2013年03月27日



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苦痛の「ない」アルマゲドンへ: ヒッグス粒子の確定と共に確定した宇宙のカタストロフ



しかし、実は私たちが「宇宙の消滅」を怖がる必要はない理由

core-2013-03.jpg

Is Time Disappearing from the Universe? より。


今から1ヶ月くらい前の「ロシアの声」日本語版に下のような記事が出ていたことがあります。


「神の粒子」は宇宙を殺す
ロシアの声 2013.02.20

higgs-event.jpg

欧州原子核研究機構(CERN)が正式にその発見を公表したことで大きな注目を集めた「神の粒子」とも呼ばれるヒッグス粒子は、宇宙にカタストロフィー的な「破滅」を運命付けた。宇宙は石鹸の泡のようにはじけて壊れるというのだ。

米国の物理理論学者、ジョゼフ・リッケン氏はこうしたシナリオを発表した。これは今日最も普及している宇宙の無限拡大理論を否定するものでもある。宇宙が滅びる原因は最近ヒッグス粒子の重さが変化したことにある。ヒッグス粒子は原子核の成分であるプロトンの126倍の重さ。これはつまり、宇宙は安定しておらず、「はじける」恐れがあるということを意味する。

ただし宇宙がはじけるとしても、物理学者らの計算では、それは100億年後より前になることはなく、光の速さで起きるため「誰も何も感じない」という。



記事に出てくるジョゼフ・リッケン( Joseph Lykken )博士という人は、記事に出ていませんが、実はフェルミ国立大型加速器研究所の理論物理学者で、さらには、大型ハドロン衝突型加速器( LHC )の研究者の一員なんですよ。

どちらかというと、ヒッグス粒子探査の中枢的な人物のひとりなんです。

実は当時、このリッケン博士のインタビューのような記事を翻訳してご紹介しようとしていたんですが、途中に出てくる科学の理論が全然わからなくてあきらめたのでした。

ただ、リッケン博士は言った言葉は上のような感じのものではなく、下のような言葉でした。Daily Galaxyの 2013年02月19日の記事からのものです。


「私たちが生きているこの宇宙は本質的に不安定なものかもしれないのです。そして、この宇宙はこれから何十億年後のどこかのある地点で消滅してしまうのかもしれません。

今回の計算では今から何十億年後とはいえ、この宇宙にカタストロフが確実に訪れることを示しています」。






そもそも何の話なのかを復習してみました

これまで何度かヒッグス粒子のことについて書いたことがありましたが、どうして、科学の世界ではこの発見に対して心血を注いでいるのかということを感情面では書いたことがありますが、実際の話としては書いたことがありませんでした。


簡単に書くと、その理由は、「質量を持つはずのない素粒子が実際には質量を持っている」という矛盾を解決してくれる(その可能性を与える)存在だからなのだそうです。

素粒子というのは Wikipedia から抜粋いたしますと、



素粒子とは、物質を構成する最小の単位のことである。



というものでさらに、



最小の単位であるということは、それより小さな存在がないということであり、したがって内部構造を持たず空間的な大きさを持たない。




「内部構造を持たず空間的な大きさを持たない」とは、重さも大きさもあってはいけない・・・というか、「素粒子とは重さも大きさもないはずのものだ」と。


しかし、素粒子は実際には質量を持っているのです。このあまりにも大きな科学の矛盾が現在の科学界には存在しているのです。しかも、あまりにも根本的な矛盾が(物理のすべてに関係する矛盾)。

proton-1.png

▲ 素粒子の質量の表。キッズ・サイエンティスト [ヒッグス粒子と質量]より。


上の表は、「キッズ・サイエンティスト」という少年少女のための科学サイトですが、それでも全然理解できない私も情けないですが、このページは「キッズ・サイエンティスト [ヒッグス粒子と質量]」から「素粒子」というものを少し抜粋してみます。


現在の素粒子像「標準模型」

物質はクォークとレプトンからできています。

クォークもレプトンも6種類みつかっており、それ以上はなさそうです

proton-2.png


それらの物質粒子の間に働く力には

・強い力
・電磁力
・弱い力
・重力

の4種類があります。

これらの力を伝える媒介粒子として、8種のグルーオン(強い力)、光子(電磁力)、3種のウィークボゾン(弱い相互作用)があります。


proton-3.png


(中略)


素粒子の質量

ところが、標準模型が原理として用いているゲージ場理論が成り立つには、すべての素粒子の質量が厳密にゼロでなくてはなりません。

ところが表(上の「素粒子の質量の表」)に示すように、クォークやレプトンは質量をもつことが実験からわかっています。

この矛盾は、現在の宇宙が「ヒッグズ場」の中に浸っていると仮定すると解くことができます。標準理論では、ビッグバン直後には、全ての素粒子が、何の抵抗を受けることもなく真空中を自由に運動できていたと考えます。つまり、全ての素粒子に質量がなかった時代です。しかし、ビッグバンから、10-13秒過ぎたころに、真空の相転移が起こり、真空がヒッグス粒子の場で満たされてしまったと考えられます。



これが科学者たちが「ヒッグス粒子を探し求めてきた理由」です。

つまり、ヒッグス粒子がみつからない限り、「素粒子が質量を持つ」という現代の物理学の最大の矛盾が永遠に矛盾のままとなってしまうのです。

もちろん、ビッグバン理論も崩壊します。



まあ、そういう中で、先日、下のようなニュースが世界中を駆けめぐりました。


ヒッグス粒子発見、ほぼ確実に

ナショナルジオグラフィック ニュース 2013.03.18


欧州原子核研究機構(CERN)が、2012年に発見した「ヒッグスらしき」粒子は、本当に長らく見つかっていなかったヒッグス粒子であるとの確信をこれまで以上に深めたと発表した。

長らく見つかっていなかった粒子の発見が間違いだった確率は「今や天文学的に低くなりつつある」と、スタンフォード大学の実験物理学者でアトラス実験に参加するティム・バークロウ氏は述べる。




以前までの私は感情的に書いていた部分もあるヒッグス粒子ですが、素粒子のことをほんの少しだけ知ってから、そういう感情の問題ではないことに気づきました。これは「この世の終わりと関係したニュースなのだ」ということがわかってきたのです。


最近たまに「終末」のことを書きますが、上のニュースなどを見ながら、なんとなく「その終末時計がまたひとつ進んだなあ」とぼんやりと思います。


もう私にとっては、科学者たちの喜びなどはどうでもよくなっています。

あるいは、そもそも「存在しない宇宙の中でノーベル賞をもらっても仕方ない」でしょうし、科学者もそんなに嬉しくないかもしれません。

でも、「矛盾は解ける」。





宇宙を物理的に崩壊させる可能性を示すヒッグス粒子

「チクタク・・・チクタク・・・時計が進んでいくなあ・・・」などと思っていましたら、数日前のビジネスラインというメディアに下のような記事が出ていました。これはインドの PTI という新聞メディアからの記事を引用したもののようで、今日は同じ記事が米国のヤフーニュースにも出ていました。

doon-higgs-01.jpg

‘God particle’ could spell doom for the Universe より。

最初は、この記事をご紹介しようと思ったんですが、でも実際、私のような科学音痴が読んでもよくわかんないんですよ。


ただ、わかったことは、ヒッグス粒子の発見が示すものは、



宇宙は非常に不安定な構造である



ということのようです。

それと、あとは上のリッケン博士が言っていたように、時期はわからないながらも、「宇宙はいつかは崩壊する」ということがその記事にも書かれてあります。

あっという間に消えてしまうような。



「ビッグバンのあった世界」に行けば、終末は怖くない(私は行かないけれど)


「宇宙の消滅」だとか「宇宙のカタストロフ」などというと、恐ろしい感じがすると思いますが、「恐ろしくないことを示すため」に最初に、ロシアの声の記事を載せたのです。

そこにはこう書かれてあります。



光の速さで起きるため「誰も何も感じない」という。



そう。

宇宙の崩壊が光の速さで起きるのならば、「終わった」ことすらわからないわけです。

doom-2015.png


上のような感じですかね。
適当な図ですが。



光速での崩壊というのは、「何も感じない」どころか、何か起きたことを認識することさえできないもののはずです。


なので、別にヒッグス粒子の確定によって、宇宙の崩壊が確定したからといって、とりたてて騒ぐようなことでもないと思います。

そういう意味では私たち人類はいい科学者に恵まれたのだと思います。「苦痛のまったくない宇宙の終わり」を見つけてくれたのですから。




ただですね(笑)。

相変わらずですけど、私はヒッグス粒子なんて信じているわけないじゃん・・・ということはちゃんと書いておきますね。



ビッグバンとか、成長する宇宙とか、ブラックホールとか、暗黒物質とか、暗黒エネルギーとか馬鹿馬鹿しい。


それらの馬鹿馬鹿しさが、大人になって、ほんの少しわかってきたことだけでも、私は人生に次第に悔いがなくなってきています。



先日の、

私たちに残されたかすかな「破局の回避」の可能性のために(1): 「人類のひとりと宇宙は同一のもの」
 2013年03月24日

の中に書きました「質量保存の法則」という科学の鉄則から考えれば、



「宇宙はいまだかつて一度も誕生したことがない」




ということはこれからも何度も何度も何度も書くつもりでもあります。


ただし、今までとやや形成が逆転しそうな部分としては、

ビッグバンで始まった宇宙の終わりには苦痛が「ない」

ですが、

ビッグバンのない宇宙には「苦痛が存在する」

ということだと思います。

つまり、私の信じる宇宙には「苦痛が存在する」という意味です。


それでも私は苦痛は苦痛として受け止めながら、これからも「ビッグバンのない宇宙」のほうで生きていきたいと思っています。苦しいほうの宇宙で。


しかし一方で、ヒッグス粒子の発見とビッグバン理論の完成によって、この宇宙に「苦痛のない終わり」をもたらしてくれた科学者の方々には感謝します。

私はそちらの世界にはいきませんが、そちらの世界は安寧があります。



おめでとうございます。



ところで、次回なんですけど、ちょっと具体的な話として、今、世界中で起きている「地割れ」とかそのあたりの地殻変動の話を書きたいと思います。

私の生きている世界には苦痛が多いです。



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2013年03月24日



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「私たちに残されたかすかな「破局の回避」の可能性のために」関係記事:
(2):平衡を失ったこの魚座の世界のどこかにあるはずの「みずがめ座への意識」

(3):急激に増加する宇宙線の中で「突然」進化する人類
--





チジェフスキー博士とミタール・タラビッチの予言の共通点とは


土日とかの祝日あたりは、わりと「抽象的なこと」を書くことが多いのですが、今回もそうなりそうですけれど、ただ、メインのテーマは決まっていて、昨晩、ミタール・タラビッチの予言をもう一度、自分で訳していました。

今回のメインはそのことになると思います。

その前に今回は最初に書いておきたいことがふたつありまして、そのひとつは昨日の記事の、

良い時代と悪い時代(5): 米国で話題になっている巨大小惑星の地球への衝突の可能性を考えてみました
 2013年03月23日

の途中に書きました、1900年代の始め頃に活躍したロシアの科学者であるチジェフスキーという人の著作『ロシアの宇宙精神』というものの一部を抜粋いたしました。


チジェフスキーは 1920年代のはじめに、地球上の生命現象が宇宙の物理的な現象とつながっていることを明らかにした。

敏感な神経節と同じように、ひとつひとつの生きた細胞は「宇宙の情報」に感応するのであり、「大宇宙」はこの情報を細胞のひとつひとつに浸透させているのである。

eonet より。



chizhevsky-003.jpg

▲ 20世紀初頭に「黒点と人間の精神活動」の研究をはじめとして、「地球上の生命現象が宇宙の物理的な現象とつながっている」ことを発表したロシアのアレクサンドル・チジェフスキー博士(1897 - 1964年)。過去記事「太陽と宇宙線と人類の関係の中で浮かび上がる 1900年代ロシア宇宙主義の科学」より。


上に大きく書きました「地球上の生命現象が宇宙の物理的な現象とつながっていることを明らかにした」ことに関してのうちのひとつは、たとえば、黒点活動と地球上での社会活動の間に明らかな関係性があることを発見したのもチジェフスキー博士でした。



▲ 過去記事「最近のカオスな太陽データから考えるいろいろなこと」より、チジェフスキー博士が1920年代にまとめた「太陽黒点と戦争や社会暴動の推移の変化の一致」を現したグラフ。下の太い線のほうが太陽の黒点数で、上の細い線は世界で起きた軍事と政治暴動の数。オリジナルの論文は、こちらにあります。



そして、チジェフスキー博士の言葉には、もうひとつ大変素晴らしい言葉があるのです。それは、著作『ロシアの宇宙精神』の中の「上昇進化」という章にあるもので、それは


生きた物質、生命の宇宙的な性質、そして生物圏が精神圏へ移行するという問題に取り組んだ創造的な思考は、生命の生み出した最高のものである人間の課題について考えようとする思想伝統につながっている。



というフレーズです。

「神が生み出した」という表現でもなく、「宇宙が生み出した」でもなく、「生命が生み出した最高の存在」。

それが人間だと。


私は意味はわからずとも、このフレーズに大変感動しました。


最初に「書きたいことがふたつある」としたのですが、もうひとつは、お知り合いからメールをいただきまして、そのことで少し考えてしまいました。




我々は永遠に消える可能性を持つのだろうか?


お知り合いからもらったメールの内容は、先日の、

4月にアメリカに巨大な小惑星が直撃する?
 2013年03月21日

という記事の中に、余談的に書いたことで下の部分についてのことでした。


今年か来年に人類(つまり私たち)の「観念の変転」がなければ、すべての人類はすべてこの宇宙から消え去るのではないかと私は考えます。これは死ぬとか絶滅とか人類滅亡ではなく、存在そのものが消え去るということです。

宇宙史の中で「人間の存在はなかったこと」になる。

このあたりは、中世の神秘学とか人智学とかにお詳しい方のほうが意味がわかるかもしれません。私はそのあたりの知識はないので、単に個人的な感覚的な話であり、あとは、例によって何年も何年も夢に出て来る「夢のジジイのお告げ」ですので、気にせんといて下さい。



というくだりでしたけれども、メールをくださった方は、この中の

> 宇宙史の中で「人間の存在はなかったこと」になる

という部分についての懸念というのか、いろいろな思いがあったようです。


どうしてかというと、たとえば、多くの日本人の方は「魂」などの存在をある程度信じていると思います。

つまり、肉体は消えても魂は永遠に残るというような。
あるいは、肉体の以前から魂(のようなもの)はあるというような概念のことです。


私が上の記事で書いたことは、「それら(魂のようなもの)もなかったことになる」ということで、そこにいろいろと問題がありそうなのですが、まだその方にメールのご返信はしていません。どうしてかというと、これは大変に複雑な問題だからです。

昨年の9月頃に、

大出血のような太陽フレアと真っ赤な富士山上空を眺めながら「物質は永遠」という法則を子ども科学本で知った日
 2012年09月03日

というものを書いたことがありました。

大変に長い記事で、無駄な部分が多いですので、読まれる必要はないですが、その中に、18世紀の「近代化学の父」と呼ばれるフランスの科学者であるラヴォアジエという人が登場します。

labo.jpeg

▲ アントワーヌ=ローラン・ド・ラヴォアジエ(1743 - 1794年)。


この人が提唱した「質量保存の法則」というものが、

「この世のすべてを物語っている」

と私は思ったのです。

この「質量保存の法則」は、1980年代くらいまでは、『物質不滅の法則』と呼ばれていて、つまり、非常に簡単な言い方をすれば、


・この世の物質は消えない(形を変えるだけ)
・宇宙全体の質量とエネルギーの総和はゼロである



という化学の鉄則です。

ということは、「この世の物質は消えないだけではなく、この世の物質は生まれてもいない」としか私には思えないわけです。


そして、その日のうちに上の「物質不滅の法則」から出た私個人の結論は、



「宇宙はいまだかつて一度も誕生したことがない」



というものでした。

なので、話を戻しますと、肉体も物質も「魂」さえも生まれたことはないということになるわけで、そういうこともあり、


・私たちが今、このように存在しているということはどういうことか

・この私たちの存在が宇宙からなかったことになるとはどういうことか


ということを簡単に「これはこういうことなのです」と人に説明することは難しいのです。ですから、メールのご返信もできずにいます。何しろ、自分でもよくわからないんですから。


たまに書く「夢に出てくるジジイ」の話はウソではなく、実際たまにですけど出てきて、なんか言います。でも、それも私はよく理解しません。


結局ここまで抽象的な話となってしまいましたが、チジェフスキー博士とミタール・タラビッチの言葉は共に私に感動を与えたということでも共通しています。

ここからタラビッチの話にうつろうと思います。





タラビッチについて

tara-photo.jpg

▲ 現存する唯一のものと思われるミタール・タラビッチ( 1829 - 1899年)の写真。


私がミタール・タラビッチという人の存在を知ったのは3年くらい前でした。このミタール・タラビッチという人は 19世紀のセルビアの予言者なんですが、今でもセルビアでは有名な人で、「一家に一冊、タラビッチの予言本」というようなことになっているようです。

生まれた家も記念館として保存されています。


serbia-kremna.jpg

▲ セルビアのクレムナにあるタラビッチの住んでいた家。今はクレムナの観光地となっています。右に見える彫像の座っているほうががタラビッチ。forum srbija より。


私は今回、このタラビッチの予言の中から、すでに過ぎ去った時間と思われるできごとの多くを割愛し、さらに、タラビッチの故郷であるセルビアの話も多くを省き、そして、文章全体を少しやわらかく読みやすくしてみました。

なお、「〇〇は何々だと思われる」といったような解釈はいたしませんので(読む人の想像力が失われるため)、各自でお考えいただれば幸いです。

それでは、ここからです。




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2013年03月18日



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los-angels.jpg

▲ 新しい法王が決まった時に米国のフロリダに出現した雲。「天使のようだ」と記事には書かれています。アメリカの msn より。ただし、記事の最後には「なぜ(バチカンではなく)フロリダに出た?」と書かれていました。
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タイトルに何となく示しましたように、ここ数日の私は「非常に調子が悪い」んですよ。
体調というより精神のほうですけど。
ということで、予定していた翻訳記事は断念しました。

今日は、ロシアの声の日本語版に「地球のあらゆる生命の起源は宇宙?」というものがありまして、それがわりとわかりやすい内容だったのと、初めて知った19世紀のロシアの科学者の名前が書かれていましたので、ご紹介したいと思いました。

下のような記事です。

ruspan.jpg


内容も後のほうに張っておきます。






いつも春に私を見舞う「脳の反乱」


それにしても、特にこの3日間は最悪の「神経症的状態」でした。

まあ、タイトルの「狂気」というのは確かに大げさなんですけれど、ウツが収まるにつれて、パニックという言い方でいいのかどうかわからないですけど「自分の中の狂気の世界」があまりにキツくて、結構参りました。


ただ、植物の中にいるとなぜか大丈夫なので、今日も朝から先ほど(午後3時くらい)まで、軽いお酒を飲みながらボーッとベランダの植物群の中に座って植物と空とか太陽を見ていました。

pl-03.JPG

▲ ベランダはふたつあるのですが、こちらの西向きのベランダが私に植物栽培が許されているほう。



毎年、春なんですよね・・・。
苦しむのは。

もともと 21歳(1984年)に初めてパニック障害になったのも、桜の季節でした。

当時は東京の吉祥寺という街の近くに住んでいたのですが、近くにとてもきれいな夜桜があり、それを見ながら、

「ああ・・・はじめて桜って認識したなあ」

と思ったことを今でも思い出します。

sakura.jpg

▲ その夜桜。井の頭線の久我山という小さな町の住宅街の中にあります。


人は「死」とかそういうものを実感として感じ始めてから、はじめて自然の美しさに「本気で」対峙しようとする傾向はあるみたいです。特に男性は。

世のジイサンたちが盆栽に走るのも(女性はあまりそちらに走らない)、「死と植物の関係」に無意識に着目するかもしれません。


いずれにしても、しばらくは今のこの「神経症的なキツい状態」は続きそうで、薬とお酒で乗り切っていくしかなさそうです。これらは経験的に、明らかな周期が存在するんですけど、それが何かの周期と連動しているのかどうかはわかりません。要するに月とか太陽とか他の惑星とかなどの話ですけれど。


同じような苦しさを持たれている方はわりと多くいらっしゃると思いますけれど、まあ、私なども神経症になってから、もう28年目になります、それでも私などでも生きているんですから、同じような神経症的な苦しみを持たれている方々は、変な言い回しですけれども、「生きていれば生きていられます」ので、皆さんもあまり大きく悲嘆せず、対症療法的にその場その場を乗り切ってほしいです。


なんだかんだいって、私という存在は「負の世界の生きる証人」みたいな人なので、そんな私でもこのように生きているのですから(そりゃいつかは死ぬわけでしょうけど)。



では、ロシアの声の記事からの抜粋です。
かなり長い記事ですので、編集しています。
ここからです。



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2013年03月09日



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前記事: ビッグバン理論での宇宙の誕生より古い 145億年前の星が観測された報道を見た日に
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messenger-mercury.jpg

▲ つい先日の 2013年2月13日に NASA が公開した水星探査機メッセンジャーが撮影した最新の水星の画像。青くて美しい星。神秘学では「最大の意味」を持つ惑星です(太陽よりも存在が大きい)。Space.com より。




上の写真は特に本題とは関係ないですけれど、やっぱり水星ってキレイな惑星だったと思いましたもので。水星に関しては結構前になりますけれど、過去記事の、

水星の真実: 探査機メッセンジャーの撮影で水星の「何か」がわかるかもしれない
 2012年03月24日

に、中世の薔薇十字団が記した『薔薇十字の秘密のシンボル』(1785年)という200年以上前の印刷物では、「水星が大変重要」だということが繰り返し出てきていまして、そのページで『薔薇十字の秘密のシンボル』の中の下のようなイラストを載せました。

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「妊娠と出産(ひとつの人間が形成されるということ)の構造」のようですが、母体のような頭上の一番上にあるのが「水星のマーク」なんです。その下に太陽とか、いろいろと連なっています。

ちなみに、水星のシンボルの下にある下のマークは、神秘学や占星術では太陽のシンボルです。



そして、一方でこれは、日本の古文字のホツマ文字(ホツマツタエ、ヲシデ文字)というものの「ア」と同じなのだそうです(参考記事: 地球は太陽そのもので、その太陽は4であり、かつ日本語の始まりを示すものかもしれない)。





まあ、神秘学はともかく、人間は誰でも子どもとして生まれてきます。それは、前回の記事で書きましたフレッド・ホイル博士の著作『生命はどこから来たか』の第1章の冒頭の文章である、


> われわれは皆、許しを請うことなくこの未知の世界に生まれてくる。


というように、この地球の上に「現れ」ます。

その『生命はどこから来たか』の第1章を部分的に抜粋する前に、前回は疲れてしまって終わりましたが、今回はその抜粋をいたします。

ところで、「子ども」と関係することといえば、やや嬉しいニュースもありました。

悪い話ではないと思いますので、ちょっと書いておきます。






震災後2年目で「放射能による異常がまったくなかった」ことが判明した福島の子どもたち


私の奥さんの姉夫婦は福島に住んでいて、震災の被害も受けたのですが、昨日その関連でお姉さんの話になった時に、私はふと一昨日のニュースを思い出しました。


わたし 「そういえば、福島、よかったじゃん」
奥さん 「何が?」
わたし 「前に言った通りだったよ」
奥さん 「何?」
わたし 「福島の子どもたち、甲状腺の検査で全国平均よりむしろ異常が少なかったって」
奥さん 「そうなの?」
わたし 「昨日の朝日新聞に出てたよ。テレビのニュースでやってない?」
奥さん 「知らない」
わたし 「チェルノブイリもそうだったけど、子どもは大丈夫」



そのニュースは、3月8日の朝日新聞のものです。
下に抜粋しておきます。
全文はリンク先をお読み下さい。


子どもの甲状腺「福島、他県と同様」 環境省が検査結果
朝日新聞 2013.03.08

環境省は8日、長崎や山梨、青森の子ども約4300人を対象に行った甲状腺検査で、6割に袋状の嚢胞(のうほう)やしこりが見つかったと発表した。東京電力福島第一原発事故の被曝の影響を探るために、福島県が進める子どもの甲状腺検査結果と比較するのを目的に調べていた。福島では4割に嚢胞などが見つかっている。

福島県は事故当時18歳以下の子ども約36万人を対象に、甲状腺の超音波検査を行っている。1月までに約13万3千人が検査を受け、41・2%に2センチ以下の嚢胞や5ミリ以下のしこり(結節)が見つかった。

子どもの甲状腺をこれほど高性能の超音波機器で網羅的に調べた前例がなく、4割という割合が大きいのか、被曝の影響があるのか判断が難しい。このため、環境省は福島県外の長崎市と甲府市、青森県弘前市の3〜18歳の子ども4365人を対象に、同じ性能の超音波機械を使い、同じ判定基準で検査をした。

この結果、2センチ以下の嚢胞や5ミリ以下の結節のあった子どもが56・6%、それ以上の大きさの嚢胞などがあった子は1%(福島は0・6%)いた。環境省の桐生康生放射線健康管理担当参事官は「福島も他県もほぼ同様の結果と考えている」と話す。

長瀧重信・長崎大名誉教授は「超音波検査の性能が上がり、嚢胞などが見つかりやすくなった。福島が異常な状態ではないとわかった。ただし今回の調査では、福島の被曝の影響の有無は判断できず、長期間の追跡調査が必要だ。地域性もあるため、福島県で事故後に生まれた子への検査との比較が必要だ」と話す。



何だかわかりにくいと思いますが、上のニュースのポイントを簡単に書きますと、

・全国の子どもたちを対象に前例のない大規模な甲状腺の検査をおこなった。

・全国平均では子どもたちの6割に甲状腺の嚢胞やしこりが見つかった。

・それに対し、福島の子どもは4割だけに見つかり全国平均より甲状腺の異常が少なかった。


というニュースです。

上の記事の長崎大の名誉教授の方が言う、「福島が異常な状態ではないとわかった」に集約されている話です。

ちなみに、上の私と奥さんの会話にある、私の会話の、


> 「前に言った通りだったよ」


とあるのは、わかりにくいかと思いますが、過去に、チェルノブイリの長期間の子どもたちの追跡調査に関しての WHO の資料をご紹介したことがありまして、そのことと関係しています。

WHO の大規模な調査結果として、「チェルノブイリでは子どもたちへの放射能の甲状腺への悪影響はまったくなかった」という結論に達したという資料です。

20年近くかけて大規模な調査を継続して実施したもので、内容的に完全に信用できる資料です。

チェルノブイリの資料で、私が「大事なこと」だと思ったのは、


「悪い影響が少なかった」


のではなく


「悪い影響はまったくなかった」

ということだと思って、ちょうど1年くらい前ですが、下の記事にその資料を訳しています。興味のある方はお読みください。


セシウムは14歳以下の子どもの甲状腺ガンと「関係ない」ことが示される WHO の2006年調査論文
 2012年03月06日


詳しいところは上の記事を読んでいただければわかると思いますが、下のチェルノブイリの追跡調査のグラフでもわかると思います。



▲ 上のうちの「青くて太い線」が1986年から2002年までの「14歳までの子ども」の甲状腺ガンの推移のグラフです。子供に関しては、むしろ甲状腺が平均より減っています。


なので、そのデータの資料を全文読んで、私は上の記事に下のように書きました。


・事故の頃に生まれた赤ちゃんは甲状腺ガンについて安心して下さい。

・14歳までの子どもは甲状腺ガンについて安心して下さい。


と書きましたが、少なくとも現在はそのようになっています。
だから、これからも安心していいと思います。


しつこいようですが、14歳までの子供に関しては、「放射能による被害はまったくありません」と断言できると思います。今後もです。


というより、チェルノブイリのグラフを見る限り、震災の原発事故当時の子どもたちは「甲状腺に関してはますます健康になっていく」と思います。今回の福島の子供たちの検査にしても、「全国の子供たちの平均よりはるかに異常が少なかった」というデータが出ています。


ただし、上のグラフでわかる通り、子どもだけです。
大人はセシウムの影響を受けていることが見てとれます。


いずれにしても、子供は大丈夫です。

なので、震災の時に現場周辺で生まれた赤ちゃんをお持ちの方は、ますます安心してほしいと思います。それどころか、データ上では、多分、その子はこれから他の地域の子どもたちより健康に育つと思います。


いや・・・・・・・もしかしたら、本当の意味での「新しい健康な人間」というものの登場の始まりかもしれません。

どうして、こんなことを言うかというと、もうすぐ桜のシーズンですけれど、以前、「宇宙で放射能を浴びた植物が驚異的な発育をしている」という新聞のニュースをご紹介したことがあります。

だいぶん前のことですので、また載せておきます。
過去記事の、

私たち人類も他のあらゆる生命たちも「宇宙線にコントロールされている可能性」を感じて
 2012年06月13日

に載せたものです。

桜とアサガオの別の記事ですが、それぞれ長いですので、冒頭部分だけを抜粋いたします。上の過去記事に全文掲載しておりますので、興味のある方はお読みいただけると幸いです。


宇宙アサガオ、異常早咲き 京産大付属高の3世代目
京都新聞 2012年06月13日

asag-02.jpg

宇宙空間を旅した種子から育った、京都産業大付属高の「宇宙アサガオ」が、通常は夏至以降とされる開花時期より大幅に早く、10日に咲き始めたことが、12日に分かった。

帰還2世代目は異常に多くの花をつけたことが確認されており、開花したのは3世代目にあたるアサガオ。今月10日から2日間、同高と船橋市の種子から育った計5株に一つずつ花が咲いた。

市販種は12日現在、花芽すらついていない。





宇宙帰りのサクラ異変…なぜか発芽・急成長
読売新聞 2011年02月21日

sakura-1.jpg

地上350キロメートルの国際宇宙ステーションで2008年11月から8か月半、保管した桜の種を地上へ持ち帰って植えたところ、発芽しないはずの種が芽を出すなど、異変が相次いでいることがわかった。

宇宙を旅した桜の種のうち岐阜市の誓願桜(せいがんざくら)は、樹齢1200年と言われるヤマザクラの一種で、地元の保存会などがまいても種は発芽しなかった。保存会が種265粒を宇宙に送り、248粒をまいたところ、昨年春に2粒が発芽した。

岡山県では、通常は1年に50センチ程度しか伸びない真庭市の醍醐桜10本が、昨年春に発芽して、今は90センチ以上。うち1本は160センチを超えた。



これは、宇宙で大量の放射線を浴びた植物たちが「ものすごく活性化した」というニュースで、桜の種などは「地球上ではすでに死んでいた」ようなものが宇宙から帰ってきた後に「発芽した」というものです。

特に、アサガオの記事で注目したいのは「開花したのは3世代目にあたる」という部分です。

「3世代目」ということは、遺伝子が変化して、それが次世代に続いているということになり、その時だけの話ではなく、「遺伝子が変化した」ということだと思います。

強いアサガオが生まれた。
強い桜が生まれた。
それはもう以前とは違う生命で、その後もその優良な遺伝子が続く
というような。

大げさにいえば、映画『2001年宇宙の旅』のスターチャイルドのような「新しい生命」が誕生したというニュースだと思います。

もちろん、植物と人間を同列にするつもりはないですが、「放射能に関しては、具体的な悪いニュースを見たことがない」ということは事実です。





繰り返し思う「新しい日本の聖地」の子どもたち

私は震災後、何度か「新しい時代の新しい人間は、東北から生まれるのかもしれない」と書いたことがありまして、その時は感傷的な意味で書いていたのですが、現実にもあり得るかもしれないと今は思います。


すなわち新しい日本人。

新しい子どもたち。

ほんのわずかな「破局」を回避できる可能性を持つ存在である「新しい子ども」たち。


上の「聖地」という表現は大げさかもしれないですが、震災後、過去何度かそのタイトルで雑文を書いていますが、そのうちの下の記事をリンクしておきます。感傷的な文章ですが、今でもこの時の思いが私の中で続いています。

わたしの神話はずっと続いている
 2011年10月24日


また前振りが大きくなりましたが、しかし、「子どもについての話」という意味では、今回ご紹介するフレッド・ホイル博士の文章は、意味は同じです。

地球を破局から救うとすると、「その主人公は子ども」なのですが、その子どもたちの前にはだかっているのが私たち「邪魔な大人」・・・というか、その「大人の作ったシステム」です。

というわけで、ここからホイル博士の『生命はどこから来たか』の第一章から文章を抜粋します。

省略した部分には注釈を入れてあります。
改行を適時入れていますが、実際の改行部分は文頭に一文字開いている部分です。

また、書籍では数字は漢数字が使われますが、横書きに馴染まないということもあり、英数字にしています。たとえば、「十九世紀」というのを「19世紀」というように書いています。

ここからです。



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それでも私は「人類の価値観はすでに破局にある」と思わざるを得ないことに関しての雑文など



15 -Billion-Years-Old.jpg

▲ 145億年前のものという計算が出た天体 HD 140283 。いわゆる「ビッグバン」と呼ばれている宇宙の誕生とされているのは 138億年前なので、現代宇宙論でいう宇宙の誕生より古い物体ということになります。
--



今回は、タイトルの通りに「ビッグバン以前の天体の発見(計算上では145億年前の天体)」についての記事を一応ご紹介しようと思いますが、それに関してはごく簡単に概要を書きます。

以前の私でしたら、このような「ビッグバン以前の星が見つかった」というようなことで喜々として書いていたかもしれないですが、今はもうあまりそういうような気持ちがないですので、むしろ、今回はせっかくビッグバン以前の星が見つかったということで、いい機会ですので、私の最近の考えも簡単に書いたおきたいと思います。


その私の考えとは、「価値観としての人類の宇宙は、すでに破局の中にある」ということです。


破局というのは、手直しが効かないというニュアンスを含むかなり重い言葉です。まあ、最近の私の精神状態にも関係している気持ちだとも思いますが、相当冷静に考えてもそう思います。


いちおう書いておきますが、これは、災害だとか天体の衝突だとか、経済の破綻とか核戦争とかパンデミックとか、そういう表面的な意味での「破局」とはまったく関係ないもので、もっと本質的な意味でのものです。

しかし、長くなるとアレですので、まず最初にその「 146億年前の天体の発見」についての記事を簡単にご紹介しておきます。

オリジナル記事はものすごく長いもので、全体をご紹介できるとしても少し後になると思いますし、どのみち「そのうち年代は修正される」と思います。

というのも、今回の天体が発見された際には、最初、「160億年前のもの」として計算されたらしいのですが、計算し直すことによって、146億年前のものというところにまできています。

まあ、どちらの数値にしても、いわゆる「ビッグバン」と言われる宇宙の誕生は138億年前とされていますので、まだその理論と矛盾してしまっているわけで、あと8億年くらいを計算でなんとかできればOKということでしょうか。

というわけで、多分、一般的に報道される頃には(ヒッグス粒子が忘れられた報道となっているように)無難な報道記事となっていそうですが、科学関係のサイトではいろいろと長い記事となっています。

そういう科学記事のうちのひとつをご紹介します。

なお、記事に出てくる「メトセラ星」というのは正式名ではなく、調べてみると、メトセラというのは聖書に出てくる人名のようで、「ノアの洪水以前のユダヤの族長で 969歳まで生きたといわれる長命者」のことだとか。




Older Than The Universe? Methuselah Star Is 14.5 Billion Years Old
IIAI 2013.03.07

宇宙の誕生よりも古い星? この「メトセラ星」は 145億歳の可能性がある


hs-2013-08.jpg


この HD 140283 の写真(今回の記事の一番上にある写真)は、これまで観測されたこの宇宙の中で最も古い星をデジタル化したものだ。これは、アングロ・オーストラリアン天文台 (AAO) の UK シュミット望遠鏡で撮影されたものだ。

そして、NASA のハッブル宇宙望遠鏡を使っての天文学者たちのチームも、非常に長い時間をかけて、宇宙の誕生に近づく重要な一歩を踏み出す観測をおこなっている。メリーランド州の宇宙望遠鏡科学研究所( Space Telescope Science Institute )のハワード・ボンド氏は、「これは、これまでで最古の星であることを確認しました」と述べた。

この発見は大きなジレンマを生むことにもなった。この星は 138億年前とされている宇宙の誕生より古い 145億年の歳月を経ている可能性があるのだ。

しかし、この星は 2000年に発見された最初の時には「160億年前のもの」という計算が出ていた。そのため、現在の宇宙論には潜在的な矛盾が存在しているかもしれないことを感じている天文学者たちは少なからずいた。

ボンド氏は言う。

「現在の宇宙論はもしかすると間違っている可能性もあります。物理学のほうが間違っているのか距離の計測が間違っているのか、それを調査しています」。






翻訳はここまでにしておきます。

というのも、この後の記事は、ビッグバン理論の最大の根拠でもある「宇宙マイクロ波背景放射」というものについての解説とその歴史が書かれているもので、今回の発見とは関係のない「ビッグバン理論について」というような記述が長く書かれてあるだけですので割愛します。

いずれにしましても、現在までの観測では、この HD 140283 という星は「ビッグバンより古い」ということになるのですが、上にも書きましたが、計算次第ではどうにでもなる気もします。

科学の世界は「釈迦やキリストの引いた線は消えても構わないが、アインシュタインの引いた線が消えることだけは困る」という考え方は強いのです。



人類の発展のために生まれたはずの科学が人類の発展を阻害してきたこの数百年


ところで、科学とは「本来」はどういうことが理想なのかというと、「白紙の上」に調べてわかったことを書いていくということだったはず。


つまり、基本の概念としては「自由から始まり、どこまでも自由であるのが科学」のはずです。


なので、「ここはこうしてはいけない」という領域があってはいけないはずです。

しかし、実際には現在の物理学も、宇宙論も、「紙にはすでに一本の線が引いてあり、その線を乱してはいけない」というようなことになっていて、その線が曲がったりしないために修正し続けることになっているように見えます。

「曲がりそうになると修正していく」と。

何しろ宇宙論の基本は「計算」ですので、修正はわりと何とかなる。

観測がどうであろうと、何とかなるもののようです。

「一本の線さえ消さなければ、他は何をしてもいい」という言い方でもいいかもしれないです。

アインシュタインが描いた一本の線という言い方でもいいかもしれません。

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破局の概念

ちなみに、こんなことを書いているのは、批判とかそういうことではないです。

私の中では、その段階を過ぎてしまっています。

何というか、「もう終わった」と最近感じることがありまして、そしてこれは「破局の段階でしかない」とも思います。昨年くらいまでは「まだ戻れる」というか、「これから」というような感じもあったのですが、最近は何だかこう・・・



・・・もう戻れないように思います。

破局という語感は強いもので、修正の効かないことを破局と表現するはずです。



そういう意味で、もう(人類というのか宇宙というのかは)終わったのかもしれません。


あとはとにかく日々生きていく。

無駄な日々かもしれないですけど、破局しても「生命としての生」は存在していますので、私たちの日々の生活が変わるわけではないですし、それまでと同じように働いたり勉強をしたり、旅行や遊園地に行ったり、テレビを見たりしながら、生きていき、そして死んでいくという繰り返しは続いていくのだろうと思います。

破局というのは「先がない」というだけの話で、「いわゆる死」とは関係ないです。


なので、繰り返しになりますが、災害だとか天体の衝突だとか、経済の破綻とか核戦争とかパンデミックとか、そういう表面的な「破局」とは次元が違います。






これまでは何度も立ち直ってきた人類


自然災害的な破局の場合、人類は必ず立ち直ってきました。

ミトコンドリア DNA の調査で、7万年前くらいだったか人類が 2000人くらいにまで減ったことがあったようですけれど、人類はまた立ち直り、そのように立ち直ったからこそ現在の私たちがいます。

ここでいう「立ち直った」というのは生き残って増えたというだけではなく、「新しい人類の文明と価値観を築いた」という意味です。


1万3千年前には、恐竜が滅びた頃と大差ないほどの彗星か小惑星が、現在のアメリカに衝突したとも考えられています。当時、北米にはクローヴィス文明というものがあったそうですが、見事に人も文明も消えました。

でも、北米大陸ではまた人類は立ち直っています。


自然災害やパンデミックはどんな激しいものであっても、仮に人類すべてが死滅したように見えるような災害でも、時間と共に立ち直るはずです。生命にはその要素があります


しかし、存在の価値観を失った場合、立ち直ることは難しいと思います。



たとえば今・・・「宇宙は今の人類を必要としているだろうか」と考えてみる。



あるいは、何らかの宗教を信奉している方なら「その宗教の神は今の人類を必要としているだろうか」と考えてみる。


どう思われますか?



中世の神秘学の理念をそのまま借りれば、どうして人類がこの世に出現したかというと、


> 宇宙には人類が必要だったから


ということになっています。

だから、気の遠くなるような年月をかけて、「人間の大脳」をこの宇宙に出現させるまでになった。あくまで、これは神秘学の話ですが。


また、多くの宗教でも「神は人を造って」います。


なぜ神は人を造ったのか?


人類など必要ないなら、そんな面倒なものは造らなかったはずです。




・・・というような絶望的なことを書いていますが・・・まあしかし・・・そんな私にはほんのわずかな希望はあるのです。だから、今こんな文章を書いています。


しかし、実は今、これをここまで書けたのは実はふたりのかつての著名人の作品のお陰です。
今日もひどいウツでこんなの書けるはずもなかったのです。





ウツで立つこともできなかった今日、この文章を書けている理由

その「ふたりのかつての著名人」というのは、ひとりは In Deep にもよく出てくるフレッド・ホイル博士、もうひとつはかつての米国のプロレス界のレスラーとして君臨したミック・フォーリーという人でした。


何だかよくわからないと思われますので、ちょっとだけ書いておきます。


最近は些細なキッカケで「超ウツ」に陥り、動けなくなることが多いんですね。
実は今日もそうで、小さな理由で部屋でしばらく倒れていたんです。


倒れたまま顔を動かしている時に、ホイル博士の著作『生命はどこから来たか』が目の前に転がっていることに気づいたんです。昨年以来どこに置いたのだか忘れていたのですが、パソコン関係の物が置かれている横に転がっていました。


「そういえば、最近、何の本も全然読んでないなあ」


と、倒れたまま、ホイル博士のその本の最初のほうのページを数行読んでいましたら、急に元気になってきたのです。

それで、ここまでの文章を書けました。

そんなこともあり、今回はラストにその『生命はどこから来たか』の第1章から少し抜粋してみたいと思います。

もうひとりの「ミック・フォーリー」という人のほうですが、これは米国の元プロレスラーなんですが、彼が「マンカインド」(「人類」という意味)というリングネームで WWF チャンピオンだった時、1998年頃だったか、チャンピオン陥落の日が描かれているドキュメンタリーがあって、そのシーンを突然見たくなりました。

そして、久しぶりに見て、泣きに泣いて、でも、やはり元気になりました。





いい人間になりたい。でもどうやって?

アメリカのプロレスには勝ち負けがあらかじめ厳密に決まっていて、特に WWF (現WWE)は数ヶ月以上を見据えたくらいの長いスパンでの脚本上のストーリーで選手たちの役割のルーチンが決められています。しかし、勝ち負けには脚本はあっても、試合の内容そのものはガチ(本気)です。ある意味、命がけでもあります。


その日、マンカインドは、メイン戦で負けてチャンピオンを陥落することが決まっていました。

「今日がお父さんのチャンピオン最後の日だから」

と、妻と娘と息子をリングサイドに招待します。

マンカインド(ミック・フォーリー)は、愛妻家で、子どもたちに優しいことで有名でした。
プロレス引退後は子ども向けの絵本作家としても活躍したりしていました。


bm-011.jpg

▲ 試合前に、娘を抱き上げるマンカインド。今回の試合で負けてチャンピオンを陥落することはあらかじめ決まっています。


しかし、その試合は後に語られるほど壮絶な試合となり、子どもたちの目の前でお父さんは血だるまになっていきます。家でいつも優しいお父さんが、対戦相手に手錠を後ろ手にかけられ、頭を椅子で何度も何度も殴られ、全身が血に染まっていく。

優しいお父さんが単なる血まみれの肉塊となっていく光景を呆然と見る家族・・・。

ついに奥さんも見ていられなくなり、泣き叫ぶ子どもたちを抱き上げて家族はリングサイドを飛び出します。

そして、試合が終わり新チャンピオンがリングで勝利アクションをしている中、血みどろのマンカインドが廊下に出てきます。スタッフたちから拍手を受け、そして、そこには心配そうな娘たちが立っています。

「お父さんは大丈夫だから」

と息子の頭を撫でて、そして、血だらけのまま、治療室までヨロヨロと歩いていく、あらかじめ決められた敗者の姿。

bm-03.jpg

▲ 試合後、治療室に向かう血みどろのマンカインド。周りにいるのが家族。治療室でやっと娘や奥さんにも笑顔が戻りました。


マンカインドの声がそこに被るのですが、それは、


「いい人間でいたい。でも、どうすれば? そんな答えは出ないことはわかっているのだけれど」


という言葉でした。

本当はその「答え」に辿り着くためにあらゆる人類はこの世に存在していると考えます。

しかし、現代社会はあらゆることに上に書いた「すでに書かれている線」を曲げないように修正しているだけで、「答えを探す」ことはしません。

どうして殺人が起こるのか。
どうして差別が起きるのか。
どうして「敵」という概念が生まれるのか。

それらに「どうして?」と思っても、答えを探る前に、主張と自分のポジショントークを怒鳴りたてるばかりの社会。


そんな大人の中で育つ子どもにどんな未来が?・・・と感じます。


白紙が存在しない社会に生まれた今の子どもたちは、これまでの宇宙の歴史の中で最も悲劇的な子どもたちのようにも思えます。


ちなみに、ご紹介するフレッド・ホイル博士の著作にも「子どもの未来」の話が含まれます。


いずれにしても、稀代の宇宙物理科学者だったフレッド・ホイル博士と、稀代のハードコア・ファイターだったマンカインドのふたりのお陰で今日も何とか生きて過ごせました。


ありがとう。


というわけで、フレッド・ホイル博士の著作『生命はどこから来たか』の第1章の部分を少し載せようと思いましたが、ここまで書いて少し疲れてしまいました(苦笑)。

それでも、是非ご紹介したいものでもありますので、明日なるべく早くに書こうと思います。

ホイル博士のその『生命はどこから来たか』の第1章のタイトルは、『人間社会は真実から遠ざかる傾向を持つ』というもので、その章は、


> われわれは皆、許しを請うことなくこの未知の世界に生まれてくる。


という文章から始まるものです。

そして、この章にはホイル博士が 20年以上前に「予見」していた「科学の破局」と、そして、私の中に「ほんの少しだけ」残っている希望の方策も書かれてあるように思います。


明日、書き写せるほど元気でいられますように。


(追記) 続きは、(2): 破局の回避という奇跡があるとすれば に書きました。



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2013年02月04日



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lunar-dome_base.jpg

▲ 欧州宇宙機関( ESA )が「3Dプリンター技術」というテクノロジーを使って計画している月面基地のシミュレーション・イラスト。


今回は、欧州宇宙機関が「3Dプリンタ技術」という最新のテクノロジーを使うことによって、「月の土を使って簡単に月面基地を作ることが実現するかもしれない」ということを発表していまして、そのことをご紹介します。

しかし、その前に個人的に興味のある話から書かせていただきます。

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まるで「突然の噴出を始めた」かのように露出し始めた月面写真の数々


先月の記事で、


米国議会に「エイリアンの月面基地の存在」議題が提出され、同時に中国は「月面の真実の写真」を順次公開すると発表
 2013年01月15日


という記事をご紹介しまして、米国の議会に「月面の真実についての議題が出された」というような話を書いたわけなんですが、たとえば、下のような写真などが公開されていたりしました。




最近 NASA 月関連の資料施設でもある「月惑星研究所」( Lunar and Planetary Institute )のライブラリーで見つけられた 1971年の写真に、上の写真を思い出させる興味深いものがありました。 1971年8月にアポロ 15号が撮影した月面の写真です。

base-01.jpg

月面の「静かの海」という場所の北部の「ベッセルクレーター」という場所です。

上の中央のやや左上にある白いクレーターのような部分を拡大しますと下のようになっています。

b-k1.jpg


さらに拡大しますと、このような感じ。

b-k2.jpg


自然として出来うる地形の可能性もあるとはいえ、とても人工的な雰囲気をかもし出していることもまた事実です。

この写真は、現在も「月惑星研究所」のライブラリーの下のページにあります。

Apollo Image Atlas AS15-87-11697

高解像度のサイズの大きなものは、こちらにあります。


ちなみに、月面の「静かの海」の場所ですが、月の写真室というサイトから図をお借りしますと、下の「5」の場所にあるクレーターです。

moon-crater.jpg


あと、最近、アポロに関して大変に面白い動画を見まして、1972年のアポロ17号で月面着陸した宇宙飛行士の写真ですが、それも貼っておきます。



月面に立っているのはアポロの搭乗員か「小さな人」か


下の動画にした写真ですが、面白いです。

アポロ17号の月面の飛行士のヘルメット前面に写る小さな影





これは、なんだか「小さな人が写っている」ようにも見えますが、方向として、やや遠い場所の可能性もあるので、「もうひとりの宇宙飛行士が映り込んだ」という可能性もあると思われます。

このあたりは、Wikipediaを見て、当時の月面着陸の様子を再度勉強してみます。

まず、アポロ17号は、


アポロ計画における第11番目の有人飛行ミッション、第6番目の月面着陸ミッションであり、アポロ計画最後のミッションである。



ということで、アポロ計画で最後に月面着陸したミッションだったようです。

さて、この回のミッションでの乗員は、

ユージン・サーナン(船長)
ロン・エヴァンス(指令船操縦士)
ハリソン・シュミット(月着陸船操縦士)


の3名ということで、Wikipedia では、


月面に足跡を記した(現時点で)人類最後の2人のひとりは、最初の科学者出身の宇宙飛行士でもあるハリソン・シュミットであった。ロン・エヴァンスが司令船で月を周回する間、ハリソン・シュミットとユージン・サーナンは3回の月面歩行の間に109キログラムの岩石を収集した。



とあります。

つまり、月面に降り立ったのは、船長のユージン・サーナンさんと、月着陸船操縦士であり地質学者であるハリソン・シュミットさんのふたり。

つまり、下の写真がどちらの人かわからないのですが、そのヘルメットに写っているのが、上のふたりのどちらかだと証明できれば、特に問題のある写真ではなさそうです。

moon-two.jpg


ただ、そこに写る下の人・・・。

man-mini.jpg


これが、アポロの搭乗員の宇宙スーツのデザインと合致するかどうかということになりそうですが、見た感じはやや違う感じも受けるのですが、どうでしょうかね。

あるいは、アポロ17号に「森からやってきた小さな人たち」が乗り込み、夜中に靴を・・・(やめろ)。・・・はいはい。

私は「夜中にこびとが来て靴を作っていく話」が昔から大好きでして、こういうの見ると、みんな靴を作ってくれそうに思ってしまうんですよ。


まあ、それはともかく、上の動画のオリジナルも含まれたものは、 NASA Space Anomalies にあります。




誰でも家から月面を観測できる時代になって

あとですね。

実は、今の高性能の望遠鏡だと、「家庭用でも月面を観測できる」みたいなんですよ。たとえば、日本語でも大丈夫なので、YouTube で、「望遠鏡 月面」などのキーワードで検索すると、たくさんの動画が出てきます。

たとえば、下の写真は月面webcam動画という日本人の方による動画のスクリーンショットで、説明には「ビクセン15cm反射望遠鏡に2倍バローレンズを入れ webcam で撮影した動画です」とあります(私には何のことだかわからないですが)。

moon-webcam.jpg


つまり、一般の人でも「月面の様子を家庭から観察できる時代」であるということでもあるようなんです。

なので、いろいろな月面の「家庭から撮影した動画」がアップされているのですが、その中には「どうもなんか動いている」というような感じのものも多いです。


ただ、月面撮影は遠いだけに大変に映像がプレますので、基本的にはそのせいだと思うのですが、しかし、たとえば下のようなものは「クレーターの中で何かウネウネとしているように見えて仕方ない」ということもあり、貼っておきます。

見え方も人により様々だと思いますので、そういうことあります。

望遠鏡で見た月面のクレーターの中の動くもの




うーん、やっばり今、再度みてみても、何か動いているように見えてしまう。


私はあまり「ディスクロージャー」という言葉が好きではないので、使わないのですが、最近はあまりにも、そういうような「いろいろな写真や資料」が表面に噴出しておりまして、 In Deep ではある程度、検証したりしてから乗せるのですが、そういうのを抜きで、宇宙の中の地球と太陽系の記録(旧「地球の記録」)に、メモ的にガンガン貼ったりしています。

昨日の記事、

今年起きる「天の川銀河中心での大規模な衝突」は銀河系全体に何かをもたらすのか
 2013年02月03日


に書いたことなのですが、今年 2013年が「いいことも悪いこともいろいろと噴出してくる年」であるならば、止めどなく様々なものが噴出してくるようにも思いますので、目に止まったものはアップしようと思っています。


さて、今回は、上のようなオカルト的な月の話とは別に、欧州宇宙機関( ESA )が計画している「月面基地」のシミュレーション画像が公開されていまして、その記事をご紹介しておこうと思います。

「3Dプリンタ技術」というものを使うと楽にできるのだそうで、よくわからないのですが、3Dプリンタ技術が革命的に世界を変える9つの方法という記事からその説明を抜粋しておきます。


「3Dプリンター技術」は、3次元造形機によって立体的な構造物を作り出す立体プリンターのことであり、すでに製造業を中心に建築・医療・教育・先端研究など幅広い分野で普及し始めています。



とのことです。
いろいろと世の中は進んでいるのですね。

ここからです。



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2013年02月01日



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▲ 25万年前〜75万年前のものと考えられる『アシュールの女神』 ( Acheulian Goddess )と呼ばれる「最古の女神像」だと考えられているもののひとつ。アシュール文化というのはこちらによれば、百数十万年前に、アフリカで生まれ、ヨーロッパなどまで広く伝わった前期旧石器時代の文化のことだそう。
--




30万年前の「作品」を見て思う人類の時間軸


今の私たち、つまり、現代の人類が地球に登場してから実際にはどのくらいの時間が経っているのか・・・ということはよく考えます。

これについての一般論は、地質学術誌『ジャーナル・オブ・ジオグラフィー(Journal of Geography)』 に、篠田健一博士が発表した、「DNA 解析が解明する現生人類の起源と拡散」の下の部分が現在の基本的な考え方だと思われます。


ミトコンドリアDNAの全塩基配列をもとに描いた人類の系統. すべての人のミトコンドリア DNA は、およそ 15 万年前の一人のアフリカ人女性にたどり着く。




難しい定義はともかくとして、多少の前後差はあっても、現世人類が地球上に登場してから、現在はまだ 10数万年程度だというのが最近の DNA などからの遺伝子解析でのひとつの主流の説ということのようです。

下の図は、上の篠田博士の論文の中にあるもので、その「 15 万年前の一人のアフリカ人女性」(場合によって、ミトコンドリア・イブというような呼ばれ方もされる人、あるいは人たち)が登場してから、どのように人類が地球に拡散していったかを辿ったものです。「ミトコンドリア DNA と Y 染色体 DNA が明らかにする世界拡散のルート」を示しているもののようです。

eve.jpg


上の地図では、アフリカ大陸にある「人類の起源地」というところが15 万年前の一人のアフリカ人女性が登場した場所で、下に「分岐点になった場所の現在の地名」をつけてみました。

eve-02.png


大ざっぱに上の地図からいえば、アフリカに登場してから、現在のイランでヨーロッパ方面とアジア方面に分岐してから、世界中に人類が拡散していったことがわかります。

もっとも、上の世界地図の直後と現在では「〇〇国の人」といっても、今はその人種構成はまったくその頃と違いますけれど。侵略の歴史が始まって、人種と言語構成は中世以降に一変してしまいましたので。


いずれにしても、当時のアメリカ大陸の先住民へのルートも、辿ると、現在の中国やモンゴルでの分岐点で見られる「日本」に向かった一群と同じというようなことも言えそうです。

また、ミトコンドリアDNAなどから見る限り、日本人は、「3方向からの分岐点から集まってきている」ということになるようで、日本人は複雑な遺伝構成を持つ部分はありそうです。


さて、今回、こんな話から書き始めたのは、米国の科学系サイト IIAI で、「古代の人工品」の数々が写真で紹介されていまして、それは、300万年前のものと推定される南アフリカで出土された「顔のような人工作品」の紹介から始まっています。

こちらのものです。

1-300bce.jpg


これは、現在知られている中では最古の「芸術作品」というようなとらえられかたをされているものだそうですが、しかし、上の現世人類のルートを見てわかる通り、この 300万年前の時代というのは現世人類とは違う人たちの時代。


しかし、確かにずいぶんと昔からこの地球上では、誰かが人工の作品を作っていたことは確かなようで、実用品でないものは「創造品」ということになり、今でいう芸術作品なわけですが、その記事にあった作品をご紹介したいと思います。

芸術が「お金」などというようなものと等価を持ち始めてしまったのは、ここ数百年のことですが、個人的には、また芸術が芸術本来の姿に戻ればいいなあ、とは思います。

すなわち、「芸術はすべて価値は0円で経済的には無価値なもの」としての本来の姿に。

すなわち、神様と人間に捧げるためだけのものとしての本来の姿に。


もどるような時代が来ればいいなあと思います。



それではここから記事です。
なお、「年代」に関してですが、 In Deep の過去記事の、

「太陽からの未知のエネルギー」が地球の科学的測定での年齢(放射性崩壊の減衰率)を変化させている
 2012年11月27日

で記事をご紹介いたしましたように、現在の年代測定の主流である「放射性炭素(炭素14)での年代計測」ということに関して、太陽活動がそこに干渉する可能背があり、必ずしも、放射性炭素での年代測定は正しいものではないことが最近言われています。

なので、年代は目安として考えられたほうがよろしいかと思います。

また、以前は「紀元前」として年代を現す場合、年代の前に「BC」とつけられていたのが普通なのですが、この BC は「 Before Christ (キリスト以前)」という意味であることもあり、最近では、宗教的な配慮から「B.C.E.」(Before Common Era / 西暦0年の前)と表記されることが多くなっているようで、今回の記事でもそうです。ただ、表記を変えただけで、意味も年代も同じですけれど(苦笑)。

ここから記事です。



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2013年01月29日



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▲ 「ラーの眼」(あるいはホルスの眼)と呼ばれる古代エジプトのシンボル。古代エジプトの神「ホルス」の右目は太陽を、左目は月を象徴していたとか。過去記事「2008年、なぜ世界中の海軍は海賊征伐の目的でアデン湾に向かったのか」より。

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天の川銀河の星の「光」をナビとして使っていたフンコロガシ

昨日くらいに、「フンコロガシが銀河の光を道しるべにしていた」という科学報道があって、翻訳してご紹介しようと思っていたのですが、今朝になり日本語の報道でもいくつか目にしましたので、そちらのリンクを貼っておきます。

フンコロガシ、天の川を道しるべにまっすぐ移動 研究
 AFP 通信 2013.01.28


フンコロガシは天の川の光を頼りにまっすぐにふんを転がすという研究結果が、米科学誌カレント・バイオロジーに発表された。

南アフリカのウィットウォータースランド大学の生物学研究チームは、地元のプラネタリウムで夜の空を再現し、フンコロガシの行動を観察した。その結果、脳は小さく、視力は弱いフンコロガシが、天の川の星々の光を頼りにまっすぐ進み、ふんを奪い合うライバルのいる場所に円を描いて戻らないように移動していることが分かった。



というものです。
海外では、天の川銀河の写真とフンコロガシを対比させた写真などを使った記事などがいくつかありました。


dun.jpg

▲ 米国の科学サイト Sci-News より。


どうして、このニュースに興味を持ったのかというと、これが「光の感知」に関しての話だったからです。


もっというと、個人的にはこの話は「松果体」に行き着きます。


今回のフンコロガシの話と松果体が直接関係あるということではないですけれど、「宇宙の光を追い求める地球の生物の器官」という意味でそこに行き着くというような感じです。

光の「松果体と光の関係」に興味を持ったのは、2年ほど前、米国の大学の日本人科学者が、「目を持たない魚が松果体で光を見ていることを突き止めた」という記事を書いた時でした。

しかも、曖昧に光を感知しているのではなく、この魚たちは「光を直接感じとっている」のです。つまり、「松果体で直接光を見ている」という意味のことで、かなり衝撃的な発表だったと今でも思います。

記事は、クレアの「ペアである自分(2) 宇宙の場所」に載せたものです。

少し抜粋しておきます。


Blind Fish Sees With the Pineal Gland

目を持たない魚たちは松果体で見ていた

mexico-fish.jpg


メキシコの淡水に住む熱帯淡水魚には2つの種族に属するものがいる。

ひとつは、陸地の川に住んでいる目を持つ種類。もうひとつは、洞窟の中に住んでいるもので、こちらの種類は目を持たない。

この目のないメキシコの淡水魚は、眼原基(目の前段階のもの)自体は、胚として成長するが、その眼原基は幼生の時にウロコで覆われることにより退化してしまうために、器官としての目にはならない。

そのため、彼らは目を持っていない。

これまで、目を持たないこの魚は光を感じ取ることはできないと思われてきたが、メリーランド大学の研究者たちが2008年に「ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・バイオロジー」紙に発表した研究論文によれば、「別の方法で見ている」ことが明らかとなった。

この魚の目は機能していないが、脳の中央近くにある松ぼっくりの形をした内分泌腺の「松果体」で光を検出していることがわかったのだ。松果体は皮膚の奥深くにある器官であるにも関わらず、この器官で光を感知できているという。

この松果体は、いくつかの脊椎動物では「第3の目」としての器官として知られているという。



記事は、以下、実験の具体的な方法が記されている部分ですので、割愛しました。


ここに出てくる「松果体」。
人間では下の位置にあります。



▲ 松果体は、医学的な意味では、メラトニンというホルモンを作り出すことに関与していること以外の役割はほとんど不明です。


上に出てくるメキシコのない魚では、「想像上」ではなく、「現実としての光」を松果体で見ていることがわかったのですが、この報道で私が思ったのは、「・・・ということは、松果体を持つほぼすべての動物は本来、このメキシコの魚と同じ能力を潜在的に持っているのだろうなあ」ということでした。

なぜなら、脊椎動物というのは、大体において、「器官の役割は似たようなもの」だからです。

通常の地上に住んでいる多くの脊椎動物は、人間も含めて、目や耳や口の役割は、基本的な機能としては同じような感じだと思います。もちろん、わかっていない動物たちの機能は多くあるわけですけれど、共通している部分が多いことも事実です。


「目」に関しては、地中深くなど暗闇にすむもので、目で光を感知できない場所で生きているような動物の多くは、「目」ではなく「松果体」で光を捕らえているのだと思いますが、実はそれは「目の代用ではないかもしれない」ことも、上の実験でわかっているのです。


つまり、「目がないから、代わりに、松果体が発達したのではない」ようなのです。

というより、「光の探知に関しては目より松果体のほうが役割が大きい」ことが上のメキシコの魚の実験でわかっています。

上の実験では、実はその後、目や松果体を取り除いたりする、やや残酷な実験となっていくのですが、その結果は驚くべきものでした。


両眼を取り除かれた陸地の魚と洞窟の魚は両方が従来と同様の振舞いを示したが、松果体が取り除かれた魚では、約10パーセントの魚しか影への反応をしなかった。



つまり、目がある魚も、主に松果体を使って光を見ていた、ということがわかったわけです。

普通に考えると、「目がある」と「目がない」というのは表面的な大きな違いに見えますが、少なくとも上のメキシコの魚に関しては、光を探知する機能としては、「ほとんど違いはない」ということがわかったのです。



「太陽神の眼」は「人間の第3の眼」の象徴なのか?

その「光を見る」松果体の構造。上にその場所の簡単な位置の図を載せましたが、さらに、詳細な図としては以下のようになります。

pituitary_pineal_glands_ja.JPG

松果体 - Wikipedia より。



さて、今回の記事は「フンコロガシ」で始まる記事だったのに、冒頭には下の「ラーの眼(ホルスの眼)」と言われている図を載せましたが、その理由がこのあたりから始まります。


ra-eye.jpeg


米国の BBS 記事に下の図が掲載されていました。

脳は模型です。

日本語はこちらで入れていて、名称には間違いがあるかもしれないですが、大体のところです。

third-eye.jpg


さらに、下の図も。
こちらは脳全体との対比となっています。


eye-3.png


記事そのものは、報道ではなく、松果体に関しての一般的な「神秘的意味」というものをまとめたもので、特にご紹介はしませんが、下のリンクです。

Secrets Of The Third Eye, The Eye Of Horus, Beyond The Illuminati
(第三の眼の秘密、ホルスの眼、イルミナティを超えて)


このタイトルにある「イルミナティを超えて」というのは何のことかよくわからなく、また本文のほうでも特にふれられていないのですが、画像検索などをしていると、どうも、この「ホルスの眼」のイメージは、イルミナティなどと絡んで、「悪い象徴」として語る派というものが存在するようです。

何かこう、下のような図案の概念と同一視しているのかもしれません。

ilm.jpeg

▲ 陰謀論の引き合いとして出されることが多い「眼」のマーク。これはドル紙幣の裏。



しかし、まあ・・・それを言い出すと、眼のマークは全部、陰謀というようなことになりかねなくて、つげ義春の「ねじ式」なんかもヤバくなりそう。

tsuge.jpg

▲ 漫画家、つげ義春の代表作『ねじ式』(1968年)より。クラゲに腕を刺されて病院を探すけれど、その町には眼科しかない。



まあ、「なんでもかんでもやっちまえ!」のフレーズというのはこの世の常でありまして、この「眼」の話も、昨年の過去記事の「殺され続ける詩人シナ」でふれました、シェークスピアの舞台劇『シーザー』の中のも、「どうだっていい、名前が同じだ・・・やっちまえ、やっちまえ」というフレーズを思い出します。



まあ、それはともかく、Wikipedia の「松果体」には、「松果体の哲学や象徴としての意味」についての記述もあります。

それを抜粋しておきます。


松果体 - 哲学との関連

デカルトは、この世界には物質と精神という根本的に異なる二つの実体があるとし、その両者が松果体を通じて相互作用するとした。デカルトは松果体の研究に時間を費やし、そこを「魂のありか」と呼んだ。

松果体は眠っている器官であり、目覚めるとテレパシーが使えるようになると信じる人もいる。

「松果体の目」という観念は、フランスの作家ジョルジュ・バタイユの哲学でも重要なものである。批評家ドゥニ・オリエは、バタイユは「松果体の目」の概念を西洋の合理性における盲点への参照として使っていると論じている。



上のジョルジュ・バタイユというフランスの作家なんですけれど、私は読んだこと自体がないのですが、若いには、日本のパンクスたちの間で絶大な人気を誇っていました。

バタイユの文学作品のタイトルをそのままバンド名としているものもたくさんあったし、今もあると思います。

日本だけでもバンド名として使われたバタイユの作品タイトルとしては、

『太陽肛門』(1931年)
『マダム・エドワルダ』(1941年)
『ラスコー』(1953年)


などがあります。
アルバム

butti.jpg

▲ 晩年のジョルジュ・バタイユ。




バタイユにとっての松果体

また、今回調べていてはじめて知ったのですが、太陽の誘惑というサイトによりますと、ジョルジュ・バタイユには、『松果体の眼』という松果体そのものの名前が使われるような未完の作品があるらしいです。

ここでは「松果線」と訳されていますが、松果体のことです。

その内容は上のページから抜粋しますと、


『松果腺の眼』。未完に終わったこの幻想的テキストは、この時期のバタイユの探求の痕をいちばんよく見せているように思われる。

題名からすると、『大陽肛門』での火山の主題を展開しようとして発想されたようだが、火山のイメージはこの著作では背景に後退し、関心は松果腺の眼というやはり奇怪な幻想へと移ってゆく。

松果腺の眼とは何か。

人間の頭蓋の上部には一個の分泌腺があって、松果腺と呼ばれているが、この分泌腺の作用はよく解明されていず、ある生理学者たちは、〈眼球となるはずだったが、発展しなかった〉ものと考えている、とバタイユは書く。この未発達に終わった眼は、肛門に発端を持っている、と彼は考える。

前述のように猿はエネルギーを集約し発散させる突出した肛門を持っているが、この肛門のありように変化が起こるのだ。猿は森から出て、後足で歩行を始め、直立の度合いを高める。するとこの肛門は両足の間に引き込まれてゆく。こうして人間が成立するとき、肛門は尻の奥に隠されてしまう。

肛門のこの隠蔽は太陽との直結性の隠蔽であり、この隠蔽によって人間は自律的な存在となるのだ。

しかしながら、肛門のこの隠蔽は、それで平穏に完了するのではない。

内部に貯め込まれたエネルギーは、新たな出口を求める。それは直立に向かう人間の動きに従って、上方に向けて集中され、まさに太陽との直接的な関係を回復しようとして、頭頂に開口部を求める。

こうして頭蓋に大陽に向かう眼球が生じようとする。
それは、水平方向に働き、対象を捉え、有用な世界を組織してゆく眼ではなく、垂直方向にのみ作用し、大陽を見るためだけの眼である。

それが松果腺の眼だ。

太陽から火山を経て肛門へ受け渡されたエネルギーは、異様な眼を作り出すことで再び太陽へ回帰しようとする、とバタイユは論じる。




もう・・・何が何だか私には理解できないですが(苦笑)、多分、ラストの部分から考えると、バタイユは、

「松果体の役割は、太陽から火山を経て肛門へ受け渡されたエネルギーを、松果体を通して再び太陽へ回帰させること」

と考えたように読めなくもないです。

なるほど、「松果体は光を見る機能」を持つことが上のメキシコの魚の実験などでわかっているわけで、太陽を探し出す機能としては一理あります。

ちなみに、上の他のページの他の部分によれば、バタイユがこの『松果体の眼』という小説を思いついたのは、「動物園でサルのお尻が赤くなっているのを見たとき」だったとか(笑)。



しかし、上のページを読んでいると、若者たちがバタイユに憧れた理由もわかるような「ソソる文言」が並んでいます。上のページでバタイユの著作に出てくるフレーズ・・・たとえば・・・、

・「死にゆく私」と「死にゆく神」の間

・人間の自己としての存在を意識することを超えてしまう「完全な超越性」

・残酷と汚辱のなかで、神でも虚無でもなく破局となって最後に現れるのはただ物体である世界


のようなフレーズ。
どうもソソる感じですね。

若い時の私はこういう難しいことにまったく興味がなかったですが、今ならちょっと興味あるかもしれません。


さて、フンコロガシから始まって、なんだかわからない展開となってしまいましたが、「未来の人類の進化」のひとつには、この「松果体の働きの再活性化」というものがあるのではないか、とは昔から言われていることのようではあります。

そういえば、今回の話はフンコロガシと共に、「ホルスの眼」から始まりましたが、バタイユの最初の作品といえる『眼球譚』(1928年)の表紙には下のようなものもありました。

histoire.jpeg

▲ 1967年出版の『眼球譚』の表紙。


さて・・・こんなに長くなっていますが、実は今回のこの部分は「余談」として書き始めたことなのでした。フンコロガシの記事が日本語の記事となっていましたので、今回は、別の記事をご紹介するつもりで書き始めたら、もう何が何だかわからない展開となってしまいました。

その話題は松果体などとはまったく関係のない「飢え」と「カニバリズム」に関係する話で、最近の報道からいろいろと思うことがありました。

次回で書きたいと思います。

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2013年01月21日



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andromeda-dwarf-galaxy.jpg

▲ 現代の宇宙モデルでは説明のつかない矮小銀河が周回していることがわかったアンドロメダ銀河。地球からの距離は、250万光年程度。
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現代の宇宙モデル理論の矛盾が早いピッチで噴出し続ける2013年


今年、2013年になってから、宇宙に関しての下の2つの記事を記させていただきました。







どちらも、現代までの天文学や宇宙物理学などでの「宇宙モデル」という概念が崩壊・・・とまでは言わないまでも、説明が難しい事態が観測されているということに関してのものでした。

今回ご紹介するものも同じようなタイプの記事で、米国のメディア「クリスチャン・サイエンスモニター」にとても興味深い記事が載っていました。

それは「アンドロメダ銀河の周囲に現代の宇宙モデルでは説明のできない宇宙構造が見つかった」というものです。今年 1月3 日の「ネイチャー」誌に発表されたものだそう。

このクリスチャン・サイエンスモニターという媒体は、その紙名から宗教的なものとおもわれがちなのですが、一般紙です。そのあたりについては、昨年、このクリスチャン・サイエンスモニター紙から記事をご紹介した、


宇宙空間に「強烈な匂い」が漂っていることを知った日
 2012年07月24日


の中でもふれましたが、キリスト教系新宗教の創始者が創刊(1908年)したためにこのタイトルとなったようです。

ところで、上の「宇宙の匂い」のことは自分でも最近忘れていましたが、そうそう、「宇宙空間ってところには強烈な匂いが満ちている」のですよ。しかも、ステーキっぽいような、金属のような形容のしづらい匂いで。

don-02.jpg

▲ 国際宇宙ステーションで6ヶ月のミッションを終えて地球に帰還した NASA のドン・ペティット宇宙飛行士のインタビューに字幕をつけたもの。「宇宙はどなんな匂いですか?」と質問された時のものです。NASA のYouTube のリンクはこちらです。



今回のアンドロメダ銀河に関しての記事は、私には「どうして奇妙なのか」はよく理解できないですので、あまり余計なことを書かずに翻訳に入ろうと思います。

翻訳の前に、今回の記事に出てくる、アンドロメダ銀河、局部銀河群、についての一般的な説明を Wikiepdia から抜粋しておきます。


アンドロメダ銀河

地球から約239万光年の距離に位置し、およそ1兆個の恒星から成る渦巻銀河である。直径22〜26万光年で、直径8〜10万光年である我々の銀河系(天の川銀河)よりも大きく、局部銀河群で最大の銀河。

また、肉眼で見える最も遠い物体である。




局部銀河群

局部銀河群は、太陽系の所属する天の川銀河が所属する銀河群である。局部銀河群には銀河系を含め、大小およそ40以上の銀河の所属が確認されている。

最も大きい銀河はアンドロメダ銀河で、その重力にひかれて多くの銀河がアンドロメダ銀河周辺に存在する。



ということですが、今回アンドロメダ銀河の周囲で見つかった宇宙構造は「規定外のもの」だったようです。

では、ここからです。



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2013年01月15日



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NASA が月面のデータに30年以上にわたり修正を加え続けてきた証拠の内部告発も開示される


vt-01.jpg

▲ 米国の退役軍人向けの政治サイト「ベテランズ・トゥディ」の記事「Congressionial Disclosure Studies Alien Moon Bases (「月にエイリアンの月面基地が存在することが議会で暴露」)より。
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「月面」と「アメリカと中国」、そして、「戦争と陰謀」。それぞれの真実


アメリカに「ベテランズ・トゥディ」( Veterans Today )という政治サイトがあります。この「ベテラン」というのは英語では「退役軍人」のことをさします。退役軍人や、軍事動向に興味のある読者に向けての政治的なサイトで、英語の Wiiepdia では下のようにあります。



Veterans Today

「ベテランズ・トゥディ」(VT)は自らを「国家安全保障、地政学的な安定と国内政策の分野における軍事とベテランのコミュニティのメンバーの位置を表すオンラインジャーナル」とするアメリカの政治のウェブサイト。

同サイトを批判する「名誉毀損防止同盟 ( ADL ) 」等はベテランズ・トゥディの記事が、主に陰謀と右翼過激派を指向しているウェブサイト上だと批判している。



まあ要するに、どこの国にもよくある「保守派の右系サイト」というもののようです。

ちなみに、上に出てきた アメリカの名誉毀損防止同盟というのも今回初めて知ったのですけれど、こちらは、日本語の Wikipedia にもありました。


名誉毀損防止同盟

名誉毀損防止同盟(Anti-Defamation League 略称ADL)とは米国最大のユダヤ人団体。ブネイ・ブリスに起源を持ち、反ユダヤ主義と合法的に対決することを目的としている。ユダヤ人団体ではあるが、究極的な目的として、ユダヤ系以外を含む全ての市民の平等をも謳っている。



なんだかこのような物々しい始まり方をいたしましたが、そのような物々しい話題として上がるような政治サイトに「月面にエイリアン基地があることが議会に提出される」という記事が出ていたという話です。

そして、同時に記事では「 NASA が数十年にわたり、宇宙の写真に修正を加え続けてきた」という、まあ、私はそれとリアルタイムで戦ってきたので(笑)よくわかりますが、そのことにもふれられています。


こういうニュースがいわゆるSF系やオカルト系のサイトにあっても何も感じないのですが、純粋な政治系サイトに出てくるあたり、「世の中もいろいろと変わってきたものだなあ」という思いがして、ご紹介しようと思いました。


ちなみに、今回の記事の「核」となるのは実は「中国の宇宙開発」なんです。


まあ・・・中国・・・。

中国といえば、今の日本との絡みでのキーワードは「戦争」であることは確かで、最近の米国の BBS などを見ると「アルマゲドン戦争は日本と中国の戦争から始まるのかねえ」というような書き込みも多く、また通常の海外の報道でも今では、「日本と中国の戦争は始まるのか」といったものばかりが目につきます。


c-japan-war.jpg

▲ 米国の「ビジネス・インサイダー」という経済ニュースサイトより「中国紙は日本との海域問題で「最悪を想定して準備している」と述べる」という昨日の記事。


勘弁してほしいとは思いつつも、昔の日本だって、ほとんどの人がしたくない戦争に引きずり込まれていったのは同じ。


そして、たくさん死んだ。
日本人だけじゃないですけど、本当にたくさん人が死んだ。


私は自分だけが楽に人生を終えていいとは思わないですし、あるいは、自分が死ぬ瞬間に「ああ、死んだ人はこういうふうに苦しんで死んだんだ」とわかることで、死ぬ瞬間にだけ少しは謙虚になれるかなあ、という思いもあります。

子どもなんかもいる私ですし、戦争なんかないほうがいいですけれど、それとは別に、現代の私たちは少し傲慢な気がします。この傲慢は是正したほうがいいと最近思います。


まあ、いずれにしても、私は今の世界には少し疲れているので、何もかも消えてもそれでも結構(まあ、私は今、うつ気味なのでこういう思考に向きやすい)。





中国は月面の真実の写真の公開に本当に踏み切るのか


話が逸れましたが、同時に、中国は「今後、数週間から数ヶ月の間に月面の写真を公開する」という談話を発表しているようですので、このあたりがどうなるか。

中国は巨大ですので、それを封じることは難しいでしょうし、 NASA を含めて、もし仮に、よく言われているように「陰謀論と宇宙の真実が関係あるのならば」、いわゆる「影のエリート」と言われるような人たちはやや苦しい感じかもしれません。


なお、記事には、中国の月の探査機「嫦娥2号」というものが出てきます。
私は知らなかったので、Wikiepdia から説明を抜粋しておきます。


嫦娥2号

嫦娥2号(じょうが2ごう/Chang'e 2)は、中華人民共和国が2010年10月1日に打上げた月探査機。中国2機目の月周回機であり、月探査終了後は中国初の小惑星フライバイも行った。

解像度10メートルという高解像度CCDカメラと改良した3Dカメラを搭載する。



カナダの科学者がこの中国の月探査機の写真を入手したことが話のベースとなっています。

というわけで、ベテランズ・トゥディの記事を。



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