2010年12月06日



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2008年、なぜ世界中の海軍は海賊征伐の目的でアデン湾に向かったのか



アデン湾上で 2000年に発生し、その後も拡大し続ける磁気の渦に関しての報道(真偽不明)

(関連記事リンク)

アデン湾で観測されている異常な群発地震 (2010年11月15日)
イランで何かが起きている?: 各地で「汚染」という名目で公共機関が閉鎖されている (2010年12月03日)
アデン湾からすべての商業船が消えている (2010年11月17日)

--
(参考資料) 東部アフリカ統合任務部隊とは。米国の対アフリカ戦略より。

「東部アフリカ統合任務部隊」(CJTF-HOA: Combined Joint Task Force-Horn of Africa) 米中央軍が 2002 年 10 月に創設した統合任務部隊で、約 1,500 人の米国の民軍要員で構成され、地域の軍隊の専門化を図りつつ、ケニア、ソマリア、スーダン、セーシェル、エチオピア、エリトリア、ジブチ、イエメンの領域および紅海、アデン湾、インド洋の沿岸水域において、テロ掃討作戦を展開している。さらに海上輸送ルートの維持、人道支援、自然災害救援活動などにも取り組んでいる。





Mysterious ‘Vortex’ Warned Is Creating Global Weather Catastrophe
Pakalert Press 2010.12.06

謎の「渦」が世界的な天候カタストロフ(大災害)を引き起こすと警告

gye1.jpg

ロシア北洋艦隊のマクシーモフ提督が、同国のプーチン首相に対して奇妙な報告をする準備をしている。

その報告によると、現在、アデン湾に「謎の磁気の渦」が存在しており、それが、ロシアと米国と中国との連携を阻んでいるのだという。さらに、その磁気の渦が何なのか、そして、どうしてそれが存在するのかということを確認することさえできない状態だという。

アデン湾(下の写真)は、アラビア半島のイエメンの南にあり、世界中の 船舶21,000台以上が、毎年その海域を通っている世界でもっとも交易活動の盛んな水路のひとつだ。

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今回の報告によると、この「渦」が形成されたことに最初に気づいたのは、米国の科学者で、それは 2000年後半のことだった。その後、米国は、アフリカの角(ソマリア半島)のジブチ共和国の首都ジブチに作戦基地を設営した。米国で 911同時多発テロが起きた後、ジブチは、東部アフリカ統合任務部隊( CJTFHOA )の本部となった。

「渦」は、2000年11月に発見されてから、比較的そのままの状態で安定していたが、 2008年の後半になって、渦は「拡大」し始めた。米国はこの謎の現象について「通常ではない警告」を、各国に発令し、各国は海軍をこの地域に派遣した。

艦船を派遣した海軍は以下の通り。

オーストラリア海軍
ベルギー海軍
ブルガリア海軍
カナダ海軍
中国人民解放軍海軍
デンマーク王立海軍
フランス海軍
ドイツ海軍
ギリシャ海軍
インド海軍
イラン海軍
イタリア海軍
海上自衛隊(日本)
トルコ海軍
韓国海軍
マレーシア海軍
オランダ海軍
パキスタン海軍
ポルトガル海軍
サウジアラビア海軍
ロシア海軍
シンガポール海軍
スペイン海軍
スウェーデン海軍
タイ海軍
イギリス海軍
米国海軍

これらの海軍は「ソマリアの海賊退治」の名目で派遣された。

しかし、海賊といっても軽武装した若者たち相手に過ぎなかった。そして、海賊の若者たちも、この「渦」によって漁業で生活できなくなったグループに過ぎないと言われる。

ロシア北洋艦隊のマクシモフ提督の報告によると、このように、ロシアと米国が「未知のもの」に対して軍の連携を組んだというのは、人類史上初めてのことだという。しかし、これを多次元か相互-次元、あるいは地球外と関連する力ではないかという記述が報告にある。


先月( 2010年11月)には、アデン湾で、有史以来初めてとなる規模の地震活動があったが、その直後に、渦は「驚異的」な拡大を開始した。アデン湾では、40から60の地震が発生し、それぞれがマグニチュード 4.5から5.4までのものだったが、この規模と回数の地震がこの地域で記録されたのはこれが初めてのことだ。そして、奇妙なことに、その震源の深さは多くがジャスト 10キロで起きていた。

また、同時期に起こった、消えていた木星の赤道ベルトが再現するという奇妙な現象とも時期を一致させている。

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2010年11月27日



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ビッグバンは「なかった」のではなく、「何度でもあり、今後もある」。そして、ビッグバンは宇宙の始まりではなく、未来永劫に続く宇宙の歴史の中の区切りであるという新しい宇宙の循環論が、宇宙マイクロ波背景放射の解析研究をもとに、宇宙物理学の第一人者から発表された。


(訳者注) 昨日、「ビッグバン理論では説明できない古い巨大な銀河が多数発見される」という記事をアップして、そこで「ビッグバンはなかった」というような趣旨になっていたわけですが、その日のうちに、またデイリーギャラクシーに新しい記事が。

これがもう何というか、「ビッグバンはなかった」とか言って満足していた自分が叩きのめされるようなもので、ビッグバンは「なかった」どころか、「何度でもあって、またある」というものです。

これを言っているロジャー・ペンローズという人はあやしいオジサンなどでは決してなく、 Wikipedia から抜粋しますと、


ロジャー・ペンローズは、イギリス・エセックス州コルチェスター生まれの数学者、宇宙物理学・理論物理学者。

・スティーヴン・ホーキングと共にブラックホールの特異点定理(重力崩壊を起こしている物体は最後には全て特異点を形成する)を証明し、「事象の地平線」の存在を唱えた。
・量子的なスピンを組み合わせ論的につなぎ合わせると、時空が構成できるというスピンネットワークを提唱。このアイデアは後に量子重力理論の1候補であるループ量子重力理論に取り込まれた。

・時空全体を複素数で記述し、量子論と相対論を統一的に扱う枠組みであるツイスター理論を創始した。

(以下略)



という人です。
ただ、私はこの人の業績とかより、今回の理論にある「ビッグバンは宇宙の循環の中でのひとつの宇宙の時代の始まり」という、「宇宙は未来永劫」という感覚が好きだったのでご紹介した次第です。

感覚的な話ですが、私自身は、「宇宙には始まりもなければ終わりもない」というように思っています。

以前、西洋オカルティズムに詳しい人に「父と子と聖霊」の「父」の話をされたことがあって、それは「ある」としか言えないものだと言っていました。つまり、「生まれた」とか「できた」とか「正体は○○だ」とか、そういうものではないという話です。「とにかくあるもの」だと。

でまあ、それを聞いた時に、「宇宙もそんな感じかもなあ」と直感的なことですけれど、感じていました。私はかなり小さな子どもの頃からそんなふうには思っていました。そして、中学とか高校とかになって、「宇宙はビッグバンで作られた」というように教えられた時に、「ちぇ! 宇宙ってできたものなのかよ」と、残念に思ったことがあります。

それはともかく、今回の理論はまだ議論の余地はあると本記事にも書かれていますが、ビッグバンというような無機質な宇宙論から比べると、今回知ったこの理論はとても人間的な宇宙論に思えます。これは要するに、1年でいえば新年みたいなもので、「ビッグバンからまた次の時代の宇宙があらたに始まる」という感じなのですかね。


ところで、相変わらず難しい言葉がたくさん出てくるのですが(訳しても日本語がわからないものが続出)、理論の基本となるのは、宇宙マイクロ波背景放射( CMB )という宇宙から放射されているマイクロ波で、この観測結果から導き出されたものだそうです。

また、この「ビッグバンと次のビッグバンが起きるまでの区切り」について、オリジナル記事で、ペンローズ博士は aeon という単語を何度も使います。これがよくわからないのです。辞書的には「累代」とか出ますが、累代なんて日本語知らないし、記事でも aeon にしています。要するに「時期的区切りではあるけれど、未来永劫のような非常に長い時期の区切り」というような意味だと思います。

それと、ペンローズ氏の持つ宇宙論名 conformal cyclic cosmology の訳ですが、正式な日本語はないようで、ここでは、ほとんど直訳の「共形周期的宇宙論」としています。





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2010年11月25日



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実現不可能と言われた「ボース=アインシュタイン凝縮体」のフォトンをドイツ人科学者たちが作り出すことに成功し、新しい発生源の光が誕生した。


(訳者注) 元記事は科学記事で、分子やフォトンだとかの私個人の理解では内容把握に苦しい部分が多々あって、訳も間違いが多いと思います。それでも、あえてご紹介させていただいた理由は、大きく2つあります。

ひとつは、それが「光」だからです。ここでいう光というのは、自然科学分野での光(目に見える意味での光)には違いないのですが、しかし、「光」という言葉は宗教や人生哲学でも非常に多く使われる言葉です。それだけ人間の価値観に直結している「光」という存在の「まったく新しいもの」が開発されたという意味に何となく感じ入る部分があったためです。

Wikipediaから引用した、光にまつわる様々はこんなものがあるようです。

・『新約聖書』ではイエスにより「私は、世にいる間、世の光である」(ヨハネ福音書 9:5)と語られる。

・またイエスは弟子と群集に対して「あなたたちは世の光である」(地の塩、世の光)と語る。

・ディオニュシオス・アレオパギテースにおいては、父なる神が光源であり、光がイエスであり、イエスは天上界のイデアを明かし、人々の魂を照らすのであり、光による照明が人に認識を与えるのだとされた。

・プラトンの有名な「洞窟の比喩」では、光の源である太陽と最高原理「善のイデア」とを結びつけている。

・プロティノスは「一者」「叡智(ヌース)」「魂」の3原理から世界を説明し、光の比喩で世界の説明を論理化した。

・グノーシス主義では光と闇の二元的対立によって世界を説明した。

・仏教では、光は、仏や菩薩などの智慧や慈悲を象徴するものとされる。



それほど重要な光の、今までは違ったソースのものを人類が作ることに成功したというのは、なんとなく意味があるニュースなのかもなあと思った次第であります。

なお、この光の開発で重要になる「ボース=アインシュタイン凝縮」という概念は私は今回初めて知りました。従って、何のことだかわかりません。コトバンクより抜粋させていただきます。


ボース‐アインシュタイン凝縮

ボース‐アインシュタイン統計に従う粒子系においては、温度を下げるか、あるいは密度を増大させた場合に、すべての粒子が最低エネルギー状態に収容されてしまうことが示される。この状態のことを、ボース‐アインシュタイン凝縮という。この最低エネルギー状態にある粒子は運動エネルギーがゼロとなるので、気体の圧力には関係しなくなる。



・・・・・・情けないほどわからない(悔しい←苦笑)。
というわけで、ボース‐アインシュタイン凝縮のプロセスを理解しないままの訳だということをご承知おき下さい。

もうひとつの理由は、記事にも出て来ますが、この技術が、フォトボルタイクスという光電変換の技術に応用できるのではないかと書かれてあることです。つまり、「光を使ったエネルギー」のことですが、個人的にはこのあたりの技術が、もっとも「純粋なフリーエネルギー」に近い概念なのではないかという感覚はあります。

なお、オリジナル記事でのフォトン( photon )には、光子という日本語もありますが、むしろ馴染みがない感じがしますので、原文通り、フォトンと表記します。



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2010年10月25日



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▲ ヨハネによる福音書 / 3章 13節で、「天国に行ったのはイエスひとりで他は誰も(キリスト教信者も)天国に行かなかった」と明記されています。日本聖書教会(新共同訳)より。



What really happens when you die?
Find out incredible truth of what Bible actually says ... and doesn't say
World Net Daily 2010.10.25

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死んだ時に実際には何が起こる?
聖書に実際に書かれてあること、あるいは書かれていない驚くべき真実

「死ぬと本当はどうなるのだろう」。

これは、年齢と関係なく、誰でも興味のある話題だ。

死の瞬間には、聖書が述べているように、キリスト教の信仰を持つ者だけが、死んだ後も意識を持ち、すぐに天国と呼ばれている場所へ昇天するのだろうか? その天国には、死んでもなお肉体を持つクリスチャンの仲間たちが待っているのだろうか?

聖書にあるこれに対しての答えは、もしかすると、あなたを卒倒させるかもしれない。

これが書かれた部分はもしかすると、聖書全体の中でもっとも喧伝されていない詩節かもしれないが、皮肉なことに聖書の中でもっとも有名な、「ヨハネによる福音書」3章16節のちょうど3節前にある。

そこでイエス・キリストはこう宣言している。「天国に行った者はひとりもいなかった。イエス自身を除いては
衝撃的な引用が下にある。
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2010年10月10日



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US physics professor: 'Global warming is the greatest and most successful pseudoscientific fraud I have seen in my long life'
テレグラフ 2010.10.09

米国の物理学教授:「科学者としての長い人生の中で、地球温暖化ほどの疑似科学的な巨大詐欺は見たことがない」

ハロルド・ルイス氏は、カリフォルニア大学の物理学の名誉教授だ。

ここに彼が辞表とした書いた手紙がある。アメリカ物理学会の理事であるプリンストン大学のカーティス・カラン博士に宛てて書かれたものだ。

気象学者のアンソニー・ワッツ氏はこの手紙についてこう言った。

「この手紙は、科学史の中で極めて重要なものとなるはずで、マルティン・ルターが1517年にヴィッテンベルク城教会の扉に張り出した「95ヶ条の論題」と並べられるほどの意味がある。科学に関係しているすべてのブログの人たちはこの手紙を紹介する意義があるはずだ」。

以下がその手紙の全文となる。


親愛なるカートへ。

私が67年前に初めてアメリカ物理学会に加入した頃は、まだこの会も小さくて穏やかで、そして何より今のようにお金にまみれて腐敗しているということはなかった(これについては半世紀前にドワイト・アイゼンハワーが警告していたが)。当時は、職業として物理学を選択するということは、それはもう貧乏に生きていくことを覚悟することが決まっていた。

それをすべて変えてしまったのが第二次世界大戦だった。
物理学者たちの世俗的な収入が上がったんだよ。

35年前に、私が初めてアメリカ物理学会の議長になった時に原子炉の安全性研究の問題が激しく論じられていた。狂信者たちはいたが、それはあくまで外部の人々で、物理学者たちに過度の圧力がかかる気配はまったくなかった。したがって、我々は、自分たちの信念を持つことや、あるいは状況に対しての正直な評価ができたんだ。

ピーフ・パノフスキー氏とヴィッキー・ヴァイスコプフ氏、そして、ハンス・ベーテ氏という非難を越えたところにそびえ立つ3名の著名な物理学者から成る監視委員会の存在も、それを後押ししてくれたものだった。

私は自分があんな素晴らしい環境の中にいられることが誇りだった。
あの三氏への感謝はまったくどう表現していいのかわからないほどだ。

監視委員会は最終的に、物理学会への報告書の中で、物理学会が独立した組織として仕事が続けるように注意を促した。そのうち、外部と内部の両方からの攻撃にさらされるだろうと予測したのだ。

そして、今・・・。なんと変わってしまったのか。

もうあの巨星たちは地球にはおらず、マネーだけが科学研究のレゾンデートル(存在意義)となってしまった。多くの物理学者たちに、生計を立てる以上の収入をもたらす専門的な仕事が提供されている。

私は自分がアメリカ物理学会の会員だったことに長く誇りを持ち続けた。しかし、じきに、学会の会員であることを恥だと思うようになるだろう。その前に私はアメリカ物理学会から脱退する辞意を君に表名したい。

もちろん、大きな原因は地球温暖化詐欺についてだ。

こいつは文字通り、何兆ものドルを産みだし、数多くの科学者たちを堕落させた。そして、物理学会もその波に飲み込まれてしまった。

物理学者としての長い人生の中で、私はこれほど成功した巨大な疑似科学的な詐欺を見たことがない。ほんの少しでも疑いを持つ人がいるなら、クライメイトゲート(気候研究ユニット・メール流出事件)の文書を読んでみるといい。

あれは事実を暴いたものだ(アンドリュー・モントフォードの本は事実が実によく書かれている)。あれを読めば、科学者だろうが科学者ではなかろうが、誰でもそこに嫌悪を感じるはずだ。

そして、物理学会はこの問題に直面した時に何をしたか?

なんとこの腐敗に協力することを決めて、そして、これを国際基準としたのだ。
それは例えばこのようなことだ。


1. 1年ほど前にわれわれは数人で会員の一部にメールを送った。物理学会は、この問題を無視した上に、当時の学会の代表者はすぐに、この敵対的なメールがどこから来たかの調査を開始した。学会が良かった頃は、重要な問題に対しては議論するように促されたもので、議論が学会の主要な目的とされたが、もはや、それは不要なようだ。昨年、議論は沈黙する方向に位置付けられた。


2. 気候変動に関しての物理学会のひどく偏向した記載内容は、数人の人間によってランチの時に手早くまとめられたことがわかっており、そこには私が長く知っている学会の物理学者たちの才能を代表した意見は含まれてはいないことは明白だ。その顕著な点はその記載で使われている毒づいた単語で、それらは物理学で記述されることはほとんどない単語だ。

我々は、会議でこのことについて再考するように要請した。学会は応じて、秘密の委員会を指定したが、その委員会は地球温暖化の懐疑派とは一切合わず、議論することもせず、完全に気候温暖化に関しての記載を支持した。結局、会議では不確実性があることを認めながらも、オリジナルの記載に包括的な承認を与えた。

まるで、アメリカ物理学会が宇宙の支配者でもあるかのように、その記載は世界中の政府への大げさで愚かなアイディアを含んでいた。これは遊びやゲームではなく、国家の実体に関わる深刻な問題だ。そして、もはや、科学の学会としてのアメリカ物理学会の存在は瀬戸際に立たされている。


3. クライメイトゲート(気候研究ユニット・メール流出事件)がニュースとなり、その関係人物たちの陰謀が世界に示されたが、この詐欺のスケールの大きさはこれまで見たことのないものだった。私にはこのひどさを語る言葉が見つからないほどだ。

地球温暖化という問題はアメリカ物理学会の位置づけにどう影響したか。

何もない。
まったく何もない。
何しろ、これは科学ではないのだ。


4. 私たちの何人かははこの問題の中に科学を持ち込むための努力をした。そして、気候科学グループへの提案に必要な 200を越える署名を集めた。科学の問題に関して、開放された議論を展開することが物理学の伝統において重要だったし、また、国家に対しても有益だと思ったのだ。

そういえば、あなたはその時、私たちにアメリカ物理学会のメンバーの名簿を使うことを拒否したんだったね。だから、サインは集められないと思っていたかもしれない。そして、規定数に見合う署名が集まり、学会の必要条件に見合った。我々は単にこのテーマをオープンにしたいということで、我々の考えを詳しく述べたわけだ。


5. 驚いたことに、あなたがたは学会の規定をまるでコケにして、我々の要求を拒否した。そのかわりに、自分のコントロール下にあるメーリングリストを使って、気候と環境に関心を持つメンバーを世論調査に走らせたわけだ。


6. 今はあなたはさらに別の秘密委員会を作り、我々の嘆願書は無視し続けられている。学会は、最初からこの問題で、気候変動を主張することによるメリットに関しての重大な会話を避けるようにしてきた。

あなたは私が物理学会に対する信頼を失ったことが不思議かな?

他人の動機を推測して議論することは危険だが、ここで私はあなたにひとつの考えを示す必要があるかもしれない。物理学会の首脳部のこの陰謀は、単純な説明ができないほど奇妙だ。物理学者たちが以前ほど頭が良くないというようなことを言う人もいるが、私はそれを問題としたいとは思わない。

結局、問題はお金なのだ。これはアイゼンハワーが正確に半世紀前に警告していたことだ。

クラブのメンバーであることに伴う名声と栄光。南国の島への旅行に何度でも行ける。そして、ここに関わる実に何兆ドルものマネー。もし、この「地球温暖化バブル」が弾けたら、その人たちがどれだけの金額的損失を被るかわからないほどだ。

ペンシルバニア州が気象学者のマイケル・マンの不正を赦免し、そして、 イースト・アングリア大学も気候変化学者フィル・ジョーンズに同じように放免した。(訳者注/2名とも地球温暖化を主張する気候学者)

「風がどちらから吹いてくるかを知るためには気象予報士になる必要はない」という古い言葉がある。私は哲学者ではないので、科学者たちがいかに腐敗の一線を越えていくのかというような心の問題を探求するつもりはないが、しかし、クライメートゲートに関しての文書をよく読むと、地球温暖化がまったく学術的なものではないことは明らかだ。

私はそんな一部になりたくない。

なので、どうかこの辞表を受け取ってほしい。

私はすでにアメリカ物理学会を代表する人間ではなくなった。しかし、今後も友人ではありたいとは思う。

ハルより。



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タグ:地球温暖化



  

2010年09月28日



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(訳者注) 2007年の比較的古いニュースですが、とても感動しましたので、訳しました。わりと長いです。


Thailand's 'Doctor Death' transforms police work
ABC ニュース 2007.12.03

タイの「死のドクター」が警察に変化をもたらす

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・「ドクター・デス」ことタイの法医学者ポーンティップ博士。2004年のスマトラ地震の津波災害では世界で最大の検死活動を行った。


タイの法医学の第一人者であるポーンティップ・ロジャナスナン氏は、30年のキャリアを持ち、その間に10,000体以上の死体を検死した。彼女は、死者たちの魂たちが彼女の守護天使となっていると信じていると語った。

「死者の魂が私を守っているのです」と、ポーンティップ博士は言う。彼女はタイで、「ドクター・デス(死の博士)」として知られている。

深紅の口紅とマルチカラーに染めたヘアスタイルを持つポーンティップ博士は、彼女が死者の魂たちの意志に導かれて、これまで、警察のいじめと死の脅迫に耐え続けてきたという。

今年52歳になるポーンティップ博士は、死者の魂を「彼ら」と呼び、そして、こう言った。

「彼ら死者の魂は、私に2つのことを遂行することを望んでいます。まず最初に、タイの法医学が改善することを望んでいる。そして、第2に彼ら魂は、タイの行方不明者のための研究所を設置することを望んでいます」。

ポーンティップ博士は、通常の何千もの死体の検死に加え、2004年のスマトラ大地震の津波の悲劇の際に大規模な法医学活動を率いた。

また、ポーンティップ博士は、タイでの犯罪捜査に DNA 鑑定を初めて導入した人物だ。彼女は、タイでの男性優位的な犯罪に対しての司法機関を設立した。しかし、この非常にパワフルな職業はこれまで過小評価されてきた。

タイには、検死結果に疑問を呈し、メディアに登場する医者たちの存在があるが、それらの人がタイでの捜査活動に大きな影響を与える。それにより、彼女は、今までいやがらせやイジメ、あるいは、訴訟の対象となってきた。

「警察は、私のことが好きではありません。私のことを悪く言ったりと、いろいろです。多分、彼ら警察は科学捜査が警察のパワーを削ぐと考えていて、そういう対象として私は見られているようです」と、ポーンティップ博士は言う。
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2010年09月23日



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(訳者注)ュース自体は大したことではないと思うのですが、タイトルにしたローマ法王の「なぜ何も存在しないより、何かが存在したほうがいいのか」という問いに個人的に深く考え込んでしまったので、記事にしました。「宇宙の存在は無でもよかったはずだ」という最近の私の疑念を、キリスト教の親分から聞けるというのは何だか意外でした。時代が許せば、一度、ベネディクト16世と吉祥寺で酒でも飲んでみたいです。
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朝鮮日報 2010年09月23日

「科学は人間の存在を説明できていない」と、ローマ法王が神を否定したホーキング氏に正面から反論

世界的な物理学者スティーブン・ホーキング博士が、「神は宇宙を創造しなかった」と主張して論議を呼び起こす中、ローマ法王ベネディクト16世が、「科学は人間の存在を説明できない」として正面から反論した。

Pope_Benedict.jpg


英国のガーディアン紙によると、ベネディクト16世は、現地時間の 9月17日に、ロンドン南西部のストロベリーヒルにあるセントメアリー大学で開かれた、ある宗教会議でこのことを明らかにした。

この日、法王は、「科学は人間の胸の中にあるもっとも根源的な願望を満たすことはできないし、人間の起源と運命を説明することはできず、人間はなぜ存在しているのか、そして、何のために存在するのかということに対しても説明することはできない」として、「そして、なぜ何も存在しないより、何かが存在したほうがいいのかという問いに対する完ぺきな答を与えることはできない」と話した。
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タグ:宇宙と神



  

2010年06月10日



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Chinese farmer fires homemade canon to defend land
中国東方IC 2010年06月07日


土地を守るために自作キャノン砲で当局と戦う中国人農民


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中国人農民が彼の土地を奪取しようとする不動産開発業者と中国当局に宣戦布告した。

湖北省武漢市に住むヤン・ユード(楊友徳)は、中国当局の不当な立ち退き要求に抵抗して、たったひとりの戦いを続けている。

ヤンは自作の武器で武装し、立てこもりを始めた。手押し車とパイプでキャノン砲を組立て、地上げの団体と警察隊に向けてロケット砲を炸裂させていると国営メディアが6月8日に報じた。

ロケット台は100mの距離を移動することができる。

耳をつんざくような衝撃音をと共に爆発したと中国日報は報告じた。負傷者の有無については報じなかった。

地方自治体は彼に、13万元(約100万円)を提供したが、彼は申し出を拒絶した。

最初の地上げ屋と中国当局チームの攻撃は今年2月にあったが、ヤンは勝てなかった。
そして先月5月には、今度は100人の大編成で攻撃してきた。

この100人の集団を撃退することにヤンは成功したのだ。

ヤンは再び中国当局や地上げ屋が来ても戦うという。

武器も日々進化し、今では接近戦でも有利に戦えるガソリン弾の独自の開発にも成功し(下の写真)、木の上から見下ろして、下に向けて発射できるように体制を整えている。

20100607_50308.jpg

ヤンは言う。

「自分の土地を守る用意は完全にできている。私は24時間体制で戦う」
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2010年04月20日



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NASA拍到太阳轨道上有UFO群
奇聞怪事 2010年03月14日

(※) 中国語をネット翻訳で英語にしたものの訳ですので、詳細は違うと思いますが、まあ、大体ということで。


NASA が太陽軌道上の UFO 群を写した

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最近、NASAの衛星写真が捕らえた、太陽軌道上にあるおびただしい数のUFOのような神秘的な物体に関して、ネット上でのUFOに関しての熱い議題のテーマとなっている。このニュースが伝わった途端に、世界中でこの件に関して熱狂的な議論がわき起こった。その真偽に関してや、あるいは、これらの太陽上にある途方もなく大きな物が一体が何なのかが話し合われている。

最近の世界の気候は異常といえ、また、大地震が繰り返し起きているが、ネット上ではそれらの自然現象と、今回の「太陽UFO」との関連を言うネットユーザーもいる。

また、ネットでは、これらのUFOは2012年に地球人を救助してくれるための準備をするために太陽の周辺に集まっているのだ、というようなことを言うネットユーザーもいる。

ただ、多くの人々が同様に疑問を抱くのはこの写真の真偽だ。なぜなら、太陽は毎秒900億トンの水爆に相当するエネルギーを放出しているわけで、その軌道付近の温度は非常に高く、写真のこれらのUFOはその熱に耐えなければいけないし、また、太陽の強い引力に対抗できなければならない。

ネットユーザーたちの諸般の推測に対して、NASAの撮影工事科学者のジョー・ガーマン博士は、騒ぎが起きてすぐに、「これらの、多くの人が UFO と呼んでいるものは、1月18日にデータの記録の際に不調がおき、画像が圧縮されたためにできたものに過ぎない」と語る。

この数千年の間、人類は様々な予言をしてきた。そのうちもっとも注目されているものが、「2012年に世界は滅びる」という終末論だ。

「審判の日の予言」が近づくと、人々は環境のちょっとした異変にも過剰に反応し、そこから終末に関連した様々な出来事を推測し、パニックに陥りやすいとされている。心理学者はこれを「人類最後の日の感情(人類的末日情緒)」と呼ぶ。

最近の自然界の異常を見て、多くの人がこの「人類的末日情緒」に陥っているのだろうと専門家は指摘している。




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タグ:UFO NASA



  

2010年03月12日



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「ボラピューク」?仏大統領のボキャブラリーに記者ら困惑
AFP 2010年03月12日

 フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領が11日、パリ(Paris)で報道陣に語った言葉、「ボラピューク」に、通訳だけでなく仏人記者らも一様に戸惑いを隠せなかった。

 サルコジ大統領は記者会見で、前年12月にデンマークのコペンハーゲン(Copenhagen)で開かれた国連気候変動枠組み条約(UN Framework Convention on Climate Change、UNFCCC)第15回締約国会議(COP15)に言及。各国首脳がまとめた「コペンハーゲン合意(Copenhagen Accord)」について、「ボラピュークのようなもの」と表現した。

「ボラ・・・何だって?」フランス人でさえ聞いたことがない言葉に、記者の中には「ビューク(Buc)行き航空便」を意味する「ボル・ア・ビューク」と言ったのだと解釈した者もいた。ビュークはパリ近郊の小さな街だが、この街に飛行場は存在しない。

 結局、サルコジ大統領のボキャブラリーの選択は正しかっただけでなく、同大統領は実は歴史に深い見識を持ち、「ボラピューク」は敬愛する故シャルル・ドゴール(Charles de Gaulle)大統領へのオマージュでもあることが明らかになった。

「ボラピューク」は19世紀末にドイツのカトリック教司祭、ヨハン・マルティン・シュライヤー(Johann Martin Schleyer)が考案した実際に存在する人工言語だ。シュライヤーは世界の人びとが意思疎通を図る共通語となることを目指して「ボラピューク語」を創造したのだが、エスペラント語などの他の人工言語の台頭によりボラピュークは忘れ去られてしまった。

 フランスではかつて、意味不明や支離滅裂な状況を表すときに「ボラピューク語を話す」との表現が使われていた。1962年に当時のドゴール大統領が記者会見で使ったのを最後に、この表現は公の場から姿を消している。