2013年06月04日



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蘇った400年前の植物や、発芽した3万年前の花の種子 : では人類は?



nadeshiko-32000.jpg

▲ およそ3万2000年前の種子から発芽、成長したナデシコ科の植物。ロシアの研究チームが成功。 ナショナルジオグラフィック ニュースより。






 


未来は見えないままだけれど


先週末、神奈川県の藤野というところに行っていたんですが、湖や木々の光景を見てリフレッシュするつもりが、森を眺めているうちに、むしろ、いろいろと精神的に混迷してきまして、昨日は1日ぐったりとしていました。

個人的な迷いとか、自分の家族の問題だとかは書いても仕方ないことですので、それは置いておいて、なんとなく私は都会から遠く離れたところで暮らすようなことを想定して最近生きていたような気がするのですが、藤野で森を見ている時に 2011年 3月の震災直後に書きました記事の、

新しい神話の神様たち
 2011年03月16日

で記したことを思い出したのです。

そこに私はこのように書いています。


次の何千年かの神話がスタートしたのであろうことを感じます。

今の世界には、大洪水の中をひとりで逃げたところから始まるような世界での神話の中で生きてきた人たちもいます。

しかし、これから始まる神話はそうではありません

その頃には、願わくば、文字で記述された聖典などのない時代であってほしいですが、仮にそういうものがあるとしたら、その聖典の最初のページに出てくるのが、今の東北の災害と、もしかすると、今後、日本の他の地域も襲うかもしれない災害の中の「日本人」だと思います。

その何千万人の神様たちが世界の人々に言いたいことは、その何千万人の他の何十億人の人々も、全員が同じ神様そのものであることに気付いてほしいと。




私が最近考えていたことは、単に上にある「大洪水の中をひとりで逃げたところから始まるような世界での神話」の主人公と同じなのではないかと。

あるいは、昨年2012年12月には、中国などでは「舟を建造する人たち」が続出していました。

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▲ 過去記事「世界終末狂想曲」より。


昨年は、こういう中国の人たちを見ながら、なんとなく見苦しさを感じていたのですが、しかし、自分の考えていることも、舟を作り続ける人たちと何も変わらないのではないかと。「ひとりで逃げる神話」の延長。


そう思うと、藤野の森の木々を眺めているうちに、最初は少し恥ずかしく、次に次第に「疲れて」きました。

この「疲れ」は、もう何をどう考えればいいのだかわからなくなってしまう入り口に自分がいることを感じての疲れだったのかもしれません。

fjn2013.jpg

▲ 宿泊した場所から見える森の様子。


そういえば、上にリンクした「世界終末狂想曲」という記事には、7世紀の中国の予言書である「推背图」(ツイベイトウ)というものの第1章の部分を載せています。

大体このような文章で始まる予言書です。


推背图 第一象

私はこの広大な世界の終わりを知らない、と唐の予言者は言われた。
太陽と月のサイクルは永遠続いていくのだと。
盤古(宇宙を作ったとされる神様)以来、物事は龍のように繋がっている。




ここにあるような、世界には終わりもなく、また始まりもないというような概念は様々な伝承、神話、聖典などの中に記されているものですが、しかし、

「そうは言われてもねえ」

というのが、私たちのような普通の人間の偽らざる感覚でもあります。
特に「終わり」の概念が強迫的につきまとうのは人間の本性かもしれません。


いずれにしても、何となく先月あたりに考えていたことが、藤野行きでむしろ停滞してしまった感もありますが、かといって考えるのをやめてしまうことに意味があるとも思わないですし、今のこの「疲れ」がひどくならない程度に考えてはみたいと思います。


ところで、一番上に載せましたナデシコの写真は、 2012年 2月のナショナルジオグラフィック・ニュースにあったものです。下のような概要の記事でした。


3万年前のナデシコ、種から開花に成功
ナショナルジオグラフィックニュース 2012.02.22

ロシアの研究チームが約3万2000年前の種子から花を咲かせることに成功した。

氷河期に、リスが食料貯蔵のために隠し埋めたと見られており、放射性炭素年代測定の結果およそ3万2000年前の種子と判明した。永久凍土の地下38メートル付近から出土し、周囲の地層からはマンモスやバイソンなどの骨も見つかっている。



そして、数日前には、退行した氷河の跡から出てきた「完全に死んでいると思われていた400年前の植物が繁茂を始めた」という科学記事が、米国のエポックタイムズに出ていました。

400年間、氷河の下にあり、「ミイラ化した苔」が、死んでいなかったというものです。

植物たちの生命のエネルギーからは、確かに「永遠」という概念を感じさせてくれるなあ、と思いましたので、それほど大きなニュースというわけでもないかもしれないですけれど、ご紹介したいと思います。





400-year-old Plants Spring Back to Life
Epoch Times (米国) 2013.06.03

400年前の植物が生命の息を吹き返した


400-year-old-plants.jpg

▲ カナダ北極圏のエルズミーア島中部にあるティアドロップ氷河で融解した氷河の下から露出したミイラ化した樹木。この地で採取された苔が植物としての生命を取り戻した。


研究者たちは、カナダ北部の氷河に約 400年前から氷の下に埋葬されていた苔(コケ)が地上で芽吹き始めたことを発表した。

この苔は、放射性炭素年代測定では、400年から 600年の凍結期間があったとされ、西暦 1550年から 1850年の間の小氷河期の間、完全に氷に覆われていたと考えられるものだ。

このカナダ北極圏の付近では 2004年移行、氷河の氷が急速に消えていき、氷の下に埋まっていた多くの植物の存在が明らかになった。



koke-400.jpg

▲ 研究室で息を吹き返した苔。


それらの植物はすでに完全に死んでいるものと研究者たちは考えていたが、400年前のその苔は死んでいなかったのだ。

この研究の概要は、2013年5月22日に米国科学アカデミーのウェブサイトに掲載された。






ここまでです。

このように、植物は永遠という概念がよく似合う存在であるわけですけれど、同じ生命である私たち人類はどの部分にこの「永遠性」を持っているのかなと考えてしまう次第です。

人間にも(あるいは、ほぼあらゆる生物に)永遠不滅に近い DNA という「永遠の物質」は確かにあるわけですけど、植物のように実際に生き返るわけではないわけで、人間の永遠性は、植物とは違うところにあるのだと思うのですけれど、それは何なのか・・・などと思います。

あるとは思うのですよ。
人間にも明確な永遠性が。





  

2012年07月10日



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▲ NASA が2010年12月に「新しい生命」として事前アナウンスした際のプレスリリース。写真下部が NASA が新しい生命とした GFAJ-1 というカリフォルニア州モノ湖で採取されたバクテリアの写真。このたび、これが新しい生物ではなく「普通の地球の生物」だったことが実験により判明。






 



2010年12月に NASA が「異例の大規模発表」をおこなったということがありました。その時には In Deep でも何度か取り上げました。

その記事は、

地球上で見つかった「炭素ベースではない」まったく新しい生命: NASA による発表が行われる予定
 In Deep 2010年12月03日

というもので、NASA が「発表に関する事前のアナウンス」までおこなって話題となったものでした。これは、つまり、

「×月×日×時に、重大な発表を行います」

というタイプの事前アナウンスで、しかし、それがどういう内容かを事前アナウンスで言わない。
そのせいもあり、ネット上などでも様々な噂が流れました。

海外の BBS などでは、主に次の二点のどちらかの発表が NASA から行われるのではないかとする意見が主流でした。

すなわち、

・エイリアンとの会見の発表ではないか
・他の惑星での生命に関しての発見のアナウンスではないか


というものでした。

何しろ NASA で過去にこのような事前アナウンスの例がなかったということもありますし、また、発表内容に関してのアナウンスが一切なかったもので、世界中のSFファンたちが心をときめかしました。
私も「何の発表だろうなあ」と考えていました。


結果としては、その発表は、「地球で見つかったリンを使わないタイプの新しい生命」に関しての発表で、生物学者たちは興奮しても、SFファンが喜ぶようなものではありませんでした。

それはモノ湖という米国の湖で見つかったバクテリアで、「生命に必要なリンを使わず、ヒ素を使う」というまったく新しい生命として GFAJ-1 と名付けられ、今では Wikipedia にも GFAJ-1 のページがあります。

GFAJ-1.jpg

▲ GFAJ-1 。


しかし、科学誌サイエンスの最新号に「新しい生命だということが否定された」という複数の論文が掲載されました。

つまり、新しい生命でも何でもなかったようなのです。


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成果が求められ続ける「現代科学界」の迷走


今回の報道のいくつかを読んでいて、ふと、先日の、ヒッグス粒子が「見つかったかもしれない」と大騒ぎになった時に書いた記事を思い出しました。

科学者たちの「神」の意味
 In Deep 2012年07月05日

上の記事に書いた下のくだりを思い出します。


普通の他のいろいろな科学の発見で、「〜と見られる」とか「発見か?」というような暫定段階での研究成果がこんなに大きく報道されることがあるでしょうか。普通だと、科学的発見というのは、「確定」ということになって、大発表になるはずだと思うのです。

それがどうして、こんなに大きく報道されるのか。
どうして暫定結果を世界的報道としなければならないのか。

(中略)

ここからは否定的な意味で書くのではなく、こういうことはすべての科学の研究には必要なことなんですが、「予算の確保」なんです。



から始まる部分です。

つまり、科学研究の予算確保のためには、とにもかくにも「話題」となり、「注目」を浴びる発表が必要だということが確かにあるようです。


ヒッグス粒子に関係する CERN は欧州が中心となって世界中から予算が拠出されていますが、 NASA は米国内の一種の政府機関です。なので、その予算は米国政府での予算編成の中で決められます。

その NASA に数年前から起きていることが、「米国政府による NASA の予算の削減」です。

過去記事の、

米国政府が NASA 火星計画の予算を停止。米国の火星ミッションが事実上終了へ
 In Deep 2012年02月29日

には、「米国政府が NASA の予算の削減を発表し、事実上、米国の火星計画は中止される」ことについて書かれていて、また、翻訳したのは米国のブログ記事なのですが、その作者は、下のように書いています。


The Oldest Human Skull より。
--

火星探査に対しての予算削減の理由は経済的な理由だけによるものではない。簡単にいうと、NASA は火星での生命の発見に事実上失敗しており、それが最大の原因だ。

科学者たちは長い間、火星で実際の生命を発見することのないまま、議論上だけで「生命が存在する可能性」を延々と語ってきた。そして、多大な資金が火星探査に費やされてきた。

それなのに、今でもなお、NASA は「火星探査のミッションは火星の生命を探すためではない」とアナウンスし続けている。

(中略)

しかし、それはとんでもない「浪費」であり、予算の無駄遣いだったのだ。



とあります。

実は、端的に言いますと、

米国政府は NASA に「高度な宇宙生物を発見してもらいたかった」

ということがあったことは書類上ハッキリしているようです。

ところが、NASA は多くの「推定証拠」があるにも関わらず、その発表に極度に神経質になり続けた結果、米国政府は、

「もう月や火星探査はやめよう。予算もないし」

という形で火星探査は今年8月に火星に到着する無人探査機キュリオシティを最後に打ち切りとなりました。そして、宇宙関係の予算そのものが大幅に削減されてしまっています。

宇宙開発は今後は民間に」などという言葉も出てくる始末。


NASA が「微生物ごときの発表」にそんなに慎重だったということを不思議に思われる方もいるかと思います。知的生命ならともかく、バクテリアくらいならどこで発見されたっていいだろうと。

この「どうしてそのことに科学者たちが慎重になるのか」に関しては、過去記事の、

現代のジョルダーノ・ブルーノを作り出さないために
 In Deep 2012年03月01日

をご参照していただきたいと思いますが、簡単に書くと、微生物やバクテリアであっても、うかつに宇宙生命の存在を認めてしまうと「現在の物理学と生命科学の根幹」に違反してしまうおそれがあるということからです。

その現在の物理学と生命科学の根幹は、


・ビッグバン理論(物理学)
・進化論(生命科学)



ですが、ここに違反すると科学者としての立場が「焼かれてしまう」可能性があります。そこで、たかがバクテリアの発表にもそんなに慎重になっていたのですが、しかし慎重すぎた

なぜなら、米国でもどこでも政府の人間は科学者ではありません。

政府や政権の人気、あるいは利権などが絡まない科学研究にいつまでもお金を出し続ける政府はどこにもないと思います。


でも、お金(予算)が提出されないと科学の研究はできないという事実もあります。

2010年の NASA の「新しい生命」の大々的な発表も、先日のヒッグス粒子の「暫定結果」の世界的な発表も、根底には以上のような理由が内在しているような気がいたします。



「新しい生命の存在」は夢物語なのか


確かに、発表を受ける私たちとしてはやや困惑しますが、科学の研究に予算がなければ続けられないのも事実ですので、まあ、批判的ではなく見ていきたいとは思いますけれど、研究者サイドも、もっと素直になってもいいのかなあとも思います。


そんな中、科学誌サイエンスに掲載された、その2010年の「 NASA の大々的な発表」が間違いだとする論文のが昨日、世界中で報道されました。

この報道の内容はわかりやすくはないですが、ポイントとしては、いちばん上の In Deep の過去記事で訳した「 NASA が新たに発見されたDNA ベースではない生命形態の発表を予定」から抜粋しますと、この部分です。



地球上で見つかった「炭素ベースではない」まったく新しい生命: NASA による発表が行われる予定より。
--

NASA の科学者が、現在、我々が知っているものとはまったく違う形態のバクテリアを発見したことを発表する。このバクテリアは、リンではなく、ヒ素を使う。

地球上のすべての生命は、6つの構成要素からなっている。
それは、炭素、水素、窒素、酸素、リン、硫黄だ。

小さなアメーバから、大きなクジラまで、地球上で生命といわれるものはすべてこの構成要素を共有している。

しかし、今回発見されたバクテリアはそれが完全に違うと考えられるという。



です。

そして、この部分が実験により否定され、「これは新しい生命ではない」ということになったようです。今まで発見されていなかった極限環境生物の一種という分類に収まる「通常の地球上の生物」だったようです。


もちろん、今後、「炭素、水素、窒素、酸素、リン、硫黄の生命に必須の6種の要素を使わない生命」、あるいは、「 DNA を持たない生命」などが地球で発見されれば、それはいつでも大きなニュースとなると思いますが・・・ふと「そういう生命は存在しないのでは・・・」と思ったりもする夏の日でした。

それでは、前振りが長くなってしまいましたが、ここから記事です。






 


ученые NASA ошиблись, найдя на Земле иную форму жизни
Biznes Portal 2012.07.09


NASA の科学者たちの地球上での生命についての発見は完全に間違っていた


mono-lake-01.jpg

▲ 米国カリフォルニア州にあるモノ湖(モノ・レイク)。


欧米のふたりの科学者が、米航空宇宙局(NASA)の研究チームが発表した仮説を否定する論文を米国の科学誌に発表した。

NASA の研究チームは、ヒ素を生存に利用する細菌を米国のモノ湖で発見し、これが地球外生命の探索に影響すると 2012年12月に発表したが、今回これを全面的に否定する複数の論文が発表され、NASA の発見した生命は新しい形態の生命ではなかったことがわかった。

発表は、スイス連邦工科大学チューリヒ校と、米国のプリンストン大学のそれぞれの研究チームにより発表された。

現代の生命科学では、地球上のすべての生物は、生きて増殖するために「炭素、水素、窒素、酸素、リン、硫黄」の6つの要素がすべて必要で、これのない生物はいっさい存在しないとされていた。

しかし 2010年の NASA の研究チームの発表では、カリフォルニア州にあるモノ湖で見つかった細菌が、「リンを使用せずに、ヒ素を利用して生きている」と発表して、現代の生命科学理論に衝撃を与えた。

リンは生命の遺伝情報を担う DNA の成分となっているが、このモノ湖のバクテリアからはリンが見つからなかったのだ。

この細菌は、 NASA の宇宙生物学研究所のフェリッサ・ウルフ・サイモン博士によって発見され、 GFAJ-1 という名称がつけられた。

しかし、スイス連邦工科大学とプリンストン大学のそれぞれの研究者による実験では、モノ湖で見つかったこのバクテリアは、「リンのかわりにヒ素を使っている」のではなく、ヒ素濃度が高い環境でも生存できるというだけのことで、低濃度のリンを利用していることを実験で確認した。

2010年の NASA の発表の際には、論文発表前に、「地球外生命の証拠探索に影響を与える宇宙生物学上の発見について」という会見予告をおこなうなど、大げさな喧伝がなされたが、結果的にこの生物は、ヒ素を使っている生命ではなかった。

しかし、今後、仮に「炭素、水素、窒素、酸素、リン、硫黄」の6つの要素を使わないような生命が見つかれば、それはやはり新しい生命の発見ということになり、その場合には、改めて、過酷な環境下での地球外生命についての生命形態についての論議がなされるはずだ。


[関連記事]
生命の種子: 分析により隕石の原子の地球起源が否定される
米国で「独自の遺伝子コードをもつ人工生物の作成」に成功



  

2012年02月06日



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先日の、世界での寒波についての記事、

寒波 2012 と欧州のエネルギー懸念 (2012年02月04日)

で、ロシアの新聞プラウダのサイトを見ていた時に、見出しで見つけたものです。

短い記事ですが、なんとなく興味があったのでメモを。

これは、そのバクテリア自体も 300万歳と大変な長寿であることがわかったらしいんですが、単にただ長生きだというのなら、 In Deep ではかつて「数億年以上生きているバクテリア」なんかもご紹介したこともあり、それほど驚かないのですが、このロシアのバクテリアは、「動物に注射すると、その動物も長生きする」のだそうです。

それがなんかこう響きとしてすごい感じで。

なんだか、「注射された別の生命によって肉体が変化して別のものになっていく」って、もう映画「第9地区」の世界・・・。


d-9-last10.jpg

▲ 映画「第9地区」のラストシーン。エイリアンの DNA が体に入り、完全にエイリアンとなってしまった元人間の主人公。それでも彼は愛する奥さんに小さなアクセサリーを作り続けます。


あと、今回つくづく感じたのは、「やっばり今でも不老不死の研究は続けられている」と言うことですね(苦笑)。ロシアとかだと、かなり過激な研究にも突入しそうです。

もっとも、私自身は「人の寿命は、もっと短くなるほうがいい」という思いを小さな頃からずっと持っている人なですけど、でも、「長生きしたい」という人もたくさんいるわけで、そういう人にはこういう「元気に長生きする技術」は将来的にはいいのかもしれないですね。

そして、私のように早く消えたい人には「天国のような気分でこの世から消滅できる装置を」なんてのも研究してもらいたいものですが。こちらのタイプの人もたくさんいると思いますよ。いちおう書いておきますと、この「消滅」は「死」ではないんですね。だから難しい。

神様とか存在とか宇宙とかのことが、ある程度は解決しないと、先に進めない「消滅」なのです。
自分的には、ですけど。


では、プラウダの記事より。

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2011年12月20日



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核廃棄物の燃料集合体の中で成長を続ける生命のようなもの


(訳者注) いわゆる「極限環境微生物」(過酷な環境の中で生きている微生物)の話題といえそうな感じなんですが、「使用済み核燃料の中で成長する生命」という響きがなかなかショッキングですので記事にしました。

核施設の中で生き続ける「放射性耐性の生物」の記事としては、ずいぶん昔ですが、中国の核施設で見つかった「広島型の 3000倍の放射能濃度の中で生きられる微生物」のニュースがあります。


また、極限環境微生物という概念自体がパンスペルミア説とか、あるいは宇宙の生命という概念と直結するものなので、過去にずいぶんとご紹介しました。

個人的に好きな環境微生物関係の記事をリンクしておきます。



ここから今回の記事です。

ちなみに、記事にある写真(これはイタリアの過去の核保留地の施設の写真)でいうと、矢印のあたりに燃料集合体が収められているラックがあるようです。

lack.jpg

そして、そこで「成長」している様子が水の上からもわかるということだと思われます。

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2011年08月23日



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近代史で世の中の人々を管理していくシステムが発達していく中で、様々な個人識別の方法が開発されていったわけですが、指紋はその中でも最大の個人識別で、今でも指紋に勝るものはないと思われます。主に犯罪人の特定や入国管理など、わりとネガティブな用途で利用されることが多いわけですが、それでも、現代の生活セキュリティシステムの中で指紋は大変に貴重なものです。

では、仮に「人類に指紋がなかったら」・・・。

そんなことを想像させてくれる「疾病」の話です。


生まれつき指紋がない「先天性指紋欠如症」(adermatoglyphia)という病気で、なんと、確認されているのは「世界で4つの家系だけ」という極めて珍しいものです。


指紋研究と日本との関係

ちょっと横道に逸れますが、今回のことを調べている時に「指紋の実用化」が日本と関係があることを知りました。

指紋の研究に関する論文が初めて科学雑誌ネイチャーに載せられたのは 1880年のことなのだそうですが、この論文を書いたのがイギリス人のヘンリー・フォールズという人で、1874年に宣教師として日本に来た人だそう。


以下は、指紋よりの抜粋です。

フォールズは、日本人が拇印を利用して個人の同一性確認を行っていることに興味を持った。また1877年に発見された大森貝塚から出土した数千年前の土器に付着した古代人の指紋が現代人のものと変わらない事に感銘を受け、指紋の研究を始めたといわれている。フォールズの研究は日本滞在中に行われ、発表も日本からイギリスへ論文を発送して行われている。


とのことです。


henry-faulds.jpg

▲ 東京の築地に今も残るヘンリー・フォールズ記念碑。「指紋研究の発祥地」と書かれてあります。フォールズさんは日本が気に入ったのか、長く住んでいたようで(多分、12年間くらい)、英語版の Wikipedia の記述の大半は「日本での生活」( Life in Japan )と題された項目です。


それにしても、指紋認証の発祥は日本の拇印だったか・・・。

拇印」といえば、「母音」と同じ発音と同じ母音。
戊寅(ぼいん)なんていう陰陽五行に肉薄する概念もあります。
さらには、「ボイン」とも同じ発音と同じ母音。

このぼいんボインという母音を持つ拇印戊寅(あー読みにくい)が個人認識の発祥だったというのは「発音認知学」からは非常に興味のあるテーマですが、そこまで横道に逸れるわけにもいきませんので、本題にうつります。


記事はロシアのブラウだからです。

ちなみに、いまだに「どのように指紋のタンパク質が形成されるのか」はわかっていないのだそう。つまり、ひとりひとりに違う指紋ができるメカニズムはいまだに謎だということのようです。




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2011年07月31日



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今回ご紹介するのは「ギロチンで首を切り落とされた後、人間はどれくらい生きているのか」というタイトルの米国の科学系ブログからですが、もともとは同じブログの別タイトル記事の、


なぜ米国人は公共の場で「ファック」と言ってはいけないのか
 The F-word: Why can’t we just effing say it whenever we effing want?


が気になって読んでいました。

余談:言葉と人間形成についての関係がさらに明らかになる現代科学

英語圏での「 Fuck 」という接頭語は、私はそれが多用される米国と、あるいは多くの英語圏の「人類の宇宙の関係」を救った言葉だと考えているからです。

その理由は詳しくは書かないですが、以下の2つの理由にります。


・Fuck の母音は基本的に「ア」であり、この「ア(とオ)は人類が本来的に大きな対象を注視する本能的な母音」であることが最近の研究でわかったこと。

・Fuck は、ありとあらゆる単語につけることが可能で(名詞だけではなく動詞にも形容詞にもつけられます)、すべての言葉に「ア」の母音をつけられる。




という2つの理由です。

母音のほうの意味はよくわからないかもしれないですが、以前クレアに、米国の「科学的心理学会」が 7月11日に緊急リリースとして発表した内容の要約を訳してご紹介していますので、ご参考にしていただけば幸いです。

人間は生まれた時に「音」で世界の形を学習していた
 クレアなひととき 2011.07.12


「Fuck は、ありとあらゆる単語につけることが可能」に関しては、以前、私の別のホームページに記していた文章がありますので、あまり参考にはならないですが、このようにすべての言葉に「世界をあらわす母音」をつけることができます。



f-wd.gif




なお、数日前、ヨーロッパの CORDIS (欧州連合・研究開発技術革新情報サービス)から「言語と会話が脳神経系統を形成している可能性」について発表がありました。人間には、「 FOXP2 」という文法能力を含む言語発達との関連が示唆されている遺伝子があるのですが( Wikipedia )、これとの関係のようです。


もともとの私の考えは、「世界を形作っているのは言葉かもなあ」という曖昧でいい加減なものでしたが、最近の科学的研究と発表を見ると、それはもしかすると間違いなくて、その最初の一歩が「言葉による人間の形成」なのだということがわかってきた感じがします。

数年から数十年すれば、「人間は何か」ということがほとんどわかるのではないかという期待もあります。
(私は、多分、人間も宇宙も実際には存在していないと考えていますが)

この5000年くらいの疑問が一気に解けていく時代。
これはこれですごいと思います。


ところで、今回の本題も個人的には昔からずっと気になっていたものでした。

「首を撥ねられた後、その人はどんな体験をしているのか」

ということです。

一般的には「即死するのですぐに何も思わなくなる」という考えが今までの主流だったようようですが、脳神経自体の活動は続いていることはわかっていました。つまり、首を撥ねられた後も厳密には生きている。そして、最近になって、オランダの科学者がマウスでの実験で(マウスも災難ですが)、首を撥ねられた後の脳活動の様子をかなり突き止めたという話です。

結論としては、首を撥ねられてから約 1分後くらいに完全に絶命するようなのですが、その時には、「通常の脳活動では見られないような大きな脳活動が見られる」のだそう。その時に、特別な脳波が計測されるそうなのです。研究者たちはこれを「死の波」と呼び、これを境に「死ぬ」ということだと考えているようです。

首を撥ねられてから絶命するまでに、「それまで経験したことのないような光景や体験を脳活動から得ているのかもしれない」ということです。


日本でも、切腹の時代には「介錯」という首を刀で切り落とすことが同時に行われており、現実的には切腹とほぼ同時に首を切り落としてあげるのが人道的(苦しまないため)とされていたため、介錯人は一発で首を刎ねることができる刀の名人である必要がありました。
ここにも「首を落とす=即死=人道的」という図式はあったと思われます。

というわけで、ここからです。





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2011年06月04日



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ストロンチウム同位元素分析が示した古代の猿人たちの「大陸横断」の真実


200万年以上前の人類の「移動パターン」が、元素分析の新しい分析方法で調査され、その結果、「大陸間を大きく移動していたのは、男性ではなく女性だった」ということが強く示唆されたという研究発表をご紹介します。

発表したのは、マックス・プランク進化人類学研究所という世界的な研究所で、ここは、ミトコンドリア DNA の解読から古代人類の分岐ポイントを次々と発見し続けている古代人類研究の世界のトップ機関だそうです。今回はさらに新しい計測方法を取り入れて、古代猿人たちの生活状況の分析と調査を開始したのでした。

初期の人類の女性の役割は人類を世界中に徒歩で拡散させることだったのかもしれません。



用語について

ところで、今回はわからない単語、知らない単語が続々と出て来ましたので、 Wikipedia などからですが、簡単に用語解説を最初に書いておきます。



今回はじめて知った用語
・デニソワ人 → 骨のミトコンドリアDNAの解析結果から、 100万年ほど前に現生人類から分岐した未知の新系統の人類と判明した古代人。

・アウストラロピテクス・アフリカヌス → 200万から300万年前の猿人。腰椎が現代人と同様に性的二形(男女の違い)を持っていたことで知られる。
・パラントロプス・ロブストス → 200万から250万年前の猿人。頭蓋の形はゴリラに近い。しかしゴリラより頑丈な顎と人間に近い咬面の歯を持つ。
・性的二形 → 生物における多型現象の一つで、性別によって個体の形質が異なる現象を指す。
・レーザーアブレーション・マルチコレクタ誘導結合プラズマ質量分析 → 高い精度の測定法のことだそうです。





それにしても、数百万年前の人類の「行動パターン」までがかなり具体的にわかるようになってきたのですね・・・。ストロンチウム同位元素とかが何のことだかわからないにしても、すごいなあと思います。どんどんと「どのように人類が世界に拡散したか」というのがわかってきています。しかも、このほんの2年くらいの間に。



(余談) なぜアフリカが最初だったのか


私は最近、19世紀の終わりからのポピュラー音楽の発展を考えているうちに「なぜ人類はアフリカから拡散したのか」ということが、かなり明確に理解できるようになりました。


このことに関しては、いろいろと現状では文字にすることに問題のある表現や概念が出てくることにもなり、文字で書くことは今後もないと思いますが、「どうしてアフリカだったのか」ということはいろいろな面でずっと考えていたことでしたので、それが(個人的に)解けたことは嬉しいです。



ちなみに、人類に「男女の見かけ上の違い」が発生したのは 200万年前くらいにいたアウストラロピテクス・アフリカヌスというヒトたちからだそう。当時から、すでに女性は男性をルックスで悩ませていたようです。



では、ここから翻訳記事です。


後半の内容は難解で、翻訳そのものは大きく間違ってはいないと思いますが、内容に関しては自分自身ではほとんど理解していません。



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2011年05月15日



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昨日の記事「宇宙線が雲を生成に関係していることを証明しようとするデンマークでの実験」は久しぶりに長い翻訳でしたが、わりと問題ないようですので、好きなニュースを見た時にまた翻訳しますね。

今回のは今朝見だしを見て「へえ」と思ったニュースです。

米国のラトガース大学の研究グループによる DNA のゲノム解析によって、氷河期の終わりだった1万2000年ほど前に北米大陸で住んでいた人の数が「たった 70人」だったことを突き止めたというニュースです。

「人類の文明の始まり」については、世界のどの地域にしてみても非常にわからないことが多いですが、最近のこういう研究では、1万年くらい前までは本当に地球には人類は少なかったようです。


ちなみに、現在の科学では、今地球にいる人類のほとんどすべては、20万年前くらいにアフリカにいた女性(俗称ミトコンドリア・イブ)の子孫とされていて、その女性が「全人類の最も近い共通の女系祖先」ということになっています。

「この女性がすべての人類の祖先」というようなふうに言われることがありますが、厳密にはそういう意味ではないようで、このページのこの部分が正しいようです。ウィルソン博士がこの説を発表したのは 1987年のことです。関係ないですが、太陽黒点の最大期でした。

この説は分子生物学者であるアラン・ウィルソン博士らのグループによって提唱され、無作為抽出した147人のミトコンドリア DNA の塩基配列を解析した結果から、全人類の共通の祖先がアフリカにいたことを示唆する系統樹を作成したことによる。

博士自身、人類がたった一人の女性から始まったと言っていたわけではなく、最低でも数十〜数百人規模のコロニーから始まったと見ている。世代を重ねて単一のミトコンドリアDNAを持つに至ったコロニーから各地に分散していったのではないか、というのが本来の説。最近ではミトコンドリア・イブを7人とする説もある。



とはいえ、今の瞬間の現時点では「人類すべてのお母さんが彼女ひとり」という言い方でも特別には問題ない感じもいたします。

おもしろいのは、この人類すべてのお母さんともいえる彼女につけられた名前にある「ミトコンドリア」という存在そのものが、以前書いたこともある「地球存在自体が女性である」ということにもつながる部分は感じます。

ミトコンドリア・イブから抜粋します。

■ミトコンドリアDNA

ミトコンドリアDNAは必ず母親から子供に受け継がれ、父親から受け継がれることはありません。したがってミトコンドリアDNAを調べることで、母親からその母親への家系を調べことができます。父親をたどることはできません。



これはつまり、「女性の存在がこの世になければ、人類はどれだけ科学を進めたところで自分たちの祖先を探ることはできない」という仕組みを人類は自分たちの体の中に持っているということにもなります。


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▲ ミトコンドリア。ミトコンドリアは細胞の小器官で、この中にあるDNAをミトコンドリアDNAというそうです。


これは「生物学的にはすでに消滅が「確定」している男性の染色体」という記事で書いた、消えていく男性染色体の話と合わせると、とても面白い「男性の存在」を感じます。

女性の遺伝子は永遠に存在の証拠を伝承し続けて、人類創造の痕跡を残している一方で・・・。


男性の遺伝子は、「飛ぶ鳥あとを濁さず、旅の恥は掻き捨て」という存在であることがおわかりかとも思います(笑)。

何も残さず、何も生まない、そして、最終的には消滅していく存在。
それが男性なのだなあと、最近次々と明らかになる DNA 解析と遺伝子の正体の研究を見ていると、しみじみと感じます。

だから、男性ってのは刹那的なのかも。

私などにしてみれば、生きていてそこが楽しいところですが。


それでは、ここからが翻訳です。

なお、文中に「クローヴィス文化」という言葉が出て来ますが、これは、「後期氷河期の終わり、放射性炭素年代測定によると13000年前から8500年前とされる時期に北米を中心に現われた、独特な樋状剥離が施された尖頭器を特徴とするアメリカ先住民の石器文化」とのことです。




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2011年04月28日



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昔はどこに住む人たちでも、他の地域で起きていることを知ることはほとんどなかったと思います。

縄文時代とか弥生時代とかそういうずいぶん昔の話ではなくとも、たとえば、日本が室町時代あたりにいた時に、地球の反対側のほうにあったマヤ文明とかインカ帝国などの、いわゆる古代メソアメリカ文明というのは、ヨーロッパ人の侵略などが原因となり徐々に滅亡してきましたが、当時の室町に住む日本人でそのことを知っている人はほとんどいなかったと思います(場合によっては、ほぼひとりもいなかったのでは)。

一方で、その滅ぼされてしまったマヤ文明などの人たちも、文字を持たないで利器を発達させるという大変にすぐれた文明を持つ人たちではありましたが、しかし、やはり、自分たちの住んでいる地球の裏側のほうに「海藻や納豆を食べたりする」ような奇妙な人々が住んでいるとは想像していなかったと思います。

マヤ族は天体観測に優れた技術を持っていたとされていますが、地球は宇宙と相対的に動いているので、宇宙のいろいろな地点を観測することができても、「地球の自分たち以外の地域」については、マヤ族の利器をもってしても、最後まで一度も観測することはできなかったはずです。

彼らにとって、地球は宇宙よりも遠かったと思います。

一方で、これが昔の「地球の普通の生活」であって、そして、「そういう状態(地球の他の地域のことを知らない状態)での生活でみんな不幸だっただろうか」ということは思います。もちろん様々な不幸はあったでしょうが、それはこのこととは関係のない話だったと思われます。


最近の数年で言われていた様々なこと、たとえば、世界の多極化や保護主義化、あるいは、コルマンインデックスでいうところの、西洋から東洋への「思考形式」のシフトなどで考えてみると、世界は今後、また昔の方向(グローバルと反対の方向)に戻っていくのではないかという感じも受けないではないです。

コルマンインデックスの解釈は様々とはいえ、その根幹は西洋から東洋へと「思考形式のシフト」であり、これは「覇権が移動していく」ということとは関係のないことだと昔から思っています。


マヤ文明では、「銀河の中心と自分たち(マヤの人たち)は繋がっている」と考えていたし、自分たちの地域と宇宙も繋がっていると考えていたけれど、「地球の全世界と宇宙が繋がっている」というようには考えていなかったように感じます。

それは前述したように、地球の他の地域はマヤ族にとって、観測するには最も遠い場所だったからで、「そこに想いを馳せることはできなかったし、その必要はなかった」と考えています。特に地球の裏側にあったような日本などはマヤ族にとって、「すべての宇宙でもっとも遠い場所」にある場所だったかもしれません。もともと、地球の中のあらゆる地域同士は「宇宙でもっとも遠い場所だった」のかもしれません。
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タグ:進化



  

2011年01月27日



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大変に興味深いタイトルの記事を発見しまして、それがタイトルにも書きましたが、2008年にノーベル賞を受賞した生物学者が、実験によって

DNA が量子性により空間をテレポーテーションしている可能性がある

という結果を発表したというものです。テレポーテーションは「空間の瞬間移動」というような意味でいいかと思いますが、このブログでも何度かご紹介している、量子テレポーテーションとの絡みもありそうなんですが、「それが生物学の範囲で発見されたかもしれない」という、ちょっと信じがたいニュースです。

一応ご紹介はしているのですが、基本的にタイトルには惹かれたものの、科学系の専門サイトに近いということもあり、内容の軸となっている「量子論」が私に理解できず、「何が科学者たちの争点となっているか」の部分が読みとれません。なので、中途半端なご紹介となり申し訳ないです。

試験の方法と結果を簡単に書くと、

2本の試験管を用意し、1本の試験管に DNA を入れて、もう1本にはただの水を入れる。十数時間後に調べると、水だけのほうの試験管からも DNA が検出された。

ということだと思います。

まあしかし・・・こんなことが本当なら、何だかよくわからないですが。

私たち生物の固体(人間とか)は基本的には瞬間移動などしていないし、できないと思うのですが、 DNA がそれをおこなっているというのであれば、基本的には DNA を持つ生き物すべては、「自らの力でテレポーテーションできる」可能性もあるということになるのでしょうか。

あるいは潜在的にその力を持っていると・・・?

もし本当ならすごい発見なのかもしれないけど、むしろ混乱いたします。
今後の研究に注視したいところです。


参考資料: リュック・モンタニエ - Wikipediaより。

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▲ リュック・モンタニエ氏。

リュック・モンタニエ(1932年8月18日-)は、フランスのウイルス学者である。パスツール研究所に在籍した。
1983年、HIVを発見した

2008年、フランソワーズ・バレ=シヌシ及びハラルド・ツア・ハウゼンと共にノーベル生理学・医学賞を授与された。





DNA molecules can 'teleport', Nobel Prize winner claims
Tech-World 2011.01.11


DNA 分子が「テレポーテーションをしているかもしれない」とノーベル賞受賞学者が主張


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2008年にノーベル賞を獲得した生物学者リュック・モンタニエ氏が、実験により、 DNA の断片が複数の試験管の間を「テレポート」したか、あるいはその痕跡が認められるという実験結果を発表し、科学界で大きな論争となっている。

今回のモンタニエ氏を中心とした研究チームは、かつて HIV とエイズの関係を突き止めたことで知られている。

研究チームの試験は以下のようなものだ。

2本の試験管のひとつに小さなバクテリアの DNA の断片を入れ、そして、もうひとつの試験管には真水を入れる。そして、この2本の試験管の周囲を 7Hz の弱い電磁界で囲む。

18時間後、ポリメラーゼ連鎖反応(※ DNA を増幅させるための方法のひとつ)を用いて DNA の遺伝子が増幅した後には、まるで手品でも行ったのように、最初に DNA を入れていない単なる真水が入れた試験管の中からも DNA が検出されたのだ。

奇妙なことに、元の DNA のサンプルは実験の作業の中で何倍にも薄まっていた。

この現象は、単に場所から場所へ DNA が単純移動していったというよりは、むしろ、空間を通って、自身を別の場所へ刻印を刻んだというニュアンスを感じさせ、その意味で、モンタニエ氏は「テレポーテーション」という表現を使ったのかもしれない。

生物学が、室温において自然界に内在する「量子性 ( quantumness ) 」を示しているかもしれないプロセスを明らかにしたことは、非常に驚くことだ。

このことを公式に疑っている科学者たちも多いが、モンタニエ氏の実験は、この問題が真面目に論じられるためにも、他者によってさらに何度も繰り返される必要があるだろう。


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