2013年10月07日



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アメリカの空で悪魔が笑っている



アメリカの各地で荒れ狂う別タイプの悪天候。中部では暴風雪とトルネード、南東部では熱帯低気圧により非常事態宣言

そのアメリカでは政府機関の閉鎖により「1億人」に配給されているフードスタンプの配給がじきに停止する可能性




前回の記事、

10月にして世界各地からの記録破りの寒波の報告
 2013年10月05日

の中で、アメリカが 10月に入ったばかりだというのに、暴風雪の天気予報が出ているということにふれたのですが、今朝( 10月 7日)、テレビの BS の海外ニュースを回してみましたら、アメリカのテレビ報道が出ており、そこでは多くが気象のニュースに割かれていました。

その雪の降り方も半端ではなく、下の写真などでもおわかりのように「大雪」で、10月だという時期的な問題ではなく、当地の観測史上の中でも記録的な大雪となっている場所もあるようです。

acc-snow-2013-10-05.jpg

▲ サウスダコタ州リード市。10月5日。AccuWeatherより。


その BS での米国テレビニュースでは、報道画面の上にずっと「 October Surprise 」(10月のサプライズ)と出続けていたのが印象的でした。

その降雪量なんですが、前回の記事でも書きました、米国の政府機関の中で閉鎖していない数少ない機関のひとつ「アメリカ国立気象局」が、昨日までのワイオミング州のキャスパーという都市の降雪量をウェブサイトに載せています。



Casper Snow Record October 4 2013
アメリカ国立気象局

ワイオミング州キャスパーの 2013年 10月 4日の雪の記録

キャスパー空港での計測

・降雪量 41センチ。これは 1937年に観測が開始されて以来、10番目の降雪記録

・10月 4日の一日での降雪量 31.5センチは一日での降雪量の最高記録

・10月 4日は最高気温が氷点下 0.6℃にまでしか上がらず、 1969年の低温記録を更新

・非常に多くの高速道路が閉鎖

・広範囲にわたり雪により木が倒れ、停電が発生している

・10月 4日の時点ですでに10月としては観測史上4番目の降雨(降雪)量





ということで、早いというだけではなく、時期は関係なく「記録やぶり」という表現ができる大雪のようです。





Wacky な時代

ところで、 USA トゥディの昨日の天気情報の見出しに下のようなものがありました。

wacky-weather-2013.jpg

USA Today より。


「 Wacky Weather 」とあるのですが、これを見て懐かしく思ったのは、ここの「 Wacky 」がついたアニメが、私が生まれて初めて見たアメリカのテレビアニメだったのです。小学生の低学年くらいだったと思います。

それは「チキチキマシン猛レース」という 1960年代のアニメで、この英語の原題が「 Wacky Races 」だということを後で知りました。

wacky-races.jpg


もっとも、当時、私の家にはまだテレビがなく、近所でカラーテレビのある子どもの家に集まって見ていたものでした。

そして、今のアメリカは天候にしろ、その他の問題にしても、もしかすると、アメリカ建国史上でも希に見る、「 Wacky 」な状態なのではないかとも思います。


大雪だけではなく、ネブラスカ州などでは、トルネードでいくつかの地域が壊滅的な被害を受けています。ネブラスカ州は大雪が降っている地域のすぐ隣で、雪と竜巻が同じ時に起きるということ自体がすでに「きわめて奇妙」なことなのだそうです。

us-st-01.jpg

CNN より。


なお、雪と竜巻や嵐が吹き荒れる地域がある一方で、メキシコ湾の周辺には「熱帯暴風雨」が接近していて、広い範囲で被害を及ぼす恐れがあるとして、非常事態宣言が出されています。

karen.jpg

As Tropical Storm Karen Approaches, Gulf States Declare State of Emergency より。



低温と高温とか、あるいは、大雪と熱帯暴風、というような対極にある状態の気候の猛威が、同じ国の中で無秩序といってもいい感じで出現しているわけですけれど、それに加えて、そのうち現在の「政府機関の閉鎖」ということが被害に遭う人々の中で大きな影響となっていきそうな気もします。

軍や警察や治安機関などは機能しているとはいえ、役所的な手続きや、あるいは、国立の医療関係なども閉鎖しているところが多いようですので、ちょうど悪い時期に荒れ狂った天候がアメリカのあちこちで起きているということが言えそうです。


そういえば、アメリカの政府機関の閉鎖のニュースを聞いた時に、私が最初に思い浮かべたのは、「フードスタンプはどうなるんだろう?」ということでした。





アメリカ政府から食糧を与えられている「1億人の米国民」の明日


フードスタンプは文字通りアメリカの食料支援プログラムのことですが、2012年には 4600万人のアメリカ人がこのフードスタンプを受け取っているということが報じられていました。つまり、米国民の6人にひとりほどは「アメリカ政府から食糧券をもらって生きている」という計算となります。券といっても、実際にはカードなどですが、それで生きている。

最近の報道には、アメリカ農務省のデータで 2013年に「フードスタンプの受給者が1億人を越えた」というものもあります。

cns-2013-07-08.jpg

CNS ニュース より。


上の記事の内容の概略は、


アメリカ農務省の報告によると、連邦政府からの補助食糧援助(フードスタンプ)を受けたアメリカ人の数は米国の人口の約三分の一にあたる 1億 100万人に上昇している。農務省は昨年1年間で食糧援助に 1140億ドル(約 11兆円)の財政支出をおこなっている。

連邦政府からの補助食糧援助で生活している米国人の数は、民間企業で働いている労働者人口を上回っている。労働統計局の発表によると、2012年の時点でのフルタイム労働者人口は 9,718万人だった。



というものです。

これが本当かどうかを確かめるには、アメリカ農務省のサイトを見ればいいのですが、農務省のウェブサイトも政府機関閉鎖に伴いシャットダウンしていて確かめられないですが、これが本当だとすると、フードスタンプで食べ物を得ている人たちの数は膨大なものとなります。

そして、政府閉鎖によってのその人たちの行く末というものが確かに案じられます。


それでも、政府機関の停止中でも「米国民の生命・財産に関係するもの」は維持されるとありますので、このフードスタンプもそれに該当するものであるとは思いますが・・・。

10月 4日の米国ロサンゼルスタイムスでは、「アメリカ政府機関閉鎖に関するQ&A」という特集を組んでいるのですが、その中に下のような項目がありました。


問い:フードスタンプや学校給食のような栄養プログラムは政府機関閉鎖の影響を受けるでしょうか?

答え: 補足栄養支援プログラムとして知られるフードスタンプは継続されます。また、学校給食など子どもの栄養プログラムに関しては、少なくとも 10月中に関しては資金が供給されています。



と書かれてあります。

しかし、その一方で、実際に市民たちにフードスタンプを支給する業務をおこなっている州政府などでの反応は違うようです。

たとえば、下の記事は、上のロサンゼルス・タイムズと同じ日のミシガン州のローカルニュースです。


Food Stamp Benefits To Be Cut if Government Shutdown Drags On
WILX10 (米国)2013.10.04

連邦政府の閉鎖が長引けば、ミシガン州はフードスタンプ配給を打ち切る

連邦政府議会が予算に対しての合意に達せず、政府の事業に資金を供給することができない場合は、フードスタンプを受け取っている世帯はその利益を失う可能性がある。

ミシガン州予算局は、もし、米国議会の膠着状態がさらに2〜3週間続いた場合は、フードスタンプカード保持者のカードに金額は追加されないだろうという。

ミシガン州は、栄養補助プログラムの実施を連邦政府の補助金に依存しており、連邦政府の助けを借りずに行うことはできないのだ。



とあり、州によるのでしょうけれど、連邦政府の補助金によって食糧援助をおこなっている場合は、連邦政府機関閉鎖が長引いた場合、「フードスタンプの受給が止まる」ということになるようです。


そして、フードスタンプを受け取っている数は「1億人」・・・。


さすがにあと2週間も3週間も議会の膠着が続くことはないと思いますけれど(そんなに続いた場合、アメリカがデフォルトしちゃうので)。


しかし、それにしても、気付けばアメリカという国は、


・国家の3分の1が正規の労働者

・国家の3分の1が政府から食糧を援助されている


という国でもあるという事実を知ります。

ところで、最近のアメリカの問題を見ていて、5年前のウェブボットに書かれてあった文章を思い出しました。





ウェブボットがかつて描いたアメリカの近い未来


これは、2008年の終わりから2009年を予測した、つまり「外れた過去の予測」なのですけれど、それでも、今読むと印象深いものがあります。

今回は締めとしてその時のウェブボットをご紹介いたします。
文中の年代はすでに意味がないですので、それを外して抜粋させていただきます。



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2013年10月01日



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なんだかよくわからないタイトルで申し訳ありません。

本当は、下の写真のような、9月28日にアメリカの十数州で火球が目撃され、その後、メキシコやグアテマラなどがあるユカタン半島で爆発した後に、奇妙なものが爆発現場に散らばっていて、現在、地元の警察などが調べているということを書くつもりでした。

fireball-2013-09-28.jpg

▲ 米国アイダホ州で、過去最大の明るさで目撃された火球。



yukatan-meteo.jpg

▲ 同日、メキシコのユカタン半島で隕石が墜落。その様子と、現場の奇妙な状況が現地のテレビで報道されました。


というようなことを書こうとしていたのですが、昨日くらいからちょっと思うところあり、それに伴う作業などをしておりました。

あるいは同じようなことを経験される方もあるかと思いますので、そちらのことを書いておきたいと思います。





S・カルマ氏のごとく消え去る自分の存在


先日、下のようなメールが来ていたんです。

もちろん、私のメールアドレス宛にです。

facebook-01.png


私はツイッターにもフェイスブックにも興味がなく、もちろん、自分でアカウントを作ったことはないのですが、上のように、「自分の知らないうちに」私のメールアドレスで新しいフェイスブックアカウントが作られたようです。

メールのヘッダー(差出人など)やソースなどを見てみたんですが、どうやら確かに Facebook そのものから来ていて、迷惑メールのたぐいではない模様。

こういうのは放っておけばいいやと思っていたんですが、次の日から怒濤のメール攻勢。

facebook-02.jpg

「ログインできませんか?」
「プロフィールを更新しましょう」
「この方々はあなたのお知り合いではないですか?」

などなど、日に何度もメールが来るのですが、やや驚いたのが、この「この方々はあなたのお知り合いではないですか?」というメールに載っている人たちは確かにみんな知っている人たちなんです。

facebook-03.png


それも、何年も十何年も会っていない人を含めて、しかも、それぞれに何の関係もない私の別筋の知り合いの人たち。さすがに何だかアレなので、ログインしてみたんですが、しかし、そこでふと「?」と思うわけです。


今回初めて知ったのですが、 Facebook ではログインにメールアドレス(あるいは電話番号)とパスワードを使うようなんですが、私が自分でアカウントを開設したわけではないですので、私自身はパスワードを知らないのです。そして、最初の認証時にはパスワードが必要です。

こういうサービスにはどんなものであっても、「パスワードをお忘れですか?」というようなリンクがあり、そこから自分のメールアドレスにパスワードの再設定のリンクが送られてくる仕組みになっていて、 Facebook にもそれはありました。

それで、パスワードを再設定してみると、当たり前ではあるのですが、「私のメールアドレス」にパスワードがくるわけです。やはり、ここで、

「ん?」

と思うわけです。

このアカウントは「認証された状態」だったですので、その際に私のメールアドレスにログインする必要があるはずです。

ということは、このラスティさんは、私のメールアドレスにログインできていると。

「ああ、誰かアクセスしたのかもなあ」と。

で、一応、「自分のメールアドレスで」 Facebook にログインしてみますと、そこにはラスティ・プルーデンさんという方の FaceBook ページが出来上がっていたのでした。

facebook-05.png


しかも、そこの下にある「あなたの知り合いでは?」というところにいる人々もまた別の実際の知り合なのです(苦笑)。


まあ、いわゆる不正的なことともいえるのかもしれないですが、そのことよりも、私は「インターネット上での自我」ということを思い、

「うーん・・・」

と考えてしまいました。

「現代の私たちは何を規準に存在しているのだろうなあ」と。

そのページにある何人ものお知り合いは確かに私「オカ」の知り合いなのですが、でも、その人たちは Facebook 上では、オカの知り合いではなく、ラスティ・プルーデンさんのお知り合いということになるわけで、あるいは、私はそこではすでにオカではなく、ラスティ・プルーデンという人か、あるいは単なる「メールアドレスが認識票」としての記号的な存在であるのです。



私はふと、高校生の時だったと思いますが、夏休みの課題図書で読んだ、安部公房の『壁』という小説の第一部『S・カルマ氏の犯罪』を思い出しました。ある日、自分の名前がこの世から消えているというような話から始まるものでした。自分の記憶の中にもどこにも自分の名前が存在しないのです。

今、手元にないですので、正確なところはわからないですが、 Wikipedia に「あらすじ」として冒頭部分が簡単に紹介されています。


S・カルマ氏の犯罪(1951年)

ある朝、目を覚ますとぼくは自分の名前を失ってしまったことに気づいた。身分証明書を見てみても名前の部分だけ消えていた。

事務所の名札には、「S・カルマ」と書かれているが、しっくりとこない。驚いたことには、ぼくの席に、「S・カルマ」と書かれた名刺がすでに座っていた。名刺はぼくの元から逃げ出し、空虚感を覚えたぼくは病院へ行った。



s-carma.jpg


この小説が面白かったので、安部公房さんの小説は他にも読んだのですが、今と同じで、私は本を最初から最後までキチンと読むということができない人で、冒頭だけ読んで満足するものが多かったです。

特に、安部公房さんの『デンドロカカリヤ』という小説は冒頭だけで十分に満足したものでした。

人が「体の表面と内側がひっくり返って植物になってしまう」というもので、描写はよく覚えていないのですが、「植物化の蔓延する時代に -「デンドロカカリヤ」安部公房」というサイトにその部分が書かれてありました。


デンドロカカリヤ(1949年)

コモン君は、ふとしたきっかけから”病気”にかかる。
きっかけというのは、路端の石を蹴とばしたことだ。

「何故蹴ってみようなどという気になったのだろう?
 ふと意識すると、その一見あたりまえなことが、
 如何にも奇妙に思われはじめた」。

これが病気の始まりだ。

コモン君は自分の行為を疑った。

そのときから、コモン君の植物化という病が始まる。
コモン君は自分の足が植物化しているのを目の当たりにする。
己の意識の壁が、自分の外に、空を覆うように巨大に現実に存在しているのを見る。

そしてコモン君の「顔を境界面にして内と外がひっくりかえ」ってしまう。
コモン君は慌てて顔を表向きに直して何事もなかったふりをする。



私は、人がクルッとひっくり返って植物になる光景を想像しながら、ゲラゲラと笑いました。1970年代後期の漫画『マカロニほうれん荘』のキンドーさん的な光景を思い出していたのかもしれないですけど、後で「安部公房の小説はギャグではないから」と人に言われてビックリした記憶があります。

mandra.jpg

▲ 実在する植物マンドラゴラとなったキンドーさんを表紙にした『マカロニほうれん荘』の回。1978年頃。


mandra-2.jpg

▲ 伝説上のマンドラゴラの図。



話が逸れましたが、今回のことなどで思うのは、現代の社会では、「自分」というものは、あまり自分ではないということが顕著である社会だということに改めて気付きます。







「私は私ではない」という概念


作家の埴谷雄高さんが一生をかけて書いた形而上小説『死霊』(しれい)は、その基本的なテーマである「自動律の不快」ということから始まったことを本人が述べています。

「自動律」というのは難しい言葉で、今では同一律といういうようですが、つまり、


「AはAである」


ということが、自動律。

つまり、「私は私だ」ということです。


「それはイヤだ」


というのが、埴谷さんが『死霊』を書き始めた原点だったそうです。


1960年代に出版されたという『文学創造の秘密』という埴谷雄高さんの対談集の中に、以下のような下りがあります。


(なぜ、「AはAである」という自動律に不快を感じるのかという問いに)

「自分自身に対しての払いのけがたい、異様な違和感ですね。それはまだほんとに小さい子どものときからある。むろんそれを自動律の不快というように自覚などしていない。

けれど、何か持ちきれない、自分が自分であるのは変だという感じが、重苦しい気配として感覚的にあるし、また、子供なりの理論としてもあるんですね。

私が自分の故郷ですくすく伸びれば、いわゆる大地に即した日本人的感覚、日本的美のなかで育ったのでしょうが、僕はまったく違った世界で育ったものだから、日本人全体が厭うべき嫌らしい存在として次第に刻印されてしまった。日本的なものに対する原始的な嫌悪がその頃根付いてしまった」



この「僕はまったく違った世界で育ったものだから」というのは、後に 1995 年の NHK のテレビ特集で埴谷さんが語っていますけれど、第二次大戦中に台湾で小学生時代を過ごした埴谷さんは、自分の親たち、つまり日本人が戦時中に無抵抗の現地の人たちを殴り続けている光景を毎日見ていて、うんざりしていたことを述べています。

cosmic-ray-self23.jpg

▲ 1995年に NHK 教育で5夜連続で特集が組まれた『死霊の世界』より、宇宙線とニュートリノの「自我」を語る埴谷雄高さん。


理由は違いますけれど、私にも「自分が自分だ」ということに対する違和感や嫌悪感というものがずーっとあって、この「自動律の不快」という問題は、哲学的な問題というより実際の生活の中での切実な思想問題でもありました。


しかし、今、気付いてみれば、インターネットの世界では「自分は自分ではない」ということは「普通のこと」であることに気付くのでした。

少なくとも私は Facebook では「ラスティ」さんという人で存在しています。

facebook-05.png


まあしかし、一方で、私のこのメールアドレスに何らかの不正なアクセスがあった可能性もありますので、そういう時は、調べる前にまず無効にしておいたほうがいいですので、昨日今日と、このメールアドレスで登録しているものを変更し、このメールアドレスでの連絡をしている人にお知らせしました。このメールアドレスは、あまり公開していないメールアドレスで、使う頻度も低いものでした。



そんなわけで、簡単な話としては不正系の話ではあるのですが、同時に、過去に読んでゲラゲラと笑わせて感動させてくれた数多くの作品群、『S・カルマ氏の犯罪』や、あるいは『マカロニほうれん荘』からマンドラゴラなどのことまで思い出させてくれた機会となったという意味で、ラスティ氏にも感謝したいところです。

どんなことでも人生の経験の何かと必ず結びつくということだけは、生きていて面白いことだとは思います。

最近、結構つまらないですからね。
人生が。

『マカロニほうれん荘』の最終回の主人公たちのように、どこか異次元の海にでも旅に出たいですが、そういうこともできるわけでもないですし。

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2013年09月25日



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new-island-pakistan.jpg

▲ 地震によってパキスタン沿岸に浮上した「新しい島」。 ABC News より。
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昨日、パキスタンで比較的大きな地震がありました。
日本語の報道では下のような状況のようです。


パキスタン南西部でM7・7の地震、45人死亡
読売新聞 2013.09.25

米地質調査所によると、パキスタン南西部バルチスタン州アワラン近郊で24日午後4時29分頃、マグニチュード7・7の地震が発生した。同州当局者によると、アワランで少なくとも45人が死亡し、多くの家屋が倒壊した。

震源地はアワランの北北東約66キロで、震源の深さは約20キロ。



震源地は下の位置です。

eq-pakistan-map-01.png


このあたりは、イランやアフガニスタンなどの国境沿いにいたるまで地震が少ないとは言えない場所で、しかも、建物の構造上、地震の規模と比較して大きな人的被害が出やすい歴史を持っています。


今回の地震では、地震そのものと共に、「普通ではない」現象が起きています。


それが一番上に載せた「地震の際に沿岸に新しい島が出現した」という現象です。

これは複数のメディアで写真と共に報じられていますが、今回は「この島がどのように出現したか」という住民の言葉が記されていたアメリカの ABC ニュースの記事をご紹介したいと思います。


ところで、今回の記事のタイトルの最初には「パキスタンでのクリスチャン追放運動の渦中で」という文字を入れていますが、地震が発生した 9月 24日の2日前に、パキスタン史上最悪の「キリスト教徒に対しての襲撃事件」が発生しています。

pakistan-christian-attack-01.jpg

ガーディアンより。


パキスタンのキリスト教徒は全人口の3パーセントに満たない「マイノリティ」であり、近年は、パキスタンからのキリスト教徒の完全追放さえ叫ぶ風潮が増してきているとのことで、その中で起きた事件でした。

この事件も、日本語で多く報道されていますが、 CNN 日本語版の記事を短くご紹介しておきます。
報道後、死者数はさらに増えています。


キリスト教会で自爆テロ、信者ら200人死傷 パキスタン
CNN 2013.09.23

パキスタン北西部ペシャワルのキリスト教会で22日に爆発があり、地元当局によると77人が死亡、120人以上が負傷した。

ペシャワル教区によると、礼拝が終わった直後に自爆テロ犯2人が正面入り口から教会の敷地内に侵入し、信者の中に入り込んで自爆した。日曜学校に通っていた子どもたちや聖歌隊のメンバーも犠牲になったという。

ペシャワル司教は追悼の談話を発表して祈りを呼びかけるとともに、地元自治体は少数派を守ることができなかったとして強く非難した。

パキスタンの人口1億9300万人のうち、キリスト教徒が占める割合は3%に満たない。

ペシャワルを州都とするカイバル・パフトゥンハ州はイスラム過激派の活動が活発で、治安部隊と武装集団との衝突が頻発している。



そして、上の事件の2日後に地震が発生し、「新しい島が出現」しました。

ところで、 In Deep の過去記事には「新しい島」に関しての記事がいくつかありますので、リンクしておきたいと思います。




浮上する「新しい島」たち


インドネシア 2010年11月

インドネシアのバリ島海域に新しい島が突如隆起
 2010年11月14日


bali-mountain-2010.jpg

大量の岩か、あるいは山のような隆起がバリ州ジュンブラナ県の海域に突然現れた。住民たちはこれを「山の子ども」と呼び、地区の住民たちの間には、火山が現れたのではないのかとして不安が広がっている。




ロシア 2011年9月

たった数日間で幅800メートル・高さ5メートルに渡って隆起したロシアの「新しい大地」
 2011年09月14日




クラスノダール地方にあるテムリュク地区で、広大な石と粘土からなる地層からなるのアゾフ海沿岸で、突如として高さ5メートルの隆起が発生した。そして、その場所にはもともとなかった「半島」を形成したのだ。




ドイツ 2013年1月

ドイツの沖合で「新しい島」が浮上を続けおり、その地は鳥たちの聖域に
 2013年01月16日


extra-02.jpg

新しい島がドイツの沖合で発見された。この、サッカー場 25個分ほどもある大きな島はドイツの海岸の沖で、この島の中州に構成されている陸地は、過去数年間で北海の激しい海から浮上した。



などがありました。

上の中で、インドネシアの写真は本当のものかどうかは確認できなく、イメージかもしれないですが、当時の現地メディアに掲載されていたものです。

これらの「海底の隆起」と、そして、シンクホールなどを含めた「土地の陥没」は、同じような時期と割合で増え続けているようにも見えて、つまり、新しいものが浮上する一方で、古いものは沈んで消えていく・・・という過去の地球の大地の歴史を思い起こさせるものがあります。

そして現代の大地に住む私たちは「古い」ほうに属しています。

では、ここからパキスタンの地震と新しい島に関しての記事です。



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2013年09月21日



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climate-truth.png

▲ 2013年 9月 20日の Daily Mail より。
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参考用語:クライメイトゲート(気候研究ユニット・メール流出事件)

朝日新聞 2012年8月2日 朝刊 オピニオンより。

2009年、気象研究で有名な英イーストアングリア大学のコンピューターから電子メールなどが盗み出され、わざと気温の低下を隠したかのようなやりとりが暴露された。温暖化に懐疑的な人たちが、ここぞとばかりに批判し、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)への信頼性も大きく揺らいだ。英米メディアはウォーターゲート事件をまねて「クライメート(気候)ゲート事件」と呼んだ。







南極の海氷の面積が観測史上で過去最大に


わりと最近の記事で、

ついに地球が本格的な「寒冷化時代」に突入した可能性
 2013年09月09日

というものを記したことがありましたが、その中に、雪圏の観測とデータの管理を行っているアメリカ雪氷データセンター( NSIDC )というところで発表された下のグラフを載せました。




そのアメリカ雪氷データセンターの最近の新しいデータで、「南極の海氷の面積が観測史上で過去最大になった」ことを示す図が掲載されていました。

下がその図で、日本語はこちらで入れたものです。

Antarctic_Ice_Extent-2013-09-16.png

アメリカ雪氷データセンター( NSIDC )より。


アメリカ雪氷データセンターのデータから具体的な数値を書きますと、9月14日の時点で、南極の海氷面積は、 1,951万 2,000平方キロメートルとなったとのこと。

これまでの南極の最大の海氷の面積が、昨年 2012年の 1,947万 7,000万平方キロメートルですので、この 9月 14日に昨年の記録を抜いて、観測史上最大の海氷の面積を記録したことになるようです。

南極の海氷面積のデータの集計は 1979年に始められたものですので、34年程度の歴史でしかないのですが、しかし、少なくとも、その中では最大の海氷面積を更新したということになります。


そのようなデータを目にしたからというわけでもないですけれど、過去記事「ついに地球が本格的な「寒冷化時代」に突入した可能性」において、寒冷化についての記事を掲載していたことをご紹介した英国のデイリーメールが、昨日、ページの一番上に載せました記事を掲載しました。

また、アメリカの FOX ニュースは、同じ日に「クライメート2」(第2のクライメートゲート事件)というタイトルで、下のような記事を掲載し、そこに、各メディアの報道や、関係機関の動きなどをまとめた記事を掲載しています。

fox-climategate.jpg

FOX ニュース より。


上の FOX ニュースの一番上に「カテゴリー」が出ているのですが、Politics とあります。つまり政治コーナーの記事となっているのです。FOX ニュースには、他に「環境」や、「科学」というカテゴリーもあるのですが、それらではなく、政治の範疇の記事として掲載されていて、このあたりに、この問題の「性質」を感じます。


それにしても、最近の「地球温暖化」問題に関しての怒濤の流れを見ていますと、地球温暖化という説をめぐる周辺に何か異変が起きていることは確かのようで、どうもそこには政治的なバランスも感じたりもするのですが、私は政治のほうには興味はありません。

いずれにしても、たとえば、過去記事もそうですが、最近の南極や北極や、全世界の気温のデータ、あるいは太陽活動の現状などから、(その程度や時間はわからないですが)全体としては寒冷化に向かっているという方向性を示しているという状態は続いていました。

何より、「人的な原因による」という部分に対しては昔から非常に不思議に思っていて、たとえば、地球と海洋の動きと気温の関係、あるいは、太陽や宇宙線を含む「宇宙と気温の関係」などを考えていますと、人為的な原因による地球への「大規模な環境への干渉」を大きく考えることは難しいよなあと今でも思ってはいます。


ところで、最近、「寒冷化」に関してはずいぶん昔から語られていたことを知るいくつかの資料を見ました。






1970年代に米国政府機関が予見していた「小氷河期の到来」


1974年にアメリカ政府は、アメリカ海洋大気庁( NOAA )の長官を代表とした「気候変動に関しての小委員会」というものを組織して研究を続けていたのですが、その 1974年の時点で、すでに「今後の世界の寒冷化の可能性」についての警告が発せられていました。

その報告書の内容の一部は、当時の科学誌などで発表され、当時の記事の一部は PDF でこちらなどにあります。

下のは 1975年 1月のサイエンス・ニュースという科学雑誌に掲載されたと思しき「 Chilling Possibilities 」(寒冷化の可能性)というタイトルの記事です。イラストが「雪の中に閉ざされた街」となっています。

CHILLING_POSIBILITIES.jpg

CHILLING POSSIBILITIES より。


少なくとも 1970年代には、米国なども「寒冷化に向けた政策」をとっていたということがわかる気がします。


あと最近、古本で、土屋巌さんという気象専門の理学博士の方が 1974年に記した『地球は寒くなるか - 小氷期と異常気象』という今から 40年前の本を読んだりしていたのですが、そこにも、興味深い資料が数多くありました。

この『地球は寒くなるか』の内容についてはふれないですが、 Amazon のこちらのリンクに古本のみですが、あります。

この本はそれほど衝撃的なものというわけではないのですが、今ではあまり知ることが難しいような、今から 50年前の日本の気候などが詳しく書かれていて、参考になります。


数十年前からの流れとして「寒冷化への懸念」というものが強くあったようなのですが、その中で降って湧いたような「地球温暖化」という説ですが、今、その地球温暖化説という説そのものが少しずつ消滅しかかっているということなのかもしれません。


ここから、英国デイリーメールの内容をご紹介します。


なお、この記事に出てくる「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の新しい報告書」というのは、この夏に、日本などのメディアでも、「温暖化が進んでいる」という表現で多く紹介されていましたので、そのような記事のひとつをご紹介しておきます。


IPCC:温暖化で海面最大81センチ上昇 報告書最新案
毎日新聞 2013.08.22

今世紀末の地球の平均海面水位は、最近20年間と比べて最大81センチ上がり、平均気温は最大4.8度上昇すると予測した気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第1作業部会の第5次報告書案が22日、明らかになった。報告書の改定は6年ぶり。

人間の活動が原因で地球温暖化が起きている可能性は「極めて高い」(95%以上の確率)と踏み込んだ表現となっており、二酸化炭素(CO2)の排出削減が急務であることを示す内容。今後の温暖化対策の基礎資料となる。9月下旬にストックホルムで開かれる世界の科学者と政府関係者らの会合で最終調整した上で確定し、公表される。



デイリーメールの記事は、「この報告書の内容は温暖化を示していない」という主張です。

ここからです。



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2013年09月20日



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1980年代に死海に最初のシンクホールが確認された後、1990年代には 40個。そして、2013年の現在はイスラエル側だけで 3000個のシンクホールが存在


ds-01.jpg

▲ 平均して毎日1個ずつのシンクホールが開き続けている死海。現在では死海周辺に 3000個のシンクホールが開き、死海の消滅は時間の問題だとされています。Daily Mail より。
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少しだけまた余談で申し訳ありません

前回の記事や、その前の記事などは何だかよくわからない余談が長くなってしまったんですが、ああいうようなことを、つい書いたのは、結局、誰でも生きている目限り、幸せでありたい、とか、充実した人生でありたい、とか、そういうふうに思う場合が多いとは思うのですけれど、その「自分の幸せの価値」が他との比較だけでしか成立しないなら、一生、他との比較との追いかけっこで人生が終わってしまうと思うのですよ。

なので、他から左右されない絶対的な価値観を持てるように生きられればいいなあ・・・という程度の話で、大層な話ではないです。


ついでにいえば、「敵」とか「憎む相手」を作るというのも「自分の価値観と比べた上で人を貶める」という意味では比較の話なので、本来はあまり有益なことだとは思えないのですが、しかし、今の世の中は、誰にでも常に攻撃する対象や憎む対象がいるのが普通です。

いない場合は「探す」。

インターネット上の炎上などを見ても思いますけど、今では、みんな、敵作りに目を光らせて日々生きている。


でも、この根は深いです。

何しろ、今は幼稚園くらいから、勉強もスポーツも含めて、「人と競うこと」ばかり教えられます。「日本がいつ頃からそうなったのか」というのは、まあ・・・そのあたりは一種の陰謀論とも結びつきそうな面倒な話となりそうですので省きますけれど、いずれにしても、この「人生では敵を作りなさい」という無言の上からの命令と、それに従いながら子どもたちが成長していくという日常が、小学校とか幼稚園あたりから十数年も続く思想構造なので、変えることは難しいです。


子どもたちの目からみても、「エライと言われる人たち」の行動、たとえば、政治家の人たちの主な活動は「相手を非難することだけ」にしか見えないというのが現状じゃないでしょうか。相手を、より激しく非難したほうが勝つ世界。いわゆる「文明国」といわれる国はどこの国でも。

美しい光景だとは思えないですけど、子どもの中の一部は「他人を罵詈雑言で打倒すれば、将来、エライと言われる人になれるんだな」と、どうしても思ってしまうこともあるかもしれない。

まあしかし・・・そういう考えが根底にある上に今の文明社会が築かれていると考えると、この今の社会の思想構造は大変に強固で、「世の中が根本から変化する」には、大変な時間がかかると思います。

あるいは地球に現代の人類がいなくなるまで難しいのかもしれません。

地球の億年単位の環境のサイクルをふりかえれば、いつかはこの地球から今の人間はいなくなるかもしれないですが(それはこれから何度でもあり得ると思います)、しかし、その後またいつかは新しい人類は現れるはずで、そういう未来に夢を持ちながら、私たちは今の世の中で生きていくしかないのかもしれないですけれど。


・・・と、ここまでにしておきます。


実は昨日、気付いたら、そんなようなことをとても長く書いてしまっていたのですが、読み直しているうちに、そんな話ばかり書いていること私こそが、まるで「自己顕示欲丸出し」の馬鹿に思えてきて、そんな自分もイヤになりまして、書いた記事はアップせずに、テキストはゴミ箱に捨て、お酒を飲んで寝てしまいました。

なので昨日は結果としてお休みとなりましたが、今日は普通の話題に戻ります。


今日は英国のデイリーメールで見ました、「死海の周囲がシンクホールでボコボコになっていて、死海が消えつつある」という報道をご紹介しようかと思います。

dead-sea-top.jpg

Daily Mail より。


ところで、その前に、どうしても書いておきたかったのですが、今、台湾のほうに「ものすごい台風」が接近しているのです。





中秋の名月の日にスーパー台風「ウサギ」が台湾と中国大陸に向かっている

下のは、今日( 9月 20日)の中国のメディアのものです。

usagi-1.jpg

中国新聞網より。


上の報道のタイトルに超台風というような文字が見えるかと思いますが、スーパー台風の意味で、しかも、この台風は昨晩までは弱い勢力だったですので、「あっという間にここまで発達した」のです。

下のは、気象庁の9月20日9時発表のデータです。

usagi-2.png


気圧が 910ヘクトパスカルとありますが、これはすごいもので、先日、日本に被害をもたらした台風 18号の最大の勢力の時で 960ヘクトパスカルとかそのくらいだったと記憶していますので、今回の台風はとんでもなく猛烈な台風だと思うのですが、台風情報を見てもおわかりでしょうけれど、皮肉にもこの大きな被害をもたらす可能性のある今回の台風19号のアジア名は日本語で、しかも、「ウサギ」。

日本では台風は 18号とか 19号とか、ロボットのように機械的な名称がつけられていますが、他の国で報道される際には、すほべてアジア名が使われます。

この説明は気象庁のサイトにあります。


台風の番号と名前 気象庁

平成12年の台風第1号にカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」の名前が付けられ,以後,発生順にあらかじめ用意された140個の名前を順番に用いて,その後再び「ダムレイ」に戻ります。台風の年間発生数の平年値は25.6個ですので,おおむね5年間で台風の名前が一巡することになります。


上にある「140個」の台風の中での 32番目が先日の台風 18号で「マンニィ」、そして、現在台湾に向かっている台風 19号は 33番目となり、「ウサギ」で、そのあたりは下のようになっています。国名は命名した国で、その国の言葉が台風名として使われます。

usagi-3.png

気象庁より。


昨日は、うちの子どもと奥さんが近所の和菓子屋さんで、お月見団子を買ってきたりしていて、夜に団子を手にして外で子どもと月を見たりしていました。

わたし 「むかしは月にウサギがいるっていっててさ」
子ども 「今もそうだよ」
わたし 「ああ、そう」
子ども 「ロシアではウサギじゃなくてカニ・・・いや、トカゲなんだって」
わたし 「ああ、そう」


というような話をしていたのですが、まさか、日本ではウサギを象徴するお月様の日に発生したウサギ台風が、こんな大きなスーパー台風になるとは・・・。

もちろん、台風は勢力が大きいからといって、必ず大きな被害が出るというものではないですので、今から大きな被害を想定するのはおかしいですが、最近の台風やハリケーン、あるいは単なる大雨にしても、少し前と比べても、さらにものすごくなっているのです。

先日の、

世界でさらに拡大し続ける黙示録的な洪水
 2013年09月15日

という記事で、アメリカのコロラド州の洪水のことについて書いたのですが、あの時の雨の量! これが最近わかったのですが、数値よりも、下のグラフがわかりやすいと思います。

被害の大きかったコロラド州ボルダーでの 9月10日から9月12日までの雨の量です。
その凄さがわかります。

andrew_boulder.png


上のグラフは、 9月10日までは平年並みに推移していた年間の雨量が、9月10日から12日までの「たった3日間の雨」で、今までもっとも雨の多かった年の同時期までの年間雨量を越えてしまったということです。

それと、「2つのハリケーンが同時に上陸した」メキシコでも非常に大きな被害が出ていて、被災者は100万人以上となっています。

異なる2つのハリケーンに同時に襲われたメキシ南部が洪水で壊滅状態に
 2013年09月19日


そのような報道の数々を見ている中でも今回の台風ウサギは、勢力だけなら今年発生した中で最も勢力の強い、文字通りのスーパー台風であるわけですけれど、上に書きましたように、勢力が強いからといって、必ずしも大きな被害が出るわけではないです。とはいえ、被害が少ないともまた思えないわけで。


人間の価値観の変化のキッカケには自然現象などによる「外部環境からの変化」というのが確かにありますが、それが今や力づくのような状態になっている感じもします。


というわけで、長くなりましたが、ここから本題の「死海のシンクホール」についてです。




「死海が枯渇しない限り時間はある」


死海は下の「A」の位置にあります。

ds-map.jpg


イスラエルとヨルダンが東西にあり、周辺もシリアなど話題の多い場所ですが、このあたりは聖書とのゆかりの強い土地であるようです。

昨年、


「死海の枯渇」についての報道が西欧と中東で相次ぐ理由
 2012年04月13日


という記事を書いたことがあることを思い出しましたが、その記事を見ると、死海はこの数十年、一貫してその水深が浅くなっていて、つまり、枯渇し続けているようです。そして、ここに来て、どうやらそれが加速しているようなのです。



▲ 1972年から2011年までの衛星から撮影した死海の写真。黒い部分は深い部分で、青い部分は水深の浅い部分を示しています。青い色がどんどん増えているのは、水深が浅くなっていきていることを示しています。



ところで、上の過去記事には「 12万年前には死海の水はなかった」ということが判明したことが書かれています。

つまり、その 12万年くらい前から死海が出現し始めたと。

12万年くらい前というのは、大ざっぱにいえば、ミトコンドリア・イブなどと呼ばれている「現生人類の最も近い共通の祖先」の女性が地球上に現れた頃でもあり(正確には 16万年前プラスマイナス 4万年とされています)、むりやりこじつければ、「死海の水が出現し始めた頃に、地上に現世人類が現れた」というような時間軸ともなっていて、そこからさらに「超こじつけ」て言いますと、


・死海の水が消える時、また現世人類は消えていく


という未来の時間軸をふと思ったりした次第でした。まあ、そんなことはないでしょうけれど、いずれにしても、今、死海が消えつつあることは事実のようです。

今回はデイリーメールの記事をご紹介しますが、もともとは「モーメント・マガジン( Moment )」というアメリカの雑誌の記事にあったものようです。

ds-moment.jpg

Moment より。


モーメント・マガジンというのが何だか知らなかったので調べてみますと、英語版の Wikipedia にありまして、アメリカ在住のユダヤ人のための雑誌だそう。

死海の枯渇はユダヤ人の人たちにとって、とても気になる現象のようです。

それでは、ここから記事です。



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2013年09月03日



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世界の気候は「暑さも寒さも大雨も大雪も人が生きていくギリギリのライン」に達しているのかも


bolivia-coldwave-2013.jpg

▲ 南米の寒波は拡大していて、ペルー、ボリビアで死者が出るまでの事態になっています。ペルーでは非常事態宣言の地域が拡大しています。
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遠隔地との世間話も「お互いの災害の話」が多くなり

ふつうなら電話がくるようなこともない早朝午前6時過ぎに電話が鳴り、うちの奥さんが出ると、どうやら北海道の私の実家からだったようで、

「竜巻、大丈夫だったかい? あれ埼玉でしょう?」

という電話でした。

うちのほうは大丈夫というような話をしていたんですが、しかし、あの悪天候の雲の一団そのものかどうかはわからないですが、その時間の少し前に落雷と共にすごいスピードで雲の一団が通り過ぎていったのは覚えています。最近そういう瞬間的な嵐はとても多くて、あまり気にしなくなっています。

ところで、先日、私のほうから実家に用事があり電話をした際に、

「そういや、北海道、蛾、すごいらしいじゃない、蛾。そっちも?」

というようなことを聞いたりしていました。

季節の話も、夏はこちらは歴史的な猛暑で、冬は北海道は歴史的な豪雪だったりと、最近は電話などでの話題も災害系の話が多くなっています。この「蛾の大発生」なんですけど、今年の夏は全国的に「マイマイガ」というのが大発生していたようです。

maimai.jpg

▲ 北海道新聞 News より。


時期的には今はもう収まっているはずですけれど、北海道以外でも、8月頃のニュースを見ますと、

市民大わらわ、蛾が大量発生 大野市中心部、駆除追われる
 福井新聞 2013.07.27

マイマイガ、県内で大発生 電柱など卵びっしり
 岐阜新聞 2013.08.14

マイマイガ、大量発生 大沢野中心部
 富山新聞 2013.08.25

など他にもずいぶんと報道が並んでいて、いろいろな地域で大発生していたようです。もっとも、規模にもよるでしょうけれど、私が北海道の岩見沢市にいた子どもの頃も定期的に数多く発生することがありました。ただ、こんなに大発生するような状態は経験したことないですけれど。

どこもかしこも、非日常的な光景が、どんどんと「日常の光景」となりつつあるような感じですが、夏が終わっていく今、気になるのが、これからの気候。

もちろん先のことは予測がつきようがないとはいえ、たとえば、先日の、

この夏すでに聞こえていた小氷河期の足音 : アメリカのこの夏は記録的な「低温」が圧倒していたことが判明
 2013年08月27日




などで知った今年の「アメリカの寒い夏」という事実によって、北半球も全体的に暑い夏だったわけではないということを知るにいたりました。

今回は、アメリカの気象サイトで、「今年のアメリカの夏の寒波はロシアの火山の噴火が原因?」という記事を見かけまして、まあ、その実際のところは何とも言えないですけれど、これから増える(かもしれない)火山の噴火と気候の関係には興味もありますので、ご紹介しようと思いました。



南米の大寒波は今年の北半球の冬を予見させる光景になるのかどうか


ところで、やはり少し前の記事の、

夏の雪と夏のエイリアン: ペルーでは寒波により非常事態宣言。そして、英国の修道院の壁からエイリアンがこちらを見ている
 2013年08月29日

で、タイトルにありますように、ペルーでの寒波による非常事態宣言のことを書いたのですが、昨日あたりの報道を見ますと、非常事態地域の範囲が拡大しているようです。

peru-emergency-01.jpg

BBCより。

内容の概要を記します。


ペルーで大雪による非常事態宣言の地域が拡大

ペルー政府は、異常低温と大雪が続いていることに対して、非常事態宣言をさらに9地域に拡大して発令した。

これまでに少なくとも2名が寒波で死亡し、33,000人以上の人々が影響を受けていると地元の当局者は言う。ラマ、アルパカ、牛や羊を含めた動物も過去1週間で数万頭が凍死した。非常事態宣言は場所により約 20日間発令される。

今回ペルーを襲っている寒冷前線は、ペルーの南東部の隣国であるボリビア、パラグアイも襲っている。



この寒さは現時点ではこの十数年で最もひどいものとのことです。

上に出てくる国のある場所は下のような感じの配置。

cold-america.jpg


これらの国と近いブラジルも今年は相当寒かったようで、少し前のものですが、下のような報道がありました。

brazil-snow-2013-07.jpg

Grobe より。


ふだんはあまり雪が降る場所ではないようで、記事では、ブラジルの気象予報士の話として、


「私たちはブラジルの過去の気候データを数多く持っていますが、データに見当たらないということは、確かにこれは歴史的な降雪状況なのだと思います」



とありましたので、これも一種の異常気象といっていいもののようです。

寒いブラジルといえば、全然関係ないほうの「寒さ」ですが、


リオ五輪 崩壊の危機
VOR 2013.09.02

リオデジャネイロ五輪が崩壊の危機に立っている。組織委員会はあと3年と迫った五輪開催に向けて準備するどころではなくなっている。

国際オリンピック委員会の報告を手に入れたブラジルの各新聞によれば、2016年開催の五輪まであと3年であるにも関わらず、リオデジャネイロはまったく準備できていないという。それによれば、工事のための資金確保や工事自体などに大きな遅れが生じているという。また資金不足、スポンサー不足、ホテルの部屋数の不足などが指摘されている。



という報道などもあり、こちらの方面でも寒さが存在しているようですので、いろいろと何だか大変そうではあります。


日本の今年の夏は、猛暑や豪雨のキーワードの中で、文字通り嵐のように過ぎ去ろうとしていますけれど、昨日の埼玉の竜巻などの例を見ましても、まだまだ嵐は終わっていないし、そう簡単に終わることもなさそうというような感じもしないでもないです。

というわけで、今回の本記事であります、アメリカの気象予報サイトの記事です。

記事に出てくるロシアのシヴェルチ火山というのは、カムチャッカにある火山で、この夏は特に激しく噴火していました。ちょうど最新の噴火状況が「ロシアの声」に出ていました。


シヴェルチ火山から高度6kmの噴煙
VOR 2013.09.02

カムチャッカのシヴェルチ火山が9月2日夕方、またしても噴火し、海面からの高度が6キロメートルにも達する噴煙が上った。

これが9月最初の噴火である。8月には11回噴火した。
噴煙の最高到達高度は7.5キロメートル。



sheveluch-2000.jpg

▲ シヴェルチ火山の 2000年に噴火の様子。Sciency Thoughts より。


今回の記事は、このシヴェルチ火山の噴火によって、アメリカの今年の夏の寒波がやってきたのではないかとするアメリカの気象サイトの記事です。



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2013年09月01日



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アメリカのカリフォルニア州で8月の中旬に発生した火災は、現在も消火されてはいないようで、 CNN によれば、アメリカ森林局の局長の言葉として、「あと数週間は続くだろう」ということが述べられていて、大変な大災害となっているようです。

この火事の報道で「黙示録的 ( apocalyptic )」という単語が使われている記事を見ました。

yosemite-0828.jpg

HP より。


最近、この「黙示録的」という言葉はメディアでも多様されている感じはありますけれど、まあしかし、確かに上の写真の煙が火災によるものだと考えると、それを間近にした人々がそのような言葉を使いたくなる気持ちもわからないではないです。


今回ご紹介したいと思いますのは、最近の記事ではないのですが、英国 BBC で興味深い記事を見かけまして、それをご紹介したいと思います。

その記事は「1780年にアメリカの暗黒の日の原因は何だったのか」というタイトルの記事で、この「暗黒の日」というのは、比喩ではなく「1780年 5月 19日の朝から昼にかけて、アメリカの北東部が夜のような暗さに包まれた」という出来事について記されたものです。




過去の「暗黒の日」と、そして未来の暗黒の日


sydney-red-day.jpg

▲ こちらはオーストラリアで 2009年 9月に起きた「赤い朝」。オーストラリアに出現した「地球最期の日」より。




少し前に、

21世紀も「太陽が暗くなる時」を経験するのか? : 全世界が地獄の様相を呈した6世紀と酷似してきている現在に思う
 2013年07月15日

という記事を書いたことがありますが、その記事に、過去何度かふれている英国人ジャーナリストのディヴィッド・キースという人の書いた『西暦 535年の大噴火』で描かれている「西暦535年から536年の地球の様子」について書きました。

基本的には6世紀というのはその中期の全体を通して、また世界全体を通して、著作から抜粋すれば、

「資料、年輪、考古学資料のすべてが6世紀中期は、異常な悪天候に見舞われた時期だったことを指し示している。日光は薄暗くなり、地球に届く太陽熱は減少し、干ばつ、洪水、砂嵐が起こり、季節外れの雪と特大のひょうが降った」


というような時代だったわけですけれど、当時の個人の記録には、その頃の状況がリアルタイムで生々しく描写されています。過去に何度かご紹介した記述が多いですが、再度掲載します。


東ローマ帝国の歴史家プロコピオスの西暦 536年の記述

昼の太陽は暗くなり、そして夜の月も暗くなった。太陽はいつもの光を失い、青っぽくなっている。われわれは、正午になっても自分の影ができないので驚愕している。太陽の熱は次第に弱まり、ふだんなら一時的な日食の時にしか起こらないような現象が、ほぼ丸一年続いてしまった。

月も同様で、たとえ満月でもいつもの輝きはない。





歴史家・教会指導者エフェソスのヨーアンネースの536年の記述

太陽から合図があったが、あのような合図は、いままでに見たこともないし、報告されたこともない。太陽が暗くなり、その暗さが1年半も続いたのだ。

太陽は毎日4時間くらいし照らなかった。照ったといっても、実にかすかだった。人々は太陽が以前のように輝くことは2度とないのではと恐れた。



6世紀の中盤に、長い期間にわたってこのような「暗黒の時代」となってしまった理由については、その原因の実際のところは今でも正確にはわからないのですけれど、可能性としては、巨大な火山噴火、小惑星、あるいは彗星の地球への衝突というものが考えられています。

今回ご紹介するアメリカの 1780年の「暗黒の日」は1日だけの現象で、6世紀の「暗黒の時代」とは比較できないですけれど、「暗い日中の世界になる」という現象については、ずっと興味があるというのか、気になり続けていることですので、そういう流れのひとつとしてご紹介したいと思います。

この BBC の記事では山林火災のだった可能性が高いという流れですが、しかし、最初に現在のカリフォルニア州の火災のことについてふれていますが、大規模な山林火災というのは「何週間も続く」というようなことを考えてみても、どうも何か違うような気がしますけれども、ともかくここから記事をご紹介いたします。



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2013年08月28日



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ch-47.jpg

▲ 今朝は飛行機だけではなく、こんな感じのヘリコプターも隊列を組んで飛行していました。入間自衛隊基地から発進したのなら、米国製の輸送ヘリコプター「CH-47 チヌーク」かもしれません。
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今朝は曖昧だけれど何だか妙な胸騒ぎがしていました。
何となく雑記でおわってしまいそうです。


いつもより往来が激しい軍用機の轟音の中で


今日(8月28日)は朝から軍用機がふだん以上に上空をゴーゴー飛んでいて、普段はあまり飛行機の音を気にしない私も「うるせえ」と思ったくらいですので、通常よりも低空飛行する航空機がかなり多かったようです。しかし、考えてみれば、いきなりこんなこをと書いても意味がよくわかんないかもしれないですね。

私の住んでいる場所は「軍事基地最前線」の場所で、自宅周辺は下のような感じなんです。

illma.png

私の住む場所のすぐ裏手が、米軍の所沢通信基地というところで、歩いて数分。米軍基地といっても、通信基地なので、タワーがたくさん立っているだけですけれど。

220px-Tokorozawa_tra_mii.jpg

▲ 所沢通信基地。


フェンスの横の道をたまに散歩したりしますが、基地内に人影が見えたことはありません。

それで、その数キロ先に自衛隊の入間基地というのがあって、ここから発進するか、あるいはここに向かう軍用機のほとんどが私の住んでいるあたりの上空を飛んでいくのですよ。

場合によっては、相当の低空飛行をしていきます。

その発進が今日は多いです。

まあ、世界情勢もいろいろで、それと合わせるように飛行機の発着というか、上空の通過も頻繁になったりすることは過去にもありましたので、あまり世界情勢と関係なさそうな埼玉の自衛隊や米軍基地も、「世界の戦争と連動して動く」というような部分はあるのかもしれません。

自分の住んでいる場所が、そのような土地だというのは、もちろん暮らし始めてから知ったのですが、うるさく感じる時にはまあ確かにうるさいですね。



どこもかしこも廃墟だらけになっていく


昨日の記事、

この夏すでに聞こえていた小氷河期の足音 : アメリカのこの夏は記録的な「低温」が圧倒していたことが判明
 2013年08月27日

の後半に下のようなことを書いていました。


これだけ世界中で壊滅的な災害が続いているということは、上のような「災害による廃墟」が世界中に増え続けていけば、時間と共に、「世界中に廃墟が増えていく」ということにも繋がるものかもしれません。復旧するより新たな廃墟が作られるスピードのほうが早いという意味です。

今の環境変化のスピードを考えると、地球の多くが廃墟に包まれる日はそんなに遠くもない気さえしてきます。

紛争や戦争などの人員的な要素も含めましても。




これは、自然災害のことを想定して書いたものなのですけれど、最後のところに「紛争や戦争などの人員的な要素も含めましても」と書いてあります、

その後、米国人のブログを読んでいましたら、そこにシリアに関しての記事があり、その内容そのものではなく、筆者が感想として書いてある短い文章が目につきました。

下の記事の写真の下に小さく書かれてある文章です。

b-end-2013.jpg

Extinction Protocol より。

上の記事の写真の下に小さく書かれてあるのは以下のような文章です。


終わりの始まり?

ベイルート、ラマラ、バグダッド、カイロ、そして、ダマスカス。中東の非常に多くの地域が上の写真の状態と同じように戦闘で荒廃した廃墟となっている。これらの荒廃した都市の多くは、決して復旧されることはないだろう。この風景が私たちが未来に残す遺産だというのだろうか?



ふと、思えば、上のベイルート、ラマラ、バグダッド、カイロ、ダマスカスだけではなく、それ以前から見れば、イラクやアフガニスタンといった中東の多くの場所が廃墟となり、その中には、ずっと廃墟のままとなっている場所も数多くあるはずです。

昨日書いた「復旧するより新たな廃墟が作られるスピードのほうが早い」というのは自然災害と人類の文明について書いたものですけれど、人的な破壊のほうも、「復旧より廃墟化していくスピードのほうがはるかに早い」というのが現実のように感じます。

上のブログの文章を読んで、そこに出てきたそれぞれの都市の当時や、あるいは現在の写真などをしばらくインターネットなどで見ていました。

少し掲載してみます。


ベイルート

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▲ ベイルート。 2006年 7月。 ニューヨーク・タイムスより。



カイロ(エジプト)

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▲ カイロ。 2013年 8月。 Cairo Insights より。



ダマスカス(シリア)

syria-2013-001.jpg

▲ ダマスカス(シリア)。 2013年 8月。 Frontpage Mag より。


書くまでもないことかもしれないですが、それぞれの都市がかつては華々しく、また美しい都市であった場所ばかりでもあります。

ベイルートはかつては「中東のパリ」と呼ばれていましたけれど、今、ムチャクチャなことになっているシリアのダマスカスも、かつては美しい都市でした。

私はシリアには行ったことがないのですが、特にダマスカスの夜景は観光客たちから絶賛されていたようです。

下の写真は共に、Lembrancas de Damasco (ダマスカスの思い出)というブログからです。



2012年以前のダマスカスの夜景

dam-light-01.jpg


dam-light-02.jpg


そして、理由はどうであれ、次々と「廃墟」と化していく。

このシリアは、場合によってはこの数日中にさらに激しい戦争の渦中に巻き込まれる可能性もあって、廃墟がまたどんどん作られていく。

なんだか、つくづく「今、自分の生きている時点は歴史のどんな過程の途中なのかなあ」と、上空の航空機の轟音の中で思ったりしたのでした。

まあしかし・・・。それが自然環境であっても、その他のことであっても、 2015年までの大きな変化は本来、覚悟していたこと。胸騒ぎがしてもあまり動揺しないで過ごすようにしたいと思います。

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2013年08月22日



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india-china-border.jpg

▲ インドと中国の国境のうちのひとつ。 Telegraph より。
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インド軍兵士たちのパニックは続く


昨年、「インド・中国の国境沿いに謎の飛行体が出現し、インド軍がパニックに陥っている」ということが比較的世界中で報じられ、In Deep でも記事にしたことがあります。

軍事兵器か未知の発光体か: 中国インド国境沿いに無数に出没する「肉眼で見えているのに識別できない飛行物体」
 2012年11月29日



▲ 2012年に 飛行物体が目撃され続けていた地域。オリジナルの画像は
India Today より。


その後、この場所が、いわゆる「北緯33度線」の上にあるエリアであることに気付いて、

インド軍が対峙するものは何か?: 印中国境の UFO 目撃地帯は「北緯 33度線上」だった
 2012年12月01日

という記事を書いたことなどもありました。


まあ、その後は忘れていたこの報道なんですが、最近またしても、インドをはじめとして、このことが報道されています。

下の記事は今回、翻訳してご紹介するインディアン・エクスプレス紙のその記事の表紙です。

indian-ex-top.jpg

インディアン・エクスプレスより。


他のインドのメディアでも非常に数多く取り上げられていて、下はそのうちの一部です。リンクも示しました。

india-ufo-media-01.jpg

報道のソースは、左上から時計まわりに、

UPI
サイエンス・タイムス
Openminds.tv
National Ledger


となります。

この出来事が普通のいわゆる未確認飛行物体騒動と違うのは、


・目撃者が複数の兵士たちであること

・場所が国境沿いの紛争の最前線であること



ということで、その報道内容の物々しさは上にリンクしました過去記事の中の翻訳記事の記述でもわかります。


インドには宇宙開発を担当する国家機関「インド宇宙研究機関」( ISRO )があるが、そのインド宇宙研究機関でさえも、これらの未確認の発光体を識別することができなかった。同時にインド国防研究開発機構(DRDO)とインドの国立技術研究機構(NTRO)も同様に、この飛行体を識別することができなかった。

インド軍では、インド・チベット国境警察が撮影した写真を分析したが、無人航空機(UAV)や、中国の無人偵察機、あるいは低軌道衛星ではないことが判明した。

今年9月には、インド陸軍第14部隊が、発光体の目撃情報により指揮系統が混乱するという事態に陥り、このため、陸軍は事態を重く見て、インド天文台の天文学者たちをラダックに招聘し調査を依頼した。



というような物々しい出来事に発展していっていました。




インドと中国は国境の情勢も落ち着かない

インドと中国の国境沿いというのは最近も慌ただしいというか、バラバラの動きを見せています。

たとえば、日本の報道だけでも、8月15日に、

インドと中国 国境に関する歴史的合意 調印を約束
ロシアの声 2013.05.18

と報道のあった、その1週間後の今日 8月 21日の産経新聞の報道。

インド北東部で中国軍が越境
産経ニュース 2013.08.21

と、なかなか安定しないようです。

この国境の地帯というのは確かにいろいろなことがありそうではあるのですが、しかし先月、インド紙により、科学機関の調査により「 UFO は水星と木星の見間違いだったという結論」という記事が出ました。これは、ギズモード・ジャパンの記事にその内容が出ています。

ところが、その結論が科学機関から出た後にも、さらに飛行物体の目撃報告がインド陸軍のトップに報告され、いよいよ、これらの正体についての見解が「わからないものになっていっている」というような感じのようです。

まあ・・・下のインド・チベット国境警察 ( ITBP ) が撮影したその物体を見ましても、惑星と見間違えるかどうかは微妙であることと、「それなりの速度で動いていた」という目撃情報から、少なくとも現場の兵士たちは「惑星見間違え説」をほぼ信用していない感じがあるようです。



中国インド国境沿いに無数に出没する「肉眼で見えているのに識別できない飛行物体」より。


何より、国境を守るインド陸軍兵士やインド・チベット国境警察たちは精鋭だと思いますし。

特に国境警護を担当する軍などは、インド陸軍 113万人(Wikipedia より)の中から選ばれた精鋭揃いだと思います。

少なくとも、木星を UFO と間違って怯える人たちではないような気もするのですけれど、いずれにしても、昨年の報道では、国境警護にあたるインド陸軍と国境警察隊のこの精鋭たちは、この飛行物体に対して、かなり「マジでビビッている」ようなんです。





どこから来ている? それは「下から」じゃないかと・・・


ところで、今回のことなどを読んで、5年くらい前のウェブボットにあった記述を思い出しました。


ALTA レポート 909 パート 1
ウェブボット 2008.11.09

・ さまざまな地域で、UFOと、恐怖におののいた武装した地元住民との間で衝突が起こるというデータがある。これはシベリア、ロシア、モンゴル、スコットランド、テキサス、アリゾナ、チリ、インドネシア、ミャンマー、インドの各地域に及ぶ。

・ さらに、かなりの数のNASA職員が悪化する失業率の影響を受けて解雇されるが、その後彼らの多くは内部告発者となり、NASAが隠蔽していたエイリアンとのコンタクトに関する膨大な記録を公表するようになる。





私は今では「上(宇宙)から来る」エイリアンという存在をあまり信じられなくなっているほうですが、それはともかくとして、先日の「南極の「氷床の下」からウジャウジャと何かが露出し始めた?」などもそうですけれど、いろいろなことに関しての露出や曝露が始まっているという思いに関してはとても強くなっています。


それは「悪いもの」も「良いもの」も。


南極もそうですが、インドの場合も、「下から来ているっぽい」感覚を拭うことのできない、地球内部の世界を想像するのが大好きな私なのであります。


というわけで、ここから、インディアン・タイムスの記事です。



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2013年08月20日



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▲ 今回の記事とは関係ないですけれど、何となく過去記事「伊勢神宮に立ち昇った光の柱」より掲載してみました。
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夏の余韻は個人にも社会にも影響を与えて

多少、涼しくなってきたとはいえ、今でもまだ 33度やらそこらの気温は続いているわけで、そもそも通常の夏でも毎年参っている人一倍暑さに弱い私は、しばらく続いたこの気温の連続の中で、どうにも体調バランスを崩してしまったような感じです。

体調全体のバランスが崩れると、精神・神経的にも崩れやすいので、どうも本調子とは程遠い感じで。

うちの奥さんのお姉さん夫婦は、福島の郡山にいて、奥さんと子どもとおばあさんたちが夏には揃って行くのですが、聞けば、福島も今年の夏は「37度」などという気温の日があったようで、寒さには強い私の将来的な逃げ場は東北しかないと思っていましたけれど、まさか東北までもが 37度の夏となっているとは。

しかも、関東だけではないですけれど、7月の終わりに書きましたこちらの記事でふれた「水不足」は、奄美や四国などを含めて、かなりひどいものになっているようで、私の住む関東なども今のままだと厳しい状態になる可能性もありそうです。

水は世界全体で不足しているのに洪水も増え続けている今の世界。そういえば、地球の記録のこちらの記事に記載した地図ですが、中国では、下のような状況です。

ch-2013-08.png


地図に「8月の雪」とありますが、新疆ウイグル自治区では、 8月 17日に雪が降ったんですよ。



中国新疆ウイグル自治区で突然降った「8月の雪」より。



ところで、先日、

南極の「氷床の下」からウジャウジャと何かが露出し始めた?
 2013年08月17日



という記事で、南極の各地で、「魑魅魍魎」的ともいえるような、得体の知れない光景が氷の上や下に見えているというようなことを書いたのですが、その後、またも南極でやや不思議な光景が報告されていました。

そのことを書かせていただきます。






南極の基地の各地に見えるピラミッドのようなもの


下の写真は、グーグルアースでの「アメリカの南極基地」のアムンゼン・スコット基地の周辺らしいんですが、何かこう、三角錐状というのか、三角のピラミッド形というのか、そういうような感じの建造物(のようなもの)が見えるんですね。

anta-us-001.jpg


まあしかし、グーグルアースではこれ以上近くで見られるわけではなく、何かがそのように見えているということで、そして、他の南極基地なども見てみると、そこにも、「この形」が見え隠れしているのです。

下の基地は、ベルギーの国際極地財団(The International Polar Foundation)という組織の Station Princess Elisabeth Antarctique という名前の基地です。日本語名が見当たらないですので、便宜上、直訳の「エリザベス女王南極基地」ということにしておきます。

anta-maya-002.jpg


上の赤丸で囲んだ「岩のような地形」なんですけれど、周囲の環境を見回してみても、他にこのような地形は見当たらず、ここだけ「ピラミッド型の岩」になってるいるんですよ。

私のギリシャの心の友人の通称ギリシャ君などは自分のブログで下のように、マヤのピラミッドと比較した写真などを載せていました。

anta-maya-01.jpg

▲ 上が南極の「エリザベス女王南極基地」の横にある「地形」。下はマヤのピラミッド。


なお、上のエリザベス女王南極基地はグーグルマップでブラウザでも見られます。
URL は、こちらです。


そして、このエリザベス女王南極基地は航空写真で見ると、下のような奇妙なフォーメーションを形作っている場所でもあります。

isp-03.jpg

グーグルマップより。






クトゥルフ神話の旧支配者たちが極地から目覚める


ところで、この話の発端となった先日の南極の記事の写真を見て、お知り合いが、「クトゥルフ神話の怪物のよう」ということを述べていたのですね。

私はその「クトゥルフ神話」というものを知らなかったのですが、調べてみると、いわゆる「古代からの神話」ではなく、20世紀になってから、幻想小説家のハワード・フィリップス・ラヴクラフトという人の小説などを元にして始まり、そのうち体系化されていった「現代神話」のひとつのようです。ラヴクラフトは下の写真の人物で、ご本人も十分に怪奇小説風の容貌を持っていたようです。

hp-love.jpg


ニコニコ大百科の説明では、以下のようにあります。


クトゥルフ神話

「はるか太古に外宇宙の彼方より飛来し、この地球に君臨していた旧支配者と呼ばれるおぞましき存在が現代に蘇る」というモチーフを主体としている。

主人公はわずかばかりの好奇心や興味から、旧支配者やその眷属たちについての信じ難い真実を目前としてしまい、想像を絶する狂気と絶望の果てに凄惨な最期を迎えることとなる。

神話に冠されたクトゥルフとは、「クトゥルフの呼び声」に描かれる、旧支配者のうちでも代表的な存在で、蛸のような頭部、蝙蝠のような翼、巨大な爪のある手足を持つ軟体動物のような存在として描かれている。



とのこと。

その「タコのような頭部」を持つクトゥルフとはどんなものかと思いましたら、森瀬繚さんという方の書かれた『図解 クトゥルフ神話』という本の表紙の絵が下のようなものでしたので、こんな感じのイメージなのかもしれません。

ktu.jpg


この図を見て、なんだかこの本を読みたくなったので、Amazon にありまして、注文してしまいました。到着して読んでみて面白いキャラがありましたら、またご紹介しますね。


このクトゥルフ神話の本の表紙の絵と先日の南極の写真を並べて、モノクロにしてみたのが下の写真ですが、なんともまさに「魑魅魍魎」という感じの世界にも見えます。

ant-007.jpg



これから地球のあまり知られていない場所から、神話的なものも含めていろいろなものが「露出」、あるいは「再出現」していくるというような気配は確かに感じないでもないですが。ただし、良いものだけではなく、悪いものも良いものも


それにしても、クトゥルフの神話の説明の中にある「旧支配者」という語感には何となく感じるものがあります。


そんなわけで、何だかよくわからない記事になってしまいましたが、皆さんも、グーグルマップなどで南極を探検してみて下さい。

そこには、いろいろな光景が広がっています。

そして、それは近いうちにあなたの住む場所でも見られる光景なのかもしれません。

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