【地球という場所の真実】 の記事一覧

2014年09月24日



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皆既月食の「黒地に赤い丸」が近づく中、丸い緑の物体の出現からふたたび考えさせられた「植物が緑である理由の非合理性」と、赤い血を持つ人間と植物の関係



なぜシドニーの緑の物体を無意識に気にしたのか少し気づいたとき

先日の、

シドニーの海岸に無数に漂着した緑の未確認「浮遊」物体と、カリフォルニアの真っ赤な太陽から思い出す「丸い存在」に囲まれている地球の人類の関係
 2014年09月22日

という記事は、下のような丸い緑の物体……多分、丸くなった藻類と思われるものがオーストラリアのビーチに大量に漂着したことをご紹介したものでした。

green-ball.jpg






 



出来事そのものは大したことではないと思いながらも、なぜか気になり、記事として書いたのですが、昨日その記事を読み直していましたら、記事の中に唐突に、

「反対色」

なんていう概念が書かれていまして、そこに「緑の反対色は赤」とあります。

なぜ、唐突に反対色なんてことを書き出したのかは、よく覚えていないですが、これを見て、

「緑の丸いもの……その反対は赤い丸いものか……」

と、その記事ではカリフォルニアの赤い太陽の写真なんかを載せていますけれど、現在の「赤い丸」の本元は太陽ではなく、下のこちらだと思い出したのです。

blood-moon-03.jpg

▲ 2014年04月06日の記事「赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで4回連続する皆既月食がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ……」より。


2014年 4月から1年6ヶ月間の期間で4回連続する皆既月食、つまり、「赤い月」が問題なのだ、と。

2014-passover-sukkot.gif


太陽の日食とは違い、月の皆既月食は「血のような赤」となります。それが、今年の 2014年 4月 15日から 2015年 9月 28日まで4回連続して発生するという、時代によっては数百年に1度規模の出来事の渦中に現在の私たちはいます。

近代史で過去何度かあったその時期に起きたことについては、上にリンクした記事をご参照下されば幸いです。

そして、過去のこの期間は、いろいろなことがありましたけれど、簡単にいうと「犠牲の時代」です。

ところで、この「犠牲」という漢字の「犠」というのは、

牛 + 羊 + 我 = 犠

gi-sei.png

と、「羊と牛と私」という意味の漢字であることに気づいたりもして、過去記事「戦争や耐性菌の蔓延にさえ思う犠牲というキーワード」なども思い出しますが、それはともかく、4回連続する皆既月食の「赤い丸」は一種不吉なイメージを感じないではないものでもあるわけですが、そのような時期に、

「赤と反対色の緑の丸が大量に出現した」

ということが印象的だったのかもしれません。
この緑の物体が基本的には藻類であるであろうこと以外は正体不明のあたりも悪くないです。

理屈がつきにくいほうが、こういう場合は頼りになります(なんだか意味不明ですが)。




人間の持つ「赤」の不思議と、植物の持つ「緑」の不思議

ところで、この、

「赤の意味」
「緑の意味」


は、過去にそれぞれ何度か記事にしています。

緑のほうは、2011年の震災後、時事的な記事を一切書かなくなって、毎日街の中をさまよい歩いていた頃の記事のひとつで、

緑の意味
 2011年05月02日

というものです。「赤」のほうは何度も書いているような記憶があるのですけれど、たとえば、

赤の意味: 再び現れた赤い海と赤い雨
 2012年07月31日

というものがあります。

そして、それぞれで、

緑 → なぜ、植物は緑なのか

赤 → 人間の血液が赤い理由である赤血球の正体

について書いています。

「赤い血」に関しては、血が赤く見える理由だけなら、それは赤血球と、光学的な理由によるため、という一文で説明が済んでしまうようなことです。

sek-red.jpg
血はなぜ赤い?より


しかし、そのこと自体より、その赤血球そのものへの思いが私にはあります。それは、

人間の赤血球は DNA を持たない

ということを上にリンクしました「赤の意味……」を書いた時に初めて知りまして、瞬間的に下の発想がグルグルと頭の中でまわりはじめたのでした。

・地球のほぼすべての生命は DNA を持っている
 ↓
・DNA を持たない生命や組織は、ほぼ存在しない
 ↓
・ところが、地球上には DNA を含まない生物の組織がある
 ↓
・それはヒトを含む哺乳類の赤血球
 ↓
・人間も動物も「赤」を作り出せるのは基本的に赤血球だけ
 ↓
・この世に「生命の赤」が存在しているのは基本的に赤血球があるため
 ↓
・ところが、その哺乳類の赤血球「だけ」がこの世で DNA を持っていない
 ↓
・つまり、どうやら……「哺乳類の赤血球は生命とは言えない」
 ↓
・人間と哺乳類はその生命とは言えない血液の循環によって生きている
 ↓
・ということは、もしかすると……(以下略)

この「ということは、もしかすると……」については、なんら具体的なイメージがあるわけではないのですけれど(苦笑)。

これについて、スティーブン・スピルバーグ監督の映画『ジュラシック・パーク』の話題を絡めて書かれている東邦大学医療センター佐倉病院のサイトにある「赤血球ヘモグロビンの進化;ヒトはなぜ核を捨てたのか」というページの下の記述がわかりやすいと思います。

「ジュラシックパーク」・・・ご存じの方も多いと思いますが、恐竜の血を吸った蚊の化石から生命の起源である DNA を取り出し恐竜を現代に復活させるという内容の映画です。作者は何故このような物語を考えたのでしょうか。実は恐竜の赤血球には核(DNA)があったからなのです。下の写真を見て下さい。

dna-human.jpg

左はヒトの赤血球、右は恐竜ではなく鶏の赤血球ですが、鶏の赤血球中には細胞核が存在していることがわかります。恐竜だけでなく現在の鳥類・魚類・爬虫類・両生類の赤血球にはすべて核があります。これら脊椎動物の中で赤血球に核がないのは、哺乳類だけなのです。

ここに、

> 脊椎動物の中で赤血球に核がないのは、哺乳類だけ

とあるように、鳥、魚、爬虫類、両生類にはあるのです。

哺乳類が、それらのすべての生物と違うのが、この「赤血球に DNA を持たない」ということなんです。

そういう意味では、

人間と他の生き物

という違いを上回るほど、

哺乳類と他の生き物の違い

というのは大きいものなのかもしれません。

何しろ、哺乳類は DNA を持たない、いわば「生命というより物質」といえる血液によって、自らの生命を維持しているわけで、そこは哺乳類共通の神秘的な部分ではあるように思います。

ちなみに、赤血球が赤い理由は、ヘモグロビンというものが含まれていることによるものですが、ヘモグロビンは、

・ヘム鉄錯体
・グロビン


からできています。「錯体」というのは「分子」というような感じの意味でとらえて構わないとすれば、ヘムというのは、要するに鉄です。

そして、グロビンというのは「物質が外部の磁場と反対の向きに磁化される性質」を持つもので、簡単な書き方にしますと、「血液とは鉄と磁気で構成されている」ことと DNA を持たないことを合わせて考えれば、


「人間の血液」とは、生命ではない磁場


だといえる気もしまして、そのようなものに私たちの肉体的な生命維持が託されている。




植物が多分永久に「緑」である理由

その人間と哺乳類の神秘性の象徴である血の「赤色」の反対色である「緑色」。

緑色を代表する生物は言うまでもなく、植物です。

green-plant.jpg


植物だって(私は進化論を信じないですが)、選択的な進化でなくとも、突然変異であれ何であれ、太古から「緑以外」に変化していった種があっても不思議ではないのに、「ほぼすべて」の植物がその葉の部分を緑色を基本としています。

葉が緑以外の植物はあることはあっても、非常に限定的で、葉のある植物はほぼ全部が緑を基本としています。

かつて、なぜそうなったのかということを「ふと」考えたことがあったのですが、調べているうちに、植物が緑色であることは「異常なほど」不思議であることに気づくのでした。

それはどういう意味かというと、光合成や、植物は太陽の光で成長することと関係しています。

同じ太陽の光を吸収して生きる生物なら、最も効率よく光を吸収できる色であったほうがいいはずですが、「緑色は最も光の吸収効率が悪い」ようなのです。

これは、

植物が太陽の光を最も効率よく吸収するためには「緑色ではない」ほうがよかった

ことを意味します。

緑以外なら何でもいいといってもいいかもしれません。

このことは、上でリンクしました過去記事「緑の意味」でも引用しました、公益社団法人 日本技術士会北陸支部のサイトに「彼らはなぜ「緑色」を選んだのだろうか」という、植物を 35年間研究してこられた方が書かれているコラム記事があります。

そこには下のようなことが書かれてあります。

人間が認識できる基本的な色だけでも6色(紫・青・緑・黄,橙・赤)もある。原始の植物が地球上に初めて登場した時には、赤でも黄色でも紫でも、何色でも選べたはずなのに、なぜに「世界中の植物たちは、申し合わせたように緑色を選んだ」のか・・・。これが何とも摩詞不思議?

あとは、引用すると長くなりますので、概要だけ書きますと、

植物の葉が緑である理由は、「葉が緑色の光を反射あるいは透過し、他の色の光を吸収している」という理由による」ものにも関わらず、

地球に届く太陽光の強さと波長との関係を見ると、緑色の光に強さのピークがある

ということで、つまり、植物は、自分自身が緑色であることによって、最も強い光を「捨てている」のです。

そして、このコラムを書かれている方は以下のように書きます。

「光のエネルギーを利用して光合成を行う植物が、最も強い光を吸収しないで捨てる。そういうメカニズムになっている植物たちって、一体なんでやねん!?」

このように書かれているのですが、私も何年もこのことが不思議でした。

そして、このコラム筆者の方は最後にこのように書いています。

植物たちと付き合いはじめてから35年もの時間が流れてしまいました。

その間、ほとんど毎日目にしている彼らが「緑色」であることに対し、ほとんど意識をしなかった。ところがある日、ふと気になり出すとおおいに気になり、その疑問を捨てられなくなってしまう。

35年も見続けて来ながら、そんな基本的なことすら解っていなかったのだなあ〜と、かなり凹んでいます。

彼らが緑である理由はいまだに解りませんが、自分の無知さ加減は身にしみて解りました。

願わくば、「なあ〜るほど!!!」と納得してから神に召されたいと思います。

私も、まあ、神に召されるのでも、悪魔に連れて行かれるのでもどちらでもいいですが、この、「植物たちが自分自身にとって非効率的な色の生物として地球上にあり続けた」ことについては知りたいと思っています。

それにしても、このブログを書いていると、生物のことにしても、宇宙や地球のことにしても、

「〇〇は科学的にはわかっていません」
「〇〇についての理由はよくわかっていません」
「〇〇がどうして起きるのかは不明です」


という表現がこれまで何度出てきたことかと思います。

現在の科学は実際のところは「この世」のことについて、わかっていない部分のほうがはるかに多いことを感じます。

さて、しかし、そのことはともかく、上に書きました、

植物が緑色であることは本来なら非常に不自然で不思議なこと

であると共に、

人間の赤い血液は DNA を持たない上に、その存在自体が(地球や宇宙の磁気に反応する)磁場そのものである

というふたつの不思議なことがある一方で、

緑と赤は、反対色(補色)である

という色覚上の概念を思い出します。
反対色は「補色」とも言い、つまり、色覚的な意味で、その色をサポートする色でもあります。

ここで唐突に、結局、何の科学的な意味のある概念でもない概念ですが、この色の関係性は、

「植物の、人間(あるいは哺乳類)に対してのサポートの歴史そのものを象徴している」

というようなイメージが浮かび上がります。

言うまでもないですが、人間は……少なくとも、現代の地球に住む普通の人間は、植物がこの世になければ生きていくことはできません。

食糧としてはもちろんですが、それよりはるかに多くの意味で、人間は植物にサポートされて、この世に生き続けてきました。

現世人類が地球に登場したのは、遺伝子解析では、今から十数万年前のアフリカとされていますが、それ以来、一環して、人類は植物に支えられて今日まで生き抜いてきたのですけれど、このように回りくどい書き方をしなければ思い出せないほど、私たちは、「植物への感謝」を忘れて生きてしまっているのかもしれません。

私自身もそうです。




植物を目指す人間という概念

シュタイナーは、たとえば、著作『いかにして高次の世界を認識するか』などでも、薔薇十字的な視点で「植物に対しての真剣な観察」の重要性を何度も書いています。

かつて、ブログにコメント欄があった頃に、「薔薇十字の修行」をされている方が、コメントを書いてくださっていたことがありしまた。「薔薇十字の修行」などと書くと、おどろおどろしい感じがするかもしれないですが、シュタイナーの本を読んで、私は最近知ったのですけれど、シュタイナーがいう「薔薇十字の修行」というのは、

「毎日の普通の生活を通じて正しい生き方を学び、そして、すべての他の人びとと、すべての生物への愛を意識して、この世の正しいことと正しくないことを認識する」

ということだけの話で、何かお祈りを唱えたり、絶対的指導者に服従したり、神秘的な作法にあやどられるようなものではないということのようです。

以前、その薔薇十字の修行をされている方のコメントを何度か引用させていただいたことがあります。

驚異の植物の防衛力アップ法が米国の生物学者の研究により判明:その方法は「さわること」
 2012年04月23日

などにも引用していますが、彼は以下のように書いていました。
なお、これは記事に対してのコメントというより、私に対してのメッセージ的なものです。

ところどころからの抜粋ですが、「中略」などの文字は読みにくくなるために入れていません。

シュタイナーが言う体内における光合成の件、これは明らかにオカルトに聞こえますが、薔薇十字の伝統に生きる者は本気でこれを実践します。狂気の沙汰と言われようと、呼吸による身体内の炭素の把握はぼくらの最重要の関心事です。

古神道の大国隆正という人の『本学挙要』という本の中に人と稲が逆さに並べて描かれている図があります。これはフトマニの区象といって、人間は逆さまになった植物であり、互いに共生しているという旨を説明するものです。西洋でも東洋でも霊学ではこれは一般的な認識です。

薔薇十字でもおなじです。

植物というのは、体内に緑色の血が流れ、太陽に向かって真っすぐに成長する地上の存在としてはピュアなあり方のお手本みたいなものです。

ゲーテには「原植物」という理想的な植物の概念があります。つまりあれが人間として目指すべき理想であり、最高の元型です。

薔薇十字の理想は、赤い血の情熱を保ちつつ植物のように上へと向かうことです。そして太陽に向かうことです。これが重要な点です。

太陽へと向かう植物のようにしかも自由への衝動を内に担いながら上へと成長しようとする、地上では類をみない神聖な存在として人間存在が語られ、そしてその正しい道が古今東西どの流派に限るとなく実践されて来ました、、、、、と、このようなことを信じる、信じないは別として、いずれにせよこれが宇宙と人間の歴史に対する薔薇十字の伝統の解釈です。

ちなみに、上にゲーテの「原植物」という言葉が出てきます。

文豪ゲーテは、「植物の原型」のようなものを追い求めていたようです。

これについては、東京大学の長田敏行教授の「ゲーテと植物」というページの中に、以下の記述があります。

原植物と形態

植物変形論について述べるとき、いわゆるゲーテの原植物について触れざるをえない。原植物などどこにもありえようがないが、ゲーテは植物の原形のようなものを初期から追求していたが、イタリア滞在中に一層その思いは強くなっていった。

しかし、それは仮想のものでしかありえない。それが結実するのは1794年にシラーと出会い、現実を重視するゲーテと理想主義追及の旗手シラーとの間のやり取りが原植物として結晶した。それが、一筆書きのように描かれる植物の模式図であり、いわば原植物の体現である。


Die-Urpflan.gif

ちょっと、わからない面の方が多いのですが、上のようなものらしいです。

思いつくままに書いていくうちに、何だか次第に難解さが増してきて、そろそろギブアップの感じですが、今回はじめて、 Wikipedia のゲーテの項目のページを少しだけ読んだのですが、このゲーテという人は、1810年に『色彩論』という大著を記しているそうで、そこには、「ゲーテの色彩環」という図が載せられているのですが、それが下のものです。

goethe-color.jpg


これは、先日の記事に「反対色」を説明する際に載せた、現在の色覚の概念での色彩環と同じものであることに驚きます。

color_wheel.gif
補色 - Wikipedia


ゲーテの色彩環(輪)でも、赤の反対色(補色)は緑となっています。

そして、 Wikipedia によりますと、

ゲーテは人間に体験される色彩を探求したため、色彩が人間の精神に与える影響のことも扱っている。その影響も色彩環から説明されるところがある。

赤は色彩環の頂点をなす最も力強い色であったが、その対極、色彩環の一番下に位置する緑はどうかというと、地に根を下ろした安定した色だという。

とありまして、この下りの

> 赤は色彩環の頂点をなす最も力強い色

から、人間や哺乳類が持つ「血の色」の意味を改めて思い浮かばせてくれるものであり、また、

> 緑はどうかというと、地に根を下ろした安定した色

の下りの「地に根を下ろして安定している」というイメージは植物そのものです。

また、先ほど書きました「植物は現世人類が地球に登場して以来、一貫して人類をサポートし続けた」ことをも意味するような気がします。

それにしても、「赤が最も力強い色」というのは、国旗に赤を使っている国が非常に多いことでも、そのことを感じますが、その中でも、「白地に赤丸だけ」というデザインの日本の国旗は明らかに他の国旗のデザインとは意味的に一線を画しているわけで、その意味の強さは理解はできます。

しかし、冒頭のほうに書きましたように「黒地に赤い丸」(皆既月食)は、ともすれば不吉なイメージを伴うわけで、何となく、「白地に赤丸」と「黒地に赤丸」を並べてイメージして、今後の世界を考えてみたりしています。

何といいましても、オカルト込みでもオカルト抜きでも、あるいは日々のニュースの気象、地質、疫病、あるいは社会、紛争、経済などを見ていても、この「4回連続して皆既月食が起きる」来年 2015年 9月末までに、とてもとても大きな変化が起きることは間違いないのでは、と感じるのは私だけではないと思います。

それがいいほうに向くのか、悪いほうに向くのかについては言及できないです。

本来は時事的な記事を書き出したつもりだったのですが、全然時事じゃない上に、何やら自分でも意味をつかみにくい妙に難解な展開となってしまい、申し訳ありませんでした。



  

2014年09月19日



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huldra-top.jpg
・スウェーデンの欧州伝説での妖精フルドラ。 Huldra より。






 



ネット上で冒頭の絵を見まして、これがえらく私を惹きつけました。これがスウェーデンの妖精(のたぐい)であることを知り、ふと思い出したのが、スウェーデンという国はヨーロッパで最も「反ユダヤ的」な態度を持つ人が少ないということでした。

sweden-semitic1.png

▲ アメリカの「名誉毀損防止同盟」の調査による、世界各国の反ユダヤ的態度を持つ人数の全人口中の割合を示すサイト ADL GLOBAL 100 より。「名誉毀損防止同盟」は後でご説明します。


上のそれぞれに関連があるわけではもちろんないのですけれど、ただ思い出したというだけの話です。

何かの関連性も、調べて「よく考えれば」出てきそうな感じはするのですが、現在ちょっと頭の思考活動があまり循環していない感じなんです。

ここ2日ほどは何だかひどい倦怠感・・・いや、単なる疲れなのかもしれないですが、そういうものに包まれていまして、昨日はついに記事を書くこともできませんでした。

この疲れの原因は「」なんです。




秩序化した夢の世界

ここ数日、早朝4時から5時くらいに何度も夢によって起こされるのです。特別に悪夢というわけではないですけれど、とにかく起きてしまうような夢を見るのです。それも数十分おきに。

当然、4時とかの早朝では、まだ眠くて起床できるものではなく、時計で時間を確認してまた眠る。
すると、わりとすぐに夢で目覚める。

また時計を見る。

20分くらいしか経っていない。

それでなんだかんだと、いつも起きる6時30分頃まで、そういう繰り返しになっていて、しかし、寝不足の疲れというのではなく・・・うーん、どう書いていいものなのかわからないですが、変にオカルト的にとらえられるのはいやなのですけれど、

「その夢の内容が続いているか、あるいは統一性がある」

のです。

眠るたびにバラバラの内容の夢を見るのではなく、次に眠るときには「そこは他の世界ではありつつも、その場として、いつも同じような生活圏と時間軸、そして同じような人間関係のある状況がスタートする」のです。

つまり、

起きている時の世界



眠っている時の夢の世界

が、それぞれ別でありながらも「平行するふたつの世界」のように、共に秩序を持って進行している……と説明すればいいのかどうか……。

夢のほうの世界は所詮は夢なので、多少現実的ではないことも起きることは起きます。

霊的なもの(と思えるもの)も出現するし、人間の容姿の変異なんかも起きますけれど、でも、そこで私はその世界で仕事もしていて、人との付き合いもあり、引越をしたり、親戚の家に行ったりと、あちらはあちらで普通に「生活」しているわけです。

こういうように「夢の内容に統一性が出てきた」のは、この数日というわけではなく、ずいぶん以前からなのですが、以前は曖昧だったのが、次第に明確になってきたというか。

以前、

「眠ると前日の夢の続きからのように始まる」

ことに気づいた時に初めて「夢がちょっと変化している」とは感じましたが、その後、「昼間起きている世界での日常と、眠っている夢の中の日常がそれぞれの規律性を持って、同時に進行している……ような感覚」を受けてはいます。

まあしかし、夢の記憶は後になれば曖昧なものも多いですので、一部は錯覚かもしれないですけれど、全体としてはそういう状態となっている感じはあります。

deja-vu.jpg
laghash



昏睡時の日常

そういえば、私自身はその本を読んだことがないのですが、有田直子さんという方の書かれた『昏睡Days』という本の内容を以前、ネットで読んだことがあります。

いろいろと書評などありますが、内容的には、大学生の時に、くも膜下出血で倒れて、意識を失い、その後 22日間も昏睡状態に陥った後、大きな後遺症を残しつつも目覚めた経験をした方の、

「昏睡中」の手記

なんです。

目覚めた後の手記ではなく、「昏睡していた時の日常」を書いています。

有田さんのお話を聞きに行ったというメグノメさんの記事の表現だと、

昏睡の中では、とってもおだやかで、スケジュール帳に書き込んでいた予定通りの、いつもと変わりない日常を送っていた…とのこと。

”昏睡の世界は痛みもなく明るかったよ”

という昏睡状態の経験を語っていたそう。


考えれば、私自身も、時間的にはもっと短いですけれど、9年前に吐血により緊急手術を受けた時に、手術中、何度も何度も意識を失ったのですが、

「意識を失うたびに、必ず同じ場所にいる」

のでした。

なので、朦朧とした意識でしたけれど、意識が戻るたびに、「今見ていたのは単なる夢ではない」と感じていたりしました。このあたりは、7〜8年前に書いて放置したままのサイトのページですが、こちらのページに書いてあります。

そんなわけで、この数日はとにかく早朝に夢で強制的に起こされることが多く、その疲れで、1日ぼんやりしていて、今日もあまりちゃんとした思考ができなそうですが、すみません。

なにか悪いもんにでも憑かれてでもいるんですかね。
スピリチュアル能力ゼロな人なので、そういうのがわからないし、感じることができないもので。




妖精フルドラを生んだ国の数字

huldra-002.jpg

▲ 画家ベルナード・エヴァンス・ワード( Bernard Evans Ward )の 1909年の作品「フルドラ」。 Wikipedia より。


冒頭にも載せました、この「フルドラ」ですが、これは北欧伝説に出てくる妖精に属するもののようなんですけれど、日本語での説明はほぼネット上にはなく、英語版の Wikiedia に Hulder という項目があるにはあるのですが、日本語版でいう[要出典]という注意書きが多いもので、自己解釈的な部分が多いようです。

日本語のエルフ - Wikipedia (ゲルマン神話に起源を持つ、北ヨーロッパの民間伝承に登場する種族)の中に、作家アンデルセンの『妖精の丘』について書かれてあり、それは、

この物語のエルフは、デンマークの伝統的な民間伝承に似て、丘や岩場に住む美しい女性であり、男たちを死ぬまで躍らせることができる。かの女たちはノルウェーとスウェーデンのフルドラのように、前から見ると美しいが、背中から見ると木の洞のような姿をしている。

ということで、「丘や岩場に住む美しい女性」で、ただし、フルドラは、

前から見ると美しいが、背中から見ると木の洞のような姿をしている。

という妖精としての女性のようです。

かのように、北欧伝説というのは、文字でも絵画などでのイメージでも「白人的美しさ」に満ちているわけですけれど、そのあたりから、冒頭の2枚目に貼りましたような「反ユダヤの人口比の統計」というものを思い出してしまう私もどうかと思いますが、そういう調査をしたサイトがあるということだけでも知っておいていただいてもいいかなと思い、ご紹介いたします。




2013年から2014年に全世界101カ国で行われた「反ユダヤ思想を持つ人口比」調査

下のようなサイトがあります。

adl.gif
The ADL GLOBAL 100


これは、名誉毀損防止同盟という団体が、2013年 7月から 2014年 2月にかけて、世界 100カ国に、「ヨルダン川西岸・ガザ地区を加えた実質世界 101カ国」において、「その国においての反ユダヤ的態度を持つ人の割合」を調査したものです。

統計方法は基本的に対面でのインタビューのようですが、大手のリサーチ会社( Anzalone Liszt Grove Research )に依頼しておこなったもので、ある程度は信憑性がありそうです。

さて、この調査を依頼した「名誉毀損防止同盟」とは何か。
名誉毀損防止同盟 - Wikipedia の説明では、

名誉毀損防止同盟(ADL)とは米国最大のユダヤ人団体。ブネイ・ブリス(世界最古のユダヤ人の互助組織)に起源を持ち、反ユダヤ主義と合法的に対決することを目的としている。

というもので、つまり、ユダヤ人団体によっておこなわれた調査なのです。

そして、ザラッと見た中で、ヨーロッパでもっとも「反ユダヤ的態度を持つ人が少なかった」のが、4パーセントのスウェーデンだったのでした。

世界全体の地域区分の数値は下のようになっています。

eu-ses.gif


us-all.gif


欧州西部というのは、北欧、英国からドイツ、フランスやギリシャなど「いわゆる、私たちが俗的な意味でヨーロッパと呼んでいる場所」です。その全域での「反ユダヤ的態度」の人の数の率は 24%ですので、スウェーデンの高さは際立っているといえそうです。

同じ北欧でも、

・ノルウェー 15%
・フィンランド 15%


となっていて、地域的な問題ともまた別のようです。

ヨーロッパで、スウェーデンについで低いのは、オランダの5%でした。

ちなみに、この地域で

ダントツに反ユダヤ的態度の人口比が多い国

は、どこか想像できるでしょうか。

それはギリシャです。

greek-69.png


なんとギリシャでは全人口の 69%の人が反ユダヤ的態度を持っているのでした。

ところで、上のほうでは、

> ヨーロッパでもっとも「反ユダヤ的態度を持つ人が少なかった」のが、4パーセントのスウェーデン

というように、「ヨーロッパで」と書きましたけれど、全世界では、もっと低い国があります。

フィリピンなど3%ですし、ラオスに至っては、なんと「 0.2% 」。

ただ、これは思想的云々とは関係ないことだと思います。

ふだんユダヤ人だとか何だとか、そういうようなことを考えたこともないような国はたくさんあります(これは悪い意味ではないです)、国によっては、こういう統計そのものにあまり意味がない国も多そうです。


それにしても、こんなことを思い出したのも、やはり先日の、

「3000人のアメリカ人」を新たにエボラウイルスの最前線に向かわせるという行為の中で再び思い出す「生物兵器」というキーワード
 2014年09月17日

の中でもふれましたけれど、これからユダヤ教の祭日が目白押しの時期だからです。

さんざん既出ですが、来年の 9月 28日まで、以下のように続きます。

sukkot-and-passover-2014-2015.gif

▲ 2014年04月06日の記事「赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった」より。


今回ご紹介した「国家別の反ユダヤの統計人口比率」と、これから起き得る事件や出来事が関係するとまでは思いませんけれども、それぞれの国の持つ「ある面」というのをこの統計は教えてくれるような気がします。

それは、「前から見れば美しい」けれど「背後から見るとそうではない」妖精フルドラのような国もあるかもしれないということでもあります。

ところで、日本と関係する話として、この「反ユダヤ的態度を持つ人」の数に関して、

「日本と韓国」

ではどちらが多いと思われますか。

私は、見るまでは「比率としては似たようなもんだろう」と思っていたのです。

結果は下の通りです。

japan-all.png


s-korea-53.png


理由は私にはよくわからないですが、韓国で「反ユダヤ的態度」を持つ人口比は、日本の倍より多いのでした。


うーん・・・。フェリー・・・いやいや、関係ないですね。


(参考記事:「神の意志、あるいは悪魔の輪郭」 : 北緯 33度線にある韓国の済州島。そして「血の月」の連続と共にユダヤ教では祭りに突入


いずれにしても、これからの時代、ユダヤ人というかユダヤ教というのか、あるいは「それ的なもの」というか、どう表現していいのかわからないですけれど、そういうものと「これから起きるかもしれないこと」の関係が見えてくる可能性もあるかもしれないです。


それにしても、頭の中のこの倦怠感はどう表現するといいのでしょうかね。そして、これは周囲の多くの人が言うことですけど、「とにかくあっという間に時が過ぎていく」毎日。

何もできずにまた次の日を迎えるだけのような感じになっています。
年を取るとこんなもんなんでしょうか。



  

2014年08月27日



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8月24日に日本の北東部海域で記録された謎の爆発的な光の現象

red-orange-top.jpg
PBase

red-glow-light.gif
・PBase
PBase






 



冒頭の写真は、写真の投稿サイト PBase に、日本からアラスカに向かっていた飛行機の操縦士たちが目撃して記録・撮影したものです。

Unknown orange/red glow over Pacific Ocean
(太平洋を覆う正体不明の赤やオレンジの光)

に操縦士本人の記載があります。

航空機の操縦士たちはこういうものを見ると、当然、危険かどうかを判断しなければならないこともあり、雷雨の状況や、既知の爆発などの情報を収集しましたが、結局この光が何かわからないままだったようです。

しかし、操縦士は、説明し得る最も可能性の高い現象として、

巨大な海底火山の爆発が起きたのではないか

としていました。

ただまあ、他の写真を見ると、火山の爆発とは思えないような下の写真のようにカラフルな色彩のものもありますが、雲の下の光景ということで、このように見えるものかもしれません。

color-1.jpg


pacific-light.jpg
PBase


あまりにも綺麗ですので、光輝く飛行体などのようにさえ見えます。

まあ、これが UFO の連隊であっても、それはそれで構わないのですが、それだと話はここで終わってしまいますので、操縦士の推測したように、「海底火山の爆発が起きているかもしれない」ということで考えてみました。

パイロットが記録した位置 N47 33.0 E159 12.0 という場所は、グーグルアースなどで見ますと、下のような地形です。

japan-vol-map.gif


特に海底火山らしき地形の感じは見当たらないですが、それでも、このあたりは、環太平洋火山帯の中で、インドネシアと並んで、最も火山活動が活発な場所で、また、特にアリューシャン列島と呼ばれる一帯は、今年になって非常に激しい「地震」と「火山活動」が続いています。

alska-map-0824.gif


今年の6月の、

環太平洋火山帯の目覚め? : アリューシャン列島とアラスカで続く群発地震から2年前に発表された「地球の磁場の反転と巨大火山活動が関係する」という論文を思い出す
 2014年06月23日

という記事では、その6月の時点で、噴火の可能性のある黄色の警報(コード・イエロー)が出ている火山が3つ(クリーブランド火山、ベニアホフ火山など)あり、また、噴火が差し迫っていることを示す警告(コード・オレンジ)が出ている火山(シシャルディン火山、パブロフ山など)が3つあることを記しています。

aleutians-wakeup-2.gif

▲ NASA の国際宇宙ステーション ISS によって撮影されたアラスカ半島南部にあるパブロフ火山。2014年6月23日の MINING より。


その記事では後半で、

「磁気の逆転は大規模な火山活動と関係している」

というタイトルの海外の記事( Magnetic Reversals Linked to Massive Volcanism )の翻訳をご紹介しています。

その記事の冒頭は、


リバプール大学の科学者たちは、大規模な火山活動が磁極の反転のトリガーとなる可能性を示唆する研究を発表した。この科学者たちは、地球の磁場の長期反転率の変動が地球の核からの熱流の変化によって引き起こされ得ることを発見した。


というものでした。

そして、ほんの2日ほど前に書いた、

地球を動かしているものは何か : 一夜にして出現したメキシコの断層、シベリアのクレーター。そして、磁極から遠く離れたアメリカ周辺で続く地殻異変と多すぎる地震
 2014年08月25日

という記事も、内容は、シンクホールや、あるいは大地の亀裂や地震などについてのことでしたけれど、最終的には、


それらの現象が、

地球の磁極の反転(磁場のポールシフト)

または、

真の極移動、あるいは地球の自転軸の変化

にあるかもしれない。


という可能性について書いたものでした。

上の記事で南米から北米までの最近の地質的出来事に、過去の巨大地震のことなどを加えた図を載せたのですが、そこにさらに、「環太平洋火山帯」を重ねてみますと、次のようになります。

pacifuc-rim-america.gif


それで・・・まあ、本当に個人的な考えですけれど、

地球の磁場の移動だとか、あるいは、地球表面の物理的な移動みたいなことが最初にハッキリと現象としてあらわれるのは環太平洋火山帯なのではないか

というようなことも、今現在の地震や火山活動の増加の傾向から見て思わないではないです。

あるいは、すでに起きている様々なことも、それらのようなことと関係するのかもしれないという気もします。

最初に載せましたカムチャッカ半島の「光」に関しては、公式な記録が、アラスカ州に送られていると思いますので、そのうち、それが海底火山の巨大噴火だったのか、そうではなかったのかがわかると思います。

できれば、火山ではなく、 UFO か大気の光学現象か何かだった、ということでお茶を濁して終わってほしい感じもします。

なぜなら、アリューシャン列島からカムチャッカ半島へと地震と火山活動が活発化すれば、日本の地震と火山の活動の活発化も避けられないと思うからです。


火山といえば、環太平洋火山帯と関係のない場所で孤軍奮闘して気炎を上げるアイスランド。

現在、このアイスランドでは、バルガルブンガ山( Barðarbunga )という火山が噴火しています。ただし、現時点では氷河の下の「氷底噴火」いうもので収まっていて、地上への影響は出ていません。

しかし、ここにきて、「やや恐ろしいかもしれない事態」がアイスランドで起きているかもしれないことが BBC で報じられています。




マグマが他の巨大火山へ移動していることが確認されたアイスランド

icelandic-magma-move.gif

▲ 2014年8月26日の BBC Iceland volcano: Magma moving towards new volcanic system より。


この BBC の記事はかなり長い記事なんですが、簡単にその内容を記しますと、


現在、氷河の下で噴火しているバルガルブンガ山のマグマが、「まっすぐに」アスキャ山という他の火山系に移動していることがケンブリッジ大学の調査研究チームによって確認された。


というものです。

確認された移動したマグマの量は、8月 26日までの過去 24時間で、実に「 5000万立方メートル」。

バルガルブンガ山とアスキャ山の位置体系は下のようになります。

Bargarbunga-Askja.gif


このアイスランドのアスキャ山というのは、「アスキャ」というような可愛らしい響きとは裏腹に、強力な火山のようです。


アスキャ/ 歴史 - Wikipedia

アスキャは、1875年3月29日に大噴火を起こすまでほとんどその存在を知られていなかった。
この噴火により、アイスランド島の東部のフィヨルドには大規模な降灰があり、家畜が死ぬ、農業が行えなくなるといった被害を多く出した。

この噴火による火山灰はノルウェーやスウェーデンにまで到達した。これによりアイスランドからの大規模な移住が起こることになった。


という歴史を持つようです。

そして、そのアスキャ(やっぱり可愛い響きですが)へ大量のマグマを移動させていることが確認されたバルガルブンガ山は、噴火に伴うものなのか、それ以外の要因もあるのかどうかわからないほど、「どんどんと地震が激しくなっている」という事実があります。

下は噴火直前の 8月 22日までの 48時間のアイスランドでの地震の記録です。
その時でもアイスランド全体で 1888回という非常に激しい地震を記録しています。

m3-22.gif
来たるべき地球のかたち


しかし、8月 27日現在、地震は規模も回数も増え続けていて、過去 48時間では、下のようにマグニチュード5を越える地震が頻発し、回数も増え続けています。

ice-08-27.gif


ただ、「膨大なマグマの移動が起きている」ことは観測されても、「次に何が起きるのか」というのは、ケンブリッジの研究者たちにも確実な推測は存在しないようです。つまり「起きてみないとわからない」と。




そんなアイスランドで認定された「ラガーフリョット湖のワーム」

かなり以前、

アイスランドの龍「指輪ドラゴン」の伝説
 2012年02月14日

という記事を記したことがあります。

これは、ラガーフロットのモンスター、あるいは「ラガーフロットの龍(ドラゴン)」と呼ばれている、アイスランドのラガーフロット湖に棲息していると言われている伝説の生き物の話です。ちなみに、当時は「ラガーフリョット」と表記しましたが、一般的には、ラガーフロットの日本語表記が一般的とされているようです。

そしてこれは、昔から今に至るまで、しばしば、その湖で姿を目撃されます。

下の写真は 2012年にはじめて動画で撮影された「ラガーフロットのモンスター」とされるものです。

d-01.jpg


下のように動きます。




そして、アイスランドの伝説では、

このドラゴンの出現は大きな出来事が起きる予兆となる

と言われているそうです。

詳しいことは、上の過去記事にその伝説や歴史を記してありますので、ご参考いただければ幸いです。

今回、なぜこのことを取り上げたかというと、最近、上のビデオが「本物である」と、アイスランドで公的な認定を受けたことが報道されていたからです。

lake-worm.gif
Iceland Review


アイスランドのフリョツダルシャラス市( Fljótsdalshérað )という市の市議会にある……ということは、つまり公的な機関として「ラガーフロットのモンスターの真実委員会」というものが存在するらしいのです。

1997年から、この「真実委員会」は、湖のモンスターの証拠を提出した人に賞金を提供するとしていたのですが、上の 2012年に撮影されたビデオが、今年8月に、その「真実委員会」から「真実のものである」と認定されたのだそうです。

うーむ・・・。

それはそれで夢のあるよいことなのかもしれないですが、しかし、アイスランドの伝説では上にも書きました通り、


ドラゴンの出現は大きな出来事が起きる予兆となる


らしいですし。

もちろん、その大きな出来事が「良いこと」なのか「悪いこと」なのかはわかりません。そして、その予兆が「アイスランドだけに関しての予兆」なのか、もっと大きな範囲に渡っての予兆なのかは、私は知りません。

いずれにしても、予兆としての存在でもあり得る、そのアイスランドのドラゴンはこの8月に見事に「真実」だと認定されたという次第です。



  

2014年08月26日



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終わりまで「存在」のゲームをしなさい
はじめから
はじめから

----- ビートルズ(作曲:ジョン・レノン) / トゥモロー・ネバー・ノウズ



8月16日にイングランド中部ウォリックシャーのネトゥル・ヒルで見つかった「ホルスの目」を描いたクロップ・サークル
horus-eye-top.jpg
Nettle Hill, nr Ansty, Warwickshire, United Kingdom






 

終わりまで「存在」のゲームをしなさい

タイトルにはジョン・レノンと書きましたけれど、ビートルズとしての曲に、 1966年のトゥモロー・ネバー・ノウズ( Tomorrow never knows / 明日は決して知らない )という作品があります。

私は若い時から、この曲がとても好きでよく聴いていました。
今でもビートルズの曲の中では最も好きな曲です。

しかし、たとえば、「ビートルズで好きな曲ベスト3を挙げなさい」のような質問をされるとすると、2曲目は、「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー(曲は YouTube に)で、3曲目は「アイ・アム・ザ・ウォルラス(曲は YouTube に)だったりしまして、この3曲はすべてジョン・レノンの曲です。

さらに拡大していっても、ジョン・レノンの曲ばかりとなっていく・・・という部分は確かにありまして、そういう意味では、私の中では「ビートルズというのはジョン・レノンを意味する」という部分がかなり大きいのですけれど、いずれにしても、私は今でもこの曲をよく聴いています。

話は変わりまして、先月のはじめに、「ソルフェジオ周波数」というものと関係する記事を書いたことがあります。

5000年前から「ソルフェジオ周波数」を駆使していたかもしれない古代人:イタリアのハル・サフリエニ地下墳墓で見出された正確な周波数の共鳴が鳴り響く完璧な設計の部屋
 2014年07月03日

という記事です。

これは、イタリアのマルタ島にある 5000年前の地下構造物であるハル・サフリエニの地下墳墓を調査研究していた考古学者たちのチームが、このハル・サフリエニの地下墳墓の中にある「神託の部屋」と名づけられている部屋が、

極めて正確な周波数を出すために建物自体が設計されていたこと

ことを突き止め、その目的が、

「音(周波数)によって異なる意識状態を作り出すため」

ということが考えられるということに関しての研究発表の報道を翻訳したものでした。

Saflieni-Hypogeum.jpg

▲ ハル・サフリエニの地下墳墓の第二階層にある「神託の部屋」。部屋そのものが「特定の周波数を作り出すことができる設計」となっていることがわかりました。


つまり、

「マルタ島の古代の人々は、薬や他の物質を使用することなく、意識の異なる状態を音、あるいは周波数で得ることができていた可能性がある」

ということに言及した記事でした。



ソルフェジオ周波数の 528Hz とは

そして、ここに「ソルフェジオ周波数」という概念が絡んできます。

ここでは詳しい説明は省略しますが、レオナルド・ホロヴィッツ博士という研究者なども言及している、

周波数(音)による心と体の修復や向上

といった一種の、「音による治癒、あるいは、ヒーリング」、さらには「スピリチュアルな意識の向上」などと関係するようなものだと考えていただければよろしいかと思います。上の過去記事には、下のそれぞれの周波数の影響を下のように書きました。

・ 396 Hz・・・トラウマ・恐怖からの解放
・ 417 Hz・・・変容の促進
・ 528 Hz・・・DNA の修復
・ 741 Hz・・・表現力の向上
・ 852 Hz・・・直感力の覚醒
・ 963 Hz・・・高次元、宇宙意識とつながる


しかし、いろいろな記述があります。たとえば、マドモアゼル・愛さんのページには以下のように記されています。

・ 396 Hz・・・罪の意識やトラウマからの解放 恐怖の解消
・ 417 Hz・・・変化に対する恐怖を取り除く 変化の促進
・ 528 Hz・・・奇蹟の周波数。変容と無限の可能性
・ 639Hz・・・あらゆるものとのつながり 関係性の修復
・ 741 Hz・・・問題を解決する力 表現力
・ 852 Hz・・・直感力 自己の魂を知る



この中で注目していただきたい「 528Hz 」なんですが、私のほうでは、

DNA を修復する

ということをに重点を置いて書きましたが、あるいは、マドモアゼル・愛さんのように、

奇蹟の周波数。変容と無限の可能性

というように「奇蹟の周波数」とまで表現することもできるような大変な音(周波数)であるらしいことがわかります。

そして、私は上にリンクした先月のソルフェジオ関係の記事までそんな概念は知らなかったどころか、ソルフェジオという言葉もその時に初めて知ったと思います。

これが最近になって誰かから「発案」されたようなものなら、それほど興味は持たなかったはずですが、しかし、5000年前の古代人がそれを治療やヒーリングに使っていたかもしれないという論文を読みますと、やはり興味が湧きまして、結局、いろいろと調べたり聴いたりしていますうちに、今では、

「毎朝起きた後やふだんの BGMとして 528 Hz の音を聴いている」

という生活になっています。私は単純です(笑)。

それと、あとで書きますけれど、上のリストにはないのですが

432Hz

という音も BGM として聴いています。

まあ、これらの「音ヒーリング」が実際に効果があるのかどうかは、実際の大規模な臨床的な調査がおこなわれないと、どうにもならないなわけですけれど、私は、少なくとも BGM として聴いていて「苦にならない」せいか、ずっと続いています。

さて、ここから内容は、最初のほうに書きました、ジョン・レノンが今から 48年前に作った「トゥモロー・ネバー・ノウズ」と関係してくるのです。



ジョン・レノンの曲と 528Hz が共鳴した瞬間

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▲ インドで作曲するビートルズ。年代は不明。真ん中がジョン・レノン。


先日、朝起きた後にいつものように BGM として 528Hz の音を聴いていた後、その日、ジョン・レノンの「トゥモロー・ネバー・ノウズ」を聴いていた時、ふと「あ!」と瞬間的に気づいたことがありました。

ちなみに、トゥモロー・ネバー・ノウズという曲は、ロックでは大変珍しいのですが「1コードだけの進行」で作られている曲です。つまり、ひとつだけの音階コードが全曲を貫くという、ポピュラー音楽では極めて珍しい試みをしている曲です。そのトゥモロー・ネバー・ノウズのオープニングのフレーズは、インドのタンブーラという弦楽器の旋律で始まります。

tampura.jpg
・インド楽器のタンブーラ

そのタンブーラの音色とその後、曲の最後まで続くベースの「音程」を聴いて、

「これは、もしかして」

と、ミキサーで、「トゥモロー・ネバー・ノウズ」と「 528 Hz の音」を同時再生しながら聴いてみますと、なんと、


ビートルズのトゥモロー・ネバー・ノウズは最初から最後まで、全部 528 Hz の周波数をベースとして作られていた曲だった



ことに気づいたのでした。




528Hz のトーンと比べてみるとわかるのですが、曲のイントロがまったく同じ周波数で、そのまま続く基本音階が曲の最後まで、「 528Hz の1コード進行」を崩さない曲だったのです。

ボーカルを含めていろいろな音が入りますが、最後まで続く基本コードは 528Hz から「1度も外れない」で構成されています。

もちろん、ジョン・レノンが 528Hz を意識して作ったわけではなく「偶然」なんでしょうけれど、

当時、1コードだけで作られるポップやロックなど考えられなかった
その中で、ジョン・レノンは 528Hz が基本となる1コードを選んだ

という、かなりギリギリの「偶然」で完成した「奇蹟の曲」ともいえます。

ちなみに、トゥモロー・ネバー・ノウズ - Wikipedia によりますと、この曲は、当初のタイトルが、

「マルコによる福音書 1」( Mark I )

になるはずだったことなども書かれています。

他にもいろいろと面白いことが書かれていますので、ところどころ抜粋します。


本作は、1966年にリリースされたイギリス盤公式オリジナル・アルバム『リボルバー』に収録された、ビートルズ初のサイケデリック・ロック曲。ジョン・レノンがCコードだけで作った。

後のヒップホップやクラブ系の音楽ジャンルでのトラック制作の基本であるサンプリングとループの作成の試みを、ポピュラー音楽界でいち早く実験して成功させた曲といえる。録音テープをつなぐのはジョン・レノンが現代音楽の手法を持ち込んだもの。

この曲は、「ダライ・ラマが山の頂上から説法しているような感じで」とジョンが指示したため、「レイン」で始めた逆回転録音をさらに進化させたような作品で、故にサイケデリックな作風に仕上がっている。

ジョンは晩年のインタビューの中で、当初思い描いていたイメージは、数千人ものラマ教の僧侶によるお経の大合唱を意図していたためであるとも語っている。

歌詞は、ティモシー・リアリーがチベットの『死者の書』を基にして書いた『チベットの死者の書―サイケデリック・バージョン』に触発されたもの。



という、曲作りの意図からして、「奇蹟の音 528 Hz 」を象徴するかのような偶然のつらなりだったことがわかります。

ちなみに、『チベットの死者の書―サイケデリック・バージョン』とは、、アメリカの心理学者で、ハーバード大学の教授だったティモシー・リアリー( 1920年 - 1996年)という方が、1964年に書いたもので、 1994年になってから日本語訳の版が出たのだそう。

このティモシー・リアリー教授のあまりの「変人」ぶりは上の Wikiepdia のリンクを読んでいただければわかると思いますが、それはこの方の「最期」の部分だけでも伝わるように思いますので、抜粋しておきます。


死の構想

前立腺がんの宣告を受けて、自らの死をデザインするという構想を発表する。
カリフォルニア州ロサンゼルスで1996年5月31日に死去。死亡後、切断した頭部のみを冷凍保存し宇宙葬にされる。



まあ、ティモシー・リアリー教授の最期はともかく、この方の著作に影響を受けて作られた「トゥモロー・ネバー・ノウズ」の歌詞の内容は下のようなものです。ビートルズ英語塾というサイトに訳が載せられていましたので、そちらを掲載させていただきます。



Tomorrow Never Knows
(明日は知らない)

こころのスイッチを切って、
リラックスして
流れに任せなさい
死んでいくのではない

すべての思考をなげうち、
空虚に身を任せなさい
輝いている

内側の意味が
わかるようになる
それは存在する

愛はすべて
愛は誰にでも
それは知ること

そして無知と憎悪は死を嘆く
それは信じること

あなたの夢の色に
聞き入りなさい
それは生きることではない

終わりまで
「存在」のゲームをしなさい
はじめから
はじめから





このラストの、

はじめから終わりまで「存在」のゲームをしなさい

というフレーズはいいですね。

原文は、

So play the game "Existence" to the end
Of the beginning


です。






宇宙の周波数と異なる現在の「基準周波数」

なんだかここまでで長くなってしまいましたが、冒頭に、古代エジプトのホルス神の目を象徴的に描いた「ホルスの目」のデザインのクロップサークルの写真を載せているのですが、これが今回の話とどう関係あるのかというと、

432 Hz

という周波数との関連で載せたのですが、この 432Hz の周期数では、オカルト的、あるいはスピリチュアル的な解釈では、

宇宙の周波数であり、振動である

と言われていたりするらしいものです。

冒頭のクロップサークルには、

・72個の三角形が描かれている
・24の放射ラインがある
・4つの扉がある


ということで、

・三角形75個 × 放射ライン24 = 1728
・その 1728 を扉の数の4で割ると「 432」となる


とのことで、つまり、この絵には、ホルスの目へと出入りするそれぞれの「扉(ゲート)」に、432 という数が割り当てられている・・・というようなことが描かれているといえるようです。

では、なぜ、432 という数が重要で、そして、

なぜ 432Hz は宇宙の周波数なのか

ということについては、いろいろと書かれているものもあるのですが、今日はここまでかなり長くなりましたので、他の機会にでもご紹介したいと思います。

ただ、ひとつ書いておきたいこととして、現在の音楽には「基準周波数」というものがあって、これは、

基準周波数 A=440Hz

となっています。

つまり、「ドレミファソラシド」のピアノ鍵盤の真ん中あたりの「ラ」の音を 440Hz として、すべての楽器や音楽の「音の周波数の基準」が決められています。

piano-440.gif
schoolphysics


まあ・・・つまりは、現在の 440Hz の基準周波数を「 432Hz 」にすれば、地球の音楽と宇宙の周波数が同期できる「かも」というようなことでもあるようです。

なお、acoutis によれば、19世紀には作曲家ヴェルディによって決められた基準周波数は A=432Hz だったようです。

また、1884年にイタリア政府が制定したピッチも 432Hz だったそうですが、その後、1925年にアメリカ政府によって、440Hz と定められたという歴史があるそう。

ところで、シュタイナーもこのことに言及していたようで、Solid Reasons Why You Should Convert Your Music To 432 Hz音楽を 432Hz に変換すべき確かな理由が存在する)というページの中にシュタイナーの言葉が書かれています。

「C=128hz (基準周波数A=432hz でのCコード)に基づいた音楽は、人々を霊的自由へと解放する支援となるでしょう。人間の内耳は C=128hz に基づき構築されているのです --- ルドルフ・シュタイナー」

とのことです。

シュタイナーの言うことは、人間の耳の構造自体が 432Hz の基準の音階に対応するように作られているということのようです。

宇宙の周波数が本当に 432Hz なのかどうかはわかりようがないですが、聴いて気持ちがいいようなら、それだけでもいいのかもしれません。



  

2014年08月25日



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8月21日に英国カウスヒルに突如間いた直径60メートルのシンクホール

穴の上に写っている小さな影が人の大きさです。

uk-sinkhole-2.jpg
Daily Mail






 



最近、冒頭のようにイギリスのカウスヒルという場所で、直径 60メートル、深さはわからないようですけれど、記事によると「相当深い」シンクホール事例が発生しました。

上の写真の穴の上に立っているのは、この穴の近くに住む住人の方なんですが、何とこの穴は、その方の自宅のたった「 80メートル先」に開いたのだそう。

house-and-hole.jpg
BBC


このあたりは、1800年代に鉄や鉛が掘り出されていた炭鉱があった地域も含まれるとされている場所で、そのせいではないかと考えられているそうですが、これまでの 200年間にこんなことはなかったので、住民もやや不安なようです。

調べてみると、英国では昨年、別の場所で、さらに巨大なシンクホール事例があったことを知りました。下の記事は、 2014年 8月 22日の英国のダービシャー・タイムスというメディアの記事からですが、このシンクホール自体が開いたのは、昨年の 12月のクリスマスの頃でした。

uk-2013-filled.gif
Derbyshire Times


上の記事は、地主がこの穴を埋め立てるための計画を進めているというストーリーですが、しかし、その予算は 25万ポンド(約 4,300万円)かかるとのこと。これらのシンクホールがいかに巨大なものかを物語るもののようにも思います。

それでも、上のシンクホールは、原因が何であろうと、ガタガタな形状で崩れており、土砂崩れなどと同じような、「自然性のある」大地の崩壊の様相を見せています。

そして、これを見て、「シベリアのクレーターの異常さ」にあらためて気づく次第です。この英国のシンクホールのニュースはその引き合いとして出させていただいたような感じです。




あらためて気づくシベリアの「穴」の内部の形状の異常さ

この夏は、シベリアに開いた3つの「穴「について何度か記事にしました。

気温40度の中に降った爆撃のような雹。そして、「世界の終わり」という地名がつくシベリアに突然開いた巨大な穴 : 「ウラジーミルの栄光の国」を襲い続ける異常な気象と現象
 2014年07月16日

ロシア国防省が報告したという「シベリアの穴と地球の磁場反転の関係」。そして「未知の大気物質」の存在
 2014年08月11日

などです。

開いた穴は(わかっているものだけで)下の3つです。

map-crater.gif


上の中の、特に最初に発見された直径 80メートルの穴の内部の様子を今ふたたび見ると、冒頭のシンクホールなどとは違った現象であることが改めて感じられます。

シベリアで最初に見つかった穴の内部は下の写真のように「まるで磨かれているように」きれいな筒状でした。

最初に見つかったシベリアの穴の内部の様子(直径80メートル)

hole1-top.jpg


底に見える水のようなものは、公式発表では、永久凍土が溶けたものだとのことです。

この感じは、下の写真の 2010年 6月にグアテマラの首都に開いた巨大なシンクホールと、やや似ているような感じもありますが、それよりさらに「滑らかな感じ」があります。

2010年9月1日にグアテマラシティに開いたシンクホール

guatemala-city-sinkhole.jpg

▲ 直径30メートルで、深さは約60メートルでした。シンクホールができた原因は、いろいろな説がありましたが、結局は不明のままのようです。


それはともかく、シベリアの穴の騒動の時に翻訳してご紹介しましたニュースでは、やや怪しげなソースではあるとはいえ、ロシア政府が、これらの「穴」の現象を、

「潜在的なロシア国家と国民の脅威」として分類した

というようなことが書かれています。

さらに、記事には下のような記述があります。


北極南極調査研究所と地球雪氷圏研究所が、ロシア国防省の専門家たちと共に作成した報告書では、これらの穴に「未知の大気が存在する」可能性があることを明らかにした。(中略)このそれぞれの穴が、「確定できない未知の《大気性物質》」によって作られたと結論づけることができる。

これらの「未知の大気性物質を活性化させたトリガー」について、報告書では、6月にコペンハーゲンでの会議で、欧州宇宙機関( ESA )が、前例のない磁気の揺らぎがシベリア領域に渡って発生していることを観測したことについてふれている。

現在、地球の北の磁極は、加速度的にシベリアのこの領域に向けて移動し続けている。そして、地球の磁場は特に、西半球で劇的に弱まっていることを示している。


ということで、つまり、「シベリアの穴」と「地球の磁場の逆転」との関連を指摘して記事は終わっています。

ちなみに、上にある「欧州宇宙機関( ESA )によって観測された磁極の移動」に関しては、現在、地球の北の磁極(磁場としての北極)は、下のように移動しています。

移動の速度は現在は計測されていません(あるいは発表だけされていないのかもしれません)。

poleshift-after-0ae32.gif

▲ 2014年7月269日の記事「シベリアでさらに次々と見つかるクレーターと「現在北極がシベリアに向かって猛スピードで移動している」という状態から浮かびあがる「ポールシフト」の概念」より。


さて、それにしても、最初の英国のシンクホールとシベリアのクレーターと「地球の磁場の移動」は、まったく別の話だと思われる方もいらっしゃるかもしれないですけれど、実は今日これから書こうと思っているのは、アメリカのほうの話なのです。

というか、「地球のどこで起きていることにも適用できる共通の原因」というものがあるのではないかというような話でもあります。

昨日、サンフランシスコ近郊でマグニチュード6の地震が起きたり、また、その少し前にはメキシコで突然、長さ1キロメートルにわたって、最大で幅5メートルの亀裂が現れたりしています。

これらの最近の出来事を見ていて、ふと、「3年半ほど前に続いて起きた出来事」を思い出しました。



地球の磁場の移動が影響を与えるのは世界のほぼ全部である可能性

その「3年半ほど前ほど前の出来事」とは何かといいますと、

米国フロリダのタンパ国際空港が磁極の移動(ポールシフト)の影響で滑走路の閉鎖へ
 2011年01月08日

という記事でご紹介したデイリーメールの記事で、オリジナル記事のタイトルは、

「北の磁極の移動が影響を及ぼす……アメリカのタンパ空港に」
(Shift in magnetic north pole affects... Tampa airport)

というものでした。

これは、米国フロリダにあるタンパ国際空港が、地球の磁極の変動のために滑走路を再カウントせざるを得なくなり、滑走路の数が新たに増やされることになったために、一時的に滑走路が閉鎖されることになったことを取り上げたものです。

当時、北の磁極(磁場の北極)があった(とされている)カナダのエルズミア島と、磁場の移動の影響を受けたフロリダのタンパ国際空港の距離は 6000キロメートル近くも離れています。

pole-5886.gif


つまり、この出来事は、

極の磁場の移動は世界のあらゆる場所に影響を与えている

ということを認識させることになったできごとでもありました。




メキシコの亀裂で思い出す「南米の異変」とアメリカの異変

米大陸の過去10日ほどの地震や出来事と地層

us-2014-geo.gif

▲ 最近のアメリカ周辺での出来事と、サンアンドレアス断層などを加えて図を作ってみました。


昨日の記事でも、冒頭で少し載せましたが、「メキシコで一夜にして数キロメートルにわたる亀裂が出現した」という出来事が、8月15日にありました。

下の動画がその規模を示していると思います。




亀裂の幅は下の写真での、車や人などとの比較でおわかりになるかとも思います。

mexico-f1.jpg
Expreso


そして、8月24日には、アメリカのサンフランシスコ近辺で、マグニチュード6.0の地震が発生して、地域的には非常事態宣言なども発令されています。


米国:サンフランシスコ北部M6.0地震けが120人以上
毎日新聞 2014.08.25

米カリフォルニア州サンフランシスコ湾北部で24日にマグニチュード(M)6.0の地震があり、負傷者は約120人に上った。うち子ども1人を含む3人が重傷。ブラウン州知事は震源に近いナパ郡南部に非常事態宣言を発令した。



これはマグニチュード 6.0と、大規模な地震ではなかったですが、このアメリカ西海岸・・・というか、今のアメリカは全体として地震が多いのですね。

過去記事の、

「地質の憂鬱」の中にいるアメリカ : 全土で多発する地震の中、イエローストーン火山で過去 30年来で最大のマグニチュードの地震が発生した日
 2014年03月31日

などで、そのことを取り上げましたが、この傾向が「将来の巨大地震へと結びつく可能性」について、アメリカの各メディアは報じ続けていました。そして、それらメディアが「その最悪のもの」として報じていたものは、マグニチュード9クラスの地震のことなのです。

それは、サンアンドレアス断層や、あるいはカナダとの国境に近い「カスケード沈み込み帯」などを震源として起きる可能性がある(そして、実際に、かつて起きていた)超巨大地震のことです。

ところで、今回のサンフランシスコでの地震のようなマグニチュード6規模の地震と、日本の 2011年の震災のようなマグニチュード9クラスの「差」というのがどれほどのものかご存じでしょうか。

もちろん、地震は発生場所や深さや、様々な条件によって結果は大きく異なりますので、あくまでも大ざっぱな計算ですが、 マグニチュード - Wikipedia にある、


地震のエネルギーが1,000倍になるとマグニチュードが2増えることを意味する

マグニチュードが1大きいとエネルギーは約32倍大きい



という説明を単純に当てはめますと、マグニチュード6を基準とした場合、

マグニチュード8の地震はマグニチュード6の地震の「 1000倍のエネルギー」を持つ

ということになりそうです。

まして、マグニチュード9となると、これは実は計算としての意味を越えているもの(頭打ち状態)であり、本当は計算すべき値ではないのだと思いますが、

マグニチュード9の地震はマグニチュード6の地震の「3万倍以上のエネルギー」を持つ

というようなことにもなり得るわけで、この意味では、2011年に東北で起きた地震のマグニチュードのエネルギーは、まさにとんでもないエネルギーの地震であったわけで、また、歴代の地震のエネルギーの比較ということだけではなく、「人が多く住む地域に影響を与えた」という意味では、「近現代の文明史上最大」の地震による自然災害だったことがわかります。

もちろん、そのような超巨大地震は、地球の歴史や人類の歴史の中で、そして、ほぼどこの地域でも数限りなく起きていたことだし、「これから起きることも(疑う余地のない)事実」です。

私たちは次に起きる地震の時期を知りようがないので、知らないというだけで、いつかは必ず起きることです。欧州でもアジアでもアメリカでも、そして、もちろん日本でも、いつかは必ず起きます。

この世の中に「 100パーセント」を当てはめられることは多くはありませんが、時期を限定しなければ、超巨大地震は「 100パーセント起きる」と言える自然現象です。


そして、最近のアメリカでの出来事で、思い出したことがもうひとつあり、それは、やはり3年ほど前の過去記事の、

中南米の「地殻変動ライン」: メキシコの地割れとグアテマラのシンクホールの位置
 2011年07月22日

というものがあります。

その記事に掲載した図がしたのものです。

south-america-2011.gif

それぞれの出来事の詳細は上の過去記事をご覧いただければと思いますが、図は新しい順にアルファベットがふってあり、つまり、2011年には、コロンビアからメキシコまで、

南米からアメリカの西海岸に移動するかのように地殻異変が起きていた

ということがあったのです。

このラインに矢印を引きますと、それはサンアンドレアス断層や、カスケード沈み込み帯を指し示す方向に伸びています。

usa-1.gif


何となく、記事の内容がとりとめのない感じになってきていますが、ともかく、この2〜3年の世界の地殻異変も、あるいは、最近の「あからさまな」異常気象も、それぞれには関係性があり、決してランダムやバラバラのものではないと思っていることを書きたいと思ったのでした。



地球は「真の極移動」の最中にある

それらの異変の原因が、地球の磁場の逆転のようなものだけではないこともまた明白で、たとえば、地球はかつて、現在起きているような「磁場のポールシフト」だけではなく、過去記事、

地球は「角度 50度以上の傾き」の大陸移動(真の極移動)を過去6度経験している
 2012年11月21日

にありますような、地球の表面が移動する「真の極移動」という状態を過去に何度も経験していた可能性があることを、2012年にハーバード大学の研究者たちが発表しています。

下の図のような状態のことです。

True_polar_wander-2012.gif


あるいは、こちらの記事では、現在、すでにそれが起きているとする論文のこともご紹介しています。

もちろん、それは何千万年もかけてゆっくりと起きていくものなのかもしれないですし、「あるいは、非常に早いものかもしれない」という考え方などもあり、しかし、過去何度もあったということは、今後もまた、

地球の自転軸が大きくずれる

ということになる時が来ることがあるはずです。

しかし、「自転軸がずれる」というような状態は異常にも思えるかもしれないですけれど、太陽系の他の惑星、たとえば、天王星などは、地軸 - Wikipedia によれば、

地軸の傾きの絶対値が最も大きい太陽系の惑星は、天王星(97.86度)である。ほとんど横倒しのまま自転していることになる。

こんなように「横に倒れて回っているような様相」で自転している天王星みたいな惑星もあるのです。

天王星は、下の図の左のように「(黄道面に対して)真横に倒れて回っている形」で自転しています。

uranusneptune_03-1.gif
・国立科学博物館「天王星は横回しになってまわっているって本当ですか?


ちなみに、天王星の公転周期は 84年で、これは例えば、極地から観測すると、「約 40年間、昼または夜が続く」ということになるのだそうです。

言い換えれば、地球も「50度」などの地表の移動を経験した後には、「 20年間以上、昼か夜が続くというような地域ができる惑星となる可能性もあるわけです。


・・・それにしても今回は全体として、あまりにも話が混沌としてしまいましたけれど、私は、「秋」という季節にはいつも何かが起きる感じがつきまといます

何か起きるのは・・・それは今年か 1000年後かはわからないですが、「秋」なのだと思っています。



  

2014年08月07日



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nasca-top.gif

▲ 2014年8月2日のペルー El Comercio より。

ナスカの地上絵の中でも有名なものの位置関係

map_nasca.gif
世界遺産:ナスカ 地上絵







 




ナスカの地上絵で有名なペルーの平原で、「砂嵐による強風によって」新たな地上絵がふたつ見つかったということが報じられています。

最初に報じたのは上のペルーのメディアです。

このナスカの地上絵は、存在自体も不思議なものではありますが、今回興味を持ったのは、

「今になって、強風で砂が吹き飛ばされたことによって突然出現した」

ということです。

他のものはかなり以前(最初に発見されたのは 1939年)から次々と発見されているわけで、つまり、強風で砂が吹き飛ばされて出現するのなら、もっと以前から出現してもよかったのではないかと。

この混沌とした 2014年に「唐突に姿を現した」というところに何となく興味を持ったのです。

発見したのは、ナスカの砂漠を飛行調査していた地上絵の研究者であるゴメス・デ・ラ・トーレ( Gómez de la Torre )博士でした。

新しく見つかった地上絵は以下の2点です。

ペルーのチャングリオ( Changuillo )の平原で発見された地上絵

new-nasca-01.jpg

▲ トーレ博士は、何らかの鳥と考えているようです。



フマナ(Jumana)で見つかった地上絵

new-nasca-02.jpg

▲ 曖昧な感じの地上絵ですが、博士は「ヘビ」だと考えているようです。
長さは 60メートル。



ナスカの地上絵は、存在としてあまりに普通に有名になっているので、その「不思議さ」を忘れがちですが、 ナスカの地上絵の Wikipediaを読んでみても、改めて、その不思議さを思います。

以下は、 Wikipedia からの抜粋です。

あまりにも巨大な絵が多く、空からでないとほとんどの地上絵の全体像の把握が難しい。このような巨大な地上絵を何故描いたのかというのが大きな謎の一つとなっている。


成層圏などの超高々度からでなければ見えないものもある。


地上絵の線についてはマリア・ライヒェが、夏至と冬至に太陽が日没する方向に一致するものがあることを明らかにした。


線の方向についてコンピューター分析を行ったところ、1年の太陽と月の運行の方向に合うものが偶然と考えられる場合の2倍に達するという結果を得ている。


「宇宙飛行士」などと呼ばれているもの、片手が4本指の「手」など不可思議な図柄もある。


というような記述を目にします。

最初の「空からでないとほとんど見えない」ことについては、興味深い写真が載せられています。

下の写真の木( Tree )と呼ばれている地上絵を地表から見た光景です。
この地上絵の大きさは上下が約 83メートルです。

nasca-tree-83.jpg


まず、地上約 1.5メートル(大体、人の目線くらい)からだと、地上絵の「線」さえ見えません。

地上約 1.5メートルから地上絵「木」を見る

Nazca_Lines_from_1_5m_in_height.JPG


そして、5メートルの高さから見て、ようやく「線が少し見えてくる」のです。

地上約5メートルから地上絵「木」を見る

Nazca_Lines_from_3m_in_height.JPG


つまり、「身長が5メートルの人なら、線を確認できる」ということになりそうです(笑)。

ちなみに、 Wikipedia にある「宇宙飛行士」と呼ばれているものは下の地上絵です。

nasca-astronauts.jpg


また、「4本の指の手」の地上絵はこちらのものだと思います。

Outline-of-Hands-Nazca.jpg


片方の手だけが4本となっていて、何となく日本の「指詰め」を彷彿とさせます。

ちなみに、これらが描かれた時期ですが、 Wikipedia によりますと、紀元前 200年から紀元後 800年と、千年近くに渡って描き続けられたものであるとされているようです。




見つかった地上絵の「鳥」と「ヘビ」はマヤの創造神の象徴

今回新しく見つかった地上絵は、最初に発見した博士が見るところによると、それぞれ、「鳥」、そして、もうひとつのは「ヘビ」ではないかということでした。

bird-snake.jpg


この「鳥」と「ヘビ」というのは、合わさると、メソアメリカ文明では強い存在となるもので、たとえば、マヤ文明やアステカ文明の神話の神「ケツァルコアトル」は、「羽毛のあるヘビ」という意味で、マヤ文明ではククルカンと呼ばれますが、どちらも同じ神で、そして、マヤ文明では

「創造神」

なのです。

Quetzalcoatl_telleriano.jpg

▲ テリェリアーノ・レメンシス絵文書( Codex Telleriano-Remensis )にある、やや恐ろしげなケツァルコアトル。


創造神という意味では、あらゆる宗教の神と同じような存在であるといえそうで、こちらのページには以下の訳文が出ています。

ケツァルコアトルは、しばしば、それを崇拝していたメソアメリカの人々とは似ていない白く光り輝いているものとして描かれます。

また、多くの場合、ケツァルコアトルは「羽を持つ蛇」として描かれます。蛇が人間の DNA か物理的な現実を表していて、羽は、人間の起源への意識の上昇を表している、とされています。

Quetzalcoatl-1.gif


ケツァルコアトルは、トト ( Thoth =神の書記官)が、神聖な幾何学を通して表したものですが、あくまで現実として描かれています。

それは、「空から来て、また戻ると約束した」という、ひげもじゃの白い神として描かれているので、モルモン教徒学者たちの中は、イエスをケツァルコアトルと信じる者もいます。モルモン教によると、イエスは、彼の復活の後にアメリカ人のネイティブを訪問したとしています。



というように、

モルモン教徒学者たちの中は、イエスをケツァルコアトルと信じる者


もいるというような考え方もあるもののようです。


あるいは、この「ヘビ」というのも、過去記事でよく取り上げたものでした。

過去記事の、

ヘビとウロボロスとケツァルコアトルと月と太陽をめぐる旧約聖書『創世記』への疑問のようなもの
 2012年04月08日

では、「ケツァルコアトル」という名前がつけられた小惑星があることもご紹介していました。

小惑星ケツァルコアトル( 1915 Quetzalcoatl )の軌道

1915-Quetzalcoat.jpg
NASA ジェット推進研究所


ケツァルコアトルは「金星を象徴する神様」だそうですが、小惑星ケツァルコアトルも、また「水星と地球と金星を守るように周回している」軌道を持っている小惑星です。

そんなわけで、2014年に突如として現れた新しい「鳥とヘビの地上絵」は、神様の再来の兆し「的」なものなのかどうなのか・・・というような、ロマン系の考えをしたくなるのも、現実の社会の殺伐さが絶好調に達しているからかもしれません。



  

2014年08月06日



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antarctic-ice-top.gif

▲ 2014年8月1日の英国ガーディアンより。後述しますが、現在の南極の海氷の面積は、観測史上最大となっていて、最近はさらに急上昇を描いています。






 



今回は「南極」のことで気になることがありまして、そのことを書きます。

それにしても、南極はともかく、私の住んでいるあたりもずいぶんと暑くなってきました。下は、私の住む場所から比較的近い熊谷の天気予報です。

kion-39-85.gif
Yahoo! 天気


見るとげんなりするような数字が並びますが、ただ、暑さに非常に弱い私が、不思議なことに今年は暑さでは、さほどダメージを受けていないのです。もちろん暑いことは暑いのですけど「まあ、夏だし」くらいで済ませている自分がいます。

日中の太陽の照りつけは激しいものがありますが、日陰ならさほど厳しい感じでもないです。特に、風が比較的涼しく感じられます。

体質が変わったのか、気候の何かが変わったのかわからないですが、まあ何となく「気温の数字ほどではない夏」といった感じはあります。

ところで、冬を迎えている南半球のオーストラリアは、現在大変な寒波に見舞われていて、アデレーデという街では、126年前の最低気温の記録を更新したのだそう。

au-cold-126.gif
abc


上の記事によると、この地域の周辺では、軒並み氷点下を下回っているそうで、また、オーストラリアは全体として、近年の寒さの記録を上回る地域が続出しています。

そして、その理由なんですが、

南極からの冷たい風


と上の記事にはあります。

さて、その南極。
ここが今、何だか気候的な意味では大変に混沌とした状況となっているようなのです。





南極を巡る混沌

冒頭の英国ガーディアンの記事は、タイトルだけでは意味がわかりにくいかと思いますが、南極は今年に入って以来、大変なことになっていまして、何が大変かというと、「データ上であまりにも氷が多い」のです。

連続して南極の海氷面積の「観測史上最高値の更新」を続けていて、上の記事では、科学者たちが、「人工衛星のデータがエラーを起こして、そのために、過大に氷の量が示されているのではないか」ということを言い始めているということなんですね。

まあ・・・この科学者の方々は、立場としては地球温暖化「系」の方々で、「このとんでもないデータを事実だと認めるわけにはいかない」という部分もあるのかもしれません。

後で最新のデータを載せますが、下のは今年の4月のもので、イリノイ大学の海氷面積の集計データをグラフ化したものです。

これを見ても、今年の南極の海氷面積が突出して多いことがわかります。

Antarctic_Sea_Ice-28Apr2014.gif
stevengoddard


このような「異常に多い南極の海氷」について、科学者たちは「観測衛星のデータのエラーの可能性がある」と言い始めているということのようです。根拠なく主張するとも思えないですので、実際にエラーである可能性もあります。

しかし、データはともかくとしても、この夏の南極は実際に「気温自体が低い」ということは確かであって、

極地の超寒冷化: 南極で6月としては観測史上で最も低い気温記録を更新
 2014年07月14日

という記事でご紹介していますが、7月に、南極のフランス基地局のあるアデリーランドでは、観測史上の最低気温を更新しています。

france-Terre-Adelie.gif

▲ 2014年7月12日のフランス気象局のニュースより。


上の記事で、ニュースを訳したものを掲載しておきます。

Coldest Antarctic June Ever Recorded
WUWT 2014.07.12

6月としては南極で最も低い気温を記録

フランスの南極基地、デュモン・デュルヴィル基地で、これまでの南極大陸の6月としては最も寒い気温が観測されたことが、フランス気象局によって報告された。

南極では「地球温暖化」の傾向をまったく無視するかのような非常に低い気温が続いている。

フランス気象局の発表によれば、南極の今年の6月の平均気温はマイナス 22.4℃となり、これまでの観測記録の平均より 6.6℃低かった。そして、これは同基地で観測された6月の平均気温としては、これまで最も低い気温の記録となった。

また、南極の6月でこれまで最も気温が低かったのはマイナス 34.9℃の記録があるが、この記録も更新した。

そして、6月の南極の日照時間は通常は平均 7.4時間なのに対して、今年の6月は 11.8時間あるという珍しい特徴があり、静かな風が異常に吹いているという特徴がある。



上の短い記事では、気温が低い他にも気になるフレーズがあります。

・日照時間が平年とかなり違う
・静かな風が「異常に」吹いている


という普段の南極とは違った現象が、地域的な条件もあるでしょうけれど、起きているところでは起きているらしいのです。

そんな中、「どう考えていいのかわからないデータ」があります。





南極の混乱を示す2つのデータ

まずは、最新の「南極の氷の面積のデータ」をご覧下さい。

antartic-seaice-0805.gif
sunshine hours


今年の南極の氷の面積は、もともとずっと観測史上で最高かそれと並ぶ数値を示していたのですが、この1週間ほどで今まで以上に急激に増え始めているのです。

海氷が増えたからといって、気温が下がっているということでもないのかもしれないですが、ただ、

「暖かくなっているということはないだろう」

とは思いますよね。

ところが!

もうひとつのデータを見て、私は愕然としました。
そして、南極の一部地域に「異常に高い表面温度」に見舞われている場所があるのです。





平年より「 20度近く表面温度が高い状態」が継続している地域

下はアメリカ海洋大気庁( NOAA )の 7月 30日から 8月 5日までの全世界の地球の表面温度の平年との差を示したデータです。

surface-2014-0805s.gif
NOAA


平年との差は、世界全体としては「白い部分」、つまり、平年とほぼ同じ程度の表面温度のところが多く、続いて、黄色や緑色などの「平年の記憶より 6度から 10度くらい高い」(これはこれでかなり高いと思います)地域が続きます。日本も平年より高いですが、これはまあ、今の状況から理解できます。

しかし、世界の大部分では「極端に異常な温度差」が表示されているところはあまりないこともわかります。

南極以外は。

南極の真っ赤な部分は、平年より表面温度が「 18度以上高い」ということになり、さらに、昨日の8月5日のデータに至っては、下のような状態になっているのです。

surface-s-0805.gif
NOAA


平年より 20度高いというのは、地球のどこの地域であっても、「一種の異常」だと思います。

よく見てみますと、南極の他の部分も黄色などの色が多くなっていて、表面温度が平年より 10度以上高い地域が多いということも示されています。その一方で、平年より 18度以上「低い」ところなども見受けられます。

しかし、全体としては、

南極自体の気温は低下していっているのに、「南極全体の表面温度」はかなり上がっている。


ということのようです。


いったい、南極で何が起ころうとしているのか?


特に真っ赤な地帯はどうしてそんなに表面温度が高くなっているのか。

メタンか天然ガスが噴出したり、新しい海底火山でも活動している?
それとも、シベリアみたいな大きな穴でも開こうとしている?

そういえば、ちょうど1年ほど前に、南極の記事で、

南極の「氷床の下」からウジャウジャと何かが露出し始めた?
 2013年08月17日

というような記事の中に、

南極で部分的に地表から消えている氷の「下」から何か出てきている?


などということを書いたことを思い出したりしました。

いずれにしても、海氷が増えている一方で「超高温」に見舞われている地帯がある南極で何が起きようとしているのか、目が離せない展開となってきているのかもしれません。



  

2014年08月03日



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gafsa-beach-top.gif

▲ 2014年7月29日のチュニジア・デイリーより。






 



干ばつで苦しむ地域に突如出現した湖を人々は「奇跡」と称賛した

まあ、最近は、「いろいろな穴」が地上に出現し続けているわけですが、先日も、

シベリアでさらに次々と見つかるクレーターと「現在北極がシベリアに向かって猛スピードで移動している」という状態から浮かびあがる「ポールシフト」の概念
 2014年07月29日

という記事で、シベリアの最北端の「世界の終わり」と呼ばれている場所に、連続して穴が発見されたことを記しました。

今度は、チュニジアの南部に「巨大な湖が突然出現した」という出来事が起きています。

上の報道と写真は、3週間ほど前にチュニジアの南部のガフサという場所に突然、出現した湖のことを報道する現地メディアです。このニュースは最近になって欧州で報じられるようになり、私は数日前に知りました。

どうして湖が突然できたのかは、今のことろその原因はわからないのですが、現在のチュニジアは「非常に厳しい干ばつ」が続いていたため、地元の人々は「神の奇跡」と喜び、多くの人びとが泳いだり涼みにきているそうです。

gafsa-lake-2.jpg
Tunisia Daily


下の動画は地元で撮影されたその様子です。




動画を見てもおわかりかと思いますが、決して小さなものではなく、広さは約1ヘクタール(10,000平方メートル)で、深さも十数メートルあるとのことで、水量としてはかなりのもの。

チュニジアという国は地図では下の場所で、ガフサという地域はその中央のやや南部寄りに位置します。そして、先ほども書きましたが、この地域は最近、非常に激しい干ばつに見舞われています。

map_tunisia.gif


それだけに、水を求めていた人たちの気持ちはとてもよくわかるのですけれど、ただ、記事によりますと、このチュニジア南部というのは「リン」の産出地として名高いそうで、この水が有毒、あるいは放射性を帯びている可能性が指摘されているようで、当局は泳がないよう通達を出しているようです。

今回は上のことを報じた英国インターナショナル・ビジネス・タイムズの記事をご紹介します。

ところで、ちょっと話が逸れますが、「干ばつ」といえば、いずれご紹介しようと思っているのですが、アメリカのカリフォルニア州の干ばつもいよいよ「生活上の死活問題」にまで発展しそうなほどのものとなっているようです。

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アメリカ西部の干ばつもすごいことに

先週くらいの英国デイリーメールで、カリフォルニアを空中から広範囲で撮影した写真が数多く載せられていた記事がありましたが、何がすごいって、「カリフォルニアから緑の芝生がほぼ消えている」のです。

米国カリフォルニアの6月上旬の光景

d-1.jpg


d-3.jpg
Daily Mail


まだ、「木の緑」はかろうじて残っていますけれど、芝生はほぼ全滅している状態で、当局が不要な水撒きなどを制限しているせいもあるようですが、「緑のない大地」がえんえんと続いているのです。

あるいは、カリフォルニアは砂漠に向かっているのかもしれないですが、それはともかく、この水不足のために、今まではなかったこととして、「住居近くまでガラガラヘビが近づいてきている」というような事態が報道されていたりもします。

そのことについては、

米国カリフォルニア州の干ばつのために住居エリアの周辺にガラガラヘビが多数出没し始めている
 きたるべき地球のかたち 2014年07月28日

にありますが、これ以上、水不足が続いた場合、カリフォルニアやその周辺は、考えている以上に深刻なことになる可能性もあります。

では、チュニジアの湖についての報道をご紹介したいと思います。




Mysterious Lake Discovered in Drought-Stricken Tunisia Could be 'Radioactive'
IBTimes 2014.08.01

干ばつの直撃を受けているチュニジアで突然発見された謎の湖は「放射性」をもつ可能性がある

gafsa-lake.jpg


チュニジア南部のガフサ地域に、まったく突然出現した「謎の湖」に何百人もの人々が泳ぎに集まっている。

干ばつの被災地域であるこの場所に、突然、豊富な水が出現したということについては、その理由がまずわからない上に、水の品質についての懸念も示されている。

地元の人々には「奇跡」として受け止められ、脚光を浴びているこの湖だが、当局は湖は放射性を持つかもしれないと警告している。

湖は地元の羊飼いが発見し、現在は、ガフサ・ビーチ( Lac de Gafsa )と呼ばれている。この突然出現した湖の深さは 10メートルから 18メートルあり、広さは周囲の1ヘクタールに広がっている。

地元メディアによると、約3週間前に発見されて以来、600人以上の人々が訪れ、泳いだり、ダイビングを楽しんでいるという。

どうしてこのような湖が突然出現したかということについては、現時点では公式な説明はないが、地元の地質学者たちは、地震活動が地下水を含む地質層に影響を与えている可能性を指摘している。

チュニジアは、リンの世界第5位の輸出国で、このガフサ地区は最大のリン鉱山を持つ場所でもある。このため、この湖の水にリン酸が多く含まれている可能性があり、泳ぐことには健康的な危険があるかもしれないことを当局は警告している。

しかし、人々は、公式の禁止令が出ていないとして、湖で泳ぐことを続けている。また、ガフサ・ビーチの FaceBook も作られた。

湖の水は、最初、ターコイズブルーだったが、現在は暗い緑色に変色している。

地元の科学者たちも、水が汚染されていることにより発がん性が生じている可能性に言及すると共に、また、水の色が変色しているということは、藻類が繁殖し始めていることもあり得るとして、その有毒性の危険を指摘している。






ここまでです。

ところで、シベリアの穴も最初に発見された穴の地下は水となっていました。

hole-inside5.jpg
記事より。


これらと関係する話かどうかはわからないですが、「地球の地下にある水」というキーワードに関して、最近の研究で「地球の地下マントル部には、地表の海の3倍を超える水が存在している」という研究結果が6月に、科学誌サイエンスに発表されていました。




地球の地下は表面より水が多い

underground-ocean-01.gif

▲ 2014年6月13日の英国ガーディアンより。


正確にいうと、「上下マントルの境界部」に水が存在することがわかったのだそうで、図でいうと大体、下のあたりでしょうか。

mantle-ocean.gif


上下マントルの境界部というのは、地下 410キロメートルから 660キロメートルあたりにかけて広がっていると考えられている場所のようなんですが、その部分に地表の海の3倍以上の水が存在する可能性があるということのようです。

もちろん、そんな深いところを実際に調査したり、そこから物質を採取したりすることができるわけではなく、研究チームは「地震波の観測情報を精査してこの層の融解状態を調べる」ということをおこなったようです。

その理論は難しいですが、理解できないままに、そのまま訳します。

地震波は、原則としては、やわらかい物質や温度の高い物質、あるいは密度の低い物質では速度が遅くなることが知られている。つまり、もし遷移層が融解していれば、そこを通過する時だけ地震波の速度が遅くなる。

世界中の地震のデータは無数にあるため、発生時間と観測時間のデータを抽出して描きだせば、速度がどれだけ変化したのかを導き出せる。そのことにより、間接的に地下の内部構造が判明するのである。



という理論を使って、アメリカの 2000の地震計から導きだした結果、「地下のマントル層には膨大な水が存在する」ということがわかったのだそう。

これって・・・あれですね。

地表の3倍の水が地下に存在するというのが事実なら、たとえば今回のチュニジアみたいな「突然、湖ができる」というように、「下から水が噴出してくる」というようなことが日常的になっていった場合、

地表を地下の水で水没させることができる


という「奇妙な表現」も可能となりそうです。

上(空)から来る水も、最近では頻繁に激しい洪水を引き起こしますし、そして、下(地球の下)にある水は、地表のすべての水の量を超えている・・・ということで、やはり、地球は本当の意味で「水との関係の中にある惑星だな」と思います。・・・いや、「地球が惑星である」という概念自体も、最近の私には怪しさを感じさせるものはあるのですけれど、まあ、そのあたりのややこしい話は置いておきます。

いずれにしても、「地球という場所の真実」が明らかになるのは、まだまだこれからのことなのだろうなあと感じます。

私自身がそれを「見られる」、あるいは「知る」ことができるかどうかはわからないですが、いつかはきっと、この地球という「惑星のようなもの」の真実はわかる時が来ると思っています。



  

2014年07月29日



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inside-scientists-top.jpg

▲ シベリアで最初に発見されたクレーターに向かうロシアの調査団。人との比較で、クレーターのおよその大きさがわかると思います。2014年7月17日のシベリアン・タイムズより。






 


過去記事、

気温40度の中に降った爆撃のような雹。そして、「世界の終わり」という地名がつくシベリアに突然開いた巨大な穴 : 「ウラジーミルの栄光の国」を襲い続ける異常な気象と現象
 2014年07月16日

から何度か取り上げている「突然シベリアに現れた巨大なシンクホール」ですが、その内部の様子などの詳細な写真や映像が報道され始めています。

また、シベリアではその後「2つめ、3つめの穴」が発見されたりしていまして、そのこともご紹介したいと思いますが、「シベリア」という言葉から思い出した最近のニュースを貼ってから、話を進めてみたいと思います。

上の記事で取り上げました、スミソニアン学術協会のニュースサイトの 7月 14日のニュースです。

smithsonian-news-02.gif
Smithsonian Smart News


このように、シベリアは「今後、北極となっていく」(磁極としての北極)ということを念頭に置いてから、シベリアの「地質の異変」についてお読みいただければ幸いです。

このことは、欧州宇宙機関による地球の磁場の測定によって判明したことですが、やや「不思議」に感じ続けていたことがあったもので、後半そのことについて書かせていただこうかと思っています。

まず、シベリアの穴の最近の写真などをまとめてみます。





シベリアのヤマルで見つかった「第1の」クレーター、あるいはシンクホール

地上からクレーターに近づくと、冒頭の写真のような光景で、草原などもあるなかなか綺麗な風景ですが、穴そのものは空中から見ると、下のようなものです。

hole-001.jpg


そして、地上から近づくと、以下のような風景が現れます。

inside-02.jpg


大きさはまだ正確な計測はおこなわれていませんが、シベリアン・タイムズによりますと、

・楕円の短いほうが 50メートルくらいで、長いほうが 100メートルほど
・深さは 50メートルから 70メートルと推測


とのこと。
中を覗くと、内部の壁はこのような質感です。

inside-permafrost-1.jpg


そして、その底。

insid-crater.jpg


これは、写真だけではちょっとわかりにくいかもしれないですので、動画をアップしておきます。

シベリア・ヤマルに出現したシンクホールの内部の映像




なんというか、この壁の垂直性と、表面の滑らかさは、なんとなく自然にできたものではないような感じさえ受けますが、この最初の調査では、この穴は人工的なものではなく、「自然に形成されたもの」ということが確認されたそうです。

人工的という意味は、それまでいろいろと噂に出ていたような、

・天然ガスのガス田開発の影響
・飛行体、あるいは UFO などが落下した


というような説です。
どちらも、その可能性はないようで、通常の地質活動として説明できるようです。

調査隊のひとり、ロシア科学アカデミーシベリア支局のアンドレイ・プレハノフ( Andrey Plekhanov )博士は、シベリアンタイムズに対し、

「不思議なことはここには何もありません。単純に、内部の圧力と温度の変化によって発生した自然の法則による現象です」

と答えています。

ただ、調査隊隊員で、やはりロシア科学アカデミーシベリア支局の科学者、マリーナ・レイブマン( Marina Leibman )博士は、

「塩とガスの混合物によって起きた地下爆発により形成された」

と考えているようです。




そして、2つめ、3つめと見つかる「シベリアの穴」

その後、昨日(7月28日)のシベリアン・タイムズでは、「シベリアでさらに2つの新たな穴が発見された」ことを報じています。

こちらと、

inside_crater_antipayuta.jpg


こちらです。

inside_big_hole_taymyr.jpg
Siberian Times


それぞれヤマルで発見された第1の穴と比べると小さなもので、上のほうが直径 15メートルほど。

下のほうは、直径 4メートル程度。ただ、こちらの小さなほうは、深さは 60メートルから 100メートルほどあるとされているとのことです。

そして、むしろ、こちらのふたつの方が原因がはっきりしないとのことで、どちらも、専門家たちは、

人工的に作られたものではない

としながら、

しかし、自然に形成されたようにも見えない

というような、読んでいるこちらもどうすればいいのかわからないような意見などが掲載されていますが、上のほうの穴に関しては、昨年(2013年9月27日)、その場所で、光と爆発の目撃情報があるので、天体などの衝突の可能性もあるかもしれません。

そんなわけで、どんどんと穴が開いていくシベリアですが、最初のほうに書きましたように、現在、このシベリアに「北極(磁極としての北極)が向かっている」のですけれど、かつての記事などを読みながら、以前から、やや疑問に思っていたことがありますので、書いておたきいと思います。

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21世紀になって移動の「方向」を変えた北の磁極

3年前の「米国フロリダのタンパ国際空港が磁極の移動の影響で滑走路の閉鎖へ(2011年01月08日)という記事で、当時の英国デイリーメールの記事をご紹介しました。

その記事には、


最新の磁極の移動は、前世紀(1900年代)から実は非常に劇的な変化となっている。磁極は、 1904年に1年につき 14キロメートル程度のスピードで北東への移動が開始されたが、2007年以降は1年間に少なくとも 56キロメートルのスピードで、シベリアへ移動し続けている。



とあります。

しかし、同時に、


最新の計測では、北の磁極はカナダ北部のエルズミア島にあると記録されている。



とあります。

ここで、地理としての北極点を中心とした地図を見てみます。

northpole-map-2014.gif
Mysterious Universe


エルズミア島は、上の地図ではグリーンランドの上のほうにある島です。

ここは北極点から見ると、シベリアとは逆の方向です。

もう少し詳しく、

「現在( 2011年のものですが)の磁極としての北極の位置」

と、

「地理としての北極点の位置」


を示しますと、下のようになります。

pole-shift-before.gif


つまり、20世紀は「北極は、シベリアとは逆の方向に向かって、1100キロも移動していた」ことになります。

ところが、先日の欧州宇宙機関( ESA )の観測では、磁極はシベリアに向かって、移動していることがわかり、また、上の 2011年のデイリーメールにも

2007年以降は1年間に少なくとも 56キロのスピードで、シベリアへ移動し続けている。


という記述があります。

下のような移動方向へと「方向チェンジ」したと理解できます。

poleshift-after.gif


つまり、北極は、21世紀になってから磁場の移動の方向を変えたということになるようです。

私は「磁場の移動は同じ方向に移動していき、結果としてポールシフトにいたる」と漠然と考えていました。下の図は、1831年から 2001年までの 170年間の北の磁極の移動の方向と距離です。

1831-2001.gif


上の図のように一直線に進むものだと思っていたのですが、どうやら、そういうものではなく、

磁極は方向を変更しながら地球を移動する

というようなことのようです。

なんというか、「さまよえる北極」というような言葉がふと浮かんできますが、もうすぐ北の磁極がシベリアに到達すると予測が正しいのであれば、方向の変化はともかくとしても、

移動のスピードが以前とは比較にならないほど増している

ということもわかります。

それは、さきほど載せました下の図で、北極点とエルズミア島、そしてシベリアの距離などを見ると、漠然ではありますが、感覚的に理解できるのではないでしょうか。

pole-shift-before.gif


北の磁極が、北極点の近辺からエルズミア島にまで移動するのに「100年」かかっているのに対して、そこにあった「北極」は、現在、数年間から十数年間ほどで、シベリアに向けて、その何倍かある距離を何倍もの短い期間で移動しようとしているわけです。


上の方で、ロシア科学アカデミーの科学者が、シベリアのクレーターと地下爆発の関係について述べていましたけれど、あまりにも急速な磁極の移動が、地下や地質活動に何の影響も与えないと考えるのも、また難しい感じもします。

ロシアのシベリア地方は人里離れた場所が多いですので、実際には現状で、さらにいろいろな現象が起きているかもしれないですが、今後、北極からシベリア周辺ではさらに様々な現象が起きるかもしれません。

そういえば、最近の記事では、日月神示にふれることが何度かありましたが、以下のような下りもあります。




第04巻 天つ巻 第十四帖

海一つ越えて寒い国に、まことの宝隠してあるのざぞ、これからいよいよとなりたら、神が許してまことの臣民に手柄いたさすぞ、外国人がいくら逆立ちしても、神が隠してゐるのざから手は着けられんぞ、世の元からのことであれど、いよいよが近くなりたら、この方の力で出して見せるぞ、びっくり箱が開けて来るぞ。八月の七日、ひつくのか三。





「海一つ越えて寒い国」というと、ロシアっぽいですが、そこに神が隠した(多分日本にとっての)宝があるというようなことが書かれてあるらしきくだりです。 8月 7日とありますが、そこらあたりに何かわかるのですかね。まあ、 8月 7日は毎年やって来ますけれど(ちなみに私の誕生日)。

いずれにしても、仮に現在、地球の変動が何らかのクライマックスを迎えているというのだとすれば、こういう「異常な速度での磁極の移動」なども多少関係することかもしれません。そして、それは最終的に「地球の磁場の反転」という一大現象へとつながる可能性もあると考えます。



  

2014年07月25日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





今回の本題とは関係ないのですが、なんかというか、飛行機の世界はどうなってしまっているのですかね。

マレーシア機の撃墜以降のこの1週間で、

台湾旅客機(7月23日 / 47人死亡)
    [報道]台湾の旅客機墜落で47人死亡(ロイター)

アルジェリア航空機(7月24日 / 116人の安否不明)
    [報道]アルジェリア航空機、墜落(読売新聞)

と、ちょっと考えられない頻度で旅客機の墜落が続いています。
マレーシア機の撃墜から1週間に3度の墜落。
しかも、どれも比較的乗客が多い。

マレーシア機は乗客の半数以上の 154人がオランダ人でしたが、昨日墜落したアルジェリア航空機の乗客は、 50人以上がフランス人だったそう。「西欧地域ではない場所で、西欧人が大量死する」というようなことが続けておきます。

そして、7月23日のニューズウィークには下のような「またも撃墜されたいのかね」と思わざるを得ないような記事が出ていました。

mh-syria.jpg

▲ 2014年7月23日のニューズウィーク日本版「マレーシア航空が今度はシリア上空を飛んでいた」より。






 


少し前に、

「大量の犠牲」の時代に呆然としながら
 2014年07月21日

というような記事を書いたばかりですけれど、その傾向は収まる気配はないのかもしれません。もちろん、仮にそれが「単なる偶然の連続」であるにしても。

いろいろと考えてしまうような感じの流れでもありますけれど、とりあえず、今回はまったく別の話題です。






シベリアのクレーターに調査隊が到着

先週書きました、

気温40度の中に降った爆撃のような雹。そして、「世界の終わり」という地名がつくシベリアに突然開いた巨大な穴 : 「ウラジーミルの栄光の国」を襲い続ける異常な気象と現象
 2014年07月16日

の後半の「『世界の終わり』という地名のつくシベリアに突然開いた穴の正体」というセクションに、ロシアのヤマルという場所に下のような穴が突然開いたことが報じられていたことをご紹介いたしました。

sib-hole-top.gif
Daily Mail


この際には、空中から撮影された写真と映像だけ見られたのですが、7月20日頃、ロシアの科学者たちによる第1回調査チームが現地に到着したことがプラウダなどで報じられていました。

何しろこの「ヤマル」という場所は、地図では下の場所にあるのですが、荒涼とした永久凍土が続くような、まったく人里離れた場所で、ふだんは人などが赴くような場所ではないところのようなんです。

Siberia-Yamal-Peninsula.gif

ここは、下のような風景がえんえんと続く荒涼とした地です。

yamal-001.jpg
Daily Mail


この地がヤマルという地名と同時に「この世の終わり」( The end of the world )という意味のロシア語で呼ばれている理由もわかるような気がします。

この遠い場所に開いた「穴」の調査のために、ロシアの科学者の調査団が今回初めてその場に立ち入ったのですが、空中撮影の写真ではわからなかった、その穴の作りの奇妙さがそこにはありました。

下がその写真です。

調査隊が撮影したヤマルの穴

すべて、プラウダ Mystery of giant sinkhole in Russia's Yamal より。

ru-hole-01.jpg


ru-hole-2.jpg


この岩の紋様のような感じだけでも不思議な感じなんですが、空中撮影での「周囲の風景」と穴を比べてみますと、突然できたこの穴がなんとも異様な感じに思えます。

ru-hole-3.jpg


第1回目の調査でわかったのは、


・クレーター(穴)の直径は約 60メートル
・深さは約 50メートルから 70メートル
・クレーターの底には、氷の湖がある


とのことで、底が「氷の湖」になっているのだそう。ということは、噴火的なものや天然ガスの噴出など「熱を伴いそうな関係の現象」ではないかもしれません。

科学者たちは、土壌や水などのサンプルを採取し、分析するそうですが、今回の調査ではこのクレーターがなぜ突然できたのかはわからないままのようです。

なので、「クレーターができた原因はわからない」というところまでしかご紹介できないのですが、上の写真を見ていて、インドネシアにある神秘的な火山と、その火口を思い出しました。






「三色の湖を持つ山」から思い出す死の神話

その山は、インドネシア・東ヌサ・トゥンガラ州のフローレス島という島にある、クリムトゥ山という火山です。

この火山は3つの火口を持っていて、それぞれが湖となっているのですが、それがまた下のように美しいものなのであります。

クリムトゥ山

Gunung-Kelimutu.jpg

クリムトゥ山 - Wikipedia によりますと、


クリムトゥ山は、インドネシア・フローレス島中部にある火山である。三色の火口湖を持つことで知られている。

西側には深緑色(以前は緑色)のTiwu Ata Mbupu(老人の霊の行く湖)、東側には青緑色(青色)のTiwu Nuwa Muri Koo Fai(若い男女の霊の行く湖)、黒色(赤色)のTiwu Ata Polo(罪人の霊の行く湖)が並んでおり、東側の2つの湖では水中の噴気孔によって湧昇が起こっているとみられる。湖の色は時おり変化している。




ということで、上の火口はその中のひとつなんですが、深緑色のほうなのか、青緑色のほうなのか今ひとつわかりません。この湖の水の色は色が刻々と変化しているようで、同じ場所から撮影されたものでも、日によってなのか、季節によってなのかわからないですけれど、写真によって下のように色が全然違ったりしているんです。

Kelimutu_1.jpg
Indonesia Tourism


Kelimutu.jpg
Kapur News


同じ火山の火口なのに、どうして、それぞれ違う色の湖になるかということについては、「火山ガスの活動に誘発されて湖水中の鉱物に化学反応が起こることにより、色が変化する」ということで説明されているようなんですけれど、しかし、それはそれで何となく、それぞれが色が違う説明にはなっていないような気もしないではないのですが、まあ、それはいいです。

そして興味があるのは、それぞれの火口にインドネシアの人々がつけた名称が、

・老人の霊の行く湖
・若い男女の霊の行く湖
・罪人の霊の行く湖


となっていることでした。

普通に考えれば、「老人の霊」というのが一番多いわけで、その湖に行く人たちが一番多いのでしょうけれど、同時に、ふと、

若い男女の霊の行く湖

という響きは一見美しいけれど、結局、「最も悲しい湖」だということにも気づきます。

最近、いろいろな本を買い込んでしまっていて、しかも、私は一冊読み終えてから次に行くということがどうもできなくて、1ページ読んでは、別の本に手を出す、といようなムチャクチャな読み方をしているのですが、それはともかく、その中に、米国のヌーランドという医師の書いた『人間らしい死にかた』という本があります。

この人は 30年に渡って、9000人の末期患者の最期を看取ってきた人ですが、実際の病院での死の光景と、「人々が頭に描く死の神話」の間に大きな溝があることを書いています。


シャーウィン・B・ヌーランド著『人間らしい死に方』(1994年)より

昨今、われわれは愛する者の死を実際に目撃することがほとんどなくなった。いまや、自宅で死ぬ人は少なく、アメリカ人の少なくとも 80パーセントが病院で息を引き取るのだが、そうしたほとんどすべての患者の様子は、おおむね生前最も親しかった人びとの目から隠されるか、少なくとも死に向かう状況についての詳細は隠されている。

一方、死というプロセスをめぐっては完全な神話ができあがっている。神話の大部分がそうであるように、それは人類すべてに共通な心理的必要からつくられてきたのである。

死にまつわる神話は、一方で恐怖との戦いを、またその一方でその反対の願望をあらわすものだ。それらは、現実の死がどんなものかをめぐるわれわれの恐怖を和らげるのに役立つようになっている。

非常に多くの人びとが「苦しまなくてもすむように」、ぽっくりと死ぬか、眠っているあいだに死ぬことを願っていながら、同時に人びとに囲まれて優雅に最後の時を迎えるというイメージにすがりついている。

われわれは人生の総決算を明確な意識をもって迎えられると信じないではいられない。さもなければ、苦痛のない完全な無意識状態におちいることを望むのである。




とあります。

つまり、人は「自分の死についての理想と希望を持っていて、自分の死は自分が考えている通りになると信じて疑わない」ということで、それは、たとえば、典型的なものとしては、

「愛する人たちに見守られながら、眠るように死んでいく」

というようなことであるようなんですが、実際に病院でヌーランド医師が見続けてきた「人間の最期」は、多くの人びとが、長い期間、苦悶に喘ぎ続け、嘔吐や痙攣などの苦痛の連続の中で衰えて死んでいく現実でした。

あるいは、上に、

「自分は人生の総決算を明確な意識をもって迎えられると信じている」

という人の希望が書かれてありますが、通常の認知症でも、あるいはアルツハイマーなどの場合でも、そこにはすでに自分の明確な意識などは存在ない状態の中で死亡していくというのが現実であり、「神話」を満たして死んでいく人はほぼいない、ということが書かれています。

そこに、このヌーランド医師の苦悩もあるようです。

少し前に、

聖女キューブラー・ロスが「神を呪った」とき : 寿命は長いけれど命そのものが粗末な感じがする今の時代に読んだ聖女の「最期」
 2014年07月14日

という記事を書きましたけれど、最近は「死」ということについて考えます(「悪魔」のことも同じくらいよく考えますけど。てへッ。 ← てへッじゃないだろ)。

人間、年をとると、死について考えることが多くなるのは誰でも同じかもしれないですけれど、それに加えて、先日の、

パンドラの箱が開いてしまったかもしれない2014年
 2014年07月22日

というような時代に住んでいて、つまり、連日「大量死」の報道を見ていれば、それらの出来事が、全世界を覆っていることがわかります。

そして、さらにそこから漂う気配としては、

この今起きている大量死は他人事ではない

ということです。

もちろん、だからといって、暗い気分で生きる必要などありませんが、こういう時代だからこそ、生きることや死ぬことや、自分の希望や理想や「義務」なども含めて「いろいろと考える」ことも悪いことではないかもしれないと思ったりするのです。