2012年04月19日



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ブルガリアの「野良犬全滅計画」:世界中で変化する動物と人間との関係



dogs-01.jpg

▲ ソフィアの市議会は、2016年までに現在ソフィア市にいる約1万頭すべての野良犬を安楽死処分を含めて「市から追放」することを決定。写真は、路上で野犬に襲われそうになっているご老人。
--

ブルガリア・・・と聞いても、実は何にも想像できなくて、結局「・・・ヨーグルト」で終わってしまう程度の知識しかない私ですが、まあ、実際、Google で「ブルガリア」で検索してみると、下のように1500万件中の「第2位」が明治ブルガリアヨーグルト(苦笑)。

burugalia.png


おおかたの日本人にとって、ブルガリアは馴染み深い国とはいえない部分があるようです。

それでも「なんとなく」ですが、「いいところなんじゃないの?」というようなイメージはあります。本当によくわかんないんですけれど。首都も「ソフィア」なんて名前で、なんとなく優雅な感じがする。


今回ご紹介するのは、そのブルガリアの首都ソフィア市のニュースなんですが、 AFP 通信の記事で、「男性が犬に咬み殺される事件を契機に転換するブルガリアの政策」というようなものがあったんです。

その契機となった事件は、87歳ブルガリア出身の著名な米国の大学教授がブルガリアの首都ソフィアで25頭の野良犬に襲われて殺されたものですが、この人物がブルガリアで最大の著名人の一人であったために「単なる事故」というように片付けられなくなったということのようです。


しかし、「政策の方向転換」とは何の政策の転換なのか?

調べてみましたところ、なるほど、わかりました。

ブルガリアという国は、市民も国の政策としても野良犬に寛容で、どこもかしこも野良犬だらけという国みたいなんです。


日本の外務省の「在外公館医務官情報」というページを見ますと、下のようにあります。11まであるセクションの「5.かかりやすい病気・怪我」というところからいくつか抜粋します。


在外公館医務官情報 ブルガリア

5.かかりやすい病気・怪我

(1)交通事故:運転マナーは悪く、事故が多発しているので注意が必要です。

(4)都市部においても野良犬が多く、歩行中に咬まれるなどの被害が多く発生しています。狂犬病の発生も懸念されますので、万一動物に咬まれた場合には、創部の処置に加えて破傷風や狂犬病の予防接種を検討して下さい。

(7)野犬などを媒介とした、エキノコッカス症の発生が稀にみられますので、不衛生な場所では生野菜の摂取は避けるのが望ましいです。




うーん・・・イメージとやや違うな、ブルガリア。

ブルガリアは確かに野良犬が多いらしく、ブルガリア研究室というブログには、

総計では、恐らく1万匹もの野犬がソフィア市には存在しているという。ソフィア市の人口は、現在約150万人

とのことで、これは、たとえば、人口1300万人の東京に、10万頭くらいの野良犬がいるというような感じで、すごい。

bulgarian-stray-dogs.jpg

▲ ブルガリアの首都ソフィア。こんな感じらしいです。


うーむ・・・・・。私自身、実はオバQタイプの人間で、犬がわりとニガテなんですね。日本には現在、野良犬はほとんどいないですが、海外では、特にアジアなどでは野良犬がたくさんいる国も多いです。でも、上の写真だと、ブルガリアの野良犬、大きい・・・。こんなのが、「そこら中うじゃうじゃと・・・」ということだと、ちょっとなあ。

しかし、ブルガリアの人々は犬に対して寛容だったということで、今まではOKだったようなんですが、今回の「著名人物の死亡事件」によって、その政策を転換し、ブルガリア政府は、

・野良犬の安楽死計画

を立てているというニュースです。


この「野良犬への寛容さの突然の転換」というのは、一昨年のインドネシアのバリ島での狂犬病流行の時に同じようなことが起きています。

インドネシアのバリも犬に寛容な島だったんですが、この島で一昨年あたりから、狂犬病が「突然」蔓延し始めました(それまではなかった)。結局、ワクチン接種と共に、一斉に犬の処分が開始され、最終的にどのくらいの犬がどうなったのかはあまりよくわかりませんが、ワクチン接種を含めると、数十万頭に何らかの措置を施したとされています。

下の記事はそれに関してご紹介した一昨年の In Deep の記事です。

狂犬病が流行しているバリ島では今年だけで34000人が犬に咬まれている
 In Deep 2010年08月07日


あと、野良犬に関してショックを受けたニュースとしては、3年くらい前に、オーストラリアで「野良犬が人間を食料にして生きていた」というもの。

人を襲って食べていたんですね。
下のは2009年の AFP 通信の記事です。
タイトルは「男性2人」となっていますが、犬たちはずっとそうしていたのだそう。

野犬の群れが襲撃、豪男性2人食べられる AFP 2009.09.23

上の記事のグレッグ・キャバナーという人のコメント。

「21世紀のオーストラリアの町で、野犬の群れが路上を徘徊し、住民をかみ殺したり体の一部分を食べたりしているというのは信じられないことだ」。



でも、確かに「動物たちは何だか変わりはじめている」とは思います。

日本の西日本新聞の一昨年の記事に以下のようなものがありました。記事そのものはすでにウェブ上にはないですが、保存していますので抜粋します。(動物の異変のニュースが好きで、たくさんクリップしています)



九州の動物に異変 福岡市街にサル出没 「絶滅」クマ目撃情報
西日本新聞 2011年10月31日

2011-animals.jpg

九州各地でこの秋、動物の変わった行動が次々と報告されている。福岡市の市街地にサルが出没し、大分、宮崎県境の祖母山では九州で絶滅したとされるクマの目撃情報が相次いだ。博多湾にはクジラが迷い込んだ。いずれもこの1、2カ月の出来事だ。専門家には、異常気象や餌不足などさまざまな見方が飛び交っている。

(中略)

桜の開花も年々早まっている。やはり気象の影響が大きいのだろうか。福岡管区気象台の気候・調査課は「温暖化は長いスパンで続いており今秋に限った影響は分からない。(動物や植物の異変は)たまたま見つかったのかもしれないし、温暖化の影響かもしれない」と首をかしげる。





この「動物の異常」現象は日本も含めて、多分、世界中で今に至るまで、増大し続けていると思います。


そういえば、つい先日、アメリカの州知事が「自宅の庭で四頭のクマに襲われそうになる」という記事がありました。日本語の記事にもなっています。

米国バーモント州の知事 自宅の中庭で4頭の熊と遭遇
 ロシアの声 2012.04.14


さらに、クマといえば In Deep の過去記事で印象的なものがあります。

食糧不足のために墓地の人間の死体を食糧にし始めたロシアのクマたち
 In Deep 2010年10月31日

上の記事は英国の高級紙ガーディアンの記事で、オリジナルのタイトルは、「ロシアのクマたちは墓地を巨大な冷蔵庫がわりにしているでした。

ブルガリアで何十年も(あるいは何百年も)市民と野良犬が共に暮らしていた生活が崩れたことも、あるいはそういうものの中に含められるものなのかもしれないとも思わないでもないです。


動物の異変の話をしだすとキリがないので、今回はこのあたりで。


・・・・あれ?
何か忘れてる気がする。

あ、翻訳だ(苦笑)。
ニュースそのものをご紹介するのを忘れてました。

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では、ここからです。



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2012年04月07日



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(訳者注) 最近のヨーロッパの報道では、「イギリスの歴史的な干ばつ」に関してのものが多く、4月5日の msnbc のワールドニュースでは、英国の干ばつは 1884年以来の最悪のものと報道されています。

すでに水不足が始まっていて、今後、さらに極端に水不足の可能性もあるとのこと。

2年くらい前の記事で「イギリス全土に深刻な干ばつと水不足 (2010年06月17日)」というものを取り上げたことがありましたが、あれがさらに深刻な状態になっているということのようです。

2010年のイギリスの水不足の時には、「庭へのホースでの水まき」の自粛を求めたりしていましたが、今回の水不足の深刻さを物語るのは、その「庭へのホースでの水まき」に対して、「罰則つきの禁止令」が出された地域が出てきていることで、違反者には最高で、日本円にして 15万円程度の罰金が科されるのだとか。

干ばつは中国などでもひどくて、特に重慶というあたりでは、壮絶な干ばつのようです。


そういうような、気象が「今までとは違う」というようなことは今後もさらに明らかになりつつあるのかもしれないです。そして、気象が変化すると、そこに生きる生き物たちの種類や行動も変化していくもののように思われます。


最近では、

オーストラリアで繰り広げられる「クモ」による驚異の光景
 2012年03月08日

という記事をご紹介したことがありました。



▲ 幻想的な光景ですが、「白い草原」のように一面に白く漂うもののはすべてクモの糸です。


今回は「ヘビ」の話です。

アフリカにナミビアという国がありますが、そのナミビアのメディアで大きく報道されているもので、「これまでその地域にはいなかったヘビの大群に悩まされている」というものでした。

namibia.jpeg

▲ ナミビアの場所。


ところで、ナミビアという国は In Deep でご紹介してきた世界のニュースでも初めて出てきた国の名前のような気がします。ナミビアの歴史というページを見ますと、大まかには以下のような国のようです。


・もともとの民族は「サン族」という民族。
・14世紀から各国による植民地。
・独立したのは1990年。
・ダイアモンドやウラン、銅、金亜鉛、など資源が豊富。
・公用語は英語。広く使われるのがアフリカーンス語
・国民の80%〜90%はキリスト教を信仰。


だそう。
国家として独立したのが 1990年ということで、本当につい最近のことなんですね。


ところで、今回の件でもナミビアの村の人たちが携帯のカメラで撮影した写真が掲載されているのですが、アフリカは今ものすごい携帯ブームで、特にアフリカの大国ケニアでの携帯普及率は 70パーセントだとか。しかも、すでに今は「みんなスマホの時代」の状態らしいです。

先月の日経新聞に「マサイ族に広がるスマホ 携帯市場を支える中国 」というものがありました。

(日経記事より)

masa1.jpg

サバンナ草原に暮らす先住民のマサイ族は、今も牛の糞と泥を混ぜて作った家に住む。牛の放牧で生計を立て、当然のことだが、電気や水道もない。そんな場所ながら、携帯電話の利用が拡大している。牛の群れの前と後ろで連絡をとりながら放牧するには、携帯電話は非常に便利な道具というわけだ。(中略)

電池の充電はどうするかというと、これまた中国製の太陽光発電パネルを屋根の上に置き、自前で充電する。赤道直下だけに充電効率は抜群で、パネルを購入しても、近隣の携帯電話利用者に1回20円くらいで充電してあげたり、電気バリカンで散髪業などを営んだりすれば、すぐに元はとれるそうだ。まさに電気についても「自給自足」の経済が生まれている。



いやあ、便利になりましたねえ。


そんなわけで、ここからです。



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2012年03月28日



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(訳者注) 今朝のスペースウェザーのトップに奇妙な写真が掲載されていました。

それはこの写真です。

rocket_plumes.jpg


内容を読んでみると、「NASA の ATREX 実験によるもの」と書かれています。

「ATREX実験?」

聞いたことのない言葉なので調べてみましたら、「ATREX」という言葉やプロジェクトは、いくつか存在するようで、ひとつはこちらにある説明のもので、

ATREXエンジンとは、旧宇宙科学研究所(および旧航空宇宙技術研究所が共同で研究開発を始めたターボ・ラムジェットエンジンである。

というもの。「エアー・ターボ・ラムジェット・エクスパンダー・サイクル」( Air Turbo Ramjet EXpander cycle )の略の ATREX のようです。

しかし、今回の NASA のものはそのほうではなく、日本語の説明ページが見当たらないので、正確な日本語名はわからないですが、「特別移送ロケット実験」( Anomalous Transport Rocket Experiment )とでもいうようなもので、大気や気流の観測のためのロケットの発射実験のようです。

記事によると、「熱圏の調査」を目的としたもののようです。熱圏とは上空 80キロ以上の大気圏で最も高層にある部分です。

upper.png

▲いちばん上が熱圏。


そういえば、一昨年、「熱圏が崩壊した」というような報道もありました。

いずれにしても、この ATREX ロケットの試験がアメリカで行われ、上の煙はそれによって生じたトレイルの一種のようです。本文によると、ATREX は、「トリメチル・アルミニウム」という化学物質を噴出するそうで、その物質が上のような形で空中に展開するのだそう。

ちなみ、このトリメチルアルミニウムというものは、を見ますと、


トリメチルアルミニウムとは有機アルミニウム化合物の一種である。水や空気に対して不安定であり、自然界には存在しない。



「へえ、自然界に存在しないものを使ってロケットを飛ばしているわけかあ」と思いましたが、しかし実際にあるということは、「すでに自然界に存在」しているのでは? と思ったり。
科学の定義は難しいですね。


ちなみに、私は上の写真を見た瞬間、これらが「精子」に見えて仕方なかったです(笑)。

これは米国東海岸のわりと広い範囲で見られたもののようで、スペースウェザーにも各地からの写真がたくさん掲載されていたので、本文と共にそれらをご紹介します。

なお、「特別移送ロケット実験」というのは便宜上の訳です。



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2012年03月09日



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(訳者注) なんだか今、いろいろなことを同時に調べているうちに次第に何が何だかわからなくなってきていたりしたり、あるいは、十年ぶりくらいにパニック障害が再発したことがハッキリしてきたり(パニック障害とは 30年ほどの付き合いですので何とかやり過ごせるとはいえ、多少厄介です)、とか、何だかいろいろとゴチャゴチャとしている感じですが、調べていることを後に回すとさらに混乱してきますので、できることから書いていきます。

今日はできれば2つの記事をアップしたいと思っています。

ひとつは、今回のオーストラリアのコウモリの話。

もうひとつは、今年最大の急減を見せた宇宙線の話です。これは3月7日あたりのXクラスの太陽フレアに起因しているとは思うのですが、一日で「10パーセント以上宇宙線の観測量が減った」というデータが出ていましたので、次の記事でご紹介できればと思います。


蜘蛛のこと

ところで、昨日のオーストラリアのクモのニュースはその光景が個人的にとても印象深いものでした。

オーストラリアで繰り広げられる「クモ」による驚異の光景
(2012.03.08)



▲ まるで川や洪水そのもののように見えるほどのオーストラリアの蜘蛛の糸。


上の写真の光景を目にして、「クモってどんなものなのだろう」と改めて考えていました。 ちなみに、クモの最大の特徴は、「私たちはなんとなく虫のように思っているけれど、昆虫ではない」ということがあります。

クモは「クモ」という生き物としか言えないというもののようで、Wikipedia 的に書けば「節足動物門六脚亜門に属する昆虫とは全く別のグループに属する」もののよう。

でまあ、生態のほうはともかくとして、Wikipedia の「クモ - 神話・伝承」というセクションを見ると、

・アラクネーの物語(ギリシア神話)
・土蜘蛛
・絡新婦


とあります。

それぞれ初耳ですが、最初の「アラクネーの物語」のアラクネーというのは、ギリシア神話の予言者であるイドモーンという人の娘で、染織業をいとなんでいた人だそう。

アラクネーさんは織物が上手だったのですが、あまりにも自惚れていたため、アテーナーという女神の怒りにふれ、「蜘蛛に転生させられてしまった」というもののよう。

ダンテの神曲には、このアラクネーさんをモチーフにしたイラストが出ていて、下の人のようです。これは蜘蛛に転生させられてしまった後なのだと思われます。

arachne.jpg

▲ ダンテ『神曲』より。神曲ではアラーニェという名前。


この神曲のアラクネーさんの姿は何かと似ていると思ったんですが、40年前のテレビドラマシリーズ『仮面ライダー』の第1話(1971年)の「怪奇蜘蛛男」に出てくるクモ男が倒れたイメージと似ています。

下のはバンダイかどこかから出ているフィギュアですが、蜘蛛男が仮面ライダーに踏まれている様子。

no1spidermen.jpg

ギリシャ神話のアラクネーさんはわりと似ている。

なぜ仮面ライダーのことなんかを出したかというと、この 1971年の最初の仮面ライダーシリーズは、第1回がこの「蜘蛛男」でした。そして、第2回目が・・・「恐怖蝙蝠男」。すなわち、コウモリ


というわけで、オーストラリアではクモに続き、コウモリが大発生していることが、英国 BBC で報じられていたニュースのご紹介です。現在のオーストラリアは、「クモ → コウモリ」と、仮面ライダーの物語をそのまま踏襲している様相と化しているようです。仮面ライダーではその回以降のモンスターのイメージに、さそり、食虫植物、かまきり、カメレオン、スズメバチなどが登場します。


オーストラリアのクモの糸の光景は「第8領域」への誘いなのかも

ところで、実は昨日の「クモ」のニュースで最も私が思ったことは、以前書いたこともあるのですが、西洋神秘学の一部(薔薇十字など)の世界の考え方では、

・クモは次の世界に存在しない生き物

とされていることでした。
昨年の震災2週目くらいに書いた、

歓喜する第8領域の生命たち (2011.03.24)

という記事の中でふれたことがありますが、神秘学には「第8領域」という世界の概念が存在していて、その領域にいるものたちは「数千年後から始まる次の宇宙からは消えてしまう」のだそうで、クモやハエといったものがそれに該当するのだそう。キノコなどの菌糸類もそのグループだそうです。

昨日のオーストラリアの光景が、そのクモによる示威行為だとすると、次に出てきたコウモリは何なのかなあと考えてしまいました。自然の光景はすべて何かを表していると最近考えています。


ちなみに、今回は大発生のニュースですが、コウモリ自体はむしろ全世界でその数を劇的に「減らして」います。アメリカで始まった白い鼻症候群という病気による大量死が米国でも、また他の国にも拡大しています。

[関連記事]白い鼻症候群によるコウモリの大量死が全米11州に拡大

それでは、ここから本記事です。

なお、記事中の「リッサウイルス」というのは、狂犬病と同じタイプのもののようで、国立感染症研究所の説明にはこうあります。

臨床症状からリッサウイルス感染症と狂犬病を鑑別することは不可能である。ヒトの標準的な潜伏期間は狂犬病と同様に20日から90日であり、咬傷部位や数によって期間は異なると考えられる。


このリッサウイルスも狂犬病ほどではないようですが、発症した場合の致死率はかなり高いものだと思われます。ただし、ヒトの臨床例は非常に少ないです。



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タグ:コウモリ

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2012年03月08日



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現在オーストラリアでは大変な洪水になっていて、この様子については日本語の報道にもなっていて、「オーストラリア南東部3州で洪水 (AFP 2012.03.07)」などにあります。特に、ニューサウスウェールズ州のワガワガという地域一帯では、ひどい洪水となっていて、マランビジー川という川の水位は 1844年以来の高さに達しているのだそう。


この洪水の報道と共にオーストラリアで大きく報道されているニュースが今回ご紹介するものです。

下の写真が何の風景かおわかりになりますでしょうか。

art-wagga-20web4-420x0.jpg


広大な土地に漂う幻想的ともいえる白い絹のようなもの。

これ、全部「クモの糸」なんです。

下の本記事には動画もあります。


洪水に見舞われているニューサウスウェールズ州で、日本語ではドクグモと表記されるウルフ・スパイダーというクモが、水を避けるためにいっせいに草の高いところからバルーニングという「糸を空中になびかせる」という行為をおこなっていて、その中を通ってクモが移動しているそうです。

以前、 In Deep でオーストラリアでの「バッタ(イナゴ)の大発生」の記事を何度かご紹介したことがありますが、その時、「大発生」というのものがどこか根幹で通じた理由もあるような気がしたこともあります。オーストラリアのバッタの大発生は、「近代化された大規模農場の農作方法が主な原因」ということが研究でわかっています。


最近あまり話題になっていませんが、「ミツバチの集団失踪」というものがあります。原因は今でもハッキリとはしていないですが、ネオニコチノイド系農薬というものがクローズアップされたことがあります。

その是非はともかく、このネオニコチノイドの特性には興味深いものがあって、


・昆虫の視神経などにダメージを与えるが、クモやダニ(クモ科などの節足動物)の神経はダメージを受けない


ということがあります。

このことは藤原養蜂場という養蜂場の人が 2009年にリリースした「消えたミツバチの行方」というページで、3年くらい前に知りました。

また、こちらのページでは、

ネオニコチノイドは、昆虫ではないもの、たとえばクモ(クモ綱クモ目に属する節足動物)やダニ(クモ綱ダニ目の節足動物)などは機能を奪われないので、単に「天敵がいなくなる」となり、クモやダニにとっては天国状態となってしまう。


とあります。

このことを思い出したのは、今、クモが大発生しているオーストラリアでは、2010年に「バッタの大発生」があったのですが、その時に類似したものが大量に散布されています。

オーストラリアのバッタの過去記事は下のものなどです。

この際、オーストラリアでは国を挙げてバッタの対策を施したのですが、その方法が「フィプロニル」という殺虫剤を使った大規模な駆除でした。ソースは英語しか見当たらないですが、当時のオーストラリア ABC ニュースの記事などが残っています。

フィプロニルは Wikipedia によると、「ネオニコチノイド系殺虫剤とともに、ミツバチの蜂群崩壊症候群(CCD)の原因の仮説のひとつとなっている」とあるのですが、ハチの中にはクモの天敵となっているものもいて、仮にそれらまでも一掃されると、やはりその場所はクモやダニにとってのパラダイスになるようです。

今回のクモの大発生と関係あるかどうかはわからないですが、「大発生の因果関係」というものに興味があります。


しかし、この「農薬」という問題は決して「使わないようにすればいい」というような単純な理想的な問題でもないです。現代の農作に従事している人たちの高齢化を見ていると、農薬を使わない農業という理想だけでは大変すぎてとてもやっていけない現状が存在するように思います。

しかも、今の日本の人々は形や色が悪い野菜を通常の価格では買ってくれません。
それに加えて放射能の風評。

本当に難しいところです。
とりあえず「どんなものでも食べる」ということの大事さはあるように思いますが。

話がそれました。

ここからオーストラリアのクモの話です。



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2012年02月27日



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今度はブラジルに落ちてきた物体

ゲームの中には、いわゆる「落ちゲー」といわれるジャンルがあって、1984年のテトリスなどが有名ですが、要するに「上から何か落ちてくる」というカテゴリーの一群です。これは歴史上種類も多く、つまり人気があるジャンルということになり、人は「何かが落ちてくる」のが案外好きな部分があるようです。

そんなわけで、 In Deep でも「何かが落ちてきた話」は多いですが、最近では昨年の12月23日の、

世界中の空から次から次へと「謎の物体」が降ってくる
(2011年12月23日)

という記事で、ナミビアでこのようなものが降ってきたことをご紹介しました。




これは、その後、2ヶ月の間 NASA と欧州宇宙機関(ESA)が調査して、衛星などから落下した「宇宙ゴミである」と結論付けたようです。ただ、結論が出るまで2ヶ月もかかった理由はよくわかりません(それほど破損していないので、わりとすぐ結論が出てもいいように思います)。

NASA などが衛星等に使用している「複合外装圧力容器」 (COPV)という部品などの一種だと推測されます。




▲ NASA の「複合外装圧力容器」 (COPV)というもの。これが実際に衛星から軌道を外れて地上に落下する例は過去ありました。ただ、上のナミビアのは、過去の COPV の落下の例(過去記事に写真があります)と比べると、材質が違うようにも見えます。


さて、2月22日にブラジルのテレビ報道で、同じようなものが「落ちてきたニュース」が放映されていたようです。

場所は、ブラジルのマラニョン州という場所で、落ちてきたのはこんなものです。

bra-object.jpg


ナミビアのものと比較的似た形状をしていて、材質は何らかの金属のようです。

円形の突起の部分をクローズアップするとこのような感じです。

bra-02.jpg



現物は残っているので、調べればわりとすぐに正体はわかると思います。

もちろん、「正体はわからない」というほうの「正体」でも、それはそれで楽しいですけれど。


このブラジルの報道を英語で紹介していた記事をご紹介します。

この記事と映像の中で最も不思議なのは「ボールが内部から自分で動いているみたいだ」と村人たちが言っていたということかもしれません。中に小さい人でもいるのですかね。



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タグ:謎の落下物

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2012年02月26日



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(訳者注) 米国のイエローストーン国立公園は、地球の歴史でも最大級の噴火を起こしていた歴史を持つイエローストーン火山を持つことで有名ですが、大自然が多く残る「観光地」として重要な場所でもあるようです。

そのイエローストーン国立公園を観光面から紹介する代表的なサイトに「イエローストーン・ゲート」というものがあります。

そのサイトの昨日のトップニュースは不思議な見出しでした。

「多くの人々から報告される『湖の音の謎』の理由はいまだにわからない」

というものでした。

それをご紹介いたします。
これは最近のことではなく、「イエローストーンの歴史」の話のひとつのような感じです。


最近の「世界で鳴り響く音」に関しては、あまりにも類例の報道を読み過ぎたせいか、次第に「不思議慣れ」してきていまして、不思議ではなく、「これが通常なのでは」と思うようになってきてしまいました(苦笑)。

地球のいたるところから音や音楽が鳴っているのが「正常」だと考えると、世の中も案外楽しいものだと気づきます。

ところで、イエローストーン国立公園というのは、アイダホ州、モンタナ州、及びワイオミング州にわたって広がる広大な国立公園で、場所は下のあたりです。

yellowstone-2012.jpg


ちなみに、最近のイエローストーンはそんなに穏やかな状態でもないようで、Wikipedia には、


現在 マグマが噴出している場所はないが、地震が活発化しており、この10年間で公園全体が10cm以上隆起し、池が干上がったり、噴気が活発化するなど危険な兆候が観察され、新たに立ち入り禁止区域を設置したり、観測機器を増設したりしている。

イギリスの科学者によるシミュレーションでは、もし破局噴火が起きた場合、3〜4日内に大量の火山灰がヨーロッパ大陸に着き、米国の75%の土地の環境が変わり、火山から半径1000km以内に住む90%の人が火山灰で窒息死し、地球の年平均気温は10度下がり、その寒冷気候は6年から10年間続くとされている。



と書かれています。

そのイエローストーンには湖があります。その湖で「晴れた日に空から音が聞こえる」のだそうです。今に始まったことではなく、ずいぶんと昔から文書で報告されていることだそう。

結構長い記事ですので、すぐに始めます。



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2012年02月25日



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(訳者注) ハワイで起きている「謎の音と振動に関しての騒動」をご紹介しようと思うのですが、このことに関して「超」余談を書かせていただきます。


ハワイの火山の女神が夢で教えてくれた「箱根火山」

今回のハワイでの騒動は、「謎の爆発音」が発端となっていて、それに絡んで「実際に活発化している群発地震と火山活動」に関係するものかもしれなく、そのあたりを昨日調べていました。本当は昨日のうちに記事にしようとしたんですが、調べる範囲が大きく、結局途中までになったんですね。

その中で、今回の騒動が起きているハワイ島のプナ地区の神話に「ペレ」という名前の女神が出てくることを知りました。この女神ペレは、ハワイのキラウエア火山の火口のひとつである「ハレマウマウ・クレーター」というものがその象徴だとされているようです。


Halemaumau.JPG

▲ ハワイ島のハレマウマウ・クレーター。2011年5月。Halemaumau Crater からお借りしました。


この神話は、火の女神「ペレ」が住む Halemaumau ハレマウマウにこのようにあります。


キラウエア・カルデラには、 いくつもの噴火口が点在し、このカルデラの南西の端にあるのが、直径約1キロメートルのハレマウマウ・クレーターで、ここに、レイと歌、そしてフラとジンが好きな火の女神「ペレ」が住んでいると言われ、現在もこのハレマウマウには、火の女神ペレに捧げられたジンやレイなどがたえる事はありません。 



とあり、そして、最後のほうに、


ペレはしばしば人間に化けて現れるそうです。あるときは美女、またあるときは老女の姿となって人々の前に現れ人間を試し、自分の機嫌を損ねるようなことがあればたちどころに焼けた熔岩で攻撃してくるという、ちょっと恐ろしい女神です。



とあり、読みながら、「ちょっと怖いな、この女神さまは。女神ペレのこと書くのやめようかな」と思いながら眠りましたら、夢で「火山が噴火」しました(笑)。

それもわりとすぐそこで大噴火している。

「あーあー、噴火かよ。って、どこの火山だよ?」と思いつつも、空からは大小の岩が降り注いているので、夢で私は頭を両手で防御して地面にうずくまっていたんですが、しばらく経って、その場から避難している時に、夢の中にいた男性が地図を見ているので、

「どこが噴火したの? 富士山?」

ときくと、

「いや、これだ」

と言って、彼は地図の「富士山のやや右下の場所」を指さして、何か名前を言ったのですが、起きた後にその名前を覚えていない。起きてからちょっと気になって、「そんなところに火山ってあるのかねえ」と、インターネットで調べていると、その夢で見た通りの地図が出てきました。

夢の男性が指さしていたのは、下の図の赤いところでした。


fuji-hakone-2001.jpg


この図は、神奈川県温泉地学研究所という公的機関のサイトの「富士山及び箱根火山の膨張歪と低周波地震活動に関する研究」というページにあったもので、

青いところが富士山。

そして、

赤いところは、箱根火山

なのだそうです。


夢での男の人は、この「箱根火山」を指さしていたのでした。

箱根火山という存在自体を知らなかったので、「ああ、また夢で教わったなあ」と思って、今までの例でいくと、この箱根火山というのも調べておいたほうがいいものなんだろうなあという気がしました。噴火するとかそういう意味の方ではなく、私自身の知識の上で役に立つだろうなあということです。

ここ3年くらいは私にとって夢の役割はわりとそういう感じのものでした。クレアで微生物のことを調べ始めたのも夢で言われてからです。なので、そのうち箱根火山について調べてみようと思います。


ということで、この「箱根火山」のことを教えてくれた(かもしれない)ハワイ神話の女王ペレの住むハワイ島のプナ地区というところで異変が起きています。

ペレさまが怒らない内容に書き上がればいいのですが。


住民たちが聴いた爆音。そして、振動を感じた時間と地震発生の時間が合わない現状

ニュースだけを簡単に書くと、ハワイのプナ地区というところの住民たちが、2月22日の午後8時42分頃、「爆発のような音と、揺れを感じた」というものでした。

今回はそのニュースをご紹介します。
ハワイのメディアのニュースです。

そのニュースのタイトル自体も、「ハワイのプナ地区で謎のパワーにより揺れ動かされている」というちょっと刺激的なものなんですが、このニュースの展開が複雑になっている。

ちょっと調べてみただけで、現実からスピリチュアルまで、複数の要素が絡み合っているものだということが何となくわかります。

その「要素」とは、

1. 実際にその地区の横にある火山で火山活動が活発化している
2. 実際にいくつかの群発地震が USGS により計測されている

というものがあり、それと同時に、

3. 振動を感じたのは USGS により地震が計測された時間「以外」だった
4. 地震ではなく、住民たちは「音」を聞いていた

という、やや難しい事態となっていて、さらに、

5. このハワイのプナ地区というのはハワイ神話の「龍の女神」が関係している土地
6. 火山活動が活発化しているハレマウマウ・クレーターというのは火の女神が住むというハワイ神話の土地

というように、どうにも、今年になってからの In Deep で取り上げているテーマが詰まっている感じです。すなわち


・龍の年
・謎の音
・太陽活動の減少と火山活動の活発化の関係


などが凝縮されている感じです。

「龍」まで出てくる。

あまりにもいろいろな要素が複雑に絡まり合っていて、全部絡めて書くのは無理ですので、順番を追って書ける分だけ書きます。

まず場所ですが、私は、ハワイのことをまるで知らないのですが、ハワイの中のハワイ島という島にあります。

hawaii.jpg

▲ 右のほうのアルファベットがたくさん出ているあたりが「プナ地区」。矢印の先の円の中がハレマウマウ・クレーター。


ハレマウマウクレーター(火口)は、こちらによると、「1952年以降、34回の噴火が観測」という活発な場所のようです。

なので、ここが噴火すること自体は住民の人たちもとても慣れているはずですので、「単なる噴火や噴火に関しての地震」で、それほど大きな事件になるということはないはずです。


そして、「余談」で書いたように、この地には神話と伝説が存在します。

火の女神ペレの神話です。そして、調べてみると、このハワイには「龍の女神」の神話も存在しているようです。「プナと竜の女神」によると、こんな感じです。


キハ・ワヒネという名前の人間の美女に化けている竜が、プナという名の男性を好きになり、拉致監禁。ところが、このプナという男性は「火の女神」ペレの姉の旦那。

とうぜん、火の女神ペレは大激怒。

そして、竜の女神キワハ・ワキネと「大戦争」がハワイで始まります。

この戦争がすごくて、竜の女神は火口へ水攻撃をおこない、火山以外は、ハワイの何もかもが水で水没してしまいます。火の女王ペレも反撃し、それは大地震を起こし、火山という火山を噴火させるというような戦いがある。



というような話で、この続きもあるようですが、読んでいるだけで、「女神さまたち、そんな無茶な喧嘩はやめてください!」と思わず言いたくなるような派手なものなんですが、ハワイの地元の人たちが、これら女神たちを崇めているのは、こういう「地震」とか「噴火」とか、生活に実際に関係する概念が関係するからかもしれないです。


そんな土地での、「謎の爆発音」と「振動」。

そして、昨日のこちらの報道(英語)では、群発地震の増加が述べられています。私のほうで調べてみると、2月22日からのハワイでの群発地震は以下のようになっています。 USGS のデータです。



「謎の音前後」のハワイの群発地震

マグニチュード 3.1 2012/02/25 01:45:06 震源の深さ 4.4 km
マグニチュード 2.5 2012/02/24 19:29:21 震源の深さ 5.0 km
マグニチュード 2.7 2012/02/24 14:30:17 震源の深さ 6.6 km
マグニチュード 2.5 2012/02/24 13:58:50 震源の深さ 4.1 km
マグニチュード 4.3 2012/02/24 13:52:45 震源の深さ 6.4 km
マグニチュード 3.2 2012/02/24 10:59:59 震源の深さ 5.2 km
マグニチュード 2.5 2012/02/24 07:05:05 震源の深さ 6.1 km
マグニチュード 4.1 2012/02/24 07:02:20 震源の深さ 5.2 km
マグニチュード 2.6 2012/02/23 01:39:45 震源の深さ 2.5 km
マグニチュード 2.6 2012/02/22 16:59:01 震源の深さ 4.1 km
マグニチュード 3.2 2012/02/22 16:55:35 震源の深さ 4.0 km
マグニチュード 2.5 2012/02/22 16:35:49 震源の深さ 4.4 km
マグニチュード 3.0 2012/02/22 13:57:33 震源の深さ 4.3 km
マグニチュード 2.6 2012/02/22 13:32:05 震源の深さ 0.0 km
マグニチュード 2.6 2012/02/22 11:17:41 震源の深さ 4.3 km
(謎の音と震動が観測されたのは 2/22 08:42頃で、地震のテータはなし)
マグニチュード 2.5 2012/02/20 17:32:57 震源の深さ 3.5 km





このほとんどが、上のハレマウマウの火口付近でのもののようですのです。

プナ・トークというインターネットのフォーラム(BBS)では、22日の地震発生以来、活発に住民たちによる報告が上がっていますが、

・揺れと同時に「大きな音」を聞いている
・震動を感じた時間にデータでは地震が発生していない


という意見がたくさん寄せられていて、どうも混沌としているようです。

そのことを取り上げたハワイのメディア「ビッグ・アイランド」の記事をご紹介します。



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2012年02月17日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





(訳者注) 少し前に、「地球の変貌: 「原因がわかることに何の意味が?」という反省の中で」という記事の最初に、ポーランドで「地下水道から血が溢れ出て道路を血で埋めた」という報道があったことを書いたことがあります(写真下)。



言い方は変かもしれないですが、これは何というか「序章」的な感じだったかもしれません。


2日ほど前に、ベイルート市内の川が「真っ赤に染まった」という出来事があり、レバノンのメディアで大きく報道されています。

今回はその記事のご紹介ですが、まず、その写真です。

river-blood.jpeg


現地のテレビでも報道されています。下の写真はその様子です。

tv-river-blood.jpg


下の翻訳記事のほうに、現地の人が携帯で撮影した動画も貼っておきます。

現地ではその川にレバノンの政府関係者も駆けつけるという大騒動になっているようで、さらに記事では、ベイルート国内治安部隊が調査に乗り出しているという「オオゴト中のオオゴト」になっているようです。

この「国をあげてのオオゴト化」の背景としては、このレバノンだとかの土地柄上、「聖書」との対比は関係していそうな感じで、レバノンのニュースで頻繁に報道されるのもそういう理由もありそうです。なので、「川が赤く染まる」というのは何か聖書的に意味があるのかなと調べてみると、多少あるようです。

今年に入ってから、In Deep では、旧約聖書の話題が多いですが、聖書の中の「出エジプト記」というものには、下のような感じの内容の記述があるのだそう。簡単旧約聖書入門というページから抜粋させていただきました。



モーセとアロンは、十の災いを示した。
杖でナイルの川の水を打つと川は、血の色に染まり飲めなくなった。
次に蛙の大群が押し寄せ エジプト人の体と家を覆い しらみとアブが大発生して 家畜や人を襲い疫病が蔓延した。
人と獣に膿をもつ腫れ物ができ 空からは雷鳴と供に激しく雹が降り 畑の作物と木々を打ち砕いた。
イナゴの猛威は、全てを食いつくし 最後は、伝染病により ファラオから奴隷、家畜に至るまでその初子は全て死に絶えたのであった。





こういうようなものを常日頃から読んでいる人たちにとっては、「本当に川が赤くなった」というニュースに恐怖を感じても不思議ではありません。私らはふだんそういうのを読んでいないですので、特に怖ろしく感じるということはないですが、やはり「色」というものがクローズアップされる時代だなあとは思います。

ちなみに、このレバノンという国の宗教構成ですが、 Wikipedia によると、

宗教

国民の約40%がキリスト教、約55.7%がドゥルーズ教徒以外のイスラム教の信者。キリスト教の内訳はマロン派(東方典礼カトリック教会の一つ)が多数派だが、正教会、プロテスタント、ラテン典礼のカトリックなども存在する。


rever-none1.jpg


ということのようです。


実は、この「川が赤くなる」という現象は、昨年の12月にも起きていました。
場所は中国です。



中国でも川が真っ赤に

下の写真は、サーチナの「まるで「血の池」、汚染で川の水が真っ赤に―中国・洛陽 」という2011年12月15日の報道からです。


river2.jpg

中国河南省洛陽市で13日、市内を流れる川の水が赤く染まっているのが発見され、環境保護当局が汚染源の調査に乗り出した。中国新聞社が報じた。

現地時間13日午前11時ごろ、同市の市街地を流れる川で「まるで血に染められたような」赤い水が流れているとの通報があった。赤い水は川の北側にある暗渠(あんきょ)から流れてきたもので、150メートルほどの階段状の水路を経て川に合流していた。付近の住民によると、前日までは特に異変が見られなかったという。



とのこと。
この中国の原因は、詳細は不明ながら、推定では工場による染料の不法投棄が原因であるらしいとのこと。


ちなみに、上の中国の写真は、血の池というより、「新鮮なレバ刺しがたくさん並んでいるみたいだなあ」とつくづく思い、レバ刺しが大好きだった私は、最近の食の現況を嘆くのでありました。



lever-sashi.jpg


レバーの川といえば、まさしく「レバーのリバー」・・・とかダジャレを言っている場合でもないですかね。というか、今回の事件の現場はまさに・・・レバ・ノン(連射はやめとけ)。


では、ベイルートの「血の川」の報道を現地メディアより。

それにしても、いろんなことが起きます。



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2012年02月15日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





(訳者注) 先日、朝鮮日報の火星の話題を取り上げたりしたことがありました。

朝鮮日報で特集されている「火星の上のミステリー」特集(2) (2012年02月13日)

そこで、昨年のニュースですが、「火星の表面に顔みたいな地形があった」と。
下の写真です。




で、この話はここまでで、上のようなものがあったとちょっとご記憶下さい。


今回の話題は、オーストラリアの msn ニュースで報じられていた「今日の話題」生き報道で、非常に簡単にその内容を書くと、

亡くなった男性の顔がその数日前に空に雲として浮かび上がった

というものです。

もうこれは写真を見れば一目瞭然。

下の写真の左が「亡くなった方」の写真。
右の写真はその彼が亡くなる数日前に空に出ていた「雲」です。


man-precloud1.jpg


悲劇に属する話なのかもしれないですが、なんとなく悲劇ではない部分を感じるところも多いです。

そのニュースをご紹介します。


ところで、どうしてこんな記事の冒頭に「火星」の過去記事を載せたかと申しますと、うまく説明できないのですが、写真を並べてみると・・・。

3-pm.jpg


今年はこのアングルに少し注意して見てみようかなと思いました。

では、msn ナインニュースより。



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