【地球という場所の真実】 の記事一覧

2015年01月13日



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次々消える「宇宙の記憶」:彗星探査機ロゼッタの着陸船フィラエが「行方不明」。火星探査機オポチュニティの「11年分のメモリ」も消失寸前



philae-missing-top.gif

▲ 2015年1月6日の UPI より。



「忽然と消息を絶った」着陸機フィラエ

アメリカの科学誌サイエンスは、毎年、前年の科学ニュースのベスト 10を選びますが、「 2014年の科学的10大ニュース」のトップは下のように、チュ(略)彗星への着陸成功が輝いています。

breakthrough-2014.gif
Science


サイエンスの10大ニュースは1位だけが順位付けされ、他は順不同ですので、グリグリの1位だったことになります。

ところが、今年になって、冒頭の記事にありますように、彗星探査機ロゼッタの着陸機(ランダー)であるフィラエが「行方不明」となっていることが ESA (欧州宇宙機関)の発表によって明らかになりました。

正確に書けば、発表は「接近写真でフィラエの痕跡を確認できなかった」とのことです。

フィラエは、着陸時に書きました記事、

彗星の正体の判明はどうなる?:彗星に着陸した探査機ロゼッタの着陸機フィラエが電力不足により稼働できなくなる可能性
 2014年11月14日


などに書いていますが、フィラエは、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星への着陸に成功はしたものの、当初の着陸予定ポイントからずれてしまい、太陽光のあたり当たらない場所に着陸してしまいました。

フィラエの「着陸予定地点」と「実際の着陸地点」

Rosetta-Philae-LandingSite2.jpg
Earthfiles

そのため、太陽電池の充電がうまくいかず、フィラエはその後に、「休眠」に入ります。

しかし、着陸地点は特定しているために、「そのままの状態」であれば、フィラエの位置は、その後にロゼッタから送信される写真からでも特定できるはずですが、2015年になってから送信されてきた写真には、「フィラエが写っていなかった」のでした。

探査機ロゼッタが送信してきた最新の彗星のクローズアップ写真

Philae-lander-still-missing-comet.jpg
UPI/ESA/ROSETTA


もしかすると、フィラエに「何か」が起きたかもしれません。


着陸機フィラエは、大きさが「家庭用の食器洗い機くらい」のサイズの小さな探査マシンです。下の GIF 動画は、ロゼッタから切り離されたフィラエが、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に向かう時の様子です。

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸に向かうフィラエ
Philae lander
Daily Mail


それにしても、ほとんど重力のない彗星の上に、特に完全に地表と固定しているわけでもないのに、このくらいの小さなものが、「秒速」10キロメートル程度の超高速で飛行していて、しかも真空の彗星表面に居続けられるのか、私は着陸時より疑問ではありました。

この環境だと、宇宙空間を飛んでいる何か非常に小さなもの、たとえば、2〜3センチくらいの小さな隕石がぶつかるだけで吹っ飛んでしまうのでは? とは思います。

ちなみに、欧州宇宙機関( ESA )は、この「フィラエの行方不明発表」の少し前に、下のように希望を持たせる発表をしていました。

欧州の彗星探査、休眠中の実験機「フィラエ」は3月復活か
AFP 2015.01.06

世界初の彗星着陸に成功したものの電池切れで休眠状態にある欧州宇宙機関の実験機「フィラエ」が、3月にも十分な日照を得て復活しそうだという。

フランス国立宇宙センターのジャンイブ・ルガル所長は5日、パリで記者会見し、彗星周回探査機「ロゼッタ」の実験用着陸機について、「フィラエの冒険物語は終わらない」と述べた。

このフランス国立宇宙センターの所長は、「フィラエの冒険物語は終わらない」と、は述べていますけれど、この 1月5日には、実はすでに、フィラエが行方不明となっていることはわかっていた時で、なかなか心苦しいものはあったと思います。

あるいは、フィラエの冒険物語が終わってしまった可能性が少し浮上したともいえます。

とはいっても、単に画像上で発見できないだけで、チュ彗星の上の存在している可能性はもちろんあります。通信が再開した場合、自ら居所を伝えてくる可能性は残されています(機体が存在するならば、ですが)。

冒頭の UPI の記事をご紹介しておきます。



Philae lander still missing on comet
UPI 2015.01.06


着陸機フィラエはいまだに彗星上の行方がわからず


科学者たちは新しく送信された写真にフィラエの位置を把握できない状況のままとなっている。

科学者たちは、彗星探査機ロゼッタが撮影して送信してきた新たなクローズアップ画像に、着陸船フィラエの存在を確かめることができなかった。

ロゼッタよる最近の偵察活動では、現在休眠中の着陸船フィラエの所在についての新しい情報を得ることはできなかった。食器洗い機ほどの大きさの小型のローダーが、現在、67P- チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の上のどこにあるのか、その行方がわからなくなっている。

今月はじめ、欧州宇宙機関( ESA )のロゼッタ・ミッションの科学者たちは、ロゼッタに、彗星上のフィラエの位置情報を掴むための調査を指示した。ロゼッタは、彗星上空約 20キロメートルの高さから、指示された地域のクローズアップ画像の撮影に成功した。

しかし、この努力は実らなかった。

その新しい画像にフィラエの痕跡を確認することができなかったのだ。

それでも、ESA のスタッフたちは、フィラエが休眠から目覚めた時に、自らの存在を信号として伝えてくると確信している。科学者たちは、フィラエが、早ければ、2月にも休眠から目覚めて再稼働を始める可能性があると述べる。




記事はここまでです。

最も遅い場合でも、3月の終わりくらいまでにフィラエから信号、あるいは再稼働した証拠の画像が得られなければ、理由はともかく「フィラエは消滅した」ということになるのかもしれません。

先にリンクした過去記事「彗星の正体の判明はどうなる?…」の最後は、

人類という存在は、「自然摂理の真実」を知らずに生きていたほうがいいと考える「見えざる力」が、フィラエにかかったりしたのかもしれませんけれど。

というような文章で締めくくったのですが、やや皮肉な感じもいたします。

この「消える」という同じキーワードで、火星探査機オポチュニティが「記憶喪失」に陥りつつあるというニュースも報道されていました。




火星で過ごした「 11年間の記憶」が消えていく

oppotunity-amnesia.gif

▲ 2014年12月31日の BBC NASA to hack Mars rover Opportunity to fix 'amnesia' fault より。


火星探査機については、キュリオシティと共に、よく記事で取り上げさせていただいて、オポチュニティも何度か取り上げたことがあります。

最近で驚かせてくれたこととしては、過去記事の、

最近の火星では何かが起きている:火星の環境が激変しているかもしれない証拠になり得るかも知れないさまざまなこと
 2014年05月25日

でご紹介しました、「オポチュニティの自己クリーニング」のことでした。

砂の嵐が吹き荒れる火星では、探査の期間が長くなればなるほど、機体は砂まみれとなっていきます。

火星探査機オポチュニティが火星に到着したのは、2004年1月のことですが、下の写真は、左が 2005年 8月にオポチュニティを上から撮影した写真で、右は9年後の 2014年 1月の写真です。

oppotunity-2005-2014b.jpg
・NASA

砂まみれになってしまったオポチュニティの姿が写っていますが、ところが、それから3ヶ月後の 2014年4月に、オポチュニティは、少しではありますが、「きれいになっていた」のです。

oppotunity-before2.jpg


どんどん汚れていくのは理解できますが、少しではあっても「突然きれいになったのはなぜ?」と話題になりましたが、 NASA 発表では「風によるもの」と明確な答えでした。

しかし、これまでこんなに唐突に機体が清掃されたことはなかったわけで、これが風だとした場合、火星でも「この 10年間になかったような突風が吹き荒れた」という可能性を考えたりもして、火星でも環境の激変が起きているのかもしれないとは思います。

そんな火星で 11年間探査活動をおこなってきたオポチュニティが、 BBC の報道のタイトルのまま書きますと「記憶喪失」となりつつあります。

これは、ちょっと面倒くさい単語かもしれないですが、

「不揮発性メモリが故障した」

ということで、不揮発性メモリというのは、パソコンになどでは ROM とかフラッシュメモリとかにあたるものようですが、これが完全にダメになると、家庭のパソコンであっても火星探査機であっても、「データの保存は不可能」という状態なるだけではなく、これまでのデータも消えてしまうことになりそうです。

こうなりますと、オポチュニティは、その後も火星上を走り続けたとしても、自身のデータ保存能力がなくなった場合は、探査機としての使命は基本的に終わることになるのかもしれません。

現在は、 NASA が、地球上からオポチュニティの再プログラミングの試行をおこなっているようです。

しかし、BBC の記事によれば、オポチュニティは、すでに当初の予想した耐用年数を越えて働き続けていて、これも一種の「寿命」だと NASA のプロジェクトマネージャーは述べています。

宇宙のいろいろなものが消えていきそうな 2015年ですが、それこそ、「見えざる力」の、何かの示唆なのかもしれません。


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2014年12月30日



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air-asia-top.gif

▲ 2014年12月29日の Epoch Times より。



お礼といっては変なのですが

今日は物騒な記事なんですが、その前に、お礼という表現でいいのかどうか迷いますが、書いておきたいことがあります。

1週間ほど前に、

純正のオリーブオイルの味の衝撃を教えてくれた瀬戸内海の小豆島の施設の人びとから「ほぼ100%」に入ることのできない子どもたちの世界を思い出す
 2014年12月22日

という記事を書かせていただきましたが、その後、この記事を見て、このオリーブオイルを作っている社会福祉法人「ひまわりの家」にお問い合わせがたくさんがあったのだそうで「突然、お問い合わせが増えた原因は?」というようなことになったのでしょうが、問い合わせされる方々が上の記事を見てらっしゃる方だったことがわかったのだそうです。

そのことについて、私がオリーブオイルを購入したグループ展に参加されていた方のひとりから、うちの奥さんにお礼のメールがありました。

extra-virgin-oliveoil2.jpg


私は関係者ではないですので、「お礼」というのは厚かましい書き方なのですが、オリーブオイルの売り上げは全額、作っている障がい者の方々本人の給料になるそうですので、施設で働く人たちの給料が少しでも増えればいいなとは思って書いた部分はあります。

なので、お礼として書かせていただきたいと思った次第です。

それにやっばり、この「ひまわりの家」の理事長さんの名前が、

岡 裕 さん

ということになっているのに対して、うちの子の名前が、

岡 裕 〇

ということにもちょっと思うところがあったりしました。

私の子どもは、〇のところに一文字漢字が入るわけですが、これは偶然とはいえ、ややシンクロを感じないわけにもいかないところでした。

しかし、このオリーブオイル、価格はややお高いですけど、この味なら普通に高級系スーパーなんかに置けば、売れると思うんですけどね。

現在流通しているエキストラバージンオイルのほとんどが「限りなく偽物に近い」ことがわかってしまった以上、「どれが本物か」を探る基準はなかなか難しいものがあるわけで、「1から生産して作っている」と証明できる、このような商品なら、福祉云々の冠がなくとも、必ず売れると思います。

というわけで、書いてよかったなと思いました。


さて、ここから物騒な話です。




2014年1年間だけで「3機」も消滅したマレーシア機

エアアジア機の失踪は、ご存じかと思われますが、今年1年間だけで、マレーシアの航空機に起きた事件は以下のようになります。

3月8日 マレーシア航空370便 消息を絶つ(乗客乗員 239名)

melaysia370.jpg

マレーシア航空370便は、マレーシアのクアラルンプールから中国の北京に向かっていたマレーシア航空の定期旅客便である。2014年3月8日、タイランド湾上空で消息を絶ち、現在行方不明となっている。

Wikipedia より。

7月17日 マレーシア航空17便 撃墜(乗客乗員 298名/全員死亡)

malaysia17.jpg

マレーシア航空17便 (MH17)は、2014年7月17日にオランダ・スキポール空港からマレーシア・クアラルンプール国際空港に向かっていたマレーシア航空の定期便。17時15分頃、ウクライナ・ドネツィク州グラボヴォ村に墜落した。

Wikipedia より。

12月28日 エアアジア8501便 消息を絶つ(乗客乗員 162名)

air-asia8501.jpg

インドネシアなど東南アジア諸国の当局は29日、インドネシアのスラバヤからシンガポールに向かう途中で消息を絶ったエアアジア 機の捜索を再開した。同機には乗客155人、乗員7人が搭乗していた。

エアアジアのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は記者会見で、「非常にショックを受けているが、まだ何が起きたか分かっていない」と語った。


ブルームバーグより。

ここに至って、もうこれは異常な出来事の連続だというように考えても構わないのではないかと感じることもあるのですが、今回のエアアジア8501便の場合は、「エアアジア機の残骸確認」(時事通信 2014.12.30)という報道もあり、墜落である可能性が高いわけですけれど、事故は事故として、本当に「通常の事故」なのかということに焦点があるような感じもします。

ウクライナ上空で撃墜されたとされるマレーシア航空17便にしても、今でも、撃墜したことを認めた国や組織はないわけで、結論が出ることもなさそうな雰囲気にもなっています。

このような異常な航空機の消失や墜落が続いている中で、冒頭に載せました記事のように、

「この出来事を予測していたような書き込み」

が、中国のインターネット上の投稿サイトに記されていたことが判明しました。
それは 8501便の失踪事件が起きる 13日前に書かれたものでした。

下がその「マレーシア航空だけではなく、エアアジアにも黒い手が迫る」というタイトルの書き込みです。

冒頭の Epoch Times の記事タイトルには「中国人ブロガー」とありますが、中国語で書かれてあるというだけで、中国人であるかどうかまではわかりません。

ch-blog.gif

▲ 2014年12月15日の BBS Ianya より。


内容は、わかりづらい部分も多いのですが、

・国際的な「黒い手」がマレーシア航空307便の失踪とマレーシア航空17便の撃墜を起こすことにより、世界第6位のマレーシア航空を崩壊させた。

・次はマレーシアのエアアジアが狙われている。

・背後にいる勢力はあまりにも強大だ(なので防ぐことはできない)。

・さらに、その勢力は極めて悪質な心を持つ勢力だ。

・中国の人々は、当面、エアアジア機に乗らないようにしてほしい。

というような感じのことが書かれてあるようです。

この書き込みの13日後の 12月28日に、エアアジア8501便が失踪します。

冒頭の Epock Times は、このことについてふれた記事でした。
先に記事の概要をご紹介しておきたいと思います。



Chinese Blogger Warned of Pending AirAsia Disaster
Epoch Times 2014.12.29


中国人ブロガーがエアアジア機に差し迫る危機を警告していた


エアアジア機が消息を絶った 13日前に、中国人ブロガーが「黒い手」と表現する組織が、エアアジア機をターゲットにしているとネット上に記していたことが判明した。

12月15日に、ブロガーは、マレーシア航空、および、エアアジア機には乗らないように警告し、「命の危機と関係することですので、注意して下さい」と書いた。

そして、12月28日、エアアジア機 QZ8501便は、乗員乗客 162人を載せたまま、午後 7時17分にジャカルタの管制塔との接触を失った。

投稿者は、失踪事件が起きた後には書き込みをしていない。
現在までに、この書き込みは 250万回以上閲覧された。

この投稿者は、マレーシアの航空会社の出来事には国際犯罪組織が関与していると主張する。その組織について、投稿者は「黒い手」と表記するが、これは、中国では一般的にはギャングやマフィアなどの組織を意味する。

投稿者は、コメントの中で、「手に負えない米国」( stubborn U.S )という言葉も残している。

この書き込みに対しては、様々な反応があるが、最も妥当な考えは「単なる偶然」という可能性が最も高いのではないかというものだ。




ここまでです。

現状では「書き込んだら、その通りになってしまった」という単なる偶然説が有力なようです。

しかし、上の Epoch Times ではふれられていませんが、実は、マレーシア機に「危機が迫っている」ことについて、今年の7月、ベトナム人女優もネット上に「警告」の書き込みをしていたのでした。

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7月のマレーシア機17便の撃墜の前にベトナム人女優がネットに記した警告

mh17-prediction.gif

▲ 2014年7月21日のベトナム Sao Onlin より。7月17日にウクライナ上空でマレーシア航空17便が撃墜されたとされる事件のすぐ後の頃の記事です。


上の記事のタイトルに名前が出てくるズーン・イエン・ゴック( Duong Yen Ngoc )さんというのはベトナム人女優であり、モデルでもあります。検索すると、写真やページなどが相当出てきますので、少なくとも,ベトナムではそれなりに著名な方だと思われます。

下の方です。

Duong-Yen-Ngoc3.jpg
ngoisao.net

お美しい方ですが、この方が、 SNS に下のような「警告的な書き込み」をしていたことがわかったのです。

Duong-Yen-Ngoc2.jpg
Sao Onlin

ベトナム語で書かれていまして、内容を正確に把握することは私には不可能ですが、大体の意味としてなら何とかなりそうです。以下のようなことが書かれてあるようです。

ズーン・イエン・ゴックさんの SNS の書き込み

これを読まれている方の中で、飛行機で海外に行こうとしている方がいた場合、私がこれから書く内容を思い出して下さい。

それは、マレーシア航空、そして、もうひとつのマレーシアの航空会社の旅客機に乗ることはやめてほしいということです。

これは、私が1年前に諜報関係から得た情報源を元にして書いています。

(私はこのことを利益や便宜のために書いているのではありません)

あなたがたは「なぜ?」という疑問を持たれるかと思います。
しかし、私がその答えを口にすることはできないのです。

ただ、彼らが言うには、今度の出来事はさらに多くの痛みをもたらします。

そして、今月( 2014年7月)はとても不幸なムードが漂っています。

そのため、私はあなたがたに述べることにしましたが、すべての情報を共有できるわけではありません。

また、どうして私がそのような情報源を持っているかと疑問に思われるかもしれませんが、それについても私が述べることはできないのです。

神の恩寵という言葉は、たとえば、死のような悲しみに沈んでしまわないためにあると言われています。

戦争以来、死は主の特権です。

というような感じのようです。

具体的なことは何も書いてはいないとはいえ、マレーシアの航空会社の飛行機に「何か起きるかもしれない」ということを書いているようです。

そして、抽象的な表現ながら、それが「死」や「悲しみ」と関係することであることも何となく伝わります。

この場合は、中国人ブロガーのように匿名ではなく、また、彼女自身が有名人であるわけですから、コメントなどにも、営業妨害的な意味で航空会社から訴えられるのでは、というような書き込みがあったりするようですが、その「今月はとても不幸なムードが漂っています」と書き込みした7月に、ウクライナ上空でマレーシア機17便が撃墜されるということが起きてしまったわけで・・・。

うーん、どうなんでしょうかねえ。

中国人ブロガーのほうは単なる偶然の可能性はあるかと思いますが、ズーン・イエン・ゴックさんは、ベトナムでは署名な方であるようで、そんなにいい加減なことは書かない、あるいは書けないと思いますし、そもそも、彼女に何のメリットもないばかりか、マレーシアの航空会社からクレームが来ることも考えられるわけで、酔狂で書くようなものではないとは思います。

それにしても、彼女の文面にある、

どうして私がそのような情報源を持っているかと疑問に思われるかもしれませんが、それについて私が述べることはできないのです。

というあたり、いろいろと想像が働きます。

真相はわからないながらも、中国人ブロガーが言う「黒い手」と表現されている存在。

そして、ベトナム人女優が記した、「戦争以来、死は主の特権です」という意味深な言葉で締めくくられる記述。

想像だけは膨らみますが、その「本体」に辿り着くことは難しいのでしょうね。

何しろ、中国人ブロガーの言うことが正しければ、

その勢力はとんでもなく強力で、しかも非常に「悪い心」を持っている

ということですので、そんな勢力の活動が大きくなれば、まだまだ世界は荒れそうです。

今、世界では航空機などだけではなく「原発」でもいろいろなことが起きています。

数日前には、韓国の原発がサイバー攻撃を受けて、そのサイバー攻撃は今でも継続していたり、ウクライナの原発が緊急稼働停止となったり、何が起きているのか、あるいは偶然の連鎖なのかわからないですが、何とも、こう世界の「裏」から何か音が聞こえてきています。

もうすぐ始まる 2015年はどんなスタートをきるのでしょうかね。

「死は主の特権です」というような言葉を思い出すような年の始まりにはなってほしくないですが、「いい年になる」とはどうも考えにくいのが正直なところです。

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2014年12月27日



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cosmic-rays.jpg
・ここ数日、宇宙線が増えています。Register


明後日辺りからお正月過ぎにかけて、かなり出たり入ったり慌ただしくなりそうで、普段あまり移動しない私にとっては、大移動の時となりそうです。

それはともかく、今日、記事を書いている時、「ちょっとした症状」が出まして、ただ、これはもう何年も続いていて、何ヶ月に一度だとか、そういう頻度でしかないものなんですが、今日のはどうも長く続きました。

「明日あたりから病院って冬休みに入っちゃうかな」

と思い、これから1週間ほどの外出のことなどを考えると、「病院に行っておこうかな」と、近所の行きつけの循環器科に行ってみたんです。

病院は、もう混乱状態。マスクをした子どもたちを連れた親たちが次から次へとやってきていまして、現在の風邪やインフルエンザや RSウイルスの流行の激しさを垣間見ますが、それはともかく、私は、問診、いくつかの検査等を経まして、「基本的には大丈夫だと思うけど、疑いはあるので念のため」として処方されたのが、

ニトログリセリン舌下錠

でした。

ニトログリセリン錠が何に処方されるかは具体的に書いても仕方ないですが、私は、「ああ、俺もついにニトログリセリン錠を持ち歩く人になったか」としみじみと思いました。

「そういえば、エクソシストのメリン神父もニトログリセリンの舌下錠っぽいのを飲んでいたな」

と思いだします。

father-nitro.jpg

▲ 映画『エクソシスト』より、イラクのカフェでニトログリセリンらしき舌下錠を震える手で口に入れるメリン神父。


今年はエクソシストの話をよく書きましたから、私もこんな羽目になっているのかもしれないですね。

そんなわけで、今日はお休みさせていただきます。

まあ、ここ数日は、「宇宙線量が急落」していたりして、いろいろと身体面でも、メンタル面でも異変が起きやすいかもしれません(特にメンタル)。

cosmic-ray-dip.gif

▲ 2014年12月26日のスペースウェザー SUDDEN DIP IN COSMIC RAYS より。


本当は上のことを書いていたんですけど、今日は続けるのが無理そうです。


私自身、ここのところ、気づきにくいストレスが溜まり続けていることを身体面で自覚していて、あんまり体調がいいとも言えなかったりするのですよね。

このストレスの源泉が何なのかを自分で特定することは難しいですが、皆さんも今の時期に「キツさ」を感じましたら、休める時なら積極的に心も体も休まれるといいと思います。

昨日の記事じゃないですけど、病気が多いです。

メリン神父は、悪霊との戦いの中で亡くなりましたが、その現場には「蓋を開けられなかったニトログリセリンの容器」が転がっていました。間に合わなかったようです。

なので、悪霊と戦う場合は「緊急用ピルケースチェック」なども必要かもしれませんね。

いずれにしても、皆様は本当にお体にお気をつけ下さい。

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2014年12月24日



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「イスラム国」捕虜戦闘員に直接インタビューした番組を見て

イスラエルにお住まいのお知り合いから、

「昨日こんなテレビ番組やってました」

と、そのテレビ番組が動画で置いてある URL が記載されていました。

それは下のような番組で、文字はヘブライ語です。

pkk-top.jpg

▲ イスラエル mako.co.li より。

上に書かれてある文字のおおよその内容は下のようなもののようです。

世界で一番危険な場所の特別なドキュメンタリーの放映。

イタイ・アンゲル氏はクルド人ゲリラ組織「クルド労働者党( PKK )に参加し、彼らが至近距離で ISIS (イスラム国)と戦っている光景と接した。

そして、PKK によって捕虜にされた狂信的な ISIS 兵士たちにインタビューすることに成功した。

その ISIS 兵士たちが、何人を虐殺したか、そして、何人を撃ち殺したか、そして、何人の首を切り落としたかを聞くことにも成功した。

そして、インタビューによって明らかになる ISIS の黒服の兵士たちが野戦で「最も」恐れるものは何か?


というような感じです。

> ISIS の黒服の兵士たちが野戦で「最も」恐れるものは何か?

というフレーズがありますが、もうタイトルにしてしまっているので、先に書いておきますと、その最も恐れることが、

クルド人女性兵士に殺されること

であることがわかったのです。

なぜ「クルド人兵士」ではなく、クルド人「女性」兵士なのか。

それは、クルド労働者党( 以下、PKK と記します)によって捕虜にされた「イスラム国」の戦闘員たちにメディア取材者がインタビューすることによってわかったことです。

以下は、教えて下さったお知り合いが記してくれたものです。

PKKの女性兵士たちは凄く、男性以上の働きがあるそうです。

ISISの戦士たちが最も恐れるのは、この女性兵士たちに殺されることらしいのです。

女性に殺されると天国に行けないんですって。

どうして、自分で見たものとしてではなく、メールの内容をそのままご紹介しているかといいますと、この番組が、

・音声はアラビア語とクルド語
・字幕はヘブライ語


というように、私には手におえないものなのです。

それでも、後で動画も貼りますが、言葉がわからなくとも、上の説明などを念頭におきまして見ますと、なかなかおもしろいものでした。

それにしても、イスラム国の兵士が「最も恐れていること」が「女性兵士に殺されること」だということには驚きました。

こういうようなことが純粋なイスラム教の戒律として書かれているものなのかどうかはかわからないですが、イスラム国の兵士たちは、

「女性に殺されると天国に行けない」

と本気で考えていて、それを心底恐れているそうなのです。

ちなみに、イスラム教徒の言う「天国」とはどのようなものか。ところで、その前に「キリスト教での天国」についてなんですが、これは実はよくわかっていないようなんですよ。

キリスト教における天国 - Wikipedia

キリスト教の教理では、最後の審判以前の死者がどこでどのような状態にあるのかについて、各教派間の統一見解を得るに至っていない。

ということらしいのですね。

その一方で、イスラム教の方は、

キリスト教と異なり、イスラム教の聖典『コーラン』ではイスラームにおける天国の様子が具体的に綴られている。

となっていて、それはどんなものかというと、コーラン第56章10節から24節、および、56章27節から40節に記述されているのだそうですが、これがどうも「酒池肉林」という言葉を彷彿させるような天国なのです。

天国 (イスラーム) - Wikipedia

イスラムにおける天国は、信教を貫いた者だけが死後に永生を得る所とされる。イスラム教の聖典『クルアーン(コーラン)』ではイスラムにおける天国の様子が具体的に綴られている。

そこでは決して悪酔いすることのない酒や果物、肉などを好きなだけ楽しみ、フーリーと呼ばれる永遠の処女と性行為を楽しむ事ができる。

そのためこのような天国での物質的快楽の描写がジハードを推し進める原動力となっているという指摘もある。

天国に行った後も、性行為とか出てくるのかいね……。

何だかこう、天国は天国なんでしょうけれど、何だかアレですね(苦笑)。
神様とか出てこないみたいですし。

まあ、それはともかく、イスラム教では、「女性兵士(あるいは単に「女性」かもしれません)に殺されたイスラム教徒は天国に行けない」ということになっているようです。

そこに出てくるのが、上の番組の PKK のクルド人女性兵士たちの存在なのです。

この女性たちは、多分ですけど、「世界で最もイスラム国の戦闘員を殺害している女性たち」だと思われます。つまり、「イスラム国戦闘員の天国行きの阻止」に貢献しているわけですね。

ちなみに、この PKK が日本ではどのような組織として扱われているかというと、検索して最初に表示されるのが「公安調査庁」というところでお察しいただけるかと思いますが、「国際テロ組織」というカテゴリーに入っています。

kohan-ppk-.gif
公安調査庁 - 「クルド労働者党」(PKK)


上のページの概要には、

クルド人国家の樹立を目指し,トルコ南東部を中心に活動する分離主義組織。

と書かれています。

このあたりの、ゲリラとか分離主義組織という響きはともかくとしても、今回のイスラエルのテレビ番組を見ていて思ったのは、 PKK では、女性兵士がかなりの勢力を占めていて、何より、「彼女たちが、ほとんどイスラム国戦闘員を恐れていない」ように見えるのです。

それは、インタビューを受ける女性兵士たちの「圧倒的な士気の高さ」が伺えると共に、なぜか、飛び抜けて明るい表情が見えるのです。

インタビューを受ける PKK 女性兵士たち

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自動小銃を持ちながら豪快に笑う PKK 女性兵士

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▲ この方はかなり頻繁にインタビューを受けていますので、階級が高い位置の女性かもしれません。自動小銃を片手で軽々と持っていまして、腕力がすごそう。


状況不明ながら PKK 兵舎と思しきあたりの光景

pkk-women-03.jpg


もちろん、 映像には多くの男性兵士も写っていますが、メールにもありましたように、 PKK の女性兵士は、

> 男性以上の働きがある

と、番組では説明されていたようです。

ここまで「兵士」と書いていましたけれど、非正規の軍事組織の場合は「戦闘員」と表記したほうが正しいのかもしれないですね。以降、そのように表記します。

それで、 PKK の女性戦闘員たちが「強い」と報じられていたことを書いたのですが、当たり前のことを書くようで申し訳ないのですが、「理由なく戦闘員が強くなる」ということはあり得ません

高度な訓練、武器や生活物資の確保、何より軍事戦略などの要素が加わらなければ、イスラム国と互角に戦うことなどできるわけもないはずで、武器の供給の件なども含めて、背後には様々な国家なども絡んでいて、何らかの「代理戦争」的な要素が働いているというようなこともありそうですけれど、そこまではわかりません。

そして、この PKK の戦闘員たちが、イスラム国の戦闘員と最も大きく異なる点は、 PKK 戦闘員は、「捕虜を殺さない」のだそうです。

イスラム国は、人質としての利用価値がある場合以外は、捕虜をほとんど殺している印象がありますが、それをしない。すべて殺さずに「生かしたまま」捕虜としている。

そのこともあり、今回のインタビュアーは、捕虜となったイスラム国戦闘員から生きたまま、直接いろいろなことを聞くことができたわけです。

そして、どうやらクルド人女性戦闘員というのは非常に「誇らしい立場」にある人たちのようです。

ちなみに、番組では、PKK の戦闘員たちが男女ともに踊っている姿なども何度か写されていて、この妙な「緊張感のなさ」と「娯楽を楽しむ余裕」が、むしろイスラム国に対しての自信にも見えます。

重機関銃の横で輪になって踊る PKK 戦闘員

machingun-pkk.jpg


ところで、私は、この「クルド人」ということについて、何も知らないことに気づきました。
ほんの少しですが、クルド人を調べて驚いたことがありましたので、書いて起きます。

なお、先に、上でご紹介したテレビ番組の動画を貼っておきます。



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オーストラリア国民より人口の多いクルド人

ところで、この PKK 「クルド労働者党」の戦闘員自体は 5000人程度だそうですが、他にも、クルド人の軍隊はたくさんあり、こちらの記事によりますと、クルド人の正規の軍隊の方は、

クルド人合同軍の中でも「クルド人ゲリラ軍」は、イラク北部の「クルド地方政府」のもとで軍事教練を重ねた正規の軍隊組織で、保有兵員数25万人、大量の火砲や数千台の戦車も保有していると言われる。

保有兵員数 25万人!

この数のわかりやすい比較としては、日本の自衛隊の総数を挙げることができそうです。

jieitai-2014-3.gif
防衛省・自衛隊の人員構成

人口1億2千万人で、軍事費では世界第6位の日本の自衛隊員の総数が、2014年3月時点で、「約 22万5000人」なのです。

つまり、クルド人の正規軍のほうが兵士の数が多い。

クルド人兵士の 25万人は、軍事費世界第3位のイギリス(約 15万人)よりも多いです。

ここで、あらためて、クルド人 - Wikipedia を見てみます。

クルド人

中東の各国に広くまたがる形で分布する、独自の国家を持たない世界最大の民族集団である。人口は2,500万〜3,000万人といわれている。

そんなにいるのかいね!

何かこう、報道などでは「少数民族」的なニュアンスの言葉が聞かれることもあるので、私は勝手に少数民族的なものかと思っていました。

しかし、そうではなく、「独自の国家がない」というだけのことで、民族自体の数は、かなりの数であることがわかります。

2500万人から 3000万人くらいの人口の国などは数多くあり、それらの国は小国というわけでもないです。人口 2500万人から 3000万人くらいの国家としては下のような感じでしょうか。

population-world.gif
国の人口順リスト

クルド人の居住地域は下のようになっているのだそう。

kurd-1.gif
Wikipedia

トルコが圧倒的に多いですが、

・イラク 約400~600万人
・シリア 約90~280万人


というようなものを見ますと、クルド人戦闘員が「イスラム国」と戦闘を繰り返すわけもわかります。

その「イスラム国」は、死と制裁で集団を統制し続けていたわけですが、最近はその方法論自体が破綻に向かっているように見えるような報道を数多く見ます。

thp-isis.jpg

▲ 2014年12月22日の THP より。


記事によれば、最近はあまりの死傷者の数に、イスラム国の戦闘員たちの士気が低下しているのだそうです。その中で、逃亡した外国人戦闘員 100人を処刑したという目撃証言の報道でした。

敵前逃亡の場合なら正規の軍隊でも死刑が普通だとはいえ、上のように「味方を処刑する」という報道が大きくなされると、イスラム国に参加しようと考えていた人々も躊躇するかもしれません。

それに比べて、今回の番組で見たクルド人女性戦闘員たちの士気と、そしてなぜか絶えない笑顔。

kurd-soldiers.jpg
mako

2014年に、世界をあれだけ震撼とさせたイスラム国ですが、思っていた以上に崩壊が進んでいるのかもしれません。そして、その崩壊には PKK の女性戦闘員のような人たちの存在も、多少ではあっても、関わっているようです。

ところで、この番組を見ていて、紛れもない凄惨な紛争のドキュメンタリーなのに、なぜか妙に爽やかな気分になったのが、自分でもとても不思議でした。

何だろう? この感覚は。

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2014年12月23日



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2014-7b.jpg
Tan Republic




「2+0+1+4=7」が示す意味

2014年も残すところ2日となりましたが(どんな時間軸に生きているんだよ)、ああ、まだもう少しあるようですが、いずれにしてもあと数日で終わりの時期になりまして、ふと、

「 2014年ってこの世の終わりを意味している」

ことに気づきました。

気づくのが遅すぎたと自分でも思いますが、書かせていただきます。

もともとは、今年の夏に書きました記事、

「7」とは何か?:七七事変77周年記念、撃墜されたボーイング777、そしてIMFトップが語る数秘術での「2014年と7の関係」
 2014年07月19日

を何となく読み返していたことに始まります。

この記事は今年 1月15日の、国際通貨基金( IMF )トップであるクリスティーヌ・ラガルド専務理事のスピーチの内容を取り上げたものでした。

スピーチは今でも YouTube に残っています。

2-24-zero2.gif

▲ 演説するクリスティーヌ・ラガルド専務理事。「 2014 という数から 0 をおとすと 14 になる。これは 7 の 2 倍です」と言っています。


専務理事はこの会見で終始、「数秘術」を引き合いに出して会見を進めました。
会見では以下のような言葉が次々と出てきます。

「私は、魔法の数字「7」についてどのように考えているかを質問することで、あなたがたの数秘術のスキルをテストするつもりです」

「あなたがたのほとんどは7が特別な数であることを知っているでしょう 」

「 2014 という数から 0 をおとすと 14 になる。これは 7 の 2 倍です」

というように、2014年の初めの演説で「7」という数字の重要性を延々と述べたのです。これは、秘密会議の場などではなく、プレスクラブでの通常の記者会見の席上です。

数秘術とは Wikipedia の説明をお借りしますと、

数秘術の創始者は一般的にピタゴラスの定理で有名なピタゴラスと言われている。ピタゴラスの後、その思想はプラトンに引き継がれ、数学の発展と共に成熟していく。

という歴史を持つもので、方法は、

生年月日や姓名を数字に置き換えて、ひと桁になるまで全ての数字を足し、最後に出た数字の持つ意味から占う。

というものです。

たとえば、私の誕生日の 1963年8月7日の場合ですと、

1+9+6+3+8+7=34

これでもまだ2桁ですので、1桁になるまで、足します。
つまり、

3+4=

となり、数秘術上での私の誕生数は「7」ということになります。

「俺って7だったんだ」と初めて気づいたりしますが、私のことは関係ないので、話を先に進めます。

さて、それにしても、 IMF 専務理事のクリスティーヌ・ラガルドさんは、なぜ、2014年最初の記者会見で数秘術を持ち出して、「7」の数字の重要性を語ったのかと考えてみますと、それは、2014年という年の数を同じように見ますと、

2+0+1+4=

となり、つまりは 2014年は「7の年」だったことがわかります。

もちろん、他の年でも7になる年は、2005年とか、いくらでもあるでしょうが、ラガルド専務理事は、2014年という年が他の年と比較しても「7との関係性がとても強い」こと語っていました。

ここで唐突に、2年半以上前の記事の内容に飛びます。

震災後ちょうど1年目の 2012年3月11日の、

神に怒りはないこと知る日々の中で
 2012年03月11日

という記事の後半に下のようなくだりがあります。
抜粋します。

薔薇十字のシンボルでの数字の意味

1785年の『薔薇十字の秘密のシンボル』の中には下のようなイラストがあります。
日本語はこちらで入れたものです。

89-sun7.jpg


太陽に「4」の数字が当てられている、ということがわかります。前後の本文は読めないのですが、このイラストを見ても「4」の中心性というものが何となくイメージできます。

「7」に関しては、どうやらこの西洋神秘学の世界では「全部」ということになっているようにイラストでは見られます。「全部」というのは「7以上がない」、つまり「7がすべてである」というような意味です。

そう考えると、「4」の意味もちょっとわかります。

つまり、1から7で完結する概念は下のようなことになると思います。


1234567


この真ん中は・・・。


1234567


となるわけで、7から作られている世界では中心が4になるということに初めて気づいたのでした。

あと、数字関係のイラストで興味を持ったのがこちら。

7-666c.jpg


「7」と「666」が同居している図です。

この「666」という数字は「薔薇十字の秘密のシンボル」の中には何度もイラストで描かれますが、イラストだけの感覚でいえば、よく言われているような「悪魔的なイメージ」というものはなく、上の図にあるように「7の対極」として描かれているというように感じます。

つまり、「世界そのものである7」が存在するためには対極の「666」が存在する必要があるというような雰囲気が伝わります。実際はわかんないですけどね。

ここにありますように、あくまでも中世の神秘主義での概念としてですれど、

世界は7で終わり

ということになります。

8の世界や9の世界は存在しません。

実際には、私は中世神秘学を今でもほとんど理解していませんが、以前、クレアなひとときにコメント欄があった頃に、薔薇十字や中世の神秘主義のことをよくお教えくださっていた、薔薇十字の修行者(学徒)の「ねるさん」という方がいらっしゃいました。

かつて、メールもよく頂いたのですが、下に 2011年1月、つまり震災前にいただいたメールの中にある一節を抜粋させていただきます。

世界は3と4で出来ています。すなわち7です。頭で考え出すのは自由ですが、物質と共存する限り、7のリズムを無視して生きることは出来ません。7が一つの世界だとすればそれが3つで21です。最後の22は実質上は0です。0が本当の意味で次の世界との橋渡しです。

なかなか難しい話ですが、ここでも、「7が一つの世界」という表現にありますように、中世神秘学では「この世は7からできている」ということになります。


宇宙の万物の振動を数に置き換えることができるとしたピタゴラス

もともと、ピタゴラスが数秘術というようなものを考え出したのは、太陽の神殿 - 数秘術というサイトによりますと、

ピタゴラスは“この世のものはすべて数字で表わすことができる。その数字の真の意味を理解すれば、その背後にある隠された真実を知ることができる”と説きました。

そして、“宇宙の万物はすべて振動している”を『数秘学』の基礎理論とし、その振動を数字に変換させることで、それぞれの性質や深い意味を探究してきました。

とのことで、これが正しければ、ピタゴラスは、

「宇宙の万物の振動を数字に変換する」

という試みをおこなっていたということになりそうです。




来年からの世界は「存在しない2年間」に突入する

それにしても、ピタゴラスが生きていたのは、ピタゴラス - Wikipedia を見ますと、「紀元前 582年 - 紀元前 496年」とあります。

今から 2500年も前のこの偉大な数学者は、上の Wikipedia によりますと「輪廻転生」についての思想を持ってもいたようで、時代というのは、むしろ遡るほうが尊い思想に近づけるという部分はあるのかもしれません。

それはともかく、そのピタゴラスが「万物を数であらわす」とした数秘術では、今年 2014年は「7」であり、その7は、中世神秘学では、「完成した状態」であるということになります。

完成とは「先がない」ということで、終わりを意味します。

そして、中世神秘学の概念に、8や9といった世界が存在しないとすれば、

2015年(2+0+1+5)=

2016年(2+0+1+6)=

次の2年間は「概念の上では存在しない世界」となり、そのような世界を私たちは生きていくということになります。

そして、

2017年(2+0+1+7)=10(1+0)=

として、2017年になって、ふたたび世界が始まるということになりそうです。

これらは、あくまで「宇宙の万物の振動の数字への変換」という意味での「数遊び」と考えていただいても構わないですので、特に深刻に考えなくとも結構でしょうけれど、過去の「存在しない年」はどうだったのかなと、最近を見てみますと、直近では、

2006年(2+0+0+6)=
2007年(2+0+0+7)=

などがあります。
まあ、リーマンショックの頃ですね。

関係ないながら、こういう数秘術的なことを見ると、たとえば、

赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった
 2014年04月06日

などの「シンクロ」について思い出したりするのですけれど、試しに「4回続く皆既月食」と時期が完全にシンクロするユダヤ教の重要行事の日の「数」は以下の通りでした。

passover-2014-2015-07.gif

全部7とかだと面白かったんですが、ここから見ますと、今年 10月8日の仮庵の祭から、来年4月4日の過越(すぎこし)祭までは

「7(終わり)と7(終わり)に挟まれた期間」

ということも言えそうな気もします。

「中性神秘学の世界観では存在しない 2015年」と「終わりの数に挟まれた時期」というのは占い的には、いろいろと大変そうではあります。




現代の悪魔

ところで、さきほどご紹介させていただきました、ねるさんという方の「7」についての記載を抜粋させていただいたメールは、その主要なテーマは実は「数」についてではなく、「現代の悪魔について」のことでした。

先日の記事、

「2015年は地獄の真っ只中」:デンマークの投資銀行サクソバンクによる 2015 年の「アウトレージな予測」から見る来年の世界
 2014年12月12日

などを見ましても、2015年がかなり厳しい年となる可能性ということについては、現実としても排除できない部分はあります。

そのような年、あるいはそのような世界に生きていく上では、このねるさんの 2011年1月のメールの内容は大切だと思いましたので、私信ではあるのですが、私ひとりの知識にしておくのは勿体ないと感じますので、一部をご紹介したいと思います。

薔薇十字的な世界観で書かれていますので、私などにも難解な部分が多いですが、部分的に「2015年を生きていく上で現実的な参考となる」ところもあるように思います。

(ここからです)



薔薇十字学徒「ねるさん」の2011年1月のメールより

悪魔たちは抽象的な存在ではなく人格を持っています。彼らは人類の神経系を監視していますので、その戦略も想像を絶するほどに高度であることを知る必要があります。人間は脳を中心とした知性も大事ですが、それ以外の知性も発達させなければなりません。(略)

いつの宇宙サイクルでもそうですが7のリズムからあぶれる8の存在たちがいます。

以前の宇宙を「月」とか「叡智」の宇宙と呼びますが、その当時からあぶれて進化から消滅過程にある存在たちがおり、キノコなどの寄生植物やハエやクモなどが以前の進化に取り残された第8領域の存在たちです。かろうじて存在していますが彼らは外郭のみで生きており内部はすでに消滅しつつあります。

いつの宇宙にも第8領域の役割を引き受ける存在たちがいました。堕天使と呼ばれるルシファーもそうです。ハエやクモはルシファーの身体です。消えつつあるけれど、実は救われたい存在たちです。

悪そのものだけれど進化で他者を善へと導くために生まれた者たちです。

第8領域に堕ちてしまったら次の宇宙で「本当に消滅して」しまいます。魂も精神も消える恐ろしさを想像できますか?

宇宙から消えて無くなるというのは身の気もよだつ恐怖です。唯一、他の存在たちを第8領域に引きずり込むことで救われます。

だから彼らは、次の宇宙があと6000年ほどで始まる前に、どうにかしてできるだけ多くの人間を第8領域に引きずり込もうと現在も必死になって闇から人類を凝視しています。

霊視者から見ると、第8領域の存在たちは頭部に生えたツノのように見えるそうです。以前もそうでした。人類が進化できたのは動物性を外部へ排除したからです。

当時の進化でも現代の動物たちはツノのように見えました。ヨハネ黙示録で書かれた未来も、その当時と同じように人類は二分化します。頭部とツノに分かれます。

悪魔たちが救われるもう一つの道もあります。悪魔たちに役割を与えることです。これは現代では非常に難しいことです。非道徳なことを正当化する必要があるからです。一歩まちがえば自分が悪魔になります。

現代の悪魔たちはそこに目をつけています。

この道は少し前からキリストが手助けしてくれるようになったのですが、これを隠そうとします。これを隠し、古いやり方、一見すると情熱的な方向に引きずり込もうとします。社会を批判し、悲劇的な死を遂げることを美化しようとします。

いずれにしても「精神の可能性は無限大だ」という情熱的な幻想に結びつく、現代の悪魔たちが考え出した最新の武器です。悲劇の死は、死後、第8領域の住人たちの間で肉が分配されます。精神は無限でも、生命は有限です。

精神の幻想性を悪魔たちがどんな風に利用しているか、また太陽であるキリストがその対抗策としてどんな力を人間の生命体に与え始めたか、説明するのは難しいです。




(ここまでです)


今読み直しても難しいことには変わりはないですが、この中に、堕天使ルシファーなどをはじめとした「第8領域の役割を引き受ける存在たち」という表現が出てきますが、その説明のくだりに、

悪そのものだけれど進化で他者を善へと導くために生まれた者たちです。

とという記述があります。

この「善」と「悪」については、今年何度も考えたテーマのひとつでもありました。

赤い血と赤い月、そして大量の犠牲が続く中で読む「悪憎むでないぞ」(日月神示)と「善を生み出すのは悪」(小説エクソシスト)の意味を探して
 2014年07月28日

などで書きましたが、たとえば、小説『エクソシスト』には、

「このような悪からでさえ、善が生じてくる。なんらかの方法でだ」

というメリン神父の言葉があったり、日月神示に、

「悪も元ただせば善であるぞ(第21巻 空の巻 第八帖)」

とあったりして、最近は、「善と悪」というものは対立する存在ではなく、ひとつのもの、あるいは「鏡像」のようなものなのかもしれないという感覚もあります。

この世の存在は何でも表裏一体というか、「鏡像」なのかもしれません。

シュタイナーの『いかにして高次の世界を認識するか』には、神秘学の訓練の際の「自らの内部的な要素が外から鏡像となって近づいてくる」ことについてが記されていますが、これはつまり、もう1人の自分の姿は「自分の鏡像として映る」ということを意味しているようです。

右は左、左は右、となった自分が見えるということですかね。

いずれにしましても、2014年は「終わりの年」であり、これからの2年間は「西洋神秘学では存在しない数の世界」となり、そして、現実的にもかなり大変な時代がやってくる数多くの示唆が存在します。

そして、今も続いていますが、「大量死の時代」もまだ続くと思います。

あるいは、「生きること自体が大きなポイントになる」というほどの年になっていく可能性もないではないと思っています。

上のねるさんの文章に、

「精神は無限でも、生命は有限です」

とあります。

有限の生命を授かっている間は、とりあえず私たちは懸命に生きなければならないのだとも思えます。無限の魂が有限の肉体を得たということ自体はおそらくは素晴らしいことなのですから。

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2014年12月15日



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methane-top.jpg

▲ 米国ワシントン州沖の海底からメタンが噴出している様子をソナーで記録した画像。ワシントン大学ニュースリリースより。


このタイトルの「太平洋は爆発する?」とは何とも派手でいい加減ですが、今回のワシントン大学の研究による「太平洋の海底からおびただしいメタンが噴出している」という記事を読んで思い浮かんだのが下のようなイメージだったもので。実際にはこういう光景とは関係のない記事です。

methane-fire.jpg
ATS

上の写真は、湖での爆発なんですけれど、海よりも水深の浅い湖などでは、メタンガスや二酸化炭素などの爆発というのはないことでもないようです。

しかし、今回この「太平洋の海底からおびただしいメタンが噴出している」ということをご紹介したかったのは、上のようなイメージのようなこととの関連ではなく、最近記事にしたことのある

世界の大気温度は下がっているのに、なぜ、海水温度は上がり続けているのか

ということと関係するかもしれないからです。

その「最近の海水面温度の異常」について再び少し書いておきます。




異常に暖かい海水表面温度

少し前に、アメリカ海洋大気庁( NOAA )が発表した「世界の海水面温度の平年との差異」の図を載せたことがあります。

sea-temp-high2.gif

▲ 2014年12月06日の記事「北半球の雪で覆われた面積が観測史上最高を記録。なのに、気温と海水表面温度は観測史上で最も高いという異常な矛盾」より。


世界全体として、今年の海水の表面温度が平年(1981年から2010年の平均値)より高いのがわかるのですが、特に、太平洋のアメリカ側の海水温の高温が際立っています。

ちなみに、世界全体の海水表面温度は、7月の時点では、平年より 0.2℃ほど高かったそうですが、1981年からのグラフで示しますと、2014年は、以下のように観測史上最高の海水温度となり、その海水温度の上昇は現在も続いています。

sea-temperature-02.gif
Bob Tisdale – Climate Observations

しかし、この「全体が高い」という数字は、世界全体の海水温度が均等に高いというより、「太平洋の海水温度が高いことによって全体の平均値が押し上げられている」と言っていいかと思います。

もう少しわかりやすい図を見つけましたので、そちらを見ますと、この状態がはっきりとわかります。

sea-3.gif
Bob Tisdale – Climate Observations

ちなみに、日本列島の周辺はグレー(平年とほぼ同じ)かグリーン(平年よりやや低い)が多いですが、北海道の周辺の海域は黄色(平年よりやや高い)というようになっています。

そして、オホーツク海の樺太の周辺の海域は「平年より異常に高い」となっています。

japan-sea-temperature.gif


この日本の北部の海水温度の異常な高さも不気味ですが、今回の記事には、このオホーツク海域は、海水表面ではなく、海底の海水温度がもともと高いことが記されています。

そして、そのオホーツク海の暖かい海水が太平洋からアメリカ沿岸部にまで流れて、太平洋全域の深海の海水温を上昇させているというような推論が書かれています。

しかし、その推論が正しければ、海流は基本的に世界中を回りますので、

いつかすべての海底が暖かくなり、世界中の海底からメタンが放出され始める

ということになったりはしないのですかね・・・。

記事には、「いまだにメタンの最終的な行き先はわかっていない」というようにあり、つまり、放出されていることは確認できても、その膨大なメタンがどこに行っているのかは明確にはわからないのだそうですが、太平洋上での「メタンによる気泡」の目撃が確認されていて、どの程度かはわかりませんが、大気中へのメタンの放出もかなり起きているように思われます。

何よりも、「海洋表面の温度の変化は気候に大変な影響を与える」ということがあります。

エルニーニョなどを含めて、海水の表面温度の変化は、異常気象の発生に非常に大きな影響を与えているわけですが、ここ数年の異常な天候の原因のひとつに、現在の「海洋温度の上昇」というものもあるかもしれません。

西暦 1910年頃から海水表面温度は上昇する一方で、そして、今年9月には「一気に上昇」して、観測史上最高を更新しています。

1880年から2014年までの海水表面温度の推移
sea-temp-2014b.gif
・NOAA

もっとも、今回の記事で書かれていることは「海底の水温」であるわけで、深海の海流システムと表面の海流システムは違うのでしょうから、海水表面温度の上昇と、海底の海水温度の上昇の現象を同じように考えるのは間違っているのかもしれないですが、どうやら、

現在、海は表面も深海もどちらの温度も上がっている

と言えそうで、これは今後の地球環境にかなりのインパクトを与える事実だと思います。

何よりも、メタンがどんどん海中と大気中に放出され続けているというのは、どうにもいろいろと想像してしまいます。

そんなわけで、ここから記事をご紹介します。

なお、記事に出て来る「ワシントン沖」というのは、ワシントンD.C. のことではなく、ワシントン州という西海岸にある州のことです。

washington-map.gif

このワシントン州の沿岸を中心として、すさまじい量のメタンの放出が確認されているとのことです。




Warmer Pacific Ocean Could Release Millions Of Tons Of Seafloor Methane; 'We Looked At The Amounts, It's Significant'
Underwater Times 2014.12.09


暖かい太平洋は海底から数百万トンのメタンを噴出している可能性がある。「私はその量を見た。それはおびただしいものだ」


アメリカの西海岸沖では、海底の凍結層にメタンが閉じ込められている。

ワシントン大学の最新の研究によれば、その海底層の中間ほどの深さの場所の海水温度は、凍結層の炭素堆積物を溶融させるのに十分な温度があり、結果として、堆積物中にメタンを放出し、海水を取り囲む可能性があることが示された。

研究者たちは、ワシントン州沖の海水が、500メートルの深さで徐々に暖かくなっていることを発見した。海底 500メートルというのは、メタンが個体からガスへと気化するのと同じ深さだ。

この研究では、海水の温暖化は、強力な温室効果ガスの放出に繋がる可能性があることを示す。

今回の研究結果を、アメリカの地球物理学専門誌「ジオフィジカル・リサーチ・レターズ( Geophysical Research Letters )」に共著した、海洋学のエヴァン・ソロモン( Evan Solomon )助教授は、以下のように語った。

「私たちの計算では、その量は、2010年のディープウォーター・ホライゾン(2010年のメキシコ湾原油流出事故)の原油の流出が『ワシントン州の沖で毎年起きる』ほどの量と同等のメタンであることを示します」

科学者たちは、地球温暖化はガスハイドレートからのメタンの放出によって起きるだろうと確信しており、現在その焦点は北極にあてられている。

今回の論文では、1970年から 2013年まで、約4万トンのメタンがワシントン州沖からハイドレート分解物として放出されたと推定している。

「メタンハイドレートは、非常に巨大で崩壊しやすい炭素の貯留地です。そして、それは温度の変化により放出され得るのです」と、ソロモン助教授は述べる。

メタンは天然ガスの主成分であり、低温及び高い海洋圧力によって、海水とメタンハイドレートと呼ばれる結晶が結合する。

アメリカの太平洋岸北西部は、生物学的な生産性のある海域であることと強い地質活性を有するため、異常な量のメタンハイドレートの貯留地となっている。

しかし、他にも、世界中の海岸線に、同じように温暖化に影響を与える貯留地がある可能性がある。

ワシントン州沿岸の海水温度について、初めて歴史的な量のデータをとったのは、この論文の共同著者であるポール・ジョンソン( Paul Johnson )教授だ。

そのデータは、予期していなかった海水の表面温度の上昇の徴候を明らかにした。

「データが精錬されておらず、また雑然としたものだったにも関わらず、私たちはその傾向を見出すことができたのです。何しろ、それは飛び出すようなデータだったのですから」

この 40年間のデータは、深海の海水は、おそらく驚くべきほど温められ続けていたことを示唆しており、それは気候変動の一因となっていると考えられる。

暖かい海水は、おそらく日本とロシアの間にあるオホーツク海から来ている。この場所は、海水表面が非常に濃い。そして、暖かい海水はそこから太平洋に広がった。

オホーツク海は、過去 50年間暖かくなり続けていることが知られており、他の研究では、この水が大西洋からワシントン沿岸にまで到達するには、10年から 20年かかると考えられている。

そして、これと同じ深海の海流は、北カリフォルニアからアラスカまで到達しているとソロモン助教授は確信している。

ハイドレート分離により、今世紀に今後放出されるガスの量の推定値は、毎年4億トン( 0.4 million metric tons )、あるいは、メキシコ湾原油流出事故の4倍が毎年放出される量だ。

しかし、いまだに、放出されたメタンガスの最終的な行き先は不明だ。

海底堆積物中のバクテリアによって消費されているか、あるいは、その場所の海底は酸性化したり、酸素欠乏状態となっているかもしれない。

または、メタンのいくらかの部分は海水の表面にまで上昇しているかもしれない。その場合、温室効果ガスとして大気中に放出され、気候変動に影響を与えているかもしれない。

ジョンソン教授とソロモン助教授は、放出されたメタンの最終行き先を分析している。

そして、2人が示唆する点で重要なのは、上昇したメタンガスによる海面の気泡の目撃情報について注意している点だ。海底からのガスの一部は表面に達し、大気に入っていることを示唆する。





(訳者注) ちなみに、上の記事に「海底の酸素欠乏状態」というような言葉が出てきますが、この「海底の酸素欠乏状態」は、デッドゾーンと言われる、生き物が住めない「死の海」を作り出す原因となります。

また、上の記事には、 2010年のメキシコ湾での原油流出事故のことが出ていますが、これによっても、デッドゾーンが発生していて、もしかすると、現在もまだ拡大しているのかもしれません。

この事故は原油そのものより、その原油を散らすために使われたコレキシット9500 ( Corexit 9500 ) という薬剤が大量に使われたためだとも言われています。

下は3年くらい前の、

新年のノルウェーでの魚の大量死で思い出す「メキシコ湾の原油流出と海流の関係」
 2012年01月04日

という記事に載せた海流の地図です。

belt-03.jpg


どんなに小さな海流でも最終的には大きな海の循環システムである「大海洋コンベアベルト」に海流は結びついていくわけで、時間はかかっても、「どんなものでも世界中の海を回る」ことになります。

なので、メタンによる「酸素欠乏状態の海」が広がっている可能性があるのだとすれば、世界中の海がデッドゾーンだらけになるという可能性もあるのかもしれません。

参考までに、「メキシコ湾のデッドゾーン化」についてずいぶん前に翻訳して、ご紹介した記事の一部を抜粋します。

原油流出によるメキシコ湾の「デッドゾーン」が平均よりかなり大きくなると研究家たちが予測
2010年06月29日

ミシガン大学の水生生態学の教授ドナルド・スカヴィア氏らの研究グループによると、今年のメキシコ湾の「デッドゾーン」(生物が棲息しない死の海域)は、通常年の平均よりかなり大きくなると予測され、また、6億5900万ドルにのぼる米国の漁業生産を今後数十年に渡って脅かす可能性があるという。(中略)

「デッドゾーンの範囲が拡大していくことは、生態的な時限爆弾ともいえる。我々は今後、深刻な漁業被害の脅威にさらされる可能性があるということを踏まえて、デッドゾーンの拡大を制御するために、地方、地域、国家の意志決定が不可欠だ」とスカヴィア氏は語った。


ここに、

> 今後数十年に渡って脅かす可能性

とあるように、デッドゾーンが発生しますと、回復するのは簡単ではないようなのです。
海中のメタンの増加も同じようにデッドゾーンを増やす可能性はあります。

なるほど・・・。

ここ数年の「海での海洋生物の大量死」、あるいは「生息する魚類の変化」などは、確かに原因は単純なものではないとはいえ、海底からの膨大なメタンの放出がそれらの理由の一部(たとえほんの少しの要因であっても)となっている可能性はあります。

地球の海のデッドゾーン化が進行しているのかどうかは、今後起きることを見ていれば、わかることなのかもしれません。


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2014年12月13日



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デマ・ストーリーを報道大手が躍起にして否定した理由

今年10月の終わり頃に、下のような報道が、海外のツイッターや、フェイスブックに拡散されたことがありました。

nasa-6days-darkness.gif
Huzlers


12月16日(日本時間17日)から22日まで「6日間、地球は暗黒となる」というものです。

とはいえ、そのタイトルを読まれるだけでおわかりかと思いますが、これはもちろん作り話で、虚実混ぜた「ニュースのような記事」を発信する Huzlers.com が掲載したものです。

しかし、こういうような「虚実ミックス報道サイト」は英語圏には数多くありますし、それ以外にも、インターネット上での作り話やホラ話はどこにでも満ち溢れているわけで、普通、このようなものを大手の報道メディアが「否定する報道をする」というようなことはあまりないはずです。

ところが、この報道が出て、しばらくして、

「この記事はデマだ」

とする内容の報道が、非常に多くのメジャー報道サイト、たとえば、英国のインディペンデントや、インターナショナル・ビジネス・タイムズ、あるいは、ロシア・トゥディ、といったメディアが記事にしていたのでした。

普通だと相手にするようなものとも思えないのに、真剣に記事で否定した」という出来事が相次いだのです。

independent-hoax.gif

▲ 2014年10月28日の英国インディペンデントより。


参考までに、最初の発信元となった Huzlers.com の報道(のようなもの)の概要をご紹介します。

NASA Confirms Earth Will Experience 6 Days of Total Darkness in December 2014!

2014年の12月に地球は6日間の完全な暗闇に包まれることを NASA が確認!

NASA は、12月15日から 22日まで、地球がほぼ完全な暗黒の6日間を経験することを確認した。塵やスペースデブリが太陽嵐によって満たされることによって、太陽光の 90%が遮られる。その太陽嵐は過去 250年間で最大のものとなる。

この発表を行った NASA のチャールズ・ボールデン( Charles Bolden )長官は、人々に冷静さを保つよう求めた。

当局は、地球は6日間の暗闇に包まれても、何か特別な問題や被害が起きるということはないと述べる。

このような記事を間に受けることもないでしょうが、一応書かせていただきますと、

・太陽嵐により宇宙空間が数日間も塵や宇宙ゴミで満たされるという状態はあり得ない(太陽嵐の速度は桁違いに高速)
・そもそも、2カ月も先の太陽嵐を予測することはできない
・仮に、過去250年間で最大の太陽嵐が起きたとすれば、「問題や被害が起きるということはない」ということはない(必ず磁気嵐による被害が起きる)


などがあり、このような記事を高級メディアが相手にすることはない・・・とは思ったのですが、しかし、これを躍起に否定する、その「背景」は、まったく理解できないというものでもないのです。




2011年の NASA 長官の緊急メッセージ

3年前の 2011年 9月6日に、NASA のウェブサイト上に、唐突に、NASA のチャールズ・ボールデン長官の、「自然災害に対して、来たるべき事態に備えて下さい」といった内容の緊急非常事態に関するメッセージを述べるビデオがアップされて、憶測を呼んだことがあります。

その後、日本語吹き替えをしてくださった方がいらっしゃいまして、日本語で見ることができます。それが下の動画です。




最後のフレーズなどは、

「まずは、とにかくこれ以上ないというような準備を整えて下さい」

となっていて、何となく緊急性の漂うメッセージです。

内容の全体としては「いつ、どんな自然災害が来るかわからないので、日頃からその準備をしておいて下さい」という、どこの国でもよくあるメッセージですけれど、しかし、

「自然災害への準備を促すことは NASA の職務上の分担ではないのでは?」

とは思ってしまうわけです。

アメリカには、連邦緊急事態管理庁( FEMA )を始めとして、自然災害を担当する部署は多くあり、メッセージが出るのなら、そういう方面から出るのが自然な気がします。

というより、予測される何らかの自然災害に対しての、こういうメッセージは「アメリカ大統領が言うべきことなのではないのか」という気もします。

NASA は地球関連の調査も数多くおこなっていますが、それでも、

基本としては NASA の担当部署は「宇宙」

であるわけで、そのことなどもあって、人々のあいだに、

「何か宇宙からの災害が起きることを予測しているのじゃないだろうね」

というような憶測が流れたのでした。

幸い、NASA の長官が緊急メッセージを掲載した 2011年10月から現在まで、特別に大きな「宇宙からの災害」はなかったわけですが(強いて言えば、2013年チェリャビンスク州の隕石落下くらいだと思います)その「緊急メッセージ」の記憶が、いまだにある部分もあるのかもしれません。

A_trace_of_the_meteorite_in_Chelyabinsk.jpg
・チェリャビンスク州の隕石落下。Wikipedia

実際、ロシア・トゥディでは、このホラニュースを取り上げた際に、2011年の NASA 長官の緊急メッセージを引き合いに出していましたので、結構多くの人がこの時の NASA 長官の緊急メッセージを覚えているのかもしれません。

rt-nasa-hoax.gif
RT

このロシア・トゥディの記事もご紹介しておきたいと思います。



Earth to face a 6-day blackout, viral hoax cites NASA as saying
RT 2014.10.29


地球が6日間の暗転に直面するという NASA の発言を引用したホラ話がウイルスのように広がる


NASA が「地球は 12月に6日間の完全な暗闇」に包まれることを確認したことを暴露したとする主張は完全な「宇宙デマ」だった。

しかし、この話がデマだとわかる前に、この内容はツイッターを通して、全世界に広がっている。

オリジナルのレポートは、風刺的なニュースサイト Huzlers.com に掲載され、内容のソースとして、NASA のチャールズ・ボールデン長官の発言を引用したとされていた。

タイトルは「2014年の12月に地球は6日間の完全な暗闇に包まれることを NASA が確認」というもので、12月15日から 22日まで、太陽嵐による塵やスペースデブリよって、太陽光の 90%が遮られ、地球がほぼ完全な暗黒の6日間を経験することを確認したとしている。

ボールデン長官の 2011年の緊急事態への準備に関してのビデオは、このレポートの内容に重みを追加するために文脈に付け加えられた。


nasa-bolden.jpg
Youtube

しかし、全体として見た場合、このビデオは、地震やハリケーンが起きた時のための防災の準備について語っているものにすぎない。





というものですが、先ほども書きましたように、「 NASA の職務上の分担というのは、地震やハリケーンに対しての防災上の意識をアメリカ国民に促すものなのだろうか」という疑問が出るのも不思議ではない気がします。




暗黒になるはずの12月18日には地球外生命体まで地球に来訪

なお、Huzlers.com は最近の記事(のようなもの)で、

地球外生命体が、12月18日に地球に到着することを NASA が報告した

というストーリーを載せています。

nasa-extraterrestrial-beings .gif
Huzlers.com


この記事(のようなもの)でも、 NASA の科学者の名前を挙げ、その人物の言葉を引用して書かれています。

記事によれば、

NASA のハップル宇宙望遠鏡により6機の宇宙船が地球方向に移動していることが観測された。6機の宇宙船のサイズは、それぞれがサッカー場の半分ほどもある。地球へ向かっている目的は今のところ不明。

とのことですが、Huzlers.com の記者たちは、「その 12月 18日は地球が真っ暗になるって記事を書いた」ことを忘れたのですかね・・・。

それとも、意図的にその日に合わせて書いたのでしょうかね。

いずれにしても、人騒がせなニュースサイトではありますけれど、「地球が真っ暗になる」という話題にそんなに多くの人びとが惹きつけられるということは、そのような現象を「願う人々」、あるいは、願わないまでも、「そういう現象を経験したい人」が多いということなのかもしれません。

もちろん、私も経験してみたいです。

しかし、そうなる状況というのは、普通の考えではどうしても現実として想像することが難しい。

特に「地球全体が暗黒に陥る」という状況は、太陽が一方向から光を照らしている以上、太陽そのものが消えてしまう(あるいは太陽の光が消えてしまう)」ということにならない限り無理だと思いますが、太陽や、その光そのものが突然なくなるというのも、それもまた考えづらい。

そういえば、私の NASA の太陽写真コレクションの中で最も好きなものに「太陽が消えた」ものがあります。下の一枚です。

2010年1月29日1時26分19秒に NASA の太陽観測衛星 SOHO が撮影した「太陽」の写真

20100129_no-sun3.jpg


消えてますでしょう(笑)。普通は真ん中に太陽が写っているのですが、理由はわからないですけど、この時の写真には太陽が写っていなかったのでした。

この写真は、過去記事の、

「太陽騒動」から3年目の 2012年に再び太陽の周囲に集まる「巨大物体」たちを前に無視もできずに呆然と見つめる私
 2012年12月18日

にあります。

ちなみに、2012年の 12月18日に「太陽の光が消えていた」ように見えた観測のことについて記事でふれたこともあります。




2012年の暮れに「光が消えていた」太陽

このことは、

「暗黒の3日間」を実際に NASA の太陽観測衛星で見た日: そして、12月21日から突如として「凶暴化し始めた地球」
 2012年12月24日

という記事に、

「太陽は3日間消えていた」かもしれないことを示す NASA の写真

として下の写真を載せたことがあります。

sun-black3.jpg


写真は、NASA の太陽観測衛星 SOHOのものです。

この時の現象も合理的に説明がつくものなのだろうとは思いますが、見た目には、確かにその数日間、「太陽の光は消えていた」ようにしか見えなかったのです。

まあ、「地球が数日間の暗黒に包まれる」というフレーズは、さまざまなところで語られることでもありまして、それが「地球の変化のきっかけとなる」としているものも多いわけで、確かに現実感はあまりないですが、魅力を感じる現象でもあります。

何はともあれ、 「暗黒の6日間が来る」とされた 12月16日はもうすぐです。

日本には「ひょうたんから駒」なんて言葉もありますしね。

故事ことわざ辞典より「瓢箪から駒が出る」の意味

瓢箪から駒が出るとは、思いもかけないことや道理上ありえないことが起こること。また、冗談半分で言ったことが現実になること。


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2014年12月11日



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ie-website.gif

▲ セキュリティ対策をほどこされたウェブサイトがインターネット・エクスプローラーで表示されない場合に出る表示。上はフェイスブックのページ。




従来の設定のままではアクセスできないサイトが次々と増えている

今年10月に、グーグルのセキュリティチームが、古くから使われている古い技術でありながら、現在でも多くのウェブサイトで使われている暗号化技術に深刻な脆弱性があることを発表しました。

グーグルのセキュリティチーム、SSL 3.0の脆弱性「POODLE」を説明
 CNET Japan 2014.10.15

暗号化技術に脆弱性があるということは、「通信の内容が盗まれてしまう可能性がある」ということです。そして、これは現在、Windows(ウインドウズ)の Internet Explorer (インターネット・エクスプローラー)だけが脆弱性に対して問題を持ちます。

そのため、多くの主要サイトで少しずつ、そのSSL 3.0という暗号化技術の使用の停止を進めているという状況となっているのですが、結果として、

ウインドウズのインターネット・エクスプローラーで閲覧できないサイトが次々と出始めている

ということになりつつあります。

すでに 10月の時点で、

FacebookやTwitterがIE経由で繋がらない原因と対処法
 道すがら講堂 2014.10.18

という記事のように、フェイスブックやツイッターなどにインターネット・エクスプローラーからはアクセスできなくなっていたようです。

このように脆弱性に対処するサイトが増え続けています。

たとえば、日本経済新聞の電子版も、12月2日に「日経電子版 「SSL3.0」の利用停止について」という告知をしていて、インターネット・エクスプローラーのデフォルトの設定では、閲覧できなくなっていることを伝えています。

そして、最もアクセスに際してセキュリティが必要な「銀行関係」や「金融関係」のサイトでも、対策が進みつつあるようです。

たとえば、日本年金機構の「ねんきんネット」などは、10月17日に早々にセキュリティ対策として、インターネット・エクスプローラーでは表示できなくなったことを告知しています。

SSL3.0の脆弱性に関するお知らせ
日本年金機構 2014.10.17

日本年金機構では、ホームページの一部及びねんきんネットにおいて、安全性が高いSSL通信を使用していますが、SSL通信で使用する通信方式のひとつであるSSL 3.0に深刻な脆弱性があり、通信の一部が解読されてしまうおそれがあることが判明したため、SSL 3.0を停止いたしました。

SSL通信を使用するページ(アドレスが「https」で始まるページ)が閲覧できない場合は、ブラウザー(インターネット・エクスプローラーなどの閲覧ソフト)の設定を確認して、安全な通信方式であるTLS 1.0以降を使用できるようになっているか確認してください。

とはいえ、このように、

> 安全な通信方式であるTLS 1.0以降を使用できるようになっているか確認してください。

と言われましても戸惑う方もあるかと思います。

そんなわけで、その設定の方法を記しておきたいと思います。

現在、かなりの勢いで、このセキュリティ対策が進められていて、多くのサイトで対策されるようになると思われます。つまり、「インターネット・エクスプローラーのデフォルトの設定では閲覧できないサイトが増える」という可能性があります。

仮に、今後、ブログサービスなどでも、そのような対策をするものが出てきた場合、インターネット・エクスプローラーで表示されないということもあり得るかとも思いまして、記事にした次第です。

ここから設定の方法です。

Mac は OS レベルで対処済みですので、関係ありません。Windows でも、インターネット・エクスプローラー以外のブラウザは問題ありません。




暗号化技術(SSL3.0)の脆弱性への対策


1. インターネット・エクスプローラーを起動します

下のアイコンがインターネット・エクスプローラーです。これをクリックします。

ie-icon.jpg



2. 「インターネットオプション」を開きます

ブラウザの右上の歯車のマークか、「ツール」という選択項目があれば、そこをクリックすると、選択項目の中に「インターネットオプション」というものがあるので、そこを選びます。

ie-01.png



3. インターネットオプションの上部のタブから「詳細設定」を選びます。

中段ほどに「セキュリティ」という項目があり、そこに、

SSL 2.0 を使用する
SSL 3.0 を使用する
TLS 1.0 を使用する
TLS 1.1 を使用する


の並びがあります。

ちょっとややこしいかもしれないですが、下のようにします。

ie-02.png


SSL 2.0 を使用する
SSL 3.0 を使用する


にチェックが入っていると思いますので、このチェックを外します

TLS 1.0 を使用する
TLS 1.1 を使用する


にチェックが入っていれば、そのままで。
チェックが入っていない場合は、チェックを入れます

下のようになればOKです。

ie-03.png


右下の「適用」ボタンをクリックした後、「OK」をクリックして閉じます。

インターネット・エクスプローラーを1度閉じて、再び起動すれば、作業は終了です。

今後、このセキュリティ対策は加速度的に進むと思われますので、ふだんのウェブ利用をインターネット・エクスプローラーでなさっている方は、この設定を行っておかれることを強くお勧めします。

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2014年12月10日



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space-time-top.jpg

▲ 科学誌「サウス・アフリカン・ジャーナル・オブ・サイエンス( South African Journal of Science )」掲載の論文より。



地球も宇宙も、あらゆるものは何らかの共通した制御の中にいるかもしれないひとつの証左

私自身はよく理解していないのですけれど、「黄金比」という言葉があることは知っていました。

Wikipedia - 黄金比 では、

線分を a, b の長さで 2 つに分割するときに、a : b = b : (a + b) が成り立つように分割したときの比 a : b のことであり、最も美しい比とされる。近似値は1:1.618、約5:8。

と説明されていまして、コトバンク - 黄金比 では、

線分を一点で分けるとき、長い部分と短い部分との比が、全体と長い部分との比に等しいような比率。1対1.618をいう。古代ギリシャでの発見以来、人間にとって最も安定し、美しい比率とされ、美術的要素の一つとされる。

とあり、要するに、「比率」のことのようなのですね。

golden-ratio-01.png

▲ 黄金比を説明する際によく用いられる「1対1.618」を示した図。黄金比と白銀比より。


この楕円の形は「対数螺旋」というものらしいですけれど、上の論文で示されている、この形の黄金比を持つものの例として、いくつかの写真が示されていまして、オウムガイも挙げられています。

Nautilus-shell.jpg


いずれにしても、この黄金比は単なる「数式」でしかないのですが、コトバンクの、

> 人間にとって最も安定し、美しい比率とされ、美術的要素の一つとされる。

という表現のように、建築やデザインなどに使われることも多いようです。

パルテノン神殿やミロのヴィーナスなど、黄金比から設計された美術造形なども、特にギリシャには数多くあるようです。

ミロのヴィーナス
Milo-Venus.jpg
Science Window

そして、冒頭の「サウス・アフリカン・オブ・サイエンス」の論文の内容なんですが・・・実は内容が難解すぎて、よくわからないのです。

おぼろげに伝わるのは、

「この世は非常に多くのものが黄金比の比率に依存したものかもしれない」

というようなことが書かれてある「よう」なのです。

特に哺乳類との関係が書かれてあるようなのですが、何しろ、論文の途中からは、直訳だと下のような展開になっていくんです。

現存生物種(脊椎動物と無脊椎動物)の標本からの頭蓋および他の測定値の回帰分析において、mは傾きであり、cは試料A(x軸)と同じ種の試料B(y軸)の測定値を使用した断片であり、y=mx+c との回帰式に関連付けられる。

驚くべきことに、絶対値CA1.61のSEM値平均logは、現存脊椎動物(哺乳類、鳥類、爬虫類)および無脊椎動物(甲虫目および鱗翅目)の同種対比較として得られたのだ。

┐(‘〜`;)┌

言語とさえ思えないような言葉が並びます。

そんなわけで、今回はあまりにも難解な数学用語や科学用語などが出てきて、私には手に負えないもので、途中でギブアップしてしまいました。

翻訳したところまでは後で掲載しますが、でも、実際、私自身が、すごくこの論文の内容の「意味」を知りたいのです。

科学にお詳しい方が、どこかの科学ブログやサイトなどで翻訳してくださればなあ・・・というような期待を込めて、この論文をご紹介しているという部分もあります。

しかし、頭で考えるのは無理でしたが、視覚的に見ますと、いろいろなことがはっきりしましたので、この論文に掲載されている写真や、あるいは論文の文中に出てくるものを写真で示します。

まずは、論文中に掲載されている写真です。




黄金比を持つ私たちの周囲の存在

論文には上のオウムガイの他、子持ち銀河という、りょうけん座にある渦巻銀河、ハリケーン・カトリーナ( 2005年)、アンモナイトの写真が載せられています。

なお、カトリーナではなくとも、台風やハリケーンは多くが「黄金比」の形を持って襲来します。


自然界に見られる対数螺旋の例

M51-NGC5194.jpg


Hurricane-Katrina2.jpg


ammonite.jpg


その他に、文中に出てくるものとしては以下のようなものが黄金比であるようです。

クーズー(ブッシュバック属の動物)の角
Kudu_antelope_.jpg
Kudu


植物の葉の生え方
spiralleaf.jpg
全ての植物をフィボナッチの呪いから救い出す

植物は、互いの葉が重ならないように、「回転しながら生える」のだそう。

上のサイトには、

葉が重なると、上にある葉の影に入ってしまうので、「重ならない」のは、葉が光合成をすることから考えれば、有利な性質である。

では、どんな角度を取ると、この性質が得られるのだろうか?

実は、その答えが、黄金角なのである。

とあり、「植物は、黄金比で光合成に有利な葉の生え方を獲得している」ことになるといえそうです(あるいはコントロールされている)。


DNA の結晶構造
DNA-Crystal.jpg
ジェームズ・ワトソンが語る「DNA構造解明にいたるまで」


銀河系を含む多くの銀河や太陽系などの恒星システム
spiral-galaxy.jpg
There Must Be Something More


哺乳類の頭蓋骨
skull-mokey-01.jpg
こんちゅーぶより。写真はニホンザルの頭蓋骨。


原子核(の安定性)
Sciences-exacte.jpg
原子核

などが出ていました。

他にも調べてみますと、いろいろとあるもののようです。
Google 画像検索で、いろいろと見られます。

ふと気づくと、「指紋」なんてのも黄金比を描いているようですし。

fingetprint-golden-ratio.jpg
Golden Ratio


あるいは、「脳」そのものも黄金比に見えてきたり、その中にある松果体の周辺も黄金比に見えたりもいたします。

brain-1.jpg


赤ちゃんなんかも、黄金比かどうかはわからないですけど、対数螺旋的な、つまりオウムガイのような形で、お母さんから生まれてきますしね。子どもの出産に立ち会った時のことを思い出します。難産でしたねえ。

大人子ども関わらず、コタツなんかで丸くなる時も黄金比っぽい姿勢でダラーッとしたりしますね。


まあ、そういう日常的なことはともかく、この「黄金比」が、この世界の様々な「事物」だけにとどまらず、「時空」とも関係しているのではないかという議論がされているようなのです。

確かに、空を見上げても指先を見ても黄金比はどこにでも溢れていて、「 DNA の結晶」も黄金比だなんてこともはじめて知りました。

では、途中でギブアップした論文の翻訳を掲載します。

専門用語や翻訳部分で間違っている部分が多いと思いますので、本当に興味がある方は下のリンクにある原文を読んでいただければ幸いです。



Number theory and the unity of science
South African Journal of Science 2014.11


数論と科学の結合


この数千年間、ホモサピエンス(現代人類)は、好奇心の感覚から科学を探究し続けてきた。現在では、アフリカだけではなく、世界中の小学生から大学生、そして学術研究者に至るまで、様々なことに関しての疑問や興味を持っている。

それは、相対性、質量、空間、粒子、波動、時空などと、数学、物理学、化学、生物学の分野における定数の性質上の関係性などに広がっている。

最近、非合理な数学定数についての疑問が浮上している。それは、ギリシア文字のφ で示される約 1.618 の値を持つ比が、現代の哺乳類の頭蓋骨の形態学的な分析に基づくと、一定の生物種と関連している可能性があることについての議論だ。

この 1.618 … は「黄金比」と呼ばれるもので、これは、数学の態様に関連するだけにとどまらず、物理学、化学、生物学、時空とも関係し、また、位相幾何学(位置の研究・学問)とも関係している。

黄金比の宇宙での存在を想定した説得力のあるケースは、対数螺旋の遍在に基づいて行うことができ、この壮大な例には、渦巻銀河の子持ち銀河などが含まれる。

他にも、アンモナイト、オウムガイの形状、ハリケーン・カトリーナ。
そして、太陽系の惑星、衛星、小惑星やそれらのリングの分布なども含まれる。

対数螺旋はフィボナッチ数列と整数論の黄金比と強固に関連する。

フィボナッチ螺旋でわかりやすい身近な例としては、植物の葉の生え方がある。

他にも、クーズー(ブッシュバック科の動物)の角の形状、象の牙の曲がり。そして、知られているところでは、DNAの結晶構造、さらには、ナノ材料の応力パターン、原子核の安定性、さらに、原子状物質の周期性に至るまで黄金比に依存している。

黄金比に依存しているそれぞれの構造体には2つ目の共通点が存在する。
それは、これらがすべて自発的な成長パターンを示すことだ。

この驚くべき自己相似性は、湾曲した時空の本質的な特徴から生じる共通の環境制約への応答であり、これについての議論が強いられている。





(訳者注)これって、「地球も宇宙も、あらゆるものは何らかの共通したコントロールの中にいる」ということを物語っているのではないかな、と思ったりもいたします。

これまで、黄金比という概念から世界を眺めたことがありませんでしたが、今後、特に「生命に関したもの」を見たり考える時には、黄金比のことを思い出そうと思います。

そして、また、これらは過去記事の、

むしろ謎が深まる中国の落下体。そして、死者の日の祭典が行われるメキシコ・オアハカに出現したノルウェータイプの「光の渦」
 2014年05月19日

や、

私たちを取り巻く「渦」は何を意味するのか
 2010年12月18日

などに出てくる「地球に出現する渦」とも関係することのように思います。

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2014年12月06日



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2014-fall-snow.gif

▲ 2014年12月4日のワシントンポストより。



北半球の降雪面積が観測史上最大に

先日の記事、

元 NASA の気候学者が「地球はすでに今後30年以上続く寒冷期、あるいはミニ氷河期に突入した」と断定
 2014年12月04日

では、地球はすでにミニ氷河期に入っていると述べる気候学者の主張を取り上げました。

その気候学者で、元 NASA のコンサルタントのジョン・L・ケイシー( John L. Casey )氏が著作『ダーク・ウインター』で述べたことはおおむね以下の通りです。

・太陽活動の縮小による地球のミニ氷河期はもう始まっている。
・今後、地球は急速に寒冷化に入る。
・寒冷化は2020年代終わりから2030年代始めをピークとして数十年続くだろう。
・農業不振による食糧不足から社会情勢が不安定になる。
・アメリカは食糧輸出を停止するだろう。


などでした。

食糧輸出に関しては、「アメリカが輸出を停止する」とアメリカに言及しているのは、ケーシーさんご本人がアメリカ人だからだと思われます。世界的にそのような不作状態になれば、食糧輸出大国のカナダやロシアやオーストラリアなども同じような措置をとるでしょう。

ミニ氷河期には飢饉が起きやすいです。
小氷期 - Wikipedia には、

1315年には150万人もの餓死者を記録

とあり、食べられなくなりますと、体力も落ちて病気も流行しやすくなるためなのか、

疾病による死者も増加した。

ともあります。

このような状況となってきますと、自給率の低い、日本を含めた東アジアの国などはかなり厳しい状況となりそうですが、何か手はあるのかというと、数年間ならともかく、「数十年」も続くのであるならば、ちまちまと食糧備蓄をしてみても、個人ではどうにもならない面はありそうです。

さて、そんな「ミニ氷河期」の話題を書きました直後に、米国のワシントンポストの記事で、

今年の秋、北半球の雪で覆われた面積が観測史上最大になった

という報道を見つけました。

これは、ニュージャージー州のラトガース大学の降雪研究所が調査したもので、9月から11月の北半球の、「雪で覆われた面積」をデータ化したものです。

下のグラフで一目瞭然だと思います。

Northern-Hemisphere-snow2.gif

▲ 1967年から2014年までの雪で覆われた面積の推移。 ラトガース大学 全球降雪研究所( Rutgers University Global Snow Lab ) より。以下のデータも同じです。


これまでは 1976年が最も多い雪面積だったのですが、今年の秋はその記録を上回り、3500平方キロメートルを越える雪面積となりました。

下はそれぞれの年の平均との比較ですが、こちらに関しても今年は観測史上最大となっています。

snow-nov-na.gif

▲ 1967年から2014年までの雪で覆われた面積の偏差。




その一方で大気の温度と海水の表面温度も観測史上で最も高いとは、これいかに

このように、今年の秋(9月、10月、11月)は、雪の降った面積が、過去最大クラスに多いということがわかったわけで、それなら「気温もさぞや低かったのだろう」と考えるところですが、ワシントンポストの記事のタイトルにありますが、なんということか、

今年の北半球の秋の気温は観測史上で最も暖かった

のです。

私としては、むしろこちらのほうが信じられないところがありますが、下のように、アメリカ海洋大気庁( NOAA )の平年との気温の比較の図は、今年の秋の北半球は明らかに平年より気温が高いことがわかります。

2014年9月、10月の全世界の気温の偏差
201401-201410.gif

▲ NOAA が発表した2014年9月、10月の全世界の気温の平年との比較。赤が濃いほど、平年より気温が高いことを示します。


ワシントンポストによれば、

通常より少し暖かい気温は、大気中の水分含有量を増加させて、雪の量を増加させる可能性をもっている。

ということですので、「気温が高いために雪が増える」という理屈はわからないでもないのですが、しかし、何となく不思議な感じはいたします。

実は、大気温度だけではなく、「海面温度」もそうなんです。

過去記事、

冬のカオス:凍てつくアメリカ、焼け付くオーストラリア…
 2014年11月21日

で、私は下のように書いています。

現在、アメリカは強い寒波に見舞われていますが、実はアメリカ周辺の「海」では奇妙な現象が起きています。

それは「海水温が異常に高い」のです。

低いのならわかる気もするのですが、「高い」のです。
しかも、一過性のものではなく、最近ずっと高いままなのです。

下はアメリカ海洋大気庁( NOAA )による9月の世界の海水温度の平年との差異ですが、アメリカ西海岸からアラスカにかけての海域と、東海岸沿いの一部の海水温度が平年に比べて異常に高いことがわかります。


sea-temp-high.gif
・NOAA

上の記事ではアメリカについて書いていますが、記事にある全世界の海水温度の平年との差異を見てみますと、「今年の秋は全体として海水表面温度が高かった」ことがわかります。

さらに「来たるべき地球のかたち」の、

海に何が起きているのか:世界の海水の表面温度が観測史上の130年間で最も高くなっているけれど、その理由がわからない
 2014年11月26日

という記事には下の表を載せています。

1880年から2014年までの海水表面温度の推移
sea-temp-2014.gif
・NOAA

2014年は、太平洋も他の多くの海域も 1880年からの観測史上でもっとも海水の表面温度が高かったことがわかります。

しかし、秋が過ぎた 11月の終わりには、アメリカやカナダ、ロシア、ヨーロッパの一部、中国などに、「北極からの爆風(極渦」が、ジェット気流に乗ってやってきました。

これにより、アメリカでは、ニューヨーク州などで非常事態宣言まで発令されるような「異常な寒波」に見舞われたことはご記憶の方も多いと思われます。

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▲ 2014年11月22日のニューヨーク経済新聞より。


つまり、この秋の北半球、あるいはその一部は、

・観測史上で最も気温が高く暖かかった
・観測史上で最も高い海水表面温度だった


のにも関わらず、

・観測史上最も雪の降る面積が広かった

と同時に、

・北極からの寒気で100年以上の記録を更新する寒波

を経験する場所があったり、

・観測史上最大の積雪を記録する地域があった

などのムチャクチャな秋から冬の動きだったのですが、この「急変」という状態から感じることとしまして、先ほどリンクいたしました過去記事「冬のカオス…」に書きました、かつてのミニ氷河期はたった数ヶ月でその気温が定着し、その後、1300年間も続いたという調査などを思い出させてくれます。

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New Scientist

つまり、寒冷化は過去の場合には「急速にやってきた」という歴史もあるということですので、寒冷化に入る際にはあっという間にその状態になってしまうという可能性もあると思われます。




どう想像しても「荒れる」イメージしか湧かないこれからの冬

そして、世界各地から寒波と大雪のニュースが毎日飛び込んできています。

何より日本も昨日あたりから、かなり拾い範囲で雪の被害が出始めていて、毎日新聞の「大雪:四国と島根で次々車立ち往生 徳島では50世帯孤立」などを読みますと、改正災害対策基本法というものが初適用されたりしています。

ヨーロッパも、特に中央ヨーロッパはカオスじみた光景が寒気によって作られています。

オーストリア・コッテス 12月3日
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オーストリア北部のヒムブルク 12月3日
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ハンガリーの首都ブダペスト 12月3日
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DARK ROOM

ロシアも場所によっては大変なことになっているようで、ロシアの声には下のようなニュースがありました。

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▲ 2014年12月3日のロシアの声より。


この先どんな冬になってくるのか、いよいよわからなくなりますが、海水の表面温度が高いということは、海から蒸発する水分などを考えますと、世界的に大気中の水分量が高くなっているのかもしれず、「大雪」という状況はしばらく続くのかもしれません。

そこに北極からの寒気が重なってくると、

暖かい気温と高い湿度の中に超寒気が突っ込んでくる

という図式になり、これだと、やはり「荒れる」というイメージしか湧かないのですが、どうなりますかね。

そして、元 NASA のケーシー氏は「ミニ氷河期は 30年続く」とか言っていたり、1万3千年前のミニ氷河期なんてのは 1300年間も続いたりしていたりなど、いろいろと「寒い話」は尽きません。

それでは、ここから、ワシントンポストの記事です。



Fall snow cover in Northern Hemisphere was most extensive on record, even with temperatures at high mark
Washington Post 2014.12.04


この秋の北半球は気温は高い状況にも関わらず、雪に覆われた面積が観測史上最高の広さを記録


過去46年の積雪面積の調査から、今年の秋の北半球では、他のすべての年よりも雪で覆われた面積が最も多くなっていることがわかった。

これは非常に驚くべき結果と言わざるを得ない。なぜなら、北半球の気温そのものは、過去の同時期と比べて最も高いレベルで推移しているからだ。

米国ラトガース大学の全球降雪研究所( Rutgers University Global Snow Lab )のデータによれば、この秋の北半球の雪面積は、2200平方マイル(約 3540万キロメートル)以上に拡大しており、これは、1976年に記録された積雪面積を大きく越えている。

研究をおこなっているニュージャージー州の気候学者、デビッド・ロビンソン( David Robinson )氏は、以下の積雪に関しての統計情報を追加する。

・9月、10月、11月に、北半球の雪面積が記録を更新した。
・北米は観測史上で最も広範囲での積雪があった。
・ユーラシア大陸では観測史上3番目の積雪面積があった。

さらに、11月に絞ると、

・北米は観測史上で最も広範囲での積雪があった。
・ハワイとアラスカを除くアメリカ本土48州で観測史上で最も広範囲での積雪があった。(これは北極からの爆風での豪雪があったことを考えると不思議ではない)
・カナダは観測史上2番目に多い積雪面積だった。

この結果は、アメリカ海洋大気庁( NOAA )の発表した今年 9月と 10月の全世界の平均気温が、観測史上で「最も暖かかった」という結果を考慮すると、まるで、お互いに反している現象のように見えるかもしれない。

また、アラバマ大学ハンツビル校の衛星解析データによると、11月の全世界の気温も観測史上2番目に高かった。

しかし、雪の量は、気温との相関関係を持つものではない。雪が降るには、単に氷点下、あるいは氷点下近くの気温が必要とされるだけだ。

平年より1〜2度高い気温は、多くの場所に降雪を与える可能性がある。

また、通常より少し暖かい気温は、大気中の水分含有量を増加させ、雪の量を増加させる可能性をもっている。

最近のモデリング研究によれば、地球温暖化のシナリオの中では、今世紀末までに雪の量は高緯度地域で 10パーセントほど増えるとされる。

降雪の条件としては、気温よりもむしろジェット気流の循環の要素が重要に関与している。ジェット気流は、中緯度へ北極からの冷たい空気を輸送することができる。この秋には北極からのジェット気流が、ふだんの秋なら降雪がないような地域に降雪をもたらした。

今年の秋の珍しいジェット気流の動きの理由については、科学研究で活発な議論がおこなわれており、現在、

1. アメリカは雪と寒さの進行中の中にいる。しかし、それはなぜか。

2. 地球温暖化がこの狂気的な冬を作り出しているという証拠が出始めている。

という2つを柱として議論が進められている。


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