこと」という記事の後半のほうで書きました、
・「地球=人類=太陽」という関係性の中で、「一方的な存在というものはない」
という最近の自分の考えによります。
さらにいうと、最近、いわゆる現在の通常の科学である「地動説」というものにも、やや懸念を感じています。
それは最近続いた「月と太陽」の話とも絡んでいますが、
・太陽系が太陽を中心となって構成されているという考え方はホンマかいな
というようなことです。

▲ 現在の太陽系の考え方は、「太陽を中心としてその周囲を惑星が回る」という考え方。その考えの根底は、「大きな星から先に出来る」というビックバン理論の考え方から。
かといって、私が、昔のいわゆる「天動説」を支持しているというわけではないです。

▲ 宇宙開発機構のサイトより「プトレマイオスの宇宙」。2世紀。
プトレマイオスの頃と比べて、私たちは太陽系の外にも大きく宇宙が広がっていることを知るようになりましたが、その中で知ることは「多分、宇宙には、果てがない」という無限の概念だと思うのですが、そうなると、地動説だとか天動説だとか、とりあえず周辺宇宙のことに関してのことから始まっても無意味にも思えてきます(実際には大事なのですが)。
だったら、もっと周辺に戻り、「私たち(地球の人間ということ)の目に見えるところから始まると、どうなるのか」というと、過去記事の、
・2004年の金星に現れたアークは再び現れるのか。そして、私たちは太陽系システムの奇跡にそろそろ気づかなければならない
(2012年06月05日)
などにも書いた、
・月と太陽は同じ大きさ(に見える)
というひとつの日常の認識に至ります。しかも、基本的には地球では「いつもどちらかが見えている」。つまり、基本的には昼には太陽が見えて、夜には同じ大きさで月が見える。
昼も夜も交代で同じ大きさの「太陽」が見えている。
何のためかはわからないですが、とにかく、同じ大きさの「光るもの」が見え続ける地球。
そして、「月は地球の衛星」と呼ばれます。
だったら・・・。
「太陽も地球の衛星なのでは?」
と。
月には言語によっては、「夜の太陽」という言い方があり、たとえば、アイヌ語では、
太陽 トーカム・チュッ・カムイ
月 クンネ・チュッ・カムイ
月 クンネ・チュッ・カムイ
となります。「チュッ・カムイ」の部分が同じで、「夜の(カムイ)」、「昼の(カムイ)」となっていることがわかります。
これは過去記事「さまざまな言語での「太陽」(日本語で「タイヨー」)の発音」に書いたものですが、その記事で私は、
> アイヌは、太陽も月も「どちらも太陽」と見なしていたと考えられます。
と書きましたが、知らず知らずのうちに「太陽のほうがえらい」と考え込んでいた私の間違った考えに基づいての書き方であったことに気づきます。
つまり、平等に書くなら、
昼の太陽(太陽)
夜の太陽(月)
夜の太陽(月)
だけではなく、
夜の月(月)
昼の月(太陽)
昼の月(太陽)
という書き方をするべきでした。
まあしかし、このことを自分でも納得して書くにはまだ長い時間がかかりそうです。
この、「太陽が地球の衛星(月)である」という考え方は、エメラルド・タブレットの図柄を見てもわかります。

ところが、上の図を見て、さらに「気づくこと」があることが同時にわかったのです。
それは、中心のリングの周囲に「大地」や「天体(宇宙)」までもが描かれていることです。ここからは、太陽や月どころではなく、「大地も宇宙も何もかも衛星(月)である」というように描かれているようにしか見えないことがおわかりでしょうか。
もし、「「宇宙が中心」だと言いたかったのなら、右下にある天体を描いた図は真ん中になければならないはずですが、端っこにある。これなら、むしろ、図の真ん中上にある「水星のマークのほうが中心に近いのです。

▲ 中心のリングの上にある水星のマーク。
私は、上の記事などを書くまで、エメラルド・タブレットの中心にあるリングのようなものは、「この世」、すなわち「地球」だと勝手に考えていましたが、そうではないかもしれないですね。
この絵の通りのような気がしてきました。
絵では中央に何もない単なるリングですから、その通りに「中心には何もない」。
そしてその周囲に描かれている様々なものが「何もないものを支えている」。
そういう意味では、月も太陽も宇宙も「無存在の衛星(月)」というような意味にもなるのかもしれません。
しかし、これらのことが「どうして宇宙人がいないこと」とつなげて書かれてあるのかと思われる方も多いかも知れません。
まったくそうなんです。
私にもよくわかりません。
(実は、これらのことも夢で見た・・・というか眠っている中でわかったことなんです)
しかし、夢から離れて考えてみても、概念として、地球の人類以外の人類が登場すると、「オカルトの図式が崩れる」という感じがします。といっても、やっばり自分でもうまく説明できていないですので、今後少しずつ自分でも理解して書ければなあ、とは思うのですれど、書けないかも。
いやまあ・・・こんな考え方は間違いだと思います。
宇宙人はきっといます。
私の中からその存在が消えたというだけの話で、他の方々のもとにはいるはずです。
平等である太陽の下で
ところで、タイトルに「母なる太陽」とつけたのですが、こういう言葉が一般的には存在していないことはご存じだと思います。
そうなんです。
私たちはこれほど太陽に親しみを持ち、まるで親のように感じているのに、少なくとも日本語や英語などの私たちのよく知る言葉には、
「母なる大地」
という言葉はあっても、「母なる太陽」という表現も「父なる太陽」という表現もないのでした。
日本語であるのは「おてんとさん」という「さん」付けのきわめて「対等な表現」、あるいは「友だち感覚」の表現だったりするのでした。
私は、「太陽は決して私たち人類を滅ぼさない」と思っていますが、その理由は上のような「友だち感覚」にもあるような気もしないでもないです。
しかし、これらのことは今回だけのことで収まる話ではなく、また、わかりやすく説明する言葉を今の私は持ちません。なので、何か思いついた時とか、何かうまく書けそうな時に書ければと思います。
実は、最近また毎日激しく夢を見ています。
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2012年03月09日
(訳者注) なんだか今、いろいろなことを同時に調べているうちに次第に何が何だかわからなくなってきていたりしたり、あるいは、十年ぶりくらいにパニック障害が再発したことがハッキリしてきたり(パニック障害とは 30年ほどの付き合いですので何とかやり過ごせるとはいえ、多少厄介です)、とか、何だかいろいろとゴチャゴチャとしている感じですが、調べていることを後に回すとさらに混乱してきますので、できることから書いていきます。
今日はできれば2つの記事をアップしたいと思っています。
ひとつは、今回のオーストラリアのコウモリの話。
もうひとつは、今年最大の急減を見せた宇宙線の話です。これは3月7日あたりのXクラスの太陽フレアに起因しているとは思うのですが、一日で「10パーセント以上宇宙線の観測量が減った」というデータが出ていましたので、次の記事でご紹介できればと思います。
蜘蛛のこと
ところで、昨日のオーストラリアのクモのニュースはその光景が個人的にとても印象深いものでした。
・オーストラリアで繰り広げられる「クモ」による驚異の光景
(2012.03.08)

▲ まるで川や洪水そのもののように見えるほどのオーストラリアの蜘蛛の糸。
上の写真の光景を目にして、「クモってどんなものなのだろう」と改めて考えていました。 ちなみに、クモの最大の特徴は、「私たちはなんとなく虫のように思っているけれど、昆虫ではない」ということがあります。
クモは「クモ」という生き物としか言えないというもののようで、Wikipedia 的に書けば「節足動物門六脚亜門に属する昆虫とは全く別のグループに属する」もののよう。
でまあ、生態のほうはともかくとして、Wikipedia の「クモ - 神話・伝承」というセクションを見ると、
・アラクネーの物語(ギリシア神話)
・土蜘蛛
・絡新婦
とあります。
それぞれ初耳ですが、最初の「アラクネーの物語」のアラクネーというのは、ギリシア神話の予言者であるイドモーンという人の娘で、染織業をいとなんでいた人だそう。
アラクネーさんは織物が上手だったのですが、あまりにも自惚れていたため、アテーナーという女神の怒りにふれ、「蜘蛛に転生させられてしまった」というもののよう。
ダンテの神曲には、このアラクネーさんをモチーフにしたイラストが出ていて、下の人のようです。これは蜘蛛に転生させられてしまった後なのだと思われます。

▲ ダンテ『神曲』より。神曲ではアラーニェという名前。
この神曲のアラクネーさんの姿は何かと似ていると思ったんですが、40年前のテレビドラマシリーズ『仮面ライダー』の第1話(1971年)の「怪奇蜘蛛男」に出てくるクモ男が倒れたイメージと似ています。
下のはバンダイかどこかから出ているフィギュアですが、蜘蛛男が仮面ライダーに踏まれている様子。

ギリシャ神話のアラクネーさんはわりと似ている。
なぜ仮面ライダーのことなんかを出したかというと、この 1971年の最初の仮面ライダーシリーズは、第1回がこの「蜘蛛男」でした。そして、第2回目が・・・「恐怖蝙蝠男」。すなわち、コウモリ。
というわけで、オーストラリアではクモに続き、コウモリが大発生していることが、英国 BBC で報じられていたニュースのご紹介です。現在のオーストラリアは、「クモ → コウモリ」と、仮面ライダーの物語をそのまま踏襲している様相と化しているようです。仮面ライダーではその回以降のモンスターのイメージに、さそり、食虫植物、かまきり、カメレオン、スズメバチなどが登場します。
オーストラリアのクモの糸の光景は「第8領域」への誘いなのかも
ところで、実は昨日の「クモ」のニュースで最も私が思ったことは、以前書いたこともあるのですが、西洋神秘学の一部(薔薇十字など)の世界の考え方では、
・クモは次の世界に存在しない生き物
とされていることでした。
昨年の震災2週目くらいに書いた、
・歓喜する第8領域の生命たち (2011.03.24)
という記事の中でふれたことがありますが、神秘学には「第8領域」という世界の概念が存在していて、その領域にいるものたちは「数千年後から始まる次の宇宙からは消えてしまう」のだそうで、クモやハエといったものがそれに該当するのだそう。キノコなどの菌糸類もそのグループだそうです。
昨日のオーストラリアの光景が、そのクモによる示威行為だとすると、次に出てきたコウモリは何なのかなあと考えてしまいました。自然の光景はすべて何かを表していると最近考えています。
ちなみに、今回は大発生のニュースですが、コウモリ自体はむしろ全世界でその数を劇的に「減らして」います。アメリカで始まった白い鼻症候群という病気による大量死が米国でも、また他の国にも拡大しています。
[関連記事]白い鼻症候群によるコウモリの大量死が全米11州に拡大
それでは、ここから本記事です。
なお、記事中の「リッサウイルス」というのは、狂犬病と同じタイプのもののようで、国立感染症研究所の説明にはこうあります。
臨床症状からリッサウイルス感染症と狂犬病を鑑別することは不可能である。ヒトの標準的な潜伏期間は狂犬病と同様に20日から90日であり、咬傷部位や数によって期間は異なると考えられる。
このリッサウイルスも狂犬病ほどではないようですが、発症した場合の致死率はかなり高いものだと思われます。ただし、ヒトの臨床例は非常に少ないです。
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タグ:コウモリ
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2012年03月08日
現在オーストラリアでは大変な洪水になっていて、この様子については日本語の報道にもなっていて、「オーストラリア南東部3州で洪水 (AFP 2012.03.07)」などにあります。特に、ニューサウスウェールズ州のワガワガという地域一帯では、ひどい洪水となっていて、マランビジー川という川の水位は 1844年以来の高さに達しているのだそう。
この洪水の報道と共にオーストラリアで大きく報道されているニュースが今回ご紹介するものです。
下の写真が何の風景かおわかりになりますでしょうか。

広大な土地に漂う幻想的ともいえる白い絹のようなもの。
これ、全部「クモの糸」なんです。
下の本記事には動画もあります。
洪水に見舞われているニューサウスウェールズ州で、日本語ではドクグモと表記されるウルフ・スパイダーというクモが、水を避けるためにいっせいに草の高いところからバルーニングという「糸を空中になびかせる」という行為をおこなっていて、その中を通ってクモが移動しているそうです。
以前、 In Deep でオーストラリアでの「バッタ(イナゴ)の大発生」の記事を何度かご紹介したことがありますが、その時、「大発生」というのものがどこか根幹で通じた理由もあるような気がしたこともあります。オーストラリアのバッタの大発生は、「近代化された大規模農場の農作方法が主な原因」ということが研究でわかっています。
最近あまり話題になっていませんが、「ミツバチの集団失踪」というものがあります。原因は今でもハッキリとはしていないですが、ネオニコチノイド系農薬というものがクローズアップされたことがあります。
その是非はともかく、このネオニコチノイドの特性には興味深いものがあって、
・昆虫の視神経などにダメージを与えるが、クモやダニ(クモ科などの節足動物)の神経はダメージを受けない
ということがあります。
このことは藤原養蜂場という養蜂場の人が 2009年にリリースした「消えたミツバチの行方」というページで、3年くらい前に知りました。
また、こちらのページでは、
ネオニコチノイドは、昆虫ではないもの、たとえばクモ(クモ綱クモ目に属する節足動物)やダニ(クモ綱ダニ目の節足動物)などは機能を奪われないので、単に「天敵がいなくなる」となり、クモやダニにとっては天国状態となってしまう。
とあります。
このことを思い出したのは、今、クモが大発生しているオーストラリアでは、2010年に「バッタの大発生」があったのですが、その時に類似したものが大量に散布されています。
オーストラリアのバッタの過去記事は下のものなどです。
この際、オーストラリアでは国を挙げてバッタの対策を施したのですが、その方法が「フィプロニル」という殺虫剤を使った大規模な駆除でした。ソースは英語しか見当たらないですが、当時のオーストラリア ABC ニュースの記事などが残っています。
フィプロニルは Wikipedia によると、「ネオニコチノイド系殺虫剤とともに、ミツバチの蜂群崩壊症候群(CCD)の原因の仮説のひとつとなっている」とあるのですが、ハチの中にはクモの天敵となっているものもいて、仮にそれらまでも一掃されると、やはりその場所はクモやダニにとってのパラダイスになるようです。
今回のクモの大発生と関係あるかどうかはわからないですが、「大発生の因果関係」というものに興味があります。
しかし、この「農薬」という問題は決して「使わないようにすればいい」というような単純な理想的な問題でもないです。現代の農作に従事している人たちの高齢化を見ていると、農薬を使わない農業という理想だけでは大変すぎてとてもやっていけない現状が存在するように思います。
しかも、今の日本の人々は形や色が悪い野菜を通常の価格では買ってくれません。
それに加えて放射能の風評。
本当に難しいところです。
とりあえず「どんなものでも食べる」ということの大事さはあるように思いますが。
話がそれました。
ここからオーストラリアのクモの話です。
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2012年02月26日
(訳者注) 米国のイエローストーン国立公園は、地球の歴史でも最大級の噴火を起こしていた歴史を持つイエローストーン火山を持つことで有名ですが、大自然が多く残る「観光地」として重要な場所でもあるようです。
そのイエローストーン国立公園を観光面から紹介する代表的なサイトに「イエローストーン・ゲート」というものがあります。
そのサイトの昨日のトップニュースは不思議な見出しでした。
「多くの人々から報告される『湖の音の謎』の理由はいまだにわからない」
というものでした。
それをご紹介いたします。
これは最近のことではなく、「イエローストーンの歴史」の話のひとつのような感じです。
最近の「世界で鳴り響く音」に関しては、あまりにも類例の報道を読み過ぎたせいか、次第に「不思議慣れ」してきていまして、不思議ではなく、「これが通常なのでは」と思うようになってきてしまいました(苦笑)。
地球のいたるところから音や音楽が鳴っているのが「正常」だと考えると、世の中も案外楽しいものだと気づきます。
ところで、イエローストーン国立公園というのは、アイダホ州、モンタナ州、及びワイオミング州にわたって広がる広大な国立公園で、場所は下のあたりです。

ちなみに、最近のイエローストーンはそんなに穏やかな状態でもないようで、Wikipedia には、
現在 マグマが噴出している場所はないが、地震が活発化しており、この10年間で公園全体が10cm以上隆起し、池が干上がったり、噴気が活発化するなど危険な兆候が観察され、新たに立ち入り禁止区域を設置したり、観測機器を増設したりしている。
イギリスの科学者によるシミュレーションでは、もし破局噴火が起きた場合、3〜4日内に大量の火山灰がヨーロッパ大陸に着き、米国の75%の土地の環境が変わり、火山から半径1000km以内に住む90%の人が火山灰で窒息死し、地球の年平均気温は10度下がり、その寒冷気候は6年から10年間続くとされている。
と書かれています。
そのイエローストーンには湖があります。その湖で「晴れた日に空から音が聞こえる」のだそうです。今に始まったことではなく、ずいぶんと昔から文書で報告されていることだそう。
結構長い記事ですので、すぐに始めます。
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2012年02月25日
(訳者注) ハワイで起きている「謎の音と振動に関しての騒動」をご紹介しようと思うのですが、このことに関して「超」余談を書かせていただきます。
ハワイの火山の女神が夢で教えてくれた「箱根火山」
今回のハワイでの騒動は、「謎の爆発音」が発端となっていて、それに絡んで「実際に活発化している群発地震と火山活動」に関係するものかもしれなく、そのあたりを昨日調べていました。本当は昨日のうちに記事にしようとしたんですが、調べる範囲が大きく、結局途中までになったんですね。
その中で、今回の騒動が起きているハワイ島のプナ地区の神話に「ペレ」という名前の女神が出てくることを知りました。この女神ペレは、ハワイのキラウエア火山の火口のひとつである「ハレマウマウ・クレーター」というものがその象徴だとされているようです。
▲ ハワイ島のハレマウマウ・クレーター。2011年5月。Halemaumau Crater からお借りしました。
この神話は、火の女神「ペレ」が住む Halemaumau ハレマウマウにこのようにあります。
キラウエア・カルデラには、 いくつもの噴火口が点在し、このカルデラの南西の端にあるのが、直径約1キロメートルのハレマウマウ・クレーターで、ここに、レイと歌、そしてフラとジンが好きな火の女神「ペレ」が住んでいると言われ、現在もこのハレマウマウには、火の女神ペレに捧げられたジンやレイなどがたえる事はありません。
とあり、そして、最後のほうに、
ペレはしばしば人間に化けて現れるそうです。あるときは美女、またあるときは老女の姿となって人々の前に現れ人間を試し、自分の機嫌を損ねるようなことがあればたちどころに焼けた熔岩で攻撃してくるという、ちょっと恐ろしい女神です。
とあり、読みながら、「ちょっと怖いな、この女神さまは。女神ペレのこと書くのやめようかな」と思いながら眠りましたら、夢で「火山が噴火」しました(笑)。
それもわりとすぐそこで大噴火している。
「あーあー、噴火かよ。って、どこの火山だよ?」と思いつつも、空からは大小の岩が降り注いているので、夢で私は頭を両手で防御して地面にうずくまっていたんですが、しばらく経って、その場から避難している時に、夢の中にいた男性が地図を見ているので、
「どこが噴火したの? 富士山?」
ときくと、
「いや、これだ」
と言って、彼は地図の「富士山のやや右下の場所」を指さして、何か名前を言ったのですが、起きた後にその名前を覚えていない。起きてからちょっと気になって、「そんなところに火山ってあるのかねえ」と、インターネットで調べていると、その夢で見た通りの地図が出てきました。
夢の男性が指さしていたのは、下の図の赤いところでした。

この図は、神奈川県温泉地学研究所という公的機関のサイトの「富士山及び箱根火山の膨張歪と低周波地震活動に関する研究」というページにあったもので、
・青いところが富士山。
そして、
・赤いところは、箱根火山。
なのだそうです。
夢での男の人は、この「箱根火山」を指さしていたのでした。
箱根火山という存在自体を知らなかったので、「ああ、また夢で教わったなあ」と思って、今までの例でいくと、この箱根火山というのも調べておいたほうがいいものなんだろうなあという気がしました。噴火するとかそういう意味の方ではなく、私自身の知識の上で役に立つだろうなあということです。
ここ3年くらいは私にとって夢の役割はわりとそういう感じのものでした。クレアで微生物のことを調べ始めたのも夢で言われてからです。なので、そのうち箱根火山について調べてみようと思います。
ということで、この「箱根火山」のことを教えてくれた(かもしれない)ハワイ神話の女王ペレの住むハワイ島のプナ地区というところで異変が起きています。
ペレさまが怒らない内容に書き上がればいいのですが。
住民たちが聴いた爆音。そして、振動を感じた時間と地震発生の時間が合わない現状
ニュースだけを簡単に書くと、ハワイのプナ地区というところの住民たちが、2月22日の午後8時42分頃、「爆発のような音と、揺れを感じた」というものでした。
今回はそのニュースをご紹介します。
ハワイのメディアのニュースです。
そのニュースのタイトル自体も、「ハワイのプナ地区で謎のパワーにより揺れ動かされている」というちょっと刺激的なものなんですが、このニュースの展開が複雑になっている。
ちょっと調べてみただけで、現実からスピリチュアルまで、複数の要素が絡み合っているものだということが何となくわかります。
その「要素」とは、
1. 実際にその地区の横にある火山で火山活動が活発化している
2. 実際にいくつかの群発地震が USGS により計測されている
というものがあり、それと同時に、
3. 振動を感じたのは USGS により地震が計測された時間「以外」だった
4. 地震ではなく、住民たちは「音」を聞いていた
という、やや難しい事態となっていて、さらに、
5. このハワイのプナ地区というのはハワイ神話の「龍の女神」が関係している土地
6. 火山活動が活発化しているハレマウマウ・クレーターというのは火の女神が住むというハワイ神話の土地
というように、どうにも、今年になってからの In Deep で取り上げているテーマが詰まっている感じです。すなわち
・龍の年
・謎の音
・太陽活動の減少と火山活動の活発化の関係
などが凝縮されている感じです。
「龍」まで出てくる。
あまりにもいろいろな要素が複雑に絡まり合っていて、全部絡めて書くのは無理ですので、順番を追って書ける分だけ書きます。
まず場所ですが、私は、ハワイのことをまるで知らないのですが、ハワイの中のハワイ島という島にあります。

▲ 右のほうのアルファベットがたくさん出ているあたりが「プナ地区」。矢印の先の円の中がハレマウマウ・クレーター。
ハレマウマウクレーター(火口)は、こちらによると、「1952年以降、34回の噴火が観測」という活発な場所のようです。
なので、ここが噴火すること自体は住民の人たちもとても慣れているはずですので、「単なる噴火や噴火に関しての地震」で、それほど大きな事件になるということはないはずです。
そして、「余談」で書いたように、この地には神話と伝説が存在します。
火の女神ペレの神話です。そして、調べてみると、このハワイには「龍の女神」の神話も存在しているようです。「プナと竜の女神」によると、こんな感じです。
キハ・ワヒネという名前の人間の美女に化けている竜が、プナという名の男性を好きになり、拉致監禁。ところが、このプナという男性は「火の女神」ペレの姉の旦那。
とうぜん、火の女神ペレは大激怒。
そして、竜の女神キワハ・ワキネと「大戦争」がハワイで始まります。
この戦争がすごくて、竜の女神は火口へ水攻撃をおこない、火山以外は、ハワイの何もかもが水で水没してしまいます。火の女王ペレも反撃し、それは大地震を起こし、火山という火山を噴火させるというような戦いがある。
というような話で、この続きもあるようですが、読んでいるだけで、「女神さまたち、そんな無茶な喧嘩はやめてください!」と思わず言いたくなるような派手なものなんですが、ハワイの地元の人たちが、これら女神たちを崇めているのは、こういう「地震」とか「噴火」とか、生活に実際に関係する概念が関係するからかもしれないです。
そんな土地での、「謎の爆発音」と「振動」。
そして、昨日のこちらの報道(英語)では、群発地震の増加が述べられています。私のほうで調べてみると、2月22日からのハワイでの群発地震は以下のようになっています。 USGS のデータです。
「謎の音前後」のハワイの群発地震
マグニチュード 3.1 2012/02/25 01:45:06 震源の深さ 4.4 km
マグニチュード 2.5 2012/02/24 19:29:21 震源の深さ 5.0 km
マグニチュード 2.7 2012/02/24 14:30:17 震源の深さ 6.6 km
マグニチュード 2.5 2012/02/24 13:58:50 震源の深さ 4.1 km
マグニチュード 4.3 2012/02/24 13:52:45 震源の深さ 6.4 km
マグニチュード 3.2 2012/02/24 10:59:59 震源の深さ 5.2 km
マグニチュード 2.5 2012/02/24 07:05:05 震源の深さ 6.1 km
マグニチュード 4.1 2012/02/24 07:02:20 震源の深さ 5.2 km
マグニチュード 2.6 2012/02/23 01:39:45 震源の深さ 2.5 km
マグニチュード 2.6 2012/02/22 16:59:01 震源の深さ 4.1 km
マグニチュード 3.2 2012/02/22 16:55:35 震源の深さ 4.0 km
マグニチュード 2.5 2012/02/22 16:35:49 震源の深さ 4.4 km
マグニチュード 3.0 2012/02/22 13:57:33 震源の深さ 4.3 km
マグニチュード 2.6 2012/02/22 13:32:05 震源の深さ 0.0 km
マグニチュード 2.6 2012/02/22 11:17:41 震源の深さ 4.3 km
(謎の音と震動が観測されたのは 2/22 08:42頃で、地震のテータはなし)
マグニチュード 2.5 2012/02/20 17:32:57 震源の深さ 3.5 km
このほとんどが、上のハレマウマウの火口付近でのもののようですのです。
プナ・トークというインターネットのフォーラム(BBS)では、22日の地震発生以来、活発に住民たちによる報告が上がっていますが、
・揺れと同時に「大きな音」を聞いている
・震動を感じた時間にデータでは地震が発生していない
という意見がたくさん寄せられていて、どうも混沌としているようです。
そのことを取り上げたハワイのメディア「ビッグ・アイランド」の記事をご紹介します。
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2012年02月17日
(訳者注) 少し前に、「地球の変貌: 「原因がわかることに何の意味が?」という反省の中で」という記事の最初に、ポーランドで「地下水道から血が溢れ出て道路を血で埋めた」という報道があったことを書いたことがあります(写真下)。

言い方は変かもしれないですが、これは何というか「序章」的な感じだったかもしれません。
2日ほど前に、ベイルート市内の川が「真っ赤に染まった」という出来事があり、レバノンのメディアで大きく報道されています。
今回はその記事のご紹介ですが、まず、その写真です。

現地のテレビでも報道されています。下の写真はその様子です。

下の翻訳記事のほうに、現地の人が携帯で撮影した動画も貼っておきます。
現地ではその川にレバノンの政府関係者も駆けつけるという大騒動になっているようで、さらに記事では、ベイルート国内治安部隊が調査に乗り出しているという「オオゴト中のオオゴト」になっているようです。
この「国をあげてのオオゴト化」の背景としては、このレバノンだとかの土地柄上、「聖書」との対比は関係していそうな感じで、レバノンのニュースで頻繁に報道されるのもそういう理由もありそうです。なので、「川が赤く染まる」というのは何か聖書的に意味があるのかなと調べてみると、多少あるようです。
今年に入ってから、In Deep では、旧約聖書の話題が多いですが、聖書の中の「出エジプト記」というものには、下のような感じの内容の記述があるのだそう。簡単旧約聖書入門というページから抜粋させていただきました。
モーセとアロンは、十の災いを示した。
杖でナイルの川の水を打つと川は、血の色に染まり飲めなくなった。
次に蛙の大群が押し寄せ エジプト人の体と家を覆い しらみとアブが大発生して 家畜や人を襲い疫病が蔓延した。
人と獣に膿をもつ腫れ物ができ 空からは雷鳴と供に激しく雹が降り 畑の作物と木々を打ち砕いた。
イナゴの猛威は、全てを食いつくし 最後は、伝染病により ファラオから奴隷、家畜に至るまでその初子は全て死に絶えたのであった。
こういうようなものを常日頃から読んでいる人たちにとっては、「本当に川が赤くなった」というニュースに恐怖を感じても不思議ではありません。私らはふだんそういうのを読んでいないですので、特に怖ろしく感じるということはないですが、やはり「色」というものがクローズアップされる時代だなあとは思います。
ちなみに、このレバノンという国の宗教構成ですが、 Wikipedia によると、
宗教
国民の約40%がキリスト教、約55.7%がドゥルーズ教徒以外のイスラム教の信者。キリスト教の内訳はマロン派(東方典礼カトリック教会の一つ)が多数派だが、正教会、プロテスタント、ラテン典礼のカトリックなども存在する。
ということのようです。
実は、この「川が赤くなる」という現象は、昨年の12月にも起きていました。
場所は中国です。
中国でも川が真っ赤に
下の写真は、サーチナの「まるで「血の池」、汚染で川の水が真っ赤に―中国・洛陽 」という2011年12月15日の報道からです。
中国河南省洛陽市で13日、市内を流れる川の水が赤く染まっているのが発見され、環境保護当局が汚染源の調査に乗り出した。中国新聞社が報じた。
現地時間13日午前11時ごろ、同市の市街地を流れる川で「まるで血に染められたような」赤い水が流れているとの通報があった。赤い水は川の北側にある暗渠(あんきょ)から流れてきたもので、150メートルほどの階段状の水路を経て川に合流していた。付近の住民によると、前日までは特に異変が見られなかったという。
とのこと。
この中国の原因は、詳細は不明ながら、推定では工場による染料の不法投棄が原因であるらしいとのこと。
ちなみに、上の中国の写真は、血の池というより、「新鮮なレバ刺しがたくさん並んでいるみたいだなあ」とつくづく思い、レバ刺しが大好きだった私は、最近の食の現況を嘆くのでありました。

レバーの川といえば、まさしく「レバーのリバー」・・・とかダジャレを言っている場合でもないですかね。というか、今回の事件の現場はまさに・・・レバ・ノン(連射はやめとけ)。
では、ベイルートの「血の川」の報道を現地メディアより。
それにしても、いろんなことが起きます。
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2012年01月17日
以前、「世界各地で発生する「地震ではない」大地の振動 (2011年12月12日)」という記事で、昨年来、世界中で「地震ではない振動」に見舞われている出来事が相次いでいることをご紹介しました。
その現象にくわえて、実は昨年来、「原因不明の異常な音が広範囲に響き渡る」という報道や、 YouTube への投稿が相次いでいます。
その種類は様々ですが、たとえば、下の動画はアメリカでのものです。
昨年2011年8月にコロラド州で地震がありましたが、その直前に録音されたものだそうです。
上のものは、いろいろな意味でフェイクではないという可能性が高そうなのですが、ただ、この「ドーン、ドーン」という大きな音が何なのかは未だにわかっていません。
他にも様々な「音」が様々な国から報告されています。
とはいえ、ものが「音」なので、実際のところがよくわからない部分があります。もっといえば、音は編集でいくらでも入れ込めることができるものでもあり、フェイク映像を作るのにこれほど簡単なものはありません。
このあたりは私が最も得意なジャンルで、 Mac でなら寝ながらでもフェイク映像がマウスだけで作れます。
素人の私でも、1時間もあれば、10本くらいの「謎の音」の映像は作れるはずです。
たとえば、下のものは、ロシアで撮影されたとして YouTube にアップされていたものを、その本編はわりと長いので、ほんの少しをだけこちらで再アップしたものなんですが、これなどは現実なのかフェイクかわからない部分はあります。
いずれにしても、現在ではパソコンがあれば、誰でもこのような動画を作ることはできるわけで、「謎の音の動画」は、その真偽からして判断することが難しい現象ではあります。
しかし、その報告数はかなり多いということもあり、また、文字の報道の数も多く、それらをすべてフェイクと考えるのも少し無理がある。
今回は、それらをまとめて報告していた米国のブログ「エクスティンクション・プロトコル」の記事をご紹介しておきたいと思います。
ちなみに、これらのことに私がとても気になっているのは、振動にしろ大きな音にしろ、それらの中の本当に起きて、理由のわからない現象に関しては、これらが「地球内部からのものである」という可能性をとても感じるからです。
地球で何か起きるとしたら、「内側から起きる」ような気もしたりします
In Deep にはカテゴリーとして、
「地球の内なる太陽」
というものがあります。
これは、単純に地球空洞説のようなものを書きたいということではなく、文字通り、「地球の中心の太陽」のことを知りたいということがあります。
それは、現実ではなく「概念」でもいいのです。
とはいえ、やはり、実際には私たちの住んでいる地球はどのような構造になっているのかの「現実」を知りたいということもあります。
正直にいって、最近では、現在の一般的な科学や地質学での「地球の構造」というものをあまり信じられなくなっています。合理的に考えると、今の地質学にはむしろ不合理な面の方が多くなっているような気がするからです。
とはいえ、科学に疎い私には科学的な反論など言えるわけもなく、「専門家(あるいはインテリ)以外は沈黙せざるを得ない現実」というものがここにあります。なので、できる範囲で、地球に関しての興味深い報道や文章を紹介したいと思っています。
「感覚と知識の理想的な統合」というような時代が近いうちに来る、と考えるほど私は楽天的ではないですが、私が死んだ何千年か後にそういう世の中になっているといいなとは思います。
さて、それでは、ここから本文です。
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2012年01月14日
今回のものは最近のものでもなないし、インターネットのものでもないです。今日偶然出会った「本」の話です。
年末に引っ越しまして、まだ町の周辺の状況をあまりよく知らないもので、時間ができた時にはいろいろと見て回っています。今日、外を歩いているときに道路でいろいろと車やら通行人やら様々が込み入っていて、「ああ、もうなんか進むのが面倒くさい」と、道で立ち止まって、ふと横を見ると、そこは古本屋さんでした。
私の新しい家から急げば1分かからない場所でしょうか。
すぐ近くです。
「へえ、こんなところに古本屋が」
と、初めてその存在に気づき入ってみました。
引っ越してきてから、そろそろ2週間経つというのに気づいていなかったほどですから、とにかく小さな古本屋で、何の期待もしないで入ったのですが、そこにある本の品揃えは何だかすごくて、前衛芸術と思想のマイナー本がズラリと並び、そこから心理、歴史、宗教などの中の「ややカルト」な本が並んでいたのです。
並んでいる本のタイトルを眺めているだけでも楽しかったのですが、宗教コーナーの棚に『聖書との対話』というタイトルの本がありました。
背表紙に書かれてあるのはそれだけで、この『聖書との対話』というようなことだけなら別にどこにでもありそうなタイトルの本なので、手にとったこと自体が不思議なのですが、その帯に書かれてあった文字に興味を持ちました。
(帯より)
聖書は日本人のために編まれたという奇妙な信者との出会い。突然の来訪、預言めいた手紙・・・謎が謎を呼ぶ哲学的××小説? そして・・・独創的スタイルの旧約案内。
この「聖書は日本人のために編まれた」という文字に反応してしまって、少し立ち読みしたんです。
すると、書いている人自体はわりと普通の人のようなんです。
著者は、福田定良さんという方で、経歴を見ると、1970年の定年まで法政大学の職員をされていた方のようで、その年代を考えると、現在もご健在であるかどうかは微妙ですが、文章を見ても極めてまじめな人であることがわかるのです。
その人が「聖書は日本人のために編まれた」という人たちと出会って、長く付き合いのあったということを書いているものでした。
私も昨年来、どうも聖書の呪縛が強いもので、こういうフレーズには弱いという部分があるのですが、こんな「聖書は日本人のために編まれた」という主張を信じたり、広めたいということではなく、引っ越した土地で偶然見付けた「奇書」ということで、その「はじめに」をそのまま抜粋したいと思いました。
本編の全体は私もまだ読んでいません。
引っ越しとか倒れたりとかいろいろあって、本などをじっくり読むまでには、あと少しかかりそうです。
でも、この「はじめに」だけでもおもしろいですし、これを書いている方の真面目な気質がおわかりかと思います。
ここから書きます。
改行をいくつかこちらで入れていますが、他は原文のままです。
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タグ:聖書
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2011年12月23日
(訳者注) いかにもいい加減なタイトルにしましたが(笑)、本当なんですよ。
まず、写真を見ていただきましょう。
時期はわりとバラバラですが。
それぞれ、米国のディスカバリーニュースと、タイのバンコクボストからのもので、わりとしっかりとしたソースだと思います。
・ナミビアの空から降ってきたもの

▲ MYSTERIOUS 'SPACE BALL' CRASHES IN NAMIBIA より。以下2枚も同じ。
ちなみに、上のナミビアの物体は「中身のない空洞の物体」で、まったく何なのか想像できないもののようです。
・オーストラリア

・ブラジル

このオーストラリアとブラジルのものは本文でふれられていますが、正体がわかっているものです。
そして、タイでは3日ほど前に降ってきました。
タイ軍は「アジアの国の衛星が落ちた」と発表しています
・タイ

▲ Army: Mystery bang mid-air explosion より。
というわけで、いろいろなものが空から降ってきて地上で爆発したりしているわけですが、年末ですから派手なイベントもいろいろとあるのかもしれないですね。
昨年も年末はとても派手だった印象があります。
酔っ払うと「矢でも鉄砲でも・・・」という気分になりやすいですが、年末は宇宙からの炸裂弾にご注意を。
さて、記事は、ディスカバリーニュースのものを翻訳しました。
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2011年07月09日
10日くらい前のニュースですが、いまだに米国等では結構話題となっているのと、(当たり前かもしれないですが)日本の公式の報道などではあまり触れられていないようなので、ご紹介します。
これはハワイで観測された現象で何と形容していいのかわからないですが、空中で何か「円形」に大きく爆発したような感じの現象がカメラに収められたものです。
このような現象でした。

記事中に動画があります。
これは、ハワイのマウナ・ケア山にあるカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡という天文台から撮影されたもので、現象の正体は謎ですが、現象そのものが起きたことは事実のようです。

▲ ハワイ大学とカナダ・フランス両政府が運営するハワイのカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡。
現在の大方の意見は、「ミニットマンIII」という核ミサイル搭載の大陸間弾道ミサイルではないかということになっているようです。昨年以来、「説明に困った時には大陸間弾道ミサイル」という風潮が伺えます。

▲ 昨年11月のカリフォルニアの謎の現象も大陸間弾道ミサイルで落ち着いた感じがあります。
また、これとは関係ないですが、数日前、現象自体がなんだかよくわからないのですが、米国のカリフォルニアで下の写真のような現象が観測されています。記事は、Albemarle Sound, NC Mystery...what is it?(英語)です。

何がどのようになっているのかもよくわからないですが、海上での現象だったようです。拡大すると、こんな感じです。

今に始まったことではないですが、たとえば、「これは UFO!」とか「これは幽霊!」等のわかりやすい現象ではなく、「なんだかよくわからない、定義しにくい現象」が増えているのかもしれないですね。
ハワイの記事はデイリーメールより。
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タグ:スターゲート
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