【地球という場所の真実】 の記事一覧

2015年05月03日



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ネパール大地震での上層大気圏に変化から見る「地震の原因は宇宙にある」こと。そして、恐怖からの解放について「倉田百三氏との苦痛の同体験」



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5月に入って、私の住む地域は天気も晴れ上がり、穏やかなゴールデンウィークとなっています。

このような清々しい中の話題といいますと、どうしても「病気」と「恐怖」ということになりそうです(そうなのかよ)。

実は、最近読んだ本の中に、神経症がひどかった時代の自分と似た体験をしている方の談話を読みまして、「そういやあ、こんなことあったなあ」と思い出しまして、ちょっと記しておきたいなあと。

その前に、先日のネパールでの大きな地震について、NASA の記録で知ったことがあります。
そして、その記録は、

「やっぱり、地震には上(宇宙)からの影響がありそう」

という考えをさらに深めるもののようにも思いましたので、ちょっとふれておきたいと思います。




ネパール地震でも 3.11 と同じ「電離層の変化」が記録

4年前の、

衝撃のデータ: 3月11日の地震の前に観測された日本上空の赤外線と電子量の急激な変化
 2011年05月20日

という記事で、


マグニチュード9の地震があった前日までに、日本上空の赤外線量と電離層の電子量が増大したことがデータ上で確かめられた。


という米国マサチューセッツ工科大学「テクノロジー・レビュー」の 2011年5月18日の記事を翻訳してご紹介したことがあります。

下の図は、2011年3月5日から 3月12日までの日本列島上空の赤外線のエネルギー量の変化ですが、地震発生前日の 3月10日に、赤外線のエネルギー量が異常な増え方をしていたことがわかります。

2011年3月5日から3月12日までの赤外線のエネルギー量の変化
311-electron-1b.gif
MIT

この赤外線の放出は、地震直前にピークに達しました。

地震発生3日前ほどは震源地周辺での「電子数」も異常な増加を示しました。

また、2010年1月にハイチで発生したマグニチュード7の地震の前にも、衛星によって、超低周波無線信号の大きな増加を示していたことがわかっています。

つまり、最近のデータが示すことは、

巨大地震が起きる「前」に、「高層上空」に変化が見られる。

ということになりそうです。

しかも、3.11 の場合は、「地震の後」ではなく「前」です。

そして、今回のネパール大地震でも、チベット自治区に設置されている GPS 受信機が「電子数の急激な上昇」を記録しました。

報告したのは NASA です。

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NASA


今回の地震の場合は、地震後の変化を示していますが、やはり高層大気に変化が現れていたことになります。

ただ、この現象に関しては、たとえば、マサチューセッツ工科大学などの見解は、「上から」の影響ではありません。さきほどの記事から抜粋すれば、


これらの観測は 「地圏 −大気圏−電離圏結合 ( Lithosphere-Atmosphere-Ionosphere Coupling )」と呼ばれる考え方と一致している。

この考え方は、地震の前日は、断層の大きなストレスがラドンの大量の放出を引き起こすという考えだ。



ということで、地震直前に「断層から放出したラドン」が、高層大気に影響を与えているのではないか、という考え方です。

しかし、私は「地震は上(宇宙)からの影響がトリガーとなっている」と考えています。

理由はいろいろとありますが、過去記事の、

コラム・地震のトリガーについて
 2011年05月21日

に書きましたように、「地震」という現象は爆発的な自然現象で、このような爆発的な反応現象には、トリガーとなる化学的な刺激が必要だという考え方があります。

それについては、「太陽活動と地震・噴火の活動に関しての2つの考え方」という記事に、東京工業大学大学院教授の丸山茂徳さんが、

地震のトリガーが「宇宙線」である可能性

について述べているこを書きましたが、丸山教授は、

「地震の起きるシステムは今まで「力学的」として語られていたが、そうではなく、問題はあくまでトリガー(引き金)であり、つまり、地震は化学的(ケミカル)な反応現象」

だと述べています。

そして、地震ほど巨大な現象のトリガーとなりうるためには、

・非常に高エネルギーであること
・地球の内部に干渉できること


であることが必要だとすると、高エネルギーの上に、どんなものでも通過していく宇宙線以外は考えられないということのようです。

さらに、「地震の原因が上(宇宙)から来ている」とする理由のひとつとして、

3月11日の地震は宇宙空間に近い高層大気にも影響を及ぼしていた
 2011年08月10日

という記事に書きましたように、3.11の地震の際には、上空 80キロメートルから 1,000キロメートルくらいの「超高層大気領域」という場所でも変化が観測されていたことがわかっています。

超高層大気領域というのは下のように、「要するに宇宙空間」です。

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JAXA

そして、2011年3月11日の赤外線の変化を見てもわかる通り、上空の変化は、地震発生の「後」に記録されたものではありません。地震発生より「前」から記録されています。

上空の電子数と赤外線エネルギーの変化は地震の前から記録されていたのですから、普通に考えれば、「地震によって変化した」のではないというようには思うのですが。

さらに、巨大地震の前には、宇宙空間そのもので変化が起きる事例もあります。

謎の「光る雲」がどんどん高度を落としてきている
 2012年06月26日

という記事で書きましたが、

銀雲

と呼ばれる、宇宙空間で見られる銀色の雲のことがあり、宇宙飛行士たちの間で、「この銀雲が現れると、地球で大きな地震が起きる」ことが語り伝えられていました。

宇宙ステーション「ミール」で長期のミッションをおこなったロシア人宇宙飛行士のワレリー・ポリャコフさんが、その銀雲を見るたびに、地上で壊滅的な地震が起きたことを「忘れられない現象」として著作『地球を離れた2年間』に記しています。

まあ、地震の前に、地下からのラドンの放出はあるのかもしれないですが、それがあったとしても、それが超高層大気圏や、あるいは、宇宙空間そのものにまで上昇するというのは、どうも考えにくいことのような気もしまして(地球には物質を高層大気に上昇させる力は基本的にないため)、素直に、

地震の前には、宇宙からの何らかのエネルギーが地球に影響を与える

と考えるほうが妥当のように思います。

そして、この考え方から研究を進めれば、巨大な地震に限定すれば、予知に近いことができる可能性も感じます。

現在は、衛星や GPS により、地球の多くの地域の上空の電子数の変化や、赤外線エネルギーの変化を記録できると思いますので、3.11のように「極端な数値の変化」があれば、それは、「危険な可能性がある」というような。

まあ、そんな単純な話ではないかもしれないですが、最近の記録的な大地震では、多くが「高層上空での変化」が記録されているということは事実ですので、何か予防的な見識につながればいいですね。

というわけで、地震の話を書かせていただきましたが、連休中でもありますし、あまり堅い話題だけでも重いですので、「苦悩と絶望と恐怖」の話題でも軽く書かせていただこうかと思います(その話題の方が重いって)。




人が「物質の統覚と認識」を失うとき

先日の、

「恐怖からの解放」についてのメモ
 2015年04月29日

という記事で、日本の神経症治療法であり、人生の再教育法でもある森田療法を生み出した、森田正馬博士のことに少しふれました。

私自身が、若い頃(からの)神経症で、二十代の頃に森田療法に関しての本を読みまして、少し気が楽になったことがあるのでした。ただし、私自身は森田療法を受けたことはありません。

そのことについて、日付けを見ると、ちょうど1年ほど前の、

パニック障害 30年目の年に思い出す森田正馬の「あるがまま」と谷口雅春の「さとり」のリンク
 2014年05月07日

という記事に、発症するまでの経緯みたいなものを書いたことがあります。

しかし、私の神経症の多才な症状の具体的なことについては、わかりいいものではないですので、書いても仕方ないと思っている面もありまして書いてはいません。

しかし、最近読んだ本の中に、私と比較的よく似た症例の方の談話がありました。

本は、森田正馬博士が、月に1度、患者たちと話し合った会での問答の記録が収められた『自覚と悟りへの道―神経質に悩む人のために』というもので、この本をまとめた水谷啓二さんという方の前書きには以下のようにあります。

水谷さんも森田療法を受けていた患者でした。


『自覚と悟りへの道』まえがきより

森田博士の家では、月に1回「形外会」という会合が開かれ、みんなが自分のありのままをさらけ出して話し合い、博士の批評をもとめることにしていたが、それに出席することが私どもにとっては何よりの楽しみであった。

当時東大の学生であり、博士の家に下宿させていだいた私は、記録係として会場に小さな机をもち出し、座談の内容を筆記し、あとで清書して博士のお手許に届けるのが役目であった。(略)

私どもはその当時から、この記録は遠く後世に残るにちがいないし、また残すべきものであると信じて、できるだけくわしい記録をとるのに努力した。



この水谷さんという方は、その後、「生活の発見会」という森田療法の非医学者による診療所を創設したそうですが、生活の発見会によりますと、


1956年(昭和31年)共同通信社の記者だった水谷啓二が、自宅を解放し主催したのが啓心会(啓心寮と啓心会診療所)で、これが発見会の母体となりました。


ということのようで、水谷さんご本人は 1970年に亡くなったそうです。

その水谷さんが記録して後世に残してくれた、この『自覚と悟りへの道』にある、森田博士や患者の言葉の記録は、まさに水谷さんが書かれているように「この記録は遠く後世に残るにちがいないし、また残すべきものである」といえるものです。

この本の中には数多くの患者(この患者たちは退院後に森田博士のような医師を目指す人が多かったようで、後に多くの精神科医を輩出し、また、多くの著名人が出ました)の方の話が出ていますが、患者の中に、倉田百三さんという方がいました。

この人の語っているところが、私の体験と似ていまして、一種ほろ苦い青春時代を思い出してしまいました。

倉田百三さんというのは、倉田百三 - Wikipedia によりますと、大正、昭和初期に活躍した日本の劇作家、評論家だそうです。

その倉田百三さんもまた神経症を患い、森田博士のもとで入院治療を受けていたようで、『自覚と悟りへの道』の中でも、かなりのページを割いて、倉田さんと森田博士の問答が書かれています。

非常に長いものですが、その中のほんの一部を抜粋してみます。

私も同じような苦痛の中にいたことがありました。
いや、今でも基本的にはそのころと同じなのかもしれません。

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・倉田百三( 1891 - 1943年)



『自覚と悟りへの道』より倉田百三氏の言葉より


私がある対象を見ている時、ふとその対象が動くように感じました。そんなはずはないと思って注視すると、だんだんはっきりと動き出します。

これは! と思って、その動くのを止めようとすると、ますますひどく動き出して、ぐるぐる廻りをはじめました。またか! と私は頭を抱えて苦しみました。ふと、私は、この廻るのが対象でなくて、眼そのものであったらどうだろう、と思いました。すると、とつぜんおそるべき観念が念頭にうかびました。

「もし、眼が眼自身を見たらどうであろう」

私は慄然とし、その瞬間つぎのような推理をしてしまったのです。

「われわれが眠ることができるためには、まぶたをとじなければならない。もし、まぶたがないならば、眼はいやでも物を見ないわけにはゆかないだろう。では、ひとみは、なぜまぶたを見ないのであろうか」

すると、まぶたの裏が見えるのです。見まいとしても、これは見ないわけにはゆきません。もうのがれる道はない! 私は永久に、不断に、何ものかを見ていなければならないのです。したがって眠ることができません。




ここにあるような、

> まぶたの裏が見えることが怖くて眠ることができない

などというのは、何とも異常に響くかもしれませんが、体の部位は様々でも、こういう「思考の矛盾」は神経症者ではごく普通のことだと思います。

それで、倉田さんはその後、不眠は治るのですが、不眠が治った後に「新たな症状」が出始めます。

これが私の経験と何となく似ているのでした。

抜粋を続けます。



『自覚と悟りへの道』より倉田百三氏の言葉より


私は藤沢の家に帰って、病父の枕頭に座っていました。父は眠っていました。そのとき私は思いました。

「私はもう大丈夫であろうか、あの障害はどうなったのだろう」

すると、部屋のふすまの模様が、以前のように動くように見え出しました。気のせいだと思ってもう一度見ると、ますます動いて見えるのです。心を静めて、理性と意志の力でそれが静止していることを信じようとするのですが、ダメです。そうすればするほど、動きは激しくなるばかりです。また強迫観念だ!

それからは、あらゆる対象が動揺し、回転し出しました。世界にただの一つも静止しているものがないのです。土地も畳も波のように動揺します。机上のあらゆる物体、インクつぼからペン軸にいたるまで、みんな動くのです。

本を開けばあらゆる活字が動揺し、回転します。目をつむれば目の内部が動揺し、回転するのが見えるのです。それは、堪えがたいものでありました。

しかしもはや、それを避けようとする気はありません。ただ、あらゆる物象が回転するまで堪えられる日のくるのを、待つばかりでありますが、その日はなかなかやってきません。じっさい、世の中のあらゆるものがぐるぐるまわるまで堪えられるようになるということは、想像できないことでありました。

のちには、その回転が不規則運動になってきました。エジプトの彫刻をのせてある台が、不意に回転をやめたかと思うと、あらぬ方向に動き出しました。ハッと思うつぎの瞬間には、思いもよらない方向に動転します。運命に意志があって、とくに私を憎んでいるのではないか、とさえ思いました。




ここまでです。

この中の、

> 土地も畳も波のように動揺します。

というのも、わりと神経症にはポピュラーじゃないでしょうかね。私も普通にありました。
道路や風景がグネ〜と曲がって見えたりとか。

絵画に「叫び」とかありますけど、あんな世界ですね。あれ描いた人は多分神経症です。

あと、

> 運命に意志があって、とくに私を憎んでいるのではないか、とさえ思いました。

というのは、私もそうでしたけれど、神経症の方は、苦しい時に多くの方が思うことではないでしょうかね。

だから、みんなではないでしょうけれど、神経症の人とか、あるいは何らかのメンタルの問題がある人は、どこかの時点で「神」とか「この世」を考えることが多くなる気がします。

そして、名前は神でも何でもいいですが、まずは「恨んで」、「憎んで」、「罵倒する」というようなところから始まりやすいと思います。私もそうでした。

自分でも自分に起きている症状が異常なことは十分わかっていて、しかも、正気を失っているならまだしも、「完全に理性的」な中でこのようなことを経験しなければならないというのは相当つらいことです。

まあ・・・しかしですね。

少し前に、

ブラック・フラミンゴが現れた地球。そして、数百万人の「ベンゾジアゼピン依存症」が作られている日本(私も危なかったのです)
 2015年04月12日

で書かせていただきました、ベンゾジアゼピン系の精神薬

上の記事では、実際に長く飲んでいた私の体験を含めて、この薬の問題点を書いたのですが、しかしですね・・・これが例えば、倉田さんみたいな重い症状の人でも、

「効く時は一発で効いてしまう」

ことがあるのです(あまり効かないことも当然あります)。

私がそうでした。
しかし、だからこそ、やめられなくなってしまうのです。

医者というより「薬が私を治してくれた」という事実は、強い暗示に変化していき、「薬=救世主」という想いがどんどん自分の中に定着していきます。

そのこともあり、ベンゾジアゼピン系の薬が劇的に効いた人であればあるほど、なかなかやめることができないという悪い循環に陥ります。

しかし、最初は劇的に効いていたベンゾジアゼピン薬も、そのうち効かなくなってくるのですよ。

森田博士の時代は、ベンゾジアゼピン系の薬はありませんでしたが、しかし、どんな薬でも、森田博士は「薬の効果は一時的で、生涯にわたり神経症を完治させる役には立たない」と言っていますので、どんな薬でも、「とん服」以上の役割を持たせてはいけないと今は思います。

この「薬」というのは「物質」であるわけですが、病気を薬などで治すことについて、谷口雅春さんは、『生命の実相 (第1巻)』 (1962年)の中で、「薬(物質)」によって、病気が治ったという暗示を受けることが、人間の完全性を損なうとして、

物質的方法によって病気が治ったということから出発して、生命は物質によって生かしも殺しもできるものなのだという誤れる暗示を受けることになり、自己の生命の霊妙さの自覚が失われてしまう

と述べています。

まあ、薬の話はともかく、倉田百三さんは先ほどのように苦しい状態に陥ったわけですけれど、Wikipedia の経歴を見ますと、



1927年(昭和2年)、神経症を患い、森田正馬の治療を受ける。

1933年(昭和8年)、この頃より親鸞研究を通して日本主義に傾き、日本主義団体の国民協会結成に携わり、機関紙の編集長となる。



とあり、あれほどひどい症状であったにも関わらず、発症後から数年後には活動を再開していたようで、また、倉田さんの著書一覧を見ますと、1932年に『神経質者の天国 - 治らずに治つた私の体験』という本を記していますので、森田療法で「治った」ようです。

それにしても、森田博士は、倉田さんをはじめとして、患者の人たちにどのような答えを返しているのか、とお思いの方もいらっしゃるかと思います。つまり、「どうやって悟りの境地に導いているのか」と。

実は、森田博士は「普通のこと」を言うだけなのです。

倉田百三さんの長い言葉の後に、森田博士の長い回答があります。
そのほんの一部を抜粋します。

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・森田正馬( 1874 - 1938年)


森田博士から倉田百三氏への言葉より

まぶたの裏側が見えて苦しいという強迫観念も、その出発点がすでに間違っております。倉田さんは、眠ることができるためには、”まぶたをとじなければならない”といいますが、私どもは眼にゴミが入ると反射的にマタタキをし、眠くなれば自然にまぶたがたれます。

それは私どもの身体にそなわった自然の機能でありまして、”眠るために”というような目的意識があってすることではありません。また、かりにまぶたの裏をみつめていたとしても、疲れてくれば自然に眠るのであります。



こういう、何とも当たり前のことを淡々と語るわけですが、神経症者は、この「当たり前のこと」が、日常の思想から欠落していることがよくあるのです。それは、その人の持つ見識や知識とは関係ありません。

談話の後半では、森田博士は以下のように言います。


森田博士から倉田百三氏への言葉より

強迫観念から解脱するのに大切なことは、”自然に服従し、境遇に従順である”ことであります。

私どものいろいろな気分は、おこるべき原因があっておこるものでありますから、それをどうすることもできません。それが心の自然であってみれば、抵抗しないで受け入れてゆくよりほかはありません。それが、”自然に服従する”ということであります。

また強迫観念の苦しさのために、会社や学校を休んだり、やめたりしてはいけません。強迫観念は、禅でいうところの ”顚倒夢想(てんどうむそう)”の世界に迷いこんだものでありますから、それを現実の世界にひきもどすには、それぞれの人の置かれた境遇にしたがい、毎日の仕事あるいは勉強に全力をつくすことが必要であります。



ここに唐突に、「顚倒夢想」などという言葉が出てきます。




顛倒夢想と涅槃

これは、般若心経の中の、

遠離一切顛倒夢想 究境涅槃(おんりいっさい てんどうむそう くきょうねはん)

という一節にあるもののようで、お釈迦様が言った言葉のようです。

上の意味は、

「顛倒夢想がすべて消えたら苦の全く起こり得ない涅槃の心境になれる」

というようなことだそう。

逆にいうと、この「顛倒夢想」がある限りは、その人に「苦が沸き起こる」と。

で、この「顛倒夢想」とはどんな意味なのかといいますと、こちらのサイトによりますと、

顛倒夢想
宇宙から観て自分にとって、為(ため)に成るのに嫌い(悪い)、また、為にならずダメに成るのに好き(良い)と感じて、それが完全な固定観念になっている勘違いの感覚。

言い換えると、建設的なのに嫌い、破壊的なのに好きと感じる感覚で、全くの無自覚。良いと信じて知らない内に自分に不幸を導く、本人には全く無自覚な心の癖。

普通平均200〜300個、人によっては400〜500個位抱えている。

とのこと。

要するに、「自分では正しいと思って、行い続けているけれど、それは真理から見れば正しくない」というような「真理とは逆の考え」のことですかね。

お釈迦様は、その「真理とは逆の考え」がすべて消えたら苦の全く起こり得ない「涅槃」の心境になれると。

現代社会の多くの人々が持つ、「理由のない恐怖」とか「迷信を怖れる気持ち」とか、「とらわれ」とか、多くのものが、この「顛倒夢想」と同じものだと考えてもいいのだと思います。

そして、この「間違った思い込み」をひとつずつ捨て去ることが大事だと。

まあ、お釈迦様はそう言いますけれど、普通の人でも何百と持っている「真理とは逆の考え」をそう簡単に全部消すことはなかなかできなそうではあります。

ところで、「涅槃」という言葉も気軽に使ってますけど、どんな意味でしたっけ?

涅槃は、サンスクリット後で「ニルヴァーナ」であるということくらいしか知らないことに気づきました。


涅槃 - Wikipedia

涅槃は、「さとり」〔証、悟、覚〕と同じ意味であるとされる。しかし、ニルヴァーナの字義は「吹き消すこと」「吹き消した状態」であり、すなわち煩悩(ぼんのう)の火を吹き消した状態を指すのが本義である。

その意味で、滅とか寂滅とか寂静と訳された。



難しいのう・・・。

最初に地震のことを書いたりしていて、何だか長くなってしまいました。

本当は、この、苦痛や恐怖の問題として、シュタイナーの 1912年の講演『運命にどう向きあうか』の中に、「苦とは何か」というようなことが述べられていて、その内容をご紹介しようと思っていたのですが、後日にさせていただきます。この講演は、『人間の四つの気質―日常生活のなかの精神科学』という本に収められています。

ただ、その講演から、


私たちは内的および外的な苦痛によって、自分の不完全さを取り除き、自分を完全にしていける


という部分は書いておたきいと思います。

どうやら、シュタイナーは、

「苦痛というものは、人間から不完全さを取り除き、完全になるためのもの」

と定義しているようです。

ちなみに、シュタイナーは、「私たちが前世から持ち越してきた不完全さが、苦痛を求めたのです」とも言っていますが、この主張から見れば、「人間の不完全さ」というものは、次に、また次に、と伝わっていくものらしいですので、どこかの世で「完全」に近づく努力をしなければ、この苦痛の輪廻は消えないものなのかもしれません。

まあ、森田博士は前世の話など興味はなかったかもしれないですが、森田博士の説く「悟り」は、その「完全」に近づくための手段の示唆でもあるのかもしれないと感じた次第でもあります。

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2015年04月06日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





数日前、下のような「南極大陸で観測史上最高気温か」というような報道が、ほとんどの報道メディアでいっせいに報じられたことは、ご記憶の方もいらっしゃるかと思います。

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▲ 2015年4月2日の CNN 南極大陸で観測史上最高気温か 17.5度を記録より。


さて、下はその1年4ヶ月ほど前の 2013年12月の英国ガーディアンの報道です。

こちらも「南極の気温」に関しての報道です。

antarctic-minus-90.gif

▲ 2015年12月10日の Guardian Coldest temperature ever recorded on Earth in Antarctica: -94.7C より。


どちらの報道が正しいとか正しくないとかの話ではないのですが、単純に上のふたつの報道を見比べますと、

「南極って、1年半で 100度以上も気温が上がったのか!」

と、つい思ってしまうような印象があるかと思います。

そういう意味も含めて、どうも違和感を感じざるを得ません。

そして、記事を冷静に読むと、カラクリというのか、「南極で観測史上最高気温」報道は、「方向性の意志」を持っている記事であることが見えてきました。

今回の南極の記事に、やはり同じような違和感をもたれた方もいらっしゃるのではないかとも思いまして、今回はそのことを書こうと思いますが、その前に、別の気象現象で、カラクリとはいいえないものの「考えていた状況と違った」ものがあります。

それは「カリフォルニアの歴史的な干ばつと深刻な水不足」です。

先に、そのことを書いておきたいと思います。




カリフォルニアの「世紀の大干ばつ」の本当の原因

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THP より。下に「 1 THESS. 5:17」とあるのは、新約聖書『テサロニケの信徒への手紙一』 の 5章 17節のことのようです。その節のフレーズは、「絶えず祈りなさい」です。


カリフォルニアの干ばつは 2013年頃から「過去最悪」と言われ続けていましたが、2014年も今年 2015年も「過去最悪」という表現がされています。

最近の報道では「カリフォルニアの水はあと1年で枯渇する」ということも言われています。


「水は残り1年分」NASA警告 米カリフォルニア州の干ばつ深刻
日本経済新聞 2015.03.20

全米最大の人口を抱えるカリフォルニア州で水不足が深刻さを増している。今年で4年目に入った干ばつは、野菜や果物、アーモンドの主要産地である同州の農家を直撃。米航空宇宙局(NASA)は「州内の水源に残された水はあと1年分」と警告する。非常事態を宣言した州政府による水の利用制限が強化される中、海水を飲み水に変える技術に注目が集まっている。


その後、非常事態宣言の下で、節水に関しての行政命令が発令されています。

カリフォルニア州は、アップル、グーグル、フェイスブックなどの巨大 IT 企業が集まるシリコンバレーを有していますが、IT 企業とはいっても、動かしているのは「人間」ですので、カリフォルニアが「飲む水がまったくなくなってしまうような場所」になれば、何らかの影響もあるかもしれません。

それ以上に、

産経新聞の記事によれば、このカリフォルニアという場所は、

> 野菜と果物の全米収穫量の約半分がカリフォルニア州で生産されている

という場所でもあり、カリフォルニアはワインの輸出でも有名で、それらの価格の高騰を含め、今後急速に悪い影響が出始める可能性があります。

さて、この結構大変な状況となっているカリフォルニアの干ばつですが、私も、そして多分、多くの人々も、異常気象、あるいは気候変動のために起きたというように思われているように思います。

たとえば、昨年 12月の「来たるべき地球のかたち」の記事で、アメリカ地球物理学連合( AUG )の科学者たちの研究についての記事を載せています。その記事のタイトルは、

カリフォルニアの干ばつは過去1200年で最悪であることがアメリカ地球物理学連合の調査で判明
 2014年12月18日

というもので、翻訳した記事の中には以下のような部分があります。

最新の研究データによれば、カリフォルニア州は、過去数世紀で最悪の干ばつに陥っていることがわかった。

気温の影響について研究しているアメリカ地球物理学連合( AUG )の科学者たちは、降水量などの低さや、その他の状況と照らし合わせて、この干ばつが、過去 1,200 年で最悪のものであることを見出した。

研究者たちは、カシの木の年輪などから、過去の降雨、河川や貯水地の状態などを計算した。

これだけ読むと、

「何と激しい地球の変化!」

とか、

「まさに荒れ狂う地球の姿!」

などのように思えてしまうかもしれないですが、実際はそうではなく、

カリフォルニアの水不足は「人災」であることがハッキリした

のです。

この「ハッキリした」というのは、そのような報道があったわけではなく、データ上で、それが比較的明らかになったということです。報道はなぜかほとんどありません。

そのデータは、アメリカ海洋大気庁( NOAA )にある「降水量」の公式データです。

NOAA には、クライメート・アト・グランス( Climate at a Glance / ひとめでわかる気候) というデータページがあり、1895年から 2014年までの気温や降雨量などについて、アメリカのすべての州についての「 NOAA が保管する気候データ」を検索できます。

そして、1895年から 2014年までの 119年間のカリフォルニアの「降水量」のデータを調べてみますと、意外なことがわかります。

カリフォルニアで水不足が最もひどかった 2014年の降水量は「平年よりさほど低くはなかった」

のです。

数値でいうと、平年より 2.46インチ(約 6.3センチ)少ないだけで、率でいうと、「平均の降水量より11%少なかっただけ」でした。

下のグラフは、その推移を示したもので、これを見ると、2014年より降水量の少ない年がたくさんあったことがわかります。


1895年から2014年までのカリフォルニア州の降水量
precipitation-california.gif
sunshinehours

その前年の 2013年は確かに記録的に雨が少なかったですが、カリフォルニアの干ばつはそれ以前から始まっています

そして、2010年頃からの降水量は普通か、普通より多かったことがわかります。少なくとも、アメリカ建国史上最悪の水不足のような状態になるほどの降水量不足ではなかったのです。

では、一体何がこの歴史的な水不足の原因なのか?

これは下のグラフが表していることが、ひとつの大きな原因であることは間違いないと思われます。

1900年から 2013年までのカリフォルニア州の人口の推移
population-california.gif
Orange County Register

何とカリフォルニアの人口は、約 110年間で 30倍近くにまで増えたのです。

アメリカ全体でも人口は増えていますが、1900年のアメリカの人口は 7621万人で、現在は 3億2000万人ほどすので、4倍ほどの増加です。

ここから見ますと、カリフォルニアの人口の増加はすさまじいものです。

人間は何よりも水がないと生きていけない生物です。

それに加えて、カリフォルニアは水を大量に使う農業や工場なども多いことなどを考えますと、この現在の状況になることは「かなり以前から予測できていたもの」だと考えられます。

そして、もうひとつの原因は、水不足が起きることは予測できていたであろうに、「大きなダムが 1982年以来建設されていない」のだそう。

こうなりますと、カリフォルニアには、必ずいつかは深刻な水不足がやってきていたということになります。

人口の増加のグラフを見ますと、人口 3000万人を越えた 2000年より以前から対策をとっていれば、こんなひどいことにはならなかったと思われます(今から対策しても多分もう遅いです)。

陰謀論とかではないですけど、何となく「意図的に起こされてしまった水不足」という感じも受けないではないです。

あまり関係ないですが、カリフォルニアでの海岸には、「飢餓に陥って」いる状態のアシカの子どもたちが次々と打ち上げられています。

カリフォルニアに打ち上げられたアシカの子どもの数が1800頭に達する
 2015年03月25日


さて、このカリフォルニアのことを先に書きましたのは、報道の傾向に「南極の最高気温の話」と、やや似た部分があることを感じたからです。

例えば、カリフォルニアの干ばつの報道も、気候変動や地球温暖化などの面が強調されて報道されていますが、降水量のグラフを見る限り、この 100年間でどちらかに向かう「方向や傾向」というものは特にはなく、「雨の多い年があったり、雨の少ない年もあったり」というだけのことです。

確かに今は、世界中で、気候そのものがおかしいことは確かですが、何もかも「気候変動」という言葉に含めてしまうのはどんなものかなと。




南極「最高気温」のカラクリ

数日前の、南極の過去最高気温報道も、例えば、下のような見出しで報じられることもありました。


南極で過去最高気温を観測か 17.5度、温暖化の影響も
日本経済新聞 2015.04.03

南極大陸の半島部分で、南極としては過去最高の可能性がある気温17.5度が観測されていたことが分かった。英紙ガーディアンなどが報じた。

これまでの最高気温は1961年に同じ地点で観測した17.1度とされている。今回の観測気温が正式に確認されれば、地球温暖化の影響を示すとの見方が出そうだ。



「温暖化」という言葉が出てきます。

この最高気温を観測したとされる基地は、エスペランザ基地というアルゼンチンが管理する南極基地ですが、場所は下の位置にあります。

エスペランザ基地の場所
esperanza-base.gif
Esperanza Base, Antarctica

地図でおわかりのように、この基地は、南極点よりアルゼンチンに近い場所にありで、実際、ここは南極圏ではありません

先ほどの日経新聞にも、


エスペランサ基地は南米大陸に向かって突き出た半島の先端部分にあり、南極圏の外に位置することから、同基地の気温を「南極の気温」とみなすのが妥当かどうか議論の余地もあると同紙は伝えている。


とあり、ここは「南極基地」という名の基地ではあるけれど、「南極圏にある基地ではない」ということです。

それを「南極」と言葉で一括りにしてタイトルで見てしまうと、まるで南極の中心点で 17.5度の気温が記録されたかのような錯覚をもたらします。

しかし、その最高気温が記録されたとされる 3月 24日のエスペランザ基地の気温を見てみますと、確かに高い気温が記録されていたことがわかります。

エスペランザ基地の2015年3月24日の気温
esperanza-1.gif
Esperanza Base

ただ、上の気温の推移で少しだけ奇妙に思うのは、唐突に 10度以上も気温が上がっているところです。

気温の推移を見ると、この時期の南極は1日のうちでそんなに大きく気温の変動がないことが多いように感じられます。たとえば、下のような日が多いです。

esperanza-2.gif

もちろん、例外はあるのでしょうけれど、この日、確かにこのあたりで「何かがあった」のかもしれません。

地球ではいろいろなことがあるわけで、たとえば、2012年には、グリーンランドの氷床が4日ですべて溶けてしまったという出来事がありました。

メルトダウンの序章? : 「たった4日間でほぼすべて溶けて消えた」グリーンランドの氷床
 2012年07月26日

グリーンランドの2012年7月8日から7月12日の間の氷床の変化
Greenland-meltdown2.jpg
・NASA


エスペランザ基地の周辺で 3月24日に何か特殊なことがあったのか、あるいは、通常の気温変化として、17度を記録したのかはわからないですが、報道を見ていると、

「南極全体の気温が少しずつ上がっている」というようなイメージを抱かせる

ものが多く、それは違うということを書いておきたかったのだと思います。

現実には南極は今も普通に寒いです。

たとえば、南極高原中央部のドームAと呼ばれる場所の今日( 4月6日)の気温は下のようになっていました。

南極ドームAの気温
dome-a.gif
Weather Underground




南極の海氷面積は過去最大クラス

というより、南極の気温そのものについては、実際にはそんなに大きく変化しているわけではないということも下のグラフを見ると言えそうです。

antarctic-kion.gif
Not A Lot of People Know That


しかし、気温以上に、南極の現在のもうひとつの事実として、

「海氷面積が過去最大レベルで推移し続けている」

ということがあります。

昨年の9月に「南極の海氷面積が記録的なレベルに達し、過去最大面積を更新中」という記事で、南極の海氷面積が記録的なものとなっている報道をご紹介したことがあります。

antarctic-0914.gif

▲ 2014年9月14日のオーストラリア ABC ニュースより。


それは現在も継続中で、3月の南極の海氷量は観測史上2番目で、過去最大に近づきました。

sea-ice-03.gif
Not A Lot of People Know That


そんなわけで、気温や天候に関しての報道の場合、どうにも「誘導的な要素」が含まれているものもあるとは感じますので、いろいろな報道を冷静に見る必要があると感じています。もちろん、気温や天気のことだけではなく、すべてのジャンルの報道に言えることだとも思います。

何をどこに導こうとしているのかはともかく、かつてないほど、多くの報道には「方向性がつけられている」ように感じます。あるいは、「報道されないものはされない」ことも多くなっているのかもしれません。

ところで、「水」と関連して、4月6日の毎日新聞の「水危機:アジア太平洋地域…アフリカ下回る水量 水害顕著」という記事の中に、


アジア太平洋地域では、この40年余りに自然災害で約200万人が亡くなっているが、その93%が豪雨や台風、干ばつなど水関連の災害だった。


という下りがありまして、アジア太平洋地域では、「 40年間で自然災害で 200万人が亡くなっている」という事実を知るのでした。

そして、そのほとんどが水関係の災害だそう。

ということは・・・次の 40年間でも、同じように、あるいはそらに多くの同じような事象が起きるということになるのだなあと改めて思った次第でした。

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2015年04月02日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





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casacastruzzo



散歩の途中で見かけた冊子

今年2月に長いこと、めまいに見舞われていたのですけれど、これは結構いい機会だったんですね。

それまであまり真剣に調べなかった「めまいというものの本質」を知ることができたり、あるいは、「首」というものの重要性や、「人間本来の生活とはどんなものだったのか」というようなことも考えさせてくれることになりました。

「人間本来の生活」というのは大げさですが、要するに、本来の人間は動く生き物だということで、最近の私は動かなすぎだったということはあります。

東京の西荻窪にいた頃は散歩が好きで、長い時には3時間くらい散歩していました。

西荻窪から吉祥寺のあたりは、「些細なカオス」がいたるところに散らばっていて、毎日散歩しても飽きなかったのですけど、ところが、所沢に越してきてから、どうも散歩をしていなかったのですね。

理由は明白で、「散歩しても見るものがない」のです(苦笑)。

しかし、ちょっとしたキッカケで最近、また散歩を始めています。

それは3月の始め頃、隣の駅にある脳神経外科の先生と話していた時からでした。

めまいの相談に行っているのに、

「毎日、ラジオ体操をして、散歩してみて下さい」

と言われたのです。

それは冗談ではなく、それでめまいが改善した人がいくらでもいると言うのです。それで、ラジオ体操を1日2回始めましたら、数日でめまいが引いていって、それから散歩も少しずつおこなうようになりました。

ちなみに、この脳神経外科の先生から、私は「行動」ということに対して、大変感銘を受けさせていただいた人であり、名医なのかどうかは私にはわからないですが、とても好きな先生のひとりです。

それは、昨年はじめて行った際に、つまり初診の時なんですが、私が診察室に入った時に、その先生は、「よろしくお願いいたします」と言って椅子から立ち上がって、手を前に置いて、深々と私にお辞儀をしたのです。

私は、患者に対して「立ち上がってお辞儀をしたお医者さん」を見たことがありませんでした。多分、初診の患者さんには皆さんにやっているのだと思いますが、これは意識していても、なかなかできるものではないと思います。

その姿を見まして、「お辞儀っていいものだなあ」と再認識しまして、私もお辞儀をする時はきちんとしよう、と、その体験から心がけています。

まあ、そんなわけで、最近は散歩を2日に1度くらいはしているのですが、「何も見るものがない」と思っていた風景も、よく見ればいろいろとあるものです。

今日は、近所に何本かある桜の木を見ようと歩いていました。

もうこのあたりでは、満開を少し過ぎたくらいの感じで、見事な桜の姿があちこちで見られます。

でも、意外と桜の木を眺めている人っていないもので、そんなこともあり、本当はボケーッと突っ立って見続けたいのですが、それもかなわず、「歩いていたら、こんな所に桜が」というような演技をしながら、桜を見て帰ってきたのですが、近所の本屋さんの外の雑誌が並べてあるコーナーがふと目に入りました。

ふだんは、その本屋の棚を見るということはないのですが、何となく目にしたところにあったのは、健康系の冊子でした。『爽快』とか、あっち系の健康雑誌のムックだと思うのですが、『免疫を高めると病気は勝手に治る』というものでした。

別に立ち読みをするでもなく、しかも、そんなに安い本ではないのですが、何となくそのまま買ってしまったのでした。

「なんでオレはこんなもん買ってるんだろ」

と思っていましたが、最近の「健康調べ癖」が影響していたのかもしれません。




「薬をやめなさい」という西洋医学の方向があったのですね

これは、新潟大学名誉教授の安保徹さんという方が監修されていて、日本自律神経免疫治療研究会に所属の医師の方々が執筆されているもので、つまり、完全な「西洋医学の本」なのですが、ちょっと読みますと、この本の主旨は、

「すべての薬をやめること」

の方向で書かれているものだったのです。

いろいろな記事があるのですが、その中に、高木智司さんという神経内科が専門のお医者さんが書かれた、「なぜ、薬は体に悪いのか? マクロファージとアセチルコリンに注目したら、その理由が判明」という記事があり、それを読みまして、はじめて私は、

基本的にすべての薬は人間の自己治癒力を弱めている

ことを知ったのでした。

今回は、その部分を抜粋してご紹介したいと思います。

決してわかりやすい記述ではないのですが、そこには、人間が本来持っている自己免疫力が「薬によって破壊されるシステム」が、書かれています。

これを、簡単に私の言葉で書きますと、

西洋医学の薬の作用は、「症状を出している原因の経路を遮断する」という方向にあり、これは確かに症状に効果はあっても、人間の自己免疫を促すシステムも「遮断」してしまう。

と理解しています。

本当に目からウナギが落ちるような(恐いわ)、いや、目からウサギが落ちるというか(もっと恐いわ)、まあ何が落ちてきてもいいんですが、西洋薬の「原因の遮断」という方向が、「自己免疫能力の遮断」と結びついていたということを知ったことは相当自分の人生に影響を与えそうです。

なお、専門用語がたくさん出てきます。

その中でも、理解しておかないとわかりにくいものを Wikipedia などからの説明で記しておきたいと思います。

アセチルコリン

アセチルコリンは神経伝達物質である。副交感神経や運動神経の末端から放出され、神経刺激を伝える。

抗アセチルコリン薬(抗コリン薬)

アセチルコリンがアセチルコリン受容体に結合するのを阻害する薬物のことである。抗コリン作動薬とも呼ばれる。この抗コリン作用によって副交感神経が抑制される。

この抗アセチルコリン薬が、人間の自己免疫システムの妨害をしているという主旨ですが、抗アセチルコリン薬というのが、どのくらいの薬の範囲にわたっているかといいますと、まず、抗ヒスタミン薬、つまり、

・かぜ薬全般
・花粉症などのアレルギーの諸症状を緩和する薬
・睡眠改善薬
・乗り物酔いの薬


さらに、

・多くの抗うつ剤(三環系抗うつ剤)、
・不安症やパニック障害等に処方される精神安定薬の多く(ベンゾジアゼピン系)
・胃腸鎮痙薬
・抗精神病薬
・パーキンソン病の薬


と、非常に多くの薬が、この抗アセチルコリン薬といえるわけで、これらが「人間の自己免疫能力を低下させる」のだそうです。

簡単にいえば、「かぜを治すためにかぜ薬を飲んでいること自体が、かぜの治りを遅くしている」と言ってもいいのかもしれないのです。

あと、マクロファージも記しておきます。

マクロファージ

マクロファージは白血球の1種。生体内をアメーバ様運動する遊走性の食細胞で、死んだ細胞やその破片、体内に生じた変性物質や侵入した細菌などの異物を捕食して消化し、清掃屋の役割を果たす。とくに、外傷や炎症の際に活発である。また抗原提示細胞でもある。

免疫系の一部を担い、免疫機能の中心的役割を担っている。

本来は、人間の体はこのマクロファージの働きで、ほとんどの病気は「自己免疫で治癒していく」のが、薬によって妨げられているというのです。

つまり、「薬を飲めば飲むほど、人間の免疫能力は落ち、病気は深刻化していく」ということです。

確かに、現在の日本や主要国の現状、つまり、高齢者で薬を服用していない人はほとんどいないというような現状を見ますと、現在の「不健全な高齢化社会」になってしまった理由がわかる気がします。

その高木智司医師の文章の一部を抜粋します。

実際には非常に長いものですが、


私たちの情報伝達システムは生命の存続を基盤に、いっさいの隙なく設計されています。生命の存続に最も重要な自然治癒力は、マクロファージとアセチルコリンという、動物進化を支えた絶対的な力で守られています。


ということを前提にして、後半部分を抜粋してみたいと思います。

太字の部分は、実際に本の中でも強調されていた部分です。



なぜ、薬は体に悪いのか? マクロファージとアセチルコリンに注目したら、その理由が判明 より
高木智司

西洋薬はアセチルコリンの作用を阻害するから治せない

マクロファージとアセチルコリンに注目してわかったのが、現代医学の根本的な矛盾でした。それも単純明快な話です。西洋薬の大部分が、神経伝達によって最終的にアセチルコリンの作用を阻害するから、病気が治らないのです。

しかも、アセチルコリンの働きは実に多様です。細胞膜の重要な成分として膜の機能を調整しているし、脳では体の日内リズムの形成や記憶、感情などを司る働きもしています。

アメリカには、「抗アセチルコリン剤を継続的に服用している高齢者の8割に、軽度の認知障害が認められる」との報告があります。これは、弊害のひとつに過ぎません。抗アセチルコリン剤の常用は老化を促進し、脂肪肝、腎臓の壊死、動脈硬化、脳出血、うつ病、統合失調症、発達障害などの発症リスクを高める事実を知るべきでしょう

そして、さらなる危険をはらんでいるのが、医学の行き詰まりを打開する新薬として注目される、分子標的治療薬です。それも、分子標的薬の多くがマクロファージの働きを阻害する目的で開発されているからです。

その理由は、マクロファージが血管を新生し、炎症やガンの成長を促進し、病状を重くするからだそうですが、それは大いに疑問です。

マクロファージが免疫細胞として処理しているのは、主に老廃物や、古くなった細胞です。炎症は代謝の亢進反応ですから、老廃物がふえますし、ガン細胞も新陳代謝を繰り返しながら成長します。

ですから、マクロファージが集まってくるのは当然ですし、そのマクロファージが血管を作るのも、老廃物や老化したガン細胞の処理能力を高めるためでしょう。

このように、マクロファージが引き起こす反応にはすべて意味があります。しかも、それらはすべて自分の分身、さらにいえば自分自身を守るための反応だからこそ、間違いはありえなかったのです。その大原則を理解してほしいと思います。




ここまでです。

ところで、これを書かれた高木医師は神経内科が専門ですので、他のページの記事に「抗うつ剤」のことについて書いていまして、そこにはこのようにありました。


抗うつ剤は、まだ使われ始めて 20年ほどの歴史しかないため、未解明な点が多い薬です。最も心配なのは、副作用。例えば、未成年では自殺リスクが2倍に高まり、暴力性は平均 8.4倍高まるとされています。自動車事故の危険性が 70%高まるという報告もあります。

薬をやめようとすると、めまいや知覚障害といった、離脱症状が現れるため、薬漬けになる人が少なくありません。さらに問題なのは、抗うつ剤の危険性が、医師にすら十分に認知されていない点です。

近年では、専門外の医師が、深く考えずに抗うつ剤を処方することもあります。



と書かれていましたが、

> 暴力性は平均 8.4倍高まる

これは驚きましたね。

「ほんまかいな」と思い、調べてみましたら、「抗うつ剤が原因の暴力と自殺についてのアメリカ食品医薬品局( FDA )の報告」というタイトルの記事がありました。

fda-Antidepressants.gif
Violence and Suicide Caused by Antidepressants Report to the FDA

今から、11年前にこんな報告があったのですね。

そして、それ以来、さらに爆発的に伸び続けている抗うつ剤市場。

抗うつ剤市場規模の推移
ssri-1.gif
シーマ・サイエンスジャーナル ai Report2011 抗うつ剤

2004年からだけでも、抗うつ剤の市場規模は倍にはなっています。
何だかもう・・・ダメだなこりゃ。

しかし、私は上の「薬が自己免疫を低下させる」という文章を読んで、本当に腑に落ちた部分があるのです。

私は若い時にパニック障害で、結構な期間、薬を飲んでいました。

それは上にもあるベンゾジアゼピン系といわれるもので、不安神経症やパニック障害の人たちに最も多く処方される「定番」の薬です(私が服用していたのはレキソタンという薬)。

その一覧は、ベンゾジアゼピンの一覧にありますが、多分、この中のどれかを服用した経験のある方は非常に多いと思います。普通の内科でも処方されることも多いです。

これが「抗アセチルコリン薬」だと、今回初めて知ったのですが、確かに薬を服用していた時には、まずはカゼを引きやすい。

そして、原因不明の体調不良が多い、などをたくさん経験しました。
今の年齢で原因不明の体調不良ならわかりますが、その頃はまだ 20代前半ですからね。

そして、30代の前半には、深刻な原因不明の微熱と体調不良に数ヶ月ほど陥ったこともありますが、今思うと、あれも・・・。

もちろん、すべての薬が抗アセチルコリン薬ではないですので、タイトルの「すべての」という表現は間違っていますが、「ほとんど」とは言えると思います。

そして、この高木医師の書いていることは、この本の監修でもある「日本自律神経免疫治療研究会」に所属している医師たちの共通認識だと思われます。

薬漬けは良くないよなあ・・・と、何となくは誰でも思っているわけですけれど、具体的な論拠を知らなかったですので、「それでも薬は効くこともあるし」というようなとらえ方をしていました。

しかし、どんな薬でも、長期的な服用は「必ず悪い方向に行く」ということがわかった気がします。

もちろん、緊急に服用しなければならないような薬はともかく、「薬を飲む機会を減らしていく」ということは大事なことなんだと始めて理論的に知ることができました。

ところで、同じ本に、腎臓内科などが専門の内山葉子さんという女性医師の「健康のために毎日牛乳を飲むのはやめよう」という内容の文章も書かれていて、これも興味深いです。




牛乳を飲むということ

何が興味深いかといいますと、私自身は、牛乳はまったく飲まない人なんですが、自分はともかく、小学校や中学校などでは毎日のように牛乳が出ているわけですが、「子どもたちに毎日飲ませて大丈夫なものなのかな」と思っている部分がずっとあるのです。

大人は何を食べようが何を飲もうが、自己判断と自己責任の世界ですが、学校で強制的に出されるものについては、子どもたちには拒否権はなかなか与えられない面がありますし。

その牛乳を、この内山医師は、

もう「牛乳神話」は崩壊させなければなりません。

というような強い口調で、牛乳の常飲の習慣を非難しています。

興味のある方もいらっしゃるかもしれませんので、その根拠が書かれている部分を抜粋します。

文中に出て来る「カゼイン」というのは、牛乳やチーズなどにふくまれるリンタンパクの一種です。

また、「乳糖不耐症」という言葉が出てきますが、Wikipedia によりますと、

乳糖不耐症とは、消化器系統で乳糖の消化酵素(ラクターゼ)が減少して生じる不耐に関する諸症状のこと。多くの場合、消化不良や下痢などの症状を呈する。

とあります。

では、ここからです。



牛乳は腸の免疫をくずす より
内山葉子

そもそも牛乳はウシの赤ちゃんの飲み物です。そこに含まれるたんぱく質は、人間が消化することのできないα(アルファ)型のカゼインが中心です。そのうえ、人間が飲む状態の牛乳は、加熱殺菌されているため、たんぱく質の分解に必要な酵素も死滅しています。

体に入っても分解できないたんぱく質は、未消化となって腐敗し、腸の中を汚したり、アレルギーの原因となったり、発ガン物質を発生させたりします。

また、日本人の 75%は乳糖不耐症です。このため、牛乳などの乳製品をとると便秘や下痢を起こし、腸の状態が悪化します。

カゼインは、胃の中でミネラル障害を起こすこともわかっています。特に、乳製品は鉄不足を招きやすいので要注意です。鉄は、赤血球やコラーゲンの材料で、酵素活性を促します。不足すると、体が冷えやすく、疲れやすくなります。また、粘膜障害からカゼを引きやすくなったり、胃腸の状態も悪くなります。

こうして、免疫細胞の 70%が存在するといわれる腸が不健康になると、当然、免疫力は低下します。腸が常に荒れているということは、慢性炎症があるということです。慢性炎症は、動脈硬化やガンなど、さまざまな病気の危険因子になります。



ここまでとしておきます。

まだまだずっと続くのですが、中には、

牛乳を飲むと、カルシウム不足を招くことが報告されています。

という記述もあったりして、これらがすべて本当なら、戦後の食育は何がどうなっていたのかというような気もしないでもないです。

この学校給食は、給食の歴史というページによりますと、昭和21年に法令化されて始まったようですが、最初から牛乳(当時は脱脂粉乳)がついていたようです。

昭和22年の学校給食の一例
s22.jpg
給食の歴史


まあ、この学校給食と牛乳の関係は、牛乳神話を疑えというサイトなどを見ても、いろいろな「大人とお金の事情」が絡んでいることがわかりますが、下の図のように、特に、1964年に脱脂粉乳から牛乳となってからの日本人の牛乳摂取量はものすごいものがあります。

milk-2000.gif
アレルギー児と学校給食

1955年との比較では、10倍くらいになっているといっていいのですかね。

このグラフのあったサイトは「アレルギー児と学校給食」というサイトなのですが、戦後の給食の始まりについて以下のように記述されています。


戦後、GHQと日本政府が協議した際、GHQのサムス大佐は米と味噌汁の給食を提案しましたが、日本高官は「給食のために主食を特別に配給することは不可能」と断りました。

その後、牛乳(脱脂粉乳)と小麦(輸入小麦)による給食が始まりました(このことが、現代の食物アレルギー増加の根源となっていると思われます)。(略)

1947年、学校給食開始とともに脱脂粉乳の摂取が始まり、1964年には、脱脂粉乳に代わって牛乳が出されるようになりました。

そして、この頃から日本人の牛乳摂取は急激に増え、約10年後の1975年ごろ、つまり、牛乳を学校給食で飲んで育った子供たちが成人し、次の世代を生み始めた頃から、アナフィラキシーなどの重篤なアレルギー性疾患を起こす子供たちが生まれ始めました。



とあり、ここに書いてあることが正しいのだとすれば、学校給食で牛乳を毎日飲んで育った世代から生まれた子どもたちにアレルギーの子どもたちが多く生まれたということが言えそうです。

私などの 50代などの世代も、小中学校で毎日、牛乳を飲まされていました。まあ、そのトラウマのおかげで、その後、大人になって、まったく牛乳を飲まなくなりましたが。

ちなみに、どのくらいアレルギーの子どもたちが増えたか。

これは、食品起因アナフィラキシー症例という食物などが要因でアレルギー反応を起こす子どもたちの数の推移のグラフが明確にしてしています。

食品起因アナフィラキシー症例の子どもが生まれた年(154例)
food-dependent.jpg


ただまあ、子どもたちにいろいろなことが起きていることは、過去記事の、

日本の未来 : 子どもに関しての、そして、高齢者に関しての統計データから受けた衝撃
 2015年01月28日

という記事や、あるいは、

胎内で200種類以上の汚染物質に包まれながら成長して生まれてくる赤ちゃんたちのサバイバル。そして、生まれてからはフッ素で松果体を破壊される子どもたちのサバイバル
 2015年02月01日

など、いくつかの記事で書きましたように、「現代はいろいろな悪影響をもたらす要因が多すぎる」ということがあり、さまざまな化学物質や、それこそ様々な薬などが一気に台頭してきたのも、1960年代頃からで、何かこう、その頃の時代に何らかの「人類が開けてはいけない箱」的なものが開き始めていたのかもしれません。

それにしても、薬については、これからの人生で考える部分があります。
基本的に「すべて良くない」のですから。

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2015年03月30日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





bogota-hail-1.jpg
Feet of Hail on the Equator in Colombia and Ecuador


今日の本題は、南米の異常気象の凄さをご紹介するつもりなんですが、先日の、

この世の存在は「音そのもの」であるかもしれないことに確信を持てそうな春の夜(2) : シュタイナーが警告した「432Hzではない基本音調の世界は悪魔を勝利に導く」 を体感してみました
 2015年03月28日

という記事で、432Hz のことを書きまして、その後、ふとしたことで検索していた時、

「あ、この人すごい」

と思う内容の文章に遭遇しました。

これもまた「音の話」ですので、ご興味がない場合は、本題の記事が下にありますので、お飛ばしになられて下さい。




二胡(胡弓)に導かれて

最近たまに話題にすることのある 432Hz など「音の」ことに関して、私が上の記事などで書いていることは、すべて、自ら気づいたものではなく、他の方の「知識」から知り得たものです。

文字の情報や画像などの情報として知ったことから始まったことであり、自らで感覚的に獲得したようなものではないです。

教えていただいたり、その情報とふれる機会がなければ、永遠に知らなかったかもしれません。

情報を提示された方がいたから 440Hz より 432Hz の方がいいのかもしれないと思うことができ、あるいは、ライアーを教えてくださった方がいたからこそ、音を実際に聴き比べてみようと思ったという次第で、私自身の自主的な気づきはそこには存在しません。

すべてが他人様のお陰であり、私はその方たちから知り得たことを反復しているに過ぎません。

ところが、今日、あることを検索していましたら、「何の前知識もなく、自分だけの発想で、A(ラの音)は、本来は 440Hz ではなく、432Hz では?」と思いに至った人の文章を見つけたのです。

書かれている方は、女性の(多分、プロの)ピアニストの方だと思われます。

その記事は、「myuのつぶやき」というブログで、その中の 2012年12月21日の 「 432Hz 」というタイトルの記事でした。

ピアノの音程の話を書かれているのですが、音程の具体的な部分は省略させていただきますと、以下のように書かれています。


myuのつぶやきより

今年の始めに「9」は凄い!…という記事を書きました。
音楽にも「9」の法則があるのです。

(略)

そうです。転回する前と転回した後の音程を足せば、必ず「9」になるのです。

音楽と数学はとても深い関係にあります。そして、「9」という数字には何か特別の秩序があるように思います。
音楽理論には、とてつもなく深い秩序があります。
おそらく、地球の構造も、宇宙の構造もそうなのだろうと思います。

ならば、私達が地球で発する第一声がどの人もどの人も同じで、それは何かの秩序に基づくものだとしたら…、
その第一声の周波数はやはり意味のある数字であるはずだと、私は考えます。
440という数字は不完全です。ピントがずれているような気がします。

2と3の倍数で出来ている数字…432…これが本来のA音ではないかと、私は予測を立てています。

人の煩悩は108でしたね。108×4=432ですね。
108も「9」のグループですから。もちろん432もそうです。
今まさに地球は、魚座の時代を終えて、水瓶座の時代に入ろうとしています。
これから2160年間、水瓶座の時代は続きます。2160…「9」のグループですね。

432Hz……これは、私のただの第六感です。
でも、私はそう信じています。
確かめる方法を探しています。



ここで、この方が書かれている数字のことは、「数秘術」というものとの関連だと思います。それは、2桁以上の数字は、すべて1桁になるまで足していくというものです。

432 なら 4 + 3 + 2 = 9 というようなことです。

さて、そして、翌年6月の記事を見ますと、この方が、432Hz に特別な意味があることを「知らなかった」ことを知ります。


2013年6月5日の記事 仲間がいっぱいで、びっくり(*_*) より

半年前に、「432Hz」という記事を書きました。
それ以来、「432Hz」というキーワードで、このブログにたどり着いて下さる方が、後を絶ちません。
ウン??…と不思議に思って、つい先日、私も「432Hz」で検索してみました。

そしたら、びっくり仰天です(*_*)
830000件の記事が出てきました!。グーグルだけでなく、ヤフーでも検索しました。やはり、828000件の記事が…。

不覚にも私は今まで、「432Hz」で 検索した事がなかったのです。

A音の正しい周波数は「432Hz」だと思っている人がいっぱい存在していたのです……。びっくり、びっくりです!



やはり、この方は、432Hz の周波数に関しての事前の知識がなかったのでした。

「この人すごーい。自力で A = 432Hz に辿り着いて・・・」

と感じ入った次第です。

他の記事を見てみますと、多分ですが、この方は、ランフォア(藍花)という音楽デュオで活動されている方のようで、また、それは、二胡という楽器とビアノによるデュオのようです。

この二胡というのは、胡弓とも呼ばれる下のような中国の伝統楽器です。

nico1.jpg
清水スクール

二胡に関しては、 今から 30年くらい前に、向井千恵さんという二胡を使った日本人音楽家の曲で知って以来、その音に興味があり続けているものです。

この二胡は、文字どおり「2本の弦」だけの楽器で、単純なだけに複雑な演奏ができる面があります。432Hz のことを考えていた時、この弦楽器なら、わりと簡単に 432Hz の調弦で演奏できるのではないかなあと、「二胡 432Hz」というキーワードで検索していましたら、上の方のブログ記事を見つけたのでした。

そういえぱ、ずいぶん昔のクレアなひとときの記事で、米国のエポック・タイムズに載っていた二胡に関しての記事を翻訳したことがありました。そこに以下のような記述があります。


シンプルかつ神聖な楽器: 二胡より

nico-02.gifはじめて二胡を見た人は、その単純な構造に驚くだろう。そして、たった2本の弦でその音が出されているということに胸を打たれるはずだ。

二胡は演奏で和音を使わないので、メロディを作り出すために最適であるばかりではなく、さまざまな感情のささやきを表現できる。それは泣くことやため息や、そしてお喋り等を模倣する。

また、馬のいななき、雨の音、嵐の音や風などの音を表現できる。

これらにより、二胡ではたくさんの感情表現をおこなうことができ、多くは、幸せや喜び、そして陽気さを表現する。

また、自然と祖先の歴史をも表現できるのだ。



やはり、ライアーなどもそうですけど、こういう二胡のような楽器と日々接していると、「音」に対しての考え方も違ってくるのかもしれないですねえ。

私などは、数十年間、ギーギーガーガーした音楽ばかり聴いていましたし(今でも聴いていますが)、電子楽器などでは「わざとノイズになる方法を考えたり」していたような生き方の人ですので、音から気づかされることも少ないのかもしれません。

それにしても、二胡にしても、ライアーにしても、別に演奏者の性別が定められているわけではないですが、どちらも女性の演奏が似合います。

というわけで、ここから本題です。

今、南米が何だかものすごいことになっていて、それを少し前からご紹介しようと思っていました。




エクアドルとコロンビアに現れた「氷の世界」

とりあえず、今回ご紹介する場所と出来事を地図で示しておきたいと思います。

south-america-03b.gif
Google Map



コロンビア・ボゴタ

南米コロンビアの首都ボゴタの「雹(ひょう)での壊滅的な被害」に関しては、

コロンビアの首都ボゴタを信じがたい雹(ひょう)嵐が襲い、洪水と建物被害で緊急事態発令
 2015年03月26日

という記事でもご紹介しましたが、その後、ネットに新たな写真が次々に投稿され、ボゴタの状態がすさまじいものだったことがわかります。冒頭の写真や下の写真も、その時の様子の一部です。

bogota-hail-2.jpg
Feet of Hail on the Equator in Colombia and Ecuador

コロンビアでの報道では「 60センチの雹が積もった」とありましたが、写真を見ると、場所によっては、それを越えている感じがします。



エクアドル・キト

この「とんでもない雹」は、2月の中旬に、コロンビアのお隣のエクアドルの首都キトでも降っていました。

quito-1.gif

▲ 2015年2月16日のエクアドル・タイムズより。


上の報道写真の後ろのほうにいる若者らしき人たちの格好を見ていただきたいんですが、半袖とか半ズボンとかで、その時の大体の気温が察せられます。

quito-02.jpg


雹はどちらかといえば、夏に近い季節に降りやすいものですので、上のような格好も不思議ではないのかもしれないですが、この降り方は壮絶すぎ。

そして、さらに南に行き、チリの「世界で最も雨の降らない地域」で起きたこと。



チリ・アタカマ砂漠

このチリのアタカマ砂漠というのは、

アタカマ砂漠 - Wikipedia

アンデス山脈と海岸の山地によって湿った空気が遮断されているため世界でも最も乾燥した砂漠であり、40年間まったく雨が降らなかった地域もある。

という場所です。

3月25日、そのアタカマ砂漠が「信じられない豪雨」と「大洪水」に見舞われるという、有史時代で起きたことがないのではないか、というようなことが現実に起きています。


流されそうになっている少年を助けようとする男性
a-floods-01.jpg

▲ 2015年3月27日の英国 BBC ニュース Peru & Chile devastated by flood torrents より。


洪水で破壊された町
atacama-floods-01.jpg

▲ 2015年3月26日のユーロ・ニュースより。


この洪水は雨によって起きたものですが、

7年間分の雨量に相当する雨が 12時間で降り落ちた

のだそうです。

多分、このあたりの人々は水不足を考えることはあっても、「洪水対策」などは考えたこともなかったはずで、多くの家、橋、道路などが破壊され、3月25日の時点で、7名の方が亡くなっています。

そして、ブラジルでは中央部のパラー州イタイトゥバという町で、豪雨による洪水で道路に巨大なシンクホールが突如開き、そこにバスが転落する瞬間が映像に収められています。

bus-brazil-01.jpg

euronews

この事故は、事前に運転手が異変に気づき、乗客を全員バスから降ろしましたので、全員無事でした。しかし、バスはそのまま川へ流されていきました。

下がユーロ・ニュースの映像です。




これらのあまりにも激しい気象そのものも壮絶なのですが、しかし、「何かおかしい」と思うのは、例えば、そもそも、チリとブラジルで現在問題となっているのは、「圧倒的な水不足」なのです。

ブラジルの一部では、そろそろ深刻な事態となる日が迫っています。

brazil-water-shortage.gif

▲ 2015年03月17日の記事「ブラジルで続く深刻な干ばつにより、首都サンパウロで6月にはすべての水が枯渇する可能性を政府が発表」より。


上の記事で、米国 RYOT の報道を翻訳しています。

抜粋しますと、


米国カリフォルニアの干ばつのひどさは、 NASA の科学者たちが「あと1年しか水はもたない」と推定しているほどだが、ブラジルのサンパウロはもっとひどい。

サンパウロ州では、過去 80年で最悪の干ばつが発生している。

今の状況が続いた場合、サンパウロでは、6月頃に水がなくなるだろうと予測されている。そして、今から2年半はその状況が続くという。これは、ブラジル政府が独自に計算した推定値だ。

AP 通信は、「サンパウロ周辺の 2000万人へ水を供給する貯水池は、今年2月に驚くべき水量の低下を示し、現在は 8.9%しか貯水されていない」と報じた。

政府は、雨不足が継続した場合、事態はさらに深刻になる可能性があるという。



とありまして、極端な水不足、つまり「雨が降らないこと」が、まずは大きな問題のはずなのに、各地で先ほどのような信じられない規模の豪雨と大洪水が発生しているということに、「何かおかしい」と感じてた次第です。

まあ、「おかしい」も何も実際に起きてしまっているわけですから、その現実を認識するしかないのでしょうけれど。

そして、雹。

この雹というのは、以前から、とても「象徴的」な気象現象のような気もします。
何の象徴というような具体的な意味ではなく、「荒れること」に対しての代名詞としての感じ程度の意味です。




ますます過激になる雹

昨年の6月にゲリラ豪雨が雹となって、東京の三鷹市などに大量の雹が降ったこことが話題となったことがありましたが、今の南米の雹は、その積もった量が比較にならないです。

雹は、昨年くらいから「量が異常」なものとか「大きさそのものがすごい」という系の報道が多く見かけます。


2014年3月14日 エリトリアの首都アスマラ
eritrea-bighail2.jpg

▲ 2014年03月18日の記事「直径1メートル以上のヒョウ(というより氷爆弾)が雨あられと降り注いだエリトリアの光景…」より。



2014年7月2日 スペインのアルマサン


▲ 2014年07月04日の記事「アーサー王の名を持つハリケーンの襲来と共に始まった 2014年のアメリカ独立記念日…」より。



2014年7月14日 ロシアのウラル地方
ural-hail-top2.gif

▲ 2014年07月16日の記事「気温40度の中に降った爆撃のような雹。そして、「世界の終わり」という地名がつくシベリアに突然開いた巨大な穴」より。


ところで、今回の記事の主要な舞台であります「南米」という場所は、何年か前から「地殻変動」の方で何度も記事に登場した場所でもあります。




地殻変動も劇的だった中南米

2011年1月の「原因不明の地割れと地滑りで破壊され「7日間で地図から消えた」コロンビアの町」という記事以来、南米から中南米では、下のような出来事が連続して起きました。

south-america5.gif

▲ 2011年07月22日の記事「中南米の「地殻変動ライン」: メキシコの地割れとグアテマラのシンクホールの位置」より。


2011年1月に「地殻変動で町が消滅してしまった」コロンビアのグラマロテという町の写真の中には、

「欠けた五芒星」が廃墟に浮かんでいる。

などというものがあったりしました。

下の写真がそれです。
建物と建物の間に浮かんでいます。

g-1-8d5bc.jpg

過去記事より。

これは、時期的にクリスマスの後くらいですので、おそらくは、クリスマスの装飾用イルミネーションが壊れたまま電線にひっかかった状態となり、このような光景が出現したと思われますが、それにしても象徴的な光景でした。

見ようによっては「欠けた五芒星が空から落ちてきた」ようにも見えたからです。

この五芒星というのは、五芒星 - Wikipedia によりますと、


Pentagram2.gif

図において、青の線分と赤の線分の長さの比、同じく緑と青の比、紫と緑の比は一定の値を取る。これは黄金比と等しい。

古くから黄金比で構成されている図形は美しいとされており、単純ながらも黄金比を数多く含む五芒星は美しい図形の代表格とされた。



ということで、五芒星というのは、「この世で最も美しいもののひとつ」ともいえるもののようなのですね。

そういうものが、町が消滅するという激烈な自然災害の現場に「欠けて浮かび上がる」という象徴性はいろいろと考えさせてくれたものでした。

いずれにしても、今の南米は(北アメリカもですが)非常に極端な気象に見舞われていると言っていいと思うのですが、では、こういうことが世界全体に波及していく過渡期にあるのかどうなのか。

たとえばですが、東京や大阪のような大都市に、ボゴタに降ったような、とんでもない雹の嵐が起これば、都市の機能は著しく損なわれると思われます。電気化や無線化などで高機能化した都市ほど、自然災害の影響は甚大になりやすいはずですので。

しかしまあ、そういうような可能性というのはあるのかどうかというようなことは、実は誰にもわからないのですよね。

最近の報道で、

「今年、ふたつのエル・ニーニョが発生するという経験をすることになるかもしれない」

というものがありました。

double-elnino.gif

▲ 2015年3月22日の PRI より。

こちらに関しては、まだ予測として曖昧な感じですので、今回はご紹介いたしませんが、仮に、そういうことが起きたとすると、

・異常に暑い地域
・異常に低い気温の地域
・異常に雨の多い地域
・雨がまったく降らない地域
・雹
・台風やハリケーン


などが、「同時に」いろいろな地域で、無秩序的に展開する可能性もあります。

それに加えて、今後は太陽活動が段階的に弱くなっていく時期ですが、太陽活動が弱まると宇宙線量が増え、雲の量が多くなるため、これも気温や気象に影響を与える要因になると思われます。

今の日本は比較的穏やかな天候が続いている地域が多く、私の住むブエノスアイレスでも(そうなのかよ)いや、所沢でも穏やかな日々が続いています。

まさに「絵に描いたような春」なんですが、こんなままの穏やかな日々がこれからも続いていくのかなあ、ということに関しては、どうも疑わしい部分もあります。

どうなりますかね。

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2015年03月28日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





前記事:宇宙の創造…ひも理論…432Hz…528Hz…ライアー…:数々のシンクロの中で、この世の存在は「音そのもの」であるかもしれないことに確信を持てそうな春の夜 2015年03月22日


432ヘルツと440ヘルツの音の水の振動の紋様の違い
watersound-432-440.jpg
Collective Evolution



身体の大半が「水」である人間への音の影響

最近ご紹介する機会の多い『ウォーター・サウンド・イメージ』と関連しまして、非常に興味深いというか、興味を湧かせてくれる動画を見つけました。オリジナルは十数分あるものですので、そこから 30秒ほど抜粋してご紹介しますので、ぜひご覧いただきたいと思います。

いわゆる「グラス・ハープ」と呼ばれている、水を入れたグラスで音を鳴らす方法での演奏シーンです。グラス・ハープそのものは、特別珍しいものではないですが、「そのグラスの水の中で何が起きているか」までは考えたことはありませんでした。




大変に美しい音色ですが、実はこれは、どうやら「水に音が与える影響」」についての講演会的な会場での演奏のようなんです。

オリジナルは YouTube にありまして、動画のタイトルは、ドイツ語で Wasserklangbilder とあり、これは英語にしますと「ウォーター・サウンド・イメージ」となります。

どうやら最近は、下のように「グラスの中の波形やウォーター・デザイン」を、グラス・ハープの演奏と同時に映しだして演奏するというようなこともよくおこなわれているようです。

Glasharfe.jpg
stadtgmuend


下の写真はあくまで例えで、実際のグラス・ハープのものではないですが、上のような美しいグラス・ハープの音色が鳴るグラスの中の水は、それぞれが独自の紋様を作り出しているということなんです。つまり、この演奏法は、「様々な音」だけではなく、「様々な形(世界)」も水の中に作られているということが非常に興味深かったのでした。

water-sound-02.jpg
Google


さらに、違う動画でもとても注目するものがありました。

水への振動の音の高さを変化させながら、その場合の紋様の変化を短く紹介している動画でした。
その動画の途中で、以下のような「変化の状態」があったのです。

ws-01.jpg


ws-02.jpg


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Alexander Lauterwasser Water Sound Images


「ひゃあ、なんかが出来そうになってる」

と、窓を開けて大声で叫びました(キ・・・)。まあ、それはウソですが、この「何かが造り出されている感」というのは、いろいろなものを彷彿とさせるものきがあります。

細胞分裂 … 受胎 … 恒星の誕生 … などのこの世のいろいろな「創世」が思い浮かびます。

『ウォーター・サウンド・イメージ』の著者アレキサンダー・ラウターヴァッサーさんは、ドイツの方なんですが、そのせいもあるのかどうか、ドイツ語でアップされている動画が多く、ドイツでは、それなりに数多く認識されているということなのかもしれませんね。

最近は他にも写真なども含めて、いろいろと「水の形に変化が起きて、何かの形ができていく様子」などを見まして、その中には、キレイな形を描くものもあれば、グチャグチャな感じの「カオスな形」(崩壊したような感じの模様を描く)というようになっていくものもあります。

ですので、「美しい形が作られていく音」があると共に、

「形を崩壊させる音」も存在する

ようです。

形を崩壊させるのですから、人間の体(細胞等)も崩壊させ得ると思います。

そして、そういうものを見ていると、

創造するのも、創造された形を元のカオスにまで破壊させるのも、どちらも音なのかもしれない。

と思ったりもしますが、しかし、「この世の創造」というような大きな話はともかくとしても、「人間の体は基本的に水で作られているようなもの」ということを思い出します。

そして、上の様々な紋様は、すべて水にうつったものです。

ですので、このような「音からの影響」は、人体も直接的に受けていると考えてもいいかと思います。

つまり、

私たちは、常に体全体に音の振動と、その音の周波数の影響を受けている。

ということです。

この人体と水の関係ですけど、「若ければ若いほど体内の水分が多い」です。

これに関しては、人の体は何%の水で出来ている?というページによりますと、


人間の体は約60%は水でできています。 ちなみに胎児は体重の約90%、赤ちゃんはは約75%、子供は約70%、成人では約60%、老人では50%と年齢によって分かれます。


と、お腹の中の赤ちゃんは「 90パーセントが水分」だそうです。つまり、赤ちゃんはほぼ全身に音の影響を受けやすく、そして、多分は(まだ成長の途中なので)、大人と比べて、かなりストレートにその影響を体に具体的に受けやすいものだということが言えるかもしれません。

現代の赤ちゃんは、過去記事、

胎内で200種類以上の汚染物質に包まれながら成長して生まれてくる赤ちゃんたちのサバイバル…
 2015年02月01日

にありますように、胎内においても、化学物質などにより、かなり過酷な環境にあることがわかりつつありますけれど、ここに加えて、「音」もかなり重要であるという感覚があります。

とはいえ、胎内に関していえば、お母さんのお腹の中の音というのは、お母さんの心臓音や体内の臓器の様々な音なども加わっていて、基本的には「ノイズ」ですので、外から良い音や音楽を流したところで、中の赤ちゃんに伝わるのかどうかは不明ですが、さきほどの写真のように、

「音が形を作っていく」

ということは事実といえそうでして、つまり、胎内の赤ちゃんは、脳や内臓や免疫系などに関しても「作られていく過程」にあるわけですから、ちょっと意識しても良い部分なのかもしれません。

まあ、できるだけ良い音(ただし、良い音が何なのかは正確にはわかりません)の環境を心がけるのも悪いことではないかなとも思います。

よく胎教とか、胎教用音楽とか育児用音楽とかありますけれど、それらに意味があるかどうかということ以前の問題として、後述しますが、「現在はどんな素晴らしいようにきこえる曲でも、ほぼすべて基本音が 440Hz となっているので、結局は大した良くはない」ということにもなりそうです。

まあ、胎内にいる時はともかく、少なくとも、生まれた直後には、もう外の世界で音を聴き始めるのですから、「生まれたばかりの頃の音環境」というのは大事なのかもしれません。

(こういうこともっと早く知っておけばよかったなあ)

手近なところでは、YouTube などでもたくさん聴ける先日ご紹介できました「 432Hz = A (ラの音)」として調弦するライアーという楽器の音楽はいいと思います。

ライアーの音色

リラ・コスモスさんの演奏する「風の谷のナウシカ」

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シュタイナーが警告していた「 432Hz ではない基本音調は悪魔的社会へと導く」こと

先ほども書きましたが、現実的には、現代の社会では、「 432Hz を基本とした音調を持つ音楽をいつでもどこでも聴き続けることは大変に難しい」という事実があります。

それは、現在、ほぼすべての音楽の楽器においての調律は「 440Hz = A (ラの音)」となっているからです。

冒頭に「432Hz と 440Hz」のウォーター・サウンド・イメージを載せましたけれど、写真右側のあまりきれいではない紋様を描くほうが 440Hz です。

440Hz より 432Hz の方が良いという概念は、知識としては、よく記されているものを見ます。

たとえば、Collective Evolution という海外サイトの 2013年12月21日の記事は、「音楽を 432Hz に変換すべき確かな理由がある」というタイトルで、ここには、ルドルフ・シュタイナーの


「 A=432hz に基づいた音楽は、霊的自由へ人々をいざなうでしょう。人間の内耳は A=432hz に基づき構築されているのです」


という言葉が紹介されていたり、あるいは「 432Hz の音楽家」として知られる、ブライアン・T・コリンズ( Brian T Collins )の言葉、


私自身の観察から、A=432hz の倍音のいくつかは、ソリトン波(伝播している孤立波の形状、速度などが不変であるパルス状の波動)の一部の自然のパターンの共鳴と合わせて一列に並ぶように見える。


というような、ちょっと難解な言葉なども載せられていたり、さらに、記事には、


432Hzは、数学的に宇宙のパターンと一致していると言われている。最近の研究では、432hz を基本音としたチューニングが、光、時間、空間、物質、生物の磁気や DNA配列、そして意識の特質を統一することを明らかにした。


という記述までもがあります。

まあ、さすがにここまでくると、ちょっと怪しげですが( DNA 配列と意識の統一が研究や実験で証明されるとは考えにくいですので)、しかし、どこまで研究が進んでいるかとは別としても、やっぱり「良さげ」な感じはしますが、実際のところはどうなのか。

ところで、さきほど、シュタイナーの言葉を載せましたが、シュタイナーは、この「基本調律」については、もっと厳しい言葉を記していたそうです。 THE IMPORTANCE OF 432HZ MUSIC432Hz 音楽の重要性)というサイトに、以下の記述があります。

ちなみに、原文では、C=128hz とありますが、これは A(ラ)=432hz でのC(ド)のことですので、ここでは、A=432hz と記します。


steiner-230.jpg

432Hz に関して、比較的有名なことだが、ルドルフ・シュタイナーが 100年以上前に、以下のような警告を発していたことが知られている。

「音楽において、 A=432hz 以外を使うことは、『ルシファーの夜明け』と『アフリマン』の貪欲なパワーを西側にもたらす可能性がある」とし、シュタイナーは、432Hz は、キリストの意識と天使の太陽のエネルギーと関係することに言及している。

A=440Hz と A =432Hz の違いは、毎秒たった 8周波の小さな違いでしかない。

しかし、その違いは人間の意識の経験の中で、知覚の差として現れ、私たちは「存在」という概念を共有できるのだ。



これも何だか難しいですが、シュタイナーの言う「ルシファー」はキリスト教の悪魔、「アフリマン」はゾロアスター教の悪魔です。

ルシファー - Wikipedia

ルシファーは、明けの明星を指すラテン語であり、光をもたらす者という意味をもつ悪魔・堕天使の名である。正統キリスト教において、堕天使の長であるサタンの別名であり、魔王サタンの堕落前の天使としての呼称である。

アンラ・マンユ

アンラ・マンユ、またはアフリマンは、ゾロアスター教に登場する悪神。

シュタイナーに言わせれば、現在の 432Hz が基本ではない音調は、「それら悪魔のパワーが増す社会となる」というように、100年以上前に警告していたようです。

どうやら・・・そのシュタイナーの警告は実現しているのかもしれませんが。




「 432Hz と 440Hz の比較」を体感してみました

というわけで、理屈ではいろいろと言われているものですが、実際にその音を聴き比べててみてどうなのか。

440Hz と 432Hz は、音の差だけでいえば、わずかです。

432Hz の方がやや低いですが、完全に別々に聞かされた場合、音に詳しい方以外は、どちらがどちらだか聴いてもわからない程度の差だと思います。

それについて、ギターの調律のAを 440Hz と 432Hz にして、比較している動画がありますが、これを見た(聴いた)時には本当にやや驚きました。体感でわかるのです。

オリジナルは、

440 hz vs. 432 hz - my guitar experiment

という動画ですが、一部だけでもぜひ聴き比べていただきたいですので、数十秒抜粋してみました。

本当に一瞬で気づくほどの差を多分、体感できると思います。

440Hz と 432Hz の差(アコースティックギター)


どうでしょうか。

体感の違いを感じられたでしょうか。

もちろん、人によって違うと思いますけれど、私の場合は、

432 Hz の音が鳴った途端、体の緊張が解かれる感覚になる

440 Hz では、一瞬小さなリキみのような緊張が走る

というのを一瞬で感じました。

何度聴いても、そのようになります。

いろいろと先に知識などを持って聴いているせいで、「構えて聴いているからかな」とも思いましたが、何度聴いても、そのようになりますので、体感への影響は多少なりともあると確信を持てます。

ただ、この違いを体感して思ったんですが、

仮に現在の世界の基準調律音が 432Hz だった場合、ロック音楽は生まれなかったかもしれない。

という思いにも駆られます。

ロックにも様々ありますけれど、その基本は「緊張」と「攻撃」を軸にした音楽で、上で体感できるような「 432Hz =リラックス」的な基本音とその倍数音が主体だった場合、パンクやハードロックなどの音楽は生まれにくかったように思います。

実際、ロックの発展の歴史と「 440Hz の採用の歴史」は、わりとリンクしていることがわかります。

その歴史に関しては、基準周波数A=440Hz って何?というサイトによりますと、432Hz は、19世紀にヴェルディが提言して、イタリア政府が公式に採用したところから始まったようです。


基準周波数Aが 432Hz から 440Hz へと移行した歴史

1884年 432Hz イタリア政府によって制定
1925年 440Hz アメリカ政府と団体によって制定
1939年 440Hz ロンドン国際会議によって制定



432Hz を葬ったのはアメリカ政府だったようです。

そして、その後、1953年に ISO (国際標準化機構)によって、440Hz が国際基準値として決められ、ここにおいて、すべての国の基本調律は 440Hz となりました。

ロック音楽が本格化したのは、ロックンロールがポピュラーとなった 1950年代からです。
こちらもまたアメリカで始まりました。

もう少し正確に書けば、「ロック時代」という概念は、一般的な見解では、1954年に発売されたビル・ヘイリーという人の「ロック・アラウンド・ザ・クロック」がビルボードチャートで1位を記録した時から始まるとされていますので、1953年の 440Hz が国際基準値とされた直後から、ロック時代が始まったといえそうです。

ビル・ヘイリー / ロック・アラウンド・ザ・クロック( 1954年)



その後、世界全体として「ロック時代」に突入していきます。

まあ、私なんかもずっとロックを聴いていたわけですけど、ロックの種類もいろいろとありますが、基本的には確かに攻撃性の強い音楽ですので、若者も攻撃的になりやすくなる面は非常にあります。

ヘヴィメタル系の「悪魔的サイド」を売りにした中でのロックスターに、オジー・オズボーンという人がいますが、彼は昔、テレビで、


「音楽は暴力を助長しない。攻撃性を高めるものだ。そのふたつはまったく違う。良いことを教えよう。攻撃性こそ成功の鍵だ。それが、アメリカ流ってやつさ」


というようなことを言っていますが、440Hz 、ロック、攻撃性こそ成功の鍵、というのは、現代の「アメリカ的社会」を象徴することで、このアメリカ的社会が、日本も含めた多くの社会構造となっているという面はあるかと思います。

そりゃまあ、世の中も荒れますよ。

ロック音楽には、シュタイナーが警告していた「悪魔の世界」と近い性質を持つ要素が含まれていることは、若い時代からロックにどっぷりと浸かっていた私から見ると、それは否定できません。

それにしても、今回の記事を書いている途中で何度も「なるほどねえ」と頷いていました。

たかが基本調律と思っていましたけれど、今書きましたロックのことにしましても、いろいろなことの間の説明がつくのです。いろいろと世の中の仕組みは、いろいろとあるのですねえ。



432という数字のこと

他にも 432Hz というより「 432 という数字」について、興味深いことがあるのですが、今回は映像とか画像とか、いろいろ作業で時間がかかってしまいまして、時間がなくなってしまいました。

METATRONIC METALOGUE というブログの「432について(2)…随所に見られる432の倍数」という記事に参考になることが書かれていますので、そちらをご参考いただければと思います。

その記事から少し抜粋しますと、

432という数は単に60倍しただけで25920と惑星歳差運動周期の年数になる。この432という数やその倍数は、天文学、神聖幾何学、聖書やバガバッド・ギータなどの謎多き作品や、ピラミッドその他の古代の聖地がある多くの地域の正確な経度と緯度などと驚くほど関わりがあることは事実である。

グラハム・ハンコックは『神々の指紋』の中で、宇宙規模の大変動について全ての知識を網羅して語られているという古代中国の伝承書物の数が432巻であると語っている。

10800連、40音節からなるインドの聖典リグベーダの全音節数は432000音節だ。北欧神話に出てくるヴァルハラの戦士の数は43200である。

太陽が歳差運動により60度(黄道の星座2つ分)移動するのに必要な年数は4320年である。マヤの12トゥン=3/5カトゥンは4320日(木星の公転周期にも近似)であり、そのまた10倍の43200日は6カトゥンである。エジプトにあるギザの大ピラミッドは地球の北半球の1/43200の縮図になっている。

他にも、この数に関してのいろいろなこと、中には「不思議」とさえ感じることも含めて、書かれてあります。

何かこう 432 という数字は、予想以上に非常に大きな意味を持つもののようですが、壮大な話のほうはともかく、現実生活の中に 432Hz を基本音とした音楽をどのように取り込んでいくかということも「一種のサバイバル」として必要な時期に来ているのかもしれません。

そして、このことは未来の生活に向けて重要な要素を含んでいることかもしれないです。

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2015年03月22日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




この記事の続きは、シュタイナーが警告した「432Hzではない基本音調の世界は悪魔を勝利に導く」 を体感してみましたとなります。


102.528ヘルツの音の振動で水に現れる紋様
102-528-Hz.jpg

▲ 14本の放射軸が描かれますが、この規則性は絶対的なものだと思われます。そして、すべての音(周波数)には、それぞれ固有の形が存在していることが実験でわかるのです。さらに、この世には、その「音(周波数)」は「無限」に存在します。写真は、あとでご紹介しますが、『ウォーター・サウンド・イメージ』という本からのものです。



お礼と音をめぐるシンクロ

昨日(3月21日)は、ヤスの備忘録のヤスさんとのジョイント講演会でした。

多くの方々にご来場していただきまして、講演会後にお話ができたり、何名かの方とは打ち上げにも行くことができました。また、いろいろなものをいただきまして、ありがたいやら申し訳ないやらで、ここでお礼を言わせていただきたいと思います。

肝心の講演のほうは、 In Deep の記事さながら少しずつ話が脱線していく中で、最終的にはカオス的な崩壊を見せて終わっていくという「世界の終わり」のような混乱を見せたものとなってしまいましたが、しかし、私はこの 3月21日という日に経験した、

「音をめぐるシンクロ」

に今でもとても驚いています。

発端は、528Hz の音叉だったんです。

以前、

ソルフェジオ周波数 528Hz に石灰化した松果体を正常に戻す可能性がある? あるいはそこから導かれる「隠されたマルコによる福音書」の記述にも励まされ
 2015年02月07日

という記事で、528Hzの音叉を購入したことを書きました。

tuning-folk.jpg
あわうみ

それ以来、記事ではあまり音叉のことにふれていないのですけれど、実際のところ、今の私は「音叉フリーク」となっていまして、2本目まで購入していて、遠出する時には持ち歩いています。

そのぐらい実感的な「感覚」があるのでした。

とはいえ、「感覚」と書きましたように、こういうことを記事などで、あまり「効く、効く」と書いてしまっても、「感覚的に効かない」という方があった場合など、ご迷惑がかかるかと思いまして、あまり記事には書いていないのですけれど、まあ、しかしですね、528Hz の音叉は良いものです。

よく言われる「 528Hz は DNA を修復する」 ということについては体感も実感もしようがないので、その真偽はわかりません。

しかし、DNA はともかく、「体の部位そのものが修復される」のは、かなり迅速に実感することができます。

また、 528Hz の音叉は、うちの子どもが大変気に入っているだけではなく、頭痛がする時とか(自家中毒などで)気分が悪い時など、528Hz の音叉の柄を頭にふれているだけで、スーッと寝入ることもあります。

あと、効く効かないに関しては、経験としては「ツボ」で試すのもわかりやすいかもしれません。

ツボはインターネットなどに図などがたくさんありますが、指などで押して痛いところは、そのツボの意味する器官や臓器が弱っていたり痛んでいる、という可能性があるわけですが、私は肝臓のツボだとか、あるいは、めまい系のツボだとか痛いところがいくつかあったのですが、1日何回か気づいた時にツボに 528Hz の音叉の柄を当てたりしているうちに、痛みが消えた部分はかなりあります。

もっとも「本当に修復されているのかどうか」ということは、医学的に検査してみないとわからないのでしょうけれど、本人が修復感を感じているのなら、それで十分なのかなと思います。

それはともかく、昨日の講演会の日も、遠方であることと、「それにせっかくだし、皆さんにも音を聴いてもらおうかな」と、528Hz の音叉を持っていったのです。




世界は音で創造され、今でも世界は「音そのもの」もかもしれない

会場は東京の飯田橋という場所にある出版社ヒカルランドさんのセミナールームだったんですが、講演前に、社内で音叉を取り出していましたら、ヒカルランドの社長さんが、その私を見て声をかけてくださいました。

社長さん「音叉にご興味あるんですか?」
わたし 「ええまあ。詳しいわけではないですけれど」
社長さん「だったら、いい本があるんですよ。ちょっと待っててください」


と言って、社長さんは、会社の奥から一冊の本を持ってきてくださいました。

それは、ドイツ人のアレクサンダー・ラウターヴァッサーという人が記し、マサチューセッツ工科大学で量子力学の博士号をとっている増川いずみさんという方が翻訳された『ウォーター・サウンド・イメージ』という本でした。

water-sound-images.jpg
Amazon

最初は「ふーん」と、それほど乗り気なくページを開いたのですが、ほんの 10秒ほどだけ眺めた後には、「足下が震えるほどの衝撃」を受けたのでした。

この本は簡単にいうと、

すべての音(周波数)は、水にそれぞれ固有の形を表示する。

ということが膨大な写真と共に書かれているもので、冒頭に載せました102.528 Hz の音の振動によって現れる紋様もそのひとつです。その他にも何百枚という枚数の写真と共に説明されています。


34.35ヘルツの音の振動で水に示される形
34-35Hz.jpg


24.25ヘルツの音の振動で水に示される形
24-24Hz2.jpg


そして、驚くのは、それら、さまざまな音(周波数)が作り出す紋様は、

・花びらの形や植物の形
・紋様を持つ生物(カメの甲羅など)の紋様
・対称形を持つ様々な生物(クラゲなど)


あるいは、原子波動や多面体物質など、「この世にある多数のもの」と一致する場合が多数見られるのです。

例えば、ほんのひとつの例として、冒頭に貼りました「 102.528 Hz の音の振動によって現れる紋様」で、それと同じ放射を描くものとして、以下のようなものがあったりする、というような感じです。

102.528 Hz の音の振動によって現れる紋様
102-528Hz2.jpg


自然の中での水の渦巻き模様
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珍しい左の回りのカタツムリとサボテンの一種
kata-saboten.jpg


それと、圧巻は、「花の形」です。

もうまさに「どの花の形も何らかの音の周波数の振動で示される形との一致がありそう」というほどの感じです。

そういえば、シュタイナーは『いかにして高次の世界を認識するか』の中で、

「自分が美しいと感じた花の様子を真剣に詳細に観察すること」

を訓練のひとつとして書いていましたが、これは、花の形を見るということは、その音(周波数)を「形」として見ていることと同じという意味も含まれているのかも知れません。

また、これはこの本にそう記されているということではないのですが、私自身は、さらにもう少し大きな紋様、たとえば、

・地球の渦(雲や海など)
・銀河や太陽系の渦
・さまざまな天体の形


などにも、音(周波数)の描く紋様のどれかが参照されているように見えて仕方なかったのです。


この本を見せていたただいたのは、もう講演会の始まる5分くらい前だったんですが、私は、ブルブルと感動に震えながら、本と写真を見ていましたら、社長さんが、

「お気にいりになったのなら、それあげますよ」

と言って、私はこの本をいただいたのでした(ラッキー)。

講演会は「こういうようなことを話してみる予定であります」というような一応の簡単な計画性はあったのですが、この本を見た途端、それらの計画はすべて飛び去りました

そして、講演会の会場に入るや否や、

「皆さん、もうこれですよ! これ! 世界はこれでしたよ!」

と本を広げてを頭上に掲げて会場を歩き回る(狂気の世界)というようなことになるほど、私は興奮していたのですね。

ちなみに、この本の文章の内容は、まだ一部しか読んでいませんが、単なる写真の説明ではなく、物理学的なアプローチ、あるいは、歴代の哲学者や科学者たちの「この世の存在の真実」についての見解や推測が数多く書かれているものです。

たとえば、ドイツの詩人であり哲学者にノヴァーリスという人がいるそうですが、以下のような言葉を残しています。


ノヴァーリスの 1968年の記述より

すべての空間に存在する形は、水晶から人間に至るまで、動きをさえぎられた音として説明できないだろうか? したがって空間的な形は音楽の表象的な表れにすぎないのでは?


これ・・・ノヴァーリスという人が何を言おうとしているのかおわかりになりますでしょうか。

> 空間に存在する形は、水晶から人間に至るまで、動きをさえぎられた音

これは、多分は、

この世にある「形は音そのもの」なのではないか

と言っていると考えてよいのだと思います。

もっといえば、現実の世界の中では「私たちは形があるものを『モノ』として認識する」と思います。もちろん「形 = 存在」ではないのですが、現実的な問題として、

「モノは音そのものだ」

と言っていると考えていいのではないかと思います。

さらに、ノヴァーリスは、『断章1』という著作の中で、


人間だけではなく、宇宙も言葉を話す。すべてのものは言葉を話している。無数の言葉を。


というようなことを記していますが、このフレーズを聞きますと、『新約聖書』ヨハネによる福音書の1章を思い出します。


ヨハネによる福音書/ 1章 1-3節

初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。
この言は初めに神と共にあった。
すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった。

日本聖書協会



ところで、日本には言霊(コトダマ)という概念があります。

言霊 - Wikipedia には、

言霊(ことだま)とは、一般的には日本において言葉に宿ると信じられた霊的な力のこと。

これらの、

「言葉(ことば)や言霊(コトダマ)」

に共通しているのは、

「それらは音の周波数そのものである」

ということです。

さきほどの本にありましたように、音は周波数の振動によって、水の中などにこの世に実際にある様々なものと同じような形や紋様を作り出していることがわかりますが、どうも、このあたりと、いわゆる「創造」というものについて、

「存在というものの根源が、音、あるいはその周波数そのものである可能性がある」

のではないかなどと思えてきてしまったわけです。

そして、「創造」だけではなく、今現在も、この世は音によって創り続けられている、あるいは保持され続けているのかもしれないということです。

私が異常に興奮したのはそのためでした。
つまり、これは「宇宙の存在の問題」と直結した話かもしれないからです。




人間は自分自身の「音」で自分を修復できる可能性を持つ

以前は、「音と世界の成り立ち」の記事をよく書かせていただきました。

その中のひとつ、

ジャンクDNA解明への挑戦(第2回): DNAは言語が具体化したものだった
 2011年06月12日

では、ロシアの研究で、DNA が人間の「言葉」によって修復、あるいは再プログラミングされているかもしれないということをご紹介したものでした。

続いて書きました、

私たちは「言葉」である
 2011年06月13日

という記事では、「 DNA は言葉から影響を受ける」ということを前提にして、


・DNA は、人間の情報のほとんどすべてを持つ
  ↓
・DNA は実体を持つ存在だが、それは言葉により牛耳られている
  ↓
・つまり、言葉がない状態では DNA は機能しない
  ↓
・DNA とは言葉(あるいはその音)そのものかもしれない
  ↓
・DNA とは私たち人間そのものである
  ↓
・つまり、私たちは「言葉そのもの」である可能性が高い。



という、かなり強引な推論を書いたものでした。

それでも、この時は「言葉そのもの」というところまでの話でしたが、今回の話は、言葉を通り越して、「音そのもの」となると、何だかさらに究極的に「存在の儚さの上に私たちはいる」ような気もしてくる話ではあります。

しかし、ノヴァーリスが述べた「この世は音そのものである」という、一見すると詩人の夢物語のようなことが真実である可能性もそれなりにあり得るという示唆が出てきたわけです。




カタカムナ文明と未来の人類

『ウォーター・サウンド・イメージ』の訳者の増川いずみさんは、監訳者序文で、「小学3年生の時に祖母から教わったこと」として、以下のように書かれています。


私は小学校3年生の頃から、カタカムナ文字のことを少しずつ教えてくれた祖母に、「形というものは振動数と音で成り立っており、私たちの発する言葉も、たとえ見えなくとも、時間差で必ず形になって現れる」と言われていました。

ある周波数が対象物の波長と相互に合ったときに、共振をしていろいろな形になっていく。



増川さんのおばあさまは、古文献の研究をされていた方だそうで、カタカムナ文字先史時代の日本に存在したとされる超古代文明の神代文字)の研究もされていたようです。

カタカムナ文字
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カタカムナ哲理の構造解析考

カタカムナという言葉はちょっと覚えにくいですが、何らかの事情で肩を噛まれそうな時に「肩を噛まないでほしい」という意味の「肩噛むな」と覚えると覚えやすいです(そんなことどうでもいいわ)。

ちなみに、このカタカムナ文字が使われていたとされるカタカムナ文明は、Wikipedia の説明ですと、


縄文時代以前、旧石器時代末期に存在したとされる。極めて高度な科学技術や独自の哲学体系を持っていたことが、神代文字で記された文献から推測される


というものらしいのですが、この文明において遺された『カタカムナ文献』の内容は、

人間の本質や世界の構成について記されているという。

というものだそう。

そのカタカムナ文字を研究していた増川いずみさんのおばあさまが、「形というものは振動数と音で成り立っている」と言っていたということは、縄文時代より以前にこの文明が実在していた場合、

「縄文時代より以前の日本人は世界(形)の成り立ちが音であることを知っていたかもしれない」

という推測にも結びつき、興味深いです。

超古代文明が仮にあったとして、そこで、人々はどのようにその知識を取得したのかはわからないながらも、その頃の人々は「この世界の形の真実」を知っていた可能性がある。

そして、現代世界でその超古代文明の頃と同じ地点にまで人類の認識が進化していける可能性があるとすれば、それは「ひも理論」などを含めた物理学の飛躍的な進歩によって未来の人類も同じ道を辿ることのできる可能性はあります。

実は昨日の講演会の打ち上げの席で、私に「ひも理論」のことをわかりやすく教えてくださった方がいまして、たとえば、現在の物理では、次元の数はすでに、4次元とか5次元とかを超えているようでして、ミチオ・カクさんの『パラレル・ワールド』には、

11次元

というものまで書かれています。この 11次元という概念がどうしてもわからなかったのですが、その方は非常にわかりやすく教えてくださったのですね。

この「ひも理論」というのは、今回の「音と存在」の問題とも大きく関係するのです。

まあ、そんなわけで、いいことを知り得た1日でした。

もちろん、「音と存在」の問題については、いろいろと考えることもあります。

例えば、「真空なので音が伝わらない宇宙空間は?」とか「そもそも音に反応して形となっていく粒子の正体は?」とか、わからない点はいくつかあります。

それでも、全体としてみれば、個人的に非常に驚くべきことを知り得たというような感覚はあります。

あと、昨日は、「音のシンクロ」として、他にもいくつかのことがありました。




ライアーのこと

シュタイナー教育で療育的に使われていることで知られるライアーという 432Hz を基本としたチューニングの弦楽器があり、昨日そのプロの演奏者の女性の方々(リラ・コスモスというユニットの方)が講演会にいらしてくれていて、私にライアーの演奏 CD をくださったのでした。

私はライアーの音色を初めて聞いたのですが、その音(あるいは音調)は「ものすごい安心感」を与えてくれるもので、それにも驚き、432Hz のことなども調べていました。私がいただいたアルバムは、リラ・コスモスさんのサイトで購入できるようです。

できる「ようです」というか、私は「 Teardrop 〜虹色のひかりに包まれて〜」というアルバムをいただいたのですが、気に入ったので、上のサイトから他のアルバムも速攻で注文させていただきました。

ライアーとは下のような楽器です。
また、この演奏自体も、リラ・コスモスさんによるものです。




続けて長く聴くとわかるのですが、癒やされ感覚がすごいと思いません?

これ・・・何ともいえないですけど、私みたいに不安神経症とかパニック障害などの人は、試してみる(意識的に長く聴いてみる)価値があるかもしれません。この 432Hz の音調には感覚として何かあります。アルバムを購入しなくとも、YouTube にも、たくさんあります。

現在のライリーは 1926年に、シュタイナーとそのお弟子さんたちが、障がいを持つ子どもたちのために設計、創り出された楽器だそうで、古代のライリーとは違います。シュタイナーは、この楽器の調弦の音を「 432Hz」と一発で決定したそうです。

障がいを持つ子どもに効果があるのなら、「大人」にもあると考えるのが妥当ではないでしょうか。

これらのことも、「音と人間」と関係していることでして、特に音楽ピッチ(基準周波数)が 440Hz となっている現在、432Hz の意味は大きくなっているということもあり、そのことも今回書こうと思っていたのですが、長くなってしまいましたので、書ければ、明日書いてみたいと思います。

432 という数字の意味はいろいろと興味深いですよ。

たとえば・・・

・インドの聖典リグ・ヴェーダの全音節数は432000音節(432の1000倍)
・マヤの12トゥン(マヤ暦の単位)は 4320日(432の10倍)
・太陽が歳差運動で黄道の星座2つ分を移動するのに必要な年数は 4320 年
・432を 60倍した 25920年は、銀河の惑星歳差運動周期

 随所に見られる432の倍数より)

とか、他にもまだまだいろいろとありますので、またご紹介したいと思います。

それにしても、今の社会には、数多くの「実際的な心身の修復と、心身の健全性の保持の方法」が存在し、そして、そのいくつかは「音」によってなされている、ということを最近になって私は知り、そして、それを知ることのできた様々なシンクロに驚き、そして、そのことを知られるシンクロに関係してくださった多くの方に感謝したいと思います。

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2015年03月12日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





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▲ 2015年3月11日のデイリーメールより。


たった3ヶ月ほどで完全な島となったトンガの海底火山

今年 2015年の最初の記事は、元旦に書きました、

全宇宙を崩壊させたテュポンの封印が解かれる日:トンガの海底火山フンガ・ハーパイと、イタリアのエトナ島の大噴火で終えた2014年
 2015年01月01日

というものでした。

これは、昨年の12月、トンガから北西方向に 60キロメートルくらいの場所に位置する「フンガ・トンガ=フンガ・ハーパイ」( Hunga Tonga-Hunga Ha’apai )という名前の海底火山が噴火していることが地元の漁師たちに目撃され、空中撮影により噴火が確認されたことを記事にしたものでした。

さらに、この海底火山の噴火が「新しい島」を形成し始めていたことは、

大陸の隆起の時代 : トンガ沖の「新しい島」や西之島が急拡大している中、アトランティスやレムリア大陸の幻想は現実になる?
 2015年01月27日

という記事に記したことがあります。

しかし、1月時点では、フンガ・トンガ=フンガ・ハーパイ・・・うーん、ちょっと火山名が長いので、以下、「トンガの海底火山」ということで話を進めさせていただきます。

話を戻しますと、上の記事の時点では、トンガの海底火山ではまだ下のように激しい噴火が続いていました。

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THE WATCHERS

上の状態からまだ1ヶ月半ほどしか経っていないのですが、冒頭のデイリーメールの記事は、何と、

「すでにこの島に上陸した人がいる」

ということと、その人たちが撮影した写真を掲載して記事でした。

噴火の収束から、たった1ヶ月半後に見せた光景は「まさに新しい島が作られた」という雰囲気のする感動的なものでした。

遠くから「島」を撮影した光景

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船で近づく

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上陸

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2つの島をはじめて陸上から撮影

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人物との比較で島の高さがわかる写真

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すごいと思えるのは、昨年の 12月に海底火山の噴火が確認されてから、たった3ヶ月ほどで、これほどの規模の島になったということもありますが、同時に、

「ほんの1ヶ月ほど前まで噴火が続いていた場所に人が立っている」

ということです。
しかも、上陸した人たち(3人)は短パンにTシャツというラフな格好です。

つまり、どれだけ激しい噴火や近く変動で新しい島や大陸が出現しても、

「わりとあっという間にそこは人間の生存可能な空間となってしまう」

ということに対して、感慨というほどのものではないですが、少し思うところがあります。

上の写真の感じですと、鉄腕!DASH!! の DASH 村のごとく開拓すれば、あっという間に住むことができる場所にできてしまうような雰囲気さえあります。

この2年くらいは「新しい島」に関係した報道をよくご紹介した気がします。




2013年頃から目立ち始めた「新しい島」の誕生

ここ2〜3年で、海の異変関連で取り上げた記事などを少し振り返ってみたいと思います。

海の異変として取り上げたものとしては、大体、下の地図に記載したような感じでしょうか。

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この中でも印象深かったのは、2013年にパキスタンに「地震と共に」浮上した島です。


パキスタンの新しい島と西之島の今

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▲ 2013年09月25日の記事「パキスタンでの「クリスチャン追放活動」の渦中で発生した大地震と共に海底から浮上した「新たな島」」より。


この島は、現地では「ザルザラ・コー( Zalzala Koh )」と呼ばれていますが、日本語では単純に「地震島」という名称となっています。

そして、上の小見出しに「パキスタンの新しい島の今」としたのですが、これが実はよくわからないのです。その後に関しての報道が全然ないのです。

地震島 - Wikipedia には、


パキスタン国立海洋研究所所長アリ・ラシード・タブリーズ博士は、この島が出現した原因は海底のメタンガスの噴出である、と話した。タブリーズ博士は「このような島は過去にも現れたことがある…この新しい島もまた、長期間は存在しないだろう」と語った。



とありますが、英語版 Wikipedia には、このタブリーズ博士の談話は現在は見当たらず、しかし、現状についての具体的な記述はありません。

加えて、英語版 Wikipedia には、


島の表面には生物は住んでいないが、島の周囲の海域は、海洋生物たちの新しい生態系を作り出している。これは地元の漁師たちの手助けともなっている。


とあり、この島は健在していて、「新しい生物たちの生態系を作り出す場」となっていることを感じさせます。

また、List of islands of Pakistan (パキスタンの島のリスト)からも、地震島は削除されていませんので、まだ存在しているようです。


2013年11月に誕生した西之島も、新島の登場から1年以上を過ぎた今でも、なお拡大を続けているというのは、こちらも「将来の大陸」の予感をいまだに感じさせる存在です。

今はこの島は「西之島」と呼ばれていますが、最初、この新しい島は、「本来の西之島の隣に出現した小さな島」に過ぎませんでした。

それが「親島であった西之島を飲み込み吸収してひとつになる」という遊星からの物体X的な成長を続けています。

2013年11月から2015年11月までの西之島の拡大の様子

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▲ 2014年11月19日の産経新聞「西之島「新島」出現1年 面積は8・6倍、体積は400倍超 専門家「数百年残るのでは」」より。


そして、最近の報道、たとえば、3月5日の朝日新聞「西之島で溶岩のトンネル確認 噴火間隔は10秒前後に」などを読みますと、火山活動はますます活発化しているようです。




地質学的に繰り返されてきた地球の大きな変化は「いつ」起きるか

基本的に、今は陸地の方でも、いろいろ不安定な状態が続いているわけでして、たとえば、先日の「シベリアに新たに数多くのシンクホールができている」ことをご紹介した記事などや、あるいは、少し前の話ですけど、スウェーデンのとんでもない規模のシンクホールを含めた巨大なシンクホールだとか、規模の大きな地質変化の報道をよく目にします。

とにかく、いろいろと「地質の変化」の兆しはあるわけですが、それは海底の地質でも同じような状態になっている可能性があるのかもしれません。

それに、先日の、

イヌイットの長老たちが NASA に地球の地軸がズレたと告げる
 2015年03月09日

にも書きましたが、イヌイットの長老たちが、「地球の軸が大きくズレた」と感じていたり、あるいは、2011年3月11日の地震で、地球の軸が 10センチメートル程度ズレたと共に、過去 100年で地球の磁極が大きく移動しているということなどもありまして、「地球に大規模な地質変化の時代が迫っている」と考えても、それほど無理でもないということも言えなくもないです。

そして、今回のトンガの島で思うのは、

地殻変動にかかる時間は短い。

ということです。

私たちの地球というのは、何千万年とか、何億年とかいう期間などを経て、その形が変わっていくのではなく、おそらく、どれだけ巨大な地球上の変化でも、その開始から終了までは、ほんの数日から数ヶ月程度で完了してしまうもののように思うのです。

その場合、どうしても極端な変化を伴いやすいということにはなりそうで、人類を含めた多くの生物が死滅することもあるでしょうけれど、その代わりに、別の多くの生物が住みやすくなるのかもしれないですし。




文明は常にリセットされてきた

人類の文明は、たとえば、日本だけでも、この数千年程度の比較的短い期間でも、何度か大きな環境変化を経験しています。

たとえば、破局噴火(カルデラ噴火)で「西日本の文明が消えた」のは、7300年前とされています。
当時、西日本では、華やかな文明が栄えていたと思われます。

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NHK 「カルデラ噴火! 生き延びるすべはあるか?」

東大名誉教授で、火山噴火予知連絡会会長の藤井敏嗣氏によれば、この 7300 年前の噴火後、九州から四国にかけては以下のような状態になったと予測されています。


南九州から四国にかけて生活していた縄文人は死滅するか、食料を求めて火山灰のない地域に移動し、1,000年近く無人の地となったようです。

というのも、この火山灰層の上下から発見される縄文遺跡の土器の様式が全く異なっているからです。



栄えていた縄文文明が一瞬で途絶え、次の 1000年間ものあいだ、そこに文明が発生することもなかったというのです。

破局噴火のことと「地球の文明のリセット」については、過去記事の、

カルデラ破局噴火の報道で「地球には同じ系統の文明を継続させないメカニズムがある」ことに気づき、同じ日に「新たに数千以上の海底火山の存在が確認された」ことも知り
 2014年10月25日

という記事に、わりと長く書かせていただいたことがあります。

また、同じ記事には、2014年10月3日のロサンゼルス・タイムズの記事の「何千もの海底火山の存在が新しい海底地図で明らかに 」という記事の翻訳を載せています。

その中には、


研究を主導したカリフォルニア大学サンディエゴ校のデヴィッド・サンドゥエル( David Sandwell )教授は、「海底には 5,000 以上火山の海底火山があると思われていましたが、今回の解像度の地図では、10,000 以上の古い海底火山を見ることができます」と述べた。


というように、海底は「火山だらけ」ということが最近になってわかったということです。

これだけの海底火山があるということは、今回のトンガの新しい島の出現のようなことは、いつでも、あるいは次々と起きる可能性もあるのだと思います。

陸上の火山噴火は明確に増えているのですから、海底での火山活動が増加しても不思議ではないです。

ところで、今回のトンガの島は南太平洋にありますが、その言葉や「日本に近い太平洋」という言葉なども出て来る「コナン・ドイルの予言」と言われて伝わっているものを、ふと思い出しました。

これは 2013年2月13日の「聖マラキの予言とコナン・ドイルの未来感の時間軸」という記事に載せたものですが、今いちど記しておきたいと思います。



A period of natural convulsions during which a large portion of the human race will perish - Sir Arthur Conan Doyle


「人類の大部分が滅びる間の自然の激動の期間」
 アーサー・コナン・ドイル

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人類の大部分が滅びる間の自然の激動期間。
ひどい規模の巨大地震、そして巨大な津波が発生するだろう。
戦争はその期間の初期の段階でのみ現れるが、これが危機の信号となるように思われる。
危機は瞬間的に訪れるだろう。
文明生活の破壊と転位は信じられないほどのものとなる。
多少の復興が続く中、短い混沌の期間があるだろう。
この激動の合計期間は概ね3年となる。
激動の中心地は地中海の東部沿岸となるだろう。
少なくとも、5つ以上の国家が完全に消滅してしまうだろう。
また、大西洋上に巨大な大陸が浮上し、アメリカとアイルランド、そして西ヨーロッパの沿岸に大きな災害を招くだろう。この際、イギリスの低地はすべて波に飲み込まれると思われる。
南太平洋でも非常に大きな変動があり、日本に近い太平洋でも大きな変動がある。
人類は、自らの精神的な存在に戻ることによってのみ、生き残ることができる。

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2015年03月09日



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そして、このズレは、311の後に「地球の軸が10センチ移動した」時から一貫して拡大しているのかもしれない。


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▲ 2015年3月8日の Natural News より。

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2011年3月から加速している地球の軸の変化

もうずいぶん以前の記事となりますが、

「太陽の位置がずれてきている」と語るイヌイットたち
 2011年07月11日

という先住民族イヌイットたちのドキュメンタリーのインタビュー動画を翻訳してご紹介したことがありました。

イヌイットのうち、主にカナダに住む長老たちへのインタビューが収録されているものですが、インタビューを受けた全員が「太陽や星や月の位置が変化した」と言っているものでした。

太陽や星、月の位置、そして、風向きなどに頼って猟生活をしている彼らにとっては、それらの変化は生死に関わる問題です。

たとえば、下はカナダのヌナブト準州のイヌイット長老のサムエリ・アマックさんの言葉です。

inuit-interview-01.jpg
YouTube


最近、星がいつもと違って見える。
もはや星は以前の位置とは変わってしまったんだよ。
私の世界は変わってしまった。空も大地も自然も。



冒頭の記事は、最近、このイヌイットの長老たちが、この「地球の軸がズレた」ということに関して、 NASA に手紙を書いたというものでした。

このことについては、かなり以前からイヌイットたちの間で語られていたことのようで、たとえば、2010年11月3日のヤスの備忘録では、カナダのドキュメンタリー映画「イヌイットの知識と環境異変」の内容にふれられていて、そこに以下のような記述があります。


地軸が傾いた?

実はこのドキュメンタリーが注目されているのは、環境異変が生々しく報告されているからだけではない。実は、イヌイットの長老の証言に注目すべき内容が含まれていたからだ。それは、地軸の傾きが変化したのではないかという証言である。

イヌイットの長老はいう。

「われわれは5歳ぐらいになると、毎日朝起きるとすぐに外に出て天気を確認するように親から言われて育った。だがいま空を見ると、太陽は本来沈むべき位置からなんキロもずれた位置に沈んでいる。さらに、夜空の星の位置も本来あるべき場所とは大きく異なっている

映画では、北極圏に住むどのイヌイットの部族も「太陽が沈む位置が大きくずれている」と同じ証言をしていることが紹介されている。



そんなわけで、このことについては、ずいぶん以前から知られてきたことですが、今回ご紹介する記事には、

2011年3月11日の日本の地震以来、地球の軸がさらに大きくズレた可能性

について、アメリカ地質調査所、日本の国土地理院、イタリアの地球物理学火山研究所などの報告を引用して、記されています。

そして、今回初めて知ったのですが、いわゆる「磁極のポールシフト」に関して、「 2005年まで南向きに移動していた北極が、その年から東向きへ移動した」ということが確認されたことなどが書かれてあり、何だか

最近の地球は激しく大地が移動したり動いたり、地軸がズレたりしている。

というようなことも言えるのかもしれません。

ごく最近はどのようなことになっているのかわからないですが、

アメリカ海洋大気庁( NOAA )が発表した「驚異的」な近年のポールシフトの加速
 2011年01月16日

という記事など、これまで何度か磁極のポールシフトについて書いたことがありましたが、現在は、さらに「極の移動距離とスピードが加速している」可能性は高いと考えています。

その理由は、

急速に消えていく地球の磁場 : 地球の「磁場の反転」は今すぐにでも起きる可能性を示唆する ESA の科学者の言葉
 2014年07月15日

などで書きましたように、現在、地球の磁場が全体として弱くなっていて、それが磁極の移動の加速と関係しているのではないかと思っているからですが、磁極の移動に関しては、どういうわけか、最近のデータを見つけることができません。

それはともかくとしても、磁極とか、あるいは「大地の移動」のような現象が大きくなれば、必然的に地質的な出来事も増えやすくなりそうな気はします。

簡単にいうと、地震や火山噴火、あるいはシンクホール現象などが増えるかもしれないということですけれど、これらはもう増えていますし・・・まあ、地震の予測はできないということを前提として、

「もしかすると、巨大地震と巨大火山噴火がさらに唐突に増え始める」

という可能性を考えて生きるのも悪くはないような気もします。

ちなみに、世界全体で見まして、過去 100年くらいで顕著に増えているのは、マグニチュード 5〜マグニチュード 6.9の地震です。

最新のデータではないですが、西暦 1900年からの 、

110年間の1年間の地震の発生数の平均
・過去 10年の1年間の地震の発生数の平均
・2010年の1年間の地震の発生数


を比べますと、明らかに、過去 100年の中で増え続けてきていることがわかります。

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Modern Survival Blog


あまり関係ないことかもしれないですが、太陽活動も現在は縮小に向かう一方で、場合によっては、わりと近いうちに、また「黒点ゼロ」の状態も見られるかもしれません。

太陽活動の縮小と地震に関係はないだろうとは思われるかもしれないですが、直接的には関係なくとも、「全般としては関係があるかもしれない」ということについては、

太陽活動と地震・噴火の活動に関しての2つの考え方
 2011年02月17日

という記事で「太陽活動が弱いほうが地震や火山噴火が起きやすいかもしれない」というメカニズムを書いています。

しかし、地震のことについては、今回の記事と関係があるわけではないですので、あまり話がそれないうちに、冒頭の記事をご紹介したいと思います。

ところで、翻訳記事中に、イヌイットの長老の話として、

> ホッキョクグマの個体数が増加しており

という部分があります。

そのために、イヌイットの生活の場までホッキョクグマたちが入ってくるような危険なことにも遭遇するようになってしまったと。

しかし、何となく私は、

「ホッキョクグマって減っているのでは?」

と勝手に思いこんでいました。

勝手というか、今でも報道を見れば、下のように「減った」というニュースばかりを目にしていたため、自然とそう考えるようになっていたようです。


北極圏のホッキョクグマ、今世紀の10年で個体数4割減 研究
AFP 2014.11.19

polar-bears.jpg

北極圏のホッキョクグマは、今世紀の最初の10年で急速に減少し、個体数の約4割が失われたとの米国とカナダの科学者チームによる研究論文が、米国生態学会の学術誌「エコロジカル・アプリケーションズ」に掲載された。(略)

海氷消失への懸念を背景に、ホッキョクグマは地球規模で絶滅危惧種とみなされている。



しかし、イヌイットの人たち(彼らが住んでいるのは、カナダ北極圏やグリーンランド、シベリア、アラスカなど北極圏です)は「増えた」と言っているので、どうも妙だなと思いまして、「Polar Bear Science (ホッキョクグマの科学)」というサイトの 2013年7月15日のホッキョクグマの数に関しての記事は以下の通りでした。

polar-beas-increase.gif
Polar Bear Scienc

これは、国際的な自然保護団体の国際自然保護連合( IUCN )のホッキョクグマ専門家グループ( PBSG )の調査結果ですので、ある程度は信頼していい数字だと思います。

ただ、記事をよく読んでみますと、2001年も2013年もどちらも最大値で 25,000頭で変化していないので、どうやら、

「過去 10年でホッキョクグマは、それほど減っても増えてもいない」

というのが実際に近いところなのかもしれません。

ただ、原因はわからないながらも、今年の北極の海氷量が観測史上で最も少ない面積であることは、データからは事実で(しかし、南極の海氷量は過去最大レベルなので「地球温暖化」という言葉では説明がつかないです)、イヌイットの長老たちも語っていますが、北極圏が大きな気候変動の渦中にあることは事実のようです。

そして、イヌイットの人たちは、その気候変動は人為的原因による地球温暖化によるものではなく、「地球の地軸がズレたため」と考えているようです。

それでは、ここからです。



Inuit Elders tell NASA Earth Axis Shifted
Natural News 2015.03.08


イヌイットの長老たちが NASA に地球の地軸がズレたと告げる


イヌイットは、カナダ北極圏やグリーンランド、シベリア、アラスカの地に住む先住民族だ。

そのイヌイットの長老たちが、アメリカ航空宇宙局( NASA )に手紙を書いた。
内容は「地球の軸が移動している」ことを NASA に告げるためのものだ。


イヌイットの長老たちは「空が変化してしまった」と主張する

長老たちは、北極圏の気候変動について記している。それは、氷河が溶け、シールスキン(アザラシの毛皮)の質が落ち、そして、海氷が消えていっている状況だ。

しかし、長老たちは、この気候変動の原因が人間活動による炭素排出によるものだとは考えていない。

部族の長老たちは、これらの変化の原因は「空の変化」にあるとしている。長老たちは、太陽が「かつて昇った場所に昇っていない」と語っているのだ。

そのため、イヌイットたちの地は日中の気温が上がり、そして、太陽の照る時間が長くなったという。

夜の星と月も、以前とは違う位置に照っていると彼らは言う。
そして、このことも気温に影響を与える。

イヌイットは、1年間のうちのいくつかの期間を完全な夜(極夜という太陽が沈んだが続く期間)の中で生活しており、星や月の位置を把握することは生きるための手段だ。

かつては、イヌイットたちは、風をナビとして天気を予測をすることができた。
しかし、もはや長老たちにも天気の予測もできないのだという。

暖かい風が積雪を変化させており、陸上での天気の予測をすることができなくなったと述べる。

そして、ホッキョクグマの個体数が増加しており、イヌイットたちの生活圏でホッキョクグマが彷徨う原因ともなっている。


科学者たちの報告

2011年に、日本列島の主な島が地震によって8フィート(約 2.5メートル)動き、そして、地球の軸が移動したことが米国 CNN で報じられたことがある。

報道では、アメリカ地質調査所の地球物理学者ケネス・ハドナット( Kenneth Hudnut )氏による「この時点(2011年4月20日)で、ひとつの GPS が、2.5メートル移動していることを知りました」という言葉を引用している。

また、日本の国土地理院の地図は、日本が巨大な面積に渡って一貫して移動していることを示す。

CNN は、イタリアの地球物理学火山研究所による「日本でのマグニチュード 8.9の地震が、地球の軸を、ほぼ10センチメートル移動させた」という推定を取り上げている。

天文学者たちは、地球の自転軸にはズレがなかったことには同意したが、しかし、この最近の 10年間では微妙な極性の移動(地球の磁極の変化)があったことを報告している。

これは、形状軸の変化と呼ばれるものであり、これらの変化は、大陸移動によって引き起こされる。
大陸移動は、過去100年の間、北極の位置を南に向けて年間約 10センチメートルずつ移動させてきた。

地球の重力場を詳細に観測している NASA の人工衛星グレース( GRACE )を使った観測を続ける米国テキサス大学の研究チームは、2005年に、北極点の通常の移動が変化していることを発見した。

それまで南に向けて移動していてものが、東に向けて移動していたのだ。

テキサス大学の研究チームは、2005年から 2013年までに 1.2メートルの変化を検出した。
彼らは、気候変動による変化が起きていると結論づけた。

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2015年02月20日



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frank-drake-top.gif

▲ 2015年2月16日の Boing Boing より。フランク・ドレイク氏は、世界で最初に「地球外知的生命体探査」をおこなった天文物理学者。




アメリカ議会のUFO ロビーイスト

今回は冒頭の記事をご紹介したいと思いますが、最近は UFO 関係の報道、しかも、メジャー媒体でのものが何となく多いですね。

先日は、オバマ大統領の元顧問がツイッターに、

2014年の私の最大の失敗:またもや UFO に関するファイルを開示できなかったこと。

と書き込んだことが多くのアメリカメディアで報道されていました。

Podesta-UFO.gif

▲ 2015年2月16日のアメリカ Fox ニュースより。


下が実際のジョン・ポデスタ元顧問の投稿です。

podesta-tweet.jpg
THP


このポデスタという方は、大統領の元側近ということで、政府の中枢にいた方なのですが、かなり以前から UFO や地球外生命体に関心を持っているとされていて、なおかつ、「そのこと(自分は UFO に関心があること)を有権者にいつも大きくアピールしてきた」という人であるようです。

アメリカ議会にはいろいろな「ロビー活動」があるようなのですが、たとえば、先日の記事の、

メロンパンとステビアから知ったアメリカの「シュガー・ロビー」による過去50年間の砂糖消費拡大プロジェクトの現実
 2015年02月18日

には、砂糖消費の拡大を目的とした「シュガー・ロビー」というものの存在があったわけで、それによって、アメリカの砂糖消費は急激に拡大していったのですが、

「 UFO ロビー」

というのもあるようなのですよ。

2月17日のアメリカ HUFF POST の記事には以下のような下りがあります。


UFO ロビーは、最初、ヒラリー・クリントンによってその希望がつながれた。それは、2008年に彼女が大統領候補に立候補した時に、ポデスタ氏との強力関係を築いたためだ。

これから 2016年のアメリカ大統領選挙運動が本格的に開始する時に、そして、ポデスタ氏が選挙運動を行う際には、事実として、このことは重要な役割を果たす。

つまり、UFO支持者と UFO懐疑論者が共に「真実はそこにある」のかどうかを見ることになるからだ。



ここにある「真実はそこにある」というはの、アメリカのテレビ番組『Xファイル』のキャッチフレーズです。

今度の選挙で、このポデスタ氏がどのように大統領選挙と関わるのかはわからないですが、仮に関わった際には、「UFO というツール」をも使うと見られています。

具体的にはよくわからないですが、今回のツィートの内容から例えれば、

「〇〇が当選した暁には UFO ファイルを開示します」

だとか、そのような感じになるかどうかはわからないですが、FOX ニュースによれば、ポデスタ氏は、2002年からアメリカ議会で UFO 記録の開示の必要性を議論しています。

またその頃から、アメリカの市民グループとの話し合いを持っていることから「 13年間」も、このことに関わっていますので、UFO 支持者からの信頼はかなり厚いものと思われます。

まあ、いろいろとあれですが、こういうことを思う時、過去記事の、

ミスター・スノーデンが示唆する米英政府機関の「 UFO での大衆マインドコントロール作戦」
 2014年03月19日

などの記事を思い出します。

しかし、今回ご紹介する記事はそのようなこととは関係ないもので、長い歴史を持つ「 SETI 」と呼ばれる地球外知的生命体探査に関わる話です。




地球外知的生命体探査の現況

冒頭のフランク・ドレイクという人は、地球外知的生命体探査を世界で初めておこなった天文物理学者ですが、Wikipedia の説明をお借りしますと、


フランク・ドレイク(1930年5月28日 - )はアメリカ合衆国の天文学者・天体物理学者。世界で最初の SETIを実施し、また地球外文明の数を推定するドレイクの方程式の提唱者として知られている。

ハーバード大学院時代の1960年、グリーンバンクのアメリカ国立電波天文台(NRAO)にて、世界初の SETIであるオズマ計画を実施した。

1961年、ウェストバージニア州グリーンバンクのアメリカ国立電波天文台(NRAO)で、最初の SETI(地球外知的生命体探索)に関する会議を開催した。



という方です。

その SETI の説明は以下のようなものです。


地球外知的生命体探査

地球外知的生命体探査(Search for Extra-Terrestrial Intelligence)とは、地球外知的生命体による宇宙文明を発見するプロジェクトの総称。頭文字を取って「SETI(セティ、セチ)」と称される。現在世界では多くのSETIプロジェクトが進行している。


とあるように、特定の組織による単独のブロジェクトではなく、世界各地で様々におこなわれているものの総称です。日本でも、過去から現在まで数多くの SETI 観測が行われています。


さて、そして、この地球外知的生命体探査の約 50年間の歴史での成果は?


・・・といいますと、

「ほぼゼロ」

なんです。

「ほぼ」というのは、一応つけたような感じで、不審な信号は希にキャッチされることはありますが、ほぼ自然の発生源によるものとされていて、少なくとも SETI の科学者たちが、知的生命体のシグナルだと認めたものはひとつもないと思われます。

50年間はそれほど短期間とも言えないです。

そのようなこともあり、成果の上がらない SETI 観測が続くためか、最近の SETI の国際会議では、電波をスキャンするだけではなく、地球から積極的に宇宙空間に電波を送るべきだ、という意見と、それはしないほうがいい、という意見が衝突しているようです。

まあしかし。

50年間、何のシグナルも発見できなかったといことは、それが存在するかしないかは別として、この先続けて成果が出るかどうかは疑問ではあります。

このあたりについては、あまり強い主張はできないのですが、何となく、昨年の記事、

人類は宇宙へは行けないし、異星人たちも地球には来られないことを悟る中、人々から「神の存在が消えていっている」ことも知る
 2014年10月29日

を思い出します。

バンスペルミア説を信じている私は、全宇宙の生物の特徴はおおむねのところは似ていると思っています。その中で、人間を含む大型生物や多細胞生物の身体的特性から考えると、「宇宙空間は生体に合っているとは言い難い」と感じます。

そういう意味では、計画が進んでいる火星有人飛行も含めて、長期間の宇宙旅行は難しい面があるかなあと。

あるいは、それがものすごく進化した生命体、たとえば「すでに物質としての肉体を持たない」ような生命体であれば・・・それならそれで、わざわざ肉体を持つ存在として他の惑星に「乗り物にのって」向かう必要はなさそうにも思えまして・・・。

このあたりはなかなか難しい問題にも思えまして、あまり入り込んで考えないようにはしています。

いずれにしましても、UFO 関係の話に関しましては、イギリスの政府通信機関 GCHQ や、アメリカの諜報機関が絡んでいる問題以外は、私には知識がありませんので、あまりいろいろと余談を書かずに上の記事をご紹介します。

今回の記事は、莫大な予算をかけて、地球から宇宙へ電波メッセージを送るべきかどうかということの議論に関しての記事で、他のメディアでも大きく報道されていますが、この記事は、SETI の象徴であるフランク・ドレイク氏がタイトルとなっていましたので、ご紹介しようと思いました。

ここからです。



Frank Drake thinks it’s silly to send messages to ET
Boing Boing 2015.02.16


フランク・ドレイク氏は地球外生命体にメッセージを送信するのは愚かなことだと考えている


宇宙にどのくらいの地球外生命体が分布しているのかを推定する、伝説的なドレイクの方程式を考案したドレイク氏は、我々はより多くを聞くべきだと示唆する。

エイリアンとのコンタクトを行うこと --- それは多くのSF物語のテーマとなり、様々な想像の成果をもたらしてきた。

そして、もし私たちが知的地球外生物と接触した場合に何が起きるのかを知るものは誰もいないにも関わらず、科学者たちは私たちが進むべき方向について、様々な意見の対立の渦中にいる。

地球外知的生命体探査 SETI は、もう何十年も地球外生命からの信号を探査し続けているが、はっきりとした結果は何も検出できていない。もちろん、これまで興味深い信号は存在したが、それらに知性の指標となるような具体的なものは何もなかった。

SETI の科学者たちの議論は激しくなっており、数年前からは議論が荒れることが多くなってきた。

たとえば、受動的に空の信号をスキャンし続けるよりも、むしろ私たちのほうから積極的に宇宙空間へメッセージを送ることを始めるべきではないのか、という意見がある。

今週、サンノゼの米国科学振興協会の年次総会での記者会見の席上、ダグラス・ヴァコッホ( Douglas Vakoch )氏は、活発に電波を送信することを開始すると声明を出し、このような直接的な方法は、人類の「成長」の一部となり得るだろうと述べた。

さらに、ヴァコッホ氏は、これが私たち人類にエイリアンとの「コンタクト」に近づく試みとなり得るとすれば、それは感嘆すべきことだとも語った。

ヴァコッホ氏と同じ立場の科学者であるセス・ショスタク( Seth Shostak )氏は、太陽系を越えて、知的生命体を積極的に探査するためのリソースは、私たちにとっての義務であると雄弁に語った。

議論の主題は、私たちの惑星の電波の漏洩についてだった。この電波の漏洩は他の高度な文明に対して、私たちの存在について高度な警告になっている怖れがある。それならば、どうして本格的に会話を始めない理由があろか、というものだ。

これに対して、人気SF作家であり、物理学者でもあるデイヴィッド・ブリン( David Brin )氏は、そこにどんなものがいるのか見当もつかない上に、そして、彼らの動機が何であるのかを知る者もいないと反論する。

確かに、宇宙で信号を探しているものからすれば、私たちは見えていないわけではない。しかし、私たちはトラブルを見に行きたいのではない、と。

ブリン氏は、知的地球外生命体にメッセージを送ることについての議論は、人類すべてが考慮すべきことだと強調した。

ブリン氏は利他主義が浸透していることを疑問に思っている。生物の行動戦略とは、自分自身のために考えるのではなく、他者に対して素晴らしいことをおこなうことで、それは実際に自然の中に存在すると述べる。

将来のシナリオとして、私たちが地球外生命体との取り引きをおこなう必要がある場合、情報こそが私たちの最も貴重な資産となるだろうとブリン氏は言う。そのためには、情報は守られ、評価されるべきだという。

METI (積極的に電波を送る試み)プログラム起動の着手に対するさらなる議論は、そこにあるリスクの実際的な考慮を伴っている。そこには、宇宙生物(細菌やウイルスなど)での汚染の問題を含む、地球の保護も含まれている。

私たち人類は微生物の世界に住んでいる。

その状況を人類が描写できるようになって、まだわずかであり、まして、人類は微生物の世界をほとんど理解していない。

エイリアンは、宇宙のあらゆるタイプの微生物を運ぶ可能性が高い。その中には、私たち人類がまったく初めて遭遇するものもあるかもしれないし、あるいは、人類の免疫では防御できない壊滅的なタイプも存在するかもしれないのだ。

そして、これは私たちの地球の微生物が、他の惑星の生命体に対して及ぼす影響についても同じだ。

これらのすべての議論は、完全に経済的な考慮に照らしてなされている。

現在の技術を駆使して、数少ない近くの惑星へ繰り返し連続した信号を送信するための費用が計算されている。しかし、その費用は、新規の建設や新しい技術が必要になるにつれて拡大することは言うまでもない。

ドレイクの方程式で知られるフランク・ドレイク氏は会議の中で、高度な生命体フォームにコンタクトすることについての多くの潜在的な利点はあるとしても、「今、メッセージを送信することは愚かなことだ」と述べる。

まず、私たちが今そのようなプロジェクトを始めても、少なくとも 50〜 100年間は、このプロジェクトの恩恵を受けることはできないことがある。なので、その時点でリソースの浪費となり得る。

私たちの時間、費用、そしてエネルギーをよりよい探査に向けるとするなら、「メッセージを送信することは効率的ではない」という。

ドレイク氏は、私たちの探査と活用は太陽系内に絞るべきだという。

なぜなら、知的生命体は星間を移動することはないだろうからとドレイク氏は言う。
その理由は、星間の移動のコストが法外であるからだ。

たとえば、近隣の惑星に光速の 10分の1の速度で 100年の宇宙飛行をするとした場合、アメリカ合衆国のすべての支出の 200年分と同等のコストが必要となる。そこには、着陸した後のコストは含まれていない。

最も進化した文明の中には、自らの太陽系を越えて移動しているものもあるかもしれないとしても。


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2015年01月27日



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new-island-tonga3.jpg

▲ 2015年1月17日の THE WATCHERS より、トンガ沖に作られた新しい島の光景。この記事の内容は、きたるべき地球のかたちの記事「トンガの海底火山「フンガ・ハーパイ」の噴火によって「新しい島」が形成されていることが判明」にあります。




さまざまな場所で起きる海底の目覚め

今年 2015年は、トンガ沖の海底火山の噴火を含めたことなどを書きました、

全宇宙を崩壊させたテュポンの封印が解かれる日:トンガの海底火山フンガ・ハーパイと、イタリアのエトナ島の大噴火で終えた2014年
 2015年01月01日

という記事から始まりました。

そのトンガ沖なんですが、海底火山「フンガ・トンガ-フンガ・ハーパイ」の噴火によって、冒頭のように「新しい島」が作られていることを、こちらの記事の後半で少しふれたのですが、最近、詳細な衛星写真が公開されまして、それによって、「極めて急速に島が拡大している」ことがわかりました。

なお、撮影したのは、フランス国立宇宙研究センター ( CNES ) の地球観測衛星プレアデスです。

下の写真は、トンガ沖のフンガ・トンガ島とフンガ・ハーパイ島というふたつの島の周囲の 2014年7月2日の様子と、2015年1月19日の様子を比較したものです。

tonga-2014-07.gif


tonga-2015-01.gif
Airbus Defence and Space

最近できたばかりの新しい島が、あっという間に、もともとあった2つの小さな島の面積を超えていることがおわかりかと思います。

この新しい島の大体の面積は、トンガ土地・天然資源省の下の地図に示された面積などから見て、直径2キロくらいはあるかと思われます。

Tonga-eruption-03.gif
・Lands, Survey and Natural Resources Ministry


ちなみに、この海底火山が、どうして「フンガ・トンガ-フンガ・ハーパイ」( Hunga Tonga - Hunga Ha'apai )などという長い名前なのかというと、上のように、そこにある島の名前からつけられているようです。

ちなみに、この海域には「 30以上」の数の海底火山があることがわかっています。

それにしても、2013年の11月に噴火した日本の西之島などに比べても、拡大のスピードがものすごいです。

噴火が始まったことが確認されたのが、昨年の12月の下旬のことですので、非常に早く、あるいは「唐突に」新しい島の面積が拡大していることがわかります。

面積だけではなく、海底から隆起してきているわけですから、その体積の増加ぶりもすさまじい速度を持つ勢いだと思われます。

また、トンガのニュージーランド高等弁務官事務所のスタッフが、今年 1月14日に、新しい島の様子を撮影しています。

トンガ沖の新しい島の噴火の様子



地球環境観測サイト THE WATHERS には、トンガ土地・天然資源省の副長官の言葉が載せられていますが、

「フンガ・トンガ島とフンガ・ハーパイ島の木の葉は枯れた。おそらく、火山灰と火山ガスによるものだろう」

と述べています。

周辺には酸性雨も降り続けているのだそう。




そして西之島は

先ほどもふれました日本の西之島の現在ですが、こちらも、当初予測したスピードほどではないですが、着実に拡大しています。

2013年11月から2015年11月までの西之島の拡大の様子

nishinoshima-2015.gif
産経新聞。撮影は海上保安庁

2013年11月の新しい島の出現から4ヶ月後には「 70倍」に成長しましたので、そのペースのまま拡大を続けた場合の島の面積については、

イエローストーンについての奇妙な報道、西之島を侵略する新島、そして異常な回数の地震・・・。あちこちから伝わってくる「カタストロフ的」な気配
 2014年03月27日

という記事に書きましたが、今頃は下のようになっていたらすごいなあと思っていました(苦笑)。

new-japan-2015.gif


あるいは、来年あたりには、

pangea.jpg
Ancient Earth

だとか。

まあ、冗談はともかく、実際には、新しい島と西之島が「合併」してからの、先ほどの写真では 2014年2月の頃からは「約8倍」に拡大しているそうです。

西之島「新島」出現1年 面積は8・6倍、体積は400倍超 専門家「数百年残るのでは」
産経新聞 2014.11.19

小笠原諸島の西之島付近の海底火山が噴火し、新島が出現してから20日で1年。新島は西之島と合体した後も拡大を続け、最新の観測によると、面積は元の島の8・6倍、体積は400倍超となっている。専門家は今後さらに面積が膨らむ可能性を指摘している。

上の記事で、東京工業大の野上健治教授は、

「1年間にわたり大量の溶岩を出し続けているのは非常に特異。面積はさらに2〜3倍になり、数百年は島として残るのではないか」

と述べていて、この西之島の噴火の「異常性」を語っています。




新しい「超大陸」は出現するか

2013年の記事、

パキスタンの新しい島を見て、最近の海底の異変の場所を思い返してみました
 2013年09月26日

の中で、2010年〜2013年までに In Deep で取り上げた海底に関係する異変の場所について、地図の上で示したことがあります。

absea.gif


上には、パキスタンの新しい( 2013年9月)や、消滅したかもしれないサンディ島という島のことなどの過去で記事して取り上げた場所を示したいます。

その後、西之島や、トンガの新しい島などが関わってくることになります。

上の地図に、「2013年2月に『失われた大陸』と発表された場所」という項目がありますが、これは、

アトランティスの伝説に結びつく「失われた大陸」をアフリカ沖のインド洋海底に発見したと国際科学者チームが発表
 2013年02月25日

という記事でご紹介したもので、

ノルウェー、南アフリカ、ドイツ、英国の科学者から構成される国際研究チームがアフリカ沖のインド洋上の海底の大陸棚に失われた大陸の痕跡を発見した。

というニュースをご紹介したものです。

その大陸があった可能性があると研究チームが発表した場所については、記事の文章から推測すると、下のようになります。

continental-map-01.gif


ところで、上の記事では「アトランティス」ということにふれています。

アトランティス - Wikipedia

アトランティスは、古代ギリシアの哲学者プラトンが著書『ティマイオス』及び『クリティアス』の中で記述した、大陸と呼べるほどの大きさを持った島と、そこに繁栄した王国のことである。強大な軍事力を背景に世界の覇権を握ろうとしたものの、ゼウスの怒りに触れて海中に沈められたとされている。

atrantis-2.gif

▲ 大西洋の中央にアトランティスが描かれたアタナシウス・キルヒャーによる地図。南が上のため、右側がアメリカ、左側がアフリカである。1699年 アムステルダムで出版

こういうような概念が、実際なのかどうかということについては、想像だけで確信しても意味があるとも思えませんし、

今、生きている世界の中で、こういうようなことを想像させる出来事が起きるかどうか

ということに依存している面があると思います。

理論や想像だけでは、どうしても、そこで終わってしまうもののような気もしまして、「現実で起きること」は、やはり重要だと思います。

古代の超大陸といえば、先日、松果体のことについて書きました、

日月神示の「額で見る」の意味 : 生物学的に「目と松果体」は細胞レベルで元は同じものであり、語義通りの「第3の目」であることを知った日
 2015年01月22日

という記事の中で、シュタイナーが松果体について、


松果体は、地上の人間の最初の感覚器官であり、レムリア時代には、熱を知覚する器官であり、受精器官であった。レムリア時代には照明器官でもあり、一眼巨人の伝説の元にもなった。

アトランティス時代にエーテル体頭部にあった知覚の中心点が、今では松果体であり、これが発展すると人類は霊視力を取り戻す。


というようなことを述べていたことを書きましたが、

「アトランティス」

と共に、

「レムリア」

という言葉が出てきます。

この「レムリア」という超大陸という概念が存在しまして、ここには大きくわけて、

・生物学上でのレムリア大陸
・神秘学の上でのレムリア大陸


の2つの概念があります。

レムリア - Wikipedia によりますと、生物学上でのレムリア大陸は、イギリスの動物学者が、アフリカのマダガスカル島や東南アジアでの生物種の分布の説明がつかないことから、5000万年以上前のインド洋に巨大な大陸が存在したのではないかとする説です。

さて、一方、神秘学のほうは、説明をそのまま抜粋します。

レムリア大陸説は、神智学協会創設者の1人、ブラヴァツキー夫人によって1888年に刊行された著書『シークレット・ドクトリン』において登場した。レムリアは大陸であり、大陸が存在した位置はインド洋ではなく太平洋にあると発表し、神秘学者達の間では高い支持を得た。

また、レムリア大陸における文明が地球上の他の文明より盛んであった時代は、第3根本人種、レムリア時代などと呼ばれるなどと述べた。

天帝サナト・クマラが金星より、地球における神(ロゴス)の反映になる任を司るために、1850万年前に「大いなる犠牲」としてエーテル界に顕現されたのが、このレムリア時代であると主張した。サナト・クマラが地球に顕現された事により、動物人間の状態であった人類は、本当の意味での魂のための器として完成し、この時代に、肉体とエーテル体は完全に結び付いた、などと主張した。


とあります。

上に出て来るサナト・クマラというのは、もともとは、ヒンドゥー教の神話に登場する賢人ですが、ブラヴァツキー夫人が言うのは、

「 1850万年前に金星からやって来て、人類の進化を促した存在」

のようなもののようです。

完全に理解することは困難ですが、まあ、たとえば私などに、シュタイナーやブラヴァツキー夫人を正確に理解することは難しいことですので、わからないことはわからないことでいいのだと思います。

理解なしには、肯定も否定もできないですが、それもまたいいのだと思っています。

神秘主義のほうでのレムリアの場所については、曖昧であることを前提としまして、下のような説があります。

lemuria-map2.gif
LEMURIA

でかいですが、日本の隣国ですね。

ちなみに、Wikipedia には、続けて下の記述もあります。


レムリアは、現在においては、オカルトおよびニューエイジ界に幅広く影響を与えており、プレアデス星団の人々との関わりや、レムリア人の現代への転生、レムリア人が水晶として転生した「レムリアン・クリスタル」等が信じられている。


今回、トンガの新しい島の詳細な衛星写真を撮影した衛星の名前が「プレアデス( Pleiades )」だったということなども含めて、この神秘学でのレムリアのことを思い出した次第です。

今後も海で何かが起きていくことは間違いないような確信はありますが、それが「超大陸」のようなことと関係してくるのかどうかはわからないです。

それを教えてくれるのは現実の現象だけなのだと思います。

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