【地球という場所の真実】 の記事一覧

2014年06月02日



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海で何が起きているのか : 5月から始まった全世界での数百万匹規模の海洋生物の大量死の理由は誰にも説明できない



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▲ 2014年6月1日のロシアのプラウダ Emergency: Our planet is dying より。






 



私たちの星は死にかけている、という記事を読み

ロシアのプラウダを見ていましたら、上のようなタイトルの記事がありまして「何ごと?」と思いましたら、「魚の大量死が世界規模で起きている」ことについてでした。

昨年は(あるいは一昨年も)、魚の大量死は多かったですが、今年も起きているそうで、上の記事の後半はこのようなものでした。



緊急:私たちの星は死にかけている

魚が世界中で前例のない数で死んでいる。米国カリフォルニア州では5月に6トン以上の魚が突然水上に浮かび上がり、警報が出された。当局によると、酸素不足が原因であるという。また、やはり5月、米国では50万匹のコイが、ケンタッキー州のカンバーランド川で死んでいるのが発見された。

海や川で、コイから、アンチョビ、タコにアカエイ、カメ、イルカなど、ほぼすべての海洋生物が死亡して海や川や湖の上を覆い尽くし、水上はまるで「死のマント」のようだ。

ミネソタ州では、35,000匹の魚が死んだ。当局による理由は「酸素不足」 。ニュージャージー州のベルマーでは数千匹の魚の大量死。 当局の説明では「酸素不足」 。カリフォルニア州マニフィーでも数千匹の魚の大量死が起きた。バーモント州のフェルズポイントでは、突然、湖に何百万匹の魚が死んで浮くという驚異的な出来事も起きている。

他の国では、メキシコ湾で、死んで打ち上げられるカメやイルカの数が記録的となっており、シンガポールでは 160トンの魚の死骸が浮いた。

中国ではフヘ川で、40キロメートルに渡り、魚の死体が浮かび上がった。
ギリシャのコモティニでは、10トンの魚の大量死が見つかった。

他にも、この2ヶ月ほどの間に、アルメニア、インド、カナダ、オーストラリア、北イングランド、イギリス、コロンビア、コスタリカ、ブルガリア、ホンジュラス、アルゼンチン、デンマーク、ブラジル、パナマ、イラン、アイルランド、スリランカなどで魚の大量死が発生している。

いったい何が起きているのか?




こういう記事だったのですけれど、わりと、このブログは昔から海洋生物の大量死を記事にすることが多かったのですが、上のは、ほとんど全然知りませんでした。

それにしても、たった2ヶ月程度の間に上のような国で、そんな大規模な魚や海洋生物の大量死が起きるとは、ちょっと信じがたい。

「ほんまかいな」

とは思いましたが、本当かどうかは調べるしかないですので、調べてみることにしました。





そして、世界的なレベルの魚の大量死は起きていた

ちなみに、昨年 2013年に、

異常事態 : 2013年 7月 18日から全世界で突如はじまった、かつてない広範囲での魚の大量死
 2013年08月13日

という記事を書いたことがあり、この時も、7月中旬からの短い期間に魚の大量死が、アジア、アメリカ、ヨーロッパを問わず、十数カ国で「突如として」起きたというようなことがありました。

魚の大量死が起きる理由は様々ですが、一般によくある藻の大発生などによる酸素不足などでの大量死の場合だと、夏に多いのですが、冒頭のプラウダには、「5月から世界規模で大量死が起きている」とあり、それが本当なら、ちょっと前例のないことかもしれません。

そして、調べているうちに End Of The American Dreamアメリカン・ドリームの終焉)というブログの 5月 20日の記事に、最近の魚の大量死のリストがすべて載せられていたことを発見したのでした。

すべて、報道記事のリンクも掲載されています。
ものすごい量です。

これを探し出したブログの作者の執念に感服いたします。

そのリストを翻訳してすべて載せます。
いくつか 2013年の出来事もありますが、基本的には「 2014年」の出来事です。

魚の大量死は世界中で起きているのですが、アメリカが発生箇所としてはダントツに多いですので、最初に「アメリカ」の大量死を取り上げて、その後に「その他の国」とします。

カッコの「報道」の文字の後にあるリンクがニュースソースです。

ものすごい数ですので、読むだけでもお疲れになると思いますので、覚悟されてください。



2014年5月20日までに世界で報道された海洋生物の大量死

Mass Fish Deaths: Millions Have Been Found Dead All Over The World In The Past Month
(魚の大量死:過去数ヶ月で世界中で何百万という魚の大量死が起きている)
End Of The American Dream 2014.05.20


アメリカ

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▲ 下に出てくる中のカリフォルニアで現在起きている若いアザラシが大量に死にかけているという報道。SFGate より。





・4月に、50万匹のコイが、ケンタッキー州のカンバーランド川で、腹を上にして浮いているのが発見された。(報道:Columbus Dispatch


・5月中旬、カリフォルニア魚類野生動物管理局の局員が、アンチョビ、アカエイ、タコなど、何十万という魚が南カリフォルニア海岸沖で死んでいるのを発見。(報道:クリスチャン・サイエンス・モニター


・ミネソタ州で酸素の欠乏により 35,000 匹の魚が死んだ。(報道:クリスチャン・サイエンス・モニター


・ニュージャージー州ベルマーに近いシャーク川で最近、数千匹の魚が死亡。(報道:Weathe


・カリフォルニア州メニフィー湖で、数週間前、数千匹の魚が死亡。現在、当局が原因を調査中。(報道:CBS


・メキシコ湾では、イルカとウミガメが記録破りの数で死んでいる。(報道:Infowars


・メリーランド州で4月、7,000匹のニシンが死んだ。当局はいまだに原因を解明できていない。(報道:CBS


・バーモント州チャプレーン湖で魚の大量死。(報道:VERMONT'S INDEPENDENT VOICE


・カリフォルニア北部の海岸沿いで、アザラシや若いアシカが記録破りの数で死につつある。(報道:SFGate


・ニューヨーク州パルトニーヴィレのヨット港で、5月17日、大量の魚が死んで打ち上げられた。(報道:Times of Wayne County


・ミネソタ州シカゴ郡で 12トンの魚が大量死。(報道:Chisago County Press


・ミシシッピ州南部で、4月下旬、数十匹のウミガメが相次いで死んで打ち上げられた。(報道:WSMV Channel 4







その他の国

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▲ 下のリストのうち、中国・湖北省のフヘ川という川で 2013年9月に起きた前代未聞のレベルの魚の大量死の報道。アメリカの ABC News より。




・2月、シンガポールの養魚業場において、160 トンの魚が突然大量死するという出来事が発生。(報道:Channel News Asia


・2013年 9月、中国湖北省のフヘ川が約 40キロにわたり、死んだ魚で覆われた。(報道:ABC News


・2013年 9月、ギリシャのコモティニ( Komotini )の近くの湖で、10 トン近くの死んだ魚が浮いているのが発見された。(報道:ABC News

(以下はすべて今年 2014年)

・5月、アルメニアのアラガトトゥン川( Aragatsotn )で、魚の大量死。(報道:hetq


・5月、インド、レワルスターの湿地帯で汚染により魚の大量死が発生。(報道:Times of India


・5月14日、カナダ、ハミルトンの海岸に数千匹の死んだ魚が打ち上げられる。(報道:The Spec


・5月13日、オーストラリア、タスマニア島の海岸沿いに、数万匹の死んだ魚が打ち上げられる。(報道:examiner


・5月12日、イギリス、クランビア( Cumbria )のエデン川で魚の大量死。原因は「謎」とされる。(報道:Sevenoaks Chronicle


・5月、コロンビアコスタリカの様々な海岸で、何千匹もの死んだフグとカメが打ち上げられる。(コロンビアの報道:crhoy )(コスタリカの報道:crhoy


・5月11日、イギリス、ソースボロー( Southborough )の池で何百もの魚が死んで発見される。(報道:Courier


・5月、インドのシッキムで、泉の汚染により数千匹の魚が死亡。(報道:Voice of Sikkim


・5月9日、ブルガリアのルナ・ヤナ川( Luna Yana River )で、魚の大量死が発生し、住民たちの間にパニックが起きる。(報道:Trud


・5月、インド、マンガロア湖で数千匹の魚が大量死。(報道:The Hindu


・5月7日、中国福建省の泉州市の複数の貯水地で魚の大量死が発生。(報道:news.xmnn


・5月7日、ホンジュラスのロータン( Roatan )の海岸で数千匹の魚の大量死。(報道:La Prensa


・5月5日、アルゼンチンのサン・アントニオ・オエステ( San Antonio Oeste )の海岸に数百匹の死んだ魚が打ち上げられる。(報道:Noticiasnet


・5月5日、デンマークのアルミンディゲンにある複数の湖で魚の大量死。(報道:tvs


・5月、中国福建省の川で魚の大量死。(報道:sohu


・5月3日、カナダ、オンタリオの湖の岸に沿って、1000匹以上の死んだ魚が打ち上げられる。(報道:Barrie Examiner


・5月2日、ブラジル、ピアウイ( Piaui )のダムで4万匹の魚が突然死亡。(報道:globo


・4月30日、中国浙江省の川で大量の死亡した魚が浮き上がる。(報道:epmap


・4月下旬、イタリアのバリ( Bari )で、ウミガメなど様々な海洋生物が死亡して打ち上げられる現象が続いている。(報道:Gea Press


・4月28日、ブラジル、モギ川( Mogi River )で魚の大量死。(報道:globo


・4月25日、中国四川省の貯水地で大量の魚が死亡。(報道:finance.chinanews


・4月24日、パナマのラ・コレッラ( La Chorrera)の川沿いに大量の死亡した魚が打ち上げられる。(報道:telemetro


・4月23日、イラン、テヘランにあるダムで「 200 万匹」の魚が死んで浮いていることが発見される。(報道:Trend.Az


・4月23日、中国黒竜江省の Mundanjiang 湖で、数千匹の魚の大量死。(報道:oeofo


北アイルランド、タイロン郡( Tyrone )のウーナ・リバー( Oona River )で、約 1000匹の魚が大量死。(報道:BBC


・4月21日、インド、パンチャンガ( Panchganga )にある川沿いに大量の死んだ魚が打ち上げられる。(報道:Times of India


・4月19日、スリランカのトンダマナル・ラグーンで「数百万匹」の魚が死んで浮いていることが発見される。(報道:Asian Tribune




この数は、もはや昨年の比ではないです。

しかも、4月の下旬からこのようなことが起きているというのは、この先を考えると、なかなか壮絶な想像力に駆られます。

なお、アメリカがダントツに多いのは、実際に魚の大量死が多いことも事実でしょうが、報道されることが多いからだと思われます。あまり報道されない場所では、さらに起きている可能性があります。





結局何が起きている?

ちなみに、アメリカに関しては、上の他に、過去記事の、

米国の海に広がる衝撃的な光景 : まるで絶滅に向かおうとしているような「ヒトデたちの自殺」
 2013年11月07日

などで取り上げた、消耗性疾患というものによって、ヒトデが「自己消滅するように」北米大陸の周辺から姿を消えようとしているという事態も起きています。

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▲ 過去記事「星が消えて海が壊れる:アメリカ周辺のヒトデの大量死の状態は「分解して溶けて消えていく」という未知の奇妙なものだった」より。


そして、イルカの大量死。

これに関しては、いろいろな過去記事がありますが、

霧の中で手探りに進む 2014年の人類の横にいるペルーで死ぬイルカ、アメリカで死ぬイルカ、そして、ソチで死ぬイルカ
 2014年02月03日

など何度か取り上げていますアメリカ東部と南米でのイルカの大量死の問題もありました。

下のグラフを見ても、2013年のアメリカのイルカの死亡数が普通ではなかったことがおわかりかと思います。

2013年 1月 1日から 11月 24日までのイルカのアメリカ東海岸のイルカの座礁数

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なお、アメリカ海洋大気庁( NOAA )の最新のデータを見ますと、現在はこのアメリカ東海岸のイルカの大量死については、改善してきているように見えます。平年並みの死亡数に収まってきたようです。

こちらがその最新のグラフです。

2014年 1月 1日から 5月 18日までのイルカのアメリカ東海岸のイルカの座礁数

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アメリカ海洋大気庁ウェブサイトより。


それにしても、今回のリストをまとめていて、冒頭のプラウダの記事の最後の一文、

「いったい何が起きているのか?」

と思わざるを得ない部分はあります。

通常の自然の状態の中で、これだけ頻繁に魚の大量死が起きるには時期が早すぎる上に、規模も地域的にも膨大すぎます。



  

2014年05月27日



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洪水の原因は人間の罪であると同時に世界の老朽化であることが確認される。
宇宙は、生存し、生産するという単なる事実によって、しだいに退化し、ついに衰亡するのである。これゆえに、宇宙は再創造されなければならないのである。
言いかえれば、洪水は新しい創造を可能にするために「世界の終末」と罪に汚れた人間の終末を大宇宙の規模で実現するのである。


ルーマニアの宗教学者、ミルチャ・エリアーデ著『世界宗教史〈1〉石器時代からエレウシスの密儀まで』より。


(上の意味は宗教学的な意味であって、実際の洪水の被害に適用されるべきものではありませんが、最初にこの名高い宗教学者の言葉を記しておきたいと思いました。)


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▲ 2014年5月27日の香港サウス・チャイナ・モーニングポストより。






 


昨年は、歴史に残るような大洪水が続き、よく記事にしました。
それらについては、過去記事の、

世界中で止まらない「黙示録的な洪水」の連鎖
 2013年06月20日

世界でさらに拡大し続ける黙示録的な洪水 : 今や「神話」を越えつつある現実の世界
 2013年09月15日

などをご参照いただければ幸いですが、その中でも印象的だったのが、インドのウッタラーカンド州にあるケダールナスという神聖なヒンズー寺院のある村で起きた洪水で、これは「山岳地帯の高地」で起きたものでした。

この原因は、ケダルドームと呼ばれる氷河状態のドームが豪雨で破壊されて起きたものだとされていますが、この神聖なヒンズー寺院のある村の何もかもを流し去ってしまいました。

インド・ウッタラーカンド州ケダールナスが鉄砲水で襲われ、水が引いた後の様子

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▲ 2013年6月22日の記事「川のない山間にあるインド有数の聖地が鉄砲水に飲み込まれる時」より。


その他にも 2013年には、単なる洪水とはいえない数多くの大洪水があったのですが、昨年までの洪水は、北半球の多くで雨量が多くなる6月頃から洪水が始まることが多かったのですが、今年は、5月中旬あたりから各地で豪雨による「大洪水」が始まっていることが、これまでとは違うところです。




ボスニアのその後

先日の記事、

歴史的に弱い活動のままピークを迎えた太陽活動サイクル24の中、大洪水がボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の悪夢の記憶を呼び覚ます
 2014年05月21日

では、セルビアとボスニアなどを中心として、過去 120年見られなかったような激しい豪雨によって、同国史上最悪の自然災害となる洪水が発生したことを記しました。

また、この洪水によって、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で敷設された「地雷」が流出したり。あるいは、調査が進んでいた地雷原がわからなくなる可能性も書きましたが、そのボスニアではすでに水は引いています。

水が引いた後に破壊された自宅の前で呆然と座る男性

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AP 通信より。


ところで、上の記事では、ボスニアの地雷対策センター( BHMAC )の関係者は、

「洪水で今までそこに地雷がなかった場所に拡散していった可能性がある」

と述べています。

さらにこのようなことも記されています。


ボスニアの地雷の流出は広大な地域への問題と発展する懸念がある。なぜなら、ボスニアとクロアチアの国境沿いを流れるサヴァ川の支流は、ドナウ川につながる。

ドナウ川はその後、ブルガリアとルーマニアを通り、黒海に流れていくのだ。




地雷が洪水によって流されることにより、下の地図のサヴァ川からドナウ川に入り、非常に広い範囲で「予期せぬ地雷の被害が起きるのではないか」と懸念しているようです。

サヴァ川とドナウ川が流れている国

Savarivermap.gif


そして、ドナウ川は黒海にまで至っているのだそうです。

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実際にこんな広大な範囲に地雷が流出していくのかどうかはわからないですが、地雷対策センターの関係者が述べたのは、「その可能性がある」ということのようです。

地雷は「兵器としての効力がなかなか落ちない」ものです。
なので、地雷除去作業は時間がかかります。

たとえば、地雷 - Wikipedia には下のような記述があります。


除去方法

地雷の除去方法は未だに効率が悪く、地雷1個の除去に、その地雷の製造費の100倍は費用がかかるといわれている。

旧式の地雷は、長年土中に埋まっていることで金属筐体の腐食や信管/爆薬の劣化といった経年変化による機能喪失が期待できたが、近代的な地雷ではプラスチックの採用を含む兵器としての性能向上によって、意図的に有効期間を短くしない限り何十年経っても機能を保ち続けるという特徴がある。




ボスニアの内戦は 1990年代の「新しい紛争」ですので、上にあるように、

何十年経っても機能を保ち続けるという特徴がある


ものだと思われます。

今から何十年も経った頃・・・。もう誰も 2014年のボスニアの洪水のことなど覚えていないような頃に、そのボスニアから遠く離れたどこかの川辺か何かで、「突然地雷が爆発する」というような悲劇が起きる可能性が生じてしまったかもしれないということになりそうです。


それにしても、どんな洪水もそうでしょうが、ボスニアの洪水も、水の引いた後の光景はまさしく壮絶です。

bosnia-fl-01.jpg


bosnia-fl-02.jpg

AP 通信より。


そして、この1週間ほどの間は、中国の各地で信じられないような豪雨がたびたび発生していて、冒頭に貼りました中国南部の洪水はいまだに継続していると思われます。




毎年のように起きる中国の「カオス的な洪水」の規模と速度が肥大している

現在の中国の洪水は、中国の国家防災委員会によりますと、広東省、湖南省、江西省、福建省、広西省、重慶省、四川省、貴州省などで起きていて、5月26日までに、550万人が被災。

そのうち、約 45万人が避難し、緊急救助を必要としている人の数は 19万人に達していて、さらに、倒壊家屋は2万5千棟以上、農作物への被害の経済的損失も膨大なものとなっている模様。

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▲ 今回の洪水の被害を受けている大体の地域。


今回の中国の洪水の特徴は、「何日も降り止まない雨」です。

下の台湾のニュースの見出しに「連日豪雨」という文字が見えますが、何日も豪雨が降り続けるのです。

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▲ 台湾の CTS テレビより。



中国では、ほんの3日ほど前に、広東省を中心に3日間降り続いた豪雨のために大洪水が発生したばかりで、その2日後からその豪雨の地域がどんどん広がり、現在の緊急事態となっているようです。

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▲ 2014年5月25日のきたるべ地球の形「中国の広東省で記録的な豪雨で25万人が被災」より。


今回の中国の洪水は、国家自然災害の準最高レベル扱いとされていますけれど、実は「中国の大洪水」。これは 2008年頃から毎年のように「中国の国家的レベルの災害」となっていて、毎年のように大きな洪水が起きています。

しかし、上の方にも書きましたが、今年は例年より明らかに洪水の発生する時期が早く、また、雨量も昨年よりも激しく、そして、洪水に発展する時間が早いです。


そして何より、日本を含めて、北半球の多くでは、本格的な雨のシーズンとなるのはこれからです。

最近の自然の傾向、つまり、気温や雨や干ばつなどが、「地域により対極化していく傾向」を考えますと、

・極端な洪水の国や地域
・極端な干ばつの国や地域


などの「極端化」が昨年までよりさらに激しくなる予感は十分にあります。

いずれにしても、5月の時点で過去 100年間くらいの間で最大の豪雨による洪水が、すでに各所で起きているわけで、他の国や地域を含めて、今後さらに「水による洗礼」に見舞われる場所は拡大する雰囲気はあります。




大洪水の錯覚に見舞われて5年目

全然関係ないことですが、数年前、目を閉じると「洪水の光景ばかり」が目の中に(多分錯覚として)写っていたことがあります。それはあたかも、旧約聖書の『創世記』にある、ノアの洪水のくだり、


洪水は40日40夜続き、地上に生きていたものを滅ぼしつくした。水は150日の間、地上で勢いを失わなかった。



を彷彿とさせるものでした。

それはあくまで私の錯覚であり、幻想に他ならないものなのですが、しかし、その頃・・・今からもう5年以上前になりますか、クレアで「大洪水と向き合うこと」と自分に言い聞かすようなタイトルの記事を書いたことがあります。

その記事の中に、2009年1月のウェブボットのレポートの中のウェブボットの代表者クリフ・ハイのエッセイの言葉を抜粋したことがあります。

くしくも、ニュアンスとしては、冒頭に記しました宗教学者のミルチャ・エリアーデさんと似通うことを書いていましたので、その言葉で今回の記事を締めたいと思います。


「洪水」はわれわれの精神的な「変容」のための重要な条件でもある。「洪水」は浄化の方法でもある。

(ウェブボット 2009年1月24日配信 ALTA1109 パート3 より)



上にも記しましたが、こういう言葉は宗教的だったり、精神学的な意味であり、実際の洪水の災害を「浄化」などという言葉で現すことなどは実際にはできないことを強調しておきたいと思います。

宗教的にも、あるいはスピリチュアル的に「再生」や「浄化」にどんな意味があるにしても、現実の自然災害で起きる死や苦痛は、「死や苦痛の真のメカニズム、あるいは実相」が私たちにわからない限りは、やはり死であり、苦痛であるのだと思います。

その実相を知りたいとは思っています。



  

2014年05月22日



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▲ 花輪和一さんの『光る佛』という作品より。平安末期の『宇治拾遺物語』にある「柿の木に佛現ずる」という話を描いた場面。花輪さんに描かせると、仏様もこのように「美しげな異形」として世に現れます。






 


変更作業で1日が終わってしまい、今回は雑談だけで申し訳ありません

なんだかデザインが変わっていることに気づかれた方もいらっしゃるかもしれないですが、最初はこんな全体的な大ごとをおこなうというつもりではなくて、

「最近小さい文字が見づらい」

という非常に情けない理由で、文字の大きさの調整などをしていたのです。

でも、あまりにも大きな字もちょっと妙な感じで、結局いろいろと試して、ほんの少しだけ文字を大きくしたというだけなのですが、なんとなくレイアウトが崩れたかなあと。デザインなどをいじっているうちに、どんどんと「修正の迷い道」に入り込み、今日はほとんど1日それで終わってしまいました。

それと、考えてみれば、管理しているブログがすべて同じ Seesaa ブログというのもデンジャラスな話で、 Seesaa に何かあった場合には、すべて見られなくなってしまうというのも不安げな感じもいたしますので、記事も写真も比較的少ない日記ブログクレアなひとときのほうを、時間をかけてでも別のブログに移転しようと思いまして、そちらの作業も少しずつやっていました。

Seesaa に何かあった時の告知用にもなりますし。

とはいえ、 Seesaa ブログには長くお世話になっていることもあり、書いておきますと、 Seesaa ブログというのは機能とかデザインの自由性が非常に高くて、使い慣れると離れられない本当に素晴らしいブログサービスだと思います。




時間的にはもう無理でも勉強と治癒はしようかなと

クレアのほうは日記とお勉強の過疎系ブログであることは今後も同じですが、タイトルに「高次の世界を目指す試み(の・ようなもの)」とつけたりして、そっち系に走ろうとしているフシが伺えます。

まあしかしですね。

シュタイナーの本を少し読んですぐわかることは、そのような認識を、たとえほんの少しでも意識できるためには「大変な時間がかかること」だということでした。人によっては何年何十年という単位でも足りないしれない。私などは死ぬまで続けても時間が足りないのかもしれません。

そして、「他力本願の部分はない」ということも大事なことであることに気づきます。

助言者からの友人的な助言はともかく、「自分の内部と外部の世界」の関係性を知るためには最終的には本人の努力(あえて「努力」という言葉を使ってみましたが)による意識的覚醒しかないということもわかります。

私などはもう 50代ですし、すでに遅い感じはありますが、ただ、ひとつだけ救いがあるとすれば、私は「自分の理想に沿った理念のもとで生きてくることができた」という意味では、比較的幸せな部分が多かったといえる部分があるということがあります。

その理念の具体的なところは、気分を害される方もあるかしれないですので、曖昧にしておきますけれど、傍から見れば、「単にいい加減な生き方」と言われて当然な生き方ですし、そう言われても怒るどころか、「そう言われることを目指していたので嬉しいです」と言ってしまいかねない部分もあるのですが、ここまでの人生はともかく、これから年齢を重ねて、1日1日と「死」へと近づいていく中で、

「生と死のそれぞれの本当の意味」

をもう少しきちんと知りたく、そして、知るだけでなく、「意識してみたい」、あるいは「体感してみたい」ということがあります。

どれだけ健康に気をつけようと、80歳、90歳、100歳、あるいはもうちょい位までには確実に人は「生」を終えます。

それでまあ・・・もしかすると、薔薇十字的な学問、あるいはそれを書いているシュタイナー的な概念というものを勉強することによって、「自分が死ぬことに対しての恐怖がなくなる」ということも生じるかもしれないですが、それ以上に、

むしろ死を心待ちにする時

ということにまで行き着いたりするのかもしれないですし。

以前、私は「ペアである自分」というような記事を書いたことがありましたが、「自分自身を対の存在として考える」ことはやはり大事なことだということも、最近になり再認識します。

そういえば、シュタイナーは「自分がすべての生命の一部だと考えること」を言っていますが、これは、フレッド・ホイル博士の最晩年の著作『生命はどこからきたか』の最終章の文章などで、その「感覚」のさらに「大きな表現」をみることができます。

過去記事の、

ブッダの安堵: 科学が到達しつつある「宇宙に存在するあまりにもたくさんの他の地球と生命」
 2011年05月25日

に抜粋したことがあります。




フレッド・ホイル著「生命はどこからきたか」 第十五章の最終ページより

紀元前六世紀に、ブッダの世界観はすでにコペルニクス革命以後に入っていた。彼は宇宙が、各々がわれわれの惑星系と似た数十億の ”小さな宇宙” から成り立っていると記している。ブッダの対話形式になっている古い仏教の教典のなかに無限の宇宙について述べられている。

「無数の太陽、無数の月、・・・、無数のジャムブディパス、無数のアパラゴヤナス、無数のウッタラクラス、無数のブッダビデバス」

ジャムブディパスとは当時の北インドの人々が知る限りの人の住んでいる地域を表す単語である。この対話から、ブッダが生命と意識(彼はすべての生命に意識があると考えていた)が宇宙の構造に全体として結びついていて別々にできないものと捉えていたことは充分に明らかである。





この、

生命と意識は宇宙の構造に全体として結びついていて別々にできない


という部分を、当時は「ひとごとのように」読んでいましたが、このお釈迦さまのいう「全体として」には、当然ながら、

自分も含まれている

ということに気づき、「なるへそ」と納得したりするわけでした。

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▲ 1970年代頃のフレッド・ホイル博士(右)と、長くホイル博士の助手的存在として、パンスペルミア説の研究を現在に至るまで続けているチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士。 Professor Chandra Wickramamsinghe より。


思えば、偶然に手にした本や、偶然に見たテレビなどで、いろいろな人たちが自分の人生の中で、いろいろな示唆を与えてくれたことを思い出します。

いろいろな人たち・・・それは、キリストやお釈迦さまやフレッド・ホイル博士やシュタイナーや埴谷雄高さんやアレニウスやパチプロの田山さんのとか、他にも本当にいろいろな人たちがいますが、まだまだ、そのような人たちのことばを聴いて、「死」というところにまで続く道を歩きたいと思っています。

明日からは普通に更新させていただきます。



  

2014年05月17日



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▲ 2014年5月16日の英国 BBC より。






 



セルビアで史上最悪の洪水により非常事態宣言。隣国ボスニアでも過去120年間で最大の降雨量を記録

日本は比較的穏やかな天候が続いています。しかし、他の地域に目を向けると、相変わらず気候は荒れていて、アメリカなんて、5月になってもまだ吹雪のニュースなんてのが出ています。


現在、セルビアとその隣国のボスニア・ヘルツェゴビナで、「過去 120年で最大の豪雨」に見舞われ、セルビアでは、同国の自然災害としては過去最悪と首相が述べたような大きな被害が発生していて、一部地域には非常事態宣言が発令されています。

下の写真は、空撮によるセルビアのシャバツという地域の様子。
大部分が水没していることがおわかりかと思います。

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in Serbia より。


セルビアの位置

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ZenTech より。


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▲ 水没している車の数々。セルビアでは各地でこのような規模の洪水となっているようです。 dalje.com より。


セルビアの首相であるアレクサンダル・ブチッチさんは被災地の視察をした後、「セルビア史上最悪の自然災害だ」と語ったことが伝えられています。

5月16日の時点では、死者5名、避難した住民 3,300人。
また、10万世帯が停電しているそうです。

さらに、多くの町で洪水と共に、土砂崩れなどの災害も発生していて、その上、雨だけではなく、強風も吹きあれているようで、かなり厳しい天候となっているようです。


昨年 2013年も壊滅的な洪水が世界中で数多く発生しましたが、今回の報道でも、多くのものに、「カタストロフ的な洪水」という見出しが見られます。

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▲ 2014年5月15日の AFP より。

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2012年から続く「黙示録的な洪水の連続」を振り返る

洪水は 2008年頃から発生の数そのものも増えているのですが、2012年頃からは、規模が「何百年に一度」といったようなものが頻発するようになっています。

2012年 7月には、ロシア南部のクバン地方という場所で、「一昼夜で6ヶ月分の雨が降った」という異常な豪雨によって大規模な洪水が発生しました。

これは、

私たちが経験している現在の気候変動は次の数万年の人類史への扉かもしれない
 2012年07月13日

というタイトルの過去記事でご紹介したことがあります。

この洪水に関して、モスクワ国立大学の気象学者は、

「同地方では過去100年間こうした集中豪雨はなかった」

と述べています。

また、この同時期の 2012年7月12日頃には、日本の九州でも豪雨による大きな被害があり、これは、死者 30名、損壊家屋は 2000棟以上となる大きな自然災害となり、平成24年7月九州北部豪雨と名付けられました。

そして、2013年になると、世界での洪水の規模はさらに激しくなり、2013年 6月にドイツなどを中心にして起きた大洪水は「 500年に 1度」と表現されたほどのものでした。

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▲ 2013年6月11日の過去記事「夜光雲の様子がおかしい」と科学者たちが語るその下の地球は未曾有の洪水に覆われより。


上の「史上最悪級」の洪水はヨーロッパの下の範囲を長期間に渡って続きました。

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そして、

世界中で止まらない「黙示録的な洪水」の連鎖
 2013年06月20日

では、インド北部(ウッタラカンド州、ヒマチャルプラデシュ州、ウッタルプラデシュ州)で、数百名が亡くなった大洪水が起きたことを記しました。

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▲ 洪水時のウッタラーカンド州の聖地リシケシのシヴァ神の巨大な像。2013年6月18日の BBC より。


ちなみに、洪水発生直後は、「死者数百名」となっていましたが、1ヶ月後、AFP は、「インドの洪水でいまだ行方不明となっている 6000名は死亡したとみなされた」という報道をしています。下の記事です。

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▲ 2013年7月16日の地球の記録「インド北部の大洪水は確認された死者580人に対し、行方不明者約6000人を残したまま1ヶ月」。報道は AFP より。


さらに、イギリスでは、2013年の終わりから荒れた天候が収まらず、降り続く雨で長い間、各地で洪水が発生し続けていました。





雨量そのものが年々多くなっている上に、今年はエルニーニョ現象も加わる可能性が高く

以下の記事は、2013年のブログ「地球の記録」の「洪水と干ばつ」カテゴリーから抜粋したものですが、そのタイトルだけでも「雨量の多さ」が尋常ではなくなっていることがおわかりかと思います。

たった2時間のあいだに「1ヶ月分以上の雨量」が降ったカナダ・トロントの猛烈な雨と洪水
 2013年07月10日

四川大震災の被災地を含む中国西部で「過去 50年間で最悪の洪水」により大きな被害が発生
 2013年07月11日

豪雨の連鎖 : 韓国ソウルでも記録的な短時間降雨による洪水が発生
 2013年07月23日

ロシア極東での洪水は過去 120年で最悪の被害に
 2013年08月22日

ルーマニアで「6時間で2ヶ月分の雨量」を記録した猛烈な豪雨による洪水で壊滅的な被害
 2013年09月13日

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▲ 上の中の 2013年7月22日の韓国での豪雨の報道より。あっという間に道路が川となってしまい、多くの車がこのような状態になってしまっていました。


今年も世界の降雨や洪水の状況が同じようになるかどうかはわかりません。

しかし、この「洪水」と「干ばつ」の両極端の状況は世界中で進行していて、さらに、今年は、予定通りだと「エルニーニョ現象」が発生します。

以前から予測されてはいたものですが、日本の気象庁は 5月 12日に正式に発表しました。

下は日経新聞の速報記事からの抜粋です。


夏から秋までエルニーニョ現象が続く可能性 気象庁
日本経済新聞 2014.05.12

気象庁は12日、ペルー沖の太平洋赤道海域で海面水温が高い状態で保たれ、異常気象の原因となる「エルニーニョ現象」が夏に発生し、秋にかけて続く可能性が高いと発表した。

エルニーニョが発生すると日本の夏はほぼ全国的に気温が低くなる傾向がある。

直近のエルニーニョは2009年夏から10年春に観測された。09年夏は、北日本で降水量が多かったほか、気温は現在の平年値と比べ0.4度低かった。




もちろん、エルニーニョ現象が、いつも同じような気象の状況を招くというわけではありません。 Wikipedia から、最近のエルニーニョの起きた年の「日本の夏の状況」を記してみます。

「1978年冬 - 1979年夏」などの年数は、エルニーニョが継続した期間です。


エルニーニョ現象が起きた時の日本の気温と天候

・1978年冬 - 1979年夏  日本は冷夏
・1991年春 - 1992年夏  日本は猛暑
・1993年夏 - 1994年冬  日本で大冷夏(日本の稲作はほとんどの地域で不作)
・2002年夏 - 2003年冬  東・東南アジア・欧州で大雨
・2009年夏 - 2009年秋  アジア全土で多雨、西日本で長期的な豪雨
・2012年夏 - 2012年秋  西日本〜北日本の日本海側を中心とした猛暑




となっていて、多くは冷夏となっていますが、1992年と 2012年のエルニーニョの際の夏は「猛暑」となっていますので、エルニーニョ現象が発生するというだけでは、「どのようになるかは、その結果でしかわからない」ということになると思います。

そういえば、私は今でも覚えていますが、21年前の 1993年の時には「全国で米が不足する」という1993年米騒動という事態にまでなりました。

どこのお米屋さんにも「タイ米しかない」というような状態が続いたと記憶しています。

「コメが買えなくなる」なんて、想像したこともない方もいらっしゃるかもしれないですが、あの時も「あっという間に消えた」という感じでした。2011年の震災の時のような災害が起きたわけでもないのに、コメがあっという間に手に入らなくなったのでした。

まあしかし、それらの懸念は先のこと。

太陽活動だとかエルニーニョだとか、あと火山噴火なんかも多くなると、噴煙などで気温の低下などに影響するなどとか、いろいろと懸念材料はありつつも、今のところは日本の春は穏やかなようです。



  

2014年05月01日



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▲ 2014年4月30日の英国インディペンデント 'One of the earliest images of Jesus' unearthed in Egyptian tomb より。






 


エジプトの6世紀の墓から、「最古のイエス像のひとつと思われる壁画」が見つかったということが英国を中心に報道されていました。それが上の写真の壁画なんですが、ちょっと思うところもあったので、その報道をご紹介したい思います。

その前に、またセキュリティの話で申し訳ないんですが、やはり、最近は「関係ないこと」だとは言えない部分が日本でも起きている可能性がありますので、書いておきたいと思います。




日本で増えているゾンビ PC とセキュリティ危機の増加の関係


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▲ 2014年4月30日の東洋経済オンライン「マイクロソフト「IE」の脆弱性に世界震撼」より。


昨日のお知らせの記事に少し書きました、ウインドウズの閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー」(以下、 IE )にヤバめの安全性に関する脆弱性の問題が発見されたことについては、予想以上に問題が大きいようで、上の東洋経済オンラインの記事には、


実際にアメリカ金融機関への攻撃も確認される




最善の方法は、IEを使わないこと。しかし、現実問題としてIEでしか正常に動作しないアプリケーションを抱えている企業も多い



などの文字が並びます。

確かにインターネット上のサービスなどで IE でしか動作しないものはわりと多そうです。

しかし、今回のものは、「結構重いセキュリティ問題」だと思いますので、とにかく IE を極力使わないことに尽きると思います。特に企業では。

それでも使い続ける必要がある場合、対策が CNET Japan の「Internet Explorerの脆弱性、日本人ユーザーが対策ソフト公開」という記事に書かれていますが、決して簡単とは言い難い上に、ウインドウズの機能そのものに支障が出る可能性もありますので、やはり IE を使わないのが一番の対策ではないかと思います。


それにしても、最近は急速に「重大なセキュリティ脅威」が増えています。

比較的最近の記事の、

インターネット史上最悪で、かつ破局的なセキュリティ危機が発覚。個人情報からカード番号、バスワードまですべて流出する可能性が内在する欠陥の存在が明らかに
 2014年04月12日

だとか、昨年は、

アメリカ国土安全保障省と日本のセキュリティ機関が同時に出した深刻な PC のセキュリティ警告
 2013年01月13日

という記事で、 Java という、インターネットではきわめてよく使われているプログラムにセキュリティー問題が存在していることを記しました。この時にも、米国土安全保障省が使用を控えるよう警告を出しています。


そして、何より、こういうセキュリティ関係の記事を最近多く書く理由は、日本を含めた多くの人たちのパソコンの一部は、すでに「敵の手に落ちている」と感じるからです。

簡単にいうと、「知らない間にあなたのパソコンが乗っ取られているかもしれない」ということです。

それは、たとえば、最近の、

スパム送信国ワースト12で日本が初のランクイン
 ITmedia エンタープライズ 2014年4月21日

という報道で、2014年1〜3月期の「スパム(悪質な迷惑メール)の送信元になっている送信国ワースト12」で、下のように、日本は、アメリカ、スペイン、ロシア、イタリア、中国、ドイツに続いて7位にランクインしています。

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しかし、これは「犯罪者が増えたということではなく、乗っ取られているパソコンが増えた」と考えるほうが妥当なような気がします。

上の記事にも以下のようにあります。


なお、「自分の国がランクインしても、あなたの国の人がスパムを送り続けていると決まったわけではない」とセキュリティ企業の英Sophos社は解説。

スパム配信はマルウェアに感染した「ゾンビPC」によって行われることが多く、サイバー犯罪者は第三者のコンピュータを「ゾンビPC」として遠隔操作し、スパムを配信している。

上位に初めてランクインした日本やフランスでは、「ゾンビPC」が増加している可能性の高いことも示唆している。




ここに出てくる「ゾンビ PC 」というのは、


ウイルスに感染したり、不正侵入者に遠隔操作ソフトを仕掛けられたまま、ユーザがそのことに気付かずに放置されているパソコン。( IT 用語辞典 より)



のことで、そのように「実質乗っ取られているパソコンが日本では増えている」という可能性があること上のグラフは示唆しています。

使っている本人が気づかずに、そのパソコンから「世界中に悪質な迷惑メールが送信され続けている」というようなことが数多く起きているかもしれないというのが現実です。

そして、ゾンビ PC は、さらに多数にウイルスなどを拡散させていくので、映画に出てくるゾンビと同じように、「波状的に増えていく」ということにもなります。

とはいえ、今後はタブレットやスマートフォンが主要なターゲットになりそうです。
というより、すでになっているようです。

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インターネット・セキュリティ・ナレッジより。


今は技術の進歩が早いですが、「良い方も悪い方も早い」です。
そして、「悪い方が実行速度が早い」という見方もできます。

セキュリティをある程度気にするということは、自分だけの問題ではなく、社会全体とも関連することだと思います。もちろん最も重要なのはご自身のセキュリティのためですので、重大なセキュリティ情報が発信された場合は、気にされるのもよろしいかと思います。

ということで、長くなってしまって、どちらが本題かよくわからない感じとなってしまいましたが、ここから「エジプトの古代のキリスト像」についての記事です。





古代のイエス像はむしろ新鮮で

最近、またイエス・キリストに関しての話題をよく目にしますが、今回のものは、冒頭に貼りましたように、エジプトの6世紀の墓で、「最古のイエス像のひとつ」と考えられる絵画が発見されたというものです。

発掘されたのは、エジプトのオクシリンコスという遺跡で、ここは Wikipedia によりますと、


エジプトで最も重要な遺跡の1つと言われている。20世紀にはオクシリンコスで継続的な発掘調査が行われ、プトレマイオス朝からローマ属州時代のパピルスが大量に見つかっている。

オクシリンコスで見つかった文書の中には、メナンドロスの戯曲、「トマスによる福音書」の断片、初期のキリスト教徒に関する文書などがある。




という遺跡とのこと。

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▲ オクシリンコスの場所。


今回、発掘された墓の構造はかなり謎に満ちている構造だそうで、発見された「部屋」は頑丈に隠されていて、なんと「 45トンの岩」で隠されていたのだそう。そして、他にも隠されている部屋が存在しているとのこでした。

下は、デイリーメールに掲載されていたもので、その墓から見つかった、その絵を描くための道具(埋葬されていた人のものらしいですが、そのあたりはやや不明)や、他の絵の写真もありました。

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▲ 2014年4月30日の Daily Mail Egypt dig unearths 'early image of Jesus' in a mysterious underground tomb より。下のほうの絵の写真には、「死後の世界への扉?」というようなキャプションがつけられていました。


パーツで見ると、なかなか興味深い壁画でもあります。
ホルスの目(ラーの目)も描かれています。

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ホルスの目に関しては、以前、「脳との比較の図」なんかを記した記事もありました。

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▲ 2013年1月29日の記事「あらゆる手段で「光」を求める生命: フンコロガシの行動、松果体の意味、そして「太陽神の目」の実体」より。


でまあ・・・どうしてこの「最古のイエス像」の報道が気になったかというと、いろいろとあるのですが、たとえば、その穏やかな表情。

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これを見ていると、どうも、2012年に生まれた方を思い出します。

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▲ 2012年8月27日の記事「2012年にスペインで生まれた「新しいキリスト像」の価値観が瞬く間に世界を席巻」より。



まあ、それはともかくとしても・・・45トンの岩で隠すほどの、つまり「決してこの部屋を開けないでほしい」として作られたものを開けちゃっていいのかなあとも思いますが・・・。

これが「パンドラ的な部屋」ではありませんように。

冒頭のインディペンデントの記事を翻訳しておきたいと思います。




'One of the earliest images of Jesus' unearthed in Egyptian tomb
Independent 2014.04.30


エジプトの墓で「イエス・キリストの最も初期の絵のひとつ」が発掘される


カタロニアの考古学者のチームは古代エジプトの墓に埋蔵されたイエス・キリストの最も初期の絵画の一つを発掘したと確信している。

バルセロナ大学の専門家たちは、司祭のための休憩所として使われていた可能性がある古代エジプトのオクシリンコス遺跡で地下の構造体を発見した。

ここは 45トン以上の重さの岩石で隠されていた部屋で、ここに到達するために、この巨大な岩を移動しなければならなかった。今回見つかった部屋の近くに、別の正体不明の構造体があり、現在調査中だ。

部屋の中に入った際、チームは、壁に描かれた5つから6つの絵画を発見した。初期のキリスト教徒たちがいたコプト時代のものだ。

地下構造も伝えられるコプト時代の絵画であや取られており、そこにあった壁画のひとつが、イエス・キリストの最も初期の表現物である可能性がある。

遠征を率いたバルセロナ大学名誉教授である研究チームのジョセップ・パドロ( Josep Padro )博士は、この絵について、

「短いチュニック(長めの上着)を着用した巻き毛の若い男性が、祝福を与えているかのように手を上げている」と地元紙に語った。

そして、

「私たちは、イエス・キリストの非常に初期の絵と関係することができた」と博士は付け加えた。

チームは現在、絵の周辺に刻まれている碑文の翻訳に取り組んでいる。



  

2014年04月27日



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▲ 2014年4月24日の英国テレグラフ Man crushed to death by giant crucifix dedicated to Pope より。これは 1998年にイタリアのブレシア市を当時の法王ヨハネ・パウロ2世が訪問したことを記念して建てられたもの。






 


なんとなく気が晴れない感じの日々が続きますが、まあしかし、天候はいいです。そして、なんだか、北の方がすごいみたいで、先日、実家のある北海道から電話が来た時、「そっちは少し暖かくなった?」と聞くと、

「それが暑いくらいなのよ」

とのお答え。

大げさだろうと、その日の天気予報を見てみると、下のようになっていました。

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Yahoo! 天気より。


「北海道が日本でほとんど一番暖かいのかい」と驚きましたが、北海道では最近このような気温が続いているそうで、 4月25日の北海道新聞「足寄で26・4度 北海道内に初夏の陽気 153地点で今季最高気温」という記事によれば、


観測地点173地点のうち、153地点で今季の最高気温を記録。各地で5月から7月の陽気となり、道東を中心に夏日を記録するところも相次いだ。

同日の最高気温は、十勝管内足寄町で26・4度と平年より12・4度も高く8月上旬並みに。釧路市阿寒町中徹別(なかてしべつ)で26・3度、十勝管内池田町で25・9度、同管内本別町で25・7度などとなった。




のように、多くのところで7月とか8月とかの気温になっているようです。

何だか先を考えると、もうアレなんですが、しかも、北海道は「 PM2.5」も大変に高いレベルとなっていたりと、暖かいなりに空気は悪いようです(変な表現)。

大気汚染原因物質 PM2.5 の分布状況

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▲ Yahoo! ヘルスケア 大気汚染原因物質 PM2.5 関連対策情報まとめ より。


4月26日あたりは、日本の多くの場所で、黄色(比較的多い)の状況だったようで、北海道あたりでは、オレンジ色(多い)などのところもあり、この PM2.5 からは、日本でもこの先も逃れられることはないようです。

そんな春ですが、ここから今回の本題です。





カトリック教会の歴史な式典の3日前に起きたこと

法王がベネディクト16世から現在の法王に代わって以来、どうもキリスト教・・・というよりも、バチカンに受難が続いています。

今年1月に書きました、

「悪魔 vs キリスト教」の戦いが世界中でエスカレートしている
 2014年01月29日

では、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の遺物として保管されていた「ヨハネ・パウロ2世の血液が入った瓶」が何者かによって盗難されるという事件をご紹介しました。

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▲ 何者かによって盗難された「ヨハネ・パウロ2世の血液」が保管されていた瓶。


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▲ 第 264代のローマ法王 ヨハネ・パウロ2世(教皇在位:1978 - 2005年)。


犯人がサタニズム(悪魔主義)の人物である可能性などについても報じられていましたが、その後、事件が解決したのかどうかはわかっていません。犯人やこの瓶が見つかれば、それなりに大きく報道されるでしょうし、報道を見ないということは、解決していないように思います。


そして、その記事にも書きましたが、このヨハネ・パウロ2世は「列聖」と呼ばれるキリスト教での「聖人」としての地位が死後 9年 25日目に確定しています。

その聖人に列する式典(叙聖式)は、今日、つまり 2014年 4月 27日におこなわれます。

その3日前の 4月24日にトップに貼りました出来事が起きました。

ヨハネ・パウロ2世の訪問を記念して建設された巨大十字架が倒れ、21歳の青年がその下敷きとなってしまったのです。

下の写真は 1998年にその記念十字架が完成した時の写真です。
左上にあるのが今回倒れた十字架で、かなり大きなものであることがわかります。

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▲ 2014年4月24日の NY Daily News Man crushed by giant crucifix honoring late Pope John Paul II より。


さらに、テレグラフの記事には以下の記述があります。


今回の出来事には、奇妙な偶然の一致がある。倒れた十字架により死亡した 21歳の男性は、法王ヨハネ23世の名前がついた通りに住んでいたのだ。

4月24日の叙聖式で、ヨハネ23世は、ヨハネ・パウロ2世と共に聖人の列に加わる法王だ。




この「ふたりの法王が同時に聖人に加えられる」ということは 2000年のカトリック教会の歴史でも過去になかったことだそうで、今回の式典は、大変に特別なものなのだそう。このあたりについては、4人のローマ法王と「列聖式」という記事にこのように書かれてあります。


バチカン専門家のアンドレアス・エングリュシュ氏はオーストリア日刊紙クリアとのインタビューの中で、「列聖式にはフランシスコ法王と退位したべネディクト16世が同席し、2人のローマ法王(ヨハネ23世、ヨハネ・パウロ2世)の列聖式を行う。教会歴史ではこれまでなかった歴史的出来事だ」と答えている。



とあります。

何が「教会の歴史でこれまでなかった歴史的出来事」なのかというと、

・ヨハネ23世(在位 1958年10月〜 1963年6月)
・ヨハネ・パウロ2世(在位 1978年〜 2005年4月)


というように、「ふたりの法王が一度の式典で聖人の列に加わる」ということは過去になかったとと共に、その式典に、

・前法王べネディクト16世
・フランシスコ現法王


の「ふたりの存命中の法王が出席する」ということも前例がないということのようです。

テレグラフの記事で書いていたのは、今回の事故が、このような過去 2000年の教会の歴史になかった特別な式典のほんの数日前に、

ヨハネ23世通りに住む青年が、ヨハネ・パウロ2世を記念する十字架に押しつぶされてしまった。

ということについて、「奇妙な偶然の一致」と書いているのでした。





いつ頃から受難が始まっているのか

今回の事故も、単なる偶然が背景にあったということにはふれられていても、特別、それ以上の報道はされていないですが、ここ2、3年は、バチカンの受難なのか、キリスト教の受難なのか、そのあたりはわからないにしても、いろいろなことが続いている印象があります。

2014年1月27日には、フランシスコ法王が子どもたちと共に放った平和の白いカラスが、直後にカラスに襲われて食べられてしまうという出来事が起きています。


バチカン 聖ピエトロ大聖堂 2014年1月27日

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▲ 2014年1月29日の記事「悪魔 vs キリスト教の戦いが世界中でエスカレートしている」より。


さらに、ベネディクト16世の退位の発表の直後に、バチカンの聖ピエトロ大聖堂に稲妻が何度も何度も落ちるという出来事もありました。


バチカン 聖ピエトロ大聖堂 2012年2月13日

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▲ 2013年2月13日の過去記事「最後の法王と呼ばれ続けたベネディクト16世(1): 聖マラキの予言とコナン・ドイルの未来感の時間軸」より。


さらに、時間が前後しますが、2014年1月16日、ブラジル・リオデジャネイロのシンボルともいえる「コルコバードの丘のキリスト像」に雷が直撃。落雷によって、キリスト像の指などが飛びました。


ブラジル・リオデジャネイロ 2014年1月16日

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▲ 2014年1月18日の Gizmodo Lightning struck Rio's Jesus Christ statue and broke off his fingers より。


そして、上のような受難とは意味が違いますが、「教会の歴史と真実のすべてにアクセス人物がアクセスコードを持ったまま失踪する」という事件も起きています。

過去記事の、

「バチカンの歴史と真実のすべて」にアクセスできる唯一の人物がアクセスコードを持ったまま失踪
 2012年06月30日

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という記事にしていますが、大変興味深い出来事で、報道の最初は以下のようなものでした。


バチカンの極秘情報を持つ元ハッカーが謎の失踪。彼は法王のすべての秘密の鍵を持つ

イタリアの新聞「ラ・レプブリカ」の報道によると、バチカン(ローマ法王庁)のコンピュータシステムのチーフプログラマーとしていたエンジニアが失踪したことが判明した。

「ラ・レプブリカ」によれば、その人物は、バチカンの内部コンピュータにアクセスするためのすべてのコード、アクセス権(アクセスするためのバスワードなど)を所有しているという。つまり、バチカンの秘密内部文書のすべてに接触することのできる人物なのだ。

その人物の名前はこれまで一切公表されず、バチカン内部で働いている人たちもその名を知らないという。わかっていることは、現在36歳の元ハッカーということだけだ。




これは、バチカンのタルシーショ・ベルトネ枢機卿という人が、報道機関に元ハッカーの失踪について語ったことで明らかになったことでした。興味のある方は上の記事をお読みになっていただければと思います。その後、この人の行方がわかったのかどうかなどについてはわかりません。





神(のようなもの)と悪魔(のようなもの)

バチカンが神を代弁しているかどうかということはともかくとして、以前の記事、

この世は悪魔で一杯: 歴史に出てくる「最初のエクソシスト」がイエス・キリストだと知った夜
 2013年05月04日

では、1990年のアメリカ映画『エクソシスト3』テーマが、「現代の社会では、すでに神と悪魔の" 実際の戦い" が始まっており、そして悪魔が勝つ寸前にいる」というもののように感じたことを書いていて、その映画の中に主人公の台詞として出てくる聖書「ルカによる福音書」の8章を記しました。


イエスは悪霊の取りついた男の名を聞かれた。
その者は答えて言った。
レギオン・・・大勢だから・・・。


この「ルカによる福音書」 8章 26節から36節は、イエスが悪魔払いをする場面なのですが、上のように、悪霊に取り憑かれたと主張する男は、

自分にはたくさんの悪霊が憑いている

とイエスにこたえています。

「レギオン」というのは、ローマ軍団のことだそうで、また、聖書では、マルコによる福音書第5章にも「レギオン」として悪霊が登場します。

聖書によれば、「悪魔は群団として人や社会に降り立つ」というもののよう。


この世は悪魔だらけ・・・ということをその時に実感と共に考えたことを思い出します。


これはごく最近の事件を書いた、

韓国フェリーの若者たちを「犠牲」に導いた正体…はわからないけれど何となく見えてきそうな「輪郭」
 2014年04月25日

の周囲に漂う奇妙な歴史や事実。

そして、

太陽黒点と事故の関係。そして、太陽と HAARP の関係。あるいは「太陽にとって替わりたい人たちの存在」を感じる最近
 2014年04月22日

のタイトルにある「太陽にとって替わりたい者たちの存在」などを含めて、あるいは、「犠牲」とキーワードも含めて、さらに強く感じます。


「神」というものがどういうものか。その存在は人それぞれで違うものだと思います。

しかし、その違いを否定し合っていても仕方がない。

すべての互いの神の存在を許容して・・・つまり、「宗教」という枠をなるべく考えずに、純粋に神、あるいは「神のようなもの」を個人の中に持つことは、これからの時代は大切かもしれません。

相手が悪魔であろうと、人間であろうと、あるいは「相手などいなかった」としても。



  

2014年04月06日



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このことを知ったキッカケは昨日のロシア・トゥディの下の記事を読んだことから始まりまして、気軽な気持ちで調べていましたら、何だか次第におおごとになってきまして、うまくまとめられるかどうかわかりません。

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▲ 2014年4月5日のロシア・トゥデイ 'Blood moon' rising: Total lunar eclipse on April 14-15, first in rare series より。


今回は、最初にこの記事の翻訳を載せたいと思います。




'Blood moon' rising: Total lunar eclipse on April 14-15, first in rare series
RT 2014.04.05

血の月が浮き上がる:4月15日から始まる珍しい皆既月食の連続

今年 4月 14日から 15日にかけて、血の色のように赤く染まった皆既月食が夜空に現れることに対して、科学者たちは興奮しているが、クリスチャンの中には、この世の終わりを怖れている人たちもいる。

この赤い月は 2014年の最初の皆既月食であると同時に、ここから「4回連続する皆既食」の始まりの月食だ。

しかし、キリスト教徒の小さなグループは、これが時代の終わりをもたらす聖書の予言の兆候だとして今後の出来事を説明している。

著作『4つの血の月:何かが変わる方向に向かっている ( Four Blood Moons: Something Is About to Change )』を記した作家のジョン・ハギー氏( John Hagee )は、旧約聖書「ヨエル書」2章11節にある「太陽も月も暗くなり、星も光を失う」という部分を引用している。

また、この聖書の予言の支持者は、 4月15日から始まる4回の皆既食がユダヤ教の重要な祝日である「過越(すぎこし)」と「仮庵の祭り(かりいおのまつり)」の日と一致することを指摘する。

しかし、EarthSky の記者ブルース・マッキュアー( Bruce McClure )とデボラー・バード( Deborah Byrd )は、ユダヤ歴というのは、結局は太陰暦であるので、満月がユダヤ教の重要な祝日と一致することは不思議ではないと述べる。

「過越や仮庵の祭り時期から考えれば、その時に満月となる年もあるだろう。しかし、皮肉なのは、これから4回連続で起きる皆既月食のうち3回はイスラエルにおいては見られないことだ」と彼らは言う。

そして、4回連続して皆既月食が起きること自体は、極めて希というほどの現象ではないという。2001年から 2100年までの 100年間にこの「4回連続して皆既月食が起きた」ことは8度あった。最後に起きたのは 1967年から 1968年にかけてだった。





さてさて、もうまったくわからない言葉が次々と出てきますので、まず、訳しながら調べました「ユダヤ教に関する用語」を記しておきたいと思います。今回重要なのは、記事の中に出てきます、


4月15日から始まる4回の皆既食がユダヤ教の重要な祝日である「過越(すぎこし)」と「仮庵の祭り(かりいおのまつり)」の日と一致することを指摘する。



ということについては、下のようなことになっています。「過越」なんて漢字は、どうやっても「かえつ」と読んでしまう私ですが、「すぎこし」と読むのだそうで、他にも上のユダヤ教の重要祭事について、 Wikipedia などから抜粋します。


過越(すぎこし)
聖書の命令に従って、ユダヤ教では今日でも過越祭を守り行っている。 このユダヤ暦のニサン15日から始まる一週間はペサハと呼ばれるユダヤ教の三大祭りのひとつであり、ほとんどのユダヤ教徒がこれを祝う。






仮庵の祭り(かりいおのまつり)
仮庵の祭りは、過越と七週の祭り(シャブオット)とともにユダヤ教三大祭の一つ。




それぞれがどんな祭事なのかはともかくとしても、この「過越」と「仮庵の祭り」の日は、どちらもユダヤ教において大変に重要な祭事の日であることがわかります。

そのことを前提として、下の図をご覧下さい。 4月 15日から来年の 9月 28日までのユダヤ教の宗教的祭事と4連続する皆既月食(途中で皆既日食が一度あります)の関係を示したものです。4連続する皆既月食は「テトラッド / tetrad 」とも呼ばれるようです。

2014年4月15日から2015年9月28日までのユダヤ教の宗教的祭事と4連続する皆既月食の関係

▲ 2011年6月19日の Americas Last Days 2014 - 2015 blood moons, solar eclipses and lunar eclipses on jewish feast days The future of Israel より。


文字にしますと、下のようになります。

2014年から 2015年にかけて起きる月食、日食とユダヤ教の祭日の合致

2014年04月15日 皆既月食 過越の初日
2014年10月08日 皆既月食 仮庵の祭の前夜祭
2015年03月20日 皆既日食 ユダヤ宗教歴の大晦日
2015年04月04日 皆既月食 過越の初日 
2015年09月13日 部分日食 ユダヤ政治歴の大晦日
2015年09月28日 皆既日食 仮庵の祭の初日


つまり、これらのユダヤ教徒にとって、非常に重要な祭や宗教的関係の日と「血の月の日」が重なるということを示します。

しかも、「4回連続して皆既月食が起きる」という、それなりに珍しい現象と、その日がすべて「過越」と「仮庵の祭」(前夜祭含む)と一致するということが、話題というのか、いろいろと言われています。

このことはずっと以前から言われていたことのようで、今回調べたサイトの中には 2008年の記事などもありました。

つまり、ずいぶんと以前から 2014年から 2015年の今回の「イベント」は、少なくとイスラエルの関係の人々と、ユダヤ教の関係の人々の間では、「大きなとき」として待ち受けられていたようです。


なぜか?


それは「過去に同じ現象が起きた時に、ユダヤ教とイスラエルにとって最大の出来事が起きていたから」なのでした。


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▲ 2008年 5月 13日の watch.org Four 'blood-red' total lunar eclipses will fall on Passover and Sukkot in 2014 and 2015, the same back-to-back occurrences at the time of 1492, 1948 and 1967 より。





イスラエル国家が形成された時にも同じことが起きていた

上の記事のタイトルには、1492年と 1948年、そして、1967年という年代が書かれています。

まず、1948年は「イスラエル独立戦争」が始まったと上の記事に書かれています。「そんな戦争聞いたことないなあ」と思って調べてみますと、イスラエル独立戦争というのは、イスラエルでだけの呼び方で、一般的には、第一次中東戦争と言われているものです。

第一次中東戦争 - Wikipedia によれば、アラブ側では「大災害」と呼ばれているのだとか。

いずれにしても、1949年まで続いたこの戦争で、イスラエルは勝利し、イスラエルは独立国としての地位を固めたということで、イスラエルの歴史上で最も重要な年といえそうです。

そして、1967年には第三次中東戦争が起こります。このイスラエル側の呼び方は「六日戦争」だそう。第三次中東戦争 - Wikipedia によれば、


この戦争の結果として、イスラエルはガザ地区とヨルダン川西岸地区の支配権を獲得してパレスチナを統一、シナイ半島とゴラン高原を軍事占領下に置いた。戦争の結果は現在まで中東の地政学に影響している。



ということで、現在のイスラエルの存在につながることだったようで、重大な年だったようです。

このどちらの年も今年から始まる月食の連続と同じように「4回の皆既月食が連続した」ときだったのでした。見てみると、実際は 1949年からとなっていますが、記します。


イスラエル独立戦争(1948-1949年)

1949年04月13日 皆既月食 過越
1949年10月07日 皆既月食 仮庵の祭り
1950年04月02日 皆既月食 過越
1950年09月26日 皆既月食 仮庵の祭り





六日戦争の年(1967年)

1967年04月24日 皆既月食 過越
1967年10月07日 皆既月食 仮庵の祭り
1968年04月13日 皆既月食 過越
1968年10月06日 皆既月食 仮庵の祭り




ちなみに、記事の 1492年というのは「スペイン異端審問」が始まった年だそう。


話を戻しますと、過去にはこのように「4回連続した皆既月食とユダヤ教の重要祭事が重なったことが過去2度あり、そのどちらもイスラエルにとって、最も大きな出来事が起きた」ということのようなのです。


今回の場合、途中で「皆既日食」まで挟みます。

adar-solar.gif

つまり、

・血の月の連続

・黒い太陽


が同時に訪れるということで、ここに至って、「聖書」が登場してくるのです。




赤い月と黒い太陽

ところで、この「過越」というユダヤ教の祭のことを知ったのは、昨年の、

聖書に記載されているユダヤ教の祭の直前にイスラエルへ向かった3000万のイナゴの大群
 2013年03月05日

という記事を書いている時に調べている中で知ったものでした。
過越を「すぎこし」と呼ぶことに驚きながら、今回も読み方を忘れていました。

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▲ 2013年3月5日の news.com.au より。


その上の記事では、旧約聖書の「ヨエル書」というものを取り上げています。

このヨエル書というのは、ヨエル書 - Wikiepdia によれば、「ユダヤ教でもキリスト教では預言書に分類される」ものだそうです。

そのヨエル書には以下のような下りが散見されます。


ヨエル書 3章4節
主の日、大いなる恐るべき日が来る前に
太陽は闇に、月は血に変わる。



ヨエル書 2章 11節
地はおののき、天は震える。
太陽も月も暗くなり、星も光を失う。


確かに、皆既月食や皆既日食自体は珍しい現象でもなく、それなりに起きるものではあります。

しかし、今年の 4月 15日から比較的短いスパンで連続で起きる皆既月食が、すべてユダヤ教の宗教的な重要な日と重なるということと、過去のイスラエルの歴史の一致を見ると、偶然は偶然にしても、

「単なる偶然」

というように「単なる」という言葉を入れにくい偶然のようにも思います。


ところで、なぜ、皆既月食を「血のように赤い月」と呼ぶのかというと、「皆既月食は色の程度の差はあっても、ほぼ赤くなる」からだということのようです。このあたりの説明は国立天文台の「皆既月食中の月面が赤くなるしくみ」などに記載がありますが、波長の長い赤い光が月面を照らすため、赤黒く見えるのだということです。

理屈はともかく、下の皆既月食の写真で「血のように赤い月」という意味が、感覚的にもおわかりになるかと思います。

2000-blood-moon.jpg

ぐんま天文台ウェブサイトより。

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奇跡でありつつも不吉な皆既月食と皆既日食が連続して起きる今後の世界

ちなみに、月食というのは、少なくともアジアなどの神話では「不吉なもの」とされています。

ずいぶん昔の記事ですが、

月食を司る不滅の魔神 ラーフ
 2011年12月13日

の中に、英語版 Wikipedia を訳したものがあります。

それによりますと、インド神話などでは、


ラーフは、アーユルヴェーダ占星術でいうナバグラハ(9つの惑星)のひとつとされており、ラーフの影響を受けている時間(日食と月食)であるラーフ・カラは不吉であると考えられている。



というようなことになっているらしいです。

タイなどの東南アジアの国々でも月食は不吉なものとされ、「月食の空の現象を見ることは不吉」と信じている人が多いです。

西欧の中世の絵画でも「赤い月」は不吉な現象との関係として描かれる傾向があるようです。


16世紀の『奇跡の書』より黒い太陽と血のような月

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▲ 2014年2月17日の記事「突然ドイツに現れた 16世紀の『奇跡の書』という名のアルマゲドン書物」より。キャプションには「キリストの生誕から1009年目の年に、太陽は暗くなり、月は血のような色となった。そして、巨大な地震があった。空から得体の知れない音や雑音が大音量で鳴り続き、聖火は燃えつきた」と書かれてあります。


そして、そもそもが月食にしても、日食にしても、完全な奇跡であることも確かなのです。

やはり過去記事ですが、

私たちは太陽系システムの奇跡にそろそろ気づかなければならない
 2012年06月05日

という記事の中で、

日食と月食の科学サイトの月と太陽の偉大な一致というページにある、


月の直径は太陽の1/400で、月の平均距離は太陽の1/389です。そこで、月と太陽は地球上から見ると同じ大きさに見えます。もし月の直径が273kmも小さかったり、もう少し地球から遠かったら、我々は皆既日食を決して見ることができなかったのです。

月の大きさも地球の衛星としては異常な大きさです。
普通、木星ほどの巨大惑星が月ほどの大きさの衛星を従えているものです。

こうして惑星レベルで比較すると、皆既日食が起こること自体が非常に驚異的で珍しい現象なのです。




という文章を抜粋させていただいたことがあります。

下のようなふたつが、共に「同じ大きさでお互いを隠す」なんてことが現実に頻繁に起きている。

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太陽の直径 約 140万キロメートル。
月の直径  約 3500キロメートル。
大きさの差 約 400倍。




皆既月食や皆既日食は、とんでもない奇跡です。
しかし、奇跡でありながら、神話では「不吉」とされる。

そして 2014年から 2015年にはそれが4回連続して起きる。
わかっている中では、過去2回起きて、その時にはイスラエルが形成されて完成しました。

今回は何が?



  

2014年04月03日



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Collective Evolution より。写真は、2013年 6月 21日のロシア・トゥディの報道番組 World Bank: Money Laundering Criminals ( YouTube ) 内のインタビュー。左の女性が世界銀行の元上級職員であり国際的な法律家でもあるカレン・ヒューズさん。






 


エスカレートしていく内部告発の数と内容

最近は、「内部告発」というキーワードによくふれますが、過去記事でも、

エドワード・スノーデン氏かく語りき : 「地球の地下マントルには現生人類よりさらに知的な生命が存在している」
 2013年07月10日

の中で、エドワード・スノーデンさんの以下の証言をご紹介しています。


snowden-image-02.jpeg

「アメリカ国防高等研究計画局( DARPA )の関係者たちのほとんどは、地球のマントルに、現生人類よりもさらに知的な人類種が存在していることを確信しています。

この理由については、マントルが、数十億年の期間、多かれ少なかれ安定し続けていた地球での唯一の場所であるということを考えるとわかりやすいかと思います。長く安定している場所に住むということは理にかなっています。

それらの種は特殊環境生物として、私たちとは異なる気温の下で生きているのかもしれないですが、加速度的に知性を繁栄し、発展することができたのです。」





私は今回の話は、個人的にはこのことと「やや関係している」と思うのですが、世界銀行の元上級職員であるカレン・ヒューズ( Karen Hudes )さんという人が、

「地球のお金と宗教をコントロールしているのは人類ではない他のヒト科の生物である」

ということを数日前のラジオでのインタビューで述べたという話です。

カレン・ヒューズさんという女性の名前を知ったのはつい最近のことなのですが、元世界銀行の職員で、法律家でもある内部告発者ということで、かなり有名な人のようです。

彼女の簡単な経歴は、こちらによりますと、


法律を米国のイェール大学で学び、経済をオランダのアムステルダム大学で学んだ後、1980年から 1985年までアメリカの米国輸出入銀行で働き、1986年から 2007年まで世界銀行の法務部に所属。その後、非政府組織の多国間の国際法律協会を設立。



というような人で・・・まあ、どこから見ても、いわゆる超エリートです。

このカレンさんは昨年あたりから、世界の金融や秘密社会のことなどを次々と内部告発しているらしいのですが、今回の「地球をコントロールしているグループの中に人類以外が含まれていた」という話は、それなりに衝撃的に伝えられているようです。

私自身は最近では、このタイプの話にはあまりまったく驚かなくなってしまいましたが(多分、その通りだから)、なぜ、私がこのカレンさんの言葉に強い興味を持ったかというと、カレンさんは、地球には(宇宙から来た)エイリアンはいないと確信していると述べていることです。

そのあたりのことは後で書きますが、先にラジオ番組の内容の大体のところを記しておきます。

音声そのものは、YouTube の、

世界銀行の元シニア職員カレン・ヒューズさんの発言:「地球上のお金と宗教は “ 人間ではない別の種族 ” がコントロールしている」

にアップしまして、本当は字幕をつけたいと思っていたのですが、時間的な問題もあり、断念いたしました。
下の「彼らは人類ではない」というところだけにつけています。




いろいろと言っていますが、その中に下のような話が出てくるのです。




カレン・ヒューデスさんのラジオ・インタビューの内容の一部


「私たちの地球の国家は一枚岩ではなく、この世界をコントロールしているネットワークの背後にあるグルーブのうちのひとつはイエズス会であり、その背後にいくつかのグループがあるのです。

そして、それらの中のひとつのグループは、ヒト科ではあるが、人類ではない者たちによるグループなのです。彼らは非常に頭が良いですが、創造的ではなく、数学的な思考をします。

彼らは氷河期の初期に地球で強い力を持っていました。

彼らは長い頭蓋骨を持っています。彼らは人類の女性との交配でも子孫を作ることができますが、繁殖力は強くありません。

私たちは秘密にされている世界、そして、秘密結社による世界に住んでいます。しかし、それは公になっていません。」





というような話が出て来るのでした。

長い頭蓋骨というのは、イメージとしては、エジプトで発掘された不思議な形の頭の彫像などを思い出します。

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上の彫像の学術的な資料は、考古学研究所 Penn Center の Antiquities Missing from Egypt という書類にあります。


長い頭といえば、バチカンの高位の方々も長い帽子を被ります。

pope-long.jpg

nepoznato より。


まあしかし、それを言ったらコックさんも同じになっちゃうか。




エドワード・スノーデンとカレン・ヒューズをつなぐもの

カレンさんが宇宙からのエイリアンを信用していないとするならば、どうやら、その長い頭蓋骨を持った知的なヒト科の生物はもともと地球にいたということになりそうです。

そして、カレンさんの言葉には「氷河期に強い権力を持っていた」とありますが、彼らがヒト科、つまり哺乳類である以上、地球上の氷河期で力強く繁栄を続けることは難しいようにも思われます。

そこでふと思い出すのが、スノーデンさんの言っていた、


マントルが、数十億年の期間、多かれ少なかれ安定し続けていた地球での唯一の場所である



ことでありまして、やはり、どうにも「地球の内部」というものが、またしてもクローズアップされてきます。


スノーデンさんは、証言の中で、


「彼らの視点からは、私たち人間への一般的な感情はアリ同様ですので、彼らが私たちに共感したり、あるいは、私たちとコミュニケーションを試みようとする可能性はありません」



という言葉に見る冷酷性と、カレンさんの言う「彼らは非常に頭が良いが、創造的ではなく、数学的な思考」というあたりとも何となく同様の気配を感じます。


ところで、今回、このことを知ったのは、トップに貼った米国のサイトでですが、そこに「最近の内部告発」についてのことが書かれてあり、以下のように記されています。

Collective Evolution の記事からの抜粋です。


最近は、大きな役職を歴任してきた人々の多くが内部告発的な衝撃的な発言を行うことが多くなっている。

たとえば、カナダの元国防相のポール・ヘリヤー( Paul Hellyer )は、少なくとも4種類のエイリアンが何千年もの間、地球に来ているといったようなことをワシントンのナショナル・プレスクラブの公聴会で発言したりしている。

もちろん、役職についていた要人が述べたから、それが真実だなどと考える必要はないが、しかし、やはり世界銀行の要人であり、現在は内部告発者として名高いカレン・ヒューズのような人物の今回の発言は衝撃的だ。

彼女は、地球の古代の歴史の真実や、様々な超常的現象、 UFO 、秘密結社などの間にある相互の関係に関しての数多い証拠をインタビューで語っている。

しかし、同時に、彼女は地球上に宇宙からのエイリアンがいることについては信用していないと語っている。







現存するのはエイリアンかマントルのヒト科の人類か

上の記事に出て来るポール・ヘリヤーという人は、

「アメリカ国家はエイリアンの支配層にコントロールされている」と全世界で報道された 2014年 1月 14日に
 2014年01月15日

という過去記事に出てきます。

Believer-Paul-Hellyer-02.jpg

▲ ポール・ヘリヤー元カナダ防衛大臣。


カナダの元防衛大臣のポール・ヘリヤーさんは、2013年 4月 29日からワシントンのナショナル・プレス・クラブで5日間にわたりおこなわれた政府・軍のエージェントなど 40人による UFO 情報を暴露するための公聴会で以下のように証言しています。


元カナダ防衛大臣ポール・ヘリヤーの証言

「少なくとも4種類のエイリアンが何千年もの間、地球に来ている」
「今いるエイリアンのうち5種類の名前は「ゼータ・レティクル、プレアデス、オリオン、アンドロメダ、アルタイルである」
「少なくとも2人がアメリカ政府機関で働いている」
「その情報開示を阻む既得権を持つ「陰の政府」がアメリカには存在し、一方的に世界を支配しようとし、宗教の違い等から生じる様々な不和を引き起こしている」




元防衛大臣のポールさんは、

「エイリアンは地球に来ている」

と言っていて、元世界銀行職員のカレンさんは、

「エイリアンが地球にいるとは信じられない」

と言い、話の対立が存在します。

また、スノーデンさんは、

「地球のマントルにヒト科の生物がいる」

ということと、

過去記事、

ミスター・スノーデンが示唆する米英政府機関の「 UFO での大衆マインドコントロール作戦」
 2014年03月19日

という記事で記しましたように、スノーデンさんは、

「英米政府は UFO の存在を利用して大衆の心理操作を試みている」

ということを内部告発しています。


まあ、いずれにしても、なかなか、「ひとつの道筋」というようなものは見えないですが、この世についての「曖昧な輪郭」というものが私の中には確立しつつあります

しかし、曖昧ですので、まだそれは書けるような段階ではありません。

それにしても、最近の内部告発の嵐を見ていると、3〜5年くらい前のウェブボット( Web Bot )の記述を思い出します。




内部告発の「嵐」が来ることを語っていたクリフ・ハイ

ウェブボットは米国の未来予測プロジェクトのようなもので、まったく当たらないというような扱いを受けていたりしましたが、私は今でも繰り返し昔のウェブボットを読むことがあり、

「まるで、ここに書かれてある通りの世界に住んでいるようだ」

と感じることがあります。

今は新しいものは読んでいないですが、5年くらい前までのもので十分であり、そして、当時、つまり 2008年から 2009年頃のウェブボットに出てくる中で、最大のキーワードのひとつに「内部告発者」という言葉がありました。

毎回出てくるといってもいいほどでした。
少し掲載してみます。

以下、すべての予測の年月は過ぎたものですので、年月は省いています。


ウェブボット ALTA レポート 909 P4
2008年11月30日配信

秘密の暴露は、経済崩壊によって多くの内部告発者が出現することによっても進む。さらに経済崩壊で寄付金が途絶えるので、宗教団体の内部からも現われる。

エイリアンとのコンタクトの秘密も暴露される。これは全世界の宗教的な権力構造に影響を与えるが、アメリカに一番大きく影響する。

3人の専門家がエイリアンとのコンタクトに関する秘密を暴露する。彼らは具体的な証拠を提示する。彼らの成功によって他の内部告発者が続く。





ウェブボット ALTA レポート 909 P3
2008年11月22日配信

「ハーモニックウェーブ」と呼ばれる宇宙からの未知のエネルギーが地球に降り注ぐ。当局は「ハーモニックウェーブ」に反応して何らかの行動をとるが、その行動の真意を隠すための偽装工作を行う。

しかしながら、経済の崩壊とドルの死にともなう混乱(おそらく政府職員の解雇)で、政府組織の内部から多くの内部告発者が出て、影の政府が構築したエイリアンと軍の施設に関する秘密が暴露される。




そして、今回のカレン・ヒューズさんの発言を知った時、すぐ思い出したのが、下の記述でした。2009年 4月 11日のものですので、ちょうど5年前のものです。


ウェブボット ALTA レポート 1309 P5
2009年4月11日配信

ある女性の象徴的なキャラクターが出現する。彼女は内部告発者との関連で出現するキャラクターである。さらにこの人物は、覚醒を目標とするスピリチュアリティーとの関連が深い人物でもある。

この女性は、ある犠牲的な行い、ないしは「暴露」に向けて彼女の属するグループを扇動する役割を果たす人物である。

この女性は過去に影の支配勢力や悪の存在と関係のあった人物だ。

彼女は地球外生物とのコンタクトを暴露するのだが、この暴露にはNASAの人物とともにロシア政府に関係するある人物がかかわっている。

彼らも内部告発者であろうと思われる。




これらの「エイリアン」というのを、「人類ではないヒト科の生物」とすれば、ほとんど現状と近いよなあと、しみじみ感じます。

本当に早い展開でいろいろなことが進んでいきます。

なお、左サイドの上部にも書きましたが、何が起きるかわからない世の中というようなこともあり、このブログに何らかのアクシデントなどがあった場合の情報告知ページを作っていますので、そちらをブックマークしておいていただけると嬉しいです。



  

2014年04月01日



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国際宇宙ステーションが撮影したとされる地球上空の「巨大な円形」は何?

今日、下のような記事を見たのですよ。
ギリシャのサイトです。

iss-ufo-2014.gif

▲ 2014年3月31日の Crash Online より。






 


さすがに「うーん・・・何だろう」と思いまして、いろいろと探している途中で、日本語版「ロシアの声」にこのことがアップされました。最近、ロシアの声関係のネタが多いですけれど。

下のような記事です。

なお、記事の中に出て来る「動画」というのは、写真を解説しているだけのもので、動画というわけではないですが、 YouTube のいろいろなところにアップされていて、 こちらなどにあります。


地球の上空に奇妙な巨大サークル
ロシアの声 2014.04.01

最近アマチュア写真家のヘンニング・ケムナー氏は、UFO関連ページに、ひどく奇妙な写真を見つけた。

国際宇宙ステーションの監視カメラが撮ったと思われる写真には、地球の表面で何かが燃えたような奇妙な、信じられないほど大きなサークルが、あるいは地球の一部を覆うような何かの物体が写っていた。

Googleの検索でも何も分からず、この写真に関する何の情報もない。ただ国際宇宙ステーションのカメラが捕らえた氷のサークルを描いた2009年のファイルが見つかっただけだ。こうしたことから、ケムナー氏の写真は、でっち上げではないか。あるいはNASAがよくやる都合の悪い事実隠しなのではないかとの意見が飛び交っている。




というものなのでしたが、この後いろいろと探していましたら、ロシアの声の記事の、

> UFO関連ページに、ひどく奇妙な写真を見つけた。

という部分が違っていたということがわかりました。

行き着いたのは、下の報道です。
2013年 11月 12日のブラジルのメディア報道です。

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▲ 2013年11月12日の Correio Braziliense より。


この写真は、この 2013年 11月の「ブラジルのブラジリアで 16年間閉鎖していたプラネタリウムが再オープンした」というタイトルの報道記事にあった写真であることがわかりました。

プラネタリウムに写る地球の姿の中にこのような巨大な物体、あるいは物体ではなくても何かが写っていたということのようであります。

最初に貼った記事には 5,000キロメートルと書いてありますけれど、大体のところで 5,000キロメートルから 8,000キロメートルくらいの間の大きさになるのではないかということになるようです。

結局・・・何なんですかね。

気象関係とか?

あるいはプラネタリウムの機器の故障・・・。
いや、再オープンしたばかりですし。

何となく「丸い島」のようにも見えないでもなく、昨年の11月に、どこかに直径 5,000キロメートルくらいの島が出来ていたのかもしれないですね。下みたいなのが(笑)。

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▲ 過去記事「イエローストーンについての奇妙な報道、西之島を侵略する新島、そして異常な回数の地震・・・。あちこちから伝わってくる「カタストロフ的」な気配」より。


いずれにしても、ブラジルのプラネタリウムに写っているものの正体も真実もわからないですけれど、ただ、実際にこんな大きなものが、肉眼で見えるあたりに浮いていたら、そりゃあ壮観でしょうねえ




何かいつも空に浮いているってのもいいもんだなあと

私は 2009年に公開された映画『第9地区』で、巨大宇宙船が南アフリカのヨハネスブルクの上空で「何もせずにただ浮かんでいる光景」が好きで、その光景を見るためだけに何度か映画館にまで足を運びました。

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▲ 映画『第9地区』より。


第9地区という映画は、南アフリカでの、かつてのアパルトヘイト(人種隔離政策)を反映させたSF映画で、宇宙船の故障で地球で難民となったエイリアンたちが、人間たちによって隔離されて迫害され、あるいはエイリアンたちが実験材料とされているという現状を描くところから始まるストーリーでした。

上の宇宙船は、故障したまま 30年間ヨハネスブルクの上空に「ただ浮いている」だけとなっていて、町の光景のひとつとなっていたのでした。

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▲ 『第9地区』より。人間の地区と、エイリアンの住居地区が厳密にわけられています。上はエイリアン居住地のスラム街の「人間の立ち入り不可」と書かれた看板。


第9地区のラストは表現のしようのない悲哀があって、私は映画館でひとり泣いていましたが、個人的には近代SF映画の傑作のひとつといっていいと思います。

この映画のプロデューサーは、ピーター・ジャクソンというニュージーランド人で、今は『ロード・オブ・ザ・リング』三部作などで有名ですが、かつては、『乙女の祈り』という映画や『ブレインデッド』など、ちょっと普通の感覚では作ることのできないようなものすごい映画(ブレインデッドは、これも私はラストに泣いてしまいました)を作っていた過去のある人でした。

ただし、ブレインデッドは大変に厳しい描写の映画ですので(血のりを 300リットル使っています)、一般の方々は決して見られないほうがいいと思います。

何だか変な話となってしまいましたが、映画の話はさておき、上の巨大なものの正体も案外にすんなりわかるものかもしれないですし、わからないものかもしれないです。


そして、ここから、タイトルにしました「 NASA 関連の研究団体が発表した現代文明は崩壊の過程にあるという論文」についての記事です。今回は本来はこちらが本題で、関係記事を訳していたりしている時に、偶然、目にしたのが冒頭の巨大物体だったのでした。

しかしコトやモノがデカかったために、本題の記事がオマケ的な感じになってしまいました。




これまで地球では 32以上の高度な文明が崩壊しており、現代の文明は「その次」に並んでいる

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▲ 文明が崩壊することは避けられないことを結論として出した NASA が予算を拠出している研究グループの論文 Human and Nature Dynamics (HANDY): Modeling Inequality and Use of Resources in the Collapse or Sustainability of Societies (人類と自然の力学: 不平等なモデリングと資源の使用の中での崩壊、あるいは持続可能な社会 )の表紙。


これは、 NASA が資金を拠出しているメリーランド大学やミネソタ大学などの研究施設や科学団体などに所属する複数の科学者たちによって、研究された「大論文」といえるものですが、しかし、「現代の文明が終焉する」なんてのは、「何となく」なら誰でも考えていることではあることだと思います。

しかし、この論文は、感覚的な部分が多分なく、データと計算だけで導いたもののようです、下のような計算式やら、様々なグラフなどが大量に示されているものです。

nasa-sushiki.gif

▲ その論文より。


そして、それらの計算とデータから、

「現代の文明の崩壊を避けることは非常に困難である」

という結論に達したというものです。

本来なら、論文の内容をご紹介したいところですが、上のように計算式だらけのこの論文は「まるで地球のものとは思えない」ほど読むことも理解することもできませんでしたので、この論文の感想を書いている人がいましたので、その文章を翻訳してご紹介しておきたいと思います。


どの面から見ても、現代の文明は崩壊に向かっているということはずっと、多くの人々が思ってきたことだとも思いますけれど、崩壊の後には、時間はかかるかもしれないですが、新しい文明が始まります。新しい文明というより、「新しい世界」かもしれないですが、それを考えると、崩壊というフレーズもそれほど悪くはないと思ったりもいたします

それでは、ここからです。




NASA-funded study: Over 32 advanced civilizations have collapsed before us, and we’re next in line
Sovereign Man 2014.03.20

NASA が予算を拠出した研究: 32以上の高度な文明が現代より以前に崩壊しており、我々は「その次」に並んでいる


歴史の教訓から学べば、今の時代はこれまでと違うことがわかる。

たとえば、18世紀を通して、フランスは、世界全体の中ではではないにしても、ヨーロッパでは最大の超大国だった。しかし、彼らフランス人たちは次第に自己満足に陥っていく。まるで、自分たちがヨーロッパに君臨する「神の権利」を持っているかのりように確信し始めたのだ。

彼らは財政的にも無責任に振る舞うことができ、フランス政府は酒に酔った船員のようにお金を費やし続けた。かなりの福祉プログラムの数々、無料の病院、壮大な記念碑などだ。

彼らは海を越えた海外の土地に広大な領土を保持し、常に戦争をに参加した。さらに、王やそれに関係する人たちへの諜報機関を持っていた。彼らは、海外の広大な領土を開催した一定の戦争に従事し、さらに同様に王や被写体スパイ独自の侵入諜報機関を持っていた。

その結果どうなったか?

当然のように、フランス政府はそれらの資金を払うことができなかった。

フランスの財政赤字は制御不能となった。
彼らは巨大な借金に進み、急速に通過の価値は下がっていた。

それによってハイパーインフレに陥り、内戦、軍事征服と虐殺の 26年間をもたらし、フランス経済は最終的に崩壊した。

古代メソポタミアからソビエト連邦に至るまで歴史には数多くの例が満ちている。それらに共通しているのは、社会が資源の消費と供給が持続不可能なレベルに到達するたびに、それらの文明は崩壊していったということだ。

最近、 NASA が資金を提供する研究機関が研究論文を発表したが、その論文は、ここまで書いたことと同様の内容を強調するものだった。

その論文には、以下のような意味が書かれてある。

「高度な文明の崩壊は、過去 5000年間のあいだに何度も発生した。そして、その結果として、人口、文化の減衰、そして、経済的な後退は何世紀も続いた」

そして、 NASA の研究機関は、

「現代の社会も持続不可能な資源消費、および経済的な階層化が存在し、つまり、現代社会は非常に簡単に崩壊し得る」

と結論付けている。

さらに、彼らは、

「崩壊を避けることは非常に困難であり、大きな政策変更が必要である」

と書いている。

これはなるほど良いニュースではない。

しかし、現代の大規模な債務、財政赤字、紙幣の過剰な発行、戦争、資源の枯渇、など、私たちの現代社会はリスクだらけであるように見える。

そして、歴史は確かに支配的な権力が常に変化していることを示してきた。

人間は基本的に手段の作成者だ。

我々人類は問題をチャンスに変える力を持つ。
我々は解決策を見つける。
そして、私たちは適応して克服する。

私は世界は終わりには近づいていないと考える。
これは、「世界がリセットする」ために起きていることだ。

「終わる」ということと「リセット」の間にはとても大きな違いがある。



  

2014年02月18日



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1971年7月9日の米国ワシントンポスト紙より
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▲ 過去の新聞の文書をデータ保存している ProQuest Archiver より。


1940年12月14日発行のニュージーランドの新聞オークランドスター紙より
▲ 過去の新聞メディア文書をデータ保存している Papers Past より。






 



現実化してきている「小氷河期的」な光景

冬になる前までは、

ついに地球が本格的な「寒冷化時代」に突入した可能性
 2013年09月09日

というような比較的「第三者的な見方」をしていた雪と寒波の問題ですが、ここにきて、「ついに」とか「可能性」とか、そういう悠長なことを言っている場合ではないということになってきていて、北半球のいくつかの地域ではシャレにならない状況に陥っています。

雪と寒波の被害の規模での筆頭はアメリカ東部ですが、日本も先日の大雪により、世界中にその被害が報道されているほどの災害となっています。

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▲ 2014年2月16日の BBC より。


そして、まだ災害救助は進んでいません。村や道路の孤立状況は 2014年2月17日の毎日新聞「大雪:13都県で8000人孤立 自治体「想定外」」によれば、関東から東北までで 8000人ほどの方が孤立していて、中にはいまだに安否の確認をとることもできない(電気、通信も途絶えているため)場所もあるようです。

2月17日の朝日新聞の「大雪の死者23人 関東は20日も降雪の予報」という記事では、タイトル通り、現在まで今回の大雪で 23人の方が亡くなったことが報じられています。

アメリカでは、寒波と暴風雪により 2月15日の時点で 25人( ナショナル・ポスト より)が死亡。


韓国では、昨日の大雪による屋根の崩落事故など、10名が亡くなっています。

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▲ 2014年2月18日の朝鮮日報より。事故は慶州市にある「マウナ・オーシャンリゾート」で起きました。事故に遭ったのは多くが釜山外国語大学の学生たち。


韓国も2月の1週目から東部などで激しい雪に見舞われています。

韓国の東部が歴史的な大雪により麻痺状態
 地球の記録 2014年02月12日

という記事に記しましたが、日本の今回の大雪被害のように、多くの村が孤立した状態でした。


欧州や中東でも、

ディズニー映画の「氷の王国アレンデール」と化したスロベニアと 1000の村が雪で覆われ物資が不足しているイラン
 2014年02月06日

という記事でご紹介しましたように、観測史上で経験したことのないような寒波や大雪に見舞われる地域が多くなっています。


もちろん、これらのことだけをとって、世界が寒冷化しているということはできません。あまりにも短い期間の話ですので、一過性のものかもしれないからです。それに、北半球でも「異常に暖かい冬」が続いている地域もあります。ロシアやウクライナ、アメリカの西部などですが、それは後に記します。

しかし、それでも、寒波と大雪の異常さが目立つことは事実です。


さて、そして今回の本題は、その「現時点での寒波」という問題から離れて、「過去」にも同じような騒動が起きていたことが、海外の古い新聞からわかるということがありまして、それをご紹介したいと思います。





1940年代に「地球温暖化」はピークを打った

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(キャプション) 日本の気象庁の1959年のデータ(非公開)を元に、1969年に作成された北半球の年平均気温の変化。

▲ 1975年の米国科学アカデミー( National Academy of Sciences )の報告書より、1880年から1970年までの全世界の平均気温の変化。


今回ご紹介する、数十年前の新聞や資料は、科学系ブログの Real Science で紹介されていたものをいくつか取り上げて、こちらで日本語などを入れてみました。

記事の冒頭にも貼りましたが、1940年代には「地球温暖化と、ほぼ同じ言葉」が日常的に欧米の新聞の見出しになっていたことがわかります。

1947年5月31日発行のオーストラリアの新聞ウェスト・オーストラリアン紙より

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▲ 過去の新聞のデータを保存する trove.nla.gov.au より。


1940年2月23日発行のオーストラリアの新聞タウンスヴィル・ブルティン紙より

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▲ 過去の新聞のデータを保存する trove.nla.gov.au より。


そして、1970年代になってからは、今度は「地球寒冷化」の報道が目立ちますが、その頃、アメリカ合衆国中央情報局( CIA )が「地球は新たな氷河期に向かっている可能性がある」という内容の報告書を出していたという事実があります。

その CIA の報告書と、それを裏付けるアメリカ大気研究センターの 1975年のデータを見てみます。





アメリカ合衆国中央情報局( CIA )の1974年の報告書

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▲ CIA の報告書より。


ちなみに、この CIA の報告書は、現在はインターネットで閲覧できます。

A Study of Climatological Research as it Petains to Intelligence Problem
(諜報の問題に関連する気候の研究報告)


この CIA の文書の内容は、1970年以降、地球が寒冷化に突入していくことを示唆したもので、タイトルの「諜報の問題に関連する気候の研究報告」から見ると、 CIA の活動への影響を記したものだと思われます。

今から 40年前のものですが、天候のサイクルを地球的な規模で見ている、とても大局的なもので、 70万年前から現在までの地球の気温の変化を分析して、地球が寒冷化に向かう可能性を示唆しています。

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▲ CIA の報告書より。



そして、1975年にはアメリカの国家としての環境研究組織であるアメリカ大気研究センター( National Center for Atomospheric Research )が報告書を出し、そこには 1940年代で気温が頂点となり、後は下落していくとした推測が記されています。

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▲ アメリカ大気研究センター( National Center for Atomospheric Research )の報告書より。



そんなわけで、どうやら、1970年代には、アメリカの政府機関においては「地球は寒冷化する」。あるいは、もっと直接的に「地球は小氷河期に入る」ということが、推測としての結論として出されていたということのようです。

なぜなら、その後、これらの見解を否定する公式文書の存在がない(と思われる)ためです。


しかし、そのアメリカ。

このブログでも、新年早々の、

ロシア・アメリカ両大国が同時に経験する「マイナス 50度の日常」
 2014年01月06日

という記事などから始まって以来、今年はずっと寒波と大雪のニュースが絶えないですが、実際にアメリカ海洋大気庁( NOAA )の数値を元にアメリカのこの120年間の気温の推移を見ますと、このアメリカの冬は「観測史上3番目に低い」ことがわかります。

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▲ アメリカの1896年から2014年までの「12-2月の気温」のグラフ。 Third Coldest Winter On Record So Far In The US より。




アメリカの気温の異常な現状

しかし、アメリカ全体としては上の通りなのですが、州ごとに見ると、また違った今年のアメリカの姿が見えてきます。

アメリカの2014年1月の州ごとの気温の平年との比較

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アメリカ海洋大気庁 NOAA より、2014年1月のアメリカの気温の記録。


上で、

・青い部分は「平年より気温が低い」地域
・ピンクやオレンジの部分は「平年より気温が高い」地域
・白い部分は平年とほぼ同じ気温


ということになりますが、低い地域と高い地域がほぼ半々であることがわかります。

なので、「今年のアメリカは寒い」というのは間違った言い方になってしまい、あくまでも「アメリカ東部を中心として寒い」ということになるようです。西部や南部の一部は「異常な高温」とさえなっているのです。

2月の始めに、

過去 100年で最悪の干ばつにより「ついに水の供給が不可能」に至った米国カリフォルニア州
 2014年02月02日

という記事で、アメリカ西海岸の干ばつのひどさをご紹介したことがありますが、

・東では大雪とその後の洪水の懸念
・西では記録にないほど強烈な干ばつが進行


というのがアメリカの状況のようです。


また、今回はふれる余裕がないですけれど、北半球でも、ロシアやウクライナ等のいくつかの地域では「異常な暖かさ」が続いている場所もあります。

どうも地球のバランスの異常(もう、ある程度「異常」といってもいいかと思います)はますます加速している感じもあります。