【地球という場所の真実】 の記事一覧

2014年07月21日



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「大量の犠牲」の時代に呆然としながら



連休とのことで、私もいろいろ出かけたり戻ったりしながら、ニュースなどを眺めていますが、どうもニュースが異常に暗く感じられるのは、「大量の子どもの犠牲」の報道をあまりにも目にするからかもしれません。

なので、今回は記事もやや暗いものになってしまいますが、そのことを書かせていただきます。






 


繰り返す「子どもの大量の犠牲」

過去記事の、

赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった
 2014年04月06日

以来、

「大量の犠牲」

というキーワードが気になっていることと、そして、先日の、

黒点は完全に消えたけれども、イスラエルの「666戦争」とマレーシア機の既視感の中で予測されてしまうかもしれない今後の世界
 2014年07月18日

という記事にも書きました、その犠牲の対象は、旧約聖書では、

「すべての初子」

となっていることにも気になり続けていたわけですけれど、世の中の動きはそれに準じるような凄惨な方向へと進んでいます。

そして、先日、撃墜されたマレーシア機の「乗客の内訳」を知り、さらにショックを受けています。
下のニュースです。

mh17-passengers.jpg

▲ 2014年7月19日の時事通信「犠牲者に子供80人=「国外の夏休み」暗転−マレーシア機撃墜」より。

ウクライナ東部ドネツク州でマレーシア航空機が撃墜された事件で、現地メディアは18日、乗客乗員298人のうち約80人が子供だったと伝えた。

夏休みを国外で楽しもうとした子供らが多数犠牲となった悲劇に衝撃が広がっている。

ウクライナのテレビは、子供とみられる遺体や燃えるスーツケースなど、ドネツク州の事故現場を放映。インドネシアのガイドブック、現場で回収された多くの子供のパスポートなども映し出された。


乗客だけでみれば、搭乗者の約3分の1ほどが子どもだったというのです。

墜落現場に散らばっている下のような、トランプ、スケッチブック、コミック誌のようなもの、あるいはガイドブック、何かの飾り物、などは多分すべて子どもたちの持ち物だと思われます。

mh17-bag.jpg


いくら、この飛行機が撃墜されたのが「偶然」だったであろう(選ばれて撃墜されたわけではないであろう、という意味)とはいっても、そして、今がホリデーシーズンなので旅行客が多いのも当然だとしても、一般的に乗客の3分の1が子どもたちによって占められているというような航空便はそんなにあるものではないように思います。

最近では、「乗客の大半が子どもか若者の大量事故死」としては、韓国のセウォル号事件もそうでした。

seoul-0427.jpg

▲ 4月27日、合同の焼香所が儲けられたソウル市庁舎。


上の黄色いリボンは、沈没事故に遭った人々の無事を願うため、当時の韓国で運動として流行したもの。

そして、ソウル市庁舎に張られた幕に大きく書かれてある文字は、

「ごめんなさい(미안합니다 / ミアナムニダ)」

です。

ソウル市庁という政府サイドから謝っているということになります。
これは韓国社会においてこれはとても珍しいことに思いました。
良い悪いはともかくとして、韓国は個人も社会もあまり謝らないですしね。

いやまあ・・・しかし、いろいろな国へ昔、行きましたけど、「あまり謝らない国のほうが多い」という気はします。日本人は特に謝る民族で、そこが私は好きです。

私自身も基本的に非常に謝る人で、小さなことなら明らかに相手に落ち度があっても自分のほうから謝ることもあります。まあ、そのへんの考え方は「日本人」というより、人それぞれでしょうけれど。謝るのが大嫌いな日本人もたくさんいるでしょうし。

話が逸れました。

そして、最近の「大量の子どもたちの犠牲」といえば、現在進行中の下の軍事行動です。

gaza-20-jul.jpg

▲ 2014年7月21日の朝日新聞デジタル「イスラエル、ガザ部隊増強 攻撃激化、死者400人超」より。


上の記事には、

> ガザの死者は410人。大半は一般市民で、子どもの犠牲が目立つ。

という記述がありますが、正確な数については、オーストラリアのシドニー・モーニング・ヘラルドの記事によれば、この数日間だけで、 73人の子どもが死亡しています。

というより、写真を見ると、「子ども」という響き以上に、

「赤ちゃんがやたらと犠牲になっている」


という印象を受けるのです。

gaza-babies.jpg

▲ 爆撃によって亡くなった自分の子どもや赤ちゃんを抱いて道を歩く父親たち。 2014年7月19日の英国デイリーメールより。この記事には、他にも数多くのこのような親たちの写真が掲載されています。


どうして、こんな惨事になっているかというと、イスラエルが攻撃しているのが、主に、

・民家
・学校
・病院


だからです。

どうしてそんなことをするのかというと、イスラエル側の理由は存在していて、7月21日の毎日新聞「ガザ:死者400人超える…戦闘激化、医療態勢は崩壊寸前」によりますと、イスラエル軍は、

「ハマスが民家や病院、学校を兵器の保管場所に使っているため、やむを得ず民間施設を攻撃している」


と述べています。

そして、それ(ハマスが民家や病院や学校を兵器の保管場所に使っていること)は確かにある程度、事実でもあります。

学校や病院は、親が優先的に子どもたちを避難させる場所でもありますので、学校や病院が集中的に狙われれば、子どもの被害者が多くて当然ということになります。

・・・どんなに軍事的な理由があるにしても・・・「子どもが集中的に死亡すること」をイスラエルは知っている

さらに、負傷した人たちを治療するのが病院ですが、病院そのものが狙われている状態では、今後状況が良くなるとも思えないです。上の毎日新聞の記事によりますと、ガザ最大の病院「シファ病院」の医師の言葉として、


「重傷者が続々と運び込まれているのに医師が足りない。輸血も麻酔もなくなりつつある。救える命を救えない」


という言葉を掲載しています。

ちなみに、イスラエル軍の爆撃の威力はものすごく、その爆撃が下のように、雨あられと降り注いでいる状態で、その攻撃目標が「子どもの多い学校や病院」というのですから、大義名分が何であれ、救いのない話にしか見えない部分があると言わざるを得ません。

gaza-fires.jpg

▲ ガザの夜空を花火のように照らすフレア(照明弾)。
2014年7月19日の英国デイリーメールより。



先日の記事、「黒点は完全に消えたけれども...」に載せました下の表

2014-passover-top.gif

の事件のうち、

・韓国セウォル号沈没
・マレーシア機撃墜
・イスラエルのガザへの空爆と地上侵攻


が連続するように起きていることを考えてみますと、現在は、「前例のないほど子供と若者の犠牲者の率が高い出来事が続いている時」であることが、ここにきてわかります。




約5年前のガザ攻撃に見る死者の「比率」の異常性

ちなみに、今から5年ほど前の 2009年にも、イスラエルは 22日間にわたり、ガザを攻撃していまして、その時は以下のようなものでした。


ガザ攻撃の犠牲者1434人、3分の2は民間人
ロイター 2009.03.13

パレスチナ自治区の人権団体「パレスチナ人権センター」は、イスラエル軍が昨年(2008年)末から22日間にわたって行ったガザへの大規模軍事作戦によるパレスチナ側の死者が、1434人に達したとの調査結果をまとめた。約3分の2は民間人だったとしている。それによると、犠牲者の内訳は兵士が235人、警察官が239人で、民間人は960人に上った。民間人のうち、288人が子どもで、121人が女性だったという。



さらっと読むと、気づかないかもしれないですが、数字を羅列すると、今回と同じような「異常性」が浮かび上がる状態がわかります。


・兵士の死者  235人
・民間人の死者 960人(うち、子どもが288人)




あるいは、こちらの並べ方の方が決定的にわかりやすいかもしれません。


・兵士の死者  235人
・子どもの死者 288人




兵士の死者より、子どもの死者の数のほうが多い攻撃だったのです。

先にも書きましたけれど、「イスラエル側にいかなる理由があるにしても」、子どもが多く死亡する結果となる攻撃を「意図的に」おこなっていたことがわかります。






「イスラエルの過ち」に関してのウェブボットの当時外れた予測

あまり関係ないことかもしれですが、5年ほど前のウェブボットの未来予測に、「イスラエルに対しての報復と、イスラエル国内でも反乱が起きる」ということについて長く書かれていたくだりがありました。

5年前にはそこに書かれてあるようなことは起きませんでしたが、今回はどうなのでしょうね。

少し抜粋したいと思います。

予測の日付けはすでに過ぎていますので、年や月は省きます。





ALTA レポート 1109 パート 1
ウェブボット 2009年1月3日配信

・「イスラエルが過ちを犯す」とのデータは長い間存在している。犯した過ちによって、各国の国民はイスラエルを犯罪国家として拒否するようになる。

・ 「イスラエルの過ち」は極端さの表現でもある。それは、シオニストが犯す虐殺と極端な残虐性の表現であると同時に、イスラエル国民の極端な失望と苦しみの表現でもある。

・ イスラエル国民は、イスラエルは生存をかけた戦いをしているというプロパガンダを完全に信じ込んでしまっている。しかしながら、その裏でイスラエルのシオニストは、民族浄化と大虐殺を遂行している。

・次第に、イスラエル国民はこれに強く反応するようになり、シオニストの行動を難しくさせる。そして、イスラエル国内でも反乱が発生する。

・ シオニストが過ちを犯すのとほぼ同時期に「洪水」というキーワードがヨーロッパ圏で強くなっている。

・ 自然災害としての「洪水」がヨーロッパを襲うことを示しているがそれだけではない。それは巨大な社会変革の波が「洪水」のようにヨーロッパを席巻することを示している。






ここまでです。

ところで、上のウェブボットに、


多くの内部告発者が現われるとのデータはいまだに強い。内部告発者は、イスラエルに支配された企業や秘密諜報組織、さらに海軍情報部や NASA などから出現する。影の政府からも多くの高官が内部告発者と して出てくる。



という記述がありました。

これも、5年前はそのようなことは起きませんでしたが、現在では、次々と内部告発者が出現しています。

内部告発者といえば、アメリカ国家安全保障局( NSA )のエドワード・スノーデンさんなどが有名ですが、NSA で、かつて、スノーデンさんよりもさらに高い立場にいた人で、911後に NSA を辞職した人が、最近、内部告発者として登場したりしています。

nsa-goal.gif

▲ 2014年7月10日の米国ビジネス・インサイダーより。


それは、ウィリアム・ビニー( William Binney )という人で、最近、彼は各メディアに上のようなこと、すなわち、 「アメリカ国家安全保障局の最終目標は、総人口をコントロールすること」など、様々な内部告発を始めています。

機会があれば、今度ご紹介いたします。



  

2014年07月16日



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▲ 2014年7月14日のロシア・トゥディより。気温 40度を越える海水浴場(正確には川岸)に突然降ってきたのは、大型の雹(ひょう)と雪でした。動画を含めて、詳細は後半に記します。






 



地球の磁場の弱まりと「加速する移動」についての補足

昨日の記事、

急速に消えていく地球の磁場 : 地球の「磁場の反転」は今すぐにでも起きる可能性を示唆する ESA の科学者の言葉
 2014年07月15日

を書いた後、スミソニアン学術協会のニュースサイトでも同じことが取り上げられていることを知りました。スミソニアン学術協会は、アメリカを代表する博物館といえるスミソニアン博物館を運営している学術団体です。

smisonian-pole-shift.gif

▲ 2014年7月14日のスミソニアン・ニュースより。


このスミソニアンのタイトルで気づきますのは、欧州宇宙機関の発表したデータのポイントは、「地球の磁場が急速に弱くなっている」ということなんですが、スミソニアンの記事では、「磁極の移動のことをタイトルにしている」ということで、

北極(磁極としての北極)の位置がもうじきシベリアにまで移動する

というほうを強調している感じとなっています。

スミソニアンの関係者たちは最先端の科学関係者たちであるわけで、過去数百年、北の磁極が移動し続けていることは知っていたはずですので、もしかすると、

「科学者たちの想定を上回るスピードで地球の磁極の移動が進行している」

というような驚きがあったのかもしれません。

そして、今回はその

これから北極となっていくシベリア


での出来事です。






ロシアの栄光と平行して続いている「自然の異常」

さて、その「磁場の移動」と関係あるかどうかはともかく、今、地球のいたるところで、ここ数年はいろいろなことが起きているわけですが、ここ最近では「ロシアでの異常」がとても多いです。

ちなみに、タイトルに「ウラジミールの栄光の国」などと入れていて、はじめてご覧になる方には訳がわからないかと思いますが、過去記事の、

生者と死者の「2人のウラジミール」 : カザフスタンでの国際会議上で「レーニンの霊」との意見交換がおこなわれていた
 2014年04月15日


の中などに書かせていただいていますが、1996年に亡くなった、ブルガリアで最も有名であり、また、ブルガリアで初の「国家指定の公式予言者」だったババ・バンガ(Baba Vanga)という女性の予言者がいまして、彼女が、1979年に、


「すべてのものが、氷が溶けるように消え去るが、ウラジミールの栄光、ロシアの栄光は残る唯一のものである。ロシアは生き残るだけではなく、世界を支配する」



という言葉を残しているのですね。

そして、大体この最近 100年くらいのロシアというのは、

・共産党支配下のソビエト連邦時代

・プーチン大統領支配下のロシア


のふたつの時代にわけられたりしそうな感じなのですが、それぞれの「始祖」といえる人物が下の通りだったりするわけです。

ru-renin-007.jpg

ru-putin-007.jpg


▲ 共に Google 検索 「ウラジーミル・レーニン」、「ウラジーミル・プーチン」より。


「ウラジーミルから始まったソ連と、そして、ウラジーミルから始まった現代のロシア」という「徹頭徹尾のウラジーミル国家」というのが今のロシアであります。


それはさておき、今回は、冒頭に貼りました「気温 40度の真夏のロシアを突然、襲いました雹(ひょう)」のことや、シベリアに突然開いた「正体不明の穴」のことなどについて記したいと思います。

ほんの少し前までは、「自然の異常現象」というのは、中国とアメリカがダントツで多かった印象があるのですが、最近は異常気象に関しても、「ロシアが世界1」となりつつあるのかもしれません。

何しろ、シベリアはもうすぐ「北極」(磁場としての北極)になるのですからね。

そのシベリアは最近異常に暖かいことが多く、「暑さにあえぐ北極」というギャグ的な概念も、今後は台頭してきそうです。今回の出来事も、「気温 40度以上のシベリア」で起きました。





チェリャビンスクの夏の雹

冒頭の写真のロシアの場所は、ウラルという地域にあるチェリャビンスクでのものです。

Chelyabinsk-hail-map.gif

▲ チェリャビンスクの位置。


今回の出来事は、現地にいた人たちが写真や動画などを撮影していて、いろいろと見られますが、雹が降るほんの「 20秒くらい前」までは下のような光景でした。

ru-summer-hail1.jpg
YouTube


チェリャビンスクには海岸はないですので、川岸だと思いますが、多くの市民たちが、暑さから逃れるために水泳をしたり、水遊びをしたりしていたようです。報道では、気温は 40度を大きく越えていたそうです。

それが、1分も経たないうちに、冒頭のように、頭を守らなければならないほどの大きさの雹のために、川から逃げ出すことになります。

ru-summer-hail2.jpg

▲ 頭を手でかばいながら、川から逃げ出す女性。 RT より。


こちらが動画です。

ロシア・ウラル地方で7月のビーチを突如襲った雹の嵐




ちなみに、雹が降った「気温の変化」ですが、


雹と雪が降った時に、気温は急激に 20度以上、低くなった



のだそう。

このような極端な気温の変化を伴い、「 40度の中で雪さえ降り始める」という、現地にいた人たちにとっては、ちょっとした地獄絵図でしたが、幸い、深刻な負傷者はいなかったようです。

また、ロシア・トゥディによると、同じシベリアにあるノヴォシビルスクでも、チェリャビンスクで雹が降った同じ日に、「ゴルフボールからタマゴの大きさの雹が降った」と報じられています。


ところで、チェリャビンスクという地名、ご記憶の方はいらっしゃいますでしょうか。 Wikipedia の「 2013年チェリャビンスク州の隕石落下」という項目を挙げれば、思い出される方もあるかと思いますが、下の写真の 2013年のロシアの隕石落下事故の現場となった地域です。

ru-meteo-2013.jpg
Wikipedia


この隕石については、「大気圏を突破した瞬間」を、欧州の気象衛星によって撮影されているという点も珍しいものでした。

meteo-2013-0215-top.jpg

▲ 2013年2月16日の記事「良い時代と悪い時代(4): 2013年 2月15日に世界各地で同時に太陽の光のように爆発した複数の隕石」より。


かつては、あまりなじみのなかったシベリア地方やチェリャビンスク地方ですが、最近は、「異常な現象」や、あるいは「洪水」などのほうで世界的に有名となっている感じもあります。

次もまた「シベリア」の話です。





「世界の終わり」という地名のつくシベリアに突然開いた穴の正体

これは下の英国デイリーメールで見た記事です。

sib-hole-top.gif

▲ 2014年7月15日の英国デイリーメールより。


これは、タイトルに「困惑する科学者たち」とありますように、原因も何もわかっていないですので、単にご紹介してみただけということになりますけれど、現在の状況、すなわち、「これから北極になっていくというシベリア」という概念と繋げてみますと、何となく異様な感じも漂う写真ではあります。

sib-h-2.jpg

▲ この「穴」は遠くから見ると、このような感じになります。


記事からは「突然発見された」というようなニュアンスが伝わるのですが、具体的に「いつ発見されたのか」というようなことは書かれてはいません。

あるいは調べてみれば、地質学的には普通のできごとなのかもしれないですが、興味深いのが、この場所の地名が、ロシア語で、

「世界の終わり」という地名の場所

なのだそうです。

世界の終わりに穴が開いちゃった・・・と。


この動画も載せておきますね。

ロシア・シベリアに突然開いた直径80メートルの「巨大な穴」




土地が広い国はいろいろなことも起きやすいでしょうけれど、異常気象や異常現象でも、「米ソの対決」という図式が際立っている 2014年であります。



  

2014年07月15日



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現在の地球の磁場は、過去の磁場の反転時と比較しても尋常ではない速度で弱まり続けている

先月書きました、

地球の磁場が弱くなっていることを欧州宇宙機関の地磁気観測衛星が確認
 2014年06月30日

で、欧州宇宙機関( ESA )が、地球の磁場と、そして地球内部からの信号を観測するために飛ばしている観測衛星 SWARM (以下、スウォームと記します)が、


「過去6ヶ月で地球の磁場が非常に早いスピードで弱体化している」ということを観測した



ということについて書きました。

今回はそれについて、

「磁場が弱くなっている原因は、地球の磁場の反転が近いことを示す」

と述べた欧州宇宙機関の科学者の話を取り上げた米国のライヴサイエンスの記事をご紹介します。






 



以下の図は、2014年6月の時点での、過去半年間の地球の磁場の強度の変化です。

magnetic-2014-jun.gif
Livescience


上の図では、青色が濃ければ濃いほど「磁場が弱くなっている」ことを示し、赤色で示される場所は、磁場が強くなっていることを示します。

そのように見ますと、北極からカナダ、アメリカ、そして南米、南極大陸まで、地球の西半分のほとんどの場所で、過去6ヶ月間で磁場が弱くなっていることがおわかりかと思います。

もともと地球の磁場が過去一貫して減少していることは上にリンクしました記事などに、あるいは他の記事などでも記したことがありました。

1880年から2000年までの地球の地磁気の強度変化

poleshift-15.gif


しかし。


その磁場の弱まり方は、科学者たちの予想をはるかに上回っていたようなのです。

すなわち、今回の欧州宇宙機関の人工衛星スウォームによる観測により、

磁場の強度の減少率は、予想していた10倍以上の速さだった


ことがわかったのです。

上の「1880年から2000年までの地球の地磁気の強度変化」を適当に書き直すと、下のようなイメージになるというような感じでしょうか。グラフの傾斜も数値も適当で、イメージとしてのグラフです。

simulation-mag.gif


今回の記事には、以下のようなことが書かれてあります。


人工衛星からのデータでは、現在の磁場の弱まり方のスピードが、過去のそれよりも早いことを示している。

かつて、研究者たちは、「磁場の強度は1世紀において5パーセントの割合で減少していった」と見積もっていた。しかし、今回収集された新たなデータでは、地球の磁場が「 10年ごとに5パーセントずつの割合で強度が減少している」ことがわかった。

これは、従来考えられていたよりも、10倍の速度で地球の磁場の弱体化が進行していることになる。




とあるのです。

この「 10倍」というのは、科学的数値の予測の「誤差」としては、なかなか大きな桁ではないでしょうか。

ちなみに、この予測は、かつての地球の磁場の反転の際の速度に基づいているようです。

地球は、この約3億年くらいの間に、400回程度の磁場の反転を繰り返しているのですが、データ上では、それら過去の時より「今の磁場の弱まり方の速度が尋常ではない」ということなのかもしれません。

もっとも、「磁場の反転(磁場のポールシフト)が加速している」ことは、この 200年程度の短い期間だけでの観測でもわかってはいました

過去記事の、

ドイツの科学研究法人が「急速なポールシフトと気候変動と超巨大火山の噴火が同時に発生していた」ことを証明
 2012年10月18日

では、「地球の磁場の反転の加速」について、下のように記しています。


1831年から2001年の間に、北極の磁極は 1,100キロメートルもロシア方向に向かって移動しています。特に、1970年以降は加速しており、それまで毎年 10キロ程度のポールシフトの進行だったものが、1970年からは約4倍の毎年 40キロずつの移動が確認されているのです。

地球では、過去3億3千万年の間に(回数の誤差はともかく) 400回ほどのポールシフトが起きたとされていて、「地球の磁場の反転」が発生する間の平均的な期間は約 20万年に一度程度になるようです。

なので、磁場の反転や磁場のポールシフト自体は特別な現象ということではないですが、では、何が問題なのかというと、上に書いた、磁場の移動距離と速度が「加速している」という点なのです。




また、これは、あくまで私自身の考えでしかないのですが、「最近起きているさまざまな現象も、急速な磁場の移動と関係した現象なのかもしれない」と思う面はあります。

たとえば、

・急速な気候変動
・増加する火山噴火
・増加する地震


など、一見関係なさそうなことも「関係しているのではないか」と思ったりするのです。

2014年の地震の増加については、最近の記事「 2014年の大地震の数は「平年の2倍以上」となっていた」をご参照下されば幸いです。




磁場が消えるとどうなるのか

また、上にリンクしました記事「地球の磁場が弱くなっていることを…」では、中国科学院の科学者たちが、科学誌に


「磁場が逆転する時、酸素が地球外へ流出していく」



という内容の論文を発表したことにもふれています。

ch-sc-03.gif

▲ 科学誌「アース&プラネタリー・サイエンス・レターズ(Earth & Planetary Science Letters)」より。


つまり、磁場が極端に弱くなったり、あるいは磁場の反転によって、「地球の磁場が消滅する」ときには、これまで言われてきた一般論としては、

地球が太陽放射線など、宇宙からの有害なエネルギーからの保護を失う

とされていて、また、上の最近の発表では、

地球から酸素が外部に流出する

というようなことが言われたりしているのですが、ただ、今回の記事では、以下のように書かれています。


地球の磁場が弱くなったからといって、それが地球に大量絶滅などのような終末的な現象をもたらすという証拠はない。過去の磁場の反転時に大量絶滅は起きてはいないし、地球上が放射線で壊滅的な影響を受けた形跡も見当たらない。

ただ、それでも、研究者たちは、電力網と通信システムが危険にさらされる可能性は高いと考えている。




地球の生命には影響はないだろうけれど、電力・通信などのインフラに影響があるかもしれないと。

しかし、この話題を取り上げるたびに書くことですけれど、


「結局、磁場の反転や、磁場の消滅に伴って起きることは実際に発生してみないとわからない」


ということにはなるようです。

そして、その磁場の減少は急速に加速しており、欧州宇宙機関の言葉からの推測では、「今すぐ磁場の反転が起きてもおかしくはない」とさえ言えそうなのです。





インド洋だけ「磁場が強くなってきている」理由・・・?

ところで、上のほうに貼りました「過去6ヶ月の磁場の強弱の分布」を見ていた時に、ふと関係のない過去記事を思い出しました。

思い出したのは、

アトランティスの伝説に結びつく「失われた大陸」をアフリカ沖のインド洋海底に発見したと国際科学者チームが発表
 2013年02月25日

という記事なんですが、これは、ノルウェー、ドイツ、英国などの科学者チームが、「失われた古代の大陸」と考えられる海底地層を発見したという報道をご紹介したものです。

どうして、そんな記事を思い出したかといいますと、今回の記事で、上に掲載しました図と、過去記事に載せました図とを比較していただくとよろしいかと思います。

2014年の6ヶ月間の磁場の強度の推移(青が弱。赤は強)

magnetic-fields-01.jpg

上で見ると、インド洋のマダガスカルを中心とした周辺だけが、現在の地球の中で「磁場が強くなっている」ことを示しています。

そして、昨年、国際チームが「失われた古代の大陸」を発見したとされる場所が下です。

continental-map-01.gif

▲ 上の記事より。


ほとんど一致しますでしょう。

磁場が強くなってきているということが、地質的にはどのような意味を持つのかは私にはわからないのですが、このインド洋のあたりの海域から、「新しい大地」が浮上したりして(笑)。

まあしかし、日本の西之島も拡大し続けているわけですし、最近では「新しい大地が浮上する」という話もあながち、笑い話としてだけでは済まされない面はあります。

そして、ここでふと思い出しますと、5年くらい前のウェブボットにそのような記載があるんですよ。
抜粋しておきます。


非対称型言語分析報告書 1309 パート 1
ウェブボット 2009年3月7日配信

インド洋に新しい陸地が出現するとのデータがある。この陸地はいまはまだ海底だが、それは海中を航行するときに問題を引き起こす。



まあ、そのような話はともかく、ライヴサイエンスの記事をご紹介したいと思います。

ところで、記事に出てくる科学者の方は「磁場の反転は瞬間的に起きるものではなく、何万年もかかる」というようなニュアンスのことを語っていますが、実際、この 200年で 1000キロ以上の磁場の移動が観測されている中で、「何万年もかかる」という考え方は、すでに現実から逸脱した話のように聞こえないでもないです。

加速するだけした後に、地球の磁場は、それが反転する時は「わりとあっという間に」反転してしまうものなのかもしれないと思ったりもします。

というわけで、ここからが本記事です。




Earth's Magnetic Field Is Weakening 10 Times Faster Now
Livescience 2014.07.08

地球の磁場は現在10倍の速度で弱まっていっている


極めて人体に有害な太陽からの巨大な放射線から地球を守りってくれている地球の磁場が、過去6ヶ月の間に弱まっていることが、スウォーム( SWARM )と呼ばれる欧州宇宙機関( ESA )の人工衛星によって収集したデータによって明らかとなった。

観測によると、インド洋などでは磁場が強くなっている地域も認められたが、最も磁場が弱くなっている地球の西半球では 60万平方キロメートルの範囲で、磁場の減少が確認された。

なぜ地球の磁場が弱まっているのかについては不明な点が多い。

しかし、ひとつの理由として、「地球の磁場が反転する前段階かもしれない」ことを、 ESA のスウォーム・プロジェクトの管理者であるルーン・フロバーガーゲン( Rune Floberghagen )氏は述べる。

事実、衛星のデータは、北の磁極(磁場から見る北極)がシベリアに向かって移動していること示している。

ロバーガーゲン氏は、「このような磁場の反転は瞬間的にに起きるというものではありません。何千年というより、何万年というほどの長い時間で進行します。そして、磁場の反転は過去の地球では何度も起きていました」と、ライヴサイエンスに語った。

科学者たちはすでに北磁極が移動していることを知っている。

かつて、数万年から数十万年のサイクルで、コンパスの針が北ではなく、南を向くようになる磁場の反転の現象は幾度となく起きていた。

磁界の強度が変化すること自体は、通常の磁場の逆転のサイクルの一部ではあるが、しかし、人工衛星からのデータでは、現在の磁場の弱まり方のスピードが、過去のそれよりも早いことを示している。

かつて、研究者たちは、「磁場の強度は1世紀において5パーセントの割合で減少していった」と見積もっていた。

しかし、今回収集された新たなデータでは、地球の磁場が「 10年ごとに5パーセントずつの割合で強度が減少している」ことがわかった。

これは、従来考えられていたよりも、10倍の速度で地球の磁場の弱体化が進行していることになる。

しかし、地球の磁場が弱められたからといって、それが地球に大量絶滅などのような終末的な現象をもたらすという証拠はない。

過去の磁場の反転時に、大量絶滅は起きてはいないし、地球上が放射線で壊滅的な影響を受けた形跡も見当たらない。

ただ、それでも、研究者たちは、電力網と通信システムが危険にさらされる可能性は高いと考えている。

地球の磁場は、太陽風として太陽から噴出される危険な宇宙放射線から地球を保護している。それは地球を包む「見えない泡」のような役目を果たしている。



Magnetosphere_rendition.gif
Wikipedia


スウォーム衛星は地球の磁場の信号を拾うだけでなく、地球内部の核やマントル、地殻、海洋からの信号も拾い上げる。

ESA の科学者たちは、例えば、航空機の計器として、磁場に依存するナビゲーションシステムを作るためにデータを使用することを考えており、あるいは、地震予測をより正確なものに改善すること、あるいは、天然資源が豊富な地球の地下の領域を特定したいというようなことにも期待を寄せている。

科学者たちは、磁場の変動の情報は、大陸のプレート移動している場所の特定に役立つ、それは地震の予測に結びつく可能性を考えている。



  

2014年07月07日



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▲ 2014年7月3日の英国インターナショナル・ビジネス・タイムズより。






 



今回の話題は、過去記事の、

この世界の正体 : 世界銀行元上級職員カレン・ヒューズさんが語る「地球のお金と宗教をコントロールする"人類ではない種族"」
 2014年04月03日

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とも関係することになるものかもしれません。

それは特に、カレン・ヒューズさんがラジオのインタビューで語っていた下のような意味の部分との関係です。


この世界をコントロールしているネットワークの背後にあるグルーブの中のひとつのグループは、ヒト科ではあるが、人類ではない者たちによるグループです。

彼らは長い頭蓋骨を持っています。彼らは人類の女性との交配でも子孫を作ることができますが、繁殖力は強くありません。




この「長い頭蓋骨を持つヒト科の人類」の部分と関係するかもしれないという話です。

その前に世の動きとしてちょっと気になることについて書いておきたいと思います。





またも急激に増えている太陽黒点の下の世界

これは今回の本題とは関係ないですが、現在また「太陽黒点数が急激に増えている」という状況下にあります。

半月ほど前に、

太陽と社会混乱 : 直近2年半の中で最も強い太陽黒点活動だった時に起きていたウクライナ紛争、タイのクーデター、イラクへのISILの侵攻……
 2014年06月20日

で、暴力的な社会的混乱が起きる日が、「太陽黒点が多い時」と一致していることについて書いたりしましたが、太陽黒点数が多いという基準は、一般的には「 120個以上だと非常に多い」というのが、たとえば、 アメリカ海洋大気庁( NOAA )などの基準となっているようです。

そして、昨日の太陽黒点数。

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Spaceweather より。


増え方は、下のような感じです。

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・ NICT 黒点情報より。


今朝のニュースの国際面のヘッドラインを見ても下のように殺伐としたような状況となっています。「台湾生まれのパンダ1歳に……」以外は、楽しげなニュースはほとんどありません。

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そして、中東では以下のようなことが起きています。


ガソリン飲まされ火を…少年殺害で衝突続く
読売テレビ YTV 2014.07.06

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東エルサレムではパレスチナ人とイスラエルの治安部隊の衝突が続いている。

パレスチナ人とイスラエルの治安部隊との間で連日続く激しい衝突は、東エルサレムで2日、16歳のパレスチナ人の少年が殺害された事件がきっかけとなった。

また、殺害されたパレスチナ人の少年は生きたままガソリンを飲まされ、火を付けられていたことが新たにわかった。こうした中、少年の母親は「すべてのユダヤ人を息子と同じ目に遭わせてやりたい」と話した。




黒点は、少なくとも今後数日は同じような数か、あるいは黒点群は成長するものも多いので、さらに増える可能性もあります。そうなると、上の国際ニュースのヘッドラインに並ぶニュースの数々もさらに陰惨なものとなってしまう可能性もあるのかもしれません。

そして、国際問題だけではなく、「個人個人」にとっても重要な期間です。こういう時には、被害者にならないことも大事かもしれないですが、自分が加害者にならないこともとても大事なことのように思います。

台風なども含めて、今週は荒れそうですが、ここから本題に入ります。







チリの未知の古代文明が見つかった「アタカマ砂漠」という場所

今回は、冒頭のインターナショナル・ビジネス・タイムズの報道を翻訳してご紹介しますが、このアカタマ砂漠は場所としては、下の位置にあります。ここには、日本の国立天文台を代表とする国際共同プロジェクトが運営する「アルマ望遠鏡」という高性能の観測施設があります。

map-atakama.gif
・国立天文台 アルマ望遠鏡より。


そして、この場所は、 Wikipedia によれば、

40年間まったく雨が降らなかった地域

もあるような過酷な場所で、そこにおいて知られていない古代文明の遺跡が発見されたということのようですが、気候は変転していくとはいえ、現在のアタカマ砂漠は、 Wikipedia によれば、大体において、次のような特徴を持つ場所のよう。


・全体の平均標高は約2,000メートル

・世界でも最も乾燥した砂漠

・約5000の地上絵がある。この地上絵はナスカのような巨大な地上絵ではなく、また斜面に描かれている。



この「地上絵」の中で最も巨大なものは「アカタマの巨人( Atacama Giant )」と呼ばれる下の図柄のものです。

atacama-giant.jpg
・Google Earth より。


このように、「何らかの文明の跡が多く残る」アタカマ砂漠で、今回、未知の古代文明の遺跡が発掘され、150体のミイラと様々な道具のようなものが出てきていますが、最初にも書きましたように、最も私が興味を抱いたのが、「頭蓋骨の長いミイラ化した遺骨」でした。






チリと「長い頭蓋骨のヒト科の生物」を結ぶ様々なリンク

そのミイラ、あるいは遺骨とは、たとえば下のようなものです。

long-head-01.jpg

▲ インターナショナル・ビジネス・タイムズより。


見方によっては、「頭蓋骨の長い人種の遺骨と見えなくもない」というようなものではあると思います。ちなみに、他の遺骨の周囲には、装飾品なのかもしれないですが、下のような不思議な感じがするものが散らばっています。

ruins-1.jpg


他にも、多くの器や壺などと共に下のような物品が発掘されています。
どこか現代アートを彷彿させるようなものです。

art-1.jpg


さて、そして、実はこのアタカマ砂漠と「長い頭蓋骨の人種」の関係は、2003年からそのリンクが取りざたされていたのでした。





2003年に発見された「ヒト科の人類」の小さなミイラ

下の記事は、昨年 2013年 5月 14日の東スポ Web のものです。


体長15センチミイラの仰天正体
東スポ Web 2013.05.14

チリのアタカマ砂漠で2003年に発見された体長15センチの正体不明の小人のミイラ「アタカマ・ヒューマノイド」について、米国の名門スタンフォード大学の医学チームが本格的に分析していることがわかった。

その途中経過で、人間とは違って肋骨が10対しかないことや、約200万個ものDNA塩基対が人間のものと合わないことが判明。

世界一乾燥した砂漠といわれるアタカマ砂漠には、インカ帝国に滅ぼされるまで「チンチョーロ文化」が存在した。古代エジプトより古い紀元前5000年のミイラや地上絵などが近年、続々と発掘されている。

なかでも、03年に見つかったアタカマ・ヒューマノイドの見た目はかなり奇妙だ。人間を思わせるミイラだが、全長はわずか15センチ。顔面や肋骨部分、手足の関節などのディテールまできれいな状態で残っている。人間としてはあまりに小さく、アタカマ砂漠がUFO目撃多発地帯ということもあり「エイリアン(宇宙人)のミイラではないか」という説も出ていた。

スタンフォード大学医学部微生物・免疫学科教授のギャリー・ノーラン博士と、同大客員教授で放射線学の権威ラルフ・ラックマン博士が標本の調査分析に当たった。

CTスキャン、エックス線撮影、組織分析、DNA検査など6か月の分析が行われ、4月下旬に途中経過が報告された。CTスキャンによって内臓があることも確認された。食べ物を口から摂取し、消化した痕跡も認められるという。




というもので、この「アタカマ・ヒューマノイド」は、英語版の Wikipedia には、Atacama skeleton (アカタマの骸骨)として項目も存在するほどメジャーな存在でもあります。

下が現物と、そのレントゲン写真です。

Atacama-skeleton-1.jpg
Atacama Humanoid


Atacama-Skelton-2.jpg
Openminds


これは、発見以来かなり本格的に調査のなされたものらしく、その結論として、

これは人間である。


ということに落ち着いているようですが、 問題は「体長 15センチ」とあまりに小さなことです。

英語版の Wikipedia には、免疫不全による早老症のような疾病で死亡したとか、小人症の可能性などについて述べられていますが、どれも完全には説明できていません。

ちなみに、上の東スポ Web では「 DNA が人間のものとは合わない」とあり、また、

「エイリアン(宇宙人)のミイラではないか」という説も出ていた。


とありますが、その後のミトコンドリア DNA (細胞の中にある母親から子に受け継がれるDNA)の調査により、

「これは地球の人間である」

ということが確認されています。このアタカマ・ヒューマノイドの DNA は、南米の西部の先住民のハプログループ(共通祖先の遺伝子を持つ集団)であることが発見されていて、形こそエイリアンのようですが、この15センチの生物は「地球の人類を子孫に持つヒト科の生物」ではあるのです。つまり、紛れもない「人間」のようです。

それだけに、非常に不思議なことだと言えそうです。

ちなみに、最初のほうにも少し書きました、過去記事の「この世界の正体 : 世界銀行元上級職員カレン・ヒューズさんが語る……」に書きました、カレン・ヒューズさんのラジオ・インタビューの内容のその部分を全体をもう一度掲載しておきます。


「私たちの地球の国家は一枚岩ではなく、この世界をコントロールしているネットワークの背後にあるグルーブのうちのひとつはイエズス会であり、その背後にいくつかのグループがあるのです。そして、それらの中のひとつのグループは、ヒト科ではあるが、人類ではない者たちによるグループなのです。彼らは非常に頭が良いですが、創造的ではなく、数学的な思考をします。

彼らは長い頭蓋骨を持っています。

彼らは人類の女性との交配でも子孫を作ることができますが、繁殖力は強くありません。私たちは秘密にされている世界、そして、秘密結社による世界に住んでいます。しかし、それは公になっていません」




なお、カレンさんは、「地球に宇宙から来たエイリアンがいることについては信用していない」と言っています。彼女が言っていたのは、あくまでも「ヒト科の他の人類」のことのようです。

というわけで、ここからインターナショナル・ビジネス・タイムズの記事です。

この報道は上のようなオカルト的なものは一切含まれない普通の報道です。
ただ、上のほうに載せましたミイラのキャプションには「頭蓋骨が長く伸びているように見える」と書かれていました。




Peru: 150 Mummies of Ancient Unknown Civilisation Discovered in Atacama Desert
IBT 2014.07.03


チリ:アタカマ砂漠の未知の古代文明の遺跡から150体のミイラが発見される


ポーランド、チリ、コロンビアの大学からなる考古学者チームは、ティワナク文明とインカ文明より約 500年先行して存在した未知の文明に属するアタカマ砂漠に遺跡で 150体のミイラを発見した。

ミイラたちは石の建設構造には収められておらず、砂の中に直接葬られていた。そして、綿のベールや漁網などに遺体は包まれていた。

放射性炭素年代測定によれば、最も古いミイラは4世紀に葬られたことを示した。そして、その中で最も新しいミイラは、7世紀のものだと判明した。

ティワナク文明は、現在のチリとペルーの多くを地域をカバーしていた文明で、およそ西暦 500年から 1000年の間に存在したと考えられている。

チームは2008年以来、アタカマ砂漠の北部のタンボ川のデルタでミイラの発掘を始めた。最初のミイラは、2012年に発見されたが、しかし、今回の主要な発見にたどりいたのは 2014年 3月だった。

考古学者たちは、数多くの墓で黒曜石のやじり、矢印が付いた弓や矢筒などの武器としての物品や、石や銅の品を発見した。 また、豪華に装飾された器や、金と銅の合金( tumbaga )および銅から作られた装飾品、美しい陶器や、イヤリングもあった。

プロジェクトのリーダーであるヴロツワフ大学のユゼフ・シツクルスキー( Józef Szykulski )博士によると、特に、弓はチリの遺跡からの発見されることは非常に稀であることで興味深いという。また、埋葬された人々は、当時の特権階級であるエリートであった可能性があるという。

彼らの文明の道具、狩りの道具や漁業の道具などから、現在は乾燥したこの不毛の地域に、以前は動物たちが存在した可能性を考慮する必要が出てくる。シツクルスキー博士は、「より深い研究が必要だ」と述べる。

今回ミイラが発見された墓地遺跡と隣接する地域で、今年の 10月からさらに新しい発掘調査がおこなわれる。これらの墓の発見は、コロンブスの発見以前のチリ文明の理解を高めるのに役立つものとなるはずだ。



  

2014年07月03日



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▲ 2014年6月16日の PHYS.ORG より。






 



ハル・サフリエニの地下墳墓 - Wikipedia

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ハル・サフリエニの地下墳墓は、マルタ島のパオラで発見された、紀元前2500年頃に遡る地下構造物である。

本来は宗教上の聖域として作られたと考えられているが、先史時代の内に共同地下納骨堂に転用された。これは世界で唯一の先史時代の地下墳墓である。







音による「治癒」の可能性とは

今回は古代の遺跡の話なんですが、タイトルに書きました「ソルフェジオ周波数」というような耳慣れない言葉とも関係するかもしれない話でもあります。私が「ソルフェジオ周波数」なんて言葉を知ったのは、つい最近なんですが、これはどんなものかというと、たとえば、「トラウマ解放からDNAの修復まですごい作用を持つ音ソルフェジオ周波数」というページには、以下のように説明があります。


「ソルフェジオ周波数」とは聖ヨハネへの賛美歌などに代表されるグレゴリオ聖歌などに使われていた音階のことだそうです。その音は、特定の周波数を発し、物質と意識に働きかける効果があるそうで、DNAの研究者であるレオナルド・ホロヴィッツ博士の著書にも詳細が書かれているとのこと。欧米でもヒーリングに利用されているそうです。



ということで、それによると、たとえば以下のような効果があるのだそう。

Hz (ヘルツ)は、音の周波数の単位で、数値が高いほど、高い音になります。

・ 396 Hz・・・トラウマ・恐怖からの解放
・ 417 Hz・・・変容の促進
・ 528 Hz・・・DNA の修復
・ 741 Hz・・・表現力の向上
・ 852 Hz・・・直感力の覚醒
・ 963 Hz・・・高次元、宇宙意識とつながる


とのことですが・・・まあ、そうはいわれましても、963 Hzの音を聴いた後に、「高次元、宇宙意識とつながったかどうか」を自覚するのは難しいですし、まして、528 Hzの音を聴いて、

「おお、今、私の DNA が修復された」

と感じるのは多分は無理なわけで、結局、そういうこともあるのかもしれないな、程度の、やや半信半疑な感覚だったんですけれど、ただ、私はもともと、さまざまな音楽を聴いていて、その中でも、実験音楽ノイズ音楽には、

・精神的安定を高めるもの
・攻撃性を高めるもの
・不安や狂気の部分を強くするもの


などを意図的に表現しているものなどもあり、それらは周波数のヘルツをきちんを測って作るというようなものではなく、シンセサイザーなどで、いろいろと自分で試してみるしかないわけですが、作り手の話はともかく、聞き手として、

・音により精神が乱される

・音により精神的に安定する


ということの「根源」は、意外と、楽曲そのもの(メロディやスピードなど)にあるのではなく、中心となる音の周波数の高低にあるのではないかなあとは思っていました。

それで、以前、上にある中の、

396 Hz(トラウマ・恐怖からの解放)

だけで構成された音楽を聴いてみたんですね。

私のパニック障害は、その源は神経症であり、それに重なった PTSD (心的外傷後ストレス障害 )が加わったことにより発症したものです。PTSD というように書きますと難しいですが、要は「死にそうなトラウマ体験」という言い方でいいと思います。

あるいは、私には、どうも「生まれた頃から」、心か精神か魂かわからないですけれど、「傷のようなもの」がある感じで、相当小さな頃、それこそ3歳か4歳くらいの時から、「強烈な不安」と「強烈な恐怖」を負って生きていたというような面はあります。

なので、396 Hz に書かれてある、

「トラウマ・恐怖からの解放」

というのは、私の人生では「もっとも渇望すべきこと」ではあるのですが、しかし、私は基本的に心に巣くった恐怖や不安がそう簡単には消滅しないことも知っていますし、少なくとも、

「それをあっという間に治します」

みたいな言葉はどれもウソくさくて好きではありません。
現代医療でもオカルト療法でも宗教でも何でもです。

むしろ、森田療法を創設した森田正馬博士が 100年前に述べていました、

「苦しみと戦わないで、同化してしまう」

という考え方を知った時に、はじめて驚き、そして感動したものでした。

つまり、人は自分を他人のように客観的に見ることはできないわけですので、「自分自身が苦しみの存在となれば、もはや客観視できない苦しみは苦しみではない」という、まるで禅問答のような話なのですが、この概念を知ったのは 25年くらい前でしたが、この概念を知っただけで、私の神経症の症状は飛躍的に良くなり、そのまま、現在に至っています

たまに調子の悪い時もありますが(太陽活動とも連動することも最近自分で確かめつつあります)、まあ、比較的何とかやってきた二十数年でした。

ただ、それでも、やはり、生まれついての「強い不安」と「強い恐怖」は軽減させられるものならさせたいとは思ってはいます。





試してみた 396 Hz の連続再生は意外と効果がありました

そんな中で、本当につい最近なのですが、上の「トラウマ・恐怖からの解放」を促すという 396 Hz のソルフェジオ周波数を基本に展開する音楽を聴きましたところ、これが確かに、トラウマというのか、恐怖が軽減される確実な感覚があるんですね。

動画サイトなどにいろいろとありますが、私の今聴いているのは、下のものです。

Solfeggio Harmonics - 396 HZ - Liberation from Fear
(ソルフェジオ周波数 - 396 HZ - 恐怖からの解放)




といっても、私のように「50年間ものあいだ染みついた恐怖」を解放するには、この5分弱の音楽を、ただ一度聴いてどうなるというものではないと思われ、音楽ファイル化しました。

そして iTunes などのパソコンの音楽プレイヤーソフトで、リフレイン(繰り返し再生)をさせて、たとえばボーッとしている時などに、しばらく聴く・・・というより、「意識的には聴かない」で、ただ環境の中で流れているというようにするというようにしています。昔で言う「環境音楽」として流す感じでしょうか。

動画サイトの音楽を音楽ファイルにする方法は、こちらのサイトなど、いくつかありますので、ご参照下さい。

そして、大体の音楽プレイヤーソフトには、「繰り返して再生」の機能があります。
下は iTunes のものですが、上の時間進行のバーの左側にクリックする場所があります。

repeat.gif

これで、自分で音楽を止めるまで延々と流れ続けます。


他の、たとえば、 DNA を修復するとか、そういう周波数のものは、実際にそのように作用するのかどうかわからないですけれど(実感しようがないですので)、それでも、「音による治癒」という可能性は予想以上にあるのかもしれないと感じたりしていたところに、先日見ましたのが、冒頭でご紹介した記事でした。





意識を変革させる「音の周波数」を共鳴させる部屋

これは、考古学研究チームにより、イタリアのマルタ島にある、「ハル・サフリエニの地下墳墓」という、今から 5000年前の地下構造物のある一室が、

「その部屋は、人の意識を変える完ぺきな周波数の音が響き渡るように設計されていた」

ということがわかったということに関しての報道です。

この「ハル・サフリエニの地下墳墓」の中の「神託の部屋」という部屋がその部屋です。冒頭の Wikipedia では、この「神託の部屋」について以下のように書かれています。


神託の部屋はほぼ直角形で、中央の部屋につながる部屋の中では最小の部類に属する。この部屋には力強い反響を生み出すという風変わりな特色があった。男性の野太い声は反響するが、女性の細い声は反響しないのである。



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▲ ハル・サフリエニの地下墳墓の第二階層にある神託の部屋。


そして、このハル・サフリエニの地下墳墓を調査し続けている天文考古学の The OTS Foundation (日本語での表記がわかりません)の最近の研究により、これらの音が


・極めて正確な周波数を出すために建物自体が設計されていたこと

・その目的は「音によって異なる意識状態を創り出すため」


などのことがわかってきたとのこと。

さらに、記事には、臨床神経試験などで、


実験室でのテストでは、これらの特定の周波数を耳にすることにより、人は脳活動の物理的効果を獲得できることを示した。



というような内容もあり、どうやら、人間は「特定の周波数の音」に対して、「意識を変革させる機能を持つ」ことが明確となってきているようです。

そして、理由はわからないながらも、古代の世界各地の人々は、そのことを知っており、特殊な設計技術で作られた、「特定の周波数の音が出る空間」などを設計し建築していたようです。

The OTS Foundation には、下のように、ハル・サフリエニの地下墳墓での人の声や、他のさまざまな声がどのよう反響したり、共鳴するかを録音して、聴けるようにしてくれているページもあります。

sounds-01.gif

▲ The Hal Saflieni Hypogeum Research Project (ハル・サフリエニの地下墳墓 調査プロジェクト)より。こちらのページで、いくつかの音を聴くことができます。


記事には、神経生理学の博士が、被験者が

音によって特定の思考、あるいはヴィジョンを受け取る。


という試験の結果についてもふれています。

以前、

「病気が消滅する日」…
 2014年06月13日

というようなタイトルの記事を書いたことがありましたが、病気そのものが消滅するということは難しいことだとしても、音(あるいは周波数)による体の特定部位への治癒効果が、もう少しはっきりすると、「音だけ」で、多少の自己治療ができる、あるいは、「多少の意識変革ができる」というようなことにも結びつくのかも知れません。

本記事に出て来るイタリア・トリエステ大学のパオル・デベルトリス博士は、

「古代の人々は、薬物や他の化学物質を使用することなく、意識の異なる状態を(音によって)得ることができていた」


と結論づけています。

ただ、気をつけるべきは、「人を悪い方向に向かわせる音の周波数」も多分存在しているということです。これについては、私も具体的に、いくつかの周波数を知っていますが、テレビを含めて、普通に生活をしていると、この「良くない周波数」から逃れるのは現代の生活では難しいようです。

まあしかし、今回は、あまりそれらのことは深刻に考えず、どのように設計されたのかも想像のつかない、その古代の人々の「音による意識改革への執念」に思いを馳せたりした次第であります。

ここから、そのことを報じた科学メディア PHYS.ORG の記事です。




Ancient Man Used “Super-Acoustics” to Alter Consciousness (... and speak with the dead?)
PHYS.ORG 2014.06.16

古代の人々は「意識を覚醒させるために「超音響」を使用していた(そして、死者との会話も?)


先史時代のネクロポリスの遺跡から、当時の人々が、「音の周波数が人間の脳の活動に及ぼす影響」を利用していたことに対しての手がかりを得られた。

研究者たちは、地中海のマルタ島にある 5000年前の葬祭殿の内部で 70Hzと 114Hzの相互の音響による強い重共鳴周波数の存在を検出した。

ハル・サフリエニ地下墳墓は、納骨堂や宗教的な儀式のために、新石器時代に建設された地下構造物で、世界で唯一の先史時代の地下墳墓とされている。

このハル・サフリエニの地下墳墓で「地下神託の部屋(The Oracle Room)」の名として知られる部屋は、非常に優れた音響の動きがあるとして歴史的に名高い評価を得ている。

この部屋での試験中、低い男性の声は、建物内で共振現象を起こし、地下墳墓を通して、骨が震えるような効果を創り出すのだ。

そのエコー(残響音)は、最大8秒間続いたと報告された。
考古学者フェルナンド・コインブラ( Fernando Coimbra )博士は以下のように語る。

「自分の体の中を早い速度でサウンドが突き抜けていったように感じた。そして、その現象は、私にリラックスの感覚を残した。それが繰り返された時は、またそのリラックスした感覚が蘇り、そして、まるで自分の体が壁に描かれている古代の赤い黄土色の絵画に反映されているような幻覚に浸った」。

人はこの場所で古代を体験できる。

やや臭気かがった暗い中、人から分かれた人への愛の感情を持つ遺骨を越え、薄暗い光が点滅している中、儀式の聖歌を聴くことができるのだ。

バスとバリトンの 70Hz から 130Hz までの音は、地下墳墓内の環境の自然現象として共鳴させるための特定の方法がある。それらは、先史時代の遺跡ニューグレンジの墓の通路や、ケアンズの巨石の空洞内にもある。

Newgrange-ireland.jpg
・アイルランド島の先史時代の遺跡ニューグレンジ。 Wikipedia より。


実験室でのテストでは、これらの特定の周波数に暴露される(聴く)ことにより、人は脳活動においての物理的な効果を獲得できることを示した。

イタリアのトリエステ大学のパオル・デベルトリス(Paolo Debertolis )博士は、臨床神経生理学部で実施された試験で以下のように報告している。

ボランティアの被験者たちは、それぞれが独自の個々の周波数を有している。それは常に 90ヘルツから 120ヘルツの間だ。前頭葉に罹患を持つボランティアたちは(音の)試験中、人間が瞑想中に閃く考えや思考と似た状態を受け取った。そして、後頭葉に罹患を持つ被験者は、ビジュアライズ(可視化)されたイメージを音から受け取った。

博士は以下のように述べている。

「古代の人々は、薬物や他の化学物質を使用することなく、意識の異なる状態を(音によって)得ることができていた。」

共同で報告書を書いた人類学者のエズラ・ズブロウ( Ezra Zubrow )博士は、「私たちは、新石器時代のマルタ島の人々が、地下墳墓の音響効果を発見し、そして、それを体験していたことは間違いないとみなしている。それは超常的なもので、そして、おそらくは《奇妙な別世界》を体験していただろう」と語る。

何より驚異的なのは、今から 5000年も前に、建設した人々が、意図的にこれらの「超音響」を高める設計技術を使用したということだ。

地下墳墓を視察した無線周波数スペクトルのエンジニア、グレン・クライズバーグ(Glenn Kreisberg)氏は、「地下神託の部屋の天井、特に外側の領域からの入口付近と、そして、この細長い部屋自体が、意図的に導波管の形に彫られているように見える」と語る。

特殊な音は、古代の神聖な事柄と関連付けられていることが、古代学の会議で明らかにされている。

それは、フランスとスペインの先史時代の洞窟から、インド寺院の石まで。そして、メキシコで保護されたアステカ文明の古文書から、エレウシスの謎やイランの神聖なエラム、そしてギリシャの神殿まで数多くに渡る。

それは、平凡な日常生活からこれらの超音波の場所を隔離するために、そして、特殊な音域の所作は神の存在を暗示するもので、高い重要性を持つものだった。



  

2014年06月30日



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▲ 地球の磁場のイメージ。2014年6月19日のESA(欧州宇宙機関) Swarm reveals Earth’s changing magnetism より。






 


先週の「不明熱」の記事翌日の記事の後、日曜を経まして、不安定な感じではありますが、おかげさまで一応体調は戻りました。けれど、しかし、この何年かに一度忘れたころにやってくる原因のわからない熱はなんなのだろうなあと思います。

何の症状もなく「熱だけ 40度出る」というのは釈然とはしない感じもいたしますけれど、不明熱の記事に書きました、アメリカのカザンジャン博士( P.H.Kazanjian )という人のデータでは、「その他」と「原因不明」を合わせれば、それが不明熱の原因の全体の4分の1にも上るということで、理由の分からない発熱というのは「この世」ではわりと普通のことなのかもしれないです。





地磁気の減少の意味

数日前に、ある発表のことを調べたりしていて、翌日に記事にするつもりのところで熱を出してしまったのですが、6月 19日に、欧州宇宙機関( ESA )が、

地球の磁場が弱くなっていることを確認した

という公式発表をおこないました。

ニュースリリースそのものはそれほど長いものではなく、詳細についてまでの発表はされていないのですけれど、今回はそのリリースをご紹介します。

magnetic-2014-jun.gif

▲ 欧州宇宙機関のニュースリリースより、2014年 6月までの地球の磁場の分布。地球全体の磁場が均等に弱くなっているのではなく、場所によりずいぶんと差があるようです。


しかし、「磁場とか地磁気といったものが弱くなった」として、それの何が問題なのか、ということもあると思いますので、多少ふれておきたいと思います。

まず一般的には、磁場は「地球の生命を、宇宙からの有害な線などから保護してくれている」ということがあります。ですので、磁場の減少もあまりにも度が進むと、人間を含む地球上の多くの生命に有害だとされています。

また、地磁気の減少は、「それに頼って行動している生物」、たとえば代表的なものでは、鳥などがそのように言われますが、それらが生きていく上でも、地磁気で方向を得て行動していると考えられている動物は、地磁気が消滅した場合、「その種としての生存そのもそのが厳しいことになる」可能性が言われています。

それらの予測的なことはともかくとしても、地磁気は現在、実際に減少し続けています。

たとえば、下のグラフは、過去記事、

ドイツの科学研究法人が「急速なポールシフトと気候変動と超巨大火山の噴火が同時に発生していた」ことを証明
 2012年10月18日

に載せました西暦 1880年から 2000年までの約 120年間の地球の地磁気の変化のグラフです。

1880年から2000年までの地球の地磁気の強度変化

poleshift-1.gif


地磁気は一貫して弱体化し続けていて、これは現在進行している極のポールシフト(磁極の移動)とも関連しているかもしれないことが下の「過去100年での北極(磁極としての北極)」の移動でもおわかりかと思います。

1904年から2001年までの北極(磁極としての北極の移動)

1904-2001-poleposition.gif

過去記事より。







地磁気が弱くなると何が起きるのか?

2004年に、秋田大学の地球資源学科のウェブサイトに「渡り鳥が飛べなくなる日  地球の磁場強度が少しずつ減少している」として掲載された文章には、


現在の地磁気の減少傾向がそのまま続くと、西暦 3525年には地磁気の強さはゼロになってしまいます。



と書かれてありました。

そして、これは、地磁気の減少の「現在の加速度」がわかる以前の数値ですので、仮に現在の磁極の移動、あるいは、それに伴う地磁気の減少が加速していれば、西暦 3525年どころではなく、


「地球から地磁気が消滅するという事態は、すぐ先にもやってくるかもしれない」


・・・というのは、やや大げさでも、それほど遠い未来の話ではないことではあるかもしれません。

秋田大学の地球資源学科のページには、


磁極が入れかわるときに地磁気の強度はゼロになるとの予想があります。地磁気の減少は磁場逆転の前触れかもしれません。

地磁気がなくなると、影響を受けるのは鳥だけではありません。私たち人間にも大きな影響があります。今まで地球磁場が食い止めていた宇宙線が直接降り注いで人類は危機に直面することになります。




と書かれていましたが、それに加えて、最近の記事、

ポールシフトに関する最近の緊迫(1) : 磁場の反転時には「地球から大量の酸素が消滅する」とする科学論文の発表…
 2014年06月16日

では、中国科学院の研究グループが、「磁場が逆転する時、酸素が地球外へ流出していく」という内容の論文を科学誌に発表したことを取り上げました。

ch-sc-03.gif

▲ 2014年5月15日の科学誌「アース&プラネタリー・サイエンス・レターズ(Earth & Planetary Science Letters)」の記事より。


この理屈は、


地磁気の逆転は、地球の大気の保護を弱め、地球の磁場が弱くなる時、地球から酸素イオンが宇宙へと流出するを動力を与える。



というようなもので、過去の大量絶滅の原因としても、その原因として考える余地のある理論ではないか、というようなものでした。

ちなみに、関係ないでしょうけれど、日月神示に、

今に大き呼吸(いき)も出来んことになると知らせてあろうが...


という文章で始まるくだりがあることを知ったことをこちらの記事に載せたりしています。





地磁気は人体のあらゆる面に影響する

しかし、何よりも、「地磁気と人体の関係」ということでは、最近よく引用させていただく、地磁気学の権威だった前田担(ひろし)元京都大学名誉教授の名著(日本に他に同類の本がないと思われますので)『生物は磁気を感じるか ― 磁気生物学への招待』(1985年)の中に見出した、「人類と地磁気の様々な関係」の資料やグラフには圧倒を受け続けたものです。

たとえば、その中でも印象深かったもののひとつが、過去記事、

「確定的な未来」を想起する驚異的な2つの科学的資料から思うこれからの太陽と地球と女性(そして消えるかもしれない男性)
 2014年04月10日

の中に載せました、「地磁気と人類の生殖の関係」を示す(かもしれない)下のグラフでした。

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▲ 前田担著『生物は磁気を感じるか』より。


これは、「地磁気の減少と共に、女性の初潮年齢が下がっていた」ということがわかったというもので、たった 30年間での変化としてはかなりのものだと思います。これはノルウェーのデータですけれど、他の国のグラフを見ても、似たような傾向はあり、もちろん、これは地磁気だけが関係しているというわけではないはずだとしても、ひとつのデータとして残っているということも事実です。


他にも、『生物は磁気を感じるか』には、人間を含む哺乳類が「地磁気から受ける影響」について、以下のようなことが、1960年代頃からの研究で確認されていることが記されています。


・たんぱく質の構造が変化する
・DNA や RNA の向きに影響を受ける
・遺伝子の遺伝暗号エラーの増減に影響を受ける
・赤血球の運動が変化する
・細胞の培養の変化に影響する
・血液の凝固速度が変化する
・水を軟水化させる影響と関係する




など、他にもいろいろと書かれています。

しかし、これらの貴重な研究はこの時代のあたりで止まっていて、この時代、つまり1980年代以降、これらの研究が進んでいるとは思えません。

1900年代のはじめから各国で続けられていたこれらの「地磁気と人間」、「太陽と人間」に関しての科学的、医学的研究は、なぜか突然のように止まってしまったのです。


科学や医学は、この頃( 1980年代後半)から「太陽活動と人類活動の関係の無視」を始めた。

という感じが私にはあります。

理由はよくわからないですけれど、ただ、フレッド・ホイル博士の『生命はどこからきたか』という著作には、


地球上の生物が絶えず宇宙から影響を受けてきたという考え方は、古くから確立してきたキリスト教会の教えに反するものであった。

六世紀頃までには、天は地上には何の影響も与えないという教えが、キリスト教の教義に含まれるようになり、その例外は太陽が地球に恵みをもたらすことだけであった。




という部分があり、この「太陽の恵み」というのも、地磁気や、あるいは DNA への関与といったものではなく、農作や気温との関係での「太陽が地球に恵みをもたらす」というほどの意味だったのだと思われます。

いずれにしても、

「宇宙が人間に影響を与える」という考え方は、さまざまな方面から認めるわけにはいかない

という概念のひとつだったということもあるのかもしれません。

しかし、私は、先日の(やや)病床の中で書きました、

復活の兆し。そして奇妙な夢の中で答えられなかった、人間と「宇宙でのコリオリの力」の関係
 2014年06月28日

の中で書きましたように、私たち人類はは、

太陽からの大きな影響を受けつつ


しかし、

日常においては地球のチカラそのものと整合する必要がある


という生き方しかできないのだと思ったりします。


というわけで、磁場や地磁気というものが、私たちにかなり大きな意味を持つものかもしれないということを長く書いてしまいましたが、ここから、欧州宇宙機関のニュースリリースです。

タイトルに「 SWARM 」とありますが、これは人工衛星の名称です。 SWARM (人工衛星) - Wikipieda によりますと、


SWARMは欧州宇宙機関(ESA)が2013年11月に打ち上げた地磁気観測衛星。同型の衛星3基が連携して観測を行い、地球磁気圏のデータを収集する。



というものです。

SWARM_orbits.gif
Space for Kids


ちなみに、今回のニュースリリースには「北の磁場がシベリアに方向に向けて移動していることも確認された」ということも書かれてあります。

磁場に関しての様々なことが進んでいるようです。




Swarm reveals Earth’s changing magnetism
ESA (欧州宇宙機関) 2014.06.19

esa-swarm-top.jpg


人工衛星 SWARM が明らかにした地球の磁場の変化


欧州宇宙機関(以下 ESA )の3基の人工衛星が連携して地球磁気圏の観測をおこなっている衛星 SWARM (以下 スウォーム)から送られてきた最新の高解像度のデータセットの結果は、私たちの地球を保護している地球の磁場のもっとも最近の変化をあきらかにした。

スウォームは2013年11月から運用されており、宇宙線の衝突や荷電粒子から地球上の私たちを保護してくれている地球の磁場の複雑な仕組みに対して前例のない洞察を提供してくれている。

過去6ヶ月の間におこなわれた観測では、磁場は、地球の西半球で最も劇的に減少しており、全般的にも地磁気が弱くなっていることを示している。

他方、たとえばインド洋南部などでは、磁場は今年1月以来強くなっている。

また、最新の測定で、北の磁場がシベリアに方向に向けて移動していることも確認された。

これらの変化は、地球の核に由来する磁気信号に基づいている。今後数ヶ月にわたって、科学者たちは、他の情報源、すなわちマントル、地殻、海洋、あるいは電離圏や磁気圏からの磁気の影響を解明するためにデータを分析する。

これらは、宇宙天気のトリガーとなる私たちの地球内部で発生する自然現象のプロセスが太陽活動によるものだという新しい洞察を提供するものかもしれない。同様に、これらの情報は、なぜ地球の磁場が弱まっているのかをよく理解できるキッカケとものとなるかもしれない。

これらの結果は、デンマーク・コペンハーゲンでの「スウォーム科学会議( Third Swarm Science Meeting )」ではじめて発表された。



  

2014年06月18日



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前記事:
ポールシフトに関する最近の緊迫(1) : 磁場の反転時には「地球から大量の酸素が消滅する」とする科学論文の発表。そして、日本で西之島が「新しいアトランティス」となる時

 2014年06月16日






 


ポールシフトが急速に進んでいるという怪情報がありながらも、正確なところがわからないジレンマ

2〜3年前まではポールシフトの関係の記事をよく書かせてもらっていました。

加速するポールシフト: この100年間での極の移動の距離はすでに1100キロに
 2010年10月09日

という記事には、


1831年から2001年の間に、極は驚くべきことに 1,100キロメートル移動している。特に、1970年以降は急速に早く移動しており、毎年10キロだったものが、1970年からは約4倍の毎年40キロずつの移動が確認されている。

polar-shift-pole-position-170.jpg



ということついて記したり、また、

アメリカ海洋大気庁( NOAA )が発表した「驚異的」な近年のポールシフトの加速
 2011年01月16日

という記事では、アメリカ海洋大気庁( NOAA )の地球物理学データセンターのデータから「過去 420年間の毎年のポールシフトの移動距離」をグラフ化した図を見ると、2000年を過ぎてから極の移動距離が急速に大きくなっていることがわかったことなどを記しています。

下のグラフです。

過去 420年間の毎年のポールシフトの移動距離のグラフ

420-year-magnetic-pole-shift.gif


1860年以降のポールシフトに関してのデータとしては下の3つの特徴が挙げられます。


・磁極のポールシフトの移動距離は 50年ごとに約2倍ずつ増えている。

・過去 150年の間、ポールシフトは同じ方向に動いている。

・北磁極のポールシフトは、過去 50年間で移動した距離のほぼ半分の距離をこの 10年間だけのあいだで移動した。




しかし・・・。

上にリンクした記事「加速するポールシフト」には下のような引用の翻訳を記してあります。


北の磁場の位置が最初に確認されたのは 1831年で、2001年の測定まで定期的におこなわれてきた。その後はおこなわれていない。

なぜ、2001年から極の位置の観測がおこなわれていないのか、その理由は不明だが、観測がおこなわれていないために、現在の極の位置は計算から予測するしかない。




1831年という、かなりの昔から測定し続けられていた「極の観測」が、公式には現在はおこなわれていないようなのです。あるいは、「おこなわれてはいるけれど、発表されてはいない」かのどちらかということになりそうですが、いずれにしても、私たち一般人に現在の極の位置を知る手段はありません。


そんな中、独自で「ポールシフトの進行状況を調査している」という人物による、その調査結果があるという記事を目にしました。

それによりますと、「この6ヶ月だけで 250キロも極が移動している」という独自調査の内容が示されているという YouTube を見てみようとしましたら・・・。

red-alert.gif

YouTube より。このように表示されて見ることはできませんでした。


なお、紹介記事でも「この動画はアメリカでは閲覧が禁止されている」とありましたが、日本も同じ対象国となっているようです。

その後、同じタイトルの動画がいくつかアップされているのですが、内容もバラバラで、どれがオリジナルやら判断がつかず、この件に関しては、何ともわからないままなのですが、しかし、上にリンクしました3年前の In Deep の記事では、


ポールシフトの速度が短期間で4倍にまで上がったということは、観測がおこなわれていない 2001年以降はさらに極の移動スピードがアップしている可能性は十分に考えられる。



ということもあり、現在かなりのスピードで極が移動し続けている可能性は高いと思っています。





北米大陸で感知されているという「磁場異常」は真実なのか

そんな中、「ロシア空軍がアメリカ大陸の磁場異常の報告書を提出した」という、これも真偽の確認のしようのない記事を目にしました。

それは、

Russia Issues Grim Report On North American Magnetic Anomaly

というタイトルで、「北米の磁気異常に関するぞっとするような報告書をロシアが発行」という内容のものです。

大変に長い記事の上に、内容が錯綜している記事でして、そのまま翻訳するとむしろわかりにくくなりそうですので、要点を記事の順に沿って簡単にまとめてみます。


・ ロシア空軍の戦略爆撃機 Tu-95 と、空中給油機イリューシン78 が「シベリアからカリフォルニアにかけての広い範囲が異常な磁気で覆われている」ことを確認し、これは「カタストロフ的な災害の発生」に繋がりかねないということを、ロシア空軍の司令官が報告した。

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▲ ロシア空軍司令官ヴィクトール・ボンダレフ( Viktor Bondarev )氏。ロシア国防省ウェブサイトより。


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▲ 記事にあった磁場のイラスト。実際に関係したものかどうかは不明です。




・ さらに報告書では、アメリカのイエローストーンに群発地震が発生した 6月3日に、ロシアの軍事衛星コスモス2473が「謎の激しい磁気異常」を感知したことにふれられている。

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▲ 6月3日のイエローストーンの群発地震の報道。最大でマグニチュード 3.2の群発地震が 30回程度連続して発生。 Helena Independent Record より。




・ そして、衛星がその「謎の激しい磁気異常」を感知した後の 6月6日にはアラスカのブルック山脈で群発地震が発生した。この山は火山ではなく、基本的に地震の起きる場所ではなかった。

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▲ アラスカのブルックス山脈( 6月6日に群発地震が発生)とイエローストーン( 6月3日に群発地震が発生)の位置。来たるべき地球のかたち「全世界の地震の連動:アラスカのブルックス山脈で極めて珍しい群発地震」より。




・ ブルックス山脈は、カナダのブリティッシュコロンビア州最北部から、アメリカのニューメキシコ州まで、4830キロ伸びているロッキー山脈のひとつであることに留意されたい。

Rocky-Mountains-Map.gif

▲ ロッキー山脈とイエローストーンの位置関係。




・ この期間、カリフォルニアでアメリカ空軍の軍用機が相次いで墜落した。一般の航空機ではそのような事故の発生はなかった。そして、最新の軍用機のナビゲートシステムは、一般の飛行機とは異なり、「地磁気」により地形をナビゲートしており、つまり、最新の軍用機のシステムの方が、一般の飛行機より「磁場の異常」に対して異常な反応を見せる可能性がある。

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▲ 6月4日のアメリカ空軍の軍用機の墜落の報道。2014年6月5日の USAトゥディより。




・ ロシアの「磁気異常」の懸念は、2005年以来、毎年 40キロの割合で北の磁極が、カナダからシベリアに向かって移動していることと関係している。独自調査によると、2013年から、そのポールシフトの速度がさらに加速していること示す研究がアップされている。

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▲ 地理としての北極(北極点と書かれてある場所)と、磁極としての北極(北磁極と書かれてある場所)。2011年時点では、カナダのエルズミア島にありました。過去記事「米国フロリダのタンパ国際空港が磁極の移動(ポールシフト)の影響で滑走路の閉鎖へ」より。



などが書かれていて、その後に、地球の変動についての記事の著者の仮説や考えなどが述べられていますが、そのあたりの解釈は省きます。そして、そのロシアの報告書は以下のように締めくくられてあると記事には書かれてあります。


・ 報告書は以下のような、簡潔な言葉で締めくくられる。

「われわれは、北アメリカで発生する壊滅的な出来事の危機に瀕しているのかもしれない。その出来事はおそらく永遠に世界を変えてしまうだろう。我々はそのことについて準備する必要がある」。




というようなものなんですけれど、まあ、その「ロシア軍の報告書」そのものが手に入らないと、どうにも何ともいえないです。

また、「異常な磁場」と「地質イベント」の関係がどのようなものかというのが私にはわからないということもあります。

たとえば、高層上空にある電離層の状態と「地震」の関係としては、過去記事の、

3月11日の地震の前に観測された日本上空の赤外線と電子量の急激な変化
 2011年05月20日

の中で、2011年の震災の起きた3月11日の数日前から、

東アジアを中心に「異常な数の電子数」が計測されていた中で、震源となった場所の上空だけ電子数の数が奇妙になっていた

ということがありました。

3-11-01.gif


さらに、震災のあった3月11日の前日からに、

震源のまっすぐ上空を「極端に量が変化した赤外線エネルギーが通過していた」

ことがわかったことなどを取り上げたことがあります。

3-11-sek.jpg

▲ 2011年3月10日から3月11日までの赤外線のエネルギー量の変化。






これらの懸念は北米大陸だけではないかもしれない

今回の記事はどちらも真偽はどうにもわかりようがないのですが、ただ、上に抜粋した記事の中で、


ブルックス山脈は、カナダから米国ニューメキシコ州まで、4830キロ伸びているロッキー山脈のひとつであることに留意されたい。



というようなことが記されていたのですが、過去記事の、

イエローストーン国立公園から動物たちが逃げ出している
 2014年04月02日

では、そのロッキー山脈には含まれないとはいえ、太平洋側のオレゴン州からカリフォルニア州にかけて、今年になってから非常に数多くの群発地震が起きているということを記したことがありました。

or-map2.gif

▲ 2014年3月にオレゴン州のフッド山で、数日間に 100回以上の地震が発生するという出来事がありました。他にも、この地域ではわりと大きな地質的な出来事が発生しています。


しかし、5月のタイでの観測史上最大の地震だとか、あるいは日本でも、先日の記事で書きました、「大陸化していく兆しを見せる西之島」だとかもあります。その後の報道では、西之島に「4カ所目の火口」が確認されたそうで、さらに活動を大きくしているようです。

世界中でさまざまな地質的な出来事の進行が「予兆」というより、「すでに多彩に起きている事実」があるわけですので、今後、「何か」がどこで起きようとも、心の面での準備はいつもしておきたいような気はします。



  

2014年06月17日



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今日は本当は前回の記事、

ポールシフトに関する最近の緊迫(1) : 磁場の反転時には「地球から大量の酸素が消滅する」とする科学論文の発表。そして、日本で西之島が「新しいアトランティス」となる時
 2014年06月16日

の続きを書ければいいなと思っていたのですが、下のような理由で、体調・・・というか、いろいろと思わしくなく、結果として妙な雑談となってしまいました。






 


最悪のフィードバックの中で見つけたウィキペディアの項目

変な書き方で申し訳ないんですが、最近、自分の中の悪い感情や、あるいは自分から外に出た悪い表現が、少し後になってから「自分自身を体感的に襲う」ということがあるんです。

何だかどう書いてもうまく説明できないような気もしますが、少し以前から私は「自分の内部の世界と外に映る世界との関係」を実際的に結びつけて考えるという試みをたまにおこなっていまして、それ以来、どうも、「感情の現実的なフィードバック」のようなことが起こります。

まあ、その具体的なことはともかく、昨日、私は家で「怒りの感情」を表してしまったのですね。
最近の私では珍しいです。

「怒りの感情」というのは最近の自分の中では、最も戒めたい感情の一つなんですが、しかし、もともと怒りやすいわけでもなく、さほどこれを戒めるのは難しいことではないのですが、昨日はかなり強く「怒りの感情」が表に出てしまいました。

その怒りの感情の発露はほんの少しだったのですけど、そうしましたら、今朝は午前中から調子が悪く、「胸の奥底あたりからムカつきがくるような不快感のような吐き気のようなもの」というような胸の中心が重苦しい感覚にとりつかれてしまって、何もできずにボーッと座っていました。

「いろいろとだめだなあ、オレは・・・」

とつくづく情けなくなりましたが、ボーッとしたまま、ネットを見ていると、 ウィキペディアに、「ある項目」が存在していることに偶然気づきました。

その Wikipedia に存在していた「ある項目」とは・・・。

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そうなのです。

なぜ何もないのではなく、何かがあるのか - Wikipediaという項目なのでした。

そして、これがとんでもなく長いページなんです。

多分、私がこれまで Wikipedia で訪れたページの中で、最も長く、文字量の多いものだと思います。ちょっと、文字数を調べてみましたら下の通り。

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総文字数が5万6000!

かつての「 400字詰め原稿用紙」換算だと 140枚あたりに相当するということになり、このページだけでそこそこの文字量の書籍一冊が出せるほどのものなのでありました。

このページのでだしは、下のようなものです。


「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか?」は哲学の一分野である形而上学の領域で議論される有名な問題の一つ。神学や宗教哲学、また宇宙論の領域などでも議論される。

なぜ「無」ではなく、「何かが存在する」のか、その理由、根拠を問う問題。




ここから、5万6000文字超の本稿が始まるのです。


そして、その「概要」には、この問題がいかに難解であるかを物語るかの例がいくつか述べられています。




・たとえば実在するものはすべて意識的なものだけであるとする観念論的な立場や、または世界は私の見ている夢のようなものであるとする独我論的な立場などを取ってみても、その意識や夢にあたる「何か」があることは依然として認めざるを得ない。


・映画「マトリックス」のように自分は水槽の中の脳である、とか、またこの世界の全ては未来のスーパーコンピュータの中で行われているシミュレーション結果に過ぎないというシミュレーション仮説のような極端な考え方をしてみても、そこには水槽や脳や何らかの計算機が在る。


・物理学の領域ではビッグバンにより宇宙が始まったという説明がなされることがあるが、こうした説明もまた答えとはならない。なぜなら問いの形が「なぜ何もなかったのでなく、ビッグバンがあったのか」に置き換わるだけだからである。


・ビッグバンが真空の量子揺らぎから発生したといった説明もまた同様である。「なぜ量子力学の法則などという自然法則があったのか」こうした形に問いが置き換わるだけである。


・何か超越的な存在、たとえば神様を持ち出し、それが世界を作った、と説明しても話は同じである。「なぜ何もなかったのではなく、神様がいたのか」、こう問いが置き換わる。





などが延々と書かれてあり、その後、歴史や様々な人の話や理論なども紹介されます。

前ローマ法王ベネディクト16世が 2010年に、イギリス・ロンドンでの講演で語った、有名な言葉も載せられています。


ベネディクト16世
ロンドン 2010年9月17日

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「人文科学と自然科学は、私たちの存在の諸相についての非常に貴重な理解を与えてくれます。また物理的宇宙の振る舞いについての理解を深め、人類に多大な恩恵をもたらすことに寄与してきました。

しかしこうした学問は、根源的な問いには答えてくれてませんし、答えられません。それはこれがまったく違う階層での営みだからです。こうした学問は人間の心のもっとも深い所にある願望を満たすことができません。我々の起源と運命を完全に説明することもできません。

人間はなぜ存在しているのか、そして、何のために存在するのかということに対しても説明することはできません。そして「なぜ何も無いのではなく、何かが在るのか?」 この問いへの完全な答えを与えることもできません」




さらに、注目したのは、「お釈迦様」のこの「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか」という問いに対しての対応でした。





お釈迦様の場合

ある仏弟子が、


「以下の問題について仏陀は教えてくれない、また分からないとも言ってくれない。このままなら弟子をやめて世俗に戻る」


と仏陀に問い詰めたということがあったそうです。
その弟子がお釈迦様にきいた質問は、以下の4つだったそう。




1. 世界は常住(永遠)であるか、無常であるか
 (時間は永遠に続くものか、または始まりや終わりがあるのか)

2. 世界は有限であるか、無限であるか
 (空間に果てはあるか)

3. 霊魂と身体は同一であるか、別異であるか
 (人間の魂と肉体はひとつのものか、あるいはそれぞれ別のものなのか)

4. 如来は死後に存在するのか、存在しないのか、存在しかつ非存在であるのか、存在もせず非存在でもないのか
 (死後の世界や、来世というのはあるのか)




という問いでした。

ブッダはこの問いにどう答えたか。

VajraMudra.JPG


Wikipedia には以下のように記されています。


答えないということをもって答えとした。



(笑)。


この「解答しないという立場」をとることは、仏教的には「無記」とか「捨置記(しゃちき)」と呼ばれているのだそう。

それにしても、この「答えないということをもって答えとする」というのは座右の銘にもなりそうな、とても気に入ったフレーズです。





20世紀以降、暴走してしまった「科学」では

ちなみに、この「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか - Wikipedia 」では、どちらかというと、哲学や宗教の観点から述べているものが中心となっていますけれど、科学の「基本的絶対条件」をひとつ持ってくれば、さらに難しいことになります。

それは、「物質不滅の法則」というものです。

今では「質量保存の法則」と呼ばれますが、同じもので、


化学反応の際には反応する物質の全質量と生成する物質の全質量はまったく等しく、反応の前後において物質の全質量は変わらないという法則



という 1774年に発見された自然の法則です。

これはつまり、私たちのいるこの世界は、


「物質は無くならない」




つまり、「モノは消えない」という厳然たる自然法則に縛られていることを意味します。
モノは形を変えて輪廻しているだけであるということです。

消えないということは、普通に考えれば、「物質の出現を考える」ということも難しい話となるわけで、かつての優れた科学者たちは、「この物質世界が突然出来た」ということについて頑なに否定していた人たちも多かったのでした。

物理化学の創始者とも呼ばれるスヴァンテ・アレニウス(1859年 – 1927年)は、『宇宙の始まり―史的に見たる科学的宇宙観の変遷』という著作で以下のように書いています。

部分的な抜粋をつなげていますので、文脈的に違和感のある部分はご容赦下さい。
文中に出てくる「開闢(かいびゃく)」というのは、いわゆる「天地創造」的なことがらを現します。


スヴァンテ・アレニウス『宇宙の始まり』より

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物質界が不滅あるいは永遠であるという考えが、原始的民族の間にもおぼろ気ながら行われていたということは、彼らの神話の構成の中にうかがうことができる。

ところが、中世の間に、物質界はある創造所業によって虚無から成立したという形而上学的の考えが次第に勢力を得てきた。このような考え方は、デカルトにも、かの不朽のニュートンにも、またかの偉大な哲学者カントにもうかがわれる。

しかしともかく物質はその全量を不変に保存しながら徐々に進化を経たものであるという主導的観念はあらゆる開闢(かいびゃく)的叙説に共通である。

それが突然に存在を開始したという仮定には奇妙な矛盾が含まれている。

スペンサーもこの点については、はっきりしていて『この可視世界に始めがあり終わりがあるとはどうしても考えることはできない』と言っている。物質の創造を考えることが不可能なのと同様にまたエネルギー(力)の創造を考えることも不可能である。




また、今でもある『エコノミスト』誌の初期の副編集長であり、イギリスの哲学者ハーバート・スペンサー( 1820年 - 1903年)は、以下のように述べています。


ハーバート・スペンサー『生物学原理』より抜粋

spencer.jpg

恐らく多くの人々は虚無からある新しい有機物が創造されると信じているであろう。

もしそういうことがあるとすれば、それは物質の創造を仮定することで、これは全く考え難いことである。この仮定は結局、虚無とある実在物との間にある関係が考えられるということを前提するもので、関係を考えようというその二つの部分の一方が欠如しているのである。

エネルギーの創造ということも物質の創造と同様にまた全く考え難いことである。




そして、これらの、あるいは他の多くの優れた科学者や哲学者の亡き後に、この世に出てきたのがビッグバン理論という「無から存在が生まれた」という珍妙な理論であり、これは、上でアレニウスが、

「突然に存在を開始したという仮定には奇妙な矛盾が含まれている」

と言い、

ハーバード・スペンサーが、

「物質の創造を仮定することは、全く考え難いことである」

と言っていた言葉に対抗するような、「物質が突然、存在を始めた」ということをビッグバン理論は語っているのでした。

物質不滅の法則は、「法則」とついているように、この自然界にある「法」であることは厳然たる事実です。

「法」という言葉は自然や宇宙では重い響きです。

その「法」をおかしてまで「一般的認識」にまでひろまるほど喧伝が推進され続けてきたビッグバン理論は、ここまで書いてきた、哲学・宗教、そして科学の、どの考え方とも合わない「アウトロー」的なものであるということが何となくおわかりになるでしょうか。

そういえば、このことと関連して、宇宙のインフレーション理論(初期の宇宙が指数関数的な急膨張をしたとする理論)を最初に提案したことで知られている(つまり、ビッグバン理論の肯定者のひとりである)アメリカのアラン・グースという宇宙物理学者が 1997年に記した著作『なぜビッグバンは起こったのか』という本には、以下の印象深い1行があります。


宇宙の創造が量子過程で記述できれば、一つの深い謎が残る。何が物理法則を決定したのか。



この「一つの深い謎が残る。何が物理法則を決定したのか」という文脈から、このアラン・グースという人は心底では、ビッグバン理論の「奇妙さ」に疑念を抱いていた可能性を感じます。

何しろ、

「宇宙ができていく初期の過程で、すでに物理の法則が働いていた」

という「インド人もビックリ」的な事象と立ち向かわなければならないからです。

アレニウスは『宇宙の始まり』に、古代のインド哲学における「宇宙の状況」を記しています。アレニウスは長く書いていますが、その全体を非常に簡単にまとめると、


ブラーマ(主、神、梵天)は 86億 4000年間の半分は目覚めており(世界の創造)、半分は眠っている(世界の破壊)。

この創造作業と世界破壊作業との行われる回数は無限である。そうしてこの永遠の存在なる神はこれをほとんど遊び仕事でやってのける。




このように、86億 4000年間のサイクルを持つ「創造と破壊」が「無限に繰り返される」というのが、インド哲学の考え方だったようで、この世の創造も、この世の終わりも、その輪廻の中の「神の日々の生活」のひとつであり、そして、それは何度も何度も繰り返し起きていくことであって、完全な意味での「始まり」という概念も「終わり」という概念もないことが書かれてあります。

アレニウスは大変に理性的な科学者ですが、科学と自然の原則に忠実に考えれば考えるほど、物質不滅の法則などの「物質は消滅することも突然出現することもない」というように考えていく中で、このような「輪廻」という考え方を持つインド哲学や、様々な古代神話と「宇宙の真実の接点」を見出したいと考えていたようです。


なんだか訳も分からず熱く語ってしまいましたが、少し胸の重さが消えました。
自分でもどうしてこんなことを懸命に書いていたんだかよくわかりません。

明日は普通に更新できると思います。



  

2014年06月16日



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関係記事:
ポールシフトに関する最近の緊迫(2) : 北の「磁極」がシベリアにまで移動しつつあるという情報の真偽。そして、ロシア空軍から報告された「アメリカの磁場異常がカタストロフを引き起こす」という情報の真偽

 2014年06月18日


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▲ 2014年5月15日の科学誌「アース&プラネタリー・サイエンス・レターズ(Earth & Planetary Science Letters)」オンラインより。






 


最近、地球の磁場の反転、いわゆる「磁場のポールシフト」などとも言われる現象と関係している感じのある大変興味深い論文や報道をいくつか見かけました。

複数の異なった記事や報道などがあり、1度の記事にまとめるのは難しそうですが、おおまかにわけますと、今回の、

過去の地球の大量絶滅が地球の磁場の反転と関係していたとする論文

それと、もうひとつは、

ロシア空軍が「アメリカ大陸で磁場の異常」が発生しており、それが将来的な大惨事につながる可能性があるという報告書を作成しているという情報

です。

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whatdoesitmean



「アメリカの磁場の異常」に関しては、基本的な真偽が未確認の記事なのですが、しかし、今年に入ってから報道されていた最近のアメリカ大陸のいくつかの地質報道と関係して書かれてあることが気になりました。

たとえば、過去記事の、

イエローストーンについての奇妙な報道、西之島を侵略する新島、そして異常な回数の地震・・・。あちこちから伝わってくる「カタストロフ的」な気配
 2014年03月27日

など、今年何度も記事にしました米国イエローストーンの群発地震や、あるいは、最近、ふだんはまったく地震の起きる場所ではないアラスカのブルック山脈という場所で群発地震が起きたりしていまして(参考記事:アラスカのブルックス山脈で極めて珍しい群発地震、この「アメリカの磁場の異常」のことについては、もう少しいろいろと調べて、明日以降、記事にしたいと思います。

なお、イエローストーンは、6月3日にも群発地震を起こしています。

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▲ 6月3日の Helena Independent Record より。記事によりますと、最高マグニチュード 3.2の群発地震が、30回ほど連続して発生したとのこと。


ところで、上のほうにリンクしました過去記事「イエローストーンについての奇妙な報道、西之島を侵略する新島… 」を読み返していましたら、記事の最初のセクションの小見出しが「大陸化へ邁進中の新しい島」となっていました。

ちょっとそのことを書かせていただきます。





本当に「大陸化」するかもしれない西之島

先ほどの過去記事を書いた時には、新島ができてから4ヶ月目だったのですが、その時で、下のような成長ぶりを見せていました。

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最近のことはよく知らなかったのですが、お知り合いの方が、「こんな報道がありましたよ」と、下の記事を教えてくださいまして、思わず苦笑した次第です。

独立行政法人 海洋研究開発機構( JAMSTEC )の少し前のニュースです。

jamstec.gif

▲ 6月12日の JAMSTEC ニュース「西之島の不思議:大陸の出現か?」より。


なお、現在の状況としては、新島は西之島と完全にひとつとなり、新島を含めて「西之島」という名称で呼ばれているようです。5月の時点で面積は、南北、東西ともに幅 1250メートルほどにもなっているのだとか。

詳しいところは上のリンクからニュースをお読みになって下さるとよろしいかと思いますが、海洋研究開発機構の調査では、以下の点などから、「西之島が実際に大陸化していく可能性がある」と述べています。


・西之島から噴出している岩石はすべてSiO2(シリカ)量が60%前後の非常に均質な「安山岩」というもの。

・安山岩は大陸を形成する物質である。

・西之島の溶岩の組成は、通常の海底火山の組成と似ておらず、驚くほど大陸地殻と似ている。




というようなことなのですが、 SiO2(シリカ)というものはよくわからないですが、いずれにしても、

噴出している物質が大陸の地殻を形成するタイプのもの

ということになっているようなんですね。

そもそも記事によると、この「西之島」というのは、

水深 2000メートルの深さからそびえ立つ巨大な海底火山の山頂部にある。

ものなのだそうで、ものすごい質量の海底の大地のほんの少し上の部分だけが見えているというもののようです。

そのようなこともあり、この島に本格的に「何かの活動」が始まっているのだとすると、噴出している地質組成が大陸を形成する物質であるということから、本当に大陸化しても不思議ではないということになるようです。

そういや、上の過去記事の中に下のような「ジョーク・シミュレーション未来図」を載せたりしていましたが、それほどジョークでもないかもしれないですね。

new-japan-2.gif

▲ 記事「イエローストーンについての奇妙な報道、西之島を侵略する新島...」より。

ただ、大陸化するといっても時間はかかるでしょうけれどね。4ヶ月で70倍ですから、オーストラリアくらいの面積になるには今年の秋くらいまではかかるかもしれません(早いじゃないか)。

ま・・・それは冗談としても、海洋研究開発機構の記事には以下のように書かれていて、「いろいろなことがわかっていないんだなあ」と改めて知ります。


地球は、太陽系で唯一海洋と大陸を持つ惑星である。

この大陸をつくる「大陸地殻」と海底をつくる「海洋地殻」は、岩石の組成が異なっており、海洋地殻を構成する玄武岩が他の地球型惑星にも普遍的に存在するのに対し、大陸地殻を構成する安山岩は、地球以外ではほとんど存在しない。

「なぜ地球に大陸地殻があるのか、またそれはどのような過程で形成されたのか?」ということが地球惑星科学の大きな謎とされてきた。





私は小さな声で、この「なぜ地球に大陸地殻があるのか?」という問いに答えるとすれば、

「それは奇跡なんですよ」

というのが最もしっくりいたします。





月と地球の「奇跡」の関係

ここで「奇跡」という言葉が出てきましたが、最近、「月が地球と巨大天体の衝突によって形成された証拠が出た」というような報道がありました。日本語でも記事になっています。


月の石の酸素から、巨大衝突説に新たな証拠
Astro Arts 2014.06.06

アポロ計画で持ち帰られた月の物質の分析から、地球と巨大天体との衝突により月が形成されたという有力説を裏付ける新たな証拠が出てきた。衝突天体についての情報を知る手がかりともなる成果だ。




今回のこの発表の主張するところは、要するに、下のようなことがかつてあって、つまり、偶然の衝突によって「月が作られた」と。

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別にこの研究発表を否定しようというわけではないです。

書きたいと思ったのは、「どう考えても結局は奇跡に辿り着く」という話なんです。

もし仮にこういうような「偶然や偶発的なことで月ができた」としましょう。
そのような場合、まあ、大きさとかは「デタラメな感じ」になるのが普通です。

それが実際には、月は、「地球上に完ぺきな日食と月食を作る大きさと距離で存在している。という事実があります。

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▲ 地球から月までの距離は約 38万キロメートル。地球から太陽までの距離は約 1億5000万キロメートル。その距離の差は 約400倍です。この「どちらも ちょうど400倍」という「完ぺきな数値の差」が存在するからこそ、皆既日食や金環日食のような現象を私たちは地球から見ることができるのです。


上の図は、2012年6月の記事、

2004年の金星に現れたアークは再び現れるのか。そして、私たちは太陽系システムの奇跡にそろそろ気づかなければならない
 2012年06月05日

を書いた時に作ったものです。

そして、


実は、月がどのようにして形成されたにしても、どんな考え方から見ても、そこには「奇跡」が内在している。



ことに気づきます。

たとえば、上の報道のように、

月は地球に巨大天体がぶつかって偶然にできた

とした場合、その偶然の中で、上のような日食現象や月食現象が発生する「完ぺきな月の大きさと距離という条件」が自然と生まれたとすれば、これはこれで奇跡です。

これは、「地球の無機物から生物が生まれた」というのと同じくらいの奇跡です。

しかし別の方向で、「月が作られた理由」を考えてみると、たとえば、

神が造った(創造論)

とか、

もともとあった(私の考え方)

とか、そのような考え方は、考え方自体がすでに「奇跡」の方向に向いているわけで、どの方向から考えても、結局、「月と地球の関係性は奇跡」という方向に行かざるを得ないと思います。もちろん、太陽との関係性も。

ちなみに、上に「地球の無機物から生物が生まれたというのと同じくらいの奇跡」という書き方をしていますが、過去記事に地球上で(独自で)生命が発生したとした場合、その確率について書いたことがあります。英国カーディフ大学のチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士の計算です。

それは、


1000000000000000000000000 (10の24乗)分の 1



となり、1000兆年とか 1000京年くらいの時間があってもまったく足りないほどの確率で、このあたりは、フレッド・ホイル博士に言わせると( Wikipedia より)、最も単純な単細胞生物がランダムな過程で発生する確率は、


「がらくた置き場の上を竜巻が通過し、その中の物質からボーイング747が組み立てられるのと同じくらいの確率」



という比喩となります。

Fred-Hoyle.jpg

▲ フレッド・ホイル博士(1915年 - 2001年)。


この「生命の発祥」についても、仮に上のような確率の中でそれが起こったとするならば、それはそれで奇跡。

そして、

「神が造った」

「もともと在った」


というような、どの考え方になっても、「奇跡」ということに帰結するのは、こちらも同じだと思います。


つまり、生命という存在自体がすでに奇跡そのもので、その周囲にある、自然の現象すべてが「奇跡」であるとは思います。

この世のすべてのことが、

・偶然だと考えても
・神が造られたと考えても
・もともと在ったと考えても
(あるいは、実際には今も昔もこの世には何も存在しないと考えても)


結局、何もかもは「奇跡」というひとつの点に集約されるということになるようです。

そういう意味では、「どんな考え方でも構わない」のだと思います。そして、それぞれの方の考え方に違いはあっても、自分たちがいるこの地球とか、あるいは人間を含めた生命のすべて奇跡なのだ、というふうに考えて生きれば、少しは世界を綺麗に見られるかもしれません。

そんなことを言いながらも、蚊に刺されれば、香取線香を焚いたりして、まぎれもない「奇跡の生命」の一員である蚊を殺したりしている私の日常だったりもするわけですけれど。

植物につくアブラムシなんかも日常的に殺していますし。
毎日毎日「奇跡を殺している」と。


さて、前書きが長くなりましたけれど、今回の話はそういう「奇跡の生命」の絶滅に関しての話です。

大量絶滅と関係するものですが、しかし、過去記事、

「地球の海が急速に酸性化している」という論文を6度目の大量絶滅の中にいるかもしれない今の時代に読む
 2014年06月03日

にも書きましたように、私にとっては、大量絶滅というのは、絶滅の方だけを見るものではないかもしれないというような考えもあります。

過去の大量絶滅は、

・オルドビス紀末 約4億4400万年前 すべての生物種の85%が絶滅
・デボン紀末   約3億7400万年前 すべての生物種の82%が絶滅
・ペルム紀末   約2億5100万年前 すべての生物種の90〜95%が絶滅
・三畳紀末    約1億9960万年前 すべての生物種の76%が絶滅
・白亜期末    約6550万年前  すべての生物種の70%が絶滅


のことですが、注目すべきは、それぞれの大量絶滅の後の地球では、「さらに進化した生命たちが登場」しているわけですので、これらの出来事は、「絶滅」というネガティブなキーワードよりは、「進化のための刷新」という前向きな意味を感じます。

というわけで、本題です。






磁場のポールシフトは「地球から酸素を宇宙空間へ流出させる」

欧州の科学誌アース&プラネタリー・サイエンス・レターズの 5月 15日号に、トップに貼りましたように、「地球の磁気の反転が起きる際に、地球から酸素が外へ流出して、大量絶滅の原因となった可能性について」についての論文が発表されました。

Oxygen escape from the Earth during geomagnetic reversals: Implications to mass extinction

論文自体は大変に長い上に、科学、物理用語満点で、理解は難しいですが、冒頭に「論文の概要」が箇条書きで、載せられていまして、内容としては以下のようなものです。


・地磁気の逆転は、実質的に地球の大気の保護を弱める。

・地球の磁場が弱くなる時、太陽風はより多くの脱出する酸素イオンを作る動力を与える。

・このシステムでの酸素の流出が、過去の大量絶滅時の大気レベルの低下を説明できる可能性がある。

・磁場の反転と大量絶滅との因果関係は「多対1」でなければならない。

・火星の知識に基づいてシミュレートされた酸素の流出率は、この仮説を支持している。




この中で、「磁場の反転と大量絶滅との因果関係は多対1でなければならない」は、どうも意味がわからないのですが、訳としてはおおむね合っていると思いますので、そのまま載せました。

ものすごく簡単に書くと、


磁極の反転、つまり、磁場のポールシフトが起こる際には、地球の酸素が少なくなって、たくさん生き物が死ぬ可能性がある。



というものだと思われます。

研究を率いたのは、中国科学院の地質地球物理学研究所や、ドイツのマックスプランク研究所の太陽系調査研究所などに所属している、ヨン・ウェイ( Yong Wei )博士という人です。

しかし、この太陽系研究の「ヨン様」の書く論文はあまりにも難解で、わかりやすくしたものを探してみましたら、この論文を簡単にまとめた海外の科学系サイトを見つけましたので、そちらをご紹介したいと思います。




More proof that magnetic reversals cause extinctions
Magnetic Reversals and Evolutionary Leaps 2014.06.15

磁気の反転が絶滅を引き起こすことに関してのより多くの証拠

sw-01.jpg

最近発表された新しい研究論文で、大量絶滅と磁気反転の関係が発表された。
研究者たちは、「生命の進化は、大気中の酸素レベルおよび地球磁場の強度の変動に影響される」と主張する。

論文のタイトルは「地磁気の反転時の地球からの酸素の流出:大量絶滅への示唆」で、この新しい研究では、地球磁場の反転の際に、実質的に地球の大気への保護を弱めることがわかった。

地球の磁場の極性が反転(磁場のポールシフト)の際、地磁場は弱まるわけだが、この時に、より多くの酸素イオンが地球から流出していくことを示し、それが地球の大量絶滅に繋がったことを述べている。

また、過去の大量絶滅時に、地球の大気レベルが下がったことについても、この磁場の反転での酸素流出と大量絶滅の関係と結びつけられる可能性についても記している。

著者は以下のように書いている。

「地球の強い双極子磁場が、酸素イオン流出率を低下させているが、地磁気の極性が反転する時には、地球の双極子磁場の働きが大幅に低下し、太陽風が勢いを増した後に、酸素がイオンとして惑星間の宇宙へ流出する可能性がある」

論文によれば、磁場の反転は、地球から宇宙空間への酸素流出を通常の3桁から4桁の単位で高めることが可能であり、磁場の反転と大量絶滅との関係性を指摘している。





ここまでです。

実際に、この研究のシミュレーションのように地球から酸素が消えていくのかどうかは私にはわからないですが、ただ、「磁場のポールシフト」そのものは、非常に急速に進んでいることを、明日以降の記事でご紹介したいと思います。



  

2014年06月09日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





particles-morph.jpg

▲ 本文とは関係ないですが、 コンピュータ上の描画方法のモーフィングというもので、粒子から輪郭を造っていくという技術により顔が作られていく様子。 WebGL Demo より。






 



意識と外界に関しての「整体」と「薔薇十字」の共通点

最近は頻繁に適当に選んだ古本なんかを買ったりしているのですが、同じような時期に買った「それらの間に何の関連もないようなもの」同士の中にも次から次へと、似たような概念の表現が出てくることがあります。

たとえば、先日買った、まあ、一種の「整体」の関係の方の本で、池上六朗さんという方の『三軸修正法』という本の、ご本人の文章の冒頭の「はしがき」は、このように始まっていました。


『三軸修正法』( 2003年) 「はしがき」より


宇宙は何時から存在したのか? それはヒトが宇宙を意識して言葉にしたときから始まったという説があります。何かが存在するというコトは、人間の意識にとって存在するというコトです。

モノ・コトの存在の意味はヒトの意識が規定するのです。では意識があればモノ・コトがそこに在るというコトが分かるのかというと、もう一つ、自分の意識をそこに向けるという作業がなければモノ・コトの存在は分かりません。

意識はそのままでは何にも知覚することは出来ません。「志向性」を持ったとき、始めてモノ・コトが何処に、どのように在るのかということを意識の内側に取り込むことが出来るのです。




まあ、この本は「整体」の本とはいっても、その基本理念は、宇宙はその原初から、「粒子と粒子がお互いに引き寄せあって、集まり始めた」という「宇宙本来の性質」を人間の体質改善の方法として応用した、その具体的な方法を書いているもので、理屈は単純ではないですが、


人間の体を肉とか血液とか細胞とか、そういう解剖学や生物学的な観点から見るのではなく、「人間は全体が小さな粒子が集まってできている」という観点で体を整える



という視点のものだと思われます。

もちろん、そういう理論をごり押しするというものではなく、わかりやすくはなくとも、謙虚に書かれているもので、本文中にも、


「微粒子というと、常識的には、分子か? 原子か? 素粒子か? というような、いわゆる物理、科学でいう粒子を思い浮かべますが、ここでは少しの間、その科学的な見解からの呪縛を離れて、自由にイマジネーションを展開してみます」


と書かれてあります。

要するに、あまり小難しく考えるより、こういう実践の方法もありますよ、と。

いずれにしても、この本も、実際、私は腰痛の改善なんかによく効いていまして、概念も夢があって良いものですけれど、内容も現実として良いもので、そういう意味では「本当に手にして良かった」と思える1冊ではありました。

腰痛じゃなくてもいいですが、何かそういうのがあって、そして、先に書きましたような「人間の体は宇宙のシステムと同様に、粒子が集合してできている」というような考え方に違和感のない方は手にしてみられるといいと思います。
Amazon にもあります。


話は変わりまして、シュタイナーが、神秘学の訓練の具体的な方法を書いた『いかにして高次の世界を認識するか』という本のことをたまに取り上げることがありますが、この中で、シュタイナーは、神秘学というものに足を踏み入れる、すなわち高次を認識するための「準備」のひとつとして、まさに、最初に書きました、『三軸修正法』の「はしがき」に書かれてあること、すなわち、


意識はそのままでは何にも知覚することは出来ません。「志向性」を持ったとき、始めてモノ・コトが何処に、どのように在るのかということを意識の内側に取り込むことが出来るのです。



ということが重要であることを書いています。

それが古くから続く、神秘学や薔薇十字などが伝えてきた「ひとりの人間が高次の意識を持つ」ための最初のステップだと読める部分が多数出てきます。

たとえば、ひとつを抜粋します。


『いかにして高次の意識を認識するか』( 1909年) 秘儀参入の初段階「1 準備」 より

私たちはまず、まわりの世界で起こっている特定の事象に魂の注意を向けなくてはなりません。すなわちそれは芽を吹き、成長し、繁茂する生命と関わる事象と、しぼんだり、枯れたり、死滅したりすることと関わる事象の二つです。

私たちが周囲の世界に目を向けてみると、これらの事象は、いたるところに、同時に存在していることがわかります。そしてこのような事象をとおして、あらゆる場所で、ごく自然に、私たちのなかにさまざまな感情と思考が生み出されます。

ところが私たちが準備を始めるためには、日常的な状況のなかでこれらの感情と思考に身をゆだねているだけでは、まだ不十分です。私たちは日常生活においては、あまりにも早く、ある印象から別の印象に移行していきます。しかし準備を始めるためには、私たちは集中的に、完全に意識的に、これらの自称に注意を向けなくてはならないのです。




このあたりまでとしておきたいと思いますが、シュタイナーが言いたいのは、(私が理解しているわけではないですが)これらのことにより、「外の世界と内面」、あるいは「魂と外界(特に生命)のつながり」を日常的に持つことがとても大事な生き方のようです。





この世は「限りなく存在しない」かもしれない

また、話は変わりまして、谷口雅春の『生命の実相』。

ここにも、『三軸修正法』の基本理念の「人間の体は微粒子の集まり」という基本概念と似ていなくともないような記述が何度も出てきます。

ただ、谷口雅春の理論は、とにかく極端で、

「物質というものは無い」

と繰り返し記述しているという過激な思想を持っているわけですが、まあしかし・・・過激とか、、こうやって書いていますけれど、私自身も、わりとよくそんなようなことを書いちゃったりしているわけですけれど。



しかし、その「存在しない」という、ややこしい話はここでは置いておきまして、谷口雅春は、(今から50年くらい前の時点の)現代科学での「モノというものの実体」について著作に記しています。

その部分を抜粋してみたいと思います。


『生命の実相』(1962年)実相篇第一章からの抜粋

星や太陽などの物質分子間の距離が互いに隔たっていることは明瞭なことでありますが、われわれが住む地球上の物質分子間の距離も互いに離れていて、一つとして密着しているものはないのであります。

(ここから水の分子や液体の分子の説明が長く続きますが割愛します)

液体やガスの分子と分子との間が隔たっていることは解ったが、石や金のような固体はおさえてもなかなか小さくならないから、これらの物質分子相互間はそんなに隔たっていないだろうと言われる方があるかもしれません。

ところが、あにはからんや石や金属の分子などでも、その分子の大きさを比較していうならば、星と星の間に大きな距離があるほどに分子間の距離が互いに隔たっているのであります。(中略)

かくのごとく物質というものは、離ればなれの無数の分子という小粒から成り立っていて、その小粒と小粒とは非常な距離を隔てているのであります。




厳密な科学的での意味は別として、私たちの細胞なども分子などからできているわけで、「実際にはスカスカな感じもしないではない」ということは誰でも思うことのあることです。

近代科学はいろいろな概念を持ち込んできたりしますけれど、私たち科学の素人から見ると、やっぱり「全体としてスカスカが根本として私たちとかこの世界って成立してる?」とは思えてしまうわけです。

たとえば、原子。

これは現代での意味では、

元素の最小単位


というものであるのですが、 Wikipedia によりますと、


「物質」が、「極めて小さく不変の粒子」から成り立つという仮説・概念は紀元前400年ごろの古代ギリシアの哲学者、レウキッポスやデモクリトスの頃から存在していた。だが、この考えは当時あまり評価されたとは言えず、その後およそ2000年ほど間、大半の人々から忘れ去られていた。



とのことで、どうしてそれらの人がそんなような「変なこと」を思いついたのかはわからないですが、「モノというものは小さな粒子が集まってできている」という考え方は、2400年前くらい前にはすでにあり、そして、それは「事実だった」と

その原子。

下のようなものです。
直径はおよそ1億分の1センチくらいだそう。

atomic.gif

▲ 自然科学研究機構 核融合科学研究所「エネルギーの森」より。


上の図にありますように、原子には原子核というものが中心にありまして、つまりは、「原子核以外の部分はスカスカ」と言えるように見える構造をしているわけですけれど、この原子核の大きさは、下のようなものです。

atom-02.jpg

恋するカレンより。


原子全体の大きさを東京ドームとすると、その中心に一円玉を置いた程度、なのだそうです。楽しい高校化学「原子の構造」という教育ページにも、


原子核の大きさは、原子の2万分の1程度である。これは、東京ドームを原子の大きさとすると、原子核は、ちょうどピッチャーグランドにピンポン玉を置いたぐらいの大きさである。したがって、原子は、スカスカの構造をしていることになる。



と書かれてあります。

まあ・・・これが、つまり、「スカスカ」が、この世のほとんどのものの最小単位となっている。

スカスカがたくさん集まってできているこの世。

現在の科学的にいえば、この表現は厳密には正しくはないですけれど、でも、まあ、たとえば、「感覚」だとか「見た目」ではスカスカの状態がたくさん集まって、この世がある。

だからまあ・・・やっぱり、その方面から考えてみても、「この世って限りなく無に近い」というようなことも、どうしてもまた思ってしまうのですよねえ・・・。在ってほしいような気もするのですけれど。


グチャグチャとした展開となってしまいましたが、最近読んだ3冊(と言っても、まだどれも完読していませんが)の、そして、その間に何の関連もなさそうな本の中に流れるシンクロニシティーというようなものも味わい深く思いつつ、とりあえずは、最近ちょっと気になっていた腰痛が、『三軸修正法』を読んで少し良くなったということからいろいろと書いてしまいました。

今回はこんな雑談めいたもので終わってしまいそうですが、そういえば、以前、何度か取り上げたこともある、16世紀のイタリア出身の哲学者であり修道士で、異端の罪により、西暦 1600年に火刑に処されたジョルダーノ・ブルーノ「この世」に対しての考えはさらに過激です。

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▲ ジョルダーノ・ブルーノ( 1548 - 1600年)が、異端判決によって火刑に処された際の状況を描いた画。 La Iluminacion より。


1583年頃にブルーノが、「対談形式」の書式で書いた『無限,宇宙および諸世界について』には以下のような記述があります。


『無限,宇宙および諸世界について』( 1583年)より

私が結論としたいのは、こういうことです。諸元素ならびに世界物体の秩序は、夢であり、架空の想像にすぎません。それは、自然によって真実を証されることもなければ、理性によって論証されることもなく、適切さからいっても妥当ではなく、可能性としてもそのようにはありえないからです。

そこで、知るべきことは、一つの無限な容積をもつ拡がり、ないし空間が存在し、それが万物を包み、万物に浸透しているということです。




今でも科学の世界、特に天文学の世界では名前が頻繁に出てくるジョルダーノ・ブルーノが出していた結論は、

世界の物体の秩序は、夢であり、架空の想像


というものだったのでした。

しかし、「夢であり、架空の想像」なのに、そこに「なぜ、あるいは、どのように秩序が生じたのか?」。ブルーノは、「理性によって論証されることはない」としているので、考えるだけ意味がないことかもしれないですが、ふと、新約聖書の「ヨハネによる福音書」の


「はじめに言葉ありき」


を思い出します。

この「言葉」というのは、ラテン語から英語に訳した際、「 Logos (ロゴス)」を「 Word (ワード)」にしてしまったという一種の誤訳ともとれる経緯があったようで、それがそのまま、日本語の聖書も含めて、全世界に広まったというのが真実のようです。

なので、実際には、

「はじめにロゴスがあった」


というのが、「ヨハネによる福音書」での「この世の創世」だったようです。

ただこの「ロゴス」という単語自体の意味は多分、永遠に私にはわからなさそうです。Wikipedia 的な、つまり、辞書的な意味はわからないではなくとも、その真意がわかる日はなさそうですし、ブルーノなども「いつまでもわからない」と言っているのですから、それでいいのかなと思います。

とりあえず、今回出てきたような一見複雑な概念には、何となくつながりがあり、それは高尚な学問の世界ではなく、たとえば、健康法への応用だとかも素晴らしいことだと思いますし、あるいは「高次の認識」という言葉に興味のある人などにも、実際的な響きとして届くものかもしれません。