2012年06月07日



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太陽系の中で発見された「巨大な燃える物体」が地球に接近中?



ずいぶんと以前、天文写真に写る直径240キロメートルの巨大な物体が地球に向かっている? (2010年09月15日)という話題をご紹介したことがありました。下の数百キロくらいの大きさの物体が天文写真にうつっていたというもので、私自身も確認しています。





今回も似たような話題ですが、「Google Earth で、太陽系の中に巨大な物体がうつっていることを見つけた」という話題です。太陽系の中とつくあたりがやや違います。ただし、太陽系の中に位置することが実証されているわけではないです。


翻訳としては、この話題が最初に紹介された英国デイリーメールの記事をご紹介しますが、まずその物体の動画を載せておきます。


動画といっても、Google Earth で検索する様子が収められたもので、現物は長いですので、音声を消して、早回しにしました。





私自身でも Google Earth で確認してみましたが、上の物体は確かに写っています。


下の写真がそれです。


huge-google-earth.jpg


現在のバージョンの Google Earth には「スカイマップ」という夜空の地図も搭載されていて、夜の空をほぼすべて見ることができます。


Google Earth をお持ちの方は、起動させた後、ウインドウ上部の惑星アイコンがあるところから「星空」というところ(下の写真の部分)をクリックして選択すると、宇宙地図に移行します。


hoshi.jpg




そして、左上の検索ウインドウに座標を入れるか、自分で画面をドラッグして動かしながら、宇宙の星などを見ることができるというソフトです。


上の物体の座標は、5h 11m 33.74s -12 50' 30.09"となります。


なお、以前、 In Deep の記事で、



 2011年10月27日


という記事を書いたことがありますが、私は宇宙や夜空の写真はよく見るほうで、そして、そこに「何かおかしなものがうつっている」ということには慣れたというような感覚があります。


とにかく宇宙にはいろんなものがあります。


興味のある方は一日くらいを費やして、 Google Earth やスカイマップなどで星空をご覧になるのもよろしいかと思います。



まあ、「変なもの」というより、「きれいなものが多い」ということが宇宙のひとつの特徴かとも思います。今回も、 Google Earth を起動していたついでに、いろいろと見ていたときもいろいろときれいなものを見つけました。


たとえば、私はしし座生まれなんですが、しし座の周辺を見ていた時にとてもきれいな星(?)がありました。


下の画面はしし座のあたりですが、この中央に「あ、きれいっぽい」と思うものを発見。

矢印をつけた部分のものです。


google-sky-01.jpg



これをどんどんと拡大していくと・・・。


google-sky-02.jpg



このようなものが写りました。

座標は写真の下に書いてあるものです。


おおお! なんだかよくわからないけどキレイだ!」・・・というようなものが無数に宇宙にはあります。



まあ、宇宙に詳しい人は、これらの現象の理由とか名前なども知っているのだと思いますが、私のような普通の人はとりあえず、その美しさを楽しめればそれでいいのだと思います。


あるいは、今回の本題の「物体」のように巨大な物体はどこに向かっているのかと考えてドキドキするのもいいのではないでしょうか。ただ、記事にあるように「これが地球に向かっている」というようなことはないと思いますけれど。


では、ここからデイリーメールの記事です。




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2012年04月11日



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jupiter-01.jpg


(訳者注) 今日は宇宙関係の話題を2つ、別の記事としてアップしたいと思います。最近、どうもダラダラと長くなる傾向にありますので、今回のはどちらも大変に興味深い記事ですので、短めですが、2つにわけることにしました。

まずは、「木星」の話題です。

木星は太陽系で最も大きな惑星で、また、最近は観測上での大規模な変化が多く、よく記事になる惑星です。過去記事翻訳記事の下にリンクしておきます。



▲ 木星と太陽系の他の惑星の大きさの比較。


ところで、この「木星」には非常に奇妙な特徴があることをご存じでしょうか。

Wikipedia の木星から、その部分をピックアップいたします。「木星電波」という項目です。



木星電波

1955年、バーナード・バーグとケネス・フランクリンは、木星から発せられた断続的な22.2メガヘルツの電波信号(電波バースト)を検出した。(中略)研究によって、木星は3種類の電波を発していると判明した。

2010年には、木星磁場とほぼ一致する領域から強いX線が放射されていることが日本のX線天文衛星すざくの観測で判明した。




つまり、木星からは「3種類の電波」が常に放出されているのです。

そして、さらに「木星からはX線(エックス線)が放出されている」ことを日本の観測衛星が突き止めています。

なお、上にある 1955年に最初に木星から電波が発せられていることを発見したふたりの科学者のデータは、現在 NASA のデータライブラリーに収められています。
英語ですが、下にあります。

The Discovery of Jupiter's Radio Emissions
木星からの電波の放出の発見


この「木星から電波が出ている」という前提でご紹介するのが本日の記事となります。

この「X線」が出ている「場所」が判明したのです。

それは、これまで科学者たちが推定した場所とはまったく違う場所で、なんと木星の「北極」と「南極」の両極からでした。地球でいえば、「北極と南極から同時に強力なX線が宇宙に放出されている」というような話で、これは確かに不思議な現象といえそうです。

これは NASA のチャンドラ人工衛星のX線撮影により判明しました。


では、早速記事をご紹介します。





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2012年04月06日



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そして、「月と太陽は同じもの」だと再認識した夜と朝


(訳者注) それにしても、どうして、ほんの2年くらい前まで「地球の年齢は46億年」とかと信じこんでいたのか・・・。そう信じていた自分がいたことが、むしろ信じられない感じですが、いつ頃からの思いこみだったのかも思い出せないほど「完ぺきに刷り込まれた記憶」でした。

そういえば、来週、うちの子どもが小学校へ入学するんですよ。

小学校1年生ではまだ太陽系の組成とか歴史とか、そんなことやらないかもしれないけど、いつかは「宇宙はビッグバンで作られ、地球は46億年前に太陽と共に・・・」というようなことを教えられていくのかと思うと、どうしても多少は暗澹とした気分にはなります。

奥さんとか祖母とかは「入学おめでとうモード」ですが、私は、彼(子ども)には「まあ・・・いろいろ大変だと思うけど、適度にがんばってね」と言うしかなかったです。あとはもう子ども本人が乗り切れるかどうかというサバイバルの部分だけかもしれません。

私は「人間は7歳から大人」と真面目に思っていますので、彼が子どもでいるのもあと数ヶ月(そういえば、今年の7月7日が彼の7歳の誕生日。777)。少ない子ども時代を精一杯楽しく生きてほしいです。

私の6歳の頃は楽しかったです。



崩れつつある地球の歴史と太陽との関係性

話がそれましたが、今日の記事は、オーストラリア国立大学で地球内部の研究をしている科学者たちが「地球と太陽と隕石の組成はすべて違うようだ」というようなことを発表したという記事のご紹介です。実際には、訳している内容はわりと難解で、理解できない部分も多いですが、その前に、「現在の科学での一般的な地球と太陽の関係はどのように説明されているものなのか」ということをご紹介しておきます。

下は、「太陽探査機「ジェネシス」による太陽と地球型惑星の酸素・窒素の同位体組成の差観測」という記事からの抜粋です。


一般に今からおよそ46億年前、星雲(星間物質の密度が周囲より高い領域)の中心部から原始太陽が形成され、その原始太陽系星雲が回転を始めて原始太陽系円盤となり、その領域で地球などの惑星が形成されたと考えられています。

従って太陽と地球などの惑星は、同じ太陽系星雲物質から構成されていると思われていました。




というもので、つまり、上の「太陽と地球などの惑星は、同じ物質から構成されている」という、この何十年もの宇宙科学の「常識」だったことが崩れてきているという話でもあります。


今回ご紹介する記事もそうですし、上の抜粋した記事の内容もそれと関係したものです。上の記事では、NASA の太陽探査機が採取した太陽風の粒子を分析した結果、地球と太陽の生成過程が違う可能性が示された(酸素と窒素の同位体比が太陽と地球などでは異なる)ということが 2011年6月に NASA から発表された時のものでした。


こういうことがどうして重要なことなのかというと、またも引用させていただく「ひとつのことは万物に通じる」というエメラルド・タブレットの概念の通り、

「ひとつの基本的な転換は、すべての転換につながる」

と私は思っています。


ところで、上の記事に唐突に「旧約聖書の創世記」の一節がピックアップされていましたので、その部分をここでもご紹介します。




旧約聖書 創世記 第1章 16-18節

神は二つの大きな光る物を造られた。大きいほうの光る物には昼をつかさどらせ、小さいほうの光る物には夜をつかさどらせた。また星を造られた。

神はそれらを天の大空に置き、地上を照らさせ、また昼と夜とをつかさどり、光とやみとを区別するようにされた。神は見て、それをよしとされた。






これを読んで「昨晩と今朝のこと」を思い出しました。

それは、上の旧約聖書には「大きいものを太陽として、小さいものを月とした」というようなニュアンスで書かれていますが、「それは違うかもしれない」という話です。

つまり、「月も太陽も同じ大きさだ」と酔っ払いながら思った時の話です。



夜の太陽と昼の太陽

昨晩、家でお酒(ワイン)を飲んでいたら、全部飲んじゃって、他のお酒はいろいろとあったんですが、「ワインまだ飲みたい」と、夜の10時頃にフラフラと外に買いに出ていったんですね。

ふと、歩いている真上やや前方に「月」がある。

ほー、月だ。月っていつもあるな(当たり前だ)」

と見上げてしばらく眺めていました。
下のはネットからもってきたものですが、薄曇りの中のこのような普通の月です。

moon-2012-04.png


その時はそれだけだったんですけれど、今朝。
自分の部屋の机に向かっていた時、開けていた窓から太陽が見えたんです。

今朝は薄曇りで、「雲の向こうに太陽の輪郭が映っている状態」の、下のような太陽でした。

sun-2012-04.png

それを見て、昨晩の「月」のことを思い出しました。

そして、


「月と太陽って、おんなじ大きさやんけ」


と気づいたのです。

同じ大きさというのは、「目に見える大きさが」という意味です。

そして、最近の私のブログでは、「見える状態」ということがどれだけ大きな意味を持つのかということを考えたりすることが多かったです。


いやまあ、そりゃ日食とかもあるんだし、そんなこと当たり前じゃん、と言われればそれまでなのですが、なんとなく、「太陽のほうが大きく見える」ようなイメージというものを私は持っていました。それは太陽が光っているので、光の放出の部分を考えるからでしょうが、大きさ的には明らかに「太陽 > 月」と思いこんでいたのです。

でも、「月と太陽のふたつは同じ大きさ」だったんです。
少なくとも、地球から見るそのふたつは。


そして、同時にこのことで気づいたのが、先日、

さまざまな言語での「太陽」の発音
 2012年03月30日

という記事を書いたのですが、その最後に「アイヌ語」のことをちょっと書きました。
アイヌ語には文字がありませんので、発音だけですが、

太陽は「トーカム・チュッ・カムイ

月は「クンネ・チュッ・カムイ

といい、「チュッ・カムイ」の部分が同じことに気づきます。

本当かどうかはわからないですが、その記事で私は、


この「トーカム」と「クンネ」は、今でいう太陽と月という違いではなく、

・昼の太陽
・夜の太陽


という違いだったようです。
アイヌは、太陽も月も「どちらも太陽」と見なしていたと考えられます。




と書いたのですが、まさにその通りだと昨日の「月」と、今日の「太陽」で気づいたのです。


なんか興奮ついでに下のようなものもアップしました。
発音は、アイヌ語を覚えようというところから拝借した音声ですので正しいと思います。





話がそれ続けてしまいましたが、いずれにしましても、今後、加速度的に「宇宙の歴史」に関しての記述は変化していくと思います。つまり、Wikipedia の「地球史年表」の最初の部分にある、


・137億年前 - ビッグバン。

・46億年前 - 地球誕生。

・46億年前 - 38億年前  地殻と海ができ、最初の生命が誕生したと考えられている。



が完全に書き換えられる日も遠くないということだと思います。


ここから翻訳記事です。

なお、下の翻訳記事の冒頭にある

現在の私たちは、太陽が M67 に起源を持たないことを知ってしまった

という下りに関しては、今年はじめに報道されたナショナルジオグラフィック・ニュースの「太陽の生まれ故郷、有力候補が消える?」などをご参照下さい。

そのナショナルジオグラフィック・ニュースの記事は、



太陽の生まれ故郷として最も有力視されていたメシエ67(M67)。しかし、新たなコンピューター・シミュレーションによれば、その可能性は低いという。


で始まるもので、「太陽の起源」に関しての可能性のひとつの理論が消えたというニュースです。



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2012年03月31日



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次々と発見され続ける「遠い場所にある銀河」の存在自体が現在の宇宙理論に大きな疑問を提起している。


最近、私は、ビッグバン理論をはじめとした「有限宇宙論」というものの存在が私たち人類の生き方を寂しいものにしているというようには思っていて、それとは別に今まで、このブログでも「ビッグバン理論がすでに成立していないことに関しての発見」についての記事はよくご紹介していました。

それらのリンクは記事下にご紹介します。

最近、「どうして110億年前などの(現在の理論ではビッグバン直後の頃の)銀河が、すでに何百億も成長を続けたような姿をしているのか」ということに関して、米国のジョンズ・ホプキンス大学の科学者が疑問を呈したことが話題となっています。ジョンズ・ホプキンス大学は、1876年に世界で初めての研究大学院大学として設立された権威筋の大学です。

そのことが米国の人気宇宙科学サイト「デイリーギャラクシー」で紹介されていたのですが、この記事には非常に多くの読者からのコメントが寄せられていて、そのコメントが大変に興味深いものが多かったので、本文記事を要約程度にご紹介した後に、コメントもいくつかご紹介します。

「もう現代の宇宙理論を信じていない」という空気が非常に色濃く漂っています。


関係ないですが、埴谷雄高さんの小説『死霊』の一節の中に、


「おお、イエス、イエスよ。自覚してくれ。過誤の人類史を正してくれ。」

(「死霊」 第七章 最後の審判)



というフレーズがありますが、埴谷さんは、さらに人類の役割として「過誤の宇宙史を正すこと」を挙げています。これはもちろん、ビッグバンとは関係ないことですが、ビッグバン理論の是正という程度の小さなことから始めれば、いつか人類は「正しい宇宙史」ということにたどり着くのかもしれません。

もっとも、私自身は「宇宙の歴史」というもの自体が存在しないと思っていますけれど。

この世に存在するのは基本的には「瞬間だけ」だと考えています。これについてはいつか少し考えがまとまれば書きたいと思っていますが、こんなことばっかり考えているから気分が悪くなるのかもしれません。いや、本当に。


jesus-1.jpg

▲ 1995年の NHK の ETV特集「埴輪雄高 死霊の世界」より。小説の一節の朗読の場面。


なお、先日、「ヨーロッパ南天天文台が新たに 20万以上の銀河を発見したこと」をご紹介した、

惑星や銀河は「瞬間的にできるものなのかもしれない」と思った朝

という記事にも書きましたが、今後、このジョンズ・ホプキンス大学の科学者のような疑問はごく普通に議論されていくことになると思います。宇宙論の是正・・・というより、宇宙史を考え直す時期は極めて近いところまで来ているようです。

私はひとりの素人天文ファンとして、日本人科学者の方を含めた、あらゆる科学者の皆様の賢明な検討を期待しながら生きていきたいと思います。それは単なる宇宙論の是正ではなく、人類の観念が変わる瞬間でもあると私は思っています。

それでは、翻訳記事はここからです。
本文のほうは要約で、コメントは抜粋したものです。

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2012年03月27日



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「日本人自らが描いた120年前の日本の光景」が美術書として出版されることに

英国のマンチェスターにジョン・ライランズ図書館という歴史ある図書館があり、その図書館のサイト「CHICC Manchester」というものがあります。

昨年から今年にかけて、このイギリスの図書館が全力を傾けて編纂した一冊の本がありました。

それは昨年9月に In Deep の、

日本人自らが撮影した 120年前の日本の光景
2011年09月17日

という記事で紹介したものです。

1800年代の終わり頃、日本人自らが日本の風景を撮影し、そして日本人自らが写真に彩色した絵が250枚以上残っており、そのイギリスのジョン・ライランズ図書館に所蔵されていました。バラバラだったそれらを一冊の書にするため長い期間をかけて編纂していたのです。




▲ 上記の過去記事より、1897年の京都の嵐山




▲ 上記の過去記事より、牡丹園。




▲ 上記の過去記事より、京都の茶屋でくつろぐ女性たち。


私は当時、それらの写真を見ていて、理由はわからないのですが涙が止まらなくなり、それで記事にしたのですが、ジョン・ライランズ図書館のブログの最近の記事で「ついにその編集作業が終わった」ことが書かれており、そして何と、一般向けに発売されるのだそうです。予約受付が始まったことが書かれていました。

JAPAN, DESCRIBED AND ILLUSTRATED BY THE JAPANESE. OUT NOW!
「日本人により描かれた日本の風景」が完成


japan.jpg

上のが表紙のようです。
ここに収められている絵と写真の数々は日本にも現存していないと思われる記録ですので、かなり貴重なものだとは思います。

サイトには紹介文が下のように書かれていました。



これは今まで出版された本のなかでも、最も貴重で美しい豪奢な出版物のひとつになるだろう。ここには、今の日本から失われてしまった昔の日本の美しい光景の彩色写真 259枚が収められている。すべて当時の日本人により描かれたものだ。

美術的にも極めて貴重な絵と写真が完ぺきな複写技術で蘇った。




今は先行予約で、まだ発売ページはないですが、発売される頃にまたアナウンスがあると思いますので、ご紹介しますね。発売するのは歴史的美術関係の専門出版社と思われる フォリオ・ソサイエティ という歴史のある出版社のようです。

サイトはすべて英語ですし、イギリスからの発送ですが、サイトを読む限り、基本的には全世界どこへでも発送するのだそう。ただし、EU以外の国には、到着まで数ヶ月かかるようですが。

ただ、フォリオ・ソサイエティの本の価格を見てみますと、安いものでも20ポンド代(3000円くらい)から、写真中心の高いものだと2万円くらいするものもあります。今回の「日本写真集」は労力もかかっている上に資料的価値も非常に高く、また写真が多いので、値段も高そう。その場合は私には買えなそうなので、買われたどなたかが見飽きたら私に下さい(笑)。

そんなわけで、これに関しては発売しましたらまた書きますね。
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2012年03月26日



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(訳者注) 3月19日頃、海外のアマチュア天文家が「火星の北東方向の頂上から雲のような奇妙なものが出ている」ということを発見し、その天文家が自分の天文サイトに撮影した火星の写真をアップして以来、ここ数日、大変な話題となっています。
その現象は現在も継続中のようです。


2日ほど前に米国の msnbc ニュースでも取り上げられましたので、その記事をご紹介します。

写真は決してわかりやすいものではないですが、3月21日に撮影されたのはこのようなものです。矢印の部分がそれです。

mars-haze-01.jpg


どうしてこの程度のことがそんなに話題になるのかというと、たとえば、地球をこのくらいの距離から撮影して、「宇宙から撮影しても見えるほどの、つまり数百キロ以上の高さで「地球から何かが噴出していたら」と考えると、「そんな現象あり得ない!」ということが想像つきます。


この写真に写るモヤみたいなものの高さなんですが、この写真からの計算では、地表から約 240キロメートルの高さとなることが書かれています。

これがどのくらい途方もない高さかというと・・・たとえば、ちょうど昨日の記事で、フィリピンのピナツボ火山の 1991年の噴火のことを取り上げたのですが、現在の地球で実際に起きている噴火の規模としては最大級に近いその噴火での最大の火山灰の高さが「高度 34,000メートル」でした。約 34キロ。

そこから考えると、この火星の「 240キロメートルの高さのモヤ」というのは、火山の噴火や悪天候などを含めた地表での自然現象だとしたら、壮絶なことが起きているということになるかもしれないですし、地表での自然現象以外だとすると、空中での「何か」ということで、その説明は難しいことになっているのだと思います。

実際、このアマチュア天文家の撮影を受けて NASA の火星探査ミッション施設もすぐにその場所の観測を始めたことが記事に書かれています。


昨年以来、太陽系の様々な惑星で地球から見てわかるほどの大きな変化が発生していますが、火星にも現れたということかもしれません。

木星では、地球以上の大きさの「赤道縞」というものが消えたり(下の写真)しています。



過去記事での最近の太陽系での異変の記事をリンクしておきます。




ここから今回の火星のニュースです。



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タグ:火星の現象



  

2012年03月24日



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水星は他の太陽系の惑星とは構造が根本的に違う可能性を示すデータ。そして、水星は地理的活動が継続している「生きている惑星」であることをも示唆。

前記事:
水星の真実: 探査機メッセンジャーの撮影で水星の「何か」がわかるかもしれない(1)


--
(訳者注) 前回の続きで、今回が水星探査機メッセンジャーの記事の翻訳です。

なお、前回の記事では「薔薇十字のシンボルの秘密」にある「水星の意味」を書きました。でも一応書いておきますが、私は今でもオカルト、占星術等に関して、ほとんど一切の知識を持ちませんので、シンボルなど説明について間違っている部分がたくさんあると思いますので、そのあたりは読まれている方で訂正されながら読まれてほしいと思います。

私は固有名詞を覚えるのが「本当に」嫌いで、よく Wikipedia から引用しているのは固有名詞の確認のための意味もあります。
DNA の4つの種類なんかも今でも覚えていません。人の名前もあんまり覚えません。忘れるのではなく最初から覚えようとしないんです。

私、本当に左脳的な意味では頭がクソバカなんで、それを念頭に置いていろいろと読まれていただくと幸いです。

それでも、過去記事でもそうですが、科学的な間違いの部分は訂正することもあっても、それ以外はあまり訂正はしないです。

なぜなら、「それが私の頭の中の世界だから」です。自分の頭の中の世界を訂正すると、自分の世界がいびつになってしまうような気がするんです。


これにも理由があって、In Deep 以前の・・・たとえば、昔のクレアなどから読まれている方がもしいらっしゃれば、おわかりかと思いますが、私はもともと「誰でも知っているような知識がまるでない」のですよ。暗黒物質も宇宙線も太陽系にある惑星の位置も、地球の年齢(と言われているもの)なども2年ほど前まで知りませんでした。クレアを書いていて偶然知ったのです。

そして、最近書いているようなところにまで来ている唯一の理由は「偶然」だけなんです。

偶然の連続でいろいろなことを知り、いろいろなことを思った。

In Deep でこれまで書いた様々なことは(翻訳は別として)ほとんど「見て感じるまま」を書き続けていました。直感にも至らない、「ボーッと見たまま」。そして、その後に起きる偶然のつながりが現在まで続いているという感じです。

そして、今ではこの偶然は「生まれた時から始まっている」と感じだしたりしているわけで、この「偶然の流れ」を断ち切ることもできないのかなあと思います。

この世や、あるいは宇宙の流れのままにボーッと流されていくしか「自分」を知る方法はないと感じています。



惑星の由来を知った真実

こんなこと書いていいのかどうかわからないですが、先日書いた記事、

惑星や銀河は「瞬間的にできるものなのかもしれない」と思った朝

という中に書いた「宇宙のすべてのものは瞬間的にできるのかもしれない」というのは、実は自分で「マー油」というものを作っていた時に気づいたことでした。

マー油は九州の方ならご存じかもしれないですが、熊本ラーメンなどには必ずのように入っている焦がしニンニク油のことで、私はマー油が好きなんですが、東京のほうではほとんど売っていないのです。

なので、自分で作るしかないのですが、これは、ニンニクをきつね色とかではなく、「炭化するほど真っ黒に焦がす」必要があるのものなのですが、先日作っていた時、油の中のニンニクが「最後に焦げる瞬間の反応」を見ている時に、小さなニンニクのみじん切りが一気にくっついて、瞬間的にガッと塊になったのですよ。

それを見て、

「宇宙の星間物質が惑星になるのなら、それが固体化するのは瞬間的な崩壊と生成で成立するんじゃないの?」

と思い至った次第です。


基本的に星間物質はどんなに磁場や重力(と言われるもの)が集合していったとしても、長い時間をかけてもそのままのはずです。

星間物質は宇宙空間の中で大変に密度が低いので、それ自体が「固体になる」なんて「長い時間だけ」では無理な気がするのです。

仮に、何億年もの時間をかけて磁場などで星間物質(宇宙塵など)が集められ続けたとしても、それが「最終的にはピュンッと爆発的瞬間的な反応で固体化する」という化学的な反応の瞬間が必要なはずなのでは、と。


まあしかし、マー油のほうがうまくできたので、「まあいいや」とそこで考えるのをヤメましたが、その翌日、「新たに20万個の銀河が見つかった」というニュースを見て、また思い出して記事として書いたような感じです。


まあ・・・私なんて大体すべてにおいてこんなもんなんです。

発想もテキトーだし、基準もいい加減。

何もかもいい加減でテキトーで、クズのような生き方でライフ・アズ・ファックそのものな人生。

それは自分で十分にわかっているから、エラソーにするのがイヤで、だからこそ消えていきたいと思っているんです。

でも突然何かを書いていたりして、今のように書きたい時は無意識に近いように書いてるわけなんですよ。だから、どこまで自分の存在を消して書き続けられるかということとの勝負になっている面もあるかもしません。


私は生まれてわりとすぐ小児ぜんそくになり、幼稚園にほぼ行けなかったので、幸いなことに「先生から学ぶ」というスタイルの人生を知らずに幼少期を育ちました。そのスタイルを高校卒業まで完全に貫いたせいで、まったく何も知らない大人になりましたが、何も知らない分、何を知っても嬉しいし、今でもそれは同じです。

この自分のスタイルは今後も変えません。

つまり、「先生は作らない」。


仮に私に先生がいるとすれば、それは「この世」です。


この世が見せる偶然と進行だけが先生です。


ちょっと横道に逸れすぎました。
それでは、翻訳記事を。
オーストラリアの ABC の報道です。



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タグ:水星の真実



  


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水星は他の太陽系の惑星とは構造が根本的に違う可能性を示すデータ。そして、水星は地理的活動が継続している「生きている惑星」であることをも示唆。


次記事:
水星の真実: 探査機メッセンジャーの撮影で水星の「何か」がわかるかもしれない(2)


mercurysurprise-02.jpg

▲ NASA の水星探査機メッセンジャーが送信してきた水星の最新の写真。右のカラー写真は11種類の波長の違うフィルターから NASA が構築した「真実に近い色」の水星の疑似カラー写真。天文家たちは「今まで想定していた水星とは違った」ということにかなり戸惑いを見せているようです。
--

(訳者注) 昨日、米国をはじめとした西洋のメディアでは、一般大手メディアから科学専門サイトをまで、いっせいに「水星 (Mercury)」の文字が紙面やサイト面に躍りました。

それは NASA の水星探査機メッセンジャーが送信してきた水星の写真に多くの謎や驚きが示されているというものでした。


これまで水星について何度かふれたことがあります。
代表的な記事としては、

突如スポットを浴び始めた「水星」(西洋神秘学では最重要惑星)
(2011年10月01日)

というものを書いたことがありました。
このことについて改めて書いてから、翻訳記事をご紹介したいと思います。


「この世」を支える水星

上の過去記事のタイトルにある「水星が最重要惑星」という意味なのですが、西洋の神秘学、例えば、薔薇十字に関係した記述では、下のようにあります(エメラルド・タブレッド)より。


聖杯は、両性具有を意味する水星で支えられている。
水星は男性と女性の両方の性質を持つ。

これは「逆にあるもの同士を結びつける」ことをあらわす。

太陽と月が水星を用いて偉大な仕事を成し遂げるシステムだ。





上の図はエメラルドタブレットですが、赤で囲んだ部分が「水星」です。

そして、その上に「聖杯」が描かれています。
太陽と月が聖杯の中に何か注いでいる。

ごく普通に考えて、注がれている聖杯の意味するところは何か・・・と考えると、それは、「地球」か、あるいは「人間」か、あるいは、それらを含めた「この世」というようなものを表していると思います。

つまり、中世の神秘学では、「この世(地球)」を下から支えているのは「水星」のようなのです。

水星が太陽系の中で最も重要な意味を持つ惑星だと書いたことにはそのような理由があります。


ここで、過去記事「 1785年の「薔薇十字の秘密のシンボル」の冒頭に出てくる数字」でご紹介しました 1785年の古書を再度見てみようと思います。

そうすとる「水星のシンボル」がもう至るところに出てくるのです。

たとえば、下のような1枚すべてがイラストのページがあります。書かれているラテン語はわからなくても、この絵の中で最も数多く描かれているのが水星です。この絵だけは縮尺したため見づらいですので、イラスト内に注釈を入れさせていただきました。

mercury-001.jpg


上のイラストからは、太陽も月も、そして、男も女も、すべて水星に支えられていることが何となくイメージとして伝わってきます。さらに、中央の絵の真ん中にいる立派そうな男性の頭上に輝いているのも、「太陽ではなく水星」です。

その男性は6個の「7」の数に囲まれた六芒星の中にいます。
太陽や月はその下に並んでいるのがおわかりでしょうか。

あらゆる存在を水星が支えている。
少なくとも薔薇十字の古書では、そうなっているということになりそうです。


以下、他の「薔薇十字の秘密のシンボル」の中にある他のイラストをいくつかご紹介します。イラストの中に注釈は入れません。キャプションだけで説明します。

120px-Mercury_symbol.png

水星のシンボルは上のマークですので、それを参考に見てみて下さい。
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2012年03月23日



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欧州天文台が新たに観測した「 20万個の銀河」をみて


(訳者注) 今回の翻訳記事は、ヨーロッパ14カ国とブラジルが共同で運営する天文観測施設のヨーロッパ南天天文台(ESO)のニュースリリースなんですが、それを読んでいて、ふと思ったことを書いておきたいと思いました。

今の天文学の中での「最も誤った考え」・・・いや、誤ったという書き方は変ですが、「根本的な考え違い」のひとつとして「宇宙の様々なものは徐々にできていくという概念」があるのではないかという気がしたのです。

つまり、地球も含めた星とか、あるいは銀河とかが「何億年もかけて作られていく」というのが現在の天文学の一般的な考え方ですが、しかし、この世の中に「徐々にものができていく」という反応なんてあるのかなと。そう見える物理的反応でも、実際には「瞬間の反応が積もり積もっているもの」ということがあって、そういう中で、星などのように巨大なものが似たような形で作られていることに「徐々の反応」を考えるのは難しいのではないかという気がしたのです。


以前、地震のトリガーの記事で書いたことがありますが、地球上での「化学(ばけがく)的反応」というのは瞬間的なものなわけですから、宇宙の様々も実は「一瞬にできるものなのでは」という気がとてもします。

水は0度以下とかになると凍るものと考えがちですが、実は物理的な刺激がないとなかなか凍らないもので、これを過冷却水(凍る温度より冷たい温度なのに凍っていない水)とか呼び、そこに小さな刺激を与えると「一気に」氷となります。

YouTube で「過冷却」で検索するといくらでも出てきますが、下のように、すでに水の温度はマイナスになっていても凍っていない水に、ほんの少しの刺激を与えると一瞬で氷になります。




こういうような反応は、実は地球上での物質の崩壊や、あるいは「作られる」ことのあらゆることに言えることで、万力で石を締め付けても割れない場合、そこに水を一滴垂らすと一気に砕けるというのも「化学(ばけがく)的反応」です。

現象としての崩壊は「創造と同義」でもあります。

過冷却の水の場合は、「水(の形)が崩壊して」、「氷(の形)が作られる」。
しかも一瞬で。

これは小さなものだから起きる現象だと思われるかもしないですが、しかし、多分ですが、たとえば、条件が同じなら、地球の海くらいの量の海でも同じことだと思います。

実際には地球の海くらいの大きな水は風や揺れなどの物理的現象を常に受け続けているので、同じような実験はできないですが、原理としては、「物質はあるけど、ふだんは風や振動などの物理的な刺激が何もない膨大なもの(場所)」に刺激を加えると「膨大な化学的反応が起きる」ということはあり得るわけです。

そして、その「ふだんは風や振動のなどの物理的な刺激が何もない膨大な場所」の代表的なところは「宇宙」です。

宇宙は、基本的に、磁力と宇宙線などの動き以外の物理的な動きはあまりない空間がえんえんと広がっているように思います。でも、一方で、宇宙空間は、宇宙塵や各種の有機物などをはじめとした物質(あるいは放射線や宇宙線自体も物質)で満たされていることもまた事実で、それらが何かの物理的刺激によって、化学的反応を起こすと、「瞬時にして」何かができるかもしれないと。

つまり、たとえば、地球なんかも「瞬間的にできる」。

もっといえば、銀河なんかも瞬時にできる。


今回ご紹介する「新たに観測された20万個の銀河」というニュースを読んで、観測技術の向上だけでは表せないすさまじさも感じ、あるいは、宇宙はどんどんと瞬時にできているのかもしれないと思ったりした次第です。


ちなみに、物理的な刺激を与えているものは宇宙線だと思います。

それは、過去記事でも書きましたが、宇宙線が地球の雲や雷などの組成に関係しているることがほぼ明らかとなっていて、つまり、宇宙線にはそれだけ「物理的な刺激」を与えられる能力があると考えられるからです。



なんとなく私たちは「大きなものは一瞬にはできない」というように思いこんでいる感じがするのですが、冷静に考えれば、小さなものに起きることが大きなもので起きないと考えるほうが不自然な感じがしたりもします。

このことを強く確信することには、やはりエメラルドタブレットなどにある「すべてのものはひとつに通じる」とという概念です。ひとつの物理法則(化学的反応)の原則は、すべてに繋がる原則のはずで、宇宙だけがゆっくりとした生成の過程を経て作られるというのは変だなあと。


ここまで書いたことは今朝ふと思っただけのことですが、しかし、この「宇宙にあるものはいきなりできる」ということはかなり実際に近いことにも思います。

そして、そう考えると、天地創造とかの神話も理解しやすいです。

過冷却などの凍っていく拡がりのスピードと、地球の大きさなどを比較すると、地球くらいの大きさの星なら「何もない宇宙空間から1週間くらいで作られちゃう」という感じがします。物理の法則には「伝播のスピード」があるので、それ以上早いのは無理そうですが、それでも1週間くらいで地球が作られるのなら、まあ「一瞬」の範疇に入るのかなと。

宇宙のどこかで毎日「ポンポンと」地球や銀河ができているのだとするとおもしろいです。


今回の記事はここまで書いたこととは関係ないんですけど、最近、新たに20万個の銀河が見つかったというニュースです。

あと、最近、オーストラリアのスウィンバーン工科大学というところから「四角い銀河が発見された」という論文が発表されていました。下の写真の銀河です。

Square-Shaped-Galaxy.jpg

▲ 正式名は LEDA 074886 。真ん中のコアが丸い宝石みたいにも見えるので「宝石箱銀河」と言う人もいました。


これはスウィンバーン工科大学のニュースリリースで見たのですが、その後、ナショナルジオグラフィックの日本語版でも紹介されていましたので、そちらをリンクしておきます。

長方形の銀河を発見 (ナショナルジオグラフィック 2012.03.20)

それでは、ここから「20万個」の銀河の報道です。

ヨーロッパ南天天文台(ESO)のニュースリリースからです。ESO は最新式の赤外線望遠鏡の「 VISTA 望遠鏡」によって、次々と新しい星や銀河を見つけています。



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2012年03月07日



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(訳者注) 米国の著名な理論物理学者が提唱した「私たちの知る宇宙は、様々に存在する宇宙のひとつに過ぎない」という、つまり「無限の宇宙の可能性」を提唱したことが科学界で話題となっているという記事なんですが、実は「この記事の内容がまったくわからない」のです。

見出しに惹かれてご紹介しようと思ったのですが、原文をいくら読んでも理解できなくて、とても訳せるわけなさそうなのでやめようと思ったのです。しかし、しばらくしてから読み直して、「ここまでわからないなら何か意味もあるのかも」と思って、とりあえずご紹介します。

わかる部分だけを訳しましたら短い記事になってしまいましたが(苦笑)、それでもこの部分でも間違っている部分は多いと思います。


ちなみに、この「宇宙は無限」という響きは素敵なのですが、しかし、読んでいると、それでも、何か物理学者たちは「形や始まり」を決めたがっていると感じます。

たとえば、文中に、

> 私たちの宇宙が、巨大で無数の「無限から生まれた」という考え方だ。


というように、「生まれた」( born )という言葉が使われていることでわかるにように、どうあっても宇宙は「生まれた」という考え方に持っていきたいという基本概念が根底にあります。この考えが根底にある限り、ビッグバン理論が消えても、「他のビッグバン理論」が組まれるだけという感じもしないでもないです。

まあ確かに、宇宙が「生まれた」のか「生まれていないのか」はわからないことですけど、私は「生まれていない」と思っているので。

宇宙は「単なる瞬間」だというのが私の考え方です。
時間軸は存在しない。

無数の「瞬間」の交錯が宇宙だと最近は思います。

まあそれはいいや。

では、ここから記事です。



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