2014年02月18日



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70年前にも騒がれていた「地球温暖化」はその 1940年代にピークを打ち、 米国中央情報局は 1974年に「地球はこれから寒冷化に入る」という分析を報告していた




1971年7月9日の米国ワシントンポスト紙より
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▲ 過去の新聞の文書をデータ保存している ProQuest Archiver より。


1940年12月14日発行のニュージーランドの新聞オークランドスター紙より
▲ 過去の新聞メディア文書をデータ保存している Papers Past より。






 



現実化してきている「小氷河期的」な光景

冬になる前までは、

ついに地球が本格的な「寒冷化時代」に突入した可能性
 2013年09月09日

というような比較的「第三者的な見方」をしていた雪と寒波の問題ですが、ここにきて、「ついに」とか「可能性」とか、そういう悠長なことを言っている場合ではないということになってきていて、北半球のいくつかの地域ではシャレにならない状況に陥っています。

雪と寒波の被害の規模での筆頭はアメリカ東部ですが、日本も先日の大雪により、世界中にその被害が報道されているほどの災害となっています。

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▲ 2014年2月16日の BBC より。


そして、まだ災害救助は進んでいません。村や道路の孤立状況は 2014年2月17日の毎日新聞「大雪:13都県で8000人孤立 自治体「想定外」」によれば、関東から東北までで 8000人ほどの方が孤立していて、中にはいまだに安否の確認をとることもできない(電気、通信も途絶えているため)場所もあるようです。

2月17日の朝日新聞の「大雪の死者23人 関東は20日も降雪の予報」という記事では、タイトル通り、現在まで今回の大雪で 23人の方が亡くなったことが報じられています。

アメリカでは、寒波と暴風雪により 2月15日の時点で 25人( ナショナル・ポスト より)が死亡。


韓国では、昨日の大雪による屋根の崩落事故など、10名が亡くなっています。

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▲ 2014年2月18日の朝鮮日報より。事故は慶州市にある「マウナ・オーシャンリゾート」で起きました。事故に遭ったのは多くが釜山外国語大学の学生たち。


韓国も2月の1週目から東部などで激しい雪に見舞われています。

韓国の東部が歴史的な大雪により麻痺状態
 地球の記録 2014年02月12日

という記事に記しましたが、日本の今回の大雪被害のように、多くの村が孤立した状態でした。


欧州や中東でも、

ディズニー映画の「氷の王国アレンデール」と化したスロベニアと 1000の村が雪で覆われ物資が不足しているイラン
 2014年02月06日

という記事でご紹介しましたように、観測史上で経験したことのないような寒波や大雪に見舞われる地域が多くなっています。


もちろん、これらのことだけをとって、世界が寒冷化しているということはできません。あまりにも短い期間の話ですので、一過性のものかもしれないからです。それに、北半球でも「異常に暖かい冬」が続いている地域もあります。ロシアやウクライナ、アメリカの西部などですが、それは後に記します。

しかし、それでも、寒波と大雪の異常さが目立つことは事実です。


さて、そして今回の本題は、その「現時点での寒波」という問題から離れて、「過去」にも同じような騒動が起きていたことが、海外の古い新聞からわかるということがありまして、それをご紹介したいと思います。





1940年代に「地球温暖化」はピークを打った

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(キャプション) 日本の気象庁の1959年のデータ(非公開)を元に、1969年に作成された北半球の年平均気温の変化。

▲ 1975年の米国科学アカデミー( National Academy of Sciences )の報告書より、1880年から1970年までの全世界の平均気温の変化。


今回ご紹介する、数十年前の新聞や資料は、科学系ブログの Real Science で紹介されていたものをいくつか取り上げて、こちらで日本語などを入れてみました。

記事の冒頭にも貼りましたが、1940年代には「地球温暖化と、ほぼ同じ言葉」が日常的に欧米の新聞の見出しになっていたことがわかります。

1947年5月31日発行のオーストラリアの新聞ウェスト・オーストラリアン紙より

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▲ 過去の新聞のデータを保存する trove.nla.gov.au より。


1940年2月23日発行のオーストラリアの新聞タウンスヴィル・ブルティン紙より

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▲ 過去の新聞のデータを保存する trove.nla.gov.au より。


そして、1970年代になってからは、今度は「地球寒冷化」の報道が目立ちますが、その頃、アメリカ合衆国中央情報局( CIA )が「地球は新たな氷河期に向かっている可能性がある」という内容の報告書を出していたという事実があります。

その CIA の報告書と、それを裏付けるアメリカ大気研究センターの 1975年のデータを見てみます。





アメリカ合衆国中央情報局( CIA )の1974年の報告書

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▲ CIA の報告書より。


ちなみに、この CIA の報告書は、現在はインターネットで閲覧できます。

A Study of Climatological Research as it Petains to Intelligence Problem
(諜報の問題に関連する気候の研究報告)


この CIA の文書の内容は、1970年以降、地球が寒冷化に突入していくことを示唆したもので、タイトルの「諜報の問題に関連する気候の研究報告」から見ると、 CIA の活動への影響を記したものだと思われます。

今から 40年前のものですが、天候のサイクルを地球的な規模で見ている、とても大局的なもので、 70万年前から現在までの地球の気温の変化を分析して、地球が寒冷化に向かう可能性を示唆しています。

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▲ CIA の報告書より。



そして、1975年にはアメリカの国家としての環境研究組織であるアメリカ大気研究センター( National Center for Atomospheric Research )が報告書を出し、そこには 1940年代で気温が頂点となり、後は下落していくとした推測が記されています。

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▲ アメリカ大気研究センター( National Center for Atomospheric Research )の報告書より。



そんなわけで、どうやら、1970年代には、アメリカの政府機関においては「地球は寒冷化する」。あるいは、もっと直接的に「地球は小氷河期に入る」ということが、推測としての結論として出されていたということのようです。

なぜなら、その後、これらの見解を否定する公式文書の存在がない(と思われる)ためです。


しかし、そのアメリカ。

このブログでも、新年早々の、

ロシア・アメリカ両大国が同時に経験する「マイナス 50度の日常」
 2014年01月06日

という記事などから始まって以来、今年はずっと寒波と大雪のニュースが絶えないですが、実際にアメリカ海洋大気庁( NOAA )の数値を元にアメリカのこの120年間の気温の推移を見ますと、このアメリカの冬は「観測史上3番目に低い」ことがわかります。

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▲ アメリカの1896年から2014年までの「12-2月の気温」のグラフ。 Third Coldest Winter On Record So Far In The US より。




アメリカの気温の異常な現状

しかし、アメリカ全体としては上の通りなのですが、州ごとに見ると、また違った今年のアメリカの姿が見えてきます。

アメリカの2014年1月の州ごとの気温の平年との比較

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アメリカ海洋大気庁 NOAA より、2014年1月のアメリカの気温の記録。


上で、

・青い部分は「平年より気温が低い」地域
・ピンクやオレンジの部分は「平年より気温が高い」地域
・白い部分は平年とほぼ同じ気温


ということになりますが、低い地域と高い地域がほぼ半々であることがわかります。

なので、「今年のアメリカは寒い」というのは間違った言い方になってしまい、あくまでも「アメリカ東部を中心として寒い」ということになるようです。西部や南部の一部は「異常な高温」とさえなっているのです。

2月の始めに、

過去 100年で最悪の干ばつにより「ついに水の供給が不可能」に至った米国カリフォルニア州
 2014年02月02日

という記事で、アメリカ西海岸の干ばつのひどさをご紹介したことがありますが、

・東では大雪とその後の洪水の懸念
・西では記録にないほど強烈な干ばつが進行


というのがアメリカの状況のようです。


また、今回はふれる余裕がないですけれど、北半球でも、ロシアやウクライナ等のいくつかの地域では「異常な暖かさ」が続いている場所もあります。

どうも地球のバランスの異常(もう、ある程度「異常」といってもいいかと思います)はますます加速している感じもあります。



  

2014年02月17日



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▲ 最近存在が明らかとなった 16世紀の『奇跡の書』より。「終末の日」の様子が描かれています。この絵は、西暦 1531年に起きたと書かれているフランスのストラスブールでの「天空の城の戦士と、地上の軍隊との戦争」を示したもの。 2014年2月16日のドイツのシュピーゲルより。






 


ややグチ的余談(命の軽さ)

本文とは全然関係ないですが、先日の大雪の時はいろいろと個人的なこと(子どもの熱とか、母親が上京するとか)などもあり、夜中に「速報くらいは見ておこう」と、深夜の NHK を回すと、何とオリンピック一色でした。明らかな災害下なのに。しかし、「何がテレビの優先なのかわかりやすいわな」とテレビを消しました。

しかし、被害のあまりないこちらはともかく、山梨なんてのは大雪2日目の今日 2月 17日でも、

7都県3400世帯が孤立 山梨で電車内に900人
 毎日新聞 2014.02.17

という状況で、人命と直結した危機となっていますが、オリンピック優先放送体制のために、こういうニュースもあまりご存じない方も多かったのではないでしょうか。NHK 以外の民法は回していないので、わからないですが、似たようなものだと推測されます。

メダルも結構でしょうが、人の命をほんの少しは重く見てもいいのでは?と思う次第です。

まあ、 Yahoo! ニュースの「なぜNHKは山梨の大雪災害を報じないのか?」という記事には、真偽はわからないですが、


日本の場合、オリンピックの放映権は、数年前からNHKと民放で構成される「JC」(ジャパンコンソーシアム)で決定し、電通を中心として広告出稿などのスポンサー割当までをも振り決めていく。

年々高騰する膨大な放映権料は、テレビ局に取っては死活問題であるゆえに、五輪関連番組はアンタッチャブルな絶対的な「商品」となっているのだ。




とありましたので、放映権料を回収するためには、他の事件どころではないということなのかもしれません。

切ない話ですけれど、これが私たちの生きている環境の現実のようです。


さて、本題です。






ドイツの16世紀の奇跡の書が公開される

つい最近、ヴォイニッチ手稿についてのことを記事にしたことがありました。

ヴォイニッチ手稿とアステカ文明のリンク(1) : 植物学者とアメリカ国防総省の元情報技術者がつきとめた「古代メキシコの植物学、消滅した古典ナワトル語」とヴォイニッチの共通性
 2014年02月09日

ヴォイニッチ手稿とアステカ文明のリンク(2) : 論文「ヴォイニッチ手稿の植物学、動物学、および鉱物学に関しての予備的分析」
 2014年02月10日

です。

ご紹介した内容の真偽についてはわからないとしても、上でご紹介した論文に好感を持ったのは、ヴォイニッチ手稿につきまとう「不思議」という感覚を一切捨てて、完全にドライな状態で分析を進めていたことでした。

しかし、ヴォイニッチ手稿に関しては、現在でも様々な思い入れや、あるいは、他の観点からの研究もありますので、上のものはあくまで様々な推論のひとつということでよろしいのだと思います。


さて、昨日、「不思議な書」の報道を目にしました。

16世紀に記されたと考えられる書物が、2008年に突然、ミュンヘンに現れたということを紹介しているドイツのシュピーゲルというメディアを見つけまして、それをご紹介します。シュピーゲルの母体は、発行部数がヨーロッパで最も多いニュース週刊誌デア・シュピーゲルで、記事の信憑性はそこそこにあると思います。

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▲ 2014年2月16日のシュピーゲルより。



その書物のタイトルは『奇跡の書』というもので、1552年に発行されたと推測されているのですが、2008年にミュンヘンに登場するまでその存在は知られていなく、どのように保管されてきたかも不明だそうです。

内容はすべて「この世の終わり」を描いたものですが、興味深いのは、未来の話ではなく、実際に起きていたこととして書かれていることです。


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▲ 『奇跡の書』より「テベレ川の怪物」。テベレ川はイタリアの川で、1496年の1月、その川岸に奇妙な動物の死骸が見つかったそうです。この絵のような動物だったそう。


この書物の内容は、聖書の記述にならっている部分を感じさせるものです。最近は、キリスト教関係の記事も多かったですので、そのあたりのこともあり、ご紹介しようと思いました。



スピーゲルの記事は、本文とは別に『奇跡の書』の図版が数点紹介されています。本文はそれほど長いものではないですので、本文の翻訳をご紹介してから、その本のイラストをご紹介します。




Feuer und Fluten: Buch aus 16. Jahrhundert zeigt Endzeitphantasien
Spiegel (ドイツ) 2014.02.16


火災、洪水、天空の戦士: 16世紀の『奇跡の書』は、「最後の審判の日」の光景を描写している。


この書は何世紀にもわたって失われていたもので、ごく最近になって、再び現れたものだ。現在は、再度、印刷発行されている。この書の内容はとてもミステリーに満ちている。

人間が「この世の終わり」を考えだした頃、太陽は欠け、嵐が大地に涙を落とし続ける。空は黒くなり、その黒い空から火、石、そして血が降ってくる。地震が村や町を飲み込んでいく。書はアウグスブルクによる『奇跡の書』( Book of Miracles )というタイトルで、 167ページから構成される。

この書では、古代からルネサンスまでの人々が、「世界の終末」をどのように想像していたかがわかる。全般としては恐ろしいものであり、その中にいくつかの肯定的な天体現象が描かれている。

「この書物はそれ自体に何か奇妙なものを秘めている」と、美術史家ジョシュア・P・ウォーターマン( Joshua P. Waterman )氏は述べる。ウォーターマン氏は、この書が 1552年に出版されたと推測する。それは、書の中の様々な描写方法の年代鑑識によるものだ。

このような、主に宗教的なテーマ、あるいは家族のために書かれた書はとても貴重といえる。

この書の存在にはいくつかわからない点がある。

書は 2008年に、ミュンヘンのオークションハウスがロンドンに売却した。その後、アメリカのコレクターの手に渡った。

しかし、それ以前の持ち主や、辿った痕跡などはまったく知られていない。ミュンヘンのオークションハウスでは、封印して保管されていた。そのミュンヘンから先のこの書の経緯はわからない。

書では、落雷、彗星、そして未知の現象などが、それぞれ神の罰と考えられており、あるいは、悪い出来事の前兆として記述される。

旧約聖書では、イエスが十字架にはりつけられた後には洪水が起き、大きな地震が起きたと教えている。太陽は暗くなり、月は血の色となる。

新訳聖書では、飢饉、疫病、バッタによる荒廃、そして空からは星が落ちる描写が語られるが、それらに準じたような出来事の描写が見られるのだ。






1552年の『奇跡の書』の図版より


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ドルドレヒト(オランダ)での雹(ひょう)

1552年5月17日。オランダのドルドレヒトで、激しい嵐が雹と共に降り落ちた。人々は、ついに、審判の日が来たと思った。この嵐は約 30分間続いた。降った雹の多くは3キログラムか、それ以上あった。

それが降った場所には、耐えられない悪臭が漂った。





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底なし地獄からやってきた怪物

誰であろうと、底なし地獄(the bottomless pit)からやってきた怪物を痛めつけようとした者は、口から吐く炎に見舞われ、むさぼり食われる。誰であろうと、怪物を攻撃しようとしたものは、必ず殺される。

これらは、天国を閉鎖する力を持っている。
海を血にする力を持っている。
そして、地球にあらゆる荒廃を与える力を持っている。
すべては彼らが望むようにおこなうことができる。
そして、彼らがすべての証明を終えるであろう時に、彼らは深海の中から外へ上昇してきた獣と戦いを始める。そして、それらをなぎ倒し、殺す。

彼らの死体の数々が大きな都市の道に転がるだろう。





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ボヘミアの天国の騎手

1533年10月に、ボヘミアやフォークトラントでこれらの姿が見られた。龍のような頭をし、豚のような鼻を持ち、2つの羽を持つ。

これらは時に、400匹以上が空に飛んだ。大きなものも小さなものもいた。その光景が描かれている。





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剣を持つ天空の戦士

1531年に起きた、フランスのストラスブールでの「天空の城の戦士と、地上の軍隊との戦争」を描いている。

この年のストラスブールや、他の地域でも、血まみれの大気の精霊エアリアルが剣を持ち現れた光景が目撃された。その際の地上で燃えた城や、軍事作戦について描かれている。





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彗星

1506年。この年には何度か夜空に彗星が現れ、スペインに向かって尾を描いた。この年には、多くの果実が毛虫やネズミによる作物被害を受けた。イタリアでは巨大地震が発生した。





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輝く球体

ローマ人の地でイエスが誕生する 73年前、空から黄金の球体が大地に下りてきて、地表を周回した。その後、黄金の球体は再び太陽の方向に向かって飛んでいった。
その大きさで太陽が隠れた。
これはローマ時代の戦争に続いて起きた出来事だった。





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海の怪物と小羊のような角を二本持つ獣

十本の角と七つの頭を持つ獣が、海から陸へ上がるのを見た。角にはそれぞれ冠が乗っていた。そして、その頭には不浄である名前が書かれていた。見た時にはヒョウのようだった獣は、脚は熊のようだった。口はライオンのようだった。

ドラゴンが、その獣に力と大きな権威を与えた。
そして、すべての世界はその獣に驚愕して、そして服従した。





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燃えつきる聖火

キリストの生誕から1009年目の年に、太陽は暗くなり、月は血のような色となった。そして、巨大な地震があった。
空から得体の知れない音や雑音が大音量で鳴り続き、聖火は燃えつきた。

これらは、ドイツとイタリアで飢饉により多くの人々が亡くなった後に起きた。この飢饉は生きのびた人より死んでしまった人の数のほうが多かった。





ここまでです。

全体として、

・太陽が暗くなる
・月は血のようになる
・巨大地震
・空からの謎の音
・バッタによる不作
・大飢饉


などの現象についての予兆的な意味として描かれているもののようです。

上の中にはすでに起きているものもありますし、これからますます起きそうなものもありますけれど、いずれにしても、今は自然災害も経済崩壊もパンデミックでも掻き消され「やすい」社会の状況にありますので、ご注意深くお過ごしされますように。



  

2014年02月02日



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▲ 完全に水が干上がったカリフォルニア州にあるアルマデン貯水地。貯水地の底に沈んでいた車が水がなくなったことで姿を現したようです。 2014年2月1日の英国 BBC より。






 


アメリカは、本来暖かい南部で異常な寒波が続いていて、その一方で、西部では長く干ばつが続いています。そしても、その西部のカリフォルニアではついに「州に水を供給することができなくなった」ことが報じられています。そのことなどを少し書こうと思います。


その前に、先日、世界中のキリスト教関係者や関係施設などにいろいろなことが起きているというようなことをご紹介しました記事の、

「悪魔 vs キリスト教」の戦いが世界中でエスカレートしている
 2014年01月29日

と多少関係するような感じの出来事がありましたので、少しふれておきたいと思います。



巨大石が教会関係施設だけを直撃

先日の記事では、世界中のキリスト教関係者や関係施設などに、いろいろなことが起きているというようなことをご紹介しました。そんな中、 1月 29日に「イタリアで落石がカトリック教会の建物を破壊した」という報道が、わりと西欧では多く報道されました。

下のは英国のインディペンデントの報道です。

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▲ 2014年1月29日の Independent より。


起きたのは 1月 21日のことで、スタリア北部のトラミンという場所で、崖から落ちてきた 4000立方メートルの大きさの巨大な丸岩がその建物を直撃したのでした。写真を見ますと、周囲にあまり建物のないこの場所で、その丸岩は「一直線にカトリック教会の建物に向かった」様子がわかります。

下がそれらの写真です。

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この建物は教会そのものではないですが、 300年前からイタリアのカトリック教会が所有している歴史のある建物だったそうです。今回のことでこの建物は「廃墟」と化しました。

幸い怪我人は出ませんでしたが、さらに落石が起きる可能性があるとして、建物のある地域の人たちは避難しているとのことです。

教会関係は多少受難が続いています。


ということで、今回の本題はカリフォルニアの「給水停止」の報道です。





給水の停止でカリフォルニアで 2500万人の水が不足状態に

もともとカリフォルニアは昨年あたりから干ばつの状態がひどいことは伝えられ続けていました。それが今年になって、急速に悪化し続けていることも報道されていました。

たとえば、下は今年 1月 22日、つまり 10日ほど前のナショナルジオグラフィック・ニュースです。

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▲ 2014年1月22日のナショナルジオグラフィック ニュースより。


上の記事には、


> カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事は1月17日、水不足に関する非常事態を宣言し、20%の自主的節水を呼びかけた。


と記されているのですが、それから2週間後の 1月31日に、上の知事は「カリフォルニアは、州に対しての給水ができなくなった」と発表したということになります。

アメリカのタイムの記事から概要を記します。




California Shuts Major Water Supply as Drought Worsens
Time 2014.01.31

カリフォルニアは干ばつの悪化により主要な給水を停止した

歴史的な干ばつに見舞われている米カリフォルニア州の当局は、州最大の貯水システムであるステーツ・ウォーター・プロジェクト( The State Water Project )からの 2014年の水の供給を停止することを決定した。

ステーツ・ウォーター・プロジェクトの給水は54年の歴史があるが、その中で給水を停止したことは一度もない。

この決定により、州の約 3000平方キロメートルの範囲に住む住民たち 2500万人が、水の供給先を他に求めることを余儀なくされる。しかし、カリフォルニア州では他の主要な貯水施設のほとんどで、水量が平均を下回っているのが現状だ。

州当局は、いくつかの農業地区では、今後2ヶ月から4ヶ月後には農業用の水の備蓄がなくなると予測している。

カリフォルニア州はアメリカにおけるフルーツ、野菜などの生産量の半分を占めており、州経済への影響も懸念されている。





というもので、かなり深刻な感じなのですが、それにしても、確かにアメリカ合衆国は広いわけですが、それでも、南東部の「大雪での非常事態宣言」と、西部の「干ばつでの非常事態宣言」が同じ国で同じ時に起きているというのは、いかにも「荒れた時代」の感じがいたします。

下の写真はジョージア州のアトランタというふだんなら温暖な場所が、今はこんな様子ですしね。

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▲ 凍りついた公園の噴水。アトランタ市内の公園。 Metro より。


アメリカ南部の寒波での非常事態宣言については、

北極化の進むアメリカ : 南部でも寒波と暴風雪による非常事態宣言
地球の記録 2014年01月30日

という記事にも少し書いています。


ちなみに、カリフォルニアは「もうひとつの脅威」も抱えていまして、それは「豚インフルエンザ( H1N1 )の死者の急激な増加」です。

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▲ 2014年1月31日のロサンゼルス・タイムズより。


この H1N1 というのは、2009年に WHO 世界保健機構が「パンデミック宣言」をしてオオゴトになったわりには、何となく沈静化したものですが、今年のほうが、はるかに死者が多く、さらに今年に入って、アメリカでは死者数が 50パーセント増加、メキシコではこちらの報道によると、322パーセント以上増加しているそうで、どちらの国も「パンデミック宣言の時より激しい死者数の増加」を見せているとのこと。

少し前の、「病気の時代」という記事のタイトルが頭をよぎります。



いずれにしましても、アメリカはいろいろと大変なようなのですけれど、ヨーロッパも大変です。






欧州も寒波や豪雨や洪水が入り乱れている

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▲ 2014年2月1日の英国 ミラー より。


上の記事は昨日の英国のもので、英国全土の 152の地点で洪水警報が発令されているというものですが、これは今のニュースというより、英国で「最近ずっと続いている」ことなのです。

たとえば、下の報道は 1月 5日の英国ガーディアンの報道で、その時点で、「過去20年で最悪の洪水」という見出しとなっています。

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▲ 2014年1月5日の BBC より。


これらは昨年から続いているもので、現在にいたるまで英国では過去最悪レベルの豪雨と洪水が続いているようです。こちらも近いうちに「過去 100年の中で」というような文字が見出しに乗る気配もあります。

干ばつにしても、洪水にしても、気象的には「このような理由でこうなった」と、わりとあっさり説明できるものかもしれないですが、過去にほとんどないような気候状況がこれだけ繰り返されているわけで、現地の人たちも困惑しているようです。


ちなみに、ヨーロッパの広範囲を見れば、「寒波の死者数」が非常に多くなっています。

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▲ 2014年1月31日のデンマークのスピーゲルより。


他に、こちらの報道では、ポーランドでは最近の寒波で 26人が死亡し、昨年 11月からの寒波による死者が 50名を越えたことが報じられています。


また、ドイツ語のバルカンの報道メディアでは、バルカン半島で気温がマイナス 20度まで下がり 58名が死亡したことが伝えられています。

ちなみに、異常な寒波に見舞われているアメリカは、これまでの寒波が原因による死者はこちらの報道では 123名とのこと。

アメリカでは略奪も起きていることが、ドイツの報道で伝えられていました。

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▲ 寒波による物資到達不足などもあり、アメリカでは略奪を受けているスーパーもあるようです。これはそういう中のひとつだそう。 2014年1月29日のドイツの RP Online より。


日本は今とても穏やかな気候が続いています。

欧米の人には悪いと思いつつも、「このままだといいいなあ」とも思います。
けれども、穏やかなままだとは素直に思うことができない面もあります。



  

2013年12月29日



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第6の太陽の時代の到来まで我慢できる限界はあとほぼ1年ジャスト

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MK (ロシア)より。






 



上の記事は、オカルトサイトの記事というわけではなく、わりと普通のロシアの報道です。この 12月 27日には、 ニュース検索において、ロシア語でいくつかのキーワードを検索すると、下のように「アフリカで古代の巨人の痕跡発見」というロシアの各報道メディアの記事がズラリと並んでいた日でした。

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このロシアの報道は、その後、ロシアの声の日本語版でも紹介されていました。


アフリカ 巨人の足跡 120センチメートル
VOR 2013.12.27

アフリカ南部のスワジランドでは、巨人の足跡が考古学調査で発見された。その大きさは120センチメートル。この人間の足跡に近い形をしている足跡は、洞窟のひとつで発見されたもので、先史時代の巨人のものである可能性があるという。

足跡の保存状態がよいのは、巨人が冷めたマグマに足を踏み込んだためだとされている。

また一部の学者らの意見では、先史時代における最初の人種の身長は50メートルだったとも言われている。




こうなってくると、報道といっていいのだか何だか微妙なラインの記事ですが、しかし、思い返すと、今年 2013年は、このような「巨人」というのか「大きな人」に関しての報道が多かったです。

古代の巨人に関して、骨や足跡の写真がねつ造されることはよくあることですが、これらはそういうのとも少し違って、しかし実際に何なのかはよくわからないというようなものです。

それらを後でまとめてご紹介します。

その前にちょっと余談など。
年末ですし、個人的な雑談をお許し下さい。





子どもから発令された 「12月31日」警報

何日間か祖母のいる奥さん方の実家に行っていた子どもが帰ってきて、一緒に夕飯を食べている時に、

「12月31日は外に出ないんだ」

と言います。

「なんで?」

と聞くと、

「中国とかアメリカとかが(モゴモゴ)」

と要領のない答えを言いますが、「中国は空気も(モゴモゴ)」などと言っていて、どうも、いろいろな情報が彼の頭の中で混濁しているようですが、そもそも、「なんでそんなこと知ってるん?」とは思いました。


うちでは、少なくとも子どものいる時には、テレビのニュースというものは見ませんので、スモッグにしても、彼の知っている範疇ではないのですが、しかしまあ、実家でニュースとかを見てたんでしょうね。祖母などは熱心にニュースを見る人ですので、子どもに「中国ではスモッグが」とか言っていたのだと思います。


それはともかく、子どもの頭の中にゴッチャになっているらしい「中国と大気汚染」に、どうしてアメリカと、あるいは 12月 31日という日付けが絡んできたのかはしらないですが、子どもは、私にも、

「おとーさんも 12月 31日は外に出ないほうがいいよ」

と言われてしまい、

「ああ、でも買い物とかありそうだし・・・」

という言葉も遮られ、結局、私も子どもと付き合って、その日は外に出ないことを約束することになりました。


しかし、このことで思い出してみれば、確かに中国のスモッグもどうなっちゃうんだろうとは思っていたところでもありました。





小児ぜんそくだった私が思う中国や日本の子どもたちへの心配

冬になり石炭での暖房が増えたせいなのか、中国のスモッグは最近はさらにひどくなっていて、これは暖房の季節が終わる春まで続くのでしょうけれど、でも、いい加減、そろそろアジア全域が「 PM2.5スモッグ」に蝕まれるということはあるのだろうなあと思います。

今年の中国はクリスマスもひどい大気状態だったようで、中国本土のメディアでも、下のような、自虐的なタイトルの報道が数多く出ていました、どちらも、 12月 25日のものです。

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NF Daily より。



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Workercn より。


報道の内容としては newsclip の下のような感じで全体として共通です。




中国:イブの夜も大気汚染スモッグ… 16都市で最悪レベル
newsclip 2013.12.26

中国北部を中心に深刻な大気汚染が続いている。中央気象台はクリスマスイブとなった24日、スモッグ警報の最高レベルである黄色警報を連日で発令した。

微小粒子状物質「PM2.5」濃度の発表を開始した第1陣の74都市のうち、16都市で「PM2.5」を含む大気汚染の指数が300を突破。過去最悪のレベルに達している。

特に汚染が深刻だったのは河北省。石家庄、保定など4市は、大気汚染指数が大台500を超え、測定結果を数値化できない“爆表”の状態に追い込まれている。





ここまでです。

ところで、私自身は子どもの頃、小児ぜんそくでした。

小児ぜんそくなどの子どもの場合、一般の人がダメージを受けない程度の空気汚染でも、かなりのダメージとなり得るもので、私も5歳くらいの時だったか、両親が住む場所を幹線道路から遠くの場所に替えてくれたことがあります、

それまで、道路のすぐ横に住んでいたのですが、農地の真ん中(現在は住宅街になっています)に家を建てて、そこに住むことになったのでした。その後から、急速にぜんそくが改善した経験があるので、環境は多少なりとも病状と関係するものだとは思います。

ただ、小児ぜんそくが一般的に軽快に向かうのも5歳頃の時期ですので、環境改善が理由だったかどうかは不明なのですが、それでも、転地療養は多少は有効だったのかもしれないとは思います。

Wikipedia の気管支ぜんそくの「症状」という項目には下のようにあります。


症状

自動車、タバコ、工場の煙等の環境刺激因子、寒気、運動、ストレスなどの種々の刺激が引き金となり、これらに対する過敏反応として気管支平滑筋、気道粘膜のむくみ、気道分泌亢進などにより気道の狭窄・閉塞が起こる。

気道狭窄によって、喘鳴(ぜんめい:喉のヒューヒューという高い音) 、息切れ、咳、痰などの症状を認める。喘息発作時にはこれらの症状が激しく発現し、呼吸困難や過呼吸、酸欠、体力の激しい消耗などを伴い、時には死に至ることもある。





上の Wikipedia に、「喉のヒューヒューという高い音」とありますが、これはつまり、「呼吸が普通にはできない状態」なのです。

「このままでは死ぬ」

と子どもでも感じるわけで、そのために、当時のぜんそくの頓服には、非常に強力な飲み薬が処方されていました。何という薬なのか今はわからないですが、それだけが、「赤い紙」(警告色)で包まれた粉薬で、夜中などに発作が始まると、それを飲むのです。

5歳にもなっていない頃では、その苦い薬をうまく飲めず、オブラートだとか、あるいは場合によっては父親が水に混ぜて無理矢理、私に飲ませていたと記憶しています。当時は救急車が存在しないような地域でしたので、それをしないと、死んでしまう可能性もあるのでした。

まあ、そんなわけで、ずいぶんと親に苦労をかけたわりには、結局、「ぼんやりとした不良中年」となってしまって申し訳なく思ってはいます。



何だか変な話になりましたが、要するに、ああいう小児ぜんそくみたいな苦しみを持つ子どもが増えるのはイヤだなあと思うのです。

中国の写真を見ていると、あのスモッグの中で肺の疾患が増えなくとも「減るわけがない」とは思いますし、そして、最近の「日本の過敏な子どもたち」が、あれらのスモッグ成分が本格的にこの国にやってくる時に耐えられるのかどうかとも思います。


今後のアジアを考えると、何となく切ないものがあります。


というわけで、余談が長くなってしまいましたが、今年の「巨人のネタ」を少しまとめてご紹介しておきます。





2013年の「大きな人」たちは太陽の時代の変遷と関係・・・しなそうですが、するかもしれないし

promise-keepers-01.gif

▲ 12月23日の米国 WND より。


この報道に名前が出ている「プロミス・キーパーズ( Promise Keepers )」というのは、米国の保守的価値観の国際的なキリスト教運動団体で、そのイベントの出来事だそうです。 フォトショップワークっぽいですが、現場の多くの人が目撃したということだそうで。

pk-angel-02.jpg

▲ 中央の部分を拡大した写真。


仮に実際にこの光景が現れたのだとしても、天使というようなイメージは感じませんが、キリスト教団体でのイベントですので、「天使」というような表現となっているようです。


最近、この「光る巨大な人物」というのは、ややブームになっている感じもあります。


12月10日には、アルゼンチンのブエノスアイレス近くにあるネコチェア( Necochea )という場所で下の写真が撮影されました。

lman-001.jpg

Inexplicata より。

拡大すると下のような感じです。

lman-002.jpg


普通に考えれば、単に朝日の真ん前に立った人が撮影されたというだけにしか見えないのですが、しかし、この写真の「分析」なども始まり、様々な写真解析をするサイトなども現れました。


まあしかし、上のような写真を「どうして多くの人が巨人だと考えたのか」ということを辿っていくと、過去記事でもご紹介したことのある2013年のはじめの出来事に行き当たるのです。


「デジャヴ(既視感)はパラレルワールドの存在と関係がある可能性」に言及した米国のミチオ・カク博士
 2013年01月04日


という記事の余談でご紹介した「台湾の宇宙人騒動」でした。
下はその時の台湾の各社のテレビ報道。

taiean-2.jpg


taiwan3.jpg


これは、撮影したのが警官だったことと、いろいろな機関が調査にあたったというようなこともあって、台湾で大きく報道された後に、各国のメディアでも紹介されたりしたのですが、この出来事が一部の人には結構インパクトがあったようなのです。


そして、その中で、昨年7月に、ブルガリアの各種メディアで下のような報道がなされていたことなどがわかったりしました。

yundola-01.gif

▲ 2012年7月13日の Gustonews (ブルガリア)より。

拡大すると下のようなことになっているわけですけれど、報道では他にも何枚かの写真が報じられています。

bur-human.jpg


仮にこれがフェイクでないとしても、「エイリアン」と最初から記事のタイトルにしてしまうと、そういう先入観になってしまいますが、「世の中にはこういう人もいる」と考えてしまえば、「世界は広いから」という程度で済む話にも感じます。

実際、私が東京に住んでいる頃は、吉祥寺などで飲んで朝方に帰る時なんか、結構こういう人が歩いているのを見ましたしね(酔ってるからだよ)。いやホントに。






第6の太陽の時代の私個人のリミットは 2015年初頭

これらの「巨人」報道は、ほとんどが普通のニュースとして報じられていて、このあたりは、世の中が変わったと考えるべきなのか、それとも、実際にこの世には大きな人が増えてきているのか、そのあたりはわからないままですが「増えている」のなら、今後も目撃や報道も増えるはずだと思います。


上のロシアの声の記事の中にもありますけれど、オカルト的には「先史時代における最初の人種の身長は50メートルだった」というような話はこの世界の神話には溢れています。

たとえば、過去記事の、

太陽黒点磁気スマイルと現在の太陽神トナティウ
 2010年12月13日

では、「太陽の石アステックカレンダーを解読する」という文章をご紹介したりしていますが、そこでは「アステカ神話における5つの太陽の時代とその人類」についての記述がなされています。

その中に以下のような記述があります。


レムリアとアトランチスの滅亡

第2の太陽滅亡後、新しく生まれた第3の太陽は、レムリア、すなわちムー大陸の時代。地理的には、現在のオーストラリア、オセアニア、イースター島を含めた南太平洋地域、南アフリカなどに位置する。

このムー大陸の住民は巨人だったといわれる。またこの巨大なレムリア人は、両性具有であったといわれ、男女両性とちがって、子孫をふやすためには2人の協力が必要となってくる。どちらの子宮に子を宿すかを決めなければならない。

そして、レムリア時代後期には、創世紀のアダムとイヴに表現される生の分離が起こることになる。




という、アステカ神話における概念が記されています。

これらの概念が本当なのかどうかはわかりませんけれど、この概念が正しいとすれば、現在は5番目の太陽の時代です。


それが終わり、「第6の太陽の時代」がやってくるということが、ここ数年ずっと言われてきていますが、そのような兆候は今のところはありません。

私自身は、 2015年の初頭までに第6の太陽の時代が来るというような兆候がなければ、第1から第6の太陽の時代という「神話」を自分の中から捨て去ろうと思っています。

あと1年間で、「兆候」だけでもいいのですが、それもまったく感じられないとしたら、第6の太陽も、そして、上に挙げた「巨人伝説」も、それはかつての人間たちが作り出した「架空」だったと思ってしまうことになるような気がしています。

それまであとたった1年です。



  

2013年11月07日



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▲ ヒトデの大量死について報じる米国のテレビ報道。 YouTube より。






 


自分で手足を次々と落として死んでいくアメリカ沿岸のヒトデたち

現在、アメリカ西海岸から東海岸、そしてカナダの東海岸を中心として、極めて大規模な「ヒトデの大量死」が進行しています。

このこと自体は、わりと以前から知っていたのですが、このヒトデの大量死が、単なる大量死ではない非常にショッキングな状況で起きている可能性があることを知りまして、今回はそのことを書きます。

ところで、私は今回のことを調べていて、現象は知っていたものの、それを表現する単語があることを初めて知った日本語があります。それを最初に書いておこうと思います。それは「自切」(じせつ)という言葉です。Wikipedia からです。


自切

自切は、節足動物やトカゲなどに見られる、足や尾を自ら切り捨てる行動(ないし反応)。

なぜ自ら体の器官を切り捨てるかは状況により異なると思われるが、主に外敵から身を守るために行われる例が多い。すなわち外敵に捕捉された際に肢や尾等の生命活動において主要ではない器官を切り離すことで逃避できる可能性を作り、個体そのものが捕食される確率を下げるための適応であると考えられている。

そのため自切する器官はあらかじめ切り離しやすい構造になっていたり、喪失した器官を再生させる等の機能を持つ種が多い。



トカゲが自分の尻尾を切って逃げる、ということに代表されて言われることの多い現象ですが、上の表現で、


 > 自らの体の器官を切り捨てるのは、主に外敵から身を守るために行われる例が多い


という意味の表現があります。

現在起きているアメリカでのヒトデの大量死では、まさにこの「自切」行為が発生しているのですが、しかし、普通の自切と違うのは、「自分を守らず死んでしまう」ところです。


つまり、ヒトデたちが自分の腕を自分で落としていってから死んでいっているということが、明らかになろうとしているのです。


なお、これらの現象は決してミステリーの類いではなく、このヒトデの大量死が「消耗性疾患」という名前の病気だということは判明しているのですが、過去にないほど拡大し続けていることと、こんな状態を「どんな科学者も今まで見たことがなかった」ということで、脅威を与えているようです。

AP 通信によれば、ある種ではその棲息エリアで 95パーセントが死滅しているそう。




海洋研究者が日々見ている光景

下はカリフォルニア州のサンタクルーズにあるロングマリン研究所( Long Marine Laboratory )という海洋研究所の人のサイトの記事にある写真です。

hitode-2.jpg


内容は下のようなものですが、このタイトルの「 And then there were . . . none 」というのが私にはどうにも日本語として訳せなくて、タイトルなしで概要を記します。

このヒトデの種類は Pisaster ochraceus と書かれているのですが、これも日本語が探せなくて、こちらのサイトによりますと、これは日本語で「マヒトデ」というものに属するもののようです。




And then there were . . . none
Notes from a California naturalist 2013.09.13


研究室にあるすべてのマヒトデが死ぬまで、すなわち、最後のマヒトデが自分自身の体をバラバラにしていくまで、私は丸3日間、そこにいた。

そしてこの写真(上の写真)が、今朝、私の飼育する生き物に起きた光景だった。

ヒトデの本体はまだ残っているのだが、彼らは気まぐれに自切していくので、私は切断された触手を検査しながら、さらに時間を過ごした。

彼ら(バラバラになった手たち)は、自分が死んでいることを知らない。

私はこの数日間、彼らが幽霊になることを諦める前のそれらのバラバラの状態の触手を10個前後見てきた。その切断された手は、自切した後もかなり長く動き続ける。少なくとも1時間くらいは手だけで動き続ける。

私は、この、もともと美しく複雑な「海の星」の切断された腕を解剖スコープの下のボウルに入れて写真を撮った。

私は、この研究所で、ヒトデのこの病気を扱っている唯一の研究者ではなく、隣の部屋でも、そして、他の研究所では Pycnopodia helianthoides (俗名ヒマワリヒトデ)を失っている。また、学生たちがサンタクルーズの海中でヒトデの大量死を見つけたという話も聞いている。

この数週間で海で起きている様々なことは、もしかすると、何か本当に悪いことの始まりなのかもしれないとも思う。






という何となく切なさも感じる記事です。

上に「切断された手は、自切した後も長く動き続ける」とありますが、その様子を研究者が YouTube にアップしたものを短くしたものがあります。

あまり気持ちのいいものではないとは思いますが、ヒトデというのは、自切した後も、1時間近くも、このように単独で腕が動き続けるもののようです。





ところで、上のロングマリン研究所の人の記事は9月のものです。

そして、アメリカのメディアで、ヒトデの大量死に関しての報道が大きくなったのは最近のことで、つまり、この2ヶ月間、事態は拡大し続けているということになりそうです。


記事に書かれてある「もしかすると、何か本当に悪いことの始まりなのかもしれない」という予感は、当たってしまったのかもしれません。


そして、もう一度、 Wikipdia の「自切」の説明を見ていただきたいのです。



なぜ自ら体の器官を切り捨てるかは状況により異なると思われるが、主に外敵から身を守るために行われる例が多い。すなわち外敵に捕捉された際に肢や尾等の生命活動において主要ではない器官を切り離すことで逃避できる可能性を作り



とありますが、このヒトデたちにはそんな理由が見当たらないのです。

それとも、私たちにはわからない「何か」から身を守るために自切している?

しかし、一般的な自切の意味である「主要ではない器官を切り離すことで逃避できる可能性を作り、個体そのものが捕食される確率を下げるための適応であると考えられている」というサバイバルの概念を完全に逸脱しているのは、「そのまま彼らは死んでしまう」というところにあります。


自らの体を切断しながら死んでいく。

それがアメリカ西海岸の広範囲に起きている。

一体、アメリカの海岸で何が?



ところで、確かに最近、アメリカの西海岸は災難続きというのか、いろいろなことがあったりします。 Walk in the Spirit さんの記事で知ったのですが、2011年の東北での地震の津波で海に流された瓦礫が、テキサス州ほどの面積の塊となって、アメリカに進んでいるのだそう。

下のは、英国のデイリーメールの記事です。


tsunami-us-2011.gif


下の図は NOAA (アメリカ海洋大気庁)がコンピュータシミュレーションで出した、現在の瓦礫の分布の様子ですが、密度が濃い範囲だけで日本列島の面積以上にありそうな感じです。

debris-2011.gif


思えば、大震災から2年と8ヶ月。
http://lolipop.jp/

2011年の10月には震災の瓦礫がハワイに押し寄せると米国のメディアで大きく報道されたことがありました。

3月11日の日本の震災の数千トンの瓦礫がハワイに押し寄せるという観測をハワイ大学が発表
 2011年10月22日

なお、今回のヒトデの大量死は、消耗性疾患ということが確定しており、日本からの瓦礫とはまったく関係はないものと思われます。

関係ないという理由としては、これはアメリカ西海岸だけではなく、北アメリカ大陸の沿岸のあらゆる場所で起きていることでもあるからです。

このことは、以前の「アメリカの政府機関の閉鎖解除後に知り得たフードスタンプやイルカの大量死のデータ。そして3日に1度起きるM6以上のプレート地震」という記事に少し書いたことがあります。

“images”


上にあるアメリカのニュージャージー州とメイン州はアメリカの東海岸で、非常に多くの海岸で発生し続けて、そして拡大しているということになるようです。


上の記事でも書きましたけれど、


アメリカの海から「海の星」が消える


という概念も誇大ともいえない面があります。


星がどんどん消えていくアメリカ。

いや、アメリカだけなのかどうかはよくわかりません。



  

2013年11月03日



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米当局が気候に対して持っているかもしれない「何らかの予測」

日本時間での昨日、アメリカのホワイトハウスのウェブサイトに「即日発表」としてオバマ大統領の「大統領命令(大統領令)」としての文書が掲示されました。その内容は「気候変動に対して国家の各機関が備えよ」というようなものです。

下はその冒頭と最後です。

whitehouse-01.gif



whitehouse-02.gif

ホワイトハウス 大統領令より。



この「大統領命令」というのはどのようなものかというと、 Wikipedia によりますと、


大統領令

大統領令は、アメリカ合衆国大統領が行政権を行使することにより発令されるアメリカ合衆国の行政命令。大統領命令ともいう。君主国や立憲君主国における勅令に相当する。

大統領令は連邦議会の制定する法律に従い、その法律による大統領への委任を受けて発することもあり、その場合法的強制力が付与される。



ということで、後半のほうの説明はよくわからないのですが、Wikipediaに「勅令に相当する」という記述があります。この「勅令」という言葉は、たとえばかつての日本では「天皇陛下が直接発した命令」のことを言いますので、それなりの権威のある命令というようなことにはなるようです。


それで、このオバマ大統領の「気候変動の衝撃への備え」という大統領令の内容なんですが、「各関係機関は備えるように」と、様々な機関への対応が延々と書かれているだけで、肝心の「気候がどのように変動するのか」ということについては、あまりふれられていないものでした。

しかし、大統領令の冒頭部分には「過度に高い気温」という表現があり、そのあたりから考えると、どうやら、これは「地球温暖化」ということを前提に出された大統領命令のようで、やや香ばしさが漂うものではありそうです。

いずれにしても、すべてを紹介してもあまり意味がないものですので、冒頭部分だけを先にご紹介しておこうと思います。

文中にある「私」というのはオバマ大統領です。



Executive Order -- Preparing the United States for the Impacts of Climate Change
ホワイトハウス 即日発表 (米国) 2013.11.01


大統領令 - 合衆国の気候変動の衝撃に対しての準備

アメリカ合衆国の憲法と法律で定められている大統領としての私に帰属する権威によって、気候への準備力と回復力を高めるために、アメリカ国家の気候変動の衝撃に対して準備を以下のように命じる:

第一項/政策  過度に高い気温、より激しい豪雨等の気候変動の影響は山林火事の増加、激しい干ばつ、あるいは永久凍土の融解、また、海洋の酸性化と海面上昇等と関係し、それらは天然資源、生態系、経済、そして公衆衛生に影響を与えるものであり、すでに現時点で我々は経済と健康問題の課題に直面している。

これらのリスクを管理する連邦、州、民間、人種、地方の、気候への対策と回復力を向上させるための非営利セクターの取り組みを促進するために連邦政府は緊密に計画的、協調的に協力する。

(以下略)





しかし、温暖化でも寒冷期でもどちらにしても、確かに気候変動というか、はっきりいえば、「異常な気象」はすでに連続しているわけで、そして今後の予測でも、特に、アメリカ、および、ヨーロッパなどでは、今回の冬が「極めて厳しいものになる」という見解については多くの専門家の間で一致しています。

これは過去記事の、

この夏すでに聞こえていた小氷河期の足音 : アメリカのこの夏は記録的な「低温」が圧倒していたことが判明
 2013年08月27日

の最初に、 アメリカの「ファーマーズ・アルマナック」という、気象予測の正確さで定評のある気象年鑑での気象予想の発表についてふれましたが、今年のアメリカの冬は北東部を中心に例年以上に厳しい寒さとなるとの予想しています。

“米国の寒波”

▲ 過去記事より。



また、今年のアメリカの夏は「記録的に気温の低い夏だった」ことも上の記事に記しています。

2013年7月24日から8月21日までの間のアメリカでは、

・暑さの記録を更新した観測地点が 667 か所

に対して

・低温の記録を更新した観測地点は 2,899 か所

だったことがわかっています。

そういうこともあり、大統領令では「温暖化」を漂わせているとはいえ、そうではない方向だとしても、いずれにせよ「国家が気候に備える」ということについては必要になってきているということなのかもしれません。


というか・・・アメリカには連邦所属の科学者たちがいるわけで、彼らが「とんでもない気候がやってくることを予想していたりするのでは・・・」というような邪推もしたくなります。

そもそも、温暖化に対応しての大統領令なら冬を迎える今でなくてもいいわけですので。







過去1万年の太陽活動の調査結果により、今後、太陽が極小期に入る確率は低くないと語る英国の科学者

そして、今回のタイトルに記しました「太陽活動がこの1万年で最大の落ち込みを見せている」という件ですが、これは、10月28日の英国 BBC の気象関係の記事にあったもので、話題となっています。

mike-said.gif

BBC より。



述べたのは、英国レディング大学の太陽物理学専門家であるマイク・ロックウッド博士という方です。


prof-mike-lockwood.jpg

▲ 太陽活動と地球の気候の関係についての研究の第一人者のマイク・ロックウッド教授。


今回はその記事を翻訳してご紹介したいと思います。

仮に、オバマ大統領の大統領令が温暖化を示唆したものだとすれば、ロックウッド教授の発言は、その真逆となるものですが、いずれのほうも「通常ではない今後」を示しているものだとは思います。




Real risk of a Maunder minimum 'Little Ice Age' says leading scientist
BBC (英国) 2013.10.28


マウンダー極小期による「小氷期」のリアルなリスク


1600年代に英国と欧州全域を覆った厳しい冬が頻繁に訪れた時期は「小氷期」として知られている。

その厳しい寒さに対して、当時の極めて弱い太陽活動は共に手を結ぶようにリンクしていたが、その弱い太陽活動時期はマウンダー極小期と呼ばれていた。

英国レディング大学の一流科学者は、現在の太陽活動の低下のレートは、この時のマウンダー極小期の際の条件に戻っている危険性があると述べた。
 
マイク・ロックウッド( Mike Lockwood )教授は、これまで、太陽活動と気候パターンの関係を研究し続けてきた。
 
教授によると、 20世紀後半は太陽が異常に活発だった時期で、いわゆる「太陽活動の極大期」は 1985年頃に発生したという。

それ以来、太陽活動は静かになってきている。 

教授は、氷床コアの特定同位体の測定から、太陽のこの数千年間の活動の状況を判明させた。

そのデータの分析があらわすところでは、教授は、現在の太陽活動はこれまでの1万年間のどの時期よりも急速に低下していると考えている。
 
過去1万年の間には、現在と同じように太陽活動が急速に低下した時期が 24回あったが、今回の太陽活動の低下の勢いは過去のそれらよりはるかに急速に低下しているという。

この調査結果に基づき、ロックウッド教授は、今後、マウンダー極小期と同じ状態になるリスクの率を数年前に予測した 10パーセント未満から、「 25から 30パーセントの確率」と予測を引き上げた。

教授は、今後、私たちが気候の変化を目撃していくことになると確信している。そうなった場合、何十年にもわたり寒い冬と寒い夏とが繰り返される。

教授は「それはすでに始まっていると思われます」と述べる。





(訳者注) ここまでですが、どちらの方向性であるにしても、「地球の気候」に対しての緊張は高まっているということはいえそうです。

「準備の時代」というのは実はこれからなのかもしれません。



  

2013年10月24日



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twr-1.jpg

▲ Google Earth より。






 


南太平洋の南回帰線近くの海底にある「塔」。そして、その周辺に広がる光景


過去の記事などで、海底の遺跡「のようなもの」に関してふれることも多かったのですが、昨日、非常に興味深いものがグーグルアースに写っていることを知りまして、今回は短い記事となりますが、それをご紹介したいと思います。


座標もはじき出すことができましたので、グーグルアースを持ってらっしゃる方ならどなたでも見られます。残念ながら、ブラウザでのグーグルマップでは見られません。

トップに載せた写真がその光景の一部ですが、自分でグーグルアースでそのあたりを見た時の様子を、多少記録してありますので、その動画を載せておきます。

地球全体の姿から近づいていきますので(笑)、場所はわかりやすいかと思います。


南太平洋の海底




上の座標は大体、

32°30'05.64" S 149°52'47.17" W

となります。


写真のほうは見えやすいように、やや明るくしていますけれど、下の形だけならこういうような自然の地形はあるかもしれないとは思います。

t02.jpg



ただ、方向を変えて見た、下の写真のこのあたりの形がどうも・・・。

tw3.jpg



あと、上の動画ではちゃんと記録していないですけれど、このあたりはこの周囲の全体的な海底の地形もなんとなく、「自然を逸脱している」という感じもあります。

場所は、大体、地図の下の赤い丸のあたりになると思います。

globe.jpg






沈んでいった文明。そして浮上する大地


先日の、

「瞬間的に略奪が発生するアメリカの現実」を目の当たりにしながら、グアム海底の構造物を眺めていた日
 2013年10月16日

という記事では、グアムのすぐ横にある海底の奇妙に規則正しい地形が写っていることをご紹介したことがあります。










あと、昨年の、

アメリカ東海岸とバミューダ海域の間の海底にグーグルアースで確認できる「ピラミッド型の何か」
 2012年12月19日

という記事では、アメリカに比較的近い海域に、ピラミッドのような「地形」が海底にあるということをご紹介したこともあります。


pyr.jpg



pym-2.jpg

▲ グーグルアースでの座標は「 32°25'55.70" N 72°04'38.03" W 」周辺です。



これもひとつならともかく、規則正しく円錐形のものが海底に並んでいるというのが不思議なところでした。ちなみに、これは航空写真で見えるもののようで、下のように、ワシントン D.C. ともバミューダ海域の間の、やや南よりにあります。





昨日の「イスラエル・ガリラヤ湖が震源となる連続した地震の発生で気づいた地球上の大陸の分断の始まる地点」という記事で「大陸の分断」というものの可能性を書いたのですが、過去の地球では、それと共に「新しい島の浮上」と、そして、あるいは「旧来の文明と、その大陸の沈没」という出来事があったかもしれないということは、多くの人たちの潜在的な共通認識であるような気もします。

もしかすると、それほど遠くはないかもしれない、その「またやってくるかもしれない地質的な大きな変化の時代」というものを前にして、最近次々と見つかる、「もしかしたら、かつての人工の遺跡のようなものかもしれない」とも感じる海底の構造体にいろいろなことを思います。



  

2013年10月01日



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なんだかよくわからないタイトルで申し訳ありません。

本当は、下の写真のような、9月28日にアメリカの十数州で火球が目撃され、その後、メキシコやグアテマラなどがあるユカタン半島で爆発した後に、奇妙なものが爆発現場に散らばっていて、現在、地元の警察などが調べているということを書くつもりでした。

fireball-2013-09-28.jpg

▲ 米国アイダホ州で、過去最大の明るさで目撃された火球。



yukatan-meteo.jpg

▲ 同日、メキシコのユカタン半島で隕石が墜落。その様子と、現場の奇妙な状況が現地のテレビで報道されました。


というようなことを書こうとしていたのですが、昨日くらいからちょっと思うところあり、それに伴う作業などをしておりました。

あるいは同じようなことを経験される方もあるかと思いますので、そちらのことを書いておきたいと思います。






 




S・カルマ氏のごとく消え去る自分の存在


先日、下のようなメールが来ていたんです。

もちろん、私のメールアドレス宛にです。

facebook-01.png


私はツイッターにもフェイスブックにも興味がなく、もちろん、自分でアカウントを作ったことはないのですが、上のように、「自分の知らないうちに」私のメールアドレスで新しいフェイスブックアカウントが作られたようです。

メールのヘッダー(差出人など)やソースなどを見てみたんですが、どうやら確かに Facebook そのものから来ていて、迷惑メールのたぐいではない模様。

こういうのは放っておけばいいやと思っていたんですが、次の日から怒濤のメール攻勢。

facebook-02.jpg

「ログインできませんか?」
「プロフィールを更新しましょう」
「この方々はあなたのお知り合いではないですか?」

などなど、日に何度もメールが来るのですが、やや驚いたのが、この「この方々はあなたのお知り合いではないですか?」というメールに載っている人たちは確かにみんな知っている人たちなんです。

facebook-03.png


それも、何年も十何年も会っていない人を含めて、しかも、それぞれに何の関係もない私の別筋の知り合いの人たち。さすがに何だかアレなので、ログインしてみたんですが、しかし、そこでふと「?」と思うわけです。


今回初めて知ったのですが、 Facebook ではログインにメールアドレス(あるいは電話番号)とパスワードを使うようなんですが、私が自分でアカウントを開設したわけではないですので、私自身はパスワードを知らないのです。そして、最初の認証時にはパスワードが必要です。

こういうサービスにはどんなものであっても、「パスワードをお忘れですか?」というようなリンクがあり、そこから自分のメールアドレスにパスワードの再設定のリンクが送られてくる仕組みになっていて、 Facebook にもそれはありました。

それで、パスワードを再設定してみると、当たり前ではあるのですが、「私のメールアドレス」にパスワードがくるわけです。やはり、ここで、

「ん?」

と思うわけです。

このアカウントは「認証された状態」だったですので、その際に私のメールアドレスにログインする必要があるはずです。

ということは、このラスティさんは、私のメールアドレスにログインできていると。

「ああ、誰かアクセスしたのかもなあ」と。

で、一応、「自分のメールアドレスで」 Facebook にログインしてみますと、そこにはラスティ・プルーデンさんという方の FaceBook ページが出来上がっていたのでした。

facebook-05.png


しかも、そこの下にある「あなたの知り合いでは?」というところにいる人々もまた別の実際の知り合なのです(苦笑)。


まあ、いわゆる不正的なことともいえるのかもしれないですが、そのことよりも、私は「インターネット上での自我」ということを思い、

「うーん・・・」

と考えてしまいました。

「現代の私たちは何を規準に存在しているのだろうなあ」と。

そのページにある何人ものお知り合いは確かに私「オカ」の知り合いなのですが、でも、その人たちは Facebook 上では、オカの知り合いではなく、ラスティ・プルーデンさんのお知り合いということになるわけで、あるいは、私はそこではすでにオカではなく、ラスティ・プルーデンという人か、あるいは単なる「メールアドレスが認識票」としての記号的な存在であるのです。



私はふと、高校生の時だったと思いますが、夏休みの課題図書で読んだ、安部公房の『壁』という小説の第一部『S・カルマ氏の犯罪』を思い出しました。ある日、自分の名前がこの世から消えているというような話から始まるものでした。自分の記憶の中にもどこにも自分の名前が存在しないのです。

今、手元にないですので、正確なところはわからないですが、 Wikipedia に「あらすじ」として冒頭部分が簡単に紹介されています。


S・カルマ氏の犯罪(1951年)

ある朝、目を覚ますとぼくは自分の名前を失ってしまったことに気づいた。身分証明書を見てみても名前の部分だけ消えていた。

事務所の名札には、「S・カルマ」と書かれているが、しっくりとこない。驚いたことには、ぼくの席に、「S・カルマ」と書かれた名刺がすでに座っていた。名刺はぼくの元から逃げ出し、空虚感を覚えたぼくは病院へ行った。



s-carma.jpg


この小説が面白かったので、安部公房さんの小説は他にも読んだのですが、今と同じで、私は本を最初から最後までキチンと読むということができない人で、冒頭だけ読んで満足するものが多かったです。

特に、安部公房さんの『デンドロカカリヤ』という小説は冒頭だけで十分に満足したものでした。

人が「体の表面と内側がひっくり返って植物になってしまう」というもので、描写はよく覚えていないのですが、「植物化の蔓延する時代に -「デンドロカカリヤ」安部公房」というサイトにその部分が書かれてありました。


デンドロカカリヤ(1949年)

コモン君は、ふとしたきっかけから”病気”にかかる。
きっかけというのは、路端の石を蹴とばしたことだ。

「何故蹴ってみようなどという気になったのだろう?
 ふと意識すると、その一見あたりまえなことが、
 如何にも奇妙に思われはじめた」。

これが病気の始まりだ。

コモン君は自分の行為を疑った。

そのときから、コモン君の植物化という病が始まる。
コモン君は自分の足が植物化しているのを目の当たりにする。
己の意識の壁が、自分の外に、空を覆うように巨大に現実に存在しているのを見る。

そしてコモン君の「顔を境界面にして内と外がひっくりかえ」ってしまう。
コモン君は慌てて顔を表向きに直して何事もなかったふりをする。



私は、人がクルッとひっくり返って植物になる光景を想像しながら、ゲラゲラと笑いました。1970年代後期の漫画『マカロニほうれん荘』のキンドーさん的な光景を思い出していたのかもしれないですけど、後で「安部公房の小説はギャグではないから」と人に言われてビックリした記憶があります。

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▲ 実在する植物マンドラゴラとなったキンドーさんを表紙にした『マカロニほうれん荘』の回。1978年頃。


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▲ 伝説上のマンドラゴラの図。



話が逸れましたが、今回のことなどで思うのは、現代の社会では、「自分」というものは、あまり自分ではないということが顕著である社会だということに改めて気付きます。







「私は私ではない」という概念


作家の埴谷雄高さんが一生をかけて書いた形而上小説『死霊』(しれい)は、その基本的なテーマである「自動律の不快」ということから始まったことを本人が述べています。

「自動律」というのは難しい言葉で、今では同一律といういうようですが、つまり、


「AはAである」


ということが、自動律。

つまり、「私は私だ」ということです。


「それはイヤだ」


というのが、埴谷さんが『死霊』を書き始めた原点だったそうです。


1960年代に出版されたという『文学創造の秘密』という埴谷雄高さんの対談集の中に、以下のような下りがあります。


(なぜ、「AはAである」という自動律に不快を感じるのかという問いに)

「自分自身に対しての払いのけがたい、異様な違和感ですね。それはまだほんとに小さい子どものときからある。むろんそれを自動律の不快というように自覚などしていない。

けれど、何か持ちきれない、自分が自分であるのは変だという感じが、重苦しい気配として感覚的にあるし、また、子供なりの理論としてもあるんですね。

私が自分の故郷ですくすく伸びれば、いわゆる大地に即した日本人的感覚、日本的美のなかで育ったのでしょうが、僕はまったく違った世界で育ったものだから、日本人全体が厭うべき嫌らしい存在として次第に刻印されてしまった。日本的なものに対する原始的な嫌悪がその頃根付いてしまった」



この「僕はまったく違った世界で育ったものだから」というのは、後に 1995 年の NHK のテレビ特集で埴谷さんが語っていますけれど、第二次大戦中に台湾で小学生時代を過ごした埴谷さんは、自分の親たち、つまり日本人が戦時中に無抵抗の現地の人たちを殴り続けている光景を毎日見ていて、うんざりしていたことを述べています。

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▲ 1995年に NHK 教育で5夜連続で特集が組まれた『死霊の世界』より、宇宙線とニュートリノの「自我」を語る埴谷雄高さん。


理由は違いますけれど、私にも「自分が自分だ」ということに対する違和感や嫌悪感というものがずーっとあって、この「自動律の不快」という問題は、哲学的な問題というより実際の生活の中での切実な思想問題でもありました。


しかし、今、気付いてみれば、インターネットの世界では「自分は自分ではない」ということは「普通のこと」であることに気付くのでした。

少なくとも私は Facebook では「ラスティ」さんという人で存在しています。

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まあしかし、一方で、私のこのメールアドレスに何らかの不正なアクセスがあった可能性もありますので、そういう時は、調べる前にまず無効にしておいたほうがいいですので、昨日今日と、このメールアドレスで登録しているものを変更し、このメールアドレスでの連絡をしている人にお知らせしました。このメールアドレスは、あまり公開していないメールアドレスで、使う頻度も低いものでした。



そんなわけで、簡単な話としては不正系の話ではあるのですが、同時に、過去に読んでゲラゲラと笑わせて感動させてくれた数多くの作品群、『S・カルマ氏の犯罪』や、あるいは『マカロニほうれん荘』からマンドラゴラなどのことまで思い出させてくれた機会となったという意味で、ラスティ氏にも感謝したいところです。

どんなことでも人生の経験の何かと必ず結びつくということだけは、生きていて面白いことだとは思います。

最近、結構つまらないですからね。
人生が。

『マカロニほうれん荘』の最終回の主人公たちのように、どこか異次元の海にでも旅に出たいですが、そういうこともできるわけでもないですし。



  

2013年09月25日



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▲ 地震によってパキスタン沿岸に浮上した「新しい島」。 ABC News より。






 


昨日、パキスタンで比較的大きな地震がありました。
日本語の報道では下のような状況のようです。


パキスタン南西部でM7・7の地震、45人死亡
読売新聞 2013.09.25

米地質調査所によると、パキスタン南西部バルチスタン州アワラン近郊で24日午後4時29分頃、マグニチュード7・7の地震が発生した。同州当局者によると、アワランで少なくとも45人が死亡し、多くの家屋が倒壊した。

震源地はアワランの北北東約66キロで、震源の深さは約20キロ。



震源地は下の位置です。

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このあたりは、イランやアフガニスタンなどの国境沿いにいたるまで地震が少ないとは言えない場所で、しかも、建物の構造上、地震の規模と比較して大きな人的被害が出やすい歴史を持っています。


今回の地震では、地震そのものと共に、「普通ではない」現象が起きています。


それが一番上に載せた「地震の際に沿岸に新しい島が出現した」という現象です。

これは複数のメディアで写真と共に報じられていますが、今回は「この島がどのように出現したか」という住民の言葉が記されていたアメリカの ABC ニュースの記事をご紹介したいと思います。


ところで、今回の記事のタイトルの最初には「パキスタンでのクリスチャン追放運動の渦中で」という文字を入れていますが、地震が発生した 9月 24日の2日前に、パキスタン史上最悪の「キリスト教徒に対しての襲撃事件」が発生しています。

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ガーディアンより。


パキスタンのキリスト教徒は全人口の3パーセントに満たない「マイノリティ」であり、近年は、パキスタンからのキリスト教徒の完全追放さえ叫ぶ風潮が増してきているとのことで、その中で起きた事件でした。

この事件も、日本語で多く報道されていますが、 CNN 日本語版の記事を短くご紹介しておきます。
報道後、死者数はさらに増えています。


キリスト教会で自爆テロ、信者ら200人死傷 パキスタン
CNN 2013.09.23

パキスタン北西部ペシャワルのキリスト教会で22日に爆発があり、地元当局によると77人が死亡、120人以上が負傷した。

ペシャワル教区によると、礼拝が終わった直後に自爆テロ犯2人が正面入り口から教会の敷地内に侵入し、信者の中に入り込んで自爆した。日曜学校に通っていた子どもたちや聖歌隊のメンバーも犠牲になったという。

ペシャワル司教は追悼の談話を発表して祈りを呼びかけるとともに、地元自治体は少数派を守ることができなかったとして強く非難した。

パキスタンの人口1億9300万人のうち、キリスト教徒が占める割合は3%に満たない。

ペシャワルを州都とするカイバル・パフトゥンハ州はイスラム過激派の活動が活発で、治安部隊と武装集団との衝突が頻発している。



そして、上の事件の2日後に地震が発生し、「新しい島が出現」しました。

ところで、 In Deep の過去記事には「新しい島」に関しての記事がいくつかありますので、リンクしておきたいと思います。




浮上する「新しい島」たち


インドネシア 2010年11月

インドネシアのバリ島海域に新しい島が突如隆起
 2010年11月14日


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大量の岩か、あるいは山のような隆起がバリ州ジュンブラナ県の海域に突然現れた。住民たちはこれを「山の子ども」と呼び、地区の住民たちの間には、火山が現れたのではないのかとして不安が広がっている。




ロシア 2011年9月

たった数日間で幅800メートル・高さ5メートルに渡って隆起したロシアの「新しい大地」
 2011年09月14日




クラスノダール地方にあるテムリュク地区で、広大な石と粘土からなる地層からなるのアゾフ海沿岸で、突如として高さ5メートルの隆起が発生した。そして、その場所にはもともとなかった「半島」を形成したのだ。




ドイツ 2013年1月

ドイツの沖合で「新しい島」が浮上を続けおり、その地は鳥たちの聖域に
 2013年01月16日


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新しい島がドイツの沖合で発見された。この、サッカー場 25個分ほどもある大きな島はドイツの海岸の沖で、この島の中州に構成されている陸地は、過去数年間で北海の激しい海から浮上した。



などがありました。

上の中で、インドネシアの写真は本当のものかどうかは確認できなく、イメージかもしれないですが、当時の現地メディアに掲載されていたものです。

これらの「海底の隆起」と、そして、シンクホールなどを含めた「土地の陥没」は、同じような時期と割合で増え続けているようにも見えて、つまり、新しいものが浮上する一方で、古いものは沈んで消えていく・・・という過去の地球の大地の歴史を思い起こさせるものがあります。

そして現代の大地に住む私たちは「古い」ほうに属しています。

では、ここからパキスタンの地震と新しい島に関しての記事です。





Pakistan Quake Kills 39 and Creates Island
ABC News (米国) 2013.09.24


パキスタンの地震は39人の命を奪い、そして新しい島を形成した


パキスタンでの人里離れた農村地域を襲った巨大地震によって、少なくとも 39人が死亡し、そして、パキスタンの海岸線に新しい島を作り出した。

この新しい島について、「これは小さな奇跡以外のなにものでもない」と、パキスタン南部の港湾都市グワダルの人々は ABC ニュースの記者に語った。

この島の大きさや形状は変化しているが、約 60メートルほどの幅があり、海岸線からこの島への距離は、およそ 400メートルくらいだという。パキスタンのテレビ局では、海に囲まれた岩の塊の状態の島の映像を放映した。

島が作られていく光景を見た地元の漁師は、これは幻影のように突然出来たのではなく、緩やかなプロセスの中で形成されていったと言う。

漁師は以下のように述べた。

「村のすべての人々が島を見るために家から外に出てきました。それと同時に全員が祈っていました。明日、私は島の近くまで行ってみようと思っています」。


今回の地震について、アメリカ地質調査所( USGS )によると、その規模は、マグニチュード 7.7で、その揺れは遠く離れたインドの首都デリーでも感じられた。

震源地付近の地域は、家屋が主に泥レンガで作られており、また、交通インフラに乏しい村で構成されており、今後、死亡者数が急激に上昇することが懸念されている。






(訳者注) なお、最近の地震に関しての話題といえば、アメリカのオレゴン州の非常事態局が、「巨大地震が迫っている」という旨の警告を出したことが、オレゴン最大の地方新聞オレゴニアンに大きく掲載されたことが、メディアに掲載されていました。

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このあたりは、過去記事などで何度か記したことがあるのですが、西暦 1700年に巨大な地震が発生していたことが 2003年になって判明した「カスケード沈み込み帯」という場所があるところです。




日本の独立行政法人「産業技術総合研究所」の活断層研究センターが日本の古文書から推定した結果、西暦 1700年にアメリカ西海岸の上の図のカスケード沈み込み帯において、マグニチュード9前後の超巨大地震が発生していたこと突き止めたのでした。

そのプレスリリースはこちらにありますが、この 1700年の地震は遠く離れたアメリカで発生した地震であるにも関わらず、日本の太平洋側も津波により多くの被害が出たという事実があります。

下のグラフは、その西暦 1700年のアメリカ西海岸での地震の際の、日本の太平洋側での津波の高さの推定です。

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最大で6メートルの高さの津波が日本の沿岸に来ていた可能性があることがわかると思います。

太平洋のはるか対岸の日本での津波がこれだけのものでしたので、震源に近かったアメリカでの津波の高さは想像できないほどのものだったと思いますが、当時はまだアメリカ合衆国は存在せず、アメリカの様子を文字で記した文献は存在しません。

日本の古い文書から、アメリカでの出来事がわかったのでした。

いずれにしても、このような超巨大な地震の発生というのは世界の多くの地域において、可能性としては存在しているわけで、時期の予測はできないにしても、起きる時は起きてしまうものです。

それでも、私たちは 2011年に東北の方々の行動から多くの教訓を得ていることを改めて思い起こして生きたいとは思います。

なお、アメリカの地震といえば、イエローストーンでも観測史上で例のない地震が起きたようです。

米国イエローストーンで観測開始以来だという珍しい「三カ所同時」での群発地震が発生
 地球の記録 2013年09月25日

いろいろと地質的に騒がしい時期なのかもしれないですが、まだ起きていないことを心配する必要はないはずです。起きた時に現実的に対処することが最も大切なことのように思います。



  

2013年09月21日



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▲ 2013年 9月 20日の Daily Mail より。


参考用語:クライメイトゲート(気候研究ユニット・メール流出事件)

朝日新聞 2012年8月2日 朝刊 オピニオンより。

2009年、気象研究で有名な英イーストアングリア大学のコンピューターから電子メールなどが盗み出され、わざと気温の低下を隠したかのようなやりとりが暴露された。温暖化に懐疑的な人たちが、ここぞとばかりに批判し、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)への信頼性も大きく揺らいだ。英米メディアはウォーターゲート事件をまねて「クライメート(気候)ゲート事件」と呼んだ。








 


南極の海氷の面積が観測史上で過去最大に


わりと最近の記事で、

ついに地球が本格的な「寒冷化時代」に突入した可能性
 2013年09月09日

というものを記したことがありましたが、その中に、雪圏の観測とデータの管理を行っているアメリカ雪氷データセンター( NSIDC )というところで発表された下のグラフを載せました。




そのアメリカ雪氷データセンターの最近の新しいデータで、「南極の海氷の面積が観測史上で過去最大になった」ことを示す図が掲載されていました。

下がその図で、日本語はこちらで入れたものです。

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アメリカ雪氷データセンター( NSIDC )より。


アメリカ雪氷データセンターのデータから具体的な数値を書きますと、9月14日の時点で、南極の海氷面積は、 1,951万 2,000平方キロメートルとなったとのこと。

これまでの南極の最大の海氷の面積が、昨年 2012年の 1,947万 7,000万平方キロメートルですので、この 9月 14日に昨年の記録を抜いて、観測史上最大の海氷の面積を記録したことになるようです。

南極の海氷面積のデータの集計は 1979年に始められたものですので、34年程度の歴史でしかないのですが、しかし、少なくとも、その中では最大の海氷面積を更新したということになります。


そのようなデータを目にしたからというわけでもないですけれど、過去記事「ついに地球が本格的な「寒冷化時代」に突入した可能性」において、寒冷化についての記事を掲載していたことをご紹介した英国のデイリーメールが、昨日、ページの一番上に載せました記事を掲載しました。

また、アメリカの FOX ニュースは、同じ日に「クライメート2」(第2のクライメートゲート事件)というタイトルで、下のような記事を掲載し、そこに、各メディアの報道や、関係機関の動きなどをまとめた記事を掲載しています。

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FOX ニュース より。


上の FOX ニュースの一番上に「カテゴリー」が出ているのですが、Politics とあります。つまり政治コーナーの記事となっているのです。FOX ニュースには、他に「環境」や、「科学」というカテゴリーもあるのですが、それらではなく、政治の範疇の記事として掲載されていて、このあたりに、この問題の「性質」を感じます。


それにしても、最近の「地球温暖化」問題に関しての怒濤の流れを見ていますと、地球温暖化という説をめぐる周辺に何か異変が起きていることは確かのようで、どうもそこには政治的なバランスも感じたりもするのですが、私は政治のほうには興味はありません。

いずれにしても、たとえば、過去記事もそうですが、最近の南極や北極や、全世界の気温のデータ、あるいは太陽活動の現状などから、(その程度や時間はわからないですが)全体としては寒冷化に向かっているという方向性を示しているという状態は続いていました。

何より、「人的な原因による」という部分に対しては昔から非常に不思議に思っていて、たとえば、地球と海洋の動きと気温の関係、あるいは、太陽や宇宙線を含む「宇宙と気温の関係」などを考えていますと、人為的な原因による地球への「大規模な環境への干渉」を大きく考えることは難しいよなあと今でも思ってはいます。


ところで、最近、「寒冷化」に関してはずいぶん昔から語られていたことを知るいくつかの資料を見ました。






1970年代に米国政府機関が予見していた「小氷河期の到来」


1974年にアメリカ政府は、アメリカ海洋大気庁( NOAA )の長官を代表とした「気候変動に関しての小委員会」というものを組織して研究を続けていたのですが、その 1974年の時点で、すでに「今後の世界の寒冷化の可能性」についての警告が発せられていました。

その報告書の内容の一部は、当時の科学誌などで発表され、当時の記事の一部は PDF でこちらなどにあります。

下のは 1975年 1月のサイエンス・ニュースという科学雑誌に掲載されたと思しき「 Chilling Possibilities 」(寒冷化の可能性)というタイトルの記事です。イラストが「雪の中に閉ざされた街」となっています。

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CHILLING POSSIBILITIES より。


少なくとも 1970年代には、米国なども「寒冷化に向けた政策」をとっていたということがわかる気がします。


あと最近、古本で、土屋巌さんという気象専門の理学博士の方が 1974年に記した『地球は寒くなるか - 小氷期と異常気象』という今から 40年前の本を読んだりしていたのですが、そこにも、興味深い資料が数多くありました。

この『地球は寒くなるか』の内容についてはふれないですが、 Amazon のこちらのリンクに古本のみですが、あります。

この本はそれほど衝撃的なものというわけではないのですが、今ではあまり知ることが難しいような、今から 50年前の日本の気候などが詳しく書かれていて、参考になります。


数十年前からの流れとして「寒冷化への懸念」というものが強くあったようなのですが、その中で降って湧いたような「地球温暖化」という説ですが、今、その地球温暖化説という説そのものが少しずつ消滅しかかっているということなのかもしれません。


ここから、英国デイリーメールの内容をご紹介します。


なお、この記事に出てくる「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の新しい報告書」というのは、この夏に、日本などのメディアでも、「温暖化が進んでいる」という表現で多く紹介されていましたので、そのような記事のひとつをご紹介しておきます。


IPCC:温暖化で海面最大81センチ上昇 報告書最新案
毎日新聞 2013.08.22

今世紀末の地球の平均海面水位は、最近20年間と比べて最大81センチ上がり、平均気温は最大4.8度上昇すると予測した気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第1作業部会の第5次報告書案が22日、明らかになった。報告書の改定は6年ぶり。

人間の活動が原因で地球温暖化が起きている可能性は「極めて高い」(95%以上の確率)と踏み込んだ表現となっており、二酸化炭素(CO2)の排出削減が急務であることを示す内容。今後の温暖化対策の基礎資料となる。9月下旬にストックホルムで開かれる世界の科学者と政府関係者らの会合で最終調整した上で確定し、公表される。



デイリーメールの記事は、「この報告書の内容は温暖化を示していない」という主張です。

ここからです。





World's top climate scientists told to 'cover up' the fact that the Earth's temperature hasn't risen for the last 15 years
Daily Mail (英国) 2013.09.20


世界のトップクラスの気象学者たちは、地球の気温が最後の15年間上昇していない事実を「隠蔽」することを促された


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▲ リークされた国連の文書によると、ベルギー、ドイツ、ハンガリー、そして、米国の政治家たちが最終草案への懸念を高めていることが示された。写真はニューヨークの国連本部。


気候変動に関する最も権威のある研究に取り組んでいた科学者たちは、世界の気温は過去 15年間にわたり上昇していないという事実を「隠蔽」するよう促されていたことが語られた。

リークされた「気候変動に関する国連の政府間パネル( IPCC )」の報告書によると、ベルギー、ドイツ、ハンガリー、米国の政治家たちから最終案についての懸念が提起されたことが示されている。この報告書は科学者数百人がまとめたものだ。

来週発行される報告書は、1998年が最も暑い年だったという事実に対処することが期待されており、科学者たちは説明に苦慮している。

この報告書は IPCC による6年間の作業の結果として、気候変動と、その要因について書かれたものとしての世界的な権威として見られるはずだ。そして、これは英国の「緑の政策」を含む各国の政府に対しての権威となる。

しかし、昨日から AP 通信上で閲覧することのできるリークされた文書によれば、この数年間の「地球温暖化の不足」に対して政治家たちは深い憂慮を示していることがあきらかにされた。

ドイツでは、わずか 10年や 15年の期間を見て判断するのは「誤解させる」ものだったとして、数十年から数世紀のスパンに焦点を当てるべきだということで、温暖化説の削除に向かっている。

ハンガリーでは、この報告書が、人的な要因による気候変動に否定的な立場の人たちにとって有利な材料になるのではないかと懸念している。

米国の代表団も議論に加わり、低いレベルでの温暖化が海洋によって吸収されることによって、さらに熱を低くしているという、科学者たちによる「仮説」を引用して、温暖化の不足を説明した。

これまでの最後の IPCC の「評価報告書」は 2007年に発行されたが、そこには、「ヒマラヤ山脈は 2035年までに溶けてしまうだろう」というような当惑させるような主張があり、これらを修正しなければならくなった後に、大きな論争の対象となってきた。

その後、 IPCC は「クライメートゲート事件」のスキャンダルにまみれる。しかし、最終的には不正行為が発見されることはなかった。

来週発行される今回の最新の報告書は 2,000ページに及び、ストックホルムにおいて、全世界 195カ国の代表団に提示される。

しかし、この報告書が6月に各国政府に発表されて以来、科学者たちの調査結果をまとめた政策立案者たちから何百もの異議が提出されている。

たとえば、この報告書には、 1998年から 2012年の間の温暖化の率は 1951年からの平均値の半分だったとされている。ここには、エルニーニョ現象やラニーニャ現象などの海洋のサイクルと火山噴火による冷却効果などの自然変動について記されている。

海洋の表面に関しての章を記したドイツの気候科学者、ステファン・ラームストルフ博士は、温暖化の減速への対処について、「公開討論」による圧力を感じ続けていたことを昨日認めた。

この報告は新しい調査ではなく、世界中の科学者によって行われてきたすべての作業の集大成であるため、会議では高度に争われる可能性がある。

また、報告書では、人間による炭素排出が地球温暖化を引き起こしているという説に対して、 2007年には「非常に可能性が高い」という表現だったものが「極めて可能性が高い」という表現に変わっているが、そのようなケースもあるかもしれない。

しかし、科学者たちは、 2000年から 2010年までの 10年間が暑さとしての記録を作ったのに、なぜ、それが 1998年の水準を越えていないのかということに対して説明する必要に迫られている。

IPCCのスポークスマンのジョナサン・リンは昨日、以下のように述べた。「これは数百人の科学者たちの働きによる4年間の集大成です。そして、これは政府が政策立案者のために、これを書いた科学者との対話の中で、明確かつ簡潔に、その概要を保証する機会を得ることになります」。