- NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡が土星の周囲にある地球 10 億個分に相当する超巨大なリングを発見
- 天文写真に写る直径240キロメートルの巨大な物体が地球に向かっている?
- コロンビアで隕石が地表に衝突し、直径100メートルのクレーターを残す。被害は不明
- 地球と太陽の位置関係が崩れ始めている?
- 近いうちにアフリカ大陸が2つに分断されるかもしれないとの研究
- 驚異の生命:広島型原爆の3000倍の放射能濃度の中で生きられる微生物
- 太陽に何が起きているのか?
- ビックバン理論による宇宙の起源の論争はそろそろ行き詰まりかも
- C 418 スパイログラフ星雲の描く不思議な模様
- 太陽で発生した巨大なプロミネンスと地球のサイズ比較
【宇宙の中の地球】 の記事一覧
2010年09月27日
Saturn's New Discovered Enormous Outer Ring -"It could hold one billion Earths"
Daily Galaxy 2010.09.27
土星の周囲に新しく発見された超巨大な外側のリング。「それは、10億個の地球を包み込むことのできる大きさだ」
NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡が最近、土星の周囲に巨大なリングが存在していることを発見した。「このリングのボリュームは、その中に地球 10 億個がすっぽりと入るほどの大きさなのだ」と言うのは、ヴァージニア大学の宇宙物理学教室のアン・ヴァービッサー博士だ。彼は、この超巨大なリングの発見者のひとりだ。
「これをどう理解したらいいものか私にはわからないんだよ。これはとにかく巨大だ。しかし、仮にその中に立っていたとしても、その中にいることにすら気づかないだろう。何しろ、このリングは極度に薄くてほっそりとしており、1立方キロメートルの中に およそ20個程度の粒子があるだけというもので、それはほとんど存在さえしていないようなものだ。しかし、確かにそのリングは存在している」。
NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡が発見した、この土星の巨大なベルトは、土星の周回システムから非常に遠い範囲に存在し、土星のメインのリングの水平面から 27度の角度の傾斜で広がっている。
リングは土星から約 600万キロ離れた所からおよそ 1200万キロメートルの外へと広がっている。
土星の衛星の中でもっとも土星から離れた場所にある衛星フェーベは、このリングの周回の範囲に入っており、多分、このリングの材料の源のひとつであると考えられる。
土星でもっとも新しく発見されたこのリングは、その円光も厚く、その垂直の高さは土星の直径の 20倍程度ある。このリングの中に地球を積み上げていくと、大体地球が 10億個ほど入る計算となる。
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宇宙の中の地球
2010年09月15日
(訳者注) この写真だけでこの物体が地球に向かっていると想像するのは無理だと思われますので、あくまで娯楽記事としてお読み下さい。ただ、確かに、宇宙写真を閲覧できる sky-map.org の検索ウィンドウの「 19 25 12-89 45 03 」には星ではないような巨大な物体が写っています。推定の大きさは最大部分が約 240キロメートルとのこと。下の写真は当方で拡大したものです。sky-map.org で実際に見られますのでご覧下さい。これが何かという推定はともかく、何かそこに存在していることは事実のようです
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タグ:宇宙から来るもの
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宇宙の中の地球
2010年09月08日
Colombia: 'Giant fireball' was a meteorite
コロンビアリポート 2010.09.06
コロンビア:巨大な火球の正体は隕石
コロンビア当局は、中部コロンビアのサンタンデール地方で空中から落ちてきた「巨大な火の玉」が隕石であることを確認した。
コロンビアのメディアは火の玉の目撃者たちの動揺を伝えている。
事件は現地時間の 9月5日 午後3 時15分に発生。その際に、大きな爆発が起きた。
地元メディアのアンディアーナは、ブカラマンガ市の市長フェルナンド・ヴァルガスの言葉として、隕石はサンタンデール地方のサンワーキン自治体の地域に衝突し、直径 100メートルのクレーターを残したと報じた。
市長によると、死者や負傷者の数など、詳細な情報は今のところ何もないと語った。
当初、空中を横切る物体が何かわからず、コロンビアの空軍ヘリコプターが、爆発の原因と場所を見つけるために、この地域に飛び、確認した。
ナリノ宇宙監視大学の校長、アルバート・キジャノ氏はラジオで、この物体が隕石であると確信していると語った。
地元警察は、サンタンデルの農村地区で、この爆発によって窓が破壊されたという報告をしている。
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宇宙の中の地球
2010年07月12日
Reader Says our Sun is Setting in the wrong place - What caused this change?
The Rumor Mill News Reading Room 2010年07月11日
(訳者注) アメリカの掲示板のもので、真偽も投稿者も不明です。ただ、この投稿に致しての返信コメントがとても多かったので掲載しました。関係のない内容が書かれてある前半は省略しました。
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太陽が間違った位置に沈んでいっている。この変化がもたらすものは?
私の経歴に関して少し書いておきたいと思います。 私は、航空経営学の学士号を保持する大学の教育を受けました。私は、米国海軍と国家警備隊の双方で8年間ずつパイロットを勤めたキャリアを持ちます。米国海軍では7年間の現役時代を過ごしました。
私は特別な訓練を受けた科学者ではなく、決して深いレベルではないですが、科学に興味を持ち続けています。基礎科学には詳しいです。
私はこれから、何が私をこんなに怖れさせていて、また、私たちが今、どれほどのとんでもない問題に直面しているのかを書くつもりです。
今夜のことです。北ミネソタの湖沿いにある私たちの家に近い場所にキャンプ場を持つ友人たちのところへ妻と出かけました。そこで1時間半ほど友人たちとおしゃべりをした後に、そろそろ帰ろうということになりました。そして、町で何か食べようかと。
町に向かって運転している間、私は妻に夕陽の美しさについて語っていました。太陽が北西寄りの進路から沈んでいく地点に着いて、私はあることに気づきました。そして、恐怖とショックに見舞われたのです。私はこの地にかれこれ35年間住んでいます。なので、この季節にこの地点からなら、太陽がいつどこに沈んで見えるかということを知っています。
私は「これは何もかもおかしい」と言いました。太陽が北寄りの進路から沈んでいるのです。「それがどうかしたの?」と妻は言いました。私は彼女に、このことについての重大さを語ることにしました。
もし、太陽が今の位置にあるのなら、地球と太陽の位置関係が変わってしまっているということです。
「それが何?」と、妻はふたたび言いました。
私は、今見えていることは本来ならあり得ないことだし、仮にこういうことがあったとしたら、地球に破壊的な結末を与える可能性だってあるんだよ、と妻に言いました。その結末は今現れるというわけではないでしょうが、何ヶ月も、あるいは何年にも渡っての影響だと思われます。
妻は、「どんなことが起きるの?」と尋ねました。私は、太陽と月と地球の微妙なバランスのことを語り、これらの位置やタイミングの惑星間の相互作用の変化が地球に大きな影響を与える可能性について話しました。
たとえば、通常とは違う場所で太陽の光を受けるので、地域によって受ける太陽光が通常より多くなったり少なくなったりすることによって、地球が極端な温暖化や寒冷化などの大きな気候変動を体験するかもしれません。あるいは、それはすぐ起きるかもしれない。
しかし、これが惑星たち自身が自発的に変化しているもので、その変化が人類の文明に順応するように適合していってくれるのなら、人類が時間の経過に応じて住みやすい環境に移動していけばよく、それほど心配は要らないだろうと私は彼女に言いました。しかし、本当の質問として、どうしてこんなことが起きたかということ、そして、私たちの未来はどのように変化するのかということです。
私はこれらの質問に対しての答えを持っていません。しかし、私は今、地球が宇宙の中での定位を変えているということをほぼ確信しています。どうしてこんなことが起きたのかはわかりません。大きな天都が迫っている? それとも、地球を動かすほどの新しい武器? 地震? それとも他の何か? わからない。
どなたか私の見間違いだとおっしゃってくださると嬉しいです。
私が見間違ったのだと信じたいです。
タグ:地球
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宇宙の中の地球
2010年06月26日
Africa 'witnessing birth of a new ocean'
BBCニュース 2010.06.25
今回は、上の英国 BBC の記事をご紹介したいと思います。
アフリカが将来的に「ふたつに分断する」ということが発表されたというものです。
ここからです。
アフリカ大陸に新しい海が誕生する
・2005年にエチオピアに60キロの長さに渡って開いた溝は、その後も拡大し続けている。
英国王立協会の科学者によると、アフリカに新しい海洋が誕生しつつあるという。
エチオピアのアファー三角帯で研究を続けている地質学者は、海がアフリカ大陸を2つに分断するだろうと言う。もっとも、普通ならこういう大陸の大きな変化には1000万年はかかるとは思われるのだが、しかし、王立協会の研究者ティム・ライトは、今起きている出来事を「本当に信じられない」と言う。
何百万年というような長い単位で地球の変化を理解してきたライト博士を含む研究チームにとって、エチオピアのアファー三角帯でのこの5年間での変化の規模とスピードは驚くべきものだった。そこでは、あっという間に大陸に断裂が走り、大地がこじ開けられたのだ。
2005年に、この地で、たった10日間の間に、60kmの長さに渡り、8メートルの幅の断裂が開いた。地球内部の奥からの溶融状態の岩石が表面に上がって、大陸の分断を促しているのだ。
地下での爆発は今も続いている。そして、結局アフリカ大陸のその部分は陥没すると思われる。そして、そこには新しい海洋が形成されるだろう。
アフリカ大陸は小さなものとなる
アファーで研究を続けているブリストル大学の地震学者ジェームズ・ハモンド博士は、一部の領域はすでに海面下にあると言う。そして、エリトリアで大陸は20メートルの幅で断ち切られているという。
「結局、ここは分断するだろう」と、彼は BBC に言った。 「そうして、ここには新しい海ができるだろう」。
「この地は2つに引き離され、そして、より深い場所に沈んでいく。南エチオピアの地域とソマリアの近辺に新しい島が形成されるだろう。そして、アフリカ大陸は小さくなり、別の大きな島がインド洋に浮かぶことになる。」
通常なら海の下で起きるこの「新しい海洋の誕生」を直接目撃できることは非常に幸運であると研究者たちは言う。
研究チームは、地球の表面がどのように形成されていくのかを知る手かがりを得る調査を行ないたいと考えている。
地球の形成を観測することにより、収集される情報が、地震や火山噴火などの天災に関しての理解を深めることにも関係するはずだと考えている。
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タグ:アフリカ大陸の分裂
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2010年04月27日
耐放射能の細菌、世界初の発見―新疆ウイグル自治区
レコードチャイナ 2010年04月20日
2010年4月20日、中国新疆ウイグル自治区の新疆農業科学院微生物応用研究所の石玉瑚研究員らのグループが、耐放射能性の真菌と放射菌を発見した。20日付新疆日報が伝えた。
石研究員によると、一般の細菌は2000−5000グレイ(放射線被ばく量の単位)で全部死ぬが、今回発見された微生物は1万−3万グレイでも生きられる。広島、長崎型原爆の放射線量は10グレイ。ヒトは5グレイで1時間しか生存できない。
研究グループは、2003年から、新疆ウイグル自治区内の高レベルの放射線に汚染された土壌を対象に耐放射能性の生物資源の研究を続けていた。今回発見された微生物は、将来は原子力発電所や核廃棄物の処理、宇宙・航空、農業、医療などの分野で応用できる可能性がある。
タグ:パンスペルミア
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宇宙の中の地球
2010年04月19日
Large Eruptive Prominence Imaged by STEREO
NASA APOD 2010.04.18
私たちの太陽に何が起きたのか?
太陽は、先週、今まで見られた中で最も大きな爆発性のプロミネンスを噴出した。上に描写されているプロミネンスはほんの数時間の間に噴き上がり、太陽の周囲を周回して回っている双子のNASAのSTEREO衛星のそばで撮影された。
穏やかな太陽のプロミネンスは、太陽の表面上で磁場によって保たれた熱い太陽のガスの雲だ。しかし、予想外のコロナの大量放出 (CME) を通して熱いガスを太陽系に放出する場合にはプロミネンスが爆発するのかもしれない。
多分、太陽が磁場を変えることによる現象だと思われるが、プロミネンスが作られてそれを維持してゆくエネルギーメカニズムは今でも研究のテーマとなっている。
What's happened to our Sun? Last week, it produced one of the largest eruptive prominences ever seen. Pictured above, the prominence erupted in only a few hours and was captured in movie form by NASA's twin Sun-orbiting STEREO satellites. A quiescent solar prominence is a cloud of hot solar gas held above the Sun's surface by the Sun's magnetic field. Unpredictably, however, prominences may erupt, expelling hot gas into the Solar System via a Coronal Mass Ejection (CME). As pictured above, many Earths would easily fit under the expanding ribbon of hot gas. Although somehow related to the Sun's changing magnetic field, the energy mechanism that creates and sustains a Solar prominence is still a topic of research.
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宇宙の中の地球
2010年04月13日
ブラックホールは“別の宇宙”への扉?
ナショナルジオグラフィック 2010年04月13日
宇宙はロシアのマトリョーシカ人形のように入れ子構造になっているのかもしれない。最新の研究によると、私たちの住む宇宙は、別の大きな宇宙のブラックホール内部に埋め込まれている可能性があるという。同様に、私たちの宇宙のブラックホールも、極小サイズから大質量のものまですべて“別世界”につながる出入り口の可能性がある。
非常に衝撃的なこの新理論によれば、ブラックホールは宇宙と宇宙の間をつなぐトンネル、すなわち時空を高速で移動できるワームホールの一種ということになる。また、ブラックホールに引き寄せられた物質はブラックホールの中心(特異点)で押しつぶされるというのが通説だが、ブラックホールの裏側に“ホワイトホール”を想定してそこからあふれ出ていくと考えている(「Physics Letters B」誌4月12日号掲載)。
この研究を行ったインディアナ大学の物理学者ニコデム・ポプラウスキー氏は、「ブラックホールに落ちていく物質の螺旋運動に関して新しい数学モデルを提示した」と説明。アルベルト・アインシュタインがブラックホールの中心にあると予測した「時空特異点」に代わる存在として、同氏の方程式が示すワームホールは十分にあり得るという。
アインシュタインの一般相対性理論方程式によれば、ある領域内の物質が極めて高い密度を持つようになると常にそのような特異点(あらゆる物理量が無限大になってしまう点)が生まれるとされており、ブラックホールの超高密度の中心部がよく言及される。
アインシュタイン理論では、特異点はゼロの体積で、逆にエネルギーと物質の密度は無限大になるとされている。この概念はさまざまな方面から得られた間接的な証拠によって支持されているが、このパラドックスは現在の科学者を悩ませる最大の難問だ。
しかしポプラウスキー氏の考えが正しければ、こうした特異点説を受け入れる必要はなくなる。新方程式によると、ブラックホールに吸い込まれ破壊されるかのように思われる物質は、実は吐き出されて、別の現実世界の銀河や恒星、惑星の構成成分となっているという。
「ブラックホールをワームホールと考えることで、現在の宇宙論の謎をいくつか解明できる可能性がある」とポプラウスキー氏は話す。例えば、ビッグバン理論によると、この宇宙はある特異点から始まった。しかし、「そのような特異点がどのように形成されたのか」という点について満足のいく説明を提示できる専門家はいない。
ポプラウスキー氏は、「私たちの住む宇宙が特異点ではなくホワイトホールから誕生したとすれば、ブラックホールやビッグバンの特異点に関する問題も同時に解明される」と話す。
また、「ガンマ線バースト」と呼ばれる現象についても説明できる可能性がある。この宇宙でビッグバンに次ぐ強力な爆発現象であるガンマ線バーストは、発生原因が依然として謎に包まれているが、別宇宙からワームホールを通過して来た物質の放電と解釈できる。
ポプラウスキー氏の理論は検証可能か否か。同氏は方法が少なくとも1つあるという。ブラックホールには回転しているタイプがある。この宇宙自体が回転するブラックホール内部で生まれたと仮定すると、我々も“親”の回転を継承していると考えてもおかしくない。
「将来、私たちの住む宇宙が予測可能な向きで回転しているとわかれば、ワームホール説を支持する間接的な証拠となる」とポプラウスキー氏は話す。
さらに、ワームホール説は「なぜこの宇宙は物理学理論の予想と食い違うのか」という点についても解明の手掛かりになると考えられる。
標準的な物理学モデルに基づくと、ビッグバン以降、この宇宙の曲率は時間の経過とともに増大しているはずである。つまり、大きさは有限だが果てはない。137億年が経過したいまでは、私たちがいる場所は閉じた球形の面を持つ宇宙ということになる。 しかし、これまでの観測結果によると、この宇宙はどの方向を見てもかなり平らなようだ。この謎はビッグバン理論において「平坦性(へいたんせい)問題」と呼ばれている。
また、非常に初期の宇宙で誕生した光を解析したデータにより、ビッグバン直後の物質はすべてがかなり均質な温度だったことがわかっている。「宇宙の地平線」の両端にあり相互に作用したはずのない天体が、なぜ一様の性質を持つのか。この謎は「地平線問題」と呼ばれている。
このような矛盾点を説明するため、「宇宙のインフレーション」という概念が考案された。インフレーション理論では、宇宙の誕生直後、指数関数的に光よりも速い速度で膨張したと考えられている。インフレーションが進み、宇宙は原子より小さなサイズから1秒もたたないうちに天文学的な大きさに広がっていった。そして、この理論が宇宙の地平線問題と平坦さの問題を一挙に解決した。
しかし、インフレーションが実際にあったとしても、そのきっかけについて専門家たちはいつも説明に苦しんでいる。そこで、新しいワームホール説の登場だ。
一部のインフレーション理論では、通常の物質とは異なる理論上の「エキゾチック物質」を想定している。重量に応じて引きつけるより、むしろ退ける負の性質を帯びている。
ポプラウスキー氏は、「エキゾチック物質の誕生、それは初の大質量星の一部が崩壊してワームホールになった時と私の方程式は示している」と話す。「ワームホールを形成するエキゾチック物質とインフレーションの引き金となったエキゾチック物質の間には、なんらかの関係があるとみている」。
「ブラックホールの内部に別の宇宙が存在する」という説を唱えたのは、ポプラウスキー氏が初めてではない。以前、その可能性を指摘していたアリゾナ州立大学の理論物理学者ダミアン・イーサン氏は次のように話す。
「私たちの研究では解が存在する可能性を示しただけだったが、ポプラウスキー氏は一般相対性理論の枠内の方程式でブラックホールが宇宙間の出入り口となる現実解を発見している」。
「ただし」とイーサン氏は続ける。「あくまで理論上のアイデアだが。素粒子レベルを扱う量子重力の研究が今後進めば、この方程式も洗練され、ワームホール説が支持できるか棄却されるか判断できるだろう」。
カリフォルニア大学デービス校の物理学者アンドレアス・アルブレヒト氏も次のように話す。「全体的に、ワームホール説は興味深いが、私たちの宇宙の起源を説明できる画期的な解答ではない」。
もし別の親宇宙の物質があふれ出たとしても、起源という問題に関しては、謎を別の現実世界に転嫁しただけではないのか。その親宇宙のほうは一体どうなるのだろう。
「ただ、宇宙をつなぐワームホールというアイデアは、ブラックホールの特異点というアイデアと比べて特に突飛な話ということでもない。新説が珍妙に聞こえるとしても退けてしまうには惜しい。この分野で扱う事象はすべて、かなり風変わりなのだ」。
タグ:宇宙のはじまり
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IC 418: The Spirograph Nebula
NASA - Astronomy Picture of the Day 2010.04.11
C 418:スパイラグラフ星雲
IC 418のこの奇妙な紋様はどうやって作り出されているのでしょうか?
惑星状星雲IC 418は、円を描く製図機で描いたものに似ているので、スパイラグラフ (スパイログラフ) 星雲(Spirograph Nebula)と名づけられていますが、それが表わしている複数の模様については、よく分かっていません。
それらが関係しているのは、おそらく中央部の変光星から来る複数の混沌とした風ではないかと思われています。その変光星は、数時間の中で予測できない明るさの変化をしています。
対象として証拠で示されるのは、IC 418はほんの数百万年前は、おそらく私達の太陽に似た良く星だったと思われることです。ほんの数千年前には、IC 418はおそらく普通の赤色巨星(red
giant)でした。しかし、核燃料を使いきると、外殻が外へ拡張し始め、高温の残骸核を残します。それは白色矮星(white-dwarf star)になる運命であり、この画像の中央部に見えています。中心核からの光は、この星雲内にある周囲の複数の原子を励起し、発光させます。IC 418は、およそ2000光年離れたところにあり、幅が0.3光年あります。この代替色画像は、ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影されたもので、その特異な詳細を表わしています。
(参考ページ) ハッブル宇宙望遠鏡が見た宇宙 - 宇宙の宝石、惑星状星雲IC 418
IC 418: The Spirograph Nebula
Explanation: What is creating the strange texture of IC 418? Dubbed the Spirograph Nebula for its resemblance to drawings from a cyclical drawing tool, planetary nebula IC 418 shows patterns that are not well understood. Perhaps they are related to chaotic winds from the variable central star, which changes brightness unpredictably in just a few hours. By contrast, evidence indicates that only a few million years ago, IC 418 was probably a well-understood star similar to our Sun. Only a few thousand years ago, IC 418 was probably a common red giant star. Since running out of nuclear fuel, though, the outer envelope has begun expanding outward leaving a hot remnant core destined to become a white-dwarf star, visible in the image center. The light from the central core excites surrounding atoms in the nebula causing them to glow. IC 418 lies about 2000 light-years away and spans 0.3 light-years across. This false-color image taken from the Hubble Space Telescope reveals the unusual details.
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宇宙の中の地球
2010年04月02日
SOLAR PROMINENCE
Spaceweather.com 2010.04.01
今回のプロミネンスと地球の大きさの比較。 Cai-Uso Wohleのページより。
太陽プロミネンス:今日、世界中のアマチュア天文家の人たちが太陽の東側で発生した巨大なプロミネンスをモニタリングしている。下の写真をクリックで大きな写真が見られます。
SOLAR PROMINENCE: Today, amateur astronomers around the world are monitoring a huge prominence rising over the sun's northeastern limb. It's so big, it won't fit in the space provided. Click on the image below to see the entire arch:
Eric Roel took the picture just hours ago from his backyard observatory in Valle de Bravo, Mexico. Since then, the view has changed. Magnetic fields underpinning this magnificent structure are in a state of fairly rapid motion, pulling the plasma to and fro, offering a different profile to every observer. The whole thing could become unstable and collapse. Readers with solar telescopes are encouraged to monitor developments.
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